ジャンプ感想:ワールドトリガー 第98話「那須隊B」

さて前回、オサム達の戦いを見ながら原始人どもの戦いと見下していたヒュースですが、
今回はというと、「弱い奴が負ける」という発言をこなみ先輩に思いっきりネタにされてしまい
「で、それだけ?そんなお前以外全員知ってること言われても」と頭をどしどしされていました

こなみ先輩におもちゃにされてるヒュース面白すぎるだろ、異世界のエリートともあろう者が
「こんな原始人にバカにされるなんて…くやしい…」って顔してるのがめっちゃ笑えるんだが

「そっちこそ回りくどいやり方はやめろ、オレから情報を聞き出したいのなら、
 尋問でも拷問でもやってみるがいい」

「拷問なんかする気はないよ。ああいうのはする方もされる方もしんどい。
 それに捕虜は丁重に扱っといた方が、さらわれた隊員を取り戻す時に
 駆け引きがスムーズになるかもしれない」

「でもこいつ、見捨てられて置いてかれたんでしょ?人質交換するほどの価値があるの?」

「いや、腕がよくて頭も切れるから、たぶん向こうでも相当なエリートだろうって迅さんが言ってましたよ」

そんな中、「オレを拷問したいんだろ?おらおらやってみろよ」といきがるヒュースですが、
一同にそんなことをする気はなく、人質交換の材料にとっておくためにも危害は加えない気のようです
そして「向こうでも相当なエリートだった人ですよ」と言われて、得意げなヒュースの顔ときたら!



見てくださいよこの「フフンどうよオレって凄くね?」と言わんばかりの顔を!
さっきからヒュースの様子が面白すぎるだろ、この一言で自分をナメているこなみ先輩に一泡吹かせてやったヒュースですが…

「まあ、嘘ですけど」

「!?」

「いま適当に想像して喋りました」

い、いやあああああああああ!!
なんと今のエリートうんぬんという話は、とりまる先輩が適当にでっち上げた嘘でまったくのデタラメだったことが発覚!
なんてこと言うんすかあんたは!おかげでまんまと騙されてしまったヒュースの様子はこんなんですよ



「そ、そんな…エリートだと思ったのに…」と普通にショックを受けてしまったヒュースがめっちゃ笑えます
すっかり原始人どもにもてあそばれているヒュースの明日はどっちだ
ヒュースは前回と今回だけで、一気にこの漫画トップクラスのネタキャラになったなー

さてそんな中、戦闘中のユーマ達の様子はと言いますと、ガンダム村上・ユーマ・熊谷ちゃんの3人が入り乱れて戦う
大乱闘スマッシュブラザーズ状態になっていました
まさに三つ巴という感じの乱戦となったわけですが、こうなると辛いのは3人の中で実力の劣る熊谷ちゃんであります
このままでは熊谷ちゃんがやられるのは時間の問題…しかし、那須隊はもう1人茜がすぐ近くまで来ているので
ここで茜の援護がうまく刺されば、熊谷ちゃんのピンチを救える可能性も…

『まだ撃っちゃダメだよ茜!2人とも狙撃を警戒してる!』

『でも熊谷先輩が…!』

《日浦隊員まだ撃たない!》

《相手が待ち構えてちゃ撃てないだろ、
 鋼と空閑からしたら早く撃ってきて欲しいくらいだ》

《スナイパーは居所が知れると不利になる、
 チャンスを待って初弾で確実に当てたいところでしょう》

しかし援護にやってきたものの、なかなか手出しできない状況が続いてしまう茜。
なぜならヘタに撃って外した場合、村上とユーマが大喜びで茜を潰しにやってきて、
茜を始末してからじっくりと熊谷ちゃんを料理する…という流れになってしまうからのようです。

確かに敵のスナイパーがいるとユーマ達は好きに動けないから、茜を真っ先に排除したいというのは間違いないですね
それと「チャンスを待って初弾を確実に当てたい」という話ですが…
これスプラトゥーンでスーパーショット愛用してる人はよく分かりますよね
あれも一番当てるチャンスがあるのは初弾なんで、それをいかに確実に当てるかが問われる武器なんだよなぁ

『…来た!!』

ガギイッ!!

「ちっ…!」

《狙われたのは空閑隊員!》

『茜!!』

そしてそれだけ辛抱した甲斐あって、ユーマが晒したわずかな隙に渾身の一撃を叩き込む熊谷ちゃん!
無論これだけでやられるユーマではありませんが、しかし完全には防げずに体勢を崩されてしまいます
これぞまさしく茜が狙撃する絶好のチャンス…そしてとうとう狙いすました一撃を放つことに!

ビッギュウン!!

あたれーーーっ!!!
や、やばいっ!!
はーーーっ!!(ブアッ)
!!
はずされたーーっ!!

もうダメだーーっ!!

(C)鳥山明/集英社

 

しかし大体こんな感じになりました(えー
しっかりユーマに照準を合わせて銃撃した茜でしたが、それを驚異的な反応でかわしてしまうユーマ!
これがドラゴンボールならはね返せ悟飯そいつは味方だーっ!!と反射してぶち当てるところですが
この漫画ではそうはいきません、このチャンスをモノにできなかった茜は、ユーマに居場所がバレたことで一転してピンチに…

(かわされた…!!)

「そこか」



ってユーマこええええええ!!隠れていた茜を見つけたその瞬間、
獲物を見つけた殺し屋のような顔になって茜に向かって急接近するユーマ!
「そこにいたか、今すぐ殺してやるから待ってろ」と言わんばかりです、いやいやこんなん恐すぎるやろ
スプラトゥーンで言うならダイオウイカがスーパージャンプして目の前に飛んできたくらいの恐さですよ、これは茜終わったな…

「茜…!ベイルアウトしろ!茜!」

そんな風にユーマがグングン茜に急接近していく中、茜にベイルアウトして離脱するよう指示する熊谷ちゃん。
これは確かにその通りですね、ヘタにダイオウイカと戦って結局やられるぐらいなら、
ベイルアウトつまりスタート地点に向かってスーパージャンプするというのは大いにアリな選択ですね
撃破されるくらいならスタート地点に戻った方がマシ、これはスプラトゥーンが上手い人ならみんな分かっていることでしょう

ズドドドッ!!



《ベイルアウトしない方を選んだか…》

ああ!?しかしこの状況で茜がやったことは、大量のボムを起爆しての攻撃!
なんということでしょう、茜が選んだのはベイルアウトではなくて、スプラチャージャーのスペシャル技である
ボムラッシュを使って攻撃することでした。いやいやここでボムラッシュかよ!

いやーさすがにここでボムラッシュはないんじゃないでしょうか、正直ダイオウイカを止められるような技じゃないというか
ボムラッシュはもっとこう敵に見られてない時に使うというか、これでは単なる無駄打ちに終わってしまう可能性が…



ドン!!

「…っ!!」

「よし。まずは一人」

ってやっぱりやられとるー!!ああ、茜が使った渾身のボムラッシュもユーマにはまるで通じず、
あっさりとふところに飛び込まれて撃破される結果に!やっぱりあそこでボムラッシュ使ったのはダメですわー
茜の立ち回りはまだまだウデマエBって感じがしますね。これはB級隊員ですわ(えー  次回に続く!


・ワートリの那須隊について、言おうかどうかと思う間に1話挟んじゃってタイミングを逸した感もありますが、
 なんか自分でもモヤモヤが大きくなるばかりなので、思い切ってコメントさせてもらいます。
 大志さんの12/28の感想を読んだ限りだと、那須隊を「女子高生の集団が『思い出を作ることを目的にして』ボーダーに
 集まり、ランク戦を使って遊んでる」というような書き方になっていて、それを荒船や三輪や千佳ちゃんと比較していますが、
 別に那須隊は「思い出を作る目的で結成された部隊」ではないですよね。作中描写を見た限りだとチームで戦えるのは
 B級に上がってからなので、千佳ちゃんがお偉いさんの一言で特別に免除してもらった条件を茜達は自力でクリアして
 那須隊を作り、その後一時はB級8位、荒船と同格の位置まで上がっているわけです。つまり那須隊の面々にもボーダーに
 入った「そもそもの動機」というのがあって、それはもしかしたら三門市を守りたいという機械的な義務感か、
 あるいは内に秘めたネイバーへの復讐心かはわかりませんが、本人達にとっては荒船や千佳ちゃんに負けないくらいの
 重みがあるはずです。そうして一所懸命に戦ってきた部隊から、茜が引っ越しで去ることになった。だからと言って腐らずに、
 立つ鳥跡を濁さず、「これまでより一層」集中して最高の順位を取ろう…というのはおかしな話ではないと思います。
 大志さん的にはもう一つ、「引っ越し」という単語が脱力スイッチでどうの…という理由もあるようですが、
 だったらだったで、荒船ガー千佳チャンハースプラトゥーンヲーなどと言わずに「大志MkU個人の特殊事情により
 アレルギー反応を起こして脳が考えることを止めてしまった」とだけ正直に言った方が、読む方はもちろん書く方にとっても
 スッキリすると思います。

・大志さんは他の隊員のボーダーに入った理由と比べて「那須隊は思い出作りの為に入るとは理由が軽過ぎる」と
 仰ってますが、思い出作りは茜と別れるからであって、入隊の理由とは関係無いでしょう。
 多分彼女達は普通に街を守りたいから入ったのでは?那須さんはトリオン体で体を動かす研究の為に入ったらしいですが。

・那須隊について、何でそんな重い事情を想像したのか不思議です。引っ越し判明の前に志岐がからかってるくらいなのに。

・ネトゲ有っても以前の侵攻作戦みたいに隊員拉致狙われたらもう絶対会えない話せないの可能性が有るんですがそれは…

・那須隊は今回はたまたまランク戦の時期に茜の引越しという事情が重なってしまったために、
 そのチームを組んで臨む最後の戦いとだから気合入ってるという一面がピックアップされただけで、
 皆それぞれ別個に戦う理由やモチベーションはあるはずだと思いますよ。
 知り合いに奥さんが病気で療養できる場所に引っ越さなきゃいけないから退職したって人がいますが、
 やっぱり「この人と一緒に仕事するのはこれで最後だ」って思うと自然とはりきりました。
 別に思い出作りの為に仕事したわけじゃないですけど、物事には節目ってものがあって、相応の形で気合が入るものです。
 那須隊も別にお気楽でボーダーやってるわけじゃないでしょう。ちょっとばかり短慮じゃありませんか?

・茜ちゃんの引っ越しについて、自分は失恋か何かで落ち込んでたのかなあとか思ってたので
 (オペ子が泣いてた事をからかってたのでそんなに重い事情じゃないという推測)、
 むしろ予想より重い事情だったんだなーと思いました
 あと、考えようによっては、失恋とか目の前で人死にが出るというトラウマができたとしても、
 漫画的にはどうせいずれは克服されるだろうから、どうにもならなさで言えば引っ越しの方が上じゃないかなと思いました

もう那須隊の話はいいよ…疲れたわ…(えー
俺は那須隊にあんまりいい感情持ってないし、話したいことももうないから、これ以上那須隊のことで長々と話すのはもう嫌です
俺の意見に納得がいかないなら、もうそれでいいと思います。これで論争を終わらせて、コメントのみなさんさようならと言いたい

俺が言いたいことは要するに、俺から見た那須隊にはなんか引っかかるものがあって
その「引っかかるもの」の正体はこうだって話がしたいだけなんで。
なんでそんな話がしたいかっていうと、それが俺の思ったことで俺の感想だからですよ

俺がこの話を読んで思ったことはなんなのか、それを書くのが俺自身の感想なんだから、それを徹底してやってるだけです
他人が読んでどうだったとかは関係ない、全部俺の視点から見た話なんですよ。
引っ越しって言葉がしょぼく感じたとか、仲良しメンバーと思い出つくりしたいだけに見えたとか、
そういうのは全部俺の視点での話であって、他の人からどう見えたとか関係ないんですよ

自分は自分、他の人は他の人って完全に分けて考えてるから。完全に独立してて感想も別物だと思ってるから。
だから、これだけ他の人から「いいや自分から見た那須隊は違う!!自分はこう思う!!」って力説されても、
「はあ、そうなんですか」以上の気持ちが湧いてこないっていうか、そういう話を持って来られても
「俺には俺の感想があるんで」って思うだけで、その人達の感想に興味もないし口出しする気もないんです。
今まで俺が那須隊について語ったことについても、俺が感じたものはこう、その理由はこうってことを
詳しく話しただけなんで、それに納得がいかないって言われても、俺が感じたままを話してるんだから他にどうしようもないですよ

だから今回色々と寄せられた反対意見については、「この人達は俺と価値観が違うんやな」って思っただけで
この人達をなんとしても説き伏せたいだとか、これ以上論争をしようだとか、そんな気持ちはぜんぜんないですね。
言いたいことがあるとすれば、「そうなんですか、さようなら」ってことぐらいです(えー

最後にひとつ、俺が書きたい感想っていうのは、誰もが納得するような客観的な感想じゃないんですよ
俺が書きたいのは、俺の感情がとことん込められた俺だけの感想なんですよ
そういう意味じゃ俺の独断と偏見にまみれた内容になってるだろうし、そこに文句つけられても
もともと俺は他人に合わせるために書いてないから、不毛な言い争いになるだけで
みんなが納得できるような結論になるはずもないんですよ
だからそういう人とは、話をするより早く距離を取りたいとしか思ってません。
コメントのみなさんさようなら
(えー




ジャンプ感想:ワールドトリガー 第99話「那須隊C」

 

さて前回、ユーマの攻撃によって味方をやられてしまった熊谷ちゃんですが、
今回はというと、こうして味方の援護を失った状態でガンダム村上との苦しい攻防が続いていました
「援護がある」ということだけが熊谷ちゃんの唯一のアドバンテージだったわけですが、
それを失ってしまった以上はもはやどうすることもできません。ガンダム村上にひたすら翻弄されるのみとなってしまいます

ザンッ!!

「くっ…!」

《あ、やばいな。くまの基本スタイルは弧月両手持ち。
 片手持ちになったら村上の剣速には追いつけない》

と、そんな中でとうとう村上の剣を避け切れず、片腕をズバリと切り落とされてしまう熊谷ちゃん!
いやーこれはスターウォーズみたいな展開になってしまいましたね
エピソード2(クローンの攻撃) → アナキンがドゥークーに腕を斬られた
エピソード3(シスの復讐) → メイスがアナキンに腕を斬られた
エピソード5(帝国の逆襲) → ルークがダースベイダーに腕を斬られた
エピソード6(ジェダイの帰還) → ダースベイダーがルークに腕を斬られた

という具合に、ライトセイバー戦で腕を斬られる展開はスターウォーズのお約束ですが、
この4人とも腕を斬られた途端に戦闘不能となってしまったので
腕を斬られるってことは即敗北を意味してるようなもんやな…熊谷ちゃんも終わったんやな…



ドドドドドドド!!

《炸裂弾(メテオラ)!?熊谷隊員メテオラを使用!》

《おお〜》

しかしその時、思わぬ形で反撃に転じた熊谷ちゃん!これは…なるほど腕を斬られたことで、剣主体の戦いではなく
フォース主体の戦いに切り替えたようですね(えー
ダースベイダーもやってましたねえ、エピソード5でルークに向かってガッツンガッツンと物を飛ばす攻撃を。
どうやら熊谷ちゃんもその攻撃をやり始めたようです、暗黒面のパワーはすばらしいぞ!!

《この展開はどうでしょうか、迅さん》

《熊谷隊員いいですね、変化をつけるのは大事です。
 それに何より、不利になっても崩れない気迫がいい》

《確かに、先ほどの日浦隊員もそうでしたが、今日の那須隊の戦いには
 いつもよりさらに気迫がこもっているように感じます!》

そんな熊谷ちゃんの戦いぶりを見て、迅さんもこれには賞賛の言葉を送っております。
暗黒面のパワーはすばらしいぞ(2回言った)
そして那須隊の戦いぶりを見て、「いつもよりさらに気迫がこもっているように感じます!!」と解説にも熱が入りますが…

気迫がこもっている理由は引っ越しなんだよなぁ…(えー
そう思うとこの場面、なんだか変な笑いが出てきてしまいます。
こんなこと言うとまた那須隊ファンの人に怒られそうだけど、俺はそう思っちゃうんだよなぁ

《太刀川さんはどう見ますか?》

《うーん。悪いけど、気持ちの強さは関係ないでしょ》



《勝負を決めるのは戦力、戦術、あとは運だ》

《そうですか…?気持ちが人を強くすることもあると思いますけど…》

《そりゃ多少はな。けどそれだけで戦力差がひっくり返ったりはしない。
 気合でどうこうなるのは実力が相当近い時だけだ。もし気持ちの強さで
 勝ち負けが左右されるってんなら、俺が1位になれるはずがない》

 

とその時、ここで太刀川さんから非常にドライな一言が。
いくら強い気持ちを持ったところで、それで大きな戦力差が覆ることはないとバッサリ否定してますね
というかこの太刀川さんの「気持ちの強さは関係ないでしょ」って一言、確か最近ジャンプでやってた企画の
ワールドトリガーのセリフ人気投票みたいなやつで、1位を取っててびびったんですが
大勢の読者はそんなにこのセリフが印象に残ったんでしょうか?

俺なんかは太刀川さん一番好きなキャラだけど、このセリフは「太刀川さんってドライなんやなー」と思ったぐらいで
別にそこまで響いたわけでもなかったですね。というかワールドトリガーの名セリフって言ったら
「おれのサイドエフェクトがそう言ってる」とか「お前、つまんない嘘つくね」とか「と、思うじゃん?」
あたりが定番だと思うんですが、それを押しのけて「気持ちの強さは関係ないでしょ」が1位ってのはよくわからんなー

《でも展開自体はちょっと面白いな、メテオラで片腕の隙をうまくカバーしてる。
 くまのやつ、思いのほかサマになってるぞ》

がしかし、気持ちの強さだけでは勝てない一方で、今の熊谷ちゃんは戦術的にもなかなかいいセン行ってると語る太刀川さん。
この攻撃的なフォースと剣術とを組み合わせたシスの暗黒卿殺法が大分ハマっているようです
普段の熊谷ちゃんは剣しかまともに使ったことがないようですが、この戦い方がスムーズに出来る理由は…

(射撃トリガーなんて、初めてまともに使うけど…
 玲の戦い方をイメージしたら、うまく体が動く気がする)



ゲエエエエエーー!?お…おいいいいいい!!マジかよなんてこった
熊谷ちゃんがまともに戦えている理由は、ご覧の通り
那須さんとの百合百合パワーによって経験不足をカバーしているからでした
お前百合キャラだったのかよ!!ぐわああああああああああ

はー…こりゃあかん、那須隊はここでも俺にとってのタブーを犯してしまいました
ずっと前から言い続けてることなんですが、俺はとにかく百合キャラが好きじゃないわけで
このシーンを見た時の俺のテンションの落ちようはやばかったですね。「は〜…那須隊マジないわ〜…」って感じで
完全がっかりモードになってしまったという。というかこのへんの話、アニメだとオリジナルエピソードが追加されてて
那須隊の百合百合シーンがたっぷりと増量されていたので
もう俺としては本当に頭を抱えながら見てるって感じでしたね、アニメスタッフはなんてものを追加してくれたんだ…

(村上先輩の間合いを外して叩き込んでやる…!)

「スラスターON」

ボッ!!

「!?」

「付け焼き刃にやられるわけにはいかない」

しかし最後は、そんな熊谷ちゃんの奮戦も「付け焼き刃」と一蹴する形で村上が勝利するのでした
まあ正直、これ以上熊谷ちゃんが百合パワーで粘っていても俺のテンションが落ちていく一方だったと思うので
村上が早めに決めてくれてよかったかもしれない。とにかく那須隊は俺の趣味と真逆のキャラ設定だったなあ



《村上隊員、盤石の強さを見せた!》

《最後まで粘ったいい勝負だったな》

《…》

《勘違いするなよ、俺は気合の乗った熱い勝負は大好物だ。
 けど気持ちの強さで勝負か決まるって言っちまったら、
 じゃあ負けた方の気持ちはしょぼかったのかって話になるだろ》

そして負けてしまった熊谷ちゃんに対し、「いい勝負だった」とねぎらいの言葉を残す太刀川さん。
というのも、勝負に気合を乗せるのはいい代わりに、それが結果を左右すると言ってしまったら
負けた方の気持ちはしょぼいということになってしまうからだと…

負けた方の気持ちはしょぼかったのか…いやちょっと太刀川さん、俺の前でそんなこと言っちゃっていいんですか
俺は今までの感想で「引っ越しって事情はなんかしょぼいなあ…」ってことを
言ってきたわけですが、そんな俺が「負けた方の気持ちはしょぼかったのかって話になるだろ」と聞いてしまったら
「そうだねしょぼいから負けたんだね…」ってことになっちゃうんだが…(えー
なんか俺が喋れば喋るほど那須隊好きの人を怒らせるような気がするな…別にわざと貶めたいわけじゃないんだが

「…意外だな、待ってたのか」



ともかく熊谷ちゃんを撃破した村上でしたが、そんな村上の前に悠然と姿を現したのはユーマでした
村上なんてほっといて向こう岸を目指すのもひとつの手でしたが、ユーマはそれ以上に村上との決着を望んでいたようです
そんなわけで、今度は邪魔者一切なし、完全に1対1のタイマン勝負が開始されることに…次回に続く!


・誰も主観で感想書くのを悪いって言ってるわけじゃないでしょう。今回に限らず、ただ明らかにズレた内容が
 書かれていたから「それっておかしくないかなぁ?」ってコメントが付いただけであって、
 論破しようだとか説き伏せようだとかそいうのじゃないかと……自分なりの理由や感性でキャラの好き嫌いが出るのは
 一向に問題なくとも、変な誤解や勘違いでキャラの扱き下ろされちゃ誰もいい気はしないでしょう。
 大志さん度々間違いや誤解をしてツッコミ受けてるでしょう?

・間違った解釈を指摘されてオマエラもうくんなクズどもって

・オレだけの感想を書きたいってのはいいけど反対意見書かれたからってそこまで邪険にすることなくね?
 てか相手の意見なんてどうでもいいとか思ってんならそもそも取り上げんなよと
 web上に感想上げるからには色々言われるのは当然だし、それがイヤならやめちまえ

・つまり、あんたがそれだけ年を取って、心も頭も狭くなってしまったってことですよ。哀しいね。

・大志さんこんにちは。那須隊の件で、さよならする前に一つだけ聞かせてください。
 もちろん個人サイトですから大志さんがどんな感想を書こうと自由です。
 たとえ話ですが、「この作品は男がスカート履いてるから気持ち悪い」という感想は偏見の塊ですけど、
 そう書くのも自由です。でもそれに対して「いや、このキャラは男のふりしてるけど実は女の子だよ」と
 間違いを指摘するのは感想の否定ではないですよね?大志さんは「那須隊が今回のランク戦にかける気持ち」と
 「他の隊員がボーダーに入った理由」を比べているのでカテゴリーミステイクが生じていて、
 それを指摘されただけだと思います。今回の件、正直私には「自分の間違いを指摘するような、
 無条件でちやほやしてくれない読者はいらない」という癇癪に見えました。
 もしそうなら言ってください、その時はすっぱりさようならするので。

みんなで大志Mk−2に
抗議しようぜ!
そうだそうだ!

またですか。
好きだね抗議が…

(C)ちばあきお/集英社

もうなんだかいよいよ荒らしみたいなコメントで溢れかえるようになりましたね
ただ単に俺を叩きたいみたいな悪口コメントも増えてきたので、いよいよNGにぶっこむ時がきたなと思います
1番目のコメントと2番目のコメントが特にひどいと思う。「大志Mk−2の感想は明らかに間違ってる」って、
正しいとか間違ってるとかそんなの誰が決めんねん。今まで言ったことが全然通じてないし、こういう人と話すのが一番嫌ですね

最後の人だけはまともそうだからちゃんと話したかったけど、それができなくてすいません
とりあえずこの人だけはNG入れないようにしたいと思います
他のコメントに関しては、こういうのって感想を書くのにほんと邪魔やねん
すごく足を引っ張られてる感じがして、もうね、邪魔。感想を書く気が失せるし、余計な時間を取らされるしで、構ってもいいことない。

昨日のソーマの感想でも書いたように、俺は今感想が遅れてることをメチャメチャ気にしてるので、
1話でも多く感想を書きたいんですよ、1話でも早く先に進みたい。
そんな中でこんな風に文句を言われて、足止めを食らってしまうのが本当に嫌だし、日々の更新の邪魔だなあって思います。
こいつら邪魔やねんほんと…もうNG入れまくるわ(えー



ジャンプ感想:ワールドトリガー 第100話「村上鋼A」



さて前回、マップ西側の戦いでは茜と熊谷ちゃんが倒され、ユーマと村上がタイマン勝負を開始したわけですが
今回はというと、マップ東側での戦いがメインで描写されてますね。
ご覧の通り、オサムvs那須さんvs来馬さん&太一といった具合に三つ巴バトルとなっているわけですが

しかし三つ巴バトルと言いつつも、徹底して集中狙いされているのは那須さんでした
ははあこれはあれですね、スマッシュブラザーズで言うところのおきらくリンチってやつですかね(えー
こう、スマブラで4人対戦をする部屋に入ったら、他の3人から集中的に狙われてリンチされてしまうっていう。スマブラ恐いわー

ガガガガガガ!

《隊員の間で鳥籠と呼ばれるバイパーの全方位攻撃!
 来馬隊長、防ぎ切れず削られていく!》

がしかし、そんな3対1のおきらくリンチ状態だというのに、むしろ押しているのは那須さんの方でした
おいおいマジかよ、3人を同時に相手しながらこの弾幕って、この人の射撃性能はどうなっとんねん
これスプラトゥーンで言うならチャージ時間がなくなって常に連続発射できるバレルスピナー
で暴れてるようなもんなんじゃないですかね、もはやチートなレベルで他の3人を圧倒しております

それと千佳ちゃんもまだ生き残ってるわけなんですが、那須さんに見つかったらやばいからって理由で
ひたすらに息を殺して潜伏してるみたいですね。
いやー潜伏は味方の負担でかいからなぁ(スプラトゥーン的な意味で)

千佳ちゃんってシールドとかは張れないんでしょうか?今まで使ったとこ一回も見たことないんですけど
スナイパーはシールドが使えないとかそういうのあったっけ?でも太一なんかはスナイパーだけど今回シールド使ってるしなぁ
というか千佳ちゃんって、トリオン量がケタ違いなんだからシールド使ったら
どんな攻撃だろうと決して壊れない超無敵シールドとか張れそうなもんだけど、なんで使わないのかなぁ

ズドドドバッキイイイイン!!

「うぐうっ!」

「く、来馬先輩!」

「撃ち返すんだ…!撃たれっぱなしになるぞ!」

ああそして、来馬さん達のシールドをやすやすとブチ抜いて痛手を与える那須さん!
2人がかりのシールドでもダメなのか…那須さん1人だけぜんぜんレベルが違いますね



このポイントだけ見れば来馬さんと那須さんはそこまで大差なかったと思うけど
実際に戦ってみたらえらい実力差あるように感じるな

(いま鈴鳴にいなくなられるわけにはいかない…!)

そして来馬さんがやられると困るのはオサムも同じです。これ以上戦力が減ったら那須さん無双を誰も止められませんからね
そんなわけで、なんとしても来馬さん達がやられる前に那須さんを始末しようと
おきらくリンチの状態を維持するのでした。スマブラ恐いわー(えー

《村上隊員の強烈な切り返し!空閑隊員、間一髪で危機を脱した!》

《おお、村上と正面から斬り合って、ワンセットで死ななかった奴は珍しいぞ》

一方でこちらは西側の戦いなわけですが、村上とのタイマンを繰り広げていたユーマはかなりの苦戦を強いられていました
ユーマも様々な村上対策を事前に考えてきたようですが、どれもすんなりかわされてしまって全然通じないようですね
なんとか奮戦してはいるものの、「まだ死んでないのって珍しいね」と言われるぐらい村上有利の展開で
どうにも突破口が見つからないみたいですね

《空閑隊員の攻撃も相当鋭いものでしたが…》

《そうだな、風間さんがたまに使うモールクロー、木虎が最近使う足ブレード、
 あと体ん中で枝分かれさせて、刃が増えたように見せるブランチブレード。
 技の冴えも使いどころもいい感じだが、まだ軽いな。
 それだけじゃ集中した村上には届かない。あいつの剣には、
 今までの強敵との戦いの経験が、全部乗ってるからな》



(考えてた手が全然当たらん…もう知ってる動きってことか…)

そして村上にユーマの攻撃が通じない理由というのがこちら、
今までの強敵との戦いの中で、似たような攻撃をすでに『覚えた』からってことのようですね
なるほど村上が持つアヌビス神の能力ってのは、そういう風なメリットもあったのか…

今までは「寝ないと学習できないなんて使いにくそうな能力やなー」と思ってましたが、
別に今戦ってる相手の技を覚えなくても、以前に戦った相手の技を覚えていれば見切れるってことで
圧倒的に有利な立場で戦えるってことなんですね

つまりこの村上を倒すためには、今までの誰も見せたことのない攻撃が必要になるってことですか
これはなんともハードル高いな…相当なアイデアが必要になりますよ、というかこんな難攻不落な奴を相手に
太刀川さんとか風間さんはどうやって勝ち越してんだよ…意味わかんねえよ…次回に続く!


・那須隊感想に対するコメントすげえwww 感想まとめサイトのコメント欄などで議論するならともかく、
 一個人の感想ブログに長々とコメントするのはマナー違反だと思うんですけどねえ……おつかれさまでした、大志さん。
 実際、那須隊のモチベーションについては、ジャンプ感想まとめサイトでも当時議論になっていましたよ。
 私なんかも那須隊は好きなので軽い気持ちでコメントしてしまいましたが(採用はされませんでしたが)、
 大志さんの感想はいつも楽しく拝見させていただいております。だから、さよならなんて言わないで……!

一個人の感想に長々とコメントするのはマナー違反…そうですねえ、今回の言い争いをやってみて思ったのは
ここが大志Mk−2の個人サイトだってことが、どうにも相手に伝わってないなと思いました。
ここは大志Mk−2の個人サイト、つまりは大志Mk−2の個人的な意見を書くための場所なんですよ

あくまでも個人的なもので、誰にでも当てはまるものじゃない。俺の中ではこうなってるってだけなんだから
他人の意見を持ち出してあーだこーだと論争するような場所じゃないんですよ。そういう俺の個人スペースにズカズカとやってきて
「大志Mk−2の感想は俺の意見と違う!あいつは間違ってる!」
「批判意見を追い出そうとするなんて、大志Mk−2は心が狭すぎる!」
「批判されるのが嫌なら、感想書くのやめちまえ!」
みたいに言われてもね、場違いな連中が何言ってんだって感じですよ。
ここはそういう連中が騒ぐための場所じゃないんですよ。迷惑なだけだからさっさと帰ってくれとしか言いようがない。
いいか?
個人サイトにわざわざクレームを
つけてくるようなヤツは、
無能ゆえにヒマを持て余していて
そのくせ無闇にプライドだけは高く、
嫉妬深いクズのような人間だ。

(C)久部緑郎・河合単/小学館

とりあえずメチャクチャに罵倒しておきました(えー  芹沢サンの罵倒は鬼やなほんと

あと個人サイトって、本来ならコメント機能なんてものはついてないんですよね
今このサイトにあるコメント機能は、俺が後から付け足したものだから、それがないのが普通だったわけで。
俺が書いて、みんなが読んで、それで終わりなんですよ本来の姿は。

他人にゴチャゴチャ言われてどうこうする場所じゃなくて、自分の書きたいものを書いたら終わり。
それがどうも伝わってないみたいなんで、これを期にコメント機能をいったん外そうと思ってます。
本来の個人サイトがどういうものか見せるのが一番早いと思う。コメントなんてものはないのが普通なんですよ
ここはニコニコ動画でもないし、コメント中心のまとめサイトでもないんだから。

・しばらくコメント送信を撤去してはどうでしょうか?2012年くらいの深夜アニメの感想の件を彷彿させるような流れ、
 もしくはあの時以上にコメントの荒れ具合、大志さんのストレスが酷くなる一方ですし

と、ここでコメント送信を撤去したらどうだろうという同じ提案が。奇遇ですねえ、まったく同意見ですよ
それはいいけど、2012年の深夜アニメの件でコメントが荒れたって、なんだったっけそれ…(えー
ごめんちょっと覚えてないです、そんな風にコメントが荒れたことって前にあったっけか

まあともかく、もし今後コメント機能を復活させる時が来たら、名前の入力は必須にしようと思います
そうじゃないと、ほんと好き勝手で無責任なコメントを送ってくる奴がいるんで…
あと最後に、クレームみたいなコメントとは別に、良心的なコメントもいっぱい送られてきたんでそっちも紹介しておきます。

・大志さんの感想が見たくて毎日チェックしてます。いろんな人がいますけど気にせず更新して欲しいです

・大志さん、色々叩かれていますが気にせず突き進んでください!
 たとえ大志さんがどれだけ個人的な感想を書いたとしても、俺が読み続けます!
 これからも頑張ってください!! by ブレイドラ大好き

・ワートリ感想がスプラトゥーン調になってから楽しみ過ぎて困りますよほんと。

・いつも楽しく閲覧させて頂いています。凄いですね!ここ最近の『ワートリ』と『ソーマ』の連続更新!
 ありがとうございます!!大志様の感想文は己の考えを誠実に述べてくださっているので、大変拝見し甲斐があります。
 これからもどうか頑張ってください!!

・ソーマの感想増えてきてうれしい…あとリュシ可愛いです(^p^) by GEN-O

・あくまで「大志さんの感想」なんだから好きにやってほしいです

・那須隊のことについてごたごたしてますが、自分は何よりも大志さんのワートリ感想が読みたいので
 止めずに続けていってくれると嬉しいです。 by プリズ魔

いやー皆さんどうもありがとう。こういうコメントのおかげで更新の気力が湧いてくるんですよ
今こうして毎日更新のペースが続いてるのも、この人達のおかげです。こういうコメントってほんと力になります。
コメント機能切っちゃうとこの人達とも話せなくなるっていうのが寂しいですね
まあ、俺の更新意欲が尽きそうになった時には、またコメント機能復活させます。その時はまたいっぱい褒めてください(えー


ジャンプ感想:ワールドトリガー 第101話「空閑遊真K」



さて前回、村上とのタイマン勝負を繰り広げながら、「何やっても通じんやんけ…」
村上の守りを崩せずにいたユーマでしたが、今回の冒頭もそれは同じようでした
大量のグラスホッパーを周囲に置きまくって、素早く跳ねまわる乱反射(ピンボール)という攻撃を仕掛けてますが
そんな眠っちまいそうなのろい動きでこの村上が倒せるかァーッ!!とあっさり見切られて
またもや攻撃が通じずに苦しい展開が続きます

《2人の対決は橋の上へ!空閑隊員防戦一方!
 橋を渡っての逃げ切りも選択肢にあるか!?》

《空閑がどう動いても、村上は食らいつくぞ》

そんな中、じりじりと追い詰められながら壊れた橋の上へやってきたユーマ。
いっそのこと対岸へ逃げる手もありますが、村上がそれをやすやすと許してくれるとは思えません
そもそもユーマの性格からして、逃げるってことはないと思うんで…となるとやはり、ここで玉砕するしかないのか…とその時!

ドッ!!

「!?」

《グラスホッパーを踏ませた!?》



え!?グラスホッパーを踏ませた!?
え!?なんだって、グラスホッパーを踏んだ千佳ちゃんが可愛い!?え、なんだって!?(えー
いやすいません、グラスホッパーを踏ませたと聞いて、ついついこの千佳ちゃんの場面を連想してしまいました
多分この千佳ちゃんの場面が出てくるのはまだあと12話ぐらい後ですかね、早出しにもほどがあるな…



ともかく今回のグラスホッパーを踏ませた映像はこちらです。
罠のように配置したグラスホッパーを村上に踏ませて、空中へと跳ね飛ばしそのまま攻撃を仕掛けるユーマ!
つまりは空中戦ということですね、しかし橋が壊れているためにこれでは着地することができません
2人は空中で絡み合ったまま、川へとそのまま落ちてしまうことに…

(C)川原正敏/講談社

なんか最近そんな場面見たな…(えー
つまりユーマの狙いはこういうことだったんですか、村上と一緒に川へ落ちてのダブルKO狙いだったと。
そして仮に村上がカナヅチだった場合は自分の判定勝ちと、そういうことだったんですね!?

(一緒に落ちる気か!?)

ドボン!ザボン!

(こいつ…水中戦を…!)

がしかし、ユーマの本当の狙いとは村上がカナヅチなのを期待するのではなく、水中戦でケリをつけるということでした
なるほど水中戦…これはかなり有効ですよ、学習能力の高い村上に勝つには
今まで誰も見せたことがない意外な戦術を仕掛けるしかないわけですが、水中戦はまさにそれだと言えるからです

なぜ水中戦が意外な戦術なのか?それはもちろん
スプラトゥーンでは水に入ったその瞬間に死んじゃうからです(えー
つまり水中戦そのものができないからそれをやろうなんて誰も考えないわけですな、なるほどなるほど
これはスプラトゥーンの常識を覆す画期的な発想ですね!(えー



そんなユーマの画期的な水中戦についていけず、とうとう致命傷を食らわされてしまった村上。この対決はユーマの勝利に終わります
スプラトゥーンの常識にとらわれすぎたな村上よ…これはワールドトリガーであってスプラトゥーンじゃないんだぜ
そんなこともわからないようじゃまだまだだな…(えー  次回に続く!


ジャンプ感想:ワールドトリガー 第102話「那須玲」



《さあ西岸の戦いに決着がついて、東岸の射撃対決も終盤戦!》

(まずは鈴鳴を落として挟み撃ちをなくす…!)

《次は来馬が落ちそうだな》

さて前回、ユーマの水中殺法によって村上が倒され、ついに決着となった西岸の戦いですが
今回はというと、まだ戦闘中の東岸の戦いの描写がメインとなります。どうやらこっちもいよいよ決着をつけるべく、
那須さんがガンガン攻めに転じて、来馬さんを強襲しているようですね

ちなみに来馬さんには、同じチームの別役太一というキャラが援護についていたわけですが、
こいつは前回来馬さんをかばった結果、那須さんの弾幕をドカドカ浴びまくって天に召されました(えー

そのため来馬さんにはもう援護してくれる味方がおらず、しかも足にダメージを抱えているため、
満足に動けずやられるのは時間の問題という…

《足を削られた来馬が、援護なしで
 那須のバイパーをしのぐのはキツイだろうな》

《とっさのことだったとはいえ、機動力の低下した来馬隊長ではなく、
 別役隊員が生き残っていた方が…ということでしょうか?》

《いや、そういうのは関係ない。村上と太一はどういう状況でも来馬をかばうよ。
 鈴鳴第一ってのはそういうチームだ》

とその時、「こんなことなら来馬さんをかばわない方がよかったんじゃ?」と尋ねる三上でしたが、
「いや、どんな状況でもあいつらは来馬をかばうよ」と答える太刀川さん。
みなさんこれがどういうことか分かるでしょうか、「どんな状況でもかばう」っていうことは
「かばわない方がマシ」なんて効率とか戦術だとか、そんなことを考えるような余地が一切ないくらい
とにかく来馬さんの力になりたいって考えて太一たちが動いてるってことですよ



それほどまでにこの来馬さんは仲間から慕われてるってことですな
来馬さんがそうも慕われる理由としては、それはもうこの人がめちゃめちゃ良い人だからですよ
来馬さんの良い人エピソードの最たる例は、やっぱり村上のために雨の中を駆け回ったあの一件ですよね

以前こんな風に村上が泣き濡れて激しく落ち込んでいた時、来馬さんがしたことは
雨の中を駆け回って村上が泣かずに済むような情報を集めてきたり、
自分を責めまくっていた村上を暖かく励ますということをやったわけです

このとき来馬さんが手をさしのべてくれなかったら、今ごろ村上は引退してたかもしれないですよね
なにしろ「俺がいると必ずグループの場が壊れるんです…」って自分をさんざん責めてたぐらいだから、
もう他人と関わることを恐れて、誰ともチームを組まずにボーダーを去るってことも十分考えられたと思います

しかし来馬さんが、「鋼がいてくれて良かったってきっとみんな言うと思うよ」って
村上の居場所はちゃんとあることを教えてくれて、そのおかげで村上はチームに残る決断ができたわけで。つまり村上からしたら、
「今の俺があるのは来馬さんのおかげだ」ってくらい来馬さんに感謝してると思いますよ
だからこそ、来馬さんがピンチの時には絶対に俺が助けてみせるって気持ちで、
例の「どんな状況でも来馬さんをかばう」って話になるんじゃないでしょうか

「終わりだな…このまま1人ずつ落とされて、ナス隊の勝ちだ」

がしかし、そんな来馬さんの戦う姿を見ながら、「あーあの来馬とかいうやつ終わったわー、
あいつぶっとばされてナス隊の勝ちだわー」
とコメントするヒュース。お前なー!!
俺がせっかく来馬さんの人格にじーんときているのになんて空気読めないことを言いやがるんだ(えー



しかも那須さんのことを「ナス」とか言ってるせいで、野菜のナスみたいで面白すぎるだろうが(えー
いやーほんとヒュースは出番があるたびにネタを提供してくれますね、ほんとこの漫画で一番のネタキャラだわ

「そんなのは見てれば分かるのよ、もっと実のあること言いなさいよ」

「…」

「ヒュースならどう戦った?」

「タマコマが他のチームに比べて優れている点は、
 砲撃で戦場の地形を変えられる点だ。
 オレなら西岸のナス隊2人が片付いた時点で、
 上流の堤防を破壊して川の水を抜き水位を下げる。
 そしてチームの合流を優先する。タマコマは白い髪の奴以外、
 メインを張れる動きじゃない。白い髪の奴を中心にして、あくまでチームとして戦う」

って、こなみ先輩に「もっと実のあること言えよ」と言われた途端に黙りこんでしまったヒュースですが、
陽太郎に「ヒュースならどう戦った?」と聞かれた瞬間すごい勢いでペラペラ喋り始めて吹いた



なんやねんヒュースお前、急におしゃべりになったな!陽太郎と話す時だけはこんな風にペラペラ喋るのか!?
参考までに、これまでのヒュースの会話シーンを振り返ってみると

・林藤支部長からの質問
「お前はどう見る?ヒュース」
「こんな原始的な戦いに何を言うことがある?弱い奴が負ける。それだけの話だ」


・こなみ先輩からの質問
「なにかっこつけて当たり前のこと言ってんの?もっと中身のあること言いなさいよ」
「ぐっ…」


・こなみ先輩からの質問(2度目)
「そんなのは見てれば分かるのよ、もっと実のあること言いなさいよ」
「…」


・陽太郎からの質問
「ヒュースならどう戦った?」
「タマコマが他のチームに比べて優れている点は砲撃で遠距離から戦場の地形条件を変えられる点だ。
 オレなら西岸のナス隊2人が片付いた時点で上流の堤防を破壊して川の水を抜き水位を下げる。
 そしてチームの合流を優先する。タマコマは白い髪の奴以外メインを張れる動きじゃない。
 白い髪の奴を中心にしてあくまでチームとして戦う。
 スズナリの合流を許したとしても本来の形に戻すことを考えるべきだった」

やっぱ気のせいじゃなかった!ヒュースお前明らかに陽太郎の時だけペラペラ喋りまくってんな!
他のキャラの時と全然反応が違うじゃねーか!林藤支部長と陽太郎って、2人とも「ヒュースはどう思う?」って同じ質問してるのに
林藤支部長には「こんな原始的な戦いに何を言うことがある」と冷たく言い放ち、
陽太郎には「いいかタマコマが優れている点はこれだ。そしてその能力はこう使うべきだ。さらにこう戦えば勝てたと思う」って
めちゃめちゃ丁寧に解説してんじゃん!こうまで相手によって反応が違うとは!

要するにヒュースは好感度によって話す内容が変化するタイプのキャラだったんですね(えー
そんなヒュースの好感度が一番低いのはダントツでこなみ先輩ってことで間違いなさそうです
こなみ先輩からの質問に対しては、もうまともに喋ってすらいませんからねー
多分ヒュース的には「気安く話しかけてきやがってこの原始人が」くらいのことは思ってそうですね(えー

 

「おっと、どうやら修もその手を使うみたいだぞ」

「なに…?」

ドゴォッ!!ドゴォン!!

《これは…増水した川の水を、住宅地に引き込んだ!?…》

《水攻めか》

とその時、さっきヒュースの言っていた「砲撃で川の堤防を壊す」という作戦を同じように思いついたオサム。
ただしヒュースは「チームを合流させること」を目的として堤防を壊すと言ってましたが、
オサムの場合は「敵の足下を水で浸して動きにくくする」って作戦のようですね

 

要するに、スプラトゥーンでいうところの敵の足下をインクで塗りまくったって状況ですな
いやーこれは那須さん的にはなかなか辛いですよ、安全シューズを履いてこないとまともに動けないからなー(えー

(水で動きが悪くなるのは来馬先輩も同じ…!やることは変わらない!)

ズドドドド!

「…!」

《玉狛第二の冠水の計、手足を削られた来馬隊長にはさらに苦しい状況となった!》

ってああ、この水攻めで一番苦しい状況になっているのは、那須さんではなくて来馬さんの方でした
オ、オサムー!!お前なんでこのタイミングで来馬さんが身動き取れなくなって死ぬような作戦を!
余計に那須さんが無双するだけじゃねーか!もはや完全に棒立ちとなった来馬さんは、
那須さんの弾幕の前になすすべなく致命傷を食らってしまいますが…

ドドドドド!

(人型ネイバーに比べたら…!那須さんなんてかわいいもんだ!!)



しかしそんな那須さんの弾幕の中、最後に一矢を報いるべく意地の追尾弾を発射する来馬さん!
それとこの「人型ネイバーに比べたら、那須さんなんてかわいいもんだ」ってセリフ、
これが何を由来とした言葉か皆さん知っているでしょうか



これってあれなんですよね、那須さんと戦う前に太一がつぶやいていたセリフなんですよね
つまりは那須さんにやられた太一の遺言みたいなもんです(えー
ともかく来馬さんは、あえて太一のセリフを言いながら自分を奮い立たせたってことなんだろうなー

「当たれェェェッ!!」

ボッ!!

「!!」

《那須隊長、初めてまともにダメージを受けた!》

そんな来馬さんの意地の一発は見事に那須さんへ命中し、これまで無傷だった那須さんにも大きなダメージを与える結果に!
片腕を吹っ飛ばして胴体にも命中しているので、意地の一発としては十分な成果だったと言えるでしょう
そして力尽きた来馬さんは、これで完全に戦闘不能となって離脱してしまいます




《すかさず三雲隊長が追撃する!》

(那須先輩のこのダメージなら…!反撃はない!!)

ああっとその時、物陰から様子を見ていたオサムが「げっへっへ死ねやー!!」と那須さんに襲いかかる結果に!
こ、このハイエナがー!!来馬さんがこれだけ頑張ったところで、美味しいとこだけかっさらう気か!
那須さんにダメージ与えたのって全部来馬さんの手柄だからなー。もうちょっとオサムも手を貸していたら印象も違ったものを

「やっぱり素直な動きね、三雲くん」

キュドドドド!!

「!?」



ってああー!!返り討ちにされてもうた!
ボロボロの那須さんを仕留めようとしたオサムですが、完全に動きを読まれてしまって
まんまと迎撃の弾幕を浴びてしまう結果に!ああ…やっぱ美味しいとこだけもらおうとした天罰かな(えー

それと那須さんの「やっぱり素直な動きね」ってセリフ、これはあれですね
初めて那須さんがオサムと交戦したシーンで言っていた「素直な逃げ方…戦い慣れてないのね」って
セリフがあってのものですね



この時からオサムは「動きを読まれてる!」って、自分の動き方を那須さんに読まれていたわけですが、
とうとう最後までそれは変えられなかったってことか…

《ここで試合終了!最終スコア4対3対2、玉狛第二の勝利です!》

ってオサムは那須さんを仕留め損なったものの、来馬さんからのダメージが予想以上に大きかったために
ここで那須さんは戦闘不能となってしまうのでした。つまりユーマと千佳ちゃん以外のメンバーが全滅して
玉狛第二の勝利となったわけです。しかし勝つには勝ったものの、この戦いは
玉狛の課題が浮き彫りとなった内容だったと思いますね
とても手放しで喜べる内容ではないと。ユーマはよくやったんですけどオサムと千佳ちゃんが問題だと俺は思います
そのへんに関しては、次回が解説回なので、そこでじっくり語っていきたいと思います。次回に続く

こないだのワートリの感想で、「来馬さんはチームの仲間達からすごい慕われてる」って話をしたわけですが、
そういう「仲間たちから慕われるタイプのチームリーダー」について、
とあるスポーツの監督が興味深いことを言っていたので、ちょっとご紹介します

「リーダーに相応しいのは、仲間が「この人と一緒に戦いたい」と思えるような人。
 実力があろうとなかろうと、リーダーの資質で一番大事なのは人間性」

これがその監督の言った一言です。ちなみにこの監督がどこの誰かと言いますと
青山学院大学の駅伝監督をやっている原監督という人です。青山学院大学といえば、箱根駅伝で数十年もの間
一度も優勝経験のなかった学校なんですが、それを見事に育て上げて去年と今年で二年連続優勝させたというのが
この原監督なんですよね。それぐらい選手育成の手腕に優れた人だということです

そんな人が語る理想的なチームリーダーが、仲間たちが「この人と一緒がいい」と思えるような人間性の優れた人というのが
興味深いなあと。まさに来馬さんのことを言っているようじゃないですか。実力の方はともかく、仲間から慕われる人間性については
素晴らしいものを持ってるというね。あとオサムなんかもこのタイプに近いと思うんですよ。実力はイマイチですけど
ユーマなんかは「オサムと一緒に戦いたい」と思ってボーダーに入ってきたわけで、
そういう意味じゃ、まさに「この人と一緒に戦いたい」と思われるタイプのリーダーですよね



ちなみにユーマは、リーダーを決める時にも「オサムがリーダーをやるべき」と強く推していました
実力だけで見るなら、オサムよりもユーマの方が遥かに強いわけですが、それでもリーダーになるべきなのはオサムだと。
それは鈴鳴第一も同じですよね、来馬さんよりも村上の方が遥かに強いけど、リーダーは来馬さんがやっているわけで。
このことから、たぶん葦原先生も「リーダーの資質に一番大事なのは、実力よりも人間性」って
原監督と同じことを考えてたんじゃないかなあ

ちなみにもうひとつ、原監督の言うリーダー論で興味深い一言がありまして

「仲間が悩んでつらい思いをしている時、明るく前向きな空気を作れるかどうか。
 それがリーダーにとっての大きな役割」

それがこれです。仲間が落ち込んでいる時に励ましてあげられるということ。
仲間の心をケアするために力を尽くすっていうのも、リーダーの大事な役割だってことですね
それについてはまさに来馬さんが村上に対してやってたことですよね

こんな風に思い悩んで涙をこぼしながら、村上がつらい思いをしている時に、
それをケアしてあげようとあちこち奔走して、温かい言葉で立ち直らせたのは来馬さんだったわけで。
来馬さんがいなかったら村上は、自分を責めたままボーダーを辞めてたかもしれないと考えると
こういう「人間性の優れたリーダー」がいかに必要かってのが分かりますよね。

村上のようなせっかく素質に優れた人材が、こうしてダメになってしまいそうな時、きっちりそれを軌道修正することができるし
そもそも村上は「自分の能力なんて他人の努力を盗んでるだけ」と、自分の力を発揮することも嫌がってましたが
それを立派な能力だと説得したのも来馬さんだから、村上が存分に能力を発揮して活躍できるのは、来馬さんのおかげなんですよね

というわけでやっぱり人間性って大事だよなあ…と思うわけです。
能力だけが高くて性格がクソなリーダーがいたとしても、そういう奴には「あいつ1人でやってりゃいいじゃん」と
周りの人がついてこないし、他人を育てるってこともできないでしょうからね


ジャンプ感想:ワールドトリガー 第103話「玉狛第二F」

《玉狛第二の勝利となったこの試合、改めて振り返ってみていかがでしたか?》



「あ、解説のまとめが始まるよ!」

「おお、迅さんとたちかわさんのか。見よう見よう」

そんなわけで久々のワールドトリガー感想です。前回の話では玉狛・鈴鳴・那須隊の三つ巴の戦いが終わって
玉狛の勝利に終わったんでしたね。ただ俺は、あの話を見て
オサムと千佳ちゃんの欠点が浮き彫りになったと思いました
今回はそれについて詳しく語っていきたいと思います。

あとどうでもいいんですけど、ユーマって誰かのことを呼ぶ時は「オサム」みたいにカタカナか、
「たちかわさん」みたいにひらがなのどっちかで書かれてますが、「迅さん」だけは漢字なんですね。



今初めて気づいたわ…迅さん以外にユーマが漢字で呼んでる人って誰かいたっけか

「個人的に今回のポイントは、那須隊の2人が逃げなかったとこですね。(中略)
 上位陣に追い付くには、失点より得点が大事。
 あの2人は今回は点を取れずに退場しましたが、
 トータルでは悪くない判断だったと思います」

そして今回の話では、太刀川さんと迅さんが長々と前回の振り返り解説を行うわけですが、
俺が一番注目したいポイントはここですね。
「上位陣に追い付くには、失点より得点が大事」っていう、この迅さんのセリフを前提として
俺の考えを語っていきたいと思います。



まず、「失点より得点が大事」っていうのは、これはスプラトゥーン的に言うなら
デスを減らすことより、キルを取る方が大事ってことですよね
デスというのは自分が倒されてしまうこと、キルというのは相手を倒すことを意味してるわけです。

まあ、100%スプラトゥーンの視点だけで言わせてもらえれば、
「は?何よりもまずデスしないことが大事だろ、いくらキル取ってもデスしてる奴は
 前線にいる時間が少ないからちっとも戦況が有利にならないし、
 無理にキル狙いに行くよりも、デスしないで戦線維持する方が大事なんだよなぁ」と言いたいところですが
これはスプラトゥーンじゃなくてワールドトリガーなのでそこは我慢します(えー

というのも、迅さんがキルを大事だと言っているのは、
ランク戦のルールだと敵をキルするごとに得点が入っていくからなんですよね
だから上位勢に追い付きたいなら、キルを稼げるようなチームを作って得点を荒稼ぎしないとダメだと言っているわけです
そこはスプラトゥーンとは違うところですね。あのゲームはいくらキルを取ろうが得点には関係ないので…

さて、そんな中で迅さんは、那須隊の2人は逃げずにキルを取る立ち回りが出来てたから良かったと言っているわけです
それについてはなるほどって感じですね、那須隊は今回は負けてしまったけど、
上に行くために必要なことをちゃんとやっていたってことですから、
たまたま今回結果が出なかったからって嘆く必要はないと。今後もこれを続けていけば、上に行ける可能性はあるってことですよね

こういうのウメハラがよく言ってることなんですよ。長いスパンで勝ち続けて上位に食い込んでいくためには
目先の結果にこだわる必要はない、
勝つために必要な本質を理解して、それをやり続けられるかどうか
ってことなんですよね。
「勝ち続ける意志力」という本を出しているウメハラらしい言葉です。それが今回の那須隊にはあったというわけなんですが

でも玉狛第二にはそれがあったのか?って思うわけなんですよ
これから上を目指していくために、きっちりキルを稼ぐという立ち回り。それがオサム達にできていたのかというと、
できているのはユーマ1人だけで、オサムと千佳ちゃんは全然できていないと思うんですね
それが俺の言っている「2人の欠点が浮き彫りになった」ってことなんですよ。今回たまたまオサム達は勝ちを拾いましたが、
今後も勝ち続けて上位に食い込んでいけるのかというと、それはものすごく厳しいと思ったわけなんですね



ではまずオサムについてなんですけど、オサムは考え方自体は間違ってないんですよ
「ぼくはこっちサイドで点を取る」って言っているように、自分がキルを稼ぐことをひたすら考えて動いていたので
それについては問題ないわけです。そこだけ見ればさっきの那須隊と同じですよね。

でも、那須隊はよくてオサムはダメな理由は何かって言うと、
オサムは決定的なキルのチャンスを何度も掴んだのに、
一度もそれをモノにできなかった
ってことなんですよ。

「あそこまで有利な状況を作ったのに0キルって、さすがにふがいなさすぎんだろ!」ってことですね
もはや完全にお膳立てができていて、あとはキルを取るだけの簡単な作業だったのに、そのチャンスをすべて
逃がしてしまったという。サッカーで言うならごっつぁんゴールを連続で外したようなものです



じゃあその有利な状況が何かって言うと、まずは4対1で那須さんを囲んでいたシーンですね
この画像だと3対1になってますけど、正確には千佳ちゃんが潜伏しているので4対1の状況です。
それほどの超有利な人数差で那須さんを囲んでいるのに倒せない。これはさすがにないなと思いましたね…

人数差があるとどれだけ状況が有利になるかって、
これスプラトゥーンやってる人なら絶対わかると思うんですよ。
スプラトゥーンは4対4で戦うゲームですけど、たまに回線落ちとかで1人いなくなって、4対3になっちゃう時があるんですよね
そう、4対3になる。そうなったらもう3人になった方はまるで勝ち目ないっていうぐらいに
メチャメチャ大きな差がついてしまうんですよね。

たった1人の差が出るだけで、それだけとんでもなく大きな戦力差になってしまうわけで。
ましてや今回なんて4対1ですぜ?もうね、これだけ大きな差があって倒せませんでしたなんて言った日には
スプラトゥーンの場合ニコニコ動画に晒し動画が上がって
「ざっこwwwww」「よわすぎwwwww」って笑いものにされるレベル
ですよ(えー

たとえば那須さんがケタ外れに強いキャラだったら話も違ったんだろうけど…
黒トリガー持ちとか人型ネイバーみたいなね。でも那須さんって、能力を見てみると別に飛び抜けた存在じゃないっていうか
あくまでも「B級の中では強いほう」ってレベルで、A級とかに比べたら劣ってしまうキャラなんですよね



たとえば那須さんが稼いでいる個人ポイント。ここでは8395という数値が出てますが、
A級の人たちは9000以上稼いでる奴らがザラにいるんですよ
具体的には米屋が9825、緑川が9721、村上なんて12042稼いでますからね

つまり、B級上位で8000、A級で9000、トップクラスのキャラで10000以上というラインになるんじゃないかなと思ってます
実際に、B級上位の荒船さんなんかはアタッカー部門で8266、スナイパー部門でも8349稼いでますからね
このことから、8000っていうのはB級上位の適正ラインだと思うんですよ。

別に特別高い数値じゃない。B級上位の中ではこれが普通。それが那須さんの立ち位置だと思うわけです
このポイントの他にも、那須さんの能力を数値化したデータは、最近発売した公式データブックにも載ってるんですよね。
このデータブックでは、ボーダー隊員全員の能力が数値化してあって、誰がどのくらい強いのか一目で分かるようになってるわけですが
那須さんはというとえらい普通の数値になってんですよ。



いやマジで、能力的にそこまで飛び抜けたものがなくて、どのパラメータも普通っていうか
あくまでも那須さんの強さはB級の域を出てないんですよね。
それであそこまで苦戦するっていうのがね…玉狛の先行きは暗いなと思うわけなんですよ。

何しろオサムたちは、A級隊員になって異世界遠征に行くことが目的なわけで
そのためには那須さんよりも強いA級の奴らと渡り合わければいけないわけで
B級の那須さんにあれだけ歯が立たないのに、そんなんで今後どうすんねんと…

まあ、那須さんは例の引越し関連の話があったから、普段よりも気合が入っていたと考えることもできますが、
そのへんはあれなんですよね…いくら気合が入っていようが戦力には関係ないってことを
太刀川さんが思いっきり断言しちゃってるんですよね
「気持ちの強さは関係ないでしょ。勝負を決めるのは戦力、戦術、あとは運だ」ってやつ。

このセリフがあるからもう本当にオサムのフォローが不可能になっちゃったっていうか
「那須さんはあくまでもB級レベル。いくら那須さんが気合を入れたところでそれは変わらない」ってことが証明されちゃって
オサムのふがいなさが浮き彫りになってしまったという…



あとはもうひとつ、オサムがチャンスを潰したシーンっていうとこの那須さんとの決着の場面ですね
このシーンの那須さんって、長期戦が続いた結果もうトリオンが切れてしまっていて、
しかも足下を水で埋め尽くされて機動力を奪われていて、さらに来馬さんからの攻撃で瀕死のダメージを負ってる状態なんですよね

それほどまでにとことん追い詰められてるわけで、オサムからしたら有利この上ないわけなんですが、それでも倒せないっていうね。
さっきの4対1の状況にしてもそうなんですけど、とてつもなく有利な状況を作っているのにそれでも倒せない。
正直ね、俺がスプラトゥーンやっててオサムが味方に来たら切れますよこんなん(えー

「は!?あの三雲とかいう奴なにやられてんの!?
 あれだけ有利な状況でキル取れずに死ぬとか
 マジふざけんなよ使えなさすぎるだろ
 はーもうこの試合後に速攻でこのチーム抜けるわ、三雲マジ戦犯だわー」

ぐらいのことは言ってると思います(えー
なんて言うかな…太刀川さんは試合に勝つのに必要なのは「戦力、戦術、あとは運」って言ってましたよね
そういう意味じゃ、オサムは「戦術」に関してはなかなかのものだと思います。
でも「戦力」って点が致命的に弱すぎるんですよね、そこをどうにかしないと上には行けないだろうなー

さて、ここまでオサムの話をしてきましたが、千佳ちゃんの方はどうかというと
千佳ちゃんはね…これオサムとまったく逆なんですよね、「戦力」って意味では十分なものを持ってるけど
「戦術」って点が致命的にダメなんですよ

今回の千佳ちゃんが何をやってたかというと、ひたすら隠れて敵にやられないようにするってことを第一に動いてたんですよ
とにかく身を隠しながら、橋や堤防を破壊したりして、味方に有利な状況を作ろうとしていたわけですが
敵とは結局1度も交戦しておらず、キルを取ろうって動きをまったくやっていなかったんですよね

それって要するに、迅さんが「これが大事」って言ってたことと完全に逆なんですよ
迅さんは「上に行きたいなら、失点よりも得点を重視することが大事だ」って言ってたわけですが
千佳ちゃんは得点よりも失点のほうを重視してしまっているんですよね
上に行くために必要なことと正反対なことをやってる。この立ち回りは正直ほんとにあかんと思います



今回の千佳ちゃんは、「1度も那須さんの射程に入ってない」と言われたことを誇らしげにしてましたが
正直そこは全然誇るところじゃないと思うんだよね…
まったくキルを取る動きをしてなかったってことだからね…

まあ今回は、悪天候だから長距離狙撃が使えないっていうハンデを千佳ちゃんは背負っていたので
敵に攻撃せずに逃げまわるのも仕方ないっちゃ仕方ないんですが
ただ、それに関しては那須隊の茜が見本になりそうな動きをしていたんですよね

那須隊の茜が何をやったかっていうと、長距離からの狙撃じゃ敵に当たらないから
爆風を目くらましに使って狙撃できる距離まで近づいて、
「この距離なら外さない!!」ってことをやってたわけですよ



「工夫してキルを取りに行こう」というこの動き。茜にはそれがあったからよかったと思う。
結果的に、茜の攻撃はユーマに防がれてしまったわけですが、立ち回りの方向性は間違ってないわけです
ウメハラの言っていた「目先の結果にとらわれる必要はない、勝つための本質を理解して実行し続けるのが大事」ってことが
茜はちゃんと出来ていたわけですね。

でも千佳ちゃんはそれができてないってところがすごく問題なんですよ
狙撃できない暴風雨ステージだから、敵との交戦を徹底的に避けてまったくキルを取りに行かなかったと。
それをやってるようじゃ上には行けないなと俺は思うんですよね



まあ、千佳ちゃんが交戦を避けまくってたのは、自分1人の判断じゃなくてオサムからそう指示を受けたってせいもあるんですけど。
俺は正直この指示はあんまり納得できませんでしたねー、オサムがキルを取りに行くのに千佳ちゃんは隠れてるだけって
2人の行動が噛み合ってない気がする。せっかく2人いるのに結局はオサム1人で那須さんと戦ってたわけだし。

まあ千佳ちゃんは、戦闘に参加しない代わりに橋や堤防を破壊して有利な状況を作るっていう援護はしてたわけですけど。
ただね、これに関して俺の言いたいことは
弱い味方しかいない時、いくら援護だけをやったところで勝てないってことなんですよ

なぜなら、弱い味方はいくら援護しても結局キルを取れずにやられてしまうから。
今回のオサムがまさにそうでしたよね、周囲からの援護を受けて物凄く有利な状況で那須さんと戦ったわけですが、
結局は返り討ちにされてキルを取れずにやられてしまったわけで。



結局そういうことなんですよ。弱い味方はいくら援護をしてもそれを活かせないんで
こういう場合は味方を援護してるだけじゃ勝てないんです。自分がキルを取らなきゃ勝てない。
なんで俺がこんなに自信満々に語ってるかっていうと



スプラトゥーンでわかばシューター使ってS+まで行ったからです
S+というのはスプラトゥーンの最高ランクのこと。わかばシューターというのは味方を援護する能力に特化した武器のことです
つまり俺は、援護用の武器で最高ランクまで行った援護のスペシャリストだってことですよ
実際にわかばシューターの仕事をもう少し詳しく語っていくと、

ピンチな味方の前に割って入って
バリアで守ったりだとか
敵の足下を
ひたすら塗りまくって
動きを封じたりだとか

そんな感じにひたすら味方を援護して有利な状況を作る武器なわけです。
ただしキル能力は低いので、わかばシューターで敵をバンバン倒してキルを稼ぐのは簡単なことではありません
なので、キルは他の味方に任せて自分は援護だけやりたいところなんですが、それだけじゃ勝ち続けることはできないんですよね

味方が強い時は援護だけをやっていても勝てますが、
味方が弱い時はそれだけやってても勝てないんですよ
つまり千佳ちゃんは、味方がユーマのように強ければ援護だけしててもいいけど
オサムのように弱ければ自分がキルを取りに行く動きをしなきゃいけなかったってことです
というか今回、千佳ちゃんがオサムと一緒に動いてれば簡単にキルが取れたと思うんですよね



最後にオサムがやられてしまったこのシーン、那須さんとしてもすでに余力は残っていなかったので
「素直な動きね三雲くん」とかなんとか那須さんが言ってる間に
千佳ちゃんが砲撃で那須さんをコナゴナに吹っ飛ばすって手もあったと思うんですよね(えー

というか本気でそうすべきだったと思う。それって要するにオサムの敗北をカバーするってことだし
チームとして戦うなら、オサムと千佳ちゃんで二段構えの攻撃を仕掛けるっていうのがセオリーだと思うんですよね
今回の戦い方だと、とにかくオサム1人で戦ってて千佳ちゃんはずっと隠れてるという
ちぐはぐな立ち回りをしてるのがすごく気になりました

ずっと隠れてるっていうことはつまり、戦闘に参加してる人数が1人少ないってことなんですよ
スプラトゥーンで言うなら、4対4で戦うはずが4対3で戦ってるようなもんなんですよ
さっき俺が言いましたよね、4対3で戦うということは、3人のほうにまったく勝ち目がなくなるというぐらいに
大きな戦力差がついてしまうと。もし俺がスプラトゥーンやってて千佳ちゃんが味方に来たら切れますよこんなん(えー

「あの雨取とかいう奴なにやってんだ!?
 あいつ全然戦わずに潜伏してばっかじゃねーか
 自分だけ安全なところに隠れて俺らだけ戦わせるとかなめてんな
 たまにメガホンレーザー撃ってるけど全然敵に当たってないじゃねーか
 はーもうこの試合後に速攻でこのチーム抜けるわ、雨取マジ戦犯だわー」

ぐらいのことは言ってると思います(えー

《太刀川さん、迅さん、解説ありがとうございました》

《《ありがとうございました〜》》



そんなわけで、やたら長ったらしい俺の解説もここで終わりです。
太刀川さんと迅さんの解説も終わったわけですが、そんな様子は出水も見守っていたみたいですね
というかなにげに「太刀川さんがちゃんとしててよかった」って
出水が太刀川さんに仲間意識持ってたのが嬉しい(えー

いやーこれまで出水って太刀川さんと別行動取ってばっかりで、
太刀川さんとは全然絡みがないのに他のチームの奴とはやたら仲良くするという描写が多かったので
太刀川さんって出水に相手にされてないかわいそうな子なのかと思ってましたが
ちゃんと仲良くやってるようで安心しました、俺的にこの漫画で一番好きなキャラって太刀川さんなんで
出水くんこれからもウチの太刀川さんのことをお願いしますよ!(えー

「玉狛のスナイパーの子やばいでしょ、黒トリガーレベルですよ」

「白い髪の奴はともかく、大砲とメガネは別に問題にならないな。
 玉狛が生き残れたのは実力じゃない、ただの運だ。
 太刀川の野郎、ぬるい解説しやがって…」



あっとしかし、ここに太刀川さんのことを悪く言う不届き者が1人!
なんやねんお前は太刀川さんの悪口言うとか!ふざけやがってこの野郎、つーかプロフィール見たらお前B級隊員じゃねーか
B級の分際で調子に乗ってんじゃねーぞコラァ!(えー

多分こいつ、「No.1シューター」って書いてあるから個人の強さは出水より上で、それで調子に乗ってるんだろうけど
ちょっと待てよお前、シューターって話をするなら俺のわかばシューターの方が絶対強えからよ…(えー
B級を超えて、A級を超えて、S級を超えて、S+級になったこの俺が格の違いを教えてやっからよぉ!?
かかってこいよB級シューターさんよ!?

「ただの運…すか?」

「砲撃が派手だろうが作戦が渋かろうが、
 実際のところ大砲とメガネは敵を1人も落とせてない。
 どうせ今までの試合も、白い髪の奴だけで点取ってきたんだろ。
 あのメガネは戦術をかじっただけの雑魚だ。
 戦術と戦闘、どっちも行けるやつには勝てない」



しかしその後、「千佳ちゃんとオサムは敵をキルできてないのが問題」
「敵をキルできるのが結局ユーマしかいない」
「オサムは戦術に関してはまあまあだけど、戦闘力に関しては致命的に足りてない」

なんか今日俺が言ったのと似たようなことを喋る二宮。

なんなんだよオイ!お前と意見が似てるって言われてもぜんぜん嬉しくないんだけど!(えー
むしろ俺がお前みたいなB級シューターと一緒だって同類扱いされちゃうだろ!まったくよー勘弁してくれよなー



それとさっき二宮が言ってた「太刀川のぬるい解説」って点も、要するに太刀川さんが
「三雲は戦力差をよくわかってて良い感じに頑張ってた」ってオサムのことを褒めていたのが
ぬるいって言ってんでしょうね。「そんなことよりキルが全然取れてないって欠点を指摘しろや」っていう。
そういう意味では二宮の思考はマジで俺にそっくりだな…これっぽっちも嬉しくねーけど…(えー

「でも雨取ちゃんの火力は侮れないと思うけどな〜」

「いくら威力があっても、やれることは土木工事だけだ。
 今日の試合を見りゃ分かる、あのチビ大砲は…人が撃てない」

そして今度は千佳ちゃんの欠点について語る二宮。今回千佳ちゃんは、まったくキルを取ろうとせずに
消極的すぎる立ち回りをしていたわけですが、その理由としてはそもそも人が撃てないからだそうで…
ふーん……ほー……なんというか、俺が気づかなかったことをこいつが言い出すとめっちゃ腹が立つな(えー

二宮てめーそんなことに気づいたからって調子に乗ってんじゃねーぞ!?おぉ!?俺に勝ったつもりか!?
てめーなんぞよりS+の俺のほうが強えんだからよ…このB級ザコシューターが!!(えー



そして今回のラストシーン、「あれだけ有利な状況で那須さんを倒せなかった」、「結局ぼくは1キルも取れなかった」
自分のふがいなさについて思い悩むオサム。ちゃんと自分で気づいてるじゃないですか
いいですね。そこは気にしちゃってください(えー

要するに自分の欠点が見えてるってことなんだから、今後そこを補うにはどうしたらいいかを詰めていけばいいと思うんですよね
俺もさんざん悩みましたよ、キルが取れないわかばシューターでどうしたらいいんだってことをね
それを考えて工夫するうちにだんだん強くなっていったので、オサムは今そのスタートラインに立ったということじゃないでしょうか
ここからのオサムの成長が見ものですね。ただ、オサムのキル力のなさはかなりの重症なんで、
すぐには結果が出ることはないと思いますが…次回に続く!


・久々のワートリ感想、待ってましたー。「なにが良くてなにがダメか」、美点と欠点がわかりやすいと、
 今後の方向性も見えやすくなりますね(修は少し迷走しますがw)私自身はスプラトゥーンはやっていませんが、
 他のサバゲーを引き合いに出した戦術や立ち回りの解説はとてもわかりやすくて面白いです。
 ていうか大志さんの解説でスプラトゥーンに興味を持って動画を見たりしています。
 本誌ではようやく玉狛第2の基本戦術が確立したところ。あとは千佳ちゃんが自分ひとりでキルできるようになれば、
 もっと強くなれるんですけどねえ。 by 羊肉

・いつも楽しく読ませていただいております。というかスプラとかワートリとか影響受けて始めてました……!
 経験の浅い弱者(修)ができる「知恵と工夫」なんて、キャリア長い人は「できて当然」だと思うんですよね。
 漫画的には結構無視されがちですけど。ワートリはその辺ちゃんとしてるんで、
 出水も太刀川も修の戦術については「新人の割にはやるなあ」という程度の評価だと思います
 それでも勝てた理由はたった一つ、遊真が圧倒的に強かったから、というのは紛れもない事実なんですよね……
 「いや俺ら(上位以上)の基準だと別に凄くも何ともないだろ。空閑が強くて戦術が並で後はゴミ。
 ダダ甘の評価してんじゃねーよ」とバッサリ切って捨てた二宮さんは個人的にはポイント高い by ニド

それとこれは、こないだのワートリ感想についてのコメントなんですが、意外と好意的なコメントが来たのには驚きました。
こないだは結構きつめにオサムと千佳ちゃんのダメなところをズバズバ指摘したので、
もっとコメントが荒れまくるかと思ってましたが、意外とそんなことなくて「ありゃ?」と思いましたね

それと羊肉さんとニドさんの2人とも、俺の感想がきっかけでスプラトゥーンの動画を見たりプレイしたりし始めたようで、
それって良いことだと思いますよ。割とマジでワートリの内容を理解する助けになると思うんで。
俺自身、荒船隊との戦いとか、那須隊との戦いとか、スプラトゥーンをやって初めて試合の流れが理解できるようになったし
そうなる前にこの2試合を見た時は、なんかよく分からんけどオサム達って強いんだなとしか
思ってませんでした。解説の東さんや太刀川さんにも、オサム達はよく誉められてるイメージでしたからねー
だから何も問題なんてないんだろうなって、今とはまったく逆の考え方をしてましたねー



二宮が「太刀川の野郎、ぬるい解説しやがって」とか言い出した時も、
何がどうぬるいのかとか、当時の俺は二宮の言わんとしてることが分かってなくて
多分こいつはただの嫌な奴で、オサム達に難癖つけてるだけなんだろうなとか
そんな風に思ってました。出水なんかもオサム達のことは誉めまくってたわけだし
「太刀川さんも出水もオサム達のこと誉めてるのに、なんでこの二宮って野郎はゴチャゴチャ文句言ってんの?」
って
思ってましたね。オサム達はちゃんと試合にも勝ってるんだし、文句言われる筋合いないじゃんとかそんな風にね…



ただ、それがやっぱりスプラトゥーンをやってみて、あれだけ考えが変わったわけですよ
どういう戦術をもとにオサム達が動いていて、勝つために目指すべきものは何で、オサム達に何が足りないかとか、
そういうものがわかるようになったので、二宮の主張とか、太刀川さんがぬるいって言われた理由とかも理解できるようになって…

そういう意味では、ワートリの感想がこれだけ止まっちゃったのも悪いことばかりじゃないなという気がします
ずっと最速のペースで書いてたら、荒船隊との戦いとか、那須隊との戦いとか、試合の重要なポイントがさっぱり分かってなくて
ちゃらんぽらんなことしか書いてなかったと思うんで、そういう意味じゃプラスな点もあるのかなと。
とはいえさすがに遅れすぎな気がするんで、もうちょっとペース上げて書いていけるといいと思うんですけどね…




ジャンプ感想:ワールドトリガー 第104話「玉狛第二G」

そして今回のワートリですが、前回は二宮がオサム達に辛口の評価をしていたように
今度は菊地原から似たようなことを言われてしまいます
しかも今度はオサムが面と向かって言われてるのがキツイね…菊地原はなんかこう神経を逆なでするような言い方をしてくる奴なんで
これはさすがにオサムもストレスで胃に穴が空きそうな感じです

というかさんざん「クガ1人に頼ってるだけだよね?クガ1人が強いだけじゃ勝てないよね?君らそれでもチームなわけ?」
言われてるわけですが、これに対してオサムがガツンと反論する方法があるとすれば

チームワークなんていらねぇ。
そんなものは足を引っ張るヤツが
出るだけだ。


バトルは
強ぇヤツが
1人いれば
勝てるんだよ。
 

(C)ひのでや参吉/小学館

 

っていうことですかねえー(えー
これはスプラトゥーンの漫画でライダーくんというキャラが残したセリフです。いやあ名言ですなー
ライダーくんはS+の階級に位置するキャラなので、A級の菊地原なんざハナクソみたいなもんですよ
A級ごときがS+級に意見してんじゃねえぞ!?ああ!?(えー

ただ、そうは言ってもあれですよね、菊地原の言ってる内容って「結局キルを取れてるのはユーマだけしかいない。
オサムと千佳ちゃんがもっとキルを取れるようにならないと、この先はとても勝ち続けられない」
という風に
こないだ俺が書いたのと同じことを言ってるんですよね

いやあ…そうか、お前も俺と同じ意見なのか…そうか…ただ俺と同じこと言ってるキャラって、
二宮だとか菊池原だとか性格悪い奴しかいないんですけどそこんとこどうにかなりませんか!?(えー
俺こいつらと仲間になりたくないんですけど!どうせなら来馬さんみたいなめっちゃ性格いい人の仲間がいいんですけど!

寄るなっ!性格悪い奴らは俺の方に寄るなっ!いや〜…ただ、今になってふと思うことは、
以前俺が那須隊のこと散々叩いたことあったじゃないですか。あの時は引っ越しのことで長々とゴチャゴチャ語ったわけですけど
あの時俺が言いたかったことをね、一言に縮めるとどうなるかっていうと

那須隊の野郎…

ぬるい引っ越し
しやがって…
 

と、こうなるわけなんですよ(えー
あかんやん!結局二宮と同じようなことばっか考えてるわ!
というか二宮にしろ菊地原にしろ、こいつらイケメンだから性格悪くても許されてるようなもんで
イケメンじゃない奴が性格悪かったら、それってただのクズにしかならないと思うんですが…(えー

あかんやん…なんか自分に自信がなくなってきたわ…くそ、二宮と菊地原が俺と似たようなことばっか言うせいでこんなことに!
全部お前らが悪いんだよー!くそがー!お前ら一体俺の地位をどこまで落とせば気が済むんだ!
お前らだけはブチのめさないと気が済まねぇ!俺のわかばシューターでバラバラにしてやるぜ!!(えー
次回に続く!


ジャンプ感想:ワールドトリガー 第105話「アフトクラトルC」



さて今回のワートリですが、今回の話はこんな虫みたいな姿になって生き延びていたエネドラさんから
色々と異世界の話を聞く内容になっております。エネドラといえば、この間の大規模侵攻の時に死んだ敵キャラなわけですが
それがなんで生きていたのかというと、まあ簡単に言えば
ジオングを撃墜したら頭だけになって生きてたとか、そんな感じに考えてもらえればいいかな(えー

「この間の侵攻の目的はなんだ?なぜトリオン能力の高い人間を集めようとする?」

「そりゃアフトクラトルの”神”がもうすぐ死ぬからさ」

「神…?」

「アフトクラトルの星はトリガーを使って作ってある。
 マザートリガーとかクイーントリガーとか呼ばれる、クソでかいトリガーでだ」

「星そのものがトリガー…!?」

「そのクソでかいトリガーに生贄として放り込まれて、死ぬまで星のお守りをするのが”神”だ。
 トリガーと同化して何百年も、寿命が切れるまで星の面倒を見て生きるのさ」



そしてエネドラの話によって明らかとなったのが、アフトクラトルの連中がボーダー隊員をさらおうとする理由ですね。
アフトクラトルの世界は、”神”と呼ばれるトリオン能力の高い生贄によって支えられており、
今はその神の寿命が尽きそうになっていると…だからあんなに千佳ちゃんを執拗にさらおうとしたわけか。
トリオン能力の高い生贄ってことなら、千佳ちゃんはまさにうってつけですからね

というかこうなると千佳ちゃんのヒロイン度がますます上がることになるよな…
なにしろ、今後もアフトクラトルの連中は死にものぐるいで千佳ちゃんを狙ってくるだろうから、
そうなるとオサムが「千佳はぼくが守る!!」って奮闘する場面も増えそうな気がするので。

それともうひとつ、今回言われてるアフトクラトルの神っていうのは、Gガンダムで言うところの
デビルガンダムの生体コアにそっくりですよね

そう、Gガンダムもまさにこういう展開があったわけです、ヒロインが攫われて敵の生贄にされてしまうという展開がね。
これを救い出すというのがGガンダム終盤のストーリーだったわけで、ワートリもこれと同じように
いったん生贄にされた千佳ちゃんをオサムが救い出すって話になる可能性がありますよね。
もしそうなったら、生贄状態になった千佳ちゃんにオサムが何をすべきかっていうと

「千佳、聞こえるか千佳!」

「…」

「返事はしなくてもいい…ただ聞いていてくれればいい…
 なあ、覚えてるか?ボーダー本部に入ったぼく達は、
 何も分からないままランク戦に放り出されて、無我夢中で戦った…
 終わってみれば、確かにぼくはA級隊員になれた…
 でもそれは全て、お前がいつも一緒にいてくれたおかげなんだ…!
 そうだよ…お前とぼくとで戦ってきた勝利なんだ…
 だからこれからも、一緒じゃなくちゃ意味がなくなるんだ!!」

「…」

「なあ千佳、ぼくは言ったよな?A級隊員になったら
 お前に聞いて欲しいことがあるって。ぼくは不器用な男だ…
 だからこんな風にしか言えない…千佳…ぼくは…お前が…お前が…!」

「…!」

「お前が好きだ!!お前が欲しい!!千佳ああああああ!!」

と、こう言わなくてはいけないわけですね(えー
いやこれは言わなきゃダメですわー、Gガンダム的な意味ではこれを言わなきゃ絶対ダメですわー
こうなると千佳ちゃんのヒロイン株はまさに爆上がり、ワートリのヒロインは千佳ちゃん以外いないということになるわけですね



となるとやっぱり次のヒロイン集合企画も千佳ちゃんで決まりやな(えー
完全に千佳ちゃんがワートリのヒロインなんやな…木虎の出る幕はないんやな…おお可哀想なことよ

 
 

そうなると、自分がヒロイン企画に呼ばれた姿を見ながら
ジャンプを5冊買いしてニヤニヤする木虎の姿も拝めないんやな…(えー
強く生きろよ木虎…というかユーマの言ってる「あれ?なんでチカじゃないの?」ってセリフが
今となってはその通りすぎるから!やめろユーマ!本当のこと言ったらあかん!(えー

「なんにせよ、まともな情報が手に入りそうでよかったな。
 思ったより早く、アフトクラトル遠征のメドが立つかもしれん」



さてともかく、エネドラからは異世界の有用な情報が引き出せそうだということで、
その情報をもとに遠征計画を立てれば、遠征部隊が早くに決まるかもしれないとのことになってきました
これがどういうことかというと、遠征部隊に入りたいオサム達としては、
早くA級隊員に上がらないと選んでもらえないということなわけで…

何しろA級隊員にならないと、遠征部隊のメンバーには選ばれないわけですからね。
もはや時間的な猶予はないので、オサム達はこれ以上B級でモタモタしていられないってことになってきました
こうなると、戦闘に関して課題のあるオサムや千佳ちゃんがかなり辛いことになる気がしますが…

「こりゃ次の試合も、がっつり点取らにゃならんな(すたすた)」

「…」

「エースはああ言ってるけど、勝算はあるの?」

「…わかってます…空閑1人に頼って勝っていけるほど、B級は甘くないって…
 足を引っ張ってるぼく自身が、もっと強くならないと…」

「強くなる?どうやって?」

「それは、もっと訓練して…」

「追いつける気でいるんだ?傲慢だね」



って菊地原のヤローまたこんな腹立つこと言ってきやがって!
いちいちグサグサくるんだよお前の言い方は!いい加減にしろっつーの、前回オサムにさんざん嫌味言ったばかりだろ!
会うたびにこんなんばっか言われてたら、ストレスでオサムの胃に穴がいくつ空いても足りませんわ

というか菊地原を見ていると、何かを思い出すなあと思ったら口うるさい小姑だわ…(えー
若奥さんのオサムに向かって、常に嫌味と小言を連発している小姑の菊地原。
いやもう勘弁してくださいよ、こんなんされたら若奥さんは旦那に泣きつくしかありませんわ
そしてこの場合は、旦那っていうと風間さんになるのかな…(えー



「三雲くんって菊地原と仲いいの?」

「ん?さあ、どうだろ」

(菊地原が風間隊以外で1対1で話してるとこ、久しぶりに見たな)

ってええ!?ちょっと待ってください、時枝先輩のこの一言によれば
菊地原は仲の良い相手じゃないと1対1で話さないってことなんですが、つまり菊地原は
あれでオサムと仲良く話してるつもりだったんか!?(えー
嘘だろオイ!?どういう奴やねん!?完全に腹立つ小姑だったじゃねーか!あれでもフレンドリーな方なのかよ…
まったく頭が痛い奴ですね。仮に俺がオサムの立場だったら、菊地原にさっきの話を聞かされたら

「ああウゼー」
(C)しげの秀一/講談社

としか思わないだろうな(えー  あんなんウザイって以外に何を感じろと…

「おかえり〜、修くんにお客さんが来てるよ、応接室で待ってる」

「ぼくにですか?」

ともかくそんな菊地原との疲れるやり取りも終わって、自宅とも言える玉狛支部に帰ってきたオサムですが…
しかし帰ってきて早々、「お客さんが待ってるよ」と言われて応対をするハメになってしまいます。
なんとも気が休まるヒマがありませんな、こうなると穏やかな感じの癒し系なお客さんであることを祈るしか…



ドッギャーーン!!
て…てめえは…てめえはあああああ!!客ってのはてめえか二宮あああああああ!!
なんなんだこれは!やなやつ(菊地原)と会ってうんざりしながら帰ってきたら、やなやつパート2(二宮)がお出迎えって!
どんな鬼畜コンボだよ!罰ゲームかよこれは、オサムに逃げ場はねーのかよ!(えー

オサムにはご愁傷様としか…まるで三雲修は二度死ぬと言わんばかりの展開ですね
それにしても二宮の奴め、初対面の他人の家のような場所に上がり込んでおきながら、まず最初に言うことが
「突っ立ってないで座れよ」って何様だてめーは!挨拶がなってねーんだよ挨拶が!!(えー

「はじめましてお邪魔してます」って言い直せこのトンチキめ!まったくこのくらいの礼儀作法もなってないとは
どんな教育を受けてきたのやら。挨拶の大事さってもんが分かってませんね、なにしろ世の中には
「お疲れ様です」と「ご苦労様です」の使い方を間違えただけでブチ切れる相手
大勢いるくらいだしな(えー  そんな相手に二宮のこんな挨拶をした日には打ち首もんですよ打ち首。
まったく礼儀知らずな奴ですねー、こんな奴の姿を見てしまったら我らの二宮さんがなんて言うかっていうと

二宮の野郎…

ぬるい挨拶
しやがって…
 

って辛口コメントしてるところですよ(えー
おいおい我らの二宮さんがお怒りじゃねーか二宮よぉ!このクズが!
二宮さんを満足させられるくらいの礼儀作法を勉強してから出直してこいや!次回に続く!


ジャンプ感想:ワールドトリガー 第106話「二宮匡貴」



「この女に見覚えは?」

「いえ…知らない人です」

「ぼくも覚えがありません」

「本当だろうな。よく見て思い出せよ」

さて前回、いきなりオサムのことを訪ねに玉狛支部へとやってきた二宮ですが、なんのためにやって来たのかと思えば
1枚の写真に写っている女性についての情報を欲しがっているようで…それにしても二宮のやつ、初対面のオサム達に向かって
「本当だろうな。よく見て思い出せよ」とかなんつー言い方ですか、つくづく礼儀のなってない奴ですね
そこは「教えてくださいお願いします」って言うとこだろ!どんだけ横柄なんだお前ってやつは!

「この人は誰なんですか?」

「重要規律違反の容疑者だ。トリガーを民間人に横流しして、
 そのままそいつらと一緒に行方をくらました。民間人にトリガーを流すのは、
 記憶封印措置も必要になる最高レベルの違反行為だ。
 本部も即座に追手を出したが、そいつらはすでに消えた後だった。
 ゲートを抜けて”向こう側”へ行ったと本部は結論づけている」

そしてこの写真の人物について調べている理由ですが、二宮いわく、この女はボーダー隊員でありながら
重大な規律違反を犯した上に異世界へと旅立ったというとんでもないことをやらかしたそうですね
それで二宮があちこち出向いて、聴きこみ調査を行っているという…なんだか警察官みたいなことやってんなお前

「どうして二宮さんがこの件を…?」

「この女は、二宮隊スナイパー鳩原未来。当時の俺の部下だ」



さらにこの写真の女は、単に違反をやらかしたボーダー隊員というだけではなく、
二宮にとっては同じチームを組んでいた仲間だったとのことです
へー、それでわざわざ二宮が独自に動いて、この事件の真相を追ってるってわけですか

それと二宮いわく、鳩原未来はこんな大それた犯罪計画を企てるような女ではなかったようで、
誰かにそそのかされてこうなった可能性が高いと考えているみたいですね。つまり二宮の目的は、
この事件の真の黒幕が誰なのかを突き止めるってことのようで…

ふーむ、なんだか話の内容がコナンとか金田一っぽくなってきたな(えー
コナンだったら事件の裏に黒の組織が関わっててうんぬんかんぬんとかなりそうな感じだし、
金田一だったら「必ず俺が真相を暴いてみせる…ジッチャンの名にかけて!!」って
言い出しそうなシーンですよね。ともかくここからは色々と証拠集めを行って、黒幕が誰なのか徐々に明らかになる展開に…

「それは兄だと思います」

「!?」

「兄にならそういうことができます」



ってええええええ!?いきなり黒幕ゲロっとるううううう!?
は、早いよ!早すぎるよ千佳ちゃん!なんでそんないきなり「黒幕は私の兄です」とか名指して言ってんですか!
推理モノでは考えられない超ハイスピード展開ですね、コナンなんてすべての黒幕は”あの方”だとか言い始めてから
もうかれこれ10数年は”あの方”が誰なのか分かってないというのに…(えー

「…ぼくも、麟児さん(千佳の兄)から少しだけその計画を聞きました。
 麟児さんはボーダーのトリガーを持ってて、
 協力者と一緒にゲートの向こうへ行くって…」

「なるほどな…」

「けど、そそのかしたっていうのは違うと思います、
 麟児さんは”協力者たちと取引をした”って言ってました。
 つまりその…鳩原さんにも何か目的があって、
 利害が一致したから手を組んだんじゃないでしょうか」

って、千佳ちゃんの兄が事件に絡んでいるということは、オサムとしても同じことを考えていたようですね
ただ、関わっているとは言っても、すべての元凶とか真の黒幕とかそういうのとは少し違うようです
どうやら千佳ちゃんの兄も鳩原未来も、「異世界に行ってやりたい何か」があり、
その目的を果たすために、お互いが手を組んで異世界に向かったのではないかと…

「…情報感謝する。邪魔したな」



「…待ってください!その…鳩原さんや他の協力者についての調査は、
 どこまで進んでるんですか!?」

「お前たちに話しても仕方がない」

「ぼくたちは…麟児さんを探すことを目的にして、遠征部隊を目指してます!
 麟児さんに繋がる情報は少しでも欲しい!」

「それを聞いてどうする?使い道のない情報を手に入れてどうする気だ」

そんな中、オサム達からの情報はもう十分とみて、帰り支度を始めた二宮でしたが…
しかし今度はオサム達の方から聞きたいことが山ほどあり、二宮への質問をぶつけますが
二宮それに答えるつもりが全然ないようです。おいおいちょっと待てやお前!

二宮お前ギブアンドテイクって言葉を知らんのかい!(えー
自分だけ一方的に情報もらってハイさよならってそりゃないやろ!自分もちゃんと相手への対価を支払ってから帰れや!
それと「情報を聞いてどうする?」って、情報の使い道がなければ教えたくないと二宮は言ってますが
実はついさっき、二宮も同じような質問をされてるんですよね。ユーマから「情報を聞いてどうするつもりなの?」って感じの
質問があったわけで。それについて二宮はどう答えたかっていうと



「別にどうもしない」って答えてるわけです。
そう、二宮は黒幕の情報を得ても、別に何か行動を起こしたいわけではなくて、
黒幕が分かっても別にどうもしないと言ってるんですよね。
「誰なのかただ知りたいだけ」と言ってたし、それを知ったところで何かする気はないと語っているわけです

つまり、二宮自身が集めた情報の使い道なんてなんもない状態なわけなんですけど、
それでもオサム達から色々と情報を持っていっちゃったという…
だったらお前も同じように情報教えろよって思うわけですよ
情報の使い道がないのなんてお前も一緒じゃんと、なんでオサム達にだけ使い道がないとダメだとか言っとんねんと。
とにかくオサムが二宮に今一番言わなきゃいけないことは

「それを聞いてどうする?使い道のない情報を手に入れてどうする気だ」

「別にどうもしない」

ってことだと思うんですよ(えー
だって二宮自身が、さっきそう言ってオサム達から情報をさんざん聞き出したんだから。
「別にどうもしないけど情報だけはよこせ」って言えば、なに聞いてもいいってことを二宮が自分で示したんだから。

それでもまだ嫌だと二宮がゴネるようなら、それはもう
二宮に記憶封印措置も必要になる最高レベルの違反行為だと思うんですよ(えー
自分だけ一方的に情報を奪っていくなんて、そんなの詐欺師じゃんと。それならさっきオサムが教えた情報もここに置いて行けと。
二宮の頭の中から、オサムが教えた情報を消さないと不平等なんですよ。だったら二宮の記憶を封印するしか方法がないので
記憶封印措置が必要なんですわ…二宮のやつ最高レベルの違反行為ですわ(えー

「お前たちのレベルで遠征部隊に選ばれることはない。
 もし本気で雨取麟児を探したいなら、
 こいつをどこか別のA級チームに入れるんだな」



しかし、オサム達がなんと言おうと
「お前らじゃ遠征部隊になれないし、情報教えても意味ない」という態度を崩さない二宮。
まったくこいつは…おい誰かこいつに記憶封印措置をやっちまってくれよ!記憶封印措置をよぉ!(えー
ともかくオサム達は、二宮にこれ以上の追求をすることができず、
「遠征部隊になってからじゃないと、まともに話をしてもらえない」ということだけを
実感することになってしまったという…

プルルルル プルルルル

「どうした?修」



そして二宮が帰ったその後、とりまる先輩に電話して「自分をもっと本格的に強くしてくれ」と懇願するオサム。
ふむ…確かに今のオサムの状況を考えたら、こう言いたくもなりますよね。
なぜなら前回は菊地原と”遠征部隊が決まるまでにもうほとんど時間はない”という話をして
今回は二宮と”今のオサム達の実力では遠征部隊になれない”という話をしたので、
ここからオサムが遠征部隊に滑り込むためには、短期間で急激に強くなるしか方法がないってわけですね
だからとりまる先輩にこうして特訓を頼んでいると…

「なんだ、基礎練は飽きたか?」

「いえ、そういうわけじゃないんですが…」

「何も俺は、意地悪で基礎練だけやらせてるわけじゃないぞ。まだその段階じゃないってだけだ。
 もっと実戦的な手も教えられなくはないが…俺の経験から言って、そういうのを覚えたてのシューターは
 落とされやすくなる。覚えた技を当てたくて、慎重さと柔軟さを失うからだ」

とりまる先輩は、そんなオサムの事情はわかっていないようですが、
「付け焼き刃の技を覚えたてのシューターは、その技を当てることばかり考えて落とされやすくなる」と言って
オサムにハイレベルな技を教えるにはまだ早いと思っているようですね

いやこのとりまる先輩の言ってることはすげーよく分かりますよ。まったくその通りだと思います
例えばこれって、格ゲーやってる人なんかは実感しやすいんじゃないかな
格ゲーで新しいコンボを覚えたばっかりの時とか、まさにこんな風になりますよね

そう、新しいコンボを覚えたての時っていうのはとにかくそれを当てたくなるんですよ
ひたすらコンボを当てることばっかり考えてしまって、立ち回りがすごく雑になったり、何を狙ってるのかミエミエの動きになったり…
そのせいで逆に勝ちから遠ざかってしまうっていうね

以前、ウメハラの言葉で「試合に勝ち続けるには、勝つために必要な本質を理解してやり続けること」って一言を
紹介しましたが、コンボを当てることばっか考えてる時っていうのは
その本質がまったく見えてない状態になってしまうわけです

なぜならそういう時って「勝つためにはどうしたらいいか」ってことを考えるんじゃなくて
「コンボを当てるためにはどうしたらいいか」てことばかり考えちゃうから。
勝つために有効な手があったとしても、それに気づかずにひたすらコンボばかり狙いに行ってしまうから。
だから結局、勝つための判断力が鈍るんですよね。そういうコンボを覚えたばかりの時期っていうのは。

とりまる先輩はそのことをよく分かってますね。だから今は付け焼き刃な技を覚えるよりも
基礎力をじっくり上げることのほうが大事だと。俺もまったくその通りだと思います

「…それは…その通りなんですが…」

そこについてはオサムも実感しているわけですが、とはいえオサムには時間がないというのが
頭の痛い問題ですよね。とりまる先輩の教え方がすごくいい方法ということは間違いないんだけども
しかし遠征部隊が決まるまでにはもう時間がないと。その短期間でオサムが大幅パワーアップするためには、
基礎力をじっくり上げるやり方では間に合わないってわけですよね。だから結局、
一か八かでも劇的なパワーアップに繋がる特訓がしたいというのがオサムの意志なわけで…

「…分かった。俺が話を通せる本職の人間に、頼めるだけ頼んでおく」

「本職の人間…?」

「どうせ習うんなら…射撃戦の専門家に習ってこい」



さあそして、最後はオサムの気持ちを汲んでA級隊員の特別コーチを招集すると約束するとりまる先輩!
この人ほんとにいい先輩だよなあ、常にこうオサムの目線で考えてあげてるのがめちゃめちゃいい人だと思う
今回の話にしても、とりまる先輩の目線から見たら、
こんな特別コーチを頼むことより地道に基礎力を上げる方がよっぽど大事なんだから
「いいから基礎力だけ上げてろ!俺はお前のためを思って言ってやってるんだ!」
とか言って自分の意見だけを通すのも簡単なわけですが

だけどオサムが望んでるのはそうじゃないことを察して、自分の考えた訓練メニューを曲げてでも
短期間で強くなるための方法を新しく考えてくれたわけですよね
とりまる先輩ってこれまでの話でも、オサムが「ガンナーになりたい」って言い出した時には



その要望に合わせてメニューを組み直したりしてくれてるし
そもそもオサムって全然才能がなくてものすごく弱いのに、それをまったく見捨てずに
少しでもオサムが成長する方法を考えてくれてるっていうのが凄いですよね

一般的によくあるパターンって、「なんでこんなことも出来ないんだ!!」ってオサムの弱さを責めたり
「あの三雲とかいう新人マジ使えねーわ」ってオサムを見捨てたりすることなんですが
だけどとりまる先輩はそうじゃなくて、どうしたらオサムが一人前になれるのかを考え続けたり、
オサム自身がどうしたいのかってことを最大限に考慮したりして、ものすごく力を尽くしてくれてますよね

本当の意味で”人を育てる”ってこういうことだよなあって思うんですよ
オサムみたいに才能がない落ちこぼれの人材を任された時に、それを見捨てずにどうやったら成長させられるかを考えると。
こういう時こそ教える側の手腕が一番問われる瞬間だと思うんですよね。

そしてとりまる先輩は、まさしくそこに一番力を入れていて、オサムの成長のためにいつも何かを考えてくれているというのが
後輩にものを教える立場として、本当に100点満点だと思う。
こんな素晴らしい先輩なんてどこ探しても見つかるもんじゃないですよ。普通だったら使えねー奴はすぐに見捨てるみたいな
相手の才能だけで判断して、育成ってものをすぐ放棄するやつばっかりなんで…

ともかくとりまる先輩っていうのは本当に最高の先輩だと思う。こんな人が先輩の職場ってマジで理想的だよな
上司が来馬さんで、先輩がとりまる先輩っていうパターンがもはや至高かつ究極だと思う。

こんな職場だったら誰も辞める奴とか出てこないわ…まあ、現実にはこんな神のような職場は有り得ないけどな…次回に続く!





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