ここでいきなりのアカギ感想という暴挙
止まっているソーマとかワールドトリガーとかの感想をさしおいて突然のアカギ。
たぶん皆さんトップページ見てひっくり返ったんじゃないでしょうか、「なんでいきなりアカギなんだよ!」って。
うん、すいません。俺も自分でアホだと思います(えー
いやね、今ニコニコでアカギが1話から13話までが無料配信してるわけですけども、
その配信期限が1月いっぱいなので、「やべっもう時間ないじゃん」と思って急いで書き上げたというわけです
このアカギ無料配信は、1月の最初からすでに始まっていたので
本当なら感想ももっと早く書き上げたかったんですが、なんかズルズルと伸びてきた結果今日になったというわけです
これもすべてマリオカートってやつの仕業なんだ(えー
まあとにかくですね、アニメ版アカギというのは俺にとって紛れもなく神アニメと断言できるほど
ものすごい傑作なんですよ。いつもの俺の評価でいうと殿堂入りと言えるぐらいに最高評価の作品ですからね
アニメ版アカギが放送されたのは2005年で、もうかれこれ10年前になるんですね
そんな10年前の時点から俺はアカギの放送を見てましたが、当時の作画レベルから考えて
めっちゃ作画が良くて目ん玉飛び出した覚えがあります
2005年のアニメっていうと、ゾイドジェネシスとかガイキングLODとかやってた頃ですね
この時期ってどんなアニメも作画があんまり安定してなくて、
ダメな回ではすぐに作画崩壊してしまうような頃だったんですよ
↑財前丈太郎
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↑キャベツ
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そんな作画崩壊で有名なアニメといえば、MUSASHI GUN道とか財前丈太郎とかキャベツとかがありますが
この3作とも2006年に放送されたアニメなので、2005年や2006年ってのは
いかに作画崩壊があちこちに溢れていた時期だったかっていうのが分かると思います
そんな中でアカギはというとどえらい作画の質が高かったんですよ
10年前の水準では考えられないぐらいに綺麗な作画で、今こうしてニコニコで見てみても
最近のアニメに見劣りしないぐらいのレベルだと思いますね。アカギは2クールアニメなので、
今で言うとビルドファイターズトライとか、Gのレコンギスタに相当するわけですが
この2作よりアカギの方が作画は綺麗な気がします。それぐらい時代の先を行っている作画でした
アカギの作画がそれほど良く感じるのは、原作の絵がちょっとな…っていうのも影響してると思います
特に原作コミックスの1巻や2巻あたりを見ると、いくら話が面白くてもこの絵は…って感じで
少々読むのがつらかったりするんですが、アニメではそんな原作の弱点を作画のレベルの高さで
完璧にカバーしているという点でとても価値がありますね
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実際に原作1〜2巻あたりの絵を見てみるとちょっとこれは…(えー
もっと後の方の巻なら特に気にならないんですが初期の頃はきつい。
読んでてなんだか絵のことばかり気になってしまって、なかなか話に集中していけないんですよね
アカギはやはり話の面白さが肝なので、絵がしっかりしてるアニメ版は存分に話が楽しめると俺は思ってます
アニメ版のアカギは大きく分けると、1話〜3話:矢木編、4話〜7話:市川編、8話〜9話:ニセアカギ編、
10話〜13話:浦部編という具合になりますが、俺は特に矢木編と浦部編が好きですね
その中でも3話と13話は神回だと思います、ニコニコの再生数とか見てもこのふたつが再生数飛び抜けてるので
やっぱみんなもそうなんだなとちょっと嬉しいですね
13話なんてアカギがただずっと説明するだけの回なのにめっちゃ面白いから凄いよなー
今回の無料配信では1話〜13話までが見られるってことですが、この13話というのはちょうど浦部編が終わる話なので
ものすごくキリのいいところで切ってくれてますよね。ありがたいですわ本当に
なんでも今回の無料配信はトヨタがスポンサーについてくれたから実現したとかで
トヨタさんはよく分かっていらっしゃる…!(えー
さて、それではせっかくなんで、アニメ版アカギで俺の好きなセリフを抜粋していきましょうか
自分としてもいっぱいあって整理したかったのでちょうどいいですね
1話:南郷、アカギのセリフ
「こ、このガキ、あきれたことを…いい加減にしろ!取引ってのは
ブツを持ってる者同士で初めて成立す…」
「ブツならある(スッ)」
「…!!四暗刻大三元!西単騎待ち…!バカな…!
確かこいつの手はさっきまで…!」
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1話:竜崎、舎弟のセリフ
「アニキ!いいんですかい!?」
「いいも悪いもねえ…!やられた方がアホなんだ…
だがな小僧…!一度だけにしておけよ…!
またやって現場を抑えられたら、この世界じゃ指が飛ぶ…!」
「…」
「どれだけ泣き叫ぼうが許さない…!一度たりとも許したことはない…!
ヤクザを舐めた罪…それはこの世で一番重い実刑…!
情状酌量の余地なし…!!」
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2話:アカギのセリフ
「ふうん…そいつは初耳だ。でも関係ねえなそんな事は…」
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2話:竜崎のセリフ
「大宇宙の矢木を呼べ!!」
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2話:ナレーターのセリフ
「刑事の安岡は何も気づかない。もちろん南郷も…
しかし矢木に電流走る…!!」
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2話:ナレーターのセリフ
「賭博とは、賭けるものがあるかないかで決定的に勝負の質が変わる…
賭けているものがない時、勝負を制するのはセンスと集中力。
しかし賭けたものがある場合、それらの能力だけでは絶対に勝てない。
いくら相手の手の内が読めても、その読みを自分で信じられなければ無意味。
その読みに、自分の命運を預ける器量がなければ無意味…」
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3話:ナレーターのセリフ
「並の人間は、仮に流れを掴んでも案外それを生かせない。
しかし、ことアカギに限りそれはない…!」
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3話:矢木、ナレーターのセリフ
「ククク…天才にも弱点はある…ラフプレーに対する経験が足りない…!
加えてリーチの怖さも知らない…!リーチは後の状況変化に対して
まったくの無力なんだ…!」
「リーチは天才を凡夫に変える…!!」
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3話:ナレーターのセリフ
「安岡☆混乱」
3話:安岡、矢木、ナレーターのセリフ
「し…信じがたいミス…!」
「ククク…やってくれたぜこのガキ…!
この一巡に限り、マンズ以外のすべての牌が通る!
たとえそれが、最も危険なこの四索であろうとも!」
「本来この四索は、タンヤオの可能性があるアカギには
絶対切れない超危険牌。しかし、待ちをマンズ単騎と思わせているこの1巡に限り
最も出やすい1牌…!なぜなら今は、ここまで切りたくても切れなかった、
危険牌を整理する唯一のチャンスだから…!」
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3話:南郷、ナレーター、アカギのセリフ
「アカギ…こいつに救われた…熱い夜は終わった…」
「否、実は終わっていない。この時アカギは、南郷とはまるで逆のことを考えていた」
「竜崎さん、これで終わりじゃないでしょ?チャラになった南郷さんの借金三百万、
それをそっくりサシウマに乗せて倍プッシュだ」
「お、おいおい無茶言うなよ!負けたら俺の命が…!」
「いいから」
「いいからってお前な…!」
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3話:アカギのセリフ
「南郷さん…この倍プッシュに一番プレッシャーを感じてるのは向こうなんだぜ?
この麻雀が勝つ流れじゃないことは、奴らが一番感じている…
しかし男を売る家業だ、断れない。負けると感じながらも下りない阿呆。
絶好のカモ…むしれるだけむしる」
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3話:ナレーターのセリフ
「地獄待ちのシャア単騎!(アムロの声で)」
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3話:アカギ、矢木のセリフ
「ククク…そこが出るとはね。目が曇ってるぜ矢木さん。それだ」
「い…一萬単騎…!?バカな…!ピンフの三・六萬待ちでも…!
タンヤオのニ・五萬待ちでも…!いくらでも手広く高く構えられたのに…!
わざわざ一萬待ち…!!か…完全に俺だけを…狙い打っている…」
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3話:ナレーターのセリフ
「局は進むが、矢木に見る影はない…
打牌が弱気一辺倒になり、常にアカギの動向に左右される。
この時アカギは、勝負としての麻雀の原理…それをおおよそ掴みかけている。
麻雀とは、”自分がいかに上がるか”というゲームではなく、逆…
”相手をいかに下ろすか”というゲーム…」
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3話:ナレーター、竜崎、アカギのセリフ
「終わった…」
「…悪いが今ここに金はない…後で連絡する…帰るぞ」
「何を言っている?」
「…?」
「まだ終わっていない。今の300万の勝ちを乗せてさらに倍プッシュ。
600万のサシ勝負だ」
「…!」
「まだまだ終わらせない…限度いっぱいまで行く。
どちらかが完全に倒れるまで、勝負の後は骨も残さない。
地獄の淵が見えるまで…」
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4話:ナレーターのセリフ
「暴力団とのサシ勝負は、安岡が新たに請け負った200万を加え800万となった。
現在のレートに換算すると、8000万以上に匹敵する巨額の大勝負である」
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4話:ヤクザ、アカギのセリフ
「いま降りるならいくらか条件も聞いてやるよ。ラストチャンスだ」
「ふうん…条件か。ま、半分だな」
「半分?800万の半分の400万ってことか?」
「なにズレたこと言ってんだよ。
半分っていうのは、あんたらの組の許容量の半分ってことだ」
「なっ…」
「俺は今夜、あんたらの息の根を止めるつもりだからよ…
その半分、つまり組が崩壊する金額の半分…ま、5000万ってとこか。
それだけよこすって言うなら考えてもいいぜ、ヤーさん」
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4話:ヤクザ、市川、アカギのセリフ
「市川!挑発に乗せられて馬鹿な真似はするな!」
「ククク…この世の中は馬鹿な真似ほど…狂気の沙汰ほど面白い…!
弾が出れば文句なく地獄行きだ…気分はどうかな、アカギ君?」
「面白い…狂気の沙汰ほど面白い…!」
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5話:アカギのセリフ
「地獄を1度くぐっちまうことさ、南郷さん。
ツキの女神はいつだってその先にしゃがみ込んでる。きたぜぬるりと…」
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6話:アカギ、下家、ナレーターのセリフ
「チー」
「ん?ちょっと待てよ、そりゃ無しだぜ!六萬鳴きの九萬切り、
そういう喰い替えは認めてねえんだ。戻しな」
「ふうん」
「このときアカギ意外に素直」
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7話:市川、アカギのセリフ
「は…白だって…!?馬鹿な…!そんな…そんな馬鹿なことがあるか…!
どうして白が頭なんだ…!?じゃあ捨て牌の白は、
暗刻から切っていったっていうのか!?嫌でも欲しいあの局面で…!
そんな…そんな不合理なことをっ…!!」
「ククク…合理性はあくまであんたの世界でのルール。
残念ながらその縄じゃ俺は縛れないよ…
不合理に身をゆだねてこそ…ギャンブル…!」
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8話:南郷のセリフ
「あのアカギが真面目に働いているなんて…!」
8話:アカギのセリフ
「あらら…」
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8話:アカギのセリフ
「なんでもっとスカッと生きねえのかなぁ…」
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9話:ニセアカギ、アカギのセリフ
「何も考えずに言っても6割5分の確率で当たる!単純に確率!
確率に疎い奴らを煙にまこうとしても、俺には効かねえよ?アカギさん」
「クククク…なるほど2流だ。的が外れてやがる」
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9話:アカギ、ニセアカギのセリフ
「お前が自信満々に吹っかけてきた勝負だ。
何を賭けることになっても文句はないな」
「え?」
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9話:ニセアカギ、アカギのセリフ
「バッ…バカな!そんな条件受けられるわけないだろ!」
「なぜだ…?要するに自信がないのか」
「自信はある!だが、どんなに低い確率でもゼロではない…
なら、腕などという取り返しのつかないものを賭けられるわけがない!
勘違いするなよ?恐くて言ってるんじゃない!
この賭けのバカバカしさを言ってるんだ!
余興や遊びで命や体を張ったりできるもんか!
死が恐いんじゃない、無意味な死はゴメンだと言ってるんだ!」
「無意味な死…?それがまさにギャンブルなんじゃないのか。
無意味な死ってやつがさ…俺はずっとそう考えてきた」
「…俺とお前はタイプが違うんだ!」
「タイプじゃない…土俵の問題だ。お前はまだギャンブルという土俵に
上がっていないんだ。だから脳ミソからひねり出した確率なんかで
ギャンブルを測ろうとする…見当違いもいいところだ」
「なに…?」
「背の立つところまでしか海に入っていないのに、
”俺は海を知った”と公言しているようなものだ…」
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9話:ニセアカギ、アカギのセリフ
「何をジッと見つめている…牌が透けてくるとでも言うのか?」
「そうさ」
「…?」
「それくらいの感覚がなければ、この6年間とても生き残れなかった…」
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10話:ニセアカギ、川田組長のセリフ
「何が延長戦だ、ふざけるな!俺はお前なんかとチンタラやってる暇はないんだ!」
「まあ落ち着け、声を荒げるようなことじゃない」
「え?」
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10話:藤沢組長、ニセアカギのセリフ
「まだまだレートも上がるというのだから、心配にもなるというもの…」
「え?」
10話:ニセアカギ、浦部、ナレーターのセリフ
「ケッ、何がイバラの道だ…要は誰よりも早く上がればいいんだろ!」
「リーチ!」
「え?」
「しかし次順…」
「カン!」
「え?」
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10話:ナレーター、ニセアカギのセリフ
「結局、このミスが致命傷となる…」
「え?」
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10話:ナレーターのセリフ
「昭和39年の1600万は、現在の価値に換算すると1億6000万以上である…!」
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11話:石川のセリフ
「な…なんというつまらない配牌…!艶がない…高波の予兆なし…!」
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11話:浦部、アカギ、石川のセリフ
「どないした?さっさと裏ドラめくらんかい!」
「寝ぼけるな」
「へぁ?」
「続行だ。ケチな点棒拾う気なし…!」
「なっ…ア、アカギ!」
「浦部は今、手を崩してまで俺に差し込んできた。
この取引が成立すると勝手に決めて、戦う手を下ろして来た…
つまり、今ヤツの手は戦う形になっていない。
なら進もう…ヤツが引いた分、前へ。この四暗刻で刺す…!」
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12話:石川、アカギのセリフ
「くそ…大物手が欲しい時にこの配牌か…!」
「…」
「なんだこりゃあ…!手が安目安目に行く…!」
「…」
「張ったか…しかしこの手…上がる意味はゼロ…!」
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12話:石川、アカギ、ナレーターのセリフ
「バ…バカな…!夢でも…見ているのか…!?
吸い込まれた…!浦部の徹底した守備が、アカギの未曾有の容量に…!」
「ククク…浦部は今、堅固な金庫のようなもの…
生半可なことではその金庫から点棒はむしれない。
理ではダメだ…理では鍵穴の入り口で引っかかる。
鍵穴を満たすには別の力を借りるしかない。
例えるなら、偶然ってやつの力だ。偶然そうなるってことに無防備…
奴の金庫の鍵穴は、偶によって満ちる…!」
「アカギは北を待っていたというより、対子場による牌の重なり…
その結果に生じる浦部のカンを待っていたんだ…!
言わば…偶然の機会を待っていた…!」
「人は、理は避けられても偶然までは避けられない。
常人の想像を遥かに超える戦略…別領域からの刃…!
アカギ、リーチ偶機待ち…!!」
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12話:浦部、アカギのセリフ
「ぐっ…!なぜこうも続く…!容量の知れぬ…奴の未曾有の強運…!」
「ククク…二の矢は要らない。一本目で仕留める…!」
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12話:浦部、アカギのセリフ
「しのいだか…!しのいだんや!残るワイのツモはあと3回、
現物とヤオチュー牌でしのげる!逃げ切った!」
「浦部…残念ながら逃げ切った気になるのはまだ早いな。追う道はあるんだ…
見てな。凍りつかせてやる」
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12話:浦部、アカギ、石川のセリフ
「バカなっ…!偶然に頼り過ぎとる!こんな麻雀成立させてたまるか…!
現物や…!ここで現物さえ引けば、奴の計算すべてがご破算っ…!」
「浦部が引いたのは西…!アカギに通っていない西…!」
「ぐっ…!」
「ククク…終わったな…ここで現物を引いてこれれば、
まだあんたにも勝ちの目はあったんだが…
通ってない牌を引くようじゃ運の尽きだ。石川さん、後は頼む」
「え!?お、おい!お前がいなくなってどうするんだよ!
決着がつくとは限らないだろう!」
「決着はつくよ」
「え…?」
「あの裸単騎には魔法がかけてある。
浦部は手中の14牌から、必ずあの牌を選び振り込む…」
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13話:アカギのセリフ
「組長…浦部がどうしてニ筒を持っていて、
かつそのニ筒をなぜ切って行ったかと言うことは
俺の積み上げた、戦略と言う積み木のいわば頂点…
そこだけ話しても分かりにくいから、一段目のことから話しましょう」
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13話:アカギのセリフ
「俺が最初に治を噛ませて行ったのも、言わばその探り…
あの時浦部はしばらく治を自由に泳がせた。
奴なら治と相対した瞬間に、その技量のおおよそは察しが付いたはず…
にも関わらず、奴は”見”に回った…その時俺は、ある匂いを嗅いだ気がしていた」
「匂い?」
「奴の心に根ざしている心理の癖…方向性が匂った。
簡単に言えば、奴は危機と相対した時、たぶん突っ込まず…かと言って引かず…
立ち止まるタイプの打ち手…保留の麻雀が奴の本質…」
13話:アカギのセリフ
「その傾向は俺が卓に入ってからも続いた…
俺の棒テン即リーチに対して、奴は慎重にまわして行った…
まわして器用に上がりを取ってはいたが、替わりに大事なものを失って行った。
まわして行った捨て牌と、上がり手を晒すことによって
何を通りそうと感じ、何を抑えに回っているか…
そういう癖…傾向…奴の打ち筋が浮かび上がる。
そういう情報が最後にものを言うのが麻雀…」
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13話:アカギのセリフ
「奴が失ったのは自分の情報…一方で俺は完全に伏せた。
南二局なのに、リーチをかけたのにノーテンと言い張って
8000点払ってでも手牌を見せなかった。
あの時俺は、点棒上浦部に大きく溝を空けられたが
情報戦という見地からは圧勝していた…
奴は俺に対して、なんら具体的な材料を手にしていなかった。
そうしておいて攻めた…」
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13話:アカギのセリフ
「次局、まずは四暗刻オープンリーチ。
しかも上がりを1度ならず、2度3度も四暗刻に固執して見送る暴挙…
浦部の理論・経験則にまったく当てはまらない解析不能の打ち筋…
浦部はあの時点棒を拾ったが、俺に対する印象はますますモヤの中…
その不気味な印象はまったく消えていない…」
13話:アカギのセリフ
「あの時、浦部は平静を装ってはいたが、内心はかなり動揺していた…
ケツに火がついた終盤、ここからが正念場だって言うのに
相変わらず俺の姿が見えない…大金がかかった勝負だというのに
戦っている相手の姿が見えないのだ…
こんな状態の浦部が最後に頼るものと言ったら、もう理しかない。
長年培ってきた合理的な考え方しか…
しかし追う俺からすれば、そう心が動く事…それこそが狙い…」
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13話:アカギのセリフ
「浦部に明らかに見て取れる動揺、ショック…しかしここではまだ降りない。
俺がツモったら跳満の目があるからだ…。とは言え真っ直ぐには来ない。まわす…
ニ筒切り、これこそ奴の本質…苦しくなると出てくる原点の性質。保留癖…
攻めでも守備でもない、ただその場で立ち止まろうとする心の動き…
これが出るということは、奴が弱い気持ちに流れている証拠。
そして俺がニ萬を鳴き、恐れるのは満貫直撃のみとなると
もう持ち応えられない…今度はベタオリ、打スーピン。これもいわば保留の発想、
今局中ではなく、次局へ決着を先延ばしする考え。保留という名の逃げ…」
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13話:アカギのセリフ
「仮にこの時、奴に攻めっ気が残っていたら、この勝負もどう転ぶか分からなかった…
奴の最終形がこの形なんだから、上がる道はいくらでもあった…
が、これは蛇足というか…らちの明かぬ想像。なぜなら…
そう動けぬよう縛るのが…俺の麻雀」
13話:アカギのセリフ
「浦部はこの後、100%守勢に回る。現物の連打…ベタオリ…
危険牌は一切切れない。現物があるうちは現物で行く…
しかしその堅い考えこそまさに餌食…
あの時俺は、テンパイには程遠い…しかし奴はそんなこと想像もしない。
ただ恐れ、命を繋ぐ綱である現物を無意味に消費していく…
そして肝心の終局間際、種が尽きる。結局、タンヤオと踏んでいた俺の手は、
ただ一度の捨て牌に上がりを絞ったハイテイ狙い…
しかも単騎待ち。この待ちは読めない…既に奴の読みが効く範疇を超えている…
ならいっそ、今引いた西を切り飛ばせば良い。
これこそ偶然の一牌、罠など存在しようがない。
だがそれが出来ない…それほど奴の疑心暗鬼の根は深い」
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13話:アカギのセリフ
「あの時奴は、手牌すべてが危険牌に見えた…
まず今引いてきた西が切れなかった…
ラスヅモは俺の山、直前の北ポンで引かされた西…
故意に掴まされたかも…?そう考えたらもう切れない。
続いて發だが、これも切れない。
手中にある一九字牌は、さんざん意識させられ続けたタンヤオの安牌だ…
そこが一番狙われそうな気がするだろう。
六・八・九索も切れない。七索カンの近牌だ…
同じ理由で、鳴いた七筒のそばも切れない。
七萬もダメ…これは三色同刻の余り牌。三色同刻を目指したのなら
余りを持っている可能性は高い…切れない。
四萬・五萬は俺が最後に切った三萬のそば…当然切れる牌ではない…」
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13話:アカギのセリフ
「その点、ニ筒は…前後半まんべんなくニ筒の近く、
一筒・三筒・四筒あたりが切られていて、しかもそれが全てツモ切り…
そう思える…浦部には…ククク…しかし罠を打とうとする者には、今話した
通りそうな理由ってのが、そっくりそのままこのニ筒で待つ理由となる…!」
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13話:浦部、アカギのセリフ
「ぐぐ…ぐぐぐっ…アカギ…!覚えとけアカギ…!ワイはお前を倒す!
傷が癒えていつか負債を払い終わったら、必ずお前を倒す!!必ず!!」
「浦部…いつか倒すなんて、そんなことお前には無理だ」
「な…!貴様ぁぁぁ!!殺したろかああああ!!」
「浦部…いつかなんて言わなくていい。今でいい。
半荘一回の勝負をしてやろう。俺が負けたら
お前の背負った負債を全て引き受ける…代わりに、もし俺が勝ったら
お前の両手…その手首から先をもらう」
「な…!?ぐ…ぐぐっ…」
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13話:修、アカギのセリフ
「ア、アカギさん!勘弁してくださいよ、浦部が勝負を受けてきたら
どうするつもりだったんですか!」
「そういうことにはならないのさ」
「え?だってあんなに…」
「奴の怒りは本当の怒りじゃない。
だから目の前に現れた復讐のチャンスを見送った…
怒りにすら損得を絡めてくる通俗性…要するにそんなレベルの男…
あの男は死ぬまで純粋な怒りなんて持てない。そして本当の勝負も生涯できない…
俺もあんな奴相手には、本当の勝負ができない…あれでは足りない…」
だいたいこんなところでしょうか、やっぱり13話のセリフはいくら書き出しても足りないな
アカギがただ麻雀について語ってるだけなのに、セリフのセンスがめちゃくちゃカッコイイんだよね。アカギはまさしく
さすがアカギ!俺たちにできないことを平然とやってのける!そこにシビれる憧れる!!ってタイプの主人公だと思うわ
というかニコニコの配信ってもうあと2日しか残ってないんじゃねーか!!
いくらなんでも感想書くの遅すぎたな…もう少し早く書いておけば…いや、ここはむしろ逆にあと1日遅く感想を上げて
ただ1日の配信に視聴を絞ったハイテイ狙いとかやるのもよかったかもな(えー
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