■爆丸バトルブローラーズ38話
「ファイト!」
「ここは…?私どうしてこんなところに…」
長い失踪を経てようやくアリス再登場!ふと気がつくとアリスは、町はずれの小高い丘をウロウロさまよっていました
例によって今まで何をしていたのかさっぱりピーマンなアリス。ともかくルノの待つ喫茶店へ帰ることにしますが…
「アリス!心配したよ…今まで何してたの?」
「ごめんなさいルノ…実は今までにも何度かこういうことがあって…
自分がどこで何をしてたか覚えてないの、私…自分で自分が分からない…」
14歳でアルツハイマーなんて困ったわとポロポロ泣き出してしまうアリス。:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
まあ自分の意識が突然消えてなくなって、消えてる時間の間隔がどんどん長くなってるんだから仕方のないことか…
意識がなくなることを考えるのって恐いもんなぁ。私も「死んで意識がなくなったら俺はどうなるんだろう」って
小学校くらいの時から考えて涙目になってたことがよくあります(えー
話は逸れるけどそういう人にはこの漫画!「天」16〜18巻!こいつは本当に人生観そのものがぐるりと変わるぜ…
あのアカギが死ぬ話ですが、生き死にってそういうことなんだなぁ〜…って目からウロコがボロボロ落ちて止まらないんで
死ぬのが恐い人は一度読んどくといいですよ、私もこれのおかげで安らかに逝けると思います(えー
《続いてのニュースです。今日は世界各地で異常現象が目白押しです》
一方その頃、サイレントコアの猛烈なパワーをどんどん取り込んでいるナーガの影響が、とうとう人間界にまで現れ始めていました
前回も日本では真夏に雪が降ってましたが、バカンスができるほど陽気な南極、噴水が湧き出すピラミッド、オーロラが見えるニューヨークと
どれも普通ありえないものばかり。今はまだ単なる珍現象ですが、そのうち地球そのものがあぼーんするのも時間の問題です
「早くナーガとマスカレードを止めなきゃ…!」
「でもどうやって…あ!?マスカレードからだ!」
血気にはやるダンが闘志をもてあましていると、そこへワイバーンを狙ったマスカレードの挑戦状が!
向こうから仕掛けてくるとは好都合!ダンはジョウとワイバーンに代わり、マスカレードとの決戦の地・ドームスタジアムへと向かうのでした
「空操弾馬か…望んだ相手ではないがまあいいだろう」
「マスカレード…!なんでナーガの肩なんか持つんだよ!
ナーガのせいで俺たちの世界までやばくなってるんだぞ!?
俺たち人間同士が争ってる場合じゃないだろう!」
「戯言はもう終わりか?全てはナーガ様のため…俺の行く手を阻む奴には容赦しない!」
「くっ…分かったぜ、これが最後の戦いだ!今日こそ決着をつけてやる!」
やはり説得の通じる相手ではなく、お互いに進化した相棒をぶつけあうタイマン勝負が始まる!
それにしても「人間同士争ってる場合じゃない」って、
くるくる回転ワープとか普通にできる変態マスクマンはどう考えても人間じゃないと思う:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「現身せよアルファード・ヒュドラ!最も残酷な方法で葬ってやるがいい…
アビリティ発動!デストロイ・バニッシュ!」
ガイガァァァァン起動おおおう!!
バトル開始早々、ヒュドラの回転ノコギリアビリティを発動するマスカレード!進化して電ノコなくなったかと思ったらまだあったのか!
それにしても刃の部分があんまり目立たなくなったから、ノコギリというより大根おろしみたいだな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ぐおおおおおおおお!!」
デストロイバニッシュを食らったドラゴは、550あったパワーがたったの1にまで急降下!大根おろしつええー!!
しかし、ダンは慌てず騒がずゲートカードで反撃に転じる!
「行くぜドラゴ!ゲートカードオープン!バトルはまだ始まったばかりだぜ…!
アビリティ発動!ブーステッド・アルティマ!」
炎属性ゲートカードでドラゴのパワーが250まで上昇!属性カードだけでそんなに上がるのか!(今までは50アップとかそんなだった)
さらにアビリティでドラゴのパワープラス200、ヒュドラのパワーマイナス100!お互いのパワーが450となり、最初のバトルはドローに終わります
「さあ続けようぜ…どっちかがぶっ倒れるまでとことんなァ!」
「いいだろう…だが最後に勝つのはこの俺だ!」
間髪入れずに再び爆丸をシュートする2人!今度はマスカレードのゲートカード上で2体がぶつかり合う!
「ここが貴様の墓場になる…!ゲートカードオープン!」(ドラゴ550:ヒュドラ550+200)
「やるな…!アビリティ発動!アルティメット・ドラゴン!
これでゲートカードを無効化、ドラゴを強化だ!」(ドラゴ550+200:ヒュドラ750−200)
「アビリティ発動!デストライデント!
闇に飲まれしドラゴノイドには死あるのみ!」(ドラゴ750−300:ヒュドラ550)
「ヘッ…面白ぇ、バトルはこうでなくっちゃなァ!勝負はこっからだぜ!
フュージョンアビリティ発動!エクシード!」(ドラゴ450+200:ヒュドラ550)
「ちっ…ふざけるなァッ!フュージョンアビリティ!
ファイナルデストラクション!」(ドラゴ650:ヒュドラ550+100)
両者惜しみなくアビリティを連発し、激しくパワー差が入れ替わるシーソーゲーム!
そして互いの爆丸が激突するたび、ダン達の体もボロボロに!
ダメージ共有とはなんてこった、いつの間にこんな闇のデュエル方式になっていたんだ(えー
さらに最終的なパワーレベルはまた同数!またも2体は互角に弾け飛び、今度もドローに終わります
「なぜだ…なぜいつもいつもこの俺の邪魔をする…!俺の送り込んだ刺客はことごとく倒され…
この俺が完膚なきまでに叩きのめしても、こうしてまた俺の前に立ちはだかる!
俺の計画がお前のせいで…!これ以上俺の邪魔をするなァッ!
空ゥゥ操ォォ弾馬ァァァァァァァッ!!」
「やっと本気になりやがったか…だったらお互い小細工なしの
本気のバトルをしようぜ!正々堂々となぁ!」
「お前いい加減しつこくてやんなるわボケ!」とマスカレード吼える!
何度でも何度でも戦いを挑んで来るダンに、ついに激情をあらわにしたマスカレード。
さっきのバトルでアビリティカードもお互い3枚切ってしまい、ここから先はひたすら互いの攻撃に耐え続けるガマン比べに!
「行くぞ空操弾馬!爆丸シュウ!」
「負けねえぞオッ!」
「勝つのは俺だ…!」
「いいや俺だッ!」
「違う、この俺だァッ!」
「俺だアアアアアアアアアッ!!」
殴られ蹴られ電ノコで削られ、2人はみるみるズタボロに!しかしどれだけ傷つこうともお互い一歩も譲りません
とてつもない戦いを繰り広げる2体の爆丸に、とうとう先にバトルフィールドが悲鳴を上げて崩壊を始めることに!
しかし後先のことなどまるで考えていない2人は、もはや我が身がどうなろうと勝負のことしか頭にありませんでした
「ヘッ…こうなりゃフィールドもろともどっちかがぶっ潰れるまで続けるだけだ!」
「望むところだ…!ゲートカードセット!」
そして始まる4度目の激突!度重なるダメージで、もはや2人は立っているのもやっとの状態です
しかし、それにも関わらずダンは楽しげに薄ら笑いを浮かべていました
「へへへ…ははははは…!」
「何がおかしい…!」
「おかしいんじゃねえ、楽しいんだ…!爆丸ってこんなに楽しいもんだったってさ…
改めて感じてんだ!マスカレード、お前もだろ!」
「爆丸が…楽しい…!?」
「行くぜマスカレード!アビリティ発動!
行ッけェェェェッッ!アルティメット・ドラゴン!」
「ちぃっ…!アビリティ発動!デス・トライデント!」
あれー!?(゜д゜;)本日2度目のアルティメットドラゴン&デストライデント発動!アビリティカードって三枚までじゃなかったのかよ!
まあタイマン勝負って時点で普段のルールから外れてるんだし、爆丸一体しか使えない分カードの枚数増えてんのかな…
「まだだァッ!フュージョンアビリティ発動!ファイナルデストラクション!」
「アルティメット・ドラゴン!うおおおりゃあああああ!!」
「うおおおおおおおおおおッ!!」
男なら拳ひとつで勝負せんかい!
アビリティの応酬からついにガチの殴り合いにまで発展しぶつかり合う2人!
そして長い戦いに終止符を打つべく、ついにダンの最後のアビリティが発動する!
「これで最後だ…!フュージョンアビリティ発動!エクシードオオオッ!!
この一撃で決めるッ!!」
「なんだとォォォォォッ!!」
ズドバガアアアアアアアン!!
ついに炸裂したドラゴ必殺の一撃!バトルフィールドもろともヒュドラを吹き飛ばし、ヒュドラから念願の初勝利をもぎ取ることに成功します
全てをぶつけて戦ったにも関わらず、惜しくも敗北を喫してしまったマスカレード。
しかし、そのマスカレードの心境は不思議と晴れやかなものでした
「負けた…この俺が…だが、不思議と悪い気分じゃない…」
「そうさ…爆丸バトルってのは、勝っても負けても楽しいものなんだ…」
「勝っても負けても楽しいか…俺は今まで気づかなかった…」
「なあ、マスカレード…俺たちと一緒に来ないか、俺たちと一緒にナーガと戦ってくれ!」
マスカレード仲間入りフラグキター!!倒した敵を勧誘とはなんというDQ5方式。意外にマスカレードもまんざらではなさそうです
「それも悪くない…空操弾馬」
「ダンでいいぜ!」
「だが…それをするのは俺じゃない。さらばだ…ダン!」
ダンの差し伸べた手を受けようとしながらも、ふいにそれより先にマスクに手をかけるマスカレード。
そのマスクの下に隠されていた素顔とは…!
やっぱりアリスキター!!ほんとにお前だったのかああああああ
稲妻に打たれたかのように驚愕してしまうダン達!
そしてアリス自身も気づいたら自分が変なコスプレしてボロボロのダンと2人きりの状況に困惑してしまいます(えー
次回以降はやはりヒュドラを連れてアリス参戦ってことになるんでしょうか
でもヒュドラは根っからの悪党だから言うこと聞いてくれんのかなあ 気になる次回に続く!
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