ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第81話 さてらーめん再遊記81話の感想ですが、今回の話は前回ラストで登場した 原田という男と芹沢サンが改めて対峙するシーンから始まってますね 「おいおい何年ぶりだよ」と話しかけてくる原田に対し、芹沢サンが冷や汗を流しながら反応してるのを見ると どうやら単なる知り合いなんてもんじゃなく、何かしらの因縁がある相手って感じがしますね… 「そうか分かったぞ。あのラーメンはお前の仕業だな?」 「ああ…俺がプロデュースした店だ」 「やっぱりか。安物の乾麺を使ってご大層な創作ラーメンに見せかけて。ああいう羊頭狗肉は昔から得意だもんなぁ」 「…」 そして前回食べたスーパーで買ってきた安い麺をそれっぽく見せかけたラーメンについて、 あれを作ったのはお前だろうと芹沢サンに指摘する原田。実際その通りなので何も言えないんですが それにしても「お前は見せかけのラーメンを作るのが昔から得意だもんなぁ」と皮肉たっぷりに言ってますね… すごい敵意向けてくるな…やっぱり2人は険悪な関係なのか。芹沢サンのラーメンを見せかけの紛い物とまでコケにするとはな… まあ今回のラーメンは本当にそうなんですけどね(えー 「そんなことより、お前は今なにをしてるんだ」 「別に何も?ブラブラしてるだけだよ」 そんな原田に対し、今なにをしているのか尋ねる芹沢サンですが… しかし原田は「別に何も?」という雑な答えだけを残して、そのまま芹沢サンの前から去っていってしまうのでした なんとも掴みどころのない奴ですな…今のところフラッとやってきて痛烈な皮肉を言う不気味な奴って感じですが… 「原田さん…原田正次さんは、その昔「麺窟王」というラーメン屋を経営していたんだ」 と、ここで有栖サンから原田についての説明が。どうやらやはり腕に覚えのあるラーメン屋だったようで、 以前は自分の店を持ってラーメン作りに精を出していたようで… 「麺窟王…?初めて聞く名前です」 「グルタくんが生まれる前の話だからね。しかも2年足らずで潰れちゃったし… 麺窟王は1996年、芹沢さんのらあめん清流房とほぼ同時期にオープン… らあめん清流房は当初こそ苦戦したものの、濃口らあめんのヒットによって繁盛店となり躍進を遂げた… 対照的に、原田さんの麺窟王は繁盛と言えるお客は入ったことがなく、経営はどんどん悪化して1998年には閉店…」 って、有栖サンの説明を聞いてみると、原田は芹沢サンと同期のラーメン屋だったものの、 原田の店はぶっちゃけ繁盛したことがなく、わずか2年で店を潰してしまったっていうことのようで なんか全然たいしたことないやつに聞こえるんですが…(えー そんな奴がなんであんなに偉そうに声をかけてきたんだ…? 「えーっと…そんな人から好き勝手に言われて、芹沢さんが言い返しもしなかったっていうのは…?」 「それだけ麺窟王の2年間は凄かったんだよ」 「は?だって…」 「本物を生み出そうとしたニューウェイブ系の時代… 誰よりも激しくあがき、あっという間に燃え尽きてしまった知られざる天才…それが原田正次なんだ」 がしかし、ラーメン職人としての原田は「たいしたことないやつ」なんかではなく むしろ誰よりも激しく燃えていた天才だと語る有栖サン。そんなに凄い奴だったのか… しかし、その激しさゆえにあっという間に燃え尽きてしまったという過去を持っているようで 一瞬の閃光のように消えてしまった悲しき天才っていうキャラクターのようですね 今回の話で、原田について語られた内容は以上なわけですが… この話を見て、俺が原田について予想を立てたことはですね おそらく原田というのは、「本物」に誰よりも固執している男なんじゃないでしょうか たとえば芹沢サンが今回作ったラーメン、あれは安っぽい乾麺をそれっぽく見せかけただけの代物なので ぶっちゃけ「偽物」のラーメンだと思うんですよ だから原田が食べてみて言ったことが「ひっでえラーメンだな、これを作ったやつはとんだ詐欺師だぜ」だったんだろうし それに、芹沢サンの店がヒットしたきっかけの「濃口ラーメン」というのが今回の有栖サンから語られてましたが これも「偽物」のラーメンだったと思うんですよ というのも、芹沢サンは本来、自分にとって本物のラーメンという理想を追い求めた「淡口ラーメン」を店で出していたものの この淡口ラーメンがまったくヒットせず、店が潰れる寸前にまで追い込まれてしまったので なりふり構っていられずに妥協して作ったのが濃口ラーメンだったんですよね 芹沢サン自身、濃口ラーメンなんてものは素材の風味が完全に消し飛んでしまったクソみたいなラーメンと思っていたのが しかしそれが客には大ウケしたことで、やむなく濃口ラーメンを作って店を繁盛させていったわけで、それってつまり 「本物」の淡口ラーメンで失敗し、「偽物」の濃口ラーメンに逃げたっていう風にも取れるから 「お前は昔から見せかけのラーメンを作るのが得意だったなぁ」という原田のセリフはこのことを言ってるんじゃないでしょうか 濃口ラーメンとかいう見せかけの偽物を作って店を繁盛させたっていう。芹沢サンのことをそう思っているから ああまで痛烈な皮肉を言ったんじゃないかと思います 極めつけは、有栖サンが最後に言っている 「本物を目指した時代、誰よりも激しくあがいて燃え尽きたのが原田だった」 っていう一言ですかね このことからして、おそらく原田は誰よりも本物のラーメンを作ることに固執した男であり、 しかしそのラーメンの凄さは客に理解してもらえず、とうとう繁盛しないまま消えていったってことなんじゃないかなと。 芹沢サンもまさしく淡口ラーメンだけ作っていた頃は同じ状況だったわけですからね。つまり原田っていうのは、 芹沢サンが淡口ラーメンだけにこだわり続けて、濃口ラーメンを作ることなく店を潰してしまった姿 と言えるんじゃないでしょうか。理想を追求することにものすごいストイックな奴だったんじゃないかなと。 その理想に関しては、芹沢サンと目指すものが同じ仲間だったと思うわけですが… しかし、店が潰れそうになったことで、理想から逃げて「偽物のラーメン」に手を出してしまったのが芹沢サンで、 店が潰れようと「本物のラーメン」の理想にこだわり続け、そのまま店を潰してしまったのが原田っていう風に 途中で道を違えてしまったっていうのがこの2人なんじゃないでしょうか かなり俺の妄想が入ってる考察ですが、果たして当たっているのかどうか…次回に続く! |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第82話 さてらーめん再遊記82話の感想ですが、今回の話は若い頃の原田について語られる回となってましたね 「若い頃の原田さんは本物の天才だった」と有栖サンが前回言っていたので、具体的にどんな様子だったのかを見せていくってことでしょう とりあえず、パッと見た感じだとちょいワル系イケメンって感じの雰囲気ですね 今の原田は無精ヒゲとか生やしてたり、くたびれたオッサン感ありましたが、 過去の原田はヒゲもきれいに剃ってて、カッコ良さげな雰囲気だから女子ウケ良さそうだな(えー ともかくこの頃の原田は、決まった店で働き続けていたのではなく、 あちこちの店を転々としていたようですが… 「料理は食うのも作るのも好きなんだが、飲食店のくだらねえ風習がどうもな… 味は盗んで覚えろ、10年は皿洗いだけ、先輩には絶対服従… あげくに、サービス残業は当たり前とかな!ふざけるんじゃねえよ! ムカついてやり返してたら行く先々でクビになっちまった。 とはいえ、いつまでもブラブラしてるわけにはいかねえ。近いうちにラーメン屋をやろうと思ってるんだ」 「それはやっぱり、ラーメンが好きで…?」 「わりとな。それに…ラーメンにはなんの決まりもしきたりもねえ。 どんだけ好き勝手に作っても、うまけりゃ勝ちだからな」 とまあ、こんな理由でブラブラしていた理由を語る原田でしたが… なんか同意したくなる考え方してんなこいつ!(えー たとえば職場の先輩が、仕事をロクに教えもせず「盗んで覚えろ」とか言ってくることにムカついたり 10年も雑用をやらせようとしてきたり、絶対服従だとか言ってきたり、そういう嫌な先輩に歯向かったり それにサービス残業は絶対にやりたくないとかそういう考え方は、やっぱ社会人として共感しちゃうよな… あとはラーメン作りにしても、「どれだけ好きに作っても美味けりゃ勝ちだ」っていう その考え方が本質を突いてる気がするっていうかな…これっていろんな分野に言えることだと思うんですよね たとえば漫画とかゲームなら「どれだけ好きに作っても面白けりゃ勝ちだ」っていう風に くだらない考えに縛られずに面白いものへ向かって突き進もうとする気持ちというか、 ワクワクするような楽しいものを作り出せるクリエイターの雰囲気を持ってる奴って感じがしますね そんなある日、宣言通りにラーメン屋を開業し、芹沢サンと出会うことになった原田でしたが… 初対面の相性はお互い全然よくなかったみたいですね。 チンピラみたいな喋り方をする原田と、「テメーなんなんだその口の利き方は」とそれが気に入らない芹沢サンとで お互いにムカムカした雰囲気になってしまったようですが… 「ま、まあまあ、ひとまずラーメンを食べさせていただいて、お話はそれから…!」 「おら、出来たぞ!食いやがれ!」 そんな2人の間に有栖サンが入ってなんとかなだめながら、原田の作ったラーメンを食べることに。 なんとそのラーメンには、具が入っておらず麺とスープだけというやたらシンプルなラーメンとなっていましたが… 「具がないな…」 「素ラーメン…?」 ズルズル 「な…なんだ!?スープと言うよりもポタージュ…いや、ペーストとさえ言えるネットリ感だ!」 「鶏の旨みたっぷり…!というより鶏そのものを味わっているような…!?」 「なんともプルプルモチモチとした太麺だな!?」 「茶色みがかっていてそばのようですが、弾力ある触感はうどんのようでもあります!」 そんな原田のラーメンですが、シンプルではあるものの芹沢サンたちは麺にもスープにもひたすら仰天することになってしまいます ポタージュよりもさらにネットリとしていて旨味たっぷりのスープ、 そばのようでもありうどんのようでもあり、プルプルモチモチとしていて弾力たっぷりの麺、 「なんだこれは!?」という驚きに満ちていて、それでいて抜群に美味いという、原田のラーメンにはそんな特徴があったみたいですね (驚くべき美味しさと斬新さのラーメンだった…) 「具はなく、タレもかん水も使わず、コシを抑える…か」 「通常のラーメンではありえない試みばかりですね…」 (僕もショックだったけど、芹沢さんはそれ以上だったと思う) そんな原田のラーメンを味わってみて、驚きのあまり激しいショックを受けていたという芹沢サン。 やはり、ラーメンの作り手という同じ立場から見て、原田の存在があまりにも眩しく見えてしまったということなんじゃないでしょうか 自分には思いつかなかった試みを次々と実行し、そして抜群に美味いラーメンを作り出すという原田の手腕に コイツにはかなわないという感覚をヒシヒシ感じてしまったってことなんでしょうか 「うう〜、飲みすぎたぁ。どうなってるんだ原田ぁ…なんなんだよお前はぁ…」 ああ、そして今でも原田の存在が頭に焼き付いていた芹沢サン! この芹沢サンは過去の回想ではなく今の描写なわけですが、たまたま酒を飲みすぎてしまったところ あまりにすごい原田のことが理解できず、「なんなんだよお前はぁ…」と思っていた気持ちが漏れ出てしまったという… なるほど…芹沢サンにとって原田という存在は、 自分なんかよりずっと先を行っていて、理解が及ばないほどに凄い奴っていう それほどまでに大きな衝撃を残した男だったんですね そして今でも芹沢サンはそのことが忘れられないと… なるほど、原田が芹沢サンに与えた影響というのは、計り知れないほどに大きかったんやな 今にして思えば、藤本クンとの対決を通して芹沢サンが言っていたことって、 原田と出会って自分が思い知ったことを語っていたんじゃないでしょうか 「オマエがやってることはいつも既成のラーメンの構造に乗っかって、細部をチマチマ改良してるだけだ。 新しい何かとは、構造を疑い破壊することなくしては生まれないのだ」 っていうこのセリフ、まさしく芹沢サンが原田から味わった気持ちそのものなんじゃないでしょうか 原田と出会うまでの芹沢サンは、既成のラーメンをチマチマ改良することしかできておらず、 構造からして今までとはまったく違うような、新しいラーメンを作り出すことはできていなかったっていう… それを原田に思い知らされたことで、自分も原田に少しでも追いつこうと努力し、 そして藤本クンと出会って、今度は自分が藤本クンに思い知らせる側になったっていう、そんな流れなんじゃないかな いやこの原田編はかなり面白いですね 芹沢サンに非常に大きな影響を与えた人物なので、これまでの芹沢サンの描写を振り返りながら見るのも面白いし 原田もキャラが立ってて興味深いヤツなので、いいキャラが出てきたなって読むのが楽しみになりましたね ぶっちゃけ最近やってたインスタントラーメン編は、途中からかなり迷走してたと思うので、 この原田編で持ち直してほしいところですね。次回に続く! |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第83話 さてらーめん再遊記83話の感想ですが、今回の話は原田が芹沢サンの淡口らあめんを食べているシーンで始まってますね 前回は、芹沢サンが原田の作った斬新なラーメンを食べて仰天していたわけですが、 今回は逆に原田が芹沢サンのラーメンを食べて、果たしてどんな反応をするのか… 「スゲエじゃねえか芹沢!メチャクチャうめえよこのラーメン!」 「そ、そうか」 「鮎の煮干しとはな…これほど深みとキレのあるスープは初めてだ… 特注麺とも絶妙に調和していて、具もうまいし全てに隙がない」 そんな原田の反応ですが、めちゃくちゃ素直に芹沢サンのラーメンを褒め称えてますね 初対面の時はいがみ合っていたので、文句のひとつでも言われるかと思いましたが、 そんな文句なんて一切言う気にならないほど、原田は淡口らあめんを気に入ってくれたようです この場面のめっちゃ力強く淡口らあめんを褒めてくれる原田と、それに対して微笑む芹沢サンのシーンは みごと大当たりやったな! |
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そして次のシーンでは、久々に出てきた小宮山さんに和文が呼び出される場面となっており まるっきりやる気ありそうにねえーー!! そして原田からの誘いに対して、協力することを約束した和文ですが、 |
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これも「豚汁とラーメンを合わせる」という発想から生まれたものでしたが、ただ単に雑に合わせたものではなくて |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第86話 さてらーめん再遊記86話の感想ですが、今回の話は原田の新しい店の方向性をどうするかと話し合う回になってましたね さすがに以前の店のように好き放題やっていては上手く行かないだろうということで、 原田が好きにやれる創作ラーメンは期間限定とし、基本的には万人受けする定番メニューを作っていくべきだと… ふむ、まあ俺が客の立場だったとしても、まずはやっぱり安心できる王道メニューが食べたいですからね わけのわからんアレンジラーメンよりも、まずは地に足のついた王道なラーメンをですね… 「しかし…万人受けする定番ラーメンなんてこの俺に作れるかな…」 がしかし、そういう万人受けするラーメンを作るとなると、途端に自信なさげな反応をしてしまう原田。 うーむ、そういえば原田はこれまで客に受けることをひたすら無視して自分の好きなラーメンを作るというスタイルでやってきただけに、 万人受けするラーメンなんて作ろうとしたこともない男なんですな…となると、原田がどれだけプライドを捨てられるかが鍵になりそうですが… 「そこで大きなヒントになるのが、らあめん清流房の濃口らあめんだと思うんですよ!」 「(ピク…)」 「あれは芹沢さんの理想のラーメンではなかったにも関わらず売上を支え、 それによって淡口らあめんを磨き、様々な期間限定ラーメンを作ることができました!」 って、そんな定番ラーメンのお手本として、「芹沢さんの濃口らあめんみたいなの作りましょうよ!」と言い出した小宮山さん! それ原田にとっては特大の地雷やろ! 濃口らあめんって、原田と芹沢サンと決別するきっかけになった忌まわしきラーメンだというのに! あれ食った時の原田の表情こんなんでしたからね… ひたすらに芹沢サンへの失望と怒りを感じたラーメンであり、いくら世間には受けたとはいえ、 これほど原田が忌み嫌っているラーメンを参考にしろというのは… 「あれを参考にして原田さんも…」 「小宮山ぁ!!」 「え…?」 「芹沢は芹沢!!俺は俺だ!!」 ってうわああああ原田ブチ切れたー!! あかんかったんや!やっぱり濃口らあめんのことだけは軽々しく原田に言っちゃいけなかったんや! これまで原田と小宮山さんはいい感じにやってきましたが、いきなり雰囲気最悪になってしまいましたね… それと今の原田を見ていて思うのは、俺が予想してたよりもずっと真剣にラーメン作りに取り組むつもりなんだなってことですね てっきり俺としては、金でも稼ぐために今度の店はテキトーにやるつもりなのかと思ってましたが 原田の中には今でも譲れない一線があって、その一線を超えてしまうと激しく怒り出してしまうくらい ラーメン作りに対する強いこだわりと情熱が今でも滾っているんですね… なんていうかすごい真面目な奴だよな原田…たとえ万人受けするラーメンでもそれが妥協の産物だったら絶対に許せないってことだろうしな そんな原田が万人受けするラーメンを作ろうと思ったら、一体どんなものが出来上がるのか見ものですが これって芹沢サンが以前から言ってた「万人の形式」に踏み込む話になるんでしょうかね 万人の形式に関しては、この作品を通して芹沢サンが追求していきたいテーマとして掲げているわけですが でもこれまでの話だと、「これが万人の形式だ!」みたいに具体的な成果が出た様子はほとんどなかったわけですよね しかし今回の原田に関しては、「万人受けするラーメンをこれから作る」という風に強い意識を持っており それでいて原田はラーメン作りに一切妥協しない男であり、作中で最高レベルのラーメン作りの腕を持っているわけですから 一体どんなラーメンを作るのかメチャクチャ興味ありますね… 「自分の作品ではなく万人の形式を作る」っていう芹沢サンのテーマにしても、 原田が今まで作ってきたのは自分の作品、しかしこれから作るのは万人の形式っていう風に まさしく芹沢サンのテーマそのものの境遇にいるのが原田だと思うので この原田編はらーめん再遊記においてすごい重要な話になるかもしれませんね…次回に続く! |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第87話 さてそれではらーめん再遊記87話の感想ですが、今回の話は芹沢サンが「麺屋しんかいざん」というラーメン屋を訪れるという内容になってましたね どうやら芹沢サンにとっては以前からなじみのある店らしく、なんならこの店の始まった時期が芹沢サンの店と同じって縁があるみたいです つまり芹沢サンからしたら同期のラーメン屋ってことか。なるほど同期…同期のメンバーね… やめろ今同期のメンバーの話は俺に効く!(えー (看板メニューは鯛だしを使った醤油ラーメンだったな…上品かつ端正な味わいでなかなかの出来だった…) 「醤油ラーメンお待ちどおさま!」 (…なんだ?名前こそ同じだが、見た目が全然違うぞ… 味も別物だ…鯛だしというウリのあった昔に比べて、どこかで食ったような味…) って、そんな麺屋しんかいざんのラーメンですが、昔に比べてすっかり変わってしまっていると語る芹沢サン。 昔は鯛だしという個性を生かしたラーメンを作っていたのが、今となっては個性を捨ててどこかで食ったようなラーメンを作っているという… それだけ聞くと、こだわりを捨てて落ちぶれてしまったラーメン屋のように聞こえますが… しかしこの店、落ちぶれるどころかむしろ大繁盛しており 今のラーメンを求めてやってくる客で店内は溢れかえっていたという… マジか…以前よりも平凡なラーメンを作ることで逆にそれが客にウケたってことか 結局のところ一般人たちが求めているのは、定番のよくある味わいのラーメンであって、変に個性的なラーメンじゃないってことなのか…? まあ俺自身もまさにそういうタイプなんだけど…(えー 今までも感想書きながら俺は定番のメニューを食べて安心したいって何度も語ってきたしなあ。 世間的な需要もやっぱり定番の味の方が高くて、個性的な味っていうのはあんまり求められてないってことか そんな中で原田は個性的な味を極めようとしていた男だから こういった「定番の味で店を繁盛させる」って道とは真逆を行っているわけですよね。 原田自身、前回の話で「万人受けする定番のラーメンなんて俺に作れるんだろうか」って、個性を捨てた定番メニューの自信はなさそうだったし やっぱり原田は今後もとことん個性を貫く方向に進むんじゃないかな それこそが原田の持ち味だろうし、そんな個性を貫いた果てに誰もがうなるような新定番のラーメンを作り上げるって展開になるんじゃないかなと… 「すまん小宮山…ついカッとなってしまって…」 「僕の方こそ、独創性を重視している原田さんに向かって、芹沢さんを参考にしろなどと失礼なことを…」 「芹沢とは昔いろいろあってな…お前らにも悪かった。勘弁してくれ」 一方そのころ原田はというと、前回小宮山さんにブチ切れてしまったことについて「カッとなってすまなかった」と謝罪していました ふむ、こうして自分の非を認めて謝るっていうのは好感が持てますね 原田ってチンピラに見えていいヤツ感がにじみ出てるよな 最初は原田のことうさんくさいヤツだと俺も思ってて、「金のために小宮山さんたちを利用する気なんじゃないか」とか予想してたけど 実際はそんなこざかしいことよりもラーメンへの純粋な情熱で動いてるようなヤツだから、 回を重ねるごとに原田の評価は俺の中で上がっていってますね 「ところで原田さん、今日からいくつかのラーメン屋をリサーチするわけですけど、僕としては… 東京ガストロノメンと麺屋なでしこ!この2店は絶対に押さえておくべきだと思います!」 そんな中、売れているラーメン屋の研究のために、東京ガストロノメンと麺屋なでしこへ行こうと提案する和文! 米倉の店とゆとりちゃんの店じゃないですか!確かに2人とも作中でトップクラスの成功者なだけに 参考になる部分はありそうですよね。特にゆとりちゃんは365日の日替わりで創作ラーメンを出すとかいう化け物みたいなことやってるから 創作意欲の高い原田にはいい刺激になるんじゃないかなと… 「ああ、どっちも行ったことあるよ」 「えっ、そうなんですか?」 「前にちょっと機会があってな…」 ってもう行ったことあるんかい!! てっきりこれから行って、ゆとりちゃんの技術をラーニングする展開かと思ったらなんやねん! それともあれなんだろうか、すでに行ったことがあるっていう原田の口ぶりからして 「あのレベルのラーメンなら俺はいつでも作れるぜ」っていうぐらい もうすでにこの2人の領域を超えているのか原田よ!?原田ってこの漫画の最強ポジションかもしれないから すでにゆとりちゃんすらも超えているかもって底知れなさがあるよな…次回に続く! |
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こうなるとやっぱ芹沢サンしかおらんて! |
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ビッグコミックスペリオール感想:らーめん再遊記 第89話 さてらーめん再遊記89話の感想ですが、前回ラストで小宮山さんが秘策として語っていた物件が今回お披露目となりましたね その時の様子がこれですよ、前シリーズのらーめん才遊記3巻のエピソードで |
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・ラーメン再遊記の感想検索でここを見つけたので初コメント 89話なんですけど……実は同じようなことを考えていました…… 原田さん、なんか『「創作ラーメン」の枠』に嵌ってるんじゃないかなって……何となくチラホラそんな節があるんですよね 自分でラーメン界の世論を変えようとする気概に欠けているというか…… 「状況が変わってたら自分なりの万人受けにチャレンジしてみるのも〜」ってつまり自分じゃ状況変えられない、変えるつもりが無い事の裏返しに見えますし…… あと気になるのは原田さんの中の芹沢さんのイメージは「濃口ラーメン」で止まってるから 「淡口・極」も「濃口・解」も知らない、食べてないんじゃないかなって所ですかね 再会のシチュエーションもある意味最悪だったし…… by コロ介 コロ介さんこんにちは、どうやら検索で初めてやってきてのコメントでしょうかね、ありがとうございます らーめん再遊記の感想に共感してもらえたみたいで、原田と芹沢サンのメンタルの違いについて書かれてますね 言われて思ったんですが、原田と芹沢サンってラーメンに対する姿勢がまったく違うんですよね たとえば芹沢サンは自分のことを 「俺は好きなラーメンを好きに作りたいだけのラーメン馬鹿だ!」と言っていたわけですが それに対して原田っていうのは、 「俺にとってラーメンはもう好きとか嫌いとかじゃない…業みたいなもんだ…」と語っていて ラーメンのことをもう素直に好きと言えないような状態になってしまったと思うんですよね これが2人の大きな違いというか、芹沢サンって割といろんなラーメンを美味い美味いって食ったりすることがあって たとえば安物のチェーン店でタンメン食った時や、安物の袋麺でチャルメラ食った時も美味いって言ってたわけですが 原田はこんな風に「このラーメン美味いわ」ってことを全然言えなくなってしまったように思うんですよね どのラーメンを食べてみても「こんなラーメンは気に入らねえな」みたいに、すっかり満足できなくなってしまって 純粋にラーメンを好きだった時の気持ちを取り戻せなくなってしまったという… 昔の原田なら「メチャクチャうめえよこのラーメン!」と素直に言えていたのに 今ではそれが言えなくなるほどに変わってしまったから 「もう原田は介錯してやるしかない」と芹沢サンに言われるようになってしまったっていうことなのかなと… まあ、これだけ熱心に語っておきながら外れてる可能性もあるんですけどね(えー それが展開予想の恐いところだよな…原田のことはかなり頑張って予想したから、せめてカスッてるぐらいには当たっててくれると嬉しいんだけど…
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