いやマジで、今見てもやっぱりタマゴが入ってるかどうかの違いくらいしかわかんねー! |
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今までこんな風に、板倉とドリーム軒のラーメンを並べて違いがわかんねーと言ってましたが |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第38話 さてらーめん再遊記38話の感想ですが、前回は芹沢サンが板倉の息子に 「もう背脂ラーメンなんかやめて、今後は家系か二郎系のラーメンにでもすればいい」と提案したんでしたっけね がしかし、その話を聞いてもぜんぜん浮かない表情をしていた板倉の息子… やはり今までのラーメンを捨てるという、その提案をすんなり受け止められずにいるようで… 「まだ釈然としていない顔だな。安直なやり方に思えてしまうか?」 「すいません、正直言うと…」 「君がそう思うのも無理はない、だがな和文くん… 大江戸せあぶら軒のラーメンは、決して君のお父さんが生み出したものではないだろう。 はっきり言って、背脂チャッチャ系ラーメンのブームに乗ってあの味にしたんじゃないのか?」 「え、ええ…お察しの通りです…父が独立する時、 当時流行っていた背脂チャッチャ系のラーメン屋を始めたらウケるんじゃないかと、 見よう見真似で作ってみたら大当たりしたと言っていました」 「それから20数年、ずっと同じラーメンだけを作り続けてきた。オリジナルなラーメンを作ったことなど一度もなく」 「ええ…」 「そんな人に、これまでのラーメンを改良しろと言っても上手くできるとは思えない。 店の人間の力量と不釣り合いなラーメンを作らせても絶対に失敗する」 そんな中、大江戸せあぶら軒のラーメンがどんな風に生まれたのかという話になりますが… なんとあのラーメンは、「たまたま背脂系ラーメンとかいうのが流行ってたから真似したらなんか売れちゃったわ」とかいう 安易な気持ちで生まれたものらしく、そこには板倉の情熱だとか工夫なんてものはぜんぜん込められていなかったという… お、おいマジかよ…てっきりあれって板倉の情熱の結晶のようなラーメンかと思っていたら ただテキトーに流行りに乗って作ったラーメンだったのかよ! 20数年同じラーメンを作り続けてきたっていうのも、それにこだわりがあるってわけじゃなくて 単に他のラーメンを作ろうってやる気もないし、そもそも作る能力もないボンクラ店主だったってこと!?マジかよ板倉!? お前そんなどうしようもない奴だったのかよ!(えー もうちょっとまともな奴かと思ってたのに!結局のところ板倉がボンクラだからまともなアドバイスをしても意味がないって話になってんぞこれー!! 一方その頃、噂の板倉はというと、今日もまるで店に客が寄りついておらず冴えない表情をしていました あ、あかん…板倉のやつ完全にただのしょぼくれたオッサンになっとる!(えー 板倉お前、唯一の取り柄だった威勢の良さすらもなくしたか!コイツこんなしょうもないキャラだったんかい! 「ねえあなた、私パートか何か働きに出ようと思うんだけど…」 「あん?」 「これじゃ店に2人いる必要もないし、私が少しでも稼ぎを埋めたほうがよくない?」 「いや、それはみっともないだろう。 お前がパートなんかしてたら、ウチの店が流行ってないって言ってるようなもんで…」 「流行ってないなんて近所の人はみんな知ってるわよ、見りゃ分かるんだから」 「いやしかしだな…」 「じゃあどうすんの!?今までと同じことをしててもダメだってことはハッキリしてるじゃない! グズグズしてる間に蓄えはどんどん減る一方なのよ!?」 「うう…」 ってそんな中、板倉の奥さんがパートでも始めて家計を助けようと言い出しますが… しかし板倉は、「みっともないからそんなんダメ」と反対し、かといって具体的な案もなくただグズグズしているだけという… 板倉お前…他人の案には文句言うくせに自分の案はなんもなしか! 結局ただグズグズしてるだけかお前は!どんだけ株を下げるんだこのダメ男は… 「お父さん、お母さん、ちょっといいかな?」 「和文?」 とその時、芹沢サンとの話を終えた息子が会話に混ざってきました。 これはタイミングいいですね、ちょうど「これからどうしよう」って話をしてただけに、 店のラーメンを家系か二郎系に変えるって話をするにはちょうどいいんじゃないでしょうか 「家系か二郎系に変えるだぁ!?馬鹿を言うなっ!!」 がしかし、そんな話をしたところめちゃめちゃブチ切れて即座に却下する板倉! お前ほんと他人に文句言ってばっかだな!? 自分では何もしないくせに他人の案にケチつけてばっかりじゃねーか! 「俺は昔あいつらから酷い目にあった」と言ってますが ぶっちゃけそんな話はどうでもいいというか…(えー これからこの店をどう改善しようって未来の道筋が大事だというのに 「昔あいつらに酷い目にあった」って過去の愚痴がなんの役に立つというんでしょうか とりあえず板倉の話では、まだ大江戸せあぶら軒の支店が生き残っていた頃 すぐ近所にできた家系ラーメンと二郎系ラーメンの店に客をかっさらわれてしまい、 さらにはその店の店主からさんざんバカにされた苦い思い出があるという… その時の様子がこれ…ってどきゅんのオッサンじゃねーか!! 「ラーメン厨房どきゅん」を経営してる武田のオッサンや!二郎系ラーメンの店主ってのはあんたのことか! そんな武田のオッサンは、客がガラガラの板倉の店を見て閑古鳥の舞いを披露してますが… これ懐かしのらーめん才遊記でやってたやつや! 武田のオッサンはとりあえずガラガラの店を見ると、この閑古鳥の舞いをやりたくなるんだろうか まあこの人はとにかくデリカシーのない性格だから、嫌がらせのためにやってるんじゃなくて ただ好き放題に自分の本音をぶちまけてるだけなんだろうな… 「あれは今までの人生で二番目に悔しい経験だった…いくら繁盛すると分かっていても二郎系と家系だけは嫌だ」 ともかく、そんな武田のオッサンとの絡みでさんざん屈辱を味わった板倉は、 「あんな奴と似たようなラーメン作るなんて死んでもヤダ」と意地を張ってしまい、二郎系ラーメンも家系ラーメンも作りたくないと… じゃあもういいよ…このまま店を潰すなり好きにしろや!(えー さっきから他人の案にゴチャゴチャ文句ばかり言いやがって、選り好みできる立場か!無駄にプライドだけは高くて話にならねーぜ! ・思ってたより全然低かった板倉さんのラーメン作りの才能…芹沢さんも辛辣だけど、二十年同じラーメンしか作ってなくて、打開策とかもやってないとことかちゃんと見てるんですね。 この漫画におけるラーメンで失敗した人の最大の問題って、今回の板倉さんにしろ加納さんにしろ宇崎さんにしろ、変に高いプライドな気がしますね。 加納さんや宇崎さんはかつての自分を捨てて成功へ歩み始めましたが、板倉さんは過去のトラウマとも言うべき出来事のせいで意固地になってるようだし、 もしかしたら店を畳むケースになってしまうのかな?流れ的に鍵はVチューバーの息子が握っている展開でしょうけど、 芹沢さんが居酒屋で懐古してるとおりに、時代に逆行した店にする流れなんでしょうか。油で床がぺとぺとした感じの!(ぇー しかし武田のオヤジは味方でも厄介なのに、敵にすると本当にいやらしいというか、現実にやったら警察沙汰になりそうなムーブをガンガン仕掛けてきますね。 雑な見た目に反して計算高いので、絶対勝てる相手にしかこんなことしないんでしょうけど。 by とーます そんな今回の話についてとーますさんからコメントがきてますが、 「思ったより板倉が全然ダメダメだった」みたいなことを書いていて まあ今回は本当にその通りですね…とにかく板倉が想像以上にダメな奴だったなと… 芹沢サンから「背脂系なんかやめて家系か二郎系のラーメンにしろ」と言われているのも、 板倉に背脂ラーメンの質を高める腕がなくて、テキトーに見よう見真似で作ることしかやってこなかったから そういう真似た程度のラーメンでもそれなりの形になりやすいのが家系や二郎系ってジャンルだと語られて 板倉がやっていくにはそれしかないって言われてるわけだしね… いやまさか板倉がこんなポジションのキャラだったとは…俺的に今まで板倉については、芹沢サンとはケンカしてるけど 板倉には板倉なりにラーメン作りの信念があるんだろうと思ってたんですよね 背脂ラーメンを作り続けているのも、そこに板倉の情熱があるからだと思ってたんですが まさかそんなものがカケラもなかったとは…(えー てっきり「背脂ラーメンが好きだ」っていう気持ちが原動力になってると思ってただけに 「いやたまたま流行ってた背脂ラーメンを真似しただけだし」なんていう安易な気持ちでやってたのはショックだったな… こうなってくると、俺が前回の感想で書いた好きなものを仕事にするのって大変だよねって話も 板倉には全然関係なかったってことになってくるな…(えー いやマジで、趣味を仕事にするってことについてせっかくあれだけ前回語ったのに そもそも背脂ラーメンは板倉の趣味でもなんでもなかったってなると前提からして大崩れじゃねーか! ちくしょう板倉のクソバカ野郎!俺の気持ちを裏切りやがって! ・大志さんこんばんは。らーめん再遊記の感想で書かれていた「趣味を仕事にすべきか」は難しい話ですよね。 私自身、趣味を仕事にしようと10年くらい活動していた時期がありますが、自分の拘りを幾ら貫いても認めて貰えなくて、方針を変えるか悩んだ結果、辞めてしまいました。 後の祭りですが、仕事が貰えるからと安易に自分の拘りとは違うクライアントに飛びつかず、認めて貰える所をもっと頑張って探すべきだったと思います。 成功者の語る成功譚は基本的にその人にしか当てはまらない要素が多いので、趣味を仕事にするか悩んでいる人には失敗を避けるために 私のような失敗者の失敗談の方が参考になるかもしれませんね。 by よもぎ そして趣味を仕事にする大変さについては、よもぎさんからもこういったコメントが来てたわけですが 板倉のせいで紹介するタイミングなくしちまったじゃねーか!(えー いやもう、今回の内容に照らし合わせてどこかで紹介しようかなと思ってたのに、 板倉のアホが全然関係ないことばっかり言うからそのタイミングがなかったっていうね… まったく板倉のやつ俺たちを振り回しやがって…こんな面倒な奴だとは思ってもみなかったぜ!次回に続く! |
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そう、こんなようなカップ麺がスーパーで売ってるのをよく見かけます。個人的には京都のやつがお気に入りで買うこと多いですね スープ、麺、具の3点セットについては、 |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第40話 さてそれでは、らーめん再遊記40話目の感想ですが、今回の話は芹沢サンが 「板倉のラーメンを改良するなら燕背脂ラーメンにすべき」と言い出した内容となってますね。 その理由は、燕背脂ラーメンは二郎系や家系に負けないほど形式が強いからってことですが もっと簡単に言うならスープ・麺・具のすべてに強いインパクトがあるからってことですね このことには板倉の息子も納得しており、燕背脂ラーメンは前回解説されたように 強烈な煮干し風味で真っ黒なスープ、極太で平打ちタイプの麺、たっぷりの背脂とたっぷりの生タマネギの具という 強い個性を持っているから、背脂ラーメンとしては成功する可能性が高いはずだと… そこに関しては前回の俺の読み通りでしたね ほっほっほ、さすがは俺の読みだわいとそこに関しては満足だったんですが ただですね…実は俺は燕背脂ラーメンについて大きな見落としをしてたってことに気づいたんですよ というのもですよ、前回の感想で俺は「燕背脂ラーメンなんて今まで聞いたことなかったな」という風に書いたんですが そんなはずはないんですよ。俺は燕背脂ラーメンの存在を忘れているだけで前にも聞いたことがあるはずなんです。それがなんでかというと ラーメン発見伝の第6巻ですでに登場してるからですよ!! うわあああなんてこった!!前々作の時点でとっくに紹介されとる!!藤本クンが食いながら解説しとるうううううううう しかもですよ、この時の話って、単に藤本クンが燕背脂ラーメンを紹介するっていう内容じゃなくて 「ポーク軒」という背脂チャッチャ系ラーメンの店が人気低迷して困っており、 それを改善する方法として燕背脂ラーメンに行き着いたって話なんですよ つまり今回の芹沢サンと状況的にまったく同じってことですよ!! なんやこれ!!なんやこれー!!藤本クンと芹沢サンがお互いまったく同じことしとるやないかい! これは一体なにを意味するのか…まさか20年ぶりに藤本クンと芹沢サンがシンクロした行動を取りはじめるとは… ちなみにですが、20年前の藤本クンの時代からもうすでに 「背脂チャッチャ系なんて繁盛してないしもう古い」って言われてたみたいです。 マジか…ほんとに今と状況がそっくりや!つまりこの時期からすでに背脂チャッチャ系ラーメンはオワコンと化しており それを改善するために燕背脂ラーメンの力を借りる必要があると… ふむ…とりあえず藤本クンの時はその方法でうまくいったようですが、ひとつここで引っかかるのは 20年前の藤本クンと同じことを、今の芹沢サンがやるなんてことがあるのか?ってことですよ 芹沢サンといえば、常に藤本クンの一歩先を行くキャラとして描かれてきたわけですが その芹沢サンが20年前の藤本クンと同じことをやるとなると、それはどうも芹沢サンらしくないなっていうか… それともうひとつ気になることがあります。この燕背脂ラーメンを作りさえすればすぐに店が繁盛するかというと そういうわけでもなくて、藤本クンも作り方のコツを掴むのに少し苦労してたんですよね その時の様子がこれ。はじめに藤本クンが作った燕背脂ラーメンは味がクドくなりすぎてしまい このクドさを解消するためにまた改良しなければならないという風に、 ちゃんと美味しい燕背脂ラーメンへと仕上げるまでにけっこう苦労してたんですよ それが気になるところなんですよね。藤本クンでさえこれだけ手こずったのに 板倉ごときに美味しい燕背脂ラーメンがちゃんと作れるのかと。(えー ハッキリ言って、ラーメン作りの腕で言えば藤本クン>>>>>>>>板倉っていうぐらい 板倉は藤本クンとは比べ物にならんほどの小者だと思うので そんな板倉がまともな燕背脂ラーメンを作れるのか…?っていうのが気になりますね。 板倉に「ためしに作ってみろよ」って言うだけじゃ絶対失敗すると思うけど、果たしてどうなるのか… 「そういえば…以前、汐見も背脂ラーメンを作ったことがあったな」 ってそんな中、今度はゆとりちゃんが作った背脂ラーメンのことを思い出しはじめた芹沢サン。 おいおいなんだこりゃ!藤本クンとかゆとりちゃんとか懐かしい名前が出てくるな! そしてゆとりちゃんが以前作った背脂ラーメンというのがこれ。 そばの出前を頼んでつゆだけもらって、そばつゆスープにした背脂ラーメンという なんとも大胆なアイデアで作ったラーメンでした どうしてそんな妙ちきりんなラーメンを作ったのかというと、 ゆとりちゃんも最初は普通に豚骨スープの背脂ラーメンを作ろうとしていたものの 豚骨スープの改良というポイントで手こずってしまったんですよね 背脂と組み合わせた豚骨スープをどう美味しくするのかっていう点で さすがのゆとりちゃんも頭を悩ませてしまい、最終的にピッコーンと閃いたアイデアが 「豚骨スープなんかやめてそばつゆ使ったほうが美味しい」という方法だったという… ともかくゆとりちゃんにしても藤本クンにしても、美味しい背脂ラーメンを作ろうとした結果 味の調整に手こずってしまったっていうのは共通するポイントだと思います 背脂ラーメンを作るにあたって、スープが強くなりすぎると逆効果になってしまうと 芹沢サンも以前このように語っており、実際に藤本クンとゆとりちゃんがそこで手こずった結果 藤本クンは背脂の方を工夫することで乗り切り、 ゆとりちゃんはスープの方をまるごと変えることで乗り切ったわけですが 藤本クンやゆとりちゃんでさえ「味の調整が難しい」という壁にこれだけぶつかってきた中で 板倉とかいうボンクラがまともに作れるとはとても思えないっていうかね(えー いやほんとに、いくら燕背脂ラーメンというお手本があるとはいえ、藤本クンもその状態で苦戦したわけだから 板倉なんかの腕じゃとても完成度の高いラーメンは作れないだろうなと… そういう意味では、ゆとりちゃんの作ったラーメンなんかは スープはそば屋に用意してもらって自分は麺や背脂を入れるだけっていう めちゃくちゃ簡単に作れるものだったから、板倉にふさわしいのはそういうお手軽簡単なラーメンって気がするんですけどね 「それもアリかと思ったんだが…アッサリ系といえば東京醤油ラーメンというメジャーな決定版があるだけに、 広がりにくいかもしれないという不安が残る。総合的には燕背脂ラーメンの方がいいだろう」 しかし芹沢サン的に、アッサリ系のスープを使うと東京醤油ラーメンの存在が大きすぎて埋もれてしまうかもしれないと判断し ここはやはり燕背脂ラーメンの方をメインで行こうということに…マジかよ芹沢サン 板倉ごときがその方法でうまくいくんですか!?(えー 普通に作らせたらとてもうまく行かないように思いますが… なんだろう、燕背脂ラーメンはもともと藤本クンが目をつけたラーメンであり、 そこにゆとりちゃんのようなお手軽な調理法が加われば、板倉でもなんとかなりそうな気がするので 藤本クンとゆとりちゃんの手法をかけ合わせるような感じで 何かこう燕背脂ラーメンの斬新な調理法を芹沢サンが考えてくれたりしないかなと思ってるんですが、果たしてそのへんは… 「燕背脂ラーメンは業務用スープでなんとかなるんですか?」 「ああ問題ない。レシピを書いてやるからスープメーカーに試作品を作ってもらうといい」 ゲー!?しかしそんな中、スープについては「メーカーが作った業務用スープでええやろ…」と言い出してしまう芹沢サン! そ…そういえばもともとそんなこと言ってたわ!形式の強いラーメンは業務用スープでもそれなりに美味いものができるって! つまり、藤本クンとゆとりちゃんの夢の共演的なラーメンは単なる俺の妄想で 実際は業務用スープ使ってそれなり程度のラーメンを目指すってことですか!?そんなー! ま、まああれだ…ゆとりちゃんもスープはそば屋に作ってもらってたから、 今回もスープはメーカーに作ってもらうっていう風に、やってることはちょっと似てると考えて自分を慰めるしか…(えー ブーブーブーブー 「お父さんからだ…はいもしもし」 ってそんな中、板倉から電話がかかってきたかと思うと、 「芹沢はそこにいるのかコラァ!」とすごい剣幕で怒鳴られることに… どうやら芹沢サンと息子がちょくちょく会ってることが板倉にバレちゃったみたいですね… こうなっては仕方ないと観念して電話を替わる芹沢サンでしたが… 「芹沢だが」 「芹沢テメェ!!なにを企んでやがる!和文に近づいて何をする気だ!?」 「なにも企んでないし、和文くんと知り合ったのは単なる偶然だ」 「嘘をつけ!!また俺を罠にハメようとしてるんだろう!! 今度は大事な息子まで巻き込んで…!和文に何かしてみろ!殺してやるからな!絶対に殺す!」 「板倉…俺を疑うのは分かるが本当になにもない。今からそっちに行くから少し落ち着いてくれ」 そんなわけで電話を替わった芹沢サンですが、板倉は完全に頭に血がのぼっていて 「さては俺を罠にハメようとしてるんだろう!」とすっかり思い込んでいるようです 本当にめんどくせーなこいつ…(えー 罠にハメるどころか、むしろ助けてあげようとしてるっていうのに、なにを1人で変な妄想してキレまくってるのか… ともかく電話では話にならないということで、芹沢サンはやむなく板倉の家へと向かうことに… 「本当に何も企んでないんだろうな!?」 「いまさら俺が何を企む?お前とのあれこれはとっくに終わっただろう」 「絶対に何も企んでないんだな!?」 「ないない!」 てなわけで板倉と顔を合わせて話すことになった芹沢サンですが、 板倉からは「本当に何も企んでないんだな!?絶対に何も企んでないんだな!?」と聞かれるばかりで ひたすら不毛な尋問を繰り返すような状態になっちゃってますね 板倉お前、バカなんだから黙っててくれよ…(えー 芹沢サンを疑ってるものの、バカなせいでロクな質問できてないじゃねーかよ… 「わかったよ…」 「ほっ…お父さん、誤解も解けたところで店のテコ入れの話をしたいんだけど…」 「ああ、それはもういい…もうこの店は畳むことにした」 「ええーーっ!?」 ってゲェー!?やっと板倉が落ち着いて話し始めたかと思ったら 「もうこの店畳んでラーメン屋やめるわ…」などと言い出すことに! い、板倉ー!!お前は一体なんなんだー!!ついさっきまで「俺を罠にハメるつもりか!?」とか言ってましたが 罠にハメるまでもなく自分で店を潰そうとしてるんじゃねーか!!(えー 意味がわからねーよ板倉…どういう思考回路してんだよマジで… そもそも店を潰すってアイデアに関してもメチャクチャというか 今まで店を改善する方法を何もやってこなかったのに、いよいよ限界となったら何もしないまま店を潰すって 結局お前はなんもやってねーじゃねーかよ!!(えー 改善策を1個もやろうとしないままで店潰すのかよ!ほんとになんなんだお前は!ちょっとは何かやろうって気はないんかい! つくづく板倉のボンクラっぷりには頭が痛くなるばかりですが… ただ、そんなアホの板倉にもひとつだけマシな部分があるとすれば 息子への愛情だけは本物ってことですかね たとえば今回、芹沢サンに対してキレまくっていたことについても 「和文に何をする気だ!?俺の大事な息子を巻き込んで!」ってことが理由だったし それに以前、芹沢サンに土下座を迫られた時についても 愛する息子の顔を思い浮かべて、ぶん殴ることより土下座することを選んだっていうくらい 今も昔も息子を愛する気持ちだけは確かなものだと思うので、つまり板倉は 息子が本気で説得すればそれに応じてくれる男だと思うんですよ 「店を潰すなんて言わないでもう一度頑張ろうよ」と息子に本気で言われたら、必ずそれに応える男だと思うんですよね というかそうじゃなかったら本当に何もいいとこない奴になっちゃうんで(えー 次回は息子の説得と板倉の再起っていう展開に期待したいですね… ・大志さんのラーメン再游記レビューで興味を持って、最近発見伝から読み始めましたがとても面白いですね。 電子書籍はどうにも性に合わなくて未だ紙の本派なので現物が見つからず全部揃えられていないのですが、 ラーメンという1題材だけで何十巻もの作品が出来る辺りにラーメンの多様性や変化の速さが感じられますね。 ラーメン以外にも1巻の「会社なんて自分の幸せのための道具につかうくらいでちょうどいい」を始めに、芹沢さんの経営哲学等、 社会人やってて共感出来る台詞も多くて楽んで読んでます。 by よもぎ ・ゆとりちゃんのイメージ映像が酷すぎる…芹澤さんはゆとりちゃんの能力には全幅の信頼があるけど人格的な評価は未だにこんなんなんだ…。 やはり店を畳む決意をした板倉に、次回どんな言葉をかけるのか。まあ芹澤さんとしては、無理に続けるならこれしかないと案を出してきましたが、 止めるとなったら特に叱咤も激励もしない方向ですかねぇ。 やる気があるのは息子のほうなので、物語としてはそっちにハッパかけていくことで感化されるのかな? by とーます そしてよもぎさん&とーますさんの2人からコメントが届いてますが、 まずよもぎさんは最近になってラーメン発見伝からこの作品のチェックを始めたようですね ふむ、ちょうどこのところ、再遊記の最新話を追ってても発見伝のネタがちょくちょく出てきてるから 発見伝を読みながら再遊記も読んでいくっていうのはアリなんじゃないでしょうか まあ「電子書籍じゃなく紙で集めたい」ってことだから、それはちょっと大変かもしれませんが… 俺も電子書籍がメジャーになる前にラーメン発見伝を買い集めたことがありましたが、 発見伝は発売したのがけっこう前だったから、普通の本屋に行ってもまず置いてなくて ひたすらブックオフを巡る日々でしたね… とにかくあちこちのブックオフを巡って発見伝を探し回ってましたよ。それでも集めるのには苦労したなー それととーますさんからはゆとりちゃんのイメージ映像がヤバかったとのことですが、芹沢サンの言ってることとしても 「傲岸不遜で唯我独尊、平気で嘘をついて人を陥れる邪悪な女」 とか言いたい放題言われてますね。さすがにそこまで邪悪じゃねーだろ!? いやはや最近のゆとりちゃんは色んな意味で突き抜けてるキャラになったというか 主人公だった時よりも魔王じみたやりたい放題な女っていうイメージになってきましたね そういう意味じゃ主人公を降りてからの方がむしろ存在感が増したっていうか 今回も直接登場してないのに何度も話に絡んでるしな…すげーキャラですよゆとりちゃんは。それでは次回に続く! 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「異議なし!!」 |
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普通のチャーハンです!!(えー |
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さてそれではらーめん再遊記43話の感想ですが、前回の話で板倉編が完結したので |
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さてそれではらーめん再遊記44話目の感想ですが、前回の話では芹沢サン達の前に ラーメンライター、ラーメン研究家、ラーメン革命家、ラーメン冒険者 |