■ゼロの使い魔
双月の騎士11話 「銀(しろがね)の降臨祭」
「銀の降臨祭って、新年のお祭りなんだ…」
「戦争中だっていうのに、シティ・オブ・サウスゴータの人たちってプライドがないのかしら!
敵を歓迎するなんて!」
「アルビオン軍は市民を守るどころか、食料を奪って逃げたんだろ?
トリステイン軍が代わりに食い物をくれたんだから、歓迎して当然じゃねえか」
「あんたってどうしてそういう考え方しかできないのかしら!平民はしょせん平民ね!」
「なんだよその言い方…!確かに俺は貴族様とは違うよ!戦争よりお祭りの方が好きだしな!」
「ああそう!だったら勝手に遊んでなさいよ!姫様のところへは私一人で行くから!」
姫様からの新たな任務を受けるために、アルビオンの町シティ・オブ・サウスゴータへやってきたルイズ達。
敵国の町ということでピリピリするルイズでしたが、サウスゴータの住人達は感謝の気持ちを込めてトリステイン軍を歓迎していました
「敵の町ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ」とご立腹のルイズ。
平和がなによりと言う才人にイラついたルイズは、さっさと一人で姫様の下へ向かってしまいます
「アルビオンからの申し出を受け、銀の降臨祭の間は休戦することになった。
しかし奴らのことだ、奇襲してくるかもしれん…
そこで首都ロンディニウムへ飛び、アルビオン軍の動向を探ってもらいたい。
我が空軍の竜騎士を使うと、こちらから休戦を破ったことになってしまう…
その点君達なら、万一捕まってもただの学生だと言い張ることができる」
そして今回の任務を言い渡されるルイズ。要するに敵の偵察をやってこいということのようですが、
魔法学院の生徒とかすでにめちゃめちゃ徴兵しまくってるのに
「なーんだ学生なのかぁ、それじゃ戦争と関係ないね!」なんてお気楽なことをアルビオンが言ってくれるんでしょうか(えー
メンヌヴィルの時にしても、無関係の学生を容赦なく戦争の駆け引きに巻き込んできた相手だというのに…
別に普通に兵士行かせても同じことだと思うんですが:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
というわけで才人とゼロ戦のところへ向かうルイズでしたが、ゼロ戦はいまだに故障中。
才人がせっせと修理を続けていましたが、その様子を見てルイズは何やら複雑そうな表情を…
やがてルイズは、くるりときびすを返すと飛竜を持っているジュリオの下へ向かってしまいます
「ジュリオ…お願いがあるの」
「美しいルイズのお願いなら、どんなことでも聞くよ」
そう、「ロマリア出身のジュリオなら見つかってもOKだろ」ということで、才人を置いて出発してしまおうというのです
2人を乗せた飛竜が飛び立とうとしていることに気づいた才人は、慌てて二人のところへやってきますが…
「ルイズ、何やってんだ!」
「もちろん逢引きだよ。ジャマしないで欲しいなぁ」
「あ、逢引きだぁ!?」
「任務よっ!姫様の命令で秘密の任務に向かうの!」
「だったら俺のゼロ戦に乗ればいいだろ!」
「あれすぐには飛べないじゃない!大体あんた戦争には協力したくないんでしょ!?
文句ばっかり言ってる使い魔なんて必要ないわ!
どこへでも行っちゃいなさいよ!さようなら!」
な、なんてことを!(゜д゜;)どうやら才人を戦争に巻き込みたくなくてこんな言い方をしたようですが、不必要にきつく言いすぎってもんです
才人にしてみれば、自分を捨てて他の男に走った女そのものだよなあ…前期の頃からルイズの悪いクセだ
「くそっ…!ルイズのやつ…どうして分かってくれねえんだ…!」
「あ!?さ…才人さん!?まさかこんなところで会えるなんて、私感激です!」
「シ、シエスタ!?どうしてアルビオンに!?」
「商売をしている叔父が、ここに支店を出すと言うので連れてきてもらったんです!」
「へえ〜、叔父さんが…」
「いやぁん才人ちゃーん!!」
置いてけぼりを食らってサウスゴータの町をトボトボ歩いていた才人。そこで偶然にも腹黒さんと再会!
さらに意外なことに、腹黒さんの叔父というのはあの変態スカロン店長でした。こいつら親戚だったのかよ!てことはジェシカとも従姉妹なのか…
やーとにかくまず一杯飲もうや、と2人に捕まってしまった才人。スカロンの新しい店へ連れ込まれてしまいます
「見たところ出撃準備はしていないようだね」
「うん…」
その頃、ルイズ達はすでに首都ロンディニウムの上空へ到達していました
しかしロンディニウムはまったく奇襲の準備をしている様子がありません
それもそのはず、アルビオンのお偉いさん達は、すでに戦争は敗色濃厚なことを悟って降伏を考え始めていたのです
とりあえず上空をぐるぐる旋回して様子を探るルイズ達でしたが…
「この任務、才人君のために僕に頼んだんだろ?平和主義者の彼をムリヤリ戦争に協力させ、
危険な目に遭わすわけにはいかないからね」
「あ、あんな犬なんか別に!」
「照れることはないよ、自分が戦争で死んでも才人君には無事でいてもらいたい。
そこまで深く想っているのに彼はその気持ちに気づいてくれない、だから怒ってるんだ」
「わ…私は…」
そこまで深く想ってるんなら一言くらい気のきいたセリフ言ってやればいいのに:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
とかなんとかペチャクチャお喋りしている間に迎撃部隊出現!ああどうする!
追いつかれる前にさっさと逃げるのか、それとも大人しく捕まってシラを切り通すのか…
「アズーロ!」
シュゴオオオオオオ!
う、撃ち落としやがったー!!ダメだろこれー!!
「ロマリアだから大丈夫」とかそういう問題か!首都へいきなり乗り込んできて防衛部隊を撃墜だなんて…
これじゃ奇襲してるのは一体どっちなのやら(;´д`)「あくまで平和的に」が目的じゃなかったのか…
「才人?才人じゃないか!」
「ギ、ギーシュ!?」
スカロンの店でジェシカや腹黒さんと一杯やっていた才人。なんとそこでギーシュと再会してしまいます
2期ではさんざん放っとかれていたギーシュにもようやく出番が!そんなギーシュの胸には何やら立派な勲章が…
「これは白毛精霊勲章だよ、まぁ大したことはないが大きな戦功をあげてね。
ポワチュエ将軍自ら僕の首に下げてくれたんだ!貴族にとってこれ以上の名誉はないよ、
あっはっはっは!あーっはっはっはっは!」
なにィー!?1期ではまるっきり戦闘に向いていなかったギーシュ、どんな裏技を使ったのか
画面に映ってないところでずいぶん活躍していたようです
「ルイズにもこの勲章見せびらかしたいわー」とギーシュが言い出すと、
せっかくだから呼びに行こうと一同はぞろぞろとルイズを呼びに行くことに…
「ただいま…才人?なによ、ご主人様が帰ってきたのに…才人は?」
「お前さんと一緒じゃなかったのか?ははあ、さてはまた相棒に冷たくしたな。
それで相棒はひねくれてどこかへ行っちまったと」
ちょうどその頃宿に戻ってきていたルイズ。しかし、才人はスカロンの店に行っているので
部屋にいたのは壁に立てかけられたゲキリュウケンだけでした
「つ、冷たくなんてしてないもん!なによあんな奴、いちいち口答えしないで
私の命令に従ってりゃいいのよ!」
「そうかあ?相棒は故郷へ帰るのを諦め、お前さんにくっついて戦地までやってきた。
本当は戦争なんかやりたくないのになあ。なぜだと思う?」
「つ、使い魔だから…」
「好きだから。一度でもその気持ちに応えてやったことあったっけ?
相棒は死ぬほど尽くしているのによ、お前さんはムチで叩くばかりじゃないのかい」
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おお…なんだかリュウケンさんが凄くまともなことを…さすが太古の昔からジャマンガと戦ってきた剣は人生経験豊富です(えー
でも一期の才人なら「相棒は死ぬほど尽くしてる」って言われても十分納得できますが、
二期の才人はとんだナンパ野郎に成り下がってしまったので、いまいちそこんとこに説得力が:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「私だって…心の奥では感謝してるわよ。でもあいつは使い魔で男なんだから、
いちいち言わなくったって私の気持ち…分かってくれてもいいじゃない!」
「そいつは無理ってもんだなあ。心の奥にしまっとかないで、自分の気持ちをはっきり伝えたらどうだい。
才人のことが好きよ!結婚してぇ!お嫁さんにして私を抱いてぇ!思いっきり可愛がってぇ!」
「き、貴族が使い魔に対して…!好きとかけけ、結婚とか!だだだだ抱いてとか!
言えるわけないでしょおーーっ!!」
「問題はそこだな」
「え?」
「相棒がいた世界には、貴族も平民もないそうじゃないか?だからお前さんの立場も分からないんだ。
そうだ一日だけでも逆になってやれ!お前さんが相棒の使い魔になるんだ!」
「な、なによそれぇ!」
リュウケンさんの仲良し大作戦発動!それで仲直りできるんなら…とルイズもそれに渋々従います
リュウケンさんに言われるままに、エロいコスチュームに着替えて才人の帰りを待つルイズ。
そして、いよいよ才人がコツコツと廊下を歩いてくる音が…
「きょっ、きょきょ、今日はあなたがご主人様にゃん、にゃん!」
「……………」
「お前…何やってんだ?」
ネコミミモード ネコミミモード ネコミミモードでーす
仲直り作戦大失敗!ギーシュ達の前でとんだ大恥を晒してしまい、仲直りどころか一同をドン引きさせてしまいます
すぐにエロコスチュームから制服に着替えたルイズは、真っ赤になりながらスカロンの店に連れて行かれますが…
「まったく俺のいない間になにやってんだか…」
「じ、実はな相棒、貴族の娘っこは…」
「い、言っとくけど才人のためじゃないからね!」
「じゃあ誰のためなの?」
「え!?えーと…ジュリオよ!デルフリンガーのバカが黒猫のカッコして、
今日は一日あなたの使い魔になりますにゃ〜んって言えば、
ジュリオを落とせるっていうから!そうよねぇ!」
「え、ええと…」
「お前それ本当なのかよ…」
「本当に決まってるでしょ!?顔だって頭の良さだって、剣術だって全部彼の方が上だもん!
竜を操る腕前ときたらもう神業だったわ!
才人と比べたらオケラとライオン、ハエとフェニックス、ミジンコと白鳥よ!」
「…ああそうかよ!だったらせいぜいジュリオと仲良くしろッ!!」
あーあーあ…照れ隠しになんだかもうメチャクチャに才人を罵るルイズ。
何も悪いことしてないのにこれだけ言われては、才人もさすがに怒るってもんです
2人の間に険悪な空気が流れる中、間の悪いことに「やーみなさんおそろいで」とジュリオがその場に参加!何もこんな時に!
「才人っぴょ〜〜ん!ミス・ヴァリエールとどっちが可愛いぴょん?」
そうかと思えば、ルイズに対抗してウサギコスに着替えた腹黒さんのお色気攻撃発動!もうハチャメチャです
というか腹黒さん…これだけ可愛い作画だというのに、あざといキャラのせいでどうにも素直に萌えられません(えー
これがジェシカだったら大喜びだったのに:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
しばらくしてようやくドタバタが一段落。するとギーシュが、戦場で体験した不思議な話を語り始めます
何やら妖精に命を助けられたとか…
「あれはロサイスから進軍の途中、敵と遭遇した時だった。
気がついたら僕は山の中で敵に囲まれていたんだ…僕は殺された…確かに致命傷を負ったはずだ、
ところがもう一度目覚めると僕は傷一つない体に戻っていた…ありがとう妖精さぁぁん!」
「夢でも見たんじゃないのぉ?」
「人間は死を前にすると妙な幻覚を見るもんだよ」
しかし「どうせ白昼夢だろ」と全然話を信じてくれないジュリオ達。
精霊とかは普通にいるのに妖精の話は妄言扱いですか!よく分かんない世界だなあ
「とにかく生きていてよかったですわ、見知らぬ土地で死ぬなんて恐ろしいです…」
「いやいや僕は貴族だからね、死ぬのは全然恐くないよ!
名誉のために死ねと言われればいつでも死ねるさ!でもどうせならもっと大きな戦功をあげて、
もう一つくらい勲章をもらってから死にたいかなぁ〜あっはっはっは!」
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調子に乗って大笑いするギーシュでしたが、自分の命を軽んじるようなその発言は
コルベール先生の遺言を胸に刻んでいる才人にとって許せないものでした
「お前バカか!?なんだか知らねえけど要するに九死に一生を得たんだろ!
だったらその命を大事にしろよ!名誉のために死ねるだなんて、
そんなのはクソだ!アホの考えることだ!」
「才人!ギーシュに謝りなさい!名誉は貴族にとって命より大切なものなの、
一体なんべん同じことを言ったら分かってくれるの!?」
「お前こそなんで分かってくれないんだ!勲章もらったって、
死んじまえばお終いなんだぞ!」
「勲章なんていらないわ!大事なのは姫様への想いよ!
誰にも誉められなくていい、ただ姫様だけに分かってもらえればいいの!
それこそが私にとっての名誉なの!私、姫様のためなら喜んで命を捧げるわ!」
「…勝手にしろッ!!」
しかしルイズの反発を招いてしまい、またしても大ゲンカ!どこまでも価値観が対立してしまう2人。
もはや言っても無駄と悟った才人は、怒声をぶちまけると店を飛び出してしまいます
(はっきり分かった…俺にとって本当の恋敵は、姫様なんだ…!)
「才人さーん!待ってください!」
「へっへっ!仲違いしている今がチャンスだぜ!」とハイエナのように才人を追いかけてきた腹黒さん。(えー
才人に追いついたかと思ったら、その途端「ああっ!寒い!凍えそうです!」としらじらしい演技をかまし、
まんまと才人を宿屋に連れ込むことに成功します。
「…どう?寒さはおさまった?」
「私、嘘をつきました…元々寒くなんかないんです…
ただ才人さんに抱いてもらいたくて!好きぃっ!」
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ワハハハ平賀才人!
もはやのがれることはできんぞ! |
言うが早いか才人の唇を奪う腹黒さん!「抱いてもらいたい」と言っておきながら明らかに一方的に襲いかかってます。恐ろしい女です
バゴオオオオン!!
「…!?なんか外の様子が変だ…!」
しかしその瞬間、突然外から激しい戦闘が始まったような爆音が!
その時宿屋の外では、正気を失ったトリステイン兵が激しく同士討ちを始めていました
数多くのトリステイン兵達は、アンドバリの指輪の力により洗脳されてしまったのです
指輪を持っていたのは、アルビオンを影で操っていた謎の女・シェフィールド。
「こりゃあ腹黒女と遊んでる場合じゃねーな」と、すぐに宿屋を出ようとする才人でしたが…
「才人さん…ミス・ヴァリエールの下に戻るんですね?」
「そ、それは…」
こんな時にも「私を捨ててあの女の所へ行くのね!」的なことを言い出す腹黒さん。
そんな場合じゃないですから!恋愛がどうこうよりまずみんなの命が優先ですよ!
「でしたらこれを持って行ってください!
もしミス・ヴァリエールが才人さんに危険なことをさせようとしたら、
これを飲ませて眠り込んだスキに逃げてください!」
毒薬キター!!
眠り薬とか言ってますがそんなの信じませんよ!腹黒さんのことですから、邪魔なルイズを葬る絶好のチャンスと見たに違いない!
(C)土山しげる/日本文芸社
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眠り薬と信じてまんまと受け取るとは…
まったく甘い男だぜ!(えー |
果たして腹黒さんの殺人計画の行方はどうなってしまうのか!?次回に続く!
えー、というわけでもう次回最終回なわけですが、なんだかもうルイズのツンツンっぷりが酷いですね。
才人を必要以上に突き放しまくっておいて、「私の気持ちに気づいてくれてもいいじゃない」と
才人が鈍感だから悪いみたいに言うのは、見ててどうにもストレスがたまってしまいます
「お前みたいなハエでミジンコでオケラみたいな奴より、
ジュリオの方がよっぽどいい男だから乗り換えるわ。さようなら。お前もうどこへでも行っていいよ」
とか言われて、「ああこいつはこんなに俺のことが好きなんだなあ」なんて考える奴が
一体どこにいるんでしょうか(えー
ルイズの素直じゃない態度
→ 才人切れる → 2人大ゲンカ →
ルイズピンチ(いまここ) → 才人助けにくる
っていうのも一期のラストで繰り返しやってたことだしなあ…
(C)井上雄彦/集英社
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まるで成長していない… |
相変わらずのルイズに安西先生も失望している様子です(えー
なんていうか二期は1話と4話にまんまと騙されましたよ!あれ見て二期のルイズは一期よりもデレデレだと思ったのに!
それと気になるのが、ルイズが頬を染めるのってジュリオと話してる時ばっかりなんですよね
好きな人の前でだけ赤くなるのがツンデレの醍醐味なのに、これじゃあなあ…
なんかもうミィ様が物凄く恋しくなってきた
ルージきゅんと一緒にいると真っ赤になって止まらないミィ様は良かった…
ゾイド書きてぇ…ゾイドの続き超書きてええええええええ
この間ログ整理した時にうっかりゾイドのログを全部読み返しちゃったんですけど、
やっぱりアレは面白いアニメだったよなーってことをつくづく思いました。
もういっそ秋の新番組とか全部シカトしてゾイドとデルトラ一気に埋めたいんですが:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
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