サンデー感想:MAJOR 2nd 第73話「東斗のほころび」

(なっ…スリーバントだとォ!?)

ダダダダダ!

「セーフセーフ!」

「やったつないだーっ!ナイス大吾!」

(まさか…スリーバントでくるとは…くっそ…はかられた!!)



さて前回、ツーストライクに追い込まれた状態から、一か八かのスリーバントを仕掛けた大吾。
今回の冒頭では、そんなスリーバントがまんまと大成功したようで、ランナーを送るだけでなく大吾まで出塁するという
願ってもない展開になっていました

これで状況としてはワンナウトランナー一・三塁…ドルフィンズとしてはかなりの得点チャンスですね
今のところ点差では3−5でドルフィンズが負けているので、ここはなんとしても点を返しておきたい場面です

「3番、ピッチャー、卜部君」

(ワンナウト一・三塁だぞ!2点差でも用心しろよワタル!)

と、そんな一方で、「ここは用心して抑えなきゃあかんで」と気を引き締めていたミチル。
そりゃ東斗としては絶対に点をやりたくない場面ですよね、せっかく突き放したのにまた追いつかれてはたまったもんじゃありません
とりあえずワンナウト一・三塁ってことは、一番ドルフィンズがやってきそうなのはスクイズですかね?
外野フライでも一点入る場面だけど、ヘタに打ちに行って内野ゴロになったらゲッツーの危険もあるし
それよりはスクイズの方が確実かなって気がします。ともかくドルフィンズが取った作戦というのは…

コン!

「スクイズだーっ!!」

やっぱりスクイズキター!!すかさず卜部にバントをさせてスクイズを敢行するドルフィンズ!
まあここはやっぱりそれが無難かなって感じですよね、ただ俺でも真っ先に思いつくぐらい無難な作戦なので
これは相手にも読みやすい作戦と言えるんじゃないでしょうか。そんな卜部のスクイズに対してワタルの対応は…




ゲエエエエエーー!?お、おいおい何しとんじゃワタルうううう!!
なんとスクイズへの対応が遅すぎて、三塁ランナーの睦子に対してまったく何もできないまま本塁生還を許してしまい
焦ったワタルは慌てて一塁にボールを投げますが、うっかり暴投してしまい卜部さえもアウトにできないという最悪の結果に!
まるで素人みたいなヘッポコぶりじゃねーか!(えー  一体どうしたんだワタル!
スクイズのこともまったく予想してなかったみたいだし、すっかり平常心を失ってプレーがメチャクチャになっているとしか…

「何やってんのよ渉!!あんな簡単にスクイズ決められるとか、
 茂野君にスリーバント決められたからって浮き足立ちすぎでしょ!」

そしてこれにはミチルがたまらずタイムを取って、ワタルに一言ビシッと言いにやってきました
まあそりゃ喝を入れたくもなりますよね、今の失点は明らかにワタルが動揺しすぎて自滅した感じだし
これで平常心を取り戻してくれればいいんですが、ワタルの反応はというと…



「…(冷や汗)」

完全に心ここにあらずじゃねーか!!おいいいいい!!
なんと目の前のミチルの言葉すらまともに聞こえてない様子で、「やべえよ…やべえよ…」といった感じに
冷や汗をダラダラ流しながら動揺が収まらないワタル!完全に頭が真っ白になっとる!まさかここまで自分を見失ってしまうなんて…
ワタルのやつ精神的にモロすぎるだろ!スリーバント一発でこうまで崩れるなんて予想外すぎますよ

ドス!!



「うぐ!?」

「しゃんとしろや司令塔!!1点差で4番だよ!!
 あんたがしっかりしないでどうすんのさ、負けるつもり!?」

と、ここでミチル怒りのボディブローが炸裂!いい加減目ぇ覚ませオラー!と思いっきり気合注入しまくってますね
一見するとかなり乱暴な行動に見えますが、ドラクエやFFでも混乱した味方を正気に戻すには
ぶん殴るのが一番確実な方法ですからね(えー

(くそ…俺としたことがマジでテンパっちまってたぜ…)

《4番、キャッチャー、鈴木君》

そしてこのミチルのボディブローでワタルはマジに正気に戻ったようです。ドラクエやFFも捨てたもんじゃないな(えー
しかし、正気に戻ったとはいえ迎えるバッターは4番アンディ。しかも状況はワンナウト一・二塁と、ヒット一本出れば同点の状況です
この貫禄あるアンディを抑えられるかどうか、ワタルにとってはかなりの踏ん張りどころですね



スパァン!

「ボール!」

(球が高めに浮き始めてる…小松はそろそろ限界だな…
 だが俺が注意していなかったせいでブルペンの用意はさせてないし、
 どっちにしろ中継ぎ陣では4番・5番の相手をするのは苦しい…
 ここは小松に踏ん張ってもらうしか…!)

って、正気に戻ったワタルが冷静に状況を見てみれば、小松はそろそろスタミナ切れで限界が近づいており、
リリーフを出そうにも、リリーフ陣の準備具合と実力を考えたらとても出せるような状況ではないと…
なのでここは、小松に最後の力でアンディと光さんを抑えてもらって、その後にピッチャー交代というのが
ワタルの考えたプランのようですね。俺もそれでいいと思います。苦しいところですがここは小松に乗り切ってもらうしか…



カキイイイイン!!

「…!!」

「抜けたあーっ!!まわれーっ!!」

ダダダダダ!!

「セーフセーフ!」

「うおおおーっ!!やった追いついたーっ!!」

だああああああ!!しかしそんなワタルの夢を打ち砕くアンディのタイムリーヒット!
完璧に捉えた打球は綺麗に内野の間を抜けていき、ついにこれで同点の5対5に!
ワタル達からしたら非常に痛い失点ですな…しかし今の場面はワタルにミスはなかったと思います
これはもう打ったアンディを誉めるしかない。ワタルは考えうる最善の手をやり切ったんだから、
この失点は引きずらずに切り替えていくしかないですね。こういう時もありますよ、精一杯やっても結果が伴わない時もある。
こういう苦い現実を受け入れて切り替えられる精神っていうのも、大事なことだと思うんだよなー

「タイム!監督!」

「…?」

「ミチル、監督の許可をもらった。投げろ!
 俺たちがこんなとこで負けるわけにはいかない」



ってここでまさかのミチルにピッチャー交代!ついにその禁じ手を使うんですか!?
ミチルはこの後の決勝戦に登板予定なので、この試合には使わない予定だったわけですが…
その予定を狂わせてでも交代させるということは、いよいよなりふり構わなくなってきた感じですね。
ただ、できることならこの禁じ手を使うより、このピンチは
ワタルの知恵と工夫で乗り切って欲しかったですけどねー

何しろ、今これだけピンチになってるのはワタルが動揺して盛大に自滅したせいなわけだから、
まずはワタル自身の手でそれを挽回するような何かを見せて欲しかった。
それに最近のワタルって、やたらと慢心したり動揺したりスキだらけな小者っぽいキャラになってきてるので
そのマイナスイメージを吹き飛ばすためにも、ここらでスカッと一発汚名を返上するような活躍を見せて欲しいわけですよ
そうじゃないと情けない印象がつきすぎちゃってるんで…うーむ、果たしてこの先
ワタルが強キャラに返り咲くことはできるんだろうか…次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第74話「エース登板」

《東斗ボーイズ、選手の交代をお知らせします。
 ピッチャー小松君に代わりまして、眉村道塁さん》

(エ…エースが出てきたーっ!!)



さて前回、ピッチャーの小松がスタミナの限界を迎えたことで、いよいよエースのミチルに交代の指示を出した東斗ボーイズ。
今回の冒頭では、ミチル本人もそれに応じて投球練習を始めた場面となっていますね
ちなみにそんなミチルが最初に対戦するバッターは我らが光さんであります

ふむ、最強ピッチャーと最強バッターがいきなり激突するというわけか。
状況としては5−5の同点で、なおもワンナウト一・二塁という得点チャンスですから
ここで光さんが一発かましてくれれば、一気にドルフィンズが試合をひっくり返すことができますね

《5番、センター、佐藤君》

「いけ光ーっ!!一気にひっくり返せーっ!!」

ズッバアアアン!!

「ストライーク!!」

「はやっ!あの子がエースなんだ…!」

「左のサイドスローか…ありゃ打ちにくそうだな…」

がしかし、さすがにミチルは簡単に打てるようなピッチャーではないようで
初球を目にしただけで大吾の姉ちゃんじいちゃんも目を丸くしております
ふむ…実力者のこの2人が驚くってことは、ミチルはピッチャーとして本物の能力を持っているようですね
どうやら思った以上に打ち崩すのは難しそうです。そして続く二球目を投げるミチルですが…

ガギイイイン!

「ファール!」

(なんて球筋だ…!?ストライクと思ったら、
 内側のボールゾーンに食い込んできた…!)

(へえ…今ので空振りしないんだ。やるじゃないの…)

これにはなんとか食らいついていった光さん。どうにかバットに当ててボテボテのファールにしましたが、
その結果ミチルと光さんは内心でお互いを讃え合ってますね。
光さんは今まで見たことがないほどの急角度で食い込んでくるボールに驚き、
ミチルは空振りを取りに行ったはずのボールに触られて意外に思っているという。
いやあ最強バッターと最強ピッチャーらしい対決となって参りました。そして注目の三球目を投じるミチルですが…




バコオッ!

「ファール!」

「おおっ!惜しい!」

って、なんと三球目はきっちり捉えてきれいな当たりを飛ばす光さん!
惜しくも飛んだ先はファールとなってしまいましたが、いきなりもうミチルの球に対応するとは恐ろしすぎる学習能力ですね
光さんの一番凄いところはこれなんだよなー、どんなピッチャーの球も1〜2球あれば見極めてしまうという。
ミチルのような超一級のピッチャーに対してもそれができるとは、光さんの素質は底が知れないな…

(こ…こいつ!!さっきと同じ球を、腕を畳んですぐに対応してきやがったー!!)



この光さんの異常な学習能力には「うっざ…」とミチルも苦笑い。しかしミチルはまだ落ち着きを保っている感がありますね
その一方で「こ、こいつ対応してきやがったー!!」完全に落ち着きをなくしてるワタルときたら…(えー
ワタルお前ってやつはー!その小者くさい反応はどうにかならんのかー!!
ワタルのやつ最近ずっとこんなじゃねーか!何かあるたびに動揺しまくっててあまりにも頼りないっていう
お前も抜群の打撃力を持つスラッガーじゃないんか!?なぜこうも二流選手っぽいキャラになってしまったんだろう…

(ふむ…どうやらまだ投球練習中だったか。
 さすがにファーストからすぐマウンドじゃ、ミチルの肩があったまってない。
 だがもう投球練習から数えて10球以上は投げた…そろそろ本気で投げるだろう)

ってそんな中、慌てず騒がず「ミチルの肩がまだあったまっていない。今のは投球練習にすぎん」と状況を見ていた東斗の監督。
ほう、さっきのボールはミチルの100%ではなかったということですか。だから慌てる必要はないと…なるほどね
しかしこういう冷静な分析っていうのをちょっとはワタルもできないんですか!?(えー

この監督のセリフってワタルが言ってもよかったんじゃないか!?いつもミチルの球を受けてる双子のキャッチャーなんだから
ミチルの球が本気かどうかぐらい簡単に感じ取れそうなものを…ともかく「そろそろ本気で投げるだろう」と語る東斗の監督ですが、
実際にミチルが投げたボールはどうかというと…

ズッバアアアン!!

「ストラックアウッ!!」




ああっとまさに監督の言葉通り一段と鋭いボールを投げ込んできたミチル!
これには光さんでさえも太刀打ちできずに三振となってしまいます、本当にさっきまでの球は投球練習だったということか
どうやら思った以上にミチルの実力は高かったみたいですな…それはいいんですけど
ラスト2コマでめっちゃドヤ顔してるワタルはなんなんだお前!(えー
なんでお前が偉そうな顔してんの!?さっきまでめっちゃ動揺してたやろ!せめて監督のように冷静な分析ができてれば違ったものを
相変わらずワタルの迷走ぶりに終わりが見えませんな…どうしてこんな珍妙なキャラになってしまったのか…次回に続く!

サンデー感想:MAJOR 2nd 第75話「監督、目覚める」

「ストラックアウッ!スリーアウトチェンジ!」

「ああーん…」

「くそっ、同点止まりか…」



さて前回、東斗のピッチャーがミチルに代わったことで、あの光さんですら三振を食らってしまったわけですが…
今回の冒頭では、光さんの後に続くバッターもあっさりと三振になっていたようで、
要するにドルフィンズ打線がキリキリ舞いさせられている展開となっていますね

ミチルからは点を取るのがかなり難しいだけに、ここから先は相手に点をやったら負けると危機感を強める大吾。
確かにその通りですね。今は5−5の同点なわけですが、ここで東斗ボーイズに点をやってしまったら
ドルフィンズが2点も3点も取って追い越すというのはまず不可能だと思っていいでしょう。
ここから先は1点勝負になるはず…それだけに、守りも今まで以上に気を引き締めて抑えていきたいところです

カキイイン!!

「ライト!」

「よっしゃー!ランナー出たァ!!」



って言ってるそばからあー!!
おいいいい!!なんとその回の東斗ボーイズの攻撃が始まったかと思ったら
いきなり先頭バッターからヒットを浴びてしまう卜部!
なんでやねん!先頭バッターからいきなりって!ここからしっかり抑えていかなきゃいけないという時に…

(よし…監督の言った通りだ…!)

『弓削、向こうのバッテリーはおそらく以前のウチの試合を見て、
 お前がインコースを得意なことも知ってるはずだ。
 ボール気味のインコースには引っかかるな。
 インに目付けさせて外角低めで打ち取りに来るはずだ、それを狙え』



って、いま打った弓削というバッターの様子を見てみれば、どうやら監督から入れ知恵をされて
卜部の配球を完全に読んでいたようですね。インコースは捨てて外角低めを狙えと…
それがズバリ的中して簡単にヒットが打てたようです、この監督かなり優秀な人みたいだな

(くそ…眉村の前にランナーを出しちまったか…)

《4番、キャッチャー、眉村渉君》

(よくも恥をかかせてくれたな…!俺がマスクをかぶって
 こんなみっともない試合は初めてだ!落とし前は俺のバットでつける!!)

さあそして、弓削が出塁して次のバッターは4番のワタルですよ。これはまずい状況だとアンディも冷や汗を流す中、
ワタルの闘志もとんでもなく燃え上がっているようです。ちなみにそれだけワタルがヒートアップしてるのは
これまでの失態について「よくも恥をかかせてくれたな!」と思ってるからなわけですが
いやいやこれまでのワタルの失態ってほとんどが自滅だったじゃないですか!!(えー

相手を見下しすぎてミチルから怒られたり、オロオロと動揺しすぎてミチルからぶん殴られたり…
ワタルが自分から崩れていってトラブルが続いてたっていうね。
まあとにかくこの打席ではしっかり気合が入っているようなので、久しぶりにワタルのまともな姿が見られるのでは…

ブウウウウウン!!

「ストライクワン!」

「く、くそぉ!ボール気味だったか…!」

ってワタル全然ダメだこれー!!なんと卜部がボール球を投げてきてもブンブン振り回し、
あっさりとストライクを取られてしまうワタル!お、お前てっきり良い意味で気合が入ってるのかと思ったら
悪い意味で頭に血が昇ってただけかい!なんだそりゃー!!

ついさっきの弓削が「ボール気味のコースには引っかかるなよ」と監督に言われて、ちゃんとそれを遂行していただけに
ワタルがボール気味の球にまんまと引っかかってブンブン振り回してる姿っていうのは
なんとも涙を誘いますね…(えー  ワタルお前ってやつは…なんというかワタルのことを見ていると
Zガンダムのジェリドを思い出すな…何をやっても上手く行かないライバルキャラで
「汚名挽回」って言葉が似合いすぎる男みたいな。マジでワタルは汚名挽回し続ける男になってしまったよ

「(スッ)」

「え…!?お、送りバントだって!?」



ああー!!しかもこの上さらにワタルが汚名挽回してしまう出来事が!
今のなさけない空振りを見た監督が、「あいつはダメだな…もうバントでもしとけよ」
送りバントのサインを出してきたっていうね。それを見たワタルのこのガビーンとした顔ときたら…(えー
もうほんと失敗ばかりの情けないキャラになってるじゃねーか!まさかワタルがここまで落ちぶれてしまうなんて

「タ、タイムお願いします!(ダダダダ)
 か、監督!すみませんサイン間違ってませんか!?」

「送りバントのサインを出したんだが…どうかしたか?」

「えっ…」

「”なんで4番の俺が送りバントなんだ”って顔だな…
 さっきのスイングを見て、打てそうもないから指示したんだが」

「…」

「か、監督!ワタルは最近あんまりバントしてないし…
 あんまり得意じゃないんですよ!」

たまらずタイムを取って監督に確認するワタルですが、
「あのしょぼい空振りじゃ打てそうにないからバント指示したんだけど」と言われて
余計にガビーンとなってしまいます。しかもここでミチルがかばいに入ってきたっていうのもみじめっぷりがやばいですよね
「すいませんウチの弟はバントが下手でして…」ってお姉ちゃんにかばってもらってる
って感じで、お前お姉ちゃんがいなきゃなんにもできないのかよ!っていう

実際、この試合ってミチルが投げてなかったらワタル率いる東斗ボーイズは負けてる内容なんですよね…
ミチルが圧倒的な活躍で試合の流れを変えたからよかったものの、本来ならワタル達はもう負けてるような内容で
そして今、監督への抗議でもワタルはミチルにかばってもらって、もう完全にミチルにおんぶに抱っこ。
さすがに情けなさすぎるだろ…そろそろお姉ちゃん離れしないといけないだろ!(えー

「そうか。じゃあやめとくか、好きに打て」

「は、はい!(なんなんだよ、寝ぼけてんじゃねーのか監督…)」

「渉」




「一人でチームを仕切るのと、一人で野球をやるのは違うぞ。
 全員野球で追い付いてきた相手に、こっちがそんな野球で勝てると思うか?」

そして最後は、バント指示を取り下げて好きに打たせるようにした監督ですが…
しかし、まるで反省していないワタルを戒める一言をここで放っていますね
「一人でチームを仕切るのと、一人で野球をやるのは違う」ってことですが
要するに一人で野球をやるっていうのは一人よがりでワガママな野球ってことですよね

さっきの「よくも恥をかかせてくれたな!」ってムキになってブンブン振り回してるワタルの姿がまさにそれで、
自分1人のうっぷん晴らしのことだけ考えて、チームのことをまるで考えずにプレーしてたっていうね
「そんなことをやっていて、全員一丸となった相手に勝てると思うのか」
というのが監督の一言であり、野球はチームでやるものだということを思い出せと。なかなかいいことを言う監督じゃないですか

「プレイ!」

「…」

スパアアン!

「ボール!」

「…」

(なんだ?急に嫌な見送り方になったな…)



(でかいのはいらない…繋ぐんだ!!)

カキイイイン!!

あっとそして、今の監督の一言でようやく目が覚めたらしいワタル!
さっきまではブンブン振り回していたボール球も今度はきっちり見極め、さらにチームのために繋ぐバッティングで
卜部のボールをしっかりミートする結果に!確かに今の場面って、ブンブン振り回して長打を狙うよりも
しっかりランナーを進める方が大事な場面なんですよね

なんでかっていうと、今回の冒頭で大吾が言っていたように
今は「1点入ればそれで試合が決まる」ような状況だからですよ
そう、今欲しいのはまず確実な1点であって、2点も3点も欲張る必要はないんですよ
チームが勝つために何が必要かってことをちゃんと見ているかどうか。それをワタルは今回の監督から教わったと思います
あの監督、人相は悪いけどなかなかいい監督ですよね。人相は悪いけど。(えー  次回に続く!

サンデー感想:MAJOR 2nd 第76話「名門の底力」



さて前回、今までいいところのなかったワタルもようやく立ち直り、卜部のボールをこうして捉えたわけですが…
その打球の行方はというと、センター前へきれいに抜けたシングルヒット。
これぞまさしくセンター返し、つなぎのバッティングの真骨頂といったところですね
ともかくこれで状況としてはノーアウト一・二塁ですよ。そしてワタルの次のバッターは、
チャンスをさらに広げるために送りバントを仕掛けますが…

コン!

「ファースト!」

「させるかーっ!!」

「なっ…」

スパアアアン!

「セーフ!」

「おっしゃノーアウト満塁だーっ!!」

「す…すまん」

ってここで卜部痛恨のエラー!!何しとんじゃお前ー!アンディがファーストへ投げろと指示したにも関わらず
卜部はそれを無視してサードへ送球!その結果全然アウトが取れずにノーアウト満塁になってしまったという…
おいおいおい、さすがに指示を無視してこの結果はひどいだろ!まあ1点もやりたくない状況だから
もしかしたら卜部はランナーを三塁まで進ませたくないという気持ちが強すぎて、ついついやってしまったのかもしれませんが…

なんにしてもノーアウト満塁ですか…状況としてはかなり厳しいですが、しかしゴロを打たせればゲッツーにできる可能性があるので
望みがあるとすればそこですね。ここはなんとしてもゴロを打たせたい場面であり、
絶対にフライだけは打たせたくない場面です。犠牲フライで1点入っちゃうからね…
それだけはやったらあかんで!絶対にフライだけは打たせるなよ!絶対だぞ!頼むからここはフライだけは…

パキッ!

「レフト!」



「ゴー!」

ダダダダダ!

「やった勝ち越しーっ!!ナイス小峠!!」

ってフライ打たれとるー!!(号泣)
おいいいい!!それだけはやったらいかんという場面でええええええ!!ああああああ
なんてことでしょう、こうもあっさりと犠牲フライを決められて1点を献上してしまうなんて…
これは絶対に取られてはいけない1点だったんですよね…前回から言われていましたが、
ミチルを相手に点を取り返すのは無理だから、なんとしても卜部には踏ん張って欲しかったんですが…

「まだ1点だ!気落ちするな、切り替えろ!」

(いや…しかしこの1点はきついッスよ監督…あの眉村ミチルから2点取るのは…)

そんな中、気落ちするなと声をかける田代でしたが、卜部はこの1点の重圧に耐えかねてすっかり落ち込んでしまったようです
卜部もこの1点の重みについては理解していたんですね…その割にはやけにあっさり点取られたなお前!(えー
何しろこの回の卜部は、敵の3番に打たれ、4番にも打たれ、5番をエラーで出塁させ、6番に犠牲フライを打たれるという具合に
いいように料理されて点を与えてしまったので、さすがにもうちょっと粘って欲しかったというか
ついこの間ミチルに「卜部とアンディはドルフィンズの本丸」とまで言われてただけにね…
本丸がこんな簡単に料理されちゃっていいのかっていう。ここは意地を見せて欲しいところですよ、本丸としての意地をね。
まだ試合は終わったわけじゃないんだし、どうにか立て直して欲しいです
頼むしっかりしてくれ卜部!お前はドルフィンズの本丸なんやで!!

コン!

「スクイズだーっ!!」

「セーフセーフ!」

「決まったーっ!!これで2点差ーっ!!」

「…すまん…完全に警戒怠っちまった…」

う、卜部えええええええ!!(号泣)
うわああああああああ!!なんじゃこりゃ!!今度はスクイズを仕掛けてきた東斗のバッターに対して
なんの警戒もしておらずあっさりと追加点を許してしまう卜部!
おいなんだよこの本丸ガバガバじゃねーかよ!!
本丸なのに一番最初に陥落してるじゃねーか!もうだめだこれー!!



「…みんなすまん…せっかく惜しいとこまで頑張ってくれたのに…ほんとにすまん…」

その後、どうにかこうにかチェンジまではこぎつけたものの、あまりに重い2点を奪われてしまったことで
ドルフィンズベンチはお通夜のような暗く沈んだ雰囲気になっていました
それに何より、あの強気な卜部が謝り続けてる姿がなんとも涙を誘いますね…

ちなみに、いま貼った画像の一番左のキャラは卜部じゃないですよ。こいつ卜部と顔似てますけど別人ですんで!
本人はめっちゃうなだれて泣きそうになってますんで!間違えないであげてください!(えー



「な…なに言ってんだよ!まだ終わってないよ、みんなもあきらめちゃダメだよ!
 2点くらいすぐに取り返せる…」

ズッバアアアン!!

「ストラックアウッ!スリーアウトチェンジ!!」




「ろ…6者連続三振…」

ああ、そして暗いベンチの雰囲気を変えようとする大吾でしたが、圧倒的なミチルの投球を見せつけられて
逆に絶句してしまうのでした。しかもこの場面、なにげに睦子が三振してるってのがショックでかいですね
なにしろ睦子って、このチームで一番ミート力が高いだろうから…
長打力なら光さんとかアンディの方が上だろうけど、ミート力なら睦子が一番高いだろうから…

その睦子がまったく手も足も出ず三振してるっていうのは、相当ショックな光景ですよ
一体他の誰ならバットに当てられるんだっていうね。実際に6人連続で三振してるしなー
まさかここまでミチルが強いとは…絶望的すぎる状況ですが、果たしてドルフィンズに逆転の策はあるのか…次回に続く!

サンデー感想:MAJOR 2nd 第77話「最終回…!!」




さて前回、5−5の状態から敵に2点取られてしまい、かなり苦しい状態に陥ってしまったドルフィンズ。
そして今回はというと…って、お、おい!スコアボード見たらさらに1点取られてんじゃねーか!!
なんてこった、前回の話は5回の裏で2点を取られるって内容でしたが
今回始まった段階で6回の裏で1点取られるという展開になっていたのか…

「3点差か…厳しくなっちゃったわね…」

「やっぱさ…そんな上手く行かないよね。まぐれで勝てる相手じゃないよ」

「みんなよく頑張った…東斗を相手にお前らがここまでやれるとは正直思わなかった。
 最後は悔いなく思いっきりバットを振って帰って来い!」

そしてこの3点差で最終回を迎えてしまったことで、(※少年野球は7回が最終回)
観客席の桃子ばあちゃんいずみ姉ちゃん、それに監督の田代もみんな「さすがに終わったな…」と諦めムードになっていました
まあ気持ちは分かるけど試合はまだ終わってないじゃないですか!最後までちゃんと戦えよ!
ここから勝てる方法があるとすれば、そう例えばミチルに向かって
デュークホームランのような殺人打球をブチ当ててやれば勝てる可能性は…(えー

ズッバアアアン!!

「ストライクバッターアウッ!」

ああ、しかしミチルの球に手も足も出ず三振してしまうドルフィンズの先頭打者!
いきなりこれでワンナウトですか、ヒットは打たなくてもいいからとにかくノックアウト打法を狙ってけよ!(えー
…と思ったけど、どうやらミチルの球にはこれまで光さん以外は誰もかすることすらできてないようです。
マジか…そもそも当てることすらできないんじゃ、さすがにノックアウト打法も無理だわな…これはもう本当に手詰まりになってしまったのか

《2番、レフト、茂野君》

「…」

(さすがに3打席もバントしたら警戒されるか…)



そして今度は大吾の打席となりますが、これまでさんざんバント戦法を続けてきたために
「もう二度とバントなんかさせねーぞ」とガチガチに警戒されたバントシフトを敷かれてしまいます
こうなるとさすがにバントは無理そうですね…もはやヒッティングに出るしか方法はないわけですが

ブウウウウン!!

「ストライーク!!」

「くっ…」

ああしかし、振ってはみたもののまるでかすりもしない大吾のスイング!
もともとミチルの球が打てないからバント作戦を考えたわけだしな…
最後にこうして真っ向勝負しなければならなくなった時点で、大吾の負けは決まっていたということか…終わったな…

ズッバアアアン!!

「ボール!」

(ん…?よく見たな…それとも単に手が出なかっただけか?
 もう一球使って探っておくか)

ズッバアアアン!!

「(ピクッ)」

「ボール!」

(こいつ…見極めてる!?)



とその時、ミチルのきわどいボール球に対して二球続けて見極める大吾!
え、もしかして大吾ってめちゃめちゃ視力のいいキャラだったのか!?選球眼だけは一流だったとか!?
そういうことならフォアボールで出塁できるという可能性も少しは…

「へえ、あの球見えてるのあの子!」

「そうかもね…だって卜部君と左サイドスローを想定してずっと練習してたから、
 あのピッチャーの球筋には他の人ほどびびってないんじゃない?」

って、そんな大吾の選球眼について姉ちゃんからの説明が。どうやら目がいいっていうことじゃなくて
サイドスロー対策の練習をひたすらやってたから大吾はこの手のボールに慣れているってことのようです
そういえば大吾は、卜部と練習したことに加えて「親父のサインあげるから」ってミチルを誘って
ミチルのボールを何十球も見せてもらったんでしたっけね。確かにそれなら目が慣れてるって可能性はあるのか

「まあ、見極めれば打てるってもんでもないけど…」

(塁に出るんだ…!まだ終わりたくない!!)

ガキイッ!!

「ファールファール!」



とそんな中、とりあえずボテボテのファールを打つことには成功した大吾!
本当にボテボテの打球ではありますが、これまで光さん以外はかすることさえできなかっただけに
それよりは一歩前進したというところでしょうか。まあクリーンヒットを打つのは難しいだろうから
大吾が出塁するとしたらフォアボールか、それとも大吾が粘りまくった結果ミチルがカッカしてしまって
力んでコントロールミスしたデッドボール食らって出塁とかそんなところですかね?(えー
次回に続く!

サンデー感想:MAJOR 2nd 第78話「うしろに繋げ」



ガキン!

「ファール!」

ガキィン!

「ファール!」

(ふーん…あの時はかすりもしなかったのに、どういうこと…?)

さて前回、これまでドルフィンズのバッター達がみんなカスリもせずに三振していたミチルのボールに対し、
どうにかこうにかファールにすることはできた大吾でしたが…今回の冒頭でも続けてファールを打っており、
ひとまず当てて粘る作戦を挑んでいました。やっぱりフォアボールでの出塁が一番現実的ですかね?

(8対5…3点差で最終回…相手ピッチャーが眉村ミチルに代わってからは
 6連続三振…誰が見てもこの試合はもう終わってるのに…)

ガキン!

「ファール!」

(なんであいつはまだあんな必死なんだよ…もうやめろよ、やめてくれよ…!
 結果は分かってるんだ、さっさと終わってくれ!
 結局俺が打たれたせいで負けるんだよ、
 俺はさっさとこのブザマな現場から立ち去りたいんだよ!)

って、そんな大吾が粘り続ける中、次のバッターの卜部はというと
「ああもうやだ、早くこの試合終わって!」と必死に祈っていました
なんなのかと思ったら、さっき自分が相手に3点取られてしまったことをかなり気にしてるみたいですね
要するにどうせ自分が戦犯だからもう早く帰りたいって思ってるってことか、
恥ずかしくて穴があったら入りたいような心境なんやな

スパァン!

「ボール!フォアボール!」

「よし!ナイスセン!」

(なんなんだよ…なに出塁してんだよあのバカ…)

「頼むぞ卜部ーっ!!」

(初心者のくせに諦めが悪いってーかしつこいってーか…
 いや…初心者だから東斗の強さを分かってねえんだろうな…)



がしかし、卜部が「早く三振しろ」と思っていた中、フォアボールを選んで出塁することになった大吾!
そのため今度は卜部が打席に立つことになりますが、その心境は複雑でずっと考え事を続けていました
それにしても、この打席に入った瞬間の悲壮感の漂う卜部の表情なんかカッコイイな
顔だけ見ると、歯を食いしばって必死に闘志を絞り出してるように見えるというか、かなりイイ顔してるように思います

(選手層も鍛え方も、ウチなんかとはレベルが違うと思い知るだろ普通はよ…)

ズッバアアアン!

「ストライーク!」

(普通はさ…普通はポッキリ心が折れるはずなのに…)



(往生際が悪いってんだ、
 このポンコツ2世があああーーっ!!)

とその時、大吾のプレーに刺激を受けたのか、思いっきり自分の気持ちをぶつけるような鋭いスイングを見せる卜部!
なんだかんだ言って卜部の中にも闘志が燃え上がってきたということでしょうか
これが一発逆転の長打になればかなりの見せ場になりそうですが…

ガッキイイイン!!

「ミチルーッ!!」

って、そんな卜部の放った当たりは大きくバウンドしたピッチャーゴロ!まさかの当たりそこねですか!?
しかしあれだけ強烈なスイングをしたおかげか、バウンドした球はかなりの高さまで跳ね上がっており
全力で走れば内野安打の可能性も有り得そうです。
それにしてもこの場面、空高く跳ね上がったボールを見上げるミチルの表情めっちゃ可愛いな



ダダダダダダズザアアアッ!!

「セーフセーフ!!」

「おっしゃあああっ!!卜部もつないだーっ!!」

そして卜部の走塁はどうなったかというと、なんと渾身のヘッドスライディングで一塁へと飛び込み見事に出塁する結果に!
まさかのガッツ溢れるプレーを見せてきましたね、それだけ大吾のやる気が卜部にも伝染したってことでしょうか
それにしてもこの場面、卜部をアウトにできなくて悔しがるミチルの表情めっちゃ可愛いな(えー



卜部の闘志が爆発する回と見せかけて実はミチルが可愛い回だったというまさかの展開ですよ!
なんていうかこの漫画におけるミチルの存在感って凄いですよね
東斗ボーイズもハッキリ言ってミチルがいなかったらそんなに強くないチームだと思うし
実力的にも可愛さ的にもこの漫画を牽引してるのがミチルっていうか…

多分それだけミチルは読者人気が凄いんだろうなって思いますね
はじめてミチルが出てきた回なんかもネットでかなり騒がれてたし、いま人気投票をやったらミチルが1位になるんじゃなかろうか
そういうことがあってのミチル優遇なのかなーってなんとなく思いながら見てます。次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第79話「バッテリーの秘策」

「やった!卜部がつないでワンナウト一、二塁!」

(しつけーなこいつら…まだワンチャン作りやがる…!)

《4番、キャッチャー、鈴木君》



さて前回、大吾と卜部が続けて出塁したことで、逆転に向けてわずかな望みをつないだドルフィンズ。
そしてワンナウト一、二塁の状況で、我らが4番アンディへと打順が回ります
今は3点差なので、ここでアンディがホームランでも打った日には一気に同点ですな…
ワタルもそれを気にしているようで、「一発だけは気をつけないと…」と内心ヒヤヒヤしているようです

「ワタル…あれを使っていいか?」

「…ああ、出し惜しみしてる場合じゃない。全力で行け!」

とその時、「あれを使っていいか?」と意味深なことを言い出したミチル。
出し惜しみがどうとか言ってるところから見ても、ミチルにはここ一番で使うための秘密兵器があるってことのようです
ただでさえ強いのにそんな奥の手まで持ってるのか…そしていよいよそれを披露するミチルですが



「え!?フォ、フォームが…!アンダースローだ!!」

スパアアアン!!

「ストライーク!」

「違うフォームでも投げられるのかよあいつ!?」

「凄いねあの子…こりゃ打てないわ」

スパアアアン!!

「ストライクツー!」

「くっ…!」

「リズムも球の軌道も今までと違う…!球速もサイドより遅いから、
 この緩急を使われたらアンディでも厳しいぞ…!」

って、そんなミチルの秘密兵器とはまさかのアンダースロー!
これまでのサイドスローより遅いためにタイミングが狂わされ、しかも下から浮き上がってくるような軌道なので
今までとまったく違うボールにさすがのアンディも対応できていないようです
あっという間にアンディをツーストライクまで追い込んだミチルは、立て続けに勝負球を投げ込みますが…

「サ…サイドスローだ!」

「なんとかしろアンディーッ!!」

って、勝負の瞬間だけはフォームをサイドスローに戻してきたミチル!
なるほど、アンダースローでアンディの正常な判断力を奪っておいて、最後はサイドスローの力強い球で仕留めるってわけですか
そうすれば狙い球を絞れないし、アンダースローの遅い球の直後にサイドスローの豪速球が来たら
その威力は何倍にも感じられるでしょうしね…これはミチル達の方に軍配が上がったか…

カキイイイン!!



「な…何ィ!?」

「うし!」

「うおおおおーっ!!よっしゃ満塁だーっ!!」

ってヒット打っとるううううう!!な、なんですとー!?
完璧に思われたミチルの投球ですが、なんとそれを打ち砕いてヒットを放ったアンディ!
そのおかげでさらにチャンスが広がり、これでワンナウト満塁に!
あまりに意外な展開すぎて、さすがのミチルも唖然となっていますね



ミチルをここまで驚かせたのってアンディが初めてなんじゃなかろうか。ミチルは今までずっと余裕を崩さなかったキャラだしなあ
あと大吾の姉ちゃんも「こりゃ打てないわ…」って諦めてたぐらいなのに、まさかそんな絶望的な状況を覆すとは…

(バカな…!完璧な形で追い込んだはずだ、なぜ打たれた!?)

「…」

(まさかアンディめ…決め球はサイドスローで来ると読んでたのか!?)

「…」

そんなアンディに打たれてしまったことに相当なショックを受けていたワタル。
果たしてアンディは何を考えて今の打席に立っていたのか…投球の組み立てを完全に読んでいたのか…
それを探ろうと必死に頭を働かせるワタルですが、アンディの心理はとても推し量ることはできませんでした

 

というかアンディこれ実は何も考えてなかったんじゃないか!?(えー
このポケーッとした顔は何も考えないで打った顔じゃないか!?そうなのかアンディ!?
い、いや、アンディに限ってそんなことは…普段あれだけ頭を使ってリードを組み立ててるわけだし、
キャッチャーとしての思考でワタルのリードを完全に読んだってことも考えられますよね
果たして真相はどっちだったのか…どっちとも取れるのがなんだか面白いシーンですねこれ

《5番、センター、佐藤君》

「頼むぞ佐藤!」

「ここで光君がホームラン打ったらまさかの大逆転劇じゃない!」

ともかく、ワンナウト満塁の大チャンスで光さんに打席が回るという願ってもない展開となりました
前回の打席では打ち取られた光さんですが、あれはミチルに交代して最初の対決だったから
ミチルのボールにまるで慣れていなかったというのが大きいでしょうね。今はミチルのボールをさんざん見た後なので
きっと光さんなら対応できることでしょう

一方でミチル側としては秘密兵器をもうすでに出しちゃったのが痛かったですね
光さんの学習能力は異常だから、さっきのアンダースローを見てすでに対応できる状態になってるかもしれません
あれを出すなら光さんの打席まで取っておきたかったですね…果たして光さんを抑えるためにミチルはどうするべきなのか…

「佐藤は敬遠しよう」



「え!?け、敬遠って…」

「満塁ですよ、1点入っちゃいますよ!?」

「1点ならいい、それより佐藤と勝負する方がリスクがでかい。
 後続で2つアウトを取る方が確実だ、敬遠しろ」

って敬遠の指示キター!!なんと光さんとの勝負を避けての敬遠を指示する東斗の監督!
う、うーむ…まあ確かに、光さんを確実に打ち取れるようなボールは、今の状況ではもうない気がするし…
光さんを避けて次のバッターと勝負するっていうのも、アリっちゃアリですよね。

ただ、それでミチル達が納得できるのかっていうのが気になるところですけども。
自分たちよりも格下のチームを相手に、すごすごと勝負を避けるのはかなりプライドが傷つくことでしょう
仮にそれで勝ったとしても、試合に勝って勝負に負けたって感じですよね
光さんと勝負したら勝てないから敬遠をするわけで、それを選ぶのは光さんへの負けを認めるようなもんだと思います
果たしてそんな気持ちをミチル達が受け入れられるのか…うーん、敬遠の判断って本当に難しいですよね。次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第80話「敬遠策」

「不満げだなミチル…この作戦に納得してないのか?」

「い…いえ」

「正直に言え。佐藤を抑えて勝ちたいのか?」




さて前回、ワンナウト満塁のピンチを乗り切るために、光さんへの敬遠を言い渡されたミチルですが
今回の冒頭では、その作戦に納得できずに何が言いたげな表情を見せていました
前回の感想で、「この作戦はミチル達が納得できるかどうかが問題」と書きましたが、
まさにそんな感じで、ミチルとしてはどうしても胸の中に引っかかるものがあるみたいですね

「…はい、勝負して勝ちたいです」

「ミチル!?」

「地区大会のこんなとこで、押し出ししてまで勝負を避けるようなチームが…
 この先一番高いところに行けるなんて思えません!」

「…」

「それに監督はいつも言ってるじゃないですか!
 少年野球は勝つことがすべてじゃない、大事なのは
 昨日の自分より成長した今日の自分が胸を張れるかどうかだって!
 勝負させてください!胸を張って明日を迎えるためにも、
 絶対に抑えてみせます!!」

そして「こんなところで逃げたくない、勝負して勝ちたい」という気持ちをすべて監督にぶつけるミチル!
それにしてもこの監督、見た目に似合わず「勝つことがすべてじゃない、昨日の自分より成長することが何よりも大事」っていう風に
なんだかウメハラみたいなことを言う人ですね(えー

いやマジで、ウメハラもよくこういうことを言ってるんですよ、「目先の勝ちより成長することの方が大事だ」みたいなね
たとえば最近、強キャラのガイルを使わずに弱キャラのリュウを使ってるのもそれが理由だと語っていました
今のガイルはすごく強くて、現時点でそれを使えば勝ちは拾えるんだけど、ただ今のガイルは操作するプレイヤーが
上手いとか下手とか関係なく強くて、技術とか関係のないキャラになっちゃってるから、それだといくら勝っても腕が上達しないし
今後の自分の成長につながらないってことを言ってるんですよね

今ガイルを使って勝てたとしても、それは今の時期だけの話で、たまたま今ガイルの性能が高いから勝ててるだけであって
もしも今後またアプデがあって、ガイルの性能がガクンと落ちるようなことがあれば
そこには何も成長してない自分がぽつんと残るだけになってしまうから、
そういうことにならないためにも、ちゃんと自分が成長できるキャラを使うべきだと思って、リュウの方を選んだんだそうです
ウメハラの言う「目先の勝ちよりも自分の成長が大事」っていうのはそういうことなんですよ

(驚いたな…まさかあの大人しいミチルが…)

さて本編の方に話を戻しますと、さっきのミチルの主張については、監督としては意外だったようで
まさかあんなことを言い出すとは思わなかったようです。まあ結構怖い雰囲気の監督だし、
「俺に逆らうな。言うことを聞け」みたいな指導をしていきたいのかも…

(監督に逆らうなど…それでこそエースだ!!)

えええええええええ!?「それでこそエースだ!!」ってええええええええ!?
ちょっとちょっと!「俺に逆らうな!」っていうタイプの監督なのかと思ったら、むしろまったく逆で
「もっと逆らってくれ!!」ってタイプの監督だったのかよ!!(えー
なんだこの人ー!!見た目とイメージ違いすぎだろ!まさかあの怖い見た目でそんなことを考えていたとは…



(打たせない…!絶対にねじ伏せる!!)

ズッバアアアン!!

「ストライーク!!」

さあそして、今のミチルの気力充実ぶりはすごいものがあり、これまでで最高潮の気合を込めて
物凄い球を光さんに投げ込むことに!この球はさすがの光さんもそうそう打てるものではなく
バットを振っても大きく振り遅れてしまいます

ガキイイン!

「ファール!」

(よし…!追い込んだ!佐藤はサイドの速い球に対応する待ち方だ…
 これならアンダーの外いっぱいで三振だ!)

「(ふるふる)」

(えっ!?)

(悪いねワタル…あたしはとりあえず制球のまとまるサイドスローと
 アンダースローでやってきたけど…本当は好きでやってたんじゃない)

って、「勝負球はアンダースローで行くぞ」とサインを出すワタルでしたが、それに対して首を振ってしまうミチル。
じゃあサイドスローで勝負したいのかなと思いましたが、ミチルはサイドスローも本当は好きじゃないそうです
お、おい、それなら一体どう投げたいんだ…と思ったその時

(あたしが憧れる投球スタイルは…!あの茂野君のお父さん…!
 茂野吾郎みたいな豪快な左オーバースローよ!!)



お前そんな投げ方もできんの!?
おいおいおい!今度はオーバースローだとォ!?しかも吾郎にそっくりなくらい豪快なフォームって
一体いくつの投げ方を習得してるんだよミチル!サイドスロー、アンダースローに続いてこんな秘密兵器まで出てくるとは…
しっかしこれだけ投げ方を変えてたら、フォームが崩れたりしないんだろうか。さすがに気になりますよね
ともかく吾郎ばりの豪快なフォームと、とてつもない豪速球を投げ込んできたミチルですが
この初見のボールに光さんは対応できるのか…次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第81話「左オーバースロー」



さて前回、光さんを仕留めるための勝負球として、吾郎そっくりのフォームでのオーバースローで投げてきたミチル。
今回改めてそのフォームを見てみても、吾郎のスタンドが一緒に投げてるんじゃないかと思うくらい
まさに生き写しの投げ方となっております。ストレートの威力も申し分ないようで、果たして光さんはこの球を打ち返せるのか…

(小学3年生のころ…私はまだ野球をよく知らなかったし、興味もなかった。
 パパがその仕事をしてたのは知ってたけど、もう引退してたし…
 4人兄弟の上2人も野球をやってなかった)

っていきなりここで回想シーンかい!いま一番いいとこなのに!
うーむ、何の回想かと思ったら、どうやらミチルが野球を知ることになったきっかけの話のようですね
小学3年生の頃までは、ミチルはまだ全然野球に興味を持つこともなく暮らしていたと…
それにしてもミチルたち兄弟って全部で4人兄弟だったのか…それ初耳ですねー、そんな大所帯だったとは驚きました
まさか4人も子供を作ったなんて眉村のやつお盛んすぎるだろ…(えー

(そんなある日、野球に興味を持ち始めたワタルが、パパの試合のDVDを見てた。
 それは私達が生まれる前に、パパが出たワールドシリーズの試合で…)



そんなある日、幼いミチルはワタルの見ていたDVDで初めて吾郎の姿を見たんだという…
これがすべての始まりだったってわけですね、一目惚れのように吾郎に夢中になったことで
自分も野球を始めたり吾郎の真似をしてピッチャーになったりしたと…まあそれはそれとして
小学3年生のミチル可愛いですね(えー  このロリ顔はもう少し見ていたい気がするな

がしかし、ここで回想シーンは終わり、再び現在の試合のシーンへと戻ります。ちょっと惜しい気もしますが
まあ何よりも気になるのは、ミチルと光さんの勝負の行方がどうなるかですよ。
いきなりこのオーバースローでの球を見せられて、果たして光さんは打ち返すことができるのか…

ズッバアアアアン!!

「ボール!!」

ってボール球かよオイ!!ちょ、ちょっとー!!
ミチルが一世一代の大勝負に出たかと思ったらボール球なのかよ!!いやいやこの展開はダメでしょ!
なにしろ光さんは、1度見たボールは2度目からすぐに対応できるバッターだから、
ミチルが勝負するなら今の一球で決めるしかなかったんですよね。
それがボール球になって、光さんにじっくり見られてしまったわけだから…こりゃ次に投げても通用しないかもしれないなぁ

「あ、あんな切り札を持ってたのか!?今までで一番速いじゃねーか!」

(あいつ…こっそりオーバースローを練習してやがったのか!
 1年前、ピッチャーだった俺がヒジに少し違和感を覚えた時…
 ケガにうるさかった親父の命令で、俺は中学までキャッチャーを務めることになった…
 代わりに監督からピッチャーに指名されたミチルは…
 初めはオーバースローで投げていたが制球に難がありサイドスローに転向…
 それで上手くいってたから諦めたのかと思ったが…
 やはり茂野吾郎へのあこがれは捨ててなかったのか…!)

そんな中、ワタルが心の中で今までのことを振り返りますが長いよお前!!(えー
なんやこの長ゼリフは!めちゃめちゃ説明くさいじゃねーか!!これってここまで長いこと語らなくても
(あいつ…こっそりオーバースローを練習してやがったのか!
 やはり茂野吾郎へのあこがれは捨ててなかったのか…!)
ってだけでまとめられたんじゃないのかな…(えー

まあしかし、そんな長い説明の中でワタルがピッチャーをやめた理由についても語られましたね
その理由とは、少しヒジに違和感が出てきたら「中学までピッチャーはやめとけ」と親父に言われたのでそうしたっていう…
え…いや、なんつーか…なんのドラマもない設定だなオイ!(えー

そんな一言だけで説明が終わるような理由だったのかよ!いやいやちょっと待ってくださいよ
投手としてのワタルっていうのは、卜部にとってものすごく因縁のある相手なわけじゃないですか
卜部は一緒のチームにいる限りワタルを超えられないと思って、わざわざ別のチームに移籍してまで
投手としてのワタルを倒したかったわけで。それほど卜部の目標だったワタルが投手をやめるっていうんだから
きっと何か重大な理由が隠されているんだろうと思ったら、全然そんなことないんじゃん!!(えー
めちゃめちゃあっさり投手やめてんじゃん!これじゃわざわざチームを移籍した卜部が哀れすぎないっすか!?
この辺りの設定はもっと練って欲しかったんだが…さすがにこの理由はガックリきたなー

「お願い光君!なんとかして〜!」

(全国大会用にとっておいたこのボールを…打てるわけないでしょ!!)

えー、ともかく試合の行方ですが、さっきのボール球の後に気を取り直してオーバースローの球を投げ込むミチル。
今度こそ勝負に行ったようですが、1度見せてしまったこの球が光さんに通用するかというと…



やっぱり打たれたー!!
あああ、やはり二度同じボールは通用しないのか、今度の球は光さんに完璧に捉えられてしまう結果に!
はじき返されたそのボールはグングン伸びていき、あわやホームランというぐらいのフェンス直撃の長打コースに…

(う…嘘!?嘘でしょおおおお!?)

ところがどっこい
嘘じゃありません…!!

現実です…!
これが現実…!!
(えー

(C)福本伸行/講談社

 

目の前の現実が受け入れられずに「嘘でしょ!?」と困惑するミチルですが、しかし実際にドルフィンズの点がどんどん入ってしまいます
三塁ランナーが還って6対8、さらに二塁ランナーも還って7対8、東斗ボーイズのリードがいよいよなくなってきましたね

「俺が還れば…!同点だ!!」

さらに一塁ランナーのアンディまでも、ホームに向かって爆走することに!
タイミングとしては少し際どい感じですが、このまま一気に駆け抜ければあるいは…

ビキッ!!

(え!?)



「ア、アンディ!?あいつ足が…!」

「アウトォ!」

ってあああああここでアンディのケガが再発!そういえば足のケガが完治してなかったんでしたっけ…
この重要な場面でそれが再発してしまい、アンディはあえなくアウトとなってしまいます
ああ、同点の夢が…ただまあ、この間に光さんが二塁まで進んだことで、状況としてはツーアウト二塁です。
一応まだチャンスは続いてると言えますね、あとは次のバッターが頼りになる奴なら、まだ点が入る可能性は…

「アンパイア!代打永井!!」



ってここで永井かよおおおおお!!
おいいいい!!実力がなくてスタメン落ちした奴をここで使うんかい!!
なんつー場面で代打を出すんだ田代は…この一番大事な打席で、一番頼りにならん奴を打席に送るとは…(えー



そういえば永井の奴、この間光さんにやる気を出させるために
「俺は一打サヨナラのいいシーンしか出たくねーんだよ!!」とか言ってましたね
そういう意味じゃ、確かに今は1点差でランナー二塁なので、一打逆転のいいシーンって感じですね
お前がホームラン打てば一気に逆転やで永井…言ってたことが本当になったな…
ドルフィンズは先攻なのでサヨナラではないんですが、果たして永井はここで劇的な一打を放つことができるのか…次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第82話「最後の打者?」



「代打永井!!」

「がんばれ永井ーっ!!」

「絶対つなげ永井!てめーで終わったらぶっ殺す!!」

さて前回、最終回ツーアウトという大詰めの場面で、まさかの代打で出ることになってしまった永井。
1点差でランナー二塁なので、ここで永井が何かの間違いでホームランでも打てば一発逆転ですが
さすがにホームランは有り得ないでしょうね…フォアボールかデッドボールで出塁できれば御の字といったところでしょうか

(アンディのケガで同点にはならなかった…大丈夫だミチル!
 まだウチはついてる!こいつを抑えたらそれで終わりだ!)

そんな中でワタルはというと、前回のプレーで同点にならなかったことで「まだウチはついてる」
前向きな気持になっていました。確かに前回、本来なら光さんの一打で同点になっていたはずが、
アンディのケガのおかげで東斗ボーイズがリードしたままになりましたからね。そういう意味ではラッキーなわけですが…



(…ありえない…あたしのあの球を打つなんて…信じられない…!)

しかしミチルはというと、あまりにも光さんに打たれたショックが大きすぎたようで
軽い錯乱状態に陥ってしまったようです。うーむ…まあ前々回、光さんに対して勝負するか敬遠するかって時に
「たかが地区大会のこんなとこで勝負を避けてたら、どうせこの先も勝っていけない」
という気持ちで勝負を挑んだわけですが、その結果完璧に打ち砕かれてしまったわけだから
「たかが地区大会のこんなとこ」での勝負に完敗してしまったというショックがでかすぎるんでしょうね
そんなわけでミチルは今相当に精神が不安定なようです。これは永井としては予想外の大チャンスですが…

ブウウウウン!

「ストライクワン!」

ブウウウウン!

「ストライクツー!」

(ミチルのやつ荒れてるな…だがバッターがなんでも振るバカで助かった…!)

ってあああ、ミチルのコントロールが大きく乱れる中、そんなことにまったく気づかずに
来た球全部振りまくる永井!何やっとんじゃこらあー!!相手がボール球投げてることに全然気付いてねえ!



そんな永井の空振りシーンがこれなわけですが、自分の顔面ぐらいの高さのクソボールに思いっきり手を出しちゃってますね
しかもお前目ぇつぶって振ってんじゃねーか!!こんなんじゃ当たるわけないわ!
うーむ、せっかくミチルのコントロールが乱れてるというのに、永井はそのチャンスを活かせそうにないですね
こうなるとやっぱり、ドルフィンズが勝つためにはミチルがコントロールミスした球が
永井の顔面に直撃してミチルは危険球退場
とかそういう展開しか…(えー

(こ…こんなの俺が…打てるわけねーじゃん!)

ブウウウウン!

「ああっ…!」

ああそして、ついに運命の3球目が投げられたわけですが、ここでも永井はまったく打てずに空振り三振を喫してしまう結果に!
なんてこった最後は三振か…ミチルのやつコントロールミスをするなら
なぜ永井の顔面に投げてくれなかったんですか!永井の顔面に!(えー
なんにしろ、この三振でいよいよ試合終了か…と思ったその時



「は、走れ永井ーっ!!振り逃げだーっ!!」

ゲェー!?なんとワタルがボールを後逸!永井は幸運にも振り逃げで一塁へ走ることに!
むう、さっきからミチルのコントロールが乱れてましたが、今もそのせいで暴投してしまって
ワタルでも捕り切れなかったってことのようです。そんなわけで、思わぬ形で永井は一塁セーフになりましたが…

ダダダダダ!

「!?」

なんとその瞬間、二塁にいた光さんが一気に三塁を回って本塁へと向かうことに!
このスキに得点を狙うつもりですか!?確かに今、ボールは永井を刺そうと一塁に投げられた後なので
上手く行けば得点を狙えるかもしれませんが、果たして…



ってあっさり上手くいったー!!なんじゃこりゃー!!
なんと光さんの走塁はめちゃめちゃ余裕でセーフとなり、ミチルがタッチする暇すらなくあっさり1点入ってしまう結果に!
おいおいおい!これで同点だっていうのにあっさりすぎて微妙な空気になってんじゃねーか!(えー
この光さんとミチルの「あれ?こんなんでいいの?」「えぇ…この展開はないわ…」みたいな盛り上がらない空気はなんやねん!
本来なら最終回ツーアウトで追いつくという劇的な場面のはずなのに、こんなんで本当にいいんですか!?

「すまん…捕れない球じゃなかった…俺のミスだ…」

「やめてよ…完全にあたしのワイルドピッチだったし…ごめん…」

ともかくこれで同点に追いつかれてしまったことで、ミチルもワタルもすっかりお通夜のようにしょぼーんとなってしまいました
2人とも力なくうなだれながら謝罪の言葉を口にしており、もはや闘志は完全に消えてしまったか…って感じですが

「まだだ!まだ振り出しに戻っただけだ!ここをしのいで裏でサヨナラだ!」



とその時、気を取り直して力強い言葉を言いながらミチルのおっぱいを触るワタル!(えー
おっぱいだこれー!確実にこれおっぱい触ってんじゃねーか!どさくさに紛れてなにやってんねん!
あまりにも落ち込んでしまったから「おっぱいでも揉んで元気出すか〜〜」と思ったのか
それともミチルがスキを見せた時には励ますフリしておっぱい揉もうという計画的な犯行なのか…(えー

ワタルお前ってやつは!恐ろしい男だぜ…この振り逃げの悲劇もワタルにとっては
おっぱいを揉む口実にしか過ぎなかったんや!!(えー  次回に続く!

サンデー感想:MAJOR 2nd 第83話「しのぎきれ!」



さて前回、永井がまさかの振り逃げを決めたことで、どうにかこうにか8対8の同点に追いついたドルフィンズ。
今回はその後の守備から始まりましたが、アンディがケガで出られなくなったことでここからは大吾がマスクをかぶるようですね
ピッチャーは相変わらず卜部のようですが…ふーむ、しかしここまで卜部が東斗ボーイズに通用したのは
アンディの丁寧なリードがあってこそのはず…それがない状態で投げるというのはかなり不安がありますね
これはアウトひとつ取るのもかなり苦労するんでは…

ガキン!

「アウト!」

ガキィン!

「アウトォ!」

ってあっさりアウトふたつ取っとるー!!な、なんやねーん!!
アンディを欠いた卜部じゃ通用しないと思ってたらあっさり通用するんかい!逆に驚いたわ!
東斗ボーイズってほんとなんつーか、強いんだか弱いんだかさっぱり分からねーな…(えー

カキィィン!

「よっしゃー!ナイス小松!」

「ちっ…」

《1番、ピッチャー、眉村道塁さん》

(道塁ちゃんか…長打だけには注意しないと…)

そんな中、どうにか小松だけはヒットを打って出塁することに成功します
そのツーアウト一塁となった場面でミチルの打順がまわってきたようですね。
なんだかんだで東斗ボーイズってミチルにめっちゃ頼りっきりなチームなので
ここでミチルが打ってくれないとどうしようもない感じがしますね…(えー



(パパ!!パパが…今まであたし達の試合なんか一度も見に来たことないのに…
 初めてパパが見に来てくれた!!)

って、そんなミチルがバッターボックスに入ろうとしたその時、観客としてやってきている眉村の姿を発見!
どうも今まで眉村は一度もミチル達の試合を見に来たことがなかったようで、これが初観戦になるという…
となるとみっともないところは見せられませんな…今までさんざんワタルとかが見せちゃった気がするけどまあそれは置いといて…(えー

パン!!



ビシイッ!!

「ぐ!?」

さあそして、パパの応援で気合十分になったミチルは見事な一打を放ちますが、なんとその打球が卜部の右手に直撃!
それを卜部が痛がっている間に出塁することになったという…お、おいちょっと、パパが見てる目の前で
こんな殺人打球打たんでくださいよ!!(えー  もっとさわやかなヒットでお願いします!



さあそして、ボールをぶつけられてかなり痛がっている卜部ですが、その姿を見ながら
「なんとなく良くないことが起ころうとしている…その時まだ俺は、その程度にしか感じてなかった…」
めっちゃ不吉なことを言い始める大吾!なんやねんお前急に!

この言い方からして、卜部のケガがきっかけでとんでもない事故が起こると言うんですか!?
果たしてどんな事故が起きるというんでしょうか…俺の予想で言うとそうですね
この後ワタルが打席に立って、卜部との因縁の対決が始まったところで、卜部の球がケガのせいでスッポ抜けてしまい
ワタルの頭に直撃してワタルが死ぬとかそういう…(えー
あれですよ、前作で吾郎のおとさんがギブソンのボールを食らって死んじゃったシーンみたいな。

もしくはあれですかね、ケガで球威の落ちた卜部のボールをワタルが思いっきり打ち返して
その打球が卜部の顔面めがけて飛んできて「くそっ、目にゴミが!!」と卜部は反応できずに
ゴシュッと頭に当たって死んでしまうという…(えー
前作で吾郎がギブソンJrの打球食らったシーンみたいなね

もしくはそうだなあ、観客として眉村が来ているわけだから、それを使った展開かもしれませんね
たとえばワタルがカキーンと打った打球が、眉村めがけて飛んでいって「くそっ、目にゴミが!!」と眉村は反応できずに
ゴシュッと頭に当たって死んでしまうという…(えー

眉村ってミチル達のパパだから、言うなればおとさんですからね。
おとさんが死ぬ+ゴシュの合わせ技のこの展開が一番ありそうだろうか
なんてことだ…こんなギャグみたいな展開で死ぬために眉村が現れただなんて!
次回のサブタイトルは「眉村健、夕闇に死す!!」とかで決まりやな…(えー  次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第84話「なんとかしてくれ」、第85話「運命の一打」

《2番、セカンド、平田君》

(くっそ…さっきのプレーで…)



(中指を突き指しちまった…!!)

さて前回、ミチルにピッチャー強襲ヒットを打たれて、ボールが右手に直撃してしまった卜部ですが、
やはりあのプレーで無傷というわけには行かなかったようで、中指を負傷してしまったようです
これはピッチャーとしては致命的なダメージですね…多分ボールをまともに握ることもままならないんじゃないでしょうか

スパァン!

「ボール!」

スパァン!

「ボールツー!」

「ぐっ…」

「お、おいおいどうした卜部!」

(くそ…!せっかく…せっかくここまでみんなで食らいついて来たってのに!
 あとアウト1つでチェンジだってのに…!)

ドスッ

「デッドボール!」

「よっしゃ満塁だーっ!!」

ああああああああ
ケガの痛みに耐えてどうにか投球を続けようとする卜部でしたが、やはり現実は無情です
どれだけ必死に投げてもまったくストライクが入らず、さらにはデッドボールまで与えてしまい
ツーアウト満塁の大ピンチを迎えてしまうことに…今は同点の最終回ウラですから、ここで点を取られたらサヨナラ負けですね…

「え…!?ゆ、指が…!?」



「スマン…俺じゃもうダメだ。このままだと負ける…残された方法はただひとつ…
 佐藤、頼む…!!」

と、ここで負傷の事実を仲間に明かし、断腸の思いでマウンドを降りる決意をした卜部。
おそらく、これ以上チームに迷惑はかけられないって気持ちなんじゃないでしょうか
最初は自分のことしか考えてなかった卜部も、今じゃずいぶんマシになりましたよね

昔のこいつだったら「せっかくみんなで食らいついてきたのに」とか「チームに迷惑をかけられない」とか
そんな殊勝な気持ちにはなってなかったと思います。そういう意味じゃ精神的にずいぶん成長したのかな
ともかく、これ以上卜部が投げるのは限界ということで、ここからは光さんにピッチャー交代することに…

(襷は受け取ったよ…卜部くん!!)

ズッバアアアアン!!

「ストライーク!」

ズッバアアアアン!!

「ストライクツー!」

(佐藤のやつ…完全に復活してやがる!むしろ前よりキレが増してるように見える…
 この球じゃ、弓削でもサヨナラヒットを打つのは厳しいか…)



って、マウンドに上がった光さんですが、以前よりさらにパワーアップしてるというくらいの絶好調ぶりで
猛烈な豪速球を続けざまに投げ込み、あっという間に3番・弓削を追い込んでしまう結果に!
それを見ているワタルも「あのレベルの球は弓削じゃキツいやろ…」と思ってるみたいですね

あと今ふと気づいたんですけど、今はツーアウトだから弓削がこのままアウトになったらチェンジ、
もしうまくヒットやフォアボールで出塁したら、1点入って東斗のサヨナラ勝ちだから
どっちにしろワタルの出番はまわってこないってことじゃないですか!おいおいおい!

仮にも東斗の4番バッターなのに!サヨナラがかかったこの大勝負にワタルはまったく関われないんかい!!
それはさすがにあんまりじゃないっすか!?なんでこの重大な場面で打席に立ってるのが存在感の薄い3番・弓削で、
4番のワタルは蚊帳の外でただボケーと見てるだけなんだ…さすがにこれじゃドラマとして盛り上がらんやろ…
もっとこう、エースの光さんと4番のワタルが思いっきり激突して、最後の決着をつけるとかですね…

ボコ!



(よし…!打ち取った!延長戦だ!!)

とかなんとか言ってたら弓削終わったー!!
あああ、どうにかバットにだけは当てたものの、やはり光さんの豪速球をまともに捉えることができず
フワーンとキャッチャー前の凡フライを打ってしまう弓削!「これなら十分捕れるぜー」と大吾も確信しているようで、
勢いよくボールに向かって身を乗り出しますが…

ゴシャッ!!

「えっ…」

ポーンポーン

「ああっ…!」

「うそ…」

「サ…サヨナラ…」

えええええええええええええ
いやいやちょっと!?なんとここで光さんが突っ込んできて大吾と激突してしまい、そのためフライが捕れずに
ランナーがホームに還ってドルフィンズサヨナラ負け!!
な、なんじゃそりゃああああああああああ!!この試合これで終わり!?嘘やろ!?
あっけない幕切れってレベルじゃねーぞ!存在感の薄い3番・弓削が打った凡フライを
大吾たちがエラーしてその間にサヨナラ負け
って…なんじゃこりゃ…煮え切らない展開にもほどがあるやろ…

「ま、負けた…ごめん光…」

「…」

「光…?」

「…」

「どうした佐藤…!?」

「待て、動かすな!救急車だ!誰か119番!」

って、呆然としながら光さんに声をかける大吾でしたが、光さんは倒れたまま大吾の言葉に応えることはありませんでした
様子がおかしいと思って田代たちも駆け寄ってきますが、光さんの状態を見て血相を変えながら救急車を呼ぶという緊急事態に…
えええ…さっきの激突でよっぽど打ちどころが悪かったんでしょうか、前回から「とんでもない事故が起こる」みたいな
不吉なことが言われてたし、最悪の場合はこのまま他界してしまうとかどえらいことに…

いやあ…それにしてもこんな展開になろうとは…最後に光さんが救急車で運ばれたことで
東斗ボーイズとの決着もうやむやになってしまった感があるし、
そもそも眉村は一体なんのためのこの試合を見に来たのか…(えー

いやマジで、前回眉村が客席に登場して「初めてパパが試合を見に来てくれた!」ってミチルが喜んだかと思ったら
今回いきなりこんな形で試合が終わってしまって、これじゃあ眉村は
「ウチの子は活躍してるかな〜。あれ、なんか相手の子が救急車で運ばれていってる…」
っていうのを見に来ただけ
になっちゃうじゃないですか!なんのためにわざわざ眉村を出したんじゃい!
いったい満田先生はこの試合をどうしたかったんだろうか…俺にはまったく分からねーぜ…次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第86話「俺のせいだ」



(俺のせいだ…あの場面でホームを空けて捕りに行くべきじゃなかった…光に任せるべきだった…)

さて前回、東斗ボーイズとの試合の最後に、光さんと深刻なレベルの激突をしてしまった大吾ですが
今回はというと「あんな激突をしたのは俺のせいだ」と責任を感じて、ひたすら自分を責め続けていました
まあ本当に大吾が悪いかどうかは別として、自分と親友が激突してしまった結果
その親友が倒れて動かなくなって、救急車で運ばれて行ったとなれば、
「俺はなんてことをやっちまったんだ…」と自分を責めてしまうのも、仕方ないような気はしますね

「元気ないね大吾君」

「ひ、光!?お前もう大丈夫なのか!?」

「大丈夫って何が?」

「何がじゃねーよ!昨日俺とぶつかって救急車で運ばれてったじゃんか!」

「ぜんぜん大丈夫だよ。それよりキャッチャーやってよ大吾君」

とかなんとか言ってたらいきなり元気な姿で光さんが登場!おいおいどういうことだよ!
前回ピクリとも動かなくなって救急車で運ばれていった光さんが、いきなり元気な姿で舞い戻ってくるって!
にしても、「大丈夫って何が?」とか「それよりキャッチャーやってよ」とか、前回の事件が何もなかったかのように喋ってるのが
なんとも不気味だな…まるで光さんの姿形をした不気味なロボットとでも喋ってるような感じですよ

「あ、ああ、なんともないならよかった…
 でも今日はまだ、練習はやめといた方がいいんじゃないか?」

「大丈夫だって言ってるだろ。
 てゆーか誰のせいであんな目にあったと思ってんだよ」

「え…」

「あそこで君が邪魔しなければ延長戦だったのにさあ。
 僕も死ななくて済んだのにさあ!」



ドッギャーーン!!ぎえーなんじゃこりゃー!!
急に大吾に対する恨み言を言い出したかと思ったら、「お前のせいで僕は死んだんだ」との爆弾発言を!
すでに死んだ光さんが化けて出たのか!?ダメじゃないか死んだ奴が出てきちゃあ!!
死んでなきゃあああああああああああ!!(えー

「はあ…はあ…ゆ、夢か…」

「あ、大吾おはよう、もう11時よ。よく寝たわね」

「うん…昨日なかなか寝つけなかったから…」

「そうそう、田代監督から電話あったよ。光君、たいしたことなかったって。
 脳しんとうで気を失っただけだから、もう大丈夫だって!」

「ほ、ほんとに!?」



がしかし、そんな風に「光さんが死んだ」というのは大吾が見ていた夢であり、
現実の光さんはというと、「脳しんとうを起こしただけ。もう大丈夫」と元気な状態になっていたようです
どうでもいいけど、漫画の中だと脳しんとうってやたらよく見かけるし大した症状じゃないイメージですけど
現実でそんなの見たことないし、本当に大丈夫なのかって気はするんですよね…頭をぶつけて気を失うって相当ヤバそうだしなあ

「光君たいしたことなかったんだ!よかった〜!」

「ほんとよかったよ、それと光には早く会って謝りたいんだよね」

「電話してみれば?」

「うん…でも、できれば直接会って謝りたいし」

「じゃあ会いに行こーよ!」

「え!?」



「次の日曜に直接行って驚かしちゃお!」

「で、でも群馬だよ!?そんな遠いとこ…!」

ってそんな中、睦子にも事情を話したところ、「じゃあ群馬に出向いて光君に会いに行こう」
突拍子もない提案をされることになってしまいます。確か大吾たちは神奈川に住んでるから、そこから群馬に行くのは
小学生からすると相当な遠出ですよね…俺が小学生の時には、他県まで足を伸ばすなんて考えたこともなかったなあ
というか光さんはそんな遠いとこから毎週ドルフィンズに通ってるんだよな…
改めて考えるとハチャメチャな生活してますね




そして結局どうなったかというと、睦子のパパに車を出してもらって群馬に向かうことになったようです
あんたもよくこんな役引き受けたな…結構な距離を走るだろうから、
高速道路料金だとかガソリン代もバカにならんだろうに…(えー

そんなわけでぶいーんと車の旅を続けた結果、ついに群馬の光さんの家に到着した大吾たち。
そして「ワイらが来たでー」とインターホンを鳴らしますが…

ピンポーン ピンポーン ピンポーン

「いないのかな…」

「だから言っただろ、留守だったらどうすんだって。普通は電話入れてから来るもんだ」

「だってサプライズで来たかったんだもん!」

って、なんとインターホンを何度鳴らしてもまったく反応がないというまさかの結果に!
そ、そんな!せっかく遠路はるばるやって来たのに留守で意味なかったって結末ですか!?ただの無駄足!?
高速道路料金とかガソリン代をドブに捨てたようなもんじゃないですか!(えー
そんな…帰りにもまた同じ道を使わないといかんのやで…金が無駄に消えていく…

ブロロロロ

「ん…?」



「佐藤さん…!!」

「大吾君!どうして君たちがここに…」

「光に会いたくて来たんです、この前の試合から何も話せてないから…」

とその時、1台の車がやってきたかと思うと、そこから寿也が姿を現しました
さすがに父親なだけあって、離婚した今でもこの家に立ち寄っていたみたいですね。なんにしてもこいつはラッキーですよ
とりあえず寿也のことを捕まえた大吾たちは、光さんが今どこにいるのか聞こうとしますが…

「光君は今どこか遊びに行ってるんですか?何時ごろ帰ってきますか?」

「…光は帰ってこないよ」

「え…」

「悪いけど光には会えない…今日はこのまま引き上げてくれ…」

がしかし、光さんのことを尋ねた結果、「光は帰ってこないよ…会えないんだよ…」と意味深なことをつぶやく寿也!
え、なに、それってつまり死んだってこと!?もうこの世にはいないってこと!?(えー
やっぱりぶつけたのが頭だったから、打ちどころが悪くてそのまま帰らぬ人に…なんてこった…
もしそうだとしたら大吾は立ち直れそうもありませんが、光さんの安否は一体…次回に続く!




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