■アニメ感想:龍ヶ嬢七々々の埋蔵金
第2話「七重島第三高等部・冒険部」
「プリンプリン〜♪ん?何これ」
「ああ、空から降ってきたんだが…」
さて今回の冒頭シーン、今日も今日とて七々々にパシられている重護が、プリンを買ってコンビニから戻ってくると
なぜか空から宝石が降ってきたと言いながら、謎の宝石を持ち帰ってきました
お、おい、こんな青くて不思議な宝石が空から降ってきたってことは…親方!空から女の子が!
でもその肝心の女の子がどこにもいないじゃないか!くそっ何がどうなってるんだ!(えー
「あっ!懐かしい〜!”キラキラ嘘発見機”だよこれ!」
「キラ…?え、なに?」
「キラキラ嘘発見機!これ、七々々コレクションだよ!
確か正式な名前は、ユーグトスの隻眼だったかなぁ。ジャングルの中にある遺跡で見つけたんだ」
ってそんな宝石の正体とは、なんと七々々が生前に発見した秘宝のひとつであることが判明!
なんでそんなものが、いきなり空から降ってきたのか謎ですが…とにかくこの宝石、単なる石ではなくて不思議な力があり
目の前にかざして見れば、相手が嘘を付いているかどうかが一発で見抜けるという効果があるようです
どうやら七々々コレクションとは、ひとつひとつがこういう魔法じみた効果を持つお宝のようですな…
「あっ、いた!天災、どうしてゴミの上に寝転がってるのさ…?」
「ふふん、何故かだと?それはここに全ての答えがあるからなのだよ!」
「えっ、宝石泥棒の行方がわかったの?」
「ああ、怪盗団”祭”の連中は、この上を通過した時に
宝石にパラシュートをつけてこの路地に投下したんだ」
って、そんな一方でついに俺的にお待ちかねの天災が本格的に登場!
どうやら天災は探偵として、宝石を盗み出したという怪盗団を追っているようで、その捜査でこんなゴミあさりをしていたようです
そして怪盗団は盗み出した宝石を、パラシュートにくくりつけてこの路地に投下したようで…
「これが恐らく誘導装置のようなものだろうな、ゴミ箱の中にあった。
あとは仲間がこっそり回収するはずだったというわけだ」
「へええ〜」
「だが、そんな思惑は失敗したらしい。このゴミの散らかりよう…
手当たり次第に目的の宝石を探したが、回収できなかったのだろうな」
「な、なるほど…さすが天災!」
「ふふん。では誰が宝石を持って行ってしまったのか、その答えが…あれだ!」
そして周囲の状況から、ズバズバとこの場で何が起こったのかを言い当ててしまう天災。
つまり怪盗団は、仲間に回収させるために宝石を投下したものの、「なんか空から宝石が降ってきたわー」と
通りがかった重護に持ってかれちゃったということですわな…
重護のやつ…拾ったものは警察に届けないとダメでしょこの子は!(えー
ともかく、天災は得意の推理で
そんな重護の存在にすら勘付いてしまったようで…
ピンポーン
「はーい(ガチャ)」
「よ、よかった、いらっしゃったんですね」
「う、うおおお!?メイドさん!?な、何か御用ですかっ!?」
そして間もなく、重護の家までも突き止めて直接やってきたダルク!
しかもわざわざメイド服に着替えております。さっきまでセーラー服だっただろ!
しかしどうやらメイドフェチらしい重護は、ダルクのメイド姿に思いっきり欲情してしまい…
「ふっふっふ。その反応、やはりメイド好きだな」
「え?」
「(ぷ〜ん)」
「臭っ!くっさぁ!!」
「ああ、だから一緒に着替えようって…」
そして天災も当然一緒にやってきていましたが、生ゴミの臭いがモロに残ったままで
「こいつはくせえッーー!!ゲロ以下の臭いがプンプンするぜッーー!!」と
重護の第一印象はかなり最悪であります(えー
もうちょっと女の子らしく振る舞おうぜ天災…
「ふむ、確かに臭いな。では風呂を貸してくれ、置き引き犯・八真重護」
「え…?置き引き?」
「(ぬぎぬぎ)」
「ちょっ!?ま、待て待てなんだよ君たち!?」
って言ってるそばからあーー!!
なんと重護の目の前で風呂に入ろうと速攻で脱ぎ始めた天災!お前に羞恥心はないのか!
天才とはいえ頭のネジがぶっとんでますね天災、こいつに常識というものは通用しないということか
「名探偵・壱級天災!人は私のことをそう呼ぶ!」
「つ、付き人の星埜ダルクです…」
「め、名探偵…?」
そして天災たちが名乗る横で思いっきりバーチャファイターで遊んでいた七々々
ここでいきなりバーチャファイターが出てくんのかよ!!予想外すぎて吹き出したわ!
「えっと、それで…壱級さんでしたっけ」
「私のことは名前、またはフルネームで呼びたまえ。
苗字だけだと、どこぞの小坊主(一休さん)みたいだ」
「は、はあ…それじゃ天災さん、あなたはここへ何しに来たんですか?」
「あれを返してもらいに来たのだ、置き引き犯」
「なんで俺が置き引き犯なんですか…」
「ふっふっふ。動かぬ証拠がここにある!」
「うん…?」
「あれって重護だよねぇ」
そして結局はこの部屋でひとっ風呂浴びた天災、さっぱりしたところで「さあ観念しやがれ置き引き犯」と
容赦なく重護を問い詰めにかかります。そんな天災が取り出したものはコンビニの防犯カメラに映っていた動画…
それを再生してみると、冒頭でプリンを買いにコンビニへ行った重護の姿が出てきました
しかしこの時の重護、単にプリンだけ買って帰ったのではなく
「おっとメイドさんのエロ本が置いてあるぜー」とエロ本コーナーに寄っていたようです
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「ふーん。重護ってこういうのが好きなんだ」
「あぁぁ…た、たまたま偶然ですよ!!
いやほら、男の子ってこういうのに興味ある生き物だし!
たまたま手に取ったエロ本の表紙がメイドさんだっただけで…!」
「はいここが問題の場面」
ああ、メイドさん好きという性癖を暴露されて七々々にドン引きされる重護
「違うから!たまたまだから!」と必死に言い訳を始めますが
まるで聞いてもらえず「はいここ注目」と話を強制終了させられる始末
どんだけみじめなんすか!すでに立場がなさすぎる重護ですが、天災の指摘したシーンというのは…
《(もぞもぞ)》
「うっわあ〜…重護最ッ低〜…」
ち…ちんこいじっとるーー!!(えー
重護おおおおおおおお!!お前という奴は一体なんということを!
いくらメイドさんに欲情したからってこの場でちんこいじり始めるとかお前それただの変質者やろ!
マジか重護…なんてバカなことを…しかしこれは置き引き犯の証拠というよりもむしろ
公然わいせつ罪とかで捕まえるべきじゃないすか天災さん!?(えー
「ダルク。男である君は、置き引き犯はこの時どうなったのだと思う?」
「えっ!?え、ええっと…た、多分その…興奮しちゃって、ポ、ポジションがぁぁ…」
「お、おい偽メイドおおお!!何モジモジ妄想してんだああああ!!」
がしかし、ダルクの推測によればこの時の重護は欲望のままにちんこをいじりたかったのではなく
「やっべ、ちんこ立っちゃった」とポジションが気になったのでそれを修正しようとしたのだという…
そうだったのが重護…それならまだ情状酌量の余地が…(えー
いや、これは男としてたまに発生してしまうやむを得ない事態と言いますか
人前でうっかりちんこが立ってしまった時に、「やべぇ隠さなきゃ!」とカムフラージュするべく
何気なくポケットに手を入れたフリをしながらちんこの位置を調整するというのは
割とよくあることなんで…天災さんどうか重護がちんこを隠そうしたことまでは暴かないでやってください!(えー
「と、とにかく俺は無実だ!!
これはポケットの携帯がプルッと震えたから驚いただけだよ!!」
「と、置き引き犯は語るが、この時間に置き引き犯の携帯には
着信はおろかメール受信もないのであった」
「か、勝手に人の携帯チェックすんなよ!?」
「ふっ。これで全ての謎は解けたな」
ああ、またも苦しい言い訳で逃げようとする重護でしたが、
そんな理屈は通用しないことが、天災の抜け目ない捜査によって証明されてしまうのでした
こうして重護がコンビニでちんこをいじった事実は明らかとなってしまったという…(えー
というかマジに天災さん重護がちんこいじった話しかしてないじゃないですか!置き引きはどうなったんだよ置き引きは!
「ちょっと待て全然解けてねえ!!全然説明が足りてないだろ!!」
「あぁ…天災の頭の中では、理論が組まれて解決してるみたいなんですけど
それを人に説明するのが上手くないので…」
「ぐぐぐぐ…!」
「…はあ…まあ、俺が拾ったことを突き止めたのは凄いと思うけどさ…」
「ふっふっふ。置き引き犯はいい奴だな!
そういえばまだ名前を聞いていなかった、教えてくれ八真重護」
「は…?いま自分で言ったじゃん、八真重護だよ」
「そうではなくて、本名だ」
「だからぁ、本名が八真重護!」
「む?そうなのか?分かった覚えておこう。そっちの彼女の名前は?」
「私?龍ヶ嬢七々々だよ」
「本名は?」
「へ?いや、龍ヶ嬢七々々ですけど」
「そうか、覚えておこう」
そして結局、自分が宝石を拾ったと白状せざるを得なくなった重護ですが
しかしここで天災からよく分からない問答が。
すでに重護たちの名前を聞いた後なのに、すぐまた「本名は?」って聞き直すのはどうしたんだ天災、
頭がボケちまったのか!?おじいちゃんご飯はさっき食べたでしょ!(えー
それとも天災としては、世の中みんなペンネームを使って名乗ってるとでも考えてるのか?
一体どういう意図があるのかよくわからんな…ともかく例の宝石については、
重護もおとなしく天災に後のことを任せることにしたようです
「ではこの宝石については、私が責任を持って警察に届けておくから安心しろ!」
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《次のニュースです。昨夜未明、セブンスビルからの窃盗品を持った犯人が
警察に自首して来ました。出頭してきた未成年の少女は、
「私は名探偵である」などと意味不明な供述を繰り返しており…》
って逮捕されとるーーー!!(ガビーン)
て、天災ーーーー!!なんでこうなるねん!自信満々に宝石を持って警察へ向かった天災ですが、
「きさまが宝石泥棒かー!!」と速攻で逮捕されて翌朝のニュースで放送されるという
トンチキな姿を晒す結果に!お前が逮捕されんのかい!名探偵どころか単なる不審人物でしかなかったとは哀れなり天災…
「あ、あれ…?」
「星埜ダルクです、皆さんよろしくお願いします」
「壱級天災!名探偵だ!はっはっはっは!」
ってあっと言う間に脱獄して来とるーーー!?
おいおいおい!逮捕のニュースが流れた次のシーンで、重護のクラスに転校してきた天災&ダルク!
すぐにもう警察の手から逃れてきたんかい!?お前って奴は無能なんだか有能なんだか!(えー
いやあ思ったよりもバカアニメで面白いですねこの作品
「(きょろきょろ)あのう、八真重護さんはいらっしゃいますか?」
「う、うおおっ!?メイドさん!?何か御用ですか!?」
「あっ、この後お時間よろしいでしょうか?(にっこり)」
「もちろんです!眼鏡メイドさんのお呼びとあらば!」
さて、天災たちが転校してきたその日の放課後、なんと重護の教室に
見知らぬ美人の眼鏡メイドが訪ねてきました
どういうわけだか重護に用があるらしい謎のメイド、メイドといえば最近痛い目にあったばかりの重護ですが
眼鏡フェチ&メイドフェチの重護はこの誘惑にまったく耐えられず、ホイホイとメイドの後をついて行ってしまいます
「初めまして、八真重護くん」
「え?」
「僕は3年の唯我一心。この部活動の部長をしています」
って、そんなメイドに連れられてやってきたのはどこぞの部室!そこに待っていたのは唯我一心という眼鏡の部長でした
つまりこのメイドは、この部長に頼まれてただ重護を連れてきただけということか。部活の単なる勧誘役だったのね
それを知った重護は「え?メイドさんとイイことできるんじゃないの?」とすっかり拍子抜けした様子
いくら眼鏡フェチとはいえさすがに男には反応しないんだな重護(えー
「今日は来てくれてありがとう」
「えっと、俺を呼んだのはあなたなんですか?」
「ええ、そうですよ」
「あっ、じゃあ帰ります(そそくさ)」
っておいー!!メイドさんとイイことできないと知った重護は
いともあっさりと興味をなくして速攻で帰ることに!
分かりやすすぎだろお前!せめて説明くらいは聞いてからだな…
「オラァ!!」
ドゴオオオッ!!
「おごおっ!?」
「なに帰ろうとしてんだ?あ?一心様の言葉聞けや…
このボケがああああああ!!」
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!
「や、やめでぐだざ…ばあああああああ!!」
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!
ああー!重護が帰ろうとしたその瞬間、オラオラの連打をすかさず打ち込むメイド!
物凄い切れっぷりで重護に襲いかかり、殴る蹴るの暴行をかましまくっております
おお…ご主人様の言うことを聞かない奴には、これほど切れる武闘派メイドだったとは…
「やめろ、夕」
「あっ。はぁい一心さま♪」
がしかし、そんなメイドもご主人様のご命令とあらばこの通り。相当調教されてんなこのメイドは(えー
見たところこの部活は唯我とメイドの2人しかいないようだし、部活という名目にかこつけて
いかがわしい調教の数々をこの部室でやっているに違いない(えー
「あ…あいででで…」
「彼女は3年で副部長の茨夕(いばらゆう)、少し調べさせてもらったが
君がメイド好きで眼鏡っ子好きと判明したんでね」
「そ、それで俺に何の用ですか…?」
「君を我が冒険部に迎え入れたいと考えている」
「え…冒険部?」
そして改めてこの部活にスカウトされる重護。何かと思えば、この部活は冒険部だったそうで…
冒険部と言えば、第1話の七々々マニュアルに書いてあった
「七々々コレクションのことを知りたければ、冒険部を訪れなさい」と書いてあったアレですよ
唯我の話を聞いてみると、この冒険部は各地に散らばった七々々コレクションを集めるための部で、
七々々マニュアルを書き残した今生霞という人が、その創設者なんだそうです
重護をスカウトしているのは七々々と同棲しているからですな。
ともかく話を聞いた重護は、冒険部に入ってもいいと考えるようになりますが…
「え、入部テストですか?」
「ああ、うちの部の伝統でね。これをクリアすることが入部条件なんだ」
しかし「入部するなら入部テストを受けろ」とか言い出す唯我部長。なんでだよ!
それっておかしくないか!?あんたらの方から「入部してくださいお願いします」って重護に頼んでるのに、
重護がそれをOKしたら「入部テスト受けろ」ってどういうわけだよ!
プロ野球のドラフト1位でスカウトされたのに
入団テストを受けさせられるなんてことがあるか!?(えー
「分かりました…で、なんでお前たちがいる!?」
「面白そうだからついて来た」
「僕も天災について来ました」
「とほほ…付きまとうんじゃねえよ…」
「分かった、では入部テストは3人で受けてもらおう。
何度失敗しても構わないから、この部屋を攻略してきてくれ」
って、そんな入部テストには天災&ダルクも同席することに!なんだか冒険部に興味があるようなので、
この2人も一緒に入部するということか、まあ天災の頭脳は仲間にいれば心強いだろうしな
そして入部テストの内容とは、この学校にあるダンジョン部屋をクリアーしてくることのようです
このダンジョン部屋には、以前七々々コレクションが安置されていたようで、
侵入者を排除するトラップが多数仕掛けてあるという…これは天災の頭脳が鍵になりそうな…
「「いってらっしゃーい」」
「って行かないのかよ!!」
「とりあえず私は見ている」
「僕は見学です」
「ああそうかよ…好きにしろ…」
って天災やる気ねえーーー!!な、なんじゃお前らー!!
せっかくダンジョン部屋の入口に来たというのに、「私らここで待ってっから」と入る気ゼロの天災!
面白そうだからついて来たんじゃないのかよ!!
今回の重護、天災に相当振り回されてますなぁ
「むう…よく分かんねえけどあの箱を開ければいいんだな?」
そして重護がダンジョン部屋に足を踏み入れると、見るからに「これを開けたらゲームクリア」という宝箱が
部屋の奥に安置されていました。一見すると宝箱までは一本道ですが、やはり怪しいのは
周囲を囲むようにして積み重なっている机の群れでしょうか…この中にどんなトラップが隠されているのやら…って
ダダダダダダ ガタッ!!
「うおっ!?え、ええええ!?嘘おおおおお!?」
ガサガサガサドサアッ!!
「うぎっ!?あ、あぐぐ…」
ぎえー!とりあえず正面から宝箱に向かった重護ですが、即座にトラップが作動しひどい目に!
落とし穴に落とされたと思ったら、校舎の外に思いっきりほっぽり出されて地面に激突という…
いちおう木がクッションになってくれていますが、かなり勢いよく地面に落ちてますな…これは痛そうだ
「おーい大丈夫かー?」
「ふ…ふふふふ、面白え!」
ダダダダダダ!
がしかし、そんな痛い目に遭ってもすぐまたダンジョン部屋に舞い戻り挑戦を続ける重護!
その後再びトラップにかかって放り出されてしまいますが、それでもめげずに何度でも挑み続けております
すごいな重護、これだけ痛みを伴うダンジョン攻略にも関わらず、
まるで臆することなく向かっていける闘志があるとは好感が持てます
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面白いじゃねえかッ!
このゲーム!!
とことん
遊びきってやる!!
ああ!重護!
楽しもうゼ!!(えー
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(C)渡辺保裕/新潮社
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どひゅーん
「おわーっ!?」
どひゅーん
「だあーっ!?」
どひゅーん
「ぬああーっ!?」
ダダダダダダ
「はあ、はあ、はあ…!」
「す、すごいね重護君、あれでもう10回目だよ」
「ああ、しかも落ちるたびに受け身をちゃんと取っている」
「ほんとだ、かすり傷だけだね」
「それにずっと走り続けるあの体力…相当鍛えているようだな」
それから何度も繰り返しチャレンジを続けた重護、なんとすでに10回も外に放り出されたようです
そのたびに激しく地面と激突していますが、受け身の技術がかなり高いようで大きなケガは負っていませんでした
さらには、これだけずっと全速力で走り続けてもバテないタフさも持ち合わせていたという…
意外にもかなり運動能力が高いんですね重護、受け身が上手いってことは柔道でもやってるのか?
でも柔道の割には七々々の腕ひしぎに手も足も出てなかったな…(えー
「さて…そろそろ私も行くとするかな」
「(きょろきょろ)ふむ…」
「天災、宝箱があるよ」
「ふむ、まずは辺りを調べよう」
そんな重護の姿を見るうちに、やっとやる気が出てきたのかダンジョン部屋へ入っていく天災。
嫌でも目に入ってくるのは、やはりゴールの宝箱ですが…しかし天災は、すぐにそれを目指すのではなく
冷静に周囲の状況から分析を始めます。急がばまわれってやつですな、宝箱に向かって突撃しまくった重護とは正反対ですね
「(うろうろ)」
「ちょ、ちょっと、危ねえって!」
ばいーん
「えっ!?」
ひゅーん
「あ〜〜!!天災〜〜!!」
「あ、あいつ大丈夫かな…」
「ふむ。仕掛けは大体わかった」
ってダルク使えねえええーー!!
何をしとんねんダルク!不用意に周囲をうろうろしてまんまと罠にはまり、奈落の底へと消えてしまうとは!
なんの役にも立たずに消えていきよったな…天災はダルクとまったく関係ないところで推理を進めてるし!
これはトリコが例のセリフを言いそうなシーンですね(えー
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ちっ、ダルクは簡単に惑わされ
奈落の底に転落するし…
1ミリも戦力にならんかったなアイツ… |
(C)島袋光年/集英社
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「さて重護、今日は何曜日だったかな?」
「え?木曜日だけど…」
「では…こうだな!」
「お、おお…!?すげえ…!」
そしてついに、この部屋を攻略する方法を導き出した天災!
鍵になったのは「わすれものに気をつけましょう」と書いてあった時間割り表です
木曜日の時間割はどうとく、こくご、おんがく、さんすう、えいご…この教科書をランドセルに入れるごとに
正しい道筋が明かされていき、最後にランドセルと通学帽を身につけることで、すべての道筋が現れるという…
つーかこれって天災に小学生のコスプレさせるための仕掛けじゃねーか!!
重護ひとりだったら、こんな恥ずかしい格好を重護がしなけりゃならんかったのか…
「これで終わりか、あっけない」
「お前、あんな張り紙と時間割だけでよく気付いたな…」
「ふふん。こんなのは何も難しくはない、小学生レベルだ」
「つーか、そのカッコ似合ってんなぁお前…」
「ぐ、ぐぬ…やかましいーーっ!!」
そんなわけで無事に宝箱へと辿り着いた2人、しかし自分が幼児体型なことは天災もけっこう気にしているようで
重護にそれを指摘されると、真っ赤になって怒り出すのでした
ふむ、しかしこの入部テストは漫画版とはずいぶん違ってるなぁ
謎解きの内容や解き方も全部違ってるし、それとクリアした後の天災のリアクションも違いますね
漫画では重護に素直に褒められた天災が「私ってチョーすごいからな」と得意気にするんですよね
天才なのに「私ってチョーすごい」と小学生みたいな物言いするのが、地味に好きなシーンだったりします
この作品ってもともとはラノベ原作だそうですが、この入部テストは原作だとどういう描写だったんでしょうね?次回に続く
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