スーパー戦隊最強バトル
第1話「史上最強は誰だ!?」
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みなさんこんにちわ。今日は久しぶりにスーパー戦隊について語ろうと思います
戦隊といえばつい先日、最新シリーズのルパンレンジャーVSパトレンジャーが最終回を迎えたわけですが
すぐに次のシリーズのリュウソウジャーが始まるのではなく、一旦ここで
スーパー戦隊最強バトルという特番を挟むことになったんですよ
この特番、今までのシリーズの戦隊キャラが大勢登場してバトルするという
作品の壁を超えたお祭り的な内容なんですが、ぶっちゃけ俺としては放送前の期待感はまったくなくて
「へっ、どうせリュウソウジャーまでのつなぎ程度の番組なんだろ」てな感じにナメていたんですが
実際見てみたところめっちゃ面白くて驚きました
なんていうか、戦隊のこういう「作品の壁を超えた共演もの」を見てて思うのがですね…
「ああ、懐かしいなあ」って気持ちにちゃんと浸らせてくれるのがすごいなと思うんですよ
たとえば過去のシリーズのキャラが、ちゃんと原作通りの性格で、原作通りの役者を使って、原作通りのBGMをバックに、
原作通りの武器を持って、原作通りの必殺技を放つとか、そういうことをきちんとやってくれるから
「懐かしいな」って気持ちにどっぷり浸ることができて、過去のシリーズを好きだった気持ちがどんどん蘇ってきて
なんだかまた見たくなって実際に見返したりもするわけですよ
スーパー戦隊は基本的に、そういう気持ちにさせてくれる作品作りが実に上手いっていうかね…
逆にそれが下手だとどうなってしまうかというと、せっかく作品の壁を超えて色々なキャラが共演したのに
「コレジャナイ」って不満の方を強く感じてしまうことがよくあるんですよね
たとえばキャラの性格がコレジャナイ、役者がコレジャナイ、BGMがコレジャナイ、武器や必殺技がコレジャナイって感じで
原作とはかけ離れてしまったような違和感をぬぐい切れず、
せっかく懐かしいキャラが出てきてもぜんぜん嬉しくないっていうような、
なんとも言えないむなしさを感じてしまうってことが結構あるんですよね
なんでそうなってしまうのかというと、大抵の場合「原作と同じことをやってもつまらない」って意識が制作側にあって
あえて原作と違うことをやろうとした結果、気がついたら原作の雰囲気とはずいぶん違っているような
コレジャナイものが出来上がってしまうってことがありがちなように思います
俺が思うに、確かに原作と同じことをそのまんまなぞるだけってのはつまんないかもしれないけど
ただ、原作とは別のものを足せば足すほど懐かしさは薄れていくんですよね
そういうリスクがあるってことを知ってほしいですね、結局のところ原作と違いすぎて懐かしくもなんともないもの作られても
こっちとしては見てて楽しくないわけなんで…なぞるべき部分はしっかりなぞるっていう、そういう精神って大事だと思うんですよね
ちなみに、「なぞるべき部分」と「新しく足した部分」が見事に融合していたと俺が思っている作品が
海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバンですよ
あの作品のさじ加減は本当に素晴らしかったというか
ところどころでギャバンのBGMちゃんと使ってくれるし、よりカッコよく現代風にアレンジもされてるし
特にギャバンがレーザーブレード構えるシーンで例のBGMが流れたのには心底感激しながら見てたし
スパイラルキックとかディメンションボンバーとかレーザーZビームとかおなじみの技も使ってくれたし
それでいてスーツは新調されててキラッキラの超カッコイイ最新仕様になってるし
共演するゴーカイジャーも単なる添え物じゃなくて、ブートレグ相手にド派手な死闘を演じたり
ギャバンとの交流を通したドラマが展開されたり、あの映画見てゴーカイジャーのことも一気に好きになったし
なぞるべき部分はなぞり、足すべき部分は足すっていう
そのバランスがもう本当に神がかっていたっていうかね…さらに言うならゴーカイジャーはテレビ本編の内容も素晴らしくて
先輩ヒーローとの交流を通してゴーカイジャーが先輩の魂を受け継ぎ、そういう時の戦いでは
先輩ヒーローのBGMをバックに流しながら、ゴーカイジャーが先輩の変身を再現して戦うっていう流れになるのが
昔のヒーローの懐かしさと、それを受け継ぐ新しいヒーローの頼もしさを感じさせてくれて
もう毎回が神回ってぐらい大好きな作品でしたね…今でも一番好きな戦隊ですよ
ちなみに、それほどまでに俺が愛してやまないゴーカイジャーが、今回の特番だと
冒頭でいきなりボコられてるのには「おいこらー!」ってなりましたけど(えー
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おいおいおい!なんやお前おい!仮面ライダーナイトみたいな顔しやがってなんやお前!
なんかガイソーグって名前だそうですが嘘つけお前仮面ライダーナイトだろ!(えー
ナイトといえばこの間の仮面ライダージオウの龍騎回に出れなかったからって
ゴーカイジャーに八つ当たりするとか最低だな!(えー
まああれだ、ゴーカイジャーがやられてしまったことは少々複雑でしたが
とはいえこの場面で久々にゴーカイジャーの声が聞けたのは嬉しかったですね
顔出しで出てるゴーカイレッドはもちろんのこと、ブルー、ピンク、グリーン、シルバーの声もちゃんと本人でしたよね
ただキャスト表記がなかったから、声だけアーカイブから流用したのかもしれないけど、
なんにしてもゴーカイジャーの声が聞けたのはそれだけで嬉しかったです
あとボコられたことについても、よくよく考えるとゴーカイジャーって本編でも強敵にボコられること結構多かったですからね
デラツエイガーとかキアイドーとかバリゾーグとかバスコとかダマラスとか、こういう強敵と戦う時はまずゴーカイジャーがボコられて
「野郎…!!」って再起に燃えてリベンジかますっていうのが定番の流れだったと思います
そういう意味じゃ今回のマーベラスも、一度やられてリベンジに燃えまくっているので
原作の流れを踏襲しているって考え方もできますね
ちなみにそんなリベンジの鬼と化したマーベラスは、ニンニンジャーのタカ兄、ジュウオウジャーの大和、
トッキュウジャーのカグラ、キュウレンジャーのスティンガーと知り合って仮初めの仲間となるわけですが
この場面でマーベラスの知らない奴には無愛想だけど知ってる奴には激甘っていう
態度の違いがモロに出てたのが面白かったですね
というのも、この中でマーベラスはタカ兄、カグラ、スティンガーについてはまったく知らない間柄なんですけど
大和だけはジュウオウジャーの本編で共演してよく知ってる仲だから
他の奴らには手厳しいのに大和にだけはめっちゃ甘いんですよね
実際、それが描写されてるのが、あの仮面ライダーナイトことガイソーグが再び現れた場面でして
マーベラス「やっぱり出て来やがったか…!」
スティンガー「あいつのことを知ってるのか?」
マーベラス「お前らには関係ねえ!!」
スティンガー「…」
大和「マーベラスさん!あいつのことを知ってるなら教えてください」
マーベラス「あいつの名はガイソーグ、宇宙一の強さを求めてスーパー戦隊を襲ってる奴だ」
っていう風に、スティンガーと大和で対応違いすぎなのがもう爆笑でしたね
どっちも同じこと聞いてるやんけ!っていう。それなのに
スティンガーが「あいつのこと知ってるのか?」と聞いたら「お前らには関係ねえ!!」とブチ切れて
大和が「あいつのこと知ってるんですか?」と聞いたら「あいつの名はガイソーグ」って即答してるのが面白すぎですよ
マーベラスってこういうとこあるよな〜と思いながら見てました、
ゴーカイジャー本編でも、他人にはキツイ態度取るのに仲間には甘いみたいなところありましたからね
ぶっちゃけ現実の不良とかもそんな感じですよね(えー
他人にはケンカ売りまくりだけど仲間とは妙に仲良くやってるみたいな。マーベラスもそういうのをイメージしたキャラなのかな
あと今回出てきた戦隊メンバーで印象深いのは、なんと言ってもこの
デカマスター&シンケンレッドの超最強タッグですよね
この組み合わせマジで強すぎるやろ!?こんなん誰が勝てんねん!って目ん玉飛び出しましたね
デカマスターと言えばデカレンジャーで最強を誇った我らのボス、
シンケンレッドと言えばシンケンジャーで最強を誇った我らの殿様なだけに
この2人が組んだとなったらに、逃げるんだぁ…勝てるわけがない…って感じがすごかったです
しかも殿ときたら、シンケンマル(手持ちの刀)だけでも強いのに
烈火大斬刀までぶん回してくるから
「こ、殺される、みんな殺される!」って自分だったら確実に殺されると思いながら見てましたね(えー
あとはなにげにボウケンジャーからボウケンシルバーやボウケンイエローが出てたのも嬉しかったです
ボウケンジャーは俺の中で2番目に好きな戦隊ですからね(1番はゴーカイジャー)
ちなみに今回、ボウケンイエローがバケットスクーパー使ったシーンでちゃんとボウケンジャーのBGM使われてましたよね
あれ聞いて「うおお懐かしい!」って思わず興奮してしまいました
やっぱりこういう「懐かしい」って気持ちにちゃんとさせてくれるのが
戦隊クロスオーバーのいいところなんだよな、ただ単にキャラ出しただけで終わりじゃなくて
懐かしさをたっぷり感じさせてくれるという。ボウケンシルバーがセロリ食うシーンもあったりね
それでいて過去作を懐かしむだけじゃなく、新しい作品についても見どころがあるのがさすがの内容でしたね
たとえば最新作のパトレン1号こと朝加圭一郎が、大和との戦いにおいて正座しながら対話するシーンとか
クソ真面目な圭一郎らしくてなんだか笑ってしまいました。圭一郎は最新作のキャラなだけに
負けさせるわけにもいかないし、かといって勝たせても「新作だからってひいきしやがって」って不満が出そうだし
この戦いは決着が難しそうだな〜と思ってましたが、まさかの正座対話で決着っていうのは意外性あって面白かったし
圭一郎のキャラ的にも合ってると思うので、これはうまいなと思いましたね
てなわけで、思った以上にすごく満足度の高い内容でしたスーパー戦隊最強バトル。
というかヤバイのがこれってまだ1話目で、さらに2話、3話、4話と後に続くんですよね
1話だけでもこれだけ面白かったのが、まだまだこんなに後に続くだなんて驚きですよ
果たしてこの面白さを維持したままで突き進めるのかどうか注目したいですねえ
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