5月31日

フィギュアマニアックスの最新号の巻頭でコト姉が少し紹介されてますね。わーい
私は特別フィギュアには興味ないんですが、なんとなく表紙のコト姉フィギュアをヤフオクで調べてみてぶっとびました。
1の後にゼロが5個ついてやがる!お前らゼロか!ゼロな人間なのか!(えー
すごい値段ですね。まあやっぱりフィギュアは実際に買うより写真で見るもんだな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



■涼宮ハルヒの憂鬱9話 「サムデイ イン ザ レイン」

今回もいつものごとく、話数がシャッフルされて14話がこの位置に。元の順番からすれば最終話のようですが…
関係ないけどサブタイがザムディンに見えるのは私だけでしょうか。なつかしいなグルグル

「部室に暖房器具を設置する手はずが整ったわ!キョン、だからあんた今からもらってきてちょうだい」

冒頭、2駅先の電気屋に電気ストーブをゆずってくれるよう話をつけてきたハルヒ。
距離が遠いことに加えて、今はクソ寒い真冬の時期でしたが
みくるや長門に行かせるわけにもいかず、渋々キョンは了解します

「あ、待って!今日は冷えますから…」

新婚さんのごとく、キョンに優しくマフラーを巻いてあげるみくる。
キョンのこんな表情見たことねえ!!
いつもは(´-`)←こんな感じの顔で口元が緩むことは滅多にないんですが、こんな爽やかな顔もできたんですね
ハルヒよりよっぽどツンデレの素質あるぜキョン

「さ、邪魔者は消えたわ。みくるちゃん、写真撮りたいからポーズ取ってくれる?」

しかしキョンをパシリに出したのはハルヒの一石二鳥作戦。キョンが消えたのでみくるをかばう人間がいなくなりました
古泉の後ろに隠れるみくるでしたが、案の定100%ハルヒサイドの古泉。

「みくるちゃん、あなたはもっと自信を持つべきよ!なんと言ってもこの私が選んだ、
 学校一のマスコットキャラなんだから!ねえ古泉くん」

「まったくその通りかと」

「この分だと写真集も作れそうね!どう古泉くん、このアイデア!」

「まことに結構なアイデアかと」

「どうせDVDにするなら、特典としてオマケ映像をつけるべきよね!どう古泉くん、このアイデア!」

「非常によいアイデアかと」



というわけで部室で撮影会が始まりますが、
撮影 → 新しい本を取る長門 → キョンの移動風景 → 撮影 → 新しい本を取る長門 → キョンの移動風景 → 撮影〜
の繰り返しでAパート終了。なんだこれはー!
部室での描写は、長門以外豆粒みたいにしか映ってないので
みくるの衣装変えのありがたみが限りなくゼロです。お前らゼロか!ゼロな人間なのか!(今日二度目
ちなみに画像が全然動いてないのはもちろん私のやる気がないからです
この撮影風景ダメぽ。なんでこんなカメラアングルで映すんでしょうか


しかしBパートではさらに想像を絶する展開が!
とりあえずみなさん、何も言わずにこの画像を3分と10秒間見続けてください



さてどうでしょう。ちゃんと見てくれたでしょうか
ではここで質問です!この画像を見て「おもしろいなー」と思った人は手をあげてー!は〜〜い!
誰も挙げる奴などおらんわ!!

なんなんでしょうこれは…ハルヒ達が他の部屋へ行った後、部室に残って本を読んでるだけの長門を
ひたすら3分以上映し続けるという暴挙。
さっきのgifは面倒くさくて動きを省きましたが、こっちのgifはほぼ実際の放送まんまです


そしてこのシーンでは、他の部屋から声が小さく漏れるように本編と関係ないセリフが聞こえてきます
確認したセリフを書き出してみようかなーとも思いましたが
わざわざボリューム上げて聞くもんでもなかったと言っておきましょう
というのも、聞こえてくるのは「まるっとお見通しだ!」とか「恐ろしい子!」とかパロディもののセリフなんですが
好き勝手言ってるだけで、映像とまったく関係ないのでインパクト半減。
さらに喋ってるのが主要人物でなくて、どこの誰かも分からないのでまたインパクト半減。

というかこれアニメのネタとして成立してないな…



そして長門ひとりの部室にようやく戻ってきたキョン。
しんどい思いをしてストーブを運んできただけあって、椅子に座るとそのまま寝こけてしまいます



「わ…わわっ…!」

だいぶ時間が経ってキョンが目を覚ますと、すぐ横になぜか慌てるハルヒの姿が。
どうやら寝ているキョンにカーディガンをかけてあげていたようです

「…お前、俺の顔にイタズラ描きとかしてないだろうな」

「しないわよ、そんな幼稚なこと!さ、とっくに下校時間だし私たちも帰るわよ」

「ああ…でもまいったな、俺カサ持ってきてないぜ」

「一本あれば十分でしょ」

「あ…この傘お前のじゃねえな!?職員用って書いてあるぞ」

「学校の備品だもん、生徒が使って悪いことなんかないでしょ。
 濡れて帰りたいってんなら入れてあげないわよ」

嗚呼…せっかくのツンデレなのに今さら感しか感じられないのはなぜだろう
すでに8話分の放送で、私の好感度が古泉>みくる>>>長門>>>>>キョン>ハルヒになってるからでしょうか
それとも、今回20分間味のない米みたいな話をひたすら味あわされて、満腹になったころにツンデレのデザートが出てきても
もう入らねえよこのヤロウってことなんでしょうか。なんにしても今さらです。激しく今さらです。
ピッコロ大魔王を倒した直後にヌンチャク持って応援に来たヤムチャくらい今さらです


正直、今週のジャンプのタカヤの方がまだネタになる分いい最終回だったなぁ
涼宮流武術最終奥義!W相合傘!
THE ENDォオ! よっしゃあああッ

(C)谷川流・いとうのいぢ/SOS団


5月29日

■ロックマンエグゼBEAST+第8話 「大きいことはいいことだプク!」

「バカば〜っか」

今回のエグゼにはナデシコのルリ人形登場。最近この手のパロディ流行ってますねー、いやあ私は大歓迎ですが
どうせなら同じ声優つながりで本編にサロマさん出してくれりゃあいいのに!
クロスフュージョンの大バカ野郎ー!フュージョンできないサロマさんの出番をごりごり削ってくれちゃって…(´・ω・`)
メイルも舟子もそうですけど、そういう女の子が戦力にならなくて
フュージョンできるオバサン達は出番多いって現状はおかしいよ!絶対おかしいよ。・゜・(ノД`)・゜・。

それにしても、ビーストプラスになって放送時間が10分になった代わりに、作画は毎回超安定ですね。
あんまり長いとエグゼはグダグダになりがちなので、この方式は正解だったかも。正直今までのシリーズで一番見やすいような


(C)CAPCOM.・小学館・ShoPro・テレビ東京



■西の善き魔女8話 「幻想曲と遁走曲」



「フッフッ。強情を張るな…すでにお前は私の物ではないか…!」

わぁい我らが変態リイズ公爵は今日も絶好調です。見よこの圧倒的な変質者フェイスを!
さすがは真性ホモ公爵。じたばた暴れるルーンを押さえつけて迫る迫る迫る!うげええー!
しかし次の日事件は起こった!ユーシスの口から話された衝撃の言葉とは!?

「今朝…リイズ公爵が遺体で発見された」

し、死んじまっただとおおおおお!!
唐突に逝っちゃったよこの人!てっきりラスボスの役回りだと思ってたのに!
うう…惜しい人を亡くした…俺はこれから何を楽しみに西魔女を見ればいいんだ…(えー


(C)荻原規子・桃川春日子/Project West Witch



■獣王星7話 「独立」



いよいよ堂本光一が本格参戦のこのアニメ。予想だと演技は、並より下かもっとヘタかそれくらいかなーと思ってたんですが
うぉっこれ普通にいいよ!すげえ!初挑戦とは思えないぞ
当然つたない感じもあるんですが、何より演技が他から浮いてないのが凄い。声優じゃない人の声って、どうしても
「うわあ現実の人が喋ってるよ…」みたいな違和感があるんですが、光一はそんなのがほとんどないですね。
普段とは微妙に口調も変えてるし、声の出し方とか研究したんでしょうか?とにかく予想より安心して見てられそうな予感。


(C)1993.2006 INA,Inc./白泉社/獣王星製作委員会



■電撃マ王・テイルズオブジアビス

今回はゲーム設定の隙間を埋める外伝。アッシュ誘拐の真実が語られるというふれ込みですが…アレー!?
うおお!てっきり誘拐直前がメインの話になるかと思ってたんですが、誘拐直後の方がメインだったとは…

まとめると、アッシュがローレライ教団を脱走してバチカルに戻ろうとする話。
金もない、食料もない、さらに魔物に襲われながら気の遠くなるような距離を歩いて、
ボロボロになりながら故郷へ辿り着いたアッシュ。しかし、そこに自分の居場所はまったく残されていませんでした

ゲームをやってる途中、「なんでアッシュはバチカルに戻らなかったんだろうなー」と疑問だったんですが
なるほどこういう事だったんですね。バチカルはもう自分の居られる場所でなくなっていたと。



そして本編より一足先にナタリア初登場。でもロリナタリアよりショタアッシュの方がきゃわいいという現実
まったく本編のヒロインはイオン様みたいなもんだし、しょうがない漫画だぜ!だがそれがいい!


(c)玲衣/メディアワークス・NAMCO


5月28日

■リングにかけろ1 日米決戦編8話 「ナチュラルボーンマッドネス」

河井の強烈なライトアッパーでKOされたミズ・シャネル。
タンカに乗せられて運ばれて行きますが、その様子には今までと明らかに違う部分が…



あ…頭がハゲあがっとるでーーーー!?
なんとミズ・シャネルはカツラ着用キャラだった!美の象徴のような敵だっただけに、竜児たちも驚きを隠せません

「と、ということは…」

「ミズ・シャネルは…」

「男だったのかァーーー!!」

えーーー!?ハゲてるから男って、そんな可哀想なこと言うなよ!(えー
まあ実際オカマだから仕方ないんですが、おっぱいがない時点で気づこうよ君たち!
そしてやはり、最後のアッパーでジェットアッパーのヒントを掴んだという河井。
得る物も多かった勝利に、盛り上がる日本チームでしたが…

「ミズ・シャネルごときを倒して何を浮かれているんだ?」

「その通り。モンスター・ジェイルもミズ・シャネルも言わば余興!
 君たちに勝利と言う名の夢を見せるための、我々からのプレゼントだ。
 だが彼は違う!彼こそは全米を震え上がらせる
 グレートエンジェルスのリーダー!ヘル・ミックだ!」

な、なにィー!「あいつらは最初から負ける予定でしたプー」とは言ってくれますアメリカチーム。
その割には、モンスター・ジェイル優勢の時「レッツゴーモンスタァーーッ!!」ノリノリで応援してたり
ミズ・シャネル劣勢の時「ノォォォォォォ!!」頭を抱えてたりしてたのは
一体なんだったんだ!演技かチクショウ!まあそれならそれとして

それにしても、あの超絶化け物モンスター・ジェイルより強いと豪語するとは…本当にそれほどの実力があるのか!?
そんな視聴者の疑問に答えるように、何やら試合前にデモンストレーションを始めるミック。
荒くれ者の手下に武器を持たせてリング上へ集めます



「なぜここに呼ばれたか分かるか?
 お前らはグレートエンジェルスの規律に背いた。つまり俺に歯向かう連中だ!」

「ま、待ってくださいボス!俺はたまたま、
 ボスと同じミックという名前だっただけです!それだけで規律違反だなんて…」

「この世界にミックは一人でいい。本来ならすぐにも処刑されるお前らだが、
 今日は特別にチャンスを与えてやる!そのエモノで俺を倒してみろ!」

な、なんだそれー!ミック(手下)可哀想すぎ!同じ名前ってだけで公開処刑って!
もはやボスに何を言っても無駄と悟ったか、ミック(手下)は鉄パイプを握りしめてやぶれかぶれに突進する!くそったれー!



ばちこーん!!
ああ何ということ!ミック(手下)が全力で振り下ろした鉄パイプが、軽く突き出した裏拳であっさりねじ曲げられてしまった!
さらには返しの左ストレートで、鉄パイプを真っ二つに切断!見た目に似合わずなんという破壊力でしょう

「まだまだだったなァ…ミック?」

そうつぶやくと同時に距離をつめ、悶絶の右ボディが入ったーーー!!



ミ、ミックーーーー!!(泣)
なんという常識外れのパンチ力!まともにボディを食ったミック(手下)は、
あっちのロープからこっちのロープにまで吹き飛んで気絶してしまいます。一体こいつが何をしたー!!

さらに残り5人の手下も、全員同時にリング外へと弾き飛ばしてデモンストレーション終了!
つ、強え…こいつは本当にモンスター・ジェイル以上なのかもしれません

「あれがミックをミックたらしめている理由…デイモンズナックル!悪魔の拳だ!」

うーむ、確かに十分ミックの強さは分かりました。そろそろ試合に…って!
何を思ったか、突然ふところからトマホークを取り出すミック!今度は何をする気だ!

「ようく見ておけ日本人ども…これが俺のやり方だアアアアア!!」

あーミック(手下)にぶん投げたー!!そ、そんなに同じ名前が嫌か!

バシイイイイイイ!!

「無慈悲な真似をするんじゃねえよ…仮にもてめえの手下だろうが!」

「…またお前かァ!!」

あっとトマホークをカットに入ったのはなんと志那虎!モンスター・ジェイルの時に続いてこれで二度目です
ことごとく邪魔をする志那虎に、殺意にも似た怒りを放つミック。リング上で2人の視線が激しくぶつかり合う!



頼むからボクシングの試合してね君たち
これ一応ボクシングアニメなんで!凶器はカンベンしてくださいね凶器は!

そしていよいよ戦いのゴングが鳴らされて試合開始!
しかし、サングラスをかけたままで試合に臨むミック。ミックの舐めた態度に志那虎が静かに忠告します

「おめぇ…そのグラサン外しとけよ。失明したくはねえだろう」

「へヘッ!笑わせるな…お前にこのグラサンがブチ破れるってのか?」

あくまでサングラスを外す気のないミック。
「てめえのヘナチョコパンチなんざ一発も食わねえよ!」と言いたげな猛ラッシュを打ち込む!しかし!

北斗神拳究極奥義
無想転生!!

志那虎の神業ディフェンスの前に、ミックのパンチはすべてむなしく空を切る!
いくらミックが強かろうと北斗神拳奥義の前には死あるのみ
頃合いになったところで志那虎が反撃に出る!いきなりの伝家の宝刀ローリング・サンダー!!

バババヒョオオオオオオ!!

「な…なんだとォォォッ!!」

目にも止まらぬ三連続の必殺ブロー!それも、わざわざミックのシャツだけを狙うといった余裕ぶり
あのミックがまるで赤子同然!強いぜ志那虎強すぎるぜ!

しかし当然このまま終わるわけにはいかないミック。何か奥の手があるのか、突然余裕の笑みを浮かべ始めます

「やれやれェ…これでお前は、本当の地獄に落ちることになるなァ!」

その言葉とともに、拳を突き出して妙な構えを取るミック!この構えこそミック本来の戦闘スタイルということか!?



「ククククッ…貴様達は知らんだろうが、
 ミックは全米のワル共にこう呼ばれている…!
 ナチュラルボーンマッドネス!!そう、彼は生まれながらに悪の化身なのだ!」

むう…なんだか分かりませんが、相当な凶悪さを秘めた構えのようです。
この状態から繰り広げられる戦闘とは一体…

「ミックの指した方向と腕の角度、振り上げたスピードを弾道計算すれば…!
 あのポーズの意味が分かるはず!」

だ、弾道計算…!?ミックはそんな砲弾のような計算が必要とされる技を!?
人間スーパーコンピュータとも言える天才キャサリン。凄いスピードで計算式を処理してミックの構えを解析する!



「きょ…京都!?志那虎の故郷!」

「俺の合図ひとつでお前の家族はどうとでもできる!」



え…



えっ…え?



えええええええええええええ!?

お、お前なんだよそれ!何か凄い技を出す構えなのかと思いきや、単に京都の方角指してただけかよ!
いや「単に」とは言っても、遠く離れた日本武道館から京都を超正確に指すとは凄い特技ですが、そんな問題と違う!

人質作戦って!「よーしパパ実力じゃかなわないから人質取っちゃうぞー」って!
ナチュラルボーンマッドネスの名前が泣きます。しかし、いくらセコかろうと効果的と言えば効果的
志那虎の実家では、実際に父親や妹がグレートエンジェルスの襲撃を受けているのです

こんな時になんですが、志那虎妹のセーラー服は河井姉と違っておっぱい見せないタイプなのね(えー
遠く離れた家族を狙われた志那虎。果たして試合はこの先どうなってしまうのか、次回へ続く!


いつも面白いリンかけですが今回は最高すぎました。面白すぎるよこのアニメ
ロープからロープに飛ばされるミック(手下)、キャサリンの弾道計算ではもう腹筋破れるほど笑いました。
志那虎も激しく格好いいので言うことありません。やっぱり必殺技があるキャラの試合は違うなあ


(C)車田正美/集英社・東映アニメーション・マーベラスエンターテイメント



■プリンセス・プリンセス8話「姫存続の危機!?」

「そんなことがあったんだ…それで亨の元気がないんだね」

「河野は気にするなって言ったけど、やっぱり気になるし…」

妹に関する悩みを今回も引きずっている亨。教室では終始憂鬱そうな表情です
しかし姫の仕事をやっている間だけは、「他人のために働く」というやりがいのおかげで気が紛れるようで…

 

つうか今回の衣装すっげえヒラヒラ!
こ、これは恥ずかしい!いや遠慮がちに手を振る実琴とか可愛いけどさ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「みなさーん!頑張ってくださーい!」

姫の仕事をやっている間だけはいつもの亨。それにつられて2人にも気合いが入ります
が、3人が部の応援にまわっている中、校門へ見慣れない車が到着。
何やらお偉いさんがやってきたようで、生徒会長たちが出迎えに行きますが…

だから!
ドリルは取れと
言ったのだ!!

車から現れたのはマイトガインのエグゼブ様新任の理事さん。かなりマジメそうな感じです

「ようこそ竜崎理事、校長より理事の案内役を頼まれました」

「ありがとう、助かる。引退した父から理事職を引き継いだばかりで、分からないことが多いのでね…
 ここがいかに素晴らしい学校か、父は誇らしげに自慢してくれたが
 やはり自分の目でキチンと確認しておきたいと思ったんだ」

な、な、なんと!このアニメ始まって以来最もまともな人が現れてしまいました!
しかもそれが学校の理事とは…学校がヘンタイの巣窟になってるということがばれてしまったら、非常にまずいんではないでしょうか

「ちょうどいいところに!河野君、豊君、四方谷君、こっちに来てくれないか!」

案内を始めて早々、近くにいた亨たちに手招きする会長。ああ!そんな自ら地雷原に足をつっこむようなマネを!

「知らない人に女装見せるなんてヤダヤダー!」とダダをこねる実琴を連行する2人。ああ実琴は可愛いなあ
しかし校内をうろつく美少女3人を見て、理事は当然目がまん丸になります

「どっ…どういうことだ、男子校に女性がいるとは…!?お、男の子!?」

「我が校自慢の姫達です、前理事からお聞きになっていませんでしたか?」

「…『学園には素晴らしい宝がある、見ればお前もきっと気に入る』と…
 まさかコレが…?」

理事大ショック。この学校にこんな風習があったこともそうですが、
自分の父親にもそんな趣味があったとは…予想外のことに頭を抱えてしまいます

「バ、バカげている…男の子に女装をさせ、あまつさえ姫としてイベントに駆り出す…
 名門と名高い藤森学園に、こんなバカげた制度があるなんて!」

せ、正論だ…あまりにも正論すぎる!「すぐに理事会を招集してやめさせる!」と不機嫌になってしまう理事。
周囲に動揺が広がりますが、実琴だけは「ええーっ♪」とマジ嬉しそうです

「俺たちは別に強制されてやっているわけではありませんから…な、亨」

「えっ?あ、ああ」

嬉しがる実琴の足を踏んづけながら抗議するし放題さん。しかし、理事もハイそうですかと納得はできません。

「姫制度は歴史ある我が校の伝統です。それをよく知りもせず、
 バカげたことだと否定するのは性急ではありませんか?
 結論を出されるのはこの学園のこと、姫のことを
 もっとよくお知りになってからでもよいのでは?」

おーっと会長の強烈なカウンターブロー炸裂!
つまりは「何も知らないくせに先走ってんじゃねーぞボケが」ということでしょう、怖い!怖いよ会長!



とりあえず、昼食をはさんでから理事の案内役をすることになった亨たち。
食事中の話題はもちろん姫制度のことで持ちきりです

「実琴は姫制度がなくなった方がいいんだろうけど〜、普通の男の子に戻れるしな」

「お、俺だって姫がこの学校に必要とされてるのは分かってる!
 ただ、俺がやるのが恥ずかしいだけで…河野は姫制度がなくなったら困る…よな?」

「俺のことはいいんだけど…ただ、姫がいなくなると…」

実琴に話を振られて少し表情が曇る亨。そして亨が周囲を見渡すと…

「ひ、姫が勢揃いしてお昼を食べている!!」

「坂本様も一緒なんて、なんて贅沢な!!」

「俺…ここの生徒で本当によかったアアアア!!」

だ…ダメだコイツ等ー!!もう一般生徒は完全に姫なしの生活に耐えられません
「ここの生徒で本当によかったー!」ってぐらいですから、たぶん生徒の頭の中には
この学校>>>>>>>>>共学の学校>>>>>>>>>>>男子校というような図式が…



そして昼食が終わり、理事を案内して回る亨たち。
歩きながら雑談を交わす一同ですが、実琴に迷いがあると見た理事はそこを集中攻撃です

「豊君、君は姫になってから成績が落ちてきているね」

「あ…」

「姫の仕事が負担になっているのではないかな?」

「そ、そんなことはありません」

実琴がうりうりと言葉責めされるばかりで、なかなか理事の心変わりをさせられない3人。
案内が一段落したところで3人は緊急会議を開きます

「実琴の成績下がったのって、姫の活動のせいじゃなくて
 毎日彼女に長電話してたからでしょ」

「うう…」

「勉強も手につかずにうわの空。姫制度が廃止されたら実琴のせいだかんな!」



と、いうわけでお優しい先輩方に勉強部屋へ連行される実琴。ああ実琴はこんな姿も可愛いなあ(えー
そして亨たちは案内続行の前に衣装変えに向かいますが…

「あ、あの、名田庄先輩…お客様が待ってますから」

「そんな事はどーでもいい!!あっここもレースが曲がってる!」

あ、ああー!とうとう来ちゃいましたよ!一番隠しとかなきゃいけない人が!
いつもの通り名田庄先輩の全身から溢れる変態パワー!理事は遠くから呆然と眺めるしかできません

「名田庄先輩は今年、全国高校服飾大会で優勝しました。元々才能はあるのですが
 姫たちの衣装担当になってから、ますますその才能を発揮しています。
 姫たちの衣装を考える時、素晴らしいインスピレーションが湧いてくるのだと言っていました」

そんな理事に会長がフォローを入れますが…に、日本一だったのか!?
それに他にも豪華なトロフィーがゴロゴロ!す、すげえ…こんなに凄い男だったのか名田庄先輩!
普段の飛ばしっぷりから凡人で収まるわけがないとは思ってましたが、すでに世間からこれほどの評価を受けていたとは!
ただの変態だと思っててすいません、日本一の変態だったんですね名田庄先輩(えー



そして衣装変えの済んだ2人と一緒に校内を歩く理事。いつものごとくあちこちから生徒たちの歓声があがります
そう、この生徒たちは確かにみんなヘンタイ野郎かもしれません。でも同時に誰もが笑顔で朗らかです
姫がいなければこんなに明るい雰囲気は生まれなかった。そう考えると、理事も徐々にこの学校の良さが分かってきたようです

「…君達は、この学校が好きかい?」

「…はい!」「好きです!」

「そうか…」

理事もすぐに納得というわけにもいきませんでしたが、去り際に亨たちの言葉で少し踏ん切りはついた模様。
その足で理事は始めての理事会へと向かいます。先輩たちと理事長に囲まれて、ここでは理事も一人の新参者です

「さっそく視察に赴いたと聞いたが、どうだね竜崎君。我が藤森学園は」

「はあ…正直、驚きました」

「ああ、姫に会ったのですな?どうですカワイイでしょう!」

「あの子達がいるだけで場が華やかになりますからなぁ、
 特に今年の姫たちは粒ぞろいだ!」

「報告書に新しい衣装の写真がありますぞ!」

「おお、これは!写真もいいが、私も早く実物に会いたいと思っているんです!」

え…ええっ、えええええええええええ!?なんだこの理事会はああああ!!
全員生徒と同じ思考回路してるよ!理事会からしてこんなだったのか!

「あ、あのっ、それはどういう…!?」

「不思議と姫になった者には優秀な人材が多い、その周りに集まる生徒達もだ。
 実際に我々理事にも姫経験者は多いし、理事長も姫経験者なのだよ」

「…!?!?」

ぎょー!まさかこの真ん中のアストナージみたいな人も姫経験者なんでしょうか。い、嫌だ嫌すぎる!
しかも理事会トップの理事長までもが女装をやったという現実!
可哀想に、竜崎理事は上司も女装、生徒も女装のサンドイッチ状態です。
果たして竜崎理事の明日はどっちだ!?次回へ続く!


いやー面白かった。ここまで愛すべき変態キャラを徹底されると、もう笑うしかないっていうか
私の日記では変態は誉め言葉なので、大好きですねこのアニメ


(C)つだみきよ・新書館/姫後援会


5月27日

■いぬかみっ!8話「こすってしっぽっ!」



「んしょっ、んしょっ…」

最近自分の体重が気になってしょうがないようこ。
とうとうシッポの重さまで気にするようになり、シッポのダイエットに挑戦することに。
必死のトレーニングにより、4グラムの軽量化に成功!あまりの嬉しさに啓太の学校にまで押しかけてしまいます

というか啓太って学生だったのか!「生活費がねえんだよ!」とか言う話もあったから
学費+自分の生活費+ようこの生活費(啓太より数倍かかる)を学校に行きながら稼いでるんだろうか。こりゃ大変だ

そして昼休みの啓太が屋上でパンをかじっていると…

「君を霊力豊かな犬神使いと見込んで人探しを頼みたい!」

突然やってきたオタクの先輩・河原崎直己。啓太に人探しを依頼したいということですが、
その報酬とはなんと同人誌。



しかもリリカルなのはかよ このロリコンめ!

「うーん…?すごい物かもしらんけど、俺この趣味ないからなぁ」

「わずか五分で完売した幻の同人誌」だそうですが、その価値がさっぱり分からない啓太。まあそれもそうだ
ところで河原崎の人探しとは、一体誰が目的なんでしょうか?

「この人なーに?」

「おおおおお!?シッポだアアアア!見よあのシッポが放つ輝きを!
 これぞ世界遺産と言うべき存在だ!この素晴らしさを理解できぬ輩は、
 美を語る資格も生きる資格もない!」

ようこが現れたとたん目を輝かせる河原崎。そう、河原崎が探していたのはようこ!どうやら町で見かけて一目惚れしたようです
ベタ誉めする河原崎にまんざらでもない様子のようこでしたが…

「俺は彼女のシッポ!それもタヌキのようにふくよかなシッポに感動したッッ!」

「た…タヌキ…!?タヌキぃぃ…!?」

河原崎のタヌキ発言にようこ火山爆発!抱えているコンプレックスを直撃されてしまったようです
ようこは河原崎をボロクソの丸焼きにして学校を後にするのでした

ひとり屋上に
残される河原崎OTL

学校が終わり、啓太が家に帰ってきてもようこは機嫌が悪いまま。
「もう誰にもタヌキだなんて言わせないから!」と、がぜんダイエットに向けて闘志を燃やしますが…

「あのう、お取り込み中のところすみません…」

そこへやってきたのは、前回の温泉で知り合った渡り猫の留吉。
なにやら困りごとがあって啓太に相談に来たようですが…

バヒュウウウウウ!!

留吉の話を聞こうとした瞬間、窓から部屋に突入してきた超速の影!何者だ貴様ー!
突然の侵入者に身構える啓太たちでしたが…

ばぼーん



突然あたりに煙が巻き起こると、啓太たちの服装が変えられてしまった!
脱がされた留吉のエロさは異常。留吉かわいいよ留吉

「おいっ!どうなってんだ!」

「すべてはアレのせいなんです!」

留吉の指差した先ほどの怪しい影。それはニワトリの形をした妙ちくりんな人形でした
偶然見つけたこの人形につきまとわれて、留吉は服装をぼんぼん変えられ続けているようです

「ようこさんお迎えに参りましたァーーーーッ!!」

さらに性懲りもなく河原崎まで登場!とその時、突然ニワトリ人形が「コケコッコッコッコケー!」と河原崎の精神に同調する!
すっかり河原崎の妄想具現化マシンと化してしまったニワトリ人形。手始めにようこを魔法少女の格好へと変えてしまいます



なのはの次はカードキャプターさくらかよ! そんなにロリが好きかー!

「うおおなんと素晴らしいいいい!!我が同志コケコたん!
 君は最高だアアアアア!!」

すっかり気を良くした河原崎は啓太の家を飛び出して街中を暴走!
男も女も関係なくネコミミメイド服に変えていく河原崎。いやどっちかというと男の方が圧倒的に多いぞ!ぎえー
そんな河原崎の暴走を止めるべく、啓太は夕闇の川原で河原崎に決闘を挑む!

すげぇ…あの2人、落ちながら戦ってるぜ…

超サイヤ人化して北斗百裂拳!トドメにドラグレッダー召喚!
お前らなんでそんなに強いんだよ!これだけの戦闘力なら犬神なくてもやっていけるな…

「河原崎ィィ!遊びは終わりにしようぜェェェ!!」

「戦うオタクの名にかけてッ!この勝負に負けるわけにはいかんのだぁぁ!!」

2人の壮絶なパワーで大地が割れ川が裂ける!そして世にも恐ろしいクロスカウンターでダブルKO!
啓太との戦いで満足したのか、「見事だったな川平啓太…」という言葉とニワトリを残して、河原崎は去っていくのでした

「啓太ー!わわぁぁっ!?」

戦い終わった啓太に駆け寄るようこでしたが、ニワトリの術が切れてその場で真っ裸に!えろすえろす!

「まっ…まさかこっちもか!?」

なでしこ達も服が消える時間が迫り青ざめます。裸祭りだバンザーイ!
と、思いきやとっととワープで帰ってしまうなでしこ達。たゆねだけでも残ってよ!(えー
そして啓太がようこにマントをかぶせてやっていると、ニワトリ人形を回収に来た仮名さんが登場。

「これこそ古の魔道師、赤道斎が作った魔道具だ…これは強い念を持った者の心を読み取り、
 望んだ姿を現実にしてしまうのだ。他にも赤道斎が生み出した、ワケの分からない魔道具が
 多数存在する。私は…それを探している」

おお、多数存在するということは、次回からこの魔道具がメインっていう展開もありそうですね。
そして魔道具がメインならそれを探している仮名さんも出番いっぱい!マーベラス!

しかし今回の話、タイトルほとんど関係なかったなぁ…

そして次回予告
「仏教における煩悩の数は108つとされ、数珠の数も除夜の鐘を鳴らす数もこれに由来する。
 除夜の鐘を1つ叩くと煩悩が1つ減ると言われているが、毎年叩かねばならないところを見ると
 煩悩はどうやらすぐに復活するようである。叩いても叩いても 次回いぬかみっ!煩悩とせくはたっ!
 川平…!不埒な私をぶってくれ!さあ早く!アッー! 」


(C)有沢まみず・メディアワークス/犬神使い派遣協会


5月25日

■涼宮ハルヒの憂鬱8話「孤島症候群(後編)」

「ひょっとして、これもハルヒが望んだから起きた事件なのか…?」

まさかの冗談が現実となってしまった殺人事件。キョンはこれもハルヒの仕業なのかと疑いますが、
当のハルヒは「こんなことになるなんて思いもよらなかった…」と珍しく深刻な雰囲気。まともな一面もあるみたいね

密室で殺されていたのは別荘のオーナー・圭一さん。その息子の裕さんが、事件と同時に舟を奪って逃亡したという話。
犯人はまず裕さんだろうと断定されますが、キョンは捜査を進めるうちに「なんだろう、何かひっかかる…」と違和感を感じ始めます
とりあえず、ハルヒと2人で裕さんが舟を奪ったという現場を見に行きますが…

「キョン!誰かいる…!ほらあそこ、岩の向こう!
 誰か外に出てきたのかしら…それとも、真犯人かも…!」

別荘を出た2人は、遠くに怪しい人影を発見!2人は人影の方へ駆け出しますが、その方角にはほとんど崖のような道しかなく…



確実に死ぬだろコレー!!
いくら怪しいものを見かけたからって、台風の真っ最中にこんな場所を通るとは!見つける前に死んじまうよ!
案の定、足を滑らせて崖下に落ちてしまう2人。危ないところで途中の足場に引っかかり、九死に一生という感じです

「あの影、なんだったんだろう…」

とりあえず、近くにあった洞窟へと避難する2人。その中で、今までのことをまとめて推理してみることに。

「圭一さんを殺したのって、本当に裕さんなのかな…
 裕さんが島から出て行ったのは、昨夜遅くでしょ?
 でもさっき圭一さんに触れた時、死体はまだ温かかったのよ。
 つまり私たちが見つけた時、圭一さんはまだ死んだばかりだったってこと…」

「でもおかしいだろ?圭一さんが胸を刺されたまま、
 何時間もずっと生きてて自分で鍵をしめたとでも言うのか?」

「裕さんは圭一さんが死ぬよりずっと前に逃亡していた」という事実が気になるハルヒ。
部屋が鍵のかかった密室状態だったということも厄介な話です

「裕さんが圭一さんを刺したのは間違いないわ…でないと逃げ出す理由がないものね。
 計画殺人とは思えないから、口ゲンカでカッとしてその場にあった果物ナイフを振るったとか、そんなとこでしょうね…。
 でも、ナイフは心臓まで達していなかったのよ。ナイフは手帳に阻まれ、致命傷にはならなかったのよ。
 でも、ここでややこしいことになっちゃったの…圭一さんはショックで気絶しちゃったのよ。
 それを見て裕さんは、殺したと信じ込んでしまった。圭一さんはそのまま朝まで失神していた…
 目を覚ました圭一さんは、弟に殺されかけたことを思い出して、ぼんやりとした頭で扉に鍵をかけた…
 悲劇が起きたのはこの後よ。圭一さんは足をもつれさせて、うつぶせに倒れてしまったのよ。
 その結果ナイフは胸に押し込まれて、圭一さんを死に至らしめた…」

うへーなんじゃそりゃ。滑って転んで死んじゃったとは、なんとも救いがたい死に様というかなんというか…
推理というより妄想みたいなハルヒの話ですが、その中には少なくとも一つ決定的な矛盾が。

「ちょっと待て、圭一さんの死体はあお向けに倒れてたんだぞ?
 お前の考えが正しければ、圭一さんはうつ伏せの状態で発見されるはずだ」

「それはそうだけど…でも待って、あっ…それなら…!」

”あお向けで倒れた” このことから一つの答えが頭の中に閃くハルヒ。
しかし、気づいてはいけないことに気づいてしまったかのように、突然ハルヒの口数が少なくなってしまいます。

そうこうしているうちに、古泉の助けで別荘へと戻ってきた2人。
キョンが食堂の前を通りかかると、そこにはつまみ食いをしようとしている妹が。つまみ食いの罰として妹をつまむキョン

「だってお腹空いたんだもん〜!あっ、ずるいー!1人だけ先に食べた人がいる!」

まだ手のつけられていない皿の中で、ひとつだけすでに食事の済んでいるものが。
そしてその皿にはある特徴が…



それは最後まで食べられずに残されていたニンジン。誰このコウ・ウラキ
どうやらこれもまた真相解明のためのヒントになりそうです


「妙だな。あれだけ探偵ゴッコをやりたがっていた奴が、なんだって急に態度を変えたんだ?」

「僕には分かりますよ、涼宮さんの考えが。お話ししましょうか?」

洞窟の一件以来、すっかり捜査に対して消極的になってしまったハルヒ。
その理由を察しているという古泉に話を聞かせてもらいます

「涼宮さんが話した推理は途中までは合っていますが、最後の部分が違うのです。
 圭一さんは裕さんに刺されたが、その時には死ななかった。裕さんは勘違いして逃げ出した…そこまでは合っています。
 圭一さんは僕らの声で目を覚まし、僕らがドアを開けようとする寸前に朦朧として鍵をかけた。
 その時…圭一さんの体にナイフが押し込まれたのはその時ですよ。
 つまり犯人はドアを破った人間…僕と、あなたと、新川さんということになります。
 涼宮さんはそれに気づいたんでしょう、だから何も言わなかった。僕らをかばうために」



なんだそりゃ!古泉とハルヒの結論とは、圭一さんは滑って転んで死んだのではなく、
キョン達のぶち破った扉によってナイフを押し込まれて死んでしまったということ。
と、というか…そんな重大な話だというのになんでそんな嬉しそうなんだ古泉!ワケわかんねえ!


まさか自分達に殺人者の疑いがかかってしまうとは。
真相を確かめるべく、キョンは再び圭一さんの部屋へと潜入を試みます
閉鎖されていた部屋へ潜り込む様子は、なぜかコナンの黒塗り犯人役そのもの



部屋の中で圭一さんの遺体の前に立つキョン。「この死体にもう2・3本ナイフを刺しておこう」と包丁をちらつかせると…

「ま、ま、待ってえええ!!」

へんじがない、ただのしかばねの…えー?死体が起きて命乞いを始めました。
そう、やはりこれは古泉と別荘の人間がグルになったお芝居だったのです
全員を食堂に集めると、この結論に至った証拠をつきつけていくキョン&ハルヒ。

弁護側、準備完了しています!
検察側、もとより!

ゲーッなんと逆転裁判が始まってしまいました
成歩堂のうなずく、資料をたたく、得意気に喋る、あごに手をやる、机をたたくといったポーズを真似するハルヒ。
御剣の大げさにお辞儀する、やれやれ…と首を振るといったポーズを真似する古泉。というか古泉似合いすぎだろ
さあ後は法廷記録から証拠をつきつけろ!くらえ!くらえ!くらえ!

・ドアにはナイフにぶつかったような傷・凹みがなかった
・初対面なはずの執事・メイドに、古泉のした挨拶が「ひさしぶり」だった
・初めて来たはずの別荘で、古泉がすでに圭一さんの部屋を知っていた
・事件後の食堂でニンジンが残されていた。この中でニンジン嫌いなのは圭一さんだけ


そして逆転裁判と言えば、証拠を全部つきつけた後はお決まりのこの演出!
成歩堂のドアップの後に決めのポーズ!

♪タラタラタラッタ〜タラタラタラッタ〜〜♪
おお、BGMが変わるところまで再現してるのか…と思いきやコナンのBGMだよこれ!
怒涛のパロディネタ連発!こういうノリは結構いいなー


というわけで別荘での事件は解明され、嵐が去った頃に一同は家路につくのでした

「いつ頃から真相に気づいていたんです?」

「実を言うと事件の最初からだ。こんな事件は起こり得ない、
 なぜならハルヒが本気で殺人事件なんか望むはずがないからだ。あいつはそういう奴だ」

帰りの船上にて。ハルヒに入れ知恵をしたキョンに、古泉は真相にいつ気づいたのかと尋ねます
俺はハルヒを最初から信じてたぜ!というような答えを返すキョンでしたが…
何を言ってんでしょうかこのトンチキ野郎は
事件が起こってすぐ「ひょっとしてこれもハルヒが望んだから起きた事件なのか!?」
真っ先にハルヒを疑ってかかってたのに、こんなこと言われても寒すぎるってもんです
最初から分かってたというのも腑に落ちません
途中まで明らかに圭一さん死亡前提で考えてたのに、なんで「最初から悟ってました」みたいなことを?

「もう一つだけ聞かせろ。ハルヒが見た怪しい影、あれもお前らの仕業だな」

「…?怪しい影?」

「?じゃあ…あの影はなんだったんだ?まさか…」

「涼宮さんは…真犯人が我々の他にいることを望んでいたようですよ」

「あれをハルヒが作っちまったんだとすれば…
 あの島には今も得体の知れない何者かが潜んでいることになる」

ああ…また今回も投げっ放しで終わりかよ!
「単なる見間違いでした」で終わらせておけばいいのに、
「あの島に得体の知れない存在残してきちゃいました」って、わざわざすっきりしないラストにするのは何なんだ…

今回はハルヒが今までで一番まともだったので、話としては一番抵抗なく見てられたんですけどね
私は逆転裁判大好きなのであのネタも良かったし。
あとは蛇足な部分を削れないものか…どの話にも必ず「このシーンいらねぇ」って思う場面があるのはどうなんだ…


(C)谷川流・いとうのいぢ/SOS団


5月24日

■西の善き魔女7話「宮廷円舞曲」

先週「もう取り上げないぽ」と言ったばかりのこのアニメですが、リイズ公爵が最高すぎたので今週もご紹介
なかなか見切りどころの難しいアニメですね

さてそのリイズ公爵とは、目ん玉キラキラさせて姪のフィリエルに求婚するというとんでもないオッサンです

「あなたを妻にしたい!」

「い、い…今なんて…!?」

「プロポーズに相応しい美辞麗句を聞きたいなら、この次に用意しておこう」

ヒゲモジャの叔父さんから突然プロポーズを受けてもうドン引きのフィリエル。
すすす…と逃げようとしますが、がっしりと腕を掴まれてしまいます

「は、放して…!」

「貴女は亡き母親を継ぐためにも、この私と結婚すべきだ!」

「放してください!」

「ふっふっふっふっふ!」

放せと言われると大喜びで掴みにかかるのがこの男。もうフィリエルはボロ泣き状態

「私たちは似た者同士だよ…!貴女が欲しいと言うのなら、
 真昼の星をも奪ってみせる。その印を今ここで与えよう…!」

どんどんオッサンの顔が近づいてきます。や、やる気だこの人!今ここでやる気だ!
レで始まってプで終わるアレを!神様お助けー!

「……!!」

「拒んでもムダだ!私がここまで心の内を明かしたのは、
 貴女を手に入れる見込みがついているからだよ!必ず私のものに…!」

超至近距離でヴェロォォォリィィィと舌なめずりをする公爵。目がイッちゃってるよ!あまりの展開にフィリエルはもう声も出ません
しかし歳の離れた叔父と姪ってだけでも相当やばい感じですが、
声を担当してるのが、激シブ声の中田譲二と可愛らしい声の折笠富美子なので
このギャップがまた余計に犯罪チックです。壊れすぎだぜ公爵


そしてただの変態ロリコンだけで終わらないのがこの男。
実は男も大好きで、拷問と称してフィリエルの幼なじみルーンに超ハードな陵辱をかましてしまいます



極度のトラウマで、以後寝ることすらできなくなったルーン。
ルーン曰く「殺す以外のあらゆることをされた」そうで、
まさに想像なんてもんじゃないんだぜを地で行く男、リイズ公爵。恐ろしすぎますこのオッサン


このアニメ、雰囲気は凄くまともなのに出てくる人が変態ばっかりでギャップが楽しいですね。
次期女王候補の2人にしても、片や腐女子でウサミミ装備片やネクタイでおっぱい隠してる人って。大丈夫かこの国
あらゆる意味で先が読めません。さて次はどんな人が登場しますか…

(C)荻原規子・桃川春日子/Project West Witch


5月22日

■リングにかけろ1 日米決戦編7話「音階を駆けのぼれ!」

手痛いカウンターを受けてバタンキュー状態になってしまった河井。
ふらふらとなんとか立ち上がりますが、再びミズ・シャネルの術中にはまったことにショックを隠せません

「フフフ…どう坊や?勝利の絶頂から奈落の底に落とされた気分は?」

「ま、まさか…第二ラウンドから体験していたことは、すべて幻…!?」

「その通りよ坊や。刃物で足を傷つけたくらいで、
 私のヒュプノスから逃れることなど出来はしない!」

なにィー!ミズ・シャネルは新たなヒュプノスを使ったわけではなく
もともと河井の反撃はミズ・シャネルの見せた幻だった!
ポン刀を使った決死の行動も、ヒュプノスから抜け出すには至らなかったのです



そして第一ラウンド同様、ミズ・シャネルは棒立ち状態の河井をひたすら殴る殴る殴る!
なんとかゴングまで耐え抜いた河井ですが、すでに河井に勝ち目がないことは誰の目にも明らか。

「この試合…もはや終わったな」

「逆転の可能性は皆無だ…」

「ミスター順、河井を棄権させましょう…
 肉体に激痛を与えても解けないヒュプノスにかかっていては、勝機はありません…」

「慌てんな。あの奇術まがいの技にやられるほど、日本男児は甘かねえ。
 もしここで河井がやられるようなことがあれば、その時は日本Jr.のメンバーから外すだけのことよ」

ドイツ最強のスコルピオン、フランス最強のナポレオンも河井敗北を確信しますが、
剣崎だけは「あんなもん日本男児には効かねえプー」と試合の行方を見守ります

「メロディが聞こえる…?僕が手に入れた、僕だけの…」

そして当の河井は、第三ラウンドまでのインターバルで何かを思い出していました

日米決戦の直前に、河井が特訓に行き詰まっていた時のこと。
姉さんが残した一つだけのアドバイスが「開かずの間に行け」というものでした。
というかノーブラ!姉さんノーブラ!常に谷間が丸見え状態!なんて恥ずかしいお姉ちゃんだ

言われるままにやってきた河井家の開かずの間。そこにはポツンとピアノが一台置いてあるだけです
わけの分からないまま、とりあえず河井は鍵盤を叩いてみますが…

「このピアノでどうやってボクシングの試合に勝てというんだ…
 こ、これは!?鍵盤が…鉄でできている!!」

ゲー!!鉄ゲタならぬ鉄ピアノ!両手で思いっきり押してやっと一音出せるくらいの代物です。
まさかこれで指を鍛えろとでも言うんじゃあ…

ビーーーーーーー!!

「セコンドアウト!!」

回想から何かを掴みかけていた河井でしたが、それを待たずに第三ラウンド開始の時間が。
反撃の糸口が見つからないまま、またも繰り返しミズ・シャネルにボコられることに…

「坊やはボクサーでありながらピアニストでもあるそうねぇ?
 だったら、坊やにふさわしい最後を見せてあげるわ!」

すでにフィニッシュは目前!最後はがっつり料理してやるぜー!と河井にふさわしい幻を演出するミズ・シャネル。
ズル剥けの手で無限にピアノを弾き続けるという幻の中、ついにミズ・シャネルの勝負を決める一撃が!

バキイイイイイ!!

顔面にめり込む拳!しかし、それは河井がミズ・シャネルにねじ込んだカウンターパンチだった!

「ホ…ホワイ!?なぜなの、なぜ動けるの!?」

「ミズ、シャネル…一つだけ言っておきます。絶え間なくピアノを弾き続ける日々は
 夢でも幻でもありません。それは、僕が自ら選んだ僕の現実だ!!」

そう、鉄ピアノの特訓によって、河井はすでに鍵盤を血で汚して延々と演奏を続けることは経験済みだったのです。ハードやなー
幾度となく繰り返したメロディを思い出し、正気を取り戻す河井!まるでバリヤーのように河井の周りをメロディが包み込む!

「波長だ…!ミズ・シャネルのヒュプノスは、
 相手を催眠状態に陥れる波長を放っている…
 その波長を、自らが作り出した音楽の波長によって打ち消した…!
 た、確かに理論上では可能な行為!!」

り…理論上可能なのかよ!車田物理学ワケわかんないよ!!
いやー河井自身が音でも出してるならともかく、どうやってそんな波長を発してるのかサッパリ…

「できるわ…幼い頃からずっとピアノを弾き続けていた武士は、
 どんな物音もメロディとして捉えることができる!」

「なるほどな…全てをメロディに変換できる男。
 言うなればこれが…河井武士の絶対音感!

絶対音感を駆使しての戦い!なんだか前代未聞です。エライ能力に開眼してしまいました河井
ヒュプノスをはね返した河井にとって、もはやミズ・シャネルは格下の相手でしかない!
逆襲のパンチを続けて叩き込み、そして決め技のライトアッパーの体勢に入る!

「モーションが大きすぎる!?」

「いくらなんでもそんな大振りじゃあ…相手に読まれちまうぜ!」

「やれるさ…!河井武士の絶対音感があれば!」

ライトアッパーとは違う!?それよりもさらに渾身の力を込めた必殺の一撃!まさかこれは…

「ミズ・シャネルのメロディと僕のメロディとシンクロさせる…!
 空へと突き抜けるほどのメロディ…それが僕の闘志!
 僕の旋律だアアアアアッ!!」

ミズ・シャネルの動きはメロディとして手に取るように読める!故にこのアッパーは必殺必中!
あとは限界まで力を注ぐのみ!ジェットアッパアアアアアアアアアなしよ

「ライトアッパーーーッ!!出たぁぁっ!河井くんの壮絶アッパー!」

こんだけジェットアッパー連想させといてライトアッパーかよ!
まあ石松も、ハリケーンボルトもどきでジェイルに勝ったからそういう方針なんだろうか…


ともあれ河井会心のアッパーでミズ・シャネルはリング外へ!
アッパーを打ち終わった姿勢のまま、ガッツポーズのように河井は天を突く!これにて第二試合決着!
日本は二つ目の白星を得て、日米決戦は第三試合へ!次回へ続く!


(C)車田正美/集英社・東映アニメーション・マーベラスエンターテイメント


5月21日

■プリンセス・プリンセス7話「汗と涙の合唱コンクール」

夏休みが終わって亨たちの学校ライフも再スタート。
休みの間姫に会えずに悶々としていたヘンタイ生徒たちのために、さっそく笑顔をふりまいてサービスする亨たち。
しかし、今までのサービス以外にも生徒会長からドカドカと仕事の追加が。新学期早々大変です



「二学期は少々姫の仕事も大変になります。これまでと同じ仕事は置いといて、
 体育祭、合唱コンクール、学園祭、生徒会選挙などなど…まずは合唱コンクールが問題だな」

「合唱コンクール…?俺たち、何をするんですか?」

「まあ一言で言えば前座だね。野太い男の声しかない合唱コンクールなんて、盛り上がると思う?
 だからコンクール前のステージで、姫が歌ったり踊ったりしてみんなを発奮させるんだ」

新たな試練は歌!なんてことでしょう、容姿はともかく歌となるとごまかしがききません
声まで女の子っぽくないとダメとは…毎年姫役を見つけるのも相当大変なんじゃないでしょうか

いよいよエスカレートしてきた姫の仕事に、し放題さんも「お、俺たちは新人アイドルですか!?」と珍しく反発。
しかし目の前に経験者がいる以上、強く抗議することもできません。
その経験者である会長が去年やった前座とは…

「ああぁ〜んんんあああ〜〜〜んん♪」

ぐわー!!どこが女声だどこが!!
姫として演歌を熱唱していた会長!しかし声優さんもさすがに女声はムリだったようで氷川きよしみたいな歌声です。ぎえー


またも会長に丸め込まれてしまった3人ですが、歌とかマジ勘弁してよといった感じで
すっかりしょぼくれてしまった実琴。普段女装を嫌がる時よりさらに深刻そうな表情です。
実琴の抱える不安とはスーパーど音痴。歌はどうにもヘタクソなので自分には無理だと言いますが…
それならどれほど下手か確かめてみよう、ということで一同はカラオケボックスへ。
とりあえず歌いやすそうな曲を入れて実琴にマイクを渡します

身も心もヘロヘロになって部屋から出てくる亨たち
どうやら想像以上の怪音波のようです。そして余計に自信をなくしてしまう実琴。こいつは前途多難です


コンクールまでは残り2週間。その短期間で実琴の歌唱力をどうしたものか…と亨たちは頭を悩ませます
いい策が浮かばないまま寮へ戻ってくると、そこへ「妹さんから電話があったよ」と亨に伝言が。
妹!?今日もまたこのアニメに女性降臨か!?
鼻息を荒げたくなる視聴者と対照的に、亨はなにやら暗い表情になってしまいます。
むむ、亨の家族仲はよろしくないんでしょうか?


結局亨は妹への連絡をしないまま、翌日実琴の特訓を開始。
コスチュームに着替えて本番を想定した練習です。そして我に秘策あり!!



バケツマスク参上!!
「前にテレビでやってた」というバケツの音痴矯正法を試してみる3人。自分の声が聞こえやすくなるっていうやつでしょうか?
半信半疑ながらも特訓を始める実琴。しかし、効果のほどが現れる前に1人の訪問者が…

「亨…くん…?」

「…!?さやか…!」
え…ええええええ!妹が来ちゃった!妹が来ちゃったよ!女装中なのに!!!
か、家族にこんな格好を見られるとは…気まずいこれは気まずいぞー!

絶句する亨の代わりに「かくし芸大会の練習なんだよ」と女装について嘘でかわすし放題さん。さすがの対応です
なんとか落ち着いた亨は2人に妹を紹介しますが…

「ああ…この子、お世話になってる叔父さんの娘なんだ」

「ふうーん…」

へっ?妹なのに叔父さんの…ってことは、ま、まさか!
亨は叔父さんに引き取られた身なので義理の妹かよ!!
盛り上がってまいりました!義理の妹と聞くと、ギャルゲー経験のある人は嫌でも反応してしまうでしょう。
さらに2人の間で衝撃の会話が!

「さやか…俺のところには来ちゃいけないって言われてるだろ?」

「そうだけど…亨くん、夏休みも帰ってこなかったし電話にも出てくれないんだもん!
 ねえ、戻ってきて!亨くんが傍にいない生活なんて、私やだ!」

「俺は…お前のことを妹としか思えない。さやかも兄貴だと思ってくれるか?」

「嫌よ!私、昔から亨くんのお嫁さんになるのが夢だったの!」

ゲェー!義理の妹からの猛烈アタック!
なんだこれ!妹萌えの人間ならこの展開をどれほど妄想したことか!こいつはえらいことになって参りました
実琴なんかはあまりのことにまったくついて来れてません



「本当の兄妹じゃないって聞かされた時は本当に嬉しかった…
 私と結婚したらパパとママと本当の家族になれるのよ!?」

す、すげえ…お嫁さんだとか結婚だとかとことん本気だ!
正直私は妹萌えとかよく分からん人間なんですが、これだけ将来が約束されるとコロリと行ってしまいそう:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


しかし妹との恋愛をまったく考えられない亨は、この求愛にほとほと困り果ててしまいます
なんとか説得を試みますが、妹は応じる様子がありません。そこで再びし放題さんの助け舟が…

「あのね…お兄さんにいくらアタックしても駄目なんだよ。
 お兄さんは女の子に興味ないんだ、今は僕と付き合ってるから

「そ…そんなことない!亨くんは前、好きな女の子いたもの!
 騙されると思ってるの!?」

「本当なんだけどなぁー…証拠、見せようか?」

ええええぇーーーーーーーーー
ちょっ!どんどん話が怪しげな方向に行ってますよ!証拠ってまさか…既成事実ってやつですか!?は、はやまるなー!

やっちまったあああああああああああ!!
す…寸止めで終わるかと思いきやおもいっきりブチュー!とうとう主役3人にもホモの波が押し寄せてしまったのか!
亨はあぜん
妹はぼーぜん
そして実琴はドン引きです

「そ、そんな…そんな…!イヤあああああああああああ!!」

濃厚なチューを目にして脱兎のごとく駆け出していく妹。なんとかこの場は切り抜けることができましたが…

「ま、今のはしょせん一時しのぎだよ。今度はキスより先の行為を見せなきゃダメかもなぁ〜」

「…裕史郎ぉぉ…!」

あんた何でそんなにノリノリなんだよ!ホモか!ホモの道に堕ちてしまったのか!
まあし放題さんの場合、むしろ性別にこだわりがないっつーかなんつーか…男でも女でもバッチコーイな雰囲気あるよね、うん


そしていよいよやってきた合唱コンクールの日。
3人の声優は男2人、女1人ですが、果たしてどんな歌をチョイスしたんでしょうか

「「「この頃流行りの女の子〜♪おシリの小さな女の子〜♪」」」

ゲェー!なんと3人が熱唱したのはキューティーハニー!
し、しかし!問題なのは選曲じゃなくて!な、なぜだ…なんだかマジで女の声に聞こえるぞ!!
俺の耳か!?俺の耳がおかしいのか!?それともこれがプリプリクオリティなのか!?
3人は見事にキューティーハニーを一曲歌いきり、ステージは大盛況に包まれたのでした


そういえば今回のアイキャッチはついに実琴登場。
エンディングテーマでは完全にハブられている実琴ですが、こっちではちゃんと絵が用意されていて一安心:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(C)つだみきよ・新書館/姫後援会


5月20日

■いぬかみっ!7話「温泉でサクサクっ!」

今日も元気だ仕事へ行こう。いつものように、啓太のもとへ届けられた妖怪退治の依頼
なんと今回の依頼は温泉旅館から。温泉が楽しみなようこは普段よりやる気五割増しです

「温泉って今流行りの癒しの空間!?
 おしゃれなカップルが、さっぱりさっくりしっぽり〜んのあの温泉!?」



そう、オンセンは全ての人間に夢と希望と健康を与えるもんだとオンセンマンも言っていた!(えー
足のツボを押してもらってさっぱり、爪を切ってもらってさっくり、シッポにブラシをかけてもらってしっぽりを期待するようこ。

そして温泉に到着!温泉と言えば浴衣!早速着替えると、「ああお殿様っ、ご無体な〜」よいではないかゴッコではしゃぐようこ。
しかし、啓太は「仕事最優先じゃボケ」とまるで相手にしてません

「そんなあ!こんなに用意してきたのにー!」

「…これ、なんだ?」

「デートには必要だって…これに書いてあったよ」

カ…カップルが使うゴムってのはそれじゃねえー!!
明るい家族計画ってもんを知らないんでしょうかようこは。もっと保健体育の勉強が必要なようです(えー


しかし仕事が最優先とはいえ、妖怪が現れるまではヒマな時間が続きます。
せっかくだから俺はこの混浴風呂へ入るぜ!すかさず風呂へ向かう啓太。
一緒に風呂へ入ってきたようこに慌てる啓太ですが、それより湯けむりの向こうに女の子の集団が!とりあえずようこは放置!
やあ!湯気で気がつかなかった、はじめまして!



「な…なでしこちゃ〜〜ん!?」

「啓太ああああああッ!!」

なんとそこにいたのは、休暇中のいぐさ・たゆね・なでしこ・ともはねの4人!目をハートにして4人にダイブする啓太でしたが
啓太に無視されたようこがブチ切れ!怒りの鉄槌トールハンマーが脳天直撃!
そのまま女性陣のバスタイムが終わるまでがっつり縛られる啓太。
さらに、機嫌のおさまらないようこは啓太の着替えをすべて持ち去ってしまいます

かつてマリーアントワネットは言いました。服がなければ裸で出ればいいじゃないと(えー
せめて誰にも見つからず部屋に戻りたい啓太。クレイジークライマーのごとく壁を登っていきますが
あちこちの部屋から丸見え状態。結局は恥ずかしい姿を衆目にさらすのでした



「でぇーっ…つ、着いた…」

エライ目に遭いながらようやく自室にたどり着いた啓太。
これでやっと服が着られる…と安堵したのもつかの間!

ドゴオオオンボゴオオオオン!!

突然部屋の床をブチ抜き出現したのは、ボウリング球のような妖怪!
戦士には休息の時間すら与えられないのか。着替えてる暇がないので、啓太は全裸のまま追跡を開始します

「待ちやがれェェェーッ!!うおおおおおーッ!!」

「け…啓太様!?」

「「「キャアアアアアアアア!!」」」

妖怪を追ってドアをブチ破る啓太!そこにはトランプに興じていたなでしこ達が!
突然の全裸男の乱入に部屋中に悲鳴が巻き起こります。
ああしかし、なぜか一人だけやけに嬉しそうなともはね。こう見えてなかなかイロを知る歳です(えー


一方、ようこはいまだに機嫌が悪いままくさくさしていました。
啓太が去った後、なでしこ達に啓太への愚痴をこぼします。聞いてよ奥さん、うちのろくでなしと来たら…

「いいよねアンタ達は。いいご主人様で…」

「そんなことないですよ、啓太様だって…」

そう、ようこの「さっぱりさっくりしっぽり」を叶えてあげるために
こっそりとツボ押し・爪切り・ブラシの合体商品を前もって買っていた啓太。
なでしこは偶然、売店でその購入場面を見かけていたのです。

「啓太…」

自分のバッグに入れられていた合体ブラシを見て、啓太への不満が溶けていくようこ。
そして町へ向かったという啓太を追って、なでしこ達と一緒に旅館を出ます

「うっへへー!俺の大好きざっくざくー!!」

しかし、町にいた啓太は妖怪に幻覚を見せられてトチ狂っていました。
ボクサーなら足にポン刀をブッ刺して正気に戻らせるところですがそうもいきません

「すっげー!発売前のピーーーだ!もう明日オレ学校でヒーローだよ!」

啓太はタウンページを早売りのジャンプと勘違いしてほお擦りほお擦り。
ようこは見ていられずに駆け寄ろうとしますが、その時ポケットから例の合体ブラシが…

「んっ…?これは…」

「そうよ…!思い出して!」

「さっぱり…さっくり…しっぽり…うぐっ!うがああああああっ!!」

「思いは…幻惑に打ち勝つ…!?」

合体ブラシを前にして苦悩の叫びをあげる啓太。
洗脳を解く時の定番と言えば、そう愛のパワーと決まってるんです!戻ってこい啓太!

「あ…ああああああ!勢いで買った俺が馬鹿だった…
 やっぱりこんなの有り得ねえ、いらん」

「あぁー!?」

ゲーッ愛の力もクソもねえ!あっさりと合体ブラシを投げ捨ててしまう啓太。なんということを!

「乙女心を弄ぶ者は…炎に焼かれて目を覚ませぇぇっ!!」

「どわあああああ!!」

ようこの炎に丸コゲにされてようやく正気に戻る啓太。
やはりポン刀といい炎といい、ショック療法が一番効果的なのか…(えー


妖怪退治も終わり自宅へ戻ってきた啓太達。
しかし「さっぱりさっくりしっぽり」を叶えてやれずに少し後ろめたい啓太。代わりにようこへ濃厚なサービスをしてあげることに

「うんっ…痛い…でも、いいの…」

「どうだ…?感じるか?」

「いいっ…もっと突いて…」

「イタ気持ちいいだろ…?」

「うんん…そこそこぉぉぉ!」

もちろん足のツボを押してるだけですよ、うん
それ以外にこのセリフから何が連想できるっていうんですか!ええ、あり得ませんあり得ません(えー


そして次回予告。
乾布摩擦は、布でこすって自律神経を刺激する健康法である。早朝、白い息を吐きながら
全身が真っ赤になるまでこする!寒い…。だがしかし!それを乗り越えた時、人は真の健康に至るのである!
健全な肉体への道は、かくも厳しいものなのだ!次回いぬかみっ!こすってしっぽっ!
三回と半分だけでなく、思う存分色々こすってくれたまえ



今回は完全に第1話の勢いが戻ってきた感じ。マーベラス
やっぱりこのアニメは裸の男が暴れまくってナンボということでしょうか。俺たちゃ裸がユニフォーム!!
というか今回はアイキャッチでも女の子たちが裸だ!画面に肌色ばっかり映ってるアニメだなぁー(ぉ



(C)有沢まみず・メディアワークス/犬神使い派遣協会


5月18日

そろそろゾイドダッシュのCMが流れ出したみたいですね。
このゲームのために作られたレ・ミィ×コトナの曲が流れるってことで、偶然見れた時はうぉー!と思ったんですが
ゲーム主人公の声がでかくて全然歌聞こえねえよ!・゜・(ノД`)・゜・うわあああああ
ゲーム本編にもジェネシスのゾイド出ないしなあ…もうちょっと購買意欲をくすぐるやり方にしてくれればいいのに



■西の善き魔女6話「宮廷円舞曲」



うーん、前回のような置いてけぼり感はなくなって、1・2話のスタンダードな作風に戻った感じ。
1・2話:スタンダード、3・4話:超展開、5話:ぐだぐだ、6話:スタンダード
という感じで、なんだか上がったり下がったりと忙しいアニメですが、
これからは同じような調子で行くのかな。また超展開を期待するのはちょっと酷な話かも。
まあ嫌いではない番組なんですが、取り上げるのはこのへんで最後になるかもしれませんね

(C)荻原規子・桃川春日子/Project West Witch



■涼宮ハルヒの憂鬱7話「ミステリックサイン」

ある日、突然画像の乱れと文字化けが起こってしまったSOS団のホームページ。
キョンがアップロードし直してもなぜかまったく修正できず、原因が分からないまま四苦八苦していると…

「あ、あの…お客さんを連れてきました」

みくると一緒にやってきたのは、SOS団に聞いてもらいたいことがあるというクラスメイト。
その喜緑江美里という女の子は、「数日前から失踪してしまった彼を探してほしい」と相談を持ちかけますが…
なんとその彼というのが、第3話でハルヒに酷い目にあわされたコンピュータ研部長!
今の今まで部長のことを「まったく忘れていた」というキョン。相変わらず酷い奴だよお前は(えー

「きっと二ヶ月遅れの五月病で閉じこもってるんだわ!
 部屋に乗り込んで、2・3発ぶん殴ってひきずり出せばいいだけの話よ」

「失踪なんて真っ赤な嘘じゃボケ」とすぐに部長のワンルームマンションへ乗り込むハルヒ。
しかし鍵がかかっていて部屋に入ることができません。
そうか!つまり喜緑さんと部長はまだ合い鍵を渡すほどの関係まで進んでないってことか!;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
仕方がないので「管理人さんに鍵を借りましょ」と言うハルヒ。
しかし、鍵を使うまでもなく長門が不思議な力であっさりドアを開けてしまいます



な、長門…なんで前回それをやらないんだ!
前回は「部屋の中で殺人が起きたかもしれない」って状況だったのに!そっちもさっさと開けてくださいよ!

「おっかしいなー、てっきり部屋の片隅でヒザを抱えて丸くなってると思ってたのに」

部長の家に足を踏み入れた一同ですが、そこにはやはり部長の姿はありません。
仕方がないので、とりあえず冷蔵庫の食べ物を食いあさるハルヒ。
やってることがただの空き巣ですよあんたら!

「出たほうがいい」

「僕も同感です」

突然、神妙な顔で部屋から出ることをすすめる長門と古泉。通報されると思ったんでしょうか(えー
古泉の話では「閉鎖空間に似た匂いを感じます」ということですが…
また出ましたね閉鎖空間。いい加減なんなのか説明してください!初めて話されてからもう何話になるか…



というわけで一旦部屋から出る一同。
ハルヒは飽きたのでそのまま帰ってしまいますが、他の4人は準備を整えて再び部屋へ向かいます。

「この部屋の内部に、局地的非侵食性融合異次空間が制限モードで単独発生している」

相変わらず面倒くさい喋り方の長門。要は異空間とつながってるってことでしょうか。
そして長門が怪しげな呪文を唱え始めると、周囲の様子がみるみる変わっていく!幻夢界に引きずり込め!

幻夢界とは一種のホワイトホールである。
ブラックホールに吸い込まれた
おびただしい物質が、
原子分解して逆噴射している
光と熱のうずまく悪魔の空間である
(声:政宗一成)

「ここにコンピュータ研の部長がいるのか…?」

「そのようですね…この異空間が自室に発生してしまい、
 何らかの理由で閉じ込められてしまったのでしょう。
 ここでは僕の力も、不完全ながら有効化されるようですね
 威力は閉鎖空間の十分の一。これで十分だと判断されたんでしょうか」

そう言うと手のひらに火の玉を浮かべる古泉。
はー、古泉の超能力っていうのはPKファイアーだったんでしょうか(えー


しかし部長を探すにしても、こんなだだっ広くて何もない空間でどこを探したらいいのか…と思っていると

魔化魍キター!!響鬼さん助けてー!

「なんなんだコレは!?」

「カマドウマでしょう。部長氏自身がイメージする畏怖の対象であり、
 これを倒せば異空間も崩壊する…。違いますか?」

「違わない」

むーん、ステージクリアのためにはこのボスを倒さなければならないと…
というわけで巨大魔化魍と戦闘開始だ!清めの音を叩き込め!

「ふもっふぅぅっ!!」

ドガアアアアアン!!

「セカンド・レイド!!」

ボガアアアアアン!!

古泉の火球がボカンボカンと叩き込まれる!それにしてもふもっふとかSecond Raidとか
なぜかフルメタル・パニックのタイトルを連呼しながらの攻撃。えーと製作会社つながりでしょうか?

何このムシキング。どこからともなくカナブンが現れて、ダメージを受けたカマドウマを回復!
しかしキョン側も負けてはおらず、カマドウマの攻撃も長門のATフィールドが全て弾き返す!攻撃の古泉!防御の長門!
ちなみに、武器の所持が厳禁というみくるはまったく役に立ちません。使えねえなあ未来人(えー



とうとう古泉のPKファイアーで朽ち果てるカマドウマ。
カマドウマが消えると、古泉の予想した通り部長と一緒に元の部屋へ…

「結局あのカマドウマは何だったんだ?」

「情報生命体。この情報生命体は、ハイパーリンクをあちこちに貼って増殖する。
 サインを見た人間の脳へ自情報を複写し、限定空間を発生させる仕組み」

長門の言うハイパーリンクとはSOS団のホームページへのリンク、
サインというのは文字化けしていたホームページの映像のことだそうで、
部長はSOS団のサイトを見てああなってしまったようです。さらに、運悪く同じ状況になっている人は残り8人もいるという話。
「助けに行く必要があるんだろうなあ…」とキョンは頭を抱えます。こりゃ大変なことになったぞ



そんな事件が起こっているとは露知らず、ハルヒはサイトのアクセス数が一気に伸びていて大喜び。
なにしろ100も行っていなかったアクセス数が、カマドウマのせいでいきなり30000になったのでかなり嬉しいでしょう

「すごいじゃない!アクセスカウンターが30000よ!やっぱり見てる人は見てるのよね〜!」

「…!?ひょっとして…」

な、なるほど!今回SOS団のサイトがあちこちに流れる結果になったのは、
「もっとうちのサイトを人に見てもらいたい」と願ったハルヒの力で世界が変わったからだったんだ!そういうことですね!

(この絵に描いたようなシナリオの中心には、いつも長門がいた!この万能宇宙人端末が、
 喜緑さんをどうにかすることで俺達に事件をもたらしたとしても、少しも驚かない!
 依頼人ごっこで、ハルヒの退屈を少しでも解消させてやろうとしたのかもしれない。
 それとも俺達を巻き込んだのは、長門…お前の希望だったのか?
 殺風景な部屋で何年も暮らす宇宙製のアンドロイド…
 長門、お前にもあるんだろうか…一人でいるのは寂しい、と思うことが…)

……いきなり何を言っとるんだこいつは?
全然私の予想と違いました。突然黒幕は長門だと考え出すキョン。なんでそうなんの?



キョンは「少しも驚かない!」とか確信してるみたいですが…実際ハルヒのやったことって
部長の家にあがりこんで冷蔵庫あさって飽きて帰っただけじゃないですか。
全然退屈しのぎになってないのに、わざわざそんなセッティングしたんかい。異次元へもハルヒ抜きで行ってちゃ意味ないだろうに…
キョンのわけ分からん語りに納得できないまま次回へ続く。というか残り8人の被害者はどうしたんですか!
8人みんな放置で終わっちゃうの!?もしかして次回で解決!?

次回予告:「次回、涼宮ハルヒの憂鬱第8話。孤島症候群(後編)!」

( ゚д゚)……………
わぁい、前編・後編の間にわざわざこの話が割り込んだのかぁ、わっはぁい
この糞構成もうどうにかしろよ!
今回の話は投げっぱなしだわ、前編・後編をぶった切るわ、こんなのいくらなんでもメチャクチャですよ。
話数を入れ替えてマイナスになったことは山ほどありますが、プラスになったことは何にもないし。
プラス要素があるとすれば「話題になった分DVDの売り上げが上がるだろう」ということくらいでしょうか。
勢作サイドの金儲けとしては効率のいい方法かもしれませんが、なんてえげつないんだ。
たぶん視聴者のことは金ヅルとしか考えてないんだろうな…


正直今回の話は途中まで楽しく見てたんですが、最後の5分ですべてがもー台無し。
突然他の被害者8人の話が出てきて、それを放置のまま終了って。そんな設定なくしたほうがきれいに終わったのに。
最後のキョンや長門の話も、無駄に長くてしょうもない。なんかこのアニメって、いつも余計な情報をドカドカたれ流してますよね
長門や古泉が正体を明かした時の話とか、いらない情報がダダ漏れしてるから気分が冷めるっていうか。
いらない情報は多いのに、閉鎖空間とか肝心な情報は教えてくれないし。
結局悪いのはシャッフルなんですよね。普通の順番でやってれば、閉鎖空間とかとっくに分かってるはずだし
前編・後編の間に割り込んだり、話があちこちすっ飛んで混乱することもなかったのに。何やってんだかなぁこのアニメ…


(C)谷川流・いとうのいぢ/SOS団


5月16日

■リングにかけろ1 日米決戦編6話「誘惑!魔性の目」

「俺もお前みてえなフレンドが居ればなぁ…そうすりゃあ、人殺しなんかしなくても済んだかもしれねえ…」

石松に会場の外へかつぎ出されたモンスター・ジェイル。
あれほど凶暴だったジェイルですが、やはり石松とは拳で語り合った者同士の友情が。

「石…お前に教えておきたいことがある。ミズ・シャネルは魔物だ…魔性の目を持ってる…
 その不吉な目で見つめられた人間には、恐ろしい災いが降りかかる…ヤツの瞳は、絶対に見るな」

むう、あのモンスター・ジェイルに魔物とまで言わせるとは…
どうやらミズ・シャネルの実力は並大抵ではないようです。
ジェイルのアドバイスを伝えるため、石松は急いでリングへと戻りますが…

「あ…ああ…体が溶けていくような甘美な感覚…僕は一体…
 どうしてしまったんだァーーー!!」

本当にどうしちゃったんだよ河井さん!
すでにミズ・シャネルの術中にはまってしまった河井。なんかドリームワールドの住人になってしまいました
もはや河井の精神は別世界の彼方。
妙な幻覚に惑わされ、怪獣みたいな巨大ヘビとまで戦うハメになります



いくら精神世界とはいえ怪獣と渡り合えるって!ボ、ボクサーって一体…
しかし、精神世界でいくら健闘しようともリング上の河井は棒立ち状態。
まったくの無抵抗のまま、シャネルの思うままボッコボコのメッタ打ちに!

「どういうことだっちゃ…河井ほどの男がこれほど一方的にやられるなんて…」

テレビで観戦していた菊姉ちゃんも、あまりに不自然な展開に首をかしげます。
河井と言えばチャンピオンカーニバルで竜児や石松を圧倒した男。
それがこれほどメタメタにやられるわけが…

ガラガラッ

話はすべて聞かせてもらったぞ!

「意識が混濁しておるようじゃのう」

「とっちゃん!?」

部屋に入ってくるなり解説を始めるとっちゃん。
あんた何者だよ!部屋の外にいたのにテレビの内容全部知ってやがる!

「か…河井くんダウン!ついに河井くんが痛恨のダウンです!」

そうこうしているうちに、とうとうミズ・シャネルの猛攻の前に崩れ落ちる河井!
催眠術で意識の途切れた状態なのですから、まさかこのまま決着が…!?

「これで一勝一敗。イーブンだ」

「フン…そいつはどうかな」

勝利を確信するブラック・シャフトに対して、剣崎は「試合はこれからだぜ」と言いたげな態度。
しかし正直言ってとても立てるとは…あ、ああー!立った立ったクララが立ったーー!!

「なんて子なの…!?意識がないのに立ち上がって来るなんて…」

「シロートさんには分からねえだろうが…それができるからボクサーなんだ」

す、すげえよボクサー…どんだけ超人なんだよ
そして河井が立ち上がると同時に第一ラウンド終了。
コーナーへ戻ってきた河井ですが、いまだに意識は戻らないままです

「河井さん!しっかりしてくれ河井さん!」

竜児のビンタがバシンバシンと打ち込まれる!
しかし、あれだけリング上で殴られても無反応だった河合。ビンタ程度ではまるで効果がありません

「無駄だ竜、河井はそんなことぐらいじゃ正気には戻らねえぜ!」



そう言って志那虎が持ち出したのはまたしてもポン刀!
それを河井に向けて一気に振り下ろす!ひええー!

「た…高嶺くん、僕は…?」

「ヒュー♪日本人はクレイジーだな、とんでもない起こし方をする」

まったくだ。寸止めとは言え、まさか日本刀を目覚ましに使うとは…
そして意識を取り戻した河井に、戻ってきた石松がアドバイスを与えます

「河井!よく聞けよ、あいつは魔性の目を持ってるそうだ!
 あいつの目を見ると、とんでもねえことが起こるって…」

「魔性の目…まさかそれは…!ミズ・シャネルは、ヒュプノスを使った…!?」

「おそらく…!」

むむ、何かミズ・シャネルの能力に見当がついたらしく、2人で納得するキャサリンと河井。
果たしてそのヒュプノスという技の正体とは!?

「ヒュプノス?な、なんだよそりゃ…」

「いわゆる催眠術ってやつだ」

「ミスター順のおっしゃる通りです」

え…えー!?全然見当ついてねえんじゃん!!
催眠術をカタカナで言ってみただけかよ!別に解決策が浮かんできたわけじゃなかったのか…(´・ω・`)
結局闘いようがないことは変わらず、日本陣営は頭を悩ませます。
しかし、「対処方法はあります」と河井が一言。一体どうするつもりなのか…?



そして河井が手に取ったのは志那虎のポン刀!またこれの出番か!
まさかボクシングの試合でポン刀がここまでのキーアイテムになろうとは、一体誰が予想したでしょうか
そして何を血迷ったか、河井はポン刀を引き抜くと自分に向けてあてがった!オーノー!ジャパニーズ切腹!

「姉さん見ててくれ…!これが…これが僕の決意だ!!」

ズブブブブ…!

河井の太ももにポン刀が深々と突き刺さる!
何してんだよォーーーッオメーーーッ!?

きさまは何かの催眠術を使っている…
方法はわからんが何らかの催眠術を使っている…
ゆるせん…その方法がわからない所がゆるせん!

ムカつくやつだ…今までは「テレビの前で観戦している姉さん」に免じて
おまえに対する怒りを抑えてやっていたが…
きさまは今…この河井武士をコケにしようとしている…
きさまが心の中でほくそ笑んでいるかと思うとガマンならん…!
何のために自分の足をこうしたのか!
きさまを『試合』からおろさせないためだぜミズ・シャネル!

きさま程度のスカタンに
この武士がなめられてたまるかァーーーッ!!


自分への傷は覚悟の証!気合十分の河井は第二ラウンドに臨む!
ちなみに出血はあっさりと止まりました。すごいね人体



「フフ…あなたカワイイわ…このラウンドで壊してしまうのが惜しいくらいよ、でも…」

「ぬううううッ!!」

バキイッ!

「…!?ホ、ホワイ!?」

ドガズガドスッ!

「こ、こんなことが…!」

バキベキドズガスドガアッ!

「ぐああっ!ホ…ホワイ!?こんなバカな!」



ゲーッ!ミズ・シャネル手も足も出ず!
催眠術が通じなければこれほどの実力差が!河井は1ラウンドまるまるどつき回されて、足まで負傷してるというのに…

「以前の僕なら、あなたの催眠の魔力に負けて…第一ラウンドで試合を投げ出していたかもしれない。
 だが、僕はチャンピオンカーニバルで素晴らしい仲間達と出会った…!
 男は自ら傷つき、汚れなければ大きくなれないということを…彼らは無言のうちに僕に教えてくれました
 自ら傷つけた足の痛みに比べれば…!どんな高度な催眠術も、もはや通用しないんですよ!」

(そうよ武士…!今、あなたが本当に旅立つ時!)

「日本ジュニアのみんなが…!姉さんが教えてくれた!これが僕の情熱ッ!!
 日本ジュニア河井武士の!ライトアッパーだアアアアアッ!!」

ついに火を吹いた河井の必殺ブロー!人間を軽々と吹き飛ばすライトアッパーが放たれる!
空の彼方へ飛んで行けミズ・シャネルーッ!

バキャアアアアアア!!

ア…アレー!?
インパクトの瞬間、再びミズ・シャネルの術へとかかりカウンターパンチでダウンを奪われる河井!
そんなバカな!「どんな高度な催眠術も通用しない!」という勝利フラグがあっさりヘシ折れた!
ミズ・シャネルの使った第二の催眠術とは果たして…?次回に続く!


(C)車田正美/集英社・東映アニメーション・マーベラスエンターテイメント

 




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