ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第76話



さてダイヤモンドの功罪76話の感想ですが、今回の話は綾瀬川が時生とピッチャー交代する場面で始まってますね
しかしスコアを見てみると、時生は一回に1失点、二回に1失点、三回は無失点、四回は無失点と
だいぶいい感じに投げてるんやな!?

失点もかなり少ないし、特に三回・四回は無失点と立派に投げているって感じで
真夜よりだいぶ強いんじゃないですか!?真夜より!(えー
ただ、それだけしっかり投げているにも関わらず綾瀬川と交代させられるって
これは時生からするとかなりムカつく展開なんじゃないでしょうか

「こんだけちゃんと投げてるオレがなんで交代なんだよ」って不満があるだろうし
時生はこのところ綾瀬川に対してずいぶんイライラしているし、
さらに言うなら足立フェニックスってピッチャーは完投しなければならないってルールがありましたしね



こんな風に「ケガ以外でマウンド降りるのは許されない」とまで言うほど厳しく完投させるチームでしたが
しかしそんなこだわりを投げ捨てて今回あっさり時生と綾瀬川を交代させてしまっているという。
なぜそうなってしまったかというと綾瀬川が「オレに投げさせろ」と言っているので
監督が「はいわかりました」とそれに従ってしまってるんですよね

これ時生としては相当ムカつくやろな…
綾瀬川の気分次第で監督まで言いなりになってしまって、チームのルールまで変わってるわけだからなあ
綾瀬川の力が大きすぎるがゆえに、足立フェニックス自体が歪んでしまってる
って感じがするな…

「フェニックスの完投主義、綾だって分かってるだろ。
 綾のためにチームのそういうルールも変えてんだから、
 自分がどんだけ影響力あんのかちゃんと分かれよ」

「大丈夫、わかってる」



ってそんな中、「お前のせいでチームのルール変わってるって分かってんのかよ」と綾瀬川に物申す時生!
やっぱりだいぶムカついてるわ!それに対して「大丈夫分かってる」と返す綾瀬川でしたが、
どう見ても時生は納得してそうになくて不満丸出しですね
キレてるキレてる!時生キレてるでー!(えー

なんか最近の時生のイライラしてる姿ってちょっと面白いんだよな…
というのもこの漫画って綾瀬川に対抗心ムキ出しにするキャラは珍しいんですよね
みんな綾瀬川のことは「世界一のピッチャー」って認めてるから、対抗しようって発想を持ち合わせてないというか
「綾瀬川さん世界一なんスから勘弁してくださいよー」みたいな態度になるっていうかな…
こないだの明智とかモロそんな感じでしたよね

「綾瀬川とかもう世界一のピッチャーですやん、それが大和と会話したらもう暴力ですやん、勘弁したってくださいよー」
とかそんな感じで、最強すぎる綾瀬川にぶつかっていこうとするんじゃなくて
「世界一の綾瀬川さん」みたいに持ち上げながら話すっていう。作中でこういう空気感だいぶ広がっちゃったよな

「オレずっと、強いほうが自動的に悪者にされんのに死ぬほどむかついてたんだ」



ってそんな中、ひたすらにドス黒い気持ちになりながらマウンドへと向かっていた綾瀬川!なんつー顔してんだお前!
闇落ちどころじゃねえよもう!闇そのものみたいになっとるやんけ!この綾瀬川の表情はマジで背筋寒くなったわ
そんな綾瀬川は「強いほうが悪者にされるのが死ぬほどムカつく」と言っていますが
綾瀬川の一番キライなことってそれだったんかい!

マジか…前回の感想の時に「綾瀬川の一番キライなこと」で俺が予想してたのは
理解者がいないことの孤独さなんじゃないかってことでしたが
見事に大ハズレやったな…(えー

ち、ちくしょう、綾瀬川の根幹に関わる部分なだけに、ここを外したのはさすがに効いたぜ…
ただ、自分としては「そっちかー!」という気持ちもあって、悪者にされたくないって綾瀬川の苛立ちも
少しは意識してたんですよね。なんでかっていうと



この場面があったからです
第1巻でヤスとの間に揉め事が起きてしまった時に、「オレ悪くねーよな!?」とすごい形相で綾瀬川がキレていたので
これが結構印象に残ってたんですよね。最近の明智との会話にしても「オレは悪くねーのになんで悪者にされるんだよ」ってことにイラついてたし
こういう怒りを綾瀬川は常に溜め込んでいたってわけですね。これをちゃんと予想できなかったのは悔しいな…
俺としては「理解されない孤独さのほうが嫌だろう」ってことばかり考えていたので、そっちに考えを引っ張られすぎちゃったな、この予想ミスは俺的にやらかしですわ

「ダブルスで負けた時も絶対責めたりしたことない。
 体押されたりとか最悪なこと言われても、やり返したことはマジでほんとに1回しかない。
 だって誰かがオレに何かすんのより、オレが誰かに何かしたほうがやばいって」

そんな中、今までずっと気にしていたことを吐き出す綾瀬川でしたが
他人が綾瀬川に何かやっても許されるのに、綾瀬川が他人に何かするのは許されないという
不平等な空気感が嫌で仕方なかったようですね。綾瀬川が何かするのは許されないっていうと
これはまさしく明智の言ってた「暴力やん」が代表的でしょうね



なにしろこの時、綾瀬川がやってたのってただ単に大和と仲良く話してただけなのに
それすらも暴力呼ばわりされて許されなかったわけだから
「仲良く話すことでも暴力って言われるわけ?オレが他人に何かするのってそんなに許されないわけ?」
って相当ムカついてたってことなんだろうなあ

「なんでオレが変わんなきゃいけないの?
 オレに闘志が足りないって、足りないのは他の人の実力じゃないの?」

さらに不満をぶちまけ続ける綾瀬川ですが、この「闘志が足りない」の話を聞いて思ったのは
ここすごいメタ的な発言じゃない!?ってことなんですよね
というのも、作中で綾瀬川に「闘志が足りない」と言ってた人ってあんまり思いつかなくて
それを言ってた人っていうと、作品の外で読者が言ってるのをめっちゃ見かけたわけなんですよ



特にそれがめちゃめちゃ多かったのがこの打たせてあげようよ事件の時ですよ
相手に何もさせずに叩きのめすのは可哀想だから、1本か2本くらいヒット打たせてあげようっていう
綾瀬川がこれ言った時にめちゃめちゃネット上で「てめー闘志なさすぎんだよ!」って言われまくったわけで

この当時の綾瀬川は、そこらじゅうの読者から相手を叩きのめすことが礼儀だとか、それができないなら野球やめろとかめっちゃ言われてたっけなー
桃吾も劇中で同じように「野球やめろ」と言ってたし、読者もそれを支持する桃吾派が大多数だったことをよく覚えてますね



それに対して今回の綾瀬川は、
「なんでオレが闘志ないだの野球やめろだの言われなくちゃいけねえんだよ。
 足りないのは相手の実力だろうがよ」と言ってるわけで
これを聞いた俺としてはメタ発言ぶっこんできたな!?と思ったわけです
あのとき綾瀬川を叩きまくった読者に殴り返しにいっとる!?っていう。ただまあ桃吾も似たこと言ってるからそれに対してなのかもしれませんが

「もういいか?オレが傷つけるつもりなくても勝手に傷ついて、
 どうせ強いほうが悪者扱いされるんだったら」



そしてさらに、「どうせ強いほうが悪者扱いされる」「みんなオレが簡単にやってると思ってる」「傲慢とか天狗とか言われる」
不満をぶちまけ続ける綾瀬川でしたが、そんな綾瀬川の頭の中になんべんでも出てくる明智に吹いた
明智お前綾瀬川への影響めちゃめちゃでかいじゃねーか!作中ではポッと出てきた程度のキャラなのに
綾瀬川に傷跡残しまくっとるやんお前!こないだの俺の感想で「綾瀬川を壊した男」みたいに書いた覚えがありますが
本当に綾瀬川を壊した男になるのは予想外なんだが!?(えー

いやすごいな明智のやつ…まさか綾瀬川をこんなに壊すほど影響がでかい男だとは思ってなかったわ
ただまあ、明智1人のせいでこうなったというより、綾瀬川が今までずっと溜め込んできた不満に対して
それが爆発する最後のひと押しをしてしまったのが明智ってことなんだろうと思いますけどね

「世界でオレだけ言っちゃヤバイことめっちゃあるよ。
 それがどんだけ本当のことでも、オレが言ったら一発でやばいよ。
 試しに言ってみる?オレがみんなよりできんのは…」

そんな中、「オレだけ言っちゃヤバイこと」という禁句のようなものがあると語り出した綾瀬川。
試しに言ってやろうかとばかりに「オレがみんなよりできんのは…」というところまで言っていますが
しかしその先は言葉を飲み込んで、綾瀬川の話は途切れてしまいます

ふむ…綾瀬川は一体何を言おうとしたんでしょうね。とりあえず俺の予想としては
「オレがみんなよりできんのは、みんながオレより頑張ってないだけ」とかかなあ
というのも、綾瀬川って才能がすごい一方で、努力だったり考え方の工夫だったりを頑張ることでも実力を伸ばしているわけで
そういう頑張ることをしなかったらさすがの綾瀬川もたいした実力を発揮できないと思うんですよ
それを一番実感したのがこのバッティングを苦手としているシーンですね



綾瀬川は普段ひたすらピッチングの方を鍛える練習をしていて、バッティングの方はあまり鍛えていないわけですが
その結果バッティングに関してはダメなままであり、どうしても打ちたかった場面でも打てずに凡退してしまい
「もっと練習しとけばよかった…!」ってひどく後悔していたことがありましたよね

それとピッチングの方についても、単に練習を積んでるっていうだけじゃなくて
ひたすら深く考えて野球をしているってことを大和が説明していたし



大和以外にも、綾瀬川とバッテリーを組んだ嬉野が
「真夜が馬鹿に見える」って言い出したりもしてましたよね
綾瀬川と比べると真夜は何も考えていない馬鹿に見える、それぐらい綾瀬川は頭を使っているっていう。

つまりですよ、綾瀬川はちゃんと練習をしたり頭を使ったりっていう、頑張って力を伸ばせる部分をとことんやって成長したわけで
それに対してコテンパンにやられる奴らっていうのは「オレより頑張ってないだけだろうが」って言いたいんじゃないかなと…
まあ、綾瀬川がこれを言ったら「才能で無双してるくせに何言ってんだ」ってメチャメチャ反発されるんだろうな…

そんな中、見ている人間の誰もが青ざめるほどの投球をする綾瀬川ですが、
しかしボール球を連発しフォアボールを出すことに!
どういうことっすか綾瀬川さん!球の勢いはすごくても全部ボール球っすか!

まあ、どういうことも何も大和をぶちのめすためにわざとバッターを歩かせてやったとしか思えませんが…
もはや試合の勝敗なんかより大和を叩き潰すことを考えてるってわけか
ただ俺が思うに、綾瀬川さんなんでそんな大和にムカついてるんすか?(えー

今回の綾瀬川の怒りって大和ほとんど関係なくね!?綾瀬川を怒らせてしまったのは
明智やろ明智!原因あいつやで!(えー
ここで綾瀬川と対戦するのが明智ならわかるんですが、なぜ明智じゃなく大和をこんなにも血祭りにあげようとしているのか…
まあ明智は首のケガで試合には出られないから、とりあえず大和に八つ当たりしてウサを晴らすってことなのか?(えー

ともかくそんな理由で大和を叩き潰そうとしているという、傲慢なプレーに走ってしまった闇落ち綾瀬川ですが
ただこの結果どうなるんでしょうね、前にも言ったけど闇落ちした時の綾瀬川ってやたら強いからな…



普通に考えて、こんなに闇落ちしたら崩れるだろっていうくらいメンタル絶不調の状態でも、逆に最強モードになって完全に抑えたりするし
大和はこんな最強モードの綾瀬川を打ち崩せるんだろうか。
それと大和のことで俺が気になってるのは、明智の言っている「今はまだヘタクソのカス」ってことなんですよね
この言葉を信じるなら、大和には伸びしろがあるけど今はまだ全然伸びていないってことだから
現時点で綾瀬川と戦ってもコテンパンにやられてしまうんじゃないかなと。

あくまで大和に期待できるのは今後の伸びしろであって、この勝負で綾瀬川に完敗することで
それをバネに大和の成長が爆発的に高まるとか…明智の発言をベースに考えればそうなるのかなと思うんですよね
ただ、すでに大和は明智が考えていたよりもずっと強くなっていて、この打席で綾瀬川に勝ってしまうという
明智の発言は的外れパターンっていうのもあるのかなと…(えー

どっちなんだ明智…お前の発言を信じるべきか信じないべきか…
明智マジでポッと出のくせに重要ポジションだよな…次回に続く!


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第77話



さてダイヤモンドの功罪77話の感想ですが、今回の話は大和がいよいよバッターボックスに立とうとしたその時、
なんと割り込んできたチームメイトが「俺に勝負させてください!」などと言い出すという内容になってますね
おいおい何を言うとんねんお前!モブキャラが出しゃばんなや!(えー
せっかく大和と綾瀬川の対決が始まるっていう時に、何をモブキャラがしゃしゃり出てきとんじゃい!

「大ちゃん待ってや、おかしいやろ!」

「なにが?お前より俺のほうが結果出しとる。数字見てくれ。それだけや」

そんなモブ男を止めようとする大和でしたが、しかしモブ男は悪びれる様子もなく「俺のほうが結果出してるんだけど?」などと言い出すことに。
いやお前なあ、どれだけ結果出してるのか知らんけど綾瀬川と比べたらカスみたいなもんやろが!(えー
相手は世界一のピッチャーやぞ!?お前それに勝てるんか!?ほんと思うのがこいつら大和のことを雑魚と見下してるけど
綾瀬川と比べたらお前らも鼻クソみたいな雑魚やぞ!?自分の身の丈ってもんをちゃんと理解しとるんか!?

「大和は出すで。ただちょお待っとけ、2アウトになったら行くで。
 大介!芳野!菅!あと1個アウト取られるまでに綾瀬川から点取ってこい!
 2アウトになったらその時点で代打大和!これで両獲りや!ええな!

って、監督の判断としては、いったん大和はおあずけにしてモブ男たちにチャンスを与え、
モブ男たちがツーアウトまで追い込まれるようなら大和を出すと決断したようです
なるほどモブ男も出すし大和も出すっていう両方を立てる方法を選んだわけですな
なにげにこの監督頭いいな

モブ男が急に首突っ込んできても、慌てず騒がず対処してるし
モブ男と大和の両方を立てるアイデアを瞬時にひねり出してるし、やり手の監督って感じするわ
ともかく、監督のおかげで望み通り綾瀬川との対戦が叶ったモブ男ですが…
   
   
 

なんと一瞬にしてバッターアウト!よ、よえええええ!
こんな一瞬で出番終了かよ!?モブ男お前ほんとなんだったんだよ!?
わざわざしゃしゃり出てきた割に、手も足も出ずあっさり瞬殺されて終わりとか!
だから言ったじゃねーかこの雑魚が!(えー
これから毎晩「私は雑魚です」って唱えてから寝ろこのモブ野郎!

「ツーアウトやな、行きなさい大和」

「はい!」

(真壁ちゃん右…大ちゃん右…コムちゃん左…ドミニカのヒット左…)

そんなモブ男がアウトになったことで、あっという間にツーアウトになり結局すぐ出てくることになった大和。なんだったんだこのムダな時間は…
ところが打席に向かう途中、「ドミニカのヒット左」などと謎の言葉をつぶやき出した大和。
ドミニカのヒット…?何を言ってるんだ?と思ったら、これって
日本代表で綾瀬川が打たれた時のことを言ってるんですね



おそらくこの場面のことです。日本代表でもほとんど打たれなかった綾瀬川が許した数少ないヒット。
そのヒットというのがドミニカの左バッターが打ったものだったので
「ドミニカのヒット左」と大和は言い出したんでしょう

それにしてもこんな場面よく覚えてるな大和
「ドミニカのヒット」って言われて見返してみるまでまったく分からなかったわ
相当熱心に綾瀬川を研究してるってことなんだろうな
ここまで細かく綾瀬川のデータを持ってるキャラは今までいなかったし、大和って頭脳面で他のキャラよりも飛び抜けてる感じがするな

(左が苦手…?いや…今村さんは右や)



ともかく、ドミニカの左バッターがヒットを打ったというデータから、「綾瀬川は左が苦手なのでは」と推測する大和。
しかし右バッターの今村さんもいい当たりを打っていたからか、左バッターどうこうは関係なさそうだと一旦その考えを捨てることに。
そんな風に大和が頭をフル回転させてる中、ひたすら見下し顔で待ち受ける綾瀬川に吹いた

綾瀬川お前なにその顔は!?おもっくそ見下し感丸出しやん!あまりにも悪役ヅラすぎて見た瞬間に爆笑したわ!
完全に開き直って負のオーラ垂れ流してるのが正直めっちゃおもろいわ
他人の顔色をうかがってオドオドしてた綾瀬川が、おもっくそ他人を見下してゴミクズを見るような目になるっていうのがギャップありすぎて面白いな

「園さん大和の打席じっくり見とってあげて!もっとグイグイ前出て!」

(…弱い人は優しくしてもらえる…)

そんな極悪ヅラの綾瀬川ですが、何を考えていたのかというと
大和の母親が観客席で「ほらほら息子さんの打席見てあげて!」とチヤホヤされているのを見て
「いいよな弱い奴は優しくしてもらえてよぉ」ということでした

前回から言ってる「弱い奴ばかりが優遇されて強い奴は悪者にされる」っていう考え方か…
確かにこの場面、綾瀬川の母親を見てみると、大和の母親とはまったく逆に
誰からも声をかけてもらえずにポツンとしながら見守っているんですよね



なぜなら綾瀬川が強いから。強すぎて試合に出るのが当たり前だから
そんな綾瀬川が出てきたところで、母親のまわりで盛り上がってくれる人は誰もいないという。
なるほど綾瀬川の大和に対する苛立ちは、「弱い人」の代表格で周りに優しくしてもらっているからっていうのが理由だったってわけか

それがわかって綾瀬川が大和を公開処刑しようとしているのも「なるほどなー」と思いましたが、
でも大和が周りに優しくしてもらってるっていうのは綾瀬川の大きな勘違いですよね
なにしろ大和は今回も「お前は弱いんだからすっこんでろ」ってモブ男に出番を奪われそうになってたし
前の回では他のメンバーからも内心でボロクソ言われたり直接嫌味を言われたりしてたし
明智からも「野球詳しいくせに一番ヘタクソだから誰からも相手にされない」って言われてたし
優しくされてるどころか、めちゃくちゃバカにされたり冷たくされてるわけで

今の綾瀬川は大和のそういう部分を見ずに、「弱いことで優しくされてる奴」って視点だけに偏ってる気がしますね
まあその方が面白いから俺はいいけど(えー



そんな綾瀬川が投げた第一球は、レーザーのような猛烈な勢いであり、捉えられずに空振りしてしまう大和!
ふむ…まだ一球だけですが、とりあえずこの時点で思うことは
実力で言えばやはり綾瀬川のほうが圧倒的に上ってことでしょうか

大和が綾瀬川の域まで追いついてくるのはまだ先の話であり、現時点の実力には大きな開きがあるって感じがしますね
ただ、そんな実力差をどうやって大和が埋めるのかが注目のポイントというか
さっきバッターボックスに立つ前に、頭をフル回転させてドミニカ戦のデータを思い出していたように
綾瀬川の攻略法を導き出せるかどうかってことが気になります

さっきのモブ男がわざわざ出しゃばってきて凡退したことについても、
あのモブ男の打席がヒントになって綾瀬川の攻略につながるとか…
ともかくこの大和vs綾瀬川の対決は、いかに頭を使うかっていう頭脳戦の面が大きいんじゃないかな。次回に続く!


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第78話



さてダイヤモンドの功罪78話の感想ですが、今回の話は
前回ラストで投げられた綾瀬川のストレートを見て、その威力を改めて実感する大和
の場面で始まってますね
「ほんまやったらストレート1本で勝負できるピッチャー」とまで大和が言うくらい
綾瀬川のストレートは凄まじい威力をしているようです

俺も前回の感想で「まるでレーザーのような猛烈な勢いのストレート」と書いてましたが、
打席に立っている大和は誰よりもそれを実感しており
自分と綾瀬川には大きな実力差があるってことを、あの一球でまざまざと見せつけられたようです

「同じ年やのに、こんなに差があるんか…
 僕と同じ年で、ここまでできるんや」



とそんな中、綾瀬川との差を感じながらもそれに打ちひしがれるのではなく、同じ年の選手として闘志を燃やす大和!
おおお…なんという精悍な顔立ち!今まで見た大和の中でも間違いなく一番カッコいい表情!
綾瀬川がとてつもなく強いからこそ、「同じ年であそこまでやれる奴がいる」とリスペクトの気持ちを燃やし
自分も精一杯追いつこうとするっていう、大和からそんな気概を感じますね。
やはり綾瀬川との対決が今後の大和を爆発的に成長させるっていう俺の予想は当たってた気がします



そんな風に激しい闘志で綾瀬川に向かっていく大和の姿を見て、「わかっとるやん」と微笑ましげに眺めていた明智。
どうやら明智はちゃんと大和のことを応援しているようで、もうこいつに疑いの目を向ける必要はなさそうですね
そんな風に明智が大和を見守っている中、あくびをしている一塁ランナーや、ネクストにも立とうとしない次の打者という風に
まったく大和に期待していない枚方ベアーズのメンバー達。
こいつら…要するに「大和があっさりアウトにされて試合終了っしょ」ってことを完全に確信してる態度ってことだろうな

(三振で終わるとしても全球マン振り…!せめて監督にいい印象残して死ねよ!
 ええかげん今村さんが喜ぶような報告したらんかい
 大和お前、綾瀬川から打ったら今までの評価全部ひっくり返んねんで
 ここで打って、あのボロ小屋からはよ這い上がってこんかい!)



おお!?そして大和を見守るどころか、大和の活躍を誰よりも強く望んでいた明智!
お、お前そこまで!?そこまで大和に期待していたのか!?
いやはや今まで明智に対して「みそっかすドベ補欠」とか大和に言ってるくせに何言ってんだという
冷めた感想ばかり書いてまことに申し訳ありませんでした(えー

まさか明智がここまで大和に熱い気持ちを持っていたとは…こいつは本当に大和の味方だったんだな
それほどまでに「大和がんばれ」と心から願いながら勝負を見届けようとする明智ですが、
しかし次の瞬間…!



急に大和から目をそらす綾瀬川!「えっ」と明智が固まる中、すでに綾瀬川は牽制球を投げる体勢に!
「えっ牽制?え?」と誰もが固まったままの世界で、綾瀬川はゆうゆうと牽制球で一塁ランナーを刺し
「はいアウト。俺の勝ち」とあっさり試合を終わらせてしまったという…

ええええええええええ!?
け、牽制球!?牽制球でゲームセット!?大和との勝負は!?
あまりにもあっけない幕切れに、あれだけ燃えていた大和と明智はズガビーンと大ショックを受けてしまいます

俺自身も「大和との勝負」っていう目線でずっと見てたので、そんなもの無視してランナー刺して終わりっていう綾瀬川の選択は
「えええー!?」ってあっけに取られてしまいましたね。でもそれが綾瀬川のやり方なんだろうなぁ
今までも相手の打者との盛り上がる対戦シーンであっさり申告敬遠して歩かせたりと、
勝ち方に一切こだわらないスタイルで、同じピッチャーの円(まどか)が「なんでほんなん選べんねや…」と遠い目になったり



あとは大和自身も綾瀬川のスタイルを見て以前こう言ってましたね
綾瀬川の一番すごい部分は「なりふり構わなさだ」っていう。



そう、綾瀬川の一番の特徴は才能がすごいだとかそんなことじゃなくて
なりふり構わず勝つというやり方だということを
大和自身がそう説明していたわけですが
まさしくそれを大和が味わうことになってしまったっていうのがとんでもなく皮肉ですよね
以前に綾瀬川を見ながらわかっていたつもりだったのに、今回綾瀬川から直接わからされるハメになってしまったっていうね



そして誰もが呆然とする空気の中で、一人だけ大笑いする綾瀬川!
や、やなやつー!アオリ文にも「悪が笑う」って書かれてるし!公式で悪扱いされてしまうとは
つまり綾瀬川のこの笑いは「はい俺の勝ち〜wwwお前ら雑魚おつ〜www」っていう
完全に大和たちをあざ笑っている嘲笑ってことですよね

いやはやこんな風に煽りプレイしながら他人をコケにして勝つことが大好きな奴になってしまうとは
こんなことなら接待プレイしてる時のほうがまだよかっただろ!(えー
もともとは相手を気遣って接待プレイしているピッチャーだったのが、「相手を叩きのめさなきゃ失礼だろ」と言われすぎた結果
相手をもてあそんで煽りプレイしながら勝つピッチャーになってしまったんや!
やっぱり接待プレイは必要だったんや!(えー

なんていうか綾瀬川のこの嘲笑はいろんな人に向けられてる気がしますね
まず対戦相手の大和もそうだし、あと一塁の塁審をやっている明智もそうだし。



今回の明智って、ケガで出場できないから一塁の塁審をやっていたわけですが
それだけに一塁のアウト宣言を明智がしなければならなかったっていう。
大和が全力で綾瀬川と勝負する姿を応援していた明智にとって、
綾瀬川にすんなり勝負をかわされて一塁アウトで終わる宣言をするっていうのはあまりに無情だったことでしょう

もしかして綾瀬川はそれも狙ってたんだろうか
「一塁アウトで終わったらお前ショックだよなぁ?」っていう考えであのプレーを選んだとか。
というのも、俺の感想で綾瀬川が一番怒りをぶつけたいのって明智だろと何度か言っていたので
明智とは打席での直接対決ができない以上、何か別の方法で明智にショックを与えられないかと考えた結果この方法になったとか。
「明智への嫌がらせのためにこうしました」ってなると本当に悪やな綾瀬川(えー

あと最後にひとつ思ったのは読者に対する嘲笑でしょうかね
ここ最近のネットの感想を見てて思ったのが、
「綾瀬川のやつさっさと打たれろよ」って綾瀬川の負けを願う人を結構見かけた
ってことでして、「綾瀬川を見ているとイライラするから大和にボコボコに負けてほしい」っていう意見を結構あちこちで見たんですよね
しかしそんな中で今回の綾瀬川は「はい残念でしたぁ〜www俺の勝ちなんだよなぁ〜www」って
大勝利してしまったので、綾瀬川の負けを願っていた人たちをゲラゲラあざ笑う形で勝ってしまったっていうね

マジで全方位煽り散らかしてるな綾瀬川のやつ!(えー
もはや関わる人間すべてを煽りながら圧勝する怪物になってしまった…
接待プレイはこの怪物を抑えておくための封印装置だったんや…だから俺は言ったのに!
もはや封印は解けてしまったんや!人類は綾瀬川に煽られ続けるしかないんや!(えー 次回に続く!
 


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第79話



さてダイヤモンドの功罪79話の感想ですが、今回の話は大和が前回の牽制についてイガに「ナイスプレー」と褒めている場面で始まってますね
しかし言葉とは裏腹に雰囲気はめっちゃキレている大和。
やはり大和としては、綾瀬川とまともな対戦ができないまま終わってしまったことが悔しくてしょうがなかったんでしょう
そういう悔しさを必死に押し殺しながらどうにか絞り出した言葉がこの「ナイスプレー」だって感じがしますね

それとなんでイガにそれを言っているのかってことですが、前回綾瀬川の牽制球を捕ったのがイガだったからですね
なにげにイガも重要な仕事してるんだよな…なにしろ誰も考えていなかった綾瀬川の牽制球にちゃんと反応してたわけだし
イガだけは綾瀬川が牽制球を投げると察していたのか、それとも一塁手として鍛えた体が勝手に反応したのか、どっちなのかは分かりませんが
なんにしろちゃんと綾瀬川の牽制球に反応してアウトにしたっていう意味で、イガも立派なプレーをしていたっていうね

それにしても大和ってイガのこと「イガちゃん」って呼んでるんだな
なにげにこれって大事な情報ですよ。何がそんなに大事なのかって
綾瀬川に対しては「綾瀬川くん」って呼んでますからね
つまり綾瀬川よりもイガの方が距離感近いんだな!?っていう、そんな大和の心情が読み取れて意外に感じたっていうか

なにしろ大和って、これまで綾瀬川に対して野球談義をめちゃめちゃ熱心にやってたけど、イガはそこに入っていけてないイメージだったから
大和とイガの関係って微妙な空気感なのかなと思ってたんですが、
むしろ綾瀬川より仲良くやってる空気感だったっていう、それを今回感じたのは驚いたなあ

「綾瀬川くん!」

「ごめんミーティングあるから」

「ちょっとでええねん!まずはとにかく…わからんままで謝るのは失礼やと思うけど
 まずあの試合前…嫌な思いさせたことにすみません
 ほんでさっきの試合聞きたいことあってん、小室ちゃんの支給はわざとやったん?
 あと牽制…なんで2球目やったん?」



そしてイガと話し終わった後は、綾瀬川のところに出向いて胸につかえている気持ちを次々にぶつける大和!
なにはともあれ最初に「嫌な思いさせてすみません」って謝ってるのがいいですね
嫌な思いをさせられたのはむしろ大和だろうにこうして頭を下げるとは…このへん大和の尊敬できる部分だよな
そして最後のアウトの牽制について、「わざわざ2球目にしたのはなんでだ」と尋ねていますが…

「ほんとは初球にしてもよかったんだよ。でも、お母さん見てたから…」

「え…?」

「大和のお母さんせっかく来てるのに、大和の打席を一球も見れないで試合終わったら、
 お母さんかわいそうだと思ったから…」

えええええええええ!?お、お母さん!?お母さんが理由!?
いやちょっと待ってくださいよ、綾瀬川は大和のお母さんに対して
「弱い人は優しくしてもらえる…(ピキピキ)」ってイラついてたんじゃないんすか!?



なので俺としてはてっきり、母親の目の前で処刑してやるよっていう冷酷な気持ちで投げてたのかと思ってたんですが
むしろお母さんが見てるならサービスしてあげようっていう優しさを込めて投げてたってこと!?
綾瀬川お前も弱い人に優しくしてあげる一人だったのか!?(えー

うーむ…綾瀬川の本心はなんとも読み取りづらいですが、お母さんについて語っている内容は素直な気持ちを言っているように思うんですよね
というのも、「お母さん見てたから…」とつぶやく顔が嘘をついているようには見えなかったというか…



綾瀬川は以前から「相手がかわいそうだ」という気持ちを持ってしまうタイプの人間だったから、
そういう気持ちがまだ心の中に残っているということなのか。
なんていうか最近の綾瀬川ってすごく二面性のある性格になった気がするんですよね

魔王のように無慈悲に相手を叩きのめすという面と、かわいそうだから相手にもサービスしてあげるという面と
両極端な部分を抱えている性格になったというか…これについては、大きなストレスを抱えて魔王のような考えを持つようになったから
メンタルがまっすぐに成長できず、いびつな形になってしまったっていうことなんだろうか

「大和はランナー出すのは余計なリスクだって言ってたけど、
 オレからしたらランナーって21個のアウトのうちの1つだよ」

(…僕は甘い…ファーストストライク、とりあえず振りに行くとかそんな意識やったらあかんねや…
 最初の一球で仕留めなあかんかった…
 どんな配球で勝負とかちゃう、もっともっと手前…
 バッターと勝負するかしないか、それすらも選べる人なんや…
 僕からどうアウト取るかやなくて、どこで取るかまで選べるんや…綾瀬川くんとはそれほど差があるんや…)

そしてランナーに対する綾瀬川の考えを聞かされ、ひたすらに自分とのレベルの差を痛感する大和。
綾瀬川にとってランナーとは点を取られるリスクになる存在ではなく、いつでもアウトを取れる存在だというぐらいに
ランナーのことも完全に支配しながらプレーできてしまうという…それほどまでに綾瀬川は雲の上の存在だということを実感した大和でしたが…



しかしその結果、ふつふつと闘志をみなぎらせていく大和!
おお、試合中もそうでしたが、大和は綾瀬川との差を感じるほどに「やってやるよ」と闘志が湧いてくるタイプみたいですね
おそらくはこれをきっかけに、大和の成長がこれから爆発的に高まっていくことでしょう
綾瀬川との大きな実力差を見せつけられることで、大和は今後大きく成長していくことになるだろうっていう
俺の事前予想大当たりだったな!だーっはっはっはっは!(えー
この予想を当てたのはかなり凄いんじゃないでしょうか、ふっふっふ。気持ちいいから今日はこれで終わるとするぜ、次回に続く!

ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第80話



さてダイヤモンドの功罪80話の感想ですが、今回の話は長近と武流が学校で図書委員をやっている場面で始まってますね
少し前まではフェニックスで綾瀬川の先輩として登場していた2人ですが、まさか図書委員で登場することになるとは…
しかしふざけるのが好きな長近は、武流の頭をスキャンして「1億円でーす」とか冗談言ってますね
なんていうか長近ってあれなんだよな、イケメンだけどふざけるのが大好きっていうこの雰囲気が
にじさんじの叶を思い出すんだよな



叶もにじさんじの中で指折りのイケメンなんだけど、ふざけるのがめっちゃ好きで
最近では格闘ゲーマーのかずのこと一緒にふざける配信よくやってるっていう。
今回で武流の頭スキャンしてるのとかそれを思い出してしまったわ

そんな武流と長近ですが、図書委員の2人を眺めながらぽっと頬を赤らめている女子が1人。なんと綾瀬川の姉のまゆちゃんです
ま、まゆちゃんまさか…綾瀬川の姉という身で惚れてしまったんですかまさか武流に!?(えー
いや普通に考えたらイケメンの長近なんでしょうけど、頭スキャンされてるバカっぽい武流の姿に
思わずキュンときてしまったとかの方が俺としては面白いかなと…



って、その後は赤面しながら「松本くん松本くん」と繰り返し長近に話しかけ、明らかに長近に惚れている姿を見せるまゆ。
ちくしょう武流じゃないのかよ!やっぱりイケメンなのか!(えー
武流に惚れてたら面白いと思ったけどやっぱり無理か…イケメンには勝てないよなー

それと長近って、最初に聞いた時俺はてっきり名字かと思ったんですけど
名字は松本で下の名前が長近なんですよね
フルネームは松本長近。そんな変わった名前してんの!?って初めて知った時驚いたなー
調べてみたら戦国武将で金森長近って人がいたみたいだから、それを由来にしてるんだろうか?

「綾瀬川、家にスカウトとか来てる?」

「へっ?ジローに?」

「そう、まだ中1だけどめっちゃ色んなところからスカウト来るだろうし気をつけたほうがいいよ」

「家族から行くみたいなのたまに聞くよね」

「やべーよな」

とそんな中、武流たちからスカウトの話を聞かされるまゆ。どうやら綾瀬川のことを欲しがっているスカウトがこれからどんどん現れるだろうということで
家にも押しかけてきて家族から落とそうとすることもあると…うへえ、家まで来られるってなると安らぎの地がなくなりそうでなんとも気が滅入るな
最近だとシングレのオグリもどこへ行くにもマスコミが追いかけてきて家にも帰れなくなるって事態になってましたが
綾瀬川も近いうちにそれと似たようなことになってしまうんだろうか



そして場面変わって教室にいる綾瀬川のシーンとなりますが、後ろの席にいる有賀は綾瀬川の背中を見ながら
背番号3の選手と綾瀬川が並び立っている姿を思わず連想してしまいます
背番号3ってこれ誰かというとイガのことですよ!有賀お前そんなにイガのことを意識してたのか!?

有賀といえば今キャッチャーとして綾瀬川と組んでいる男なわけですが、どこか自信なさげで綾瀬川に自分はふさわしくないみたいな
空気感出してるのが見てて気になってましたが…有賀の中では綾瀬川の相棒にふさわしいのはイガっていう気持ちがあるんでしょうか?
確かにイガって最近の試合でも、誰も反応できなかった綾瀬川の牽制球に唯一反応してたしなあ

もしあの球を受けるのが有賀だったら、反応できずに捕れてなかったんだろうか。
以前はイガってむしろ綾瀬川の球を全然捕れないキャッチャーだったわけですが、
大きく成長した今となっては誰よりも綾瀬川の球を捕れる男になったということなのか…?

「綾。これからは一回一回のプレー全部にサイン決めるからって監督達が。
 枚方戦練習試合で綾と有賀の調整のための登板とか言って
 自分だけが目立つプレーすんのとかありえないから」



ってそんな中、綾瀬川のそばにズカズカやってきて超不機嫌ヅラで話しかけてきた時生!
このところ綾瀬川が気に入らずにずっとイライラしている時生ですが、今日もやっぱりそんな様子ですね…
いや時生さあ、ついさっきお前の兄ちゃんと綾瀬川の姉ちゃんがあんだけイチャコラしてたというのに(えー
長近は時生の兄、まゆは綾瀬川の姉だから、あの2人がいい雰囲気になってるのとお前ら完全に真逆やないか!
あの2人が結婚でもしたらお前らどうすんの?(えー

まあ結婚はいきなり話がぶっとびすぎかもしれませんが、でも万が一そうなっちゃったりしたら
時生と綾瀬川の気まずさマジ半端ないやろな…
顔を合わせるたびにイライラをぶつけ合ってるような相手と義理の家族になっちゃったりしたらな…

「綾のプレーでオレら全員の進路に影響あんだからな」

「リトルの大会はそこまで関係ないって監督たちは「それは綾がいなければの話だろ」

って、その後もゴチャゴチャ言ってくる時生に対し、ひとこと言い返そうとした綾瀬川ですが
むりやり言葉を被せるように話をさえぎる時生!
あかんてこれ!雰囲気最悪や!こんなに険悪な関係で兄と姉が結婚してしまったりしたら(えー



とその時、急にズイッと時生に詰め寄って無言の圧力をかける綾瀬川!
こうしてみると身長は綾瀬川のほうが遥か上、野球の実力にしてもそうでしょうし、綾瀬川のデカさを実感した時生も何も言えなくなってしまいます
そして「オレがいてごめんね」と語る綾瀬川ですが、口では謝ってますけど
「黙ってろ雑魚が、さっきからガタガタうるせえよ」って黙らせた形ですよね

なんてこった、ますます険悪ムードが加速していく一方や…もはや綾瀬川と時生の亀裂は修復のしようがなさそうだ
こんな中で兄と姉が結婚してしまったりしたら…(えー
なんかこの2人を見てるとそのことばっかり頭に浮かぶようになってしまったな…次回に続く!


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第81話

さてダイヤモンドの功罪81話の感想ですが、今回の話は足立フェニックスのメンバーが集まってミーティングをするという内容になってますね
なんのためのミーティングなのかというと、「フェニックスの戦い方をチームとして徹底する」とのことで
要するにフェニックスのルールを破るような勝手な真似はするなってことですね

これはもう明らかに、この前の試合でフェニックスの完投ルールを破って途中交代を押し通した綾瀬川への釘を刺すために言っており
さらに時生が綾瀬川を直接名指ししながら「自分のことしか考えてないプレーすんな」と不満をぶつけてますね…

「去年くらいから、お前がチームの勝利より自分が点取られないことだけにこだわってんの
 みんな気づいてんだよ。チームのこともっと考えろよな」

「チームのことだったらオレだって考えてるけど?それにオレひとりが得してるわけじゃなくて、
 敗けてんだからオレだって損してんじゃん」

「逆だろ。チームが敗けてもお前だけ無傷のままじゃん。お前だけ得してんだよ」

むう、どうやら時生は綾瀬川が無失点を貫いていることも綾瀬川だけが得をしていてチームのために全然なってないと思っているようで
そのことを激しく責めていますね。いやでもそれって責められるようなことか!?
ピッチャーがひたすら無失点で投げ続けるって、それってチームへの貢献としてはメチャメチャ大きくないか!?
なにしろ打線が点を取ればそれだけで勝てるわけだから、チームが勝利するためのお膳立てをしてくれてるというか
それなのに「チームが勝つための役に立ってない」みたいに言われるのさすがに意味わからんやろ…

それともあれだろうか、時生としては点はめっちゃ取られるけどチームは盛り上げてくれる真夜を今まで見てきたから
真夜みたいな投手こそが理想で、綾瀬川みたいな投手は無失点だろうと許せないってことだろうか
前にも真夜が投げている途中に綾瀬川が交代しようとして、時生から怒られたことがあったっけな



「イガ、お前もなんか言えよ」

「…損とか得とかっていうのは、違うと思う…」

「…」

そして次に話を振られたイガですが、さっきから綾瀬川と時生が言っている
損だの得だのって話はそもそも方向性として違うんじゃないかと言ってますね
ふむ、損得で考えること自体が不毛だってことだろうか、まあ言い争いになっちゃってるし論点を変えてみるのも確かに大事かも…



って、そんなイガの一言を聞いた途端にブチギレたような表情で睨みつける綾瀬川!
な、なんで!?イガそんなあかんこと言った!?(えー
うーむ…損得の話は違うじゃんっていうこと自体が、綾瀬川の意見を否定されたようでムカついたってことだろうか

なんていうか綾瀬川のイガへのキレ具合やばいな、こんなちょっとした一言でも怒りをあらわにしてしまうなんて
綾瀬川は時生との関係も悪化してますが、イガとの関係も相当険悪になっているようで…



というかイガと綾瀬川といえば、前回の有賀の目線で
まるで2人が暖かく肩を寄せ合うようなすばらしい名コンビかのように見えてましたが
あれは完全に有賀の妄想だったんやな…(えー
ぜんぜん名コンビなんて雰囲気じゃねーよこれ!それとも険悪な空気だけどプレーでは通じ合ってしまうみたいな皮肉な関係性なのか?



そんな風に綾瀬川たちがギスギスしている一方で、高校の関係者を相手にフェニックスの完投主義の理由について話していた監督たち。
完投主義を掲げている理由は、そうすることによってチームのメンバーみんなが投手のやりくりを意識するようになり
同じチームの中で「仲が悪いやつとは話したくない」なんてことをしてる場合じゃないと結束力が高まっていくって話をしてますね
なんかそれ完全に逆効果になってるけどな!?(えー

確かに今回、「仲が悪いやつとは話したくない」なんて流れにはならずに、綾瀬川たちは仲が悪いながらも話し合いをしてるわけですが
しかしその結果、お互いに対立して相手を責めるような意見をぶつけあってしまい、ひたすらに険悪ムードになって結束力がバラバラになっていってるのが
今のフェニックスなので、皮肉にも監督達の狙いとはまったく逆の効果を生んでしまったってことなんだろうな…

「フェニックスの選手ってリーダーシップ取れる子が多いんだよね。チーム全体を見てくれるような」

さらに、フェニックスで育った選手は「チーム全体を見れるようなリーダーシップが身についている」と褒め言葉を送ってくれていた関係者の人。
いやその…これもまたあれですよね、「もっとチームのこと考えろよ」って言ってる時生とかまさにこれですよね
関係者の人はそれを良い傾向だと語っているわけですが、今回それが完全に逆効果になってるんですよ!

時生がそうやって「チームのためにああしろこうしろ」と無駄なリーダーシップを発揮して綾瀬川に口出しした結果、
みるみる綾瀬川と険悪になってチームが崩壊に近づいてるという…
いやぁもう大人たちが夢に描いている「こうなったらいいなぁ」っていうチーム像とは完全に逆走してる
っていうのが皮肉すぎるよな…大人といっても子供を思うように導けるような万能な存在じゃないんや…

 
 

そして今回ラストシーン、なんとしても綾瀬川をスカウトしたいと思っている高校の人から
「綾瀬川くんがうちに来てくれるなら、フェニックスの同世代メンバー全員うちで面倒見ますよ」との衝撃的な発言が!
ただこれって綾瀬川からしたら「あ、そういうのいいんで」ってなるんじゃないか?(えー

なにしろ綾瀬川にとってはフェニックスの同世代メンバーって、もはや仲が悪すぎて一緒にいたいとも思わない奴らって感じだし
今回メチャメチャ険悪ムードが続くような関係性ってことが描かれてたから、「そいつらみんな綾瀬川くんと同じ高校に来ますよ!」って言われても
「は?いらねえよそんなもん」ってなるんじゃないか?(えー

あと今回、綾瀬川たちに対して大人たちの目論見が外れまくるっていう回でもあったから
このスカウトの提案っていうのも、やっぱり綾瀬川に対しては見事に空振りしてしまうっていう展開になるんじゃないのかな…次回に続く!

 


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第82話



さてダイヤモンドの功罪82話の感想ですが、今回の話は前回に引き続き綾瀬川が時生たちに反論しまくるという内容になってますね
前回の時点で綾瀬川は「オレと時生どっちがおかしいこと言ってる?なぁヒデ」と溜め込んでたイライラを出し切るように反論してましたが
まだ全然出し切ってなかったようで、今回追撃の反論を次から次へと入れまくってますね…

「自分のことしか考えてないってさ、オレなりに点取られないように工夫してやってんだけど。
 オレがめっちゃ点取られまくって敗け続けて責められんなら分かるよ。
 てかオレがさ、打線が点取れないのとか有賀のパスボールとか、
 そういうの一回でも責めたりしたことあったっけ?
 時生も去年さ、あんま上の代の試合で投げんなみたいなことオレに言ってたじゃん。
 本番は今年だからオレらの代でいっぱい投げろよみたいな。
 投げろって言ったり投げんなって言ったり、オレからしたらみんなの方が自分のことしか考えてないように見えるけど?」

ちょ…どんだけ言うねん綾瀬川!延々と終わらないぐらいネチネチと時生たちへの不満をいつまでも言い続けとる!
ただ言ってる内容としては、「無失点で投げ続けてるのに責められるってどういうことだよ」とか
「オレがお前らのミスを責めたこと一回でもあったかよ」とか
「投げろとか投げんなとか自分の都合でコロコロ言うこと変えるなよ」とか
まったくもってその通りとしか言いようがないですね…

うん…ぐうの音も出ない正論とはこのことか。
「綾瀬川のやつどんだけ言うねん」と思いつつも、言ってることは全部正しいのがなんとも悩ましい。
「無失点で投げ続けてるのに責められるってどういうことだよ」って理屈は確かに、俺も前回同じことを言ってた気がするし、
「オレがお前らのミスを責めたこと一回でもあったかよ」って理屈については
自分は周りのこと責めてないのに、周りから自分だけが責められてるっていう大きな不公平感がありますしね…
綾瀬川は今までも自分だけが悪者にされる状況が何よりも嫌だと言っていたし、今回そうなってしまったことで不満が爆発してしまったということか

「てか普通に守備以外でアピールすればいいじゃん。打撃でアピールしてよ。
 時生だって去年「点はオレらが取るからいいよ」って…
 オレちゃんと…時生にしか言ってないのに…」



とその時、相変わらず時生たちを責め続けていたら「時生にしか言ってないのに…」と何やら悲しそうな口調に変わってきた綾瀬川!
と思ったその瞬間に泣き始めてしまうことに!
そ、そんな!綾瀬川なりに時生を信じていたのが、その信頼を裏切られてしまって大きな悲しみを味わったということなのか!?

と、思ったらこの場面で泣いてるキャラは綾瀬川じゃなくて時生でした。
おめーが泣いてんのかよ!見た目がまぎらわしいんだよ!(えー
いやマジで綾瀬川が泣いてるのかと思ったら実は時生で「おめーかよ!」って思ってしまったわ
ともかく時生が泣き出したその一方で、綾瀬川はどんな顔をしているのかというと…



な…なんという無感情な顔!
感情が死んでるとしか言いようがないような冷め切った表情!
もはや時生が泣こうがわめこうが何も感じるものはないといった様子ですね…

綾瀬川がこんなにも冷めた表情になってしまったのは、
今までこういう風に綾瀬川と関わって泣き出す奴らを嫌と言うほど見てきたからでしょうね



こんな風に、野球をやる前から水泳をやってもテニスをやっても綾瀬川と関わって泣き出すという子供たちが跡を絶たず
そのたびに相手が被害者のようになって綾瀬川は泣かせてしまった悪者のような空気感になるっていうことが
綾瀬川にはずっと納得できずに耐えられなかったわけですが…しかし今回もまたそうなってしまったというのが
綾瀬川にとってはただただ理不尽であり、「ああ、またか」ともはや何にも期待できないような
失望の気持ちしか感じなかったってことじゃないかな

「やめろよ、綾…言い方…あるだろっ」



ああ、しかも泣いた時生の姿を見て、「やめろよ綾瀬川!」とヒデまでもが綾瀬川を責め始めてしまうことに!
あかん!それはあかんでヒデ!完全に綾瀬川の地雷ムーブや!
何度も言ってることですが綾瀬川は自分が悪者にされるということを何よりも嫌っているわけですが
この場面のヒデは完全にそういう空気感を作っちゃってますよね…

そもそも突っかかってきたのは時生の方なのに、綾瀬川がそれに言い返したら泣き出しちゃったって流れだから
「これでなんでオレが悪者になるんだよ」って理不尽感が綾瀬川にはあるだろうし
それにヒデは今まで静観してた立場だったのが、時生が泣き出したら急にそっちに味方するっていうのは
「弱い方ばっかりが優しくされる」っていう綾瀬川の地雷を踏んでますよね



とにもかくにも綾瀬川が感じているのは不公平感であり、
「なんでオレばっかり悪役にされるんだ」「なんで弱い方ばっかり優しくされるんだ」
という不公平さをずっと理不尽に感じているっていう…
ただ今回のヒデのセリフの中で、「ひ…」っていう一言だけは気になるものがありましたね



「時生だって色々…ほんとだったら長近さんの後ショートやるって話だったのに
 ひ…チームのためにピッチャーやって…」

っていうのがそうで、この「ひ…」っていうのは一体なんなんだ?と不思議だったんですが
ツイッターで「ひとみ(仁見)って言おうとしたんじゃないか」って意見を送ってくれた人がいて
なるほどなって思いました



仁見はもともと有望なピッチャーだったわけですが、綾瀬川が入ってきたことで心折れてチームを抜けてしまい、
そんな仁見の穴を埋めることになったのが時生で、慣れないピッチャーをやるためにこのところ努力していたっていう…
そういえばこの前の枚方ベアーズとの試合でも、時生はピッチャーとしてきちんと好投していたし
急にピッチャーを任されることになっても、その役目を全うするために相当がんばっていたんですね
その試合で急に意味なく時生をマウンドから下ろしたのが綾瀬川だったしな…

理由は「オレが投げたいから」っていうだけで、フェニックスの完投ルールもねじ曲げてしまったし
そもそも仁見がいなくなって時生が投げるハメになった原因も綾瀬川だから、
時生にとっては相当綾瀬川に振り回されてる状況なんですね
いやー「ひ…」に気づかなかったらこのへん全部スルーしてたわ…(えー

俺としてはこう、小学校とかのクラスで男子と女子が口ゲンカになった時に
女子の方が泣き出してしまって「女の子泣かすなんてサイテー!早く謝りなよ!」って
泣かした方が悪役にされて無理やり謝らされるっていうあの理不尽な流れとしか思ってなかったからな…(えー

「野球のこと言われたらさ、綾に誰も何も言えないって…」



って、そのときヒデの口から「野球のことは綾瀬川に誰も何も言えない」という一言を聞いて
「野球の話は綾瀬川が正しいに決まっとるやん。もう暴力やんそんなん」という明智の言葉を思い出してしまう綾瀬川!
明智マジで綾瀬川のこと壊しすぎだろ!(えー
あいつどんだけ綾瀬川に爪痕残してんだよ!出番の少なさが嘘のように綾瀬川に一番ダメージ与えとるで!

「あのさ、これ野球の話するミーティングだよね?そこで野球の話するなって何?」

「だからその、言い方とか…」

「言い方って何?普通に野球の話したいだけなんだけど」

「だから…!ちょっと待てって!そんな感情的になんなよ!!」

ああ…いつまでも止まらない綾瀬川に対し、とうとう声を荒げて怒鳴ってしまうヒデ!
感情的になるなと言いながら怒りの感情をぶちまけてしまうというこの矛盾、
それぐらいヒデもいっぱいいっぱいになってるってことなんでしょうね

綾瀬川がずっと痛いところをチクチク突き続けてくるから
「もうやめてくれ!黙ってくれ!」っていう悲鳴のような一言に感じました
なんていうかあれだよな、他人を論破するのって結局こういうギスギスを生むよな…

綾瀬川が今回やってるのって、時生やヒデをひたすら論破し続けるっていうことで
言ってる内容に関しては綾瀬川の方が正しくて、もはや完全論破って言っていいぐらいなんだけど
でもその結果、時生やヒデとの関係はグチャグチャにぶっ壊れてるっていうね

なのでいくら論破しても相手との関係が壊れていってるだけで全然得になってないっていう。
ネットでも他人を論破したがる人って大勢いるけど、
結局こういう嫌な空気をどんどん生んでるっていうことは気をつけたいですね…

「感情的?オレがっ?」



そして今回ラストシーン、もはや誰がどう見てもぶっ壊れてる顔になってしまう綾瀬川
いやあ…ここんとこずっと思ってたけど綾瀬川の感情もう完全に壊れてるよな
たとえるなら幽遊白書の仙水のように、心にストレスがかかりすぎたことで異常性を持つようになってしまったというか
急に二重人格みたいなこと言い出したりもするようになったしな…そのへんも仙水っぽいよな…
現時点ですでにこれだけ壊れてしまった綾瀬川は、この先どこへ進んでいくのか…次回に続く!

 

ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第83話

さてダイヤモンドの功罪83話の感想ですが、今回の話は前回に引き続きフェニックスのメンバーで話し合いする内容となってますね
ただ見てて思うのが、なんか前回ラストと雰囲気変わったなっていうか
前回ラストではヒデが「感情的になんなよ!」と声を荒げ、綾瀬川が「感情的?オレがっ?」とぶっ壊れた顔で笑い
イガはどうしていいか分からず冷や汗をダラダラ流している
という状態でしたが
今回全員なんか違うな!?お前らどうした!?(えー

今回だとヒデはだいぶ落ち着いたように話してるし、綾瀬川はぶっ壊れた笑みが消えたようだし、イガの冷や汗はピタリと止まってるし
この1話の間に何があったんやお前ら…
ダイヤモンドの功罪ってたまにこういうことある気がするな、1話の間になんだかずいぶん状況変わってねえか!?っていう

「枚方戦みたいな、途中登板からの牽制みたいなのはちょっと…ないと思う。
 大会近いから、有賀との調整のための登板ってことだったじゃん。
 時生だって完投前提でさ、時生の球数もまだ全然残ってる状態で、
 そんで結局有賀とは全然関係ないプレーして、それだったら時生がわざわざ降りた意味ないじゃん」

ともかく落ち着いた様子で綾瀬川をたしなめるような話をするヒデ。
この前の枚方ベアーズとの試合では、綾瀬川はキャッチャーの有賀と調整がしたいという名目で登板したわけですが
しかし実際はそんなもんやらずに一塁でアウト取って終わらせてしまったので
それだと「調整するとか言ってたのはなんだったんだ」と突っ込みたくなってしまうし、
綾瀬川のために途中で降ろされた時生も納得できないだろってことですね
うん…その通りですね、これはもう「はい、すみません」と謝るしか…(えー



前回の話だと、綾瀬川が無失点のピッチングを続けてることに文句言われてましたが
今回は時生を引きずり下ろしてまで登板して、さらに勝手なプレーをしたってことに文句言われてるので
それに関しては素直に謝るしかないわな…そもそも綾瀬川があのとき登板した本当の理由って
明智とかと話してめっちゃイライラしたのでウサを晴らしたかったとかそんな理由だしな…
そんな本心を隠して「有賀と調整したい」とか嘘をついてまで登板して、調整なんぞやらずに勝手なプレーをするっていうのは
そりゃあチームメイトに対して不誠実だわな

「…無失点…オレがこれからも無失点っていうのは…
 それはチームのみんなにとってもいいことあるわけじゃん…うまくやるからさ…」

そんなヒデの話を聞いて、前回のようには威勢よく反論することができず
消え入るような弱々しさで「無失点はいいことじゃん…うまくやるからさ…」と語る綾瀬川。
いや無失点のことは別にいいから。今その話ししてねーから!(えー

無失点はええねんて!責められるようなことじゃないんやって!
ただ仲間を引きずり下ろしたり嘘ついたり身勝手なプレーすんなっていう話やねんて!
そういう明らかな問題点と、無失点がどうこうって話を混ぜてるからややこしくなってるんだよな
おい誰だよ最初に無失点に文句言い出したバカタレはよ!(えー

「うちはトーナメント勝ち上がって絶対全国行こうみたいなそういうチームじゃないから。
 綾一人が活躍して無失点で勝つより、
 点取られて負けたとしても良いプレーできる方が全然いいんだよ」

がしかし、ヒデも話をまとめようとして「無失点で勝つより、負けても良いプレーできたほうがいい」
またしても無失点の話を持ち出してしまうことに。無駄にその話題に意識引っ張られすぎなんやって!
無失点の話なんかもうすんなこのバカタレどもが!(えー

無失点がどうたらこうたら言うたびにどんどん方向性が歪んでるわ!負けてもいいとか何を言っとるんや…
「無失点で勝つより、負けても良いプレーできればいい」っていう考え方って



「おまえはカスや…」って桃吾にカス呼ばわりされるレベルの発想じゃないか?(えー
試合をする以上は勝ちを目指すことを何よりも優先すべきだし、この時カス呼ばわりされた綾瀬川でさえ勝ちを目指していたわけですよ。
綾瀬川は「相手にも打たせてあげよう」とは言ったけど、そのうえでちゃんと勝つって言っていたので、勝ちを目指す姿勢は見せていたわけです



でも今回のヒデは、そんな勝ちを目指す姿勢すら持ち合わせていないからカスなんて言葉じゃ足りないウルトラカスやで?
しかもヒデ個人じゃなくてフェニックスというチームそのものがそうだって言ってるから、フェニックスってチーム自体がやばい気がするわ

「それに牽制のことだけじゃなくて…綾とイガ、おまえら2人で何やろうとしてんだよ」

って、さらにまだ別の言いたいことがあると物申すヒデですが…いやいや今さらこんな話すんの!?
「お前ら2人で何やろうとしてんだよ…」って古い話題すぎてもう誰も気にしてねえよ!(えー
要するに、綾瀬川とイガがフェニックスを抜けて自分たちのチームを作ろうって考えてた件ですが
この話題ってもうずいぶん前にフェードアウトして最近まったく語られてなかったよな!?
そんな放置された話題を今になって蒸し返すとはヒデのやつマジ空気読めてねえな…(えー

「え?何って…」

「それは俺も思った」

って、ヒデだけかと思ったら有賀まで一緒になってこの話題に反応することに。
お前らこんなどうでもいい話題に食いついてきやがって…(えー
「1年くらい前にイガと一緒にチーム抜けようかなって思ってました」っていう程度のことでしかないっつーのに…
まあせっかくなのでこの話について整理すると 

多分これが最後に語られたシーンだと思うんですよ
今から1年前の大会の時点で、「仁見とかのポジション取りたくないし、ガチで野球やるのはリトルまで。つまりあと1年で終わり。みんなにもちゃんと言う」って
語ってたわけなんですが、でもこの後に仁見が辞めるわ奈津緒を負かしてしまって戦い続ける覚悟を背負うわで
そっちの方の衝撃が大きすぎてこのとき綾瀬川が言ってた話はうやむやになったって感じですよね

「みんなに言う」ってことも言えてないし、「仁見のポジション取りたくない」ってこともポジション取っちゃって仁見を追い出してしまったし、
綾瀬川の想定してたことと全然違う状況になってしまってて、もはやこの話を掘り返したところでどうにもならんというか…
つーか当時の予定通りなら綾瀬川はもう間もなくフェニックス抜けることになるわけですけど
そんな空気感もないしなあ。むしろフェニックスのメンバーと今後どう付き合っていくのか話し合ってるくらいだし
すぐに抜ける人間がこんなことわざわざ話し合うのか?って思うしな…
とりあえず言えることはヒデのやつくだらねーこと聞いてくるなよな…(えー

「綾、牽制とかもイガと打ち合わせしてた?
 綾がイガとの方がやりやすいならバッテリーもイガと組んだほうが…」

って、有賀が本当に聞きたいことというのは、綾瀬川がチームを抜けようとしてる動きのことじゃなくて
綾瀬川とイガの息の合ったプレイのことについてでした。
あんなプレイができるのは事前に打ち合わせでもしていたのか、綾瀬川はやっぱりイガと組んだほうがやりやすいのかと…
お前ら次から次にめんどくせえ話題振ってくるな…(えー

「サインとかはなかったよ。ただ、もしかしたら牽制あるかもと思って普通に準備してただけ。
 綾は、誰と組んでも大丈夫だと思う」

そんな有賀からの面倒な話題に対して、まったく動じることなくすっぱりと答えるイガ!
打ち合わせなんてしてないし、綾瀬川が牽制するかもと思って準備さえしていれば誰でもあのくらいはできると…
いやでも「綾瀬川が牽制するかも」って思うこと自体がすごいけどな!?
なにしろあの牽制プレーっていうのは、誰もが予想だにしていなくて完全に虚を突かれたプレーだったというか

打者として対戦していた大和も、審判として見ていた明智も、他のどのキャラクター達も、そして読者達さえも
綾瀬川があそこで牽制アウトを狙うとは夢にも思ってなくて、「お前そんなことすんの!?」って大ショックを受けたわけで
そんな中で唯一事前に気がついていたのがイガだったわけだから
それ自体がすごいんだよな…ただ1人綾瀬川の思考についてこれてるっていうか、唯一の理解者感があるというか
イガは「別に誰でも綾瀬川と組める」と言ってるけど、実際はまったく逆で綾瀬川と組めるのはイガだけって気がするな

 
 

そんなイガのありがたみをしみじみと感じたのか、
イガにキュンとするような熱い視線を投げかける綾瀬川。
いやでもちょっと待ってくださいよ、綾瀬川ってついこの前は
イガがほんのちょっと喋っただけでゴミクズを見るような目で睨みつけてたよな!?



ほんとお前ら急激に態度変わりすぎなんやって!
イガにしても、この睨まれた時は冷や汗ダラダラでビクビクしながら喋ってたのが、
今回はそんな冷や汗なんぞまったく流さずに堂々としながら喋ってるし!
この急に別人みたいになるのほんとどうにかしてくれ!
割とマジで感想書いてて戸惑うとこなんだよな…「あ、あれ!?前回と別人みたいじゃねーか!?」って読んでてびびること結構あるわ

ともかくイガがピシッと締めてくれたおかげで、嫌な空気で延々と続いていたミーティングもなんとか片付いたようです
とりあえずは一安心といったところでしょうか、ヒデが声を荒げて綾瀬川がぶっ壊れた笑みを見せた時はどうなることかと思いましたが
どうにか今回でみんな落ち着く方向に話を進めることができたようで…



それと綾瀬川の進路について話し合っていた大人たちの方も結論が出たようですね
なんと話し合うまでもなく綾瀬川の進路はもう決まってるっていう。
おいおいおい!それじゃこの坊主頭のオッサンただのピエロじゃねーか!(えー
あれだけドヤ顔で「綾瀬川くんがウチに来るならフェニックス全員の面倒見てもいいんですけど?」とか自慢げに語ってたのに
「あーすいませんもうとっくに進路決まってるんでいらないです」ってバッサリ断られるとか恥ずかしすぎるだろ!
このオッサンはなぜこんな恥ずかしい目に遭ってしまったのか…(えー

まあでも、この大人会議が始まる最初に「いやいや今日は本当にご挨拶だけなんで」って言われてたのに
挨拶だけじゃ我慢できずに綾瀬川のスカウト話へと踏み込んでいっちゃったのこのオッサンだしな…
「本当に挨拶だけ」で止まれなかったのがアカンかったんや…(えー  次回に続く!


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第84話



さてダイヤモンドの功罪84話の感想ですが、今回の話はヒデがまだ例のミーティングを引きずって綾瀬川に話しかけるという内容になってますね
ヒデのやつもうええて!いつまでうだうた引きずってんねん!前回イガがキリのいいとこで話を切り上げたんだからもうそこで終わっとけや!
それとヒデの様子も前回に比べてなんだかおかしいというか…やけに汗ダラダラで落ち着かない様子で喋ってますよね
前回のヒデの様子がどうだったかというと、ほとんど汗をかかずに落ち着いた感じで喋ってたわけで

↓前回のヒデの様子



それが今回になってブワッと汗かいてるのは一体どうしたんだっていう…
また「前回と今回でなんか様子違うな」ってやつ!?
前回もこのことについて話しましたがまた今回もなのか!?マジで話をまたぐと急に様子が変わるの勘弁してくれ…

というかヒデの様子ってあれよな、むしろ前回のほうがおかしくて
前々回から今回に直接繋がってれば自然だったと思うんですよ

↓前々回のヒデの様子



前々回のヒデはこんな風に、汗ダラダラの落ち着かない様子で「感情的になんなよ!」と声を荒げてしまっていたので
ちょうど今回冒頭の落ち着いてない様子とピッタリ一致するっていうか、今回「さっきはごめん」って謝ってることについても
前々回で怒鳴ってしまって悪かったっていう話と自然に繋がるし…
もしや前回すっとばして読んだほうがいいんでは…(えー

「なるべく…綾のやりたいように投げてもらえるようにするから…」

「ひ…」

「…!ごめん…」

「いや別に、オレがヒデとかの立場だったらそう思うと思うし、仁見の分までちゃんとやるよ」

って、なんとも弱々しく「綾のやりたいようにするから…」と話すヒデですが、
それに対して綾瀬川は例の「ひ…」発言を持ち出すことに!



ひ…発言っていうのはこれですね、ヒデが時生の事情のことを説明してる時に語った
「ひ…チームのためにピッチャーやって…」って言ってたやつ。
仁見が抜けてしまったから時生がピッチャーをやるハメになったし、そもそも仁見が抜けたのは綾瀬川が来たからだろっていう。
要するに綾瀬川が元凶という話を慌てて飲み込んだのが「ひ…」という発言だったわけですが、
「飲み込んだところで分かってんだよ」と綾瀬川に伝わっちゃってるというのが今回の話ですよね

こうなるとヒデも綾瀬川とは気まずすぎて今後まともに話せなくなりそうですね…
さっきも「綾瀬川の好きなようにやっていいから…」ってすごい弱々しく話してたしな…
ただ、そういう弱々しい態度って前回はヒデじゃなくて綾瀬川がそうなってたんだけどな!?

↓前回の綾瀬川の様子



こんな風に、前回の綾瀬川はヒデへの反論が何もできなくて「うまくやるからさ…」と弱々しくつぶやくことしかできなかったっていう。
それが今回はなぜかズケズケとヒデに言いたいこと言ってて、ヒデの方が弱々しくなっているていう
いやマジで前回の話ない方がよくね!?(えー

前々回から今回に直接つなげて読んだ方がしっくりくるって!
たとえばヒデの「ひ…」発言にしたって前々回のことだしな…
わざわざ前回の話を挟む必要がないっていうか、前々回から今回に繋げたほうが自然に読めるっていうか…

ともかく長かったミーティングの描写もようやくここで終わり、綾瀬川はイガと2人で自販機へ飲み物を買いに行くことに。
もう堅苦しい話は抜きにして、ゲームの話やユーチューブの話など、他愛のない雑談を始めることになりますが…

「オレこの前、真鍋選手のユーチューブ見て、なんか前のU12の話ししてて、
 その中に正真正銘の天才いたって言ってて。名前出てなかったけど、それ多分綾…」

ボガッ!!



え…えええええ!?なんとその時、イガの話に突然ブチ切れてペットボトルを叩きつけてしまう綾瀬川!
「綾瀬川が天才って言われてたよ」と言おうとした瞬間にこれ!?そんなキレるもんなのか!?
うーん…これはなんというか…この手の話でいうと綾瀬川は、以前に明智の発言でブチ切れた時に
「みんなオレがズルしてるって、簡単にやってるって思ってる」ってことをすごく不満げにしてたから



天才って言われるのはまさに「才能だけで簡単にやってる」って聞こえるから
それが綾瀬川の地雷を踏んでしまったってことか…

「天才とか他の人が言うのはいいよ?別に。
 でもイガは一番近くでオレが頑張ってんの見てんのに、天才って。
 オレ生まれたときからなんもしないでも超完璧なピッチャーだった?オレの努力って全然ない?
 オレが配球の勉強したりフォームの研究してんのは努力にカウントされない?」

さらに続けて不満をブチまける綾瀬川ですが…天才って赤の他人が言うのはまだいいとして、イガが言うのは許せないってことみたいですね
イガはずっと近くで綾瀬川の努力を見ているのに、その努力を語らずに才能だとか言い出すのはどういうことだと。
なんていうかあれですね、綾瀬川ってつくづく理解者に飢えてますよね

自分は才能だけで強くなったんじゃなくて、常日頃から努力して強くなったんだってことをちゃんと理解してくれと。
長いことそばにいるんだからお前はそのぐらいわかれよっていう、そんな願望とイガがその通りにならない苛立ちを感じますね…
以前に俺の感想で、綾瀬川が最も嫌っているのは理解者のいない孤独さだって熱弁したことがありましたが
あながち間違ってなかったよなあの理屈!?
綾瀬川が「一番嫌なのは俺が悪者にされること」って言い出したことで、俺の理屈は否定されたような気持ちになってましたが、
今回の話を見ると、やっぱり理解者がいないとこんなに綾瀬川は荒れてしまうんだなってことを再確認しましたね

「ご…ごめんそういうつもりじゃ…」

「ちゃんと謝って」

「すみません…」

「何に?」

「綾がちゃんと努力してるってわかってるのに、天才なんて言って…すみませんでした…」

「いいよ。でも二度と言うなよ」

う、うわあ、しかも怒鳴るだけでは飽き足らず、イガをきつく問い詰めて何度も謝らせる綾瀬川!
お前それやばいって!完全に部下を追い詰めてるパワハラ上司や!
友達同士でこんな「すみませんでした…」なんて謝らせて、「いいよ。でも二度と言うなよ」って言い放つとか
ぜんぜん対等じゃない上下関係になってしまって、もうまともに話すことなんてできねえよ…

そしてイガを置いて一人でさっさと帰ってしまった綾瀬川ですが、
そんな帰り道の途中、ハッと気持ちが切り替わるものを目にすることに!



こ…この橋は!!この橋はあれじゃないですか!
イガとの友情と確かめ合ったあの橋ですよ!
今となっては懐かしい、まだ2人が足立フェニックスに入る前の時に、この橋の上でイガと一緒に話しながら

『綾…また一緒に野球やろう。も、もう遅い?』



『遅くない…』

と、こんなに涙でボロボロになりながら、イガと一緒の野球生活を始めようって誓った場所だったわけですよ
それぐらい以前の綾瀬川とイガは仲のいい関係だったのが
それが今や、あんなにイガにひどいことを言うようになってしまったっていう
いつの間にかこんなに変わってしまっていたということを、この橋を見たことで綾瀬川は気がついたんだろうと思うんですよね

それがさっきのハッとした表情であり、実際に綾瀬川はすぐにイガのところへ引き返すことになります
この引き返す行動は、イガとの仲が良かった以前の関係に戻りたいっていう
もう一度時間を巻き戻したいような気持ちのあらわれでしょうね…

「イガ…オレ、こんな性格だったっけ」

「わかんない…わ、わかんない…」

「わかんないってなにが…」

「全部…全部…」

ああ、しかしイガのところに戻って話しかけてみたものの、
もうイガは綾瀬川におびえるような反応ばかりを返すようになってしまい
もはやまともに話せるような状態ではなくなっていました

イガに対して精神的にひどく追い詰めるようなことをしてしまったために、
イガの心はもう取り返しがつかないほど傷ついてしまったってことでしょうね…
綾瀬川って今回だけじゃなくて少し前の話でもイガをこっぴどく睨みつけたりしてたしな…



こういう態度を取り続けたことで、イガにとって綾瀬川はすっかり恐怖の対象となってしまい
ガタガタと震えながら「もう全部わかんない…」って錯乱状態のように話すことしかできなくなってしまったってことか…
ただですよ、前回のイガは落ち着き払って綾瀬川の理解者ムーブしてたんですけどね!?(えー
 
 

この一切動じることなくキリッとした様子で綾瀬川を理解していたイガなんだったん!?
今回のガタガタおびえながら「全部わかんない…」って言ってるイガと同一人物とは思えん…
本っっ当に思うんですけど前回の話なんだったんやマジで…
イガにしろ、綾瀬川にしろ、ヒデにしろ前回だけ別人みたいになってるって!ほんと異質な回だったよな…

「オレが綾にちゃんとやろうなんて言わなかったら…」

「いや…イガがいてもいなくてもこうなってたと思う。オレ多分、もともとどっかおかしいのかも」

ああ…そして、こうなってしまった原因について
「オレが綾にちゃんと野球やろうなんて言わなかったら」「いや、オレがもともとどっかおかしかったんだ」と語り合う二人ですが…
なんて悲しいやり取りなんでしょうか

何が悲しいって、二人とも言ってることは「悪いのはオレなんだ、お前は悪くないんだ」ってことであって
ちゃんと相手のことを思いやる気持ちを今でも持っているわけです
もともと確かな友情で結ばれてもいたし、以前に橋の上でそのことを確かめ合って、
今回もその気持ちを思い出して、また以前の二人に戻りたいと引き返してきたりしたわけですよ

でも、壊れてしまった関係はもう戻らない
ってことを残酷なまでに実感することになってしまったっていうね…
あんなに仲が良かったのに、もはや2人の関係はどうしようもなく壊れてしまっていて
もはや修復することはできなくなってしまっていたっていう。あまりにも悲しすぎるよな…



さらに、壊れてしまった関係という点で言うなら、イガと綾瀬川だけでなく時生と綾瀬川もそうなってしまったようです
なんと時生はあれから目がパンパンに腫れるほどずっと泣き続けていたようで、
「思ったことを全部言って綾瀬川にぶつかってみたけど、全然うまくいく気がしない…」と心が折れてしまったようですね

というか時生の今までの態度って、綾瀬川とうまくやっていくために全力でぶつかるって意味合いだったのかよ!
いやお前それはさすがに無茶だろ!俺から見た今までの時生の印象っていうのは

↓今までの時生



なんか仏頂面でゴチャゴチャ因縁つけてくる嫌な奴にしか見えてなかったって!(えー
お前これで仲良くしようったって無理だろ!さすがに態度悪すぎて印象最悪だったし
しかも時生からゴチャゴチャ言ってきたことに対して綾瀬川が言い返したら
時生の方がボロボロ泣き出して目がパンパンに腫れるくらい泣き続けるってそんなんどうすりゃいいんだよ…
悪いけどお前と仲良くするのハードルたけぇよ…(えー
俺が綾瀬川の立場でも時生との仲はどうにもならんかったと思うわ…

なんにしろ、今回で綾瀬川はもう時生ともイガともヒデとも致命的にうまくいかなくなってしまったってことになっちゃったな…
ここまで仲がこじれてしまった以上、もはや足立フェニックスに綾瀬川の居場所はなくなってしまったように思いますが…



って、そんなラストシーンで唐突にイガとの再会を果たす真夜!
ここで真夜出てくんの!?この地獄のような状況を真夜にどうにかできるのか!?
もはや魔法でも使わない限りどうにもならんと思いますが、何かできることはあるんだろうか…
俺としては真夜がどんだけ相談に乗るのが上手な聖人だろうと無理なものは無理としかならんと思いますが…次回に続く!

 


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第85話



さてダイヤモンドの功罪85話の感想ですが、今回の話は前回ラストで出会った真夜にイガがチームの相談をするという内容になってますね
てっきり綾瀬川のことを相談するのかと思ってましたが、「同期全体がうまくいってない。ミーティングもふわっとしてる」とチーム全体に漂う不安を口にするイガ。
そんな中で真夜は「時生のアレもあるしな」と時生のことを名指しで語り出しますが…

「成長痛はしょうがない。出るって決めたなら故障しないように…」

「成長痛って…時生そうなんですか?成長痛?」

「え…聞いてない?」

いやそんな話聞いてないけど!?(えー
成長痛!?急になんすかそれ!?どうやら真夜の話によると、時生はこのところ実は成長痛に苦しみながらもそれを隠して頑張っていたそうで…
うーん、なんというか…ここ最近の話ですごく思うことなんですけど
「実は時生は人知れずがんばっていた」っていう後付け設定多くないっすか!?(えー

いやマジで、ここ数話で急激にそういう話が連続して出てきちゃってて
・実は時生は、仁見の穴を埋めようと投手に転向するために人知れず頑張っていた
・実は時生は、綾瀬川と本音でぶつかろうと傷つきながら人知れず頑張っていた
・実は時生は、成長痛の苦しみを抱えながら必死に耐えて人知れず頑張っていた
っていうような話が一気に押し寄せてきたもんだから
いやお前どんだけ人知れず頑張ってんの?
っていう風に、一体どんだけ俺らの知らない時生のエピソード足されてくねんって気持ちになってしまってるというか…

なんだろう、こういう話を後から足すんだったら、こんなにバンバン足すんじゃなくて数を控えめにするか
もしくは前もって伏線を張っておいてほしいんですよ
たとえば時生が成長痛を隠していたってことなら、どこかの場面でわずかに痛がるような様子があったりだとか
そういう伏線が前にあるんだったら「この場面ってそういうことだったんだ!」って納得できるけど
時生のそういう伏線って全然ないしな…

だからいきなりポンと知らないエピソードが後付けされたみたいな気持ちになるっていうか
俺としてはそういうエピソードを聞かされてもなんか納得できないんだよな…

「成長痛…なんでオレらに言わないんでしょうか、時生のそれ知ってたらみんな…綾だって…」

「いや、綾瀬川には特に言わないと思う。あいつも成長痛だっただろ。
 綾瀬川の時には俺たちがいたけど、今は抜けられないってのはあると思う。
 それに綾瀬川が成長痛の頃、時生が一番心配してたから」



さすがに嘘だろ!俺は騙されねえぞ!(えー
またこんなすぐ出てきちまってるって!俺らの知らない時生のエピソードが!
「綾瀬川の成長痛を誰よりも心配していたのは時生」ってそんな伏線なかったやん!?後付け感がすごいんやって!
実際どうだったのか確認するために、綾瀬川が成長痛と言っていた時期の時生の様子を見てみたところ…

当時の時生の様子はこんな感じでしたね。綾瀬川に対して思っていたことは成長痛うんぬんよりも
綾瀬川はフェニックスに入ってすぐの新参者なのに試合に出してもらえるのおかしくねって不満を持ってる感じで
「綾が投げて敗けて納得できるやついないっしょ。なんの実績もないのにチャンスもらえるのおかしくね?」と
綾瀬川への不満をこぼしてしまって兄貴の長近に「まあまあ」となだめられるっていう…

やっぱ成長痛の心配とかしてないやん!?(えー
心配どころか綾瀬川が気に入らなくて文句言ってた立場ですやん!?そこに関しては当時も今も変わらないんだな時生…
やっぱり時生の描写としては綾瀬川が気に入らなくて文句言ってくるっていう場面がダントツに多すぎてそのイメージが強すぎるわ…
たぶん作者としてはそのイメージを変えたくて時生の「実はいい奴」ってエピソードをあれこれ足してるんだろうけど…

成長痛を心配してたって話で言うなら、時生よりもはるかにイメージ強いのが
枚方ベアーズの今村さんと大和ですよね



大和は成長痛と聞いた途端に、その話題に詳しい今村さんをすぐ呼んできてくれたし
今村さんもほとんど赤の他人のような関係なのに親身になって話してくれたし
この2人に関しては「成長痛を心配してくれた」っていうイメージが強く残ってますね

というかそのイメージが強いからこそ、「時生が一番心配してくれてた」って話が納得行かないんよな
時生より大和や今村さんの方がよっぽど心配してたやろっていう。この2人を差し置いてなんで時生やねんっていうのも
さっきの真夜の一言が引っかかる理由だと思うんだよな…

「行ってきます」

「次郎どこ行ったの?」

「友達と会うんでしょ、野球の友達」

結局、真夜と話したもののイガはあまりチームの改善になるようなきっかけを掴めず、綾瀬川の家の場面へと切り替わってしまいます
どうやらこの日は休日のようで、綾瀬川は友達と会うために家を出たってことのようですが…
友達と会う…?今の綾瀬川にそんな仲のいい友達っているんだろうか。フェニックスのメンバーは気まずい相手ばっかりだし、仲の良さで言えば奈津緒とか…?



ってお前かーーー!!なんとまさかの大和がここで登場!
大和はこないだの練習試合で綾瀬川との関係が相当メチャクチャになりましたが、それでも友達として会いに来たんか!?
ふむ、考えてみると大和はメンタルめっちゃ強いし、今のフェニックスの面々みたいにはならないと思うから、
これぐらい図太くないと綾瀬川の相手はつとまらんよな…

そんな大和がやってきたのは雷門のようですね。雷門といえば俺もつい最近行ってきましたよ!
その時に撮った写真が気に入ったんでツイッターに上げたりしてましたね。何がそんなに気に入ったかって



見よ!この若さを!(えー
いや自分でもビックリしましたわ、この写真の若々しさに。ULIKEっていうアプリを使って撮ってもらったんですけど
こんなにお肌ツルツルの若者みたいな仕上がりになるもんなんですねえ
これを見てまさか40超えてるおっさんだとは思わんだろうぜ!(えー
ULIKE最高やなマジで…気に入ってしまったんで今後もこういう若さを盛った写真を撮るかもしれません

ちなみに雷門に行った理由としては、すぐそばの東京スカイツリーでアレがやってたからなんですよね



結城さくなのおもてにゃしルームがな!(えー
結城さくなっていうのは某超大物Vチューバーなんですけど、俺としてもファンなのでスカイツリー行ってきたっていうね。
スカイツリーと雷門は目と鼻の先なので、ちょっと歩くだけですぐに着くような場所にありますね
まさか大和と綾瀬川もおもてにゃしルームに行こうって雷門に集合を…(えー  次回に続く!

 


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第86話



さてダイヤモンドの功罪86話の感想ですが、今回の話は前回ラストで再会した綾瀬川と大和のやりとりが描かれる内容となってますね
顔を合わせるなり「綾瀬川くん来てくれてありがとう」と挨拶する大和ですが
めちゃくちゃ他人行儀な会話やな!?
たとえば気安い友達だったら「ういーっす」とかテキトーな挨拶でもいいだろうに
わざわざ丁寧な挨拶をするっていうのは、やけに距離感あるような気がするな…

「どっか座れるとこ行こうよ」

「そやな、ありがとう。そのズボンええな、涼しそうやなぁ」

「あぁ、これ?バスパン。バスケの時はくやつ」

「へええ、おしゃれやな〜。わざわざ来てくれてありがとう」

「うん」

そして綾瀬川と落ち着ける場所で話すことになった大和ですが…いやちょっと待ってください大和のやつ
どんだけありがとう連発してんねん!?(えー
「綾瀬川くん来てくれてありがとう」「そやなありがとう」「わざわざ来てくれてありがとう」って怒涛の3連発やで!?

しかも綾瀬川の履いてるなんでもなさそうなズボンを見て「そのズボンええな、おしゃれやな」と言ったりだとか
大和お前あれだろ!綾瀬川のご機嫌取り作戦を考えてるだろ!(えー
いやマジでその線はあると思うんだよな。なにしろ綾瀬川と大和はこないだすごい険悪な空気になってしまったし
その空気をやわらげるために、今回はなんとか綾瀬川の機嫌を直そうとしてるっていうのが大和の考えなんじゃなかろうか

「明智さん謝っとったで、綾瀬川くん怒ってたやん。
 綾瀬川くんが僕のこといじめてるみたいに見えるて、明智さんが言うててんな」

おっとそして、明智が綾瀬川を怒らせてしまった失言のことを謝っていたと伝える大和!
ご機嫌取り作戦もいよいよ大詰めだな!(えー
なにしろ綾瀬川の機嫌が悪くなってしまった原因というのがまさにその明智の失言なわけだから
明智がそれを謝っていたというのはご機嫌取り作戦の最大の切り札と言えるでしょう
ありがとう3連発作戦に始まり、ズボンおだて作戦、そして明智の謝罪作戦と一気に畳みかけたわけですが、果たして綾瀬川の機嫌は…



ぜ、全然よくなってねえええ〜〜〜!!
まるっきり機嫌よくなってねえええええ!!必死のご機嫌取り作戦もむなしくクソ不機嫌そうに「怒ってないけど?」などと言い出す綾瀬川!
大和としては冷や汗を流しながら「こ、ここまでやってもアカンのか…」と思っていることでしょう

なんていうか綾瀬川ってあれよな、揉めてしまった相手に対してはまったく心を開かなくなるタイプよな
揉めたことをきっかけに心のシャッターがピシャンと閉まってしまい、その相手に対してはもう心のシャッターを開けることはないっていう。
これまで桃吾、イガ、時生、大和と次々にそうなってしまってる気がするわ…

そう考えると、真夜が最近イガに対してアドバイスしていた
「ちゃんとぶつかってけよ」っていうのは、綾瀬川には完全に逆効果だと思うんだよな



たぶん真夜たちはお互いにぶつかって揉めたりケンカしたりしながら、それを乗り越えて絆を深めた経験があるんだろうけど
綾瀬川にそれをやった場合、完全に心を閉ざされて関係がみるみる悪化していくから
真夜たちのようにぶつかってもダメだと思うんだよな…それに関しては時生もついこの前、
綾瀬川にぶつかっても全然うまく行く気がしないと言ってましたがその認識は正しかったんじゃないかな



「他の人にも言われててん、自分がどう見えるか考えやって。
 僕綾瀬川くんと話しとって、綾瀬川くんがどう見られるか考えたことなかってん。
 そういうの気ぃつかへんでごめんな」

「…」

って、まだ機嫌のよくならない綾瀬川に対し、「僕も気がつかなくてごめん」と自分の至らなさも謝る大和!
お前どんだけいいヤツなん!?
この大和のいいヤツぶりは本当にやばいですよ、なにがそんなにやばいって
そもそも綾瀬川がキレたのって大和は全然なんも悪くないですからね

綾瀬川がキレてしまった原因って、この明智の失言が原因なわけですが
大和自身はこのやり取りにまったく関与してなかったから
もう本当に知らんところで明智と綾瀬川が話して色々おかしくなったっていう状況に、哀れにも巻き込まれたのが大和なんですよね…

それぐらい何も悪いことしてない被害者なわけですけど、それでも「僕も気がつかなくてごめん」って謝るっていうのは
あまりにも人間ができてるとしか…もう大和のことだけは許してやってくれ綾瀬川!
そもそも大和は責められるようなことしてないんや!責任があるのは明智の方なんや!
おれたちのこの怒りは明智にぶつけよう!(えー



「もしかしたら最後になるかもしれへんから、ちゃんと話さしてもらおうと思って」

え、最後って…え!?急にとんでもないこと言い出しましたよ大和のやつ!?
これが最後になる!?なんで!?大和お前まさか…最後ってそれと同じようなことを言ってたやつに覚えがありますよ!



そう奈津緒ですよ!!
今日で終わりだからと野球を辞めることになってしまった奈津緒!言ってることがそっくりや!
まさか大和にも奈津緒と同じように、野球を辞めなければならないような重い事情が…

「僕が勝手に思うただけで、そうやなかったら全然あれやねんけど…
 綾瀬川くん、野球辞めるん?」

ってそっちかい!!
野球辞めんのそっちかいいいいい!!大和お前まぎらわしすぎるわあああああああ!!
はあはあ…まったく焦らせやがって…マジで大和が野球辞めるって話かと思ったわ

それにしても綾瀬川か…確かに考えてみれば綾瀬川は
前に言っていた「野球辞める」って時期がもう目前に迫ってますからね



この「リトルまでで野球を辞める」っていうのがそうで、今はもうリトル最後の大会が目前の時期なので
当時の予定で言えば綾瀬川はもう野球を辞める寸前にまできてるっていう…

その他にも辞める理由があるとすれば、足立フェニックスにはもう綾瀬川の居場所はないってことでしょうか
なにしろ綾瀬川はフェニックスの仲間である時生ともヒデともイガとも揉めてしまって、
もはやフェニックスの仲間とうまくやることなんて不可能な状態だから
さすがに居場所がなさすぎてチームを離れるんじゃないかなと…

綾瀬川が野球を辞めるとしたらこのあたりが理由になると思うんですが、
ただそれとは逆に続ける理由もあると思うんですよね
それが何かっていうと高校野球での奈津緒との再会ですよ
というのも、奈津緒は野球を辞める時に「高校ぐらいには復帰して、また綾瀬川と一緒に野球がしたい」と言っていたので
奈津緒が野球に戻ってくるのを待つっていうのは綾瀬川にとって大きな意味があるんじゃないかなと。

そういう意味では野球を続けそうでもあるし、ただフェニックスで野球するのはもう無理そうでもあるし…どうするんでしょうね
いっそのこと奈津緒が戻ってくるまで綾瀬川もいったん野球を離れるとか?
バランス調整的な意味でも、現状だと綾瀬川が強すぎてまったく誰もかなわないから、いったん離れさせて周囲との強さを調整するとか…次回に続く!

(C) 平井大橋/集英社





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