8月13日
ツイッターにも書きましたが、今日は「伝説の交響組曲」というオーケストラを聞きに行ってきました。
俺がオーケストラの話をするなんてめっちゃ似合わないですが、これっていうのはゲーム音楽のオーケストラなので
ゲームに慣れ親しんだ人向けのイベントなんですよね。
そして今回の曲目は主にスーパーマリオ、MOTHER、サクラ大戦、クロノトリガー、ファイナルファンタジーになるわけですが
実際聞いてみたらどれも実に良かったね…素晴らしいとしか言いようがなかったですわ
まずマリオとサクラ大戦なんですが、この辺は聞いててニヤニヤが止まらなかったなー
ファミコンのスーパーマリオブラザーズの曲を、どれも上手くアレンジしていて完成度高いなあって感心してしまったし
サクラ大戦は檄!帝国華撃団のハデなメロディーをパワフルに演奏していて、思わず気分がノッてしまう感じでした
それにやっぱりMOTHERがイイんですよ。
俺は人生で一番好きなゲームを挙げろと言われれば、迷わずMOTHER2だと答えるぐらいのMOTHER好きなので
今回こうして曲目に加わっているのが嬉しかったですねー
特にMOTHER1のフィールド曲(ポリアンナ)が、演奏スタートした瞬間の感激と言ったら
もはや筆舌に尽くしがたいというかなんというか、あれだけでもう泣きそうになっちゃってヤバかったですわ
MOTHER2でおとのいしを使った時に聞ける曲(スマイルアンドティアーズ)なんかも感動的だったなー。やっぱMOTHERは最高だぜ
あとクロノトリガーも良かったですよ。この頃の曲っていうのは本当にスクウェアの全盛期というか
どれもこれも良曲だらけで思い出深いものばかりですからね
特に今回は「風の憧憬」と「時の回廊」を連続で演奏するという構成がヤバかったですわ
この2曲、言うまでもなくクロノトリガーの中でトップクラスの人気曲であり、俺も大好きな曲なんですが
それをオーケストラの豪華な音楽で、しかも連続で流されたら感激という意外になんと言っていいか分からないレベルだったというか
そんな風に俺が歓喜に震えている中で「世界変革の時」でシメるというセンスには脱帽するしかなかったですね
世界変革の時は俺がクロノトリガーで一番好きな曲ですからねー、こうも畳みかけるように素晴らしい曲を連発されたら
もう夢見るような気分で演奏者を称えるしかないって感じでした
そしてFFなんですが結構新しめの曲が多かったですね、10とか13あたりの曲を結構演奏してた気がします
そんな中で俺が注目したのは、FF8のボス戦BGMですかね。この曲って原曲自体はまあまあ好きってぐらいの印象だったんですが
オーケストラで聞いたらなんだか無性にカッコ良く思えたというか、俺も聞きながら気持ちが高まってしまって
結構印象変わるもんだなーとか思ってました
そしてひと通りの演奏が終わった後に、アンコール演奏みたいなものが始まったんですが
ここで演奏された各作品のメドレーがもうたまんない出来栄えでしたね
MOTHER、サクラ大戦、クロノトリガー、FFといった別々の作品の名曲たちがひとつになったって感じで
今回演奏しなかった曲もこのメドレーの中には加わっていたり、作品の壁を超えて数多くの名曲が次々と流れていくのには、
これまでの俺のゲーム人生の思い出も加わって、感涙モノとしか言いようがありませんでした
食戟のソーマのセリフで言うなら「すべての曲が渾然一体に…!!」みたいな感じでね
なんにしろ期待以上に満足できたオーケストラでしたねー。次もまたこういうイベントあったらぜひ行ってみたいです
今回はドラクエの曲がなかったので、次にやる時はドラクエ3の「勇者の挑戦」あたりは聞いてみたいところ。
あとは今回聞いてて無性に「このオーケストラでFFタクティクスの曲聞いてみたい!」って思ったんですよねー
なんとなく雰囲気がすごく合ってる気がして。もし今後FFTの曲を演奏してくれるようなら100%チケット取りに行きますわ
8月12日
今日のソーマ感想ですが、まず本編に入る前にこの時期のジャンプNEXTにソーマポスターがついていたので
それについて一言。ご覧の通り、なぜか野球のユニフォームに身を包んだソーマ達のイラストとなってますね
なんで題材に野球を選んだんだろうと思いましたが、時期的に夏の甲子園の頃だったからとか、そんなところでしょうか
そうなんですよ、夏の甲子園。なにしろ今からちょうど1年前のポスターなんでね…(えー
そりゃあ夏の真っ盛りだわって感じですな、はっはっは!まるまる1年前のソーマ感想を今書いてるかと思うと
改めて自分のドンガメっぷりを実感するなー。せめてちょっとずつでもいいから追いついていきたいもんですね
・このサイトの8月9日付の記事で栗うさぎさんという人のコメントが取り上げられましたが、
この栗うさぎさんは「食戟のソーマ」の大ファンで、彼女自身も「あまぐりころころ」という名前のブログを立ち上げ、
「ソーマ」に関する大変優れた感想と考察を書いて下さっています。なので、よかったら大志さんもぜひ「あまぐりころころ」を
閲覧してみて下さい。もちろん、私も「あまぐりころころ」を毎週のように見ている読者の1人です。 by 中村
ほー、これはどうも。栗うさぎさんっていうと、確かこないだアニメ版ソーマのEDでのお葬式シーンについて
色々と教えてくれた人ですよね。その人がソーマの感想を個人ブログで書いていると。
実際どんな風に書いてるんやろなーと思って俺も見に行ってみたんですが、想像以上に長文でがっつり書いてあって驚きました
いやこれはすごいですね。長文感想を継続するっていうのは結構しんどいのによく頑張ってるなあと。
漫画の長文感想を書き続けるしんどさは俺が一番よく分かってることなんで(えー
思わぬところにそういう仲間がいたっていうのはちょっとした励みになりますね
最近は個人の感想サイトもめっきり減ってきてるから、こういうサイトもなかなか見つからないんだよなー
ジャンプ感想:食戟のソーマ 第127話「月光のささやき」
さて前回、まだまだ店を繁盛させるための作戦が見つからずにいたソーマでしたが、
今回はというと、「こうなったらタダで食わせてやるぜクソッタレー!!」と
まさかの無料提供を始めて、とりあえず店に客を呼びこむ作戦を開始していました
タダなのでもちろん店の儲けはありませんが、まずはこうやって客に集まってもらわないと始まらないってことでしょうか
確かにリアルでもよくあるのが、その辺の道ばたで大道芸をやってる人なんかでも
観客が集まってないとただただスルーされるばかりで、全然見向きもしてもらえないってことがよくあるみたいですからね
客が集まって始めて注目してもらえるっていう。ソーマの店もそれと同じで、まずは客集めから地道に始めるってことか
「フージャオピンかぁ…ん〜ちょっと重そうだなぁ、
こうつるつるっとイケるようなものがあれば…」
「それならちょうどいい品がありまっせ!
名付けるなら”ゆきひら流なんちゃって担仔麺”だ!」
さらに、店のメニューがフージャオピンだけでは客の好みに合わせられないと思ったらしく、
ゆきひら流なんちゃって担仔麺という別メニューを用意していたソーマ。
ふむ、担仔麺っていうのがどんな味なのかいまいちよく分かりませんが、
確かにこれはさっぱりしてそうで思わず食いたくなってしまうなー
俺もラーメンはかなり好きな方なんですが、こってり系じゃなくて塩ラーメンみたいなあっさり系が好みなので
これはまさに俺が食いたくなるようなさっぱり系ラーメンっていう感じがしますねー
「ほああー美味い!さっぱりしてるのにコクがあって…!
1日中食べ歩いてたのにスルスル入るぞ!シメとしてもピッタリだよこれ!」
そんな担仔麺は客からしてもかなりの好評らしく、「シメとしてもピッタリだよー!」と喜びの声が聞こえていますね
うーむしかし、シメ…シメか…俺は個人的にこういう「シメに何か食べる」っていう考えが
まったくもって理解できないんですよね。なんなん?シメにラーメン食べるってどういうことなん?
リアルでも飲み会帰りのサラリーマンなんかがよく言ってますよね、
「うい〜食った食った、そんじゃシメにラーメンかうどんでも行きますか〜!」みたいなこと。
あれがまったく理解できないわけです。なんで十分飲み食いした後にラーメンとかうどん食うんだろう
あいつら腹八分目って言葉を知らんのか?(えー
うーん、俺としてはある程度の食欲が満たされればそれで十分っていうか、腹八分目ぐらい食ったら
「今日はこのぐらいでいいか」って満足してしまうので、シメに何か食べたいって気持ちが湧いてこないんですよね
さっきソーマの担仔麺を食いたいと言ったのも、それはあくまで腹が減ってる時の話であって
シメとして食べたいとはまったく考えもしなかったので…なんでみんなそうシメに何か食べたがるんだ…俺にはわかんねーよ…
「フージャオピンって、確かに焼き方は面白くて目を引くけど…
実際に誰かが食べてるところを見ないと、味がイメージしづらいのかも。
フージャオピンのことを知ってた人じゃないと、中身の具が何かもわからないし…」
「だよな…一方で久我先輩の四川料理は、そりゃあもう見た瞬間に
味がイメージできるもんなー」
「だったら、お客さんに味を強くイメージしてもらえるメニューを考えるとか…?」
「もしくは、あの辛味からお客の興味を引きはがせるようなインパクトだな。
そんな料理を出せれば…」
ともかく、そんな担仔麺を出しながらソーマと恵ちゃんが考えていたこととは、
フージャオピンには「味がイメージしづらい」という欠点もあり、久我先輩に勝つには厳しいので、
この担仔麺のようにもっとインパクトのある新メニューを考える必要があるということでした
ふーむ、またメニューを練り直す必要があるとはなかなか厳しいですな
とりあえず、目指す方向性としては「客が味をイメージできるもの」「客の興味をそそるようなインパクトのあるもの」
という料理が何かないかと考えるようですが…
って、ソーマ達がメニュー決めに頭を悩ませている一方で、
こっちも同じようにメニューが決まらず揉めていた葉山たち。
とりあえずアリス1人に任せていたら2万円の高級メニューになってしまうらしく、こんなバカ高い料理が売れるわけないと…
まあ確かに、2万円の料理ってなったら高級セレブエリアでもないと客は寄り付いてくれないでしょうねー
葉山たちのエリアは王道人気エリアなので、客が求める価格設定は500円〜1000円であり、
このアリスの料理はまるで客のニーズに合ってないってことが分かりますね
「でも絶対話題になるのに!」
「絶対ダメだ!赤字が余計に膨らむのが目に見えてる!
客のことも考えずにテメエの料理を出したいだけならやめちまえよな!」
「…」
おっとそんな中、「客のことが考えられないならやめちまえ!」と厳しい言葉をアリスに投げかける葉山!
まあ確かに、色々とトラブルメーカーなアリスには店をやめてもらって
葉山1人でやった方が店は繁盛しそうだしな(えー
ただ、そうは言ってもこれだけ邪険にされてアリスは平気でいられるのか?ブチ切れて大暴れしたりしないのか?
「おい葉山…」
「あん?」
「表面上だけでいいからこう…お嬢を持ち上げながら話せ。
機嫌を…いいかんじにとれ」
って、そんな葉山の言葉でアリスがキレそうなのを察したのか、
「表面上だけでいいから持ち上げて!いい感じにご機嫌とって!」と葉山に物申す黒木場!
く、黒木場お前、表面だけ愛想をふりまいてご機嫌を取るという発想がお前にあったのかよ!(えー
あまりにも意外すぎる一言に思わず笑ってしまいました、黒木場も一応そういうこと考えてたんだなー
何しろバンダナ状態の荒っぽい黒木場は、「他人のご機嫌を取る」なんていう言葉とこの世で最も縁がない奴に思えるから…
「…そうね、今の案は取り下げます。
月響祭に来てくれるお客様が、心から楽しんでくれる料理を一から考えましょう」
ってなにー!?なんとその時、葉山の言葉を素直に聞き入れて
「お客様のための料理を一から考えましょう」と健気なことを言い始めたアリス!いやいや一体どうしたんすか!?
持ち上げてくれなきゃすぐにキレるワガママ娘じゃなかったんですか!?(えー
はてさてこれは一体どうしたことか、今の言葉は嘘ではないようで、真剣にお客のための料理を考え始めたアリス。
さっきアリスを叱った葉山自身も、まさかこんなに大人しく言うことを聞くとは夢にも思わず、すっかり目を丸くしております
果たしてアリスにどんな心境の変化があったのか?それについてはよく分かりませんが
ただ、ひとつ言えるのは、アリスは選抜の時に予選でも決勝でも料理を出すたびに
「美味いけどアリスは食べる相手の気持ちが分かっていない」と言われていたので
今ここで「お客様のための料理」を考えることで、今まで分かっていなかった食べる相手の気持ちというものを
今後はちゃんと理解できるようになるって可能性がありますよね
要するに、今回こうして3人で組んだ意味はなんだったのかというと、アリスが今まで抱えていた欠点を克服するための
パワーアップイベントのようなものだったということか。これでアリスの料理がワンランク上に進化するなら
無駄なチームではなかったってことになりそうですね。次回に続く!
(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社
8月11日
サンデー感想:MAJOR 2nd 第63話「4番の対応力」
(1点取られてなお一・二塁…これ以上点はやれない!!)
ズッバアアアン!!
「ストライクツー!!」
「お、おいマジかよワタルが空振りしたぞ!?」
(いいねえ…やはりこいつ、いいボールを放る。
2球目で俺がまだ振り遅れるほど、伸びも素晴らしい)
さて前回、メガネが壊れたことで色々バタバタしたものの、最終的に永井のメガネを借りたことで調子を取り戻した光さん。
今回の暴投では、水を得た魚のようにビシバシと豪速球を投げ込んで、ワタルを相手にツーストライクまで追い込んでおります
そしてワタルはというと、「いいねえ…素晴らしい」といった具合に
光さんのボールに見とれるように誉めちぎってますね
ふむ、ワタルって強豪チームに所属するライバルキャラなわりに、
主人公たちに対して見下したような発言がなくて、ちゃんと実力を認めてるから好感が持てますよね
この間ドルフィンズのビデオを見てた時も、ミチルが「こんなザコい奴らのビデオなんて見る意味あるの?」と油断しまくりな中で
「何戦も勝ち上がってきたチームには、必ずそれだけの理由がある」として
ドルフィンズにも連勝するだけの強みがあることを認めて、それを見極めようとしてましたからね
(だが、お前のピッチングはしっかり分析させてもらった…どんなに速い球でも…
甘いゾーンにしか来ないお前のボールは、十分捕捉できるんだよ!)
カッキイイイイン!!
あっとしかし、そんな風に光さんのボールを褒めながらも、それをやすやすと打ち返してしまうワタル!
試合前にしっかり研究して、すでに光さんの球質を見極めていたこと、それに加えて
どんなに速い球でも甘いコースに来たら十分に捉えられるというワタルの卓越した打撃力により、
光さんのボールは完璧に弾き返され、物凄い勢いで外野席へとグングン伸びていき…
ギュウウウウン
「ファール!」
「うはっ、惜しい〜!」
「か、怪物だ…佐藤の球速でも苦にしないのか…!?
コースに投げるコントロールがない佐藤じゃ、眉村渉は抑えられない…!」
むう、なんとかファールになったことで事なきを得ましたが…もう少し角度がよければ完全にホームランの当たりでした
1打席目からいきなり光さんのボールをこれだけ打ってくるワタルに対し、「か、怪物だ…」と思いっきりビビッてしまう田代。
なんにしろ、ちょっとでも甘い球を投げたら完璧に打たれる以上、ワタルを抑えるには
コースをきっちり突いた正確なコントロールが必要なわけですが…
『制球力をつける方法…!?』
『うん、さっきの試合見たでしょ?僕のアバウトなコントロールじゃ、
たぶん東斗打線は抑えられないよ。ちゃんとコースに投げられるようにならないと』
と、ここでいきなりの回想シーンが。どうやらこれは試合が始まる1週間前のようですが、なんと光さんはこの頃からすでに
コントロールの甘いボールでは東斗打線には通用しないということに気づいていたようです
「さっきの試合見たでしょ?」というのは、東斗ボーイズが大吾達と当たる前に16対0でコールド勝ちした試合のことでしょうね
あれだけバカスカ打ちまくってた場面を見たら、確かに「甘い球じゃ通用しない」って考えるのもそりゃそうか
『コースって、そんな制球力1週間じゃムリっしょ』
『ムリは承知で聞いてるんだよ。パパがピッチャーの大吾君なら、何かいい練習法知ってるかなって』
『じゃあ…一応聞いてみようか?俺は分かんないけど、
右から左投げに転向したりした親父なら、何かいい練習法を知ってるかも』
おっと、そしてコントロールを良くする方法について父親の吾郎に聞いてみると言い出した大吾!
ついに吾郎本人が登場ですか!これまで吾郎が登場するシーンは皆無だっただけに、いよいよこの時が来たって感じですねー
ただ、それはいいんですけど、元メジャーリーガーの吾郎にアドバイスを聞いてみるっていうのは
それって光さん的にはOKなんですかね?
というのも、何話か前の話で、光さんが東斗ボーイズ戦に備えて投げ込みの練習をしている場面があったんですけど、
そこに寿也がやってきて「手伝ってやろうか光」と言い出した結果、光さんの返した答えというのが
「僕だけ元メジャーリーガーにコーチしてもらうのはずるいから」と断ったわけなんですよね
いやいやいやちょっとこれどうなのマジで!?どうなのよ!?
吾郎だって元メジャーリーガーなんじゃないんすか!?吾郎にアドバイスもらうのはOKなのか!?
なんで寿也がダメで吾郎はOKなんだろう…よく分かんないなもう。
というかそもそも「僕だけ元メジャーリーガーにコーチしてもらうのはずるい」っていう、この考え自体がちょっと変ですよね
だって大吾は今までさんざん寿也からコーチしてもらったわけだし
それに敵チームのワタルやミチルだって、親父が元メジャーリーガーの眉村なんだから
きっとこの2人も眉村にコーチしてもらってるだろうと普通なら考えるだろうし
なんで光さんが「僕だけコーチしてもらうのはずるい」なんて言い出したのかよく分かんないんですが…
とりあえず、この一言があると吾郎にアドバイスもらうのもおかしな話になってしまうので
「やっぱあの一言はなしで」ってなかったことにした方がいいんじゃないかな(えー
正直、あのシーンさえなければすんなり読めるわけだしなー。あんなシーンはみんな忘れた方がええんや…
さてともかく、「コントロールを良くする方法」について吾郎に聞いてみるということでしたが、
吾郎は一体どう答えるんでしょうかね、それに現在の吾郎が大吾に対してどういう会話をするのか…
パァァン!!
「ストラックアウッ!!」
「お…おお!やった!」
ってもう回想シーン終わっとるーー!!お、おいちょっとー!!
ついに吾郎が出てくるのかと思ったらあれで回想シーン終わりかよ!アドバイスの内容についてもおあずけですか!?
うーむ、結果的に外角低めにビシッと決めてワタルを三振にしたようなので、
コントロールを良くする秘訣っていうのはちゃんと光さんには伝わっているようですが…一体どういうアドバイスだったんだろう
「どしたの?攻略余裕なんじゃなかったっけ?」
「わからん…あんな制球力はヤツにはないはずだが、
なぜか今の1球だけはアウトコースいっぱいに来やがった」
「マグレじゃないの?」
「ならいいんだけどな…」
ともかく、今の1球だけはワタルも手が出ないくらいの外角低めギリギリいっぱいに決まったようで
なぜあんな球が投げられるのかワタルも首をひねっております。
ふむ…ただ、最後の1球以外はいつも通りのアバウトなコントロールだっただけに、光さんが教わったのは
ここぞという時だけ外角低めにビシッと投げられるとか、そういうアドバイスなんですかね?
そんな方法が本当にあるのかどうかは、俺にはさっぱり分かりませんが…
吾郎は一体何を光さんに教えたんでしょうかね、早いとこ聞いてみたいですよ
今後の話でそれは明らかになるんだろうか?次回に続く!
(C)満田拓也/小学館
8月9日
アニメ感想:食戟のソーマ弍ノ皿 第6話「朝はまた来る」
さて今回のアニメ版ソーマなんですが、描写としてはソーマvs美作の対決がまるまる描かれて
それが決着するまでの内容となっていましたね。ところで俺は今までアニメ版の感想を書きながら
「アニメ版はちょうどいいテンポの早さやな!なんか世間じゃ早口すぎるとかってよく言われてるけど、
俺はそう思わないしスムーズでええやん!」と言い続けてきたんですけど、今回の話を見て思ったのは
「あれ、なんかテンポ早すぎるような気が…あれ、早口すぎるような気が…あ、あれ?」という感じで
ついにこの俺もテンポ早すぎてついていけない系視聴者になってしまった感が…(えー
う、うーむ、なんというか今回の話は、普段の話よりさらにワンテンポ会話のスピードが早くなかったですか?
俺としては、普段の会話の早さぐらいがちょうど気持よく聞けるスピードの上限だと思っているので、
今回はその早さを超えてしまって、会話のスピード違反をやってしまった感が…(えー
などと思いつつ、そんじゃまあ感想書くかなーと思って、後になってまた今回の話を見返してみたんですが…するとその結果
あれ?なんか普通?テンポが普通になっとる?あれー?と感じるようになったという…(えー
これは一体どういうこと!?テンポは早いのか普通なのか結局どっちなんだ!?俺自身の感覚がわかんなくなってきたわ…と
少々困惑してしまったんですが、これってもしかしてあれなんですかね
時間帯によって人間のテンポの感覚が違ってくるってやつなんですかね
音楽を聞いたりする時によくあるじゃないですか、昼に聞いたら普通のテンポに聞こえる曲なのに
深夜に聞いてみるとやたら早く感じてしまうってやつ。それと同じことがアニメ版ソーマにも起こっているんじゃないかとね
というのも、俺は今までアニメ版ソーマを録画していつも昼に見ていたんですよ。
ただ今回の話だけは、たまたま夜更かししててリアルタイムで深夜に見たわけですね
そしたら「やけにいつもよりテンポがはえーな」と感じてしまって、でもそれを後になってもう一度昼に見直した時には
「あれ?なんかテンポが普通になったな」という感じがしたので…
つまり、昼に見るか深夜に見るかで、人間の感覚としてテンポが違って見えるっていうのは割とマジであると思います
今まで「アニメ版ソーマは早口すぎる!」って言ってた人たちは、みんな深夜にリアルタイムで見てたんじゃないかな?
話が長くなりましたが、つまりどういうことかというとアニメ版ソーマは昼に見ろってことですよ!
夜に見るとワンテンポ早く感じて、なんかやたら早口に見える可能性あるで!時間帯や!すべては時間帯のせいだったんや!(えー
まあテンポがどうたらこうたらという話はこの辺にしまして、なんにしても今回の話は作画がめっちゃ綺麗でしたねー
まったく文句ないくらいに整った絵が最初から最後まで続いていたので、そういう意味じゃ十分満足な回でした
前回の感想を書いた時には、作画がなんとも物足りない感じになっていたので、
おいおいもう作画が力尽きたのかよ速いよ速すぎるよー!!と
だいぶ焦りまくっていましたが、それを今回見事なまでにリカバリーしてくれたので、なんとかこの調子で今後も頑張って欲しいですねー
あとタキ先輩が園果先輩の乳を揉みまくるシーンなんですが、原作通りにやったら前回の話に入る内容だったんですけど
アニメではそのシーンの順番を入れ替えたおかげで、今回の綺麗な作画で乳揉みシーンが描かれることになりましたね
せっかくだからGIFも作っておきます。綺麗な作画ばんざい!!(えー
本来なら前回の残念作画で描かれるはずだったものを、順番をずらしてくれたおかげで
今回の綺麗な作画で見られるようになったというのは嬉しいですねー、ナイスアレンジ。
そうそう、ナイスアレンジといえば、今回の話は原作よりも水原さんの出番がめっちゃ増えてたので
水原さんファンの俺としては歓喜な内容になってましたねー。原作だとこの話って
タキ先輩&園果先輩がとにかく出番多くて、そのぶん水原さんは隅っこに追いやられて出番がなかったわけなんですが
アニメでは細かいセリフを水原さんに言わせるように分担を変えて、水原さんの存在感をグッと高めており
「せっかく水原さん審査員なのに出番が全然ない…」と思っていた原作での不満点を
見事に解消してくれているんですよねー
特にこのビーフシチュー食べながら頬を染めるシーンだとか、ジェットコースター乗りながら楽しそうにするシーンなんかは
どっちとも水原さん可愛いなーオイ!!と思わず見とれるレベルだったので、個人的に大満足でしたわ
こんな水原さんの顔は原作じゃ見られないからな!?アニメだけで見れるアレンジなんやでアレンジ!
さらに水原さんの他にも、「おっいいアレンジしてるな」と思うシーンがありましたねー
それはこれですよ、ソーマがビーフシチューの調理を開始した時の
「即興!!」って考えてるシーンですね
これって原作の時に思いっきり突っ込んだシーンなんですけど、この後ソーマの料理が完成した時に
「幸平テメェ、即興料理に逃げたんじゃなかったのか!?」
「即興だなんて一言も言ってねーよ」ってやりとりがあって
あんだけでかい字で「即興!!」って考えてたじゃねーか!って突っ込んだわけなんですけど
アニメではこの場面がいい具合に改変されていたんですよね
そう、アニメだとこの場面で映し出されているのは恵ちゃんになっており、「即興!!」のセリフについては
「つまり今やってるのは、即興料理!?」っていう恵ちゃんの推測になっていたんですよね
そうなんですよ、ソーマ自身が言ってるわけじゃなくて、あくまでも恵ちゃんの推理でしかないから
「即興だなんて一言も言ってねーよ」っていうソーマのセリフと綺麗に繋がるってわけですね
あとはそうだなあ、今回ソーマが美作に勝った要因のひとつとして
筑前煮を参考にして、ビーフシチューにその技術を取り入れたっていうのがあるんですけど、
原作の感想を書いていた時に俺は、筑前煮とか別に重要じゃねーなと思ってその部分には触れなかったわけなんですね
ただ、アニメでその筑前煮のくだりが改変されて、その重要性に初めて気が付きました。
その改変された場面というのが、乾さんに対してソーマが話を振るってシーンなんですよ
「実は俺も、美作と同じことを考えはしてたんだよね、
燻製ベーコンみたいな強いガルニチュールで味を強化すること…
でもそれじゃダメだ。それじゃ俺の料理じゃない。
色とりどりの味や素材が一皿の上に集結するようなイメージ…
実はこれ、ある料理がモデルになってるんすよ。筑前煮っす」
「筑前煮は簡単な煮物って思われがちだけど、
プロが作る筑前煮は少し違うんすよね、ヒナコ先輩」
「はい!それぞれの野菜に合わせた煮込み時間で、素材ごとの色合いや風味を
最大限に引き立てるんです」
「そして最後にそれを一皿に再構成する…
すべてのバランスに神経を尖らせながらね。この皿もそれとおんなじさ」
というのがそれです。原作だとこのセリフってソーマが全部1人で言っていたんですけど、
俺はこれって乾さんにも話を振ることがすごく重要な意味を持つと思いました
なぜならソーマは、試合前にビーフシチューのアイデアが浮かばずに悩んでいたその時、
ふと「そーいや合宿でのヒナコ先輩のお題は、日本料理のメイン一品だったか」と思い出すシーンがあったわけなんですが
俺は原作でこのシーンを見た時、この場面が何を意味するのかさっぱり分からなかったんですよ
「なんでいきなり乾さんの課題思い出してるんだ?それが今回の料理とどう関係あるんだろう」って感じで
この場面が描かれた意味にさっぱり気づいてなかったんですが、でもアニメでこうやって乾さんに話を振ってるところを見て、
まずソーマは乾さんの課題から日本料理を連想し、
そこから筑前煮のアイデアに辿り着いたってことが分かったんですよね
つまり、ソーマが今までに得た乾さんとの出会いや経験、それを活かして作り上げたのが今回のビーフシチューであり、
それを実際に経験していない美作には、こういったアイデアに辿り着くことができず、
上っ面の勝ちを得るためだけに燻製ベーコンのビーフシチューを出したってことですよね
でもそれに対してソーマは、筑前煮のアイデアを足がかりにして、
一皿の上にさまざまな味が集結する自分らしいビーフシチューを作り出し、美作に勝利したわけで。
つまり「実際に得た過去の経験」、そして「自分らしさを追求する」ということ、それは美作には真似できないことであり、
それによってソーマは勝利したっていうね…今回のアニメを見たことでそれが分かって、ようやくソーマの勝利に納得できた気がします
ちなみに、じゃあタクミはなんで負けてしまったのか、タクミにはそれがなかったのかって話になると、やっぱり単純に
タクミには考える時間や、料理をいじる材料が足りなさすぎたってことじゃないですかねー
タクミは美作のコピー能力のことを知らなかったから、「美作に真似できない料理を作ろう」って発想がそもそもなかったので
調理が始まってからそのことに気づいて、その時にはもう手遅れになっていて敗北するしかなかったって感じですかねー
まあ、そもそも最初から誰にも真似できないくらい気合の入った料理出してこいやって言われちゃったら
ぐうの音も出ないわけなんですが…(えー ただまあ、原作で読んだ時よりは納得できるようにはなったかな
あとは細かい場面を拾っていくと、ゆきひーランドのシーンで
女装しながらカメラ目線でキメ顔の堂島さんには笑ってしまいました
この人めっちゃスキップしながら歩いてたりとか、さすがの面白さとしか言いようがないわ
あとエンディングの最中に毎回描写されてるお花畑に誰かが寝転がってるシーンなんですけど
今回は美作がぶっ倒れていてまさにお葬式としか言いようがない感じになってましたね
お、おい結局はお葬式なのかよ!俺が前回の感想で「これはお葬式とか言われてるけど俺は違うと思うね…」とか
ドヤ顔で書いた直後だっつーのに俺の予想大ハズレじゃねーかよ!くそがー!!
・EDで横たわっているキャラに関しては、「お葬式」という解釈は間違いではないと私も思っています。
このEDのテーマ曲は『スノードロップ』というのですが、スノードロップの花言葉は「あなたの死を望む」なんですよね。
なので、この横たわっているキャラは敗北者の尊厳死を意味していると私は捉えています。
ですが、“死”と表裏一体なのが“生”でもあるわけで。
その“生=生まれ変わり”を、直後の闇から飛び出る創真が表現しているのだと思います。
ですから、このEDにえりなが出るのは相応しくないんですよね、本当は。
なのに何故今回採用されたのか?
その理由はというと、8月3日に発売されたこの曲のCDのアニメジャケット盤が、えりななんですよ。
なので、そのPRの意味があったのかな〜と個人的に考えています。
長文になりまして大変失礼いたしました。これからもどうか頑張ってください! by 栗うさぎ
ちなみにそんなお葬式シーンの考察については、この栗うさぎさんが詳しく語ってくれてますね
スノードロップの花言葉とか、あとCDジャケットのイラストに絡めた話で、なるほどなーって感じです
とりあえず前回の感想で「これはお葬式とは関係ないね…」とか言っていたアホのことはみなさんどうか忘れてください…(えー
次回に続く!
(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社・遠月学園動画研究会弍
8月7日
・大志さんのワートリ解説、相変わらず面白い!自分が読み流していた部分をこれでもかと掘り下げてくれるので、
再読する楽しみが一層増えます!特に今回、二宮さんの「俺のポイントだ」が結果的に横並びを演出した点、
まったく意識していなかったです。現在、本誌では修が辻君リスペクトの戦術を繰り広げていますが、
それもこのサイトを見ていなければ読み流していました。いつもありがとうございます! by 羊肉
どうも羊肉さんこんにちわ、最新のジャンプでオサムがやってみせた辻をリスペクトした戦術については
俺も初めて見た時「おお〜」って思いましたね。敵同士をカチ合わせて自分は戦いを避ける辻の戦術は
俺もあれだけ誉めまくって「きっとオサムの参考になる」って言っただけに、実際にオサムがそれを活用するようになって
「前と同じ失敗はしない…!もう何もしないまま、やられるわけには行かない!」って
言ってるのを見て、オサムも成長したよなーと俺もホロリと来るものがありました。
それにしても俺がこの最新話をレビューするのにあと何ヶ月かかるんだろうな…(えー
ジャンプ感想:ワールドトリガー 第115話「三雲 修L」 総評パート
《それでは時間も押してきてますので、ざっくりと総評をお願いします》
《今回はすべての得点を各部隊のエースが上げているが、
重要だったのはエース以外の動きだ。エース以外の隊員の能力差が、
そのまま得点差に現れていると言える》
《そうね、影浦くんなんかは雪でいつもより動きが鈍かったけど、
ゾエくんとユズルくんのアシストで2点取れてるし》
《確かに…東隊の2人もマップを使ってチャンスを作り、
二宮隊の2人は積極的に動いて隊長をフリーにした…》
さてそれでは今回の話の総評パートについての感想です。
まず今回の試合を振り返ってどうかということを、風間さんがまとめているわけですが…
うーむ、まあ言ってることにはおおむね同意なんですけど、ただ言葉の選び方だけがちょっと気になりますね
風間さんは「隊員の能力差がそのまま結果に現れた」と言ってるわけですけど、この言い方だとなんだか
個人能力の差が結果に現れた。つまり勝敗を左右したのは個人の力ってことを
言ってるように聞こえるじゃないですか。
だけど、加古さんや綾辻さんの話しぶりからすると、
「ゾエくんとユズルくんのアシストのおかげで影浦くんが点を取れた」とか
「二宮隊の2人が動いたおかげで隊長がフリーになった」とか
いかに仲間をアシストしたか、エースを支援できたかってことを中心に話してますよね。
そう、つまり加古さんと綾辻さんは、個人の力よりも仲間との連携力が重要な試合だったと言ってるわけですよ
しかもこの2人、風間さんの話に対して「そうね」とか「確かに」って同意してるわけだから
風間さんの話も結局は、この2人と同じで重要なのはチームの連携力だって言ってるってことですよね
そこがすげー分かりにくくて誤解しやすいポイントだと思う。「隊員の能力差」とか変な言葉使わんでくださいよ!
そもそも風間さんが言ってることって、
「得点をあげたのはエースだけど、重要なのはエース自身の動きじゃなくて
周りの仲間がどう動いたか。それがエースの得点に繋がった」って話なんだから
エースに対して周りの仲間がどれだけ支援できたかってことが
今回の試合で一番大事なポイントだったってことを言ってるわけですよね
いやほんと風間さんもう少し分かりやすい言葉でお願いしますよ!
能力差って言うから個人の力のことかと思うやないかい!そうじゃなくてアシスト力とか支援能力の話なんすよね!?
まったく風間さんの言葉を読み解くのって結構大変なんだから勘弁してくださいよ…(えー
えー、ともかくエース以外の仲間たちがどれだけチームに貢献したかってことなんですが、
これについてはひとつひとつ見ていった方が分かりやすいと思います。
まずは加古さんに言われている影浦隊。
「影浦くんの動きが雪で鈍かったけど、ユズルくんとゾエくんのアシストで2点取れた」って
これは確かにその通りだと思います。今回の影浦は1人だと点が取れておらず、
ユズルやゾエさんとの連携によって点を取っているんですよね
まずユズルと一緒に点を取った時なんですが、この時は先にユズルが犬飼に攻撃を仕掛けており
犬飼にかなりのダメージを与えていたんですよね。ただ、深手には違いないものの完全なトドメではなかったわけで。
犬飼を倒すにはあとひと押し足りない状態だったわけです。そのひと押しがどうにか欲しいところだなーと思ったその時
すかさず影浦がすっ飛んできてトドメを刺してくれたってわけなんですね
要するに、ポイントの取りこぼしがないように2人で波状攻撃を仕掛けたってわけです
これって地味ながら結構重要なコンビネーションだったと思います。
なぜなら、このコンビ攻撃こそ以前俺が玉狛に欠けているものとして語ったものだからです
以前それを語った場面というのがこちら。すっかりおなじみオサムが那須さんにやられた場面です。
この時の状況っていうのが、近くに仲間の千佳ちゃんがいたのに、オサムはその援護を受けずに1人で突っ込んでしまって
那須さんを倒せず返り討ちにされてしまったわけなんですよね
そして、俺が以前この場面を見た時に書いた感想っていうのが
オサム1人で突っ込むんじゃなくて、千佳ちゃんと一緒に波状攻撃を仕掛けて
確実に那須さんを倒すべきだったってことだったわけですよ
そんな風に俺が「こうした方がいい」って言っていたのをまさに今回やっていたのが影浦&ユズルだったので
そういう意味じゃ俺の注文通りの理想的な連携攻撃だったと思いますねー
それともうひとつ、影浦に対するゾエさんの援護射撃なわけですが、これがどれほど重要だったかってことは
以前の感想でもすでに語ったことですよね。影浦が1人では東隊の陣形を崩せずに苦戦していた中、
ゾエさんがそれを吹っ飛ばしてくれたおかげで、やっと影浦の戦いやすい状況になってポイントを稼ぐことができたっていう…
このゾエさんの支援射撃こそまさに、エースが動きやすい状況を作り、
エースが点を取るために貢献したっていう仲間のための射撃ですよ
玉狛にはこういう意識が欠けていたわけで。ユーマが動きやすいように、ユーマが点を稼げるようにという
そういう意識でユーマに援護射撃をするという場面が、今回まったくなかったですからね
オサムも千佳ちゃんも、自分1人で点を取るってことしか考えてなかったわけなんで…
それとこの影浦のシーンを見ていて思うのは、影浦ほどの実力の高さを持つ隊員であっても
仲間の援護なしに1人だけで戦っていては、B級上位チームを倒すのは難しいって
ことですよ。それはユーマにしても同じですよね、今回東隊のフォーメーションを突破できずにさんざん苦しめられて、
ゾエさんの援護がなければお手上げのままやられていたわけですから
つまり、この先B級上位を突破してA級に行きたいと思うんだったら、
ユーマのことをオサム達がもっとちゃんと援護する必要があるってことですよ
ユーマ1人だけじゃ点が稼げないって今回十分わかったんだから。
今までのように「また今回も空閑頼りだったね」とか言われてるようじゃ話にならないってことですよ
そのためにもオサムは、「ぼくもちゃんとアシストで得点に絡みました」とかそういうことを
胸張って言えるようにならなきゃいけない。だからこそ菊地原はあれだけしつこくオサムに絡んできてたんだと思います
しかしそう考えると、「ぼく1人で点を取ります」って言ってたオサムの発言はやばいものがあるね…
何しろ影浦とかユーマレベルの超一流アタッカーでさえ、1人じゃ思うように点を取れないのがB級上位の世界なのに
オサムレベルのダメダメ君が、それをわかってなくて1人で点を取るって豪語していたというのは…
点を取れる気でいるんだ、傲慢だねって思わず言いたくもなるっつーか(えー
今となっては菊地原の心理もずいぶんと分かるようになってきた気がするなー
さて次は二宮隊の2人についてなんですが、それについては綾辻さんから
《積極的に動いて隊長をフリーにした》って言われてますね
これは確かにその通りで、俺も試合途中の感想でそれと同じことを書いたりしてました
この2人のおかげで、二宮がすごく自由に動けているって書いたのがそれですね
今回の二宮は1人でずっとブラブラして動いていたわけですが、
それは自由に動いて点を取るというエースとしての役割をやりきった結果であり
そんな風に自由に動けていたのは、他の仲間2人がしっかりと連携して生き残ってくれたから
二宮がわざわざ仲間のことを気にする必要がなかったってことですよね
つまり、「俺たちは大丈夫だから二宮さんは自由にやってください」というのが二宮隊の方針であり、
実際それだけ自由に動いた二宮は、点を取れる相手を見つけてはポイントを稼ぐってことをしっかりやってきたわけで
要するに二宮には点を取ることだけに専念させ、
他の余計な負担は辻と犬飼でカバーしたというのが二宮隊の戦いだったわけです
これもやっぱり玉狛には出来ていなかった部分ですよね
何しろ玉狛は、エースのユーマがオサムと千佳ちゃんの世話を焼くことで手一杯になっていて
まったくもって点を稼ぐような動きができず、ユーマの余計な負担がどんどん増えて四苦八苦することになっていたので。
だからオサムと千佳ちゃんが生き残ることが何より大事だったわけです。
ユーマより先にピンチになって、ユーマより先に死ぬなんてことをやってたら、ユーマの負担が増える一方ですからね
だからこそオサムと千佳ちゃんには2人で連携して生き残って欲しかった。
二宮隊の2人はまさにそれをやってたわけですから。犬飼1人でやられてしまいそうな場面でも、
辻の援護のおかげで生き残るってことを何度もやってましたよね。エースの負担を減らすためにもそういう動きが必要ってことですよ
ちなみに、この試合が始まってすぐ、俺が玉狛に対して書いたことは
「いかにユーマの負担を減らし、ユーマが動きやすい状況を作るかが大事」
ということだったわけです。それはつまり影浦隊や二宮隊のようにエースを活かす立ち回りをするべきだってことだったんですよね
影浦隊のように援護射撃をしてエースの負担を減らしたり、二宮隊のように他の仲間が踏ん張ってエースを自由にしたり、
そういった動きをオサムや千佳ちゃんができるかどうか。それがこの試合の焦点だと思っていたわけです
実際にそれが勝敗に直結し、玉狛がボロ負けしたのはそれが出来なかったからだと思いますね
そして最後に東隊なんですが、これについては綾辻さんから
《東隊の2人はマップを使ってチャンスを作った》と言われてますね
これもやっぱりその通りで、東隊の2人が戦ったシーンっていうのは
常に地の利を活かすことで戦いを有利に進めていたわけなんですよ
たとえば辻&犬飼と交戦したシーンでは、狭い通路という地形を活かすことによって犬飼の射撃を封じて
《有利なのは東隊ね》と加古さんに褒められていたし
その後のユーマ達と入り乱れて戦ったシーンでも、雪の上での戦闘でグラスホッパーの優位性を活かして
《東隊有利の場》と、ここでも風間さんに褒められていたわけなので
今回選んだマップの特徴を最大限に活用していたように思います
あとはやっぱり、そういう地の利を活かすってことに加えて、仲間との連携で個人の弱さを補ったってところがでかいですよね
奥寺や小荒井は、分断されて1人になった途端に瞬殺されたシーンを見れば分かる通り、
この2人っていうのは1人だけで戦えばあれだけ弱いわけですが、そんな弱い2人でも
連携と地の利を活かしてあれだけ他のチームを圧倒していたっていうのが凄いですよね
辻、犬飼、ユーマ、影浦っていう相当にレベルの高い連中を相手にしながらも
「有利なのは東隊」って加古さんや風間さんが断言するくらいに
確実に勝てる有利な形をちゃんと作っていたわけなので…この2人の立ち回りっていうのは
個人能力が低いオサムにとっては、これほどまでに参考になるお手本もないだろうなっていう風に思いますね
とまあ3つの部隊の特徴といえばこんなところでしょうか
エースが点を取りやすいように、援護射撃で支援したのが影浦隊の2人
エースが自由に動けるように、別行動で踏ん張ったのが二宮隊の2人
常にチームが有利になるように、地の利や連携を活かしたのが東隊の2人
ということですよ。エース以外のメンバー達が、「どうやったらエースが楽に動けるか、どうやったらチームが有利になるか」ってことを
常に考えて動いており、仲間に対するアシストや支援でチームの勝利に貢献するってことを
それぞれのメンバーがちゃんとこなしているってことなんですよね
風間さんの言っていた「エース以外のメンバーの動きが重要」っていうのは要するにそういうことだと思うわけです、
エース以外のメンバーが、いかにしてチームのために貢献できたか。
エースの活躍ではなく、他のメンバーの貢献度の大きさによって、今回の試合の勝敗は決まったと言っているわけです
そういう意味では玉狛は最下位になったのが当たり前ですよね
オサムや千佳ちゃんが、エースのための援護や、チームのための貢献というものを、今回何かしたのかというと
この2人は何もしていないわけですから、そこがモロに勝敗に響いた結果の敗北だと思います
《となると、三雲隊長がほとんど働けずに落とされたことが、
玉狛の敗因になったということでしょうか?》
そんなわけで、玉狛の敗因についてはオサムが何も貢献できなかったからということを指摘する綾辻さんですが…
い、いやまあ、それも確かにそうなんだけど、千佳ちゃんはどうしたんだよ千佳ちゃんは!!
なんでオサムだけの責任!?千佳ちゃんも同じくらい貢献できずに退場しちゃったじゃないですか!
以前から思ってたんだけど、玉狛のダメな部分の話になると
千佳ちゃんがスルーされていつもオサムだけ責められてない!?
おいおいおい、いつもそんな風にオサム1人のせいにしていたら
「オサム1人のせいってことにするわけか」ってユーマさんが静かにキレて
オサムの胃がズキズキ痛むことになってしまうで?(えー
オサムだけが悪いんじゃないやろ!千佳ちゃんにも同じくらい責任あるやろが!
むしろ俺に言わせれば千佳ちゃんの方がよっぽどオサムよりダメダメだと思うけどなー
というのも、この間の感想で「ワートリのスナイパーはアサシンみたいなもの」っていう風に書いたわけですよね
つまりは姿を潜めながら敵の虚を突いて暗殺するのがスナイパーの仕事ってことですよ。
だけど千佳ちゃんは「敵を暗殺する」ってことができないから、そうなってしまうと
「姿を潜める」っていうことだけしかできないわけなんですよね
そう、ずーーっと隠れたまんま何もしないだけのキャラになってしまう。
これまでの千佳ちゃんを見ていても実際そうなっているのは明らかだし、出来ることといえば土木工事だけっていう
ものすごくチームに貢献できないキャラになってしまっているんですよね、今の千佳ちゃんは…
そのことを指摘するキャラが、作中に誰もいないというのは正直なんで?って思います。せいぜい二宮ぐらいしかいないんじゃないか?
なので、今のこの千佳ちゃんをスルーしてオサムだけを責めてる現状については
おいおいみんな…
女の子にアマいんじゃない?って犬飼の言葉がピッタリな気がしますね…(えー
《落ちたことをどうこう言うつもりはない。
落とされて学んでいくのがランク戦の存在意義だ。
犬飼との1対1も完全な悪手というわけじゃない。
新しいことをやろうとする姿勢は見えたし、鍛錬による成長も感じられた。
だが当然、三雲以外の人間も日々訓練を積んでいる。
当たり前のことをやっていては先を行く人間には追いつけない。
本当にチームを勝たせたいなら、自分の成長という不確かな要素だけじゃなく、
もっと具体性のある手立てを用意する必要があった》
そして、さっきの綾辻さんの言葉に対する風間さんの回答がこれなわけですが…
いやなんつーか風間さんオサムに対して激甘じゃないっすか!?
綾辻さんはオサムに厳しいなあと思ったけど、風間さんは激甘!?この厳しさと甘さの極端な差は一体!?アメとムチ!?
ちなみに風間さんのどのへんが甘いかっていうと
綾辻さんが「三雲隊長が何も出来ずに落ちたのがダメだったんじゃないすか?」と言ってるのに対し
風間さんは「そういうのは次に活かせばいいし!!」みたいなこと言って話を終わらせてしまって、
具体的にオサムの何がダメだったかを全然言ってないんですよね
さらにその後に続く言葉が、「犬飼との1対1もそんな悪手じゃなかったよ!」
「新しいことやろうと頑張ってたよ!」「色々と成長してたよ!」という
怒涛のオサムフォロー3連発であり、風間さんの話を聞いてると
オサムのこと気に入りすぎて、ダメ出しするのが可哀想だからできなくて、無理にでも褒めようとしてるっていう
そんなオサムびいきっぷりを感じますね…あんたどんだけオサム大好きマンなんだ…
ただ、そんなオサム大好きマンの風間さんでも、さすがに今回のオサムのダメっぷりを全部フォローすることはできず、
「今のやり方では先を行く人間には追いつけない。本当にチームを勝たせたいなら
自分1人で戦うんじゃなく、もっと確実に勝てる状態を作るべきだった」
みたいなこと言ってますよね。さっきの風間さんのセリフの中で
この部分だけはちゃんと聞く価値あるなと思います(えー
いやもう他の部分は明らかにオサム大好きマンが一生懸命オサムをかばおうとしてるって感じで
ひいきが入ってるとしか思えないんで…この部分だけが正当にオサムを評価した一言っていう印象ですね
ちなみに俺は、今回のオサムの行動を評価するにあたって、私情が入っちゃってるオサム大好きマンより
もっと相応しいことを言ってる人物が1人いると思います。それはユーマの親父です。
いきなりこんなこと言うと「は?なんで?」と思われるかもしれませんが、
以前にユーマの親父が語っていた「戦い方の基本」というのが、実は今回のオサムの立ち回りと
びっくりするほど深く関わっているものなんですよ
『いいか遊真、自分より強い相手と戦う時は、勝とうとしちゃダメだ。
引いて守って時間を稼ぐ、そうすれば他の仲間が楽になる。
それだけですでに戦果としては十分なんだ』
『ふむ、他の仲間がいない時はどうすんの?』
『そりゃ逃げの一手に決まってんだろ。
自分の力を見極めて、自分にやれることをやるんだ。
戦場で自分の力を見誤ると、死ぬぞ』
この一連のセリフがそれなわけですが、まさしく今回のオサムにとって最高の教訓となるセリフですよね
ハッキリ言って、この親父のセリフだけで今回のオサムのダメな部分が全部説明できますよ
いやもうほんとこれぐらいキチッと事実を見据えた解説をしてくださいよオサム大好きマンさん!!(えー
さて、それではユーマの親父のセリフを順に追っていくと、
まずは「自分より強い相手と戦う時は勝とうとしちゃダメ」ってやつですよね
これについては、今回オサムが犬飼と戦ったシーンがモロに当てはまる部分だと思います。
俺も何回も書きましたよね、自分より格上の相手に1対1で勝とうとしてはダメだと。
そんな勝ち目の薄い戦いをムキになって仕掛けても、ただ不利になるだけでチームが損をするだけだと。
ユーマの親父も同じことが言いたいんだと思います。これについては二宮も仲間に同じ指示を出してましたしね
ただ風間さんだけは、「この1対1は完全な悪手じゃなかったし!」と言ってましたが、
それは正直、オサム大好きマンという風間さんの私情が入った苦しいフォローだと思うので、
この1対1が悪手なのかそうでないか、俺がビシッと言わせてもらうと
今回ばかりは
完全に
悪手やわ…!!(えー(C)二宮裕二/集英社
それと次に親父が言っているのが、「引いて守って時間を稼ぐ、そうすれば他の仲間が楽になる。
それだけですでに戦果としては十分なんだ」ってやつですね
この言葉で特に大事なのは、他の仲間を楽にできれば、それだけですでに戦果としては十分っていう箇所だと思います
それがまさに今回の試合を左右した、他の仲間に対する貢献度のことであり、
敵を倒すだけが戦果じゃなく、他の部分でどれだけ仲間に貢献できたか。それこそが勝敗を左右する重要な要素だってことですよね
そして今回のオサムはこの考えを見失ってしまった結果、1人での戦いに走ってしまったという…
それと今回、「引いて守って時間を稼いで他の仲間を楽にする」っていうのはゾエさんがやってましたね
試合が始まって二宮が迫ってきた時、ゾエさんは無理に応戦するんじゃなくてひたすら逃げ回ることで
二宮を遠くに引き離して、その間影浦を自由に動けるようにしたんですね
「影浦を単独で止められるのは二宮だけ」って言われてるくらい、影浦にとって二宮は警戒すべき相手であり
それをゾエさんが引き離してくれたことで、影浦はずいぶんと動きやすくなったっていうことです
無理にゾエさんが二宮を倒そうとしなくても、こうして遠くに引き離すだけでちゃんと仲間への援護になっているというね
こうして見ると影浦隊もさまざまな形で仲間を援護してますよねー
さて次にユーマの親父が言っているのは
「仲間がいない時はどうすんの?」「そりゃ逃げの一手に決まってんだろ」
ということなわけで、つまり仲間が近くにいない時に、無理して自分1人で戦おうとするなってことですよね
これについては、まさにオサムが東隊や二宮隊相手に1人で戦おうとした場面に言えることだと思います
この場面、東隊と二宮隊が激突していてオサムに構う余裕がなかったので、オサムが逃げるにはこれ以上ない大チャンスであり
仲間と合流するためにも、ここは100%逃げる以外ないと俺も感想の中で書いた部分です
ユーマの親父が言っているのもそれと同じであり、ともかく1人で無理しちゃダメだと言っているんですよね
仲間の存在がどれほど大きいか、自分1人で戦うことがいかに危険で死にやすいか。
そのことをちゃんと自覚して立ち回るべきだってことを言ってるんだと思います
そして最後に親父が言っているのが「戦場で自分の力を見誤ると、死ぬぞ」なわけですが
まさに今回、自分の力を見誤って死んでしまったのがオサムなわけで
つくづくユーマの親父の言葉は、最初から最後までオサムにとっての教訓になっていると思いますね
この親父の言葉をこれから毎晩オサムの枕元で念仏のようにつぶやいてあげてくださいよユーマさん…(えー
さて、風間さんが解説をスルーしたオサムのダメな部分はそんなところなわけですが
今後どうすべきかという点について、これは風間さんが熱心に話しているので、そっちの話に戻りましょうか。
「自分1人で戦うより、もっと確実なやり方に変えるべき」というのが風間さんのアドバイスなわけですが
じゃあ確実な方法って一体なんなのか?っていうと、それはもう答えが出てると思いますね
たとえば今回の試合の中でも、ユーマと東隊が戦っている中で
「3対1で確実にユーマを落とせばいい」てなことを風間さんが言っていて、
確実に敵を落としたいなら味方との連携を活用すべきって答えをすでに風間さん自身が言っているし
味方の存在を活かすことがどれだけ大事かってことを、加古さんも綾辻さんもユーマの親父もみんなが語っているので
今後オサムが目指すべきなのは、仲間と連携して確実に敵を落とすことだっていうのは明らかですよね
「それはつまり…もっと自分のレベルに合った戦い方をしろ、ということですか?」
「違う。隊長としての務めを果たせということだ」
そして最後に、風間さんがオサムに対して送ったアドバイスがこちら。
「隊長としての務めを果たせ」というのがそれなわけですが、それでは隊長の務めとは一体なんなのか?
隊長とはつまりチームを率いる者、それがやるべきこととは一体何か。
それについて理解するには、スラムダンクを読むのが一番分かりやすいと思います(えー
いやマジで、冗談でもなんでもなく大マジで俺はそう思います。スラムダンクを読めば風間さんの言ってることが一発で理解できる。
そんな風間さんの言葉を体現しているのがこの男、陵南高校のキャプテン・魚住です
キャプテンとは、それすなわちチームを率いる者。ワートリで言う「隊長」と非常に似た立場だと言えるでしょう
そして魚住には赤木という強力なライバルがおり、1対1で戦った時にはいつも赤木に負けてしまうという
悔しい思いをずっとし続けてきたわけです。そして地区大会決勝でもやはり赤木とぶつかることになり、
「さあ来い魚住!絶対打たせん!」と赤木との1対1を強いられる魚住でしたが…
しかしここで魚住が選んだ行動とは、赤木との1対1にこだわらず、
パスを回して仲間を活かし、チームで点を取るという戦法だったわけです
その時に魚住の頭の中にあった言葉というのが
「ウチには点を取れる奴がいる。オレが30点も40点も取る必要はない。
オレはチームの主役じゃなくていい」だったわけです
これこそまさに、隊長としてオサムに必要な考え方ですよね
「ウチには点を取れる奴がいる。ぼくが3ポイントも4ポイントも取る必要はない。
ぼくはチームの主役じゃなくていい」という考えがオサムにあれば、
今回の試合で玉狛があれほどボロ負けすることにはならなかったと思うわけです
さらに、魚住だけでなく赤木もまた、そんな風にチームを率いる者の務めというものを実感する瞬間がやってくるわけです
それは赤木が全国大会へと出場した時のこと、対戦相手として全国最強チームのキャプテン・河田という
とんでもないバケモノと対戦することになった赤木は、1対1でボロカスのように河田に負けまくり、
自信をこっぱみじんに砕かれながら、それでも勝てない1対1を河田に挑み続けるというプレーを見せてしまうわけです
もはや完全に周りが見えておらず、1対1を挑んでは河田に負け続け、チームをどんどんと窮地に追いやってしまう赤木。
そんな迷走している赤木の前に現れたのがあの魚住であり、赤木に対して助言をかけ始めるわけです
「華麗な技を持つ河田は鯛…お前に華麗なんて言葉が似合うと思うか赤木?
お前は鰈(かれい)だ。泥にまみれろよ」
という風に華麗(かれい)と鰈(かれい)をかけたダジャレがそれなわけですが、
要するに魚住が言いたいこととは、河田のように華麗な主役になろうとする必要はない、
泥臭い引き立て役となってチームを勝たせることができればいい、それがお前の務めだってことなわけで。
そしてついに赤木も自分がやるべきことに気づくわけです
「オレが河田に勝てなければ湘北は負けると思っていた…
オレがダメでもあいつらがいる…!あいつらの才能を発揮させてやればいい…!
そのために体を張れるのはオレしかいない…!
おそらく現段階でオレは河田に負ける…でも…
湘北は負けんぞ…!!」
というのがそれなわけです。1対1の勝負に固執なんかしなくていい、たとえ1対1で勝てなくたっていい、
そんなことよりも、仲間たちを活かし、その力を発揮させ、そしてチームを勝たせるということ。
それこそがチームを率いる者の務めだということに気づいたわけですね
これもまたオサムにそっくりそのまま当てはまることだと思うんですよ
「ぼくが犬飼先輩に勝てなければ玉狛は負けると思っていた…
ぼくがダメでもあいつらがいる…!あいつらの才能を発揮させてやればいい…!
そのために体を張れるのはぼくしかいない…!
おそらく現段階でぼくは犬飼先輩に負ける…でも…
玉狛は負けないぞ…!!」
という気持ちがオサムにあればっていうね…そんなわけで、「隊長の務め」を理解するには
スラムダンクを読むのが一番なわけですが
ワートリの中にも一応それを匂わせるようなシーンはありますね
たとえばそれは、忍田本部長がエネドラと戦った時なんかが分かりやすいと思います
忍田本部長といえばボーダー最強の実力を持つ人物なだけに、1対1でエネドラと戦うのかと思いきや
しかし本部長は1対1で戦うことにまったくこだわらなかったわけなんですね
自分が1人でエネドラを倒そうとするんでなく、諏訪隊や風間隊を指揮しながら
仲間の能力を活かしてチームで勝利するってことを優先したわけです
この時の戦いぶりを見てみると、まずは大量に発生したエネドラのダミーを忍田本部長が切り刻み、
そしてエネドラ本体に諏訪隊がマーキングをつけ、最後にそれを風間隊が仕留めるっていう流れだったんですよね
本部長がやったのはダミーを切り刻んだだけで、最終的にエネドラを仕留めたのは風間隊だったわけですが、
最初からその形を作ることが本部長の狙いであり、エネドラを倒した時のセリフが「我々の勝ちだ」だったわけで
この時の本部長はまさに「チームを率いる者」であり、そんな本部長がやるべき務めは
仲間たちの力を活かし、チームが勝つ形を整えることだったわけで。
だから自分1人がエネドラとの勝負にこだわる気なんてさらさらなかったわけです
突出した力を持っている本部長ですが、そんな自分のことを本部長はチームを勝たせるための駒の1つだと思っているから
「俺が1人だけでエネドラを片付けてやるぜ!」なんていう考えにはならないってことですよね
そういう「俺も駒の1つだ」って考えは東さんも持ってるものですよね。ついこの間の試合前に言ってたことですし
チームの中にどんな駒があるかを把握し、チームを勝たせるためにその駒をどう活用すべきか考えるっていう
それこそが隊長の務めだっていうことですよねー
(隊長としてできること…)
そんなわけで今回の試合も終わり、今後隊長として何をすべきかを考え始めたオサム。
とりあえず1人で戦うなんていう考えはもう捨てて、これからはユーマや千佳ちゃんの力をどう引き出すかってことを
考えていって欲しいところですが…
「お、メガネくん。話ってなんだ?」
「…迅さん…ぼくたちのチームに…玉狛第二に入ってください」
ってなんでそうなるんじゃああああああああ!!
おいいいいいいい!!オサムううううううう!!お前はこの試合で何を学んだんじゃあああああああ!!
ここで迅さんを勧誘するってそりゃねーだろ!今の試合、玉狛はユーマ達の力をまだ全然引き出せていないから
まずはそれを活かすことから考えなきゃいけないねっていう時に、
「今のメンバーじゃ勝てねーから迅さんに入ってもらお」ってさすがにそりゃねーわ!
そんなこと言ってたら風間さんが泣くぞお前!?(えー
いやなんでかって、単行本4巻のカバー裏に書いてあった風間さんの性格を見てくださいよ!
そう、風間さんは配られたカードで勝負する男!配られたカードで勝負する男!(2回言った)
つまりは今いる味方をどう活用するかを考えるタイプ、それに対して今のオサムが言ってることは
「配られたカードじゃ勝てないんでもっと強いカードください」ってことなんで
こんなん聞いたら風間さん泣くぞ!?マジ号泣もんやぞ!?(えー
いやー…なんということでしょう、オサムの迷走っぷりが留まるところを知りませんね
とりあえず今のオサムに俺が言いたいことがあるとすれば
あんまり風間さんをがっかりさせないようにねってことぐらいかな…(えー
次回に続く!
(C)葦原大介/集英社
(C)井上雄彦/集英社
8月4日
ジャンプ感想:ワールドトリガー 第115話「三雲 修L」
《影浦隊と玉狛第二のエース対決!ザクザクとスコーピオンで削り合う!
しかし左腕と右足を失っている空閑隊員が押され気味か!》
さて前回、周囲にいたアタッカー連中を一気に片付けたことで、ついに2人きりのデート対決を開始した影浦&ユーマ。
影浦なんかはこの状況が嬉しくて仕方ないといった感じに満面の笑みを浮かべてますが、
しかしその一方で、腕や足にダメージを負っているユーマは勝負を楽しむ余裕はありません
影浦の猛攻に押されながら、じわじわと追い詰められていく一方のようで…
キイイイイイイイ
「(ピクッ)…!」
《遊真くん!》
「!」
ドドドドドドドドド!!
《二宮隊長のフルアタックハウンド!》
「二宮ァ…!」
ドドドドド!
《空閑隊員が被弾!さすがにこれは苦しいか!》
って、そんな2人のデートを邪魔するように弾幕の雨を一気に降らせてきた二宮!
2人きりの時間を邪魔するとかなんて空気の読めてない男なんでしょうか(えー
まあそれはそれとして、影浦はこの雨のようなハウンドをなんとか防御してますが
ユーマは防御しきれずに何発か食らってしまったようですね
なぜ影浦にはガードできて、ユーマにはできなかったのか?
それについてはこの2人の不意打ちに対する反応速度の差だと思いますね
つまり、影浦はユーマよりも不意打ちに対する反応が速かったため、ガードが間に合ったんではないかと俺は思うわけです
それがなぜかというと、影浦には感情受信体質のサイドエフェクトがあるからですね
この能力があるために、誰かが影浦に対して意識を向けた瞬間、影浦はそれをいち早く察することができるわけで。
つまり今の場面で言えば、二宮が「よっしゃ影浦に向けてハウンド撃ったろ」と弾を撃とうとした瞬間に
「(ピキーン)見える!!そこ!!」とニュータイプのような超反応で
影浦は常人より速く反応できるってことですね
実際、今の場面で言えば、ユーマは「遊真くん!」としおりちゃんからの通信が入ってはじめて不意打ちに気づいたわけですが
影浦は誰に何を言われるでもなく、ピクッと不意打ちを感じ取ってますからね
まあともかく、今の弾幕でユーマはまたしてもダメージを負ってしまったわけで、前回からひたすら削られ続ける一方です
「さすがにこれは苦しいか」と綾辻さんにも言われるほど、かなりのダメージが蓄積しているようで…
ドドドドド!
《二宮隊長が距離を詰めて寄せにかかる!》
《空閑隊員前に出た!?ハウンドの誘導半径を見切ったか!》
とその時、「げっへっへそろそろトドメやで〜」と二宮がじりじり近づいてきた瞬間、
「調子に乗ってんなよコノヤロー」と矢のように飛び出して二宮に急接近するユーマ!
おおなるほど、二宮の弾幕をかわしつつ接近戦を挑んで、一泡吹かせるつもりみたいですね
願わくば、調子ぶっこいてる二宮に「ひっ!?く、来るなー!!」と情けない悲鳴でもあげさせてやりたいところですが…
《いい動きね空閑くん、でもそのハウンドは…》
ドドドッ!!
《相手を動かすためのハウンドなのよ》
そ、そんなー!!しかしそんなユーマの動きは完全に二宮の予想通り!
向かってくるユーマの動きを読んでいた二宮は、「はいおつかれー」といとも簡単に迎撃してしまいました
いやこういうのキツイですよねほんと、離れていると一方的に撃たれ続けるだけだから、なんとか接近戦を挑もうとしたのに
逆にその動きを読まれて狩られてしまうっていうのは。
スプラトゥーンで言うと、バレルスピナーデコを使って遠距離から弾幕を垂れ流してくる二宮に対して、
スプラローラーコラボのユーマがなんとか近づこうとしたら、それを読まれて「はいおつかれー」とダイオウイカで迎撃されてしまって
あえなく撃沈してしまった的な…こんな風に隙を生じぬ二段構えみたいなやられ方すると、ほんと心が折れるんですわ…
ビュアッ!!
おっとしかし、致命傷を食らってベイルアウトするその瞬間、せめて一太刀浴びせてやろうと最後の一撃を繰り出したユーマ!
わずかに二宮には届きませんでしたが…これは影浦の技のスコーピオンの間合いを瞬時に伸ばす攻撃ですね
二宮のやつ涼しい顔してますけど内心めっちゃビックリしてるんじゃなかろうか(えー
二宮もまさかユーマが影浦の技を使えるとは知らなかっただろうし、
さっきユーマをドスドス射抜いた時点で「これで片付いたわー」と勝ちを確信してただろうから
あそこから反撃が飛んでくるなんて夢にも思っておらず、
「はおっ!?お、おいおい反則やろ、あやうく余裕こいて死ぬとこだったわ」って感じに
内心ビックリしながら顔だけは無表情を装ってるところだと思います(えー
《さあ試合は一転して静かな展開、全員がバッグワームを使って距離を取りました。
これはどういうことでしょうか?》
《狙える駒がいなくなったということだな。東さんが完全に姿をくらましているから、
他の2人はヘタに動けば即死もありうる。普段なら噛み付きに行く影浦も、
雪のマップじゃいつものようにはいかないだろう》
さて、ともかくユーマが落とされてしまったことで、マップ上には二宮、影浦、東さんの3人だけが残ったわけですが…
しかしこの3人、今この状況でバチバチにやり合う気は全然ないようで、
3人ともが隠れながらお互いの様子を見るという、なんとも消極的な状況になってしまいました
《絶対行くなよ!東さんに殺されるだけだからな!》
《東さんから先に落とすってのはナシなんです?その後でカゲを落とせば…》
「東さんが待ちに徹するつもりなら探しても無駄だ。特にこの雪じゃな」
そんな中で、影浦にしても二宮にしても東さんを警戒するあまり動けないっていうのが興味深いですね
影浦は「出て行けば絶対東さんに殺されるぞ!」と仲間に釘を刺されており、
二宮にしても「東さんから先に倒したらどうです?」って提案に対して「いやいや無理」と一蹴しているわけなんで…
どうやら姿を潜めた東さんというのは、それほどまでに手が出せない恐ろしい存在のようです。
そんなわけで影浦と二宮はまったく動けず、今ここで動けるとしたら東さんしかいないわけですが…
《今回はこのままタイムアップ待ちですか?》
「二宮と影浦が派手に動かない限りはそうだな」
がしかし、東さんとしても自分から動くつもりはなく、どうやらこのまま最後まで潜伏状態をキープするつもりのようです
ふーむ、自分から動かない理由としては、この漫画のスナイパーっていうのはどっちかというと
長射程なアサシンって言ったほうがしっくりきますからね
ひっそりと姿を潜めて自分の存在を隠しつつ、敵の虚を突いて暗殺者のように仕留めるっていう。
自分の位置がバレるとかなり弱体化してしまうし、要するに闇に潜む暗殺者みたいな立ち回りで戦うわけだから、
自分から動いて目立つような真似をするっていうのは、スナイパーとしてはご法度なんでしょうね
《さあ間もなくタイムアップ!試合終了!最終スコア3対2対2対1!
二宮隊の勝利です!》
そんなわけで、3人とも動きがないままタイムアップで終了となったわけですが…
おいおい二宮のやつ、暇だからってなに雪だるまいっぱい作ってんねん!
つーかこれって会場のでかいモニターで映し出されてるんじゃないのか!?「雪だるまつく〜ろ〜♪ドアを開けて〜♪」って
鼻歌歌いながらせっせと雪だるま作る二宮の姿が大勢の大観衆に全部見られてんぞお前!(えー
あとこの決着シーンだけ見ると、余裕たっぷりに二宮が1位を取って
最初から最後まで二宮隊の余裕勝ちだったみたいに見えますけど
俺は全然そうじゃないと思います
この試合、実は余裕勝ちではなく二宮隊の逆転勝利だったと思う。
つまり、二宮隊が勝ちの流れを掴んだのは終盤であり、それまでは別のチームが流れを握っていたということです
その流れを握ってたチームがどこかっていうと東隊ですよ
この試合、東隊が勝ち確定の状況を作る寸前まで行っていたんですが、それをギリギリで二宮隊が逆転した内容だと俺は思いますね
では、その二宮隊が逆転したシーンというのは一体どこなのかといいますと
「俺のポイントだ」と二宮が欲張りアタックを仕掛けたシーンです
この場面、一見すると単に二宮が欲張りなだけのように見えますが
実はこれがなければ二宮隊は負けていたと俺は思います
なぜかというと、まずこの場面、二宮のシールドがなければ東さんの狙撃でゾエさんが即死していたわけです
そうなるとまず東隊にポイントが1点入る。その時点でポイントは東隊:2点、二宮隊:1点、影浦隊:1点、玉狛第二:0点と
東隊が一歩リードとなります。さらにもう1つ見逃せない部分というのが、ゾエさんが即死していれば
「ですよね〜」のコマで弾を撃てずにゾエさんはもう死んでいたということです
そう、この弾が飛んでこないということがめちゃめちゃ重要なんですよ。
なぜならこの弾のせいで東隊は陣形を崩されて一気にやられてしまったわけですが、
それがなければ東隊は完璧なコンビネーションでユーマの動きを封じ込めており、
このままいけばユーマを削り倒せるって状態を作っていたから。
そう、こんな風にゾエさんの弾さえ飛んでこなければ、ユーマを確実に倒してもう1点取れるって状態になっていたからです
もし順調に東隊がユーマをも倒していたなら、ポイントは東隊:3点、二宮隊:1点、影浦隊:1点、玉狛第二:0点となり
東隊が大幅リードとなっていたわけです。
さらにさらに、そうなるとフィールドに残ったメンバーは
東隊:東さん、奥寺、小荒井
二宮隊:二宮、辻
影浦隊:影浦
玉狛第二:なし
となるわけですが…
この状態になったらですね、もう東隊はまともに戦う必要がないんですよ。ガン逃げで勝てる。
もしこの状態で東隊が3人ともガン逃げしたらどうなるかっていうと
二宮隊からしたらですね、もう影浦1人だけしか狙える駒がいなくなるんですよ
もし影浦を撃破したとしても1ポイント。そうなると合計は東隊:3点、二宮隊:2点、影浦隊:1点、玉狛第二:0点となって
二宮隊が東隊に追い付くことは不可能となってしまうわけです。もしそんな状況になったら
待てぇ!!
東隊!!
ふざけるなよてめぇ!!
ポイント置いてけ!!
ポイント置いてけ!!
東ぁ!!
という風に二宮がブチ切れまくっていただろうと思いますが、いくら必死に追いかけてもこの雪のマップでは
グラスホッパーを持つ奥寺と小荒井には絶対に追いつけないし、それを持ってない東さんを狙うしかありませんが
本気で隠れた東さんを探し出すのは無理だと二宮本人が言っているし、完全にお手上げ状態になってしまうんですよね
なので、そうなったときに二宮に出来ることといったら、タイムアップまでに時間だけは残っているので
探すのを諦めてヤケクソな気持ちで雪だるまを作ることぐらいだと思いますね(えー
あとこの話は、二宮・辻vs影浦の戦いで二宮隊が勝つことを前提にしてますが、
もしそこで影浦が勝っていたとしても、最終的に勝つのは東隊だったと思います。
なぜなら、影浦が二宮・辻の2人を倒したらポイントは東隊:3点、二宮隊:1点、影浦隊:3点、玉狛第二:0点と東隊に並びますが
いくら影浦でも二宮と辻を無傷で倒すなんて無理だと思うわけです
たとえ勝てたとしても、影浦はかなりのダメージを負わされるだろうと思うんですよ
だから最後は、そんな深手を負った影浦を東隊が片付けてしまえばあっさり終わるということです
何しろ東隊が3人揃っていれば、ユーマが相手でも完封して勝利できるってことは証明済みなので
深手を負った影浦を倒すくらい造作もないことでしょう。
なので、どっちにしろこういう形が作れれば東隊の勝ちは揺るがない状態になっていたというわけです
もしあの場面で東さんが、ゾエさんを仕留めることができていれば…
ちなみにそれについては東さん本人も、今回の敗因について「北添を抑え損ねた俺が悪い」と語っており、
あそこでゾエさんを落としてさえいれば東隊が勝っていたということを示しているわけです
つまり、二宮の「俺のポイントだ」のプレーが間に合うかどうかで、試合の行方を左右するほどの差になっていた。
それほどまでに大きな勝負の分かれ目があの場面だったということです
まあ、ハッキリ言って二宮のやつは全然そんな深いこと考えてなかったと思いますけどね(えー
ただ単に目の前にポイントがあったから、それを欲張って取りに行っただけだと思いますけども。
そう、例えるならあの時の二宮の心情は
ポイント置いてけ!!
なあ!!
俺のポイントだ!!
俺のポイントだろう!?
なあ!俺のポイントだろ
おまえ!!って感じにゾエさんのポイントが欲しかっただけなんだろうなーと…(えー
まったく二宮がこれだけポイントを欲しがる妖怪野郎だったとはなー
ちなみにこの後まだ試合の総評シーンが残ってるわけですが、ここまでだけであまりに長くなりすぎたので
いったん今日のところはここまでで区切りたいと思います。それでは後半に続く
(C)葦原大介/集英社
(C)平野耕太/少年画報社
8月1日
アニメ感想:食戟のソーマ弍ノ皿 第5話「一口目の秘密」
さて今回のアニメ版ソーマなんですが、不覚にも録画に失敗してしまいました(えー
いつもはBS11で見てるんですが、今回それをミスってしまったのでニコニコのネット配信で見ることにしました
画像もそこから拝借したわけですが、最近のニコニコ配信は画質いいんですねえ
なんだか普段俺がキャプチャしてる画像よりもむしろ綺麗じゃないか?(えー
俺が使ってる録画の機材ってかなり古臭いやつなんで、やっぱ時代遅れなのかもしれないなー
まあともかく今回の内容についてなんですが、早津田が登場してソーマと一緒にビーフシチューの試作を繰り広げるという
原作通りの内容となっていましたね。前回の感想で、「もしかしたら早津田の存在はカットになるんじゃ」と書きましたが
さすがにそんなことはなかったんやな…
早津田をカットするってなると結構な大手術になるだろうし、アニメスタッフはそこまで大幅な改変は望んでいなかったということか
あと原作で早津田が不評だったのって、たぶんソーマの相棒役を何週にも渡って独占してしまったところだと思うんですよね
その結果、「お前いつまで出しゃばってんだよ」みたいな空気が読者の間に広まってしまって、
結構叩かれたりしてしまったんじゃないかと思います。でもアニメでは原作よりかなりテンポがいいから
早津田の出番は今週と来週で終わりになるだろうし、短期間でスッと身を引く分にはあまり叩かれなくて済むんじゃないかなあ
あとお嬢様が読んでた「心をのせて」の表紙がアニメだとちゃんと描かれてましたね
確か原作では、この表紙ってすごくぼんやりした描かれ方で、どんな表紙なのかハッキリ分からないようになっていたんですが
ただ本編の中ではぼんやり表紙だったものの、単行本10巻の描き下ろしでちょっとだけ描かれていたように思います。
それがちょうどこの女の子の絵だったので、アニメではそれを元にしてデザインし直したみたいですね
それと前回の予告の時点で、ちょっと話題になっていた真由美ちゃんについてですが
「真由美ちゃんの出番ってどこにあるんだろう」というコメントに対して「たぶん美作の妄想劇場のはず」と俺が答えた結果
見事にそれが大当たりとなりました。ふっまあこんなもんですよ(えー
ただ、当たったはいいけど真由美ちゃんの出番って二期だと多分ここだけしかないよね
やべえよ唯一の出番が美作の妄想の中だけって哀れすぎるだろ
というかアニメに限らず真由美ちゃんの出番って、この妄想の後から現在に至るまでどこかに用意されてたっけ…
まさかこの妄想シーンが真由美ちゃんの最後の出番になるのでは…(えー
いちおう「ソーマの幼なじみ」っていうヒロインとしての武器を持っているのに、それが活かされる場面がないとは哀れな子やな…
あとはついに今回、選抜二回戦の審査員として水原さんが登場となりましたね。いよっ待ってました大統領!
正直選抜の二回戦で俺が一番楽しみにしているポイントといえばこれなので、
今回いよいよ出てきたのには嬉しいものがありましたねー
とりあえず水原さんの描写は作画最高品質でお願いしますよ!他の場面はいいから水原さんの場面は最高品質でやってくれよなー!
とか言ってたら作画微妙だこれー!!(えー
お、おいいいいいい!!この水原さん登場シーンの作画微妙すぎんよ!5人ともなんかいまいちしまらない顔してるし!
というか今回の話を見てて気になったのは、この場面に限らず「えっ、なんか作画やばくね」と思うシーンが
ちらほらと見られたことなんだよね…いや全部の場面ではないんですが、時々そういうのがあったってことです
まさか作画の息切れ!?いやいや早いよまだ早い!今回はまだ5話目で
全13話の折り返し地点に届いてないのに、ここで息切れするには早いって!早い早い!
吉田!
まだ早い!!(えー(C)木多康昭/講談社
うーん、一期の時も作画の息切れだけが唯一のマイナスポイントだっただけに
この5話目でその兆候が出てきてしまったのはなんとも不安ですね
食戟のソーマは絵が命みたいなところがあるので、どうにかこうにか踏ん張って欲しいところです
まあ、この後の座ってるシーンでは普通の作画になっていたので、そういう意味じゃ一安心なんですけども。
というか水原さん久しぶりに「私はLです」の座り方やってますね、原作ではこの時普通に座ってたから
水原さんのL座りを見るのもだいぶ久々な気がするわ
あと「作画の息切れ」とは言いつつも、えりなお嬢様のシーンは全体的にきれいだったと思います
なんか他のキャラより力が入ってるように感じたのは俺だけだろうか、アニメスタッフはお嬢様がお気に入りなんかな?
あとは今回、エンディングのお花畑で寝てるキャラもえりなお嬢様でしたね
てことはやっぱり、この場面って「負けたキャラのお葬式」っていうのとは関係ないんじゃなかろうか
今回の話でお嬢様が負けるとかそういう勝負はなかったわけだし、数話前も特に負けた様子のないソーマが寝転がってたわけだしね
なので特に深い意味はなくて、ただ寝転がってるキャラを描いてるだけだと思うんですがどうだろう。次回に続く
(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社・遠月学園動画研究会弍