■機動戦士ガンダムOO21話 「滅びの道」

「リボンズ、どうだね状況は?」

「現在レベル5をクリア、レベル6の掌握作業に入りました」

「そうか…」

「退屈しのぎにこのような情報はいかがでしょう?」

「ほう…?ラグナ・ハーベイはジンクスの配置を終えたか…ということは、彼の役目もここまでか」

見事な手際でちょちょいのちょいとヴェーダ乗っ取りを進めていくリボンズ。
その間やることがないアレハンドロのために、「暇つぶしにどうぞ」とガンダム軍団配置完了とのニュースも仕入れてきました
あのガンダム軍団はジンクスって名前だったのか…アレハンドロの命令でラグナが横流ししたってことみたいですが、
そのラグナも「あいつもうイラネ」と完全に用済み扱いです。てことはラグナにおんぶに抱っこしてる3兄弟もどうなるか…?





「よう!あんたフラッグファイターだろ?」

「…誰だ?」

「ぐっ…この俺を知らないとはモグリだな!?
 AEUのエース、パトリック・コーラサワー様だ!」

「コーラサワー…?」

「うんうん」

「ああ、一番最初にガンダムに介入されボコボコにされた…」

「ふ、古傷をえぐるな!」

その頃コーラサワーとダリルは、ジンクスのAEU・ユニオン合同部隊に召集されていました。
前回は人革連だけでもトリニティを圧倒したのに、わざわざ2勢力を集めるのはどういうわけなんでしょうか?

「それよりユニオンのトップガンはどこよ!」

「エーカー上級大尉は本作戦には参加しない」

「えぇ?どういうことだ!?あ…そうかい臆病風に吹かれたってわけか、
 ユニオンのエースもたいした…ぐぉ!?」

「隊長を愚弄するな!」

「ぼ、暴力反対〜!」

「そこまでだ。部下が失礼をした、本作戦の指揮を担当するAEUのカティー・マネキン大佐だ。よろしく頼む中尉」

「はっ!全力を尽くします!」

「戦果を期待する。パトリック、来い!」

「ま、待ってください大佐〜!」

(戦果は挙げるさ…そうでなければフラッグを降りた意味も、隊長に合わせる顔もなくなる…!)

シリアス一辺倒のダリルと大ボケなコーラサワー。見るからに凸凹コンビって感じですが大丈夫なんでしょうか
フラッグファイターとしてのプライドがあるせいか、ダリルは相当この作戦に入れ込んでいるようです。
この気合のノリでグラハムのような阿修羅っぷりを見せてくれるのか…?





「ごめんね、無理させちゃって」

「助かります〜!」

「あ、任務ですから…」

その頃ヴェーダの異変に気づいていたスメラギは、フェルト達にガンダムとヴェーダのリンクを切り離す作業をやらせていました。
ナドレのトライアルシステムがいい例ですが、ヴェーダとリンクしている機体はそれだけで
ヴェーダの意のままになってしまうんでしたっけか。つまりヴェーダとリンクしたままでは、
いつヴェーダを介してガンダムのコントロールを奪われるかも分からんと…

しかしそのリンク切断はかなり手間のかかる作業らしく、フェルトと地味子は相当な残業地獄を味わっているようです。
まあ普段さんざんバカンスしてるんだしこれくらいやってもらわないと:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「でもいいんですか?ガンダムからヴェーダのバックアップを切り離すと、
 
パイロットへの負担が…ぷぇ!?これお酒じゃないですか!」

「ああごめーん」

14歳(フェルト)に酒を差し入れするアル中スメラギ。
ちょっと待ってください!あんた11話じゃ「酒飲みたい」って言ってたアレルヤに
「未成年には絶対飲まさん!そんな奴は犯罪者」って説教たれてたのに一体なにを(えー

「ぷっ、くすくす…」

「ずいぶん柔らかくなったわね、フェルト」

「そ、そうですか…?」

そして以前は無表情だったフェルトも、今では素直に笑ったり頬を染めたりするように…(゜д゜;)って赤面ですって!?
恋か!?恋なのか!?ロックオンさんとのフラグ進行中ですか!?面白くなってきたぜ…
14歳だろうがなんだろうが、ぜひともロックオンさんとは上手くいってもらいたい:;y=_ト ̄|○・∵. ターン





(状況から見て、ヴェーダのシステムを何者かが利用しているのは確実…
 しかし、ヴェーダなくして同型機に対抗することなど出来るのか…?)

「悩み事か?」

「ロックオン・ストラトス…!」

これからはヴェーダなしで戦って行かなければならない刹那たち。
しかしヴェーダっ子のティエリアは、やはり人一倍これからの戦いに不安を感じていました
そんな時にひょっこりロックオンさんが姿を現して…

「気にすんなよ。たとえヴェーダのバックアップがアテにできなくても、
 俺らにはガンダムとミス・スメラギの戦術予報がある」

「…あなたは知らないようですね、彼女が過去に犯した罪を」

「知ってるさ」

「!?」

「誰だってミスはする、彼女の場合そいつがとてつもなくでかかった…
 が、ミス・スメラギはそいつを払拭するために戦うことを選んだ…折れそうな心を酒で薄めながらな」

むう。ティエリアを励ますための話から、何やらスメラギの過去話に発展してきましたね
スメラギが酒をガブガブやっているのは、過去のトラウマを忘れるためだったとは…


(C)集英社/
荒木飛呂彦

「酒!飲まずにはいられないッ!!
 とてつもなくでかいミスを犯した
 自分に荒れているッ!クソッ!」(えー

「そういうことができるのも、また人間なんだよ」

「人間…か…。あ…?ロックオン、あなたは僕のことを…」

しかしその時、人間という言葉に複雑そうな反応を見せるティエリア。これは一体…?まさかティエリアは人間じゃないとか?
そういえばヴェーダと繋がれるなんて普通の人間にできることじゃないですよね
まさかヴェーダの生体端末とかそんな感じなのか…?
つまりハルヒで言うとこの、ティエリアが長門でリボンズが朝倉みたいなもん:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

《2人とも、スメラギさんからコンテナでの待機指示が出た》

いらない子がしゃしゃり出て来るなー!!(えー
いよいよティエリアの秘密が明かされようというのに、空気読めてない通信で水を差すアレルヤ。あんたはお呼びじゃないんですよ!
アレルヤのせいでティエリアの正体についてはお預けに。このいらない子っぷりを誰かどうにかしておくれ…(えー






「中佐、間もなく目標ポイントへ到達します」

「了解した。ジンクス部隊、ソレスタルビーイングの組織に対して攻撃を開始する!」

一方その頃、中佐率いる人革連のジンクス部隊は3兄弟のアジトを襲撃!
どうしてこの場所がバレたんだ!?アジトの情報もアレハンドロが流したりしたんでしょうか…
ともかく前回メタメタにされたジンクス部隊が相手では、3兄弟に到底勝ち目があるとは…

ドッバアアアアア!!

「なに!?読まれていたのか!」

「ハイメガ使って一機だけかよ!」

「我々を裏切った…!いいや、最初から葬り去るつもりだったのか!ラグナ・ハーベイ!」

しかし先制攻撃を仕掛けたのは3兄弟!ジンクス部隊の襲撃を読んでのガッチンコビーム発射!
なんとか一機撃墜したものの残りはまだ9機も…先制攻撃も焼け石に水といった感じです
「ちくしょうラグナめ裏切りやがって」と顔をしかめるヨハン。しかしそのラグナは、なんとすでに暗殺されてあの世へと旅立っていました
用済みになったからアレハンドロに消されたのか…あれだけラグナラグナ名前が出てたからすごい重要人物だと思ってたのに、
なんだか分からないうちにあっさり逝っちゃったなぁ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン





「…ご苦労様。2人ともありがとね」

3兄弟がジンクス部隊と死闘を演じていた頃、プトレマイオスでは
地味子とフェルトがブリッジで作業を続けたまま眠りに落ちていました。
これは一体…?まさかさっきのスメラギの酒に睡眠薬が!?こんな一服盛るような真似をしてスメラギは一体何を!?

「…!敵襲…!?ここまでEセンサーに反応しないとなると…!
 2人ともノーマルスーツに着替えて!」

「むにゃ…?スメラギさん?」

「何が…?」

って普通にぐーすか寝てただけかい!!
なんだそりゃー!スメラギが酒なんか飲ますから!心配して損した…
しかしその敵襲というのがまた厄介な相手です。先ほど集結していたダリル、コーラサワーのユニオン&AEU混合部隊!
言うまでもなくぞろぞろとジンクスの群れでの襲撃です、それにしても一体どうしてプトレマイオスの場所が分かったのか(ry

「コンテナハッチオープン!ガンダム出撃します!」

「各機、フォーメーションS-34!油断すんなよ!」

「了解!」「了解!」「了解!」

即座に出撃しそれを迎え撃つ刹那たち!この間初めてフォーメーション使ったという刹那とティエリアも、
今ではまったくフォーメーションで戦うことに抵抗はないみたいですね、あとはそれがジンクス部隊にどこまで通用するのか…

バチバチイイイッ!!

「うあっ!?フィールドを抜けてきた…!こっちの粒子圧縮率が読まれているのか!?」

「は、速い!」

「ちっ…かすっただけかよ!」

「くっ…!やる!」

やはりジンクスの驚異的な性能に戸惑う刹那たち。
メタボバリヤーをたやすく貫き、2人がかりとはいえ接近戦でエクシアを圧倒する攻撃力、
アレルヤの攻撃を縦横無尽に避けまくり、ロックオンさんのビームを食らっても致命傷にならない防御力。
しかもそれが2勢力の合同部隊となれば、刹那たちは今までにないほど厳しい戦いを強いられてしまいます

《回避ポイントナシ!回避ポイントナシ!》

「ぐうっ…!」

「僕らの滅びは…計画に入っているというのか…」

「そんなことがぁぁっ!!」

戦闘開始一分くらいで「もうダメです」と諦めムードなアレルヤ。
しっかりしてくださいよ!相手にソーマがいない分、あんたが活躍できるの今日くらいなんですから!(えー
そんなアレルヤと違い闘志の萎えていないティエリアは、意地のメタボビームで敵の数体に手痛いダメージを食らわす!
さあまだまだ勝負はこれからだ!と思ったその時…

「まだまだあーーっ!!」

プツウウウウウン

「なっ!?ヴェーダからのバックアップが!」

《システムエラー!システムエラー!》

「冗談じゃねえ!まだ何もしてねえぞッ!!」

「やはり…僕らは裁きを受けようとしている…」

「どうしたんだエクシア!ガンダムッ!!」

危惧していた通りヴェーダからの妨害工作を受け、一切のコントロールを失ってしまうガンダム達!
というか3人とアレルヤのテンションの差がすげえ
みんな「こんなことがあってたまるか!」って足掻いてるのに、あんた一人だけ死ぬ前の心の準備ですか!
アレルヤ…もう少しできる子だと思ってたのに…(えー

「よいのですか?アレハンドロ様」

「GNドライブさえ残れば、いつでもソレスタルビーイングは復活できる…
 私は欲深い男でね。地球とソレスタルビーイング、どちらも手に入れたいのだよ」

「ガンダムシステムダウン!ヴェーダからの介入です!」

「予想通り…!こちらのシステムに変更!」

「了解!」

ヴェーダからの工作を仕掛けてきたのは言うまでもなくアレハンドロ。
しかしスメラギは、こんなこともあろうかと地味子達が完成させていた、ガンダム独立で動けるシステムに変更を!…って
それ未完成かと思ったら完成してたんですか!2人とも居眠りする前に変更しといてくださいよ!
なぜ出撃前にやっておかなかったのか…全部スメラギが酒なんか持って来るから悪いんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

《もういいのよソラン、もう…いいの…》

「マ、マリナ…!?」

そして闇に包まれたコクピットの中で、刹那が見たものは微笑みを浮かべたマリナの幻影。
もう十分戦ったと刹那に戦いをやめるよう勧めてきます
それにしても「あきらめないで生きて」って言うならともかく、「もうあきらめて死のう」なんて
勧めてくるヒロインって一体:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「違う!俺はまだ生きている!生きているんだ…!
 動けエクシア!動いてくれェッ!!ガンダァァァァァムッ!!」

そんなマリナの幻影を振り払うかのように、一心不乱に操縦桿を動かす刹那!
刹那が激しい叫びを上げた瞬間、なんとそれに反応するかのようにエクシアの胸部が輝き始める!
これはアリーと初めて戦った時に見せたアレなのか…?

「シ、システムが!」

「行けるぞ!」

その時ちょうど地味子達のシステム入れ替え作業が完了!
ガンダム達もそれぞれコントロールを取り戻します、しかしロックオン達はシステム変更で動けるようになったとして、
刹那だけはもしかして自力で動けるようになったんでしょうか…?

「うぅうううおおおおおっ!!」

「な、なんだこいつ!?いきなり!」

今までとは比べ物にならない気迫でダリルに飛びかかる刹那!
激しい攻撃でダリルを完全に圧倒!しかしダリルとのつばぜり合いの最中、背後から刹那を狙うもう一機のジンクスが…

バチイイバチイイイン!!

「ぐっ…今だ!」

「まだあああーーっ!!」

ドズシャアアアン!

「ぐわああああーっ!!」

「ヘ、ヘンリーッ!!」

それを振り向きざまにビームダガーで仕留める刹那!ジンクス初撃破は刹那のものに!やるじゃないか主人公
しかし刹那たちが奮戦する中、唯一棒立ちのまま全く動いていないガンダムが…

「…?どうしたティエリア!」

「スメラギさん!ヴァーチェのシステム変更にエラーが!どうして…!?」

「お願い!間に合って!」

「僕は…ヴェーダに見捨てられたのか…」

「デカブツが鈍い!いただくぜぇっ!」

「…ちいいっ!!」

なぜかヴァーチェ一体だけが、システム変更を受け付けず戦闘不能のまま!
まさか普段ヴェーダとリンクしたりするせいで、他の機体よりヴェーダとの繋がりが強いとか…?
そんなヴァーチェを真っ先に狙おうと次々に群がってくるジンクス部隊。
しかしロックオンさんが決死の弾幕を張り、大量のジンクスの群れをかろうじてその場に押しとどめる!
ですが、激しすぎるジンクスの攻撃の前にスナイパーライフルを破壊されてしまい…

「大佐のキッスはいただきだぁぁぁぁ!!」

そして一瞬の隙をつきヴァーチェに急接近するコーラサワー!
ヴァーチェを守ろうとハンドガンを連射するロックオンさんでしたが、咄嗟の攻撃ではとてもジンクスの動きを追い切れません
やむなくロックオンさんは全速力でティエリアの下へと向かい…

「くっ…!」

「ロックオン!?」

「積年の恨みィィィィッ!!」

「ティエリアァッ!!」

ブァチイイイイイイ!!

「ぐぁぁああああーーっ!!」

う…うわああああああああ!!
ロックオンさんが!ロックオンさんが!ニコルになっちまったああああああ
ヴァーチェの前に割って入り無惨にもコクピットを斬り裂かれるデュナメス!
ロックオンさんはそんなビームサーベルの粒子をモロに浴びてしまう!こ、これは大変なことに…

「もういっちょォォォッ!!」

デュナメスのことなど意にも介さず攻撃の手を緩めないコーラサワー!すかさずヴァーチェに第二撃を叩き込む!
しかしその時、ヴァーチェを守るように突如すさまじい威力のビームが飛来!コーラサワー機の右腕を粉々に吹き飛ばす!
まるでメタボビームと遜色ないほどの破壊力、一体どこの誰がこんな武器を…?

「な、なんだ!?」

「残量粒子は少ないが…!行けよォッ!!」

まったく存在感のなかった男キター!なんとも意外すぎる援軍!プトレマイオスの砲撃手ラッセじゃないか!
プトレマイオスには何の武装もついてないので、何のためにこいつがいるのか意味不明でしたが
そんなラッセもようやく日の目を見る時が。完成したばかりの最新戦闘機・GNアームズを駆り、ジンクス部隊へ強力なビーム砲を撃ち込む!

「捉えた!」

チュドバアアアアア!!

なんとラッセが放ったビームは、頑強なジンクスのシールドをやすやすとブチ破り一機撃墜!おいおい強すぎだろ!
そんなGNアームズに恐れをなしたのか、ジンクス部隊はさっさと逃げ帰ってしまいます
凄いなGNアームズ…まさかこんな脇役キャラにこれほどの機体が与えられるとは:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

《デュナメス損傷!デュナメス損傷!ロックオン負傷!ロックオン負傷!》

「…!?ロックオンが!?」

「そんな…!僕をかばって…!ロックオン・ストラトス!」

ロックオンさんやばいよやばいよおおおおおお
コクピットの中で倒れたままピクリとも動かないロックオン!こ、これでは相当な重傷を…!?
ルイスの腕がなくなった時に「GN粒子でやられた怪我は再生できない」って病院の人が言ってたから、
ということはロックオンさんの怪我も…あああ…
そして刹那とティエリアがロックオンさん負傷に動揺する中、一人だけカメラに映してもらえないアレルヤ。
アレルヤ…どこで間違ってこんなネタキャラになってしまったんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!


■機動戦士ガンダムOO22話 「トランザム」

「ドクターモレノ、傷の再生までの時間は?」

「最低でも3週間は必要だ、分かっていると思うが一度カプセルに入ったら治るまで出られんからな」

GN粒子をバリバリに食らってしまったロックオンさんの容態は!?と前回不安なラストでしたが、
とりあえず命に別状はないようで一安心です。その代わり利き目である右目をやられてしまったようで…
ソレスタルビーイングの治療カプセルを使えば、GN粒子で負った傷も再生可能のようですが
それには20日以上もの日数を要するということに…

「…治療をお願いします」

「おいおい、勝手に決めなさんな。敵さんがいつ来るか分かんねえ、治療はなしだ」

しかし眼帯をつけて治療を断ってしまうロックオンさん。
確かにあの鬼みたいに強いジンクス部隊を相手に、一番安定して強いデュナメス抜きで戦うというのは
ドラクエ3で言うなら勇者抜きでクソ強いボスの群れと戦うようなもんです
とはいえ、片目になってしまったロックオンさんがどこまで戦えるのか…

「しかしその怪我では精密射撃は無理だよ!」

「俺とハロのコンビを甘く見んなよ。それにな、俺が寝てると気にする奴がいる…
 いくら強がっていても、あいつは脆いからな」

(僕がヴェーダに固執したばかりに、彼に傷を負わせてしまった…僕の…せいで…)

どう見てもティエリアが恋する乙女ですよ!
なんすかこれ!最近のロックオン×ティエリアフラグの急加速っぷりは一体!
もっと俺のロックオン×フェルトの方も少しは進行させてやってください:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(ロックオン…)

って言ってるそばからキター!ケガしてしまったロックオンさんが気になって仕方がないフェルト。
そのお見舞いに行こうとしたところ、病室から出てきたロックオンさんを見つけて追いかけていきますが…

「いつまでそうしてるつもりだ?らしくねえな」

「マイスターとしての資質を失ってしまった…ヴェーダとの直接リンクができなければ、僕はもう…」

でもロックオンさんはそんなフェルトに気づかず、落ち込んでいるティエリアを励ましに行ってしまいます。
なんだか完全に三角関係になってきたな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(ヴェーダとの直接リンク…?新システムの転送時にエラーが出たのは、
 リンク中だったティエリア自身が障害となって…?でも、そんなことが人間に…)

しかし、物陰で話を聞くうちに「ティエリアが人間とは違う」ということに感づき始めたフェルト。一体ティエリアの正体はなんなんでしょうね
やはり対有機生命体用ヒューマノイドインターフェースという説が有力かな(えー

「ふさわしくないか…いいじゃねえか別に。単にリンクが出来なくなっただけだ、
 俺たちと同じになったと思えばいい」

「ヴェーダは何者かに掌握されてしまった、ヴェーダがなければこの計画は…」

「出来るだろ。戦争根絶のために戦うんだ、ガンダムに乗ってな」

「だが、計画実現の可能性が…」

「四の五の言わずにやりゃいいんだよ、お手本になる奴がすぐ傍にいるじゃねえか。
 自分の思ったことをガムシャラにやる馬鹿がな」


(C)黒田洋介・矢立肇・戸田泰成./秋田書店

←お手本になりそうな人たち(えー

「自分の…思ったこと…」

どうしてもネガティブな理屈しか考えられないティエリアに、「お前もスクライド読めよ!」とアドバイスするロックオンさん。
冗談は置いといて、こうして刹那はティエリア達のお手本になり、ロックオンさんはティエリアの支えになり…
って、相変わらずアレルヤの入り込む余地なさすぎなんですが、彼は一体どうしたら:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「じゃーな、部屋戻って休めよ」

「ロックオン…悪かった」

「ははっ、ミススメラギも言ってただろ?失敗ぐらいするさ。人間なんだからな」

(優しいんだ…)

ティエリアが人間じゃないと知っていながら、自分と同じ仲間という意味を込めて「人間なんだから」と優しい言葉をかけるロックオンさん。
いい男すぎるぜ…あんたこそOO抱かれたい男ナンバーワンだよ!その優しさにはフェルトも完全にメロメロに…

(…誰にでも…)

な、なにー!?(゜д゜;)「なんて優しいの!惚れ直したわ!」って考えてるかと思いきや、
「なーんだ私以外の人にも優しくしてるんだ(´・ω・`)」って逆に失望を!?こ、これはどっちなんだ…?
フェルトのフラグが立ったかそれともへし折れたのか…願わくば前者であって欲しいですね

「あ〜肉食いて〜!缶詰めばっかで飽きたぜ…」

「私もスイーツ食べた〜い!」

この缶詰め食するに値せず!前回人革連のジンクス部隊に襲われた3兄弟でしたが、なんとか無事に逃げのびて
まずい缶詰めをほおばっていました。そしてこれからどうしたもんかと途方に暮れていると…


(C)岩村俊哉/講談社
「トリニティ3兄弟!
 きさまらは人革連のおたずね者だ!
 死ぬまで逃げられんからなーっ!わははははは!」

「そ…そんなー!!
 オレの人生メチャメチャでんがなー!!」(えー

とまあすぐにまた追手のジンクス部隊が出現!
しかもまだたっぷり9機も…前回の戦いは10対3で始まったので、結局トリニティが倒したのは
最初に合体ビームの不意打ちで倒した一機だけだったようです、要するに全然歯が立たないってことか…

「俺は出し惜しみなんかしねえぞ!行けよファングッ!!」

「いいよ今度は本気出すから!」とお得意のファンネルを飛ばすミハエル!
しかしジンクス部隊は足並みを揃えたぐるぐる回転アタックで、いとも簡単にファンネルを全機撃破!
よくこんな至近距離で猛回転して仲間とぶつからないなぁ(えー



「くそっ、やりやがったな!?」

「数が多いからってぇ!」

「そんな稚拙な反撃が当たるものかァッ!!」

「きゃああああっ!!」

ネーナの反撃もソーマにとってはお遊戯も同然!軽くあしらわれてビームサーベルをブスリとやられてしまいます
そんな3兄弟のやられっぷりは全世界のお茶の間に絶賛放送中。そして薄暗い部屋で一人それを見ていたのは…

「やられちゃえよ…ガンダム…!」

沙磁ダークサイド覚醒キター!!
ソレスタルビーイングのせいでルイスの両親と自分の姉が死に、沙慈のガンダムへの憎悪は相当なものに!
まるでジェノサイドモード発動した時の言葉を見ているようです、頼むから包丁持ち出して刹那襲撃とかやめてくれよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「離脱する!」

「りょ、了解!」

「くそ、こちとらガンダムなのによぉ!」

ジンクス部隊の猛攻にトリニティ3兄弟手も足も出ず!今日もまた命からがら逃げ出して行きます、これで終わったと思うなよー!!
そんな3兄弟のやられっぷりを、プトレマイオスの刹那たちも通信映像で見ていました

「やはり僕たちは滅び行くための存在…」

「これもイオリア・シュヘンベルグの計画…?」

「だとしたら何のためにガンダムはある!
 戦争を根絶する機体がガンダムのはずだ、
 なのにトリニティは戦火を拡大させ、国連軍まで…
 これがガンダムのすることなのか…!」

「僕らもあれと同じやられ役か(´・ω・`)」と相変わらず戦う前から負ける気満々のアレルヤ。
しかし刹那は、断固として奴らと戦うべきだと仲間たちに強く主張します。そしてロックオンさんもその意見に賛同し…

「刹那、国連軍によるトリニティへの攻撃は紛争だ。武力介入をする必要がある」

「無茶だよ!僕たちは疲弊してるし、この前襲撃を受けたのも
 エクシアとデュナメスが敵にトレースされたから…」

「ソレスタルビーイングに沈黙は許されない、そうだろ刹那」

「ああ」

「2度と宇宙に戻れなくなるかもしれない!」

「俺一人でも行く。俺は確かめたいんだ…ガンダムが何のためにあるのか」

「ふふ、俺も付き合うぜ」

「ケガ人は大人しくしてろ、俺が行く。ついでにGNアームズの性能実験もしてくるさ」

「今戦力を分断するのは…」

「ミッションプランよ、不確定要素が多すぎて役に立たないかもしれないけど…
 ちゃんと帰って来るのよ」

「分かっている」

ア、アレルヤ…(ノ∀`)仲間達が次々に立ち上がる中、アレルヤだけはいつまでも「無理だよ無理だよ」と反対していましたが
そんなアレルヤをシカトしてミッションプランを渡すスメラギ
アレルヤ居場所ねえええええ!マイスターの間だけでなくプトレマイオス組全体でもアレルヤはいらない子ですか!
もはや落ちるところまで落ちたな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ああ、私のドライがぁ〜!」

「どうすんだよ兄貴…」

「王瑠美に宇宙へ上がれる手配を頼んである」

一方、中佐達にひどい目に遭わされてもう涙目のトリニティ3兄弟。
「もう宇宙に逃げるしかないお!」とチャイナさんからの連絡を待っていましたが、無人島にこっそり隠れていると意外な来客が…

「なんだ…!?AEUのイナクト…?」

チカチカチカチカチカ

「光通信…?」

「《攻撃の意志はない》だと…ネーナ、スローネで待機だ」

「ラージャー!」

「よう!世界を敵に回して難儀してるってのはあんたらかい」

待ってましたチャイナさんのお迎え!と思ったらどうも様子が違うようです
やって来たのはなぜかAEUの機体。それに乗っていたのはなんとアリー!チャイナさんとは関係ないのか…?
イナクトから降りて話し出すアリーでしたが、3兄弟は武器を構えてかなり警戒しています

「スポンサーからあんたらをどうにかしてくれって頼まれてなぁ」

「誰に頼まれた、ラグナか?」

「ラグナ…?ああラグナ・ハーベイのことか。やっこさん死んだよ」

「なに…!?」

バアアアアアン!

「俺が殺した」



な、なにいいいいいいいい!?
一瞬のうちにミハエルを射殺するアリー!「ラグナが死んだ」と聞いてわずかに固まった隙にドキュン!
な、なんという超展開…まさかこんな形でミハエル退場とは…

「ミ、ミハ兄ィィーーッ!!」

「ご臨終だ」

「貴様ァァーーッ!!」

バンバンバンバァァン!!

怒り狂って銃を乱射するヨハン!しかしアリーは素早くヨハンの懐に潜り込み、
足払いをかけると銃を突きつけチェックメイト!うわああヨハンも簡単に射殺されてしまうのか…

「ヨハン兄ーッ!!」

「に、逃げろネーナ…!」

「嫌よぉっ!!」

「美し〜い兄妹愛だ、早く機体に乗ったらどうだ?これじゃ戦いがいがない」

なんと、わざわざヨハンを解放してモビルスーツで決着をつけようとするアリー。完全に余裕綽々です
「イナクトのくせに調子に乗るんじゃねー!」とコクピットに乗り込むヨハン。ガンダムに乗ってしまえばこっちのもの、
ジンクス相手ならともかく、イナクトなんか圧倒的性能差でズタズタにしてくれるぜ!

「ハッハァーーッ!!」

「バ、バカな!ツヴァイはミハエルのバイオメトリクスがなければ…
 書き換えたというのか!?ヴェーダを使って!」

なにィーーッ!?(゜д゜;)アリーが乗り込んだのは、イナクトではなくミハエルのスローネツヴァイ!は、話が違いますよ!
ミハエルしか乗れないツヴァイもあっさり設定上書き完了。やはりアリーはアレハンドロの指示で動いていたらしく、
このデータ書き換えもリボンズがパッパと済ませてしまったんでしょう

「なぜだ…!なぜ私たちを!?」

「生贄なんだとよォ!同情するぜ、可哀相になぁ!」

「そんな事がっ…!私たちはガンダムマイスターだ!この世界を変えるためにィッ!」

「御託はァァァァ!!沢山なんだよォッ!!」

「くっあーっ!俺はやられねぇやられねぇぞォッ!」と必死の抵抗を見せるヨハン!
しかし悲しいかな、アリーとの実力差は歴然…気力ではまるで補えるものではありませんでした

「ヨハン兄ーーッ!!」

「逝っちまいなぁ!!」

ドウドウドウドウドウドウッ!!

「…馬鹿な…私たちはマイスターになるために生み出され…
 そのために…生きて…!」

ズボァガァァァァン!!

うわあああーー!!アリーのビームキャノンで機体全身を撃ち抜かれヨハン爆散!
設定によると3兄弟は、「マイスターになるために遺伝子操作で生まれた存在」だそうで、
マイスターとして生きる以外に何も選択肢はなかったのです。それがこうも切り捨てられるとはまさに命の冒涜…

「綺麗なもんだなGN粒子ってのはァ!そうだろお嬢ちゃぁぁん!ハーッハッハッハッハッ!」

ザーボンさんドドリアさん綺麗な花火ですよぉぉぉと、続けてネーナに襲いかかるアリー!
未熟なネーナではまったくアリーの相手にならず、一瞬にしてやられる寸前にまで追い詰められてしまいます

バガアアアアアン!

「…なに!?邪魔すんなよクルジスの小僧がぁっ!!」

「…アリー・アル・サーシェス!?なぜだ、なぜ貴様がガンダムにィッ!!」

そんなネーナのピンチに現れたのは刹那!「しめた、ミハエルに背後から一発かましてやるぜ」とツヴァイに攻撃したのかもしれませんが、
乗っているのはアリーと知って驚愕の表情です。アリーは刹那にとって最もガンダムにふさわしくない男。
凄まじい気迫でアリーと剣を交えますが、果たしてどこまで通用するのか…!?

「レベル7クリア、ヴェーダを完全掌握しました」

「そうか、ついに…!」

アリーと刹那が激闘を繰り広げているその時、月面基地ではついにアレハンドロがヴェーダを我が物としていました
すると作業が完了した瞬間、何やらぱしゅーんと2人の前にカプセルが現れて… 

「やはりいたか、イオリア・シュヘンベルグ…!世界の変革見たさに、
 甦る保証もないコールドスリープで眠りにつくとは…
 しかし、残念ながらあなたは世界の変革を目にすることは出来ない。
 あなたが求めた統一世界も、その抑止力となるソレスタルビーイングも、この私が引き継がせてもらう!
 そう、世界を変えるのはこの私…アレハンドロ・コーナーだ!
 ハーッハッハッハッハッハッ!」

バキュンバキュンバキュンバキュン!

「ワハハハこれで世界は俺のもんじゃー!」
と、カプセルの中のイオリアをメッタ撃ちにするアレハンドロ!
200年も眠り続けていた眠り姫になんてことを!(えー
ソレスタルビーイングの創始者とはいえイオリアもただの爺さん。アレハンドロの銃弾を食らって息絶えてしまったようですが…

《この場所に悪意を持って現れたということは、
 残念ながら私の求めていた世界にはならなかったようだ》

「…!?リ、リボンズ、これは!?」

「システムトラップ…!?」

しかしその時「かかったなアホが!」と突然2人の前に姿を現すイオリアの立体映像!
自分が殺された時のためにこんな罠を…まさか自分を殺したうつけ者を道連れにしようと、
ここら一体丸ごと爆破でもするんでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「オラオラどうしたぁ?ガンダム!」

「貴様のような男がガンダムに乗るなどッ!」

「てめーの許可がいるのかよォッ!」

《人間はいまだ愚かで戦いを好み、世界を破滅に導こうとしている…》

イオリアの声が被さりながら映し出されるアリーと刹那の戦い。イオリアの言う愚かな人間っていうのは、まさしくアリーそのものですね
しかしやはり百戦錬磨のアリーが相手では、刹那もどんどんと追い詰められてしまい…

「最ッ高だなガンダムって奴は…!覚悟しなァ!」

「うおあああああっ!」

《だが私はまだ人類を信じ、力を託してみようと思う》

「こいつはとんでもねえ兵器だ…戦争のしがいがある!
 てめえのガンダムもそのためにあんだろォ!?」

「違う…!絶対に違うッ!俺のガンダムはぁぁぁっ!!」

《世界は…人類は…変わらなければならないのだから…!》

バシュウウウウウウウ

あー刹那やられるー!とトドメの一撃が放たれたその瞬間、イオリアの言葉が終わりエクシアに異変が!

「なに!?なんだ…あの動きは!?」

「エクシアが…赤く!?」

 

ま…まるで…赤い彗星!!(えー
突然真っ赤に発光し、今までとは比べ物にならないほどの機動性を発揮するエクシア!
その動きにはアリーですらまったくついていくことができません
一体エクシアに何が!?赤く塗ってシャア専用になったから3倍速くなったのか、それとも界王拳を習得してしまったのか!?(えー

「こ、このガンダムは…!?」

《GNドライブを有する者たちよ…私の遺志を継ぐ者なのかは分からない。
 だが私は最後の希望を、GNドライブの全能力を君たちに託したいと思う。
 君たちが真の平和を勝ち取るために、戦争根絶のために戦い続けることを祈る…
 ソレスタルビーイングのためではなく、君たちの意思で、ガンダムと共に…》

「イオリア・シュヘンベルグ…」

な、なんてこった、この爺さん普通にいい人だったのか!(えー
チャイナさんが「私はイオリアの意思そのもの」とか言いながら、世界なんて滅びちまえとかほざいてるから
イオリアもそういう腹黒い奴なのかと思ってましたが、「平和のために頑張ってね、応援してるからね」という実にまともな人でした
チャイナさんがどんな勘違いをしてるのか知りませんが、勝手にイオリアの意思とかトンチンカンなこと語られちゃあ
イオリアもたまったもんじゃないな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ずあああああーーっ!!」

「こ、この…俺が!?」

ドバガアアアアアアン!!

一方的に殴って蹴ってビームサーベルでトドメ!界王拳を発動したエクシアにはアリーと言えどもまるで相手にならず!
完全に仕留めたかに思いましたが、しかしアリーは間一髪かろうじて逃げのびていました

「トランザムシステム…?これが…トランザム…」

 

そして界王拳システムの名前判明。トランザムですか…今までエクシアが何度か妙なパワーを発揮したことがあったのも、
刹那の叫びでこのシステムが目覚めかけてたせいだったんでしょうか?
なんにしても、これでジンクス部隊ともまともに戦うことができそうです。
だからロックオンさんをカプセルに入れてあげて:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!





トップに戻る