7月9日
■コミックREX・テイルズオブレジェンディア
今月はセネル組とウィル組合流→毛細水道まで。
ぎゃーついに毛細水道キター!!超絶激長トラウマダンジョン!くそーその名前を私に聞かせるんじゃない!
ああ…目を閉じると今でも耳に聞こえてきますよ、何時間も毛細水道をうろつき回ったあのBGMが。
レジェンディア未プレイの人はそうですね、例えばドラクエ2で
攻略情報一切なしでロンダルキアの洞窟に突っ込んだ時の気分と言えばわかってもらえるでしょうか(えー
さっさと抜けて欲しいような、あのクソ長さを再現して欲しいような複雑な気分が:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
■ガウガウわー太2
本格的に太助パパンの過去話突入。一言で言うと人間達のせいで仲間が皆殺しにされちゃいましたという話。
うーん…まあこういう重い話は前からあったんで別にいいんですけど、
何しろ今はみさと先輩とドロドロの状態がまったく解決してないので、あの人間もダメこの人間もダメという印象で
もう人類みんな死んだ方がいいよというマスターアジア理論が浮かんで来るんですが…(えー
とりあえずみさと先輩の方を一区切りしておいて欲しかったなぁ。
あと、本屋でわー太2の単行本を見かけたんですけど
帯の宣伝文句が「アニマルハートフルコメディの決定版!」ってちょっと待て!ハートフル!?
気まずい先輩に抱きついて殴られて拒絶されて父さんの暗い過去話聞かされるマンガがハートフル!?
何も知らない人が「あ〜なんか可愛い動物に癒されたい気分だわぁ〜」と思って買ってみたら、
なんじゃこりゃーな目に会わされてしまいますよ。とりあえず、ハートフルらしき描写は今月やっと出て来はじめたって感じでしょうか
うーむ早いうちに暗黒路線から脱出してもらいたいところ
■じゅっTEN!
あがあーどこの少女マンガですかこれは!
とうとうカナコは衝動にかられてチューしちゃいましたよチュー。これでゆうすけもカナコを意識せざるを得ません
どうでもいいけど私の日記、今日も昨日もおとといもチューに関する画像ばっかだなぁ
なんか書いてて悲しくなってきた…(えー
(c)絶叫/一迅社
(c)梅川和実/一迅社
7月8日
■内閣権力犯罪強制取締官 財前丈太郎1話 「追跡者…チェイサー」
コミックバンチを読んだことのある人間なら、誰しも思うのが
「財前よりもワイルドリーガーアニメ化しろよ」ということですが
開けてビックリ玉手箱。いざ始まってみると、あのMUSASHI -GUN道-にも匹敵するスーパークオリティアニメでした。
では早速見て行きましょう。財前丈太郎と言えば、世界有数のゴールドブラックカードを手に悪人どもを追いつめる
スーパーリッチマン!となれば当然乗ってる車も超高級車です。さあとくと見よその豪華っぷりを!
落書きだらけだー!!
スプレーでも吹き付けられたように白い線が入りまくり!なんだこれは10円キズでもつけられたのか!?
と、思いきやこの白い線、実はただの光沢でした。全然光ってるように見えないぞ!
まあしかし、光沢がどうでも走り出してしまえば同じこと。ブッブー
アメリカのハイウェイをご機嫌でかっとばす財前でしたが、その時周りに刺客のトラックが!
財前「よいかジェラール。我々はインペリアルクロスという陣形で戦う。
防御力の高いベアが前衛、両脇をジェイムズとテレーズが固める。
お前は私の後ろに立つ。お前のポジションが一番安全だ。安心して戦え」
世間広しと言えども、トラック4台とインペリアルクロスするアニメはこれくらいでしょう
右の画像のオモチャみたいな車も笑いを誘います
「くう…このままお供を連れて地獄へバンジーってワケか!?」
カーナビを見てみると、この先の道路は途切れてガケっぷち!
このまま走り続けていたらみんな仲よくあの世行きです
さすが高性能なカーナビは違うぜ!わざわざDANGERと表示してくれる親切設計。
それにしても、さっきまで7車線くらいの道を走ってたのにいきなり2車線になってるのは私の気のせいでしょうか(えー
しかし第一話で主人公が死んでしまってはサマになりません
トラック野郎どもを退け、財前は直接敵の親玉のところへ殴り込みをかける!
狙われすぎです
なんだか漫画版Vガンダムのこのシーン思い出しました。Vガンダムに死角なし!
財前もさすがにガン=カタの使い手ではないので、これだけの銃相手では不利というものです。
しかし困った時のゴールドブラックカード!こういう時は金に物を言わせて解決だ!
バラバラバラバラバラバラバラバラ
え、飛行機…え、ヘリ…え!?
一応はローターが回転してるんでヘリコプターなんですが、この画像だとローターが見えないからどっちだか分かんねえよ!
ともかくもヘリと特殊部隊のおかげで形勢逆転!
後は見苦しく命乞いをする悪人を追いつめるだけです
これでもくらえ!いきなり顔面巨大化!
さあこの顔のでかさに驚いて逃げ惑え悪人ども!
と、思いきやこれ単なるカットインの演出みたいです。ど、どう見ても顔がいきなりでかくなったようにしか…
「俺がお前の身柄を拘束する!」
「お…お前は!?」
「内閣権力犯罪強制取締官!財前丈太郎だァァァ!!」
甘い汁を吸う悪人を絶望のドン底に叩き落として一件落着!そして決めゼリフでどーん!
「あぼーん!!」
えー!?いや聞き間違えました。正しくはDa Bomb!でしたね
正直MUSASHIはあまりに酷すぎて3話で見るのをやめたんですが、
果たしてこの財前丈太郎は何話まで私の精神が持つでしょうか
とりあえずこの1話は十分楽しませてもらいました。一番笑ったのは、CIAに帰還命令が出た時
「帰還命令ェェェェーーーッ!?」とメチャクチャ驚く藤原啓次でしょうか。次も期待してます
(C)北芝健・渡辺保裕/財前丈太郎製作委員会
■ゼロの使い魔1話 「ゼロのルイズ」
ハーマイオニー+ツンデレ+のび太という感じのこのアニメ。
とりあえず「釘宮理恵が主役やってるから」という超安直な理由でチェックしてみました。
まず気になったのが、タイトルの「ゼロってなんやねん」ということだったんですが
主人公のルイズが今までまったく魔法を成功させたことがない落ちこぼれ魔女なので
成功確率ゼロ、魔法学校ののび太君という意味だったんですね。
というわけで、成績がぶっちぎりドンケツのルイズは普段から周りの生徒にバカにされっぱなしなわけですが…
(C)氷川へきる/スクウェアエニックス バカにすんなー!先生だぞー!
うーむなんだかイメージ的にベッキー2Pカラーに見えて仕方ないぜ(えー
ベッキーは天才先生、ルイズは落ちこぼれ生徒と状況は正反対なんですが、性格としては大分共通点がありそうな感じですね
そして「一生を共にする使い魔の召喚」という、生徒達にとって重大な試験の日。
周りの生徒がヘビやら鳥やらを呼び出していく中、ルイズはやはり大失敗をかましてしまい
異世界から普通の少年・平賀才人を召喚してしまいます。
先生これクーリングオフさせてちょーだいよとやり直しを要求するルイズでしたが、
神聖なる儀式をやり直すなど言語道断。ルイズの意見はバッサリ切り捨てられてしまいます
「なんであろうと例外は認められません、儀式を続けなさい」
「わ、わかりました…。感謝しなさいよね、貴族にこんなことされるなんて普通は一生ないんだから…!」
「な、なんだよ…!?」
ツンデレ爆発の契約キッス!
第1話でいきなりブチュー!最終話にキスを持ってきたハルヒと対照的ですね
今後ルイズのツンデレがどういう展開を見せるか気になるところです。
むしろ、話そのものは本当に才人が召喚されただけで30分終わったという感じだったので
それ以外に見るべきものがあるのか正直微妙:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
(C)2006 ヤマグチノボル・メディアファクトリー/ゼロの使い魔製作委員会
7月7日
■涼宮ハルヒの憂鬱最終話 「涼宮ハルヒの憂鬱Y」
今日も元気に妹におやすみの挨拶をして
妹に起こされて
妹と一緒に歯磨きをして
妹と一緒に登校するキョン。
ちくしょうなんて生活をしてるんだ!両親出てこないしまるで新婚さんじゃねえか!
というかハルヒの女性陣で一番可愛いのってキョンの妹:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そして妹と別れて学校へと向かうキョン。前回、「ハルヒの動向に注意して欲しい」と古泉に言われたことが頭をよぎりますが…
(知ったこっちゃねーや。なぜ俺が悩まなくてはならんのだ。
全ての原因はハルヒにあるらしい、だとしたら悩まなければならないのは俺ではなくハルヒの方だろう。
長門も古泉も朝比奈さんも本人に直接話してやればいいのだ。
その結果がどうなろうと、それはハルヒの責任であって俺には無関係だ。
せいぜい走り回ればいいのさ、俺以外の人間がな)
キョンの薄情ぶりここに極まれり。
最終回なのに何てことを言うんだ!言うにことかいて「俺以外の人間がせいぜい苦労すれば?」とは!
なんというか、キョンの葬式にでもなった時ちゃんと泣いてくれる友人がいるのかマジ心配になってきました。(えー
その日の授業も終わってSOS団の部室へ向かうキョン。
とりあえず部室で初めにやることは、未来みくるの言っていたみくるのおっぱいホクロを確認することでした
というわけで、キョンはパソコンの隠しフォルダにこっそり集めておいた
みくるのエロ画像集をあさっておっぱいの様子を確認しようと…
「…なるほどコレか…」
「何か分かったんですか?」
「い、いえいえ別に!(カチカチカチ)」
「あれ、これなんです?どうして私の名前がついてるの?」
みくるに覗き込まれたキョンは慌てて戻るボタンを連打しますが、
すでに「mikuru」と書かれたフォルダ名を見られてしまった後でした
「何が入ってるの?見せて見せて」
「こ、これはそのなんだ、なんでしょうね、きっとなんでもないでしょう!」
(C)坂本裕次郎/集英社なんか全盛期の頃のタカヤのごとくおっぱい押し付けまくりのみくる
わざとやってんのかお前はー!もうみくる=痴女は確定なんだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
「何やってんのあんた達」
そこへやってきたのは不機嫌モードぶっちぎりのハルヒ。
朝倉さんの自宅訪問が空振りに終わったことに加えて、気になるキョンがイチャイチャしていては仕方ないかもしれません
「着替えるから」
「好きにしたらいい」
普段の教室では、男子の前だろうが下着だろうが平気で着替えを済ませるハルヒでしたが
キョンとみくるを引きはがすために「着替えるからキョンおめーどっか行けや」と方便を…。
しかし、キョンはまったく言うことを聞く様子がありません
「着替えるって言ってるでしょ!?」
「だから?」
「……ッ!!」
「出てけェェーーッ!!」
とうとうハルヒ怒りのバイオ粒子砲が炸裂!キョンは部室から叩き出されてしまいます
そして、バニースーツに着替えたハルヒは「ちょっとそこ座れ!」といった雰囲気でみくるを座らせ、
強力なプレッシャーを放ちながらみくるの髪をあれこれといじるのでした。こえー
そこへやってきた古泉が一言。「まるで仲のいい姉妹ですねぇー」って、どこまで本気なんだよ!
結局、その日はキョンと古泉はいつものようにボードゲームで暇を潰し、
ハルヒはずっと不機嫌なままみくるの髪をいじり続けるのでした
そしてその日の夜。いつものように眠りについたキョンですが、意識が薄れていく中で誰かに呼ばれるような声が…
「キョン…!キョン!」
(まだ目覚ましは鳴ってないだろぉ…?)
「起きてよ!起きろってんでしょうが!」
ハルヒの呼ぶ声で目が覚めると、なぜだかそこは閉鎖空間に包まれた学校!
自宅でパジャマの格好をしていたキョンですが、いつの間にか制服に変わりこんな場所に…
「目が覚めたらいつの間にかこんなところにいて、気がついたらあんたが隣でノビてたのよ…
ちゃんと布団で寝てたはずなのに、なんでこんな所にいるわけ…?」
どうやらそれはハルヒも同じだった様子。とりあえず、閉鎖空間なら古泉もここに来ているかも…?
ということで辺りを探すキョンでしたが、見えない壁のようなものが邪魔して学校から出ることができず、電話もまったく通じません
「気味が悪い…どうなってんのよ、なんなのよ、さっぱり分からない…」
無意識に自分が作り出したとはいえ、見たこともない奇妙な世界に飛ばされて
ハルヒは不安と混乱で珍しく弱気です。なんだかちょっと可愛く見えるな
そして「探検してくる!」といてもたってもいられず駆け出していきますが…
しかし、廊下をずんずんと歩くうちに目がギラギラしてきました。
うへぇ…前言撤回(;´Д`)イカレてるよこの人!さっきまで心細そうにしてたかと思えば…というかマジこの顔恐い
一方SOS団の部室に一人残されたキョン。とりあえず茶を入れて一息ついていると、窓の外に見覚えのある赤い光が…
「古泉か!?遅かったな…!」
「やあ、どうも」
こんな状況でもお気楽な喋りの古泉ですが、よくよく見てみればバイオライダーのゲル形態みたいに
実体を維持できていない状態でした
「正直に言いましょう…これは異常事態です。普通の閉鎖空間なら僕はなんとか侵入できます、
しかし今回はこんな不完全な形態…しかも仲間の力を借りてやっとなんです。
それも長くは持たないでしょう、我々に宿った能力は今にも消えようとしているんです」
「どうなってるんだ、ここにいるのはハルヒと俺だけなのか!?」
「その通り。とうとう涼宮さんは現実世界に愛想を尽かして、新しい世界を創造することに決めたようです
神を失ったこちらの世界がどうなるのか、誰にも分かりません。涼宮さんが慈悲深ければ
このまま何事もなく存続する可能性もありますが、次の瞬間には無に帰する可能性も有り得ます」
「俺がここに居るのはどういうわけだ!?」
「あなたは涼宮さんに選ばれたんですよ、こちらの世界から唯一共にいたいと思ったのがあなたです」
「…こんな灰色の世界で、俺はハルヒと2人で暮らさなければならんのか」
「アダムとイヴですよ。産めや増やせでいいじゃないですか」
「殴るぞお前…」
「冗談です。…そろそろ限界のようです。このまま行くと、あなた方とはもう会えそうにありませんね。
僕としては、あなたと涼宮さんともう少し付き合ってみたかったので…惜しい気分でもあります。
そうそう、朝比奈みくると長門有希からの伝言を言付かっていました。
朝比奈みくるからは『ごめんなさい、私のせいです』と、
長門有希からは『パソコンの電源を入れるように』と…それでは」
仲間の力を借りてやって来てくれた古泉でしたが、
結局分かったことは古泉たちが何をやってももはやどうにもならんということだけでした。なんてこった
しかし一つ意味がありそうなのは長門からの伝言でしょうか。とりあえずキョンがパソコンの電源をつけてみると…
「みえてる?」とそこに長門からの通信が。さすがは長門、キョンはこれからどうするべきかチャットのように相談します。
それにしても、これは「射手座の日」より前の話なので長門は全然パソコンを使えないはずなんですが
一体どうやって通信してるんでしょうか(えー
結局、古泉と同じく長門からも「どうにもならない」という答えが返って来ますが
一方で「あなたに賭ける」とキョンならばどうにかできそうなことを…
そしてとうとう通信も繋がらなくなり、「sleeping beauty」という言葉を書き残して長門は消えてしまいます。
それにしても、最後に書こうとした「また図書館に…」っていうのは
やっぱり「また図書館に連れて行ってください」ってことなんでしょうか(3話参照)
カタい言い方だけど「あなたに戻ってきて欲しい」みたいなことも言ってるし、
長門ってもしかしてキョンにラブラブ一直線な子だったんでしょうか
考えてみれば、メガネを外した方が可愛いと言われてその通りにしてるし
「射手座の日」では「キョンの言うことは絶対守ります」みたいなこと言ってるし
「サムデイインザレイン」ではぐーすか寝るキョンにカーディガンかけてあげてるし
今ごろになって思い当たるフシが…チクショウシャッフルなんてバカな物さえなかったら!
この話を先にやってくれりゃあ、もっと長門の行動をちゃんと見てられたのに!クソッタレー!
ドガアアアアン!
「キョン!なんか出た!何アレ、怪物!?蜃気楼じゃないわよね!」
量産型シシ神様!?完成していたの!?
とうとう学校の周囲に姿を現した神人!奴らによって校舎は次々に叩き潰されてしまい、
キョンはハルヒの手を引いて避難しようとしますが…
ご覧の通り嬉々として神人の破壊活動を眺めるハルヒ。こいつもうアカンわ…
まったく知らない建物ならともかく、慣れ親しんだSOS団の部室も教室も破壊されていくのを
目を輝かせて大喜びする様子はまさに狂気としか。おかしいですよカテジナさん
「孤島症候群」でキョンの言ってた「ハルヒが殺人なんて望むはずがない」とか、もう私には微塵も信じられません
「なんなんだろうホント!この変な世界もあの巨人も!
どうしてだろう、今ちょっと楽しいな…!」
「…元の世界へ帰りたいと思わないか!?SOS団はどうするんだ
お前が作った団体だろう、放ったらかしかよ!」
大喜びのハルヒと対照的に、険しい顔でなんとか説得しようとするキョン。しかしダメな子ハルヒはまったく説得に応じてくれません
「いいのよもう!だって私自身がとっても面白そうな体験をしてるんだし、
もう不思議なことを探す必要もないわ!」
「俺は戻りたい…!こんな状態に置かれて発見したよ、
俺はなんだかんだ言って今までの暮らしが結構好きだったんだな…
アホの谷口や国木田も、古泉や長門や朝比奈さんも…
俺は連中ともう一度会いたい!まだ話すことがいっぱい残ってる気がするんだ!」
「会えるわよきっと、この世界だっていつまでも闇に包まれてるわけじゃない。
私には分かるの!」
「そうじゃない、この世界のことじゃないんだ!
元の世界のあいつらに俺は会いたいんだよ!」
楽しかった日々を思い出してハルヒに語りかけるキョンでしたが、
現実の話をされてハルヒは「つまんねーこと思い出させんなボケ」といった表情です。そんなに現実に未練がないのか…
「…意味分かんない…!
あんただってつまんない世界にウンザリしてたんじゃないの!?
もっと面白いことが起きて欲しいと思ってたんじゃないの!?」
もはやハルヒの言ってることは支離滅裂。
どう考えても化け物が暴れ狂う暗黒の世界より前の世界の方が楽しいし、
そもそも前日キョンは古泉とオセロやってる時に「灰色の無人世界なんかに行くより、こんな時間がずっと続いて欲しい」と
言っていたので、閉鎖空間に連れ込まれたことは迷惑としか言いようがありません
「あのなハルヒ…俺はここ数日で、かなり面白い目に会ってたんだ。
お前は知らないだろうけど、世界はお前を中心に動いていたと言ってもいい。
お前が知らないだけで、世界は確実に面白い方向に進んでいたんだよ!」
俺たちの世界は十分面白い所だったんだぞ、と訴えるキョンでしたが
それでもハルヒは暴れまわる神人にうっとりと見とれたまま。誰か!誰かもう病院呼んで!(えー
何かもっと決定的な一押しがなければ!と、その時キョンの脳裏に浮かんだのは
未来みくるの言っていた「白雪姫」、そして長門が書き残した「眠れる森の美女」…この2つに共通するキーワードと言えば…
「…俺、実はポニーテール萌えなんだ。いつだったかお前のポニーテールは、
反則的なまでに似合っていたぞ!」
「はあ!?バカじゃないの!?んっ…?」
チューキター!!
二人が唇を重ねた途端、神人も閉鎖空間もみるみるその姿を消していく!そして…
ドタッ 「んぐっ」
キョンが目を開けて周りを見てみれば、自分の部屋でベッドから転がり落ちている状態でした。
「な、なんつー夢見ちまったんだ!フロイト先生も爆笑だぜ!」って…な、なんだと!夢オチ!?(゜д゜;)
ここまで引っ張っといて今さら!?と思いきや、翌日キョンが学校の教室を覗いてみると…
そこには短い髪をムリヤリポニーテールにしたハルヒが。やっぱり夢じゃなかったのね
「よう、元気か」
「元気じゃないわね、昨日悪夢を見たから。おかげで全然寝れやしなかったのよ
今日ほど休もうと思った日もないわね」
「ハルヒ」
「なに」
「似合ってるぞ」
「……」
なんだか微妙にいい雰囲気。これでハルヒと急接近か?と思いきや次の瞬間もうみくるとイチャイチャ。キョンマジ罪な男
「あなたには感謝すべきなんでしょうね、僕のアルバイトもしばらく終わりそうにありません。
まあこの世界が昨日の晩にできたばかりという可能性も、否定できないわけですが…
でも、あなたと涼宮さんにまた会えて光栄です。また放課後に」
あ…あ〜、古泉のアルバイトって閉鎖空間で神人と戦うことだったのか。(今気づいた
それにしてもキョン、みくるや長門と違って古泉がいくら話してきても一切返答なし。このスケコマシ野郎がー!
「あなたと涼宮ハルヒは、2時間30分この世から消えていた」
「お前みたいな奴は、お前の他にどれだけ地球にいるんだ?」
「けっこう」
「また朝倉みたいなのに俺は襲われたりするのか…?」
「大丈夫…私がさせない」
長門は最後まで頼れる人でした。というかヒロインはもう長門でいいじゃん
それで古泉が友人、みくるは仲間、キョン妹は家族、ハルヒはいらない子:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
というわけで世界消滅の危機は去り、SOS団は再び普段の日常に戻るのでした
涼宮ハルヒの憂鬱・完
というかこの最終回、個人的にキョン妹の株が急上昇・ハルヒは大暴落だったので
古泉、妹、長門、みくる>>>>>>>>>>>>>>ハルヒが決定的になったというかなんというか…
正直今回のハルヒは、「現実逃避しまくって閉鎖空間に引きこもってキョンを道連れにして世界を消そうとした」
という過去最高のアイタタタっぷりだったので、順番通りサムデイインザレインで終わっといた方が
最後に少し可愛い部分を見せた分、まだよかったんじゃないのかなぁ…
全体を通して言えるのは、やっぱりシャッフルはどう考えてもいらなかったってことでしょうか。
例えばの話、私としては糞すぎてしょうがなかった「朝比奈ミクルの冒険」なんですが
今見てみると結構面白いんですよ。なんでかって言うと私が古泉とかみくるに愛着を持ってるから。
普段の声優の演技も知ってるから、わざと棒読みにしてるのもネタとして楽しめるし。
でも何も知らずに第一話であれを見た時は、ただただつまらん時間が過ぎていっただけでした
他の話もそうですが、シャッフルがなけりゃもっと楽しめたんじゃないかと思うと実にもったいない。そんなところでしょうか
次回作があったら「長門有希の憂鬱」とかでよろしく:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
(C)谷川流・いとうのいぢ/SOS団
7月5日
■いぬかみっ!13話 「だけど俺にはお前の歌っ!」
暴力の海との戦いから翌日。こっぴどくやられたようこは、ガレキと貸した新堂邸でいまだに(´・ω・`)ショボーンとしていました
それもそのはず、暴力の海は若婆ちゃんとはけが戦った死神さえも凌ぐ実力を持っているようです
あまりにも相手が悪すぎる。ようこが戦意喪失するのも無理のない話でしょう
「ふん!ふん!ふん!」
「…セバスチャンは何をしてるの?」
「トレーニングです。日課になっておりますからな、はっはっは」
「無理だよ…あいつは、あなたじゃ絶対倒せない」
完全にあきらめムードのようこは、ダンベルで体を鍛えるセバンチャンにも「そんなんやっても勝てんがな」と
負けが確定したような言葉を漏らします。しかし、セバスチャンにはそれでも逃げ出せない理由が…
「…自分はもう、臆病者になるのは嫌なのですよ。
20年前、自分はレスラーとして他の格闘家や霊能者と共に新堂家に雇われました。
先代の当主・ケイ様のお母様をお守りするために。
ですがまったく歯が立たなかった…それどころか頭に恐怖を流し込まれ、
自分は戦うことすらできなかった…そして…」
“汝はこの娘を守る者か?それならば殺す。違うのならば逃がしてやる。どちらだ?”
「自分は裏切りました…!意地もプライドもなく奴に懇願したのです、
助けてくれと…!それなのに、そんな自分を奥様は笑って許してくださいました
その時からずっと自分が許せなかった!
お嬢様をお守りすると決めたのに、それも叶わない…
たった一人の少女を守る、ただそれだけでいいのに、それすら出来ない…!
自分は…!自分はッ…!」
わずか20歳で、武器の扱いも知らない普通の人間だったケイの両親は、
それでも暴力の海に立ち向かって死んで行ったそうです。ダンナもまだ大学生だったろうになあ…(´・ω・`)
セバスチャンの悲痛な叫びを耳にして、暴力の海への怒りが静かに湧き上がる啓太。
「負ける気がしない」とつぶやき暴力の海とのリベンジマッチの手はずを整えます。
どうやら勝つための秘策があるようですが…?
その秘策とはなんとボクシングでの勝負!
ちょっと待ておい!あんなバケモノ相手にボクサーが勝てるわけが…わけが…いや…確かに勝てるね。(えー
アニメ界のボクサーといえば、つい最近原爆に匹敵するパンチで1秒KOした中学生がいましたからね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そして決戦の場は飛行船の中の特設リング!すでに時間も夕暮れ時となり、後は暴力の海を待つだけですが…
「ふざけないで!昨日はあんなにやられたのに…今度は本当に死んじゃうわよ!」
「死なねえよ俺は。今日死ぬのはあの死神の方だからな
お前の母さんさ…きっと知ってたんだよ。
たとえ自分がダメでも、いつか必ずあの死神をブン殴ってやる奴が現れるって」
なかなかに熱い男です啓太。お前を一発殴りたかった!消えて行ったライダー達の重さが二倍になった!
そして妙ちくりんなファンファーレが辺りに響き渡り、とうとう暴力の海がその姿を現す!
「約束の時だ、新堂ケイ…汝の魂もらい受ける」
「ヘッ、気が早えよ」
リング上で睨み合う啓太と暴力の海。その時、パリーンと割れるバリアみたいなのがリングを覆うように出現!
「こいつには面白い特性が二つあってな…一つは結界を張った奴以外は絶対に通さないこと。
もう一つは、張った奴が死なない限りは絶対にこいつは破れない」
なにー!まさに一対一のデスマッチ!なんだかどんどん不利になってるように見える啓太の作戦ですが、
一体どういう勝算があってこんな自分を追いつめるようなことをするんでしょうか
「なるほど?我をケイに近づかせないためか」
「いいや…てめえをここから逃がさないためだ!」
「クッハッハッハ!面白い…ならば汝の流儀、ボクシングで相手してやろう!」
おめぇ…そのグラサン外しとけよ。失明したくはねえだろう
志那虎VSミックの時のように、啓太をなめ切ってメガネをしたまま戦いを始める暴力の海!
余裕こいてられるのも今のうちだぜ!すぐにでも啓太の神技ディフェンスが炸裂…
しねえーー!!(泣)
やはりボクシングにおいても実力の差は明白!すべて空振りする啓太の拳と対照的に、
暴力の海の重い一撃が次々啓太に叩き込まれる!
「パンチってのはなァ…こう打つんだッ!」
バキャアアアア!! 「ぐぉああああっ!」
「啓太、もうそこから出て!やっぱり一人じゃ無理だよぉっ!」
「なんなら…2人一緒でも構わんぞ?」
「あ…ああ…あ…い、犬…!?」
自分と一緒に戦うよう説得するようこでしたが、暴力の海にひと睨みされてしまうと
たやすく意識は犬達の幻覚の中へ…奴とまともに戦えるのは、この術が効かない啓太だけということでしょうか
「安心しろ犬神のようこ…後でたっぷり可愛がってやる。震える体を引きずり回し、
引き裂き、嬲り、踏みにじってやろうぞ…!クッハハハハハッ!」
「テメェ…!なんだってそういう事をするんだッ!」
「楽しいではないか?一人一人血族を葬って、家系を順に根絶やしにしていく。
こんなに楽しいゲームは他にあるまい!なにしろ汝ら人間は、
富と栄誉に群がってくるからなァ…そして我と契約し、思い知る。
金と引き換えに未来が閉ざされたことを。その中より生まれる深い深い絶望…
あァア!これこそまさに快感だ!」
「…なるほどな…よかったぜ、
テメェが心底救いようのない腐れ外道でなああああッ!」
まさに怒髪天を衝く!凄い形相で攻勢に出る啓太でしたが、それでも暴力の海の前には一切のパンチが通用しない!
「パンチは当たらなければ…意味がないのだぞ。このようになァ!!」
「ぐっ!があああーっ!」
「どうだ新堂ケイ、汝を守るべき男がまるでゴミのようではないか!
こいつに何ができると言うのだ?一発のパンチも当たらず!
サンドバッグのように殴られるだけ!これで死ね…!犬神使いさん!」
ブラック・スクリューッ!!
啓太のドテッ腹を貫くすさまじい衝撃!こんな必殺ブローを食らってしまっては、もはや啓太は再起不能か!?
と、思いきや驚異的なタフネスを誇る啓太はまだまだ健在!
「俺は死なねえ…!俺には明日を迎えなきゃならない理由があるんだッ!」
「ち…!殺してやる!」
「ヘッ…さっき、パンチは当たらなきゃ意味がないって言ったよな?
ちげぇよ…当てなかったんだッ!」
お返しとばかりに啓太のボディブローが暴力の海の腹をえぐる!さらに普通のパンチではないようで…
「寸剄…っ!?」
「だけじゃねえ!」
「白山名君の名において告ぐ!蛙よ破砕せよ!」
ボガアアアアア!!
なんとグローブの中には大量のカエルミサイルが!左右一発ずつのパンチに賭けて、啓太は虎視眈々と機会を狙っていたのです
ボディに続けて右アッパーの爆発で吹き飛ぶ暴力の海!さすがの死神もダメージは大きい!
「いいザマじゃねえか、どうだ?圧倒的な力の差による絶望の味は」
「ぐ…っ!だがもうその拳ではパンチは打てまい!」
「情けねえ話だけどさ…俺の自慢のムスコもここまで大きくはないんだなぁ…」
ゲェーなんだこりゃ、突然のもっこりでシティーハンターもびっくりだ
なんとトランクスの中にまで大量のカエルミサイルを忍ばせていた啓太。
迷わずトランクスをずり下ろしてミサイル一斉発射!今日もまた丸出しかよ!
ドバババババババ!!
「ぐうううッ!許せん…!許せんぞオオオオッ!!」
思いがけない啓太の反撃に暴力の海は怒り心頭。最強の大技全方位ゴッドボイスで一気に決めに出る!死ねー!
パキイイイイン!
「なッ…!?うおおおああああああ!」
「へっ…バァカ、狭いトコでそんな技使うからだ…」
なんと、リングに張り巡らされた結界がゴッドボイスを全て死神に弾き返す!
なるほどこの結界を張った理由は、暴力の海の必殺技を封じるためだったのか!意外にかなり頭脳派です啓太
2人の激しい戦いでとうとう崩壊を始めた飛行船。セバスチャンとケイは一足先に地上へと避難します
しかし、暴力の海にはこれだけの攻撃でもまだ致命傷を与えられていませんでした
「ヘッ…俺の勝ちだぜ、暴力の海」
「何を言うか…!立っているのは我だ、
汝にはもう霊符も霊力も残されていないではないか!」
「へ…俺だよ勝ったのは…俺が…勝ったんだよ…」
もはや攻撃手段も残っておらず、啓太はただ暴力の海に打たれるのみ。
しかし、それでも啓太は自分の勝ちだと言って譲りません。単なる負け惜しみなのか、それとも…
「…ま、まさか!?」
「そう…この結界を張ったのは啓太じゃなくて私。
入ろうと思えばいつでも入れたんだけど、啓太に言われたの…
お前は何があっても中に入れないようなフリをしろって」
いつの間にか暴力の海の背後に立っていたようこ!呪縛が解けたのは
暴力の海が啓太との戦いでメガネを失って、ようこを視認できなくなったってことなんでしょうか
そして以前のせんだん達のように、ようこもまた真の戦闘形態へと変身を遂げる!
あれェーーー!?
犬じゃないじゃん!キツネかよ!あーようこと妖狐で名前をかけていたと…
って、そんなことより見た目的にあんまり強そうじゃないんですが大丈夫なんですか!
「このようこが…あなたを地獄に送ってあげる!」
「う、うあっ、うああっ、うあああああーっ!!」
ゲェーッ、巨大な爪で暴力の海を引き裂き一撃でクリアー!
直接的な戦闘能力ではこれほど差があったとは…やっぱりそれだけヒュプノスは強力な技だったってことでしょうか
そして翌日、めでたく清々しい朝を迎える新堂家の一同でしたが…
「はっはっは!いや〜効果てきめんです、あの死神がいなくなった途端にメインバンクは倒産、
株価は暴落、別荘は火事、ホテルは倒壊、貴金属は全て盗まれ、新堂家は事実上一文無しです」
死神の恩恵が消えると同時に、なんと新堂家の財産も一気に消滅。
当然啓太への報酬もパーです。あれだけ苦労したのにタダ働きとは…(ノ∀`)
「ご、ごめんなさい!私、何年かかっても必ずお礼するから!」
「期待しないで待ってるよ…ああああ!今何時だ!?」
「もうすぐ7時ですが…」
「なにぃぃ!こうしちゃおれん!マイコちゃーん待っててねーっ!」
突然デートの約束を思い出して駆け出していく啓太。
そう、戦いの最中に言っていた「明日を迎えなきゃいけない理由」がコレでした
結局今日もまた、啓太はブチ切れたようこに追いかけ回されながら次回へ続く!
というか今回ようやく噂の薫さまが本編に登場しましたね。
まあ地上から啓太の戦いを見守ってるだけで、出番はほとんどなかったけど…
名前とかイメージ的に天才系のショタを想像してたんですが、なんか思ったより身長とか高くてビックリだ
次回あたりからちょこちょこと出番はあるんでしょうか
そして次回予告。
長い友と書いて髪と読む。若いうちは髪も諸君の無茶に忠実について来てくれる。だが…ある朝、
枕に散らばる抜け毛を見て気がつくのだ!若い時はもう去った!過ぎた日は戻らない、カムバック私の頭頂部!つややかな黒髪よ!
次回いぬかみっ!カッパとオトサンっ!諸君…世間はカッパとオヤジに冷たいぞ!
(C)有沢まみず・メディアワークス/犬神使い派遣協会
7月2日
ゾイドジェネシスのDVDボックスが最終巻まで発売されましたけど、
結局後日談やら作画修正やらは一切ないみたいですね…(´・ω・`)
クソッタレー!なぜベストを尽くさないのか!
せめて43話(ルージきゅんとコト姉が結婚うんぬんする話)のダメ作画くらい修正してくれても!
ウウッ、あそこがコト姉最後の見せ場だったのに…あの崩れっぷりはないぜ…
と、思いきやメガミマガジンの情報によると、冬頃にジェネシスの総集編DVDが発売される様子
外伝とか追加要素があるかは未定だそうですが、ということは一応可能性だけはあるってことですか!
頼みますお願いしますこれが本当に最後の希望だよ!(えー
そうそう、止まりっぱなしのジェネシス更新はプリプリ、リンかけ、ハルヒがもう終わりなので
そろそろ再開できるんじゃないかと:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
■涼宮ハルヒの憂鬱13話 「涼宮ハルヒの憂鬱X」
「朝倉はここの505号室に住んでたみたい!」
「…なるほどねぇ…」
ハルヒに引きずられるままやってきた朝倉さんの家。そこはなんと長門と同じマンションでした
やはり同じ宇宙の思念体から送り込まれただけあって、住んでいるマンションも同じだったようです
しかし朝倉さんの部屋はすでにもぬけのカラ。ハルヒはとりあえず管理人のお爺さんに話を聞きに行きますが…
「私たち、ここに住んでた朝倉涼子さんの友達なんですけど…
彼女ったら急に引っ越しちゃって、連絡先とか分からなくて困ってるんです」
(…こういう常識的な口の利き方もできるのか…)
「あぁ〜朝倉さんね!引っ越し屋が来た様子もないのに部屋がカラッポになっちゃって、
度肝抜かれとるんだわぁ。めんこいお嬢さんだったから覚えとる」
「…ご両親は?お父さんとお母さんはどんな仕事をしているか分かりますか?」
「さぁて…そういえば両親さんとは挨拶したことないのう」
「でもこのマンションって高いでしょう?子供を一人暮らしさせるために、
わざわざローンを組んで買うとは思えないんですけど…」
「いやいや、ローンでなくて一括ニコニコ現金払いじゃった。えれぇ金持ちじゃと思ったもんじゃ」
ちょ、ちょっと爺さん!確かに朝倉さん一人だけなら「どっかの金持ち」で済むかもしれませんが、
同じ学校・同じ学年・同じ状況の長門も別の部屋に一人で住んでるんでしょうが!
それを話さんかい!何かあると思わない方がおかしいぞ!
まあ長門のことを話してしまうと話がこじれるだけなんですが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
結局爺さんからはそれ以上の情報が聞きだせず、マンションを後にするハルヒ達。
すると、そこへコンビニ弁当をぶら下げて帰ってきた長門が…
(こいつもメシは食うんだな…)
「ひょっとしてアンタもこのマンションなの?だったら、朝倉のこと何か聞いてない?」
「…」
まさか長門も一人暮らしとは知らず、朝倉さんのことを尋ねてみるハルヒ。
しかし情報操作した張本人の長門が、わざわざハルヒに教えるわけがありません
「もし何か分かったら教えてよね…メガネどうしたの?」
(ちらっ)
(俺を見られても困るんだが…)
あぁ、そういえば時期的にはメガネを外すようになった直後なのか…
そのまま長門と別れる二人でしたが、結局マンションでの収穫は「朝倉さんは一人暮らしで金持ち」ということくらいで
ほとんどムダ足だったようなもの。そのせいか、元気のよかったハルヒもすっかり無表情に逆戻りです
「これからどこに行くつもりなんだ?」
「別に」
「…俺、もう帰っていいか?」
「あんたさ…自分が地球でどれほどちっぽけな存在か、自覚したことある?」
何を思ったか、帰りたいと言い出したキョンにいきなり脈絡のない話を始めるハルヒ。
突然のことにキョンも面食らってしまいます
(何を言い出すんだ…?)
「私はある。忘れもしない…小学6年生の時、家族みんなで野球を見に行ったのよ。
私は野球なんて興味なかったけど、着いて驚いた…見渡す限り人だらけなのよ。
野球場の向こうまで米粒みたいな人間がびっしりうごめいてるの。
日本の人間が残らずこの空間に集まってるんじゃないかと思った…でね、親父に聞いてみたのよ。
ここは一体どれだけの人がいるんだって。満員だから五万人くらいだろうって親父は答えた…」
ハルヒパパはオヤジって呼ばれてるのか。娘がこうだと気苦労も多そうだ…(えー
「試合が終わって駅まで行く道にも人が溢れていたわ。それを見て私は愕然としたの。
こんなにいっぱいの人間がいるように見えて、実はこんなの日本全体で言えばほんの一部にすぎないんだって…
家に帰って電卓で計算してみたの。日本の人口が一億数千万っていうのは社会の時間に習っていたから、
それを五万で割ってみると…たった二千分の一。私はまた愕然とした…私なんてあの球場にいた人ごみの中の
たった一人でしかなくて、あれだけたくさんに思えた球場の人たちも、実は一掴みでしかないんだってね。
それまで私は、自分がどこか特別な人間のように思ってた。家族といるのも楽しかったし、何よりも自分のクラスは
世界のどこよりも面白い人間が集まってると思ってたのよ。でも、そうじゃないんだってその時気づいた…
私が世界で一番楽しいと思ってるクラスの出来事も、日本のどの学校でもありふれたものでしかないんだ。
そう気づいた時、私は急に周りの世界が色あせたみたいに感じた。みんながみんなやってる普通の日常なんだと思うと、
途端に何もかもがつまらなくなった…そして世の中にこれだけの人がいたら、その中には
ちっとも普通じゃなく面白い人生を送っている人もいるんだ、そうに違いないって思ったの。それが私じゃないのはなぜ?
小学校を卒業するまで、私はずっとそんなことを考えてた。考えてたら思いついたわ、
面白いことは待っててもやってこないんだってね。中学に入ったら、私は自分を変えてやろうと思った。
待ってるだけの女じゃないことを世界に訴えようと思ったの。でも結局は何もなし…
そうやって私はいつの間にか高校生になってた。少しは何かが変わると思ってた…」
なんつーか…学生時代に特有のネガティブな思考ですね。中二病ってやつでしょうか
もっとプラス思考で考えればいいのに。世の中上には上がいるから面白いとか、
五万の観客も人がゴミのようだとか(それはプラスなのか
キョンもどう反応していいか分からず「そうか…」としか返すことができません
返答に困るキョンの気持ちも分かりますが、こういう時はこう説教しておけばいいんですよ!
(C)車田正美/集英社 五万人がどうだとか一掴みがなんだとか、
てめえがダメなのを周りのせいにしてんじゃねえ!
何もかも他人のせいにしてやりたい放題生きやがって
おまえみたいなガキがきたねえ大人になるんだよ
いつでもてめえの事しか考えねえ、優しさも夢も気力もねえダセエ大人によ
そしてボディブローでとどめを刺しておけば完璧:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
結局一言だけ「帰る」と残して去っていったハルヒ。
なんだか微妙に気まずい空気を引きずりながら、キョンも自宅へと足を向けますが…
「こんにちは。この間、超能力者と言うなら証拠を見せろとおっしゃったでしょう?
ちょうどいい機会が到来したものですから、おつきあいいただきたいと思いまして」
キョンが帰ってくるのを待っていた古泉。超能力者の証拠…っていうと
もしかして第五話の「百聞は一見にしかず」ってやつですか?ずいぶん懐かしい話に思えるなぁ
古泉の超能力はミステリックサインでPKファイアーだと判明したわけですが、
「ちょうどいい機会」ってことは、今回もまた妙な戦闘でも行うつもりなんでしょうか
「まだハルヒが神様だとか思ってんのか?」
「人間原理…という言葉をご存知ですか?宇宙があるべき姿をしているのは、
人間が観測することによって初めてそうであることを知ったからだ、という理論です」
「ちっとも分からん」
「我観測す、故に宇宙ありとでも言い換えましょうか。
要するに…この世に人間なる知的生命体がいて、物理法則や定数を発見し、
宇宙はこのようにして成っていると観測できて初めて、宇宙そのものの存在が知られたわけです。
ならば、宇宙を観測する人類がもしここまで進化することがなかったら…観測する者がいない以上、
宇宙はその存在を誰にも知られることがない。つまり、あってもなくても同じことになってしまう。
人類がいるからこそ宇宙は存在を知られているという、人間本位な理屈のことです」
「そんなバカな話があるか、人類がいようがいまいが宇宙は宇宙だろ」
「その通りです。だから人間原理とは思索的な理論にすぎない。しかし面白い事実がここから浮上します」
相変わらず前置きのやたら長い古泉の話。
タクシーでぶいーんと走りながらずいぶん長い間喋ってますが、まだまだ目的地には着きそうにありません
どうやらキョンを連れて行きたいのはだいぶ遠い場所のようです
「なぜ宇宙はこうも人類の生存に適した形で創造されたのか?
重力定数、あるいは粒子の質量比がわずかでも違っていたなら、
宇宙がこのような世界になることはなかったでしょう。
覚えてますか?世界は涼宮さんによって創られたのかもしれないと、僕が言ったことを…
彼女には願望を実現する能力がある」
「そんなことを大マジメに断言するな」
「涼宮さんは…宇宙人はいるに違いない、そうであって欲しいと願った。だから長門有希がいる。
同様に朝比奈みくるがここにいる。そして僕も…彼女に願われたからという、
ただそれだけの理由でここにいるんですよ」
「だーかーら!なんで分かるんだよ!」
「3年前のことです」
「3年前はもーいい!聞き飽きた!」
古泉の話が長すぎるので、いい加減キレ気味になってきたキョン。
しかし、「まだまだ話はここからですよ」といった感じで古泉は遠慮なく話を続けます
「ある日突然、僕は自分にある能力と、どう使うべきかをなぜか知っていた。
僕と同じ力を持つ人間が、僕と同様に力に目覚めたこともね。
ついでに、それが涼宮ハルヒによってもたらされたことも。
なぜかは説明できません、分かってしまうんだから仕方がないとしか…」
「一億万歩譲ったとしても、ハルヒにそんなことができるとは思えん」
「我々だって信じられなかった。一人の少女によって世界が変化…
いや、ひょっとしたら創造されたのかもしれないなんてことはね。
しかもその少女は、この世界を自分にとって面白くないものだと思い込んでいる…
これはちょっとした恐怖ですよ。世界を自由に創造できるなら、今までの世界をなかったことにして
望む世界を一から創り直せばいい。そうなると文字通り、世界の終わりが訪れます。
我々が唯一無二だと思っているこの世界も、実は何度も創り直された結果なのかもしれません」
「だったらハルヒに自分の正体を明かしたらいい、超能力者が実在すると知ったら喜ぶぞあいつ。
世界をどうにかしようとは思わないかもしれん」
「それはそれで困るんですよ…涼宮さんが『超能力なんて日常に存在するのが当たり前だ』と思ったら、
世界は本当にそのようになります。物理法則がすべて捻じ曲がってしまい、
宇宙全体がメチャメチャになりますよ。宇宙人や未来人や超能力者が存在して欲しいという願望と、
そんなものが居るはずがないという常識論が、涼宮さんの中ではせめぎ合っているのですよ。
彼女の言動は確かにエキセントリックです。
しかしその実、涼宮さんはまともな思考形態を持つ一般的な人種なんです」
永遠に続くかと思われた古泉の話もようやく一区切り。どうやら目的の場所へ到着したようです
タクシーから降ろされたそこは、どこかの都市のビル街どまんなか。
スタスタと横断歩道を渡り始めた古泉は、車道の真ん中でピタッと足を止めてしまいます
「しばし、目を閉じていただけませんか?ほんの数秒で済みます」
古泉に手を引かれて閉鎖空間へと案内されるキョン。手を握られた瞬間、「んぁっ…」と声を出すキョンマジ萌えキャラ(えー
「次元断層の隙間…我々の世界とは隔絶された、閉鎖空間です。半径はおよそ5キロメートル。
通常、物理的な手段では出入りできません。僕の持つ力の一つが、この空間に侵入することなんですよ」
やっと拝めましたよ閉鎖空間。見た限り、風景はそのままで人間だけがいなくなった空間のようですが…
まあ龍騎のミラーワールドと同じようなもんだと考えていいようです
それにしても、モロに人前で閉鎖空間の中に侵入したわけですが
一般人から見れば、古泉たちが突然消えたように見えて超ビックリなんじゃなかろうか
「地上に発生したドーム上の空間を想像してください、ここはその内部です。
外部ではなんら変わりない日常が広がっていますよ。閉鎖空間はまったくのランダムに発生します。
ただ一つ明らかなのは、涼宮さんの精神が不安定になるとこの空間が生まれるってことです。
閉鎖空間の現出を僕は探知することができる…さらに僕の能力はそれだけではありません。
言うなれば、僕には涼宮さんの理性を反映した能力が与えられているのです。
この世界が涼宮さんの精神に生まれたニキビだとしたら、僕はニキビ治療薬なんですよ」
「…お前の喩えは分かりにくい」
「始まったようです…後ろを見てください」
古泉に言われるままに後ろを振り向いてみるキョン。しかしそこにはキョンも目を疑う光景が広がっていた!
シシ神様だー!!
突然ビル街の真ん中に現れた奇妙な巨人!
まるで破壊衝動の塊のようなその巨人は、巨大な体を存分に振り回しビルを次々に破壊していく!
「な…あ…!?」
「涼宮さんのイライラが限界に達するとあの巨人が出てきます…ああやって周りをブチ壊すことで、
ストレスを発散させているんでしょう。現実世界で暴れさせるわけにもいかないから、
こうして閉鎖空間を生み出しその内部のみで破壊行動をする…なかなか理性的じゃないですか」
ぬぬ、あのシシ神様はハルヒのストレスが形になったものだと…ってちょっと待ってください!
ストレスの形がアレってことは、それに対して理性を反映した力を持ってる古泉は、
ウルトラマンにでも変身してあの巨人と戦うってことですか!?(えー
するとその時、暴れ続ける巨人の周りにヒュンヒュンと赤い火の玉が出現!
なんだなんだ、グラディウスみたいにオプションを装備したのか!?(えー
「僕の同志ですよ…さて、僕も行かなければ」
なんと赤い球体は巨人と戦うために現れた古泉の仲間達!
そして古泉もまた、バチバチと赤いオーラを身にまとい巨人に向けて猛スピードで飛んでいく!
かみは ばらばらに なった
古泉たちの回転攻撃で、斬り裂かれたシシ神様の体が次々に崩れ落ちる!腐ってやがる早すぎたんだ!
「メチャクチャだなぁもう…!」
あまりにも現実とかけ離れた展開に、キョンはもう呆然とするしかありません
そして巨人が倒されてから間もなく、閉鎖空間は消滅して周囲は元の世界へ…
「あの青い怪物を、我々は神の人…神人と呼んでいます。
閉鎖空間が生まれ、神人が生まれる時に限り僕は異能の力を発揮できる。
それも閉鎖空間の中でしか使えない力です。例えば、今の僕には何の力もありません」
用が済んだ2人はまたタクシーでトンボ帰り。その道中はやっぱり古泉が喋りまくりです
うーんある意味一緒にいて退屈しないやつだ…
「神人の活動を放置しておくわけにはいきません。神人が破壊をすればするほど、
閉鎖空間も拡大していくからです。さっきの空間は、あれでもまだ小規模なものなのです…
放っておけばどんどん広がっていって、そのうち全世界を覆い尽くすでしょう。
そうなれば最後、あちらの灰色の空間が我々のこの世界と入れ替わってしまうのですよ。
僕たちがなんとかしなければ、確実に世界は崩壊するんです…困ったものです」
いつも通り淡々と語る古泉ですが、世界の崩壊を防ぐために人知れずあの巨人と
激しい戦闘を繰り返していたんですね。見かけによらず責任感の強いタイプのようです。カッコいいぞ古泉
「涼宮さんの動向には注意しておいてください。
ここしばらく安定していた彼女の精神が、活性化の兆しを見せています」
「俺が注意してても、どうこうなるもんでもないんじゃないか?」
「さあ、それはどうでしょうか?僕としては
あなたに全てのゲタを預けてしまってもいいと思っているんですがね」
キョンの家に到着し、何やら意味深な言葉を残して去っていく古泉。
ハルヒの精神が活性化を見せている、そして次回は最終回、どうやら来週波乱があることは間違いなさそうです
色々な意味で話題になったこのアニメ、果たして最後はどんな結末を迎えるんでしょうか。次回へ続く!
(C)谷川流・いとうのいぢ/SOS団