■劇場版ドラゴンボール超 ブロリー感想



だいぶ書き上げるのが遅くなっちゃいましたが、今日は劇場版ドラゴンボール超・ブロリーについてがっつり語りと思います
世間では「ドラゴンボールの最高傑作」との噂が飛び交っているこの作品ですが、
本当に最高傑作なのか?実際そのとおりなのか?ということを俺の口から言わせてもらうと
そのとおり
だった…
(えー

いやマジで凄かったですこの映画は、最高傑作と言われるのもうなずけるくらいに凄かった
何がそんなに凄かったって作画がとてつもないレベルで凄いんですよ
「こんなすげえ作画今まで見たことねえ…」って思うぐらいすさまじい作画が、
バトル中常に展開されるような内容になってるんです

どれくらい凄い作画なのかを言葉で説明するとですね…
今回の映画の中で、ベジータが超サイヤ人に変身するシーンがあったんですが
ただそれを見ただけなのにあまりの映像のクオリティに俺は思わず感激しちゃったんですよ

ベジータが超サイヤ人になるなんて、ドラゴンボールの中じゃめっちゃありふれた場面で、普段の映像だとなんとも思わないわけですが
しかしそんな「ありふれた場面」ですら、あまりにも凄い映像に仕上がってて感激してしまったっていうくらい
今回の作画はとてつもなくハイレベルでした。あのワンシーンだけでも「お金払って見る価値あるわ…!」って思いましたね
それほどの作画がワンシーンだけでなく全編に渡って展開されるんで、もう本当に心の底から驚きましたね

というのも、ドラゴンボールのアニメを作ってる会社って東映アニメーションなわけですが、
俺が今まで東映アニメーションを語る時に言っていたのが
「クソ作画のアニメばっか作ってる」っていう風に
作画のクオリティが低いっていうイメージが強くて、そのことに関する愚痴をいつも言ってたんですよね

実際、ドラゴンボールでも前作映画の復活のFなんかは、正直言って作画的には全然たいしたことなくて
まさに「作画が微妙な東映クオリティ」って感じの内容だったわけです。
それを見た当時の俺が、ここの雑記でなんて書いたかというと

ガッカリさせやがって…!
拍子抜けだ…!
どんなにすごい作画かと
思ってきてみたら…

ってことだったんですよね(えー
そんな風に、「ガッカリするような作画」っていうのが東映作品じゃ当たり前だったし、
ワールドトリガーがアニメ化した時なんかも、同じ東映アニメーションだってことに不安を感じたりしてましたね。
以前ワートリのアニメ1話を見てみたら、やっぱり作画が微妙で「これだから東アニクオリティはよ〜」とぶつくさ言ったり、
俺にとっての東映アニメーションってそういう存在だったわけです

たまに「東映の本気」と呼ばれるような作画のいい回はありましたけど、
そういうのって本当にたまにだけで、普段のクオリティはぶっちゃけ低いから
俺的にはすっかり作画にはまるで期待できない会社というイメージが固まっていたんですよね

しかしそんな東映アニメーションがですよ、今回の映画では
とてつもない最高峰の作画を見せてきたから本当に驚いたというか
今までのイメージとはまったく違う驚異的なまでの神作画。「東映の本気」すらもさらに超えた領域といった具合に
信じられないものを見たような心境でしたね。この気持ちをドラゴンボールでたとえるなら

と…東映アニメーションの
作画レベルを…あきらかに…
こ…超えている…

ふ…復活のFで見た
ク…クソ作画とは
まるで別人だ…

…あいつ…いったい
どんな作画改革を
しやがったんだ…

で…伝説は本当だったのか…!?
超(スーパー)東映アニメーション
なのか…!?

だいたいこんな感じですね(えー
いやマジで、1000年に一度だけ現れる全宇宙最強の作画を持つ伝説の超(スーパー)東映アニメーションと言ってもいいくらい
とんでもない作画だったことは確かです。他のどんな映画にだって負けないくらいの仕上がりだったと思いますね
それだけに、今まで東映アニメーションのことをずっとコケにしてきたことを謝りたい気持ちになりました。いや本当すいませんでした…
これだけすごい作画のアニメを作れるってことで、俺の中で東映アニメーションの評価が爆上がりしましたね

って、ここまでひたすら作画の話ばかりしてしまっているので、ここらで他の話に変えたいと思います
たとえば声優の演技について。具体的にはブルマの声優さん(鶴ひろみ)が亡くなってしまったことで、
今回の映画からいよいよブルマの声が新しく変わったわけですが、それを聞いてどう思ったかというと…

ぜんぜん違和感なくてすげえっていうくらい、今までのブルマの声にしっかり寄せてきてると思いましたね
ちなみに新しい声優さんは久川綾なわけですが、久川綾ってもともと俺の中でメチャクチャ評価高い声優で
ぶっちゃけ女性声優の中でもトップクラスに上手い人だと思っているので
今回の映画についても「さすがに久川綾はすげえや…」ってあらためて感心したって感じでしたね

それと今回のストーリーに関してなんですが(ここからはネタバレ的な内容になるので注意)
今作のストーリーではまず最初に、サイヤ人の母星である惑星ベジータがまだ健在だった頃の様子が描かれてましたね
このサイヤ人関連のシーンですが、映画で初めて描かれた部分もある一方で
銀河パトロールジャコ第1巻に収録されたドラゴンボールマイナスの内容もかなり反映されてましたね

たとえばこの悟空の父バーダックと母ギネのシーンなんかがそう。
映画館で「あっこれドラゴンボールマイナスで見たやつや!」って思いながら見てました
それにしても映画で見てみるとギネがものすごく可愛かったですね
作画がよかったのもそうだし、いじらしい性格というか可愛らしい若奥さんって感じで、もっとギネのこと見たいと思いましたね

そんなバーダックとギネの2人が、幼い悟空を地球へ送り出すシーンなんですが
かなりドラマチックな映像に仕上がってるなと思いましたねー。正直ちょっとウルッときてしまいました
2人とも悟空のことを大事に思ってる感じがうまく表現されてて、親の愛をひしひし感じましたね

そしてそんな温かみのあるギネやバーダックを無残にも皆殺しにしてしまう悪魔フリーザ。
フリーザの奴なんてことを…って改めて思いましたね。惑星ベジータをフリーザが粉々に破壊してしまうわけですが
最後まで抵抗しながら無念に散っていくバーダックや、惑星ベジータの生命反応がどんどん消えていくあの描写を見ていると
俺にまで無念さが伝わってきて胸が締め付けられるような気持ちになりましたね…ただ、この場面が無念なものであればあるほど
ナメック星での悟空vsフリーザの戦いが意義あるものとなるので、
そういう意味では必要なシーンだと思いましたね。あの時の悟空vsフリーザの一戦は、
殺されてしまったサイヤ人達の無念さを晴らすための戦いですからね



「た…たのむ…フリーザを…フリーザを倒してくれ…た…のむ…サ…サイヤ人の…手…で…」っていう
ベジータの死に際のセリフにしても、今回の映画を見た後だと、ベジータ1人だけの言葉ではなくて
フリーザに殺されたすべてのサイヤ人たちの言葉のように思えてくるというか
悟空に託す意味の重さをよりいっそうヒシヒシと感じるようになりました。そして、この言葉を聞いた悟空が
きちんとそれを受け止めて殺されていったサイヤ人のためにもフリーザをぶっ倒すと宣言するのがまた熱いですよね



サイヤ人達の無念をちゃんと理解していて、その無念を晴らすためにフリーザと戦うっていう。
それを成すのが最後に生き残ったサイヤ人の孫悟空ってところが、なんともドラマチックですよね
この悟空vsフリーザの一戦は、俺が思うにサイヤ人の物語の集大成であって
ドラゴンボールの戦いの中で一番ドラマ性があると思うわけですが
今回の映画を見た後だと、そのドラマ性がいっそう深まった気がしますね

それと今回の映画のストーリーといえば、もちろん見逃せないのがブロリーの存在ですよね
以前の映画では残忍きわまりない悪魔のような男だったブロリーですが、
しかし今回の映画で新たに練り直された結果、ずいぶん印象の違うキャラになりましたね

今回のブロリーは人里離れた場所で育ち、まるで世間のことを知らず、純粋できれいな心を持ったサイヤ人という風に
もう一人の孫悟空っていう感じの印象を強く受けました
悟空も初期の頃は「世間知らずで純粋」って性格がすごく強調されてて、そういう点が今回のブロリーとよく似てると思うんですよね



この頃は「筋斗雲に乗れる」っていうのも悟空のきれいな心を象徴する設定でしたが
今回のブロリーもきっと筋斗雲に乗れるだろうって思うくらい
悟空に並ぶほどの純粋なキャラとして描かれてたと思います

ブロリーの悟空っぽい要素といえば、西遊記の孫悟空みたいなアイテムを見に付けてるのも
特徴的だなと思いましたね。それというのが特殊なチョーカーで、ブロリーが乱暴を働いたりすると
このチョーカーから電流を流されてお仕置きされるようになってるんですよね
これってまさしく西遊記の孫悟空が身につけてる頭の輪っか(緊箍児)みたいだなと見てて思いました
旧ブロリーなんかも乱暴を働いた時のために、気性の荒さを静める制御装置を身に着けてましたが
今回のブロリーはただ大人しくされる装置じゃなく、電流で痛い目にあわされて「お仕置きされる」って部分があったので
それが以前よりも西遊記の孫悟空らしい感じを出していたと思います

あとやっぱり、今回のブロリーは純粋な性格ならではのグッとくるシーンが多いですね
俺的にはブロリーが身につけてる毛皮について劇中で語られた時に
あまりにもブロリーが純粋でイイ奴すぎてウルッと来てしまいました。あれで今回のブロリーが一気に好きになったなー

そんな純粋なブロリーとは逆に、父親のパラガスはかなり歪んだキャラとして描かれてましたね
復讐心に取り憑かれて以降、周囲にひどい仕打ちを強いるような、人の痛みがわからない性格となってしまったわけですが
ブロリー自身は「おとうさんを悪く言うのはいけない」っていう風に、パラガスを慕っているのが印象的でした
あのシーンはブロリーが凄くけなげに見えたというか、誰かのことを悪く言うのはいけないっていうのは
現代人が忘れがちな優しさだと思って、俺としてもハッとした気持ちになりましたね
たとえば職場で誰かの陰口を言いまくったり、ネットで誰かのことを叩きまくったり
現代ではそういった場面が多いからこそ、このブロリーのセリフには気付かされるものがあるなと思いましたね

そんなブロリーが地球に到着し、いよいよ悟空&ベジータと対峙するわけですが
ここでのブロリーがベジータと戦うシーンっていうのが最高すぎてやばかったですね
まずなんと言っても作画が超最高。さっきも言いましたがベジータが超サイヤ人になるだけでも
カッコよすぎて感激するレベルの映像になってたと思います

あとはやっぱり戦いの内容自体が素晴らしかったと思うんですよ、
なんとなく適当に戦ってるんじゃなくて、攻防のひとつひとつに意味があるって感じで。
というのもですよ、ベジータはブロリーとの戦いが始まった直後、
まったく変身することなくノーマル形態で優位を取っていくんですよね

なぜなら、ブロリーはとてつもないパワーとスピードを持っているものの、
対人戦闘の経験が非常に少なく、攻撃がどれも大振りだったり直線的だったりするわけで
そんなブロリーの動きはベジータにとって非常に見切りやすかったと思うんですよね

「対人戦闘の経験」っていう意味ではベジータはまさしく百戦錬磨の男であり
ブロリーに欠けている戦闘技術を豊富に持っていたと思うわけです
たとえば能力を100点満点で評価するなら、ブロリーはパワー100点、スピード100点、テクニック0点という具合に
まるで猛獣のような戦い方をするわけですが、それをテクニックに優れるベジータが上手くいなして戦うという、そんな戦闘になっていたと思います

ところが、ブロリーはそれだけで終わる男ではなく、並外れた学習能力によってみるみるベジータの動きに対応してくるわけですね
そんなブロリーの変わりように脅威を感じたベジータは、超サイヤ人に変身したり、超サイヤ人ゴッドに変身したりすることで
追随するブロリーを再び突き放していくわけです。今回のこのベジータの変身っていうのは
「ギアをひとつ上げていくぞ」って感じで
ただの無意味な変身ではなく、追いすがるブロリーを引き離すって意志を明確に感じられたのが良かったです

特にゴッドの使い方がめちゃくちゃ良かったと思いますね
超サイヤ人ゴッドって、今までは変身する意味があんまりない形態だったというか
せいぜい燃費がいいので長期戦に向いてるってぐらいで、なんかこう地味な印象があったと思うんですよね

しかし今回のベジータゴッドの活躍で、一気にそのイメージを塗り替えたというか
今回ゴッドに変身したベジータは、すさまじい気を身にまといながらも
その精神はとても静かで落ち着いており、すべてを見通したかのような目でブロリーの攻撃を完全に見切ってしまうんですよね

あの場面のベジータはまさしく神のような佇まいだったというか、
超サイヤ人ゴッドってもともと神の気をまとった形態だから
これぐらいの描写をしてくれた方がむしろしっくりくるって感じで、超サイヤ人ゴッドをすごく上手く活かしたなあと思いましたね

そして次に悟空とブロリーが戦うシーンなんですが、これはベジータの時とはまた違った良さがあったと思います
何が良かったって、今回の悟空はブロリーと戦うことを望んでおらず
「こんなことはもうやめろ、悪い奴らの言うことなんか聞くことねえぞ」ってブロリーを説得しようとするんですね

それがすごく良かったと思います、なぜなら悟空ってもともと
悪党をこらしめる時や、天下一武道会などの試合をする時や、相手から先に攻撃してきた時でもない限り
むやみやたらと戦いを挑むような性格じゃないんですよね

 

それを象徴するシーンがこれだと思います、悟空が以前に人造人間のハッチャンと出会ったシーン。
このハッチャンっていうのは、当時ものすごいパワーを持っていて「悟空を殺せ」との命令を受けて登場したわけですが
しかし心優しい性格で戦うことを望んでおらず、それを知った悟空は
ハッチャンと戦うのではなく、助けることを選んだんですよね



この時ハッチャンが言ってた「ケンカよくない」ってセリフ、
今回ブロリーが言ってた「おとうさんの悪口はよくない」ってセリフとちょっと雰囲気似てますよね
ハッチャンって強力なパワーを持っていながらも、心優しくて戦いを望まない性格だから
今回のブロリーと立ち位置がよく似てると思うわけで、
だから悟空はブロリーとの戦いよりも和解を選ぶっていう、その行動にすごくしっくりきたんですよね

さらに言うと、この画像で悟空が言ってるのが「わるいやつとは戦わなきゃ」ってことであって、
つまり悟空はわるいやつとは戦うけど、いいやつとは戦わなくていいって考えを持ってると思うんですよね
実際、この時の悟空は世界各地を旅しながら、カリン塔のボラとかペンギン村のアラレちゃんとかと出会ったわけですが
相手がすごく強くてもいいやつだったら戦いを挑んだりはしなかったわけで

 
 

こんなふうに、「天下一武道会で手合わせしたい」ぐらいのことは考えてましたが、
この場でいきなり戦いをふっかけるとか、節操のない戦闘バカみたいなキャラじゃなかったんですよね
それよりも「どうもありがとう」ってちゃんとお礼を言ったりだとか
純粋できれいな心を持ってるってことの方が印象的だったわけです

しかしそんな一方で、最近の悟空は「ただの戦闘バカ」ってイメージばかり持たれてしまって
純粋できれいな心のイメージに関しては、どんどん世間から消えてしまっているのが俺的に悲しかったので
今回の映画で悟空はただの戦闘バカじゃないってところをちゃんと描いてくれたのは嬉しかったですね

ともかく今回の悟空は、戦いを仕掛けてくるブロリーに対して
「こんなことはもうやめろ、悪い奴らの言うことなんか聞くことねえぞ」と説得しようとするわけですが
しかしブロリーは、一瞬ためらうような素振りを見せるものの、結局は悟空の言葉に応えることなく攻撃を続けるわけです

ではなぜブロリーは悟空の説得に応じなかったのか?ってことなんですけど、俺が思うに
少し前のシーンでブロリーが言っていた「おとうさんを悪く言うのはよくない」って考え方が
関係あるんじゃないかなと思うんですよね。というのも、悟空が言ってる「悪い奴ら」っていうのは
それってフリーザやパラガスのことで、悪い奴にパラガスが含まれてるってことは
ブロリーにとってはおとうさんを悪く言われてるようなものだと思うんですよね

だからブロリーは、結局のところ悟空の説得を受け入れることができず
「おとうさんを悪く言うな!!」って気持ちで悟空への攻撃を続けたんだと思います



心境としてはこれに近いんじゃないかなと(えー
なので今回ブロリーが悟空やベジータと戦ったのは、「父親のため」って気持ちが大きかったと思うんですよね
だからこそ、終盤でパラガスがああなってしまった時には、
ブロリーはひどく困惑してあれほどの動揺を見せたんだろうと思います

ともかく悟空とブロリーは結局戦うことになってしまうわけですが、この時の悟空の反応も俺的にお気に入りのシーンでしたね。
というのも、悟空は最初ノーマル形態で戦おうとするんですが、ブロリーはすでにベジータとの戦闘で大幅にパワーを上げており
悟空のノーマル形態じゃまるで歯が立たないほどの強さになっていたんですね。
そのとき悟空は、あまりのブロリーの強さに絶句して青ざめたような表情になり
そのあと少し「へへ…」と笑って超サイヤ人へと変身するわけです。これがいいんですよ
それの何がいいかって、悟空は以前ベジータと初めて戦った時にもそういう反応をしていたことがあるんですね



その時の様子がこれで、自分を大きく上回るベジータの強さを目にして最初は絶句し青ざめてしまうわけです。
しかしその後「へへ…でもよ…こんなやばい時だってのにわくわくしてきやがった…!」
恐怖感の後に少しずつわくわくを感じてしまうっていう、これがいいんですよね

要するに、なんの危機感もなく脳天気に「オラわくわくしてきたぞぉ〜」って言ってるんじゃなくて
今は物凄いピンチなんだという危機感を、悟空はヒシヒシと感じてるわけです。
この追い詰められた状況じゃ、普通はわくわくしてる場合じゃないってことも理解してるわけですが
それでもなお「こんな時だってのにわくわくしてきやがった…!」と、抑えきれない感情が湧いてきてしまうっていう。

それがいいと思うんですよね、俺が言いたいのは要するに悟空はただのバカじゃないってことなんですよ
さっき語った「悟空は戦闘バカじゃない」って話もそれと繋がるんですけど、
悟空にはちゃんと状況を理解する頭があって、何も考えずにバカなことばかりするキャラじゃないと思うわけです。。



それに関してはベジータも原作で「あいつはバカじゃない」と言っていたし、悟空は本来そういうキャラだと俺は思うんですよね
そして今回の映画では、悟空がちゃんとバカじゃないキャラになっていたのが良かったと思います
まあ、「過酷ってなんだ?」とか言い出したり、オープニングでベジータにバカバカ言われまくってたのはどうかと思いましたが(えー

・新作のブロリー、これまでのブロリーとは印象が変わって、悟空との共存が可能なやさしいサイヤ人でしたね。
 旧作も通常時は気が弱そうな雰囲気がありましたが、今作は完全にやさしいサイヤ人、
 故にパラガスが死亡した時にスーパーサイヤ人に覚醒するという本来のスーパーサイヤ人のコンセプトを取り入れつつ
 ブロリーがいかにやばいサイヤ人であるかがよくわかる内容で、力の大会後であるからなおさらそう感じさせる。
 当然、ベジータにあっさりやられるブロリーだが、最終的にはゴジータではないと相手できないほど強力になっていく、その強さはビルス様より強い(悟空の感想)
 ゴジータになった後は圧倒的強さによるカタルシス、べクウのノルマも必見
 そして全編とおして言えることは一切妥協のないフルパワーアニメーション作画
 最初から最後まで見ごたえがある映画であり、数あるドラゴンボールの映画でもNo1はゆるぎない作品になったと思う by 北斗

・時々雑記を見に来ますがいつも面白いですね。初めてコメントします。
 今回のドラゴンボールの映画はとても良いです。まだ見られてないかもしれないのでネタバレにならない範囲ですが、
 過去作のブロリーはただの敵でしたが、今作では今後良いライバルになれるような関係で終わってますね。
 出てくるキャラも多すぎず、チライが非常に可愛い。内容は素晴らしいですが、戦闘BGMの一部が実況のようでうるさいのが少し残念でした。
 その他、細かい点は抜きにして、ドラゴンボールの今後に期待できそうです。
 映画の感想も楽しみにしていますので、無理をせずクエストを頑張ってくださいwww  by コンタロウ

・ブロリーおもしろかったすね。チライが予想外によかったっす。尻も(えー
 ブロリーはパワータイプの戦闘スタイルなのが良いっすよね。
 ドラゴンボールはパワータイプのキャラはあまり活躍しない気がするので、見てて爽快というか、ワクワクしました。 by ラッキーP

・「ドラゴンボール超ブロリー」面白かったです。
 自分は昔のブロリーの映画もリアルタイムで観た世代ですが、今回のブロリーの方が断然好きですね。
 戦闘シーンもてんこ盛り、というか上映時間の殆どが戦闘シーンで、作画がアレなシーンも合間の掛け合いの僅かな時間くらいでしたし。
 余計、と言ってはなんですが、悟空ベジータ以外の味方戦闘要員はバトルシーンどころか登場すらさせない徹底ぶりは
 個人的には成功だったと思いますね。そればっかりだと薄っぺらい殴り合いアニメになっちゃいますけど、今回のはそれで良かったかなと。
 復活のFで批判の的になったビルス様とウィスさんの存在も、ほぼ傍観に徹していた事であまり気になりませんでしたし。
 難点としては悟空・ゴジータがブロリーと戦った時のBGMのボーカルがクドかった事と、フリーザ様がちょっと小物臭かったくらいですかね。
 でもドラゴンボールへの願い事は結構良いチョイスだと思うんですよね。
 ギャグ過ぎるって意見も聞きますけど、そもそも不老不死って神龍の力超えてそうだし、内容的に結末見るまでもなく
 絶対阻止されるの分かりきってますから。それに対して今回のフリーザ様の願い事はワンチャン成功するかもって内容で、
 組織再編中のフリーザ様にとっては確かに威厳は必要だし、神龍でないと叶えられない願いなのも確かだし、
 リーチ伸びれば戦闘にもプラスだし、描写こそギャグっぽかったですけど内容的には堅実で有益ですよね。
 ラストは次回作かテレビシリーズの新作を意識したような終わり方でしたが、この内容なら楽しみです。ブロリーにも嫁候補が出来たわけだし。
 というかブロリーって野生児みたいな印象ですけどよくよく考えれば悟空ベジータと同年代だから40歳くらいなんですよね。 by よもぎ

それと俺以外に今回の映画を見た人たちからも、こんなふうにコメントが届いてます。
北斗さんからは「数あるドラゴンボール映画でもNo1は揺るぎない作品だと思う」、コンタロウさんからは「今回の映画はとても良いです」
ラッキーPさんからは「ブロリーおもしろかったすね」、よもぎさんからは「ドラゴンボール超ブロリー面白かったです」という具合に
みんな今回の映画を楽しめたみたいですね。やっぱり今回の映画は多くの人から好印象を持たれる内容だったみたいです

そんな中でコンタロウさんが、「戦闘BGMの一部が実況のようでうるさくて少し残念でした」と言ってますが
それっていうのは悟空VSブロリーの時に流れる「カカロット!!ブロリー!!」とかの声つきBGMのことですよね
あの部分に関してはネットで語られてるのをよく見かけるんですが、もう完全に賛否両論って感じですね

あんなBGMいらんやろって言う人もいれば、あれが良いんじゃんって言う人もいたりで、人によって好みがすげー分かれてるなと思います
ちなみに俺はというとあれが良いんじゃん派の人間ですね(えー
特にブロリーが雪山をぶっ壊して悟空を追撃する時の「GO!!ブロリーGO!!GO!!」はめっちゃノリノリで聞いていたというか
俺にとってはやみつきになる音楽でかなり気に入っちゃいました。ただ、コンタロウさんみたいに合わなかったって人も大勢いるので
これはマジで好みの分かれる音楽だなと思いましたね。これだけ賛否両論まっぷたつになるBGMも珍しいと思います

あと北斗さんの言ってる、「今作のブロリーは本来の超サイヤ人のコンセプトを取り入れてる」っていうのは、俺も同じことを思いましたね
超サイヤ人の本来のコンセプトっていうのが何かっていうと、
おだやかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めるってことなわけですよ



今回のブロリーは、まさしくこの時の悟空と同じシチュエーションによって超サイヤ人に目覚めるわけで
それを見て俺が思ったのはですね、今回ブロリーが変身する超サイヤ人は悟空たちと同質のものであり、
旧ブロリーが変身するような、普通の超サイヤ人とは違う"伝説の超サイヤ人"ではないと思うんですよね

というのも、そもそもブロリーだけが伝説の存在であるっていう話は、
アニメオリジナルの設定であって鳥山明はそこに関わってなかったわけで。
つまり作者公認の原作設定じゃなかったってことなんですよね

そして今回、鳥山明によって生み出されたブロリーを見てみると
そもそも超サイヤ人へ変身する方法を知らなかったり、悟空とよく似たきっかけによって目覚めたり
やはり超サイヤ人への変身の仕方は悟空たちと同種のものであると思うんですよね

このことから俺が思うに、たぶん鳥山明の頭の中では
すべての超サイヤ人が等しく「伝説の超サイヤ人」であり、
ブロリーだけが伝説ってわけじゃない
と考えているんじゃないでしょうか

そもそもブロリーだけが伝説だったとしたら、じゃあ他の超サイヤ人はなんなの?って話になっちゃうし
「伝説の超サイヤ人」と「普通の超サイヤ人」で分けるのもおかしな話ですしね
パンフレットを見てみても、今回ブロリーが変身する姿は「超サイヤ人フルパワー」っていう名前がつけられていて
旧シリーズのような「伝説の超サイヤ人」っていう名前はつけられていないわけで。
そういう観点からしても、今回のブロリーの設定は旧シリーズとの違いがあるなと感じましたね

ちなみに今回の映画のパンフレットは2種類あって、
ひとつは通常版パンフレット、もうひとつは限定版パンフレットとなってます

通常版パンフレット

限定版パンフレット

通常版と限定版で何が違うかっていうと、ぶっちゃけ中身そのものが変わってるって感じですね
どっちの方を買うべきかっていうのはなかなか断言しにくいものがあります
たとえるなら片方はアニメディア、片方はアニメージュみたいな感じで記事が違うっていうか…(えー

しいて言えば、通常版パンフレットの方には塗り絵とかシールがついているぶん子供向け、
限定版パンフレットの方には、スタッフインタビューによる舞台裏や細かい設定が語られているぶん大人向けって感じでしょうか
こういう年齢層ごとの住み分けを意識してるっていうのは、他のグッズを見ていてもそう思いますね
たとえば小説。実は今回の映画については、すでに小説化された本が発売されてるわけですが

みらい文庫版

ジャンプJブックス版

これがみらい文庫版、ジャンプJブックス版っていう2種類が発売されてるんですよね
中身を見比べてみると、これまた文章表現そのものがまったく別のものとなっており(そもそも2冊で著者が違う)
みらい文庫版はひらがなが多めで、漢字にも全部ルビがふってあったり、小学生ぐらいの子供が読むことを想定したような内容、
ジャンプJブックス版は漢字が多めでルビも少なく、中高生以上の人が読むことを想定したような内容って感じでしょうか
てなわけで、ムダに2種類出してるってわけじゃなくて、それぞれターゲットとなる年齢層を変えてるのかなーなんて印象を受けました。

それと最後に、今回の映画は4DXでも公開されてるわけですが、
普通に見るのと4DXで見るのと、どう印象が変わるかについても語っておきます。(俺は両方見に行きました)
まず普通に見るのはもちろん普通に楽しめます(えー
俺は最初普通に見ましたが、それだけで十分すぎるくらいに面白さを堪能できましたね

次に4DXで見るとどうなるかっていうと、椅子がガッタンガッタン動いたり、風が吹いてきたり、水が噴射されたりと、
映画の内容に合わせてアトラクションみたいなギミックが作動するんですよね
ただこれが正直、いいことばかりではなく一長一短だなと思いました

まずメリットについてなんですが、これはもちろん臨場感を堪能できるってことに尽きますね
映像の中で嵐がビュービュー吹き荒れる中、自分にも風が吹いてくるとかそういうギミックは正直楽しかったです
一方でデメリットなんですが、今回の映画は椅子の動きが激しすぎて視点が揺さぶられるっていうのがありますね
4DXの椅子の揺れ方って、作品によって控えめだったり激しかったりかなり変わると思うんですが、今回の映画はガチで激しいやつというか
戦闘中にそれはもうめちゃくちゃ揺れるので、頭が揺さぶられて映像がじっくり見れないのが気になりましたね

特に今回は戦闘中の神作画が最大の見どころなので、
その時に目線が揺れちゃってちゃんと作画が見れないっていうのがもどかしく感じました
そこに関してはぶっちゃけ臨場感より落ち着いて見たいって思いましたね

ただ、人によっては「4DXで見たほうが絶対面白い!!」っていう人もいるので、そこもやっぱり好みの問題だなって思いますね
4DXでアトラクション的な臨場感を楽しみたいか、普通の劇場でじっくり落ち着いて神作画を眺めたいか、
自分ならどう見たいかを考えて決めるといいんじゃないかなと思います






トップに戻る