■コードギアス
反逆のルルーシュ25話 「ゼロ」
「そうか…ゼロの正体は…お前だったのか…ブリタニア皇族に対する恨み、
ダールトンの分析は当たっていたな…」
グシャグシャに破壊されたグロースターの中から、ひどい傷を負いながらも抜け出してきたコーネリア。
そこへフルーチェさんは堂々と仮面を外して現れます。すると、さっきまで復讐に燃えていたのが嘘のようにコーネリアは落ち着いた口調に…
ダールトンの裏切り、ダールトンの戦死、さらにゼロの正体が実の弟とあって
立て続けにショックなことがありすぎて、逆に落ち着いてしまったんでしょうか
「ナナリーのために…こんなことを…?」
「そうです。私は今の世界を破壊し、新しい時代を創る…」
「そんな世迷い言のために殺したのか…!?クロヴィスを…!ユフィまで!」
「姉上こそ私の母、閃光のマリアンヌに憧れていたくせに」
へ?(゜д゜;)「この兄弟殺しめ!」と責めるコーネリアに対して、「そっちこそうちのママ好きだったくせに」と
なんだかよく分からないセリフを返すフルーチェさん。
要するに、憧れてたとか言いながら見殺しにしたとかそういうことでしょうか?
「ふ…どうやら…これ以上の会話に、意味はないようだな…」
「そうですね…ならばルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが問いに答えよ!」
あっとここでギアス発動!今までずっと追い求めてきたマリアンヌの死の真相を問いただします
クロヴィスやユーフェミアが「コーネリアなら何か知ってる」と言っていただけに、ようやくこれで手がかりが掴めそうな…
「私の母を殺したのは姉上ですか?」
「…違う」
「では誰が?」
「…分からない」
「…!?」
(C)しげの秀一/講談社
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「おいなんだよォ!知らないだとォ!?」(えー |
や、やっとの思いでここまで来たのに!コーネリアからは予想だにしない返答が…
これで何も情報が得られないなんて冗談じゃありません、「知らないじゃないよバカ!」と
フルーチェさんは激しい焦燥感にかられながら質問を続けます
「あの時の警護担当は姉上でしたね!」
「…ああ」
「なぜ警護隊を引き上げたのですか!」
「…頼まれたから」
「誰に!」
「…マリアンヌ様」
(な…!?か、母さんに!?まさか…そんな…!
母さんはあの日、襲撃があることを知っていた…!?いや、有り得ない…!
なら俺達を逃がしているはず!)
またまたコーネリアの口から飛び出た意外な返答!
マリアンヌが暗殺されたあの日、マリアンヌはわざわざ自分から警備を薄くするような指示を出したとか。
なんでまたそんな事をする必要が…?暗殺にはナナリーも一緒に巻き込まれたことを考えると、
実は襲撃のことなんて全然知らなくて、単に親子2人でのんびり遊びたかったとか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「何があったあの日ッ!誰なんだ母さんを殺した奴は!!」
「………」
「くっ…!知らないのか…!なら真実を知っている奴は誰だ!
調べていたんだろうあの日のことを!」
「…皇帝陛下に命じられて、シュナイゼル兄様が遺体を運び出した…」
「遺体って母さんの…!?じゃああの棺の中は…!」
ううむ…暗殺のことを色々調べていたというコーネリアも、肝心なことは全然突き止められなかったようです
マリアンヌが死ぬ前のことを聞いているのに、返ってきた答えは死んだ後のマリアンヌが連れ出されたとかそんな話。
しかし、棺が用意されていたにも関わらず、わざわざ遺体を別の場所に運び出したというのも妙な話ですね
その辺のことも含めて、これ以上の情報を得るにはシュナイゼルの口を割らせるしかなさそうです
ピキィィィィィィン
「…!?おいッ!戻って来い!」
「分かっている、そろそろ政庁の守備隊が…」
「違う!お前の妹がさらわれた!」
「…?冗談を聞いている暇はない、今はコーネリアを人質として本陣に…」
「私には分かる!お前の生きる目的なのだろう!神根島に向かっている!」
とその時、急に切羽詰まった様子でフルーチェさんを呼ぶCC!
VVがナナリーを連れ出したことを敏感に察知したようです、同種の存在だから相手を感じ取れるとかそういうことでしょうか
ガンダムXで言うところのカテゴリーFみたいなもんだな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
必死で訴えるCCの様子を見て、ナナリーが本当にさらわれてしまったことを理解するフルーチェさん。ただちに神根島へ向かおうとしますが…
「オーーールハイルブリタァァァァァニアァァァ!!
やや!?あなた様は…ゼロ!!なんたる僥倖!宿命!数奇!」
出てきちゃったよオレンジが!まるで本当にオレンジをモチーフにしたかのような変なメカで登場!
その名もナイトギガフォートレス・ジークフリート。なんだか凄く強そうな名前じゃないですか(えー
ガウェインに乗り込んだばかりのフルーチェさんに、オレンジ先制の壮絶なぶちかましが炸裂!
物凄い勢いでガウェインもろとも飛んでいき、一気に政庁を飛び出してしまいます
「ぐっ…!まさかオレンジか!?」
「お、おおお、お、お、お…お願いです!死んでいただけますか?」
頭の方はパーでも相当な戦闘力を発揮するオレンジ!密着状態からのハドロン砲も、見え見えなんだよとばかりにたやすく回避!
なおも猛攻を仕掛けるオレンジでしたが、フルーチェさんは「そんなことよりナナリーの安否を確かめないとな」と
操縦はCCに任せっきりにしてアッシュフォード学園にお電話開始。そんな場合かよフルーチェさん!
「扇か?私だ!」
《ゼロ!?よかった!》
「…南か?扇はどうした!」
《撃たれたんだ!手当てしてるが意識がない!それと犯人はまだ…》
「分かった、ならお前でいい!車椅子の少女はどうした!」
《…?いや、それより扇が…!》
「代わりなら後で手配するッ!今は車椅子の少女が先だ!!」
《か…代わりって…!》
「確認しろ早くッ!!」
《……拘束していた学生達はみんな消えたよ…扇が撃たれたどさくさ》ブツッ!!
フ、フルーチェさんひでえー!!生死の境をさまよう扇を「そんなの代わり呼んでやるよ!」と一蹴!
あまりに横柄なフルーチェさんの態度に、電話に出た南は愕然としてしまいます
このままじゃナナリー1人のために全てを失ってしまうぞ…
その後もリヴァル、ナナリー本人、させ子さんと電話をかけまくるフルーチェさんでしたが、
まったくナナリーの手がかりは掴めないまま。フルーチェさんのイライラが募る中、「だから神根島なんだってば」とCCが口を開きます
「ルルーシュ、私はお前の共犯者だ、お前の味方だ!」
「信じろと?理由すら言わない女の戯言を!」
「お前に死なれては困る、それは本当だ!」
「ふん、一方的な都合ばかり!」
「うるせーバカ!お前なんか信じらんねーよ」とまるでCCの言葉に耳を貸さないフルーチェさん。ひどい男だ!
そしていい加減うるさいオレンジを追い払うべく、フルーチェさんは味方の密集している場所へ突撃する!
「三番隊!敵の飛行型だ、一斉射で撃ち落とせ!」
《了解!敵機捕捉!》
ドドドドドド!
「むう…?見えた!!」
見えるぞ!私にも敵が見える!(えー
驚異的な反応とガメラのような回転アタックで、ミサイルと三番隊を一瞬にして壊滅させるオレンジ!
まさかここまで強いとは…フルーチェさんの作戦もまるで足止めにすらなりませんでした
「ゼロ!ゼロよぉぉぉぉ!!」
「ザコがッ!!お前の相手をしている暇はない!CC!トゥエルブストリートに出ろ!」
「…一方的な都合ばかり!」
横柄にCCをこき使うフルーチェさんに、CCはさっきフルーチェさんが言ったのと同じセリフで愚痴をこぼします
ああ、どんどん2人の信頼関係が壊れていく…
バッゴオオオオオ!!
「当たらずっ!このジェレミア・ゴットバルトには!」
「違うなオレンジ君、もう当たっている」
ズゴゴゴゴ!
「卑怯!?後ろをバック!?」
「潰れろ…!古き者よ!」
ズドオオオオ!!
猛烈なオレンジフィーバーもここまでか!オレンジを狙ったと見せかけて、フルーチェさんはハドロン砲を
その後ろの巨大ビルめがけて発射!オレンジは倒れてきたビルの下敷きになりペシャンコです
これでフルーチェさんは「やっとナナリーの所に行けるぜ」と神根島に…
って結局CCの言うこと信じるんですかあんたは!あんだけ文句ばっか言うだけ言っといて!
横柄すぎますフルーチェさん、こんな調子じゃいつCCに見限られるやら…
「どうしてスザク君を止めたんですか?」
「軍属としては当たり前でしょ」
「死なせたくなかったんですね…」
「まさか、君も知ってるくせに。人間はとても壊れやすいって…その肉体も、心も、互いの関係も…」
「だからと言って、思い通りになる人や世界なんて…」
「でも僕はそういうパーツが欲しいんだ、枢木少佐がダメなら次のデヴァイサーを探すだけさ」
一方その頃、アヴァロンの格納庫ではセシルがストリップ劇場を開いていました(えー
こ、これはパイロットスーツ…?なんでまたセシルがそんなものを?
それはそれとして、なんだか2人の会話の内容がワケ分からないですね
ちょっとロイドの持つ価値観が垣間見えたくらいでしょうか
「人間は壊れやすい」→過去に何か大事な人がそうなったとか
「枢木少佐はもうだめぽ、思い通りになるデヴァイサー探す」→スザクはもうクビ確定とか
「かー!頑丈だな、やっぱ回転刃刀がいるか」
さてそのスザクですが、相変わらず身動きが取れないままランスロットの中に引きこもっていました
コクピットをぶち破ろうとあれこれ試す玉城たちでしたが、思った以上にランスロットは頑丈でなかなか傷をつけられません
「玉城さん、こいつらどうしますか?他の学生達と一緒に寮か体育館に…」
そしてやっぱり何もできずに黒の騎士団に捕まっていたシャーリー達。言わんこっちゃないじゃないですか!(えー
人間味のある団員に見つかってよかったですね、有無を言わさず射殺されてもおかしくないのにまったくナナリーは:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
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(学生…!?)
「ゼロを呼んで!」
「(ピク…)」
「ゼロは絶対に私たちを守るから!今までのことだって!」
「うるせェ!ゼロのことは一番よく俺が知ってんだよ!
こんな時あいつなら迷わないってこともなァ!」
シャーリー達のことはどうでもよさそうな玉城でしたが、尊敬しているゼロのことを分かった風に言われて途端にイライラ!
クソガキがゼロを語ってんじゃねー!とシャーリー達に銃口を向けてしまう!ああ、余計なことを言わなければ…
「やめろッ!!」
「お?なんだよ、ブリキのためなら外に出るってか!
欲しいのはその白カブトだけだ、裏切り者はここで死んでおけ!」
「フギャーーッ!!」
「うおっ!?こ、このクソネコが!」
「アーサー!?」
そんなシャーリー達を守ろうと外へ出てきたスザク!じゃあお前から死ねよと狙いを変える玉城でしたが、
その時生徒会で飼っているネコのアーサーが玉城を襲撃!いつもスザクに噛み付いてばかりいるあのアーサーが…
肝心な時は身を呈して守ってくれるなんて、とんだツンデレ猫ですね:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「もういいッ!こいつら全員始末…!」
《こ〜んばんわ〜!》
「え…!?まさか、あのプリン伯爵が前線に出てくるなんて!」
(ラクシャータ…やっぱりいたのか)
ブチ切れた玉城が全員皆殺しにしようとした瞬間、その頭上にアヴァロンに乗ってきたロイド達が出現!
そしてラクシャータを複雑そうな視線で睨むロイド。やっぱりさっきの「壊れやすい互いの関係」っていうのは
ラクシャータのこと言ってるんだろうなぁ。エンディングテーマじゃ若かりし頃のセシル、ロイド、ラクシャータが仲良さそうにしてるし…
《ど〜おセシル君、スペアパーツの調子は》
「行けそうですね、実用化」
そしてなんと、セシル自らがサザーランドに乗り出撃!すぐにゲフィオンディスターバーをぶっ壊してランスロットを助け出します
しかしセシルの乗ってるサザーランド、ランスロットと同じ盾(ブレイズルミナス)やフロートシステムを装着してるんですね
前回ロイドが「ランスロットのデータは十分取った」と言ってたのは、こうしてランスロットの装備を他のナイトメアにも
普及させられるようになったということなのか
「フィラーカバーを開けて。エナジーを交換するわ」
「はい、でもどうしてセシルさんまで…?」
「どうしてですか、ロイドさん?」
「取り返しに来ただけだよ、ランスロットとかまあ色々と」
「サザーランドのパーツだけど、いけそう?」
「はい、適合チェッククリアです」
いやスザクお前、はいじゃなくてさ、はいじゃなくてさ…
殴ってごめんなさいとか命助けてくれてありがとうとか、そういうこと先に言えよコノヤロー!(えー
とんでもない奴だよ!ロイドからしたら思いっきり自分をぶん殴って、大事な大事なランスロットを強奪した相手なのに、
それでも命を助けにやって来て、エナジーフィラーも交換してあげて、壊れた腕まで補修してあげたっていうのに…
言うことが「はい、はい」ってなんじゃそりゃ!恩知らずなんてもんじゃねえぞ!先になんか気のきいたこと言うべきだろスザク…
ピーピーピー
「…ロイヤルプライベート?」
《く…枢木か…?》
「コーネリア総督!?」
アッシュフォード学園はセシル達に任せて、ゼロを探すべく学園を後にしたスザク。するとその時コーネリアからの通信が!
コーネリアに呼ばれたスザクはすぐに政庁へ向かい、ゼロが神根島に向かったことを知らされます
あの時の会話聞こえてたのねコーネリア
「せ…戦況は我が軍に有利だ…いいか、私の負傷は極力伏せろ…
動揺する…ギルフォードや、グラストンナイツが…しかし、お前にだけは…!」
「もう喋らないでください…!」
「か、神根島…そこに、ゼロが…!」
「…!」
「お前はユフィの騎士なのだ…ならば行って、ユフィの汚名をすすぐのだ…!」
「はい…!」
「貴公に略式ではあるが、ブリタニアの騎士侯位を授ける…
これで名実共にお前は騎士だ、行け…!枢木スザクよ!」
「イエス!ユアハイネス!」
今までイレヴンを認めようとしなかったコーネリアが、ついにスザクを真の騎士として出撃の命令を…
さっきのアーサーといいスザクの周りが急にツンデレになってきましたね、スザクは特に何もしてないと思うんだけど;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「しぶとい…!さすがはコーネリアの精鋭…!」
《藤堂!以降の作戦はすべてお前に任せる!
負傷した扇の仕事はディートハルトに仕切らせろ!》
「…任せる!?任せるとは一体!?」
《私は他にやらなければならないことがある。
以降そちらからの通信はすべて切る!》
「ま、待て!この状況で他があるのか!」
な、なんということを!神根島を目指すフルーチェさんは、残りの作戦全部藤堂に丸投げ!
「藤堂あとはどうにかしとけ」で勝てるような戦いではありません、地面崩しで戦力を削ったとはいえ、
元々の自力はコーネリア軍の方が遥か上。それに加えて扇負傷による指揮系統の乱れ、オレンジの大暴れ、
アヴァロンの攻撃で学園エリアボロボロなどなど、戦況は確実にコーネリア軍に傾いていたのです
(な、なぜ…!?こんな大事な時に…!)
「なんで扇が撃たれたんだッ!ゼロはどこにいるんだよ!!」
「だから知らないって!!」
「いくら藤堂さんでも、全体状況が分からないと…!」
「ゼロ…私はどうすれば…!?」
もはや完全に混乱状態!ゼロがいきなり全てを放り出してどこかへ行ってしまったことで、黒の騎士団は誰もがパニックに陥ってしまいます
どうしたらいいか分からずにカレンが苦悩していると、瀕死の扇から「ゼロを追うんだ、きっとゼロには考えがある」との通信が…
よ、余計な指示出すなバカー!(えー
フルーチェさんに考えなんてないよ!何もかもほっぽり出して飛んでっただけだよ!
ただでさえ戦況は最悪なのに、このうえ切り込み隊長のカレンが抜けるだなんて…いよいよ本当にまずくなってきた感じです
「…?どうしてあんなところに熱源反応が…」
「…!?いけないッッ!!攻撃中止!!黒の騎士団もストップゥゥッ!!」
「は…!?」
「一時休戦だ!そいつを撃っちゃいけない!」
「…みんな言う通りにおし!撃つんじゃないよ!」
(ロイドをマジにするほどの代物か…!?)
アッシュフォード学園でまだ戦闘が続いていたその時、突如として地下から所属不明のナイトメアが出現!
それを目にしたロイドに電流走る!心底戦慄した様子で両軍に攻撃中止の命令を飛ばします
ラクシャータも「プリン伯爵」でなく「ロイド」と思わず名前で呼んでしまうほど緊迫した表情に…
「…ふぅぅぅぅっ…ニーナ、完成させたのかい…」
「…計算は不十分です、爆発させられるかは分かりません…でも私は…」
そのナイトメアは学園祭でピザを作ったガニメデ、そして乗っているのはユーフェミアの死にトチ狂ったニーナ!
ロイドが恐れるその理由とは、以前からウランだなんだとニーナが続けていた研究の結晶…
そう、ニーナが自ら作り上げた超強力な核爆弾です。ガニメデに装着されたその爆弾に、少しでも衝撃を与えようものなら即ドカン…
前にニーナを核ミサイルに例えたことがありましたが、まさか本当に核爆弾娘となろうとは:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「彼女の理論通りなら、このトウキョウ租界そのものが死滅するかも…!」
「え!?」
「んなことあるはず…」
「信じなさいよ!サクラダイトまで使ってんだから!」
「ゼロはどこ…?ユーフェミア様のカタキ…ゼロはどこにいるのおおおおおっ!!」
(C)荒木飛呂彦/集英社
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「スイッチを押させるなーーッ!!」
「いいや限界だ押すねッ!!」(えー |
ガクガクと激しく震えながら起爆スイッチを構えるニーナ!誰かエコーズACT3使える方はいらっしゃいませんか!(えー
ニーナの登場でますますカオスな状況となってしまった黒の騎士団。もはや滅びの道を辿るしかないのか…
(ナナリーがいなくなったら、俺は今までなんのために…!
なんのための独立戦争だ、ユフィまで犠牲にして…!)
「見えたぞ!神根島だ!」
(取り返す…!誰が相手だろうと、ナナリーをッ!!)
全速力で神根島に向かう途中のフルーチェさん。今までゼロとしてブリタニアに牙を剥いて来たのも、
全てはナナリーが安心して暮らせる世界を創るため。
日本人がどうとかそんなことは、フルーチェさんにとってはおまけ程度のことにすぎなかったのです
ほどなくして神根島に到着し、フルーチェさん達がやってきたのはシュナイゼル達が研究していたあの遺跡…
「やはりここだろうな…何かお前に関係がある場所か!」
「ここは知らない…」
「フン、他にもあるということか!ナナリーをさらった奴はギアス能力者か!」
「そこまでは分からない…」
「…!」
「本当だ…」
「信じよう…少なくとも我々の共犯関係はまだ続いているのだから…!」
「ありがとう…」
フルーチェさんの横柄さ大爆発!まるで「お前のせいでこうなった」と言わんばかりにバリバリ不機嫌でCCを問い詰めます
さらには「まったくよー、共犯関係だから仕方なく信じてやるよクソ女」とCCへの不信感丸出し。
CCは何も悪いことしてないんですが、まるで捨てられる寸前の子犬のように
「ご主人様怒らないでおねがい(´・ω・`)」とフルーチェさんに尽くします。なんかCC可哀相になってきた…
「う!?」
「どうした?」
「そ、そうか…!これはっ…!」
「な、なに!?ぐうううっ!!」
その時、ナリタで間接接触をした時のようにいきなり意識が吹っ飛ぶ2人!
VVが作動させた侵入者の精神に作用するトラップです、どうやら単なる足止め目的で作動させたようですが…
「なんだ…これは…!?昔の…CC!?やめろ…!やめろォォォォォッ!!」
そこでフルーチェさんが見たものは、あまりにも壮絶なCCの過去の映像。
魔女として脳天を撃ち抜かれ、火あぶりにされ、ギロチンにかけられ、拷問器具(アイアンメイデン)にかけられ、無数の槍で突かれ…
はるか昔からCCが延々と経験してきた苦しみの連鎖。不死の体とはいえ、苦痛は普通の人間と同じに感じるはず…
今まで一体どれほどの恐怖と苦痛を味わってきたのか…
「残っているのは魔女としての記憶だけ…そもそも自分が人間だったかすらも分かりはしない、
私を憎む人も優しくしてくれた人も…すべて時の流れの中に消えて行った…
果てることのない時の流れの中で、私は…一人…」
「一人じゃないだろう」
「え…?」
「俺達は共犯者…お前が魔女ならば、俺が魔王になればいいだけだ」
「ふふ…こんな時によく言う」
なに調子のいいこと言ってんですかフルーチェさん!(えー
今の今まであんなにCCに毒づいておきながら!急に「俺が君を支えてあげるよ」みたいなこと言って変わり身早すぎじゃないですか!
CCもフルーチェさんの調子のいい物言いに苦笑い。でもまんざらでもなさそうな表情です
「…CC、無事か?」
「…誰に向かって言っている」
そしてようやく現実に意識が戻ってきた2人。とんだ足止めを食ってしまいましたが、早くナナリーを助けに行かなければ…とその時!
「私ですゼロ!懺悔は今!」
「…しつこい奴ッ!!」
なんとわざわざフルーチェさんを追ってオレンジ再登場!あんたどうやってフルーチェさんの居場所嗅ぎつけてきたんだ!
またもオレンジとの戦闘に突入するフルーチェさん達。しかし、度重なる損傷を受けているガウェインはもう限界が…
「ぐうっ!コーネリアに受けた破損箇所が…!」
「ハドロン砲も…あと一撃しか!」
「私の素晴らしき雪辱ゥゥッ!!」
満身創痍のフルーチェさん達に比べて、オレンジはビルの下敷きになったというのに相変わらずの強さ!
もうハドロン砲を確実に当てる余裕すらなく、最後の一発は海面へ撃ち込み目くらましに使ってしまいます
「姑息!孤立!小癪!」
「あいつは私に任せろ!お前はナナリーを!」
「しかし…もうエナジーが!」
「大丈夫だ!………いや、少し不安だな」
「…?」
「勝てよルルーシュ…自らの過去に、そして行動の結果に」
|
ズキュウウウウウウウン! |
「ちょっと不安だから元気をください」とフルーチェさんとちゅーするCC!
やっぱりなんだかんだ言ってCCもフルーチェさんに惹かれてたんですね
「CC…死ぬなよ」
「誰に言っている」
「ふ…そうだったな」
フルーチェさんをガウェインから下ろし、一人でオレンジとの最後の戦いに向かうCC。
実力はオレンジが上なのに加え、ガス欠寸前のガウェインの行動時間はあとわずか。
CCに残された手段は、もはや一つしかありませんでした
「心中相手としては好みじゃないが…!」
へへ…オラもいっしょに死んでやらあ!オレンジに組み付いたCCは、思いきり海中へ飛び込むと
推進力の続く限り海底を突き進む!そして2人は光も差さないような闇の領域へ…
こんな海底の奥深くまで来てしまっては、水圧でペシャンコにされて不死でも脱出不可能なのでは…
CCも自分の未来が閉ざされたことを悟っているのか、いつまでも沈み続けながらポロポロと涙をこぼすのでした
「死守しろなんとしても!ここを破られたら…完全に我が軍は崩壊する!」
「ゼロ様…本当に私たちを、日本を見捨てたのですか…!?」
「あ…!」
ズドオオオオ!!
「い…井上…!なにやってんだ…!ゼロはああああああっ!!」
そして未来が閉ざされていたのは黒の騎士団も同じ…とうとうコーネリア軍の前に完全なる敗北を迎える寸前でした
紅一点の古参メンバー・井上もあえなく命を落とし、辺りには団員の絶望の悲鳴が響くことに…
今まで築き上げてきたゼロの威厳もコナゴナです、今日が黒の騎士団最後の日となってしまったのかもしれません
それにしても神楽耶、勝利の女神とか言ってたのがこんな最低最悪の負け戦になったのは一体どういうことですか(えー
一方、ナナリーの居場所を探して遺跡の奥へと進んでいたフルーチェさん。行き着いた先に何やら怪しげな扉を発見し、
「きっとこの奥にナナリーが!」とその先へ進もうとしますが…
バキュウウウウウン!!
|
「うしろを向けよ」 |
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「ちくしょオオオ!」(えー |
「こちらを向け、ゆっくりと」
(ええい…!こんな時にッ!!)
いつの間にかその背後には、ここまでフルーチェさんを追ってきたスザクが!
恐い顔だよ…完全に目が座っております。前回の感情丸出しの怒りとは反対に、何を考えているか分からない静かな怒り…
ギャースカ怒鳴るよりこっちの方が不気味で恐ろしいな…
「聞こえなかったのか?ゼロ…こちらを向くんだ」
「…ユーフェミアは罪なき日本人を一方的に殺した!君はそんな女を!」
「便利な力だなギアスとは」
「…!!」
「自らは陰に隠れ、責任は全て他者になすりつける。
傲慢にして卑劣…それがお前の本質だ」
「ユーフェミアなんて尽くす価値ないから!」とスザクを言いくるめようとするフルーチェさんでしたが、
ユーフェミアの虐殺はゼロの仕業だということをすでに知っているスザク。
フルーチェさんの言葉は、スザクにとってただ滑稽なだけでした
「カレン」
「!!」
「君もゼロの正体を知りたくはないか?」
「…何を今さら!」
「君にも立ち会う権利がある」
「ま…待て!!」
そんなスザクの背後には、息を殺して様子をうかがっていたカレンが!
スザクはそのカレンにまた振り向きもせず気配だけで気づきます。スザクセンサー感度よすぎだろ!
そしてゆっくりとフルーチェさんに歩み寄り、素顔を隠し続けてきたその仮面に銃を向けるスザク。
それを止めようと叫ぶカレンでしたが、スザクは微塵も躊躇することなく銃爪を引いてしまい…
パキイイイイイイン…
「………」
「…な…なんで…?どう…して…?る…ルルーシュ…が…」
「………信じたくは…なかったよ」
まっぷたつに仮面が砕け散り、そこに現れたのは2人のよく見慣れた友人の顔。
あまりのショックでカレンはその場に崩れ落ちてしまい、スザクも悲しさを噛み潰すようにして怒りの目を向けます
「そうだ、俺がゼロだ。黒の騎士団を率い神聖ブリタニア帝国に挑み…
そして世界を手に入れる男だ」
「あ…あなたは日本人を利用していたの…?私のことも…!」
「結果的に日本は解放される、文句はないだろう」
「…!」
残された最後の仲間、カレンすらもかなぐり捨ててしまうフルーチェさん。
「日本人は俺が世界征服するための踏み台」などと言われてしまい、打ちひしがれたカレンは茫然自失となってしまいます
「早く君を逮捕すべきだったよ…」
「気づいていたのか…?」
「確信はなかった…だから否定し続けてきた。君を信じたかったから…!
だけど君は嘘をついたね…僕とユフィに…ナナリーに!」
ずっと自分たちを欺き続けてきたフルーチェさんを責めながら、鋭い視線を放つスザク。
普通なら罪悪感で言葉に詰まってしまう場面ですが、フルーチェさんからは意外な返答が…
「そのナナリーがさらわれた!」
「え…?」
「スザク、一時休戦と行かないか!?ナナリーを救うために力を貸して欲しい!
俺とお前、2人いれば出来ないことなんて!」
「甘えるな…!!」
なに調子いいこと言ってんですかフルーチェさん!(本日2度目)
ユーフェミアを殺して大罪人に仕立て上げ、スザクの怒りを散々コケにして利用しておきながら…
「今困ったことがあってさー、仲良くしようよ」なんて通用するわけないじゃないですか!
フルーチェさんの戯れ言にまったく聞く耳持たないスザク。ふざけるのもいい加減にしろと銃口を突きつけます
「その前に手を組むべきはユフィだった…君とユフィが力を合わせれば世界を!」
「全ては過去、終わったことだ」
「過去ォ…ッ!?」
フルーチェさんの物言いにスザク愕然!まるでユーフェミアをなんとも思ってないようなフルーチェさんの言い方に、
スザクは再び凄まじい怒りの濁流に飲まれてしまいます
まあ「手を組むつもりだったんだけど、うっかり冗談言ったらえらい事になっちゃった」なんて言っても
あれほどユーフェミアを外道扱いした以上、そんな言い訳通じるわけないですしね…
フルーチェさんはどうにかユーフェミアから話題を逸らしたかったんでしょうが、完全にスザクの逆鱗に触れる結果となってしまいました
「お前も父親を殺しているだろう、懺悔など後でいくらでも出来る!」
「いいや!君には無理だッ!!君は最後の最後に世界を裏切り、
世界に裏切られた!君の願いは叶えてはいけない!」
「馬鹿め!理想だけで世界が動くものか!さあ撃てるものなら撃ってみろ!」
今すぐここで始末してやる!と射撃の体勢に入るスザク!しかし、あまりの怒りを抑え切れずに腕の震えが止まりません
そんなスザクに、フルーチェさんは無防備な体勢で挑発するような真似を!
そ、そんな危ない…いくらスザクが狙いがつけられないからって、撃たれたら弾がどこに飛んで行くか分かりませんよ!
「流体サクラダイトをな!俺の心臓が止まったら爆発する、お前たちもお終いだ!」
「貴様ァァァーッ!!」
な、なんだそりゃー!!死んだら作動する爆弾なんて持ってたのかよフルーチェさん!
「ほらほら撃ってみな?ただしお前も死ぬけど(笑)」とここに来てまた他人の命を盾に!あんた外道すぎだよ!
それにしてもフルーチェさんを撃ったら自分も死ぬってことは、
「生きろ」ギアスのかかってるスザクにはフルーチェさんを撃つことができないんでしょうか(えー
「それより取引だ…お前にギアスを教えたのは誰だ!そいつとナナリーは!」
「ここから先のことはお前には関係ないッ!!お前の存在が間違っていたんだ!!」
「…!!」
「お前は世界からはじき出されたんだ!ナナリーは俺がッ!!」
「スゥザァクッ!!」
「ルルーシュゥゥゥゥッ!!」
バアアアアアアアン!!
激昂して互いに銃を向け合う2人!そして遺跡に響いた銃撃の音!果たして先に銃爪を引いたのはどちらか…?
コードギアス反逆のルルーシュ・完
こんな場面で終わりなのかよ!こんな気になるラストで一年も待たされるなんて、ファンは相当生殺しだったでしょうね
すでに2期が始まってる私には関係ないけど:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
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