■コードギアス
反逆のルルーシュ15話 「喝采のマオ」
ナリタから帰る途中。電車の中でフルーチェさんは、CCからマオの能力について根掘り葉掘り聞き出していました
「あのマオという男…他人の考えを読み取るギアスを持っている、それでいいのか」
「ああ、ギアスの発現の仕方は人によって異なる。マオの場合は、集中すれば
最大500m先の思考を読み取れる…頭を使うタイプのお前には最悪の敵だよ」
「あいつもお前と契約したのか?」
「ああ…11年前にな。マオのギアスは強い、お前のように回数制限も目を見るとかの制約も一切ない」
「…弱点はないのか?」
「しいて挙げれば…マオは能力をオフにできない。
常に周囲の心の声が聞こえてしまう、本人が望もうと望むまいと…」
えらく便利だなーと思われたマオの能力ですが、世の中そんなに甘くありませんでした
大勢の人が集まる場所では、聞きたくもない大量の心の声が頭の中でガンガン鳴り響き、ひどい不快感に襲われるという欠点が。
ヘッドホンでCCの声を常に聞いているのは、そういう場所で今にも狂いそうな自我を必死で保つためだったんですね
単なる変態ストーカー野郎だとばっかり思っててすいません:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「なあ…ギアスを使い続けると俺もああなるのか?
それとも、お前との契約を果たさなかったからああなったのか?」
「…使ううちにギアスはその力を増していく。
克服できない者は、自らの力そのものに飲み込まれていく…」
「それを知ってて契約を持ちかけたのか!俺にもマオにも…!」
「…そうだ」
「酷い女だ!お前は卑劣だ!捨てる時になぜ始末しなかった!?
力を奪うなり命を奪うなり!その中途半端のせいでシャーリーはッ!!」
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「ゴミを捨てる時になんで後始末をしないのこの子は!」とフルーチェさんブチ切れ!
記憶を消してなかったことにしたとは言え、シャーリーを傷つけてしまったことは相当気に病んでいるようです
しかしシャーリーとのキスを根に持ってるCCは、その名前を出されてしまうと黙っていられません
「マオに関しては別行動を取るべきだろうな。今日から隣の棟に移る」
「隣…!?生徒会や文化部の部室が…」
「そんなことは知らん。後処理はそっちで何とかしろ」
止めようとするフルーチェさんにも「うるせーバーカ!」とそっけない態度で部屋を出て行ってしまうCC。
2人の間にかなり険悪な空気が漂ってしまう結果に…
「セシルさん、ユーフェミア皇女殿下に会う方法ってありますか?」
「えっ、会いたいの?」
その頃スザクは、ニーナを何とかユーフェミアに会わせてあげようと、律儀にセシルへ相談を持ちかけていました
というか写真一枚であれほど性欲をもてあますニーナを
実際に会わせたりなんかしたら、どうなるか分かったもんじゃありませんよ!(えー
「無理でしょ〜、謁見は騎士候位以上だからねぇ」
「伯爵閣下ならお出来になるんじゃありません?」
「僕ぅ?」
「は…?ロイドさんって伯爵だったんですか!?」
「はははは、いや〜お恥ずかしい」
「放蕩貴族よ、遊びと仕事の区別がついてないの」
ロイドの意外な事実発覚!ただのしがないメカニックかと思いきや、押しも押されぬ立派な貴族の一員でした
今まで係長だと思ってたのが実は専務だったみたいな感じでしょうか(えー
というかセシルさん、ロイドの身分を最初から知っていながらそれでも容赦なくボコボコにしてきたわけですか!
なんて人だ…正直ロイドの身分よりセシルの肝っ玉の方に驚いたよ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「数日でいいんです、クラブハウスを立ち入り禁止にしてもらえませんか?」
「そりゃあできないことはないけど…ねえルルーシュ、私またお見合い…
今度は逃げられないかも…ねえ、どうすればいいかなあ」
「いや、それは…」
翌日、部屋を出て行ったCCの尻拭いをするフルーチェさん。
しかし会長から「そんなことより奥さん聞いてくださいよ」と、お見合いの相談を持ちかけられてしまいます
そんなこと言われても…と困った表情のフルーチェさん。そこへ間の悪いことに、「会長ー!」ってシャーリーキター!!
これはまずい展開!シャーリーがフルーチェさんの記憶を失ったことがバレてしまっては…!
「…っ!」
「シャーリー!朝練復活するの?」
「はい!今日からまた…あれ?あなたこの間の…うちの学校だったんだ!」
「…何ふざけてんの?」
「…同じクラスだろう」
「えぇっ?そんなはず…ん〜?」
「やっぱり知らない人だけどな〜」とフルーチェさんの顔を覗き込むシャーリー。事情を知らない会長には意味不明です
心臓ドキバクのフルーチェさんは、もはや一刻も早くシャーリーが去ってくれることを祈るのみ…
「シャーリー始まっちゃうよー!」
「あ、今行くー!じゃ会長、また!」
「う、うん………今のなに?」
「ちょっと…ケンカして」
「んで他人ゴッコ!?可愛いプレイだねぇ〜!」
(゜д゜;)そ、そんなんで納得するのか会長ー!!
そんな解釈する奴があるかよ!そういつまでもごまかし切れないと思いますが、この先どうなることやら…
「う…ん…」
「気がついたか?どうしてあんなところに倒れていたんだ、君の名前は?」
「私…名前…?なんだろう…」
その日の晩、ヴィレッタは扇の部屋で意識を取り戻します。さっそく尋問を始める扇でしたが、なんとヴィレッタは記憶を失っていました
(C)細井雄二/講談社
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おれはいったいだれだ!? |
「なんだよー、ゼロの正体知ってるんじゃないのか」と扇はがっかり。
気落ちする扇に声をかけるヴィレッタでしたが…
「何をやってるんだ俺は…裏切るような真似をしてこのザマか…」
「だって分からないのよ…あっ…!?」
た…大変だー!メロンが2つ!メロンが2つー!!(えー
なんとまあスタッフも見事に隠す気もなく丸見えにしてきましたね
しかし最近はニーナのアレとか童貞とかメロンとか妙にアダルトなことになってきたな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「す、すまないっ!その…脱がせるのは目をつむってもできたんだが、着せるのは…でも部屋も暖かくしたから!」
「…ふう、よかった…」
「え…?」
「とりあえず、いい人に拾ってもらったみたい」
そう言うとまるで聖母のような微笑みを浮かべるヴィレッタ。出世欲の塊だったおばさんがこうも変わってしまうとは…
ケロロ軍曹で言うカカロット症候群ってやつですか(えー
うらやましいぞ扇
フルーチェさんも「扇の野郎あんないい女と!」と妬んでいるようです:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
ではなくて、マオを出し抜くための作戦が煮詰まっており、イラつきながらクラブハウスをうろついていました
「ええい…チェックをかけるには駒が一枚…!」
「足りないか?どうやら考えることは同じだな」
そこへ助け舟を出そうとやってきたCC。しかしその時、フルーチェさんの携帯にマオからの電話が!
「…はい」
「僕だよルルぅ〜。そこにいるんだろCC?2人っきりで話したいんだ、代わってよ」
ふざけた口調で話すマオでしたが、フルーチェさんもここは渋々マオの言う通りに従います
何やらしばらくマオと会話するCC。そして電話が終わると、なぜか突然CCはマオ側に寝返りフルーチェさんの元を去ろうとします
「喜べルルーシュ、私とお前はここでお別れだ。私はマオとやり直すことにした」
「な…!?裏切るのか!」
「何を今さら…私はお前と仲間だったつもりはない。ただの共犯者だ」
「待て!CC…お前は俺の事を知りすぎている。行かせるわけには行かない!」
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ワハハハCC!
もはや
のがれることは
できんぞ!(byくらやみ団) |
ギアスを発動してニマアッと勝ち誇るフルーチェさん。CCを従わせようと命令を下しますが…
「行くな。俺のところにいろCC!」
「私にギアスは効かない。言っただろ?」
「ぬぐっ…!」
「安心しろ、お前のことをしゃべるつもりはない。ギアスもそのままだ。
マオだって二度とお前の前には現れない、これで障壁はなくなった。
おめでとう、さようなら。」
なんだかもうすっかり愛想を尽かしてしまった感じのCC。フルーチェさんをあざけるように冷たく言い捨てると、
振り返りもせずその場を去ってしまいました
「CCー!君はなんて静かなんだ!君の心だけは読めないよ、
やっぱり君はサイコーだよぉ〜!」
マオと合流しにCCが遊園地へ向かうと、遊園地を貸し切りにしていたマオはメリーゴーランドでぐるぐる登場。
やっぱりこいつ素で頭のネジが吹っ飛んでるな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「はっはははは!嬉しいだろCC〜!」
「マオ…前にも言ったはずだ、私はお前と…」
「そんなのウソウソォ!CCは僕のこと大好きなんだから!
君だけなんだ僕が欲しいのは、ルルーシュなんかどうでもいい!」
「やめろっ!最初からこうしておくべきだったんだ…!」
マオを振り払い銃を構えるCC!どうもマオに寝返ったわけではないようです
その頃、録音されていたマオとCCの電話の内容を聞いていたフルーチェさん。
CCは「一人で来なければゼロの正体をバラす」とマオに脅され、フルーチェさんを守るために寝返ったフリをしていたのでした
バキュウウウン!!
「くうっ…!」
しかしCCよりも先に銃弾を撃ち込むマオ!CCに銃を向けられたことで怒り狂うかと思いきや、
逆にマオは今までよりもさらに喜び出してしまいます
「CCは僕を撃てなかった!CCは僕が好きなんだよぉ〜アハハハハハハ!!」
「違うっ!私はお前を利用しただけだ!」
「…何言ってんの?嘘はいけないよ嘘は」
バキュン!バキュン!バキュンバキュンバキュンバキュン!
「うああああああーーっ!!」
「嘘はダメなんだよ嘘は。心配しないで、僕は分かっているから」
こ…こいつやべええー!まるで躊躇する様子もなくCCの四肢をハチの巣に!
両手足を潰されてしまったCCは、マジュニアと戦った時の悟空のように立つことすらできなくなってしまいました
「CC、僕ね…オーストラリアに家を建てたんだ、白くてきれいなとても静かな家。
だけどオーストラリアに行くには飛行機に乗らなくちゃいけないんだ。
でもCCを飛行機に持ち込むにはちょっと大きすぎる…
だからさぁ、コンパクトにしてあげる!これならあっという間だよ!」
お…お前ってやつはー!この番組を潰す気かー!!(えー
放送当時はちょうど連続バラバラ殺人で日本中が大騒ぎだった頃。チェーンソーってお前!シャレになってなさすぎ!
《やはりそこにいたか。他人の声が邪魔にならない場所…自ずと位置は絞り込める》
その時広場の巨大スクリーンが点灯!遠距離からハッキングしたフルーチェさんが、自分の映像を送ってきたのです
《お前のギアスの有効範囲は最大500m…この東京タワーまでは届かない》
「ヒャッハッハッハッハ!確かに確かに!でもねぇ、それでどうするつもり?
色々とハッキングして頑張っちゃったみたいだけど、
他のオモチャも遠隔操作して僕を襲わせるのかな?
それともその達者な口で僕を言い負かすの?」
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確かにこれではマオを言い負かす以外に何もできませんが、
「どこからでもどうぞ」とマオは余裕綽々。何を言っても軽く受け流されてしまいそうです
《…》
「おぉい今度はだんまりかい?CCが欲しいのならお前も…」
《マオ。お前まさか、CCというのが本当の名前だと思ってるんじゃないだろうな》
「…!?」
今までの余裕が一気に吹き飛ぶマオ!サーっとその表情から血の気が引いていきます
うーむさすがの話術…マオの一番痛い所を的確に突いてきましたね
「そ…そうなのCC?僕には教えてくれなかったのに…」
「俺は知っている、本当の名前をな。これで分かっただろう?
CCは俺のものなんだよ、マオ」
「ち…違う!違う違う違う違う違う違うッ!ずっと前から僕だけのCCだったんだァッ!」
「俺はCCの全てを手に入れた。マオ、お前が見たこともない部分も含めてす・べ・て」
爆弾発言来たー!!フルーチェさんあんたー!本当は童貞なのになんという大胆なハッタリを!(えー
でもCCの名前を聞いた回では治療のためにすっぽんぽんにしてるから、一応見てはいるのかな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「るっ…るるぅぅぅぅしゅうううおおおあああああ!!」
嫉妬の炎で焼け焦げるマオ!チェーンソーをメチャクチャに振り回しモニターを徹底的に破壊する!
フルーチェさんの目障りな放送が途切れ、ゼエハアと肩で息をしながらようやく少し落ち着きを取り戻します
今フルーチェさんがいるのは遥か離れた東京タワー、これなら何も出来はしないとCCに向き直りますが…
「そこまでだッ!誘拐犯に告ぐ!武器を捨て投降せよ!」
突如マオの周囲を取り囲む大量の警官たち!そんな中CCを悠然とお姫様ダッコで運んで行く一人の警官が。
それはここに来られるはずのないフルーチェさんだった!
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「ルルーシュ!?なぜここに…!?」
「う…嘘だッ!だってさっきまでタワーにいたじゃないか!」
(お前馬鹿か?録画だよ今までのは)
な、なんだってー!これこそまさに悪魔の知能か。マオの反応などすべてお見通しだったフルーチェさんは、
あらかじめ録画の映像でマオを手玉に取っていたのでした
「嘘だぁぁっっ!だって…だって喋ってたじゃないか僕と!」
(お前の思考はシンプルすぎる。心を読めるのがアダになったな)
「僕の答えまで予想できたってのか…!?ふざけんなこのガキィ!
僕にはまだお前に勝つ方法があるんだよ!」
(それをやった時が、お前の最期だ)
「何が最期だァ!?ポリスどもよく聞けぇぇぇ!!そこにいる奴がテロリストのォ!」
なんかもう完全にトチ狂っちゃった顔のマオ。最後の手段にゼロの正体をバラそうとしますが、
警官隊を統率するマリオみたいなオッサンはすでにフルーチェさんのギアスに操られていた!
「撃てェェェいッ!!」
ドドドドドドドドドドドド!!
合図とともに放たれる無数の弾丸!全身をあまさず撃ち抜かれ、狂気の男壮絶に散る!次回に続く!
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