「どうせ話題性だけの映画でしょ」と最初は舐めていたアナ雪が面白かったので、 同じ理由で見ていなかったこの映画も見てみました。風立ちぬ。 俺からするとジブリ映画はもののけ姫までと思っているうえに、風立ちぬは主演が庵野秀明で棒読みがひどいと 聞いていたので、こりゃ期待できないわーとスルーしていたんですが、実際に見てみた感想は… 正直微妙な感じだったよ…(えー うーん、庵野の声は思っていたほど悪くはなかったです。そんな棒読み棒読み言うほどじゃないなという 棒読みっていうとやっぱり最初期のリルぷりっとか、最近で言うとレディジュエルペットのかろんがマジでヤバイので あれに比べたら庵野の声は全然問題ないなって思えるレベルでした というか最近のジブリはこれに限らず素人に棒読みさせまくってるし 風立ちぬだけ騒ぐような問題じゃないよなーという気はします。ポニョとかもひでぇ棒読みキャラ出てきた覚えがあるし そんなわけで庵野はそんなに悪くないと思ったんですが、 ストーリーが正直何がしたいのかよく分からなかったですね 「え、この場面をそんなに詳しくやるの?」という風に、無駄なんじゃないかと思うシーンをやたら詳しくやったり 「え、その場面を飛ばしちゃうの?」という風に、必要だと思ったシーンがすっぽり抜けていたり 具体的にどんな場面かというと、たとえばこの映画って主人公が図面描いてるシーンが多いんですよ 天才的な飛行機技師らしいから、次々に仕事を任されてとにかくいっぱい図面を描きまくるわけです がしかし、じゃあその結果どんな飛行機ができたのかというとそれがさっぱり分からないんですよ あれだけいっぱい図面描いてたけど、じゃあ結局どんな飛行機が完成したの?飛行機の名前は?っていうのが 映画を見る限りじゃさっぱり分からなかったという。だからマジで俺は主人公・堀越二郎が何した人なのか まったく分かってません。映画の後にウィキペディア調べてあ、この人零戦作ったの!?と初めて知った始末 それと、夢の描写と現実の描写の区別がつきにくいというのも正直混乱しました この主人公って唐突に何度も夢の世界にどっぷり浸かって、飛行機についての熱意を語ったりとかするんですけど それが不意打ちみたいな形で急に挿入されるので、今見ているのが夢なのか現実なのかイマイチ分からなくて 一体この主人公は現実で何をやったのかというのが、余計に理解できなかったような気がします そう、アカギのセリフで言うと 主人公に対する印象はますますモヤの中… 大志Mk−2は主人公に対して なんら具体的な材料を手にしていなかった… こんなところですね、しかしこのセリフ書くの好きだね俺も(えー 最近ことあるごとにこれ書いてる気がするわ あとはそうだなー、このアニメって効果音をところどころ人間の声でやってるじゃないですか えらく器用に色んな音を出してるところをテレビの特番で映してたんですけども、 正直その特番を本編の前に見ちゃったのは失敗だったなーと思ってます なんというか、本編を見ながら「あ、この効果音って人の声で出してるやつだ」と気づく箇所があったりすると なんかこう生理的に無理な気分になってしまうというか… 特に町中が火災で焼けてる時の爆発音を人の声で出してるシーンでそう思いました 目の前で多くの人が火災の犠牲になっていく中で、人の声の爆発音が聞こえてくるというのが なんだかすごく気味悪く感じたというか、結局これもマイナス要因にしかならなかったなー そんなわけで、風立ちぬを見終わった時の俺の気持ちを正直に表現すると
と、アオイホノオで『未来への使者』を見た観客の気分と言えば分かってもらえるでしょうか(えー そんなわけで評価低めの話が続いてしまいましたが、 でも、そんなロリが美人に成長して相合傘したり、結婚式したりするシーンではさすがに俺もドキッとしたなー |