ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第45話 さてそれではらーめん再遊記45話目の感想ですが、今回の冒頭では ラーメン発見伝に出てきたオバチャンだこれー!! まあメチャクチャうさんくさい連中だったしな…やっぱりあいつらの言うことなんて真に受けないほうがよかったんやな さてそんな中で、師匠と弟子の店で何が違うのかをもう一度確かめるために今度は師匠の店へと出向いていた板倉の息子。 |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第46話 さてそれではらーめん再遊記46話の感想ですが、今回の冒頭は 芹沢サンがめっちゃニコニコしながら和文に電話をかけるというシーンで始まってますね 一体なにを企んでるんですか芹沢サン!(えー 腹黒い芹沢サンがこんなニコニコしながら電話するとか裏があるに違いねぇ!果たして何を言い出すつもりでいるのか… 「いや〜この前は本当に申し訳ないことをしたね。実はあのとき風邪で寝込んでいたんだ。 熱でもうろうとしていて、知らず知らずのうちにぞんざいな口調になってたみたいで… だから君に怒っているなんてことはまったくないし、逆に謝りたい。どうか許してもらえないか」 そんな芹沢サンが語り出したことがこれでした。何かと思えばこないだ和文に冷たくしてしまったことについて 「いや〜あの時は熱でもうろうとしていたんだよ」と、すべて熱のせいにして 和文に冷たくしたことをさっさと水に流したいと考えているようです。芹沢サンあんたって人は! それにしても今の時期に「熱が出た」なんて言い出したら大変なことですよ 誰もいないとこに隔離してPCR検査ですよ芹沢サン!(えー 「許すもなにも、そういうことでしたら全然大丈夫です!ホッとしました!」 そんな芹沢サンの嘘にコロッと騙されて、「なーんだそうだったのか」とあっさり信じてしまった和文。 完全に芹沢サンの思い通りに会話が進んでるといった感じですが… そしてこの顔である なんつー顔してんですか芹沢サン!まるで「ちょろいもんだぜ」とでも言わんばかりですよ! まあこれだけニヤついてるのは、和文との関係さえ修復できれば あの師匠と弟子の面倒ごとに首を突っ込まなくて済むからでしょうね これについては、前回有栖サンが和文に対して 「芹沢さんと仲直りしたければ、あの弟子の店が流行らない理由を解明してきたらいい」って言ってたわけなので そもそも芹沢サンと和文が仲直りできたらそんなことしなくていいという考えで さっさと和文と仲直りして、早いとこあの師匠と弟子から距離を取りたいってことだと思います 「そうそう、だから赤田くんの店が流行らない理由探しはもうしなくても大丈夫だからね」 「あ…ただ芹沢さん、僕もう赤田さんからお店のテコ入れを頼まれて引き受けちゃったんですよ」 「な、なに!?」 がしかし、あの弟子(赤田さん)から手を切らせようとしても時すでに遅く、実はもう弟子への協力を約束してしまったという和文! こうなってしまっては芹沢サンの思惑も手遅れって感じですね…となると和文と仲直りするメリットもなくなりそうですが… 「じゃあもういいわ仲直りやーめた」とか言い出したりしないだろうな(えー さてともかく、すでに弟子とは協力関係にあるということで、こうして師匠と弟子のラーメンを食べ比べながら 改善策を探そうとしているらしい和文。その中で和文が気づいたことは、 まったく同じ味のはずなのに、師匠のラーメンの方が美味しく感じるというものでした うーむ…それについては「伝説のラーメン屋」っていう肩書きによる錯覚だと思うんだけど、何か他にも理由があるんだろうか。 あと俺としてはてっきり、前回ラストで和文が師匠のラーメンを食ったことで 実は師匠のラーメンってあんまり美味しくないなって言い出すのかと思ってましたが 今でもやっぱり「師匠のラーメンはおいしい」って感覚はあるんだな…こうなると俺も自信なくなってきそうだぜ ともかく、味だけを比べるなら師匠と弟子のラーメンに違いはないというのが和文の考えであり、 違いがあるとするなら味ではない何かってことになると推測していくことに。 ただそうなると、「味が悪いんだよ!」とケチョンケチョンに言っていた面倒なラオタどもとはまったく違うアプローチをしていくことになりますが… 「偉そうにしてるけどあいつらはしょせんド素人のラオタ!! |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第47話 さてそれではらーめん再遊記47話の感想ですが、 前回ラストでは和文が伝説の師匠の弟子たちの店を調べた結果、 「こ、これはどういうことなんだ…!?まさかこんな…!?」というふうに 驚愕の結果を目にした展開で続いたんでしたっけね。果たして和文は何を目にしたのか、その内容とは… ゲー!?なんと今までの弟子たちの店はすべて潰れているという驚愕の事実が発覚! マジか…これはどえらいことですよ…というのも、「弟子たちの店はすべて潰れているんじゃないか」ってことを 先週の段階で俺にコメント送ってきた人がいるんですよね。 ただ俺は、そのコメントに返信することなくスルーしてしまったという…(えー ・縁切ろうと思ってた、とか割とマジでキレかかってた芹沢サン。何故か本店のほうが美味く感じる、というのは和文のみならず店主の赤田さんも感じていたようで、 またラーメンオタクどもはやはり永友さんからの紹介だったことが明かされましたね。しかし永友教とはなかなかキツい話が入ってきましたね。 周りをイエスマンだらけにするのって独裁者の行動なんですが、そこにツッコむと確実に独裁者からの不興を買って排除されてしまうんですよね。 ちょうど今ロシアのプーチンがそんな感じですが…。この件で赤田さんが暖簾を返上するような事態にならないといいんですがね。 ラストは他の暖簾分け店がどうなったかでヒキでしたが、まさか全部潰れてたりしないだろうな…。 by とーます そのコメントっていうのがこれです。とーますさんが送ってくれたもので「まさか全部潰れてたりしないだろうな…」って予想してたわけですね 見事に大当たりでしたね。おめでとうございます ちなみに俺がこのコメントをスルーした理由は、まず第一に「店が全部潰れてる展開?いや〜なさそう(笑)」って信じてなかったのと あともうひとつ、「周りをイエスマンだらけにするのは独裁者の行動だ」っていう一言ですね つまりイエスマンは害悪となる存在っていうのがとーますさんの主張なわけですが これについて俺が物申した場合、たぶんクソみたいに長い話になるので それをダラダラ語ってしまうと、らーめん再遊記に関係ない話が延々と続いちゃうなあ…と思って返信せずスルーしたわけです。すいませんでした さて本編に話を戻すと、弟子たちの店が潰れまくったと知った和文は そのうちの1人が別の店でラーメン屋をやっていることを知り、思いきって突撃インタビューをかけることにします そんなインタビューの相手というのがこの水野さんという人ですね いきなり取材なんてどうなることかと思いましたが、水野さんとしては「取材してもらえるなんて嬉しいね〜」と むしろ喜んでいるようで、これまでの経緯についてもスラスラ喋ってくれることに。こいつはありがてーな そんな水野さんの話を簡単にまとめると ・今までの弟子たちの店もすべて繁盛しなかった ・師匠の味を9割以上マスターしても客の反応はよくなかった ってことみたいですね。いやこれはもう完全に もともとの師匠の味からして微妙ってことなんじゃないっすか!? 9割以上マスターしてもおいしくないって、それもう10割とたいして変わらんやろ!? やはりというかなんというか、以前から予想してきた「そもそも師匠のラーメンがあんまりおいしくない」ってことが現実味を帯びてきたな… そんな取材を終えた和文ですが、その後たまたま友達と飲み会をやることになったようです 会話の内容からして、どうやらこの友達は和文と同じ大学に通ってる男女カップルのようですね そういえば和文って大学生なんだったな、それで同級生と飲み会やってるってわけか そして同級生との会話の中で「こういうオシャレなバーで飲むのと、家で飲むのって違うよなー」という話を聞くことになった和文。 たとえ同じ酒を飲むにしても、オシャレな雰囲気の店で飲んだほうが断然おいしく感じると… ははあ、それってあれですよね、和文が悩んでいるラーメンの話にしても 同じ味なのに師匠の店で食ったほうがおいしく感じるってことと同じですよね 要するに、食べる時の雰囲気やシチュエーションが感覚に影響してくるっていう。 和文もそのことに気づいたのか、ためしに師匠の店を「単なるラーメン屋だから食べに行ってみて」と 伝説の店という情報は伏せて、この2人に食べに行ってもらうことに… デデーン。その感想がこれですよ 「あっさりしすぎてて物足りないラーメンだったなあ」 「インパクトに欠けるし中途半端って印象ね」 「それにしても堅苦しいムードの店だったなあ」 「店主のオジサン怖い顔してるし緊張しちゃった」 っていう風にもう完全に化けの皮はがれとるやんけ! やっぱりそうだったのか…伝説のラーメン屋っていう評判だとか、いかにも職人っぽい師匠の雰囲気で おいしいラーメンだとみんな錯覚してましたが、実際は別にそんなおいしくなかったんやな… この友達のおかげでそのことに気づいた和文は、いよいよ芹沢サンや有栖サンにもその考えを激白することにします 「そもそも師匠のラーメンがそんなに美味しくないんだと思います」 ってめちゃくちゃハッキリ言っとる!! 和文お前意外と思いっきりいく奴やな!?もう少し遠慮がちに言うかと思ったらこうまでハッキリぶちかますとは… それにしても、作中のフレーズで「そんなにおいしくない」って言葉が出てきたのにはビビりましたね というのも、俺は今まで師匠のラーメンについて語る時に 「あんまりおいしくない」って言葉を多用してきたんですよ いやこれすごくない!?ニュアンスに関してもそうとう当たってたってことやで!? |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第48話 さてそれではらーめん再遊記48話の感想ですが、前回の話では和文が 見てくださいよこれを!「昔すごかったけど今ではすっかり進化が止まってしまった人だと思う」 |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第49話 さてそれではらーめん再遊記49話の感想ですが、前回ラストで芹沢サンが こいつら師匠のことに関しては相当に心酔してるみたいだから、そんな師匠の顔に弟子が泥を塗ったとあっては |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第50話 さてらーめん再遊記50話の感想ですが、前回の話で師匠に破門されてしまった赤田さんが 「今後も僕に力を貸してください…」と和文に頭を下げる内容となってましたね それについて和文は快く引き受けたわけですが、芹沢サン達はというと 「じゃああとは2人で頑張ってね」とそそくさトンズラする気のようです(えー うわあもう完全に「厄介事に首突っ込みたくねーわ」って自分たちだけ逃げる気だよ! そりゃねーぜ芹沢サン!不憫にも取り残されてしまった和文と赤田さんに果たしてどれだけのことができるのか… 「赤田さん、塩匠堂ののれん分けってどんな感じなんですか? お店によってはやり方も色々で、何もかも本店通りじゃないといけないケースもあれば、 多少はアレンジしてもいいケースや、味もメニューも大違いなケースもあると聞きますけど…」 「塩匠堂は何から何まで師匠の教え通りじゃないと許されません。 契約書とかもなくて、全部が師匠との人間関係、師弟関係で成り立っています。 だから師匠が破門と言ったら、僕はもう塩匠堂を名乗れないんですよ」 そんな中、ひとまず赤田さんの「のれん分け」の状況について確認することにした和文。 どうやらのれん分けと一口に言っても、場合によっては本店との繋がりが薄くて支店の好きにやってもいいケースもあるみたいですが 塩匠堂の場合それは許されないようです。すべてにおいて本店の言うことを聞かなければならず、 本店との関係がこじれて破門と言われてしまった以上、もう塩匠堂を名乗ることはできないと… なんてこった…そうなると赤田さんは店の看板を失ってしまって営業不可能な状態になってしまったってことか てっきり俺としては、とりあえず店を続けながら今後の身の振り方をゆっくり考える流れかなーと思ってましたが そんな悠長なこと言ってる場合じゃなくて、赤田さんは今まで続けてきた仕事が完全にぶった切られた状態になってしまったわけですね 要するに無職になっちゃったってことじゃないですか!!(えー マジかよあんなやり取りで急に無職になってしまうとは…というか和文ってまだ大学生で就職活動もまだなのに 無職のオッサンの再就職の方法を考えなきゃいけないって大変だな(えー そんな中、塩匠堂以外にはどんな店に行っているのか尋ねる和文でしたが、 赤田さんからは「他の美味しい店に行くと余計な雑念が湧いてきてしまう」との答えが。 そういえば前回の師匠もそんなこと言ってましたね、塩匠堂以外のものにうつつを抜かすでないわみたいな感じで… そうやって狭い視野の中でやってきたから、塩匠堂以外のラーメンに目を向ける機会があまりなかったということか 「あの、こう言ったら怒られるかもしれませんけど…要するに 塩匠堂よりも美味しいラーメン店が沢山あることから目を背けていたんじゃないですか?」 「な…なんですかそれ!?もちろん他の店がいいって人もいるでしょうけど… で、でも僕にとっての一番は師匠の塩ラーメンで…!」 「本当に一番だと思ってます?正直に答えてもらえませんか?」 「え…?も、もちろん思ってますよ…だって創業以来ずっと大繁盛してる、塩匠堂の塩ラーメンなんですよ…?」 ってそんな中、「塩匠堂より美味しいラーメン屋がいっぱいあると思いませんか?」と爆弾を投下する和文! お前とんでもないこと言うな!まさか赤田さんにいきなりこれを言うとは… これを言われた赤田さんはギョッとした表情で否定しようとしますが、 和文の話を聞かされるほどにどんどん顔面蒼白になってしまいます うわあなんというか、今までサギの被害にあってた人みたいになっちゃってるじゃないですか!(えー 「俺が信じてたことって一体…」みたいに、正しいと信じていた価値観がガラガラと崩れ去ってしまったって感じで 赤田さんの精神的ショック相当やばそうですよ!果たしてこの人は今後どうしたらいいんだろうか… ・電動サポート自転車にハマる芹沢サンが面白すぎた…。自転車は坂道で苦しい思いしてこぐものと思っている世代だと確かにこういう驚きというか新鮮さはありそう。 私も年取っても新しいものに手を出せる積極性は持っていたいものだなと思いました。 グルタくんのほうはなんとか芹沢サン達に迷惑かけないように赤田さんの相談に乗ってあげてるの偉いなあ…。 多分相談料とかも取ってないだろうに、さしておいしくもないことが判明したブランドのラーメン屋のオッサンに親身になってあげるの聖人でしょ…。 by とーます そんな赤田さんについて、とーますさんからは「さしておいしくもないラーメン屋のオッサンに親身になってあげる和文は聖人」とのコメントが来てますが いやでもさすがに赤田さん可哀想すぎじゃない!?(えー 俺はこのエピソードでダントツに可哀想な目にあってるの赤田さんだと思いますわ… 純粋に師匠に憧れてラーメンの修行を積んだのに、 師匠は意味不明なパワハラばかりしてくるし、タチの悪い常連客どもに「師匠と比べて全然ダメだなおめーはよ」と罵倒されまくるし、 師匠から急に破門されて無職になってしまうし、師匠のラーメンはそもそも別においしくないと和文から明かされて絶望するっていう風に マジでひたすら可哀想な目にあってるって印象で…そろそろ救われてほしいんだがどうにかならないだろうか そんな一方で、「電動アシスト自転車にハマる芹沢サンが面白かった」っていうのは俺も同感で、 思い悩む赤田さんを尻目に芹沢サンは超ゴキゲンで電動自転車に乗ってましたね 自分だけ関係ないとこで楽しみやがって!(えー それにしても芹沢サンから馬のイメージが飛び出してくるとは意外でしたわ 実は馬にも興味あるんですか?ウマ娘やり始めたんですか?(えー というかウマ娘といえば今回気になったのが、芹沢サンが自転車で坂を登っていくシーンで アニメのウマ娘によく出てくる坂を連想したのは俺だけでしょうか まさか芹沢サン、アニメのウマ娘と同じような坂を登りたくて聖地巡礼を…?(えー |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第51話 さてらーめん再遊記51話の感想ですが、今回の話は和文が 「師匠に破門されたのは逆に好都合ですね!」と言い出す内容となってますね というのも、塩麺堂にしがみついていても美味しいラーメンは作れず客も来ないわけだから さっさと塩麺堂から離れて自分の店を持ったほうがいいと… ふむ、これに関しては俺としても破門されたのは好都合だぜ!って前の感想で書いてましたっけね あの師匠からは早いところ縁を切って別の道を探していったほうがいいっていう。 そういう意味では俺の期待通りの展開になってきたわけですが、 しかし赤田さんは「ええっ!?独立!?」とかなり動揺しているようで すぐには踏ん切りがつかないみたいですね まあ今後の人生を左右するぐらいのでかい決断になるだろうしな… いきなりこんなこと言われても「いやいや心の準備が」ってなるのも致し方ないか… 「グルタくん…飲んで話しませんか?僕、飲んだほうが調子出るんですよ」 って、そんな中でいきなり「酒が飲みたい」と言い出した赤田さん。 こんな時に酒…?仕事の真面目な話をする時に酒が飲みたいって、どういうことやねん しかも赤田さんって酒グセも悪かったし、ここで酒を飲ませるのは正直まずい気がしますが… うわーやっぱりダメだこれー!! |
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・再遊記の塩匠堂は作中で叩かれていますが、板倉編で「儲けであろうが、それで成り立っている限りはみんな正解なんだ」 と一概にダメってわけじゃないかなと思うのですが(暖簾分けの人たちは可哀想ですが) 大志さんはどういうお考えですか? by 所見 所見さんこんにちは、らーめん再遊記の塩匠堂について「儲かっているならそれも正解じゃないか?」と感じているようで それについて俺がどう思っているかというとですね… 師匠の店だけでやっていくならそれも正解だと思います 師匠の店はずっと繁盛してるし、味が微妙とはいえ客はみんな満足してるので 別に味の改善とかしなくても店としてはそのままやっていけるわけですしね ただし、それはあくまでも師匠の店だけの話で 弟子の店に関してはまったくうまくいっていないので 弟子の店については確実に何かの改善策が必要になると思います 多分これって作中でも意識されていて、和文がアドバイスしているのはあくまでも弟子の店だけであって 師匠の店について「もっとこうした方がいい」みたいなことはまったく言っていないんですよね 師匠の店はすでにうまく回っているから、他人がわざわざ口を挟む必要はないってことかと思います もし師匠の店を改善する時が来るとしたら、それはおそらく 師匠自身が向上心を取り戻した時なんじゃないかなあ もうすでに店は繁盛してるけど、「もっと美味いラーメンを作ってやる」っていう向上心を 師匠が取り戻す時が来たら、繁盛がどうとか関係なく味の改善に取り組むんじゃないかなと。 果たしてそういう展開が来るのかどうか、師匠の今後に注目ですね ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第52話 さてらーめん再遊記52話の感想ですが、この回では赤田さんが考えていた新ラーメンのアイデアを 和文にちょっとだけ披露するという内容になってましたね。それっていうのが ゴボウを使ったラーメンとのことで、醤油ダレの味つけにゴボウをたっぷり使っており 言うなればゴボウ醤油ラーメン的なものを作ろうと考えていたようです とりあえず簡易的に作ってみたものを和文に食べさせた結果、かなりの好感触な反応が返ってきており このまま仕上げていけばしっかりと個性的で美味しいラーメンになるだろうと言われることに… あれなんか赤田さんのラーメンめちゃくちゃ順調な展開じゃないですか!? 「今まで師匠の言うことばかり聞いてて自分のラーメンを作ってこなかった」とか 創造性ゼロみたいな言われ方してたけど、試しに作ってみたらもう早速いい感じのラーメン作れてるやん!? 意外とオリジナルラーメンを作る才能あったんだろうか…ともかく赤田さんの試作ラーメンは意外と早く完成しそうですね そんな一方で芹沢サンはというと、自分の家に置いてあった本を整理していたところ かつて塩匠堂の師匠が若かった頃の記事を見つけたようで その本を読みながら物思いにふけっていました。 ふむ、この頃は師匠もまだ髪が黒々としていて、かなりの若さを感じさせる頃みたいですね 具体的な年月で言うと今から20年以上前の記事のようで、その内容はなんと 「最近すごい店を見つけたんですよ、らあめん清流房と言いましてね。 鮎の煮干しを使った珍しいラーメンを出してるんですが、これが今までにない美味しさなんです。 ああいう若手が現れると、ラーメン界の未来は明るいと感じますね」 という風に、まだ若手だった芹沢サンのラーメンを絶賛する内容だったという… これは…若手だった頃の芹沢サンというと、自分のラーメンのよさを理解してくれる人がほとんどいなかった時期で 店にはまるで客も来ずガラガラの状態が続いていたわけですが、そんな店にも師匠は足を運んでくれて 悩める芹沢サンにも色々と声をかけてくれたようです 「塩匠堂も始めた頃は決して楽じゃなかった… いくら完成度が高くとも、分かりやすく強いヒキのないラーメンは客がつくまでにそれなりの時間がかかる。 しかしな芹沢くん。いいものは絶対に認められる!焦ることなく頑張りたまえ!」 そんな師匠が若き芹沢さんに送ったメッセージがこれです。いいものは絶対に認められる、今は客が来なくても諦めずに頑張れと… こ、これは…励ましてくれてありがたいんだけど今の芹沢サンと逆のこと言っとるー!! まさかこの後に芹沢サンがたどり着くのがいいものが認められるとは限らないという発想だとはなんて皮肉だよ! うーむ、今の芹沢サンからしたら、この時の師匠は「見当外れなことを言ってたオッサン」ってことになってしまうんだろうか? (どん底にいた時に大先輩に褒められたんだ。嬉しかったし励みになったよ… 尊敬もあったし感謝もあった…しかしすべては昔話だ…) そんな現在の芹沢サンの心境というのがこれでした。どうやらいいものが認められる認められないってことより何より 自分のラーメンを褒めてもらえたのが嬉しかったってことを一番感じていたみたいですね 自分のラーメンを誰も認めてくれないようなドン底にいた時に、それを認めて励ましてくれた数少ない人だったという風に 尊敬や感謝の気持ちが湧いてくるような恩人だったと思っているようで…俺の思ってた以上に芹沢サンにとってこの人の存在ってデカかったんやな… しかしそんな中「しかしすべては昔話だ」と言って、もう昔と今では違うんだとばかりに 以前の思い出を振り払おうとする芹沢サン。いやこの流れはアレじゃないかなあ さすがの芹沢サンも忘れたくても忘れられないって感じで、師匠への恩義を捨て切れない展開じゃないかなあ 最近の芹沢サンは、「もうあんな人と関わりたくねーし」って師匠からひたすら距離を取ろうとしてますが この過去の恩義があるから、今後おそらく距離を取ることに徹しきれなくて また何かの形で師匠と関わることになるんじゃないかと思うんですが、果たしてどうなるでしょうかね そんな中、ここで意外な人物が話を動かしていくに事になります それが誰かというと東京ガストロノメンの米倉ですよ お前最初だけの一発キャラかと思ったら、意外とちょくちょく名前出てくるなオイ! そんな米倉が何を言っているかというと、 「いやー僕は塩匠堂の師匠をめっちゃ尊敬してるんすよ」 てなことを言い出したわけですが…いやちょっと待て お前それって心にもないこと言ってるだけなんじゃねーか!? なにしろ師匠のラーメンが凄かったことを身にしみて知ってるのって、芹沢サンの世代のオッサン達ぐらいなもんで 米倉のような若い世代からしたら、時代遅れのラーメン作ってる大したことない爺さんとしか思ってないんじゃねーかなと… 特に米倉は最先端のラーメン作ってるような奴だから、爺さんの時代遅れのラーメンなんかにまったく興味ないだろうし それを「僕はあの人尊敬してるんすよー」って言い出したのは裏があるとしか… たとえば考えられそうなのは「あんな大したことない爺さんが、伝説の名人扱いでいつまでものさばってるのおかしいでしょ」みたいに 化けの皮を剥がして名人の座から引きずり下ろして、さっさと世代交代したいと思ってるとか… かなり過激な発想ですが、米倉って芹沢サンとラーメン勝負したときも 「僕はあの哀れなご老体に引導を渡すつもりです!」って言い出したり、目上の相手にも容赦しない過激なとこあったからな… そもそも芹沢サンと勝負した理由にしても、芹沢サンが精彩を欠いたラーメンばかり作るようになってイライラしたのが原因で |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第53話 さてらーめん再遊記53話の感想ですが、今回の話では なんと赤田さんの店が新装開店しているという内容になってましたね 前回の時点でラーメンに関しては順調に行きそうな雰囲気がありましたが、まさか早くも店をまるごと一新するとは驚きました ともかく今回で「塩匠堂」の名前は捨てて、「麺屋あかだ」として再スタートすることになったわけですが… 「お店のウリは塩ラーメンから醤油ラーメンになっていて… 確かお店のご主人も赤田さんってお名前でしたから、醤油をやりたくなって独立したんでしょうかね? (ズルズル)ん〜これは美味しい!丸鶏ベースのハイレベルな醤油ラーメンなんですが、 なんと醤油ダレにゴボウが入っていて、なんとも言えない滋味深さを醸し出しているんですね〜」 そんな赤田さんの店にさっそくやってきたのは、安藤万福というユーチューバーであり、 どうやら赤田さんのラーメンが美味いという動画を撮って宣伝してくれたみたいです ふむ…こいつが出てきた場面の「どうも〜安藤万福で〜す」って画像を見ると 見るからにうさんくさい奴だな!?と思ったけど、実はまともな人だったみたいですね…(えー そんなユーチューバーの協力もあって、赤田さんの店はみるみるうちに繁盛するようになったようです なんだか塩匠堂をやめてからはトントン拍子に良い方へと進んでますね 赤田さんは塩匠堂にしがみつく必要なんて全然なかったんやな…ともかく赤田さんはこれで万々歳といった感じですが… そんな一方で、米倉に呼び出されて「僕らの企画に協力して欲しい」と相談を受けていた芹沢サン。 その企画というのが何かというと、ベテランのラーメン屋をもっとリスペクトすべきというもので、手始めに塩匠堂の師匠を特集するというものみたいですが… おいおいどういうことやねん。才能の枯れたオールドウェイブに用はないんじゃなかったんですか!(えー 「ふふ、誰かさんに才能の枯渇したオールドウェイブと言われた身としては、 誰かさんがそれほど先人に敬意を抱いていたとは驚くしかないな」 「い、いやいや、あれもリスペクトの裏返しじゃないですか〜」 そんな話を聞かされた途端、「才能の枯れたオールドウェイブとか言ってたくせに何がリスペクトやねん」と 鋭いツッコミを入れる芹沢サン。よくぞ言ってくれました!(えー いやほんと米倉のことで気になるのってやっぱりそれですよね。 大先輩だろうがなんだろうが、枯れてしまったラーメン屋はいさぎよく引退すべきみたいに言ってた奴が、急に逆のことを言い出してどういうつもりなのか… 「まだ昭和の時代に、創作麺料理としてのラーメンを目指した永友さんのフロンティアスピリットは素晴らしいと思います。 芹沢さんも塩匠堂の創業当時を知っているだけに、僕らなんかより遥かに強く影響を受けているそうですね」 「まあ…かもしれんな」 「そういう我々のようなラーメン店を通じて永友さんを称え、その業績を振り返り 日本における創作系ラーメンの歴史を浮き彫りにしたいと思っているんです!」 そして永友さんをどうしてリスペクトしているのかという理由について熱弁する米倉ですが、 爽やかなことを言ってる割になんか物騒な感じのオーラ出してますね これってやっぱりあれじゃないでしょうか、米倉の本音としては「あのジジイを引きずり下ろしたいんです!」ってことじゃないでしょうか(えー 芹沢サンが「ふん、こいつら…」ってニヤッと笑ってるのも、米倉の大それた考えを察したからって気がするし それに塩匠堂の師匠って、現状すでに伝説のラーメン屋としてさんざん持ち上げられてるから それをわざわざ米倉が持ち上げる必要はないと思うんですよね 米倉にとってやるべきなのは、やはりその逆で伝説のラーメン屋でもなんでもない時代遅れの爺さんだという事実を暴いて 世代交代を狙うってことなんじゃないでしょうか。つまり米倉の体から湧き出ているオーラの正体は下剋上オーラですよ(えー 「俺らあの爺さんを引きずり下ろして下剋上狙ってるんで芹沢さんも協力してもらえますか」っていうのが 米倉の提案だと思うんですが、果たして本当のところはどう思っているのか…次回に続く! |