■涼宮ハルヒの憂鬱6話「孤島症候群(前編)」

「というわけで三泊四日の豪華ツアー!行くわよ孤島!
 きっとそこには面白いことが待ち受けているに決まってるの!」

前回のラストで不機嫌モードフルスロットルだったハルヒ。
今回はどんなブチ切れ状態から話が始まるんだろうかと思いきや、
そんなストレスはどこかに吹っ飛んで旅行の話に大ハッスル。

あ、あれ?急になんで?と思ったら、そうか話が飛んでるんだった。うーむつくづく紛らわしい
確か今回の6話は本来9話のはず。つまり
6をひっくり返せば9になる!というキン肉バスター返しの理論に基づいて;y=_ト ̄|○・∵. ターン



というわけで、古泉の親戚が建てたという別荘に旅行に行くことになったSOS団。
キョンが当日旅行バッグを開けると、萌えるエスパー伊藤(キョンの妹)が潜んでいたりしましたが、
旅行自体は至って普通に進行していくのでした

「案外普通ねぇ…」

そう、このメンバーにしては実に普通すぎなこの旅行。
普通にババ抜きで遊び
普通に海で水遊びをやり
普通に浜辺で花火をやり
普通に卓球をやり
普通にビリヤードをやり
普通に麻雀をやり
普通に王様ゲームをやり…

お前ら普通すぎなんだよ!宇宙人と未来人と超能力者と創造神が揃っておきながらこの体たらく。

なんて言うんでしょうね、ただゲームをして遊ぶにしても
アカギみたいに麻雀やってたら電流走ったりとか
グラヴィオンみたいにスリッパで卓球やって消える魔球打ったりとか
そういう一味違った見せ方をして欲しかったんだけど。

宇宙人とか未来人とかせっかく揃ってるのに実にふつーに淡々とした描写。
こんなんだけでは物足りませんよ!ババ抜きひとつにしても
まず長門が呪文でイカサマして、次にみくるが未来の超技術でイカサマして、さらに古泉が超能力でイカサマして
最後にハルヒが世界を改変して一人勝ち
とか、そういう無茶な展開とかないのかなあ。ないんだろうなあ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



「絶海の孤島で起こる事件の名探偵」を夢見てこの旅行を企画したハルヒ。
世間から断絶された状況で起こる事件!それを華麗に解決したい!と願っていると
そんなハルヒの望む通りに世界は変わり、突然の嵐がやってきてSOS団は島から脱出不可能になってしまいます。

「圭一さん?圭一さん?返事をしてください!」

さらには館の主人が部屋にこもったきり出てこないという状況に。
部屋の外からいくら声をかけても返事がなく、不審に思ったSOS団はドアをぶち破って中の様子を見ようとします



ガッスンガッスンと普通に体当たり。開け方も普通だなぁ(えー
なんかなあ、長門が呪文で開けるとか他のアニメと違うところを活かせないのかなーと思ってしまうんですが

バタアアアアアン!!

続けざまの体当たりでぶち破られるドア!キョン達がそのまま中へ突っ込むと、
そこには無惨にも心臓を貫かれて息絶える館の主人が!

「まさか…!?冗談だろ…!?」

まさか本当にハルヒの力によって殺人事件が起きてしまったのか、
それとも古泉たちがグルになって仕掛けたドッキリなのか、真相は次回で明らかに!

「次回、涼宮ハルヒの憂鬱第8話!」「え…?解決編しないの!?」

って次回じゃねえのかよ!!また話が飛ぶのか!いい加減にしろっての!
しかも第8話ってことは、前回の第4話ともまったく関係ない話ってことじゃないですか。この構成の意味がまったく掴めないな…

というか、「DVDではTV放送時の話数順とは異なった収録話数順となっております」ってのは本当ですか!
お…おいこら!わざわざTV版では意味不明な改変をしておいて、DVDではあっさり元に戻すというんですか!
だったら最初からそんなことするなぁぁぁぁ!!
いや、例えば話を入れ替えることで「別の楽しみ方ができる」とかそういうものであれば、こんなこと言ったりしませんよ
ただハルヒの場合、単に話が分かりにくくなってるだけの入れ替えなんで、DVDだけあっさり元に戻すってことは
TVの話数入れ替えには本当に意味なんてなかったってことじゃないですか。そんなのあんまりだ…

今の心境をたとえると
担任「やあ!今日から君たちに算数を教える山川です!うちの学校では教える順をちょっと入れ替えてるけど、
    ちゃんとついて来てくれよ。それじゃあ早速
フーリエ変換から勉強してみようか!」
生徒「えーっ!?フーリエ変換ですかァ!?僕たちまだ足し算も習ってないんですけど…」
担任「男は度胸!なんでも試してみるものさ、きっといい気持ちだぜ。ほら、遠慮しないでやってみろよ」
生徒「それじゃ…やります…」

次の日

生徒(ウウッ…昨日の授業は全然意味が分からなかった)
担任「それじゃあ今日は因数分解を勉強してみようか!」
生徒「えーっ!?因数分解ですかァ!?」
担任「男は度胸!なんでも試してみるものさ、きっと(略)」

次の日

生徒(ウウッ…昨日も全然意味が分からなかった)
担任「今日はいよいよ足し算の勉強だ!算数の基本だから、しっかりやらないとな」
生徒「せ、先生!隣のクラスはちゃんと足し算から順に教えてるって聞きました!僕たちにも同じようにしてください!」
担任「ん?ああ、あっちのクラスはDVDを買った人専用なんだ。普通の順番がいいなら君もDVD買えばいいのと違う?」
生徒「て…てめえらそれでも教師かよッ!」

とかこんな感じ。もう少し視聴者のことを考えたやり方にして欲しいもんだなあ…
もうこのアニメに残された良心はおっぱいの描写だけの気がします(えー

 
■涼宮ハルヒの憂鬱7話「ミステリックサイン」

ある日、突然画像の乱れと文字化けが起こってしまったSOS団のホームページ。
キョンがアップロードし直してもなぜかまったく修正できず、原因が分からないまま四苦八苦していると…

「あ、あの…お客さんを連れてきました」

みくると一緒にやってきたのは、SOS団に聞いてもらいたいことがあるというクラスメイト。
その喜緑江美里という女の子は、「数日前から失踪してしまった彼を探してほしい」と相談を持ちかけますが…
なんとその彼というのが、第3話でハルヒに酷い目にあわされたコンピュータ研部長!
今の今まで部長のことを「まったく忘れていた」というキョン。相変わらず酷い奴だよお前は(えー

「きっと二ヶ月遅れの五月病で閉じこもってるんだわ!
 部屋に乗り込んで、2・3発ぶん殴ってひきずり出せばいいだけの話よ」

「失踪なんて真っ赤な嘘じゃボケ」とすぐに部長のワンルームマンションへ乗り込むハルヒ。
しかし鍵がかかっていて部屋に入ることができません。
そうか!つまり喜緑さんと部長はまだ合い鍵を渡すほどの関係まで進んでないってことか!;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
仕方がないので「管理人さんに鍵を借りましょ」と言うハルヒ。
しかし、鍵を使うまでもなく長門が不思議な力であっさりドアを開けてしまいます



な、長門…なんで前回それをやらないんだ!
前回は「部屋の中で殺人が起きたかもしれない」って状況だったのに!そっちもさっさと開けてくださいよ!

「おっかしいなー、てっきり部屋の片隅でヒザを抱えて丸くなってると思ってたのに」

部長の家に足を踏み入れた一同ですが、そこにはやはり部長の姿はありません。
仕方がないので、とりあえず冷蔵庫の食べ物を食いあさるハルヒ。
やってることがただの空き巣ですよあんたら!

「出たほうがいい」

「僕も同感です」

突然、神妙な顔で部屋から出ることをすすめる長門と古泉。通報されると思ったんでしょうか(えー
古泉の話では「閉鎖空間に似た匂いを感じます」ということですが…
また出ましたね閉鎖空間。いい加減なんなのか説明してください!初めて話されてからもう何話になるか…



というわけで一旦部屋から出る一同。
ハルヒは飽きたのでそのまま帰ってしまいますが、他の4人は準備を整えて再び部屋へ向かいます。

「この部屋の内部に、局地的非侵食性融合異次空間が制限モードで単独発生している」

相変わらず面倒くさい喋り方の長門。要は異空間とつながってるってことでしょうか。
そして長門が怪しげな呪文を唱え始めると、周囲の様子がみるみる変わっていく!幻夢界に引きずり込め!

幻夢界とは一種のホワイトホールである。
ブラックホールに吸い込まれた
おびただしい物質が、
原子分解して逆噴射している
光と熱のうずまく悪魔の空間である
(声:政宗一成)

「ここにコンピュータ研の部長がいるのか…?」

「そのようですね…この異空間が自室に発生してしまい、
 何らかの理由で閉じ込められてしまったのでしょう。
 ここでは僕の力も、不完全ながら有効化されるようですね
 威力は閉鎖空間の十分の一。これで十分だと判断されたんでしょうか」

そう言うと手のひらに火の玉を浮かべる古泉。
はー、古泉の超能力っていうのはPKファイアーだったんでしょうか(えー


しかし部長を探すにしても、こんなだだっ広くて何もない空間でどこを探したらいいのか…と思っていると

魔化魍キター!!響鬼さん助けてー!

「なんなんだコレは!?」

「カマドウマでしょう。部長氏自身がイメージする畏怖の対象であり、
 これを倒せば異空間も崩壊する…。違いますか?」

「違わない」

むーん、ステージクリアのためにはこのボスを倒さなければならないと…
というわけで巨大魔化魍と戦闘開始だ!清めの音を叩き込め!

「ふもっふぅぅっ!!」

ドガアアアアアン!!

「セカンド・レイド!!」

ボガアアアアアン!!

古泉の火球がボカンボカンと叩き込まれる!それにしてもふもっふとかSecond Raidとか
なぜかフルメタル・パニックのタイトルを連呼しながらの攻撃。えーと製作会社つながりでしょうか?

何このムシキング。どこからともなくカナブンが現れて、ダメージを受けたカマドウマを回復!
しかしキョン側も負けてはおらず、カマドウマの攻撃も長門のATフィールドが全て弾き返す!攻撃の古泉!防御の長門!
ちなみに、武器の所持が厳禁というみくるはまったく役に立ちません。使えねえなあ未来人(えー



とうとう古泉のPKファイアーで朽ち果てるカマドウマ。
カマドウマが消えると、古泉の予想した通り部長と一緒に元の部屋へ…

「結局あのカマドウマは何だったんだ?」

「情報生命体。この情報生命体は、ハイパーリンクをあちこちに貼って増殖する。
 サインを見た人間の脳へ自情報を複写し、限定空間を発生させる仕組み」

長門の言うハイパーリンクとはSOS団のホームページへのリンク、
サインというのは文字化けしていたホームページの映像のことだそうで、
部長はSOS団のサイトを見てああなってしまったようです。さらに、運悪く同じ状況になっている人は残り8人もいるという話。
「助けに行く必要があるんだろうなあ…」とキョンは頭を抱えます。こりゃ大変なことになったぞ



そんな事件が起こっているとは露知らず、ハルヒはサイトのアクセス数が一気に伸びていて大喜び。
なにしろ100も行っていなかったアクセス数が、カマドウマのせいでいきなり30000になったのでかなり嬉しいでしょう

「すごいじゃない!アクセスカウンターが30000よ!やっぱり見てる人は見てるのよね〜!」

「…!?ひょっとして…」

な、なるほど!今回SOS団のサイトがあちこちに流れる結果になったのは、
「もっとうちのサイトを人に見てもらいたい」と願ったハルヒの力で世界が変わったからだったんだ!そういうことですね!

(この絵に描いたようなシナリオの中心には、いつも長門がいた!この万能宇宙人端末が、
 喜緑さんをどうにかすることで俺達に事件をもたらしたとしても、少しも驚かない!
 依頼人ごっこで、ハルヒの退屈を少しでも解消させてやろうとしたのかもしれない。
 それとも俺達を巻き込んだのは、長門…お前の希望だったのか?
 殺風景な部屋で何年も暮らす宇宙製のアンドロイド…
 長門、お前にもあるんだろうか…一人でいるのは寂しい、と思うことが…)

……いきなり何を言っとるんだこいつは?
全然私の予想と違いました。突然黒幕は長門だと考え出すキョン。なんでそうなんの?



キョンは「少しも驚かない!」とか確信してるみたいですが…実際ハルヒのやったことって
部長の家にあがりこんで冷蔵庫あさって飽きて帰っただけじゃないですか。
全然退屈しのぎになってないのに、わざわざそんなセッティングしたんかい。異次元へもハルヒ抜きで行ってちゃ意味ないだろうに…
キョンのわけ分からん語りに納得できないまま次回へ続く。というか残り8人の被害者はどうしたんですか!
8人みんな放置で終わっちゃうの!?もしかして次回で解決!?

次回予告:「次回、涼宮ハルヒの憂鬱第8話。孤島症候群(後編)!」

( ゚д゚)……………
わぁい、前編・後編の間にわざわざこの話が割り込んだのかぁ、わっはぁい
この糞構成もうどうにかしろよ!
今回の話は投げっぱなしだわ、前編・後編をぶった切るわ、こんなのいくらなんでもメチャクチャですよ。
話数を入れ替えてマイナスになったことは山ほどありますが、プラスになったことは何にもないし。
プラス要素があるとすれば「話題になった分DVDの売り上げが上がるだろう」ということくらいでしょうか。
勢作サイドの金儲けとしては効率のいい方法かもしれませんが、なんてえげつないんだ。
たぶん視聴者のことは金ヅルとしか考えてないんだろうな…


正直今回の話は途中まで楽しく見てたんですが、最後の5分ですべてがもー台無し。
突然他の被害者8人の話が出てきて、それを放置のまま終了って。そんな設定なくしたほうがきれいに終わったのに。
最後のキョンや長門の話も、無駄に長くてしょうもない。なんかこのアニメって、いつも余計な情報をドカドカたれ流してますよね
長門や古泉が正体を明かした時の話とか、いらない情報がダダ漏れしてるから気分が冷めるっていうか。
いらない情報は多いのに、閉鎖空間とか肝心な情報は教えてくれないし。
結局悪いのはシャッフルなんですよね。普通の順番でやってれば、閉鎖空間とかとっくに分かってるはずだし
前編・後編の間に割り込んだり、話があちこちすっ飛んで混乱することもなかったのに。何やってんだかなぁこのアニメ…


 

 
■涼宮ハルヒの憂鬱8話「孤島症候群(後編)」

「ひょっとして、これもハルヒが望んだから起きた事件なのか…?」

まさかの冗談が現実となってしまった殺人事件。キョンはこれもハルヒの仕業なのかと疑いますが、
当のハルヒは「こんなことになるなんて思いもよらなかった…」と珍しく深刻な雰囲気。まともな一面もあるみたいね

密室で殺されていたのは別荘のオーナー・圭一さん。その息子の裕さんが、事件と同時に舟を奪って逃亡したという話。
犯人はまず裕さんだろうと断定されますが、キョンは捜査を進めるうちに「なんだろう、何かひっかかる…」と違和感を感じ始めます
とりあえず、ハルヒと2人で裕さんが舟を奪ったという現場を見に行きますが…

「キョン!誰かいる…!ほらあそこ、岩の向こう!
 誰か外に出てきたのかしら…それとも、真犯人かも…!」

別荘を出た2人は、遠くに怪しい人影を発見!2人は人影の方へ駆け出しますが、その方角にはほとんど崖のような道しかなく…



確実に死ぬだろコレー!!
いくら怪しいものを見かけたからって、台風の真っ最中にこんな場所を通るとは!見つける前に死んじまうよ!
案の定、足を滑らせて崖下に落ちてしまう2人。危ないところで途中の足場に引っかかり、九死に一生という感じです

「あの影、なんだったんだろう…」

とりあえず、近くにあった洞窟へと避難する2人。その中で、今までのことをまとめて推理してみることに。

「圭一さんを殺したのって、本当に裕さんなのかな…
 裕さんが島から出て行ったのは、昨夜遅くでしょ?
 でもさっき圭一さんに触れた時、死体はまだ温かかったのよ。
 つまり私たちが見つけた時、圭一さんはまだ死んだばかりだったってこと…」

「でもおかしいだろ?圭一さんが胸を刺されたまま、
 何時間もずっと生きてて自分で鍵をしめたとでも言うのか?」

「裕さんは圭一さんが死ぬよりずっと前に逃亡していた」という事実が気になるハルヒ。
部屋が鍵のかかった密室状態だったということも厄介な話です

「裕さんが圭一さんを刺したのは間違いないわ…でないと逃げ出す理由がないものね。
 計画殺人とは思えないから、口ゲンカでカッとしてその場にあった果物ナイフを振るったとか、そんなとこでしょうね…。
 でも、ナイフは心臓まで達していなかったのよ。ナイフは手帳に阻まれ、致命傷にはならなかったのよ。
 でも、ここでややこしいことになっちゃったの…圭一さんはショックで気絶しちゃったのよ。
 それを見て裕さんは、殺したと信じ込んでしまった。圭一さんはそのまま朝まで失神していた…
 目を覚ました圭一さんは、弟に殺されかけたことを思い出して、ぼんやりとした頭で扉に鍵をかけた…
 悲劇が起きたのはこの後よ。圭一さんは足をもつれさせて、うつぶせに倒れてしまったのよ。
 その結果ナイフは胸に押し込まれて、圭一さんを死に至らしめた…」

うへーなんじゃそりゃ。滑って転んで死んじゃったとは、なんとも救いがたい死に様というかなんというか…
推理というより妄想みたいなハルヒの話ですが、その中には少なくとも一つ決定的な矛盾が。

「ちょっと待て、圭一さんの死体はあお向けに倒れてたんだぞ?
 お前の考えが正しければ、圭一さんはうつ伏せの状態で発見されるはずだ」

「それはそうだけど…でも待って、あっ…それなら…!」

”あお向けで倒れた” このことから一つの答えが頭の中に閃くハルヒ。
しかし、気づいてはいけないことに気づいてしまったかのように、突然ハルヒの口数が少なくなってしまいます。

そうこうしているうちに、古泉の助けで別荘へと戻ってきた2人。
キョンが食堂の前を通りかかると、そこにはつまみ食いをしようとしている妹が。つまみ食いの罰として妹をつまむキョン

「だってお腹空いたんだもん〜!あっ、ずるいー!1人だけ先に食べた人がいる!」

まだ手のつけられていない皿の中で、ひとつだけすでに食事の済んでいるものが。
そしてその皿にはある特徴が…



それは最後まで食べられずに残されていたニンジン。誰このコウ・ウラキ
どうやらこれもまた真相解明のためのヒントになりそうです


「妙だな。あれだけ探偵ゴッコをやりたがっていた奴が、なんだって急に態度を変えたんだ?」

「僕には分かりますよ、涼宮さんの考えが。お話ししましょうか?」

洞窟の一件以来、すっかり捜査に対して消極的になってしまったハルヒ。
その理由を察しているという古泉に話を聞かせてもらいます

「涼宮さんが話した推理は途中までは合っていますが、最後の部分が違うのです。
 圭一さんは裕さんに刺されたが、その時には死ななかった。裕さんは勘違いして逃げ出した…そこまでは合っています。
 圭一さんは僕らの声で目を覚まし、僕らがドアを開けようとする寸前に朦朧として鍵をかけた。
 その時…圭一さんの体にナイフが押し込まれたのはその時ですよ。
 つまり犯人はドアを破った人間…僕と、あなたと、新川さんということになります。
 涼宮さんはそれに気づいたんでしょう、だから何も言わなかった。僕らをかばうために」



なんだそりゃ!古泉とハルヒの結論とは、圭一さんは滑って転んで死んだのではなく、
キョン達のぶち破った扉によってナイフを押し込まれて死んでしまったということ。
と、というか…そんな重大な話だというのになんでそんな嬉しそうなんだ古泉!ワケわかんねえ!


まさか自分達に殺人者の疑いがかかってしまうとは。
真相を確かめるべく、キョンは再び圭一さんの部屋へと潜入を試みます
閉鎖されていた部屋へ潜り込む様子は、なぜかコナンの黒塗り犯人役そのもの



部屋の中で圭一さんの遺体の前に立つキョン。「この死体にもう2・3本ナイフを刺しておこう」と包丁をちらつかせると…

「ま、ま、待ってえええ!!」

へんじがない、ただのしかばねの…えー?死体が起きて命乞いを始めました。
そう、やはりこれは古泉と別荘の人間がグルになったお芝居だったのです
全員を食堂に集めると、この結論に至った証拠をつきつけていくキョン&ハルヒ。

弁護側、準備完了しています!
検察側、もとより!

ゲーッなんと逆転裁判が始まってしまいました
成歩堂のうなずく、資料をたたく、得意気に喋る、あごに手をやる、机をたたくといったポーズを真似するハルヒ。
御剣の大げさにお辞儀する、やれやれ…と首を振るといったポーズを真似する古泉。というか古泉似合いすぎだろ
さあ後は法廷記録から証拠をつきつけろ!くらえ!くらえ!くらえ!

・ドアにはナイフにぶつかったような傷・凹みがなかった
・初対面なはずの執事・メイドに、古泉のした挨拶が「ひさしぶり」だった
・初めて来たはずの別荘で、古泉がすでに圭一さんの部屋を知っていた
・事件後の食堂でニンジンが残されていた。この中でニンジン嫌いなのは圭一さんだけ


そして逆転裁判と言えば、証拠を全部つきつけた後はお決まりのこの演出!
成歩堂のドアップの後に決めのポーズ!

♪タラタラタラッタ〜タラタラタラッタ〜〜♪
おお、BGMが変わるところまで再現してるのか…と思いきやコナンのBGMだよこれ!
怒涛のパロディネタ連発!こういうノリは結構いいなー


というわけで別荘での事件は解明され、嵐が去った頃に一同は家路につくのでした

「いつ頃から真相に気づいていたんです?」

「実を言うと事件の最初からだ。こんな事件は起こり得ない、
 なぜならハルヒが本気で殺人事件なんか望むはずがないからだ。あいつはそういう奴だ」

帰りの船上にて。ハルヒに入れ知恵をしたキョンに、古泉は真相にいつ気づいたのかと尋ねます
俺はハルヒを最初から信じてたぜ!というような答えを返すキョンでしたが…
何を言ってんでしょうかこのトンチキ野郎は
事件が起こってすぐ「ひょっとしてこれもハルヒが望んだから起きた事件なのか!?」
真っ先にハルヒを疑ってかかってたのに、こんなこと言われても寒すぎるってもんです
最初から分かってたというのも腑に落ちません
途中まで明らかに圭一さん死亡前提で考えてたのに、なんで「最初から悟ってました」みたいなことを?

「もう一つだけ聞かせろ。ハルヒが見た怪しい影、あれもお前らの仕業だな」

「…?怪しい影?」

「?じゃあ…あの影はなんだったんだ?まさか…」

「涼宮さんは…真犯人が我々の他にいることを望んでいたようですよ」

「あれをハルヒが作っちまったんだとすれば…
 あの島には今も得体の知れない何者かが潜んでいることになる」

ああ…また今回も投げっ放しで終わりかよ!
「単なる見間違いでした」で終わらせておけばいいのに、
「あの島に得体の知れない存在残してきちゃいました」って、わざわざすっきりしないラストにするのは何なんだ…

今回はハルヒが今までで一番まともだったので、話としては一番抵抗なく見てられたんですけどね
私は逆転裁判大好きなのであのネタも良かったし。
あとは蛇足な部分を削れないものか…どの話にも必ず「このシーンいらねぇ」って思う場面があるのはどうなんだ…
 

 
■涼宮ハルヒの憂鬱9話 「サムデイ イン ザ レイン」

今回もいつものごとく、話数がシャッフルされて14話がこの位置に。元の順番からすれば最終話のようですが…
関係ないけどサブタイがザムディンに見えるのは私だけでしょうか。なつかしいなグルグル

「部室に暖房器具を設置する手はずが整ったわ!キョン、だからあんた今からもらってきてちょうだい」

冒頭、2駅先の電気屋に電気ストーブをゆずってくれるよう話をつけてきたハルヒ。
距離が遠いことに加えて、今はクソ寒い真冬の時期でしたが
みくるや長門に行かせるわけにもいかず、渋々キョンは了解します

「あ、待って!今日は冷えますから…」

新婚さんのごとく、キョンに優しくマフラーを巻いてあげるみくる。
キョンのこんな表情見たことねえ!!
いつもは(´-`)←こんな感じの顔で口元が緩むことは滅多にないんですが、こんな爽やかな顔もできたんですね
ハルヒよりよっぽどツンデレの素質あるぜキョン

「さ、邪魔者は消えたわ。みくるちゃん、写真撮りたいからポーズ取ってくれる?」

しかしキョンをパシリに出したのはハルヒの一石二鳥作戦。キョンが消えたのでみくるをかばう人間がいなくなりました
古泉の後ろに隠れるみくるでしたが、案の定100%ハルヒサイドの古泉。

「みくるちゃん、あなたはもっと自信を持つべきよ!なんと言ってもこの私が選んだ、
 学校一のマスコットキャラなんだから!ねえ古泉くん」

「まったくその通りかと」

「この分だと写真集も作れそうね!どう古泉くん、このアイデア!」

「まことに結構なアイデアかと」

「どうせDVDにするなら、特典としてオマケ映像をつけるべきよね!どう古泉くん、このアイデア!」

「非常によいアイデアかと」



というわけで部室で撮影会が始まりますが、
撮影 → 新しい本を取る長門 → キョンの移動風景 → 撮影 → 新しい本を取る長門 → キョンの移動風景 → 撮影〜
の繰り返しでAパート終了。なんだこれはー!
部室での描写は、長門以外豆粒みたいにしか映ってないので
みくるの衣装変えのありがたみが限りなくゼロです。お前らゼロか!ゼロな人間なのか!(今日二度目
ちなみに画像が全然動いてないのはもちろん私のやる気がないからです
この撮影風景ダメぽ。なんでこんなカメラアングルで映すんでしょうか


しかしBパートではさらに想像を絶する展開が!
とりあえずみなさん、何も言わずにこの画像を3分と10秒間見続けてください



さてどうでしょう。ちゃんと見てくれたでしょうか
ではここで質問です!この画像を見て「おもしろいなー」と思った人は手をあげてー!は〜〜い!
誰も挙げる奴などおらんわ!!

なんなんでしょうこれは…ハルヒ達が他の部屋へ行った後、部室に残って本を読んでるだけの長門を
ひたすら3分以上映し続けるという暴挙。
さっきのgifは面倒くさくて動きを省きましたが、こっちのgifはほぼ実際の放送まんまです


そしてこのシーンでは、他の部屋から声が小さく漏れるように本編と関係ないセリフが聞こえてきます
確認したセリフを書き出してみようかなーとも思いましたが
わざわざボリューム上げて聞くもんでもなかったと言っておきましょう
というのも、聞こえてくるのは「まるっとお見通しだ!」とか「恐ろしい子!」とかパロディもののセリフなんですが
好き勝手言ってるだけで、映像とまったく関係ないのでインパクト半減。
さらに喋ってるのが主要人物でなくて、どこの誰かも分からないのでまたインパクト半減。

というかこれアニメのネタとして成立してないな…



そして長門ひとりの部室にようやく戻ってきたキョン。
しんどい思いをしてストーブを運んできただけあって、椅子に座るとそのまま寝こけてしまいます



「わ…わわっ…!」

だいぶ時間が経ってキョンが目を覚ますと、すぐ横になぜか慌てるハルヒの姿が。
どうやら寝ているキョンにカーディガンをかけてあげていたようです

「…お前、俺の顔にイタズラ描きとかしてないだろうな」

「しないわよ、そんな幼稚なこと!さ、とっくに下校時間だし私たちも帰るわよ」

「ああ…でもまいったな、俺カサ持ってきてないぜ」

「一本あれば十分でしょ」

「あ…この傘お前のじゃねえな!?職員用って書いてあるぞ」

「学校の備品だもん、生徒が使って悪いことなんかないでしょ。
 濡れて帰りたいってんなら入れてあげないわよ」

嗚呼…せっかくのツンデレなのに今さら感しか感じられないのはなぜだろう
すでに8話分の放送で、私の好感度が古泉>みくる>>>長門>>>>>キョン>ハルヒになってるからでしょうか
それとも、今回20分間味のない米みたいな話をひたすら味あわされて、満腹になったころにツンデレのデザートが出てきても
もう入らねえよこのヤロウってことなんでしょうか。なんにしても今さらです。激しく今さらです。
ピッコロ大魔王を倒した直後にヌンチャク持って応援に来たヤムチャくらい今さらです


正直、今週のジャンプのタカヤの方がまだネタになる分いい最終回だったなぁ
涼宮流武術最終奥義!W相合傘!
THE ENDォオ! よっしゃあああッ
 

 
■涼宮ハルヒの憂鬱10話 「涼宮ハルヒの憂鬱W」

我々は3年待ったのだ!やっとと言うかなんと言うか、
前回の「憂鬱V」から1カ月経ってようやく今回の「憂鬱W」が放送です。もう状況とか忘れちゃったよ


ある日、下駄箱に「放課後、誰もいなくなった教室に来て」という手紙が入っていたのを見つけたキョン。
差出人の名前はそこに書いておらず、誰からの手紙なのかとぐるぐる疑問に感じます

とりあえず手紙に書かれていた通り、その日の夕方指定された教室に向かってみると…

「お前か…」

「そ。意外でしょ」

いや意外というか…すいません誰だっけこの人(えー
えーと、クラス委員の朝倉さん?なんか2話ぐらいからさっぱり登場してない気がするので、ずいぶん久々な感じですね

「ちょっと聞きたいことがあるの…涼宮さんのことね、どう思ってる…?」

(やれやれ、こいつも涼宮か…)

モジモジして上目遣いになりながら質問を投げかける朝倉さん。なかなかいじらしい子じゃないの

「例え話なんだけど…現状維持するだけではジリ貧になることは分かってるんだけど、
 どうすればいい方向に向かうことができるのか分からない時、あなたならどうする?
 とりあえず、何でもいいから変えてみようと思うんじゃない?どうせ今のままでは何も変わらないんだし」

「まあ…そういうこともあるかもしれん」

「でしょ?でもね…上の方にいる人は頭が固くてついていけないの。でも現場はそうもしてられない、
 手をこまねいていたらどんどん良くないことになりそうだから…。
 だったら、もう現場の独断で強行に変革を進めちゃってもいいわよね」



なんだこりゃ。告白みたいな話からいつの間にか、変革だのなんだの物騒なことをベラベラと喋り始めました
「何を言おうとしてるんだぁ…?ドッキリか?」とチンプンカンプンなキョン。まったく同感です

ハルヒのキャラって一方的に言いたいことだけ長々と喋りまくるから
キョンに向かって話そうが、そのへんの壁に向かって話そうが大して変わらんよなぁ(えー
君達もっとコミュニケーションってやつを大切にする気持ちを:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


「何も変化しない観察対象に、私はもう飽き飽きしてるのね。
 
だから、あなたを殺して涼宮ハルヒの出方を見る」

そう呟いて朝倉さんが取り出したのはナイフ!えぇ!?いきなり殺すだなんて無茶苦茶な!
この場でキョンの17分割でもおっぱじめようと言うんでしょうか、うーん危ない子です



「じ…冗談に聞こえないし笑えない!
 いいからその危ないのをどっかに置いてくれ!」

不意打ちの襲撃を受けてキョンのネクタイは真っ二つ!説得しようとしても朝倉さんはガン無視です
チクショウつき合ってらんねえぜ!すぐさまキョンはその場からトンズラを試みますが…

「…っ!?」

「無駄なの。今この空間は私の情報制御下にある。出ることも入ることもできない」

でろんでろんとメタフィールドのように周囲の風景が変わっていく!そうかお前はウルトラマンネクサスだったのか(えー
さらに金縛りの術を受けて身動きすら取れなくなってしまうキョン。回避率0%!確実に殺されるー!

バガアアアアアアン!!

その時、異空間の壁をブチ割って現れたのは長門!血をだくだく流しながらも朝倉さんのナイフをガッチリ受け止める!いてえー!

「邪魔する気…?この人間が殺されたら、間違いなく涼宮ハルヒは動く。
 これ以上の情報を得るにはそれしかないのよ?」

「あなたは私のバックアップのはず、独断専行は許可されていない。私に従うべき」

「嫌だと言ったら?そいつを守りながらいつまで持つかしら」

はー、さっきから長門っぽいバリアを使ってると思ったら、この2人同種の存在だったんですね。
さしずめソリッド長門リキッド長門の戦いといった感じでしょうか
蛇は一匹でいい!ビッグボスは一人で十分だ!

執拗にキョンを狙う朝倉さんの無数の刃!長門はキョンを守りながらの戦いで、終始後手に回らざるを得ません
そしてついに、バリアのタイミングを逸した長門はキョンをかばって串刺しに!あっぎゃー!
そんな長門へ向けて朝倉さんのトドメの一撃が!

ニューロ加速器作動!
バイオニックコンデンサー上がっている!
行くぞおっ!イデオンソーードッ!!
ドズウウウウウ!!

ああー!朝倉さんのイデオンソードで長門のおっぱいが跡形もなく!
いや元々ペタンコだから最初からないといえばない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…終わった。情報連結解除」

「…!?そんな!?」

「この空間プログラムを割り込ませるのに今までかかった…でも、もう終わり」

何その裏技!串刺しにされながらもこの空間を掌握していた長門。
周囲の風景がミラーワールドの時間切れみたいにシュワシュワ消え始めました。そして朝倉さんまでも…

俺が…
ゲームを面白くして
やったのに…!!

「あーあ残念…しょせん私はバックアップだったかぁ…
 膠着状態をどうにかするいいチャンスだと思ったのにな…私の負け。よかったね、延命できて。
 でも気をつけてね、統合思念体はこの通り相反する意識をいくつも持ってるの。
 いつかまた、私みたいな急進派が来るかもしれない。それまで涼宮さんとお幸せに…じゃあね」

ぱしゅううううううう

自嘲ぎみに笑いながら粒子となって消えていく朝倉さん。闘わなければ生き残れない!
そして周囲の様子も元の教室に戻ります。しかし全身穴だらけの長門は大丈夫なんでしょうか

「しっかりしろ!今救急車を…!」

「肉体の損傷は大したことない。処理能力を情報の操作と改変に使ったから、
 このインターフェースの再生は後回し…今、やってる」

なんて不死身の肉体。あれだけズタズタにされても「大したことない」とは言ってくれます
しかし驚異の再生能力を持つ長門でも一つだけ元に戻せない箇所が!

えーとめがねめがね…

「メガネの再構成を忘れた…」

「してない方が可愛いと思うぞ、俺にはメガネ属性ないし」

キョンめ…お前の目は節穴だ!(えー
まー私も萌えに関しては「可愛けりゃなんでもいい」とこだわりのないタイプですが、長門に関してはメガネの方がいいと思いますよ
メガネのない長門って七つの傷がないケンシロウみたいじゃん(えー


とにかく長門のおかげで今回の事件は解決。
しかしその翌日、キョンの下駄箱に「昼休み、部室で待ってます」とまた新たな手紙が。
ただ、今度はみくるからの手紙と記してあったので一安心。キョンはルンルン気分で部室へと向かいます

「キョン君…!久しぶり!」

でっ…でかい!!
いや何がでかいって、もちろんおっぱいもですが何より身長が!
キョンとほとんど差がなくなってます、今までキョンの肩くらいだったのに一体どうしたんでしょうか

「あ、あの…?朝比奈さんのお姉さんですか?」

「私は私。朝比奈みくる本人です、あなたの知ってる私よりもっと未来から来ました」

はあ、未来から…ってちょっと待てよ
みくるは今の時点で高校2年。とっくに女性の成長期は終わってるはずなんですが、
未来みくるは明らかに顔一個分は身長が伸びてます

 

↓比較画像

10cm・・・イヤ20cmか!?別人?しかし私を知っているッ
シークレット・・・
上げ底の靴? ・・・バカなッ

烈海王もビックリの大幅身長アップ。ジャック範馬まさに君だけの発想だ!

「あ、信用してないでしょ?証拠を見せてあげる。
 ほら、ここに星型のホクロがあるでしょ?付けボクロじゃないよ。触ってみる?」

半信半疑のキョンに胸をさらけ出すみくる。ぎゃーなんだこれは
このアニメの中では至極まともな人間だったみくるが痴女になっちまった!
キョンもみくるのおっぱいなんて見たことがないので、ただただ狼狽するばかりです

「あれ…?でもここにホクロがあるって言ったのキョン君だったじゃない、
 私自分でも気づいてなかったのに…あっ!や、やだ…この時はまだ…ああどうしよう…!
 私とんでもない勘違いを…ごめんなさい、今の忘れてください!」



な、なんだなんだ?突然みくるは真っ赤になって、自分の大胆な行動を恥ずかしがってしまいます。
「この時はまだ」とか、平然と「触ってみる?」とか、要するに
後になればキョンはみくるのおっぱい見るのも触るのも当たり前ってことですか!?
なんて幸せなやつだキョンめ!お前なんか豆腐のカドに頭ぶつけて死んじまえ!(えー

それにしても、なんで未来みくるはわざわざこの時代にやってきたんでしょうか?

「あまりこの時間に留まれないの…だから手短に言います。キョン君、白雪姫って知ってます?」

「それは知ってますけど…」

「これからあなたが何か困った状態に置かれた時、その言葉を思い出してほしいんです」

「…?詳しく教えてもらうわけには…いかないんでしょうね」

「ごめんなさい…これが私の精一杯」

白雪姫。これが勝利の鍵だ!それだけを伝えて、未来みくるは自分の時代へと帰っていくのでした
このために来たということは、「困ったこと」と言ってもよっぽど重大な事件みたいですね

そしてキョンが教室に戻ってみると、「憂鬱V」からずっと不機嫌バリバリだったハルヒはすっかり上機嫌。
「朝倉さんが突然転校した」という話に興味津々のようです。転校というのは、もちろん長門がでっち上げた話なんですが…

「職員室で聞いたんだけどね、朝イチで朝倉の父親を名乗る男から電話があって、
 『急に引っ越すことになったから』って、それもどこだと思う!?カナダよカナダ!
 そんなのあり?うさんくさすぎるわよ!連絡先すら分からないっていうのよ、
 普通引っ越し先くらい伝えるでしょ?これは何かあるに違いないわ!」

怒涛の勢いでまくしたててキョンを引きずっていくハルヒ。
とりあえず朝倉さんの暮らしていた家に行ってみるつもりのようですが…
未来みくるの言っていた「困ったこと」とは、そこで起こってしまうのか?次回につづ…

「次回涼宮ハルヒの憂鬱11話、射手座の日!」

また次回は関係ない話か!もはや何も言うまい…
 






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