■ゼロの使い魔6話 「盗賊の正体」
 

前回フーケに盗まれてしまった学院のお宝「破壊の杖」。
行方をくらましたフーケに対して、学院では教師達が総出で捜索に当たることになり
生徒はすっかり放ったらかしで自習ばかりが続いていました

「でも大変よねぇ、アンリエッタ様の責任問題にも発展しそうって噂じゃない。
 フーケの侵入を許したのは、もともと少ない警備兵を全部姫様の方にまわしちゃったからでしょ?
 
そもそも学院見学は、周囲の反対を押し切ってアンリエッタ様がお決めになったらしいし」

はーなるほど…前回も言っていた責任問題というのは
姫のワガママを通した結果、宝物庫の警備に誰もいなくなってしまったということだったんですね

そして教師達の捜索の甲斐あって、「森の廃屋でフーケらしき人物を見かけた」という情報が舞い込んで来ました。
前回フーケと出くわしたルイズ達がその人物画の確認をさせられますが、やはりその人物とはフーケそのもの。

「すぐに王室へ報告しましょう!兵を差し向けてもらわなくては…」

「そんなグズグズしとってはフーケに気取られる。我々の手で破壊の杖を奪還し、
 盗賊によって汚された学院の名誉を取り戻すのじゃ!我と思う者は杖をかかげよ!
 ……………ど、どうした!?
 フーケを捕えて名を上げようという貴族はおらんのか!?」

なんてこと!天下の魔法学院の教師がガン首揃えておきながら、学院長の呼びかけに応える人が一人もいやしません
こいつら小学校の時「学級委員に立候補する人ー?」って聞かれても黙って下向いてるタイプだな(えー

そんな中、ふがいない教師たちに代わって杖をかかげるルイズとキュルケ。そして「二人が心配」と長門も続いて立候補を…

「タバサ…!」

「ありがとう…」



こ、ここってそんなに赤面するようなシーンですか!?
「長門が立候補した」ってことがそんなに嬉しかったと…?なんだか前回からどうも百合入ってる気が:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

しかしこれほどの騒動を引き起こした盗賊相手に、ヒヨッ子の3人だけで大丈夫なんでしょうか。
視聴者としてはなんだか不安ですが、学院長は割とまんざらでもない様子

「ではこの3人に頼むとしよう。ミス・タバサは若くしてシュヴァリエの称号を持つナイトでもある。
 さらにミス・ツェルプストーはゲルマニアの優秀な家系で、彼女自身の炎の魔法も強力だと聞いておる。
 そしてそのー…ミス・ヴァリエールは…えー、その、なんだ…」



ルイズの話になると全身の穴という穴から汗が噴き出る学院長
やっぱりルイズのダメっぷりは、生徒だけじゃなく教師にも十分伝わってるようで…(ノ∀`)
そこまで不安なら、やる気ない教師でも「いいからおめー行ってこいやクラァ」とムリヤリ行かせた方がマシなんじゃ(えー

「…おお、そうじゃった!その使い魔はグラモン元帥の息子、
 ギーシュ・ド・グラモンを圧倒する剣の使い手だと聞いておるぞ!」

「そうでした!彼は伝説のガンダ…あっ」

で…伝説のガンダム!?(えー
ええい!ヴァリエールの使い魔はバケモノか!
ガンダ…と言いかけてやめたのは、つまりガンダ○とかそういう表現:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

なんにしろ才人の能力を高く評価していた学院長。
ルイズ達の案内役を買って出たロングビルさんも一緒に、フーケがいたという森の廃屋へと向かいます



うーん前回から怪しかったロングビルさんですが、わざわざ案内役に立候補するとはますます怪しい。
やっぱりフーケの正体は、ロングビルさんで確定っぽいですね。ルイズ達を始末してそのままトンズラする気なんでしょうか



「なあ…魔法が使えるってことは、フーケは貴族なんだろ?なんで貴族が泥棒なんかやってんだ」

「メイジが全員貴族というわけではありませんわ。様々な事情で貴族から平民になった者も多いのです。
 その中には身をやつして傭兵になったり、犯罪者になったりする者もおりますわ。
 
この私だって、貴族の名を失くした者ですし」

「え…?ミス・ロングビルはオールド・オスマン(←学院長の名前)の秘書なんでしょ?」

「オスマン氏は、貴族や平民といったことにこだわらない方ですから」

世間話を交えながらカッポカッポと馬車に揺られていく一行。
なんでもいいけどキュルケは動くたび胸が揺れてんなぁ(えー
キュルケのおっぱい攻勢の前に、ルイズは才人を取られっぱなしで機嫌が悪くなるばかり。
これがハルヒならそろそろ世界崩壊の危機です:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



「情報では確かにあの小屋です」

「空き家みたいだな…誰もいないぞ」

そして小屋に到着した一行。ルイズとロングビルさんを外の見張りに置いて、小屋の中に入っていく才人達でしたが
部屋はホコリまみれで誰かが生活している様子がありません。
「こんなところにフーケがいる訳ねえプー」と早々に小屋を出て行こうとする才人たち。
しかし一人残った長門が注意深く観察していると、部屋の片隅には盗まれた破壊の杖が!

バガアアアアア!!

「ゴ…ゴーレム!?」

破壊の杖を手にしたその瞬間、小屋の天井を吹っ飛ばしてゴーレムが出現!これは孔明の罠じゃ!
得意の風魔法でルストハリケーンを放つ長門、炎魔法でブレストファイヤーを撃つキュルケでしたが
ゴーレムの頑丈な体にはまるで効果がありません

「やっぱ無理よ、こんなの…!」

「…ルイズは!?」

長門達の強力な魔法でも効果がない中、ルイズは爆竹程度の威力しか出せない攻撃魔法で必死に攻撃していました

「何やってんだ、逃げろルイズ!」

「嫌よ!」

「かないっこねえだろ!第一魔法なんかまともに…!」

「私は貴族よ!魔法を使える者を貴族と呼ぶんじゃない、
 
敵に後ろを見せない者を貴族と呼ぶのよ!
 
ゼロのルイズなんかじゃないんだからッ!」

(C)細井雄二/講談社

オレは野に放たれた狼だ…
飼い犬(てめえ)の魔法(わざ)と誇り(おもさ)が違う!
(えー

意地でもその場を動こうとしないルイズ。しかし無情にも魔法の威力はまるで変わらず、
ルイズに向けてゴーレムのハンマーパンチが振り下ろされる!

ドッガアアアアア!!

なんとか直撃の寸前でかばいに入った才人!しかしルイズは「このタコ余計なことすんじゃねー」と才人を睨みつけます

「う…くぅっ…邪魔しないで!」

バチィィィン!!

「…貴族だからなんだってんだ!死んだら終わりじゃねえか!」

頑固なルイズの目を覚ますべく才人のビンタが炸裂!
そうだ!プライドのために死ぬなんて馬鹿のすることだ!生きるなら泥をすすってでも…って
そのセリフ、2話のお前に聞かせてやりたい
ギーシュの剣を取ったら死ぬと分かってて、プライドを選んだ2話のお前に聞かせてやりたい(えー


しかし、やはりルイズは才人ほど本気で開き直ってはいなかったのでしょう
才人のビンタで張りつめた糸が切れたのか、ポロポロと涙を流してうずくまってしまいます

「だって…いつも、いつもみんなから馬鹿にされて…
 逃げたらまた馬鹿にされるじゃない…!姫様との約束も…守れないし…」

「お…おい、泣くなって…!」

初めて見るルイズの泣き顔。才人は激しく動揺してしまいます
しかしそんな中にもゴーレムの容赦ない攻撃が!才人は動けなくなってしまったルイズを長門達に預けると、
一人その場に残ってゴーレムへの戦いを挑む!

「…なんとかしてやりたくなるじゃねえかよ…!
 土っくれが…!舐めんなよッ!!」



うわあカコイイぞ才人!キュルケの金ピカ剣を抜き放ちゴーレムに飛びかかる!食らえ必殺縦一文字斬りー!

バキイイイイイン!

のわっ!?折れたァーッ!ドラグレッダーと契約していればこんなことには!(えー
ゴーレムが頑丈なのか剣が見せかけだったのか、なんにしろ大ピンチには変わりありません

「抜けッ!相棒!」

「…お前まで壊れちまうだろ!」

「死にたくなきゃ抜けっつうんだ!分かってんのか!」

なまくら剣のゲキリュウケンを使っても…と躊躇する才人でしたが、
素手でなんとかなる相手でもなく、やむなしにゲキリュウケンを手に取ると…

カァァァァァァァ

久々に竜闘気(ドラゴニックオーラ)発動!発動条件はまだよく分かりませんが、これならゴーレムともまともに戦える!
しかし、剣圧で吹っ飛ばした先からみるみる再生してしまうゴーレム。普通の攻撃で倒せる相手ではなさそうです

「くそっ…!これじゃ負けもしねえけど勝てもしねえよ…!」

「なんとかしなきゃ…!私を降ろして!」

見かねたルイズが破壊の杖を手にゴーレムの前へ!この大層な名前の杖を使えばきっと…

こうですか!?わかりません!(><;)

しかし肝心の杖の使い方がまったく分からないルイズ。ぶんぶんと振り回しても何も効果はありません
その時、破壊の杖を目にした才人の顔色が一変!ルイズに駆け寄ると、杖を奪い取りゴーレムに向けて何やら構えると…

「これは魔法の杖なんかじゃねえ!こうやって…使うんだ!」



ロケットランチャーだー!!
なんと破壊の杖とはこちらの世界の兵器のことだった!
才人の紋章の力で強化されたのか、あれほど頑丈だったゴーレムも一発で上半身がコナゴナに吹っ飛んでしまいます

「す、すごい…」

「平民なのに魔法の杖を扱えるなんて!?さすが私のダーリンね!」

「そ、そうじゃなくてまた体が勝手に…」

うーむ、流れるようにロケットランチャーを発射態勢に持って行ったのは、
てっきり才人がミリタリーオタクなせいかと思いましたが、そうではなく剣と同じでズブの素人だった様子。
紋章の力は異世界の兵器にでも効くみたいですね。なかなか発動しないけどその分便利だなぁ


「動かないで。盗んだはいいけど、使い方が分からなくて困ってたの。
 魔法学院の誰かを連れて来れば、きっと上手いこと使ってくれると思ってね…」

才人達が勝利に酔いしれる中、正体を現したロングビルさんがロケットランチャーを構える!やっぱりフーケはこの人だったのか…



「生徒が来たのはアテが外れたけど、そこの使い魔君なら出来ると思ったわ。さすがガンダールヴね」

ガ…ガンダルフ!?(えー
さっきの「ガンダ…」っていうのは、ガンダムじゃなくてロードオブザリングのことだったのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

そして「お前らにもう用はないぜ!」と銃爪に手をかけるフーケ!しかしロケットランチャーからはカチカチと弾切れの音が…
弾切れの意味が分からずフーケがうろたえる中、スキを突いた才人が重い一撃を加える!

「ぐあ…っ!」

「あいにくこれは単発式でね…!ロケットランチャーっていう、オレの世界の武器だ」

あーなるほど一発しか…バイオハザードだと無限に撃てるんで知りませんでした(えー



終わってみれば才人一人が大活躍だった今回の事件。キュルケもルイズも頼もしい姿にますます惚れ直すのでした



「今日の祝賀会の主役は君達だ!今回の一見は宮廷も高く評価しておる、
 君達3人には王室より何らかの褒賞があるだろう」

学院に戻って学院長からねぎらいの言葉をかけられるルイズ達。
それにしてもじーさん、自分の秘書が不祥事やらかしたことについてはコメントなしですか(えー
平民の才人には残念ながら褒美はありませんでしたが、そんな事より才人には聞いておきたいことが…

「オレはこっちの世界の人間じゃない、何も分からずルイズに召喚されたんです。
 あの破壊の杖は…オレの世界の武器なんです。あれを一体どこから…?」

「なるほど、そうじゃったか…」

才人の境遇を聞いて、ロケットランチャーを入手したいきさつについて話し始める学院長。
30年ほど前、学院長がとある森の中で魔物に苦戦していると
そこに現れてロケットランチャーで魔物を倒してくれた人間がいた。
その人は元々ひどいケガをしており、必死の手当てにも関わらずロケットランチャーを残してこの世を去ってしまった…




と、学院長を助けてくれたのは何かの拍子に召喚されてしまった軍人さん。30年前と言うとベトナム戦争あたりでしょうか?
結局その人が何者なのか、どうやってここに来たのかは分からずじまい。
4話のエロ本に続いて、またしても才人は自分の世界に戻る手がかりを掴めなかったのでした


才人だけがしょんぼりと肩を落とす中、盛大に開かれた祝賀会。
キュルケはイケメン貴族達に囲まれ、長門は無言ででっかい肉をほおばり…って
大食いキャラってところまで長門と共通かよ!本当にタバサは長門そのものだな

そして落ちこぼれから英雄となり一躍脚光を浴びるルイズ。
しかし、次々に声をかけてくる貴族を無視してルイズは才人の前へ…

「お…踊ってあげてもよくってよ」

「は…?それを言うなら踊ってくださいじゃないのかよ」

「き…今日だけだからね!私と…一曲踊ってくださいませんこと、ジェントルマン」

ツンデレ大爆発キター!!
踊り始めは割と平気そうなのに、踊り続けるうちにみるみる顔が赤くなっていくルイズ。
まったくツンデレはこれだからやめられないぜ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あ、あの…ありがと…」

「なんだよ急に、お前今日ちょっとヘンだぞ」

「ゴ、ゴーレムに潰されそうになった時助けてくれたじゃない。そ、そのお礼よ…」

「何言ってんだ、当然だろうが。オレはお前の使い魔だからな」

自分の世界には帰りたいけれども、使い魔としてやっていく覚悟はすでについていた才人。
ルイズは満足そうな笑みを浮かべて踊り続けるのでした。次回へ続く!



今回は「才人の紋章発動まだー?ルイズとの進展まだー?」という今までの不満が一気に解消された回でした。
2話からずっとこういう展開が見たかったんだよ!やっぱり量より質、ハーレムよりツンデレですよ(えー
今まで2人の絡みはひたすらルイズに叱られるだけでしたが、今後はもう少し違ったアクセントがつくんでしょうか。楽しみです

■ゼロの使い魔7話 「ルイズのアルバイト」



「この私がシュヴァリエの爵位を賜わるなんて…もったいないことでございます」

「あなた達はそれだけのことをしたのだもの。城下を悩ませていたあの盗賊を捕えてしまうなんて…」

フーケをとっ捕まえた功績を讃えられて、姫様じきじきに爵位を与えられるルイズ。
シュヴァリエというと、前回学院長が「ミス・タバサは若くしてシュヴァリエの称号を持つ〜」とか話してた
何やら凄そうな爵位じゃないですか。フーケ戦で実質何もしてないへっぽこ魔法使いのルイズが、
そんな大層なものを貰って大丈夫なんでしょうか(´д`;)なんだか先行き不安です

「頼もしい使い魔さんもありがとう、私の大事なお友達をこれからもよろしくお願いしますね」

そう言って、ス…と才人の前に手を伸ばす姫様。
しかし才人は、それが「お手をしろよワン公」の合図と勘違いして渋い顔です

「違うわよっ!くだけて言えばキスしていいってこと!」

「キ、キ…!?そんな豪気な!?」

手にちょっとチューするだけなのにやたら動揺する才人。ルイズがぎゃいぎゃい急かしてくるので、気を入れて姫に歩み寄りますが…

口にいったー!!
才人お前ってやつはー!キスと言えば口か!?お前は本当に日本人か!?
ビストロスマップで口にキスするゲストがいるかよ!(えー  いや何人かいたらしいけどさ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「くっ…唇にするバカがどこにいるのよッ!!」

当然ながらルイズに半殺しにされる才人。
いきなりとんだアクシデントが発生してしまいましたが、何やらルイズ達に頼みごとがあるらしい姫。それについて話し始めます

「私たちに町の諜報活動を…?」

「近頃、一部貴族による平民に対する横暴の噂をよく耳にします。
 周囲の者に尋ねてみても『そんなことがあるはずない』と…
 ですが、あなた達とモット伯との一件を見ても噂とは思えないのです
 そこで、極秘裏に町での動向を探っていただきたいのです。難しい仕事ですが…」

姫の為ならたとえ火の中水の中!ルイズが姫の頼みを断るはずもなく、即平民になりすまして諜報活動を開始します


しかし、「服が地味」「馬が欲しい」「安物の部屋じゃ寝れない」初日から不満たれ流しのルイズ。
とはいえ限りのある予算ではどうにもなりません。そこで思いついた名案、足りないなら増やしてしまえばいいんだわ!
ルイズはカジノに手を出しますが、所持金全額ブッ飛んでしまいます

「だ、だって必ず増えるって…」

「はぁ…これだから一人にしておけねえんだよな…」

「おだまり!これからどうすればいいか考えてるんだから…」

「姫様に頭下げて、また金もらうしかねえだろ」

「この任務は姫様が私的に命じられたことなのよ?お金の工面には苦労されたはずだわ…」

「それが分かってて、やれ馬が欲しいだの高い宿じゃないとダメだのって…よく言えたもんだぜ」

「だって…必要なんだもん」

わかっちゃいるけどやめられない〜。ルイズは典型的破滅型の人間だなぁ(えー
一文無しでお先まっくら八方ふさがり。今日の晩飯と寝床のアテすらなく、途方に暮れる2人でしたが…


「トレビア〜ン!奇麗な顔立ちだわぁ!見たところ何かお困りのようだけど」

そこへ突然現れた変態オカマ男!お前絶対いぬかみと出る番組間違えてるだろ!(えー
言葉も見た目も思いっきり変態のスカロン。にも関わらず性格の方は親切なようで、
スカロンの店で働くことを条件に、ルイズ達に部屋を提供してくれるそうです



「ル、ルルル…ルイズなのです、よ、よろしくお願いなのです…」

「ルイズちゃんはね、お父さんに博打のカタに売り飛ばされそうになったところを、
 お兄さんと町まで逃げてきたかわいそうな子なの」

身分を隠してスカロンの店で働き始めるルイズ。しかしその店とはなんとメイドバー。
ちょっと待て!こんな異世界でも商売が成り立つほどメイド萌えは侵出してるのか!終わりだ…もう世界は終わりだよ…(えー

そして才人は店の厨房で皿洗いを任されることに。しかもスカロンのおっぱい娘・ジェシカと並んでの仕事です
なので仕事の間は一日中ジェシカとイチャイチャし放題。
つくづく役得の星の下に生まれた男です。ハーレムは続くよどこまでも(えー


「さあみんな!新人ちゃんの紹介も済んだところで、今週はお待ちかねチップレース週間よ!
 今週最もチップを稼いだ妖精ちゃんには、
 我が店に代々伝わる家宝・魅惑の妖精ビスチェを1日着用する権利が与えられまーす!
 このビスチェは人を虜にする魅了の魔法がかけられてるから、これを来た日は稼ぎ放題!
 去年優勝した子なんか、あんまり稼ぎすぎて田舎に帰っちゃったほどなんだから」

「か、稼ぎ放題!?チャンスだわ…!」

お客に奉仕すればバジェットゲット!
でもって魅惑のビスチェ着ればサポートガッポ!それがぁ〜

アムドライバーだってか!?
OH YEAH!

やっちゃるぜぇぇぇ!というわけで俄然やる気の出るルイズ。
しかし元々接客がメタメタなほど不器用な上に、平民の客を相手に奉仕することに激しくプライドが揺らぎます

「おまえらに一つだけはっきり言っておくッ!
 いいか!おまえらと僕は精神的に身分が違うのだ!
 僕は精神的貴族に位置する…!したがって僕への命令はゆるさんッ!
 おまえらのようなブタに命令はされないし、かかわりも持たないッ!」


「何を言ってるかわからないがこの野郎ッ!」

「酒を口移しで飲ませて」「ぺたんこな胸が好み」と客に言われて散々切れまくるルイズ。
接客してはケンカの繰り返しで、結局まるでチップを稼ぐことなどできませんでした



「冗談じゃないわっ!なんで公爵家の娘が、あ、あああ、あんな…!」

「まあまあ…とりあえず宿と飯の確保はできて、そのうえ金だってもらえるんだからさ。
 貴族の客も結構来るそうだし一石三鳥だろ」

寝る時間になってもまだ気がおさまらないルイズ。
なだめようとする才人でしたが、昼間ジェシカとのイチャイチャ場面を見られてるのであまり効果がありません

「あんたはいいわよ、あの娘とヘラヘラ楽しげに…」

「娘?」

「な、なんでもないわっ!だいいち貴族の私をこんな所で寝させる気?
 あんたなんでそんなに順応できるのよ!」

「まぁ、いつもとあんま変わんねーし」

そう言って布団にもぐりこんでいく才人。というか布団があるだけ普段よりずっとマシな扱いだよ!
いつもは床に積んだ草で犬っころみたいに眠る生活だしなあ…(ノ∀`)

(ご主人様があんな格好させられてなんとも思わないわけ…?少しくらい…)

さっさと寝てしまった才人を「もっと私の心配してよ」という表情で見つめるルイズ。
仕方なしにルイズも布団に入って寝ようとしますが、天井を見てみると暗闇の中で光る目が!
そう、部屋の天井には何匹ものコウモリがたむろしていたのです。ウギャアー!これは耐えられない!



一人で寝るのがどうにも心細いルイズ。というわけでゴソゴソと添い寝発動
その日は顔を真っ赤にしながら眠りに落ちていくのでした



そして翌日もまた接客にはげむルイズ。しかしまた同じことの繰り返しで、ドタンバタンと騒動を起こすのみです
とうとう見かねたスカロンに「ルイズちゃんはここで他の人のやり方を見学してて」と店の端に立たされるルイズ。
要するに役立たずは廊下に立っとれー!というところでしょうか(えー

「なんでこんな恥ずかしい格好してまで媚売らなきゃなんないのよ…
 そのうえ小さいだのペッタンコだの言われてまで…」

ルイズはどうにも平民相手の仕事には慣れない様子です
というか姫様の言ってた「平民相手に横暴やってる貴族」ってルイズもあんまり例外とは言えないんじゃ…(えー

しかし店の中ですることもなく立っていると、どうしても気になるのが
厨房での和気あいあいとした才人とジェシカ。人がペタンコとかバカにされてるのにあのオッパイは!
とうとうストレスが爆発したルイズは、怒りに任せて才人を叩きのめしてしまいます

「うう…あいててて…」

しかしルイズが才人をコテンパンにしたせいで、結局ジェシカが才人を看病しにベッドで2人きりになってしまいます


「ね、あんたとルイズって兄妹じゃないでしょ」

「い、いきなり何!?」

「見てりゃわかるわよ、でも恋人って雰囲気でもないよね…それにルイズ、あの子貴族ね?」

いきなりビシバシと核心を突きまくるジェシカ。
「なんのことだか分からないナリ」とテキトーに誤魔化す才人でしたが、勘のいいジェシカにはまったく通用しません

「あ…あんな乱暴でしとやかさのカケラもない貴族が、いるわけねーだろうが」

「あの子、最初お皿の運び方も知らなかったのよ?異様にプライドが高いし、おまけにあの物腰。
 貴族に間違いないわ、さしずめあんたはあの子の従者?」

「ふっ…従者じゃねえよ。あんまり首突っ込まない方がいい」

「えっ、何それやばい橋渡ってんの!?面白そう〜!私そういう話大好き!」

変に格好つけて意味ありげにつぶやく才人でしたが、逆にジェシカのツボにはまってしまったらしく
ずいずいっとベッドの上まで迫られることに…

「ねえ教えて、誰にも言わないから!その代わり…私も色々教えてあ・げ・る」

な…なにー!好奇心のためなら進んで体を差し出そうというのか!痴女め!この痴女め!
でも痴女でもなんでもジェシカが一番かわいいな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「え…えーと!?お、教えるってなにを!?」

「ヤボなこと聞かないで…」

と、ベッドシーン三秒前といったところでドアが勢いよく吹っ飛ばされる!そこには鬼神の表情のルイズが!
またしても才人はボコボコにぶっ飛ばされてルイズに引きずられていくのでした


その後仕事にカムバックしたルイズでしたが、結局調子は変わらず接客でもゼロのルイズまっしぐら。
このままではマズイ…というその時、ぞろぞろと兵隊を引き連れて入ってきた貴族が…

「こ、これはこれはチュレンヌ様、あいにく今は満席でして…」

「私にはそうは見えないなァ?」

なんと、兵隊を脅しに使って客をすべて追い出してしまったチュレンヌ。
どうやらクソッタレな客として有名らしく、メイド達は誰一人として寄りつこうとしません

「この辺の徴税官をやってるチュレンヌ…あいつらに逆らったら重い税をかけられちゃうから、
 商売やってる人はみんな逆らえないんだ」

とその時、酌をする相手のいないチュレンヌにすーっと近づいていったのはルイズ!こんな所にのこのこ来るからー!
金持ちそうなチュレンヌに愛想をふりまくルイズでしたが、ペタンコの胸を見たチュレンヌはつまらなそうに吐き捨てます

「ルイズ?女の名前なのに…なんだ、男か

「舐めるなぁーーーっ!!」

「この店は男を働かせているのか?胸の大きさを確かめてやる」という言葉に大噴火したルイズは怒りの前蹴り!
しかし蹴りを受けたチュレンヌも当然怒り狂います。そんな2人の間に才人が割って入る!

「おっさん…いい加減にしとけよ」

「き、貴族の顔を足蹴にするとは…!」

「貴族がどうした?ルイズに触っていいのはこのオレだけだッ!」

エー!?そんな、姫様にチューしたりジェシカのおっぱい揉んどいてルイズもオレのもんだと!?
そりゃないぜ才人!いくらなんでも欲張りが過ぎるぜ…。関係ないけど、映画版ドラゴンボールの
「カカロットはオレのものだッ!
 勝手に手を出すなァァーーッ!!」
を思い出したのは私だけではあるまい(えー


しかし、格好よく啖呵を切ったもののゲキリュウケンを寝室に忘れてきてしまった才人。
屈強な兵士を相手に丸腰ではどうにもなりません。まいった困ったまいった困ったー!

控えい控えーい!この紋所が目に入らぬか!

「お、王室の許可証!?は、ははぁ〜っ!」

ここでとうとう正体をバラした水戸黄門ルイズ。王室の印籠は効果てきめんで、
チュレンヌはお詫びとして大量の金貨を払い、バタバタと逃げ帰っていくのでした


そしてルイズの正体を知っても(゜ε゜)キニシナイ!!と、見なかったことにしてくれたスカロン。
結局チップレースは、チュレンヌの金貨のおかげでルイズの大逆転勝利となりました

「ああ言ってもらってもさ…正体はバレちまったし、店はやめなきゃなんねえよな」

「(がさごそ)」

「…なにやってんだ?着替えなら手伝って…」

「み、見ないで!」

その日の仕事が終わって、寝室で何やら着替えようとするルイズ。
そういえば才人は普段ルイズの着替えやらされてるんでしたっけ。でも今日はなんだか才人を意識してる様子です

「そ、それ魅惑の妖精の…!?」

「せ、せっかくだから借りてみたの…だってもったいないでしょ…?」

「…!?ま、魔法のせいじゃねえよな…」

ゴシゴシと何度も自分の目をこする才人。
普段と違う、マジェスティックな夜にドラスティックなルイズがグラマラスに着こなした姿に才人は見惚れるのでした。次回に続く!

■ゼロの使い魔8話 「タバサの秘密」
 

姫様に頼まれた潜入捜査を終え、魔法学院に戻ってきたルイズ達。
しかし学院は夏休みの真っ最中で生徒はガラガラ。キュルケもちょうど長門の実家へお泊まりに行くところでした

「あんダーリン!せっかく会えたっていうのにしばらく会えなくなっちゃうの、こんな私を許してね」

「い、いやぁ…」

「…誰でも彼でも見境なしにデレデレするんだから!」

相変わらずハーレム三昧の才人にむしゃくしゃするルイズ。
帰って来て早々、うさ晴らしに洗濯やら掃除やらと才人をこき使うのでした




「タバサが私と同じ留学生だなんて知らなかったわ〜。どうして留学して来たの?」

「…」

「私はほとんど厄介払いみたいなものだけどね。色々トラブルを起こして前の学校をやめさせられて、
 娘がブラブラしてるのは体面に関わるとか言って、ムリヤリ結婚させられそうになってさぁ…
 それが爺さんよ爺さん!冗談じゃないでしょ!」

実家への道中、馬車の中で色々と自分の苦労話を語るキュルケ。
魔法の腕に関してはエリートに違いないでしょうが、生活態度の方では問題児だったみたいですね。
まあ今も10人以上の男と同時につき合ってるくらいだから、問題があって当然かもしれませんが…(えー
そして2人っきりでも黙々と本を読み続ける長門。つくづくこいつは長門だな




「お帰りなさいませ。お待ちしておりました、シャルロットお嬢様」

馬車の旅が終わり長門の実家に到着。
しかし出迎えの爺さん執事は、長門のことをなぜかシャルロットと…おじいちゃん…酸素欠乏症にかかって…(えー
どうやら長門の本名はシャルロットというようで、タバサは偽名だったようです。キュルケも初耳でこれには驚き。
まさか長門がヒールライトとかパワーグラデーションの得意な子だったなんて…(えー


とりあえずキュルケを客間に待たせておき、母親に顔を見せに行く長門。しかしその母親は普通の様子ではありませんでした

「下がりなさいッ!王家の回し者め…!私のシャルロットを亡き者にするつもり!?」

長門の顔を見るなりスプーンを投げつけ、ヒステリックにわめき散らす長門ママン。
その手に持った人形を「シャルロット」と呼び大切にしているようですが…
精神状態が普通でないのは明らか。一体長門ママンはなぜこうなってしまったのか…



「どうして偽名を使って留学して来たの?あの子、自分のこと何も話さないのよ」

「…留学はお嬢様の伯父である国王の仰せです。シャルロット様のお父上…
 今は亡きオルレアン公は、現国王の弟君でございました」

こ、国王の弟!?ということは長門とアンリエッタは従姉妹同士なのか!?
って…5話の品評会で長門が優勝した時、姫様と話してたけどふつーに初対面な感じでしたっけ(゜д゜)??
ここは学院のある場所とは別の国ってことでしょうか。うーんよくわからん

「オルレアン公は王家の次男でありながら、長男のジョゼフ様よりも魔法の才に秀で、
 何より人望と才能に溢れておいででした。5年前王が崩御された時、
 どちらが王の座にふさわしいかということで、宮廷が真っ二つに分かれてしまったのです。
 そんな醜い争いの中、オルレアン公は謀殺されました…
 ジョゼフ様を王位につけた連中は、将来の禍根を断とうと次にお嬢様を…!」

数年前、長門が母親と2人でパーティに出席していた時のこと。
幼い長門は見知らぬ男にジュースを勧められますが、そのジュースの中には精神を狂わせる毒が仕込まれていました。
しかし長門が口をつける寸前、男の意図をママンが察知!可愛い我が子を守らなければ!
すぐさまママンはジュースをぶん取り自分でぐびぐびと…
って…飲むか!?そこで飲むか!?「危ないから飲んじゃいけません!」って適当に始末すればよかったんじゃないのか!?

ひょっとしたら周囲からの圧力やらなんやらで、飲まざるを得ない状況だったのかもしれませんが…
画面を見る限り、どう見てもママンが勢いあまって自分で飲んで狂っちゃったって感じなので、
どうもママンは頭が足りない子という印象が…(えー


「ことは公になり、その貴族は断罪されました。
 その日から…快活で明るかったシャルロット様は別人のようにおなりになりました。
 まるで言葉と表情を自ら封印されてしまったように…
 奥様のことがあって、表立ってお嬢様を亡き者にしようという輩はいなくなりました。
 その代わり、王家はお嬢様の魔法の力が強いことを理由に、
 困難な生還不可能と言われるような仕事を言いつけるようになったのです。
 
ですがお嬢様は、この理不尽な命令をすべて完遂させました。ご自分と奥様の身を守るために…」

キングギドラみたいな化け物と戦わされるなど、王家から厳しいミッションの数々を課せられてきた長門。
それにしても、長門の体が今より過去バージョンの方が成長して見えるのは一体…?
これはきっとあれだ、アポトキシン4869の仕業だ。(えー



「あの子がトリステインに留学したわけは…?」

「思惑通りに行かぬ王家は、本来なら領地を下賜されてしかるべき功績にも関わらず、
 シュヴァリエの称号のみを与え厄介払いのごとく外国へと…」

「…厄介払い、か…」

自分と同じ厄介払い。長門の辛い境遇を知ったキュルケでしたが、自分と通じるものを感じて今まで以上に親しみを持つのでした
というかやっぱり「外国」ということで、長門とアンリエッタは全然関係ない王族だったんですね。
そもそも留学とか言ってたことすっかり忘れてた:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「うおお〜!生き返る〜!」

一方その頃、魔法学院では才人が捨てられていた巨大ガマを五右衛門風呂にして、ひとっ風呂浴びていました。
久々のちゃんとした風呂に感無量の才人。しかし、ボコボコと潜っていたところにシエスタが寄ってきて…

ザバアアアア!

「さ、才人さん!?」

ガッシャーーン!

お湯の中から飛び出した才人に驚いて、運んでいたお茶をモロにかぶってしまうシエスタ。
お茶まみれのメイド服をつまみながら、シエスタはまじまじと五右衛門風呂を眺めると…

「お風呂…ですか?私も入りたいなぁ」

「じゃ、じゃあ一緒に入る?なーんて…」



一緒に入ってしまいました
て、天然なのか!?それとも計算づくなのか!?なんにしろ恐ろしい娘ですシエスタ(えー
真っ赤になりながらも、2人はお互いの故郷について語り合うのでした

「ふふふっ、私のひいおじいちゃんみたいですね。私が生まれる前に亡くなっちゃったんですけど、
 自分は遠い異世界の住人だとか、空から落ちて来たとか…」

「異世界…?空から…?」

「まったく、いつまでほっつき歩いてるんだろあのバカ犬…!」

と、間の悪いことにそこへルイズ登場!遠くから2人の裸の付き合いを目にして、ずごーんと大ショックを受けてしまいます
さすがに怒鳴り込むこともできずに、その場から走り去ってしまうルイズ。
それにしても、シエスタの曽祖父に元の世界の手がかりがあるかと思えばまたもや故人…なかなか順調に行かないもんですね

そして才人よりも一足早く風呂から上がるシエスタ。そんな別れ際に一言…

「とても楽しかったです、お風呂も素敵だったし…でも、一番素敵なのはあなたかも」

ドサクサに告ったー!!
やはり計算づくだったのか!キュルケやジェシカと違って、力押しの色仕掛けでない分あなどれない!シエスタ…恐ろしい子!



「な、な、何よアレ…!裸で密会!?使い魔のくせに、使い魔のくせに…!
 ふしだらにもほどがあるじゃない!」

その頃、嫉妬の炎にまみれてのっしのっしと来た道をひき返していたルイズ。しかし、そこにはもう一人嫉妬にかられた女が…
それはギーシュの浮気性にイラついていたモンモランシー。
いい加減にギーシュを自分一筋にしてしまおうと、こっそり惚れ薬を開発していたのです

「あれ?ルイズじゃない、あなたさっきから何してるの?」

「ほっといてよ…!これもらうわよ!」

なんと、ルイズは怒りに任せて惚れ薬をぶん取りその場で一気飲み!
その後、部屋に戻って才人にこってり説教しようとしたルイズでしたが…

「ただいま〜!久しぶりにちゃんとした風呂で長湯しちゃってさ、ああ気持ちよかった」

「そりゃあ気持ち良かったでしょうね!ご主人様の目をごまかせる…と…」

「お、おいどうしたんだ!?顔が真っ赤だぞ!」

「顔なんて…どーでもいい…あ…あれ…?さい…と…才人…才人ぉぉ!
 バカバカバカ、才人のバカ!どうして私をほっといてあんな娘と一緒にいるのよ!」

「こ…!これってどういう冗談!?」

「冗談なんてひどいわ、私がこんなに大好きなのに!」

惚れ薬の効果大爆発!才人があまりにも驚きすぎてマジ爆笑
完全デレデレになってしまったルイズは一体これから何をやらかすのか!?



ラストシーン。夜が更けて、ベッドを並べて床につくキュルケと長門。
しかし眠りに落ちて間もなく、長門が「あぁ…ダメ…それはダメ…!」何やら色っぽいうわごとを…(えー
よく聞いてみれば、「お母様、それを飲んじゃダメ…!」と例の瞬間の悪夢を見ていたようで…
なーんだ色っぽい夢じゃなかったのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「この微熱が暖めて溶かしてあげる、だから安心してお眠りなさい…シャルロット」



うーむ…なんか微妙に百合くさいラストだこと
百合はあんまり好きじゃないんでノーコメントですよ!次回に続く!(えー

■ゼロの使い魔9話 「ルイズの変心」

「惚れ薬ぃ!?」

「ちょっとした手違いでルイズが飲んじゃったのよ…薬が効いた時、ちょうどあなたがいたのね」

惚れ薬をルイズに飲まれてしまって、こっそりその後をつけてきていたモンモランシー。
状況が分からず慌てる才人に説明を加えますが…

「モンモランシー!それって、もしやこの僕に飲まそうと…?ああ、なんていじらしい!
 そこまでして僕の気持ちを捕えようとするなんて!」

「ふ…ふん!別にあなたじゃなくてもいいのよ!お付き合いなんて暇つぶしじゃない、
 ただ私は浮気されるのが嫌なだけ…」

「浮気なんてするわけないじゃないか…」

「あ…」



これはとてもいいツンデレですね
モンモランシーまでツンデレとは…つよきすも裸足で逃げ出していく展開ですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「やいモンモン!」

「私はモンモランシーよ!」

「早くルイズを元に戻せ」

「そのうち効果が切れるわよ、一ヶ月後か一年後か…」

「じょっ、冗談じゃねーぞ!」

モ…モンモンて!なんかいつも鼻水たらしてそうな愛称だよ(えー
放っておけば治るというものの、それは「時間はかかるけどいつかきっと」という気の長いもの。いつかなんて日はいつだ!
結局その日はどうすることもできず、ルイズがデレデレのまま次の朝を迎えるのですが…

「行っちゃ…やだぁぁっ!」



普段通り洗濯に行こうとする才人を、まるで今生の別れのように引き止めるルイズ。
「なにモタモタしてるのよ早く洗濯しなさいよ!」という普段からは想像もつかない姿です。マーベラス
ベタベタくっつきたがるルイズにほとほと才人が困っていると、そこへ偶然通りがかったシエスタが…

「うぅぅ〜!やっぱり他の女の子と待ち合わせしてたんだ!」

「な、何言ってんだ、どう見ても通りがかっただけだろうが!」

「こんなに私が愛してるのに!才人のバカバカ!バカバカバカバカぁぁ!」

「…」

前回風呂場でいちゃつく2人を目撃しただけあって、ルイズはシエスタがやってきただけでわんわん号泣。
そんな抱き合ったままの才人達を見て、シエスタは表情こそ普段と変わりませんが
その拳はぶるぶると怒りで震えていました。俺のこの手が光ってうなる!お前を倒せと輝き叫ぶ!



あやうくシエスタの愛と怒りと悲しみのシャイニングフィンガーソードが炸裂するところでしたが、
シエスタは「うふふ…うふふ…うふふ…」と不気味な笑いだけ残してその場を去っていくのでした。恐いよー!

明らかに機嫌を損ねて行ったシエスタに動揺する才人。その後ろ姿を眺めていると、
「やっぱりあの女のことが好きなのね…才人のバカー!!」と今度はルイズまで走り去ってしまいました
ギャルゲーならどっちを追いかけるか確実に選択肢が出るシーンです(えー




「えーと、さっきのことなんだけど…」

「いいんです。何も気にしてませんし、元々何もないんですから」

とりあえず先にシエスタのところへやってきた才人。しかし「元々何もないんですから」と、
今までキスしたり風呂入ったり告白したりしたことを全部なかったことにされてしまいました

「とにかく聞いてくれよ、あれは惚れ薬のせいらしいんだ」

「惚れ薬…?別にそんな嘘つかなくても、私気にしませんから。
 平民の私だって知ってますよ、人の心を変える薬は法律で禁止されてることくらい」

「な…なんだって!?」

「すいません、忙しいので」

なんと法律を破ってまで惚れ薬を作っていたモンモン。そのことがあるにしても、
シエスタはまったく才人の言い分を信用してません。黒い…黒いよシエスタ!思った以上に腹の中は真っ黒だ!(えー




結局シエスタとのことはどうにもならず、部屋に戻ってきた才人。「ルイズ怒ってんだろうなあ…」とドアに手をかけると…

「お帰りなさい…」

「な…何してんだお前!?パンツくらいはけっ!」

なんと、ベッドの上で「ちょっとだけよ〜」のポーズをしながら才人の帰りを待っていたルイズ。
パンツもすでに脱ぎ捨てて準備万端です:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「は…はかないんだもん!私色気ないんだもん…
 だから才人が他の女の子の所にばっか行っちゃうんだもん!」

「と…とにかく何か着てくれよ!なっ!」

「ずっと寂しかったんだから!バカー!」

「あ、あのな、お前は今惚れ薬でおかしくなってんだよ!」

「惚れ薬のせいなんかじゃないもん!才人を見てると胸が苦しくなってドキドキして…」

果たして元からの本心なのか、それとも惚れ薬の錯覚なのか…。
なんにしても、今のルイズの誘惑に甘んじることはしたくない才人。もう一度モンモンを問い詰めにその部屋へと向かいます




「やいモンモン!今すぐルイズを元に戻せ!解呪する方法とか薬とか、何かあるんだろ?」

「そう言われても精霊の涙は、入手するだけでも大変なんだから…」

精霊の体の一部から生まれたアイテム・精霊の涙。
それさえあれば解毒剤を作れるようですが、入手の困難さにモンモンは乗り気ではありません



「臭いメシ食いたいのか?モンモン」

「え?」

「惚れ薬作るのは禁止されてるんだってな〜、とりあえず学院長にでも報告を…」

「わ、わかったわよ仕方ないわね!近いうちに取りに行くわ!」

「よし、じゃあ明日行くぞ!」

「あ、明日!?」

「あ、さっき実験室でコルベール先生見かけたな〜」

「い…行くわよ行けばいいんでしょう!?」

モンモンかわいい超かわいい
今までギーシュの付属品くらいにしか思ってなかったけど、十分メイン張れるキャラですねぇモンモン


その後部屋に戻った才人は、翌朝早くから出かけるために早く眠りにつこうとしますが…


(C)和月伸宏/集英社

「一緒に寝てくれなきゃやだぁ!」とせがみ志々雄真実と化すルイズ。強ければ生き弱ければ死ぬ!
結局才人は、いつもと違って眠る姿まで色っぽいルイズを意識して眠れない夜を過ごすのでした




そして翌朝、かなりの距離を馬で駆け抜けラグドリアン湖へとやってきた才人たち。
精霊の涙とやらは、ここにいる水の精霊にゆずってもらうアイテムのようですが…
しかし、湖に着いてみると付近の村が全て水没しているという異常事態が発生していました。
どうやら水の精霊と人間との間にトラブルが起こっているようで…

「水の精霊よ、お願いがあるの!あなたの体の一部を分けて欲しいの!」

「なんでも言うこと聞くから、ほんのちょっと…ちょっとだけ!」

「…何でもすると申したな?汝らの同胞が我々に攻撃を仕掛けておる。そやつらを退治してみせよ」

とりあえず水の精霊と話をすることはできた一行。しかし水の精霊はこのところ何者かに襲撃されており、
その連中を倒さなければ精霊の涙は渡せないと言います。やむなく才人達は、夜遅くまで襲撃者を待ち伏せすることに…

「湖底にいる精霊を攻撃するなんて…相当な使い手よ」

「どうやって湖の中に潜り込むんだろう…うお!?」

「モンモランシーとばっか話しちゃって!私よりあの子の方が好きなんでしょ!」

「ち、違うって!お前を元に戻すための大事な話してんだから!」

「元に戻すって何?私別に普通だもん!才人が好きなんだもーん!」

「わ、わわわ分かった分かった!俺もルイズが大好きだからさ、
 少しの間静かにしてくれるか?」

「うん、静かにしてる!」



待ち伏せの最中にも、大声で騒ぐルイズをあやすのに必死な才人。惚れ薬っていうかほとんど幼児退行だよ!
なんとかルイズを静かにさせると、そこへタイミングよく湖に襲撃者の姿が!

「相手はかなり強力な魔法の使い手だ、正面から行っても勝ち目はない。
 僕がここから魔法で奴らの気をそらす…そのスキに、君が思いっきり奇襲をかけてくれ!」

頼りにならないルイズとモンモンは置いておき、ギーシュと才人の2人だけで襲撃者に立ち向かうことに。
それにしてもこの作戦、才人の紋章が発動しなかったらまったく意味ないんじゃないですか!?
これまでの戦績を見てみると、ギーシュ戦:発動  モット伯戦:不発  ゴーレム戦:不発  ゴーレム戦リベンジ:発動
と確率は半々なのでかなりバクチな展開です。とはいえ、この戦力ではやっぱり才人に頼るしかないんですが…


ともかく襲撃者の背後取ったり!敵に向けてギーシュの先制攻撃が放たれる!

「あ…あれ!?交互に魔法を仕掛けてくるからスキなんてないじゃないか!」

しかし、ギーシュ1人の魔法に対して2人で交互に防御する襲撃者。いきなり作戦は失敗です(ノ∀`)

というか襲撃者のこの髪!どう見てもキュルケと長門です。本当にありがとうございました
しかし遠目ではフードで分からないのか、長門達だと気づかずに才人が攻撃を仕掛ける!
紋章も今回は問題なく発動!しかしキュルケの炎に追い立てられてなかなか間合いに入れず…

「火を見てびびってやがる、動きが鈍くなった!ケモノかてめーはよく見ろ!」

「飛び道具出しやがったな…ならこっちもエモノを出すぜ!
 落合流首位打者剣!」


(C)冨樫義博/集英社

ドラゴンズ打法炸裂!優勝マジック25はダテじゃないぜ!(えー
キュルケの魔法を弾き返した才人は、そのまま一気に間合いを潰して反撃!
しかし魔法を一発返しても、さらに長門の魔法→キュルケの魔法→長門の魔法という連続攻撃を食らってしまう才人。
とうとう剣を弾き飛ばされ、大の字にぶっ倒れてしまいました

「まずい…!才人っ!逃げろ!」

ギーシュの声にも倒れたまま反応がない才人。さらにキュルケ達はトドメを刺そうと倒れた才人ににじり寄ります。
お、お前らー!才人は普段の格好そのまんまなのに気づかんのかー!

「才人をいじめないでっ!」

ボガアアアアアン!!

そこにルイズの唱えたイオナズンが炸裂!ルイズは爆発魔法だけは結構上手いですね
爆風でフードが吹き飛び、「才人?才人ですって?あらほんと」とすっとんきょうな声をあげながら才人に気づいたキュルケ。
遅いよ…遅すぎだよ!近距離で確実に仕留めようとしてもまだ気づかないとは!あまりに鈍感すぎるってもんです


話を聞いてみると、水の精霊が村を水没させ始めたのは長門達が襲撃するより先のことらしく、
長門はいつものように王家から厄介な問題を押し付けられて、その退治を命じられてきたようです。
てっきり身を守るために村を沈めてるのかと思いましたが、攻撃されるより先に沈めたということは他に理由が…?

「なんで湖の水を溢れさせてるんだ?それでみんな困ってんだよ」

「貴様等の仲間が、我の守りし秘宝を奪ったからだ。我は水の中でしか存在できぬ。
 よってこの世界全てを水で満たせば、いつかは秘宝も我の手に入る」

なんと水の精霊の目的とは日本沈没でした。(違
盗っ人が秘宝を盗む→取り返そうとして日本沈没→水が溢れて邪魔なので長門出撃という流れだったんですね。
その盗っ人の名前とはクロムウェル。才人はクロムウェルを捕まえると約束する代わりに、精霊の涙を譲ってもらうのでした



「な、な、な、な…なんてこと!一生の恥ッ!今生の不覚だわ!」

「も、元に戻ったら全部忘れるのかと思ったのに!?」

「覚えてるわよ全部…!この私がこんな犬相手に…
 こんな事やあんな事したなんてええッ!!」

正気に戻ったルイズでしたが、なんと数々の才人ラブラブ行動の記憶はそのまんま。
恥ずかしい記憶をふり払うかのように、バシバシと才人にムチで八つ当たりするのでした

「相変わらず賑やかなのね」

と、そんな2人がバタバタやっているところに突然窓からアンリエッタが!
意外に行動力のある姫様なのね…またもや2人に頼みごとでも持ってきたんでしょうか?次回に続く!






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