第4章 宇宙要塞を撃滅せよ!!
いよいよシュラク隊が戦列に加わり、これからの地上での戦いも佳境へ…
って、あ、あれ?今回の冒頭は”ジブラルタル宇宙港から宇宙戦艦に搭乗して、ウッソ達は宇宙へとびだしていた”って
そのへんの話飛ばしてもう宇宙かよ!!
シュラク隊の壮絶な戦死シーンとかどうなったんですか!全員無事に宇宙に来れたんでしょうか…
そして宇宙に出て間もなく、ウッソ達の乗るリーンホースに向けてゾロアット隊の襲撃が!
「初めての宇宙戦か…ワクワクするぜ!」と早速Vガンダムで出撃するウッソ。
って、おいおい機体もいつの間にやらVダッシュガンダムになってるよ!
こっちは説明すらなしかよ!なんて飛びっぷり!当時のボンボン読者は「あれ、なんで?先月号見逃した?」と不安にかられたことでしょう
これまでの経験で完全にVガンダムを乗りこなしているウッソ。
初の宇宙戦闘とは言え、雑魚どもの相手をするなど造作もないこと!軽快に敵を落とす落とす!
しかし交戦してそう時間が経たないうちに、なぜかゾロアット隊はあっさりと部隊を引き揚げてしまいます
「おかしいわ…引き際が早すぎる」
「ワナかもしれない、とりあえず戻りましょう」
おお、さすがに前回クロノクルに誘いだされてメッタクソにやられたのを反省したのか、
ウッソは逃げていく敵を追うより母艦に戻ることを提案します。
しかし、ウッソ達がリーンホースへ進路を取ろうとしたその時…
ドオオオン!!
「きゃああーっ!」 「マヘリア!?」
なんと周りに敵の気配はないにも関わらず、マヘリアのガンイージが謎のビームで撃墜されてしまった!
続いてケイトのガンイージも爆発!どこから何が撃ってきているのか…?
見えない敵の恐怖に神経をすり減らしながら、ウッソ達はどこから来るかも分からないビームから必死に逃げ続けます
「ククク…きさまらはクモの巣にかかったハエだ!じっくりと料理してやるぞ!」
ビームの正体はウッソ達のはるか後方。ここからザンスカールの新モビルスーツ・ビヒモス(見た目はコンティオ…)が
鏡を使ってビームを反射させ、ウッソたちを遠方から狙撃していたのです。
ウッソ達がそれに気づいた頃には時すでに遅く、残っているのはウッソとヘレンのたった二機という状況に。
そしてついに、ビームからウッソをかばってヘレンまでも…
「わたしはもうダメ…!わたしやマヘリア達の分も…ウッソ…!」
「ヘレンさん!早く脱出を!ヘレンさぁぁぁぁん!」
ドガァァァン
自分達の命をウッソに託して散っていくヘレン…ああ…
しかしちょっと待ってください、今までのマヘリアやケイトは「ぼかーん」という感じのあまりにもあっさりした撃墜シーンだったので
てっきり脱出はしているもんだと思い込んでましたが、
ヘレンの口振りだとみんな実はあれで死んでしまっていたようです。ゲーッ!
←ある意味涙が止まらないシュラク隊絶命の瞬間 「ゆるさねえ…許さねえぞォザンスカール!」
仲間を殺された怒りから、いよいよ口調の壊れてきたウッソはビヒモスに単身突撃する!
「おまえ…!お前らが戦争なんか始めるから…いけないんだ!」
ズドドドドガガガガ
鏡の小細工さえ見切ってしまえばきさまなんぞにー!怒りのビームライフルが何度となくビヒモスを貫く!
ついに強敵ビヒモスを撃破し、ヘレン達の仇を取ったウッソ。
しかしビヒモスのためにシュラク隊を失い、ウッソが突出してしまったことで
守りの薄くなったリーンホースがゾロアット隊の襲撃を受けてしまう!
今から艦に戻っていてはとても間に合わない!一体どうすれば…
「ウッソくんの大発明!ビームサーベルを七本たばにしたらどんな威力か…試してやるぜ!」
そんな時、いきなりキテレツ大百科かと思うような発明品を取り出すウッソ。七本のビームサーベルを連結して刃を生成すると…
イデオンソードのように超バカ長のビームの刃が出現!なんて出力だコレー!
「Vガンダムの全エネルギーをくらえーっ!」
ズゴオオオオオオオオオ!!
恐ろしい威力です七本束ビームサーベル。はるか遠方からの一振りで、リーンホースを囲んでいたMS部隊は全滅!
ウッソの活躍で危機を脱したリーンホースでしたが、戦闘中にゾロアットから受けた攻撃でシャクティの部屋に穴が空いてしまい、
ウッソが帰還した頃には、シャクティは宇宙へと放り出されてしまった後でした。
大事な幼なじみの危機に「オレ探しにいってくる!」と焦りを隠せないウッソ。
しかし上司に「その必要はない、地球の破壊を狙っている宇宙要塞カイラスギリーを一刻も早く叩かねばならん!」と制止されると
「宇宙要塞カイラスギリーと決戦か!」
とあっさり気をそっちに向けてしまいます。そりゃねーよウッソ!
主人公にばっさり切り捨てられてしまったヒロインはこの先どうなってしまうのか。次回へ続く!!