5月29日

ジャンプ感想:食戟のソーマ 第154話「牙を剥く」、第155話「最大出力」



さて前回、セントラルのエリート料理人達がわらわらと現れて残党狩りを始めたわけですが
今回はというと、そんな残党メンバーとしてアリス&黒木場が登場する内容となっております
なんでこの2人が出てくるのかというと、こう見えてこの2人は最先端料理研究会という部活に所属しているので
その部活のメンバーとしてセントラルと戦うことになったってわけですな

ちなみに、アリスたちが最先端料理研究所に入ることになったいきさつについては
単行本8巻の第64話で語られてましたね。



これがその時の様子ですよ。アリスは普通に入部したってわけじゃなくて、
主将に食戟を挑むことでぶっとばして部を乗っ取ったっていう流れだったわけで。
なんでそんな部を乗っ取るような真似をしたのかというと、確かお茶をする部屋が欲しかったとかそんな理由だった気が…

「私としては部室を手に入れただけのつもりだったのに、
 書類上は私が研究会の主将になっていたらしいの」

「はー、それでお前らも残党狩りの対象になったってわけか。
 てことは久しぶりにお前の料理が見られるわけだな!」

「いいえ、戦うのはリョウくんよ。
 行くのよリョウくん、自称エリートの化けの皮を剥ぎ取ってさしあげなさい」

「うす」

って、今回セントラルと戦うのは黒木場1人だけであり、アリスは料理せずに見物するつもりようです。いやいやちょっと!
ソーマも言ってますけどアリスってもうずいぶん長いこと戦ってないじゃないですか!
選抜でソーマに負けて以来ずっと戦うような機会がないから、そろそろ活躍させてやってほしいんだが…

逆に黒木場は、恵ちゃんと戦ったり、葉山と戦ったり、三つ巴決勝を戦ったり、このところ出番が多いから
それが今回もってなると「え、また黒木場?」って感じでちょっと食傷気味なんだけど…
正直ここはアリスに出番を譲ってほしかったなー

「それではこれより食戟を開始する!」

「がんばれよ黒木場ー!ここで見てっからなー!」

「この対決のテーマ食材は鮭!鮭をメイン食材として使用した一品!
 これをお題として勝負を行います!」

「魚介かぁ、これってつまり…」

「ああ、黒木場リョウの得意ジャンルだな。
 セントラル側が余裕を見せて譲歩したんだろう、
 今までの食戟でも、彼らは相手の得意ジャンルで完全勝利していた…
 今回もそれを曲げるつもりはないらしい」

「っていうことは、あの人達みんな…」

「ああ…まだ本当の実力をちらりとも出していない…!」



そんな中、あえて黒木場の得意なジャンルで勝負を挑んできたセントラルの連中に対し、
「まだ本当の実力をちらりとも出していない…!」と警戒心を強めるタクミ。
ただ最近のジャンプを読んでて思うのは、このセントラルの人達って黒木場との対決が終わった後
本当の実力を見せる機会ないまま消えて行っちゃったね…(えー

悲しすぎるだろオイ!未知の強豪としてソーマ達の前に立ちはだかるのかと思ったら
戦う機会ないまま消えていっちゃうって!なんのためにこいつら出したんだ!
まあなんていうか、多分この時点ではこいつらとじっくり戦っていく構想だったんじゃないのかな…
恵ちゃんの部活とか、丸井のゼミとかがまだ残党狩りの戦いを控えてるから、そのあたりと戦う予定だったのかもしれません
ただ、この残党狩り編あたりからソーマのアンケート結果がどんどん悪くなって
掲載順もどんどん落ちていったので、
「やべえこんな奴らと戦ってる場合じゃねえ!」って
急いで路線変更して、セントラルの出番がなくなってしまったとか…多分だけどそんなような気がします



「リョウくん!がんばるのよ!集中しておやりなさいっ」

「向かってくる奴は誰だろうと噛み砕く!!俺の料理で返り討ちにしてやろうじゃねぇか!!」

そんな中で黒木場は、いつも通りギンギンに殺気に満ちた様子で料理を進めてるようですが…
どうでもいいけどそんな黒木場を応援するアリスの姿が可愛いですね
なんか今回のアリスって、以前よりも髪の毛が伸びて印象が変わった気がする。

そういえばソーマも髪伸びたわけだから、アリスも同じように伸びたって言っても不思議はないわな
ソーマの髪型変更は俺的にあんまり好きじゃなくて、前にけっこう文句を書いたりもしましたが
アリスの方は以前よりずっと可愛くなったと思いますね
やっぱり女の子って髪にボリュームある方が可愛いと思う。まあ単純に俺の好みの話なんですけどね

ズバババババ!

「黒木場くんすごい…!あんなに鮭を速くさばくなんて見たことないよ!」

ズバババババ!

「セントラル側もなんて速さだ!?」

「黒木場と張る包丁さばきとは…!」

「おい、別室のものを運び込め!俺の可愛い相棒たちをな!」

ガラガラガラ!

「…!?あれは…見たことあるぞ…選抜一回戦、薙切アリスとの食戟で…!」

「スチームコンベクションオーブンに凍結粉砕機!ヤツも最新鋭の調理器具を駆使するのか!?」

とその時、調理を進めながら黒木場のように魚を扱う技術と、アリスのように最先端器具を使った調理
両方を披露するセントラルの男!ほほうなるほど…言うなればこいつは
黒木場とアリスの両方の力を併せ持つキャラというわけですか
やるじゃねーかセントラルの男!ところでお前の名前なんていうんだっけ…(えー
すまんな…悪気があるわけじゃないんだが、今まで調べるの忘れてたわ…
いま確認したらどうやら楠連太郎って名前みたいですね。ふーん。まあ頑張ってくれや…次回に続く!

(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社


5月28日

ビッグガンガン感想:ハイスコアガール第50話



(飛び道具が存在しないザンギエフに対して、
 
ただひたすら空中で斬空波動拳を放ち続ける…
 ほぼノーリスク技の斬空波動拳は、まさに出したもん勝ち。
 とにかく斬空で距離を取る…!)

さて前回、豪鬼VSザンギエフという圧倒的に豪鬼有利な組み合わせで始まった
日高さんと大野さんの最終決戦ですが、今回はというと
日高さんの豪鬼は絶対にザンギに近づこうとはせず、ひたすらガン逃げしながら斬空を撃ち続けるという
前回同様のチキン戦法で戦い続けていました。うーむこれはひどい

スパ2Xの豪鬼はとにかくこの斬空波動拳がやたらと強くて、こんな風にガン逃げ斬空をされてしまうと
ほとんどのキャラはロクに戦うことすらできないんですよね。ましてや動きの鈍いザンギとなれば
もはやなすすべがないというか、まともな勝負にならないというか、
豪鬼がノーリスクで一方的に勝つだけの、理不尽な内容になってしまうというか…

(卑怯だと思う?大野さん…勝ちに貪欲な私を軽蔑する?
 私みたいな凡人があなたに勝つにはこうするしかない。
 だから私はずっと斬空を撃ち続ける…一生撃ち続ける…!!)



ああしかし、そんな汚いチキン戦法について、「卑怯とでもなんとでも言いやがれ」とばかりに
躊躇なくその後もやり続ける日高さん!大野さんに軽蔑されたって構わないと、もう完全に開き直ってるみたいですね
それと「一生撃ち続ける」って日高さんのセリフですが、この「一生」っていうのもなにげに格ゲー用語ですよね

格ゲー業界では、繰り返し何度もやるって意味で「一生」って言葉をよく使うんですよ
「なんか相手が波動拳ばっか一生撃っててさ〜」とかそんな感じで。
だからこの日高さんはまさに斬空ばっか一生撃ってるって感じですね



TIME OVER

(まずは一本…タイムオーバーでパーフェクト勝ち)

ああそして、本当にそのまま日高さんがガン逃げ斬空をやり続けた結果、
ちまちまとザンギが削られる展開がずっと続いて時間切れとなり、第1ラウンドは豪鬼のパーフェクト勝ちとなってしまいました
それにしてもやっぱり、見ている側の気持ちとしては、この方法で相手に勝っても自慢にならんというか、
あまりにも寒いプレイングというか…もしも俺がこの戦いをその場で見ていたなら

「ただのガン逃げかよ…」

「まっ、強いっちゃ強いけど…」

「あんなので強いってんなら、
 まぁ寒いよね」

ぐらいのことは言っていたかもしれません(えー
まあ日高さんは寒かろうがなんだろうが関係ないんだろうけど…それにしてもスッキリしないなあ

(次もこの調子で行く…!フェアじゃないと思われてもいい…!
 なぜなら私は、Akumaに魂を売ったから…!)



そして第2ラウンドが始まりますが、相も変わらずガン逃げ斬空をとことんやり続ける日高さん!
さらに「Akumaに魂を売った」という言葉が飛び出してますが、これって前回の感想の時に俺が書いてたやつですよね
確か前回の日高さんは、「私はAkumaにだってなれる!」って言い方をしてましたが、
俺はそれを見て「Akumaに魂を売った状態になっとる!」と書いたわけですよ
そしたら今回は日高さんがそれと同じことを言い出したっていうね。ちょっと日高さんよー
俺の表現が天才的だからってパクらないでくださいよ!(えー

まあともかく、第2ラウンドになっても日高さんのガン逃げ戦法は続いたまま
大野さんはまったく近づけずに斬空の雨に晒されることになってしまいます
そのへんのプレイヤーだったら、ここまでガン逃げされたらあまりのイライラで
台パンしてブチ切れながらリアルファイトに発展してもおかしくありませんが
果たして大野さんの様子はどうなっているのか…



(……ッ、なんてまっすぐな眼…
 この絶望的状況においてもなお、何かのチャンスをうかがってるの…?
 斬空波動拳地獄の先に、何を見るの…?大野さん…)

ところが大野さんは、これだけタチの悪いガン逃げ斬空をやられまくっても、落ち着き払って画面を見据えていました
まったく平常心を失っていないその姿に、むしろ日高さんの方が戸惑ってるくらいですね。これはあれか
激しい殺意の波動を放つ日高さんに対して、まるでそよ風のようにそれを受け流す大野さんって感じで
風の拳に目覚めたリュウって印象ありますね



そう、豪鬼の殺意の波動を超えるために、リュウが目覚めた境地。それが風の拳なので
今の大野さんがこれだけ落ち着き払っているのは、これから殺意の波動を超える前触れのように思いますね

「…」

(…なんてガマン強い…私の戦い方が綺麗かと言われたら…
 そうじゃないかもしれない…でも私は悪魔に魂を売ったつもりで戦ってる…
 100%勝つために勝負をしているだけ…
 でもなんなのこの感じは…?罪悪感…自責の念…
 格闘ゲームに対し、後ろめたさを感じている…?)

そんな大野さんのまっすぐな姿を見るうちに、だんだん「それに比べて自分は…」とばかりに
自分の戦い方に自信が持てなくなっていく日高さん。この方法で勝ったとしても
格闘ゲームに対して全然まっすぐじゃないってことですよね
後ろめたい卑怯なやり方でしかないと。そんな方法で勝っても胸を張ることができないと。
そんな後悔の念がどんどん日高さんの中で膨れ上がっているようです

(この攻防が…ゲーム愛に背を向ける行為なのでは…)



《日高…俺は負けたくない奴には負けたくねーんだよ》

「…ッ…!」

そしてここで、ハルオが以前言っていた決定的な一言を思い出してしまう日高さん。
「俺は負けたくない奴には負けたくねーんだよ」というのがそれですね。一見すると意味の分からない言葉ですが
これを言った時のハルオがどんな状況だったかというと、
対戦相手がつまらないガン待ち野郎だったって時のセリフなんですよ
ひたすら波動拳だけを撃って待ちながら、寄ってきた相手を昇竜で狩るだけっていうような相手でね…

(単調でつまらん戦い方だぜ。やってる本人は本当に楽しいのか?)

「ぐわ〜〜っ!俺の待ち昇竜がーーっ!」

(コイツはあきらかに負けたくないタイプのプレイヤーだな)



(負けたくない野郎に負けるわけにはいかねーんだぜ)

っていうのが当時言ってたハルオのセリフです。負けたくないあまり、単調でつまらない動きしかしない相手だったわけですが
ハルオからすれば、そういう相手はまったく魅力的に映らないし、そういう奴を勝たせるのは嫌だってことなわけで。
そして今の日高さんは、まさしくそういう「つまらない奴」と同じことをやっちゃってるわけで
それはハルオにとってはちっとも魅力的に見えないってことですよね

何よりもゲームを楽しみたいハルオにとっては、そういうつまらない相手と対戦してもしらけるだけだろうし
せっかくのゲームの面白さが消えてしまうだろうから、魅力を感じないってことなんでしょうね
ちなみに、さっきの待ち昇竜しかしない相手にはつまらなさそうにしていたハルオでしたが、
他の歯ごたえのある相手と戦う時は、実に楽しそうに対戦していたわけですよ。
そして当時の日高さんは、そんなハルオの姿を見ながら

(矢口君楽しそう…もし私が強くなったらどんなカオするだろ…)

って考えてたんですよね。そう、要するに日高さんが強くなったのって
ハルオのこういう喜ぶ姿が見たかったからというか、
自分も一人前のプレイヤーになって、ハルオに認めてもらいたかったっていうのが始まりだと思うんですよ

でも今、もしハルオがここにいて日高さんのガン逃げ斬空を見たとしたら

コイツはあきらかに
負けたくないタイプの
プレイヤーだな

ってすごくつまらない顔をするだけだと思うんですよね
とてもプレイヤーとしてリスペクトできないと。だからせっかく強くなってもこれじゃ意味がないと思うんですよ
ハルオを喜ばせたいと思って強くなったはずが、気づけばハルオを失望させるプレイをしてしまってるという…
なんていうか今の日高さんって、すごく皮肉な状況になっちゃってますよね…

(しまっ…!画面端に…!)

ドガドガドガアッ!

(まずい…早く豪鬼のペースに…!)

ドガアアアッ!!

「…」

(まさか大野さん…あなたが待っていたチャンスというのは
 私の自責の念…!?心の隙…!?)

ああそして、動揺の隠せなくなった日高さんは画面端に追い込まれてしまい、
とうとうザンギに捕まって、そのまま一気にKOまで叩きのめされてしまいます
これで第2ラウンドは大野さんの勝ちとなり、勝負の行方は第3ラウンドで決まることになりますが…



パシッ!パシッ!

(斬空波動拳が…通用しなくなってる!?)

なんと第3ラウンドでは、今まであれだけ苦しめられた斬空波動拳を
バニシングフラットでことごとく無効化していく大野さん!
これにより、大野さんにはもう斬空波動拳は通用しないということに…い、いやちょっと!?
バニシングフラットってこうも斬空をバシバシ落としていけるもんなの!?
バニシングフラットは飛び道具を消せるってことは知ってますが、
いくらなんでも頭上から降ってくる斬空をこうもパンパン落とせるとは…

豪鬼VSザンギはダイヤグラムで10−0とか言われてるところを見ても、
ザンギには斬空に対抗する手段が何もないと思ってたんですが、実際バニシングフラットはどれくらい有効なんだろう
もしかして本来なら通用しないけど、日高さんが動揺して斬空の軌道が甘くなったから大野さんに迎撃されてるとか
そういうことなんだろうか?それとも単に大野さんが超人的に上手いだけ?うーんわからん

ガッ!

(歩きながらのスクリュー…!?いったいどうやって…)



ともかく斬空が通用しなくなってしまった今、ザンギにどんどん近づかれてしまった日高さんは
今度はこうして歩きスクリューの餌食になってしまいます。今となっては有名となった歩きスクリューですが
当時は一部の人しか知らない裏技みたいなもんでしたよね

ザンギのスクリューコマンドは、説明書ではレバー1回転だと書かれていますが
実は斜め方向に入力しなくてもスクリューが出るという仕様になっているので、それを利用して
ヨガフレイムのコマンドから上を押すだけでスクリューが出せるっていうのが
一般的な歩きスクリューの出し方だと思います。斜め上の入力を省くことで、ジャンプせずに技が出せるってことですね
ちなみに大野さんは、どんな風にスクリューコマンドを入れているのかというと…

ビシュ!!



(指はじきの反動で一回転…!?)

指でビシッとレバーを弾くことで、目にも止まらぬ速さで一回転コマンドを完成させていたという…
これは俺がさっき言った「斜め入力を省く」ってやり方とは別の方法ですね
大野さんは斜め入力が入っても関係ない超スピードでコマンドを入れているわけで…

実はこれって実在する技で、いわゆるはじきスクリューと言われるテクニックですね
実際にこれをやってるわかりやすい動画があるので、ぜひ見てみてください
それとウメハラもはじきスクリューについて語ってたことが何度かありました

たとえばファミ通のインタビューを受けた時なんかがそうですね、めっちゃ長いインタビューですけど
その中で「知り合いのザンギ使いで、スティックを弾くようにしてスクリューコマンドを入力してる人がいた」と語ってます
あとはもうひとつ、スト4の試合をウメハラとボンちゃんが実況してる時に、
「最近の人たちははじきスクリューとか知ってんのかな〜」って
言い出したことがあるんですよね。このリンク先がその動画です。まあ他愛のない雑談なんですけど、この時のウメハラが
「うえぇ〜いやっぱ俺格闘ゲーム詳しいわ〜〜」とか楽しそうに喋ってたのが印象に残ってて
ウメハラファンなら見といて損はない動画やで!!(えー

(この人…本当にすごい…!矢口くんが心を奪われるわけだ…
 大野さんのこの強さが、矢口くんへの思いの強さなのであれば…
 私の付け入る隙なんて…私の付け入る”好き”なんて…!)



ともかくですよ、大野さんの圧倒的な強さと、格ゲーに対するまっすぐな姿勢を見せつけられた日高さんは
目に涙を浮かべながらとうとう「自分じゃかなわない」という気持ちに飲まれてしまうのでした
うーむ、これはもう日高さん完全敗北っていう流れにしか見えませんが、このまま日高さんは身を引いて
ハルオと大野さんが結ばれるエンディングとなるんでしょうか?次回に続く!

(C)押切蓮介/スクウェアエニックス


5月24日

・大志さん……仙水勝てましたー!!何度も挑戦しても勝てず、最終日にストック保存しておいた最後の一回でソロクリアしました。
 チヨ、ロビン、ハクア、ウリエルで、アイテム(10%ダメージ)を使って挑みました。
 特にチヨがいい仕事をしてくれました。第1ステージの初手カンカン、第2、第3ステージの魔導師退治、
 そして最終面、残り1ターンのSS、最後は手が震えて心臓バクバクでしたが、無事に突破できました。
 他のメンバーも100%役割を果たした末の勝利だっただけに、達成感は大志さんの引用の通りでした。 by yuo

yuoさんこんにちは、仙水のクエストを最終日にストックしておいたラストチャンス1回でクリアしたってそれは凄いですね
しかも内容的にも、最後の1ターンになったところでチヨの必殺技で決めるという劇的な勝利だったようで
それはもう喜びもひとしおでしょう。

仙水クエストは難しかったけど、キャラクターの役割を考えてプレイすればちゃんとクリアできるようになってるというか
自分がとことん頭を使って考えて、「こいつでやってみよう」と選んだキャラが
ちゃんと自分に応えてくれる瞬間っていうのがあって、それを感じられるのがすごく楽しかったですね。

逆にあんまり考えずにウリエルとかガン積みしてクリアした人は、
仙水クエストの楽しさがよく分からないだろうから、すごくもったいないなって思います
俺としては仙水に挑むのが楽しくて楽しくて、毎日ずっと仙水のことばかり考えて
次はどんな風に戦ってやろうかとワクワクしてしょうがなかったくらいですからね
これだけゲームで楽しめたのって何年ぶりだろうってレベルでしたよ



・遊戯王VRAINSは今の所スタートダッシュはいい感じですが、今後レビューをする予定はありますか?
 具体的にはワートリレビューを休載のところまでやった後とかに・・・ by マジェスティックうさぎ

マジェスティックうさぎさんこんにちは、遊戯王の新シリーズは録画してはいるんですけど
実はまだ見てないんですよね…やっぱり前作のアークファイブがあまりにもやらかしてしまったのと
召喚のルールが変わって今までの召喚方法が死んだとか言われてるのが
遊戯王への興味を削いでしまったというかね…あと時間帯が移動したのも地味に大きいと思います

今までは日曜の夕方だったからリアルタイムで見れたんですけど、
それが平日に移動しちゃったから録画しないと見れなくなって
録画してることはしてるんですけど、それを見ようっていう気持ちのスイッチが入らないというか
「録ったけどまあいーや」という気持ちのまま放置しちゃってるというか

そういう録画した番組を見るのって、ある程度の興味が必要になると思うんですよね
興味が湧かないといつまでも放置したまんまになっちゃうという。
今のところ、遊戯王の新シリーズにはそれだけの興味が俺の中にないので
もっと俺が食いつくような何かがあれば変わるかもしれません



・大志さんツイッターで平次と和葉の話題出されていましたね。コナン映画のから紅はもうご覧になりましたか?
 迷宮の十字路もよかったですが、から紅は平次が和葉への恋心を自覚した後の話なのですごく楽しめますよ。
 アクションシーンも盛りだくさんで今作は推理もありましたし、見どころいっぱいでした。
 原作では足りない部分をアニメで補ってくれたりしているので、特に平次や和葉がお好きでしたらアニメも注目です!
 原作での二人も20年かけて少しずつ進展しているので、ようやくくっつくかと思いきや
 新キャラである紅葉参戦でどうなるか期待大です。 by まる

まるさんこんにちは、コナン映画の「から紅の恋歌」については俺もこの間見に行きました
もちろん一番の目当ては平次と和葉の恋の行方がどうなるかってことだったんですが、
見終わった感想としてはもっと2人がイチャついてるとこ見せんかい!!って感じですかね(えー

うーん、2人の恋愛を期待していった割には、思ったよりもそういうシーンが少なかったというか
和葉の方はまあ悪くなかったと思うんですよ。ずっと平次のこと考えてて「平次のために頑張る」っていうのを
最初から最後まで貫いてたわけなんで。でも平次の方はどうだったかというと
お前もうちょっと和葉のこと意識してやれよと思うシーンが多かったというかね…

たとえば今回の平次って、事件のことを常に考えてて
和葉のことは事件の合間に考えるような感じだったじゃないですか
俺はね、そこは優先順位が逆なんじゃねーかなと思ったんですよ。
和葉のことを考えすぎて事件に集中できないくらいでいいと。

たとえば原作でもあったじゃないですか、平次が事件を追っている最中に
和葉がナンパされてるのを見かけてしまって、それが気になるあまり
ぜんぜん事件に集中できなくなっていつもの推理力が発揮できないという話が。

要するにこれくらい和葉を意識してほしいってことなんですよ。
「事件よりも和葉が気になる」というような場面を見たかったわけですが、
でも今回の映画だと、平次はどうにも事件に夢中で和葉はあんま意識してない感じだったから
そこがちょっともどかしいなーと思ったポイントでしたね

まあ、さすがにクライマックスで和葉に危険が迫った時には、平次もすぐに飛んでいって和葉を助けに向かったわけですが
ただ、その和葉を助けるシーンのやり取りが「和葉…手ぇ離したら殺すで…」って
以前にも言ったことがある言葉なのがちょっとなーって思いました



そう、以前にもこうしてガケから落ちそうになった時に、和葉を助けながら「和葉…動いたら殺すぞ…」って
言ってるシーンがあったから、なんだかその二番煎じのように思えてしまって
いまいち今回の映画のクライマックスに新鮮な感じがしなかったなーと思ってしまいました

たとえばですよ、映画でこの2人の新鮮なやりとりっていうと迷宮の十字路ではそれをやってたと思うんですよ
迷宮の十字路では、平次には初恋の相手がいて、幼い頃からその人のことをずっと思っているっていう新たな事実が明かされて
でも幼い頃に一度きりの出会いだったから、平次自身にもその人が誰なのか分からなくて、
いつかまたその人と再会したいって思っていたわけですよね

そんな中、実はその初恋の相手は幼い和葉だったっていうことが明らかになって、そのことを知った平次が
「そうか…やっと会えたっちゅうわけか…」って、
今の和葉を見ながら感慨深げにつぶやくシーンがあったわけじゃないですか

そういうやつが見たいんですよ。映画ならではの新鮮な展開みたいな。
二番煎じじゃなくて、今まで平次と和葉がやってなかったようなラブラブな何かをやってほしかった。
結構この2人って原作でもいろいろやってるから、過激なラブシーンに挑戦してもよかったと思うんだよなー



たとえば原作で思い出深いラブシーンっていうと、こんな風に2人が暗がりでハァハァ息を荒げながら
平次の固いモノを和葉の穴に突っ込んだ場面ですね(えー
ある意味、俺が一番好きな平次と和葉の場面ってこのページかもしんない。
というかアニメでもこの場面が再現されてるのにはビビりましたわ。
今や国民的アニメとなったコナンでよくこんな場面を流したよなー

まあそんな風に、平時と和葉の関係性っていう面では今回の映画はちょっと物足りなかったんですが
ただ、コナンと灰原の関係って意味では、個人的にちょっと好きなシーンがありました
それが何かっていうと、事件に巻き込まれたコナンが灰原に電話をするのが遅れてしまって
「あなたね、こんなに遅くまで電話してこないって一体何やってたの?」
って灰原に小言を言われるシーンがあったことなんですよ

なんかこのやり取りが奥さんに叱られる旦那さんの図みたいで
まるで夫婦みたいな会話してんなーと思ってニヤニヤしてました。灰原ってコナンのことを「あなた」って呼ぶから
それがまた嫁っぽさに拍車をかけてると思う。
あと灰原といえば、最近はすごく俗っぽい感じの性格になってきてますけど、それがまたイイなと思うんですよね

 
 

たとえばコナンから「領域外の妹」とかいうフレーズを聞かされて
「はぁ?何それ?深夜アニメの設定か何か?」って返したりだとか
他にはコナンが事件を追ってる最中に、高級ブランドバッグを持ってる女を見かけて
「どこで手に入れたのかしら!?」って半ギレになったりとか




昔の灰原にあったような気取った部分がどんどんなくなってきてると思うんですが、逆にそれがイイんですよ
所帯じみてきてるっていうかね。なんかこう「結婚して10年くらい経った奥さん」と話してるみたいっていうか
昔のミステリアスな灰原じゃこうはいかなかっただろうから、今の灰原の方がずっとコナンの嫁っぽいなと思います

まあコナンの恋愛対象といえば常に蘭なわけですけど。そこがもどかしいところですよねー
なぜ灰原に興味が向かないのかって常に思いながら見てますよ。
もっとこう、コナンが灰原のことを意識するような話があってもいいと思うんですよねー

(C)青山剛昌/小学館


5月22日

グランドジャンプ感想:プレイボール2 第4話「ピッチャー、クビの巻」

「よし、イガラシには今日から300球投げ込んでもらう」

「えっ…」

「お、おいおい谷口ムチャ言うな!1試合完投しても100球くらいだろ、
 300球じゃ3試合分だ、せめて1日100球にしとけよ」

「じゃあ間を取って200球だ」

「…200でも多いが…やれるかイガラシ?」

「は、はい。1日200球がんばってみます!」

さて前回、イガラシと井口の投手テストを行った結果、イガラシの方をピッチャーとして採用した谷口たちでしたが
今回さっそくイガラシに投手の練習メニューを言い渡して、早くも鍛え始めたようですね
しかしそのハードな内容に、さすがのイガラシも「えっ…」ってドン引きしてるのが印象的でした

あのイガラシがドン引きするって相当なもんですよ、イガラシは中学の時は練習の鬼として
超ハードトレーニングを考案して、あまりのハードさに学校で問題になったくらいですからね
そのイガラシが驚くレベルとは…ただまあ、谷口も練習についてはめっちゃ厳しいと以前から定評があって
仲間からよく「ドS」とか呼ばれてましたからね(えー
今回早くもそのドSっぷりを見せてしまったというわけか…

 
 

ともかくこうして投手としての投げ込みを始めたイガラシですが、その様子をなんだか複雑そうに見つめていた井口!
おおこれは…やはり井口は今まで一流投手として活躍してきた以上、「イガラシより使えない」という
ダメ投手の烙印を押されてしまってショックだったんでしょうか。これが良い方に作用してくれるといいんですが…

「あのキャプテン、僕は…」

「ん?ああ井口か、お前は内野のノックだ、セカンドにでも行ってくれ」

「は、はい」

「ピッチャーはクビか…ま、仕方ねえな」

って、そんな井口が自分の練習メニューを尋ねてみると、
「ああ、お前はセカンドでも守っててくれ」と言われるハメに!これ結構きついなオイ!
今まで投手ひとすじでやってきた井口にとって、「セカンドでもやってろ」というのは
相当にプライドを傷つけられる一言だったんじゃないでしょうか

もしかして谷口は、それが狙いでわざとそういう態度を取ってるとか…?
さっきから井口のプライドを刺激することで、井口が投手として奮起するように仕向けているとか
そういうことを考えているんでしょうか。そうじゃないと冷たすぎるしなあ

スパン!

「はあ…はあ…」

(いくらイガラシと言っても、100球を超えるとやはり球威が落ちてくる…)

バスン!

「ふう…」

(松川も100を超えてバテてきているが、2年坊だけあってイガラシよりはマシだ)



そんな中、投げ込みを続けるイガラシと松川でしたが、100球を超えてどんどん疲れてきているイガラシに対して
松川はまだ余裕があるという風にまさかの松川フォローが!(えー
マジかよ松川、俺の感想では今まで「松川とかいまいち使えねーんだよなあ」みたいにケチョンケチョンに言ってましたが
そうは言っても先輩だけあってイガラシより格上みたいですね、すまんかったな松川…お前もちゃんとした戦力なんやな…

パスッ

「ご苦労イガラシ、200だ!」

「はあ…はあ…はあ…」

(イガラシ、バテてんなあ…)

「よし、イガラシと松川はこれからロードワークだ!10キロ走って1時間以内に帰ってこい」

「は、はい」

って、そんなしんどい投げ込みをようやく終えたイガラシでしたが、その瞬間に
「よしじゃあ10キロ走ってこい」と谷口からの指示が!さすがのドSやなお前は!(えー
あまりの疲れように「イガラシバテてんなあ…」と井口が心配してるくらいなのに、
谷口はそんなのぜんぜんお構いなしですね。ほんと練習に関しては容赦ないやっちゃなあ

「イガラシ、行くぞ!」

「は、はい!」

(ピッチャーの練習は大変だな…まあおれは外されててもいっかな)

って、そんな風にキツイ練習をやらされているイガラシを見ながら、「いやーおれ外されてよかった」などと
現状に満足していた井口!あ、あかんやんけ!投手を外されてやる気を出すかと思ったら、
逆にそれで満足してしまうなんて!そんなことでお前に満足されてたまるか!!(えー
うーむ、このまま投手をやめて野手でやっていくなんて、そんな井口の姿は見とうないで…俺は見とうないでー!!

「おい井口」

「あ、丸井さん」

「お前さ、ピッチャー外されたのにえらくアッサリしてんなあ」

「へ?」

「同じ1年で、イガラシの方が評価されたってのに悔しくねえのか?」

「いや、いきなり試すとか言われて、心の準備もできてなかったんで…」

とそんな中、投手に未練がなさすぎる井口に対して「お前悔しくないのかよ」とハッパをかけてきた丸井!
お前たまにはいいこと言うやんけ!(えー
丸井って基本的に余計なこと言ってトラブル起こしてばかりだけど、たまにはいいこと言うよね、たまには。

とりあえず丸井が言ってるのは、俺が井口に対して思ってたこととほぼ同じ感じですよ
「井口よりイガラシの方が使える」とか「井口は野手でもやってろ」とか、そんな風に言われて悔しくないのかと。
このまま引き下がって野手になって本当にそれでいいのかと。どうにかして井口には、投手として奮起してほしいんですよね

「お前、谷口さんがただ冷たくお前のことを切ったとでも思ってるのか?」

「え?」

「谷口さんは”いざ鎌倉”の精神を試してるんだよ」

「いざ鎌倉?」

「武士はいざって時のために刀を錆びさせちゃいけないの!ちょっと来い!」

「な、なんなんス!?」

そして谷口の冷淡な態度についても、あれはただ無意味に冷たくしてるわけじゃないと語る丸井。
どうやらいざって時のための第4のピッチャーとして井口のことも考えているらしく、
井口の態度がどう変わっていくか試している最中だということみたいですね。やっぱりそういうことだったのか



「これから毎日、練習が終わったらここで投げ込みだ」

「なんで!?それもこんな暗いとこで!?」

「ここには街灯の明かりがある」

「丸井さんが受けるわけ…?」

「俺はな!お前と打席で勝負して、身をもってお前の才能を実感した!
 この夏、お前の力が必要になる場面が俺はあると思う!さあ来い!」

って、井口のことを鍛え直すために神社での特訓キター!!
プレイボールと言ったらこれですよ、真夜中の神社で特訓。谷口も前作で何度もこの特訓をやったもんです
それと丸井としては、前回の勝負で井口の才能に惚れ込んでしまったようですね
だからこそ、このまま井口を鍛えずに放っておくのはもったいないと思ったということか

なんていうかこのへんの丸井の考え方は近藤の時と真逆で面白いですね
実は前作でも井口のように、ふてぶてしい後輩で才能だけはズバ抜けてるピッチャーの近藤というキャラがいたんですが
丸井はこの近藤のことがどうにもこうにも気に入らずに
「俺はこんな奴の入部は絶対に認めん!!」とブチ切れまくったり
「俺は近藤の面倒見るのやだかんな」と育てるのを嫌がって、イガラシに丸投げしたりしてたわけですが
でも今回は、そんな近藤とよく似た井口のことを、自分から進んで面倒を見るようになったという…

なんていうか、近藤と過ごした数年を経て、丸井も変わってきたってことなんでしょうか
近藤は確かに性格的に難がある奴だったけど、それを見捨てずにイガラシが育てた結果
野球部になくてはならないほどの強力なピッチャーとなったわけだし
丸井もそれを見ていたからこそ、井口を育てる気になったのかもしれません



そしてラストシーン、井口と特訓を続ける丸井のことを、影からこっそりと見守っていた谷口!
やっぱりさっきの丸井の推測は正しかったようで、谷口は井口のことを今でも気にしていたんですね
だからこそ、井口を育てる役を買って出てくれた丸井に「ありがとよ」と…

って、「ありがとよ」ってなんか江戸っ子みたいな話し方してんな谷口!(えー
そこは普通に「ありがとう」でよかったんじゃなかろうか。なぜに「ありがとよ」?
なんかこう、てやんでぇバーローとか普段そういう口調で喋ってる江戸っ子っぽく感じてしまいますね
まあ谷口の親父はまさにそういう口調で喋る江戸っ子オヤジなわけですが…
谷口にもそれがうつったということなのか?血は争えないな…次回に続く!

(C)ちばあきお・コージィ城倉/集英社


5月20日

サンデー感想:MAJOR 2nd 第89話「家族でお出かけ」、第90話「言ったよね」



パァン!

「おー、だいぶ余裕で捕れるようになったじゃんかいずみ」

「バカにしないでよ、もう来年高校生よ?」

「ハハハ」

パァン!パァン!

「朝からさぁ、パンパンうるさいんだけど。こっちは受験勉強してんだよね」

「おお、起きたのか大吾!お前もグラブ持って降りて来い、みんなでやろう!」

「聞いてた人の話?受験生だって言ってんだろ!」

さて前回、ようやくこのMAJOR 2ndの舞台に登場した吾郎でしたが、今回はというと
朝から庭でいずみと一緒にキャッチボールしている場面で始まりましたね
ふむ、吾郎はずいぶん海外暮らしが長かったから家族仲はどうなんだろうと思ってましたが
意外と和やかな感じで話しかけてるというか、よそよそしいギクシャクした父親っていうのとは違うみたいですね

俺としては、息子の大吾があれだけ吾郎へのコンプレックス持ってるのと、長期間ずっと顔を合わせてなかったから
ちゃんと会話できるのかと少し心配してたんですが、そこに関しては別に問題があるってわけでもなさそうですね

「大吾、お前寿也にキャッチング習ったんだろ?ちょっとその成果見せてくれよ!」

「…やだよ、俺もう野球やんねーから!」

バタン!

「ムダよおとさん、あいつずっとあんな調子だから…」

「…」

(…ほんとは見せたいんだ…!
 ちゃんと野球を始めた姿を、おとさんに誉めてもらいたかったんだ…!
 あんなことさえ起きなかったら…!ちくしょお!!)



がしかし、光さんを大ケガさせてしまった事故をいまだに引きずっている大吾は、
吾郎からの野球の誘いに応じることができず、影でこうして大粒の涙をボロボロ流してしまうのでした
ううむ、なんていうか大吾って泣いてるシーンが意外と多いですよね(えー
これまでも何度か泣いてた気がするし、それだけ野球に対する気持ちが強いってことなんだろうか

「え、家族でお出かけ!?」

「いいでしょ?おとさんも帰ってきたんだし、たまの休みくらい」

「よくねーよ!姉貴も俺も受験生だぞ!?おかしいだろ!」

「大丈夫よ、気分転換に1日くらい。文句言わずに行くの!」

(受験の邪魔する親とか聞いたことねーよ…落ちてもいいのかよ)



ってそんなある日、大吾は母ちゃん達のいきなりの発案により、休みの日に家族みんなで出かけることになってしまいます
受験生だからそんな暇はないと言っている大吾ですが…そういえばさっきもそんなこと言ってましたね
どうやら大吾は中学受験、姉ちゃんは高校受験を目前に控えているようで、車の中でもこんな風に勉強していると…

まあなんていうか、自分なりに効果のある勉強法をできてさえいれば、受験を控えている身であっても
そこまで四六時中ずっと根を詰めなくても大丈夫だと俺は思いますけどね。たとえば格闘ゲーマーのときどなんて
東大を目指しながら1日8時間ゲームやってたけどちゃんと東大に受かった
くらいなので、「受験生は1日中ずっと勉強してなきゃいけない」とかそういうわけじゃないと思うんですよね
要は効率の問題というか、効率よく自分の勉強を進めてさえいれば、普通の人みたいに休んだって構わないと俺は思います

「大吾、着いたよ」

「え、何ここ…リハビリ…?」

「大吾、いろいろとママから聞いてたよ。2ヶ月間ずっと辛かったんだってな」

「…」

「俺もこう見えて、野球をやめたくなったことがあるんだぜ。
 おとさんが死んだ時とか、肩を壊した時とか何度もさ…
 だから無理に野球をやれなんて言わねえ。
 野球は楽しいもんなんだ、辛い思いをしてまでやることなんてない。
 お前もおとさんみたいに野球が好きなら、またそのうちやりたくなるさ」

って、そうこうしているうちに目的地へと着いたわけですが、そこはリハビリテーション病院という予想だにしない場所で
こんなところに何の用があるのかと大吾も少々戸惑ってますね。まあ少なくとも
家族でピクニックするような場所じゃねえわな(えー

そして、そんな病院を前にして「自分にも野球をやめたくなった時期が何度もあった」と語る吾郎。
言われてみれば確かに、今でこそ大スターとなった吾郎も、これまでの人生は決して順風満帆ではなかったわけで
父親を亡くしたり何度も体を壊したり、野球を続けられなくなるような苦難を繰り返し経験してましたよね

でも、そんな苦難を何度経験しても、最終的には常に野球を続ける道を選んできたわけで。
野球は楽しい、野球が好きだって気持ちがあるからそうすることができたようで、
大吾にもそういう気持ちがあるなら、きっと続けていけると語る吾郎ですが…

「…ならないよ…俺はならない」

「友達が許してくれてもか?」

「え…?」

「やあ、ひさしぶり大吾君」



ってなにー!?なんとその時、いきなり車椅子に乗りながら登場した光さん!
え、車椅子とはいえ普通に出歩ける状態なの!?どういうことですか!あんたはあの事故の後遺症で
首から下が動かなくて死んだような顔で寝たきり生活を送ってるんじゃなかったんですか!(えー



「ごめん大吾君、ここまで回復してること、ずっと黙ってて本当にごめん。
 ほんとは車椅子なんかじゃなくて、完全復活した姿を見せたかったんだけど…
 君があのアクシデントの責任をひどく感じて、
 野球をやめるとまで言ってるって聞いてビックリしてさ」

「すまない大吾君、当初はどうなることかと思ったが
 光は事故から二週間ほどで上半身のマヒが取れて、
 今はもう車椅子でここに通えるくらい回復してる。
 君にも見舞いに来てもらいたかったんだが、光がそれを嫌がってね」

「だってさあ、弱ってるとこ見られたくなかったんだもん!」

って、そこに寿也も現れて光さんの容態を説明してくれましたが
光さんの体がマヒして寝たきり生活を送っていたのは、事故から二週間の間だったってことみたいですね
この間大吾たちが光さんの家に押しかけた時は、事故からまだ一週間しか経ってなかったから
あの時の光さんはマジに寝たきりで、さっきの画像みたいに死んだような顔で寝てたというわけか

とりあえず、今はもうずいぶん良くなったみたいで、このリハビリセンターに通いながら
少しずつ日常生活に戻れるようになってきてるってことみたいですね

「お…俺に怒ってないの光…?」

「え?怒るって何を?」

「何って…そのケガ…」

「怒るわけないでしょ、あんなの声出さずに飛び込んだ僕の自爆だよ自爆!
 大吾君の方が余裕で間に合ってたのに、むしろ僕が邪魔して負けちゃって…
 だから申し訳なくて顔合わせたくなかったんだ」

そして大吾とぶつかった件についても、光さんとしては「あんなの僕が自爆しただけだから」
あっけらかんとした様子で、大吾を責めるなんて気持ちはまったくなかったみたいですね
むしろ自分がヘマしてしまって申し訳ないと思っていたようで、そのせいで大吾に合わせる顔がなかったというのが
これだけ会うのが遅れてしまった理由ってことみたいです

「で、でもその足じゃ野球は…」

「大吾君、あっちの壁まで離れてよ」

「え?」

「前に群馬に行った後、君に出した手紙で僕言ったよね。
 いつか必ず2人で最強バッテリーを組もうって!」



とその時、車椅子からスッと立ち上がって大吾とキャッチボールを始めた光さん!
立った立った!!クララが立った!!(えー
うーむ、まさにクララが立った的なシーンですね、光さんの体を心配していた大吾ですが
光さんの方はそんな心配なんていらないと、自分がどれだけ元気なのかを見てほしいようです

「もうここまで出来るんだ!まだ走るまでは出来ないけど、
 僕は中学で野球部に入って復活する!必ず復活する!
 だから大吾君も、好きな野球を絶対やめちゃダメだよ!」

今はまだ完全に治ったわけじゃないけれども、近いうちに必ず完全復活を果たして
中学でもバリバリに野球をやっていくと語る光さん。「いつか2人で最強バッテリーを組む」っていう約束は
光さんの中に今でもしっかりと残っているみたいですね。そんな光さんの力強い言葉を受けた大吾はというと…



感激のあまりボロボロと大号泣していました。お前ほんとに泣くシーン多いな!(えー
いや別に悪いことじゃないんだけど、今までの回数としてなんつーかほんと泣くシーン多いな!
まあなんにしてもですよ、これまで光さんの怪我を気にして塞ぎ込んでいた大吾も、
今のやりとりでようやく胸のつかえが取れたようで、元気な姿を取り戻して日常へと戻っていったようです

「ただいまー!」

「大吾!大変よ!すぐ行っておとさん追っかけて!」

「え?なんで?」

「あの人今度は中南米のウインターリーグに参加するって!
 反対されるのが嫌だから相談もなしに急に行くって!」

「え…えええええ!?」

って、光さんの問題が片付いたかと思ったら、今度は吾郎がすぐに日本を発ってしまうという新たな問題が!
帰ってきたと思ったらあっという間にいなくなるんかい!まあなんというか、吾郎が今回出てきた役割はたぶん
落ち込んでいる大吾を光さんに会わせて元気づけるってことだっただろうから
その役割を終えた今、スッと身を引いて舞台から降りるっていうことなんでしょうか

(マジかよ…この間帰ってきたばっかじゃん…!どこまで野球バカなんだよ!)

「おとさーーん!!!」

そんなわけで、必死に吾郎を追いかけながら「おとさーん!!」と呼びかける大吾。
しかしこれはあれですね、残念ながらギリギリ間に合わなかったパターンのやつだと思いますね
こう、大吾が全力で突っ走る中、無情にも吾郎の乗った電車は駅から出てしまう的な…



と思ったら間に合っとるやんけ!!(えー
「おとさーん!!」って叫びながら普通に間に合ったんかい!絶対間に合わないパターンのやつだと思ってたわ
ともかくギリギリで吾郎を呼び止めた大吾は、さっき果たせなかった親子でのキャッチボールをここで実現するのでした

(おとさん、俺…おとさんにはなれないの分かってるけど…
 ちょっと本気で野球やってみるよ!!)

そんな吾郎のボールを受けながら、自分なりに本気で野球に取り組んでみようと、熱いやる気が湧いてきていた大吾。
どういう経緯にしろ、本気でやろうっていうその考え方はいいですね。
俺も結局のところ、どんなタイプの人間が好きかっていうと何かを本気でやってる奴なんだよなあ
「なにマジになっちゃってんの?頑張るだけムダじゃん」みたいに言って本気でやろうとしない奴より、
自分にできることを精一杯やろうと頑張ってる奴の方がずっと好きですよ

まあともかく、大吾がそんな風にやる気を出したところでMAJOR 2nd小学生編・完となったわけですが
小学生編の最終話という意味で、今回の話を見てどう思ったかというと
卜部、アンディ、ワタル、ミチルあたりも出してほしかったって気持ちは正直ありますね

この4人も今までのドラマの中にかなり関わってきてたわけで、小学生編を終える前に
何かの区切りみたいなシーンを用意してほしかったなあ
ドルフィンズと東斗ボーイズの決戦が終わった結果、この4人がどういう心境になっているのか知りたかったし
あとミチルって吾郎の大ファンだったから、せっかく吾郎が帰ってきたのに会わずに終わる
っていうのもちょっと惜しかったしね…ここはもうちょっとじっくりやっても良かったと思うんだよなー

この小学生編って大吾と光さんだけのストーリーじゃなくて、
卜部、アンディ、ワタル、ミチルもそれぞれメインの話に関わってくる重要キャラだったから
それを最後にきっちりまとめてくれれば、もっとスッキリした気持ちで読み終えることができたかなって気がします
終わっちゃったものはしょうがないんですけど、ちょっと惜しいなって気持ちがあるにはありますね。それでは中学生編に続く!

(C)満田拓也/小学館


5月18日

ジャンプ感想:ワールドトリガー 第147話〜第149話



はい、そんなわけで3話まとめてのワートリ感想ですが
3話のうちにいろいろあってヒュースが仲間になりました!以上!(えー
いやすいません、さすがにこの一言だけで終わらすのはアレなんで、
この3話の中で個人的に気になったやりとりをピックアップしていくと

「遊真たちは新技覚えてランク戦も順調なんでしょ?
 こいつをチームに入れる必要なんてないわ!」

「それはどうかな。今日の戦いは今までよりはマシだったが
 それでも穴はまだいくつもある。たとえばチカの重石攻撃、
 あれは確かに効果的だが、普通の弾では人が撃てないということが
 外から見ていたオレの目にもバレバレだ。
 そして何よりチームのエース、ユーマが落ちれば終わりという点が
 以前と変わっていない。今回もカキザキの攻撃で
 ユーマが相討ちになっていたら、結果は大きく違っていた」

まずはこれですね、ヒュースの加入について文句をつけてきたこなみ先輩と、それに反論するヒュースのやりとり。
ヒュースは「ユーマが落ちれば終わりという弱点が変わっていない」と指摘してるわけですが、
これは正直その通りだなって感じですね。今の玉狛が強くなったのは、
あくまでもユーマを主軸とした連携戦闘を仕上げてきたからであって、要となるユーマが落ちてしまったら
チームとしての強みを失ってしまうわけで。だからまだまだ安心はできないってことですよね

それともうひとつ、「カキザキとユーマが相討ちになっていたら結果は違っていた」っていう指摘についても
なかなか興味深いですね。実際にあの戦いでユーマが落ちてたらどうなってたかというと
まずはオサムが雄太を落とすことができなくなると思うんですよね



そう、このシーンですよ。オサムはユーマと連携することで、雄太の背後を取ってこのように倒したわけですが
ユーマがいなかったらこんな風に点は取れなかっただろうと思います。
それともうひとつは、最後にオサムは葉子にぶった斬られてやられてしまったわけですが、
その時点で玉狛メンバーは全滅ってことになってしまいますよね

ユーマはザキさんに倒され、千佳ちゃんは照屋さんに倒され、オサムは葉子に倒されて全滅になっちゃうわけですよ
そして生き残ったのは香取隊(葉子と雄太)だけになり、あいつらが生存ボーナスを受けることになると。
もしもそうなってた場合、チームの得点はどうなるかっていうと、
香取隊:3点(生存ボーナス2点、オサム撃破1点)
玉狛第二:3点(虎太郎撃破1点、ザキさん撃破1点、麓郎撃破1点)
柿崎隊:2点(千佳ちゃん撃破1点、ユーマ撃破1点)
てな感じになると思います。この場合は香取隊と玉狛の同点引き分けってことになるんですかね

うーむ、玉狛の圧勝みたいなイメージの試合でしたが、ユーマが途中で落ちていたら
それだけで勝ちを逃していたっていうくらい、実はけっこうギリギリの内容だったんですね
まあ俺としてはそれだけ柿崎隊が奮闘したってことだと思いますけど。
玉狛が圧倒的に有利な状況から、ザキさんがユーマを落とし、照屋さんが千佳ちゃんを落としたっていう風に
柿崎隊が玉狛の布陣を崩したからここまで結果が変わるってわけで。たまたま生き残ったのは香取隊ですけど、
あいつらは単に棚ボタなだけでなんも試合を動かしてないと思います(えー

「どれだけ援護が優れていても、エースがやられればそれまでだ。
 オレが二人目のエースになってやる。
 そうすればどんな相手とも互角以上に戦えるだろう」

そんな「ユーマがやられた時の不安要素」について、自分が加入することでそれをカバーできるようになると主張するヒュース。
なるほどなあ。それとヒュースのこの言葉を聞いて俺が気になったのは、
「どれだけ援護が良くてもエースが不在じゃ意味がない」って柿崎隊にも言えるんじゃないかなってことなんですよ

柿崎隊はすごく援護が優れたチームだと思うんですが、突出した力を持つエースがいないので
そのために点を稼げずにB級下位から抜け出せずにいるのかなって気がします
それとまったく逆なのが香取隊で、あいつらは援護はダメダメですけど葉子というエースがいるから
エースのゴリ押しで点を稼いでB級上位にまで行けたってことなんじゃないでしょうか

あとは嵐山隊なんかも、柿崎隊と同じように援護に優れたチームですが、
「嵐山隊も以前はなかなか順位が伸びなかった。でも木虎というエースが加入してから一気に順位が上がった」
って言われてるので、やはりエースがいるかいないかでチームの順位は大きく変わってくると思いますね
まあ柿崎隊には大志Mk−2という史上最強のエースが控えているので
ぜんぜん問題ないと思いますけど(えー



「いいだろう。特例としてヒュースの入隊を許可しよう」

「ありがとうございます!」

「ただしこちらからも条件がある。次の遠征に雨取隊員を借り受けたい」

「千佳を…?どういうことですか!?」

「次の遠征はこれまでにない大遠征になる。
 かかるトリオンも莫大なものになるだろう。
 遠征艇を飛ばす際も、トリオンを補給しつつ飛ぶことになるが
 雨取隊員のようなトリオンの持ち主がいれば、
 停泊の日数を大幅に減らすことができる。
 さらに言えば、遠征艇のつくりを大きくして乗員を増やすことも可能だ」

「それは…ぼくたちが遠征部隊に選ばれなくても、
 千佳だけは連れて行くってことですか!?」

「その通りだ。当然のことながら、その場合は戦闘要員としての扱いではない。
 基本的には遠征艇での留守役、機関員のような存在としての随伴になる」

そんなわけで、司令官の城戸さんにヒュース入隊の許可をもらいに行ったオサムですが、
「別にいいけど、その代わり千佳ちゃんを遠征に貸してくれよ」と城戸さんから条件をつけられることになってしまいます
ふむ、千佳ちゃんを遠征艇の留守役に使いたいっていうのはあれですね。ガンダム00で言うところの
アリオスガンダムをGN電池として使いたいっていうのと同じだと思いますね(えー

そう、ガンダム00の二期であったんですよ、アリオスガンダムが出撃せずに戦艦の格納庫で留守番しながら
トランザムしてGN電池になって戦艦のエネルギー源になるって展開が。
千佳ちゃんはまさにあれなんやな…アリオスガンダムみたいにGN電池になるんやな

「わたしは、それでもいいです」

「千佳!どういうことか分かってるのか!?」

「うん、もともと遠征には行くつもりだったんだし、何も悪いことはないよ」

そして千佳ちゃんとしては「わたしはGN電池でもいいです」とあっさりこの話を受けることにしたようです
その一方でオサムは「千佳!GN電池がどういうことか分かってるのか!?」と動揺してますが
ただまあGN電池になったとしても、千佳ちゃんにデメリットはほとんどないと思うので
むしろ異世界に連れて行ってもらえるなら願ったり叶ったりですよね

千佳ちゃんってむしろ今までは人が撃てないから異世界に連れて行ってもらえないって
不安要素があったわけですけど、この話でむしろ積極的に連れて行ってもらえるという風に状況が好転したというか、
異世界に行きたい千佳ちゃんとしてはめちゃくちゃオイシイ申し出だと思うんですよね

「では、条件を了承したということで構わんかな?」

「はい」

「よろしい。これで次の話ができる」

「次の話…?」

「まず先に言っておくことがある。次の遠征部隊選抜までの間に、
 きみたちがA級になることはできない」

「…!?」



「先ほども言ったように、次の遠征は長大なものになる予定だ。
 こちらとしては遠征部隊の訓練・研修の期間を今までより長く取りたい。
 そこで選抜試験の日程を早めることにした。
 そのため、君たちのA級昇格試験を行う時間がないというわけだ」

「なっ!?それじゃぼくたちは、千佳だけ取られて
 何もできないってことじゃないですか!!」

「落ち着きたまえ。私は次の話ができると言ったはずだ」

とその時、次の話をはじめるための前フリを語り出した城戸さんですが
オサムはその前フリの時点で「千佳だけ持っていくとかふざけんな!!」
早とちりして声を荒げてしまいます。いやいやちょっと落ち着きましょうよ

さっきから思ってたんですが、オサムって「千佳ちゃんだけ異世界に連れて行く」って話を聞くと
一気に頭に血が上って猛抗議してますよね。連れて行くって言ってもA級隊員の猛者たちが守ってくれるだろうし
千佳ちゃん自身も異世界に行くことを望んでるわけですが、それでもオサムがこれだけ抗議してるのって
要するに千佳ちゃんと自分が離れ離れになるのが嫌だってことですよね

だってオサム自身がA級になって、千佳ちゃんと一緒に異世界に行くなら大歓迎なわけだから。
千佳ちゃんと一緒に異世界に行くのがオサムの目的だから。でも千佳ちゃんだけ行かせて自分は居残りってなると
どうしても耐えられないっていうくらいオサムは離れ離れになることをすごく嫌がってる
と思うんですよね。オサムってもしかしたら千佳ちゃんのことをものすごく好きなんじゃ…

「雨取隊員の参加が決まったことで、遠征艇の定員を増やすことができる。
 つまり、しかるべきA級隊員を乗せたうえで、
 さらに席に空きができるということだ」

「…つまり、B級からも遠征部隊を選ぶと…?」

「その通り。B級からも数隊、個人でも幾人かの隊員を選ぶことになるだろう」



そしてこれが城戸さんの言いたかった「次の話」で、A級に上がれなかったとしても
実力が認められればB級隊員も遠征に連れて行ってもらえるって話ですよね
チームだけじゃなくて個人でもOKっていう点もデカイと思います。だって優秀な個人メンバーを選ぶっていうことなら、
ユーマは確実に選ばれるだろうと思うんで。ユーマはB級の中でも完全にトップクラスの実力ですからね

つまりこれでユーマも異世界行きが当確、千佳ちゃんもすでに当確、ヒュースも案内役として当確してるので
まだ当確してないのはオサムだけって話になりますよね(えー
オサムは個人で行くのはとても無理だろうから、チームとして選ばれるしかないので
玉狛の当確はオサムの当確っていうくらい、あとはオサムが行けるかどうかが問題な気がしますね

「選抜試験までに残されたB級ランク戦は、あと3試合。
 きみたちにはあと3試合以内に、B級2位以内を目指してもらう」



「また、ヒュースは正規の手順で入隊したのち、
 B級に上がってから部隊に合流すること。一般の隊員と同じだ。
 以上だ。異論がなければ下がりたまえ」

「…ありがとうございました!」

そして玉狛が当確する条件として、B級2位以内というハードルを課す城戸さんですが
俺としてはこれって、難題っていうほどじゃなくて十分に実現が狙える内容だと思うんですよね
なぜなら玉狛は現在、すでにB級4位まで上がってきているので
あと3試合のうちに順位をふたつ上げればいいってことなんですよ。
ヒュースという新戦力も加入することだし、これなら十分に実現できそうな目標と言えるんじゃないでしょうか

それにヒュースの扱いにしても、一般の隊員と同じにしてくれてるっていうのが驚きですよね
敵兵として襲ってきた異世界人のクソヤローなんて、もっと理不尽でひどい扱いされても文句は言えませんが
それをせずにちゃんと平等に扱ってくれるなんて、鼻血ブーもんの出血大サービスというか
めちゃくちゃ破格の好条件を出してくれてると思いますよ

オサムは城戸さんに対してかなりの不信感を持ってるみたいですけど、
俺は「良い上司だなこの人」ってすっかり感心してますね
城戸さんって登場した当初はいかにも異世界人への復讐しか頭にない危険人物って感じだったけど
話が進むうちにそういう雰囲気がなくなってきてて、今では異世界人が相手であっても
私情を挟まずに適切な処置をしてくれるって感じで、普通に良い上司になってきてると思いますね。次回に続く!

(C)葦原大介/集英社






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