School Days6話 「明かされた関係」

「ん…ダメだよ、こんなとこで…」

「じゃあバイト終わったらウチでさぁ〜」

「…今日も…?」

冒頭。バイト中の世界の休憩時間を狙って、裏路地に呼び出した誠はぶちゅーぶちゅーとキスを迫っていました
しょっぱなから「今日」とは言ってくれますコイツ等
どうやら前回からしばらく経ったみたいですが、その間誠は毎日のように世界の体をむさぼりまくっていたようで…
それにしてもニヤニヤしながら世界を襲う誠のなんとキモイことよ(えー  こんな奴によく体を許す気になるよなあ

「…また、練習なんだよね?なら、しょうがないよね…」

こ…こいつはー!(゜д゜;)この期に及んでまだ練習とかズレたことを言ってるんですか!
本番だよ!誰がどう見たって本番だよ!
こんだけエッチしまくっておいて今さら何を言ってるんでしょうか
もう練習っていうのも「しょうがない」って自己正当化するための言い訳にしか聞こえないな…


(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS

ククククク…!
ハッハッハッハッハッ!
練習…?しょうがない…?
オレには全て
くだらない御託を並べ上げた
泣き言に聞こえるぞ!
紛れもなく
愚かな自己逃避だ!
片腹痛いわ!

誠ほどではないにしろ、世界の方もやっぱりどこか頭のネジが吹っ飛んでますね
このままズルズルと誠に流され続けてしまうのか…



と、いうわけでその日も誠の家に泊まってエロスな時間を過ごした2人。
翌朝一緒に登校して言葉に見つかるとまずいので、家の前でちゅーした後
誠は電車で、世界はバスで別々に登校しますが…



「おはよ〜」

「…お、おはよう。何よ眠そうな顔しちゃって」

「ファ〜。2人分の朝飯なんて久々に作ったから、疲れが…」

「バ…バカァッ!!」

「え、何が?」

「…?」

たまたま廊下で一緒になってしまい、いきなり誠の空気読めない発言で世界は激しく動揺!
ただ誠も「作ったのは世界の飯」とまではバラしてないので、「へーそうなんだ」と軽く流してしまえば済む話でしたが
誠を意識してギクシャクしている世界には、そんな冷静な真似はできなかったようです

「世界、今日伊藤と一緒だったの?」

「えぇ!?」

「やっぱりそうなんだ」



さすがは親友。刹那はボロを出した世界の様子から、あっさりと2人の関係を見抜いてしまいました

「伊藤、4組の桂さんとは別れたってことだよね?」

「う、うん」

な、なにィ!?「うん」じゃないだろお前ー!!(゜д゜;)
今までしつこいくらいに「桂さんに悪いよ…」とか言っておきながら!勝手に言葉との関係が終わったことにしやがった!
とんでもない女です世界。刹那の質問に「そ、それはその…」とか口ごもるならまだしも、即答で「うん」とか言うやつがありますか
というわけで、完全に刹那は言葉と誠は別れたものだと思い込んでしまいました。これ後を引くことになりそうだな…

しかし、言葉を裏切り刹那を騙してまで、誠と関係を続けていくことに良心が咎める世界。
せめてものけじめとして、言葉にはっきり本当のことを言うべきだと誠に相談しますが…

「えぇ〜!?なんでぇ〜!?」

こいつには罪悪感のカケラもないようです
そこまでか…そこまで狂ってるのか誠よ!
クソバカ誠に任せてるとラチがあかないので、昼休み世界は強引に誠を言葉の下へ連れていきますが…

「待てってえ!どうしたんだよ急にぃ!」

「もう練習じゃなくなってるよ…!このままじゃ桂さんに悪いし…」

「言葉怒るよ〜!」

ホンモノのバカだ… 「怒るよ〜!」ってなんですかそりゃあ
お前いくつだよ!幼稚園児の泣き言か!そんなお子様レベルでしかものを考えられないなんて…
この時ほど心底こいつをアホだと思ったことはありません、頭の中はミジンコ級なのに
性欲だけは常人の数十倍だからタチが悪すぎる:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「当たり前でしょ!?だから余計早く言わないと…すごく罪悪感あるよ…!」

あまりのアホぶりに世界もブチ切れ!そりゃあそうでしょう
というか世界はこれだけ誠のダメさを見せ付けられて、どうして愛想を尽かさないのかまったく分からない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「どうかしましたか?ひょっとして口に合いませんでしたか!?
 ごめんなさい!もっとちゃんと誠君の好みに合うよう練習しますね!」

「だ、大丈夫だよ!これ本当美味しいから!
 あんまり美味しいもんだから、誠もびっくりして声も出なかったんでしょ?」

「そうですか?良かったぁ…!これ、お母さんが『これなら彼もイチコロよ』なんて
 教えてくれた秘伝のホットレモネードなんです!」

「あ、あはは…そうなんだ…」

腹をくくって言葉の待つ屋上へやってきた二人。しかし、いきなり言葉の愛情たっぷりのホットレモネードを飲まされて
完全に話を切り出すタイミングを逃してしまいます。結局そのままずるずると話せずじまいに…

「世界、今日そっち行っていいか?」

今日もまた言葉に「今日妹が来るから一緒に帰れないぽ」とテキトーな嘘をつく誠。
さあ世界と帰ってエロス三昧だ!とまたお泊まりするつもりのようですが…

「え…?だって誠さっき…」

「あ〜あれ?嘘。妹は離婚した父さんの所にいて、たまに遊びに来るのはホントだけど」

「桂さんにまた…嘘ついたの…?私たちのこと、結局言えてないんだよ…?」

もう魂が引っこ抜かれたようにうつろな世界
気をしっかり持ってください!(゜д゜;)こんな精神的に衰弱するくらいならさっさと別れた方が…
そんな世界とは反対にまるで悪びれた様子のない誠。「そんなことより早くエッチエッチ!」と相変わらずの性欲モンキーです

「だってさぁ〜!いつかちゃんと言うよ〜!」


(C)柴田亜美/エニックス

いつだ!
いつかなんて日は
いつだ!

いい加減な安請け合いすんなー!そんなセリフを吐く奴がちゃんとやった試しはないんですよ!
しかし、結局はいつものように誠に丸め込まれてしまう世界。またもこんな駅のホームで唇を許してしまいますが…

言葉キター!!大バカだこいつらー!!毎回のように人前でエロいことをやってきたツケを払う時がついに…
しかしさっきは「唇を許した」なんて書いてしまいましたが、どう見てもこれ世界の方からキスしに行ってるよなぁ
やっぱり世界は魔性の女だわ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…!?まさか…ね」

しかし一瞬の出来事だったせいか、言葉もこれだけでは誠の浮気という確信には至らなかったようです
気にせず手元の雑誌に目を落としますが、うっかりページをめくりそこねてしまうなど心の奥では動揺しているようで…




「今日はどうする〜?」

「…やっぱり先に帰るね。誠の彼女は桂さんなんだよ、誠は桂さんと帰ってあげて」

翌日の放課後。また今日もやる気満々の誠でしたが、世界は誠から逃げるように先に帰ってしまいます
しかし今日も昨日もその前も「今日はどうする〜?」って、本当に毎日こんなことやってんだな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

というわけで一緒に帰る2人でしたが、相変わらず誠は言葉と視線を合わせようともしません
何を喋っても冷たい反応しか返って来ないので、言葉も話せることがなく様子をチラチラうかがうのみ…

「あ…!?きゃああっ!!」

「…ハァ。大丈夫?」

そのうちにどしゃーんとすっ転んでしまった言葉。それを助け起こしてやる誠でしたが、
その前にため息を一つついておくあたりが流石のクズというかなんというか…(えー

「…言葉、編み物なんてするんだ?」

「え、えっと…始めたばかりなんです。これから寒くなってきますし、
 クリスマスまでに何か編めればいいなって…マフラーとかセーターとか、ペアルック…とか…」

「ふーん」

転んだ拍子に編み物の道具をぶちまけてしまった言葉。
誠へのクリスマスプレゼントを編んでいるとのことですが、それを聞いても誠はなんの興味も示しません
編み物でもなんでも勝手にすれば?と完全に冷めた目つき。お前という奴はー!!

言葉と分かれた誠は「やっぱりお前のがいーや」と世界にメールを送りますが、世界は実に苦々しい表情でそれを受け取るのでした
刹那が訪ねてきても「具合が悪い」と言ってベッドに寝たきりの世界。
今は誰とも会いたくないだけなのか、それとも本当に具合が悪くてにんし…いや、まさかね…
いくら誠がサルとはいえゴムくらい使う知能はあるよね…(えー





ざわざわざわざわざわざわ

「…はぁ…」

私生活だけでなく学校生活でも悩みの多い言葉。この日は文化祭の出し物についてホームルームの時間を取りますが、
実行委員の言葉を前に突っ立たせたまま、クラスメートは誰も話し合いに参加しようとしませんでした。これだからゆとりは…(えー

「ね〜いい加減教えてよ、乙女の狙ってる相手!」

「ヒント欲しいよね〜!」

「…お、同じ中学出身」

「乙女って原巳中だよね?あそこ出身の男子ってそんないないよね〜」

「…」

「…何よ!なーんか実行委員さんがずっとこっち見てたみたい。なんか文句あるの?」

「あ、いえ…ただホームルームだから話し合いを…」

「喋ってんのあたしらだけじゃないじゃん!」

「ご、ごめんなさい…」

「なに謝ってんのコイツ〜?」

「あーあ、なんかやる気なくしたー。大体お化け屋敷なんて今どき流行んないし、
 桂一人でやったら?」

ちょっと言葉と目が合っただけで激しく逆ギレする乙女たち。この学校ロクな奴がいないよな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あちこちで男に色目使ってる奴に仕切られたくないし。
 昨日だって3組の伊藤にまとわりついてたじゃん?伊藤メーワクしてんじゃない?
 やめてよねああいうの」

「あれ?伊藤って原巳中じゃなかったっけ」

「もしかして乙女ちゃんの好きな相手ってぇ〜」

「…!!」

言葉に絡みまくっているうちに墓穴を掘ってしまった乙女。
こいつも誠のことが好きなのか…だからアレの一体どこがいいのか教えてくれよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そして今まで言われっぱなしだった言葉でしたが、誠の話題が出た途端に一転して強気に!

貴様のターンは終了だ…!
ならば怒りの臨界点を超えた
俺のデッキが応えてやる!!
俺のターンドロー!!

「それ、本当ですか?加藤さん誠君のことが好きなんですか?」

「…あんたには関係な「関係あります!」

「私、誠君の彼女ですから!誠君から告白されてお付き合いしてるんです、
 色目とかまとわりつくとかそんなことしてません!
 加藤さんが誠君のことを好きだからって、私に当たってもどうにもならないですよ」

ぎええーー!?いくらなんでも煽りすぎだろ言葉!最後の一言とか強烈すぎる
並みのアニメなら「言葉の反撃カコイイ!」と思うところですが、
なにしろ誠は言葉への興味を完全に失っているのでもう見ちゃいられません

よくも…!凡骨ごときが俺の伊藤と付き合うなど…!
この屈辱許しはせん!
甘露寺七海召喚!!
ああまで言われてブチ切れまくりの乙女、世界グループの七海にも通報して言葉包囲網を展開!
もし刹那が「伊藤と桂さんって別れたんだって」とか七海に喋ったりしたら、
七海にしてみたら言葉=振られたくせにまだ彼女とか言い張るふざけた女だろうから、喜んで協力するだろうな…
なんだか一気に穏やかでない展開に!言葉は一体どうなってしまうんだ




その日の昼休み。委員会の仕事が入ってしまった言葉は、いつもと違って誠たちと屋上へ行けなくなってしまいます
メールでそれを知った途端に大喜びで世界のふとももをまさぐる誠。ま、まさかこいつ…(゜д゜;)
短い昼休みの時間でおっぱじめるつもりかよ!
どうしようもねえサル野郎だよ!こいつの辞書に性欲以外の文字は存在しないのか…

「誠のこと好きなの…!誠が他の子と付き合ってても好きなの!」

「……!?」

誰もいない屋上で乱れまくる誠と世界。妙に盛り上がってしまった世界が大声で告白しますが、
ドアの向こうには仕事を片付けて駆け上がってきた言葉が!らめええええええええええ

「世界…好きだ…」

ドアの前で呆然と立ち尽くす言葉。ここで流れる黒板をツメで思いっきり引っかいたようなBGMが恐すぎる!ホラーだろこれー!

というわけでとんでもないことになってしまいました。今回のサブタイがまた「明かされた関係」っていうから
「きっと世界との関係が言葉にバラされるんだろうなあ」とか思っていたら
「ええ!?(゜д゜;)言葉との関係が乙女にバラされるの!?」
「えええ!?(゜д゜;)そのうえ世界との関係まで言葉にバラされるの!?」

という二段ロケット発射でえらく驚いてしまいましたよ、超展開で面白かったですけど
言葉を待つのが完全に絶望の未来しかなくてもう見ちゃいられない…

もう俺を癒してくれるのは刹那と泰介の漫才だけですよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

School Days7話 「前夜祭」

冒頭からしてなんつー映像でしょうかコリャ、これほど見てて腹の立つ膝枕っていうのも珍しい:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「桂さん今日も来ないね…」

「委員会で忙しいんだよ」

「誠、本当にいいの?最近はワザと朝も時間ずらしてるし…」

「俺は世界がいーの!」

前回のことがあってから、言葉は昼休みに屋上へ姿を現さなくなってしまったようです
「邪魔者がいなくていいじゃん」とちゅーちゅー世界の唇を吸う誠でしたが、
今日もドア一枚隔てた向こうには無言で佇む言葉が!ひいいいいい
当然ながら2人の甘い会話も丸聞こえ…これは言葉の精神も一体いつまで持つのやら…

「ちょっとちょっとぉ!今聞いてきたんだけどさ、1組は妹喫茶、2組はゾンビ喫茶やるんだって!
 
2組はうちと4組の企画パクッたみたい、お化け屋敷と喫茶店の融合って言ってた!」

「パクるも何も、喫茶店って時点でケンカ売ってない…?」

「その挑戦受けた…!打倒1・2組!

文化祭も間近となり、各クラスの出し物準備もいよいよ大詰め。
しかし喫茶店を予定していた誠のクラスには、妹やらゾンビやらと妙なライバル達が続々と…
刹那は大人しそうな見た目と裏腹に、激しく他のクラスに対抗意識を燃やしますが
男子の実行委員がケガで入院してしまい、急遽その穴を埋めなければいけないことに…

「伊藤あんた暇でしょ?代わりにあんたがやりなさいよ、部活もやってないんだし」

「お、俺!?泰介だってそうだろ!」

「さ、澤永は私たちの班で使うからあっ!!」



私の澤永は誰にも渡さねー!というわけで実行委員をやらされることになってしまった誠。
相変わらず光と泰介の恋の行方だけが、このアニメで唯一癒しを感じる瞬間だぜ…
しかし実行委員ってことは、刹那と誠2人きりのシチュエーションが激増するってことですか!?
このままでは刹那までが誠の毒牙に!またしても新たな犠牲者が!(えー
と、思いきや誠はいつまでもぐちぐちと実行委員を引き受けようとしません

「な、なら俺もクラスで何か…」

「桂さんが気になるの?」

「え、なんで?ケンカ中?」

「2人、別れたから。今は世界と付き合ってるんでしょ」

「な、なにィーー!?」

バ、バラしやがったー!!何やってんだ刹那ー!
恐れていたことが現実に…これで七海や泰介にも、言葉と誠が別れた嘘が広まってしまいました。なんてこった

「は〜あ…」

「覚悟決める!」

結局刹那にずるずる引きずられて委員会に出席する誠。そこには4組の委員をやっている言葉の姿も…
しかし、教室に入ってきた誠を見るなり心底嬉しそうな顔をする言葉。(゜д゜;)な、なにい!?
あれほど世界とのエロシーンを見せつけられたというのに!普通怒り狂ってビンタの一発でもお見舞いするんじゃないのか!
一体いつの間にこんな「誠なしじゃ生きていけない」みたいな女になっちゃったんだろうなあ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「誠君!実行委員になったんですか?よかった…最近朝も一緒にならないし…
 でもこれからは放課後会えますね!」

「伊藤、行こう」

「き、清浦…」

「あ…今日お時間ありますか?」

「ない!」

委員会が終わると同時に、待ちきれなかったように誠に話しかける言葉。
しかし「誠の彼女は世界」と信じ切っている刹那は、お邪魔虫を追い払うように冷たい態度を取り続けます
それでもめげずにメールで連絡を取ろうとする言葉でしたが…

「着信拒否するとか。貸して」

「なにもそこまで…ちょっ、清浦!」

「これでよし」

ゲー!いきなり誠のケータイを奪い取り、速攻で言葉を着信拒否リストにぶち込む刹那!なんということを!
「着信拒否とかひどい事するわー」と刹那をののしりながらもそれを解除しようとはしない誠。
そんなもん一瞬のうちに解除できるだろうがぁぁぁ!ブツブツ言うだけ言って何もしないとは…
というか着信拒否のエピソードっていうのは、原作だと世界がやるはずだったんですけどね
唯一まともな人だった刹那も、世界の悪行をスタッフに押し付けられてどんどん歪んだ方向に…




「あ…間違えちゃった…」

今日もまた誠とロクに話ができず、うなだれながら家で編み物を進める言葉。
その途中、少し編み間違えた箇所を直そうとしますが、
言葉はうつろな顔で延々と山のように毛糸をほどき続けます。やばいよやばいよおおおおおおおお
いよいよ言葉に精神崩壊の兆しが…ここまで人の心を壊しておいて、誠のクソバカに裁きが下ることはないんだろうか…



翌日、とにかく誠と話がしたい言葉は携帯で連絡しますが、着信拒否のせいでまったく反応はありません
体育の授業中も、心ここにあらずといった感じでぼんやり佇む言葉。世界たちはその様子を遠まきに眺めていましたが…

「気にしたらダメ」

「うん」

さっさと背中を向けてその場を去っていく2人。て、てめえらの血は何色だー!
刹那も相当アレですがやはり許せんのは世界です。そこは「でも…」とか躊躇すべきじゃないのか!迷いもせずに「うん」ってなんだよ!
つくづく世界の同情台詞の数々は口だけのもんだったと思い知らされます

そして昼休み。言葉は屋上で誠を待ち続けますが、季節から言って屋上で食べるのも寒くなってきた誠たちは
言葉のことは放置して食堂で談笑していました

「そのゲームの主人公が本当ダメ人間でさぁ〜!」

史上最低のダメ人間が何言ってんだー!!
それはひょっとしてゲーム版のお前の話か!どっちにしろゲームでもアニメでもお前こそダメ人間の絶対王者だよ…
そして言葉は雲行きが怪しくなってきても屋上を動こうとしません。
ザーザー降り出した雨に昼休み中ずっと打たれ続け、体中ずぶ濡れになってしまいました


放課後、びしょびしょになったままの制服で廊下を歩いていた言葉は、偶然誠と出くわしてしまいます

「あ…」

「行こ」

「少しだけ…な?」

相変わらず言葉を見るなりシカトする刹那でしたが、珍しく誠はそれを止めて言葉と話をしようとします
ま、まさかこいつにもひとかけらの良心というものが…

(う〜!こうして見るとやっぱり!)



ってスケスケの胸が見たかっただけかよ!
こ、こいつはー!どうしてそこまでエロでしか物事を判断できないんだ!
まあ言葉も言葉ですけどね、こんなスケスケの格好で校内うろつくなんて…
ついさっき体育の授業があったばかりなんだから、体操服にでも着替えておけばいいのに

「あの、それじゃ私模擬店の材料探してくるので…」

「あ、手伝おうか?」

「伊藤!」

しかし言葉は誠とあまり話そうとせず、すぐにその場を去ってしまいます。
さすがにこれだけ刹那に邪険にされて凹んでしまったんでしょうか

「言葉に恨みでもあるのか!?」

「そうじゃないけど…」

ど、どの口で言ってんだ貴様ー!!
そのセリフそのままお前に返してやりたいわ!一番言葉に冷たく当たってきた奴が何を言ってるんでしょうか

「でも伊藤は世界の彼氏」

「それは…でもやっぱ、ほっとくの良くないよ」

そんなに言葉の胸が見たいのか…このドスケベが…
もしかして本当に言葉に同情してるのかも?と考えたくもなりますが、
あの誠にそんな考えが浮かぶわけがない、と100%確実に言い切れるところが悲しいな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
というわけで、誠は刹那を置いて言葉のおっぱいを拝みに向かいますが…

「ここにその材料があるのか?」

「はい、多分…」

しかし言葉は、すでに通りがかった泰介を連れて資材運びを始めていました
出る幕のなくなった誠は、聞き耳を立てながら二人の様子をうかがいます

「あ、あのさ、桂さんさ…もしよかったらなんだけど、後夜祭のフォークダンス俺と踊らないか?」

「フォークダンス…ですか?」

「そう。姉ちゃんに聞いたんだけど、うちの後夜祭で一緒に踊ったカップルはその年別れないんだってさ!
 俺、プールに行った時から桂さんのこといいなって思ってて…
 誠と付き合ってるって聞いた時は正直ショックだったけど、別れたって聞いたから」

「別れてません!私誠君と別れてなんかいません!どうしてそんな事言うんですか!?」

「え、え…?その…」

泰介が地雷を踏んでしまって言葉大爆発!かわいそうな泰介(´・ω・`)世界がバカな嘘をつくせいでこんな目に…
そして部屋を飛び出した言葉は、外で聞き耳を立てていた誠たちと鉢合わせしてしまいます
誠と顔を合わせてパッと表情が明るくなる言葉でしたが…

「伊藤だけじゃなく澤永にまでちょっかい出すなんて!最ッ低だね!」

いきなりそこへ割って入る七海!一体何を見てたんだお前はー!!
どう見ても泰介の方から言い寄ってるじゃないですか!誠ですら「泰介の奴…」ってそういう風に見てるというのに…
こんなことで因縁つけられちゃたまったもんじゃないぞ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

激しくメンチを切る七海に怯えた言葉は、ポロポロ涙をこぼしながら退散してしまいます
そんな七海をじろりと睨みつける誠。しかし文句を言う度胸はないので結局何もしてないのと変わりません
アングル的にも七海からは見えないようにこっそり睨んでるだけだしなぁ…それじゃ全然意味ないだろ(´・ω・`)

この一件で少しは言葉に同情したのか、誠は帰り道にようやく言葉の着信拒否を解除します。やっぱり簡単に解除できるんじゃん!
とはいえ帰宅した後は、今日もまた世界を家に連れ込んでしまいます

「何ふくれてんだよ…?」

「刹那に聞いた。誠が、刹那が止めたのに桂さん追いかけて行ったって」

こ、この女いい加減にしろ!言葉とほんの一言話そうとしただけでそれかよ!
「桂さんに悪いよ〜」とかさんざん抜かしておきながら、結局無視をやめると文句タラタラとは…まったく偽善者もいいところです

ピンポーン

世界と言い合いをしている間に鳴り響くインターホン。誠が応対してみると、玄関の前にはなんと言葉が!

「学校じゃなかなかお話できないし、携帯は調子悪くって…」

「あ、ご、ごめん。調子悪かったのはこっちの携帯なんだ、今はもう平気だから」

家の中で話を聞いていた世界は、誠が着信拒否を解除したことを知って嫉妬の怒りに燃えまくります
こいつ…刹那から着信拒否を聞いた時は「なにもそこまで…」とか言ってたくせに…あまりにも邪悪すぎる…(えー

「分かりました!それで…」

「うぐああ〜!ご、ごめん、実はちょっと具合悪くてさ…」

今まで普通に喋ってたのに突然仮病で苦しみ出す誠。なんて演技のヘタクソな奴なんだ!
それじゃあ看病を…といった感じで家へ上がろうとする言葉でしたが、玄関に世界の靴があることに気づいてしまいます
その靴を見て事情を悟ってしまった言葉。一瞬悲しそうな顔を見せると、
せめて後夜祭のフォークダンスだけでも、と誠に約束を取り付けてそこから去っていくのでした

は〜これで世界とエッチができると一安心の誠でしたが、
おめー何あんなのとフォークダンスの約束してんの?と完全にブチ切れた世界は
誠が止めるのも聞かずに家を飛び出してしまいます

またもダークネス世界発動キター!!
と思いきや、次の瞬間うるうるとか弱い少女の演出を…
なんだか世界ってわざわざ黒いことしまくっておいていちいちブレーキかけてるよなぁ
そんなんだったら最初から黒いことなんてしなければいいのに…

エレベーターを駆け降りた世界は、そのままの勢いでマンションから飛び出します
しかしそこには、能面のような顔で世界を待ち受けていた言葉が!ぎゃああああああああ!!
スタスタと無表情のまま近づく言葉!こ、恐い!恐すぎる!ていうかこれ死ぬんじゃ!?やばいやばいやばいやばいよおおお



ああ!そのまま腕を振り上げた!その手の先にはどんな凶器が!?ナイフか!?斧か!?日本刀か!?
そして世界に向けて力任せに振り下ろす!あぎゃあああああああ!!

バシイイイイイン!!

「ずるいですよ…西園寺さん…!」

え、あ…?(゜д゜;)な、なんだ…ただのビンタだったのか…マジで死んだかと思った…
「なんだよ大志Mk−2のやつ大げさだな」と思うかもしれませんがこれそういうアニメですから!
今回は不発でしたが、この調子だと世界の命もいつまで持つか…(えー
命が惜しければ一刻も早く誠と縁を切るべきですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く

School Days8話 「学祭」

言葉怒りのメガトンビンタ炸裂!このまま烈火のごとく怒り狂ってヘルカイザー言葉覚醒か!?と思いきや…

「西園寺さん、誠君が私の彼なの知ってて…!どうしてですか…?
 
どうしてそんな事ができるんですか…!?」

「ごめん…誠が私を必要としてたから…」

「でも誠君は私とお付き合いしてるんですよ!?
 西園寺さんのこと良い人だって思ってたのに…私を励ましてくれたのに…」

「ごめん…」

「うう…ううう…お願いします…もう誠君に近づかないでください、お願いします…」

あまりにひどい仕打ちに、言葉は怒るどころかその場に弱々しく泣き崩れてしまいます
そんな様子を見た世界は、私たちは桂さんにひどいことをしたよね(´・ω・`)
改めて罪の意識が芽生え始め、次の日もまた体調が悪いと言って学校を休むことに…

「伊藤。世界から桂さんとまだ別れてないって聞いた」

「そ、そんなこと清浦には関係ねーだろ」

「関係ある!私は世界の友達だから」

そして世界から真相を聞かされた刹那は、世界にするのか言葉にするのかハッキリしろよと厳しく誠に詰め寄ります

「伊藤は世界と桂さんどっちが好きなの」

「え…さ、最初は言葉の方が好きだったから付き合ったんだけど…
 今は世界の方が一緒にいて楽だと思ってる」

「…楽ってどういうこと?世界の方が都合がいいとかそういう意味?」


(C)荒木飛呂彦/集英社

Exactry(その通りでございます)

ズバズバ誠の痛いところを突きまくる刹那。いいぞもっとやれ!いい加減このドロドロした関係を終わらしてくださいよ!

「い、いや一緒にいると安心するっていうか…」

「そう…じゃあ伊藤は世界を選ぶんだよね。点検は私一人でやっておくから、世界のところへ行ってあげて」

な、なにー!?(゜д゜;)そこで刹那が勝手に決めてどうするー!!
そこは誠自身にハッキリどっちか選ばせて、もう片方とは別れてくるよう釘を刺しておくべきじゃないんですか!

案の定、世界の家に到着しても、家の前でうだうだしたまま踏ん切りがつかない誠。
結局またしても刹那の電話工作で、世界の方から誠を家に迎え入れることに…
ああ…だから誘導しちゃダメなんだって…これじゃまたなし崩し的に世界と付き合うだけじゃないか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
結局刹那は誠と世界をくっつけようと動くことしかできないんですかねー、そんな生ぬるい友情なんて世界が不幸になるだけですよ!
お婆ちゃんが言っていた。友情とは”友の心が青臭い”と書くってな!
青臭いなら青臭いで…本気でぶつけなければ意味が無い!





てなわけで世界の家に上がりこんだ誠。刹那に「ハッキリしろよ」と言われて少しは考えるところがあったのか、
しばらく神妙な顔で考え込んでいました



しかし世界の制服が目に入ったとたんに欲情してしまいます
変態スイッチが入って一刻も早く世界とHしたい誠でしたが、後ろめたい世界はそれどころではありませんでした

「誠…私たちのやってることってやっぱりダメなことだよね…」

「そんなこと!世界だって望んでるんだろ!?」

「でもやっぱりこういうのって…ダメだよ…」

「ダメじゃない!切ないんだ世界!」

うるせー早くHさせろよ!
と世界を押し倒す誠でしたが、勢いあまってテーブルの湯のみをひっくり返してしまいます
ああお茶がカーペットに!慌てた世界は、邪魔な誠を突き飛ばしてすぐにお茶を拭き取ろうとします

「はぁ〜あ…」



Hさせてくれない世界なんて何の価値もねーなと言いたげなこの表情。貴様という奴はー!人をなんだと思ってるんだ!
結局その日はすごすごと帰って行った誠。しかし誠が言葉相手にまったくけじめをつけようとしない以上、
世界の心中にはこれからもしこりが残ってしまいそうな…



と、思いきや翌日じつに晴れやかな笑顔で登校してきた世界。
なんだって急にこんなニコニコ顔に!?(゜д゜;)誠や刹那も笑顔の意味が分からず困惑ぎみの様子です
世界にどんな心境の変化があったかよく分かりませんが、これ以降普通に誠にアプローチしてるところを見ると
一日寝ただけで言葉のことはすっかり吹っ切れてしまったようです。ふ、ふざけるなー!!



そして放課後。いつもなら世界と帰ってめくるめくエロスの時間を堪能する誠でしたが、
実行委員の仕事があるので遅くまで残されてしまいます
ようやく家路につくことができ、一人寂しく電車へ乗り込む誠。そこへドタドタと駆け込んで来たのはなんと言葉!
刹那に邪魔されずに誠と話をするには、言葉にはもうこうする他になかったのです

世界とHできずに欲求不満のところへちょうどいいエサが!誠は食い入るように言葉の胸を凝視しまくります

「…触りたいですか?」

「え!?」

「そのうち直に触らせてあげます…」

「じ、直に!?」

「今度、心がいない時に誠君を家にお呼びしますから、その時…」

何だってェ――ッ!?
(C)渡辺保裕/新潮社  

な、なんてことをヲヲヲ!!まさか体を武器にしてまで迫るだなんて!
1メートルおっぱいの誘惑の前に、ドスケベ誠はなす術もなく陥落してしまいます

「だから後夜祭のフォークダンスは…私と踊ってください!」

「あ、ああ…」

おっぱいに向かって返事してますこの男  本当に体だけが目当てなんだなぁ('A`)
またも安請け合いをしてしまった誠でしたが、言葉と別れると即刻世界に電話して今日もエッチしに向かいます

「はーあ、俺ってサイテー」

おい、こいつから
殺していいのか?
(えー
(C)武論尊・原哲夫/集英社  

全然本気で思ってないだろ!「俺ってスケベだよなーいやあ最低だなー」とかせいぜいそんな程度のもんだろ!
お前は正真正銘この世で史上最低の男だよ!さっさと消えんかクズが!



そしていよいよ学園祭当日。さー客よどんと来いと意気込む誠たちのメイド喫茶でしたが、
ライバルの妹喫茶・ゾンビ喫茶との間で熾烈な客引き争いが勃発!三つ巴の呼び込み部隊が激突し合った結果、
ドミノ倒しのようにメイド喫茶へ人の大群がなだれ込み、内装はメチャクチャになってしまいます

「これじゃあ明日は参加できそうにもないね…」

「…明日までに直す」

「強い清浦は誰にも頼らないか…」

「………」

グチャグチャになってしまった教室を前にして、一人せっせと修復作業を始める刹那。
それを見た誠が茶々を入れますが、「強い清浦」という言葉に刹那はなにやら複雑な表情を…




刹那に付き合って遅くまで修復作業を手伝う誠。2人っきりになったその時、刹那から意外な告白を聞かされるのでした

「私…新学期になったらフランスに引っ越すから」

「え!?また突然だな…」

「支度はできてる。ただ一つ気がかりだったのは世界のことだけ…
 世界は昔から何か嫌なことがあると、一日中部屋にこもって泣いてる…
 この間学校に来なかった時みたいに。今までは私が何とかしてきたけど、
 これからは伊藤に世界のそばについていてあげて欲しい」

はーなるほど、今まで刹那が強引に世界と誠をくっつけようとしていたのは、間もなく自分が日本を去ってしまうためだったんですね
でもそんな自分の代わりを任せるのがよりによって誠だなんて、刹那の目も節穴としか言いようがない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「伊藤、あのね…あの時助けてくれて嬉しかった」

「あの時って?」

「入学式の時…」

頬を赤らめながら誠との思い出話を始める刹那。世界のこと以外に接点がないように思われた2人でしたが、
実は入学式の時にちょっとした出会いがあったのです

「うっ…うう…うっう…」

「なあ、ちょっとからかわれたくらいで泣くなって…またあいつらがちょっかい出して来たら、
 俺を呼べばなんとかしてやるから」

初めて会ったクラスメイトにチビくせーチビくせーと馬鹿にされてしまった刹那。それを仲裁に入ってくれたのが誠だったのです
こいつにも一応カケラくらいは人情ってもんがあったんだな…(えー

「あいつらなら俺の知り合いだし、言って分からない相手じゃ…」

「私は誰にも頼らないから!」

「そ、そっか。まあそういう強いのもいいかもな、その勢いでクラス委員にでもなって
 ビシビシクラスを回していけば、誰もつっかかってこないんじゃない?」

「ク、クラス委員?私が…?」

なんという可愛さ  刹那最高だろ!なんで刹那がヒロインじゃないんだ!
世界なんて悪女はさっさと引きずり降ろして刹那をメインに据えてくださいよ!
って、そうなると刹那がクソバカ誠の餌食になることになるのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  誠さえいなければなぁ



その後、なんとかメイド喫茶を復旧のメドが立つまで修復した2人。夜遅くまで作業した誠は疲れてぐーすか眠ってしまいます

(これは…私だけの思い出…)

入学式の一件以来、実は誠のことがずっと気になっていた刹那。
日本を旅立つ最後の思い出に、そっと寝ている誠とキスを交わしますが…



言葉きたああああああああああ!!またこれかー!!
なんでこう誠が他の女とキスする場面にいつも出くわしてしまうんでしょうかこの人は(´・ω・`)
ただでさえドロドロだというのに刹那も交えて四角関係勃発か!?もうマジでカンベンしてほしい次回に続く

School Days9話 「後夜祭」

「あなたも誠君のこと好きだったんですか…!?
 
だからこの間私が誠君と一緒に帰ろうとした時も、間に入ってきて…」

「違う…それは世界のため…」

「じゃあどうしてその西園寺さんが好きな、誠君とキスしてたんですか!?
 このことを西園寺さんが知ったら…!」

「それはやめて!私もうすぐこの学校からいなくなるから…
 自分だけの思い出が欲しかった、それだけ…」

「そんなこと…私と誠君には関係ありません!失礼します!」

人の彼氏取ろうったってそうは行かねえぞ!と刹那を厳しく問いつめる言葉。
前回世界との浮気現場に出くわした時には、あまりの悲しさに泣き崩れた言葉でしたが、
今度は容赦無用の怒り丸出しといった感じです。これも言葉のリミットゲージがどんどんと溜まって行っている証拠か…(えー

 

一夜明けて学祭2日目。言葉のクラスはお化け屋敷を開いていましたが、その受付は一日中言葉一人に押し付けられていました

「ちょっと桂!ちゃんのお客入れてんの!?」

「あんた暗いんだよね〜、あっちの方はちゃんと案内できてんの?」

「あっちの方…?」

「しっかりしてよね、休憩室のこと!お化け屋敷の休憩室ってのは、
 榊野学園祭の3つの伝統の1つなんだからね!」

「1、カップルで学祭を回る。2、後夜祭のフォークダンス。そして一番スゴイのがこの休憩室!
 女子が日頃気になってる男子に向かって手を差し出すの、それが告白の合図。
 男子はその告白に対して、イエスなら手を握り返す!
 そして互いに手と手を取り合った2人は、そのまま休憩室の中へ消えて行き…キャー!!」

休憩室ねえ…「フォークダンスやったら恋人」だの「休憩室に入ったら恋人」だの「学祭一緒に回ったら恋人」だの
1話の「携帯の待ち受けにした人が一週間見られなければ恋人」だのって
しょーもない伝統がいくつあるんでしょうかこの学校は(えー
こんなのにいちいち夢中になるなんて暇な奴らだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

しかしその休憩室、一番スゴイというからには他のマユツバものの伝統とは一味違うようです。
その中の様子がどうなっているかというと…

なんじゃこの有様はー!!ゴミ箱が妊娠なさっておられる!(えー
ゴミ箱へ大量にブチ込まれた使用済みティッシュの山、そして「女子が男子に手を差し出す」という動作の意味は…
なに握ってるんだろうと思ったら、これって明るい家族計画かよ!ふざけてんのかこの学校ー!!
学校の一室が堂々とラブホも同然の部屋にされているとは…この学校根本から腐り切ってやがる:;y=_ト ̄|○・∵. ターン




「ちわーっす、お取り込み中だった?」

「…澤永さんには関係ありません」

言葉にさんざん嫌味を垂れ流していった乙女グループと入れ替わりに、お化け屋敷へ顔を出しにきた泰介。
言葉に軽く挨拶してみたものの取り付く島もありません

「ねえ桂さん、昨日からずっと受付してなくない?」

「皆さん忙しいらしくて…あまり受付を離れられないんです」

「…」

「あ、いらっしゃいませ。あの澤永さん、そこ立ってられるとお客さん入りにくいんですけど」

また新たな腐れカップルがエロス部屋を使いにやって参りました。
くそったれどもが…一体学校を何だと思ってるんだ!しっとマスク様出てきてください!しっとマスク様ァー!(えー
それにしても言葉、あからさまに「邪魔だからさっさと消えてください」って泰介にはなんでこんなにきついんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あのさ、もしよかったら今日一緒に回らない?それで、できればフォークダンスも一緒に…なんて」

「ごめんなさい、前にも言いましたけど私誠君の彼女ですから」

「え…?でも誠は西園寺と付き合ってるようにしか見えないけど…」

「誠君の彼女は私ですから!勘違いをしないでください!」

「あ、ああ…そうだよね、ごめん俺何言ってるんだろう、ごめんね、ごめん…。あ、あははは」

めげずにアタックを続ける泰介でしたが、言葉のきっつい態度にとうとう引きつった笑みを浮かべて退散してしまいました
泰介が可哀想すぎて直視できないぜ…どうしてそこまで誠にしか興味がないんだ言葉は






「もう、やめてよ!やめてって!誰かに見られたらどうすんの!?」

その頃の誠は、メイド喫茶の厨房で世界の尻をまさぐっていました
こいつまさか…その尻を触った手で料理をしようっていうのか!お前みたいな汚いゴミには厨房に立つ資格すらないわ!(えー


(C)雁屋哲・花咲アキラ/小学館

なんだこの店は!
猿の尻を触った豚の手で
料理をさせるのか!
この海原雄山も甘く見られたものよな!
死ね!死んで償え!

「はいはい仕事仕事!」

「…」

「やめてったら!!」

ドグシャアアアアア!

クソバカ誠に怒りのニークラッシュが炸裂!これほど世界を応援した瞬間はありません
お前邪魔だからどっかいけと厨房を追い出された誠。仕方なく気ままに学祭をぶらつきますが…

「い、伊藤…もしまだ一緒に回る相手とか見つかってないんなら、これから一緒に回らない?」

「え、お前と?どうしたんだよ急に」

そこへ声をかけてきたのは乙女。前から誠が気になっている描写はありましたが、ついにモーションをかけてきました
同じ中学ということ以外に接点もないので、いぶかしげな表情の誠でしたが
なめまわすように乙女の体を観察すると簡単にOKを出してしまいます。死んでしまえサル野郎!

 

「あ、あのさ伊藤…後夜祭のフォークダンス、私と踊ってくれないかな」

「え?あれって付き合い始めたカップルのお披露目みたいなもんだろ、加藤も好きな奴誘えって」

「だ、だから伊藤を誘ってるんだけど…」

一通り学祭を回って盛り上がってきたところで、乙女に告白されてしまった誠。
しかしここでうんとでも言ってしまえば言葉や世界にぶっ殺されます。
さすがに断るだろうと思いきや、ジロジロ乙女の体を眺めた誠はまたもきたならしい笑みを…

「誠!本当にサボるなもう!人手足りないんだから戻ってきてよ!
 もう十分遊んだでしょ!?」

「え、ああ!?」

そこへドタドタやってきた世界は即座に誠を連行!乙女に告白されていたことも察してか、
ギロリと乙女に牽制の睨みをきかせておくことも忘れません、まったく黒い女だよこいつは…

「誠さ…私と後夜祭のフォークダンス踊ってくれるよね?」

またか、またその話題か!フォークダンスフォークダンスっていい加減うんざりしてきました
恋人の証だかなんだか知りませんが、そんなもんで誠を繋ぎ止めようとしてる時点で
この先の関係もたかが知れてると思います
というかフォークダンスはやたらこだわってるのに、同じ「3つの伝統」の
学祭回ることと休憩室について全然気にしてないのはどうしてなんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「それってそんなに大事なことかぁ?」

この時ばかりは誠に激しく同意。このバカと意見が合致したっていうのもいい気分はしないですけど(えー

「大事なことだよ!私達は恋人ですってみんなに宣言することと同じなんだから!」

「そりゃそうなんだろうけどさ…」

「だから私と踊ってくれるよね?」

あぁやかましい。これだけしつこくゴチャゴチャ言われると、かえって踊る気なくすのは私だけだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
それにしても恋人宣言と同じってことは彼女いない奴は参加することすら許されないってことか!

←彼女いないブ男さんの悲しい叫び(えー

(C)鳥山明/集英社







「ねえ桂ってさ、恋人いるんだよねぇ?だったら休憩室、桂も使う?」

「悪いよ夏美そんなこと言っちゃ〜。聞いてるでしょ?桂、彼氏と別れたって」

「別れてないです!」

またも言葉を煽りにやってきた乙女グループの2人。乙女は誠と、ヘアバンド娘は彼氏と学祭回りに行ってしまったので
残ったこいつらは「あたしらでさえ彼氏いないのに桂にいるなんて許せない!」ってイチャモンつけに来たってとこでしょうか。
心の貧しいやつらだな(えー

「あんたさ〜、今日彼氏迎えに来た?もしかして別の女の子と学祭回ってたりして」

「そんなことあるわけないです、だって誠君の彼女は私なんですから…」

「辛そうな顔してるよぉ?素直に認めちゃいなよ。本当は伊藤と付き合ってなんかないってこと」

「付き合ってますッ!」

「…!じゃあ付き合ってたのかもしれないけど、もう別れたんでしょ!?」

「別れてなんかいません!」

「へぇそうなの!だったら連れてきてみなさいよ!」

「そうね、恋人だっていうなら問題ないはずよねぇ!」

「誠君は来てくれます、絶対!」

誠のこととなると強気の言葉。てめえらほえ面かかせてやんよ!と誠にメールを送りまくりますが、
厨房に携帯を放りっぱなしの誠は、全くそれに気づいてくれないのでした

「約束できなかったな…フォークダンス…はぁ〜あ」

「はぁ〜あ…」

「…?あんた確か、いつも伊藤と一緒の…」

その頃、誠と約束できなかった乙女が校庭で溜め息をついていると
そこには同じ事情で落ち込んでいる泰介の姿が!まさか負け犬同士慰めあってカップル誕生か!?(えー

「はぁ…ねえ伊藤ってさ、本当に桂と付き合ってるの?」

「それなんだよな〜、なんかいつもはぐらかされてんだよなあ」

「それってハッキリとは付き合ってないってことじゃないの?」

「さあなぁ。誠のやつ、西園寺と付き合ってるようにしか見えないし。
 ホントあいつ、二学期になってから何考えてるか分かんなくなっちゃったっていうか…
 桂さんも可哀想だよな、あんなに可愛い子なのに」

「なに、あんたも桂のことが好きなの?」

「え、いやまあ…でもねえ。桂さんは誠と付き合ってるっていうし」

「もう!そこで諦めてどうすんのよ!女子は一にも二にも押しよ押し!」

そ、そこで泰介を煽るような真似すんなー!!
泰介は言葉なんてさっさと諦めて光とくっつけばいいのに!略奪愛なんてふざけた真似は世界だけで十分ですよ!

「あんた見てたらイライラしてきた。やっぱり自分の気持ちぶつけてくる!
 あんたはあんたで頑張りなさい!」

言うなり誠の下へたったか駆け出してしまう乙女。諦めの悪い乙女の態度は、少なからず泰介にも影響してしまったようです





その頃の誠は、世界に連れてこられて厨房に復帰していましたが…

「おい、そんなにくっつくなよ…」

「いいでしょ〜?」

「接客に行かなくていいのか、黒田達が大変だろ」

さっきと2人の立場がまるであべこべです
尻を触る誠をあからさまにウザがっていたさっきと違って、今度は腕をからめてわざとらしく乳を押し付けたりして…
フォークダンスまで気を引いておこうって魂胆が見え見えです
醜いねえ、誠がライバルに狙われてると知った途端そこまで必死になって…(えー

「世界手伝ってー!!」

「あ、うん」

世界が接客に出て行ったその時、ようやく自分の携帯がブルブル鳴っていることに気づいた誠。
誰かからメールかな、と携帯を開けてみますが…



嫌ああああああああああ!!
そこには大量に送られていた言葉からのメールが!軽いホラーだなこれは:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
会いに行かないと殺される!と必死の形相で教室を飛び出す誠。しかしそこには、再び告白にやってきた乙女が…

「い、伊藤!(手を差し出す)」

「…?何それ、パンチ?」

「ち、違うっ!もう…!お願い、来て…」

例のエロス部屋行きのポーズを取る乙女でしたが、女子達のしょーもない伝統のことなど知る由もなかった誠。
もどかしくなった乙女は、こうなりゃ実力行使だ!とムリヤリ誠をエロス部屋へ連れ込んでしまいます
部屋に入るなり、乙女は誠をどっしーんとベッドへ押し倒してしまい…

「伊藤のこと中学からずっと好きだったの…私と友達以上になるのって、嫌…?」

「嫌だからさっさとどいてくんない」とは誠に言えるはずもなく、
またもきたならしい笑みを浮かべてあっさりと乙女を受け入れてしまいます。てめえら豆腐のカドに頭ぶつけて死んじまえー!(えー

「彼氏結局来なかったねぇ?ひょっとしてさ〜!
 桂が勘違いしてるだけで、実は前から彼氏でもなんでもないんじゃないの?」

「うっわ〜、それヒサーン!」

そんな休憩室のすぐ隣では、いつまで経っても誠が姿を現さないので
言葉相手にほ〜ら見ろと乙女グループが大喜びしていました

「誠君は私と付き合ってます…誠君、何か大事な用事で忙しいんです、
 きっと…きっと…」

「あのねぇ伊藤だったらさあ!」

「な、夏美…」

「あ…」

LEVEL UP!
言葉は”眼力”の
スキルを覚えました

まるで自分に言い聞かせるようにぼそぼそと呟く言葉。
いつもと違うその眼光にすくんでしまった2人は、そそくさとその場から退散していくのでした






「参ったなぁ〜」

「フォークダンスの約束?」

「うん」

「…分かった、見つからないように行った方がいいよ」



そして乙女とやるだけやった誠は、フォークダンスの時間になると世界のためにさっさとエロス部屋を出て行ってしまいます
てめえというクズはー!!乙女は用が済んだらもうヤリ捨てかよ!!
乙女もあっさり許すとかバカだろ!こんな結末嬉しいのかよ!満足なのかよ!誰が喜ぶんだよぉぉぉぉぉ!





「誠君…?」

「あ…桂さん」

フォークダンスも始まった頃、誠のクラスへ誠を訪ねにやってきた言葉でしたが、
明かりの消えた教室に残っていたのは泰介一人だけでした。というか光も泰介誘えよ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…誠だったらもういないよ、西園寺とフォークダンスに行ったよ」

「…何言ってるんですか?誠君の恋人は私なんですよ」

「誠はもうそう思ってないよ…」

「そんなのウソです!」

「ウソじゃない!あいつは…誠は君を裏切ってる!」

バカの誠に変わって残酷な事実を伝える泰介。目をそむけてきた現実と直面してしまった言葉は、
絶望のあまりまるで腐った魚のような目に!ぎゃああー!!



「俺…俺、桂さんが好きなんだよ!好きなんだ!」

泰介襲いかかりやがったー!!くそがああああああああああ
ついに俺の最後の希望(泰介×光)までが粉々に砕け散った…ちくしょうみんな乙女が悪いんだ・゚・(つД`)・゚・



そして校庭のキャンプファイヤーの前では、最低ゴミカップルの2人が楽しげに踊り狂っていました

「私誠の彼女なんだよね〜?」

やあとてもご機嫌ですね世界さん。虫唾が走るわボケ!死にさらせ!(えー
まんまと他のライバル達を出し抜いた世界でしたが、今回乙女とも関係を持ってしまった誠は
世界の問いに答えられずに目をそむけるのでした。次回に続く






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