第四作・超サイヤ人だ孫悟空 |
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ヘロヘロになった悟飯を見るや「かかれー!」と一斉に迫る戦闘員達。しかし突如飛来したエネルギー弾がその群れを粉砕する! 悟飯の危機には即参上!ピッコロさん見参!! ピッコロさんの強さにおののいて逃げ腰になる戦闘員達。すると、「情けねえ奴らだ」とスラッグ直属の3幹部 アンギラ・ドロダボ・メダマッチャが2人の前に現れます 「へっへ!ちったあ相手になりそうダボ。おいメダマッチャ、お前にはこっちのガキをくれてやるダボ!」 「ちぇ、ツイてねーなあ」 まるでゲームを楽しむかのようにピッコロさん達を品定めするドロダボ達。 しかし、そんな3幹部を前にしてもピッコロさんは余裕綽々です 「なめるなよ、ザコ共」 ザコ呼ばわりをうけて「なんダボーーー!!」と突っ込んでくるドロダボ。しかしピッコロさんはターバンやマントを脱ぎもせず 腕組みをしたままでドロダボの攻撃をたやすくあしらい続ける! 「ぐぐっ…逃げ足だけは速いようダボ!」 「フン、逃げ足だけかな?」 そう言うと今度は、ドドリアのようなパワー体型をしているドロダボの拳を片手でキャッチし押し戻す! 一体どうしたんですかこの強さは!こんなにピッコロさんが活躍する話は初めてですよ!(えー そのまま右手を握り潰されてしまったドロダボ。「ま、待て!オレ達と手を組まないダボか!」と命乞いを始めます あっちゃー中ボスがコレを言ってしまったら終わりですよ(ノ∀`) 「何言ってんのかねコイツは」とピッコロさんに無視され、エネルギー波で粉々に吹っ飛ぶドロダボ。 最後まで圧倒的な実力の差で決着。この分なら悟飯の方も順調に戦っているんでは… |
と思いきや、ピッコロさんが戻ってくると悟飯は虫の息でピクピクしていました いやちょっとっ!しかも相手のメダマッチャは無傷じゃないですか!悟飯…これほどまでピッコロさんと実力差が… 「いまラクにしてやるぜ」 「悟飯っ!?させるかーーっ!!」 ドガアアアアアン ああー!まるでナッパ戦の再現のように、我が身を盾にしてエネルギー弾を防ぐピッコロさん! 無防備なピッコロさんにメダマッチャ&アンギラの集中砲火は容赦なく続く! さすがのピッコロさんもこれにはたまらずボロ雑巾のような姿に…ああ、悟飯のバカー! すでに戦う力を失ったピッコロさん達をあざ笑い、トドメを刺そうとするメダマッチャ。 ドドオオオオン! その時、メダマッチャに向けて飛来するエネルギー弾が!視線を向けると、こちらへ飛んでくる一人の男!孫悟空到着! 「おとう…さん…?」 「そ、孫…」 悟飯とピッコロさんを介抱した悟空。アンギラとメダマッチャに歩み寄ると静かに言い放ちます 「おめえ達じゃオラの相手にならねえ。さっさとあの雲みてえなもんをどかして地球から出てけ」 「…オレ達の力を見くびっているようだな!」 「自惚れのつえー奴だぜえっ!」 当然そんな忠告に聞く耳を持つ連中ではなく、悟空に向かって2人同時に飛びかかる! 「はああーーーっ!!」 ドガガアアアン! しかしメダマッチャはパンチ一発、アンギラはエネルギー弾一発であえなくKO!うげげぇーっ! 悟飯の立場がない。最初から悟空とピッコロさんに任せておけば…いやよそう… |
「クズどもがァ!それでもこのオレ様の部下か!」 あらかた自分の部下を倒され、ついに登場した黒幕スラッグ。その並々ならぬ戦闘力を肌で感じ、さすがの悟空も顔色が変わります 「こ…この気は!?今までの奴らとは明らかに違う…!」 言いしれぬプレッシャーを跳ねのけるかのように、スラッグに向けて突撃していく悟空! しかし悟空の攻撃はことごとく防がれ、逆にスラッグの猛攻にさらされてしまうことに… 「あと何秒持つかな」 「か…かなわねえ…!?あれだけ修行したオラの力が…全然通用しねえ…!」 悟空の胸ぐらを掴んでは殴り掴んでは殴り、何度も何度も悟空をいたぶるスラッグ。うー痛々しい… 道着もビリビリに破け、悟空はもはや立っているのがやっとの状態。様子を見ていた界王様も「だ、ダメじゃ…!」と 勝ち目がないことを悟った様子です。そして「そろそろ終わりにするか…!」とスラッグが近づいてきたその時… ドッギャアアアアアア!! ゲーッ!?な、何が起こった!?わけが分かりませんが突然の超パワーアップを果たす悟空 オーラは金色、髪は茶色、目は白目、オーラの音は界王拳という超サイヤ人もどきに変身してしまいました。 これによって戦いの優劣は完全に逆転!で、でも一体なんでこんなパワーアップを…? その時「な、なんとー!」とコメントを始める界王様。もしかしてこの謎が解けたんですか!さあしっかりと解説を頼みますよ! 「まだ悟空にこんな力はあったとは!ま、まさか!?これが超サイヤ人の力なのかー!」 (;゜д゜)……… なんの説明にもなってねえ!! いや界王様、超サイヤ人の力とかそんなのはどうでもいいんですよ! なんでいきなり特にきっかけもなくパワーアップしたのかってことですよ! 結局変身の原因については触れられることなく、超悟空に痛めつけられた片腕をスラッグが自分でもぎ取った瞬間 悟空はビックリして元に戻ってしまいます。ゲーッ!! |
「がああああああーッ!!」 もちろんスラッグは考えなしに自分の腕をもぎ取ったのではありません。スラッグがちぎれた部分に力を込めていくと アンパンマン新しい顔よー!!とばかりに新しい腕が再生! そう、スラッグはピッコロさんと同じナメック星人だったのです。続けてスラッグは気合を溜めていくと 以前の天下一武闘会でピッコロさんが使った巨大化技を披露!うわー懐かしいな! 超サイヤ人(もどき)でなくなってしまった悟空はそれに対抗する術がなく、散々いたぶられた上にギリギリと握られてしまいます 「クハハハ!よく戦ったがこれまでだな!死ねィ!」 悟空の命が尽きようかというその時、スラッグの頭上に一人の男の姿が! 「オレも同じナメック星人でね!貴様の弱点は知り尽くしているぜ!」 ピッコロさん!ピッコロさんじゃないか!スラッグに弱点があるということですが、一体どんな手を使うんだろう…って! 何を思ったか、いきなり自分の耳を引きちぎるピッコロさん。うげぇーーーっ!いきなり何してんのーーーっ!! 「悟飯!口笛だ!口笛を吹けぇーーっ!!」 「く…くち…ぶえ…?……………ふゅ…ふゅふゅ…ピ…ピ〜…」 「う…!?ぐごっ…な、なんだ…!」 「ピ〜…ピピピ〜…ピピピ〜…」 「ぐっ!ぐぐああーっ!やっ…やめろおーっ!!」 口笛の音色を聞いた途端に苦しみ出すスラッグ! 策が当たったピッコロさんは「フハハやったぞ!もがけぇ!苦しめぇ!」と大喜び。どっちが悪役だよコレー! |
それにしても、なぜこれほど口笛の音で苦しむんでしょうか。界王様の解説によると 「そ、そうか!人間がガラスをギリギリこする音を嫌うように、 ナメック星人も口笛の波長が神経に障って我慢ならないに違いない!!」 (;゜д゜)……… ガ、ガラスをギリギリって… 小学生のイタズラじゃないんだから!! もうちょっと気のきいた喩えはなかったんですか!命のやりとりの最中だというのに! わざわざ耳を引きちぎってまで口笛を吹かせたピッコロさんが、何だか情けなく思えてきたよ… そしてスラッグが苦しんでいるスキに、倒れている悟空の元へと向かうピッコロさん。 「オ、オレのパワーを…後は…頼んだぞ!悟空…!」 「ピ、ピッコロ…!?お前の気持ちは無駄にしねえ…!」 瀕死の悟空にパワーを与え甦らせたピッコロさん。復活した悟空はスラッグの方に向き直ると、 決着のために界王拳で戦闘力を高めていく! ズオオオオオオオ!! そしてこの界王拳、単にピッコロさんの力が加わったにしては信じ難いほど強力なオーラを放っています。 それもそのはず、当時の映画パンフレットによるとコレ、100倍界王拳だそうです は、はは…ひゃ、100倍って…ひゃくばいってえええええっ!いくらなんでもインフレしすぎだろソレー! さすがに100倍が相手では巨大スラッグも敵いません。悟空の体当たりで腹部に大穴を空けられてしまいます 「おのぉぉぉれぇぇぁあああああーっ!!」 しかししぶとく倒れないスラッグ。最後の力を振り絞り悟空に追いすがりますが… 「太陽よ…!今頼れるのはおめえしかいねえっ!元気玉ぁぁぁーっ!!」 ドガアアアアアアアアン! 太陽の力を借りた元気玉でスラッグにトドメの一撃!前回の映画と同じく地球が疲弊している状況なので 今度は地球だけに頼らなかったようです(えー |
戦い終わって、仙豆で互いに回復する悟空たち。ピッコロさんも仙豆を分けてもらいますが耳が元に戻りません 「ピッコロさん、みみ…」と心配そうな悟飯ですが、ピッコロさんが力を込めると… ポン! でっかくなっちゃった!耳がでっかくなっちゃった! と、まるでマギー審司の芸のように耳が飛び出てくるのでした。ラッキー君もびっくり:;y=_ト ̄|○・∵. ターン |