■コードギアス 反逆のルルーシュ24話 「崩落のステージ」

「コードR…なるほど、活動電位とニューロフィラメントが異常数値でした…
 理解は幸せ!私を実験体にして再現しようとしましたですね?この病を」

「コードRは病人ではない、ともかく大人しくしてくれんか!
 こんな状態では会話すらまともに出来ん…」

フルーチェさんの地面崩しが始まる少し前のこと。
実験途中で飛び出てしまったオレンジは、そのショックで頭がパーになってしまったらしく、
まるで日本語カタコト外国人のように意味不明なことを喋っていました
うーん、ただこのコードRというのはCCのことを言ってるみたいなので、要するにオレンジは
CCと同じ能力を持つよう改造されてたってことらしいですね。まあそれは失敗しちゃったみたいですけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

《聞くがよいブリタニアよ!我が名はゼロ!力ある者に対する反逆者である!
 0時まで待とう、我が軍門に下れ!》

「う…!?ゼ、ゼロ…!ゼロおおおおおお!!ゼロ、ゼロおおおおおおお!!」

その時辺りに響いたフルーチェさんの宣戦布告!その声を聞いた途端、目玉をぎょろぎょろと動かしながら発狂するオレンジ!
なんだかもう悟空に執着するブロリーそのものだな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

《これは最終通告だ!我が軍門に下れ!》

「うっ…!”軍門に下れ”…0時に租界を…」

「お、おい何やってるんだ!?そんなことをしたら!」

その時トウキョウのあちこちでは、フルーチェさんの声に反応して何人かのブリタニア人たちが動き出していました
たぶん事前にギアスがかけてあって、「”軍門に下れ”と聞こえたら○○をしろ」とかそんな命令をされていたんでしょう
災害時のために地面のパーツを排除するシステムを次々に起動させ、これによってフルーチェさんは例の地面崩しを起こしたのです
でもフルーチェさん、ついさっきまで行政特区のある富士にいて、それから東京にやって来てすぐ作戦開始って感じだったのに
いつこんなシステムの管理人たちを調べ上げてギアスをかけるなんて周到なマネを済ませたんでしょうか(えー
ともかくフルーチェさんの作戦は大成功、コーネリア軍はいきなり苦しい展開になってしまいます





「行くつもりだね?トウキョウ租界に。でも…オメデト〜!!」

「く…!」

「この特派は研究開発が目的でね、やるべきことは全て終わったんだ。
 総督から出撃命令も出ていない、だからここを出ると命令違反だよぉ?」

黒の騎士団とコーネリア軍が激突しているその時、「俺もランスロットで出るぜ!」と格納庫へ向かっていたスザク。
ところが残念、ランスロットの起動キーはロイドが取り上げてしまっていました。
もうここでの特派の役割は終わったようで、命令もなしにランスロットで出撃することは許されなかったのです
それでも勝手に出撃するようなことは、言うなれば工場の製造ラインにいきなり本社の営業がやってきて
誰の許可もなく勝手に作業を始める
ようなもんです(えー  実際にそんな真似したら大変なことになるな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「スザク君、気持ちは分かるけど…」

「(つかつかつかつか)」

「ダメだよぉ〜ん」

ぼぐしゃー!!

「ぐっ…う!?」

無言でぶん殴ったー!!なんてことすんだー!!
力づくでロイドから起動キーを強奪!ひ、ひどい…交渉する気すらなしに暴力で奪い取るとか!なんてやつだ!

「トウキョウにはゼロがいるんだ!俺は俺の手でゼロを倒す!
邪魔はさせない…俺がやるんだ!」

しかもまったく悪びれる様子がありません。スザクマジ危険人物すぎる
せめて「無理を承知でお願いします」って頭を下げるとか、「こんな真似してすみません」って謝るって気はないのか…
これが「間違ったやり方に意味はない」って
さんざん他人にまで強要してきた奴のすることなのかよ!






「ヒロシマ租界、交信拒絶!」

「サッポロ租界でも暴動が発生した模様!」

「オデュッセウス殿下!派兵の準備は出来ております、指揮官の任命を!」

「きゅ、急に言われてもねぇ…ユーフェミアの件は明らかな失態だし、処理を間違うと全てのエリアが…」

一方その頃、ブリタニア本国の会議室には、日本のあちこちで起こっているイレブン決起の情報が次々と入ってきていました
早く手を打たなければ大変なことになる、と迅速な対応が求められていましたが、
その席の責任者らしき人はもごもご口ごもるばかり。誰だか知らんけど使えない奴だなーと思ったら
そいつこそがブリタニア帝国第一皇子、オデュッセウスでした
こんなんが長男!?次男のシュナイゼルがあれだけ優秀だから、長男はどんなスーパーマンかと思っていたら
こんな使えないダメ人間だったのかよ!(えー

「殿下!今はコーネリア皇女殿下を…!」

「兄上、私が行きましょう」

「そ、そうか!行ってくれるか!」

役に立たない兄貴に代わって自分から名乗り出るシュナイゼル。大丈夫かよこの兄貴
生まれがこんな皇族じゃなかったら、普通にニートにでもなってたんじゃなかろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン





「ブリタニアは政庁だけ守るつもりだな」

「武力の拡散を避け援軍を待つ…やはりそう来たか」

そして地面崩しでかなりの被害を受けてしまったコーネリア。
ひとまず態勢を立て直すために、政庁に集結して守りを固める作戦に出たようです
それに対してフルーチェさんは、政庁の左右に位置するメディア地区・学園地区へ向かって進撃。
政庁の周囲の土地を抑えて、コーネリア達を孤立させてからジワジワ攻める気のようですね

「手を上げて後ろを向けェ!この学校は俺達黒の騎士団がもらった!」

「じゅ、銃を降ろせ!」

「はぁん?何言ってんだこの状況で?」

「リヴァル…!」

「ここはカッコつけさせてくれよ…!俺がみんなを守る!」

というわけでアッシュフォード学園にまで黒の騎士団が乱入!生徒会室に乗り込んできた玉城におびえるシャーリー達。
というかリヴァル…変な真似しなければ「正義の黒の騎士団」は人を撃ったりしないんだから、
「みんなを守る!」とか張り切る前に玉城を刺激しないでください:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あァ〜そうかい!」

「やめろ!手荒な真似はするなと言ったはずだ!」

「で、でもよぉ、ここに司令部を置くって言うから…」

「司令部って!?」

「この学園は我々黒の騎士団が徴用し、司令部として使用させてもらう。
 
君達の身の安全は保障しよう」

(ナナリー…戦いが終わるまで、ここは黒の騎士団に守らせる)

そんなリヴァル達の前にフルーチェさん登場!なんでわざわざここを司令部にするのかと思ったら、
ナナリーを鉄壁の布陣で守らせるためだったのかよ!相変わらず思考の中心は常にナナリーなのな…

「そ、そんなの信じられるかよ!戦争してんだろ!?俺達ブリタニアと!」

「リヴァル…お願い、言う通りにして」

「カ…カレン!?」

「…そっか…そういうことか…」

「ゼロ!ランスロットが!」

「やはり来たか…!」

どうせ俺達を殺すくせに!とフルーチェさんに噛み付くリヴァル。こいつは何がやりたいんだろう(えー
しかしそこでカレンが正体を明かし、面識のあるみんなを殺したりしないことを主張します
ようやく大人しくなった生徒会の面々。しかし今度は、戦場にスザクが現れたとの連絡が…

「ゼロはどこだ…!俺はゼロをおおおおッ!!」

『…ギアス?』

『そう、ギアスは超常の力を持っている』   

『まさか…』 

『ユーフェミア皇女殿下はなぜ急に人が変わった?   
 そしてルールを遵守しようとした君は、式根島で何をした?』  

棒読み小僧VVにすべてを明かされていたスザク。ギアスによって、ゼロがユーフェミアに大罪をなすりつけて殺したと知り
溢れる怒りを叩きつけるように黒の騎士団を次々と粉砕!
無頼の群れがゴミのように蹴散らされ、そこらの兵士ではまるで手がつけられません

というかスザクの顔やばいよこれ!
お、落ち着いてください!いくら頭に来てるからって、その顔は腐女子ファンが離れて行っちゃいますよ!(えー

「スザクッ!」

「カレンか!みんなバカだッ!!君も日本人も!あんな男に騙されて!」

「その言い方むかつくね…!あんたにゼロの何が分かるって言うの!」

「じゃあ教えてくれェッ!ゼロを…!ゼロは今どこにいる!!」

そんなスザクを食い止めるためカレン出撃!スザクはもう怒りを通り越してすごい叫びっぷりです
紅蓮弐式なら互角に戦えるか…?と思いきや、自在に宙を舞うフロートユニットは予想以上に厄介な代物!
カレンもバッタのようにびょんびょん跳んで対抗しますが、ランスロットについていくのがやっとという状態でした

「くうう…!」

「さあ答えろ…!ゼロはどこだ!」

「言うはずないだろ裏切り者が!飛べるからって調子に乗るなぁっ!!」

スザクが勝負を決めに来た瞬間、輻射波動をビルに打ち込み高速回避するカレン!
地面との激突を防ごうと逆噴射するスザクでしたが、慣性を殺しきれないその瞬間にカレンが迫る!これは上手い!

「捕まえたァ…!食らいなぁぁぁぁぁーーっ!!」

ギョバオオオオオオオ!!

骨まで砕けろォーー!!ついに捕まり必殺の輻射波動を叩き込まれるランスロット!
しかしスザクはその瞬間、咄嗟の判断で捕まれた左腕を分離!その結果輻射波動は本体まで届かず、
逆にスザクに決定的チャンスを与えてしまうことに!

ズドバアアアアア!!

「ぐああああああ!」

至近距離からのヴァリスで片腕を吹っ飛ばされるカレン!
お互いに片腕をなくして条件は五分…と言いたいところですが、カレンが失ったのは紅蓮弐式の命綱とも言うべき右腕。
攻守の要である輻射波動が使えなくなってしまった今、ランスロット相手に戦う術はありませんでした

「さあ言え…!ゼロはどこだ!」

「…しつこい男は嫌いなんだけど…!」

「そうか、ならここで…!何か言い残すことはないかい」

もう撃破するだけで十分だろうに、「あっそうじゃあ死ねば?」とスザクはカレンをぶっ殺す気満々。
鬼か!鬼か貴様!フルーチェさんに「お前はただの人殺しだ!」とか言ってたのは誰だよ!

「待て!枢木スザク…君に対する執着が私の甘さだったようだ、
 断ち切るために一騎討ちにて決着をつけたいのだが?」

「望むところだ…!」

そんなカレン生命の危機にフルーチェさん登場!殺したくてたまらない獲物の出現に昂ぶるスザク。
ましてや邪魔の入らない一騎討ちとなれば尚更です。フルーチェさんの提案に乗ることにするスザクでしたが…

「副指令、不審者を捕えました!」

「学生か?なら逃がしてやれ、監禁する理由などないのだから」

「いえ、裏門から校内に侵入しようとしたところ…」

「侵入…?な!?(ち…千草!?)」

その頃、扇が中心になって統括していたアッシュフォード学園で事件が!
なんと、記憶を取り戻したヴィレッタがフルーチェさんを狙いにここまでやって来たのです
そうとは知らず「ンモー僕のためにここまで来ちゃって、かわいいやつ」と2人きりになる扇。(えー
殺されるぞ扇…とその時、学園中にすさまじいスザクの怒声が響き渡る!

「卑怯者ォォッ!!人質のつもりか…!何が一騎討ちだ!!」

「仲間になる機会をことごとく裏切ったのはお前だ!
 くだらん美学にこだわったことを悔いるがいい!」

フルーチェさん汚すぎ!なんと「こいつらの命が惜しくないならかかって来なさい」
ガウェインの手を生徒会室に向けスザクを牽制!
シャーリー達を利用してまで勝とうとするとはとんでもない人です、外道すぎるぜフルーチェさん

(懐に入って…!ハーケンを!)

バシュウウウウウウウ!!

「…!?これは!?」

「んふふふ、やっぱりこれの対策を取っている時間はなかったようねぇ」

この一瞬に全てを賭ける!とばかりに一か八かの突撃を仕掛けるスザク!
しかしそれすらもフルーチェさんの手の平の上。あらかじめさせ子さんが用意していたゲフィオンディスターバーによって、
ランスロットは動かぬデク人形と化してしまいます

「ゼロ、約束通り…」

「ああ、その機体は好きにしろ」

「ゼロォッ!!お前は最後まで人を騙して!裏切ってッ!!」

「ふん、偽善なる遊びに付き合う暇はない。さらばだ枢木スザク」

「くっそおおおおおおっ!!」

もはやラクシャータの好きに料理されるしかなくなったスザク。
ゼロへの怒りは完全に臨界点を超えているのに、それをぶつけようとしても
ゼロはふざけた策を弄してのらりくらりと身をかわすばかり。
とてつもなく増幅された怒りを抱えて、思い切りコクピットを殴りつけるスザク。
そろそろ本当に頭の血管がぶっちぎれてもおかしくない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

スザクを見下ろしてゆうゆうと飛び立ったフルーチェさんは、仲間たちより一足お先に政庁へと攻撃開始。
空からの敵をハドロン砲で蹴散らしながら、その屋上へと降り立ちますが…

「…?似ているな…」

「ああ…アリエスの離宮に」

「…!?なぜ知っている!」

「話してやるよ、いずれその時が来たらな」

屋上に作られていた庭園は、かつてマリアンヌが暮らしていた離宮と瓜二つ。マリアンヌを尊敬しているコーネリアの気持ちの表れです
それを知ってるCCは、やっぱりマリアンヌと意識を共有しているようで…あれだけ母親に執着してるフルーチェさんに
「まだ教えてやんない」と隠すとは、よっぽどの理由が…?

「よぉぉこそゼロ…!やはり空爆情報に誘い出されてここに来たな…?
 さあ…歓迎の宴だ、舞踏会はお好きかな!」

そんなフルーチェさんを待ち受けていたコーネリア!
大事な大事な妹を殺したゼロを完膚なきまでに叩き潰すため、わざわざ一人でゼロを待ち受けていたのです
今度こそ正真正銘の一対一。そういえばフルーチェさんはタイマンのナイトメア戦で勝ったことないですね(えー
まあガウェインの性能なら大丈夫とは思いますが…

「その…隠していて悪かった、でもこれは平和のためにやっていることなんだ!
 ゼロがブリタニアから日本を解放すれば、俺たちは一緒になれる!」

「気持ち悪いことを言うな」

一方ヴィレッタと2人きりになっていた扇。いつもの調子でヴィレッタに話しかけますが、
記憶の戻っているヴィレッタは即座に銃を奪って扇を牽制!もはやあの優しさはカケラも残っていないのか…

「私とお前みたいなイレヴンが一緒になる?フン、私の名はヴィレッタ・ヌゥ。
 ブリタニアの騎士侯だ」

「な」

バアアアン!!

躊躇なく撃ちやがったー!!ヴィレッタ容赦ねー!腹に撃たれてしまった扇はがくりと膝をついてしまいます
しかし、記憶が戻ったことを知った扇の表情は、どこか「よかったな千草」と満足げな雰囲気が…

「ぐ…あ…そ、そうか…千草…記憶が…もどっ…」

そのまま倒れて意識を失ってしまう扇。そしてヴィレッタにもほんの少しは扇への情が残っていたのか、
トドメを刺そうとはせずに行方をくらましてしまいます

しかし、扇を失ってしまった黒の騎士団の状況は相当に深刻。司令塔を失ったせいで指揮系統はズタズタです
なんとか建て直しを図りますが、慌ただしいその様子は、生徒会室のシャーリー達にも伝わる結果となり…

「何かあったのかしら…?」

「今のうちです、行ってください」

「え…?」

「スザクさんを助けてあげてください、ここで今一番頼りになるのは…」

「…うん!」

無茶言うなよナナリー!そ、そんな簡単に言いますけどね!
スザクは武装した黒の騎士団がガチガチに包囲してるんですよ!それを「あん中飛び込んで早く助けて来い」だなんて…
シャーリー達に死ねと言うんですか!マシンガン持ったテロリストの群れ相手に、丸腰の学生3人では荷が重すぎるってもんです
スザクを見捨てられない気持ちは分かりますが、自分は安全な所でお留守番して
シャーリー達だけ危険に晒すってことの意味を分かってるんでしょうか
「私たちで助けよう」ってシャーリー達が率先して言うなら分かるけどなぁ。ナナリーに言わせないでくれよ…



「どぉぉしたぁ!?ゼロォォッ!!」

「ぐ…!スペックでは圧倒しているはずなのにッ!」

「どれほどの性能差であろうと!
 今日の私は
 阿修羅すら
 凌駕する存在だ!!」(えー

その頃のフルーチェさんは、コーネリアに手も足も出ずメッタクソにやられ放題!
悲しいかな戦闘技術が天と地ほどに違いすぎでした、フルーチェさんは次から次へと直撃を食らいまくっているのに、
コーネリアはかすり傷ひとつ負ってはいませんでした
「ちくしょうこれだから正々堂々は嫌だよ!もう帰る!」と、コーネリアを置いて空へトンズラしようとするフルーチェさん。
しかしコーネリアはそれすらも許してくれず、スラッシュハーケンを撃ち込んですかさず追撃する!逃げ出した腰抜け兵がー!!



「脆弱者がァーーッ!!」

「コーネリア!?」

「お前の命は今まさに私の手の中にィッ!これが…!裁きだぁぁぁっ!!」

完全にコーネリア必殺の間合い!フルーチェさんのすぐ目の前にコーネリアの銃口が突きつけられる!
しかし次の瞬間、いきなり後方からの槍を受けてコーネリアのグロースターは串刺しに!な、何が一体!?



「ぐ…あ…!?」

「姫様、ダールトンです」

「な…なぜ…だ…」

「ご安心を、お命までは頂きません。ゼロに姫様を差し出すために…は…っ!?」

ここでダールトンキター!!槍の攻撃を仕掛けたのはダールトンのグロースター!
やっぱり式典会場で会った時にギアスをかけられてたのか…
「俺がやられそうになったらコーネリアを串刺しにしろ」とかそんな命令を受けていたんでしょうか、
命令を完遂したダールトンは正気に戻りますが、目の前にはいきなり自分の槍で倒されているコーネリアの姿。
これで混乱しないわけがありません。忠臣のダールトンにとっては、おそらくこの世で最も信じがたい光景でしょう

「ひ、姫様!?なぜ!?」

「ありがとうダールトン」

ドッゴアアアアア!!

「姫様ァァァァーーッ!!」

 

ダ、ダールトンさんがー!!(号泣)
用が済んだら間髪入れずにぶっ殺しやがった!フルーチェさんあんた本物の悪魔だ!
まさかこんな無念な最期を遂げようとは…(´・ω・`)
本当に何がなんだか分からないまま死んでいったことでしょう、ダールトンさん可哀想すぐる





「ナナリー、君を迎えに来たんだ」

ラストシーン。ナナリーだけが残った生徒会室に、なんと棒読み小僧VVが出現!また人間ワープを使いやがったのか!
迎えに来たと言いつつナナリーをかっさらってしまいます。これは大変なことに…
ナナリーが手にかけられてしまったら、フルーチェさんの狂いようは今のスザクやニーナの比ではないでしょう(えー
そうなったら本当の放送禁止だよ!ある意味この番組最大のピンチで次回に続く


■コードギアス 反逆のルルーシュ25話 「ゼロ」

「そうか…ゼロの正体は…お前だったのか…ブリタニア皇族に対する恨み、
 ダールトンの分析は当たっていたな…」

グシャグシャに破壊されたグロースターの中から、ひどい傷を負いながらも抜け出してきたコーネリア。
そこへフルーチェさんは堂々と仮面を外して現れます。すると、さっきまで復讐に燃えていたのが嘘のようにコーネリアは落ち着いた口調に…
ダールトンの裏切り、ダールトンの戦死、さらにゼロの正体が実の弟とあって
立て続けにショックなことがありすぎて、逆に落ち着いてしまったんでしょうか

「ナナリーのために…こんなことを…?」

「そうです。私は今の世界を破壊し、新しい時代を創る…」

「そんな世迷い言のために殺したのか…!?クロヴィスを…!ユフィまで!」

「姉上こそ私の母、閃光のマリアンヌに憧れていたくせに」

へ?(゜д゜;)「この兄弟殺しめ!」と責めるコーネリアに対して、「そっちこそうちのママ好きだったくせに」
なんだかよく分からないセリフを返すフルーチェさん。
要するに、憧れてたとか言いながら見殺しにしたとかそういうことでしょうか?

「ふ…どうやら…これ以上の会話に、意味はないようだな…」

「そうですね…ならばルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが問いに答えよ!」

あっとここでギアス発動!今までずっと追い求めてきたマリアンヌの死の真相を問いただします
クロヴィスやユーフェミアが「コーネリアなら何か知ってる」と言っていただけに、ようやくこれで手がかりが掴めそうな…

「私の母を殺したのは姉上ですか?」

「…違う」

「では誰が?」

「…分からない」

「…!?」


(C)しげの秀一/講談社

「おいなんだよォ!知らないだとォ!?」(えー

や、やっとの思いでここまで来たのに!コーネリアからは予想だにしない返答が…
これで何も情報が得られないなんて冗談じゃありません、「知らないじゃないよバカ!」
フルーチェさんは激しい焦燥感にかられながら質問を続けます

「あの時の警護担当は姉上でしたね!」

「…ああ」

「なぜ警護隊を引き上げたのですか!」

「…頼まれたから」

「誰に!」

「…マリアンヌ様」

(な…!?か、母さんに!?まさか…そんな…!
 母さんはあの日、襲撃があることを知っていた…!?いや、有り得ない…!
 なら俺達を逃がしているはず!)

またまたコーネリアの口から飛び出た意外な返答!
マリアンヌが暗殺されたあの日、マリアンヌはわざわざ自分から警備を薄くするような指示を出したとか。
なんでまたそんな事をする必要が…?暗殺にはナナリーも一緒に巻き込まれたことを考えると、
実は襲撃のことなんて全然知らなくて、単に親子2人でのんびり遊びたかったとか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「何があったあの日ッ!誰なんだ母さんを殺した奴は!!」

「………」

「くっ…!知らないのか…!なら真実を知っている奴は誰だ!
 調べていたんだろうあの日のことを!」

「…皇帝陛下に命じられて、シュナイゼル兄様が遺体を運び出した…」

「遺体って母さんの…!?じゃああの棺の中は…!」

ううむ…暗殺のことを色々調べていたというコーネリアも、肝心なことは全然突き止められなかったようです
マリアンヌが死ぬ前のことを聞いているのに、返ってきた答えは死んだ後のマリアンヌが連れ出されたとかそんな話。
しかし、棺が用意されていたにも関わらず、わざわざ遺体を別の場所に運び出したというのも妙な話ですね
その辺のことも含めて、これ以上の情報を得るにはシュナイゼルの口を割らせるしかなさそうです

ピキィィィィィィン

「…!?おいッ!戻って来い!」

「分かっている、そろそろ政庁の守備隊が…」

「違う!お前の妹がさらわれた!」

「…?冗談を聞いている暇はない、今はコーネリアを人質として本陣に…」

「私には分かる!お前の生きる目的なのだろう!神根島に向かっている!」

とその時、急に切羽詰まった様子でフルーチェさんを呼ぶCC!
VVがナナリーを連れ出したことを敏感に察知したようです、同種の存在だから相手を感じ取れるとかそういうことでしょうか
ガンダムXで言うところのカテゴリーFみたいなもんだな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
必死で訴えるCCの様子を見て、ナナリーが本当にさらわれてしまったことを理解するフルーチェさん。ただちに神根島へ向かおうとしますが…

「オーーールハイルブリタァァァァァニアァァァ!!
 やや!?あなた様は…ゼロ!!なんたる僥倖!宿命!数奇!」

出てきちゃったよオレンジが!まるで本当にオレンジをモチーフにしたかのような変なメカで登場!
その名もナイトギガフォートレス・ジークフリート。なんだか凄く強そうな名前じゃないですか(えー
ガウェインに乗り込んだばかりのフルーチェさんに、オレンジ先制の壮絶なぶちかましが炸裂!
物凄い勢いでガウェインもろとも飛んでいき、一気に政庁を飛び出してしまいます

「ぐっ…!まさかオレンジか!?」

「お、おおお、お、お、お…お願いです!死んでいただけますか?」



頭の方はパーでも相当な戦闘力を発揮するオレンジ!密着状態からのハドロン砲も、見え見えなんだよとばかりにたやすく回避!
なおも猛攻を仕掛けるオレンジでしたが、フルーチェさんは「そんなことよりナナリーの安否を確かめないとな」
操縦はCCに任せっきりにしてアッシュフォード学園にお電話開始。そんな場合かよフルーチェさん!

「扇か?私だ!」

《ゼロ!?よかった!》

「…南か?扇はどうした!」

《撃たれたんだ!手当てしてるが意識がない!それと犯人はまだ…》

「分かった、ならお前でいい!車椅子の少女はどうした!」

《…?いや、それより扇が…!》

「代わりなら後で手配するッ!今は車椅子の少女が先だ!!」

《か…代わりって…!》

「確認しろ早くッ!!」

《……拘束していた学生達はみんな消えたよ…扇が撃たれたどさくさ》ブツッ!!

フ、フルーチェさんひでえー!!生死の境をさまよう扇を「そんなの代わり呼んでやるよ!」と一蹴!
あまりに横柄なフルーチェさんの態度に、電話に出た南は愕然としてしまいます
このままじゃナナリー1人のために全てを失ってしまうぞ…

その後もリヴァル、ナナリー本人、させ子さんと電話をかけまくるフルーチェさんでしたが、
まったくナナリーの手がかりは掴めないまま。フルーチェさんのイライラが募る中、「だから神根島なんだってば」とCCが口を開きます

「ルルーシュ、私はお前の共犯者だ、お前の味方だ!」

「信じろと?理由すら言わない女の戯言を!」

「お前に死なれては困る、それは本当だ!」

「ふん、一方的な都合ばかり!」

「うるせーバカ!お前なんか信じらんねーよ」とまるでCCの言葉に耳を貸さないフルーチェさん。ひどい男だ!
そしていい加減うるさいオレンジを追い払うべく、フルーチェさんは味方の密集している場所へ突撃する!

「三番隊!敵の飛行型だ、一斉射で撃ち落とせ!」

《了解!敵機捕捉!》

ドドドドドド!

「むう…?見えた!!」

見えるぞ!私にも敵が見える!(えー
驚異的な反応とガメラのような回転アタックで、ミサイルと三番隊を一瞬にして壊滅させるオレンジ!
まさかここまで強いとは…フルーチェさんの作戦もまるで足止めにすらなりませんでした

「ゼロ!ゼロよぉぉぉぉ!!」

「ザコがッ!!お前の相手をしている暇はない!CC!トゥエルブストリートに出ろ!」

「…一方的な都合ばかり!」

横柄にCCをこき使うフルーチェさんに、CCはさっきフルーチェさんが言ったのと同じセリフで愚痴をこぼします
ああ、どんどん2人の信頼関係が壊れていく…

バッゴオオオオオ!!

「当たらずっ!このジェレミア・ゴットバルトには!」

「違うなオレンジ君、もう当たっている」

ズゴゴゴゴ!

「卑怯!?後ろをバック!?」

「潰れろ…!古き者よ!」

ズドオオオオ!!

猛烈なオレンジフィーバーもここまでか!オレンジを狙ったと見せかけて、フルーチェさんはハドロン砲を
その後ろの巨大ビルめがけて発射!オレンジは倒れてきたビルの下敷きになりペシャンコです

これでフルーチェさんは「やっとナナリーの所に行けるぜ」と神根島に…
って結局CCの言うこと信じるんですかあんたは!あんだけ文句ばっか言うだけ言っといて!
横柄すぎますフルーチェさん、こんな調子じゃいつCCに見限られるやら…

「どうしてスザク君を止めたんですか?」

「軍属としては当たり前でしょ」

「死なせたくなかったんですね…」

「まさか、君も知ってるくせに。人間はとても壊れやすいって…その肉体も、心も、互いの関係も…」

「だからと言って、思い通りになる人や世界なんて…」

「でも僕はそういうパーツが欲しいんだ、枢木少佐がダメなら次のデヴァイサーを探すだけさ」

一方その頃、アヴァロンの格納庫ではセシルがストリップ劇場を開いていました(えー
こ、これはパイロットスーツ…?なんでまたセシルがそんなものを?
それはそれとして、なんだか2人の会話の内容がワケ分からないですね
ちょっとロイドの持つ価値観が垣間見えたくらいでしょうか
「人間は壊れやすい」→過去に何か大事な人がそうなったとか
「枢木少佐はもうだめぽ、思い通りになるデヴァイサー探す」→スザクはもうクビ確定とか





「かー!頑丈だな、やっぱ回転刃刀がいるか」

さてそのスザクですが、相変わらず身動きが取れないままランスロットの中に引きこもっていました
コクピットをぶち破ろうとあれこれ試す玉城たちでしたが、思った以上にランスロットは頑丈でなかなか傷をつけられません

「玉城さん、こいつらどうしますか?他の学生達と一緒に寮か体育館に…」

そしてやっぱり何もできずに黒の騎士団に捕まっていたシャーリー達。言わんこっちゃないじゃないですか!(えー
人間味のある団員に見つかってよかったですね、有無を言わさず射殺されてもおかしくないのにまったくナナリーは:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(学生…!?)

「ゼロを呼んで!」

「(ピク…)」

「ゼロは絶対に私たちを守るから!今までのことだって!」

「うるせェ!ゼロのことは一番よく俺が知ってんだよ!
 こんな時あいつなら迷わないってこともなァ!」

シャーリー達のことはどうでもよさそうな玉城でしたが、尊敬しているゼロのことを分かった風に言われて途端にイライラ!
クソガキがゼロを語ってんじゃねー!とシャーリー達に銃口を向けてしまう!ああ、余計なことを言わなければ…

「やめろッ!!」

「お?なんだよ、ブリキのためなら外に出るってか!
 欲しいのはその白カブトだけだ、裏切り者はここで死んでおけ!」

「フギャーーッ!!」

「うおっ!?こ、このクソネコが!」

「アーサー!?」

そんなシャーリー達を守ろうと外へ出てきたスザク!じゃあお前から死ねよと狙いを変える玉城でしたが、
その時生徒会で飼っているネコのアーサーが玉城を襲撃!いつもスザクに噛み付いてばかりいるあのアーサーが…
肝心な時は身を呈して守ってくれるなんて、とんだツンデレ猫ですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「もういいッ!こいつら全員始末…!」

《こ〜んばんわ〜!》

「え…!?まさか、あのプリン伯爵が前線に出てくるなんて!」

(ラクシャータ…やっぱりいたのか)

ブチ切れた玉城が全員皆殺しにしようとした瞬間、その頭上にアヴァロンに乗ってきたロイド達が出現!
そしてラクシャータを複雑そうな視線で睨むロイド。やっぱりさっきの「壊れやすい互いの関係」っていうのは
ラクシャータのこと言ってるんだろうなぁ。エンディングテーマじゃ若かりし頃のセシル、ロイド、ラクシャータが仲良さそうにしてるし…

《ど〜おセシル君、スペアパーツの調子は》

「行けそうですね、実用化」

そしてなんと、セシル自らがサザーランドに乗り出撃!すぐにゲフィオンディスターバーをぶっ壊してランスロットを助け出します
しかしセシルの乗ってるサザーランド、ランスロットと同じ盾(ブレイズルミナス)やフロートシステムを装着してるんですね
前回ロイドが「ランスロットのデータは十分取った」と言ってたのは、こうしてランスロットの装備を他のナイトメアにも
普及させられるようになったということなのか

「フィラーカバーを開けて。エナジーを交換するわ」

「はい、でもどうしてセシルさんまで…?」

「どうしてですか、ロイドさん?」

「取り返しに来ただけだよ、ランスロットとかまあ色々と」

「サザーランドのパーツだけど、いけそう?」

「はい、適合チェッククリアです」

いやスザクお前、はいじゃなくてさ、はいじゃなくてさ…
殴ってごめんなさいとか命助けてくれてありがとうとか、そういうこと先に言えよコノヤロー!(えー
とんでもない奴だよ!ロイドからしたら思いっきり自分をぶん殴って、大事な大事なランスロットを強奪した相手なのに、
それでも命を助けにやって来て、エナジーフィラーも交換してあげて、壊れた腕まで補修してあげたっていうのに…
言うことが「はい、はい」ってなんじゃそりゃ!恩知らずなんてもんじゃねえぞ!先になんか気のきいたこと言うべきだろスザク…

ピーピーピー

「…ロイヤルプライベート?」

《く…枢木か…?》

「コーネリア総督!?」

アッシュフォード学園はセシル達に任せて、ゼロを探すべく学園を後にしたスザク。するとその時コーネリアからの通信が!
コーネリアに呼ばれたスザクはすぐに政庁へ向かい、ゼロが神根島に向かったことを知らされます
あの時の会話聞こえてたのねコーネリア

「せ…戦況は我が軍に有利だ…いいか、私の負傷は極力伏せろ…
 動揺する…ギルフォードや、グラストンナイツが…しかし、お前にだけは…!」

「もう喋らないでください…!」

「か、神根島…そこに、ゼロが…!」

「…!」

「お前はユフィの騎士なのだ…ならば行って、ユフィの汚名をすすぐのだ…!」

「はい…!」

「貴公に略式ではあるが、ブリタニアの騎士侯位を授ける…
 これで名実共にお前は騎士だ、行け…!枢木スザクよ!」

「イエス!ユアハイネス!」

今までイレヴンを認めようとしなかったコーネリアが、ついにスザクを真の騎士として出撃の命令を…
さっきのアーサーといいスザクの周りが急にツンデレになってきましたね、スザクは特に何もしてないと思うんだけど;y=_ト ̄|○・∵. ターン





「しぶとい…!さすがはコーネリアの精鋭…!」

《藤堂!以降の作戦はすべてお前に任せる!
 負傷した扇の仕事はディートハルトに仕切らせろ!》

「…任せる!?任せるとは一体!?」

《私は他にやらなければならないことがある。
 以降そちらからの通信はすべて切る!》

「ま、待て!この状況で他があるのか!」

な、なんということを!神根島を目指すフルーチェさんは、残りの作戦全部藤堂に丸投げ!
「藤堂あとはどうにかしとけ」で勝てるような戦いではありません、地面崩しで戦力を削ったとはいえ、
元々の自力はコーネリア軍の方が遥か上。それに加えて扇負傷による指揮系統の乱れ、オレンジの大暴れ、
アヴァロンの攻撃で学園エリアボロボロなどなど、戦況は確実にコーネリア軍に傾いていたのです

(な、なぜ…!?こんな大事な時に…!)

「なんで扇が撃たれたんだッ!ゼロはどこにいるんだよ!!」

「だから知らないって!!」

「いくら藤堂さんでも、全体状況が分からないと…!」

「ゼロ…私はどうすれば…!?」

もはや完全に混乱状態!ゼロがいきなり全てを放り出してどこかへ行ってしまったことで、黒の騎士団は誰もがパニックに陥ってしまいます
どうしたらいいか分からずにカレンが苦悩していると、瀕死の扇から「ゼロを追うんだ、きっとゼロには考えがある」との通信が…
よ、余計な指示出すなバカー!(えー  フルーチェさんに考えなんてないよ!何もかもほっぽり出して飛んでっただけだよ!
ただでさえ戦況は最悪なのに、このうえ切り込み隊長のカレンが抜けるだなんて…いよいよ本当にまずくなってきた感じです

「…?どうしてあんなところに熱源反応が…」

「…!?いけないッッ!!攻撃中止!!黒の騎士団もストップゥゥッ!!」

「は…!?」

「一時休戦だ!そいつを撃っちゃいけない!」

「…みんな言う通りにおし!撃つんじゃないよ!」

(ロイドをマジにするほどの代物か…!?)

アッシュフォード学園でまだ戦闘が続いていたその時、突如として地下から所属不明のナイトメアが出現!
それを目にしたロイドに電流走る!心底戦慄した様子で両軍に攻撃中止の命令を飛ばします
ラクシャータも「プリン伯爵」でなく「ロイド」と思わず名前で呼んでしまうほど緊迫した表情に…

「…ふぅぅぅぅっ…ニーナ、完成させたのかい…」

「…計算は不十分です、爆発させられるかは分かりません…でも私は…」

そのナイトメアは学園祭でピザを作ったガニメデ、そして乗っているのはユーフェミアの死にトチ狂ったニーナ!
ロイドが恐れるその理由とは、以前からウランだなんだとニーナが続けていた研究の結晶…
そう、ニーナが自ら作り上げた超強力な核爆弾です。ガニメデに装着されたその爆弾に、少しでも衝撃を与えようものなら即ドカン…
前にニーナを核ミサイルに例えたことがありましたが、まさか本当に核爆弾娘となろうとは:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「彼女の理論通りなら、このトウキョウ租界そのものが死滅するかも…!」

「え!?」

「んなことあるはず…」

「信じなさいよ!サクラダイトまで使ってんだから!」

「ゼロはどこ…?ユーフェミア様のカタキ…ゼロはどこにいるのおおおおおっ!!」


(C)荒木飛呂彦/集英社

「スイッチを押させるなーーッ!!」

「いいや限界だ押すねッ!!」(えー

ガクガクと激しく震えながら起爆スイッチを構えるニーナ!誰かエコーズACT3使える方はいらっしゃいませんか!(えー
ニーナの登場でますますカオスな状況となってしまった黒の騎士団。もはや滅びの道を辿るしかないのか…

(ナナリーがいなくなったら、俺は今までなんのために…!
 なんのための独立戦争だ、ユフィまで犠牲にして…!)

「見えたぞ!神根島だ!」

(取り返す…!誰が相手だろうと、ナナリーをッ!!)

全速力で神根島に向かう途中のフルーチェさん。今までゼロとしてブリタニアに牙を剥いて来たのも、
全てはナナリーが安心して暮らせる世界を創るため。
日本人がどうとかそんなことは、フルーチェさんにとってはおまけ程度のことにすぎなかったのです
ほどなくして神根島に到着し、フルーチェさん達がやってきたのはシュナイゼル達が研究していたあの遺跡…



「やはりここだろうな…何かお前に関係がある場所か!」

「ここは知らない…」

「フン、他にもあるということか!ナナリーをさらった奴はギアス能力者か!」

「そこまでは分からない…」

「…!」

「本当だ…」

「信じよう…少なくとも我々の共犯関係はまだ続いているのだから…!」

「ありがとう…」

フルーチェさんの横柄さ大爆発!まるで「お前のせいでこうなった」と言わんばかりにバリバリ不機嫌でCCを問い詰めます
さらには「まったくよー、共犯関係だから仕方なく信じてやるよクソ女」とCCへの不信感丸出し。
CCは何も悪いことしてないんですが、まるで捨てられる寸前の子犬のように
「ご主人様怒らないでおねがい(´・ω・`)」とフルーチェさんに尽くします。なんかCC可哀相になってきた…

「う!?」

「どうした?」

「そ、そうか…!これはっ…!」

「な、なに!?ぐうううっ!!」

その時、ナリタで間接接触をした時のようにいきなり意識が吹っ飛ぶ2人!
VVが作動させた侵入者の精神に作用するトラップです、どうやら単なる足止め目的で作動させたようですが…

「なんだ…これは…!?昔の…CC!?やめろ…!やめろォォォォォッ!!」

そこでフルーチェさんが見たものは、あまりにも壮絶なCCの過去の映像。
魔女として脳天を撃ち抜かれ、火あぶりにされ、ギロチンにかけられ、拷問器具(アイアンメイデン)にかけられ、無数の槍で突かれ…
はるか昔からCCが延々と経験してきた苦しみの連鎖。不死の体とはいえ、苦痛は普通の人間と同じに感じるはず…
今まで一体どれほどの恐怖と苦痛を味わってきたのか…

「残っているのは魔女としての記憶だけ…そもそも自分が人間だったかすらも分かりはしない、
 私を憎む人も優しくしてくれた人も…すべて時の流れの中に消えて行った…
 果てることのない時の流れの中で、私は…一人…」

「一人じゃないだろう」

「え…?」

「俺達は共犯者…お前が魔女ならば、俺が魔王になればいいだけだ」

「ふふ…こんな時によく言う」

なに調子のいいこと言ってんですかフルーチェさん!(えー
今の今まであんなにCCに毒づいておきながら!急に「俺が君を支えてあげるよ」みたいなこと言って変わり身早すぎじゃないですか!
CCもフルーチェさんの調子のいい物言いに苦笑い。でもまんざらでもなさそうな表情です

「…CC、無事か?」

「…誰に向かって言っている」

そしてようやく現実に意識が戻ってきた2人。とんだ足止めを食ってしまいましたが、早くナナリーを助けに行かなければ…とその時!

「私ですゼロ!懺悔は今!」

「…しつこい奴ッ!!」

なんとわざわざフルーチェさんを追ってオレンジ再登場!あんたどうやってフルーチェさんの居場所嗅ぎつけてきたんだ!
またもオレンジとの戦闘に突入するフルーチェさん達。しかし、度重なる損傷を受けているガウェインはもう限界が…

「ぐうっ!コーネリアに受けた破損箇所が…!」

「ハドロン砲も…あと一撃しか!」

「私の素晴らしき雪辱ゥゥッ!!」

満身創痍のフルーチェさん達に比べて、オレンジはビルの下敷きになったというのに相変わらずの強さ!
もうハドロン砲を確実に当てる余裕すらなく、最後の一発は海面へ撃ち込み目くらましに使ってしまいます

「姑息!孤立!小癪!」

「あいつは私に任せろ!お前はナナリーを!」

「しかし…もうエナジーが!」

「大丈夫だ!………いや、少し不安だな」

「…?」

「勝てよルルーシュ…自らの過去に、そして行動の結果に」

ズキュウウウウウウウン!

「ちょっと不安だから元気をください」とフルーチェさんとちゅーするCC!
やっぱりなんだかんだ言ってCCもフルーチェさんに惹かれてたんですね

「CC…死ぬなよ」

「誰に言っている」

「ふ…そうだったな」

フルーチェさんをガウェインから下ろし、一人でオレンジとの最後の戦いに向かうCC。
実力はオレンジが上なのに加え、ガス欠寸前のガウェインの行動時間はあとわずか。
CCに残された手段は、もはや一つしかありませんでした

「心中相手としては好みじゃないが…!」

へへ…オラもいっしょに死んでやらあ!オレンジに組み付いたCCは、思いきり海中へ飛び込むと
推進力の続く限り海底を突き進む!そして2人は光も差さないような闇の領域へ…
こんな海底の奥深くまで来てしまっては、水圧でペシャンコにされて不死でも脱出不可能なのでは…
CCも自分の未来が閉ざされたことを悟っているのか、いつまでも沈み続けながらポロポロと涙をこぼすのでした

「死守しろなんとしても!ここを破られたら…完全に我が軍は崩壊する!」

「ゼロ様…本当に私たちを、日本を見捨てたのですか…!?」

「あ…!」

ズドオオオオ!!

「い…井上…!なにやってんだ…!ゼロはああああああっ!!」

そして未来が閉ざされていたのは黒の騎士団も同じ…とうとうコーネリア軍の前に完全なる敗北を迎える寸前でした
紅一点の古参メンバー・井上もあえなく命を落とし、辺りには団員の絶望の悲鳴が響くことに…
今まで築き上げてきたゼロの威厳もコナゴナです、今日が黒の騎士団最後の日となってしまったのかもしれません
それにしても神楽耶、勝利の女神とか言ってたのがこんな最低最悪の負け戦になったのは一体どういうことですか(えー




一方、ナナリーの居場所を探して遺跡の奥へと進んでいたフルーチェさん。行き着いた先に何やら怪しげな扉を発見し、
「きっとこの奥にナナリーが!」とその先へ進もうとしますが…

バキュウウウウウン!!

「うしろを向けよ」
「ちくしょオオオ!」(えー

「こちらを向け、ゆっくりと」

(ええい…!こんな時にッ!!)

いつの間にかその背後には、ここまでフルーチェさんを追ってきたスザクが!
恐い顔だよ…完全に目が座っております。前回の感情丸出しの怒りとは反対に、何を考えているか分からない静かな怒り…
ギャースカ怒鳴るよりこっちの方が不気味で恐ろしいな…

「聞こえなかったのか?ゼロ…こちらを向くんだ」

「…ユーフェミアは罪なき日本人を一方的に殺した!君はそんな女を!」

「便利な力だなギアスとは」

「…!!」

「自らは陰に隠れ、責任は全て他者になすりつける。
 傲慢にして卑劣…それがお前の本質だ」

「ユーフェミアなんて尽くす価値ないから!」とスザクを言いくるめようとするフルーチェさんでしたが、
ユーフェミアの虐殺はゼロの仕業だということをすでに知っているスザク。
フルーチェさんの言葉は、スザクにとってただ滑稽なだけでした

「カレン」

「!!」

「君もゼロの正体を知りたくはないか?」

「…何を今さら!」

「君にも立ち会う権利がある」

「ま…待て!!」

そんなスザクの背後には、息を殺して様子をうかがっていたカレンが!
スザクはそのカレンにまた振り向きもせず気配だけで気づきます。スザクセンサー感度よすぎだろ!
そしてゆっくりとフルーチェさんに歩み寄り、素顔を隠し続けてきたその仮面に銃を向けるスザク。
それを止めようと叫ぶカレンでしたが、スザクは微塵も躊躇することなく銃爪を引いてしまい…

パキイイイイイイン…

「………」

「…な…なんで…?どう…して…?る…ルルーシュ…が…」

「………信じたくは…なかったよ」

まっぷたつに仮面が砕け散り、そこに現れたのは2人のよく見慣れた友人の顔。
あまりのショックでカレンはその場に崩れ落ちてしまい、スザクも悲しさを噛み潰すようにして怒りの目を向けます

「そうだ、俺がゼロだ。黒の騎士団を率い神聖ブリタニア帝国に挑み…
 そして世界を手に入れる男だ」

「あ…あなたは日本人を利用していたの…?私のことも…!」

「結果的に日本は解放される、文句はないだろう」

「…!」

残された最後の仲間、カレンすらもかなぐり捨ててしまうフルーチェさん。
「日本人は俺が世界征服するための踏み台」などと言われてしまい、打ちひしがれたカレンは茫然自失となってしまいます

「早く君を逮捕すべきだったよ…」

「気づいていたのか…?」

「確信はなかった…だから否定し続けてきた。君を信じたかったから…!
 だけど君は嘘をついたね…僕とユフィに…ナナリーに!」

ずっと自分たちを欺き続けてきたフルーチェさんを責めながら、鋭い視線を放つスザク。
普通なら罪悪感で言葉に詰まってしまう場面ですが、フルーチェさんからは意外な返答が…

「そのナナリーがさらわれた!」

「え…?」

「スザク、一時休戦と行かないか!?ナナリーを救うために力を貸して欲しい!
 俺とお前、2人いれば出来ないことなんて!」

「甘えるな…!!」

なに調子いいこと言ってんですかフルーチェさん!(本日2度目)
ユーフェミアを殺して大罪人に仕立て上げ、スザクの怒りを散々コケにして利用しておきながら…
「今困ったことがあってさー、仲良くしようよ」なんて通用するわけないじゃないですか!
フルーチェさんの戯れ言にまったく聞く耳持たないスザク。ふざけるのもいい加減にしろと銃口を突きつけます

「その前に手を組むべきはユフィだった…君とユフィが力を合わせれば世界を!」

「全ては過去、終わったことだ」

「過去ォ…ッ!?」

フルーチェさんの物言いにスザク愕然!まるでユーフェミアをなんとも思ってないようなフルーチェさんの言い方に、
スザクは再び凄まじい怒りの濁流に飲まれてしまいます
まあ「手を組むつもりだったんだけど、うっかり冗談言ったらえらい事になっちゃった」なんて言っても
あれほどユーフェミアを外道扱いした以上、そんな言い訳通じるわけないですしね…
フルーチェさんはどうにかユーフェミアから話題を逸らしたかったんでしょうが、完全にスザクの逆鱗に触れる結果となってしまいました

「お前も父親を殺しているだろう、懺悔など後でいくらでも出来る!」

「いいや!君には無理だッ!!君は最後の最後に世界を裏切り、
 世界に裏切られた!君の願いは叶えてはいけない!」

「馬鹿め!理想だけで世界が動くものか!さあ撃てるものなら撃ってみろ!」

今すぐここで始末してやる!と射撃の体勢に入るスザク!しかし、あまりの怒りを抑え切れずに腕の震えが止まりません
そんなスザクに、フルーチェさんは無防備な体勢で挑発するような真似を!
そ、そんな危ない…いくらスザクが狙いがつけられないからって、撃たれたら弾がどこに飛んで行くか分かりませんよ!

「流体サクラダイトをな!俺の心臓が止まったら爆発する、お前たちもお終いだ!」

「貴様ァァァーッ!!」

な、なんだそりゃー!!死んだら作動する爆弾なんて持ってたのかよフルーチェさん!
「ほらほら撃ってみな?ただしお前も死ぬけど(笑)」とここに来てまた他人の命を盾に!あんた外道すぎだよ!
それにしてもフルーチェさんを撃ったら自分も死ぬってことは、
「生きろ」ギアスのかかってるスザクにはフルーチェさんを撃つことができないんでしょうか(えー

「それより取引だ…お前にギアスを教えたのは誰だ!そいつとナナリーは!」

「ここから先のことはお前には関係ないッ!!お前の存在が間違っていたんだ!!」

「…!!」

「お前は世界からはじき出されたんだ!ナナリーは俺がッ!!」

「スゥザァクッ!!」

「ルルーシュゥゥゥゥッ!!」

バアアアアアアアン!!



激昂して互いに銃を向け合う2人!そして遺跡に響いた銃撃の音!果たして先に銃爪を引いたのはどちらか…?

コードギアス反逆のルルーシュ・完

こんな場面で終わりなのかよ!こんな気になるラストで一年も待たされるなんて、ファンは相当生殺しだったでしょうね
すでに2期が始まってる私には関係ないけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン





トップに戻る