ジャンプSQ感想:ワールドトリガー
第248話「若村麓郎C」

さてワートリ第248話の感想ですが、今回の話は半崎が麓郎と話してる場面で始まってますね
どうやら寝室でこっそり2人で話しているようですが、「ヒュースの言ってることは気にしなくていい」という風に
半崎としては前回のヒュースの言い分にあまり納得していないようで…
ふむ、そうなのか…俺としては前回のヒュースってめっちゃいいこと言ってると思ったけど…
「オレは自転車に乗れない」って自分の欠点を明かしたり、麓郎に対して「必ず強くなれる」って太鼓判を押したり…
ただ半崎としては、いくらヒュースにそう言われても自分でがんばれというニュアンスなことが引っかかって、
そう助言されてもキツイもんはキツイと考えているようですね…
ふうむ…自分でがんばれという助言はキツイ…もしかして半崎って
自分の中からやる気を絞り出すみたいなことが苦手なんだろうか?
というのも、半崎っていつも事あるごとに「こりゃダルいっすね」「いやーダルいっすね」っていう風に、ダルいダルい言いまくる性格じゃないですか。
それだけダルいって言いまくるってことは、自分でやる気を出すのがすごく苦手で
自分のやる気を前提としたアドバイスをされても、キツイと感じてしまう性格なのかなって思ったんですよね

さらに続けて、「教えるのを引き受けたからには、相手がちゃんと分かるまで教えるのが筋だ」と語る半崎。
ははあ、粘り強く相手に教える態度が必要だってことですね。さっきの一言からしても、
半崎は「自分でなんとかしろ」みたいに言われるのをすごく嫌がるタイプなんですね
確かにそういった半崎の主張にも一理ある気がします。特に新人に対してものを教える時っていうのは
教える側がていねいに粘り強く教えないと身に着かないことがありますからね
というかこういう話っていうのは、少し前にも言及したことがありましたよね

それっていうのがこのシーンです、影浦が犬飼に向かって
「わかるように教えてやれよ」と言っていたシーンですね
犬飼としては麓郎の自主性を重んじており、麓郎が自分で動くことを待っていたわけですが
影浦は半崎と同様に麓郎がわかるまで教える側が面倒を見るべきだと考えていたという…
この時に俺が書いた感想としては、影浦の意見に賛成だってことだったんですよね
特に初心者であれば、誰かに教えてもらわないと何もできないことはよくある、
やり方を知らない状態で自主性を与えられても、どうしていいのか分からず止まってしまうっていう
だから影浦や半崎の言うように、粘り強く教えることは大切なんだって感想を書いていたわけで
なので俺もけっこう共感してる考え方だと思います

しかし、半崎の言うような「わかるまで教えてほしい」という考え方には同意せず
「あとはオレ自身が決めることだ」と覚悟を語る麓郎!
ろ…麓郎がやたらイケメンに!?(えー
この場面の麓郎美形すぎるだろ!いつものような冷や汗が出てないし、自分自身でどうにかするという覚悟を決めた男の顔って感じで
めちゃめちゃイケメンの決めのシーンに見えるんだが…ただこれだけ「自分でどうにかする」って空気をまとってしまった以上は
やっぱり香取隊を抜けることになるんだろうか?葉子と麓郎が離ればなれになる展開は俺としては受け入れがたいですが…
ただこのイケメン顔を見たら葉子も少しはときめいてくれるのでは…?(えー
離れることになったとしても、イケメン顔な麓郎を見て葉子がどんな反応するのか知りたいよな…そういう意味じゃどっちに転んでも楽しみではあるな

そして場面変わって、これはヒュースと日佐人が話している部屋のシーンとなっていますね
話題となっているのはここでもやはり麓郎であり、「麓郎さんあんなこと考えてたんだ…」としみじみ語る日佐人。
それに対し、「不慣れな隊長役で最下位続きだからな、焦りを感じても無理はない」とヒュースは麓郎の焦りも受け入れているようですね
いやほんとヒュースっていいやつだよな…
なんだかんだ言って、麓郎が焦ったり失敗しても受け入れてフォローしてくれるっていうか
半崎はヒュースのきつい物言いに対してちょいと反感を持っていた様子でしたけど
きついことも言うけど優しさも感じるから俺としては許せちゃうんだよな
まさにアメとムチって感じでしょうか。ヒュースはそのバランスがいいから俺としては不快感とかは全然ないですね
「ヒュースは、麓郎さんが臨時隊長に選ばれた理由はなんだと思う?」
「オレには、教官候補の1人として選ばれたように思える。
まず前提としてボーダーは、正隊員に対して訓練生の数が多すぎる。
トリガーの数が足りないのもあるだろうが、全体の8割が戦力としては遊んでいる状態だ」

「現状は、できる人間が自然と上にあがってくるという形で回っているが…
将来的には、C級でつまずいている訓練生をどれだけ正隊員に引き上げられるかが、
組織の大きな課題になることは間違いない」
そして今度は、「麓郎が隊長に選ばれた理由はなんだろう」という話題について話し始めた日佐人たち。
これに対するヒュースの考えは、大勢いるC級隊員を上に引き上げるための教官役なんじゃないかとのことのようで…
ふむ…言われてみれば確かに。ワートリってC級隊員の数は多いけど、C級隊員を鍛えようみたいな場面あんまり見ないですしね
せっかくあれだけ数がいるんだから、C級隊員をうまく鍛えられるような教官役が求められてるってことか
「香取のような直感タイプに教官は難しいし、修も少々特殊すぎる。
麓郎は現時点で未熟な部類だが、未熟ゆえに自分で壁を超える経験を積んでいけたとしたら…
同じように小さなステップを必要としている隊員たちの、力になれるかもしれない」
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そんな教官役として葉子、修、麓郎のパターンをそれぞれ考えてみたヒュースですが、C級を伸ばすのであれば麓郎が一番ふさわしいと…
確かに世間でもよくあることとして、「できる人にはできない人の気持ちが分からない」ってことがよくありますよね
この場面でも葉子が「えっそんなとこでつまずく?マジで?」と言っているように、
下でつまずくことなくスイスイ登っていった人には、なんでできないのかわからなくて良いアドバイスが浮かばなかったりとか
ヘタすると「お前そんなこともできないわけ?」って責めるだけになっちゃうってことになりがちですからね
そうなるとできない奴=使えない奴っていう考えになっちゃって、使えない奴なんてどんどん切り捨てるべきだとかいう思想を持つようになったりな…
なので「人を育てる」という意味では、スイスイ上に行った人には逆に向いてないってことがよくあるし
下で苦労した人の方が、つまずいてることに親身になって粘り強く接してくれることってありますからね
とにかく教官役に大事なのは粘り強さだと思うんですよ
相手がうまくできなくても見捨てないでしっかり面倒を見るっていう。それが教官役に一番大事なことだと思いますね
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そんな中、麓郎チームのやり取りを見ていたA級隊員たちの反応が描かれますが
麓郎にキツイことを言い続けてひたすらマイナス点を入れまくっていた真木理佐。
こいつは教官役に一番向いてない人間だろうな(えー
できない人間の気持ちを理解する気がまったくなくて、ただただダメ出しし続けることしか考えてないっていうか
さっき俺が言ったような「なんでこんなこともできないわけ?」って責めるタイプがまさにこいつって感じがします
もはや麓郎のことを見守る気なんかなくて、見捨てることしか考えてないだろ…
俺的に、ヒュースはきついことも言うけど優しさも感じるから受け入れられると語りましたが
真木理佐はきついだけで優しさなんて感じないから、俺はまったく受け入れられないんだよな
正直、真木理佐の言ってることで「なるほど」と思ったことなんて全然ないわ…冷血で口の悪い不快な女としか感じないんだよな

そんな一方で、風間さんと当真さんも麓郎にマイナス点をつけていましたが
この2人の言ってることは理解できるんですよ
要するに泣きごとを言うのが早いと。まだできることがたくさんある中で、あーだこーだ情けないこと言っても仕方ないと。
これは正直、普段ゲームとかやっててもよく思うことなんだよな…
たとえばゲームに新要素が追加された時とかに、ちょっと触ってみてクリアできないくらい難しかったりすると
「難しすぎだろクリアできるわけないわ。こんなの追加した運営無能すぎ早くアプデして調整しろ」
っていう風に、ひたすら文句を言って運営を叩いて簡単にさせようとするっていう、そんな動きをめちゃめちゃよく見かけるんで…
それを見るたびに俺が思うのは、文句を言うのが早すぎるだろってことなんですよね
自分のやり方しだいでなんとかできる部分がまだまだ残ってるのに、それを試さないで「難しいから無理に決まってる」って
早い段階で見切りをつけて、「こんなものを追加した運営の方がバカ」って他人を叩くことに力を入れてしまうっていうのがな…
あれは本当にツイッターとかで見てて嫌な文化だなと思いますね
そんなわけで、風間さんや当真さんの言ってることはよく分かるんですが
ただ今回のワートリの内容からいって、風間さん達の考え方っていうのは
「できる人間なので、できない人間の気持ちがよくわかってない」って側になるんだろうなとも思いましたね
というのも、風間さん達の言ってることって「自分でがんばれることがもっと色々あるだろ」ってことだから
これってさっき半崎の言っていた「自分でがんばれって言われるのはキツイ」って話につながると思うんですよね

自分でがんばるのがキツイからこそ、他人の助けがほしいっていう考えを持ってる人からしたら
風間さん達の言葉を聞いたとしても、つらいだけで良い刺激にはならないだろうなと…
そういう意味では、現状のA級隊員っていうのはやっぱり
「できる人の集まりなので、できない人の気持ちがわからない」っていう傾向が強い気がしますね
なにしろさっきのヒュースの解説で、できる人が自然と上がってきたのが今のA級隊員たちって言われてたわけだから
できる人が集まっているというのはそりゃ当然で、その分できない人の気持ちには共感しづらくなっているというか…
だからこそ、麓郎のような人材が求められているってことなんでしょうね。
今のA級には、できない人の気持ちに寄り添えるような人材が少ないから、麓郎のような人物にそこをカバーしてほしいと…
上層部が麓郎を臨時隊長に選んだのはそういう理由ってことでしょうかね

そんな中、A級も全員が全員厳しい人ばかりではなく、麓郎応援勢もいると語られることに。
そう聞くとちょっと嬉しいですね。何しろ麓郎応援勢といえばまさにこの俺だからな!(えー
いやマジで、俺はもう相当長いこと麓郎応援勢として感想を描き続けているというか
世間では麓郎ってキツイこと言われてて、周りの足を引っ張ってるだけの無能とか叩かれることすげーよくあるし
上層部に選ばれたのも無能で実験してるだけとか、ヒュースが協力してるのも遠征に行くための駒として使ってるだけとか
もうさんざんな言われようしてるしな…
それだけに、今回嵐山さんが言ってくれたセリフとか嬉しかったんだよね

「ヒュースは若村なら立ち上がれると信じてるんじゃないか?」っていう。
これですよ、俺はずっとこういう気持ちで感想を書いてきたんだよ!
麓郎はまだまだここから伸びる奴だとか、ここで見捨てるにはもったいない奴だとか
麓郎にはまだ先がある、これからもっとやれるようになるってずっと信じてきたというか
ヒュースもきっとそういう気持ちを持ってるんじゃないかって思いながら見てきたわけですよ
それを嵐山さんがこうして口にしてくれたっていうのは、正直めちゃくちゃ嬉しかったですね
なにしろ麓郎のことを信じてる人間ってあんまりいない気がするんで…(えー
俺としても今まで感想を書きながら、あんまり仲間いないなって思ってたしな…
「時枝なら麓郎にどんな助言する?」
「うーん…難しいですけど、うちの親にはゴールじゃなくてベストスコアを目指せってよく言われましたね。
スタート地点からどれだけゴールに近づけたか、自分の意思でどれだけ進めたかを楽しみにしろっていう」
「ベストスコアか…なるほどおもしろいな」
「おれ…最初の大規模侵攻のあと変に無気力になってたみたいで、
叶わないかもしれないからもう何も目指さない
みたいな感じになってほしくなかったんだと思います」

そんな中、幼少期のずいぶんと切ない時期のことについて語る時枝先輩。
以前に異世界からの侵略で町をなにもかも破壊された時、時枝先輩はひどく無気力になってしまって
その無気力さから叶わないかもしれないならもう何も目指さないという人間になってしまうのではと親から心配され、
ゴールを目指すんじゃなく自分のベストスコアを目指すようにと親から言われたんだという…
なるほど…こういう風に、どうせ目指すだけ無駄だから最初から何も目指さない方がマシみたいな無気力感っていうのは
現代のネットでもよく見かけますよね。特に才能の話と絡めてめっちゃ言われる気がする
「才能のない人間はどうせ大したことも成し遂げられないんだから、
何かを目指したって無駄なんだ。結局才能なんだ」
っていう風に、才能がないなら何をしても無駄なんだと最初から諦めてしまうっていう。
俺が思うに、別に大きなことを成し遂げられなくても、自分にとって納得できる人生ならそれでいいっていうか
自分なりによくやったし、結構がんばったなって自分の生き方に納得できればそれで十分だと思うんですよね
そういう意味で、「ゴールじゃなく自分のベストスコアを目指せ」って助言はいいこと言ってると思いますね
世間的に大きなことを成し遂げるのがゴール、世間的に大きくなくても自分なりによくがんばったのがベストスコアって考えると
確かにベストスコアを目指すことを考えた方が、自分なりに色んなことにチャレンジできるし納得のいく人生を送れるだろうなって思いますね

そして最後にひとつ、戦闘シミュのことを考えていた古寺チームについて触れておきたいと思います。
古寺チームは今回、敵チームが使っていた戦術について考えた結果、
「そうかあの戦術はこういうことだったんだ!」と意味に気付いたわけですが、
相手チームよりも気付くのが遅かったというその状況について
「俺はこういう閃きが強い方じゃないので、2日遅れでも気づけたことが嬉しい。
先を行く人たちの足跡を踏めた時、自分も進歩してるって実感できる」
と古寺が語っていたという…
これについてもなるほどと思わされましたね、自分が他人より先を行けなかったとしても
自分が進歩しているならそれだけでも嬉しいっていう。
他人と比べて遅いということを気にするよりも、自分の成長に喜びを見出すっていう
そんな考え方を持ってるっていうことが興味深かったです
総じて今回の話って、他人よりうまくできないって人にも生き方はあるってことを語ってるように思うんですよね
自分でやる気を出すのが苦手な人、無気力で最初から諦めてしまう人、他人よりも進歩が遅い人っていう風に、
世の中にはいろんな「できない人」っていうのがいるわけですけど、
だからって人生そのものが全部ダメで終わるわけじゃないっていうか
たとえ他人よりできなくても、そんな中で満足な生き方だって送れるんだっていう
そんなエピソードをひとつひとつ語るような内容だったように思います
自分の人生に満足するってほんと大事なことだと思うんですよね
そうじゃないと「俺がこうなったのは世の中が悪いんだ」とか「才能がないせいだ。才能がないやつは何をやってもダメなんだ」とか
ひどく後ろ向きで何かのせいにしながら生き続ける人になっちゃいますからね…
最近そういう人よく見かけるし、満足な生き方をする人が少しでも増えてほしいところです。次回に続く!
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