■ガンダムビルドファイターズトライ
第4話「Gミューズ」
「さぁ来いセカイ君!」
「次元覇王流!疾風突きぃぃーーっ!!」
バッキャアアアアン!!
「ヘヘッ、どうだいラルさん!」
「ラルさんのグフを圧倒した!?」
「わざと受けたんですよ…」
さて今回のビルドファイターズですが、冒頭ではなんとセカイ相手に模擬戦を行っているラルさんの場面で始まります
しかも使っているガンプラはグフR35!本気モードのガンプラじゃないですか!
ラルさん…レイジ相手に模擬戦やった時はやたら古臭い棒立ちのグフ使ってたのに!(えー
「これがセカイ君の次元覇王流か…!なるほどいい拳だ!
しかしこれではどうかな?」
パシュウウウウウ
「えっ!?まわりが宇宙に!?」
「さあご自慢の技を放ってみたまえ!」
「ならお望み通り…!次元覇王流!旋風竜巻…!」
ふわふわ〜ん
「う、うおっ!?うおあーっ!?」
って、地上戦では文句なしに強いセカイでしたが、フィールドが宇宙となった途端に
まったくバランスを取れずに無様な姿を晒す結果に!
うーむ、やはり地上と宇宙ではまるで操縦の感覚が違うということか
ガンダムXのガロードも初めて宇宙に出た時は苦労してましたよね
そんなわけでスキだらけのところにグフの攻撃を食らってしまい、この勝負はセカイの完敗ということに…
「お、俺の次元覇王流が…」
「セカイ君、キミは自分が会得した拳法を基本にガンプラを動かしている。
しかしその実力が発揮されるのは、自分が体感したことがある重力下でのみ…
ガンプラバトルのフィールドは宇宙空間、月面、水中などさまざまだ。
どのような状況下でも次元覇王流を使いこなせなければ、
選手権を勝ち進むことはできんぞ!」
「はい!」
おお、ラルさんがフィールドを宇宙に変えたのは別にイジワルしているわけではなく、
まだ地上での戦いしか知らないセカイは、今後あらゆるフィールドでの戦いに慣れる必要があると
練習の必要性を説いていたんですね。なるほど、ちゃんと練習の方向性を示したり、思ったよりしっかりしたコーチですねラルさん
セカイもそういった指導をきちんと聞く子なので、この調子でやっていけばかなり強くなれそうな…
「戦闘ダメージが最低レベルに設定されていて助かったなぁ。
そうでなかったらお前のガンプラはコナゴナだ」
「くっ…」
がしかし、そんなセカイに対してわざわざ水を差すことを言うユウマ!
ユ、ユウマてめえって奴は…さっきも「ラルさんがわざと受けただけ」とかいちいち一言多い野郎だな!!
いい加減セカイのことに関して否定から入るのやめろや!なぜわざわざセカイの成長を妨げるような言い方をするのか…
なんというか、ユウマのことを見ていると連想してしまうのが
新入社員のことを無駄にダメ出しする嫌な先輩社員なんですよね
「お前そんなことも知らねえのかよ」とか、「そんなこともできねえのかよ、使えねえな」とか
自分はロクに教えもせず新入社員をいびりまくって、新入社員を鬱にして潰してしまうタイプ。
俺に言わせれば、初心者ってのは知らないこととか出来ないこととかあって当たり前なんですよ
それをこれから覚えていくのが仕事なんですから
先輩はそれを考慮して教えてあげないといけない。それを逆にいびりまくって、成長の可能性を潰すようなことをするなんて
先輩として最も愚かな行為だと言わざるを得ません。いい加減目を覚ませよユウマの奴!
「(すたすた)」
「ユウ君、どこ行くの?」
「家に帰って作業します。機材は実家の方が充実してますから」
「そうか、期待しているよ。進化したライトニングガンダムの出来栄えをね」
そんな中でユウマは、ライトニングガンダムにさらなるカスタムを施すべく、家に帰ってしまいます
もう好きにしてくださいよ、お前がいない方が練習はかどるしな(えー
人間こんな風に言われるようになったら終わりだぞ…ユウマの性格改善はマジ最優先事項だと思うわ
「さあ、練習を再開しようか」
「ラルさん、その前に相談したいことがあるんですけど…」
「む?」
「私、選手権に出すガンプラを替えたいんです」
「セカイ君のビルドバーニングガンダムは接近攻撃型、ユウ君のライトニングガンダムは長距離射撃型…
2人の特性を活かすためにも、私の機体は中距離でオールラウンダーに戦える
支援タイプがいいんじゃないかって」
「ふむ、一理あるが…それなら、今使っているパワードジムカーディガンでも十分ではないか?」
「もう少し火力と機動性を高めたいんです」
そんな中でフミナは、セカイやユウマとの相性を考えて自分の機体変更を考え始めていました
ふむ…今までのガンダムシリーズは、機体の変更というと
今まで使ってた機体がハデにぶっ壊れたので乗り換えというのがお約束でしたが
「もっと効率のいい機体にしたいから」っていうパターンは珍しいですね
実際の兵器とは違って、いろいろ買い替えて気軽に試せるガンプラだからできることかもしれないなぁ
「ならば、EXAMシステムのブルーディスティニーではどうかね?」
「うーん、支援タイプ向きではないかと…」
「では陸戦型ガンダムはどうだ?背中のコンテナに支援火器が搭載できるぞ」
「それだと機動性が落ちますし、陸戦型では地形適応に問題が…」
「ふむ、火力と機動力、そして火器の積載量か…」
って、具体的に機体の名前を挙げていくラルさんですが、なかなかフミナとしてはしっくりきていない様子。
にしてもこのブルーディスティニーめちゃくちゃカッコいいな
一体誰が描いたんだ!?冒頭のグフなんかもそうでしたが、メカ作画の気合の入りようが尋常じゃないな…
それと火力と機動力を兼ね備えた機体がなかなか思いつかないってことですが、
俺だったらまず思いつくのはV2アサルトバスターガンダムとかストライクフリーダムガンダムですかね
火力と機動力を両立した機体っていうとやっぱこの2機じゃないかな
もっと支援寄りの機体がいいってことなら、ガンダムヘビーアームズとかガンダムサバーニャですかね
ヘビーアームズは搭載してる火器の量がハンパない上に、宙返りとかもこなすくらいに機動性あるし
サバーニャはライフルビットで味方を援護しつつ、ホルスタービットで味方にシールドまで張れるという支援特化機体
あとはリボーンズガンダムなんかも面白いですよね
機動性の高いガンダムモードと、大火力に特化したキャノンモードに変形ができて
さらにGNファングも大量に積んでいて支援攻撃もお手のもの。こいつはかなり強力ですよ
「よしフミナ君!ここは思い切ってグフにしよう!!」
「ラ、ラルさん…私の話聞いてましたかぁ…?」
そこでグフはねーだろグフは!
ラルさんもうちょっと参考になる意見をですね!グフの特徴で言ったら
火力 → ない
機動力 → ない
火器の搭載量 → 指バルカンしかない
地上用は困る → 地上専用
中距離向けがいい → 近距離専用
オールラウンドがいい → 偏りすぎ
すべてにおいて当てはまらないじゃねーか!(えー
「だっはっは、冗談だよ冗談!」
「もう、人が悩んでるのに〜!」
「すまんすまん、まあ新しい機体を作るにしても、部室にあるガンプラの中だけで選ぶこともあるまい。
明日は日曜だし、Gミューズに行ってきてはどうだね?」
「あ、はい!私もそうしようと思ってました!」
「…?Gミューズって何ですか?」
「ああ、せっかくだからセカイ君も一緒に行ってくるといい。
君にはバトルの訓練も大切だが、ガンダムやガンプラの奥深さを体験しておくことも大事なことだからね」
結局この場では決まらなかったようで、Gミューズとやらに行って色々考えることにしたフミナ。
Gミューズがどんな場所かはよく分かりませんが、セカイも一緒についていくことになったようです
それってつまりは2人でお出かけ!デートのようなもの!こういう展開待ってましたよ!
「じゃあセカイ君、明日はデートしましょ!なんちゃって〜」
そしてちゃんとデートと言ってくれるフミナがマジたまりません
冗談でもいい!デートって単語が出てくるだけでいい!フミナはこういうドキッとくるツボを押すのがメチャクチャ上手いんだよなぁ
この間セカイを弁当に誘いに来た時もそうですが、可愛らしい先輩が一緒に昼食食べたいと言ってくる
あのシチュエーションだけでもうメロメロというか
エロに頼らずともすんげぇ可愛らしいんだよな…エロ一辺倒のヒロインじゃなくて、可愛さの引き出しがいっぱいあって実に素晴らしい
「なあ姉ちゃん」
「なぁに?」
「デートって何着てけばいい?」
「ぶぅ!?ゲホッゴホッ!デ…デートってセカイが!?」
「うん」
「誰と!?」
「先輩と」
「ホ、ホシノさんと…!?」
ってその日の晩、バカ正直にデートのことをミライに話してしまうセカイ!
お、お前ってやつは…それにしてもミライ姉ちゃんの反応が、予想外にオーバーリアクションですな
この人、今までの描写的に常にニコニコしてて動じない女神様みたいな人かと思ってましたが、
この慌てようを見ると、もしかして相当なブラコンなんでしょうか?
「そ、そうなんだ…で、どうやってホシノさんを誘ったの?」
「先輩に誘われたんだよ」
「…!?そ、そうなんだ…」
(ホシノさんってば意外に大胆…!)
「で、なに着てけばいい?」
「そ、それは…普段通りでいいんじゃないかしら?堅苦しい格好しても仕方ないもの」
「そういうもんなんだ?」
「たぶんね…」
って、そんなセカイへのアドバイスを「たぶんね」で締めくくるミライ姉ちゃん。
もしかしてこの人って、これほど美人にも関わらずデートしたことないんじゃなかろうか
さっきあれほど動揺してたのも「わ、私ですらデートしたことないのに…(ガビーン)」と
ショックだったとか。デートに誘うのが大胆って言ってるくらいだし…
「セカイくーん!」
「あ、先輩!」
「早いね!まだ約束の10分前よ?」
「いやぁ、姉ちゃんに『絶対遅れるな!』って言われて」
「あはは、そうなんだ。じゃあ少し早いけど行こっか!」
「はい!」
いよいよフミナとのデートの日、意外にもセカイは約束の時間より早く着いてフミナを待っていました
姉ちゃんに言われたとはいえ偉いですね、フミナもちゃんと10分前には来たようだししっかりしてます
10分前集合は社会人の基本ですよね!(えー
デートと言えばなおさらね…早めの時間に着いて待ってる身からすると、デートの相手が遅れてくるのって辛いんだよなー
なぜなら自分は相手に会いたい分だけ早めに行ってるのに、その一方で相手が約束の時間を破って遅れてくるってなると
あぁこいつ俺のことどうでもいいと思ってんだなという風に感じて
一気に気持ちが冷え込んでいくという…みんなちゃんとセカイ達を見習わんといかんで…(えー
(お父さん、お母さん…セカイは少し変わってますけど、健全な男の子としてちゃんと育っています。
でも思春期の男の子にありがちな、衝動的な間違いが起きないよう
私がちゃ〜んと監視しますから…!)
ってそんな2人のことを監視するべく、影から尾行していたミライ姉ちゃん!
もはやハードボイルド刑事のようですが雑誌が逆だよ逆!周囲の人からも変人みたいな目で見られてるし
もしかしてこの人ポンコツなのか!?(えー
知的美人かと思いきや実はポンコツという、ベイカーちゃんの再来な雰囲気を感じるぜ…
「もう少しで着くからね?あっ…セカイ君、ちょっと目を閉じてくれる?」
「え、どうして?」
「いいからいいから!」
「はあ…」
「さ、こっちよ(ぎゅっ)」
「な…!?ホ、ホシノさん…なんて大胆なっ…!」
って、目的地に近づいてきたその時、目をつぶったセカイと手をつないで歩き始めたフミナ!
それを見ていたミライ姉ちゃんはもはや気が気じゃありません
姉さん落ち着いてください!まだ手をつないだだけですから!まだまだプラトニック!これはプラトニックですぞ!(えー
そんな風に姉ちゃんが戦々恐々とする中、2人が辿り着いたのは…
「まだ目を閉じててね…」
「…」
(あ、あ、あああ〜!セカイが大人の階段を駆け足で登っていくぅ!
ね、姉さん、それはまだ早いと思うの!)
そうこうしているうちに、立ち止まってセカイと向き合う体勢になったフミナ!
おいこれチューする気やで!チューの体勢やで!(えー
ミライ姉ちゃんとしてもそう見えるようで、手をつなぐだけでもあれだけ大騒ぎしていたのに
チューするとなったらもう発狂寸前であります
この状況に耐えられなくなったミライは、とうとう叫びながらその場を飛び出してしまい…
「らめぇええぇぇぇええええ!!」
ばばーん
「おぉ!?す、すげぇ!なんて大きなガンプラなんだ!」
「でしょ?ガンプラじゃなくって、実物大ガンダム立像なんだけどね」
「それにこんなに人が…!ガンプラって、すごく人気あるんですね!」
「…」
って、そこに現れたのはお台場ガンダムで有名な実物大の初代ガンダム!
フミナはこれで驚かせたかったようで、わざわざ目をつぶらせていたんですね
それにしてもミライ姉ちゃんがものすごい声で絶叫してましたが2人の耳には入らなかったんだろうか
「中も楽しいわよ〜、行こ!」
「はい!」
たたたたっ
「あ、あはは…うん、姉さん2人のこと信じてたぁ」
全然信じてなかっただろ!(えー
結局ミライのことには気づかずにGミューズの中へと入っていった2人、
さっき取り乱していたミライ姉ちゃんも、ようやく少しは落ち着いたようです
あとGミューズのミューズってなんなんだろうと思ってましたが、この場所を見るに
アミューズメントのミューズってことみたいですね、要はガンダムに関するおたのしみの施設が集まってるってことか
その後Gミューズの中に入って、ガンプラの展示品を見て回ったりハロせんべいと食べたりする2人。
というかマジでデートみたいじゃねーか!いい雰囲気すぎるわお前ら!
それとハロせんべい食ってるセカイの右の方に、赤い車が展示されてますけど
これって多分、実際の車としても売ってるシャア専用オーリスですよね
モビルスーツだけじゃなくて、こんなものまで出てくるのかよ!まったく芸が細かすぎるぜこのアニメは
ずらずらずら
「す、すっげぇ〜!これ全部ガンプラなのか!?一体いくつあるんだ!?」
そんなGミューズの中を色々回った2人ですが、最後にやってきたのはめちゃくちゃ品揃えのいいガンプラ売り場でした
そういえばもともと、フミナのガンプラを何にするかって目的でここに来たんでしたっけね
これだけ大量に置かれているのを見ていけば、何かしっくりくるのがあるだろうってことでしょうか
「先輩、いいのありました?」
「うう〜ん…やっぱり陸戦型をベースに宇宙用に…そう考えるとゼフィランサスにした方が…
でもでも、サンダーボルト版のジムという手もあるし…」
がしかし、これだけのラインナップを見てもフミナはなかなかピンときていないようで…
ちなみにフミナが持っているのはジム寒冷地仕様の箱。今まで使ってたのはパワードジム。
そして悩んでいるのはサンダーボルト版のジム…あんたどんだけジム好きなんだよ!
そうそういねえぞそんな人!キララと会ったら意気投合しそうだな…
それとゼフィランサスっていうのは、ガンダム0083に登場した主役機GP01ゼフィランサスのことですね
これは地上用のガンダムなわけですけど、それをわざわざ宇宙用に改造ってあんた…
それだったらGP01フルバーニアンでええやんか!
というのも、ゼフィランサスは地上でしかまともに戦えない機体なので
0083で宇宙に上がった時に「よっしゃいくぜー」と出て行ったら、今回ラルさんと戦ったセカイのように身動きすらできず
ボッコボコのズタボロにやられまくって半泣きで帰ってきて
「ンモーしょうがないな〜ゼフィランサス君は〜」と宇宙用に改造されたのがフルバーニアンなので…
「…ん?へぇ〜、ここってガンプラも作れるんだ」
「作るだけじゃなくて、バトルもできるよ」
「え?」
「どうだい、やってみるかい?」
って、ヒマそうなセカイが辺りをキョロキョロしていると、このプラモ屋にはガンプラ製作コーナーがあることに気がつきます
なんとなくそこに寄ってみた結果、「バトルをやっていかないかい」と声をかけてきた店員が…
お、おいちょっと待て!この店員ってまさか!
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前期1話に出てきた
パン屋のおっさん
じゃねえかあああああああ!! |
今ではあんたここで働いてるんすか!?パン屋はどーしたパン屋は!
ガンプラブームの流れに乗って、プラモ屋の店員に転職したんだろうか
この歳で転職するとはかなり思い切ったもんだなぁ…(えー
「でも俺、作ったことないから…」
「大丈夫、教えてあげるよ。ガンプラはそうだな…
初心者にも優しいSDガンダムがオススメかな。さあ好きなのを選んでみてよ」
そして初心者のセカイにも、優しくガンプラ作りを教えてくれるパン屋のおっさん。
おすすめのガンプラはSDガンダムだそうです。初心者にも優しいっていうのは
サイズ的に小さいし組み立てるパーツの数が少なくて済むって意味でしょうか?
実際、俺が小学生の頃とかにも、元祖SDガンダムのガンプラとか作ってたりしてましたしね
「あああ、セカイったらホシノさんを放ったまま何してるの…!」
「あれ、カミキ先輩?」
「えっ!?コ、コウサカ君、どうして!?」
「ガンプラの材料が足りなくなったので、買いに来たんですが…
カミキ先輩こそ、どうしてここに?サングラスなんかして…」
「そ、そ、それはその…」
って、そんなセカイの後ろ姿を見ながらわなわなしていたミライ姉ちゃんですが
ちょうどそこに買い物にやってきたユウマが登場!
尾行中のところで突然出くわしてしまったミライは、完全にオタオタと動揺してしまいます
しかし「セカイったらホシノさんを放って何してるの!」って、
ミライ的には2人のデートを邪魔したいんじゃなくて、健全な範囲で上手くいくのを願っているんですね
なるほどいい姉ちゃんじゃないですか、まあ手を繋いだくらいで発狂するのは勘弁して欲しいけど…(えー
「よーし、俺このガンプラにします!」
「んん…?この声…」
「あ、あ〜!私なんだか喉が渇いちゃったな〜!
コウサカ君、よかったらお茶しない!?」
「ええっ!?い、いいんですか!?」
「もちろんよ〜!さっ、行きましょ!」
「は、はい!」
(姉さんナイスフォロー!デートを楽しむのよ、セカイ!)
とその時、セカイの声に気づきそうになったユウマを必死に喫茶店へと連れて行くミライ!
むう…ユウマがセカイのことに気づくのって、そんなに都合が悪いことかなと思いましたが
「デートを楽しむのよ!」ってセリフからして、ミライ姉ちゃんは
セカイとフミナの2人の時間を壊したくなかったんですね
だから自分やユウマが、その中に割り込んでいくようなことにはしたくなかったと…
なるほどなぁ、やっぱりいい姉ちゃんじゃないですか。
ただまあセカイが今一緒に過ごしてるのはフミナじゃなくてパン屋のおっさんだけど…(えー
「こちらがご要望の品!マスターグレード、クィン・マンサです!
「おおお!すばらしい出来栄えだね〜!さすがはサカイ君、心形流のホープだけのことはある!」
「へへへ…ありがとうございます!」
ここで場面変わって、Gミューズのスタッフ相手にクィンマンサのガンプラを持ってきていた少年が1人…
誰なんだろうと思いましたが、スタッフ曰く「心形流のホープ」ってことなので
要するにマオの弟子ってことですか!?
おおなんと…そういえばマオも初登場の時は、トラックのおっちゃん相手にクシャトリヤのガンプラ作ってましたっけ
クィンマンサとクシャトリヤは兄弟機なので、これを作ってきたってこと自体がマオとの関係性を匂わせてますね
↓マオの弟子が作ったクィンマンサ
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↓マオが作ったクシャトリヤ
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「せやけど、なんで大阪のワイに発注したんでっか?
東京にも腕の立つビルダーさんは、ゴロゴロおるやないですか」
「いや〜、実は予定していた人にキャンセルされちゃってね」
「どなたでっか?」
「コウサカ・ユウマ君なんだけど…」
「…あぁそういうこと?ワイはあいつの代わりっちゅうことでっか?」
「えっ!?いやそういうつもりじゃ…!」
「あ〜気分悪なるわぁ〜〜!!」
「ご、ごめんねサカイ君…!」
「チッ!」
って、な、なんじゃいこいつは!スタッフの人が「もともとはユウマ君に頼んだ」って話を聞くなり、
めちゃくちゃ態度が悪くなり暴言を連発!
なんなんだよオイ!スタッフの人謝ってるだろ!それでもまったく許すつもりがないって心が狭すぎるだろ…
百歩譲って「ワイはあいつの代わりっちゅうことでっか?」まではいいとしても
スタッフの人が謝るのを無視して「気分悪なるわ〜!!」、さらに謝るのを無視して「チッ!!」と舌打ちって
初登場でいきなりこんなクズ度100%かよ!(えー
なんて第一印象最悪な奴なんだ…マオのやつ弟子の教育マジちゃんとやっとけよ!
「うーん、セカイ君どこ行っちゃんだろう?」
「次元覇王流!聖槍蹴りぃぃーーっ!」
ボッガアアアアン!!
「あっ、セカイ君!」
「先輩!はは、ちょっとバトルを…」
「このガンプラどうしたの?」
「さっき作ったんです!」
「えっ、セカイ君が!?」
「はい!ここの店員さんに教えてもらって!どうです?俺の武者ゴッド丸は!」
一方その頃セカイは、なんと初めてのガンプラを作ってさっそくバトルを行っているところでした
お、おい!初のガンプラ作りイベントがだいぶあっさり消化されちまったな!(えー
前作のレイジはけっこう大きな節目として後の方まで引っ張ってましたが、今回はあっさりなんだな…
それとセカイが作ったガンプラなんですが、武者ゴッド丸ということで
どう見てもゴッドガンダムの武者バージョンですよね
さっきガンプラを選ぶ時に「好きなSDガンダムを選ぶといいよ」と言われたわけですが
好きなガンダム=ドモンの愛機なあたり、師匠大好きなんだなセカイ
それと武者シリーズは漢字で名前を書くのがお約束なわけですが、
武者ゴッド丸は武者號斗丸って書くのが正式名称みたいですね。せっかくだからこっちで書くとするか
「おにーちゃん!もう一度勝負だぁ!」
「今度は僕だぁ!」
「おっ、いいぜ!何ならまとめてかかってきても!」
「なんや〜?あのへタレはぁ!!」
「…?」
「あ〜あ〜!東京モンはえげつないの〜!
依頼をキャンセルしたり、ガキ相手に調子に乗って戦っとったり
その程度のガンプラしか作れんで偉そうにぃ!」
ゲゲェー!?また出てくんのかよこのクソ大阪野郎が!
どっちかというと和やかムードで試合していたセカイ達に対し、
いきなり暴言を連発して殺伐とした空気を持ち込む空気読めない大阪野郎!
セカイの號斗丸についても「その程度のガンプラ」とかバカにしてますが、
初めて作ったガンプラなんだからこれでも十分だろうが!
また初心者をバカにする名人様の登場かよ、いちいち他人をバカにするなと思います
ユウマといい初心者に絡みすぎだろ…まあこいつはセカイが初心者ってことを知らないけどさ
「ボン達、次はワイにやらせてぇな。代わりに仇を討ったるさかい」
「でもあなた、ガンプラを持ってないじゃない」
「はん…そんなモン、今から作ればええ!」
ズバババババ!
「完成や」
「なっ…す、すごい!一瞬で!?」
そんな中、「おまえ調子に乗っとるからワイがボコボコにしたるわ」と言わんばかりに
ガンプラを組み立て始めたクソ大阪野郎。その辺にあったガンプラの箱をバァッと空中に放つと
宙に浮いてるわずかな時間ですべてのパーツを組み立ててしまいました。マンガ的な超高速組み立てですな…
しかしユウマを倒した奴もそうだけど、性格クズな奴ほど技術は持ってるのが腹立つよな(えー
「教えたるわ…大阪モンがやる、本気のガンプラバトルを!」
「荒鬼頑駄無、見参…!かかってこいや東京モンが!」
そんな大阪野郎が使うガンプラは荒鬼頑駄無というそうです。
あらおにガンダムじゃなくてコウキガンダムって読むみたいですね
コウキガンダム…コウキ?ゴッド丸はすぐにゴッドガンダムって元ネタが分かったけど、コウキってなんなんだろう
まさかコウ・ウラキの略ってことはないだろうし…(えー
このマスクやマントの見た目からしても、俺には元ネタの見当がさっぱりつかないなぁ
「俺は東京モンじゃねぇけど…かかってやるよ!聖拳突きぃぃーーっ!」
「けったいな技使いよって…けどなぁ!」
シュバアッ!
「避けられた!?」
「速い!」
「短い手足のSDで、そないな技が通用するかい!
SDにはSDの戦い方があるんや!」
って、初っ端から得意の聖拳突きを放つものの、やすやすとそれを避けられてしまうセカイ!
大阪野郎いわく、「手足が短いんだから素手の攻撃なんか通用するか」ということで
剣&盾を装備した形態へとチェンジします。つまりは素手より武器で戦うべきってことか
そして「ふむふむなるほど」と言わんばかりに武器を装備するセカイ。お前順応性高いな!(えー
ムキになって次元覇王流を連発するかと思いきや、素直に言うことを聞くとはさすがセカイです
それと武者號斗丸は二刀流で戦う剣士なんですねえ、調べてみたらこの刀は爆裂刀、熱波刀って名前がそれぞれあるみたいで
この二刀で必殺技を放つ時に「唸れ爆烈!轟け熱波!熱火爆輪斬!!」という決めゼリフがあるようです。
へええかっこいいですね、必殺技の時にこういうセリフがあるのはさすがGガンの機体だなぁ
「唸れ」はシャイニングフィンガーの「光って唸る!」、「轟け」はゴッドフィンガーの「轟き叫ぶ!」からそれぞれついてるってことですよね
ガキィン!ガキガキイイイン!!
「ふん…機体特性も使わんと力押しだけ?芸がなさすぎるで!
輝けビームクリスタル!!」
ドッギャアアアアアッ!!
「ぐあっ!?なんて力だ…!」
がしかし、単に刀を装備しただけで、號斗丸にどんな能力があるのかを理解していないセカイ!
それに対して大阪野郎は荒鬼頑駄無のことを熟知しており、
ビームクリスタルという特殊能力を使って猛攻を仕掛けてきます
むう…よく分かりませんが、いきなり荒鬼頑駄無のパワーが上昇したところを見ると、パワーの底上げに使う装備ってことでいいのか?
「へタレが…!自分のそれは、己の感覚をガンプラに押し付けてるだけや!
ガンプラバトルの真髄は!ガンプラとファイターが一体化して戦うことや!」
さらにセカイに対し、自分の感覚をガンプラに押し付けすぎだと指摘する大阪野郎。
ふうむ、なんというかこいつ、性格としてはクズだけどけっこう参考になる意見言ってくれますよね(えー
「手足の短いSDでは素手攻撃は不利」とか
「機体特性を理解してもっと特殊能力を使え」とか
「自分の感覚をガンプラに押し付けてるだけではダメ」とか
なるほどと思うことを色々言ってくれてるんで、クズな一面さえなんとかすりゃいいキャラになると思うんだが…
(ガンプラと同化し…次元覇王流を使いこなす…?
武者號斗丸なら…俺自身がそうなら…!俺が!武者號斗丸なら!)
|
俺が!!
ガンダムだ!!(えー |
おま…なんとここで俺がガンダムの境地に目覚めてしまったセカイ!
ともかくこの発想が転機になったようです、今までは自分の感覚しか考えていなかったセカイですが
武者號斗丸ならどう戦うのか…それを悟った瞬間、かつてない力が號斗丸に発動する!
「はあああああーーーっ!!」
ズゴゴゴゴゴゴ!
「ス…スーパーモード!?」
スーパーモード・爆熱の陣!!
ここぞという決着の時、スーパーモードによって真の力を引き出すのはGガン勢のお約束!
それとゴッドガンダムがモデルなのでハイパーモードって名前なのかと思いきや
號斗丸が使うのはスーパーモード・爆熱の陣が正式名称なんですね
今回調べてみるまでそのことを知らなかったので、フミナが「スーパーモード!?」って言ってるのを見て
おいおいゴッドガンダムならハイパーモードだろ
スーパーモードはシャイニングガンダムだろ
ちゃんとGガン見ろよまったくよーとか思いっきり的外れなこと考えてました:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「全ての力をこの拳にぃぃぃっ!」
ギュオオオオオオオ!!
「爆熱の陣か…!少しは骨があるやんか!
荒鬼頑駄無!超必殺技・鬼岩一閃斬!!」
ドッバアアアアア!!
おお!ゴッドフィンガーのような体勢で突っ込んでいったセカイに対し、
シャイニングフィンガーソードのような巨大剣で迎え撃つ大阪野郎!
いやー、やっぱり必殺技の名前が文字として出てくる演出はいいね…
イナズマイレブンとかもそうだったけど、ただ叫ぶだけより文字が出てくるとなんか盛り上がるものがあるよな
「どや!?」
「まだだ!うおおおおああああああ!!」
おお、今の一撃でかなりのパーツを吹っ飛ばされながらも、ひるまず突っ込んで勝負をかけにいくセカイ!
まさに今のセカイは號斗丸と人機一体!俺のこの手が真っ赤に燃える!
勝利を掴めと轟き叫ぶ!ばぁぁぁぁくねぇぇぇぇぇつ!!
って避けられるんかーい!!
おま…ちょっと待てこらー!!こ、この空気読めない大阪野郎が!
セカイがここまでやったのに変形してあっさり避けるとかそりゃないだろうがー!!
「ひ、飛行形態!?」
「ふふ…ガンプラは自由や…!その無限の自由の中から、ワイが考え具現化した!
これがワイの!心の形やあああああっ!」
ドッギャアアアアッ!!
ゴ、ゴッド丸ーー!!あああ、最後はゴッドバードチェンジからの体当たりを食らって
あえなく爆散してしまったゴッド丸!それにしても「これがワイの心の形や!」って
それガンプラ心形流の極意じゃないですか!マオがそれを掴むには前作で17話かかったわけですが
初登場の時点でもうそれ掴んでんのかよ!たったの1話でいきなりもうマオ超えとは…
号泣しながら弟子を見つめるマオの姿が目に浮かぶようだぜ…(えー
「俺のガンプラが…負けた…」
「セカイ君…」
「これで分かったやろ〜?自分みたいのを井の中の蛙言うんや
雑魚は雑魚らしくおとなしくしとけボケが!!」
む…むかつく〜!!てんめえええー!!バトルが終わったら言うことはそれかよ!
バトルを通して芽生える友情だとかそういうの全然ねえなこいつ!
わざわざ面と向かってこんな腹立つ言葉を吐いていくとは、この後リアルファイトに持ち込まれても文句言えません
セカイさん、こうなったら鍛えに鍛えた次元覇王流で生身でもやっちゃってくださいよ!(えー
腕をバキバキにへし折って二度とガンプラが作れないようにしてやれ!くそがー!
(ガンプラバトルの真髄は、ガンプラとファイターが一体化して戦うことや!)
「…」
(ガンプラは自由や!)
「…」
「先輩…俺、ガンプラのこと全然分かってなかった。
でも自分に足りないものが何か、わかったような気がします!」
「うん…私も教えてもらったような気がする。
自分の想像力を高めて、それを形にするのがガンプラだって!」
えええーー!?しかし、あんなクズの言うことでも「自分達には足りてない発想だった」と今後の糧にする2人!
いい子すぎるやろお前ら!確かにセカイはガンプラに対する理解、フミナは常識にとらわれない自由な発想が
足りてなかった気がしますが…あのクズに対してまったく怒らないというのは、メンタルが聖人すぎるぞ!
「俺、もっと練習します!(がしっ)」
「私も絶対作ってみせるわ!私だけのガンプラを!(がしっ)」
「あ〜ラブラブだぁ〜」
「チューするぞぉ、チュー!」
「えっ!?」
「チュー!チュー!チュー!」
「な、何言ってんだよ!?」
「そんなことしませんっ!」
「え〜?チューしないの〜?」
「「だからしないってぇ!」」
って最後になんかキター!!
おおお、子供たちにチューだチューだ煽られて、真っ赤になりながら照れまくる2人!
セカイ×フミナの流れきたな!!もしかすると俺の願望だけで終わる可能性もありましたが
こうしてしっかりねじ込んできてくれて何よりです、セカイも意外と照れてるし今後ちょっとずつ意識していく展開になるといいなー
あ、それと最後にユウマが大阪野郎のクィンマンサを見てビックリしてたので、
ユウマからしてもあいつに対しては因縁があるみたいですね。まあ俺としては好きにやってくれとしか…(えー
こいつら2人ともいちいちセカイにつっかかりすぎなのがなぁ、そのせいであんまり興味が湧いてこないぜ…次回に続く
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