■DVD版爆丸バトルブローラーズ40話
「今日まで、そして明日から」「ええっと、買ってくるものはこれでいいんですね。行ってきまーす!」
「あまり遅くなるんじゃないよ」
爆丸DVD10巻にのみ収録されている幻の40話。
時系列はそのまま39話の直後らしく、アリスの正体がマスカレードと明かされたばかりの時の話です
「すっかり元気になって…」
「最初あの子が現れた時は、正直驚いたよ。モスクワにいると思っていたアリスが、
いきなりドイツにやって来たんだからなあ」
「兄夫婦が亡くなりお父様も行方不明になって…何があったか知らないけど、きっと辛い思いをしてきたのね」
「そうだな…あの子には幸せになって欲しいものだ」
ダン達の前から姿を消し、ドイツの叔父・叔母の家へやってきていたアリス。アリスの両親はもうこの世にいなかったのか…
ここへやってきた当初は、アリスはひどく精神的に衰弱していたようですが
優しい叔母たちの下でゆっくりと静養し、今では普段のアリスに戻りつつあるようです
「許されるならずっとここで暮らしていたい…何もかも忘れて…」
「ほら見ろよ俺の爆丸!ノヴァザウラスだぜ!」
「俺のアクアガリソンだって、パワーレベルすっげー高えだろ!」
「早くバトルやろうよ〜!」
私の前でその話をするなー!!(えー
公園で爆丸バトルをする子供たちを見て、即座にトラウマが発動してしまうアリス!
自分が数々の爆丸を殺してこの世界を滅ぼそうとまでしたことを思い出し、いたたまれなくなったアリスは泣きながら駆け出してしまいます
(私がやって来たことは決して許されない…!
だって私は…私は…マスカレードなんだから…!)
ひたすら自分を責め続けながら、無我夢中に林の中を走りまくったアリス。
やがて足がもつれてすっ転んでしまいますが、その時ようやく自分がずいぶん遠くまで来てしまったことに気づきます
ここはどこ?と辺りをきょろきょろ見回すと、すぐ近くには意外な建物が…
「君は…!」
「お久しぶりです…クラウス」
クラウス君ちおじゃましまーす(えー
そこにあったのはなんとクラウスの城(実家)!前にマルチョとクラウスがバトルした時に、ブローラーズみんなで訪れた場所です
「そうですか…君がマスカレードの正体だったとは」
「ごめんなさい、あなた達を戦いに巻き込んでしまって…今さら謝っても遅いのでしょうけど…」
「君に…いや、マスカレードにバトルで破れセイレーンを失った時、私はこの世の全てを恨みました…
だがセイレーンはこうしてデス次元から帰ってきてくれた。
今の私が望むのは、この美しく平穏な時間が長く続くことだけです」
マスカレードがクラウス達にしたことを謝りに来たアリス。
そういえば洗脳してダン達と戦わせたり、ヒュドラの進化のために爆丸をデス次元送りにしたり色々やらかしてましたね
しかしクラウスはもうそのことを根に持ってはいませんでした。さすがジェントルマン
とその時、突然テレビから臨時ニュースが入ります。画面には、あのナーガが洋上にこじ空けた穴がでかでかと映されていました
「ヴェストロイアに通じる穴…!?2つの世界が共鳴し、融合しようとしています…!」
「なんということだ…!」
「あ…あぁ…嫌ぁぁぁぁ!!全部私のせい…!私が悪いの!」
ナーガの話題が出た途端、アリスはその手下だったマスカレードを思い出してたちまち震え出してしまいます
アリスのトラウマは相当根深いみたいですねぇ、まあ世界滅亡の片棒を担いでたんだから仕方ないですが…
「でも私にはどうすることも出来ない…マスカレードとなって数々の罪を犯した私に…
出来ることなんて何一つないわ…!私はもう…爆丸に関わらない…
それがせめてもの罪滅ぼし…」
「…罪滅ぼしか。それではアリス、この私と爆丸バトルをしたまえ」
「バ…バトル!?」
えー!?(゜д゜;)何を言ってんですかクラウス!「もう爆丸やらない」って言ってる直後に「じゃあ爆丸やろう」って!
(C)荒木飛呂彦/集英社
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爆丸はしねーといっとるだろーが!
人の話聞いてんのかァ
この田ゴ作がァ―――!!(えー |
しかし、もちろんクラウスは考えなしにこんなことを言ってるわけではありません。おそらくアリスを立ち直らせようと…
「君は先ほど私に許しを乞うた…私にバトルで勝ったら許すことにしましょう」
「そ、そんな…クラウス、私にバトルなんて!」
「君に断る権利はないはずですよ、マスカレードである君にはね」
お前俺らにあんな酷いことしといて断る気?とまで言ってでもアリスにバトルを強要するクラウス。
そこまで言われては断ることなどできません、爆丸を持ってないアリスはクラウスのコレクションを渡され、嫌々ながらバトルを始めることに…
「さあ始めましょう!完璧で美しいバトルを!」
「…爆丸シュート!ポップアウト!」
「バトルをせずに逃げるのですか…そうはさせません!爆丸シュート!ポップアウト!」
さあかかってこいや!と爆丸を先にシュートするクラウスでしたが、逃げ腰のアリスは勝負を避けて
別のゲートカードに爆丸をシュートしてしまいます。
しかし、「じゃあそっちにもシュートしてやんよ!」とクラウスは別の爆丸をシュートして対峙させることに…
「さあ…どうしますか?」
「ゲートカードオープン!”ピースメーカー”!」
「ピースメーカー…爆丸が2体ポップアウトしてもバトルが発生せず、
それぞれのバトラーに戻すゲートカード…」
(もう…戦いたくない…もう…)
しかしゲートカードの効果でバトルは無効に!ま、まさか、こうしてバトルを行わないままひたすら逃げようというんでは…!?
そして次のターンでも、また逃げるアリスに向けてクラウスがシュートする形に。そのままバトルが始まりそうになりますが…
「や、やめて!ゲートカードオープン!”ゲートクローズ”!」
「フィールド上の全ての爆丸をバトラーの手元に返すゲートカード…!
なんてこと…またもバトルを無効にするなんて」
「出来ればこのままバトルをせずに終わりたい…ですか?」
「あ…」
「すでに始まったバトルから逃げることなど出来はしません!」
「…そんなことはないわ!」
絶対に最後の最後まで逃げまくってやるぜ!(えー
やはりクラウスとのバトルをひたすら避けまくるつもりだったアリス。しかしいつまでそんな器用な真似を続けられるのか…
そして次のターンでは、互いにパワー340のサブテラマンティス、ノヴァナイトが対峙しますが…
「アビリティ発動!”火と土の相関”!(ナイトのパワー100UP)さあ…戦わなければ
マンティスはナイトに倒されますよ!」
「ゲートカードオープン!”アナスタシス”!」
「く…アナスタシスでバトルに負けた爆丸を復活させるとは…」
マンティスがナイトにやられた瞬間、復活のゲートカードで即座にマンティスを蘇生!
いい加減このガン逃げ戦法にじれてきた様子のクラウス。いよいよ勝負の流れを変えるべく、エース爆丸のセイレーンを投入します
「いよいよ教えねばならないようだ、このバトルが持つ意味を!」
「水属性屈指の爆丸・セイレーン…いよいよ登場ね…」
「ご主人様のお気持ちが分からぬお前など、このセイレーンが叩き潰してあげます!」
「アビリティ発動!”ブローバック”!」
「なんですって!?卑怯者!」
(なんと罵られようといい…私はもう…もう、闇の世界に取り込まれたくない…!)
それでもまた逃げたー!!ゲートカードが尽きたと思ったら、アビリティでもそんな回収能力あったのか!
想像以上のガン逃げっぷりですアリス。しかし、そんなアリスもついに年貢の納め時が…
「もう逃げられはしない!ゲートカードオープン!”カルテットバトル”!」
カルテットバトルでアリスの爆丸を強制召集!とうとうバトルを避ける術がなくなったアリスは、成す術なく2体の爆丸を撃破されてしまいます
「ああ…!ビーストライカー…マンティス…!」
「哀れな…自分の力を発揮することも出来ずただ敗れるとは…
これが君の言う罪滅ぼしなのですか!」
アリスに力を引き出してもらえず、ただただ逃げ続けて散って行った2体の爆丸。
これのどこが罪滅ぼしなんだとクラウスはアリスに詰め寄ります。お前の爆丸が泣いてるぜ!(えー
クラウスの言葉に胸を打たれた様子のアリスは、最後の一体となった爆丸を握り締めますが…
それはよりによってマスカレードの象徴・闇属性の爆丸でした
「ダークオン・センチピード…闇属性の…爆丸…!」
ぞわわわわわわ
「あ…!?嫌ぁぁぁぁぁっ!!」
この爆丸キモイヨー!!と闇の属性を感じた途端、センチピードを投げ捨てるようにシュートしてしまうアリス!な、なんてことを!
それでもバトルはバトル、クラウスは攻撃の手を緩めません。今度はトリプルバトルのゲートカードを発動し、
2対1の圧倒的なパワー差でセンチピードを潰しにかかります
(…もう終わり…これでバトルを終わることができる…もう私には…何も…)
「それでいいのですか!」
「…!」
「君がバトルを放棄するなら、このままセンチピードが倒されるだけだ…!
爆丸は君を信じて戦っているのではないのか!」
「私…を…私を…信じて………ダメぇっ!!こんな私を信じるなんて…!
今さら私に何が出来るっていうの…?罪深い私に…
マスカレードというもう一人の自分に操られ、
闇に囚われたこんな私に…今さら何が…何が…!」
「…アリス…」
クラウスは アリスを
せっとくした! アリスには きかなかった!(えー
せっかくの熱い説得が!普通のアニメなら確実にここで立ち直るシーンなのに!
どうやら想像以上にアリスのトラウマは深刻だったようです、ここまでやっても克服できないなんて一体どうしたら…
ズゴゴゴゴゴゴ…
「う…!これは!?」
「おそらく人間界とヴェストロイアが繋がった影響で、
バトルフィールドが揺らいでいるのです!」
その時、バトルフィールド全体がグラグラと揺れ始め空間に亀裂が!
フィールドそのものが崩れるほどではないようですが、亀裂の生じた部分は人間界と繋がってしまいました
そんな亀裂の先に見えたのは、ヴェストロイアの大穴へ飛び込もうとするダン達の姿…
「あれは…ダン君!?みんなヴェストロイアに向かうんだわ…世界を救うために…」
(みんな頑張ってる…この世界のために、ヴェストロイアのために…なのに私は…私は…!)
命を賭けて爆丸と一緒に戦うことを選んだダン達を見て、アリスの心にもようやく復活の兆しが…
そして、やられる寸前のセンチピードを見ていられず夢中でアビリティを発動!
というかセンチピード、今まで2対1でボコられ続けてよく持ちこたえてたな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ダメ…!ダメぇぇぇっ!!アビリティ発動!”オレガノ・マーダ”!!」
「…!?闇の力で2体同時に…!さすがはマスカレード…
いや、さすがはバトルブローラーズと言うべきか…!」
敵全体のパワーを100ダウンさせ、自分のパワーを100アップするアビリティ!
660VS370の状況から、460VS470となり大逆転!一気に2体同時に片付け、どうやら今のでアリスは完全に吹っ切れたようです
しかし、残るセイレーンは属性効果のゲートカードのためにパワー570…このまま挑んでもまるでかないません
「おろかな…水の世界で私に勝てるとでも?」
「いいえ…まだよ!アビリティ発動!”グランドダウン”!
ゲートカードは無効にしたわ…これでパワーレベルは同じ!」
そこでアリスはゲートカードを無効にし、互いの爆丸を素の状態に!
というかセンチピード、元々の攻撃力がセイレーンと互角なんだな…量産型の爆丸なのにずいぶん強いのね:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「無駄です…アビリティ発動!”フォーシングウェイブ”!」
「セイレーンのパワーレベルが…!?センチピード!」
しかし最後に上を行ったのはクラウス!すかさずセイレーンのパワーレベルを強化し、奮闘を見せたセンチピードもとうとう撃破されてしまいます
そして、このバトルはアリスの敗北となり現実へ戻ることに…
「負けた…?どうしてだろう…バトルはしないつもりだったのに、こんなに悔しいなんて…」
「それは、君が真なる爆丸バトラーだからです。
美しいと思わないかい?私が使った3体の爆丸と、君が使った爆丸…」
「あ…」
「水、風、火、土、光、そして闇…この6属性どれか一つが欠けても、この美しい調和は成り立たない…
無用なものなど、必要ないものなど何もない。例えそれが闇であろうとも」
「闇であろうとも…もしかして、それを私に教えるためにバトルを…?」
本来なら水属性専門のデッキを組んでいるはずなのに、今回は属性ごちゃまぜの爆丸を使っていたクラウス。
それは、アリスと合わせて一体ずつ6属性になるという狙いがあったのです。
クラウスの説得で、今までマスカレードから顔をそむけるばかりだったアリスも、
とうとう逃げずに向き合う覚悟を決めることに…
「クラウス、ありがとう…私にも…出来ることがあるはず。
だって私もバトルブローラーズなのだから…!」
と、いうわけでテレビ版の40話(氷の世界)に続く。
やっぱり面白いなぁ爆丸。特にこのパワーレベル上げ下げやってる時が一番好きでした
世の小学生はかのこん見るより爆丸見ろよ!(えー
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