ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第54話 (一時はこの麺屋あかだも行列人気になったけど…それも最近は落ち着いてきた感じだ。 本当にこのままで大丈夫なのかな?) さてらーめん再遊記54話の感想ですが、まず冒頭の場面では 前回は繁盛していた赤田さんの店が、なんだか落ち着いてきてしまったという内容になってますね むう、要するに客が減ってきているということで、このまま減り続けるとまずいんじゃないかって状況になってきてるようで… うーむ、前回はスタートダッシュが決まって万々歳な状況でしたが、あのまますべてが上手くいくほど甘くはなかったか… 今出しているゴボウ醤油ラーメンも良いラーメンなんだろうけど、それ一本でやっていくにはキツイってことですかね? 何か改良を加えるか、もしくは別のラーメンも作ったりとかのテコ入れが必要なのか…一体どうしたらいいんだろう 「やあ、オープンおめでとう赤田くん」 「せ、芹沢さん!」 「和文くんも来てたのか。まずはラーメンを食べさせてくれないか」 と、そんな困った時にやってきたのが我らの芹沢サン! まさに天の助け!今の状況にいったい何が足りないのか、芹沢さんならまさにそれをズバリと見抜いてくれることでしょう このゴボウ醤油ラーメンを食べれば、欠点なりなんなりズバズバ指摘してくれるはず… 「(ズルズル)この醤油ラーメン…素晴らしいじゃないか赤田くん!」 えええええーー!?なんやねんその反応は!? どういうことですか芹沢サン!想像してたのとまったく逆の反応ですよ! なんと赤田さんのラーメンを食うなり「素晴らしいラーメンだ」と褒めちぎり、その後もべた褒めの言葉を並べる芹沢サン! いやいやちょっと、しらじらしいお世辞はいらないんですよ!(えー なにをそんな心にもないこと言ってんですか!必要以上に赤田さんを持ち上げてどうするつもりなのか… 「ラーメンを食べてよく分かったよ。やはり君は塩ラーメンのカリスマ永友和平の魂を継ぐ者なのだと!」 と、ここで師匠である永友さんの名前を出して「やはり君こそが永友さんの後継者だ」などと言い出した芹沢サン。 どうやらそういう流れにして、前回米倉が企画していた「永友さんをリスペクトする番組」に赤田さんも出させるつもりのようです。 それでこうやっておだてまくってるってわけか…そんな芹沢サンのおだてに乗ってしまった赤田さんは、まんまとその番組に出ることになってしまいます そして後日、実際にその「永友さんをリスペクトする番組」が収録されることに… 出演者は主に永友さん、芹沢サン、米倉の3人で、基本的には永友さんをおだてまくって持ち上げる内容で話が進んでいくようです おいおいさっきからそんなことやってばかりだな!(えー ひたすら相手をおだてまくって一体どうするつもりやねん!このあと突き落とす前フリにしか思えませんが… 「さて次のコーナーではですね、永友さんにあるラーメンを召し上がっていただきたいんですよ! そのラーメンを作られるのはこの方で〜す!麺屋あかだの赤田圭一さん!」 「なっ…赤田!?どうしてお前がここに!?」 「…」 「米倉くんと芹沢くんも知ってのことなのか!?一体どういうつもりなんだ! こんな裏切り者のラーメンを食うなんて冗談じゃない!」 って、そんな番組のいちコーナーで「赤田さんのラーメンを食べさせる」という内容のものが用意されており それを知った途端に怒り狂ってしまう師匠!まあ縁を切った相手がいきなり出てきたわけだしな… ともかく芹沢サン達の狙いとしては、赤田さんのラーメンを師匠に食わせることにあったようで それによって師匠に自らの時代遅れっぷりを自覚させたいとかそういう考えがあるんでしょうかね? ・芹沢サンが下手に出て相手を褒める時って大抵相手を見下してるけど利用したいタイミングなので、これ赤田さんもこの後ロクな目に会わないんじゃ…と疑いたくなります。 赤田さんが永友さんと和解したら、むしろ上手くいきかけてたオリジナルラーメンでの独立成功を妨げる結果になりはしないですかね…? by とーます そんな中、とーますさんから「これをきっかけに赤田さんの店も上手くいかなくなるんじゃないか」とのコメントが来てますが 俺はそれとまったく逆のことを考えてました。つまりはこれをきっかけに赤田さんの店が上向いていくんじゃないかってことですよ なんでかっていうと、今回の冒頭で赤田さんの店っていうのは客が減っていく下り坂の状況になってしまったわけで それをなんとかしないと先行きが不安だってことになってしまったわけですよね 俺が思うに、それを改善できるのって師匠なんじゃないのかなって思うんですよ この師匠、今でこそ時代遅れのラーメンを作り続けるだけのジジイに成り果ててしまったわけですが かつては最先端のラーメンを作るだけの気概と能力があったわけだから、 それを取り戻すことさえできれば今でも優秀な力を発揮できると思うんですよね おそらくですが、そのきっかけになるのが赤田さんのラーメンを食うことなんじゃないのかなと。 それを食うことで自分がいかに時代遅れになっていたかを自覚し、反省してやり直す気になれば また優秀な腕を振るえるようになるんじゃないのかなっていうね それに赤田さんにしても、今のままじゃ何かが足りない状態なわけだから 誰かがそれを補ってあげなければいけないわけで。 おそらくそのポジションになるのは改心した師匠なんじゃないかと俺は思ってます 赤田さんのラーメンで師匠に「自分はなんて時代遅れだったんだろう」ってことに気づかせて、 さらに今度は「赤田さんには足りないものがある」って部分を師匠に補わせるという 2人がお互いのことを補い合うような形に持っていくっていうのが、この話のラストなんじゃないのかなあ。次回に続く! |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第55話 さてらーめん再遊記55話の感想ですが、まず冒頭の場面では、前回赤田さんを連れてきたことについて |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第56話 さてそれではらーめん再遊記56話の感想ですが、前回のラストシーンでは 「永友さんを担ぎ上げて新しいブランドを作ろう」という米倉の考えについて聞かされたんでしたっけね そして今回は、それについて和文が物申す場面から始まっております 「確かに永友さんは名人とかカリスマとか呼ばれてますし、お店も繁盛してますが… あそこのラーメンが画期的だったのは90年代くらいまでと聞きます。 今は時代遅れになり、さほど美味しくはないものになってしまった… つまり永友さんはとうに過去の人ですよね。 そういう方が、ラーメン界の伝統と権威のブランドにまでなれるんでしょうか?」 「なれるとも!教祖っていうのは、それっぽい雰囲気さえあれば中身なんかどうでもいい! ある政治家が昔言った言葉を借りると、神輿は軽くてパーがいいんだよ!」 むう、和文としては、「時代遅れのラーメンを作っている永友さんを持ち上げるのは無理があるんじゃないか」と思っているようですが、 しかし米倉としては永友さんが今どうしているかなんてどうでもよくて、むしろ頭がパーの方がやりやすいとすら感じているようですね 頭がパーとかひどい言いようだな!「米倉は永友さんのこと絶対尊敬してないだろうな」とは前々から感想でも書いてましたが 実際どんな風に思ってるんだろうなーとか思ってたら頭がパーのじいさんってそりゃあんまりだろ!(えー 「ブランド力を決定づけるものとは、実は教祖ではなく信者でね。 今まで永友さんにひれ伏していたのはそこらへんのラオタばかりで、 しょぼい信者しかいない教祖なんて大してありがたくもなかった。 しかし芹沢さんや僕、それに大繁盛してる店の店主たちがいっせいに教祖様にひれ伏したらどうなる?」 「ああ…永友さんの教祖としての価値やブランド力は大きく上がりますね」 「そう、つまり今日の番組は新しい教祖を生み出す儀式だったというわけさ。 実は僕も近々、塩ラーメンの専門店を出す予定があってね。 そこで永友和平リスペクト系という打ち出しをしてみたら、盛り上がるんじゃないかと思ったんだ」 さらには、今までの永友さんにはしょぼい信者ばかりが集まっていてブランドの価値がなかったとして、 ここで名のあるラーメン屋たちが信者アピールをすることにより、一気に永友ブランドの価値を高めようと考えていた米倉。 そして米倉自身も塩ラーメンの店を出し、永友ブランドの店ですよと宣伝することによって繁盛に繋げたいと考えていたという… ははあなるほど、なんでわざわざ永友ブランドなんて立ち上げようとしてるのかと思ったら、 自分もそのブランドに加わって利益を得るためだったんですね なんというか米倉って、今の時点ですでにラーメン屋としては最高峰の成功をしてると思うんですが それでもまだまだ色んな方法で事業を拡大しようとしてるあたりものすごい野心家って感じがしますね 「フフ…今どきの連中はなんともクレバーだな。俺には永友さんを持ち上げて利用しようなんて発想はなかったよ。 ただ、面白い試みだと思ったし、永友ブランドはいずれ 我がグループの利益にも繋がるかもしれないから俺も乗っかったわけで… それに、赤田くんもこれで一安心できるかもな」 「え?」 「赤田くんの店は、最初は繁盛していたもののそろそろ陰りが出始めてるんじゃないか?」 「え、ええ…よくお分かりですね」 「近年の創作系ラーメンのクオリティレベルは恐ろしく上がっている。 赤田くんの店も10年前なら問題なく繁盛店になれただろうが、今の時代には何かしらプラスアルファの魅力が必要… そこに永友和平リスペクト系というブランドが加わったらどうだ?」 「ああ…それが強い魅力になれば、また盛り返していけそうな気がします!」 「つまり今回の実験がうまくいけば、僕らも永友さんも赤田くんもみんなハッピーになれるってわけさ」 さらに、赤田さんをわざわざ番組に引きずり出した理由についてもここで説明が。 赤田さんのやっている店は、確かに最初いいスタートダッシュを決めて繁盛していたものの 日が経つごとに客の数が減ってきており、「このままで大丈夫なのか…?」と和文も心配していたわけですが… しかし、今回の永友ブランドに引き入れてそれがうまくいけば、赤田さんの店も勢いを取り戻せるだろうと考えてのことだったんですね つまりは、米倉も芹沢サンも赤田さんもみんなが美味しい思いをできるっていうのが、この永友ブランド大作戦の狙いだったっていうわけか ただ、中身がないままで持ち上げられる永友さんに関しては、裸の王様って感じで本当にいいのかって気がしますが… 「そういえば芹沢さん、赤田くんのラーメンのスープ食材って、永友さんの塩ラーメンとまったく同じって知ってました?」 「ああ、実際に食ってみて確信したよ。 おそらく永友さんの方は、澄んだスープにこだわるあまり煮込み時間が不十分になってる。 対して赤田くんは、しっかり煮込んで食材の旨味を引き出したんだろう」 「永友さんもそれに気づいてくれればよかったですね… そしたら塩匠堂の塩ラーメンを改善するきっかけになったかもしれない…」 「……今の永友さんには無理な相談だ。 赤田くんの醤油ダレにゴボウが入ってることすら気づかないくらい耄碌してしまっているんだぞ」 そんな中、永友さんと赤田さんの使っているスープ食材が同じという件の話になりますが… どうやら両者の違いは煮込み時間の長さにあるようで、煮込み時間を長めにとってじっくりと旨味を引き出そうという気持ちさえあれば 十分に美味しいスープに仕上げられるだけの状況になっていると… しかし、そういう気づきさえあれば改善できることでも気づかないのが今の永友さんだと語る芹沢サン。 それほどに今の永友さんは耄碌してしまっていると…そんなにも期待できない人物になっているって悲しいな… 目の前に希望が転がっているというのに、そのことにさえ気がつかないほど目が曇ってしまっているとは… そんな中で芹沢サンが思い出していたのは、かつて芹沢サンの店がようやく軌道に乗った時 |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第57話 さてそれではらーめん再遊記57話の感想ですが、前回の話では 永友さんが以前はものすごく優秀だったってことが語られたんでしたっけね そして今回の話ではどんな内容になっているかというと… あ…あれぇーーーー!? |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第58話 さてらーめん再遊記58話の感想ですが、前回ラストで芹沢サンを見つけるなり かたや「東京ガストロノメンのラーメンは最高、中華屋ほりでいのラーメンはゴミ」 |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第59話 さてらーめん再遊記59話の感想ですが、今回の冒頭のシーンは 和文がラーメンユーチューバーだと小宮山さんにバレてしまった場面から始まってますね 果たしてラーメン嫌いの小宮山さんはどんな反応をするかと思ったら、 「実は僕はラーメンがちょっと苦手でね」という風に、「ちょっと苦手」と控えめな言い方をしてますね これはなかなか意外というか…場合によっては「ラーメンなんか大嫌いだしラーメン好きとは話したくもない」みたいに キツイ言い方でもするかと思ってましたが、なるべく場の空気が悪くならないように言い方に気をつけてる感じですね そして和文の方も、今の話を聞いて「誰しもそういうのってあると思います」とやんわりした反応をしており 「ラーメンが好きじゃない」という話であっても、なるべく否定せず受け入れようとしてる感じがしますね 俺はこういう会話っていいよなと思います 前回も語ったことですが、「ラーメンなんか大嫌いだ、あんなものが好きとか言ってる奴はバカだ」とか 「いいやラーメンは最高だ、あれの良さが分からないアンタこそバカだ」とか 自分と合わない他人を否定して攻撃的に接するのってよくないなと俺は思うんですよね 自分と考えの違う相手に対して、わざわざ攻撃的になったり否定しにかかる必要はないというか、 「別にそういう人がいてもいい」という風に、なるべく受け入れようとする姿勢って大事だよなと思うわけで そういう意味じゃ今回の小宮山さんと和文は俺の理想的な対応をしてると思いますね かたやラーメン嫌い、かたやラーメン好きという反対の価値観を持っていながら、 なるべく相手の考えを受け入れながら話そうとするっていう、そんな対応をしてると思うので これやで…俺が求めているのはこれやで!って気持ちになりましたね がしかし、そんな風に2人が穏便に話をしようとしてる中で 「うーっす芹沢でーす」と空気を乱すハゲが姿を現すことに!(えー そんな風にやってきた芹沢サンの姿を見て「せ、芹沢さん!?」と驚く和文に笑ってしまった というのも、昔から芹沢サンの登場シーンといえば、 「どうしたんですかいきなり…」 実際、藤本クンは芹沢サンと顔を合わせるたびにそんなようなことを言われまくって なにげにこの2人、芹沢サンを前にした時の雰囲気もよく似てるというか |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第60話 さてらーめん再遊記60話の感想ですが、前回ラストで そんな小宮山さんがウハウハ気分でラーメン屋を経営していたその時、客としてやって来たのが芹沢サンであり、 食キングには俺もけっこう思い入れがあって、うちのサイトのトップページに書いてある なにしろ小宮山さんって、独学で修行していたラーメン愛好家のサラリーマンが |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第62話 さてらーめん再遊記62話の感想ですが、前回ラストで「芹沢さんの依頼を受けてみよう」と小宮山さんが決心したことで 今回さっそくその依頼を受けに来た内容となってますね。芹沢サンの依頼についてもう一度確認しておくと、 「知り合いの社長がうどん屋を畳んで、ラーメン屋に路線変更したがっている。それを手伝ってやってくれ」 という話だったはず…なるほどこの石井っていう人物が、芹沢サンの言ってた社長ってわけか そんな社長の話を聞いてみると、確かに「うどん屋じゃやってけそうにねーや」てなことを言っており、 芹沢サンの言ってた話と確かに一致してますね。 ちゃんとほんとのこと言ってたんやな芹沢サン!?(えー いや、というのも芹沢サンってこの前いきなり小宮山さんのところにやってきて 「いやー俺の知り合いの社長がさぁ、うどん屋やめてラーメン屋にしたいって言うんだわ」とか言い出したもんだから 小宮山さんをおちょくるためにでまかせ言ってるのかと思いましたが(えー ちゃんと本当のことを言ってたようで何よりですよ 「それでラーメン屋にするとなったら、芹沢さんに相談すればいいと思ったんだが…」 「すいませんお役に立てませんで… でも、この小宮山くんなら私の代わりを充分以上に果たしてくれると思いますよ。 彼ほどラーメンを分かっている人間はなかなかいませんしね」 「!?」 って、自分の代役として小宮山さんを紹介する芹沢サンでしたが、なんと 「彼ほどラーメンを分かっている人間はなかなかいない」と太鼓判を押すことに! 芹沢サンこれ、今度こそ小宮山さんをおちょくるためにでまかせ言っとるやろ!(えー なにしろこないだは、小宮山さんに「お前はラーメンのことを全く分かっていない」って言ってたやないですか!? まったく逆のこと言いやがってこのハゲめ!(えー いやマジで、こんな風に淡麗・淡麗・淡麗ってめっちゃ缶ビールに書かれてるから、そのイメージ強すぎてな… って、食べ始めた和文と川瀬さんの反応を見てみると…これは一体どうしたことか ちなみに俺としては、佐倉サンがラーメン食べる時にいつも言ってた |