■アニメ感想:ドラゴンボール超(スーパー)
第1話「平和の報酬1億ゼニーは誰の手に!?」そんなわけでこの間から始まりましたね、ドラゴンボールの今までにない新シリーズ・ドラゴンボール超(スーパー)。
魔人ブウとの戦いが終わった後に、悟空たちがどう暮らしているかを描いた内容となっております
あと目玉のポイントとしては、鳥山明がストーリー原案を担当してるってことですが…
そこについては正直期待が半分、不安が半分というか…(えー
なぜなら同じように鳥山明がストーリーを担当したのが、劇場版の「神と神」や「復活のF」なんですが
神と神は面白かったんだけど、復活のFはなんとも微妙だったんで今回のTVシリーズはどうなるかな…と
期待と不安が入り混じった状態です
あとやっぱり鳥山明が過去の設定にはまったく興味なくてすぐ忘れちゃうってところも、ちょっと不安なところですよね
たとえばタオパイパイを忘れただとか、超サイヤ人2を忘れて超サイヤ人3を間違えて覚えていたとか、
超サイヤ人の強さは普通の時の10倍くらいだと思っていたとか(それだと10倍界王拳と変わらない)
そういう逸話が山ほどあるくらい、本人が忘れっぽいと公言しているんで…
なので細かいところに関しては、整合性とかあんまり気にしないほうがいいかもしれません。果たしてどんな話になるのか…
まあとりあえずオープニングの映像を見た限りではそうですね、悟空の服装を見てみると
道着に「悟」マークがついてて青シャツ着てるってところがいいですね
悟空の道着って時期によって色々変わってますけど、結局この頃のデザインが一番好みに近いんだよなー
原作で言うとナメック星で戦ってた時の服装。もっと細かい話をするなら、「悟」マークになるちょっと前に
地球でベジータと戦った時の「亀」マークと「界王」マークの組み合わせの状態が一番好きですね
まあともかく、それに近いこの服装はちょっと嬉しいものがあります。
今回の道着が「悟」マークになってるのは、神と神の描写に合わせた服装をしてるからでしょうね
このテレビシリーズでは、神と神、復活のFの話も盛り込んでいくということだったので
それに繋げるために今回この服装をしてるってことなんだと思います。
あと他にオープニング見てて思ったのは、悟空がすっごい懐かしいポーズしてるなーってことなんですよね
それがこれです、左腕を前に出して指をクッと曲げたようなポーズ。
これって悟空が少年時代にすごく多用してた構えなんですよ
バトルになるとこの構えで戦うのがお約束だったんですが、でも大人になってからは全然使われなくなっちゃったんですよね
まあ多分、戦闘のスピードがあまりにも上がりすぎちゃって、わざわざ悟空に構えなんか取らせなくても
まったくの棒立ち状態から即座に殴り合えるって描写にシフトしていったからだと思うんですけども。
|
←セルとの戦い。まったく構えない状態からいきなり殴り合う |
たまに地上戦では構えたりすることもありますが、舞空術で浮いてる状態なんかは
もうほとんどが棒立ちで対峙するって印象ですね。空中で構えながら戦うってことは全然なかったと思うんで
大抵の場合は浮きながらこういう風に対峙するというか
やっぱり舞空術メインの戦闘になってから、そういうのも変わっていったんだろうなー
まあともかくですよ、そんな風にずいぶんと懐かしい少年時代の構えを
こうして再現してくれたのはちょっと嬉しかったわけですよ
原作愛を感じたワンシーンというか、こういうリスペクトが感じられる作りなら面白くなるかもしれないなーという。
そんなわけで本編なわけですが、冒頭の場面は実に珍しい悟空の労働シーンから始まりましたね
なんとトラクターを運転しながら畑を耕す悟空という、世にも珍しい光景となっております
これは結構俺としては嬉しかったですね、とにかく悟空といえば最近のネットで
ニートだのクズ親父だの散々な言われようなので
ドラゴンボールが好きな俺としてはすごい悲しかったんですよ。なんで悟空がそんな風にバカにされなきゃならんのだと
それがこのシーンでちゃんと働いてることがわかったので、
悟空はニートなんかじゃねーよちゃんと働いてんだよ!!と胸を張って言えると思ったんですが…
しかし次のシーン、悟天がその場にやって来るなり「おう悟天いいところに来たなー」と
トラクターを降りて運転を悟天に任せてしまう悟空。いやいや何やってんの!?と思ったら
「仕事さぼって修行すっかなー」と超サイヤ人になって暴れ始めて畑をメチャメチャに破壊してしまったという…
あ、あかん…こんなん…こんなんやっぱりダメ人間じゃねーか!!(えー
ぐああああ!それだけは認めたくなかった!何やっとんねん悟空のやつ
こんなニートのダメ親父と誰の目にも明らかな行動を自らやり始めるとか!ひでえよこんなんありかよ!
いやね、てっきり俺としては、悟空がトラクターを降りて超サイヤ人になった時、
トラクターなんかより自分の手でやった方が早いとかで、ズバババッと素手で農耕作業を終わらすのかと思ったんですよ
だって子供の時に亀仙人の修行でそれをやってるわけだからさ…
その時の描写がこれですよ、亀仙流の修行では毎日これを繰り返して、自分の体を鍛えていったわけです
てっきりその時の経験を活かすのかと思ったら全然そんなことなかったのが泣けるっつーか…
あれやな…オープニングで少年時代の構えを再現するとかやってくれたから、つい期待しちゃったんやな…
こういう昔のエピソードを活かしてくれるのかなって…全然そんなことなかった!!(えー
それと魔人ブウとの戦いの直後ってことで、悟飯とビーデルはまだ新婚さんの時期なんですね
そのせいかえらくイチャイチャした雰囲気で、腕を組みながら歩いたりしてましたねー
こういう新婚さんの描写って、原作のドラゴンボールだとなにげに全然なかったですよね
たとえば悟空とチチの結婚、ベジータとブルマの結婚、クリリンと18号の結婚、そしてこの悟飯とビーデルの結婚も
原作ではみんな「そして数年後…」って感じに時間が飛んでて、いつの間にか結婚しててすでに子供が生まれてる状態で
新婚のラブラブな時期っていうのは全然描写されてないんですよね
それっていうのは、鳥山明がかなりの照れ屋で恋愛の描写をするのが気恥ずかしいから
だという風に言われてます。というか本人がそう言ってるんですよね
悟空とチチの結婚がギャグ風味だったのも、マジメな恋愛を描くのが恥ずかしいからとか
ベジータとブルマ、クリリンと18号がくっつくまでの話も構想としてはあったらしいんですけど
それを形にするのが恥ずかしいから、「そして数年後…」って時間を飛ばして描写しなかったんだとか。
だからこんな風に新婚さんの描写が描かれるのは、アニメならではの珍しい場面と言えるかもしれませんね
それと今回のサブタイ、「1億ゼニーは誰の手に!?」なんですが、何かお金の争奪戦でもするのかなと思ったら
単にサタンに臨時収入の1億ゼニーが入ってきたので、それを悟空に差し入れとして持ってきたという内容でした
どーゆーサブタイやっちゅーねん!なんか内容と噛み合ってねーぞ!
ともかく悟空は1億ゼニーをサタンからもらったことで、今後は働く必要もなくなり
これからは遠慮なく悠々自適のニート生活を送れることになったという…結局それじゃねーか!!
マジで働くのをやめて修行のために界王星に行ってしまったし、その間家族のことはほったらかしに…
あ、あかん…こんなんダメ親父とか言われても擁護できる気がしない!
なんというか、悟空は金を稼いでないにしても、こんな風に巨大な魚を獲ったりして食料調達ぐらいはしてるんじゃないか?と、
きっと悟空も家族のために何か貢献してるだろうと今まで思ってきたんですが、
今回さっさと家族を置いて界王星に行ってしまったのを見ると、もうあかんやんかこのクソ親父!!(えー
ダメ人間の描写ばっかり増えてく気がするわ!ほんと悟空ってネットの普及でクズだなんだ言われることが増えちゃったので
働いてるシーンとか、家族との暮らしについてはもっとデリケートに描写して欲しかったよ…
これ以上悟空がクズ呼ばわりされる材料を増やさないでくれ…
それと最後に、界王神の声が無駄にかっこいい感じの声優さんに変わってましたね
界王神と言えばヘタレで無能ってイメージしかないので、このかっこいい感じの声は
本当に無駄なかっこよさだなと思って笑ってしまいました(えー
調べてみたらこの声は太田真一郎っていう声優さんで、ドラゴンボールGTの時に界王神の役をやってたらしいですね
へえ…界王神ってZとGTじゃそれぞれ違う声優がやってたんだ、全然知らなかった。
まあ俺はGTに関してはあんまり思い出したくないことの方が多いんで…(えー
次回に続く!
|