■涼宮ハルヒの憂鬱最終話
「涼宮ハルヒの憂鬱Y」
今日も元気に妹におやすみの挨拶をして
妹に起こされて
妹と一緒に歯磨きをして
妹と一緒に登校するキョン。
ちくしょうなんて生活をしてるんだ!両親出てこないしまるで新婚さんじゃねえか!
というかハルヒの女性陣で一番可愛いのってキョンの妹:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
そして妹と別れて学校へと向かうキョン。前回、「ハルヒの動向に注意して欲しい」と古泉に言われたことが頭をよぎりますが…
(知ったこっちゃねーや。なぜ俺が悩まなくてはならんのだ。
全ての原因はハルヒにあるらしい、だとしたら悩まなければならないのは俺ではなくハルヒの方だろう。
長門も古泉も朝比奈さんも本人に直接話してやればいいのだ。
その結果がどうなろうと、それはハルヒの責任であって俺には無関係だ。
せいぜい走り回ればいいのさ、俺以外の人間がな)
キョンの薄情ぶりここに極まれり。
最終回なのに何てことを言うんだ!言うにことかいて「俺以外の人間がせいぜい苦労すれば?」とは!
なんというか、キョンの葬式にでもなった時ちゃんと泣いてくれる友人がいるのかマジ心配になってきました。(えー
その日の授業も終わってSOS団の部室へ向かうキョン。
とりあえず部室で初めにやることは、未来みくるの言っていたみくるのおっぱいホクロを確認することでした
というわけで、キョンはパソコンの隠しフォルダにこっそり集めておいた
みくるのエロ画像集をあさっておっぱいの様子を確認しようと…
「…なるほどコレか…」
「何か分かったんですか?」
「い、いえいえ別に!(カチカチカチ)」
「あれ、これなんです?どうして私の名前がついてるの?」
みくるに覗き込まれたキョンは慌てて戻るボタンを連打しますが、
すでに「mikuru」と書かれたフォルダ名を見られてしまった後でした
「何が入ってるの?見せて見せて」
「こ、これはそのなんだ、なんでしょうね、きっとなんでもないでしょう!」
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(C)坂本裕次郎/集英社
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なんか全盛期の頃のタカヤのごとくおっぱい押し付けまくりのみくる
わざとやってんのかお前はー!もうみくる=痴女は確定なんだろうか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「何やってんのあんた達」
そこへやってきたのは不機嫌モードぶっちぎりのハルヒ。
朝倉さんの自宅訪問が空振りに終わったことに加えて、気になるキョンがイチャイチャしていては仕方ないかもしれません
「着替えるから」
「好きにしたらいい」
普段の教室では、男子の前だろうが下着だろうが平気で着替えを済ませるハルヒでしたが
キョンとみくるを引きはがすために「着替えるからキョンおめーどっか行けや」と方便を…。
しかし、キョンはまったく言うことを聞く様子がありません
「着替えるって言ってるでしょ!?」
「だから?」
「……ッ!!」
「出てけェェーーッ!!」
とうとうハルヒ怒りのバイオ粒子砲が炸裂!キョンは部室から叩き出されてしまいます
そして、バニースーツに着替えたハルヒは「ちょっとそこ座れ!」といった雰囲気でみくるを座らせ、
強力なプレッシャーを放ちながらみくるの髪をあれこれといじるのでした。こえー
そこへやってきた古泉が一言。「まるで仲のいい姉妹ですねぇー」って、どこまで本気なんだよ!
結局、その日はキョンと古泉はいつものようにボードゲームで暇を潰し、
ハルヒはずっと不機嫌なままみくるの髪をいじり続けるのでした
そしてその日の夜。いつものように眠りについたキョンですが、意識が薄れていく中で誰かに呼ばれるような声が…
「キョン…!キョン!」
(まだ目覚ましは鳴ってないだろぉ…?)
「起きてよ!起きろってんでしょうが!」
ハルヒの呼ぶ声で目が覚めると、なぜだかそこは閉鎖空間に包まれた学校!
自宅でパジャマの格好をしていたキョンですが、いつの間にか制服に変わりこんな場所に…
「目が覚めたらいつの間にかこんなところにいて、気がついたらあんたが隣でノビてたのよ…
ちゃんと布団で寝てたはずなのに、なんでこんな所にいるわけ…?」
どうやらそれはハルヒも同じだった様子。とりあえず、閉鎖空間なら古泉もここに来ているかも…?
ということで辺りを探すキョンでしたが、見えない壁のようなものが邪魔して学校から出ることができず、電話もまったく通じません
「気味が悪い…どうなってんのよ、なんなのよ、さっぱり分からない…」
無意識に自分が作り出したとはいえ、見たこともない奇妙な世界に飛ばされて
ハルヒは不安と混乱で珍しく弱気です。なんだかちょっと可愛く見えるな
そして「探検してくる!」といてもたってもいられず駆け出していきますが…
しかし、廊下をずんずんと歩くうちに目がギラギラしてきました。
うへぇ…前言撤回(;´Д`)イカレてるよこの人!さっきまで心細そうにしてたかと思えば…というかマジこの顔恐い
一方SOS団の部室に一人残されたキョン。とりあえず茶を入れて一息ついていると、窓の外に見覚えのある赤い光が…
「古泉か!?遅かったな…!」
「やあ、どうも」
こんな状況でもお気楽な喋りの古泉ですが、よくよく見てみればバイオライダーのゲル形態みたいに
実体を維持できていない状態でした
「正直に言いましょう…これは異常事態です。普通の閉鎖空間なら僕はなんとか侵入できます、
しかし今回はこんな不完全な形態…しかも仲間の力を借りてやっとなんです。
それも長くは持たないでしょう、我々に宿った能力は今にも消えようとしているんです」
「どうなってるんだ、ここにいるのはハルヒと俺だけなのか!?」
「その通り。とうとう涼宮さんは現実世界に愛想を尽かして、新しい世界を創造することに決めたようです
神を失ったこちらの世界がどうなるのか、誰にも分かりません。涼宮さんが慈悲深ければ
このまま何事もなく存続する可能性もありますが、次の瞬間には無に帰する可能性も有り得ます」
「俺がここに居るのはどういうわけだ!?」
「あなたは涼宮さんに選ばれたんですよ、こちらの世界から唯一共にいたいと思ったのがあなたです」
「…こんな灰色の世界で、俺はハルヒと2人で暮らさなければならんのか」
「アダムとイヴですよ。産めや増やせでいいじゃないですか」
「殴るぞお前…」
「冗談です。…そろそろ限界のようです。このまま行くと、あなた方とはもう会えそうにありませんね。
僕としては、あなたと涼宮さんともう少し付き合ってみたかったので…惜しい気分でもあります。
そうそう、朝比奈みくると長門有希からの伝言を言付かっていました。
朝比奈みくるからは『ごめんなさい、私のせいです』と、
長門有希からは『パソコンの電源を入れるように』と…それでは」
仲間の力を借りてやって来てくれた古泉でしたが、
結局分かったことは古泉たちが何をやってももはやどうにもならんということだけでした。なんてこった
しかし一つ意味がありそうなのは長門からの伝言でしょうか。とりあえずキョンがパソコンの電源をつけてみると…
「みえてる?」とそこに長門からの通信が。さすがは長門、キョンはこれからどうするべきかチャットのように相談します。
それにしても、これは「射手座の日」より前の話なので長門は全然パソコンを使えないはずなんですが
一体どうやって通信してるんでしょうか(えー
結局、古泉と同じく長門からも「どうにもならない」という答えが返って来ますが
一方で「あなたに賭ける」とキョンならばどうにかできそうなことを…
そしてとうとう通信も繋がらなくなり、「sleeping beauty」という言葉を書き残して長門は消えてしまいます。
それにしても、最後に書こうとした「また図書館に…」っていうのは
やっぱり「また図書館に連れて行ってください」ってことなんでしょうか(3話参照)
カタい言い方だけど「あなたに戻ってきて欲しい」みたいなことも言ってるし、
長門ってもしかしてキョンにラブラブ一直線な子だったんでしょうか
考えてみれば、メガネを外した方が可愛いと言われてその通りにしてるし
「射手座の日」では「キョンの言うことは絶対守ります」みたいなこと言ってるし
「サムデイインザレイン」ではぐーすか寝るキョンにカーディガンかけてあげてるし
今ごろになって思い当たるフシが…チクショウシャッフルなんてバカな物さえなかったら!
この話を先にやってくれりゃあ、もっと長門の行動をちゃんと見てられたのに!クソッタレー!
ドガアアアアン!
「キョン!なんか出た!何アレ、怪物!?蜃気楼じゃないわよね!」
量産型シシ神様!?完成していたの!?
とうとう学校の周囲に姿を現した神人!奴らによって校舎は次々に叩き潰されてしまい、
キョンはハルヒの手を引いて避難しようとしますが…
ご覧の通り嬉々として神人の破壊活動を眺めるハルヒ。こいつもうアカンわ…
まったく知らない建物ならともかく、慣れ親しんだSOS団の部室も教室も破壊されていくのを
目を輝かせて大喜びする様子はまさに狂気としか。おかしいですよカテジナさん
「孤島症候群」でキョンの言ってた「ハルヒが殺人なんて望むはずがない」とか、もう私には微塵も信じられません
「なんなんだろうホント!この変な世界もあの巨人も!
どうしてだろう、今ちょっと楽しいな…!」
「…元の世界へ帰りたいと思わないか!?SOS団はどうするんだ
お前が作った団体だろう、放ったらかしかよ!」
大喜びのハルヒと対照的に、険しい顔でなんとか説得しようとするキョン。しかしダメな子ハルヒはまったく説得に応じてくれません
「いいのよもう!だって私自身がとっても面白そうな体験をしてるんだし、
もう不思議なことを探す必要もないわ!」
「俺は戻りたい…!こんな状態に置かれて発見したよ、
俺はなんだかんだ言って今までの暮らしが結構好きだったんだな…
アホの谷口や国木田も、古泉や長門や朝比奈さんも…
俺は連中ともう一度会いたい!まだ話すことがいっぱい残ってる気がするんだ!」
「会えるわよきっと、この世界だっていつまでも闇に包まれてるわけじゃない。
私には分かるの!」
「そうじゃない、この世界のことじゃないんだ!
元の世界のあいつらに俺は会いたいんだよ!」
楽しかった日々を思い出してハルヒに語りかけるキョンでしたが、
現実の話をされてハルヒは「つまんねーこと思い出させんなボケ」といった表情です。そんなに現実に未練がないのか…
「…意味分かんない…!
あんただってつまんない世界にウンザリしてたんじゃないの!?
もっと面白いことが起きて欲しいと思ってたんじゃないの!?」
もはやハルヒの言ってることは支離滅裂。
どう考えても化け物が暴れ狂う暗黒の世界より前の世界の方が楽しいし、
そもそも前日キョンは古泉とオセロやってる時に「灰色の無人世界なんかに行くより、こんな時間がずっと続いて欲しい」と
言っていたので、閉鎖空間に連れ込まれたことは迷惑としか言いようがありません
「あのなハルヒ…俺はここ数日で、かなり面白い目に会ってたんだ。
お前は知らないだろうけど、世界はお前を中心に動いていたと言ってもいい。
お前が知らないだけで、世界は確実に面白い方向に進んでいたんだよ!」
俺たちの世界は十分面白い所だったんだぞ、と訴えるキョンでしたが
それでもハルヒは暴れまわる神人にうっとりと見とれたまま。誰か!誰かもう病院呼んで!(えー
何かもっと決定的な一押しがなければ!と、その時キョンの脳裏に浮かんだのは
未来みくるの言っていた「白雪姫」、そして長門が書き残した「眠れる森の美女」…この2つに共通するキーワードと言えば…
「…俺、実はポニーテール萌えなんだ。いつだったかお前のポニーテールは、
反則的なまでに似合っていたぞ!」
「はあ!?バカじゃないの!?んっ…?」
チューキター!!
二人が唇を重ねた途端、神人も閉鎖空間もみるみるその姿を消していく!そして…
ドタッ 「んぐっ」
キョンが目を開けて周りを見てみれば、自分の部屋でベッドから転がり落ちている状態でした。
「な、なんつー夢見ちまったんだ!フロイト先生も爆笑だぜ!」って…な、なんだと!夢オチ!?(゜д゜;)
ここまで引っ張っといて今さら!?と思いきや、翌日キョンが学校の教室を覗いてみると…
そこには短い髪をムリヤリポニーテールにしたハルヒが。やっぱり夢じゃなかったのね
「よう、元気か」
「元気じゃないわね、昨日悪夢を見たから。おかげで全然寝れやしなかったのよ
今日ほど休もうと思った日もないわね」
「ハルヒ」
「なに」
「似合ってるぞ」
「……」
なんだか微妙にいい雰囲気。これでハルヒと急接近か?と思いきや次の瞬間もうみくるとイチャイチャ。キョンマジ罪な男
「あなたには感謝すべきなんでしょうね、僕のアルバイトもしばらく終わりそうにありません。
まあこの世界が昨日の晩にできたばかりという可能性も、否定できないわけですが…
でも、あなたと涼宮さんにまた会えて光栄です。また放課後に」
あ…あ〜、古泉のアルバイトって閉鎖空間で神人と戦うことだったのか。(今気づいた
それにしてもキョン、みくるや長門と違って古泉がいくら話してきても一切返答なし。このスケコマシ野郎がー!
「あなたと涼宮ハルヒは、2時間30分この世から消えていた」
「お前みたいな奴は、お前の他にどれだけ地球にいるんだ?」
「けっこう」
「また朝倉みたいなのに俺は襲われたりするのか…?」
「大丈夫…私がさせない」
長門は最後まで頼れる人でした。というかヒロインはもう長門でいいじゃん
それで古泉が友人、みくるは仲間、キョン妹は家族、ハルヒはいらない子:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
というわけで世界消滅の危機は去り、SOS団は再び普段の日常に戻るのでした
涼宮ハルヒの憂鬱・完
というかこの最終回、個人的にキョン妹の株が急上昇・ハルヒは大暴落だったので
古泉、妹、長門、みくる>>>>>>>>>>>>>>ハルヒが決定的になったというかなんというか…
正直今回のハルヒは、「現実逃避しまくって閉鎖空間に引きこもってキョンを道連れにして世界を消そうとした」
という過去最高のアイタタタっぷりだったので、順番通りサムデイインザレインで終わっといた方が
最後に少し可愛い部分を見せた分、まだよかったんじゃないのかなぁ…
全体を通して言えるのは、やっぱりシャッフルはどう考えてもいらなかったってことでしょうか。
例えばの話、私としては糞すぎてしょうがなかった「朝比奈ミクルの冒険」なんですが
今見てみると結構面白いんですよ。なんでかって言うと私が古泉とかみくるに愛着を持ってるから。
普段の声優の演技も知ってるから、わざと棒読みにしてるのもネタとして楽しめるし。
でも何も知らずに第一話であれを見た時は、ただただつまらん時間が過ぎていっただけでした
他の話もそうですが、シャッフルがなけりゃもっと楽しめたんじゃないかと思うと実にもったいない。そんなところでしょうか
次回作があったら「長門有希の憂鬱」とかでよろしく:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
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