(C)車田正美/集英社・東映アニメーション・マーベラスエンターテイメント |
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「あああーっ!!い…石松が殺されたぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
あえてジェイルの殺人パンチをその身に受け、ロープの反動を利用しての人間ロケット! 今やそのパンチは風圧だけで軽々と石松を吹き飛ばし、リング上にも巨大竜巻が発生! 「ぎゃあああーーっ!!」 |
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■リングにかけろ1 日米決戦編6話「誘惑!魔性の目」 「俺もお前みてえなフレンドが居ればなぁ…そうすりゃあ、人殺しなんかしなくても済んだかもしれねえ…」 石松に会場の外へかつぎ出されたモンスター・ジェイル。 あれほど凶暴だったジェイルですが、やはり石松とは拳で語り合った者同士の友情が。 「石…お前に教えておきたいことがある。ミズ・シャネルは魔物だ…魔性の目を持ってる… その不吉な目で見つめられた人間には、恐ろしい災いが降りかかる…ヤツの瞳は、絶対に見るな」 むう、あのモンスター・ジェイルに魔物とまで言わせるとは… どうやらミズ・シャネルの実力は並大抵ではないようです。 ジェイルのアドバイスを伝えるため、石松は急いでリングへと戻りますが… 「あ…ああ…体が溶けていくような甘美な感覚…僕は一体…
「意識が混濁しておるようじゃのう」 ア…アレー!? |
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■リングにかけろ1 日米決戦編7話「音階を駆けのぼれ!」 手痛いカウンターを受けてバタンキュー状態になってしまった河井。 ふらふらとなんとか立ち上がりますが、再びミズ・シャネルの術中にはまったことにショックを隠せません 「フフフ…どう坊や?勝利の絶頂から奈落の底に落とされた気分は?」 「ま、まさか…第二ラウンドから体験していたことは、すべて幻…!?」 「その通りよ坊や。刃物で足を傷つけたくらいで、 私のヒュプノスから逃れることなど出来はしない!」 なにィー!ミズ・シャネルは新たなヒュプノスを使ったわけではなく もともと河井の反撃はミズ・シャネルの見せた幻だった! ポン刀を使った決死の行動も、ヒュプノスから抜け出すには至らなかったのです そして第一ラウンド同様、ミズ・シャネルは棒立ち状態の河井をひたすら殴る殴る殴る! なんとかゴングまで耐え抜いた河井ですが、すでに河井に勝ち目がないことは誰の目にも明らか。 「この試合…もはや終わったな」 「逆転の可能性は皆無だ…」 「ミスター順、河井を棄権させましょう… 肉体に激痛を与えても解けないヒュプノスにかかっていては、勝機はありません…」 「慌てんな。あの奇術まがいの技にやられるほど、日本男児は甘かねえ。 もしここで河井がやられるようなことがあれば、その時は日本Jr.のメンバーから外すだけのことよ」 ドイツ最強のスコルピオン、フランス最強のナポレオンも河井敗北を確信しますが、 剣崎だけは「あんなもん日本男児には効かねえプー」と試合の行方を見守ります 「メロディが聞こえる…?僕が手に入れた、僕だけの…」 そして当の河井は、第三ラウンドまでのインターバルで何かを思い出していました 日米決戦の直前に、河井が特訓に行き詰まっていた時のこと。 すでにフィニッシュは目前!最後はがっつり料理してやるぜー!と河井にふさわしい幻を演出するミズ・シャネル。 「波長だ…!ミズ・シャネルのヒュプノスは、 ライトアッパーとは違う!?それよりもさらに渾身の力を込めた必殺の一撃!まさかこれは… 「ライトアッパーーーッ!!出たぁぁっ!河井くんの壮絶アッパー!」 |
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■リングにかけろ1 日米決戦編8話 「ナチュラルボーンマッドネス」 河井の強烈なライトアッパーでKOされたミズ・シャネル。 タンカに乗せられて運ばれて行きますが、その様子には今までと明らかに違う部分が… あ…頭がハゲあがっとるでーーーー!? なんとミズ・シャネルはカツラ着用キャラだった!美の象徴のような敵だっただけに、竜児たちも驚きを隠せません 「と、ということは…」 「ミズ・シャネルは…」 「男だったのかァーーー!!」 えーーー!?ハゲてるから男って、そんな可哀想なこと言うなよ!(えー まあ実際オカマだから仕方ないんですが、おっぱいがない時点で気づこうよ君たち! そしてやはり、最後のアッパーでジェットアッパーのヒントを掴んだという河井。 得る物も多かった勝利に、盛り上がる日本チームでしたが… 「ミズ・シャネルごときを倒して何を浮かれているんだ?」 「その通り。モンスター・ジェイルもミズ・シャネルも言わば余興! 君たちに勝利と言う名の夢を見せるための、我々からのプレゼントだ。 だが彼は違う!彼こそは全米を震え上がらせる グレートエンジェルスのリーダー!ヘル・ミックだ!」 な、なにィー!「あいつらは最初から負ける予定でしたプー」とは言ってくれますアメリカチーム。 その割には、モンスター・ジェイル優勢の時「レッツゴーモンスタァーーッ!!」とノリノリで応援してたり ミズ・シャネル劣勢の時「ノォォォォォォ!!」と頭を抱えてたりしてたのは 一体なんだったんだ!演技かチクショウ!まあそれならそれとして それにしても、あの超絶化け物モンスター・ジェイルより強いと豪語するとは…本当にそれほどの実力があるのか!? そんな視聴者の疑問に答えるように、何やら試合前にデモンストレーションを始めるミック。 荒くれ者の手下に武器を持たせてリング上へ集めます 「なぜここに呼ばれたか分かるか? お前らはグレートエンジェルスの規律に背いた。つまり俺に歯向かう連中だ!」 「ま、待ってくださいボス!俺はたまたま、 ボスと同じミックという名前だっただけです!それだけで規律違反だなんて…」 「この世界にミックは一人でいい。本来ならすぐにも処刑されるお前らだが、 今日は特別にチャンスを与えてやる!そのエモノで俺を倒してみろ!」 な、なんだそれー!ミック(手下)可哀想すぎ!同じ名前ってだけで公開処刑って! もはやボスに何を言っても無駄と悟ったか、ミック(手下)は鉄パイプを握りしめてやぶれかぶれに突進する!くそったれー! ばちこーん!! ああ何ということ!ミック(手下)が全力で振り下ろした鉄パイプが、軽く突き出した裏拳であっさりねじ曲げられてしまった! さらには返しの左ストレートで、鉄パイプを真っ二つに切断!見た目に似合わずなんという破壊力でしょう 「まだまだだったなァ…ミック?」 そうつぶやくと同時に距離をつめ、悶絶の右ボディが入ったーーー!! ミ、ミックーーーー!!(泣) なんという常識外れのパンチ力!まともにボディを食ったミック(手下)は、 あっちのロープからこっちのロープにまで吹き飛んで気絶してしまいます。一体こいつが何をしたー!! さらに残り5人の手下も、全員同時にリング外へと弾き飛ばしてデモンストレーション終了! つ、強え…こいつは本当にモンスター・ジェイル以上なのかもしれません 「あれがミックをミックたらしめている理由…デイモンズナックル!悪魔の拳だ!」 うーむ、確かに十分ミックの強さは分かりました。そろそろ試合に…って! 何を思ったか、突然ふところからトマホークを取り出すミック!今度は何をする気だ! 「ようく見ておけ日本人ども…これが俺のやり方だアアアアア!!」 あーミック(手下)にぶん投げたー!!そ、そんなに同じ名前が嫌か! バシイイイイイイ!! 「無慈悲な真似をするんじゃねえよ…仮にもてめえの手下だろうが!」 「…またお前かァ!!」 あっとトマホークをカットに入ったのはなんと志那虎!モンスター・ジェイルの時に続いてこれで二度目です ことごとく邪魔をする志那虎に、殺意にも似た怒りを放つミック。リング上で2人の視線が激しくぶつかり合う! 頼むからボクシングの試合してね君たち これ一応ボクシングアニメなんで!凶器はカンベンしてくださいね凶器は! そしていよいよ戦いのゴングが鳴らされて試合開始! しかし、サングラスをかけたままで試合に臨むミック。ミックの舐めた態度に志那虎が静かに忠告します 「おめぇ…そのグラサン外しとけよ。失明したくはねえだろう」 「へヘッ!笑わせるな…お前にこのグラサンがブチ破れるってのか?」 あくまでサングラスを外す気のないミック。 「てめえのヘナチョコパンチなんざ一発も食わねえよ!」と言いたげな猛ラッシュを打ち込む!しかし!
志那虎の神業ディフェンスの前に、ミックのパンチはすべてむなしく空を切る! こんな時になんですが、志那虎妹のセーラー服は河井姉と違っておっぱい見せないタイプなのね(えー |
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■リングにかけろ1日米決戦編9話 「猛虎、荒ぶる」 「やはり間違いありません!コンコルドクラブ関西支部に確認を取りました、 志那虎の実家はグレートエンジェルスに包囲されています!」 前回飛び出したミックの人質発言。実際に確認も取れてしまい、志那虎はいよいよ手が出せなくなってしまいました というかコンコルドクラブのボクサー達、確認取れたくらいならパパ達助けてきてやってよ! 天下の剣崎財閥のボクサーなんだから!せめて警察に通報するぐらいしてもバチは当たらないよ(えー 「催眠術だの人質だの、どいつもこいつもふざけやがってェッ!!」 「許せない…!試合には関係ない家族を巻き込むだなんて!」 無抵抗で殴られるしかない志那虎を目にして、ミックへの怒りを噛み締める日本メンバー。しかしその中で剣崎は… 「これもまた勝負って奴さ。俺達の世界は、 奇麗事だけで闘っていける生易しいお遊戯じゃねえ。 それで負けるなら、ここまでの事だ」 そ、そんな殺生な!あんたのボクシングはどんだけルール無用なんですか! そうは言われても志那虎は手の出しようがありません。ひたすらミックの攻撃に耐えて耐えて耐えて… カアアアアアアン!! ようやく第一ラウンド終了!まさに地獄に仏!やれやれこれで少しは時間が稼げる… ドバキャアアアアアアア!! 思いっきしブン殴りやがったー!!何すんだキサマー! 「君ィッ!ゴング後のパンチは重大な反則行為だぞ!」 明らかにゴングを聞いてから殴ったミックに、審判が怒りの表情でつめよります。俺が村田だ俺がルールブックだー! 「オイ…お前の家、家族がどうなっても知らんぞ?」 ぎえーなんてこった審判まで脅されてしまいました まさかこう来るとは思っていなかった審判。「い、以後気をつけるように」とすごすご引き下がってしまいます いよいよリングの上が無法地帯と化してまいりました。もう棄権するしかないとキャサリンも志那虎に声をかけます 「らしいな…だが自分の運命は自分で決める。 間違ってもタオルなんて投げるんじゃねえぞ」 しかし逆に腹をくくった様子の志那虎。まさかミックと打ち合う覚悟を決めたのか!? バヒュオオオオオ!! 2ラウンド開始直後、再び神技ディフェンスで主導権を握る志那虎!やはりこれから反撃に出てしまうのか! 「ホウ、家族を捨てるか!」 「見捨てたのではない…信じたのだ!」 そんな志那虎の様子が京都にも伝えられ、グレートエンジェルスの面々は暴れる気満々になってしまいます。デストローイ! 「パパさん…あんたの息子はとんでもない野郎だぜ? あんたも妹もどうなってもいいらしい!」 「違うな。一城は信じたのだ」 静かに答えると構えを取る志那虎パパ。まさに以心伝心!さあかかって来いこわっぱどもが! 「こ、この老いぼれがァーーーーッ!!」 反撃を開始した志那虎パパにメンバー逆上!このクソジジイ、バイクでひき肉ケテーイだ!ブルンブルーン! バイクの後ろになんかキター!!俺の後ろに立つんじゃねえー! 「さっきは不意を突かれたが…我らも未熟とはいえ志那虎陰流を極めんとする者!」 「な、なんだと!?あれほど痛めつけたのに…!」 道場の門下生たちも次々立ち上がって戦闘復帰! 今までのうっぷんを晴らすように、荒くれ男たちを蹴り飛ばし腕を極め投げ捨てる! なんだなんでぇ てめえらじゃ弱すぎて話になんねぇぞーーっ!! バイクを乗っ取りボンボン版テリーのようにザコ共を追いまわす!時を止めた者が前に歩を進める者に勝てるわけがない! 動輪剣・縦一文字斬りィィィィィィィィ!! 「さて、少し鍛え直すとするか」 キチガイ扇風機キター!! まさに一触即発!バチバチと視線がぶつかり火花が飛び散る! |
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■リングにかけろ1日米決戦編10話 「スーパースター」 ついに姿を現したアメリカチームの秘密兵器! 真っ白なコートを身にまとい、美女軍団を引き連れてゆうゆうとリングへ向かうその男。その名も! 「世界のスーパースター!ミスターホワイティ!!」 な…なにぃホワイティ!?なんだかその名前って ウッチャンのやってたオカマネタしか思いつかないよ! でも顔はナンチャンっぽいな(えー しかしホワイティのパワーにすっかりビビってしまう観客たち。
豚は豚小屋へ行け!
あれェーーーッ!?
「この間ジャスト1秒ッ!!黄金の左腕ここに復活ッッ!!」 |
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■リングにかけろ1 日米決戦編11話 「黒い閃光」 日米決戦もいよいよ大詰め、残るは竜児VSシャフトという王者対決のみ! 会場が大声援の嵐に包まれる中、ついに2人がリングへと向かいます 「竜!軽く行け、かるーくな!どうせこっちは四連勝してんだ、 お前一人くらい負けても日本の勝利には関係ねえ!」 「いや…竜が負ければ日本の負けだ」 「そうですね、今まで対戦した四人は本物のボクサーじゃない… 素人をいくらKOしても、日本の勝利とは言えないでしょう」 な…なにいいいい!?ちょっと待ってください! アメリカ代表の四人は、そもそもアメリカのボクサーでは勝てるヤツがいないってんでシャフトが選んできた荒くれものなんですが、 それでもまだ「アメリカのボクサーに勝ったわけじゃない」とおっしゃるつもりですか! 「姉ちゃん、来ないのかな…」 しかし、アメリカに勝ったの負けたのより姉ちゃんの方が気になる竜児 ま、まあなんだ…先週姉ちゃんテレビぶっ壊しちゃいましたからね、心配しなくてもちゃんと会場には… アレーーー!? 「フフフフ…ハハハハ…ハーッハッハッハッハッ!」
なんとシャフトが繰り出したのはピボットブロー!一回転して相手が戸惑ったスキにぶん殴るというこのパンチ、 なんかもう目が虚ろなシャフト
残り一秒という間にいつの間にか立っていたシャフト! 「ブラック・スクリューッ!!」 |
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■リングにかけろ1 日米決戦編最終話 「そして少年は世界へと羽ばたく」 カウンター気味に叩き込まれたブラックスクリューで竜児は前のめりにダウン! かなりダメージの深そうな倒れ方です。今まで劣勢のシャフトもこれで形勢逆転といったところでしょうか しかし狙いすました一撃かと思いきや、「あ、当たっちゃったよどうしよう〜」みたいに
アレー!?前回のシャフトと同じく、残り一秒でいつの間にか立っていた竜児。 ってまともに食らったー!!
壮絶なクロスカウンター!まさか最後の決着はダブルKOか!?
「この試合を組んで、日本の闘志を萎えさせようとした私が愚かだったようだ… 新たなステージを目指して、俺たちの闘いはこれからだ! |