■イナズマイレブン第8話 「恐怖のサッカーサイボーグ!」

・大志さんへ、今期最強の(ショタ)アニメは絶対に「イナズマイレブン」ですよ!見られたことはありませんか?
 時間的に鬼太郎が見れなくなってしまいますが(´・ω・`)ほんっとうに面白いですよ!
 超次元サッカーですから毎週腹筋崩壊ですよ。ぜひ!業界の回し者じゃないですけど、本当に面白いんです。
 一昔前のコロコロを思い出させるノリで自分は毎週大満足です 大志さんにも是非みていただきたいです!

え〜、本当かな〜(えー
私も1話だけは見ましたけど、特にこれと言ったものは感じなかったし…それに鬼太郎の裏番組だし…
正直言ってその意見には半信半疑です、いやむしろ3信7疑って感じです(えー
でもそこまで言われると、チェックしないわけにもいかないなぁ。なので今週は鬼太郎はやめてイナズマイレブンを見てみました

うわああああああなんじゃこりゃああああああああ!!!!
な、なにこれ!?なにこれえええええ凄すぎるぜイナズマイレブン!めっちゃくちゃ面白いよこれ!
たった数話のうちにここまで大化けしていたとは…まさしく超次元サッカーの名にふさわしい大技のオンパレード!
中でも一番吹いたのはシュートポケットとパトリオットシュートかなぁ
キーパーがバリア張ってシュート止めるとか、真上に上がったボールがいきなりロケット噴射してゴールに飛んでいくとか凄すぎ
ド派手な必殺技がこうも次々に炸裂すると手に汗握りますなぁ、今回たった1話の中だけでも

ファイアトルネード:豪炎寺の必殺シュート。激しい高速回転をしながら炎をまとったシュートを放つ。多分普通のキーパーは黒コゲになる。
ドラゴンクラッシュ:染岡の必殺シュート。ドラゴンのオーラをまとったシュートを放つ。
ドラゴントルネード:豪炎寺+染岡の合体技。2つの必殺技の相乗効果でとんでもない破壊力のシュートを放つ。
イナズマおとし:豪炎寺+壁山の合体技。激しい電撃をまとったシュートを放つ。多分普通のキーパーは感電する。
ツインシュート(仮名):豪炎寺+円堂の合体技。自軍ゴールから打っても余裕で相手ゴールまで飛んでいく超ロングシュート。
パトリオットシュート:敵FWの必殺シュート。へなぎサイクロンからボールがロケット噴射してゴールに飛んでいくという荒業。
熱血パンチ:円堂の必殺技。派手なパンチをボールにぶち込み相手のシュートを粉砕する。
ゴッドハンド:円堂の必殺技。超巨大な右手を作り出して、相手の必殺シュートの威力を激減させる。
シュートポケット:敵キーパーの強力なバリア。やはり相手の必殺シュートの威力を激減させる。
ロケットこぶし:敵キーパーの飛び道具。波動拳のように拳を飛ばして、離れた距離からでもパンチングしてしまう

こんだけ大量の必殺技が飛び交ってますからね。こんな派手なサッカーアニメ見たことないよ!
というか豪炎寺つよすぐる…味方の必殺シュート5種類のうち
4種類は豪炎寺がいないと打てないとか超人にもほどがあるぜ
次の試合は豪炎寺がお休みするのが残念でなりません、まあ次回は
別の意味で楽しみな展開があるんだけど(えー

ベンチの女の子達も可愛いしほんと言うことないなぁ、このアニメは最高だ
エンディングテーマもこの3人娘が担当だし…ってなぜに歌詞が全部おでん!?
よ、よく分からんけど…あのクールな豪炎寺が3人娘の方を見て照れてるってことは、
この中の誰かとフラグ立ってるのかなぁ。恋愛関係の話も少しはあるんでしょうか、楽しみだなぁ


■イナズマイレブン 第9話「目金、立つ!」
 

勝率0%の死闘・御影専農中学との戦いを制し、フットボールフロンティア準決勝まで駒を進めた雷門中学。
今日はその準決勝で当たる相手校の決定待ち。雷門イレブンは部室に集まり、もうひとつの準々決勝の結果を待っているところでした

「地区予選準々決勝の、尾刈斗中(オカルトちゅう)VS秋葉名戸学園(しゅうようめいとがくえん)…
 この試合に勝った方と準決勝で戦うことになるわ」

「尾刈斗中って…」

「あいつらか…!」

「猛特訓の末に相当戦力を強化したそうよ…」

「あいつらがさらに特訓を…!?」

尾刈斗中とは、この大会の直前に雷門中と練習試合を行った学校です。
催眠殺法を得意としており雷門イレブン全員を金縛りにしてゴールを量産したりと、雷門中はかなり苦い記憶のある強豪校。
それがさらに手強くなったと聞いて、雷門イレブンは誰もが不安を隠せません

「相手の秋葉名戸学園っていうのはどんなチームなの?」

「学力優秀だけど、少々マニアックな生徒が集まった学校…フットボールフロンティア出場校中、
 最弱の呼び声が高いチームで…なっ、なにこれ!?」

「どうした?」

「…尾刈斗中との試合前もメイド喫茶に入り浸っていた、ですって」

「…なにそれ」

しかし相手の秋葉名戸学園とは、実力は最低レベルなうえに試合の前も遊びほうけていたという超弱小校。
名前からしてアキバメイド学園って感じだし、これが準々決勝まで勝ち上がったなんて何かの間違いとしか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「メ、メイド喫茶ですとぉぉぉぉ!!」

「そんな連中がよく勝ち進んで来れたねぇ」

「こりゃ準決勝の相手は尾刈斗中で決まりでヤンス」

その時、メイド喫茶という言葉に激しく反応するメンバー・目金(メガネ)!
しかし、目金が物凄い大声を出したというのに完全スルーして話を続ける他のメンバー達。
みんな目金にかまってあげてくださいよ!(えー  そういえば冒頭に貼った部室の画像でも
目金だけ画面に映らないくらい後ろの方に座ってるし、もしかして目金ってハブられキャラなんだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「たっ、大変です!大変ですっ!今、準々決勝の結果がネットにアップされたんですけど…!」

その時、血相を変えて部室に飛び込んできた眼鏡マネージャー・春奈!なんとその準々決勝の結果は、
意外にも秋葉名戸学園の勝利に終わったというのです

「尾刈斗中が負けた!?」

「あ、あの尾刈斗中を倒すなんて…どんなチームなんだよ…!?」

「これは行ってみるしかないようですねぇ!メイド喫茶に!」

「「「えぇ〜…?」」」

「秋葉名戸学園とやらがあの強豪・尾刈戸中を破ったのにはきっと訳があるはず!
 僕はその訳がメイド喫茶にあると見ました!」

いきなりメチャクチャなことを言い出す目金!確かに、謎の強さを持つ秋葉名戸学園を偵察するのは重要なことですが…
でもそれなら、直接その学校に出向いて練習風景でも見ればいいことなんでは?
メイド喫茶を偵察してなんになるのか意味不明です。目金お前がメイド喫茶に行きたいだけだろ!!(えー

「お帰りなさいませ、ご主人さま〜!」

「こ、ここが…メイド喫茶…」

来ちゃったよメイド喫茶に!結局目金に押し切られる形で、メイド喫茶に来るハメになってしまった雷門イレブン。
生まれて初めて体験するカオス空間に、多くのメンバーが動揺を隠せません。そしてキャプテンの円堂も…

「ご注文は何になさいますか〜?」

「えっ、あっ、ええと…なっ、なんだよこれぇ!?」

なんでメイド喫茶のメニューってこんなに恥ずかしいんだ!(えー
私は行ったことありませんがリアルでもこうなんだろうか…というかろとみゅのジンジャーエールって名前の意味すら分かんないよ!

「どちらですか〜?」

「じゃ、じゃあ…これ、ピンクの…とと、ときめ…」

「ピンクのときめきミルクティーですね!かしこまりました〜!」

「はぁ〜〜…」

「いけませんねぇ、メイド喫茶に来たら彼女達との交流を楽しまなければ。
 緊張していては逆に彼女達に失礼ですよ?あ、僕はときめきピコピコケーキセットを」

「な、馴染んでやがるっ…!」

心臓が爆発しそうな円堂と違って、まるで空気を吸うような自然さで注文を終える目金。ここまでの子とは…やはり天才か…(えー
確かに目金の言うことも一理ありますね。というか店に来てからずっと平気な顔してる風丸もなにげに凄いと思う
やはりイケメンだから、キャピキャピした女の子が寄ってくるのは慣れてるってことなのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
それに比べてずっと真っ赤で動揺しまくりな染岡さんときたら…(えー

「君、見どころがあるねぇ」

「ん…?君達…?」

「君に見せたいものがあるんだ、ついて来たまえ」

とその時、目金のオタクオーラに目をつけ話しかけてきた変な奴らが登場!見るからにオタクって感じです、まさかこいつらが噂の…
それにしても「見どころがある」とか「ついて来たまえ」とか何この上から目線
初対面でいきなりこんなこと言われたら、「うるせー馬鹿」って普通に無視したくなりますね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あぁ…!?こ、これは!?仮面ソイヤーの復刻モデル!
 むう…!?見事な鉄道模型ですね…スイッチバックまで再現とは!
 これは…!10年前に発売されてまったく売れなかった幻のゲーム機!
 P−GXではありませんか!!」

そして雷門イレブンがその2人に連れてこられたのは、メイド喫茶の地下に隠された秘密のオタク基地!
アニメオタク、漫画オタク、ゲームオタク、特撮オタク、フィギュアオタク、鉄道オタク…
そこではディープなオタク達がそれぞれ自分の趣味に没頭していました。アニメオタクが見てるのはとらドラの大河か…?
というかなんでこういう趣味の人達はダメ人間って感じの見た目になっちゃうんでしょう:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
円堂達もある意味ディープなサッカーオタクですけど、こんな風な見た目には絶対なったりしないのになぁ

「やはり君なら、ここにある物の価値を分かってくれると思ったよ。僕達と同じオタク魂を感じたんでね」

「君のような人と出会えて嬉しいよ、今日はじっくり語り合おう!」

「ちょ、ちょっとストップストップ!悪いけどそんなことしてるヒマはない、
 俺達はもうすぐ大事なサッカーの試合があるんだ!」

さあ目金くん今夜は寝かさないよという勢いで、オタク談義に花を咲かせようとするオタク達。
しかし大事な準決勝の前に、これ以上油を売ってもらっては困ります。円堂は話を遮って目金を連れ帰ろうとしますが…

「おや、君達もサッカーをやるのかい?」

「僕達も今、結構大きな大会に出ていてね…えーっと…フットボールなんとか?」

「ま、まさか…フットボールフロンティアか!?」

「そうだっけ?覚えてないな」

「秋葉名戸学園サッカー部ってまさか…!」

「…?僕達のことですが、何か?」

やっぱりこいつらだったのか!噂の秋葉名戸学園サッカー部は!そう、ここにいるオタク全員がそのサッカー部員だったのです
それが分かったのはいいとして…結局オカルト中に勝った秘密なんてものはなく、
ここを溜まり場にして遊びほうけているだけだったという事実。
完全に肩すかしを食らってしまった雷門イレブンは、グラウンドに戻ってきても全く練習に身が入りませんでした

 

「は〜あ…ダメだ、みんな気が緩んじまってる。こんなんで準決勝大丈夫なのかよ」

「まぁ相手は参加校の中で一番弱いって話だし、なんとかなるんじゃない?」

そ、その油断は負けフラグだろ!お前らもっと熱くなれよ!!(by松岡修造) 
これまでの雷門イレブンは、試合前になると必ず猛烈な特訓をしてメキメキと力をつけてきました
VS尾刈斗中の際はドラゴンクラッシュ開発、VS野生中の際はイナズマおとし開発、VS御影専農中の際は全員の肉体改造…
そんな特訓をする気も起きないというのは、ある意味異常事態と言ってもいいでしょう(えー
結局それからも気を引き締めることはできず、とうとう秋葉名戸学園との試合の日を迎えてしまうことに…

「こ…これを…私に着ろと…!?どうして私がこんな格好を!?」

ここが秋葉名戸学園けぇ…なんともチンケな学校(とこ)だのう!(えー
と思ったその矢先、なんとこの学校には女性マネージャーは全てメイド服着用という意味不明な規則が!
毎日執事にリムジンで送り迎えさせてる夏未お嬢様にとっては、こんな使用人の服は下賎な輩が着てればいいのよ!
相当な屈辱を感じていることでしょう(えー
でも他の2人がノリノリすぎて記念写真撮られまくり 
ああ、シャッターが切られる度にお嬢の顔のパーツが壊れていく!俺のお嬢が壊れていく!

「豪炎寺の代わりは…」

「ここは切り札の出番でしょう!メイド喫茶に行ったおかげで
 彼らのサッカーが理解できました。僕が必ずチームを勝利に導いてあげましょう!」

「いいんじゃないか、目金で」

「ちょっと待って!彼が豪炎寺くんの代わりで大丈夫なの?
 あまりにも危険な賭けじゃない」



って、次のシーンでもう立ち直ったんですかお嬢…意外と打たれ強い人なんですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
今回はエースストライカーの豪炎寺が、御影専農中との激闘のせいで欠場せざるを得ない状態です
そんなチーム最強のスーパープレイヤーの代わりに出るのがチーム最弱のドヘタクソな控え…不安なお嬢は別の奴にしろと口をはさみます。
というか目金を出すのが「あまりにも危険な賭け」って、本人が目の前にいるのに容赦なさすぎる:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「こいつのやる気は本物だ。俺には分かる!本気でやる気になってる奴が、
 ここ一番で必ず頼りになるんだ!俺は目金のやる気に賭けるぜ!」

そんな不安を吹き飛ばすキャプテン円堂気合の一言!さすが主人公、リーダーシップのあるキャプテンなんですね
しかしここまでハッキリ言い切られると、初出場の身としてはちょっとプレッシャーを感じてしまうんでは?

「ふ、大船に乗ったつもりでいてください」

と思いきや自信に満ち溢れた表情でプレッシャーなど皆無の目金。
たった今あまりにも危険な賭け扱いされた男が!こうまで言い切れるとは…ひょっとしたらこいつは大物なのかもしれない…

「前半終了のホイッスルゥゥゥ!!0−0のまま後半を迎えます!」

「まるで攻めてこないなんて…この僕にも予想外でしたよ!」

「お前あいつらのサッカーが理解できたんじゃなかったのかよ!?」

しかし目金を入れた意味がないままあっさり前半終了。や、やっぱダメかもしれない…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
ですがそれは秋葉名戸学園の妙な戦法のせいでした。前半は全員を守備にまわし、ひたすらボール回しを続けていただけ…
こんなのは得点で勝っている方が時間稼ぎに行う戦法ですが、一体何を考えているのか…

「さあ後半のキックオフです!」

「よし…!行くぞォッ!!」

「動きが…変わった!?」

「こいつら…!前半は力を温存していたのか!」

「我々の体力ではフルタイム戦い続けることはできない…後半勝負!
 それが僕たち秋葉名戸のスタイル!」

しかし後半はうって変わって怒涛の一斉攻撃を開始!最初から後半に勝負をかけると決めていた秋葉名戸の戦術!
というかお前ら前半も戦える体力つけなさいよという気もしますが、
そんな練習してると遊ぶ時間がなくなるから嫌なんでしょうね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

そして一気に雷門DFラインを切り裂いていく秋葉名戸!ボールをスイカとすり変えるセコい必殺技に惑わされ、
雷門DF陣は不覚にもゴールへの接近を許してしまう!ここはキーパー円堂のセービングに賭けるしか…

「どおおおおりゃあああああ!!ド根性!バットオオオオオオッ!!」



メチャクチャすぎる必殺技来たー!!オタクの細腕の一体どこにこんな力がー!!
アホみたいな見た目にも関わらずシュートの威力は折り紙つき!円堂決死のダイブも届かず、秋葉名戸に貴重な1点を献上してしまいます

「…!?あいつら…全員で守るつもりか!?」

なあに点を取られたら取り返せば…って、またもや全員を守備にまわして逃げ切る気満々の秋葉名戸!
なんという極端な戦術…しかしこれでは、まともにゴールへ近づけそうにないのも事実…
と思ったその時、なんとFWの染岡が見た目に反して華麗なドリブル突破で一気にゴール前へ!すごいぞ染岡見た目に反して!(えー

「行くぞォ!五里霧中ゥゥゥゥッ!!」

それに大して秋葉名戸DFは必殺ディフェンスを発動!DFみんなで集まって猛烈に足をシャカシャカすると凄い砂嵐が発生!
ペナルティエリアを砂けむりですっぽり覆われてしまい、これ以上のドリブルを止められてしまう染岡。
しかし染岡には、この距離からでもゴールを狙える必殺シュートが!

「ち…!そんな目くらましで俺のシュートが止められると思ったか!
 ドラゴンッ!クラァァァァッシュ!!」

キーパーのどてっ腹に風穴空けてやるぜ!相手ゴールのド真ん中にドラゴンクラッシュを打ち込む染岡!
シュートの手応えは十分、砂けむりが晴れればゴールネットをブチ破っているキーパーとボールが見えるはず…って

「あ…あれ…!?」

「…!?確かにゴールの真ん中を狙ったのに…!」

しかしなんと、砂けむりが晴れた後にはゴールを外れて転がっているボールが!
ゴールネットをブチ破ったような様子もありません、まるでゴールをすり抜けて転がっていったかのような…?
どうやら五里霧中には、単なる目くらまし以外に何かの秘密があるようです
というかキーパーはゴールの横で寝っころがって一体なにをやってんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

その後も果敢にミドルシュートを次々打っていく雷門イレブン。しかし、五里霧中を使われると全てのシュートがドラゴンクラッシュと同じ結果に!
一体あの煙の中で何が…?その疑問に答えが出ないまま、時間だけが刻々と過ぎてしまい…

「何をしているの!?時間がないわよ!」

「くっそぉっ…!無理矢理にでもゴールをこじ開けてやる!」

「何度打っても無駄ですよ!!」

(なぜあの土煙に包まれるとシュートがゴールを逸れてしまう…?まさか…!)

またしても染岡のドラゴンクラッシュに立ちはだかる五里霧中!しかしその時、とうとう秘密に気づいた目金が煙の中へ飛び込む!
目金の手によって明らかとなった、五里霧中のメカニズムとは…!?

「見破ってしまいましたよ!シュートが決まらなかった訳をッ!!」

「こ、こいつ…放せ!」

「ゴ…ゴールをずらしてる!?」

「シュートが決まらなかった訳はこれか!!」

なんじゃそりゃあああああああああああああああ!!
煙の中でゴールずらしてすぐに戻してたとかああああああああああ
反則!完全なる反則!こんなの発覚した時点で即失格ですよ!
でもゴールずらした事実が分かっても何もしようとしない審判。お前なんのためにここにいるんだよ!

「き、貴様…なぜ分かった!?」

「ふふふ…仮面ソイヤー第28話、怪人スナゴリラの土煙による煙幕作戦!
 あれを思い出したのですよ…五里霧中とは、あれをヒントに作った技とみました!」

「ズ、ズバリその通りだ!」

そして目金がこの事実に気づいたのは、砂けむりを武器にして戦う怪人を思い出したから…って
この怪人スナゴリラとやら、確かに砂けむりに紛れてヒーローと戦ったようですが
それとゴール動かしたことに気づいたのと一体なんの関係が!?(えー
そうか五里霧中は怪人スナゴリラの技が元ネタだったんだ!ってことと
そうか五里霧中はゴールをずらす技だったんだ!ってことは全然つながらないですよ!目金の理屈ワケ分かんねー!

「これが君達の勝ち方ですか…こんな卑怯なことをッ!!」

「僕達は絶対に優勝しなければならないんでね!」

「勝てばいいのだよ、勝てば!」

「…僕にボールをください!」

「絶対に優勝しなければならない」と語る秋葉名戸のオタク。その理由とは、優勝してサッカーのアメリカ遠征の資格を得ることで
アメリカでしか購入できない限定フィギュアを買ってくるためだったのです
自らの欲望のためにサッカーを踏みにじった秋葉名戸学園…人の道を外れた愚かなオタクどもに、目金の怒りが今爆発する!

「ここは通さんっ!」

「正々堂々悪に挑む!それがヒーローでしょう!スイカとボールをすり替えて
 相手を欺くなど…ヒーローの技ではありませんッ!!」

「う…っ!?」

「と、止めるんだ!」

「説教中や合体中に攻撃を仕掛けるなど…ロボットマニアとしては失格ですッ!!」

「う…っ!?」

「み、みんな!五里霧中だ!」

「まだこんなことを続けるつもりですか!」

「これがオタクの必殺技だ!」

「君達などオタクではありません!!オタクとは一つの世界に真摯に、
 真っ直ぐに極めた者!ゲームのルールを破ってまで勝とうとするあなた達に…
 オタクを名乗る資格などありませんッ!!」

目金必殺の説教ドリブルの前に次々崩れ落ちる秋葉名戸イレブン!
戦意を喪失させて五里霧中すらも発動不能に追い込み、あと残すところはキーパーただ一人!

「く…くう!こうなったらぁー!ゴールずらしぃぃぃぃっ!!」



そんなもん必殺技にすんなー!!
お前って奴は!これだけの説教を受けても、まだ見苦しくゴールをずらす秋葉キーパー!
というかさっきゴールの横に寝っ転がってたのは、こうやってゴールをずらしてたからだったのね
しかしキーパーがゴールずらしを使うことを予測し、すでに次の行動に移っていた目金!
目金は勝負を決めるべく、なんと染岡との合体技のムーブを取る!ま、まさかドラゴントルネードのような強力な新技を!?

「これぞ…!メガネクラッシュ!!」

顔面ブロックいったー!!
ドラゴンクラッシュに顔面をブチ当てて軌道を変えるという荒業!ただし名前の通り必ずメガネがグシャグシャに壊されます(えー
目金の活躍によりこれで1対1!しかし、メガネクラッシュで激しいダメージを負った目金は名誉の負傷退場を…
というかこれ普通のパワーのシュートでやった方がよかったんじゃないか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「どうしてなんだ、どうしてそんな姿になってまで君は…!」

「目を覚まして欲しかったのですよ…同じオタクとして…サッカーも、悪くないですよ」

「…目金君…君の言葉で目が覚めたよ、我々も全力を尽くしたサッカーで雷門中に挑もう!」

正々堂々と試合開始!俺のオイルが沸騰するぜ!(えー
目金から真のオタク魂、そしてアイアンリーガー魂を受け取った秋葉名戸イレブン。
以後は卑怯な戦法を封印して、正面から雷門イレブンと激しい戦いを繰り広げます

「染岡君!ドラゴンクラッシュです!」

「分かった!でえええやあああああッ!!」

そして試合終了のフエが鳴る直前、わずかな隙を突いた染岡のドラゴンクラッシュが炸裂!
キーパーもろともボールをゴールに叩き込み、ついに雷門中は決勝戦への切符を手にするのでした。次回に続く!


■イナズマイレブン 第10話「帝国のスパイ!」
 

フットボールフロンティア地区予選も残すところはいよいよ決勝のみ、そこで雷門中と激突するのは
常勝無敗・絶対無敵の超強豪チーム帝国学園です。前回の秋葉名戸の時と違って、さすがに試合前の練習にも熱が入る雷門イレブン。
今日もクタクタになるまで猛練習を行い、帰りにみんなで行きつけのラーメン屋に寄っていきますが…

「俺チャーハンにしよっかなぁ」

「僕チャーシューメン!」

「セレブだなぁ」

ヴィイイイイン ヴィイイイイン

「あっ…ワリィ、俺先帰るわ」

「ん?おお、じゃあまた明日な!」

そんな中、携帯にかかってきた電話に慌てて帰っていったメンバー.・土門。それにしても土門の顔はどこかで見覚えが…


(C)SUNRISE/PROJECT GEASS・MBS character Design (C)CLAMP

四聖剣とは
虚名にあらず!
(えー

やあ誰かと思ったら卜部さんじゃないですか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そんな土門にかかってきた電話の相手とは、なんと帝国学園を率いるキャプテン・鬼道!
そう、この土門は帝国へ情報を流すために雷門に送り込まれたスパイであり、以前からこそこそ帝国と連絡を取っていたのです

 

「はい…えっ?個人能力のデータですか…稲光修練場での…はい、はい…必ず…」

鬼道から指示されたのは、準々決勝・御影専農中との試合前に猛特訓した稲光修練場でのデータ…
それを渡してしまえば、雷門イレブンのパーソナルデータが丸裸になってしまいます
しかし「必ず渡す」と口では言っても土門の胸中は複雑…以前は「雷門のバカども、スパイがいるとも知らずにお気楽なもんだぜ」
スパイに徹していましたが、仲間と一緒に辛い特訓を乗り越え、勝利の喜びを分かち合ってきた土門は
これ以上雷門イレブンを裏切ることに耐えられなくなっていたのです

「…」

「危ないっ!!」

キキキキイイイイイッ!!

「うわっ…!?」

「バッカ野郎ッ!!ボーッと歩いてんじゃねーぞ!!」

「土門君!大丈夫!?ぼんやりしちゃって…」

「あ、ああ…ちょっと考え事してたから」

「考え事…?元気出して、それじゃ一之瀬君に叱られるぞ!」

「…!」

思い悩んでいるうちに、赤信号に気づかず車に轢かれそうになる土門!そんな土門を大声で呼び止めたのは、
マネージャー3人娘のうち一番地味な子でおなじみの秋でした:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
何を隠そう、この秋と土門は幼なじみの間柄。土門め…地味とは言えこんな可愛い子と幼なじみとはマジ勝ち組だな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
しかし秋の口から出た「一之瀬君」という名前が気になりますね。土門の反応からして、2人の幼い頃の知り合いのようですが…

「率いるチームを決勝戦まで進めるとは…さすがだな?冬海」

「も、申し訳ありません…!まさかあいつらがここまでやるとは…」

「どんな手を使ってもいい。雷門中を決勝戦に参加させるな。いいか?
 どんな手を使ってもだ。もしも失敗した時は…」

「わ、分かっております!なんとしても不参加にしてみせます…!」

「ふ…(ブツッ)」

「…だ、ダメだ…うちのチームを決勝戦に参加させたら、私は破滅だ…!」

そしてなんと、雷門中には土門の他にもう一人のスパイが!誰かと思えば顧問の先生かよ!
これは意外…この冬海(ふゆかい)先生、今まではただの陰険な名前の通り不愉快な先生って印象しかなかったので、
まさか帝国と繋がりがあるとは思いませんでした。そんな先生がビクビクしながら話しているのは、誰あろう帝国学園の総帥です
そ…総帥!?学校の総帥って一体何!?学園長とかとは違うもんなんだろうか…この辺のわけわからんセンスは
イナズマイレブンらしくて最高だな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「稲光修練場の個人能力データ…これだ…!」

そして翌日、誰もいない部室に忍び込み稲光修練場のデータを持ち出そうとする土門。
しかし、いざとなるとやはり仲間のことを考えてしまい、良心の呵責を感じずにはいられません
しばらくの葛藤の結果、ついにデータを持ち出さずに部室を後にする土門。おお最後には友情を選んだか、えらいぞ土門…って
そんな土門の前に、遠征用バスの周りで不穏な動きをしている冬海先生の姿が!

「…先生?」

「!?…なんだ…君でしたか。おどかさないでくださいよ」

「こんなところで何やってたんですか?」

「さあ?なんでしょうねえ。ああ…一つだけ忠告しておきますよ、このバスには乗らないことです

(…!?これも…総帥のご命令か…!)

な…何ぃぃぃぃぃ!?こいつ一体バスに何をしやがったー!!
冬海先生がやっていたのは、まず間違いなく総帥から指示された絶対に雷門中が決勝に参加できなくなる方法
そう考えるとバスのエンジンかけた瞬間大爆発くらいの恐ろしい仕掛けを用意したということなのか!?
それをニタニタ語るとは信じられない…こいつそこまでの人間のクズだったのかよ!

「ファイトォー!ファイトォー!」

「…」

「あっ…ねえ、土門君見てきて」

「えっ、どうしたんですか?」

「なんかね、様子がおかしいの」

「はーい!部員の精神状態もケアするのが、マネージャーの務めですものね!」

「ずいぶん土門君のこと気にかけるのね?」

「昔の知り合いだから気になるだけよ」

「ふふ、そうなの?」

その日の放課後、やはり冬海の悪事が気にかかるせいか、練習にも身が入らずランニングから抜け出す土門。
そんな土門が心配な秋は、土門が何を悩んでいるのか聞いて欲しいと春奈に頼みます。
というか「部員の悩み解決なら喜んでやります!」って張り切りまくってる春奈は
「ボクの悩みは女の子と一発やりたくて仕方ないことなんです!」っていう
格好のエロネタに:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  土門だって思春期まっただ中の少年なんだから仕方ないね(えー

 

「稲光修練場のデータは?」

「…まだ…手に入っていません」

「…ならなぜ呼び出した」

「鬼道さん…!本気なんですか!?いくらなんでもやり過ぎですよ!
 移動用のバスに細工するなんて!」

「…なんだと…?」

「…やっぱり、鬼道さんも知らなかったんですね。総帥は一体何を考えているんです!?」

「…」

「俺…もう総帥のやり方について行けなくなりました。
 あの人は強引すぎる!そんなにまでして勝ちたいんですか!?」

「それ以上言うな。俺たちに総帥の批判は許されない」

「でも…!」

そんな土門を木陰で待っていたのは鬼道さん!どうやら土門が直接「総帥のやってることはクズ」と伝えるために呼び出したようです
鬼道さんもやはり人の子か、データを盗むだけならまだしも人殺しまでやりかねない総帥の暴走ぶりには
胸クソが悪くなっているようです。しかし、それでも帝国の一員である自分にとって総帥は絶対的存在…
「それ以上ガタガタぬかすな」と土門を咎める鬼道さんでしたが…

「お兄ちゃん!?」

「…!?」

な…なんだそれええええええええ!?
こここここれは!?急にとんでもない事実発覚!お前ら2人って兄妹だったのかよ!!
今まで2人に接点がまったくなかっただけに意外すぎる…まさか春奈にこんな重要な設定があったとは…

(お、音無と鬼道さんが…兄妹…!?)

「雷門中の偵察にでも来たの…?」

「…」

「待ってお兄ちゃん!」

「放せ…!俺とお前は会っちゃいけないんだ」

「あっ…」

春奈に気づかれないよう咄嗟に身を隠した土門。そして鬼道さんは、冷たく春奈の手を振り払うとその場から立ち去ってしまいます
妹に会うことが許されないとは、ずいぶん複雑な家庭の事情がありそうですね…
やはりあれか、ある日春奈に欲情して襲いかかった鬼道さんが親に見つかって勘当されたとか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「テストの結果はどうだった?」

「数学と英語は100点でした」

「国語は?」

「…97点です」

ギロ…!!

「ふぅぅっ…鬼道財閥の人間は常にトップでなければならない。分かっているな?」

「…はい」

とか言っていたら鬼道さんの親御さんあらわる!物凄い大邸宅で父親と高級料理を食する鬼道さん。意外にも大金持ちの跡取りだったのね
しかしその親父はメチャクチャな完壁主義者のようで…テストが97点だったと聞いたら汚物を見るような目で怒り出してしまいました
中学2年の定期テストって言ったら、100点取るのは相当厳しいものがあるだろうになあ
というか「常にトップでなければならない」って、97点でも十分余裕で一位だったんじゃなかろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
サッカーの練習で勉強時間確保するのも難しいでしょうに、鬼道さんも大変ですね(´・ω・`)

「父さん、鬼道家の人間としての義務は果たします。
 でもフットボールフロンティアで、僕が3年間連勝し続けた時は…」

「分かっている。妹の春奈のことだな?安心しなさい、約束は守る。
 それに3年連続優勝などたやすいことだ、影山さん(総帥)に任せておけばな」

「…」

こ、これは…?鬼道さんがあんな総帥の下で勝利にこだわっているのは、
春奈のことで父親と何かの約束があり、それを叶える条件が3年間全ての試合で勝ち続けることだからということか…
そこまでして妹にしてやりたいことって、一体なんなんでしょう。というか全然関係ない話で悪いんですけど
鬼道さんその変なゴーグル家で飯食う時すら外さないのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
親父も親父で97点取ったら怒るくせに変なゴーグルつけて食卓につくことは怒らないって一体どういう性格だよ!(えー

「君も偉くなったものだねえ…この私に意見するようになったのだから。ええ?鬼道」

「いえ…意見というわけではなく」

「では批判かね。冬海にやらせたことが気に入らないと?」

「…」

ああっ!?なんと鬼道さん、翌日には総帥を訪ねて冬海の工作をやめさせるよう直訴を!
今まで変態マントゴーグル男だと思ってたけどいい人だな鬼道さん(えー  私の中で鬼道さんの好感度が急上昇しております

「安心したまえ、私はバスに小細工をしろなどという命令はしていない。
 雷門中が決勝戦に出るのを阻止しろとは言ったがな。ククク…」

「…そんなことをしなくても…!」

「勝てると言いたいのか」

「(こくり)」

「100パーセント!絶対に勝てると言い切れるのかッ!!」

「…!」

「一つ教えてやろう。優れた司令塔がいるチームは、試合が始まる前に
 勝っているということだ。君は私の言う通りに動いていればいい…何も考えずにね」

以前の雷門と帝国の練習試合では、20対1という大差で勝っている鬼道さん。今度も勝ってみせると言い切りますが
本当に100%勝てんの?絶対?命賭ける?何時何分何秒?地球が何回回った時?(えー
と言い返されて言葉に詰まってしまいます。これほど頭のネジが飛んでいる総帥が相手では、
残念ながら鬼道さんの説得もまったく通じそうにありませんな…

「あら…?これは…」

(これでいいんだ…鬼道さん、すみません…)

そしてついに総帥や冬海の悪行に我慢ならなくなった土門。置き手紙でお嬢に冬海の仕掛けた罠をバラしてしまいます。内部告発キター!
さらに帝国と完全に縁を切るべく、鬼道さんの連絡先を携帯から削除…ってこれ以上鬼道さんをいじめるなー!(えー
妹に責められ、親父に罵られ、総帥に怒鳴られ、土門に逃げられ…鬼道さんがんばってるのにマジ可哀想です:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
わざわざ総帥に直訴にまで行ってくれたんだし、雷門中のデータくらいはプレゼントしてあげても(えー

「ほーらパスパスゥッ!!」

「なんか土門君元気よね…?昨日はあれからどうだったの?」

「あっ、え、ええっと、その…と、途中で見失ってしまいました!」

「ぷっ、新聞部でしょ、しっかりしてよぉ」

「で、ですよねえ…」

帝国のことを吹っ切って活き活きと練習に参加する土門。心配していた秋もこれで一安心です
しかし「土門君とはどうだったの?」という質問に対して春奈のこの慌てぶり、
傍から見るとやはり春名がHな手ほどきをしてやって土門がやる気を出したようにしか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

バカな冗談は置いといて、これまであまり目立たなかった半田と宍戸に驚きの展開が。
今まで積み重ねてきた練習がついに実を結び、この2人も新たな必殺シュートを習得!
その名もローリングキックとグレネードショット!見た目的にファイアトルネードとドラゴンクラッシュの劣化版ぽいけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
しかしだからと言って悲観することはありません。見た目が似てるということは合体技の期待が持てます
ローリングキックとファイアトルネードを同時に使ってローリングトルネード!
グレネードショットとドラゴンクラッシュを同時に使ってグレネードクラッシュ!
そんでもってドラゴントルネードの要領で4つのシュート全てを合わせれば…
グレネードローリングトルネードクラッシュなんて超大技の出来上がりなんだよ!(えー

「冬海先生、お願いがあるんですけど宜しいかしら?」

「ははは、お嬢様の願いを断る理由はありませんよ?」

「遠征に使用するバスの調子が見たいので、動かしていただけません?」

「バ…!バスをですか…!?」

「…?」

さあそして冬海の悪行を知ったお嬢の問い詰めタイム開始!予想だにしていなかったお嬢の「いいこと思いついた、お前バス運転しろ」という言葉に、
冬海は激しい動揺を見せてしまいます。そんな冬海の尋常でない叫びを聞いて、雷門イレブンもキョトンと2人を見守ることに…

「い、いきなりそんなことを言われましても…!私は大型免許を持っていませんし…」

「それは問題ありません。校内は私有地ですから、免許など要りませんわ。
 それにちょっと動かして下さればいいだけですし」

「し…しかし…!」

「あら…断る理由はなかったんじゃなくって?」

「は…はあ…」

「冬海先生ッ!!」

「はっ…はい!!」

なんとか会話の逃げ道を作ろうとする冬海でしたが、お嬢はそれを許さない!
「大型免許がない」とは上手い言い訳だなと思いましたが、それをあっさり論破するとは凄いなお嬢
確かに私も自動車免許を取りに行った時、私有地でなら免許がなくても運転できると習ったような気がします
そんなお嬢の凄まじい剣幕に押された冬海は、自らの罠にガクガク怯えながらバスの運転席に座らされることに…

「発進させて止まるだけでいいんです」

「う…ううっ…」

「どうなさったんですか?冬海先生」

「い…いや…」

「早くエンジンをかけてください」

今すぐにここから逃げ出したい冬海、しかしすぐ横からお嬢がバリバリにプレッシャーをかけてくるのでどうしようもありません。
「早くエンジンかけろ」と急かされまくっては言う通りにするしか…しかし往生際の悪い冬海は、
キーをわざと半回しにしてエンジンがかからないフリを続けます

「あ、あれ?おかしいですねえ…バッテリーが上がってるのかな」

「ふざけないでくださいッ!!」

「は…はいッ!!」

お嬢つええええええええええ!!
冬海の苦し紛れの行動ごとき一切通用せず!お嬢かっこいいよお嬢、俺もお嬢に激しく罵られたい:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
怒れるお嬢に呑まれた冬海は、ついにバスのエンジンをかけてしまいます
とりあえずエンジンかけたら即ドカンという仕掛けではなかったようですが…この先発進したら一体何が起こるんでしょうか

「さあバスを出して!!」

「うう…ううう…」

「どうしたんです冬海先生?」

「…で…出来ませんッ…!!」

「どうして?」

「どうしてもですっ…!!」

「…ここに一枚の手紙があります。これから起きようとしたであろう、
 恐ろしい犯罪を告発する内容です」

「う…!?」

「冬海先生。バスを動かさないのは、あなた自身が
 バスに細工したからではありませんか?この手紙にあるように」

「う…くうっ…!」

とうとう恥も外聞もなげうって「それだけは出来ない」と突っ伏してしまう冬海。それほどヤバイ仕掛けを施していたということか
そしてお嬢は土門の手紙を取り出すと、いよいよ冬海の外道な行為を直接問い詰めにかかります
周りのイレブン達も状況を理解して厳しい顔つきに…それにしても、今までポカーンと成り行きを見守っていた春奈が
話の流れを理解した途端すかさずメモを取りまくってるのはさすが新聞部だな…(えー

「ほ、本当かよ…」

「嘘だろ…?」

「答えてください冬海先生!」

「ふ…くっくっくっくっく…ふっはっはっはっは!」

「…!?」

「そうです、私がブレーキオイルを抜きました」

そうです僕がやったんですぅーと開き直って高笑いを始める冬海!みんなよけろ!ふゆかいだけはゆるせない!(えー
そして冬海の仕掛けた罠とは、バスのブレーキを効かなくしての自動車事故だったんですね
ちなみにゲーム版の冬海はマジでバスに爆弾仕掛けて皆殺しにするつもりだったそうです
こ、この人殺しがー!「サッカーの試合に出させない」って目的なだけで、なんでそこまでする必要があるんだ!

「何のためにそんなことを!」

「あなた方をフットボールフロンティアの決勝戦に参加させないためです」

「な…何だって…!?」

「あなた方が決勝戦に行くと困る人がいるのです、その人のために私はやった」

「…帝国の学園長か!帝国のためなら生徒がどうなってもいいと思ってるのか!」

「あなたのような教師は学校を去りなさい!これは理事長の言葉と思ってもらって結構です!」

まったく悪びれた様子もなく自分の企みを明かす冬海!いい加減にしろこのクズ野郎!
救いようのない冬海にこの学校からの追放を言い渡すお嬢。理事長(父親)から学校経営を全面的に任されてるお嬢にとって、
こんなゴミを追放することくらい、独自の判断で十分に可能なのです

「クビですか?そりゃあいい、いい加減こんなトコで教師やってるのも飽きてきたところです。
 しかしこの雷門中に入り込んだ帝国のスパイが、私だけとは思わないことだ」

「え…!?」

「ねえ…土門君?」

「…!」

「では失礼します。ふふははは…!」

こ、こいつはー!!土門まで道連れにしやがったー!!
「俺一人だけ責められっぱなしなのムカつくわ」と土門にまで非難が集中するよう仕向ける冬海!
どよどよと部員達に動揺が走る中、冬海はゆうゆうとその場から立ち去っていくのでした。ほんとに不愉快な奴だなこいつは…

「そ、そういえば帝国学園にいたって…」

「そんなのありかよ…!」

「土門さん…ひどいっす…!」

ざわ…ざわざわ…

「バカなこと言うな!今まで一緒にサッカーやってきたじゃないか!
 その仲間を信じられないのか!?」

「…円堂…冬海の言う通りだよ…ごめん…!」

「え…!?土門!」

今は仲間思いな円堂の言葉が耳に痛い…(´・ω・`)言い逃れのしようがない事実にいたたまれなくなった土門は、
とうとう仲間に背を向けて学校を飛び出してしまいます。そんな土門が行き着いたのは、子供達がサッカーで遊んでいる河川敷…
そこの芝生に座り込み、しばらくの間ぼんやりと佇んでいると…

「昔の私達、あんなだったわよね」

「…」

そんな土門に優しく声をかけたのは、学校から追いかけてきた秋でした。今は裏切り者と責めることより、
打ちひしがれている土門を励ましてあげたいようです。優しい子だのう、こんな幼なじみいいのう(えー

幼い頃、いつも一緒の仲良し3人組で集まっては、サッカーボールを夢中で追いかけていたことを思い出す秋。
その3人というのが土門と秋、それと秋の言葉にあった一之瀬という少年です。
サッカーが何より大好きで、アメリカ少年リーグでチームを優勝に導くほどの才能に溢れていた一之瀬。
しかしそんな一之瀬に、ある日突然の不幸が降りかかってしまったのです

「あれからボールを見るのも嫌だったなぁ…」

「…」



トラックから子犬を救おうとした末に起きた悲劇…2人の目の前で一之瀬は2度と帰らぬ人になってしまいました
このトラックの下に親友の体があると思うと…(´;ω;`)うっ
そんな一之瀬の死は2人にとって相当なトラウマとなってしまったようですが…

「でもね、こっちに帰ってきて円堂君に会ったの。あの子おっかしいんだ、雨だろうが何だろうがボール蹴って、
 いつまでもどこまでも…それもすっごく楽しそうに。まるで一之瀬君みたい」

「あいつは…一之瀬とは違うよ」

「えっ?」

「俺はいつも見てるしかなかった、一之瀬の背中を…追いかけても追いかけても追いつけない。
 でも円堂は違うんだよ、隣を走ってるんだ。あいつとなら…いつまでも走っていられそうな気がする」

「土門君…」

そんな2人を再びサッカーに夢中にさせたのは円堂の存在でした。
「サッカーが何より大好き」という一之瀬に似ている部分に惹かれた秋、
「才能に恵まれなくても、仲間との努力で強くなっていく」という、一之瀬とは違う部分に惹かれた土門…
理由は違えど、2人が同じ円堂を特別に思っていることには変わりありません。
そんな円堂が率いる雷門イレブンは、2人にとってかけがえのないチームになっていたのです

「みんな…怒ってるんだろうな」

バコオオオオン!

「…!?」

「サッカー!やろうぜ!」

「もうあのチームに戻れないのか…」と落ち込む土門の前に、サッカーボールと一緒に現れた円堂!
土門がスパイをやっていたかどうか…そんなことより円堂にとって遥かに大事なのは、
今ここにいる土門が心からサッカーのことが大好きな仲間だということです
2人の間に必要なのはただこの言葉だけ、トシ…サッカー好きか?(えー

「あなたは土門君のこと、気づいてたんじゃない?」

「円堂も気づいてたさ、土門のサッカーへの熱い気持ちをな」

遠くから様子を見ていた豪炎寺&お嬢も、活き活きとサッカーを始めた円堂達を微笑ましげに見つめていました。
「土門君のこと(スパイ活動)に気づいてたんでしょ?」と尋ねるお嬢に対して、
「円堂も土門のこと(サッカーへの熱い気持ち)に気づいてたさ」と返す豪炎寺。
やはり豪炎寺にとっても、今の熱いサッカー魂を持つ土門は大事な仲間。帝国のスパイ・土門はもうどこにもいないということなのでしょう
そんな豪炎寺達の気持ちがイレブンにも通じたんでしょうか、円堂達が部室に戻った時には
土門のことを非難するメンバーは誰一人としていませんでした

「冬海先生がいなくなってせいせいしたっすね!」

「バレた時の冬海の顔ったらなかったよな?」

「さすが夏未さんね!」

「ふふ」

「これで気持ちよく地区大会決勝だ!」

「…ひとついいですか?このフットボールフロンティア規約書によると、
 監督不在のチームは出場を認めないとありますが」

「「「ええええええ!?」」」

「お、お前知ってたのかよ!?」

「…し…知ってたわよ!だ、だからあなた達はすぐに監督を探しなさい、
 これは理事長の言葉と思ってもらっても結構です!」

「「「ええええ〜!?」」」

最後にお嬢の大ドジ来たー!!いい話でまとまったかと思ったその矢先、
クビにした冬海の代役をまるで考えてなかったというお嬢の大ポカが発覚!
「も、もちろん最初から気づいてたわよ」と慌てて取り繕うお嬢は間抜けな子ですね!でも可愛いから許す!(えー
この監督探しもまたひと波乱ありそうな感じですが果たして…?次回に続く!

それにしても今回は、帝国と雷門の間で揺れる土門とか、土門を健気に心配し続ける秋とか、
カリスマ女王ぶりを見せつけたお嬢とか、宿敵の妹キャラというおいしい設定の春奈とか、
単なる冷血男かと思いきや実は人間くさい鬼道さんとか、それぞれのキャラがしっかり立ってて素晴らしい脚本でしたね
必殺技の飛び交うトンデモサッカーだけが目玉じゃなくて、ストーリーの方もこれだけ質が高くて楽しめるとか
マジで最高すぎるぜイナズマイレブン。今週は裏番組の鬼太郎がメラ可愛い幼女回で、
あっちを見れなかったのもすっごいすっごい悲しかったんですが
あまりにもイナズマイレブンが神すぎるから仕方ないね(えー






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