■爆丸バトルブローラーズ25話 「ハートのエースが出てこない」
今週もまごころ直送堂さんに(以下略)
今度の爆丸絵はルノとアリスの2人でした。1人でもありがたいのに2人となると威力は倍率ドンさらに倍!(えー
しかし本当に毎度素晴らしい絵を描いてくれますねこの人は。
どの爆丸絵を見ても、予想を遥かに上回る衝撃を受けたのは私だけでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「いらっしゃいませー!」
「…」
「アイスコーヒーですね、少々お待ちください。…?なあに、ルノ?」
「…え、ううん。別に」
(ルノ…?もしかして、私のこと疑ってるの…?)
いつものようにルノと喫茶店でせっせと働くアリス。しかしルノは、四六時中アリスを見張るように疑いの目を向けていました
その理由とは、以前からマスカレードに情報が漏れているというスパイ疑惑。
この間会いに行ったジョウが潔白であった以上、やはり仲間の誰かが怪しいと見てアリスを疑っているのです
「うぃーっす!おいルノ、なんか食わせてくれ!」
「あっ、ダン君!お帰りなさい!」
「困りますねぇーお客さん、今掃除中なんですけど〜」
ちょうど昼のかきいれ時も過ぎた頃、昼飯をたかりに転がり込んできたダン。
それにしても、突然やってきたダンになんで「お帰りなさい」なのかよく分かりませんが
なんだか新婚さんみたいでこれはかなり萌える:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「マルチョとジュリィは?」
「あいつらならマルチョんちに行ったぜ、あそこの料理は美味いからなぁ〜
ルノんとこのメシなんてお呼びじゃないってさ」
「だったらダンもマルチョんち行きゃいいじゃない!」
「俺は今庶民的な味に飢えてんのさぁ。だから頼むって、な!」
「ったく調子いいんだから…。ちょっと待ってて」
「あっ、何か手伝うわ」
「いい。アリスはダンとそこにいて」
いつものように軽い口ゲンカでコミュニケートするダンとルノ。漫才のようにやいのやいのとじゃれ合いますが、
アリスに話しかけられると「うるせーんだよスパイ女」と言いたげに突然冷めた態度になり、一人で厨房へ向かってしまいます
「な、なんだぁ…?何かあったのか?」
「どうしよう…私、ルノに疑われてるみたい」
「疑う…?まさか、マスカレードのスパイ?」
「今日だって一日中私のこと見張ってるみたいで、
なんだか息が詰まりそう…きっと私のお爺さまがハルゲーだから…」
しょんぼりしながらダンに事情を話すアリス。ダンはアリスがスパイだとは到底考えられないらしく、
ルノのやつしょうがねーな、と複雑そうな顔で話に聞き入りますが…
「こんなんしかないけど、いいでしょー?」
「お、おお、サンキュー」
「そ、そうだお買い物!わ、私午後の買い出しに行ってきちゃうね!」
ささっとカレーを作って持ってきたルノ。気まずいアリスは、何やかやと理由をつけるとそそくさ店を出て行ってしまいます
そんなアリスの後ろ姿をジロリと厳しい視線で見送るルノ。
お前なにもそこまで…と見かねたダンは、カレーをほおばりながらルノを諭してやろうとするのでした
「なあ、お前アリスのこと疑ってんだって?」
「…正直疑ってるわよ。だってアリスは爆丸も持ってないしバトルもしないんだもの!
そんな人がどうして私たちの仲間にいるのよ!?」
「どうしてって…」
「それってつまり、バトル以外の目的があるってことでしょ?
私たちの動きを監視して、マスカレードに報告してるんじゃない?」
うーむ、ハルゲーの孫ってだけで疑ってるのかと思えばそういう理由が…
スパイかどうかは別として、確かにアリスが爆丸を持ってないっていうのは気になるところですね
爆丸バトルの上手さで言えば、シュン>>アリス>>>>>>>>>ダン、ルノ、マルチョ、ジュリィって感じなのに、
それほどの腕がありながらどうして爆丸を持ってないのか…
「はあ!?シュンさんが怪しいでございますって!?」
「これまでもシュンは勝手な行動ばかりしていたデス!
彼が一人でいる間、どこで何をしているか誰も知らないネ!」
ここにもルノと同じような人が!マルチョの家でもジュリィが「シュンが怪しい怪しい」とわめいていました
「で、でもシュンさんに限って…そんなこと言ったら、ダンさんが黙ってないでございますよ」
「だ、だからなおさらネ!ダーリンが騙されているのなら、
一刻も早く真実を掴まなければならないんデス!こうしている間にも何か企んでいるかもしれないネ!」
あいつがスパイで間違いねーよ!とマルチョの家を飛び出してしまうジュリィ。
このままではまずいと思ったマルチョは、仲間以外にチャットに進入した人物がいないかどうか
チャットのアクセス履歴について解析を進めるのでした
(あら?あれは…)
そして買い出しを終えて店に戻ろうとしていたアリス。すると偶然、町を並んで歩いているダン達を発見してしまいます
「で、結局ダンは誰が怪しいと思ってるわけ?」
「誰ってそんな…まあ、確かにそりゃあ一番マスカレードと連絡が取りやすいのは、
アリスかもとは思うけどさ…」
(ダン君…!?…ダン君も私のこと疑ってるのね…)
信じてくれると思ってたのに!二人の会話が聞こえてしまったアリスは、
ダン君も私をそういう目で見てるのねとますます落ち込んでしまうのでした
「だけどそれは、あくまでアリスなら俺たちに分からないことを知ってるかもって意味でだな…」
「おい!久しぶりだなダン!ちょっと見ない間にランキングが上がったからって
いい気になんなよ!」
「今日という今日は覚悟するッス!」
そんなダン達の前に現れた2人のバトラー!地元じゃ負け知らずのシュウジとアキラ参上!(えー
何話ぶりの登場だコイツ等
ダンにいくら負けても勝負を挑んでくるしつこい2人。今日はお前らと遊ぶ気分じゃねーよと無視するダンでしたが…
「シュウジとアキラがずいぶん世話になったらしいのよ!
お兄ちゃんのカタキはあたいが取るのよ!」
「ネ、ネネちゃん!」
「来てくれたんだねぇ〜!」
なんか幼女キター!!しかも声はこれ金朋ですか!なんだか久しぶりに聞いた気がします
しゃなりしゃなりと現れたシュウジ達の妹ネネ。どうもシュウジ達からは一目置かれているらしく、
爆丸バトルの腕前も2人よりレベルの高そうな雰囲気です
「さあ!やるかやらないのかハッキリするのよ!」
「あ〜もう…こうなりゃ3人まとめて相手してやらあ!」
「しょうがない、私も付き合うか…」
「へっ!そう来なくっちゃなあ!」
「フィールドオープ…うわっ!?」
な、なにいいいいいいいいい!?アリス抱きついてきたー!!
というわけでアリスも一緒にバトルフィールドへ突入!こいつは萌えるシチュエーションだ(*゚∀゚)=3
「ア、アリス!?」
「どうしてここに…」
「信じてもらうためなら私も戦う!私だってバトルブローラーズの一員だもの!」
な、なんと!思いがけずここでアリスの初バトルが拝めるのか!
もしやこれを期に、今後のバトルにも本格参戦なんてことは…
「でも爆丸もないのに、どうやって戦うのよ!」
「そ、それは…」
「いいからここは任せておけって!」
え…ええーー!?(゜д゜;)なんだそれー!!結局本当に爆丸まったく持ってないのかよアリス!
「私も戦う」なんて言うからには、こんな時のための秘密兵器があると思ったのに…(´・ω・`)結局アリスはずっと見学のまんまか…
「さあ遠慮はいらねーぜ!どこからでもかかって来い!」
「誰が遠慮なんかするか!頼みましたよネネちゃん!」
「ノヴァ・ナイトにサブテラ・センチピードをシュート!
アビリティでシュウジのダークオン・ガーゴイルをバトルに引き込むのよ!」
「了解ッス!爆丸シュートッス!」
「げっ…2人がかりかよ!」
同時攻撃(ダブルアタック)だーっ!!シュウジとアキラに細かく指示を送りバトルを進めるネネ。
なんとかゲートカードでシュウジとアキラの攻撃をしのいだダンでしたが、まだまだネネの猛攻は終わりません
「アビリティ発動!ブローアウェイ!さらにゲートカードオープン!エナジーマージ!」
「な、なんですって!?」
「空中攻撃にトラップカードを組み合わせた!?」
「あいつ…結構やるぞ!」
「ふふん、これからが本番なのよ!」
必殺の連続コンボでルノの爆丸を瞬殺!思った以上のネネの実力にたじろぐダン達。
なかなかペースを握らせてもらえないままバトルは進んでいくことに…
「ようやく見つけたネ、シュン!むう…?あの怪しげなお爺さんは何者!?
きっとハルゲーの仲間に違いないネ!」
こちらスネーク、ターゲットを発見した。大佐指示をくれ!その頃のジュリィは、植え込みにがさごそ隠れながら
シュンの様子を探っていました。自分の爺ちゃんを連れて、東京タワーのような観光名所へやって来ていたシュン。
どう見てもほのぼのとした日常の風景ですが、ジュリィは妙な勘違いをしてそのまま尾行を続行します
「おほほ〜、よい眺めじゃわい」
「あ、あれは!?マルチョの家を偵察してマース!もう一刻の猶予もならないネ!
これ以上情報が漏れる前に、天に代わって成敗しマース!」
タワーの望遠鏡を堪能する爺さんを見たジュリィはゴルディオンハンマー発動承認!
どこかから取り出したピコピコハンマーで爺さんを叩きのめし、裏切者シュンに爆丸バトルで制裁を加えます
「シュン!あなたもバトラーならバトラーらしく、これで決着をつけるネ!」
「なに…?」
「フィールドオープン!天が呼ぶネ!地が呼ぶネ!
怒りの鉄槌を下せとジュリィを呼ぶネ!
シュン、一体ハルゲーの仲間と何をしていたネ!」
「ハルゲーの仲間…?」
「とぼけないで!さっき変なお爺さんとマルチョの家を覗いていたネ!」
何言ってるんだか分かりませんと、意味不明なジュリィの言動にただただ( ゜д゜)ポカーンとするシュン。
一人で勝手に暴走するジュリィでしたが、「あれはうちの爺ちゃんなんだけど」と本当のことを知らされると、
アイムソーリーヒゲソーリーと平謝りに謝るのでした(えー
「そろそろ大技を決めるのよ…!アビリティ発動!風・土・闇の3節なのよ!」
「3節まで使うなんて…!?こうなったらこっちも火と水と光の3節で逆襲だ!」
「オッケー、じゃあ水属性はお願いね!」
「はあ?そんなのあるか!俺は燃える闘魂・ノヴァのダンだぜ!」
「なによ!それじゃあ3節なんてできないじゃん!」
(まずいわ…相手はネネちゃんが司令塔となって、2人を上手く使いこなしてる。
それに比べてダン君とルノは、冷静な判断力をなくしてる…ここは私がなんとかしなくちゃ!)
相変わらずネネの戦術に翻弄されっぱなしのダン達。
こういう頭脳戦になるとダン達って本当貧弱ですね:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
どう考えてもアリスの方がいいバトラーになると思うんだけどなあ…
「どうしたぁ?次はお前の番だぜ!」
「くぅ…」
(ルノにはもうゲートカードがないから、相手のカードに乗るしかない…!)
「今は一体でも多く敵を倒すしかない、頼んだわよトラちゃん!」
場に出ているゲートカードは4枚、その上にポップアウトされている爆丸は3体。
とりあえず1枚空いているカードがあるので、そこへシュートすればバトルは避けられますが、
敵にうしろは見せねぇ!とルノはあえて敵の爆丸に突っ込もうとしてしまいます
「待ってルノ!相手は必ず何か仕掛けてくるわ、
ここは一旦空いてるカードにシュートして!」
「私に逃げろって言うの!?」
「そうじゃない!ルミナが得意とするのは、
カットインサーベルのような途中参戦型のバトル…
罠があると分かっているカードに自ら飛び込むのは危険なの!」
ふーむ、確かにダンのドラゴのようにパワーが650まで上げられる爆丸なら、相手の罠ごと叩き潰すことも可能かもしれませんが
ルノのティグレスは340しかないうえに、自分自身のパワーを上げる専用アビリティはないときています。
ここはダンのサポートに徹するのが賢い選択だと思いますが…
「なによ!私のトラちゃんならどんな罠があろうと負けやしないわ!
アリスは黙って見てて!」
「おい、でも!」
「爆丸シュート!」
「あっ、ダメ!」
しかし頭の中がガンガンいこうぜ一択のルノは、まったく言うことを聞いてくれません
こいつルミナの爆丸を使うには性格がまったく合ってないんじゃないか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
案の定、ネネは突っ込んできたルノに合わせてトリプルバトルのカードを発動!
3体の爆丸でバトルを行わなければならないこのカード、ルノは1対2の不利なバトルを強いられてしまいます
そこそこのパワーしかないティグレスでは、簡単に叩き潰されてしまうことに…
「どうすんだルノ、俺にはどうすることもできねえぞ!」
「敵が2人がかりで来ることくらい考えてたわ!アビリティ・ライトニングトルネードで、
トラちゃんのパワーレベルをプラス100、相手をマイナス100にする!
これで一気に2体倒せるわ!」
「違うわルノ!使うならルミナ・フリーズよ!」
「な、なによさっきから…!ライトニングトルネードのどこがいけないって言うの!?」
「聞いてルノ、相手の基本パターンは三位一体攻撃…また必ず3体で攻めてくる!
そうしたらライトニングトルネードじゃ勝てないの!
だけどルミナ・フリーズならいかなるバトルもフリーズできるわ!
その間に他の爆丸をバトルに参加させることだってできる!」
パワーレベル強化の汎用アビリティ・ライトニングトルネードで一発逆転を狙っていたルノでしたが、
「敵がもう一体増えたら意味ねーぞ」とアリスに止められてしまいます
それでもルノはうるさいうるさいうるさい!とアリスの言うことを聞こうとせず…
「で、でもまだ3体目が来るって決まったわけじゃないわ!」
「バカ野郎!お前アリスの言うことが信じられないのか!?」
「だって、アリスに何が分かるっていうのよ!
バトルをしたこともないアリスなんかに、何が…!」
「分かるよ…私だってみんなの仲間だもん、
爆丸はなくたってみんなと戦って来たんだもん!
マスカレードから大好きな爆丸を守りたい、強くなってヴェストロイアを救いたい、
その思いは一緒だよ!信じてルノ!」
これでもかとアリスの熱意をぶつけられて、ようやく自分から折れる気になったルノ。
アリスの読み通り、3体目の爆丸を追加してきた敵に対してフリーズベントを発動!(えー
動きを封じられてバトルをスキップされてしまったネネ達。そのスキにダンがドラゴを投入し、圧倒的火力で3体を粉砕する!
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ていうかドラゴマジ強すぎだと思う
敵3体合わせて690なのに1体で650かよ!フュージョンアビリティとかと組み合わせれば1体だけで勝てるな…
「な、なんてパワーなのよォォォ!?」
「へっ、カンペキィ!どんなもんだ!」
「そう…爆丸はなくてもバトルはできるのね…
ごめんねアリス、私つまらないことであなたを疑ってた…助けてくれてありがとう」
「ううんいいの、最後に私を信じてくれたんだもの」
「へっ、こうなりゃもう誰がスパイなんて関係ねーや!
仲間を疑うくらいなら信じて信じて、とことん信じ抜いてやろうぜ!」
すっきりバトルにも勝利して仲直りしたルノ達。アリスやシュンのスパイ疑惑も晴れて、より一層仲間の絆を深めるのでした
そして「たいへんたいへん!チャットに不正アクセスしてた侵入者を発見しましたよー!」と急いでやってきたマルチョでしたが
もう仲間の誰もスパイのことは気にしてませんでした。マルチョ…使えるんだか使えないんだか…
それにしてもアリスとルノがもう友達を通り越して百合カップルになってますよ!
なんだコレー!!ついさっきまでウザがってた相手とここまでベタベタするなんて…ルノ…恐ろしい子!
まあ最後のマルチョがショタかわいいから許してあげよう:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン 次回に続く!
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