■コードギアス
反逆のルルーシュR2 第4話「逆襲の処刑台」「はい、殺した人の数は覚えていません。歯を磨いたり食事をしたことを数える人はいません。
同じことです、僕のギアスは暗殺に向いている…そう言われました、だから殺してきた。
他にいるところもなかったから」
(C)荒木飛呂彦/集英社
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はい、殺した人の数は覚えていません。
お前は今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?
同じことです(えー |
冒頭、いきなりロロの独白という形で流れる幼い頃の回想シーン。
やはりロロは昔から身寄りのない孤独な暮らしをしてきたらしく、
ギアスの能力を買われて、こんな小さい頃から暗殺者として過ごしてきたようです
…って、こんなショタ時代からギアス使いまくってるのにまだギアス暴走してないのかロロ!
なんて使用制限の高いギアスなんだ…やっぱりロロのギアスは他のやつとは格が違うな
「お前のギアスは…時を止める能力か!」
「答える理由はありません。僕に与えられた指令は、
ルルーシュ・ランペルージの記憶が戻ったらなら、
ゼロが復活したなら抹殺する…それだけです」
そしてロロに銃を向けられ大ピンチのフルーチェさん。
記憶が戻ったら殺すということは、もうロロがフルーチェさんを殺すのに何のためらいもいりません
何か手を打たないと本当に殺されちゃいますよ!
「16…17…18…」
「…なんです、その数字は」
「お前が現れた時から、俺は心の中で時を数えていた。だが今はその数値がずれている。
なぜだと思う?ロロ…お前が止めたのは時間ではない、俺の体感時間だけだ!」
あ…あらかじめ数を数えてた!?
いやフルーチェさん…あんたここに来るまでロロがギアス持ってることすら知らなかったじゃないですか!
ロロの能力も何も知らない状態で、どうして時計に合わせて時を数えたりなんか…
これはもう、フルーチェさんに普段からそういう変なクセがあるからとしか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
(C)荒木飛呂彦/集英社
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だからどうだというのだ?
理解したからどうするというのだ?
貴様のギアスに何ができるというのだ!(えー |
「それが分かったところで僕には勝てません。そう、誰も僕と同じ時間を生きられない」
得意げにロロの能力を暴いたフルーチェさんでしたが、それだけでは何も状況は好転していません
このままロロが引鉄を引いてしまえば全てが終わってしまいます
「ロロ、お前は正しい。すぐに俺を殺さないのは分かっているからだろう?
このままでは2つとも手に入らないと」
「2つ…?」
「1つはこの俺をエサに探していたCC。俺を見逃してくれたらCCを引きずり出してやろう」
「…売るのか?CCを」
「自分の命とは比べられないからな」
「シ、CCだったらいくらでもやる!だから俺だけは助けてくれ!」とフルーチェさんは命乞いを開始!(えー
明らかに本心ではCCを差し出す気なんてないんでしょうが、今はこうでも言ってロロを動かさないと始まりません
「もう1つは?」
「お前の命」
「はっ…命なんて」
「ロロ、未来とはなんだ?未来とは希望だ、お前の任務の先に希望はあるのか?
CCを捕まえることで、お前にはどんな未来が開ける?今のままだ、何も変わらない」
(C)板垣恵介/秋田書店
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ロロ君、任務だけではつまらん、くだらんぞ!
組まないかわたしと!(えー |
ロロの命が手に入らない…というより、フルーチェさんはこの先ロロの人生に何も希望がないって言いたいんでしょうね
ただ孤独に任務をこなすだけで何の充実感もない人生。
フルーチェさんは「俺といた1年は楽しかったろ?」という意味でゆさぶりをかけるつもりのようです
「これは任務だ」
「俺を殺したら任務は果たせない、CCを捕まえたいんだろう?」
「…」
「明日俺がCCを引きずり出してやる、それでお前は新しい未来を掴める。
大丈夫、嘘はつかないよ…お前にだけは」
実にうさんくさい言葉でロロを丸め込もうとするフルーチェさん。(えー
しかしロロの立場からしても、さすがに学校全員の記憶を入れ替えてまでCCを探しているだけあって、
「CCを渡してやる」というフルーチェさんの話はかなりの好条件のようです
なんならフルーチェさんを殺すにしろ、今ここで殺すより明日の結果を見てからの方が得というもの…
ひとまずロロは銃を引き、フルーチェさんに一日だけ猶予を与えることにするのでした
「アオモリを思い出すわね…」
「あれよりはマシだろう、全員服を着ているからな」
そして大変なことになっているもう一方、カレン達黒の騎士団。すでにカレン達は、シンクーの襲撃を察して銃で武装しているところでした
それにしてもカレンとCCの会話…これってこの一年の間に、黒の騎士団はアオモリでブリタニアにとっ捕まって
全員全裸にされましたとかそういう話なんでしょうか。間違いなくもう黒の騎士団に処女はいないな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「…」
「意外だな、一人で来るとは」
「中華連邦の総領事は、合衆国日本を承認したはずだけど?」
「その方は亡くなられる予定だ、それともここで黒の騎士団が潰える道を選ぶか?」
「…!?ま、待て、いきなりそんな!」
「分かった。総領事は私たちと戦って死んだことにすればいい」
「CC!」
「ゼロは思わぬ引鉄を引いたようだな…高邁なる野望が、俗なる野心か」
いよいよシンクーがカレン達の部屋に!と思いきや、警戒するカレン達を尻目に
いきなりシンクーは「これからガオハイ殺してくるわ」などと言い出します
これは一体…?シンクーの本当の狙いは黒の騎士団よりもガオハイなのか?CCとの会話からシンクーの思考の流れを推察すると
前々からクズだと思ってたガオハイが、ゼロに会ってから余計頭おかしくなった。あいつもうダメポ
→あいつはもう殺すべきだな…でも何の策もなしに殺したら俺の立場が危うくなるし…
→よし黒の騎士団のせいにして殺そう。「なんで私らがそんな罪かぶるんだよ」とかグダグダ言ってきたらあいつら皆殺しでいいや
ということなんだろうか…団員を襲ったのは、カレン達に言うことを聞かせるための脅しが目的だったんでしょうね
そしてシンクーの思惑通りに、CCはガオハイ殺しの罪を被ることを承諾。これで大手を振ってガオハイを殺せます
というわけでシンクーは、早速その目的を果たしにガオハイの部屋へ…
「なぜ合衆国日本をお認めになったのですか?
朱禁城に確認もせず独断で…いかに大宦官(だいかんがん)の一人とは言え、
許されることではありません。ゼロを利用するにせよどのような目算があって…」
「ゼロを利用するなどあってはならん!ゼロこそが幸せ!」
「天子様のご意向は…」
「あんな小娘よりゼロよ!ゼロが私を幸せにしてくれるということが絶対の法則!」
「…この売国奴がァァッ!!」
ズッシャアアアッ!!
「紅天すでに死す…!」
最後にせめて理由を問いただしてやるシンクーでしたが、ガオハイから返ってきたのはスットコドッコイな返答ばかり。
とうとう堪忍袋の緒が切れたシンクーは、一思いにガオハイを抹殺!
「紅天すでに死す」っていうのは、よく分かりませんが「仕掛けて仕損じなし」みたいな決め台詞なのかなぁ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ルルーシュ…約束を果たさなければ殺すだけ」
そしていよいよ黒の騎士団処刑の日、ロロとフルーチェさんはヴィレッタの監視から逃れるために、
「ロロの見張りで映画館に入った」とアリバイを作って、それぞれ領事館に向かっていました
「イレヴン達よ!お前たちが信じたゼロは現れなかった、全てはまやかし!
奴は私の求める正々堂々の勝負から逃げたのだ!」
「違うな!間違っているぞギルフォード!」
「…!?後ろに回ったか…ゼロ!」
「お久しぶりですギルフォード卿、出てきて昔話でもいかがですか?」
「せっかくのお誘いだが遠慮しておこう、過去の因縁にはナイトメアでお答えしたい」
大量のブリタニア兵が待つ処刑場に、たった一人で無頼にまたがりフルーチェさん登場!
ひとまずギアスをかけられないかと「ギルフォード君お外で遊ぼうよ〜」と声をかけますが、
ギルフォードは「やだよ俺インドア派だから」とグロースターから出てきてくれませんでした(えー
「…ふふ、君らしいな。ではルールを決めよう」
「ルール?」
「決闘のルールだ、決着は一対一でつけるべきだ」
「いいだろう、他の者には手を出させない」
「武器はひとつだけ」
「よかろう…私の武器はこれだ!」
やむなくフルーチェさんはギルフォードに一対一の勝負を挑むことに…
あれこれと細かい条件を出しますが、もともと正々堂々の戦いを望んでいるギルフォードは望むところです
そして武器には愛用のグロースターの槍を選んだギルフォード。
それに対して、フルーチェさんが選んだのは単なる薄っぺらい盾!グロースターの槍が直撃すれば一発で貫通してしまいそうですが…
「質問しようギルフォード卿!正義で倒せない悪がいる時、君はどうする?
悪に手を染めてでも悪を倒すか、
それとも己が正義を貫き、悪に屈するを良しとするか…」
「どちらにしろ悪は残る…」
「無茶な…言葉遊びか?」
「我が正義は…姫様の元にッ!!」
「なるほど…私なら、悪を成して巨悪を討つ!!」
フルーチェさんの質問が合図となるように、一騎討ちを開始する2人!
しかしギルフォードが突撃してきたその瞬間、激しく地面が揺れ出して一気に崩壊を始めてしまう!
「これは…!?」
「ブラックリベリオンの時の!」
そう、一期のクライマックスで使った作戦と同じように、階層管理ルームの人間にあらかじめギアスをかけておき
「悪を成して巨悪を打つ」が聞こえたら地面パーツを排除しろ、とフルーチェさんは命令していたのです
というかギルフォードは地面崩しでやられるのこれで何度目だよ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン そろそろ学習しようぜ…
「カレン!突入指揮を執れ!」
「はい!自在戦闘装甲機部隊はついてこい!扇さんたちの救出が最優先だ!」
「卑怯な…!何が一対一か!」
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Get
Ride!やっちゃるぜえええ!(えー |
扇たちの救出はカレン達に任せ、フルーチェさんはシールドをスノボのようにしてぴょいーんと大ジャンプ!
地面崩しでブリタニア軍はほとんど壊滅、残りの敵からもスノボジャンプで逃れたフルーチェさんは、
そのままさっさとトンズラしようとしますが…
《ヴィンセントが!ヴィンセントが突入しました!》
「ぐっ…!こっちは動けない!逃げて!」
しかしその時、「全然CC誘い出してねえじゃねえか」と怒りのロロが瞬間移動を続けてフルーチェさんに急接近!
カレンは扇たちを守ることで精一杯、とても手を貸すことなどできません
すぐにフルーチェさんに追いついてしまったロロは、スラッシュハーケンを撃ち出して攻撃を開始する!
(来たか…!来てしまったのか…!ロロ!)
(やっぱり逃げるんですね…最初から僕に嘘を!)
(まだ…!まだ捕まるわけには!)
(僕に未来をくれると言ったくせに…!)
(ここで死ぬわけには…!)
(任務さえ果たせば…未来は繋がるんだ!)
あっさりと片腕を吹き飛ばされフルーチェさん絶体絶命!そしてロロのトドメの一撃が放たれるか…というその時!
ズガアアアアアン!
(…!?しまった…!物理現象は止められない、直撃コースだっ…!)
フルーチェさんを狙うのに夢中で、味方機の射線に気づかなかったロロ!
ちょうどフルーチェさんへの射撃をロロが食らってしまう立ち位置に!
ロロのギアスで止められるのは生物だけ、このタイミングでは直撃は確実!
グアッシャアアアアアッ!!
「え…!?な…なぜ!?」
しかしなんと、そんなロロを身を挺して救ったフルーチェさん!
今の一撃で無頼は完全に破壊され、逃げることも出来なくなってしまいます
「どうして…僕を!?」
「お前が…弟だから…!植えつけられた記憶だったとしても、
お前と過ごしたあの時間に嘘はなかった…!」
「今までのことが…嘘じゃなかった…?弟…僕が…!?
あの日…誕生日がなかった僕に初めて…
それに、自分の命が大事だって、そう言ったくせに…!」
「約束したからな…お前の新しい未来…お前の未来は、俺と…」
生まれて初めて誕生日を祝ってくれたフルーチェさん、
「CCなんかより俺の命の方が大事」と言っていたのに、その命を投げ出して自分を守ってくれたフルーチェさん…
そしてフルーチェさんとの楽しい思い出の数々に、ロロの心は激しく揺さぶられてしまいます
というかシーツでキャッキャウフフしてるこの絵は一体なんなんだ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン 腐女子ってレベルじゃねえぞ!
それと兄さんは僕との約束を守ってくれたんだ…!と感激してるロロには悪いんですが、
フルーチェさんは「CCを差し出す」っていう約束破って速攻逃げ出したことを忘れてはいけません:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
任務とフルーチェさん、どちらを選ぶが激しく困惑している中、
反射的にギルフォードの攻撃からフルーチェさんを守ってしまったロロ!
まだ決心のつかないうちにこんな真似をしてしまい、余計に頭の中は混乱していくばかりです
「なに!?どういうことか!まさか…ゼロの仲間か!」
(違う!僕は…!ルルーシュが死ぬと任務が…!
いや、でも…何をしているんだ僕は…!?)
ピリリリリピリリリリ
《ロロ、まずい…ヴィレッタ先生からだ》
「え…!?」
《ロロか?どこに行っていた》
「そ、それは…」
《やだなあ先生、トイレくらい別々にさせてくださいよ。で、なんでしたっけ…さっきの》
《総領事館の話だろ?》
《あぁ、すごい騒ぎらしいですね》
(いけない…!今までのことが知れたら、機情(機密情報局)から排除される…!)
《分かっていますよ、もう危ないことには弟を巻き込みません》
(…!)
《当たり前じゃないですか、ロロには人殺しがある世界なんて似合わない》
ロロの混乱に追い討ちをかけるようなヴィレッタの電話!
フルーチェさんのアリバイ作りに荷担したり、ヴィンセントの正規パイロットを殺して出撃したりと
相当ヤバイことをやってこの戦いに参加していたロロ。
それがバレたらもう終わりだ…というその時、フルーチェさんの言葉でまたも窮地を救われます
2度も自分の危機を救ってくれた兄に、ロロはとうとうついて行くことを決めてしまい…
「よかった…!扇さん!藤堂さんたちも…よかった!」
(CCがいるのに…!僕はもう…!)
《最初からブリタニアには安らぎはなかったんだ、お前の居場所はここにある》
「あ…あぁ…」
(クク…落ちたな…こんな資料を司令室に残しておくくらいだ、
ギアスしか取り柄がないのだろう)
無事に作戦が終了し、再会を喜び合う黒の騎士団メンバー達。
そして任務よりフルーチェさんを選んだロロは、目の前にCCがいるのに手を出すことができません
そんなロロを見て「ちょろいもんだぜ」とついにフルーチェさんの本性丸出し!
そう、フルーチェさんが手に入れた資料とは、冒頭でロロが告白していた素性のことだったのです
あれを見て兄という立場でつけ込むことを思いつき、今回の射撃についても
あらかじめギアスで仕込んでおいた自作自演だったという…まさに外道!
(フフフハハハハ…!ナナリーがいるべき所を奪い取った偽者め…
散々使い倒してボロ雑巾のように捨ててやる!!)
そして最後にトドメの一言炸裂!ボロ雑巾とか言い出す主人公なんて初めて見たわ(;´Д`)
まあフルーチェさんのことだから、そのうち情が移って捨てられなくなると思いますが…(えー
次回に続く!
それにしても今回のヴィレッタ、扇が殺されそうになった時にはすげえ悲しそうな顔したり
扇が救出された時には安堵の溜め息をついたり…
あんた一期で「キモイんだよイレヴン野郎」とか言って自分で殺そうとしておきながら!
なんで今では恋する乙女になってんですか!なんというかキャラがブレてるなあこの人…
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