■ガイキング
LEGEND OF DAIKU MARYU31話 「見よ!讃えよ!ひざまづけ!荒神グレート降臨!」
キャプテン代理・ルルの初陣にして、大空魔竜VS天空魔竜・大地魔竜、ガイキングVSライキング・バルキングという
両軍総力をあげての戦いとなった今回の話。
大空魔竜は他の魔竜二体を強引に組み伏せると、内部に侵入して白兵戦を挑むというランバ・ラル戦法で勝負に出ます
しかし同時に天空魔竜・大地魔竜に侵入するとなると、ただでさえ少ないクルーを二手に分けなければいけないので
片方の部隊はほんの数人。こんなんで白兵戦なんて大丈夫なのか…って!
心配御無用!ザコども相手にリーさん一人で大立ち回り!
射撃の名手なうえに肉弾戦も超人並みかよ!まさに歩く兵器だ
一方、大地魔竜に侵入したシズカさんも、怪力でロボ兵士どもをティッシュ紙のように引き裂いていました
こ、こいつらなんて強さだ…一人で戦っても制圧可能なんじゃないのか!?百人力というか一騎当千というか…
しかし、順調にブリッジへと向かうリーさんの前に思ってもいない刺客が!
「…!?ま、待った!」
「どけ。私は戦わなければならない…最愛の主、プロイスト様のために」
「…手ぇ出さないでくれ爺さん!ちょっとワケありなんだ、この子とは…」
なんとプロイストに洗脳されたヴェスターヌが出現!
以前アバンチュールを一緒に過ごした相手なだけに、リーさんもうかつに手が出せません
(魔性の黒い炎みてえなのが彼女に取り憑いていやがる…!
だとしたら…おっかねえけど方法はひとつ!)
ヴェスターヌが怪しげなオーラに操られていることを見抜いたリーさん。
なんと拳銃を放り投げると、棒立ちでヴェスターヌの攻撃を誘いに出る!
「さあ来なよ、真正面から恋人の胸に飛び込んでくみたいにさ」
「…軽薄な男め。死ね!」
な、なんだそりゃあ!たったひとつの方法っていうのは愛の告白か!?(えー
しかし容赦無用のヴェスターヌは、ビームサーベルを構えるとリーさんに向けて一直線に突撃する!
「拳峰・真龍拳極意!烈火破砕掌!!」
「あ…お、お前!?リー・ジェンシン…?」
洗脳解けるの早ぇー!登場してたった数分だよ!なんか気円斬をタテにしたような技を使ったとたん、
ツンツンだったヴェスターヌが一転してデレデレに!一体どんな魔法を使ったというんだ!
うーむ…リーさんが怪しげな拳法を使うのは前から知ってましたが、こんな超能力じみた技まで持ってる人だったとは…
というか「破砕掌」とかモロに破壊に関係するような名前なのに、洗脳を解くための技なのかよ
というわけでヴェスターヌを正気に戻したリーさんは、同じく洗脳状態のノーザに苦戦中のダイヤに
口頭で烈火破砕掌を伝授します。
「分かった!とにかく炎の力を平たいカベみたいにして、コクピットにぶつけりゃいいんだろ」
「大ざっぱに言やあ、そういうこった!」
「聞きかじりだがやってみるしかねえな…!オレの炎で正気に戻りやがれ、ノーザ!
拳峰・真龍拳極意!烈火破砕掌!」
「…う…?な、何がどうなってやがる…ダイヤ!?」
マジかよあっさり成功だよ!こいつら洗脳を解く手段が豪快すぎ!
それにしてもノーザが美形すぎて目がくらむ。(えー やっぱりこのアニメで一番いい味出してるのはノーザだな
ノーザを正気に戻したことでライキングをゲット、そして同じ頃天空魔竜もすでに制圧されていました。
形勢逆転だぜバンザーイ!勢いづく大空魔竜のメンバーでしたが、どっこいプロイストにはまだ強力な隠し玉が!
「誉めてあげますわ、あなた達。まさかここまで追い詰められるとは思いませんでした。
だが!常に相手の上を行くのがオレの主義なんだよ!
天空魔竜よりpart1からpart25!大地魔竜よりpart26からpart50全機射出!
全ゼルガイアよりpart51から500!全機射出!」
な…なにー!ガイキング達のpart1、part2、part3からなる3体合体をはるかに上回る500体合体!
無数のパーツが戦艦から射出され、恐怖の怪物を作り出していく!
「な、なんて化けモンだありゃあ…!」
「巨人…いや、魔竜か…!?」
「もはやコイツはそんな尺度には収まらねえ!赤き魔炎が生んだ超魔竜!
新しき世界を創り出す者!名前は、そう…超魔竜ドボルザークだッ!」
こ、この顔はまさか!?まさかーっ!?旧ガイキングキターー!!
全国のお茶の間があぜんとした旧フェイスオープン!超兵器ヘッドじゃないか!まさかこのデザインをボスキャラに持ってくるとは…
そしてBGMにはプロイストお気に入りのドボルザーク「新世界より」!というかロボットに名前つけるほど好きだったのね
「なんというおぞましい姿…!?悪魔としか呼びようがない…」
あ、あのうヴェスターヌさん、一応昔のガイキングの顔なんでもう少しオブラートに包むとかした方が…(えー
まあ私もまったくの同意見なんで気持ちはすごく分かりますが:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
バオオオオオオ!!
言うだけあって桁違いのパワーを発揮するドボルザーク!
羽をはためかせただけで、ガイキングとライキングが岩壁にめり込むほど強烈に叩きつけられる!
「まだ完全体ではないが、ゴミを焼き尽くすにはこれで十分だ。
オレはこれから地上を目指す、我が帝都と同じように地上人を殲滅してやるぜッ!」
プロイストが手近のグロテクターにデスファイヤーを放つと、なんと地上へのデスクロスポイントが出現!
ダンバインで言うと単体でオーラロードをこじ開けたみたいなもんです
想像を遥かに超えるドボルザークの炎の力!しかし、こんな化け物を地上へと送り出すわけにはいかない!
「止めなきゃ…!大空魔竜の総力を尽くしてこの場で!」
追いすがる大空魔竜がドボルザークにデスファイヤーを発射!しかし、ドボルザークも同じくデスファイヤーで反撃すると、
大空魔竜のそれが一方的にかき消える!うおーパワーがまるで違う!
「オレ達の決着はまた今度にしないとヤバそうだぜ、ノーザ…!」
「ああ、プロイスト…奴だけは絶対に許せんッ!」
「フェイイイスオープンッ!!」
フェイスオープンで一気に勝負に出るダイヤ!ノーザとタッグを組んでプロイストに突撃する!うおお手に汗握る展開!
「げ、限界だぁぁっ!クローズドフェイスッ!」
あ、あんじゃあああああ!?もうフェイスオープン終わり!?ちょっと待ってよちょっと待ってよ!
フェイスオープンと同時にCM入り
→ CMが終わると同時にクローズドフェイス ってなんだこりゃー!もう少し粘ってくれよ!
そしてクローズドフェイスで一瞬動きが止まったところへ、ドボルザークは大空魔竜をガイキングに向けて思いっきりブン投げる!
大空魔竜の熱烈なキッスを食らって地面にめり込むガイキング。さらに、そこへ追撃のデスファイヤーが迫る!
シュバッ!
「ライトニングデストオオオム!!」
「ぐああーーーっ!!」
ノ、ノーザー!!(泣)
タイミングよく助けに入ったノーザでしたが、ライトニングデストームはあっさりと弾かれこんがり黒コゲ丸焼きに!
シズカさん達も制圧した天空魔竜で援護に駆けつけますが、それでもほとんど焼け石に水です
体勢の崩れたままのガイキング達に向けて、ドボルザークはまとめて全員吹き飛びそうなほどのごっつい技を発射!
「オメガデスライトォォォッ!!」
(C)三条陸・稲田浩司/集英社
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ベギラゴンだよどう見ても!(えー
なんにしろ危険極まりない威力には変わりない!この直撃を受けたらいくらガイキングでも…
「バルキィィィングッ!!」
その時、大地魔竜からすっとんできたバルキングが決死の体当たりで発射を阻止!乗っているのはリーさんか!?
てっきりヴェスターヌが乗ると思ってたんだけどなあ…(´・ω・`)
でもリーさんは大空魔竜一の射撃の名手だし、考えてみれば砲撃戦用のバルキングにはベストな乗り手なのかも。
とにかくこれで三大巨人・三大魔竜の揃い踏み!気を取り直して決戦の第二ラウンドが始まる!
「デスパーサイトォッ!」
「ハイドリュートカノン!コロナブラストッ!」
「まとめて相手してやるよ…!速射ミサイル!」
ドドドドドドドド!!
ミサイルの動画すげええええええ!
嵐のようなドボルザークのミサイル連射を全弾避け切るライキング!うひーマジ脳汁出まくり
「これなら…行ける!」
「ここまでだプロイストォッ!ハイドロブレイザアアアア!!」
「エンドレスバーーンッ!!」
「エレクトロ…!ブレイザアアアア!!」
ドッバアアアアア!!
ついに三大巨人の必殺技が同時に炸裂!ドボルザークの超巨体も、さすがにこれには全身爆煙の中へと消えていく!
「や、やった…!?」
あーバカー!敵のボスが煙に包まれてる時にそのセリフは禁止だー!!
「舐めるなよ地上人のカスども…!
その程度の攻撃じゃこの超魔竜は倒せねえッ!!」
敵のボスに必殺技
→ 爆煙に包まれる → 「やったか!?」
→ 実は無傷の法則で、やはりまだまだ健在だったドボルザーク。
8本のタコ足シッポを凄まじい勢いで叩きつけ、ガイキングの左足・バルキングの右腕を瞬く間に切断!
「ぐがあっ!?あっぐっ…ぐおおおああーーっ!!」
そしてノーザの体にも恐るべき異変が!なんかカラータイマー生えてきちゃったよ!
ノーザの体を食い破るようにうごめく不気味な鉄球!一体これはどうしたことか…
「フハハハハッ!忘れたのかよ…お前はオレの生体部品、言わば使い捨てのスペアだってことを!
その胸の鉄球は、お前に生まれつき埋め込まれている臓器の一つなんだ!
死にでもしない限りオレの支配からは逃れられねえ!さあ、誰がご主人サマだか思い出したか…?
敬意を込めてオレの名を呼んでみろォッ!」
俺の名前を言ってみろ劣化レプリカ!
プロイストの外道なクローン技術により苦しみもがくノーザ。
手段を選ばないそのやり方にダイヤは激しく怒りを感じます
「ガイキング…!立ってくれガイキングッ!
こんな悪魔を地上に行かせてたまるもんかっ!
まだ行ける、もう一度フェイスオープンで…!」
「いけませんダイヤ君!超魔竜の魔炎の力は、
ガイキングの8倍は下らないでしょう…また弾かれます」
「じゃあ…諦めろって言うのかよ!」
「いいえ、手はあります…奴の炎を遥かに超え、10倍の火力を手に入れる方法が!
ガイキング・ザ・グレートになるのです!
ガイキングのボディ、ライキングの腕、バルキングの足…3体の最も強固で
優れた部分を集結合体することにより誕生する、究極の炎の巨人です。
3体が揃い、戦いの中でダイヤ君の炎が大きく成長した今なら、あるいは…」
「10倍…フェイスオープンの倍以上、か…?
出せるのかオレに…そんな炎の力が…」
サコン先生に授けられた最後の切り札、その名はガイキング・ザ・グレート!
常人を遥かに超えた炎の力を必要とするため、これまで理論上の存在でしかなかった最強の巨人。
ちなみに、普段ダイヤがフェイスオープンで使っている炎の力はガイキングの4倍です。
それでもフェイスオープン初使用の時などは、ダイヤの炎の力を使い果たして戦闘不能になってしまったほど。
果たして10倍もの力を必要とするグレートに、ダイヤの体が耐えられるのか…
「本当…なんだろうな…地上人の科学者…!
ダイヤさえ10倍の力を出せば、あのクズ野郎を倒せるんだな…?
だったら答えは一つだ…!燃えろよダイヤ…!
そして必ずプロイストをぶちのめせッ!
このオレの屍を踏み台にして行くんだからなぁぁぁっ!」
そう言うと胸のカラータイマーに手をかけるノーザ!
バ、バカー!ウルトラマンはカラータイマーを取ったらペシャンコになって死んじまうんだぞー!(えー
「バ…バカがっ!それを取り除いてしまったらお前は!」
「行けええええッ!ツワブキダイヤァァァァッ!ライキングpart1!GO!」
「バルキングpart2、GO!飛べダイヤ!ノーザの気持ちを無駄にするな!」
「ダイヤ君、自分を信じて!みんなダイヤ君が奇跡を起こしてくれるって信じてる!
だから、ダイヤ君が自分を信じられれば全員の…47の心がひとつになる!」
「そうだミスター!またオレをアッと言わせてみろッ!」
「迷わないで、ダイヤ!」
「おめぇに出来ねえ事なんてあるかよ!」
「飛べ!そして燃え上がってみせな!」
「「「ダイヤァァァッ!!」」」
ノーザが、リーさんが、ルルが、ディックが、ピュリアが、ローサ副長が、シズカさんが、そして大空魔竜の仲間たちが吠える!
精神コマンド激励×47!ダイヤの気力470!
「そうだったぜ…こんだけみんなから火ぃつけられてよ…!
オレが燃えないわけには行かねえよなァァァッ!!」
ドボルザークのデスファイヤーが眼前に迫る中、ダイヤはガイキングpart3を分離してグレートへの合体を開始する!ぎゃー燃えー!
♪GO!ガイキング・ザ・グレェェェイト!!
合体シーンの挿入歌はなんと串田アキラ!わかってらっしゃる!
ガシンガシンと徐々にその姿を見せていくグレート。
あ、でも顔の部分はガイキングのままなのか…ってなんか被ったー!!
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(C)サンライズ
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ゴッドライジンオーだろコレー!!
というわけでガイキング・ザ・グレート合体完了!
しかも合体のエネルギーで、デスファイヤーはその場で消滅してしまいました。すげー
「ハッ!ボロボロの巨人の寄せ集めに今さら何ができる!片腹痛ぇぜッ!」
巨体にものを言わせて、体ごと右ストレートで突っ込んでくるドボルザーク!
しかし、グレートはそんな身の毛もよだつパンチを片手であっさり受け止める!なんだそれはー!
「それが本気の一撃かよ、プロイスト…!だったらお前の負けだ!」
なんとそのまま右腕を握り潰し、続けてギガパンチャーグラインドを放つグレート!
しかしプロイストもさるもの、すんでのところで飛んできたパンチを回避します
「これで一つ失ったなァ!」
ギュギュギュギュギュドッバアアアア!!
以前のパンチャーグラインドは、撃ったが最後そのまますっとんで行く仕様でしたが
今度のパンチは自在に宙を舞う!かわしたと思ったところを背後から腹までおもいっきり貫通!
そして体格の差をものともしない肉弾戦!ドボルザークの巨体が蹴りでのけぞりパンチで吹っ飛ぶ!
「バーニングデストオオオム!!」
バヒョオオオオ!!
大技の竜巻で自由を奪ったら、あとは最大の決め技を放つ!ロボットアニメのお約束だー!
「ハイドロブレイザー…!ギガバーストォォッ!!」
チュドオオオオオン!!
グレート必殺の一撃で粉々に吹っ飛ぶドボルザーク!げーまさか一話でやられるとは!グレートマジ強すぎ
しかしさすがに暴れまくって限界が来たらしく、戦闘が終わると同時にグレートの合体は解除されてしまいます
「出るもんだなぁ…10倍の力。これ、きっとみんなから貰った力だぜ…ありがとう」
ニッコリ笑うダイヤで締め。そして恒例のEDテーマが流れて…
って、エンディングの映像も特別仕様かよ!スタッフマジお疲れ様です
というか最終回じゃないですよね?本当に最終回じゃないですよね?(えー
いやあなんだか話の流れとか特別EDとか妙に不安に…
「なっ、なんだ!?うわあああーっ!」
「許せねえ…オレより強い力など絶対に!その残骸と一緒に消えちまいなァッ!」
うおーやっぱり最終回じゃなかったー!まだまだしぶとく生き残っていたプロイスト。
なんと、ダイヤの乗るガイキングのpart3だけがデスクロスポイントに吸い上げられてしまいます
ガイキングに合体することもできず、地上世界に放り出されたダイヤは一体どうなってしまうのか…次回へ続く!
いやぁそれにしても想像以上の凄い回でした。
やっぱり「ここぞという時に仲間の期待に応えられる主人公」っていうのはいいもんだなぁ
ヘタレなのとか、他人を顧みない主人公よりずっとこっちの方が好きです。
作画レベルもこれ以上ないほど究極だし、これから先「ガイキングと言えばこの話」と語り継がれる珠玉の一話だったと思います
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