■爆丸バトルブローラーズ32話
「気になるあいつ」
「なんなのこの森、この先どっちに行ったらいいの…?」
いよいよダン達の試練も残すところあと2人。
今回試練を受けることになったルノは、深い霧に包まれた森の中へすっ飛ばされていました
視界が悪くはっきりした道もない森の中を、おずおずと歩き出すルノでしたが…
「こんな時ダンがいてくれたらな…」
な、なんと!?(゜д゜;)「みんながいてくれたら」じゃなくてダン限定!?
こいつはひょっとしてかなりの脈アリってやつでしょうか、やはり普段の言い合いはケンカするほど仲がいいってことか…
「何してんだー?こんなとこで」
「…!?ま、まさか…あの時の!?」
と、そんなルノの前に現れたのはなんと子供姿のダン!なるほど、シュンの時みたいに今度はショタダンがバトルの相手に…
って、なんだかルノの反応が「あの時」とか言って昔に会ったことがあるような口ぶりですね。ダンとはネットで最近知り合ったのに…
まさか実は小さい頃に会ってて結婚の約束をしたとかギャルゲーにありがちな展開が:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ルノちゃん…天気いいし外で遊んできたらどうだい?」
「や!引っ越してきたばっかりで友達いないし、つまんないもん」
そしてルノの回想シーンが始まります。ルノがまだ小さかった時、今の家へ引っ越してきたばかりの頃のこと。
まだ遊び相手がいなかったルノは、浮かない顔で家に閉じこもりがちな日々を過ごしていました
「おーいそこのおまえ!ボール取ってくれよ!」
「…おまえって言わないでよね、わたしはルノ!」
「わりぃわりぃ、おまえもいっしょに野球やろうぜ!」
「だからわたしはルノだってばぁ!」
そんなルノが公園でしょぼくれていた時、初めて声をかけてくれたのがダンだったのです
子供たちに混ざってダンと一緒に野球に夢中になるルノ。どでかいホームランをかっ飛ばすダンとは反対に
ブンブン三振を繰り返すルノでしたが、負けず嫌いなルノはダンと2人だけ残っていつまでも勝負を続けていました
「も〜〜!くやしい!」
「ははは、おまえって負けず嫌いだなー!」
「だからわたしはルノだってばぁ!」
「まー、もっとウデみがくんだな。じゃあなじゃじゃ馬!」
まったくショタダンが可愛すぎて頭がどうにかなりそうだぜ(えー
幼女ルノもなかなかのもんですがショタダンの破壊力には絶対耐えられない!
勝負を続けているうちにとっぷりと日が暮れてしまい、たったか家へと帰っていったダン。
それっきりルノがダンと再会することはありませんでしたが、引っ越してから初めての友達としてずっと覚えていたようです
話の流れからいって、つまりこれがルノのあまーい初恋だったと…
「あの時はよくもじゃじゃ馬なんて言ってくれたわね!
私は忘れてないわよ憎ったらしい!」
え…えー!?(゜д゜;)単に根に持ってただけかよお前ー!!
「私の思い出の人がダンだったなんて…」と少女漫画な展開になるかと思いきや、ギャーギャーとダンに食ってかかるルノ。
しかしダンは涼しい顔で「そんなことより爆丸やろうぜ」とルノに勝負を持ちかけます
「ええ?ちょっと待ってよ、そもそもあなた誰?」
「おいおいもう忘れちゃったのか?おれはダン、空操弾馬だよ!」
「え…!?ダン!?あの時の憎たらしいあいつはダンだったの!?」
今まで気づいてなかったんかい!見た目からしてダンそっくりじゃないか…
いきなり正体を打ち明けられて戸惑うルノ。しかし、ダンとの爆丸バトルが試練だと気づいて勝負を受けることにします
「行くわよトラちゃん、あの日の借りを返してやるわ!ダンだと分かれば尚更よ!
ダンは友達だけどライバルでもある…私が越えたい相手なの!」
「お嬢…」
闘志をふつふつとみなぎらせてバトル開始!ルノのバトルはいつも猪突猛進ですが、今回はいつにも増して気合が入っています
しかし、これは逆に頭に血が昇りすぎて空回りしそうな予感が…
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「爆丸シュート、ポップアウト!ルミナ・クロウ!」
「ふん、パワーレベル390がなんだって言うの!今に見てなさい!」
「落ち着いてくださいお嬢!」
いきなりパワー390と相当な強敵が登場!しかしルノは「390ごときどってことねーな」とまるで警戒する様子がありません
あんたエース爆丸のティグレスですら340しかないじゃないですか!その自信は一体どこから来るんだ!
「私はずっとずっと…ダンに勝ちたくてやってきたんだもの!爆丸シュート!」
と、ここでルノもパワー380のルミナ・エレファントをシュート!な、なんと(゜д゜;)こんな強い爆丸持ってたのか…
これならアビリティか何かでパワーを上げてしまえば、確かに逆転するのも十分可能ですね
「ゲートカードオープン!スーパーノヴァ!
ふふふ、どう?ルミナ・クロウと象さんのパワーが入れ替わったわ!」
ちょっ…パワー差はたった10しかないのにそんな貴重なカード使っちゃうのかよ!
ルノのデッキでパワー最強のエレファントとスーパーノヴァ…これって凄くもったいない組み合わせなんでは…
「なんて情けない娘だろう、お前の攻撃は無謀なだけ。
そして何よりお前は素直じゃない。
女の子はね…気が強いだけじゃいけないのよ。素直でないとね」
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今回の伝説の6戦士・ラーズリオンにもボロクソに言われてます
それにしても、これが試練とはいえ「素直になりなさい」ってまるでルノを諭そうとしてるみたいですね
まさかツンデレ指南でも始めようって気なんでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「アビリティ発動!スパークアウト!これでゲートカードを無効化して、
クロウのパワーレベルを50アップするぜ!」
やっぱりたやすくパワーをひっくり返されてしまい、エレファント敗北!
本物のダンと違って、ショタダンはかなり頭脳的な戦いを得意としているようです
ルノより戦術で一枚も二枚も上を行き、ルノはカンタンに爆丸2体を倒されてしまうことに…
「お嬢…どうか自分の心に素直に…自分を誤魔化さないでください」
「別に誤魔化してなんか…私はいつも素直じゃない!」
ラーズリオンと同じように「YOU素直になっちゃいなよ」とルノを説得するティグレス。
しかしルノはてやんでえバーローとまるで言うことを聞かずに、強力なカードを次々に連発!
その結果、なんとかダンの爆丸を2体倒すことができましたが…
「どうダン!少しは見直した?」
「おまえ、ゲートカード全部使っちまったろ?こいつで終わりだ!いけぇラーズリオン!」
ここで最強のパワーレベル500を持つラーズリオンを投入!
そう、ダンはルノがゲートカードを使い切るのを見越して、さっきの2体はわざと勝負に行かなかったのです
後先考えずに戦ってピンチを招いてしまい、焦り始めるルノ。しかし今となってはもう…
「う、嘘でしょ!?パワーレベル500!?」
「大丈夫ですお嬢、どうか自分の心に素直に…」
いやもう素直とかどうとか言ってる場合かよ!
そんな悠長な!そんな精神的なことでパワーレベルの差がひっくり返せるわけが…
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「アビリティ発動、サジタリウスアロー!まだまだ!ゲートカードオープン!」
さらにダンの物凄い追い討ちが発動!ラーズリオンのアビリティで倒された2体を復活させ、パワーレベルの合計1220対340!
お次はゲートカードで光属性爆丸すべてのパワーを100アップさせ、1520対440!
なんという絶望的状況…これはもう封印されしエクゾディアでもドローしない限り確実に逆転は不可能でしょう(えー
「これで終わりよ!」
「あはは、おまえまだまだだなあ」
「あ…!」
しかし決着の一撃が放たれようとしたその時、ダンの言葉を聞いたルノに再び過去の記憶が…
「おまえまだまだだなー」
「う、うるさいわね!」
「でも…また一緒に遊ぼうな、ルノ!」
「あ…」
そう、以前2人で夕暮れまで野球をやった時の別れ際、ずっと「おまえ」呼ばわりだったのが最後にきちんと名前を呼んでくれたダン。
それを聞いたルノはぽわーんと頬を赤らめていたのです。やはり来たか初恋展開が!
「そうだ…ダンはあの日、また一緒に遊ぼうって言ってくれたんだ…私はあの笑顔がまぶしくて…」
「ぐおおおおおおおお!!」
「はっ…!?ト、トラちゃん!?」
しかし今はそんな場合じゃありませんでした。ルノがあまーい思い出に浸っているうちに、
いつの間にかティグレスが全身ぶすぶす撃ち抜かれて虫の息に!ああ、なんて緊張感のない最期なんだ!(えー
「ごめん…!ごめんねトラちゃん!私のせいで…!」
「だ、大丈夫ですお嬢…お嬢が心を解き放ってくだされば、まだ勝機はあります…」
いや無理だろ…(えー
いくらなんでも1520対440は、気持ちひとつでどうにかするには厳しすぎるんでは…
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「さあお嬢…今こそ自分に素直に…!」
「わ、私は…出会った時から、ずっと…ダンに会いたかった…!
また一緒に遊びたかった…!
バカで…ガサツで…デリカシーなくて…野蛮で…自分勝手で…
でも私は、そんなダンが…そんなダンが…!」
な、なんと!?まさか本当に告白タイム開始!?もはやバトルの結果なんて二の次ですよ!
今はとにかく告白が成功するかどうかを見守らなければ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「そんなダンが………そんなダンが………そんなダンが………」
ま、まだか、まだ言わないのか!(;・ω・)なんだかやけに引っ張るじゃないか…
もしかしてこれは「そんなダンが…」でフェードアウトして終了ってオチなのかな…(えー
考えてみればこういうキッズアニメでは、主人公とヒロインがなんとなく微妙な距離になることはあっても、
正面から告白してくっつくなんてことはないだろうし…(´・ω・`)
「そんなダンが好きぃぃぃぃぃっ!!
だい、だい、だい、だーーーい好き!!」
な、なんだってー!!ま、まさか!まさかそこまで言い切ってみせるとは!?
や、やばいこれは…もう恥ずかしくて画面を直視できない!(えー
しかもなんだこれはー!!
いつの間にか自力でプカプカと空中に浮いていたルノ、謎の告白バリヤーを発動し1520の一撃をたやすく弾き飛ばす!
こ…告白つええーー!!まったく普通の人間が、告白しただけでここまでの超パワーを手にするとは…これが愛の力ってやつか…(えー
しかし、真の告白パワーの恐ろしさはまだまだこんなものではなかった!
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「好き!」 ズゴシャアアアン!
「好き!」 ドバゴオオオオン!
「大好き!」 メリメリメリメリメリメリ
「私はダンが…好きぃーーーーっ!!」
ズガラガッシャドガアアアン!! |
(C)鳥山明/集英社
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や、やめてください!
地球が…地球そのものが!(えー |
留まるところを知らない驚異の告白パワー!空が砕け散り、山が大爆発し、大地がまっぷたつに裂かれる!
乙女チックに陶酔するルノと大崩壊する周囲の状況がミスマッチすぎてなんというカオス…
ここまでとんでもない告白シーンなんて初めて見たわ!
「それでこそお嬢です…!グルオオオオオオオオッ!!」
「な…!?し…進化するのか!?」
チーターマン!チーターマンじゃないか!
ルノの告白パワーはティグレスをも進化させ、新たな姿・ブレードティグレスへパワーアップ!
このまま一気に逆転なるか…しかし、相手の場にはいまだにパワー1520の超難敵が残っています。いくら進化爆丸といえど…
「アビリティ発動!ヴェロシティファング!」
「なに…!?アビリティの消滅!?」
「や、やべえ、クロウとガリソンが消えちゃうぜ!」
な、なにー!?敵のアビリティ無効化、ゲートカード無効化、さらに敵のパワーマイナス100という超トンデモアビリティが発動!
それって素のパワーレベルが550以上ないと絶対ティグレスには勝てないってことじゃないですか!
自分のパワープラス100、ゲートカード無効化の効果しかないストームフェニックスとかマジ涙目です
同じ進化爆丸なのにここまで差が出るとは…やはりこれが愛の力なのか…(えー
「やったあ!」
「私に打ち勝つとは…面白い娘…さあお行き、
大好きなダンと大切な仲間たちの下へ」
「楽しかったぜ!じゃあな!」
ルノの人智を超えた告白パワーでラーズリオン粉砕!
試練を終えたルノは仲間たちの所へ戻っていくのでした
それにしてもこれだけ思いっきり好意を丸出しにして、次からダンとどう接するのか楽しみだな…次回に続く!
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