これって今まで芹沢サンが何度も作中で言ってきたことだし、 |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第10話 さて前回、ゆとりちゃんへの仕事の引き継ぎをすべて終わらせた芹沢サン。 社長という立場から解放された今、芹沢サンがどうしているかというと… ってゲェーーー!?芹沢サンいきなり何やってんすか!? ってそんな中、定時後の芹沢サンの歓迎会で、「あの人が店長ってイヤだよね」みたいな話を始めた仕事仲間たち。 |
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つまり腹いっぱいにパン食ってから超特大ジョッキのビールをガブ飲みしてさらにシメのラーメンを食おうとしてるっていう…
しかしその一方で、加納さんの店にはそういったアピール要素がまったくないわけです
つまり芹沢サンとしてはどっちのやり方もアリだと思っているってことですかね って有栖サンキター!! |
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そしてここで、店長と加納さんの間に以前なにがあったのかを聞かされることになった芹沢サン。 長いこと加納さんと比較されながら苦しんでいた店長ですが、しかしそんなある日 |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第13話 さて前回、なぜ今さらラーメン屋のアルバイトから始めたのかという意味について、 「自分の作品ではなく、万人の形式を作るためだ」と言い出した芹沢サン。 そして万人の形式とはなんなのかを今回語ることになりますが、まずは前置きとして 「最近ちょっと近代デモクラシー思想について調べる機会があってな」 てなことを言い出す芹沢サン。近代デモクラシー思想…?なんやそれ…? 俺が中学生ぐらいの頃に、社会の授業で大正デモクラシーって言葉を教わった覚えはありますが、 ぶっちゃけ言葉を丸覚えしただけで意味なんて分かってなかったしなー(えー まずは芹沢サンの言うデモクラシーとやらがなんなのか教えて欲しいところですが… 「俺なりに要約するとこういうことだ。 デモクラシー、民主主義の時代になってすべての人間は平等ということになった。 どんな人間にも均しく価値があり、各人の個性は均しく尊重される。 そういう時代になって、芸術も作家それぞれの個性を発揮するようになった」 と、俺にも分かりやすいようにデモクラシーについて説明してくれる芹沢サン。いやぁありがたい どうやらデモクラシーをきっかけに起こったのは個性を尊重されるということだったようで 芸術の世界にも個性的な人物が次々に登場するようになったってことのようです。 はあなるほど、それまでは要するに身分制度が重視されていた時代が長く続いていたから 身分の高い人に比べて低い人はゴミ同然の扱いを受けており、 偉い人の決めた形式にみんなが従っていたという時期が続いていたわけですね しかし、デモクラシーによって身分の差がなくなり、誰もが平等と言われる時代になったから それまでのような形式にとらわれず自分ならではの個性を発揮する人が増えたと芹沢サンは言いたいようです それはラーメン業界にも言えることで、たとえば昔ながらの醤油ラーメンという形式、新しい創作ラーメンという個性といった感じに 形式の時代や個性の時代が存在していると… さらに言うなら、ラーメン界において過去の形式は終わったものではなく、今でも生き残っていると語る芹沢サン。 たとえば昔ながらの醤油ラーメンを好きな人は今でもいるし、それとは別に個性的なラーメンが好きな人もいるという風に 形式を愛する人もいれば、個性を愛する人もいるっていうのが今のラーメン界だと言いたいんですかね そしてここからは俺の考えなんですが、個性的なラーメンという意味で言うなら その分野において最強を誇っているのがゆとりちゃんだと思うんですよ 実際、芹沢サンは自分の個性でゆとりちゃんに立ち向かっても太刀打ちできないと前回語っていたので その分野ではゆとりちゃんが現在のナンバーワンであり、個性だけで勝負してもゆとりちゃんの域には届かないってことだと思うんですよね しかし、ラーメンという世界は個性だけで成り立っているものじゃないと芹沢サンは考えていて 個性の他にも広く愛される形式というものがあり、それを研究していけば 誰にでも愛される新たな形式を生み出せるかもしれないと芹沢サンは考えたわけですよね そのためにチェーン店のアルバイトをやり始め、広く愛されるラーメンとはなんなのかを追求するようになったという… 「醤油、塩、味噌、豚骨に匹敵するような…いいや、凌ぐような形式を生み出せたら面白いと思ってな」 「さすが芹沢さん…すごいこと考えますね〜!」 (社長を降りてのんびり小さな店でもやるのかと思ったら、こんな大それたことを考えていたなんて…) てなわけで、醤油や塩をも超えるぐらいのすんごい形式を世間に定着させてやると熱意に燃えていた芹沢サン。 まさかそんなどでかい野望を持っていたとは…それってもはやラーメン界の新たな常識を作り出すってことですからね 有栖サンも言ってますが、てっきり隠居生活でもするのかと思ってただけに、まさかそんな野望に向けて動き出していたとは驚きだったなあ ともかく有栖サンとの話を終えた芹沢サンは、今日も今日とてバイトに励むために例のラーメン屋へ向かうことになります。 ただし、今日のバイトはスケジュールの関係でいつもとメンバーが違っており、 同じなのは店長と芹沢サンだけで、他は全員違う人になっているような状態なわけですが… ってアレー!?何この明るい感じの雰囲気は!? 顔を合わせるなりみんなにこやかに挨拶してるじゃないですか!いつものギスギスした雰囲気とは大違いですよ! これがほんとの「アットホームな職場です」ってやつですか!?(えー いつも不機嫌な店長なんかもニッコニコしながら仕事してるし、アットホームな職場パワーすごいなおい 「あ、あの〜芹沢さん…これまでの無礼で乱暴な物言い、本当に申し訳ありませんでした!!」 「えっ、えっ?」 「芹沢さんはよく働いてくれているのに、俺はひどいことばかり言って…許してください!」 そしてなんと、今日の店長はニコニコして仕事をするだけでなく、これまでのパワハラ発言も申し訳なかったと頭を下げることに! おおなんと…職場の環境によってここまで変わるもんだとは…確かに前回の俺の感想で、 「優秀な加納さんと比較して店長にダメ出しばかりしていたら、店長の性格が歪んでしまう」と書きましたが まさにそんな感じで「加納に比べてお前はダメだな」って言われることを相当気にしていたってことですかね いつものメンバーはそれを言ってくるから店長もキレやすくなってしまい、芹沢サンへの態度も八つ当たりのようにパワハラ発言になっていたという… 「いい歳して要領悪いだとかいらないこと言って、ホントすいませんでした!!」 「ハハハ、もういいですって。でも今日は厨房もホールもスムーズに回ってましたね、 とてもいいチームワークだったと思います」 「それは俺を嫌ってる南や後藤たちがいないからですよ… あいつらがいると俺も必要以上にイライラしちゃうんで…」 「不仲の原因は前店長の加納さんですよね、揉めた時は必ずその名前が出てますが…」 「その通りです、あいつらは加納を慕っていたから俺が後任になったのが面白くないんですよ… でも社長が決めたことなんだし仕方ないじゃないですか…」 そして話を聞いてみると、いつものメンバーがいるとやっぱり加納さん絡みで色々言われてイライラしてしまうという店長。 それさえなければ職場もうまく回りそうですが、ただ加納さんのことと言えば そもそも店長が上司に告げ口をして加納さんを追い出したから、みんなの恨みを買ってしまったと言われてましたよね でも店長としては自分が加納さんを追い出したんじゃなく、ただ上司が決めただけって感じで 告げ口なんかしていないような口ぶりですが…まさかそのへんも何かの誤解があるのか?もっと詳しい話を聞きたいところですが… とか言ってたらまさにその当事者キター!! なんと加納さんと彼女のメガネ店員が、一緒になって芹沢サンたちの前に現れることに! たまたま同じ居酒屋にやってきてバッタリ出くわしたという感じでしょうか、これは盛り上がってまいりました 果たして加納さんが追い出された時に本当は何があったのか、ここから真相が明らかになっていくってことですよね 今までは店長のせいだと言われてましたが、それが誤解や濡れ衣だったとしたら店の雰囲気も改善できそうな気が…次回に続く! |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第14話 さて前回、バイト先の店長と一緒に飲み屋で盛り上がっていたところ、 たまたま偶然加納さん&メガネ女子店員と出会ってしまった芹沢サン。 そして今回はというと、せっかくだから2人も同じ席に座らせて 芹沢サン、店長、加納さん、メガネ女子の4人で一緒に飲むことになりますが… がしかし、この状況に店長はすっかりヘソを曲げてしまったようで 1人だけ背を向けるようにしながら、メガネ女たちの話を無視してちびちびと酒を飲んでいました 店長そんな…いくらこいつらと仲が悪いからってそんな露骨な態度取ることないだろうに!(えー 少しは会話に参加してくださいよ!これじゃ和解するどころか余計に気まずくなるだけに… 「鹿内さん、さっきから大人しいですね〜。せっかく加納さんと会えたんだし、旧交を温めたらどうですか?」 「いや、べつに…」 「相変わらずだな鹿内、とにもかくにも今日は一緒に飲むことになったんだ、1人で仏頂面しなくてもいいだろう?」 「…」 「ホント昔から全然進歩しないですよね。もっと大人の態度を取れないんですかぁ?」 「なんだと!?大人げないのはお前たちの方だろ! 仲良しの加納が辞めて面白くないからって、俺に突っかかってきやがって駄々っ子かよ!」 「はあ!?鹿内さん自分がやったこと棚に上げてなに言ってるんですか!!」 「俺が何をやったって言うんだよ!!」 ってそんな中、仲良く話をしようと芹沢サンが言い出したものの、そんな雰囲気はまるで続かず あっと言う間に言い争いが始まってしまうことに!ちょっとは落ち着いてくださいよ! なんというか店長とメガネ女子店員の相性の悪さはヤバイですね。この2人が言葉を交わすと、お互い一瞬にしてキレ始めるというか… 「あの〜、差し出がましいことを言うようですが、皆さんの間には誤解があるような気がしますよ。 これをいい機会と考えて、お互いにスッキリしたらどうでしょう」 がしかし、もう一度あらためて仲良く話をしようと双方の仲を取り持つ芹沢サン。あんたも大変だな 芹沢サン曰く、「お互いに誤解してる気がする」とのことで、店長とメガネ女子店員が腹を割って話せば 誤解も解けてこの険悪な関係も改善するのではってことのようですが… 「じゃあハッキリ言わせてもらうけど、鹿内さんあなた、社長に密告して加納さんを左遷させたじゃない!!」 「は…はあ!?ちょっと待て、密告ってなんだよ!?」 「とぼけないでよ!加納さんが社長を批判してるってご注進したんでしょ!?目撃者だっているんだから!!」 「確かに加納の社長批判を報告はした、しかしそれは社長に聞かれて答えただけだ!!」 そんな中、気を取り直して会話を再開する2人ですが、結局はまた激しい言い合いが始まってしまうことに! だから落ち着いて話せというのに!(えー こうまで頭に血が上ってちゃ話し合いもクソもないですよ! ともかく加納さんが追い出された件について、それは密告じゃなくて正当な報告だと主張する店長ですが… 「密告じゃないにせよ内輪の話をベラベラ喋るなんて!加納さんとは同期なんだし少しは気を使ったって!」 「なんで友達でもなんでもない加納のために、わざわざ嘘ついてまで気を使わなきゃならないんだよ! 少しチヤホヤされたからっていい気になってんじゃねえよ!!」 「チヤホヤだと!?俺はちゃんと実績を挙げたから評価されたんだ!!」 って、そんな言い争いがヒートアップしていく中、今度はなんと加納さんまでもが一緒になってキレ始めてしまうことに! あかん!この話し合いはもうおしまいや!(えー どいつもこいつもキレまくってて収拾がつかねえー!! もはや冷静なのは芹沢サンただ1人ですよ!この状態をなんとかしてくれ芹沢サン! って飲んどる場合かーーー!!(えー でもそんな時に必ず励ましてくれたのが佐倉サンだったわけで 加納さんは確かにいいものを作っているはず、しかしそれが売れていない。じゃあ何が足りないのかっていう風に |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第15話 さて前回、芹沢サンのはからいで話し合おうとしたものの、逆にさんざん大ゲンカするハメになってしまった店長と店員たち。 そして今回はというと、あれからすぐにまた職場で顔を合わせることになり もう相手の顔すら見ようともしないというくらい、お互いに完全無視を決め込んでいました いや〜これは…目線も合わせない、言葉も交わさないって思いっきり仲が冷え切っちゃってるじゃないですか! なんつー気まずい職場や!こんなギスギスした場所で働くなんて耐えられねーぜ! そしてまさにそんなギスギス感のまっただ中にいる芹沢サンはというと… なんと「まあ俺が仕向けたんだけどな」とニヤニヤしていました そんな加納さんが作ったラーメンというのがこれ、キノコラーメンともいうべきキノコづくしの内容で
ってことだと思うんですよ(えー |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第17話 さてらーめん再遊記第17話の感想ですが、まず冒頭の場面では そして何日か経ったある日、ついに店長と加納さんが激突するメニューコンテストの日がやってくることになります ゼロから何かを生み出すのは苦手で、今あるものを改良するのが得意っていう 「なんかつまらんな…」 |