■コードギアス 反逆のルルーシュ21話 「学園祭宣言!」
 

《みなさーん!お待たせいたしました!
 これより東京租界で一番大きな、アッシュフォード学園の学園祭を始めまーす!》

今日はやたらと大規模なアッシュフォード学園の学園祭。その実行委員長を任されてしまったフルーチェさんは、
あれこれと大量に抱えた仕事で大忙しです。しかも、同時に黒の騎士団でもとっておきのクーデターを計画中。
その同時進行でフルーチェさんにはさばき切れないほどの仕事が…

《やはりな…澤崎達にも利用価値はあった。これで条件はかなりクリアされたな》

「ピンチよぉー!大ピンチー!」

《く…!後で連絡を入れる!》

「何サボってんのよ、実行委員長はルルーシュでしょ!」

「進行状況に問題はないですよ、それにアレは会長の担当ですよね…
 去年まで2mだったのに、いきなり直径12mのピザを作るなんて言い出すから」

「んーふふふ、凄いでしょ?完成したらこのタイプでは世界一!」

「オーブンと食材だけでも大騒ぎですよ、加えてテレビ局まで…」

無数の出し物が行われているこの学園祭ですが、中でも一番の目玉は世界一巨大なピザ作り。
しかしその準備が思わしくないようで、フルーチェさんは会長にその進行を丸投げされてしまいます

「はい、ピザは午後からです…はい(くそ、こんなことをやってる場合じゃないというのに…!)」

ピリリリリピリリリリ

「はい、演劇部が…?映研に話してありますが…(これではクーデターの準備が…!)」

べしっ

「うぐ!」

「ごめんなさーい!柄が折れちゃって!」

(軍人まで…?まったく平和だな…!)

「おい、世界一のピザというのはどこで食べられるんだ」

「ぐぐ…!」

フルーチェさん過労で死んじゃうよ!トラブル続きで頭を抱えているところへ、「ピザと聞いて飛んできますた」
外出厳禁のCCまで登場!フルーチェさんの気苦労は増えていくばかりです

しゅぱぱぱぱぱぱぱ

一方その頃、やはりピザの準備のためか大量のタマネギを刻んでいたスザク。物凄いスピードの包丁さばきだな…
スザクは体を使うことなら何でも一流なのか…

「…」

「よかった、もう学校に来ないかと思ったよ」

「じゃあわざと…!?どうして誰にも言わないの、私の正体を!」

そんなスザクの背後に現れたのは、またもナイフで襲撃をかけようとしたカレン!
しかし、その気配を読んだスザクはやんわりと会話を始めます
というか「誰かが来た気配」ならともかく、振り向きもしないで「カレンが来た気配」って
人物まで断定できるスザクは何者だよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「今の君はカレン・シュタットフェルトだろ?紅月カレンじゃなくて」

「…ふーん、情けをかけて取り込もうってつもり?」

「戦場で会ったら手加減はしないよ、でも説得は続けたい…
 これがルール違反なのは分かっているけど、学校では戦いよりも説得を選びたい」

「…あんた、何か変わった…?」

これは意外!あの頭でっかちなスザクが「ルール違反だけどまあいいよね」という柔軟な対応を…
カレンに歩み寄ろうとする態度はユーフェミアの影響でしょうか、しかもまるで憑き物が落ちたかのような笑顔です
どうやらユーフェミアのラブパワーで自己嫌悪卒業作戦は予想以上の効果を挙げたようで…
これほどの効き目から考えて、やっぱりスザクとユーフェミアはもうやることやってんでしょうね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「だから世界一のピザは…」

「持って行ってやるから部屋にいろ!軍人やマスコミがいるんだぞ、見つかったらどうする!」

「焼きたてがいい、変装道具を持ってこい」

「今俺は学園祭とクーデターの仕切りで…!」

「なんて聞き分けのない子でしょう!CCを人気のない倉庫に連れ込んで説教をかましていたフルーチェさん。
しかし毎度のことながらCCは言うことを聞かず、頭を抱えてしまうフルーチェさん。すると、新たに倉庫へ入ってくる人の気配が…

「扇さん、どうして学校の中まで!」

「あ、私が…」

「…誰ですか、あなた?イレヴンじゃありませんよね」

「こ、この人は…俺の…」

入ってきたのはカレン・扇・ヴィレッタの3人!どうやら扇は黒の騎士団の用事で、学校の外からカレンとやり取りする予定だったようですが
一緒に来たヴィレッタに誘われて学校に入ってきてしまったのです

「カレンか?ここは関係者以外立入禁止だから、早く外に…」

「はっ…!?」

(な…扇!?)

(扇さんを見られた以上…!)

(まずい…ここでCCを見られたら…!)

「おいカレンお前どっかいけよ」と姿を現すフルーチェさんでしたが、逆にピンチを招く結果に!
まずい場面を見られたカレンはフルーチェさんを殺る気満々!得意のナイフでも持ち出されたらフルーチェさんは間違いなく瞬殺…

「バーナー用のボンベでしょ?予備は確か奥の方に…」

「あれ、カレン?」

と、そこへまたまた新たな訪問者が!ボンベを探しにやってきたシャーリーとスザクです
慌てて扇達を死角に隠して応対するカレン。なんとかシャーリー達がこっちに来ないよう、「ボンベはあっちだよ」と誘導しますが…

「まったく面倒な…!」

「ギアスを使えばいいだろう」

「扇やよく分からないヤツ(ヴィレッタ)に使うのは危険だ…それに他のメンバーは使用済みばかり…!」

「自業自得だな、安易に使うからだ」

「お前は!!今の状況をッ!」

「ルルーシュ?いるの?だったら話したいことがあって」

「おちょくってる場合かこの女!」思わず声を荒げるフルーチェさんでしたが、それを聞きつけたシャーリーがこっちの方向に!
くそっこうなったら忍法隠れ身の術だ!とフルーチェさんは煙幕の作動スイッチを取り出します
しかしシャーリーがこっちに来ると困るのはカレンも同じ。「ひと悶着起こすから逃げて」と扇に耳打ちすると…

「あああーーっ!大変、パネルがーーっ!逃げて!」

「え!?きゃああああーーっ!!」

「こ、こら!そこで固まるな!」

「シャーリー!!」

わざとらしく叫んで巨大パネルを押し倒すカレン!シャーリーが逃げ出すことを期待しての行動でしたが、
逆にびびったシャーリーはその場でカチンコチンに!フルーチェさんは咄嗟にシャーリーをかばいに入りますが、
ついうっかりして持っていたスイッチを押してしまう!煙幕までぼっかーんと作動して、もうてんやわんやのメチャクチャです

「あ…あの…ありがとう…」

「無事ならそれで…でもこのスモークは?」

「…ガス漏れの検知用だろう、バルブが緩かったみたいだな」

用意しておいた言い訳でなんとか上手くごまかしたフルーチェさん。スザクやカレンのフォローもあって、シャーリーも無事に済んだようです
そして扇・ヴィレッタ・CCも、それぞれこのスキに倉庫からトンズラしたようで…

「す、すみません、変なことに巻き込んで…」

「いえ、なんだか楽しかったです。こういうドキドキって久しぶり…」

「…出ませんか、エリア11を。そうすれば、あなたを撃った人も追ってこないかと…」

倉庫から人気のない木陰へ逃げてきた扇たち。しかし扇は、何を思ったか急にヴィレッタ一人でブリタニアに帰るようにと…
扇は今回みたいにヴィレッタを巻き込むことを恐れてこんなことを…?黒の騎士団の副指令なんてやってる以上、
もっとシャレにならないことに巻き込まれてもおかしくないですしね

「…扇さん、以前の私、今よりも幸せだったんでしょうか…だからさっきの言葉の続き、聞かせてもらえませんか…?」

「え…?」

「”この人は俺の”…なんですか?」

「そ、それは…」

「私…イレヴンになってもいいです」

あなたの嫁になってもいいです発言キター!!扇お前って奴はああああああああ
「故郷に帰るよりあなたと一緒の方が幸せです」ってか!
美人で優しくて料理が上手くて巨乳な人にこんなことを言われて、ノーと言える人間が果たしてこの世にいるんでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「きゃっ!す、すみません、大丈夫ですか?」

「いえ、こちらこそ…」

「あ…!?ナ、ナナリー!?」

「えっ…?まさかその声…」

一方その頃、お忍びでスザクに会いに学園祭へ紛れ込んでいたユーフェミア。
すると、人ごみを歩いている途中でナナリーと鉢合わせ!
ユーフェミアにとっては、フルーチェさんと同様子供の頃親しくした仲。ナナリーの部屋に案内してもらい、昔話に花を咲かせますが…

「黙っていてくれますか?お兄様と私のこと…」

「でも、このままじゃ…」

「私はお兄様と一緒なら、それだけで…」

え…?(゜д゜;)な、なにこの会話?まるでナナリーがフルーチェさんの本当の妹じゃないみたいじゃないですか!
あの超ウルトラシスコンのフルーチェさんがこの事実を知ったらどうなることか!(えー
「俺はナナリーと結婚するぞー!」と狂喜乱舞するか、
死ぬほど落ち込んで社会復帰不可能な廃人になるかのどっちかだろうな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(ふふ、なんて気楽なんだ。ミスしたところで誰が死ぬわけでもないってのは)

そうとは知らず、仕事がようやくひと段落してニヤニヤしていたフルーチェさん。
トラブル続きだったピザの準備もなんとか上手く行き、いよいよ観衆の前で超巨大ピザが作られるようです

《さあ間もなく始まります!世界一のピザ作り!それではご紹介しましょう、
 フライングはアッシュフォード家のガニメデ!操縦するのは我が生徒会の風紀委員にして、
 ユーフェミア殿下の騎士・枢木スザァァァク!》

「第三世代ナイトメア・ガニメデ…先后のマリアンヌ様も使っていた機体だね」

「基本フレームのみですよ、イベント用のお人形です」

「マリアンヌ様の卒去によって、次世代競争から外された異端の機体…」

「…やっぱり結婚の目的はアレでしたか…」

「分かりました?この人、異性という感覚がないんですよ」

「ザ〜ンネンでした、概念は知ってるんだぁ」

ロ、ロイド…そんなポンコツナイトメアがいじりたくて会長と婚約したのかよ!
ランスロットとかガウェインとか、最新鋭の高性能機を作ってるような奴がなんでそんな型遅れ品を…
「概念は知ってるんだぁ」の意味もなんのことやら…天才ってやつは私からすると変態にしか見えないな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「お兄様!」

「ナナリー?ピザは…な!?」

のんびりピザ作りを眺めていたフルーチェさんでしたが、そこへナナリーを連れてユーフェミア登場!
まさかアッシュフォード学園に現れると思っていなかったフルーチェさんは、仰天しながら人気のない場所にユーフェミアを連れ出します

「今日は驚くことばかり…ルルーシュとナナリーがこんな近くにいて、しかもスザクの友達だったなんて。
 私はみんなが幸せにならないと嫌なの」

「…でも、会うのは今日が最後だ」

「ううん、いい方法を見つけたから」

やはりユーフェミアは、ブリタニアと黒の騎士団両方が幸せになる方法を考えていたようで…
しかも、それについてはもう名案があるようです。この学園を訪れたのもそれをスザクに話しにきたからだそうですが…?

ビュオオオオオ!

「あっ!」

「え…!?ユーフェミア様!?」

その時、突然の風がユーフェミアの帽子を吹き飛ばしてしまう!
偶然それを目撃したシャーリーは、ユーフェミアに気づいてすっとんきょうな大声をあげてしまいます

「ユーフェミア様って…!?」

「ホントだ!ユーフェミア様だ!」

「うっそ!なんで!?」

「カメラ、スタジオに繋げろよ!」

ワアアアアアアアアアア!!

「ルルーシュ、ナナリーを!」

「悪いがそうさせてもらう!」

生のユーフェミア様がおるでー!と凄い勢いで群がってくるヤジ馬ども!
言うなれば、前回ユーフェミアに突撃してきたニーナの数百人バージョンと言ったところでしょうか(えー
こんな人の波に飲まれては、車椅子のナナリーがどうなるか分かりません
フルーチェさんはもみくちゃのユーフェミアを置いて、一足先に逃げ出してしまいます

「危ない!走らないで!崩れると…あっ!?」

ぴゅーん

「あぁ!?……ピザ……」

世界一のピザ、無惨!!(えー
スザクが操縦を疎かにしてしまった瞬間、世界一のピザが台無しに!まるで恋人の死亡シーンでも見たかのような大ショックのCC
ま、まあ大きさは世界一だけど、味はその辺のありきたりなピザなんだしそう気を落とさずに:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

《そうですか…いえ、自力で逃げられたのでしたら上策です副指令。こちらはまだ…はい》

「中継車の機材スペースが無駄になったな、0番隊隊長も逃げる必要はなくなった」

そんなドタバタの最中に、どうやらさっさと学校から抜け出したらしい副指令=扇と0番隊隊長=カレン。
本来の予定では、ディートハルトが用意したテレビ中継車で2人とも逃げる予定だったようです
しかし、わざわざそんな用意までして扇たちがここへやって来たのは、結局なんのためだったんでしょうかね?
その辺の説明がないんでなんだか消化不良な感じです

「しかし君には、このまま隠密として租界内にいてもらいたい。ゼロにはいずれ紹介しよう」

「分かりました」

ってさせ子さんディートハルトの部下だったのかよ!
これはまた意外なキャラに意外な伏線が…ナナリーにつきっきりなのに、隠密っていうのもずいぶん動きづらそうですが…?
そんなに重要な役割が何かあるんでしょうか?





「大丈夫か、ナナリー」

「ええ、ユフィ姉様は?」

「無事だ、スザクが助けた」

人ゴミから外れた安全な場所に、なんとか避難していたフルーチェさん&ナナリー。
ユーフェミアもスザクがガニメデで抱え上げたようで、とりあえず一安心と言ったところです

「そうですか…ねえお兄様…ユフィ姉様、スザクさんとと上手くいったんですって」

「え…?」

な、なぬ?(゜д゜;)上手くいった.…?ユーフェミアの騎士としてって話なら、お祝いパーティを主催したナナリーが知らないはずないだろうし…
やっぱりそれは性的な意味で上手くやってるということですか!!(えー
本当にそんな仲まで進んでいたとは…意外と魔性の女ですねユーフェミア:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「お似合いですよね…お2人なら…」

「ナナリー…お前…くっ…!」

少なからずスザクに想いを寄せていたらしいナナリー。祝福の言葉とは裏腹に、その口調にはわずかな悲しみの色が…
俺のナナリーをこんな目に遭わせるとは!ユーフェミア殺す!!とフルーチェさんは
激しくユーフェミアを睨みつける!神根島の時とはえらい違いです、フルーチェさんさすがにシスコンすぎだろ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ユーフェミアの方もフルーチェさん達の姿に気づきますが、そんなフルーチェさんの心境は露知らず、
「2人にケガがなくて良かった」と胸をなで下ろしている様子です。
そして、集まったヤジ馬の中にいるマスコミへ向けて、いよいよ例の”名案”についての発表を…

《今日は私から皆様にお伝えしたいことがあります。私ユーフェミア・リ・ブリタニアは、
 富士山周辺に行政特区日本を設立することを宣言します!》

「なに!?ブリタニアが!?」

「…しまった!その手があったか!!」

《この行政特区日本では、イレヴンが日本人という名前を取り戻すことになります!
 イレヴンへの規制、ならびにブリタニア人の特権は特区日本には存在しません!
 ブリタニア人にもイレヴンにも、平等の世界なのです!》

(やめろユフィ…!そのケースは考えた、しかしそれはただの夢物語だ!!)

「この地域だけはみんな平等」な特区を作るというとんでもないことを言い出すユフィ!
うーん…それって世界情勢に疎い私でも、真っ先にアパルトヘイト(人種隔離政策)を連想してしまいますね
あれも「それぞれの人種の文化を尊重すべき」なんて名目で行われましたが、結局はさらなる差別を生む温床でしかなかったという…
フルーチェさんやディートハルトは、この非常にまずい展開に苦虫を噛み潰したような表情です


(C)荒木飛呂彦/集英社

終わったな…だめ押しにもう一言(えー

《聞こえますかゼロ!あなたの過去もその仮面の下も、私は問いません!
 ですからあなたも特区日本に参加してください!
 ゼロ、私と一緒にブリタニアの中に新しい未来を作りましょう!》

(…やられた…!これではどちらを選んでも黒の騎士団は潰れてしまう…!
 存在意義がなくなる…まさか…こんな手でいとも簡単に…!)

皮肉にも、100%純粋に「みんな幸せにしたい」という願いが生んでしまった悪魔のシナリオ!
これほど友好的に協力を求められてしまっては、黒の騎士団が申し出を無視して戦争をふっかけた場合
今度は黒の騎士団が悪党にされてしまいます。「絶対悪のブリタニアに立ち向かう正義の味方」という立場に
支えられている黒の騎士団にとって、それは存在理由そのものがなくなる最大の危機…

かといって行政特区に協力しようにも、ブリタニア人達があれほど根強い差別意識を持っている以上
平等なんて夢物語に過ぎないことは明らかです、どちらの道を選んでも待っているのは泥沼のみ…

(そうやって君は何もかも手に入れる気か、俺達の居場所すらまとめて…!)

(ルルーシュ…また昔みたいに…!)

(違うんだもう昔とは…!ユーフェミアァァァァッ!!)

今のユーフェミアはフルーチェさんにとってまさしく魔女!物凄い形相のフルーチェさんで次回に続く!


■コードギアス 反逆のルルーシュ22話 「血染めのユフィ」
 

「特区日本への申請は20万人を超えました、この様子だとまだまだ増えますね」

「あなたのおかげです、あなたという日本人の代表がいるからこそ、皆さんはここを信じられるんですね」

「いいえ、皇女殿下自らの宣言があったからでしょう。感謝しています、本当に…」

「私の方こそ…」

順調に人数が集まりつつあった特区への希望者たち。というかイレヴンにとってはすでに今の生活が最底辺なわけですから、
そりゃ確実に今よりマシになる特区に参加したいと思いますよね。問題はブリタニア人の意識なわけで…

「これからも色々と助けてくださいね」

「イエス、ユア…」

「…もう」

「あ、あはは…はい」

何この甘々ムード お決まりの「イエスユアハイネス」をやろうとした途端、ユーフェミアはぶーっとむくれてしまいます
さては「2人っきりの時は上司扱い禁止(はぁと)」とかそんな決めごとを!?こ、このバカップルどもめ…

「黒の騎士団と違って特区日本にはリスクがありませんしね…」

「それに由緒正しいお姫さまと、正体不明の仮面の男じゃどう見てもあっちの方がよさげだし」

「キョウトも向こうに協力するって話だ、平等って言われちゃな…」

「平等なんて口だけで信用できないって!」

「なあ…ユーフェミアの提案通り、黒の騎士団ごと参加するわけにはいかないかな」

特区については黒の騎士団の中でも賛否両論。特に扇は、愛しのヴィレッタたんと大手を振ってイチャイチャできるので
かなり特区に入れ込んでいるようです。というかこいつ、何やら神妙な顔して考え込んでると思えば
頭の中は裸のヴィレッタで一杯かよ!お前もう帰れ!
どうやら前回の告白以来、扇はヴィレッタとのめくるめくエロスな毎日を送ってたようですね
それにしてもうだつのあがらない男のところに、優しくて気立てが良くて巨乳で料理の上手い美女がある日突然やってきて、
2人はラブラブになって今ではエッチもやりたい放題です
、って…どんなエロゲー人生だよ!!(えー

「何が行政特区だ!何が援助だ!署名などするものか!
 もう平等になった気か?下の者はおとなしく上に従っておればいいのだ!」

一方、フルーチェさんがイライラしながら町を歩いていると、典型的な差別の塊のようなブリタニア人が騒ぎを起こしていました
ただ特区の署名を求めただけなのに、ひどい暴行を受けてしまうイレヴンの少年。
やっぱりブリタニア人の意識改革をやらないことには、特区の成功は有り得ないと思うんですが…
いつものフルーチェさんなら「仕方のないことだ」と放っておくところですが、(いつかのホットドッグ屋みたいに)
虫の居所が悪いところにこんなものを見せられて、ズカズカとブリタニアのおっさんに突っかかってしまいます。
イライラするんだよ…!こんなところにいると!(えー

「確かにそれが副総督の博愛、その正体だ」

「なんだお前は?」

「そうやって上から見下ろすのは、さぞやいい気分なんだろうな!」

「そこまでだ学生、下がってろ」

「君こそ早く家に帰りたまえ」

きゅいいいいいん

こ、こんなことでギアス使うなー!!邪魔なボディガードをさっさと帰らせヒゲオヤジと一対一!
オロオロとヒゲオヤジがうろたえる中、フルーチェさんはこっちにもギアスの発動を…

「お、おい戻らんか!」

「どうした貴族さん?借り物の力を自らの能力と勘違いする…
 貴様のようなクズは人知れず死んで…う!?」

こ、これは!?オヤジにギアスをかけようとした途端、フルーチェさんの目に鋭い痛みが!
ギアスを使いすぎたことによる変調か…?以前マオ編でCCが言っていたように、
とうとうフルーチェさんも「ギアスの力に飲み込まれていく」段階に来てしまったんでしょうか

《こちら行政特区日本開設記念式典会場です、会場内はすでに沢山のイレヴン…
 いえ、日本人で埋め尽くされています。会場の外にも入場できなかった大勢の日本人が集まっています、
 ゼロは姿を現すのでしょうか、現時点まで何の連絡もないようです》

そしていよいよ特区日本がスタートを切る日。しかし、フルーチェさんは式典の開始時間になっても姿を現しません
用意しておいた空席のVIP席を(´・ω・`)ショボーンと見つめながら、ユーフェミアは式典を始めようとしますが…

「ゼロだ!ゼロが現れたぞ!」

「負けを認めたか…」

「来てくれたのですね!」

その時、空飛ぶガウェインで仰々しくフルーチェさん登場!
ユーフェミアはその到着を心から喜びますが、フルーチェさんはこの特区をぶっ潰しに来たのは間違いないでしょう
まさか物理的にメチャクチャにするわけじゃないでしょうが、一体フルーチェさんはどんな策を用意してきたのか…

「ユーフェミア・リ・ブリタニア!折り入ってお話したいことがあります、あなたと2人きりで」

「私と…?」

「ユーフェミア様!この男と2人きりになるのは危険です、せめて自分だけでも!」

「大丈夫です、私を信じてください」

そ、そんな、式典開始を今か今かと待っている、数十万だか数百万だかの人達を待たせて今から内緒話だなんて…
これでは「だったらもっと早めに来いよ」と民衆からのゼロへの信頼が:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
2人きりなんて無茶だと声を荒げるスザクでしたが、ゼロの正体を知っているユーフェミアは
まるで躊躇せずにその申し出を受けてしまいます

「セラミックと竹を使用したニードルガン、これは検知器では見つからない」

「ルルーシュ、あなた撃たないんでしょう?」

「そう…俺は撃たない、撃つのは君だよユフィ!騙し討ちされたゼロは殉教者となり、君の人望は地に堕ちる!」

「何ふざけてるんですか?」

さあこれで僕を撃って!とてもステキなことになるよ!と2人きりになるなり
銃を取り出すフルーチェさん。うっとり自己陶酔しながら語り始めますが
「あんた何やってんの?」とユーフェミアはまるで滑ったお笑い芸人でも見るかのような呆れた顔です(えー
そりゃそうだ…ギアスを知らないユーフェミアからしたら、
「私が撃たなければいい話でしょ」とフルーチェさんが相当なアホの子に見えてることでしょう:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「私と一緒に日本を…」

「上から一方的に押し付けるのなら、クロヴィスと同じだな!」

「え?」

「もう全ての条件はクリアされた!ゼロは生死をさまよい、奇跡の復活を経て讃えられる!
 人は理屈じゃなく、奇跡に弱いものなんだよ。さあ受け取りたまえ」

「はあ…?」

全然ユーフェミアに伝わってないフルーチェさんの話
フルーチェさん…操るなら操るで変な演説いりませんから!今のあんたはどう見ても妄想かましてる変人ですよ!(えー

フルーチェさんがそんな風に妄想を垂れ流している頃、外で留守番をしていたスザクに異変が起こっていました

「(ドクン…ドクン…)う…!?え!?な…なぜゼロなんかと一緒に…!?」

また神根島の時のような変な発作発動!今度はガウェイン内のCCに激しく反応しているようで、
ぼやーんとガウェインのそばにCCの幻影が見えてしまいます。でも「なぜゼロなんかと一緒に」っていうのは…?
確かスザクは、ナリタの戦いでCCがゼロをかばった場面を見ているはずなんですが…(間接接触をした時のあれね)

「見えているようだな…間接接触と神根島の件がきっかけになったか…それともあいつは…?」

「もしかしたらスザクは」と何かを確かめるように、ガウェインから降りてしまうCC!
どういうことでしょうか、スザクは普通の人間じゃないとか何か秘密が…?
まあマシンガンを凌駕する反応速度とか持ってる時点で、十分普通の人間じゃないんですが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「や…やっぱり…!」

「一つだけ答えろ、お前は…う!?ま、まさか…もう!?」

しかし何かを尋ねようとした途端、左目を抑えてうずくまってしまうCC!
そう、フルーチェさんのギアスの異変がどんどん強くなり、CCにもその影響が出てきてしまったのです

「お、おい、どうした!…う!?」

そんなCCを助け起こそうとした瞬間、またまた意味不明な反応に襲われるスザク!
今日もまたほげぇ〜と虚空を見つめたかと思えば、いきなりばったりと倒れてしまうのでした。なんなんだこれは…

「うぐっ!ぐう…!ああああ…!」

「ルルーシュ!?」

「やめろォッ!!これ以上俺を哀れむな!施しは受けない!
 俺は自分の力で手に入れてみせる!!」

同じ頃、突然の左目の激痛に悶え苦しんでいたフルーチェさん。
さっきからうっとり陶酔しながら妄想垂れ流したり、いきなり悲鳴上げて苦しみだしたり、心配したらブチ切れて怒鳴り散らしたり、
傍から見るとフルーチェさん危ない人すぎるぞ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「そのためには汚れてもらうぞ!ユーフェミア・リ・ブリタニアァァッ!!」

「その名は返上しました!いずれ本国から発表があると思いますが、
 皇位継承権も返上しました!」

「!?」

え…(゜д゜;)ええええええ!?特区のために権力から何から全部手放しちゃったんですかユーフェミア!
冒頭でスザクの「イエスユアハイネス」にむくれてたのは、「もう皇女じゃないって言ってるでしょ」という意味のものだったのか…
というかユーフェミアから権力がなくなるとしたら、この先特区に何かあった時に
ますます不安要素がでかくなるんじゃないかなぁ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「な、なぜ…!?まさかゼロを受け入れたから…!」

「私のワガママを聞いてもらうのだから、それなりの対価は必要でしょ?」

「なっ…ずいぶんと簡単に捨てられるんだな君は…俺のためだとでも言うのか?」

「ふふ、相変わらず自信家ね…ナナリーのためよ。
 あの子言ったの、『お兄様と一緒にいられれば何もいらない』って…」

ナ、ナナリーのため…?それってつまり、特区が認められればゼロは必要なくなる→フルーチェさんは平和にナナリーと暮らせる
という理屈なのか…今までユーフェミアの特区構想を激しく嫌悪していたフルーチェさんでしたが、
「ナナリーのため」と言われてしまえば、これ以上心を揺さぶられる理由はないだろうな…(えー

「そ、そんなことで…?」

「そんなことで決心がついちゃったの。私にとって本当に大事なものは何だろうって…
 だからルルーシュ、私は本当の本当に大切なものは一つも捨てていないわ」

「ふ…ふふふ、はははははは!バカだよ君は!大バカだ!
 しかし、無茶なやり方なのに結局すべてを手に入れてしまう…
 考えてみれば、君はいつも副総督や皇女殿下である前に『ただのユフィ』だったな…」

「ただのユフィなら、一緒にやってくれる?」

「………。君は、俺にとって最悪の敵だったよ。
 君の勝ちだ、この行政特区を活かす形で策を練ろう」

「あ…!」

「ああ、部下になるわけじゃないからな」

勘違いしないでよね!別に仲間になるわけじゃないんだから!(えー
やっぱりフルーチェさん折れちゃったー!!ナナリーを持ち出されるとどうしようもなく弱いな…
フルーチェさんにとって、ルルーシュとしての俺<ゼロとしての俺<<<<<<超ド級ウルトラガチシスコン兄貴としての俺だから
こうなるのも仕方ないか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「うふふ…でも私って信用ないのね、脅されたからって私がルルーシュを撃つと思ったの?」

「ああ、違うんだよ。俺が本気で命令したら誰だって逆らえないんだ、
 『俺を撃て』『スザクを解任しろ』どんな命令でもね」

お、おいおいギアスの秘密まで喋っちゃうんですか!CCと自分しか知らない秘密中の秘密なのに!
いくらなんでもフルーチェさん気が緩みすぎなんでは…

「もぉ、変な冗談ばっかり」

「本当だよ、例えば『日本人を殺せ』って言ったら、君の意志とは関係なく…」

「…!?い、嫌…私は…嫌!殺したくない!嫌…!あ…あ…!」

たわいない談笑を続けていたその時、突然凍りついたような顔で苦しみはじめるユーフェミア!
え…?ちょっ、そ、そんな、こんな冗談でまさか…そんなシャレにならないことが…

(…!?ま、まさか…!俺もマオと同じように、ギアスのオンオフが出来ない!?)

「今の命令は忘れろ!ユフィィッ!!」

「そうね、日本人は殺さなきゃ」

や…やべえええええええええ!!
知らない間に起動していたフルーチェさんのギアス!
フルーチェさんの制止も聞かず、殺人鬼と化したユーフェミアは式典会場へと舞い戻る!
今のユーフェミアにとって、そこは無数の獲物が無防備に突っ立っているのも同然の場所…

《日本人を名乗る皆さん、お願いがあります。死んでいただけないでしょうか?》

会場に戻ってくるなりとんでもないことを口走るユーフェミア!いつにも増して無垢な口調なのが逆に恐怖です
とても現実とは思えないその光景に、会場のイレヴン達はただただ戸惑うばかり…

《えーっと…自殺して欲しかったんですけど、ダメですか?
 じゃあ兵士の方々、皆殺しにしてください!虐殺です!》

SATSUGAIせよ!SATSUGAIせよ!
その恐ろしい言葉を口にすると同時に、ユーフェミアは手近なイレヴンを撃ち殺してしまう!
ある意味冗談のようだった空気が一瞬にして凍りつき、会場は大パニックに包まれることに!

「ユーフェミア様!?一体どうなさったのですか!おやめ下さいこんなことは!!」

ドスウッ!

「うぐ…っ!」

「ごめんなさい、でも日本人は皆殺しにしないといけないの。さあブリタニアの皆さん!」

ダ、ダールトンさんがー!!ユーフェミアなんてことをー!!
ブリタニア人のダールトンさんまで、ただ口を挟んだだけで容赦なく銃撃!
今のユーフェミアはまさに殺人鬼…そしてその命令に従い、会場のブリタニア兵達も最悪の大虐殺に加担してしまいます
というかこのキチガイ兵ども…ダールトンを撃った時点で、ユーフェミアがおかしいってことは明らかだろ!
「ゼロに何かされた」「偽者と入れ替わった」とか考えるのが普通だろうに、何の疑いもなく大虐殺を始めるとは…
それともそういうことを承知の上で、「イレヴンのクズどもが始末できればそれでいい」と考えているのか…
ブリタニア人は本当どうしようもない連中だな…

「う…ん…!?やめろ!何をするんだ!自分はブリタニア軍名誉騎士侯、
 枢木スザクだ!今すぐ戦闘をやめろ!」

「日本人はすべて抹殺しろとの命令だ、ユーフェミア様じきじきのな」

「なに!?ユーフェミア様が…バカを言うなッ!!」

「お前も日本人だったな」

「…!」

ドドドドドド!

そんな地獄絵図の中で目を覚ましたスザク。辺りの状況を見て、すぐに虐殺を止めようとしますが
兵士たちは命令を聞くどころかスザクにも容赦ない攻撃を!
でも普通に生き残ってるあたりさすがの超人スザクだと思う:;y=_ト ̄|○・∵. ターン 

「やめろユフィィィーッ!!」

ドババババババババ!!

「こ…こんな…俺のギアスが…!」

「ゼ…ゼロ…救世主…」

「や、やめろ…私は救世主じゃ…メシアなんかじゃないんだ…!」

「き…ぼう…あなた…だ…け…」

「やめろ…俺に…俺に押し付けるな…罪を償えと、背負い込めと言うのか…俺が…!」

自分の引き起こしてしまった未曾有の大惨事。真相を知らないイレヴン達は、ユーフェミアに裏切られたことに絶望しながら
ゼロだけを心の拠りどころにして死んでしまいます。あまりにも重たすぎる自分の罪に、フルーチェさんは激しく打ちひしがれてしまうことに…

「ゼ、ゼロ…ぐっ…貴様ユーフェミア様に…何をした…!」

「アンドレアス・ダールトン…コーネリアの側近中の側近だったな…」

そして式典会場を後にしようとしたフルーチェさんの前に、深手を負ったダールトンが出現!
「コーネリアの側近だったな」…ってフルーチェさん、ダールトンを利用する気満々ですよ!
やはりここはダールトンに何らかのギアスを…?この大惨事が止められない以上、ブリタニアを潰すために利用するしかないと
開き直ってしまったんでしょうか

「…驚いたぞ、ここまでするとは」

「俺じゃない…!俺はギアスをかけていない…いや、かけたつもりはなかった…!」

(そうか…やはりさっきのは…)

「分かっていて俺は契約した…!これがやばい力だということくらい…なのにッ!!」

ガウェインに乗り込みCCと合流したフルーチェさん。ギアスの持つ危険性に気づいていながら、
あれほど気をゆるめてしまった自分が腹立たしくてたまらないようです

「フフフハハハハハハ!あやつ…!やりおったか!!」

そんなフルーチェさんを知ってか知らずか皇帝狂喜乱舞!
皆殺しバンザーイ!とユーフェミアを誉めているのかフルーチェさんを誉めているのか分かりませんが、
とんでもないことをやらかした我が子が嬉しくてたまらないといった感じです、あんた頭おかしいよ!

(ユフィが虐殺命令なんて出すはずがない…なんとしても探し出す!ユフィを!)

「こうなったらユーフェミアを最大限利用するしかない…それが…せめてもの…!」

《黒の騎士団総員に告げる!ユーフェミアは敵となった!
 行政特区日本は、我々をおびき出す卑劣な罠だったのだ!
 自在戦闘装甲機部隊は式典会場に突入せよ!
 ブリタニア軍を壊滅し日本人を救い出すのだ!急げッ!》

(絶対に…!絶対にユフィを!)

《見つけ出して…殺せ!!》

大粒の涙をこぼしながら非情の命令を下すフルーチェさん。その涙はフルーチェさんの最後の良心か。次回に続く!



つくづくこの回はとんでもない展開でしたね、まさかフルーチェさんのうっかりがこれほどとんでもない事態を引き起こすとは…
あの時の冗談をあんな物騒なものじゃなくて、
「俺が『語尾に必ず”あっはーん”をつけて喋れ」と命令したら、君の意志には関係なく…」
「もうルルーシュったら、なにを変なこと言ってるんであっはぁ〜〜ん
と単なる愉快な冗談で終わっただろうにな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン フルーチェさんはバカだよ…


■コードギアス 反逆のルルーシュ23話 「せめて哀しみとともに」

「ユーフェミアめ…!騙し討ちをするなんて!」

フルーチェさんの号令で、特区の周辺に潜んでいた黒の騎士団が一斉に進撃を開始!
会場周辺のブリタニア軍を蹴散らしながら、世紀の極悪人となったユーフェミアを探し続けます
でもカレン…そう言う黒の騎士団も、友好的なユーフェミアを騙し討ちする時のために周囲に潜んでたんだから
ある意味お互い様:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「許さない…!みんなの気持ちを踏みにじって!ユーフェミアァァッ!」

 

お前はさらに言う資格ないわー!!(えー
この野郎正直に言え!「ヴィレッタとのうふんあはんな生活を夢見てた俺の気持ちを踏みにじって!」こそがお前の本音だろ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「うわあああああーっ!」

ズドドドドドドドド!

「やめろォォォーッ!!」

ドガシャアッ!

「ううっ!?日本人ですか!?無礼でしょう!私はユーフェミア・リ・ブリタニアですよ!」

「…!そうかここにいたのか…!お人形の皇女様は!」

逃げまどうイレヴンを撃ちまくっているグロースターを見つけ、怒りの突撃を仕掛けるカレン!
すると、そのグロースターに乗っていたのが他でもないユーフェミア本人でした
姿を見かけないと思ったら、こんなのに乗って暴れまわっていたとは…しかし、相手が紅蓮弐式ではもう年貢の納め時です

「みんなの仇…!ここでッ!」

「待て、彼女は私がやる」

そこへ颯爽とフルーチェさんのガウェイン登場!言うが早いか、のびーる指アタックでグロースターの全身をバラバラに!
まな板の上の鯉状態となってしまったユーフェミアでしたが、鉄クズとなったグロースターから飛び降りると…

「日本人のくせにぃっ!虐殺です!日本人は全て皆殺しです!」

それでもマシンガンを取り出してガウェインを銃撃!バーンバーン、バーム星人をやっつけろ!(えー
効くはずのない銃撃をいつまでも続けるユーフェミアを見て、
あの優しいユーフェミアが本当に消えてしまったことを、痛いほどに感じるフルーチェさん。
ならばせめて、ユーフェミアをこんな姿に変えてしまった自分の手で決着をつけようと、フルーチェさんはガウェインから降りていき…

「あら?日本人かと思っちゃった。ねえ、考えたんだけど一緒に行政特区日本の宣言を…あら?にっぽん?」

あ、ゼロだ → そうだ一緒に特区日本やろーよ → あれ?日本は潰さなきゃと、記憶が混ざって頭がこんがらがるユーフェミア。
もうこんなユーフェミアを見るに耐えないフルーチェさんは、静かに銃を構えると引鉄に手をかけて…

「…ああ、出来ればそうしたかったよ…君と共に」

「あっ!ユフィ…!」

その瞬間、ランスロットでユーフェミアを探し回っていたスザク登場!ユーフェミアの無事な姿に、安堵の表情を浮かべますが…

バアアアアアン!!

「え…」

「…あっ…?どうして…ルルーシュ…?」

そんな微笑みを吹き飛ばす悲劇の銃弾!無防備にそれを受けてしまったユーフェミアは、
糸の切れた人形のようにバランスを失い、そして…



「さようなら…ユフィ。多分…初恋だった…」

ドサ…

「うああああがああああああああッ!!!」

理性が粉々に消し飛び、凄まじい形相で突撃するスザク!
「ルルーシュが死ぬー!」と咄嗟にCCはハドロン砲を連射しますが、今のスザクは到底止められず
ガウェインにランスロットの強烈な回し蹴りが炸裂!

「スザクッ!」

「邪魔をするなァアァアアーーッ!!」

続けて前に出たカレンにも、スザクは瞬速のパンチを叩き込み即KO!
よほど冷静さを失っているんでしょう、拳を作らずに殴ったせいでランスロットの片手がヘシ折れてしまいます

しかし今は片手のことなどどうでもよいこと、残った腕でユーフェミアを抱えたスザクは、
フルーチェさんを無視して飛び立ち全速力でアヴァロンへ…
そう、かつてコードギアスの超医学は全身蜂の巣にされたマオをも甦らせました。(えー
今すぐに治療を施せば、ユーフェミアの命が尽きる前になんとか…

「お願いします!ユフィを…ユフィを助けてくださいッ!!」

「何が平等だ!!行政特区だ!!よくも俺達を騙し討ちにしたな!?
 もう許さねえ…!ぜってぇに許さねえからなァッ!!」

ユーフェミアの治療が開始されたその頃、会場にいたブリタニア軍はすべて鎮圧され、
捕まった兵士達はイレヴン達の怒りのはけ口となっていました

「よかったじゃない、この式典会場にムービーや機材が残ってて」

「ああ、編集後ネットに上げて全世界に見せつけてやる。どちらが正義なのかを分かりやすく」

ニコニコにユーフェミアの虐殺動画うp!(えー
なんてものをネットに上げる気だディートハルト!そんな精神的ブラクラなんて俺は死んでも見ませんよ!
どうやら普通のテレビ放送では、ユーフェミアの暴挙はギリギリで
「しばらくお待ちください」的に映像を切り替えられて隠蔽されてしまったようで、
ディートハルトがこうしてネットにうpしなければ、この虐殺は一般市民に伝わらないんですね

「あんたってさぁ、ほんとブリタニアへの忠誠心がないわねぇ」

「忠誠?ブリタニアは完成した素材だ、そんなものに尽くしてなんになる」

あぁ…なんだか某うっかり少将も同じようなことを言ってた気がします(えー
「すでに完成された男(セイジュウロウ)には何の魅力もない、
だから僕はルージきゅんが大好きなんです!」とかなんとか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「コーネリア殿下には…」

「…こちらから連絡を入れます、政庁に帰り着くまでは…」

「…持たないでしょう…」

点灯していた”手術中”のランプが消えたアヴァロンの集中治療室。
医師もユーフェミアを救おうと手を尽くしましたが、事態はもはや人の手ではどうすることもできないほどに深刻でした
刻一刻とユーフェミアの命が削られていく中、スザクを呼ぶユーフェミアのために治療室にはスザクだけが残ることに…

「ユフィ…教えて欲しい、君はどうしてあんな命令を…?」

「めい…れい?何のこと…?」

すでにギアスの呪縛から解放されていたのか、操られていた間のことは何も覚えていなかったユーフェミア。
血の気を失っているせいで、暗くて白い肌の色がなんとも痛々しいな…
しかし正気を取り戻したのもつかの間、”日本人”のスザクを眺めているうちにまたユーフェミアの目に妖しい輝きが!



「スザクは…日本人…でしたよね…」

「えっ、ああ…」

「…ぁ…」

「ユフィ…?」

「…ち…違う…ダメ…!そんなこと…考えちゃ…いけない…!」

意識の中で猛烈にギアスの力に襲われながら、必死に自我を保ってそれを抑え込むユーフェミア。
息も絶え絶えのこの状態で、誰一人逆らうことのできなかったギアスの力を…ユーフェミアの気丈さに胸を打たれてしまいそうです

「ス…スザク、式典は…日本は…どうなったかしら…?」

「ユフィ…覚えていないのか…?」

自分が夢見た平等の世界、それが形となったのかどうかスザクに尋ねるユーフェミア。
しかしちょうどその頃、廃墟となった式典の跡地では、フルーチェさんが生き残りのイレヴン達を扇動してしました

「日本人よ!ブリタニアに虐げられた全ての民よ!私は待っていた…
 ブリタニアの治世を影から正しつつ、彼らが自らを省みる時が来るのを!
 しかし私たちの期待は裏切られた、虐殺という蛮行で!」

日本人の皆さんは…喜んで…くれた?

「ユーフェミアを許すなァッ!」「卑怯者が!」「魔女め!嘘つきめぇッ!」

「そう!ユーフェミアこそブリタニアの偽善の象徴!
 国家という体裁を取り繕った人殺しだ!」

私は…うまく…できた…?

「地獄に堕ちろユーフェミア!」「もう騙されるかァ!」「ブリタニアに死を!」

ユーフェミアの願いとは裏腹に、平和とは程遠い激しい罵声と怒りに包まれていた式典会場。
長い間沈黙を保っていたスザクでしたが、ついに特区の結果を伝えるために口を開くと…

「ユフィ…行政特区は…」

「大成功だ…!みんなとても喜んでいたよ、日本に…」

「よかっ…た…」

目に大粒の涙を溜めながら、精一杯の笑顔でユーフェミアに嘘を教えるスザク。
こんな死の淵でまで日本人を思うユーフェミアを前にして、誰が本当のことを言えるでしょうか
セリフ書き写すのにこのシーン何度も見返してるんですが、そろそろ涙腺がやばくなってきた…

「私は今ここに、ブリタニアからの独立を宣言する!
 だがそれは、かつての日本の復活を意味しない…
 歴史の針を戻す愚を私は犯さない!我らがこれから創る新しい日本は、
 あらゆる人種・歴史・主義を受け入れる広さと、
 強者が弱者を虐げない矜持を持つ国家だ!
 その名は!合衆国日本ッッ!」

フルーチェさんの変なポーズで感動台無しだよ!!(えー
「ゼロはなんてかっこいいんだ!」って見とれまくってるディートハルトも趣味悪すぎです。お前ら頼むから他でやってくれ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

   

「おかしいな…あなたの顔…見えない…」

「…あ…!」

「学校…行ってね…?私は…途中…やめちゃ…っ…から…」

「今からでも行けるよ…!そうだ、一緒にアッシュフォード学園に行こう…?
 楽しい生徒会があるんだ…君と…!」

「私の…分まで…ね…?」

「ユフィ…!?ダメだ…!ダメだ!!」

「スザク…あなたに…会え…て…」

「………!!!」

ユーフェミアの頬を大粒の涙が滑り落ちたその時、ひとつの命が儚く散っていった…

うおおおおおおおおおおおおおおん
ユーフェミア、スザク、特区日本がそんなに好きじゃない私でさえ、喉と目がヒクヒクする名シーンでした
シャーリーの記憶消した時もそうだけど、BGMの雰囲気作りが圧巻ですね
私がそうなんだからユーフェミア好きの人とかはたまらないだろうな…

そういや劇中にもいましたユーフェミア好きの人たちが(えー
ニーナのグロ画像らめええええええええ!!ユーフェミア死亡の知らせで、コーネリア&ニーナは完全に茫然自失となってしまいます
というかニーナの顔はもう放送禁止だろこれは:;y=_ト ̄|○・∵. ターン





「トウキョウ租界に攻め込むつもりか?」

「…ああ、今が最大のチャンスだ」

今が最大のチャンス…そう、ディートハルトの流した極悪人ユーフェミアの情報は瞬く間に日本全国へ広まり、
ブリタニアへの怒りを大爆発させたイレヴン達は一斉に各地で蜂起し、黒の騎士団と合流すべくトウキョウを目指していたのです
かつてない数の味方に加えて、コーネリアが引きこもっているのでブリタニアの動きが鈍っている状態。
政庁を叩き潰し日本を奪還するなら今しかありません

「ふふ、ギアスの制御が出来ない以上、みんなとももうお別れか」

ギアスが常に発動し続けている以上、もう仮面なしで人と顔を合わせることもできなくなってしまったフルーチェさん。
素顔で会うことができるのは、ギアスの効かないCCと目の見えないナナリーだけになってしまったのか…
って、そういえば一度使った奴には効かないから、カレンとかは別にOKなのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ギアスの切り替えができなくなった他に、変化はないのか?」

「別に…ただ、ユフィは俺のギアスに…命令に逆らおうとした。能力が落ちたのかと思ったが…
 それは多分、彼女にとってとても許せないことで…とても当たり前のことで…」

「…それで」

「…それだけだ………ちょっとした……っ」

「お前ら自殺しろ」
という無茶な命令ですら、躊躇する暇もなく即実行させるほど強力なフルーチェさんのギアス。
しかしユーフェミアは、かけられた瞬間も必死にそれに抗おうとしていました。つまりはそれだけ心の底から友好を望んでいたということ…
「なあにちょっとブルーになっちゃってさ」と強がるフルーチェさんでしたが、そんなユーフェミアのことを思い出すと
今でもこみ上げてくるものがあるようで…

「…契約したろう、お前のそばにいると…私だけは…」

そんなフルーチェさんを優しく包み込むCC。どんな辛い道でも最後まで一緒だと、フルーチェさんを励まします
CCもいいとこあるんだなーと思いきや、夜になってCCが一人になった時にまたいつもの電波受信が…

「そんなことはない…喜んでいるさ、私は。
 ああ、優しさなんか忘れてしまったんだよ…マリアンヌ

な、なんだってー!!
今までCCが変な交信してた相手は、フルーチェさんのママだったのかよ!
なるほど、つまりマリアンヌが死んだあの時魂は千年パズルに封印されて
それを拾ったCCの中で今はもう一人のボクをやっていると…(えー
だってそれ以外に死んだ人間とどうやって交信なんてしたらいいのさ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ユフィ…僕には分からないよ…どうして君があんなことを…?」

一方、あれからずっとユーフェミアの亡骸の横で佇んでいたスザク。
最期に話したユーフェミアはいつもと何も変わりはなかったはず…それがなぜ虐殺命令なんてことを…?
ギアスを知らないスザクにとっては、確かに何がどうなっているのかワケが分からないでしょう

「教えてあげようか(棒読み)」

「え…?こ、子供?どうしてアヴァロンに…」

「はじめまして、枢木スザク。僕の名前はV.V.(棒読み)」

突然背後に謎の棒読み坊やが出現!背後からでも人の気配を簡単に察知できるスザクが何も気づかないとは…
しかしこのブイツーという名前といい、空を飛んでるアヴァロンに人間ワープしてきたことといい、
CCと同類の存在であることは間違いありません。まさかスザクにもギアスを授けようという展開か…?

「コーネリアさえ倒せば我々の勝ちだ!全軍作戦配置図に従い待機せよ!」

さあいよいよ日本の命運を賭けた戦いの秒読み開始です、フルーチェさんもCCと一緒にガウェインで出撃するつもりのようですが…

「よかった、間に合いました!ひどいなあ、私を置いてさっさと出陣しちゃうなんて。
 私ずっとファンだったんですよ、あなたのデビューから!
 ようやくちゃんとお話しできると思ったのに…
 背、意外と高いんですね!でも大丈夫、すぐに追いつきますから」

やかましいロリがいきなり現れました。キョウト六家の重鎮・神楽耶です。
ユーフェミアの特区に協力したせいでキョウトのメンツは丸潰れになり、
「もう黒の騎士団の一員になる以外お前らの生きる道ないから」と、キョウトの面々はフルーチェさんの軍門に下っていたのです

「か、神楽耶様、六家の方は富士に残られたはずでは…」

「追いかけてきたの!夫の戦いぶりを見るためにね!」

「えぇ…?」

「お戯れを」

突然その口から飛び出た「フルーチェさんの嫁」発言!しかし当のフルーチェさんは、「ロリが何一人で盛り上がってんの?」
まったく相手にしてません。シスコンではあってもロリには全然興味がないんだな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「この戦いに勝利したら、いずれ妻が必要になりましょう?
 あなたが素顔を見せられない身の上なら、それを補う者が要ると思いますが?」

「勝てると思うのですか、この戦い」

「ええ、私は勝利の女神ですから!」

「それは頼もしい。しかし残念ながら私は悪魔と契約してしまった、
 今さら神とは仲良くできませんよ」

CCを悪魔に見立ててさっさとカグヤとの話を切り上げてしまうフルーチェさん。上手いあしらい方ですね
まあ実際に知略に頭を悩ませて勝利をもぎ取らなきゃいけないフルーチェさんからしたら、
「私は勝利の女神」とか何もせず能天気に言ってるだけの神楽耶は
ただのうざいガキに見えるのが当然か:;y=_ト ̄|○・∵. ターン





「は、早くしろ!本国に実験適合生体を!」

「な、内圧が上昇中!うわああああーっ!!」

「こ、こんな時にぃぃ!」

一方その頃、ブリタニア軍のとある研究ラボにて異常事態が発生していました
巨大フラスコの中の人間に、あれこれ怪しげな処置を施す悪趣味な研究。
しかし、突然フラスコ内の圧力が増大するアクシデントにより、フラスコがブチ割れて中の人が出てきてしまい…

「おはようございました」

オレンジ覚醒キター!!その実験体とは他でもない我らのオレンジ!
それにしてもこの状況、まるで改造手術の最中にアクシデントで逃げ出した仮面ライダーみたい:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

そしていよいよガウェインで出撃し、トウキョウ租界を上空から見下ろしていたフルーチェさん。
戦闘開始の準備も完了し、あとは予定の時間を待つだけといった状況です
しかしその時、フルーチェさんの携帯になんとユーフェミアからの着信が!れ、霊界からの着信!?成仏してください!(えー

「…ユフィ!?バカな!あいつは番号など…!…いや…騙っている奴がいる…!?」

《…ルルーシュ、僕だよ》

「スザクか…!どうした、こんな時に」

《ルルーシュ…今は学校?》

「いや…でももうすぐ帰るよ」

《そう…電話をしたのはみんなに伝えて欲しいことがあって。空を…空を見ないで欲しい》

「え…?」

《ルルーシュ…君は殺したいと思うほど憎い人がいるかい?》

「…ああ、いる」

《そんな風に考えてはいけないと思っていた…ルールに従って戦わなければ、
 それはただの人殺しだって…でも、今僕は憎しみに支配されている…
 人を殺すために戦おうとしている…みんながいるトウキョウの空の上で、人殺しを…だから…!》

「憎めばいい」

「え?」

「ユフィのためだろ?それに、もう俺はとっくに決めたよ。引き返すつもりはない」

どうしても僕はゼロを殺したいんです!と、自分のルールに反する復讐のことで電話してきたスザク。
フルーチェさんはどんな答えを返すのかと思いきや、「いいよ殺っちゃいなよ」と何も躊躇することなく答えます。
あ、あんた自分のことなのにそんな簡単に:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…ナナリーのため?」

「ああ…切るぞ、そろそろ」

「ありがとう…ルルーシュ」

「気にするな、俺達…友達だろ」

自分がゼロだとは明かさないまでも、「俺はナナリーのために人をぶっ殺すことに決めたぜ」
えらいことを言い出すフルーチェさん。そんな物騒なこと言っちゃっていいんだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そしてフルーチェさんが電話を切ると同時に、大崩壊を始めるトウキョウ租界!
コーネリア軍への先制攻撃となる地面崩しです。予想外の攻撃でいきなりコーネリア軍はガタガタに!
しかし、その代わりにナリタの時よりさらに一般人への被害が多そうですが…

「スザク…俺の手はとっくに汚れてるんだよ、それでも向かって来るなら構わない。
 歓迎してやるさ…俺達は友達だからなぁ!
 ハハハハハ!ハハハハハハハハッ!!」

(俺はずっと望んでいたのかもしれない、あらゆる破壊と喪失…
 そう、創造の前には破壊が必要だ、そのために心が邪魔になるのなら
 消し去ってしまえばいい…!そうだ、俺はもう進むしかない!)

とうとう今まで大事にしてきたスザクでさえも、向かって来るならおもてなしするまでだと叩き潰す気満々のフルーチェさん。
もはやナナリー以外の全ての良心を投げ捨てるつもりなのか…次回に続く!






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