オレが柿崎隊のエースになってやる。 ただし、麓郎がそれをやるには千佳ちゃんの狙撃が邪魔すぎるから、 それにしてもこの話を聞いてると、「サクッとA級になんかなれない」とか「がんばっても願いなんか叶わない」とか この時もユーマが囮になって諏訪の注意を引きつけて、ガラ空きになった背後をオサムが狙い撃つっていう形で |
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ジャンプ感想:ワールドトリガー 第144話「香取 葉子」 「(自分たちが主役みたいな顔しちゃって…)イライラするんだよ…!」 さて前回、玉狛との戦いで香取隊の仲間が次々やられてしまい、1人だけぽつんとその場に残った葉子でしたが この玉狛ペースな展開が面白くないようで、「主役ヅラしてんじゃねーぞクソが!!」と今回ひたすらイライラしていました まあオサム達からしたら、「俺たちが主役なんだよ脇役どもはすっこんでろ」なんて気持ちはまったくないんでしょうけど、 葉子からはそう見えてるってことですよね。そんな風に見えてしまう理由としては多分、この試合の中で 何をやっても上手く行かない葉子と、すべてが上手く行っている玉狛っていう大きな差ができてしまって 「くやしい、妬ましい、うらやましい」って気持ちが葉子の中に渦巻いているから、玉狛の姿が主役のように見えているんだと思います そして今回は、「お前らだけが主役じゃねーんだよ」という葉子の心情を表すかのように、 葉子が今までどんなドラマを重ねてきたかが語られる回想メインの回となっていますね 今から数年前の時代、ボーダーに入る前の葉子がどんな風に暮らしていたかというと… 「防御力10%アップより体力10%アップの方がいい。 葉子は防具にお金かけないから、防御アップは効果が薄いよ」 「防具なんか揃えなくてもセンスで勝てるもんね〜〜」 それがこの時の様子で、華のアドバイスを受けながらゲームで遊んでいた幼い葉子でしたが、 「防具なんかなくてもセンスだけで勝てるわ〜」とか言いながら、葉子は華のアドバイスを無視してテキトーにゲームを進めていました なんていうかいきなりぶん殴りたくなるような回想シーンだなこれ(えー 昔っからこんな才能任せでテキトーな考え方してたのかよ葉子のやつ!今とまったく変わってないじゃねーか! 「せっかく華ちゃんが遊びに来てくれてるのに、ゲームばっかりしてこの子はもう」 「いえ、勉強の息抜きに来てるだけなので」 「そう?華ちゃんはえらいわねえ、うちの葉子は息抜きしかしないのよ」 「勉強なんかしなくてもいい点取れるも〜ん。体育も図工も音楽も華より成績いいし、アタシ天才だから」 「ちょっと器用だからって調子に乗っちゃって…」 そこに葉子の母親も会話に混じってきますが、葉子は学校の成績でも「勉強なんかしなくたっていい点取れるわ〜」と 努力をせずに才能だけでやっていけると調子に乗っているようです。 なんつーか本当に葉子は才能だけで生きてる人間なんだなぁ… そのせいで苦労を知らずに、あれだけ何も考えないポンコツ頭になってしまったというわけか 現代の葉子がぶつかってる壁って要するに、こうして今まで「才能さえありゃ努力なんてしなくても生きていける」って思ってた分、 そのツケが回ってきて「世の中そんな甘いもんじゃないよお前」っていう壁にぶつかってる んじゃないかと思いますね それともうひとつ、葉子は「体育も図工も音楽も華より成績いい」って言ってますけど、 国語・算数・理科・社会みたいな基本の科目については触れてないですよね 葉子が言ってるのって基本科目とはちょっと系統が違うというか、たとえば体育とか図工って塾で習ったりしないだろうし、 学校の授業でぶっつけ本番でやるような、要するにセンスが問われる科目ですよね そういう科目については葉子が勝ってると。でも国語・算数・理科・社会みたいな基本科目については、葉子は何も言ってないわけで。 このことから考えて、たぶん国語とか算数みたいな基本科目については華の方が勝ってるんじゃないかと思います ふつう、勉強する時ってそういう基本科目が中心になるだろうし、華もきっとそうしてるんじゃないですかね だから結局、華がちゃんと勉強してるような科目については葉子は勝ててないと思うんですよ ちゃんと努力してる、ちゃんと考えてる人間には才能だけじゃ勝てないと。 現代の葉子が玉狛に負けてるのも結局そういうことだと思うんですよね 「華ちゃんからも何か言ってやってくれない?」 「変化を望んでない人間を変えようとするのは難しいです。変化を望まないということは、 現状にある程度満足してるということなので、それはそれで望ましいことだとも言えます」 「うーん、そういうものかしら…」 「つまりあれか、葉子は今の家が大好きってことか!可愛い奴よのう〜〜!」 「ギャー!やめろバカ親父!こんな木造ボロ家なんて誰が好きになるか!さっさと新しい家建てろ!」 「え〜、おじいちゃんからもらった家だぞ〜」 さらに一同の会話に葉子の父親まで混ざってきますが、俺がここで気になったのは葉子の家が木造ボロ家だってことですよ というのも、ワートリの話って俺たちが暮らしてる時代よりだいぶ未来の話ですよね 色々とテクノロジーが発達してる世界だから、俺たちの時代より数十年は先だろうと思うんですが そんな時代でも木造ボロ家に住んでるって、ある意味すげえなと思うんですよ 葉子の父親は「おじいちゃんからもらった家」って言ってますけど、多分そのおじいちゃんが俺たちぐらいの世代なんじゃないかなーと 俺は思うわけです。でも今の俺たちが新築の家を建てる時に、木造なんて選ばないですよね。 だからこの家って、おじいちゃんが新築で建てたんじゃなくて、さらにもっと古い家なんじゃないかなと。 たとえば、おじいちゃんのさらにおじいちゃんから譲り受けたとか そういうレベルのとんでもない古さなんじゃないのかなー。まあ完全な想像ですけどね 「申し訳ないが、今後うちの娘はこちらには寄越しません」 「大事な時期に遊ばせるのは、お互いのためにならないと思いますので。では失礼」 おっとしかし、そんなある日葉子の家に華の父親がやってきて、 「うちの娘は二度とお前らの家で遊ばせねーから」と、キツイ言葉を残して去って行ってしまいました なんとも頭の固そうな親父ですね…遊ぶことを許さずに勉強第一って空気をビンビン感じます、いかにも教育に厳しい親って感じだな 「突然ごめんなさい、うちの主人が…」 「一体どうなさったんですか…?」 「華が塾の試験で1位を取れなかったみたいで…また次の試験で1位を取れれば 主人の機嫌も直ると思いますので、どうかお気になさらないでくださいね」 そんな中、夫の無礼な態度をぺこぺこと謝る華の母親。この人は夫と違って物腰柔らかな人なんだな というかさっきの夫が喋ってる場面とか見ても、ギスギスした空気にめっちゃ冷や汗かいてたりとか 葉子たちにぺこぺこと頭を下げるシーンとか、凄いけなげに見えて可愛いんだが うーんこの奥さんは俺のタイプですわ。可愛らしい人なんだなーって一気に気に入っちゃいましたね。もしも俺が葉子の父親だったら 「奥さん…本当に謝罪しようと思うなら誠意を見せてくださいよ誠意を…」 「あっ、い、いけません、私には主人が…」 「奥さん…いいでしょ奥さん…」 みたいに弱みを握ってめくるめく不倫の関係にですね…(えー 「葉子〜!いい加減に起きなさいよ!」 「う〜ん…なに言ってんの…せっかくの日曜なんだから、アタシは昼過ぎまで寝るよ…」 そんなことがあったある日、日曜の朝に自分のベッドで寝ていた葉子ですが、 母親に起こされてもベッドの中でぐーたら過ごしており、なかなか起きようとしてしませんでした 一見すると平和なただの日常シーンですが、この後とんでもない事件が発生することに… 「葉子…!葉子!」 (華…?) なんと次に葉子が目を覚ますと、自分の家はバラバラに破壊されていて街中に怪物がうろついているという とんでもない光景を目にすることになってしまいます。そう、異世界からの侵略が始まったのがこの日だったってことですね 華も葉子も生き残ったのが奇跡というくらい、メチャクチャに家を壊されてしまったようで… さっき葉子が「こんなボロ家は早く建て替えろ」って言ってましたが、 まさかこんなリフォーム業者がやってくることになろうとは…(えー 「行くよ葉子、逃げなきゃ」 「ま、待って、お母さんが…お母さんたちが…」 「大丈夫…大丈夫だから」 そんな風に恐怖のリフォーム業者が街中を荒らしまくる中、早くここから逃げようと葉子の手を引いていく華。 しかし葉子は家族の安否が気になって仕方ないようですが、華は「大丈夫だから」と言い聞かせるように連れて行っていますね ちなみにそんな華の様子を見てみると、全身汗だくで手のツメが何枚もはがれているという実に痛々しい姿となっております これって葉子を助け出すのにこれだけ苦労したってことだよな…こりゃ葉子は華にいくら感謝しても足りませんよ 「葉子!ケガは大丈夫なの!?」 「お母さん!華が助けてくれて…」 「あたしたちは出かけてて助かったの、お父さんもお兄ちゃんも無事よ、 でも…華ちゃんの家の人達は…」 そんな中、避難した病院で無事に母親と再会できた葉子でしたが、家族がみんな無事で安心したのもつかの間、 なんと華の家族については父親も母親も死んでしまったという、ショッキングな事実を伝えられることになってしまいます しかもさらに衝撃なのが、華の両親は家のガレキに潰されて死んでしまったということで、 要するにさっき華が葉子をガレキから助け出したあの時、すぐ横で親がガレキに埋もれていたってことですよね なぜ華は両親よりも葉子を助け出したのか、それが気になった葉子は華に直接聞いてみますが… 「なんで…家族じゃなくてアタシを助けたの?」 「…うちの屋根より、葉子の家の屋根の方が軽そうに見えたから… 助かる可能性が高い方を選んだだけ。葉子が気にすることじゃないよ」 そんな華の答えがこれでした、「葉子の家の屋根の方が軽そうで、助かる可能性が高かったから」と… そうなんですよね、葉子の家っていうのは木造ボロ家ですからね 新しくてしっかりした華の家より、その分ガレキが軽そうだから助かる可能性が高いってことなんでしょう 俺が思うに、華っていうのはこういう風に何かを判断する時にちゃんと根拠を持って動く子だと思うんですよね たとえば試合中の描写にしてもそう、「こういう理由があるからこう動くべき」っていう風に 根拠を持って判断してるわけですよね。さっきのゲームの描写にしてもそうですよ 「葉子は防具を持ってないから防御アップを選ぶべきじゃない。体力アップを選ぶべき」っていう風に ちゃんとした根拠があってどう動くかを決めてるわけで。ガレキの話もこれと同じだと思うんですよ 葉子の家のガレキと華の家のガレキ、どっちが軽そうでどっちを助けるかって考えた時に 「木造のガレキならきっと軽いから、助かる可能性は高いはず」という根拠を持って 葉子を助ける道を選んだと。そういうことなんだろうと俺は思います。 ただ、それが華にとって本当に幸せな選択だったかどうかは別ですが… 何も考えずに「家族を助けたい」って気持ちだけで動いてもよかったかもしれませんね 俺はふだん、「考えることが大事、ちゃんと考えて判断するのが大事」って常に言っていますが そんな俺ですら「ちゃんと考えても常に幸せってわけじゃないんだな…」と思ってしまいますね うーん葦原先生はなかなか深い描写を突っ込んできますね、これには俺も一本取られたって感じですわ 「華は三門の中学行くことにしたんだ?県外の進学校に行くかと思ってた」 「学校が落ち着いたら、ボーダーに入ろうと思って。 正隊員になればお給料も出るし、基地に部屋ももらえるんだって」 「おもしろそうじゃん、アタシも一緒にやる」 その後しばらくして、無事に退院し街の復興も進んできた頃、「ボーダーに入ろうと思う」という予定を葉子に明かした華。 親がいなくなった華としては、生活に困っているだろうから「給料が出て部屋ももらえる」って話は魅力的でしょうね そして葉子も華についてきてボーダーへと入り、2人は晴れてボーダー隊員になったという… それと華が「やるからには1番を目指す」って言ってますけど、なんで1番を目指すのかと言ったら これって死んだ父親が「華が1番を取ること」に凄くこだわってたからだと思うんですよ 何しろ、塾の試験で「華が1番を取れなかった」って聞いた途端にあれだけ怒り出して、 「また1番を取れたら主人の機嫌も収まると思う」って奥さんが言ってたぐらいですからね たぶん、死んでしまった父親の望みを少しでも叶えてあげたいと思って、華は「やるからには1番を取る」って言ってるんじゃないでしょうか もしかしたら、ガレキの中から父親を助けてあげられなかったっていう、申し訳なさもあってのことかもしれませんね あと最後に一言なんですけど、これだけの重い事情があってボーダーに入ったんなら 葉子はもう少し華のために一所懸命やれやマジで!!なんであんなやる気ない奴になっとるんじゃい!! 華のおかげで命を助けてもらって、しかも華の両親を犠牲にしてまでの行いだったっていうことで もう命の恩人ってレベルを超えてるというか、葉子は華のために残りの人生すべて使ってもいいくらいの ものすごくでっかい恩があると思うんですが、なんであんな怠けたような日々を今でも送ってんねん! もしも俺が華の立場だったら、こんな風にふぬけた葉子の姿を見てしまったら 「あんたなんか助けるんじゃなかった!!」って号泣するレベルですよ(えー 両親を犠牲にしてるわけだから、それに見合うくらいのちゃんとした姿を見せてくれよ… 文字通り、命を懸けるぐらい必死に華に協力するぐらいのことはやってもいいと思うんですよね 一つの所に命を懸ける!!それが一所懸命だと松岡修造も言ってました 葉子を見てて物足りないのはそういう姿勢だと思うんだよなー。次回に続く! |
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・いつも感想を楽しみに見ています。今回はワートリの話を。 ワートリについては大志さんと私はかなり意見が違うので「こういう見方もあるのか」と見ていたのですが、 一旦気になったので拍手をお送りしました。ワートリ世界はかなり進んだ未来と認識されておられましたが、 どの辺からそう見られましたか?私は「トリガー関連技術をボーダーが手にしている以外は現代日本と同じ」と 思っていたのですが。(他に進んだ技術を見た記憶がないので) by 夕凪 ・ワートリ感想お疲れ様ですー。「体育も図工も音楽も華より成績いいし」だけで葉子のセンスの高さが表現されてるとは、 自分は全然そこまで読み取れてなかったので、大志さんすごいなーと思いました。 >色々とテクノロジーが発達してる世界だから、俺たちの時代より数十年は先だろうと思うんですが ワートリの1巻読んだ感じだと、(トリガー技術の凄さを除けば)普通の現代日本の世界観だと思ったんですが、 何か凄いテクノロジー描写ってありましたっけ? by n このコメントはどっちもあれですね、俺が「ワートリの舞台は現代より数十年先」って書いたことについて 「なんでそう思ったんですか?」っていう内容の質問ですね。まあ俺がそう思った理由は簡単で、 「ワールドトリガーとは、葦原大介による近未来SFアクション漫画」っていう宣伝文を あちこちでよく見かけるからです。ワートリが宣伝されてる時って結構この言葉が使われてて、 そういう光景を何度も見たから、ワートリといえば近未来って感じで、てことは数十年は先なんだろうなーって意識が すっかり刷り込まれたってわけです ・今回もワートリ感想読ませていただきました、大志さんが前々から説いていた連携力の重要さが これでもかというほど示された回でしたね。大志さんのラウンド4感想での 「連携さえすれば修でも格上を倒せる」の言葉が身に染みて分かりました、本当にすごい読み込みだと思います。 >こいつら足ブレードのそういう使い方を知らないんだろうか 舐めプの葉子はともかくしっかりログをみている王子も足ブレードをしなかったので あの技はメジャーな技ではなく木虎のここぞというときの奥の手なんじゃないですかね? あまり他人に手の内明かす性格には見えないので一部の人しか知らない技なんだと思います。 by アセロラ ふむ、木虎の足ブレードって作中でどれくらいの知名度があるんでしょうね 葉子も王子先輩もスコーピオン使いなのに、足を切られた時に使ってなかったということで あんまり知名度がないのかもと言われてますが、ただ俺の意見としてはけっこう有名なんじゃねーかなと思ってるんですよ なんでかって言ったら、この間の鈴鳴第一との試合の時に太刀川さんがでかい声で喋ってたから(えー ユーマと村上が戦ってるのを見て、「木虎が最近使ってる足ブレード」って会場のみんなに喋ってたから これ聞いてた人間は「へーそんな使い方があるんだ」って思ったんじゃないかなと。 まあ「最近使い始めた」ってことだから、スコーピオン使ってる奴らがみんな使えるほどメジャーな技じゃないってことは 確かみたいですけどね ・更新お疲れ様です。ワートリ感想いつも楽しく読ませてもらってます。 それはそうと香取隊への評価が思ったより温くて少し驚きました。もっとズバっと厳しめになるとばかり…。 by イカ焼き え、「香取隊への評価がぬるいと思った、もっと厳しくなると思った」ってマジですか!? 俺としては「考えなしに突っ込むだけのイノシシ」やら「作戦を理解できないチンパンジー」やら 「俺が華だったら「あんたなんか助けるんじゃなかった!!」って号泣するレベル」とか 相当きついこと書いちゃって香取隊ファンに刺されたらどうしようと思ってたんですが(えー これでもぬるいっていうのは予想外だったな…どんだけ厳しく書いてほしかったんですか まあ俺があと香取隊に言いたいこととしては、とにかく華を手本にしろってことぐらいですよ それだけでもう香取隊の問題って一気に解決すると思う。葉子がなんにも考えずに戦って不利になってばかりの問題も、 華みたいにちゃんと考えて判断するクセをつければ解決するだろうし それに麓郎の「努力してるのに結果が出ない」って問題もそうだと思うんですよね 俺に言わせれば、麓郎の努力に足りないものをちゃんとやってるのが華だと思うわけなんですよ どういうことかというと、この間の幼い華が勉強してるシーンで 親の言うとおりそのまんま鵜呑みにして勉強するんじゃなくて、 自分で考えて必要だと思った勉強も他にやってると語っていたわけですよ。 これなんですわ…麓郎に足りないものはこれなんですわ… 麓郎は「俺は犬飼先輩に教えてもらったんだよ!でもダメだったんだよ!」みたいなこと言ってましたが、 ただ教わったことを鵜呑みにしてるような努力の仕方だとそうなると思うんですよ ただ教わるって以外に、自分の頭を使って努力するってことをやらなきゃ、結局のところ伸びていかないと思うんですよね 試合中の判断力とか見てても、華は何度もチームの窮地を救うような的確な判断をしてるのに 麓郎がそういうことをするシーンってなんにもなかったですからね、明らかに2人の判断力に差があるなと思うし それだけ差がついてる理由は、普段からちゃんと考えて努力してるかどうかってことなんだろうなって思うんですよ だから葉子にしろ麓郎にしろ、華を手本にすれば一気に伸びると思うんですよね…雄太はどうなのか知らんけど…(えー |
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「相手の対空ミスを期待してジャンプする」とか「相手の防御ミスを期待して技をぶっぱなす」とか
っていう風にね。照屋さん…20年前のジャンプですでにこう言われてるんやで… ガキンッ!! ああしかし、次の瞬間ついに奥の手の鉛弾ハウンドを発動した千佳ちゃん!
もしかしたら、ザキさんがこの試合の中で「今までと違う意外な戦い」を見せたように、 |
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っていう風に、繰り返し柿崎隊が不利な展開になったと言われてるわけで。 なんでそう思うのかというと、今回の試合でずっと俺が気になっていたのは |
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ジャンプ感想:ワールドトリガー 第147話〜第149話 はい、そんなわけで3話まとめてのワートリ感想ですが 3話のうちにいろいろあってヒュースが仲間になりました!以上!(えー いやすいません、さすがにこの一言だけで終わらすのはアレなんで、 この3話の中で個人的に気になったやりとりをピックアップしていくと 「遊真たちは新技覚えてランク戦も順調なんでしょ? こいつをチームに入れる必要なんてないわ!」 「それはどうかな。今日の戦いは今までよりはマシだったが それでも穴はまだいくつもある。たとえばチカの重石攻撃、 あれは確かに効果的だが、普通の弾では人が撃てないということが 外から見ていたオレの目にもバレバレだ。 そして何よりチームのエース、ユーマが落ちれば終わりという点が 以前と変わっていない。今回もカキザキの攻撃で ユーマが相討ちになっていたら、結果は大きく違っていた」 まずはこれですね、ヒュースの加入について文句をつけてきたこなみ先輩と、それに反論するヒュースのやりとり。 ヒュースは「ユーマが落ちれば終わりという弱点が変わっていない」と指摘してるわけですが、 これは正直その通りだなって感じですね。今の玉狛が強くなったのは、 あくまでもユーマを主軸とした連携戦闘を仕上げてきたからであって、要となるユーマが落ちてしまったら チームとしての強みを失ってしまうわけで。だからまだまだ安心はできないってことですよね それともうひとつ、「カキザキとユーマが相討ちになっていたら結果は違っていた」っていう指摘についても なかなか興味深いですね。実際にあの戦いでユーマが落ちてたらどうなってたかというと まずはオサムが雄太を落とすことができなくなると思うんですよね そう、このシーンですよ。オサムはユーマと連携することで、雄太の背後を取ってこのように倒したわけですが ユーマがいなかったらこんな風に点は取れなかっただろうと思います。 それともうひとつは、最後にオサムは葉子にぶった斬られてやられてしまったわけですが、 その時点で玉狛メンバーは全滅ってことになってしまいますよね ユーマはザキさんに倒され、千佳ちゃんは照屋さんに倒され、オサムは葉子に倒されて全滅になっちゃうわけですよ そして生き残ったのは香取隊(葉子と雄太)だけになり、あいつらが生存ボーナスを受けることになると。 もしもそうなってた場合、チームの得点はどうなるかっていうと、 香取隊:3点(生存ボーナス2点、オサム撃破1点) 玉狛第二:3点(虎太郎撃破1点、ザキさん撃破1点、麓郎撃破1点) 柿崎隊:2点(千佳ちゃん撃破1点、ユーマ撃破1点) てな感じになると思います。この場合は香取隊と玉狛の同点引き分けってことになるんですかね うーむ、玉狛の圧勝みたいなイメージの試合でしたが、ユーマが途中で落ちていたら それだけで勝ちを逃していたっていうくらい、実はけっこうギリギリの内容だったんですね まあ俺としてはそれだけ柿崎隊が奮闘したってことだと思いますけど。 玉狛が圧倒的に有利な状況から、ザキさんがユーマを落とし、照屋さんが千佳ちゃんを落としたっていう風に 柿崎隊が玉狛の布陣を崩したからここまで結果が変わるってわけで。たまたま生き残ったのは香取隊ですけど、 あいつらは単に棚ボタなだけでなんも試合を動かしてないと思います(えー 「どれだけ援護が優れていても、エースがやられればそれまでだ。 オレが二人目のエースになってやる。 そうすればどんな相手とも互角以上に戦えるだろう」 そんな「ユーマがやられた時の不安要素」について、自分が加入することでそれをカバーできるようになると主張するヒュース。 なるほどなあ。それとヒュースのこの言葉を聞いて俺が気になったのは、 「どれだけ援護が良くてもエースが不在じゃ意味がない」って柿崎隊にも言えるんじゃないかなってことなんですよ 柿崎隊はすごく援護が優れたチームだと思うんですが、突出した力を持つエースがいないので そのために点を稼げずにB級下位から抜け出せずにいるのかなって気がします それとまったく逆なのが香取隊で、あいつらは援護はダメダメですけど葉子というエースがいるから エースのゴリ押しで点を稼いでB級上位にまで行けたってことなんじゃないでしょうか あとは嵐山隊なんかも、柿崎隊と同じように援護に優れたチームですが、 「嵐山隊も以前はなかなか順位が伸びなかった。でも木虎というエースが加入してから一気に順位が上がった」 って言われてるので、やはりエースがいるかいないかでチームの順位は大きく変わってくると思いますね まあ柿崎隊には大志Mk−2という史上最強のエースが控えているので ぜんぜん問題ないと思いますけど(えー 「いいだろう。特例としてヒュースの入隊を許可しよう」 「ありがとうございます!」 「ただしこちらからも条件がある。次の遠征に雨取隊員を借り受けたい」 「千佳を…?どういうことですか!?」 「次の遠征はこれまでにない大遠征になる。 かかるトリオンも莫大なものになるだろう。 遠征艇を飛ばす際も、トリオンを補給しつつ飛ぶことになるが 雨取隊員のようなトリオンの持ち主がいれば、 停泊の日数を大幅に減らすことができる。 さらに言えば、遠征艇のつくりを大きくして乗員を増やすことも可能だ」 「それは…ぼくたちが遠征部隊に選ばれなくても、 千佳だけは連れて行くってことですか!?」 「その通りだ。当然のことながら、その場合は戦闘要員としての扱いではない。 基本的には遠征艇での留守役、機関員のような存在としての随伴になる」 そんなわけで、司令官の城戸さんにヒュース入隊の許可をもらいに行ったオサムですが、 「別にいいけど、その代わり千佳ちゃんを遠征に貸してくれよ」と城戸さんから条件をつけられることになってしまいます ふむ、千佳ちゃんを遠征艇の留守役に使いたいっていうのはあれですね。ガンダム00で言うところの アリオスガンダムをGN電池として使いたいっていうのと同じだと思いますね(えー そう、ガンダム00の二期であったんですよ、アリオスガンダムが出撃せずに戦艦の格納庫で留守番しながら トランザムしてGN電池になって戦艦のエネルギー源になるって展開が。 千佳ちゃんはまさにあれなんやな…アリオスガンダムみたいにGN電池になるんやな 「わたしは、それでもいいです」 「千佳!どういうことか分かってるのか!?」 「うん、もともと遠征には行くつもりだったんだし、何も悪いことはないよ」 そして千佳ちゃんとしては「わたしはGN電池でもいいです」とあっさりこの話を受けることにしたようです その一方でオサムは「千佳!GN電池がどういうことか分かってるのか!?」と動揺してますが ただまあGN電池になったとしても、千佳ちゃんにデメリットはほとんどないと思うので むしろ異世界に連れて行ってもらえるなら願ったり叶ったりですよね 千佳ちゃんってむしろ今までは人が撃てないから異世界に連れて行ってもらえないって 不安要素があったわけですけど、この話でむしろ積極的に連れて行ってもらえるという風に状況が好転したというか、 異世界に行きたい千佳ちゃんとしてはめちゃくちゃオイシイ申し出だと思うんですよね 「では、条件を了承したということで構わんかな?」 「はい」 「よろしい。これで次の話ができる」 「次の話…?」 「まず先に言っておくことがある。次の遠征部隊選抜までの間に、 きみたちがA級になることはできない」 「…!?」 「先ほども言ったように、次の遠征は長大なものになる予定だ。 こちらとしては遠征部隊の訓練・研修の期間を今までより長く取りたい。 そこで選抜試験の日程を早めることにした。 そのため、君たちのA級昇格試験を行う時間がないというわけだ」 「なっ!?それじゃぼくたちは、千佳だけ取られて 何もできないってことじゃないですか!!」 「落ち着きたまえ。私は次の話ができると言ったはずだ」 とその時、次の話をはじめるための前フリを語り出した城戸さんですが オサムはその前フリの時点で「千佳だけ持っていくとかふざけんな!!」と 早とちりして声を荒げてしまいます。いやいやちょっと落ち着きましょうよ さっきから思ってたんですが、オサムって「千佳ちゃんだけ異世界に連れて行く」って話を聞くと 一気に頭に血が上って猛抗議してますよね。連れて行くって言ってもA級隊員の猛者たちが守ってくれるだろうし 千佳ちゃん自身も異世界に行くことを望んでるわけですが、それでもオサムがこれだけ抗議してるのって 要するに千佳ちゃんと自分が離れ離れになるのが嫌だってことですよね だってオサム自身がA級になって、千佳ちゃんと一緒に異世界に行くなら大歓迎なわけだから。 千佳ちゃんと一緒に異世界に行くのがオサムの目的だから。でも千佳ちゃんだけ行かせて自分は居残りってなると どうしても耐えられないっていうくらいオサムは離れ離れになることをすごく嫌がってる と思うんですよね。オサムってもしかしたら千佳ちゃんのことをものすごく好きなんじゃ… 「雨取隊員の参加が決まったことで、遠征艇の定員を増やすことができる。 つまり、しかるべきA級隊員を乗せたうえで、 さらに席に空きができるということだ」 「…つまり、B級からも遠征部隊を選ぶと…?」 「その通り。B級からも数隊、個人でも幾人かの隊員を選ぶことになるだろう」 そしてこれが城戸さんの言いたかった「次の話」で、A級に上がれなかったとしても 実力が認められればB級隊員も遠征に連れて行ってもらえるって話ですよね チームだけじゃなくて個人でもOKっていう点もデカイと思います。だって優秀な個人メンバーを選ぶっていうことなら、 ユーマは確実に選ばれるだろうと思うんで。ユーマはB級の中でも完全にトップクラスの実力ですからね つまりこれでユーマも異世界行きが当確、千佳ちゃんもすでに当確、ヒュースも案内役として当確してるので まだ当確してないのはオサムだけって話になりますよね(えー オサムは個人で行くのはとても無理だろうから、チームとして選ばれるしかないので 玉狛の当確はオサムの当確っていうくらい、あとはオサムが行けるかどうかが問題な気がしますね 「選抜試験までに残されたB級ランク戦は、あと3試合。 きみたちにはあと3試合以内に、B級2位以内を目指してもらう」 「また、ヒュースは正規の手順で入隊したのち、 B級に上がってから部隊に合流すること。一般の隊員と同じだ。 以上だ。異論がなければ下がりたまえ」 「…ありがとうございました!」 そして玉狛が当確する条件として、B級2位以内というハードルを課す城戸さんですが 俺としてはこれって、難題っていうほどじゃなくて十分に実現が狙える内容だと思うんですよね なぜなら玉狛は現在、すでにB級4位まで上がってきているので あと3試合のうちに順位をふたつ上げればいいってことなんですよ。 ヒュースという新戦力も加入することだし、これなら十分に実現できそうな目標と言えるんじゃないでしょうか それにヒュースの扱いにしても、一般の隊員と同じにしてくれてるっていうのが驚きですよね 敵兵として襲ってきた異世界人のクソヤローなんて、もっと理不尽でひどい扱いされても文句は言えませんが それをせずにちゃんと平等に扱ってくれるなんて、鼻血ブーもんの出血大サービスというか めちゃくちゃ破格の好条件を出してくれてると思いますよ オサムは城戸さんに対してかなりの不信感を持ってるみたいですけど、 俺は「良い上司だなこの人」ってすっかり感心してますね 城戸さんって登場した当初はいかにも異世界人への復讐しか頭にない危険人物って感じだったけど 話が進むうちにそういう雰囲気がなくなってきてて、今では異世界人が相手であっても 私情を挟まずに適切な処置をしてくれるって感じで、普通に良い上司になってきてると思いますね。次回に続く! |
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てなわけで、幽白コラボの仙水を倒そうと頑張ってるわけですが、このクエストヤバいな |
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そして今回の対戦相手についてですが、B級3位の生駒隊、B級5位の王子隊と戦うことになるようです まずユーマについてなんですが、クーガーというアダ名でしかも見た目がポンデライオンになってますね 次に千佳ちゃんなんですがもうツッコミどころ満載ですよね 次にオサムですが、アダ名はオッサムってことですけど何が元ネタかよく分からないなぁ 次に王子本人ですが、王子は単に「王子」ってことでアダ名とか何もついてないみたいですね 次に王子隊の樫尾。こいつは名前がカシオなだけに腕時計のカシオにされちゃったみたいですね 次に王子隊の蔵内ですが、こいつの似顔絵はなんだかカックカクの四角い顔に描かれてますね 次は生駒隊のイコさん。どう見てもロボットって感じの似顔絵にされてますね イコさんってこんな感じで常に同じ表情で喋り続ける男ですからね 実際にQの画像と並べてみるとこんな感じ。これマジで似てないっすか!?Qだよこれ! 次は生駒隊の水上。こいつはどんな似顔絵かと思ったらブロッコリーかい!! 次は生駒隊の隠岐。うーむ、これは正直なにが元ネタなのかよくわかんない似顔絵ですね 最後は生駒隊の海ですが、これ完全にキューピーちゃんじゃねーか!! 「食堂のメニュー増えたやん?マグロカツ丼めっちゃうまいし」 |