■イナズマイレブン 第12話「決戦!帝国学園・前編!!」
「いよいよ地区大会決勝だ!みんな、特訓の成果を見せてやろうぜ!」
「「「おう!!」」」
とうとう全国への夢を賭けて迎えた地区大会決勝の日。雷門イレブンは闘志満々で決戦の地・帝国学園へ向かっていました
いつものバス移動はもう散々な目にばっかり遭ってるので電車で行くことにしたみたいですね(えー
そんな中、お嬢は一人優雅に茶をすすりながらいつものリムジンで会場入りです。まったく協調性ないんだから:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「な、なんスかぁあれ!?」
「あれが帝国学園です、そして中央に大きくそびえているのが決勝を戦うスタジアム…!」
「こんなところでやれるんだ…!燃えてきたぜ!!」
無事に会場へ到着したものの、建物からしてまるでスケールの違う帝国学園に驚く雷門イレブン。
これでも中学校です。要塞かよこの学校は!とてもじゃないが子供達の学び舎には見えないな…
(俺は総帥の考え方に惹かれた…この人について行けば、サッカーを極められると思った…
だが、今はその総帥が信じられない…!)
「何の用だ鬼道?」
「俺は堂々と戦いたいのです、何も仕組んでいませんよね」
「今まで通り私に従えばいい。天に唾しても自分にかかるだけだぞ」
一方その頃、「邪魔するなよ!いいな絶対に邪魔するなよ!」と総帥に最後のダメ押しに来ていた鬼道さん。
しかし総帥からは「俺に逆らうとお前も道連れだぜ」とロクでもない答えが返ってきました。
やはりまだ雷門を潰す罠を用意しているのか…これ以上首を突っ込むと鬼道さんの身まで危うくなりそうですが…
「…失礼します」
(ここまでだな…必要とするのは、逆らわぬ忠実なしもべだ)
「気をつけろ!?バスに細工してきた奴らだ、落とし穴があるかもしれない!
壁が迫ってくるかもしれない!!」
「…監督が選手をからかうなんて」
「た、たぶん監督なりの緊張をほぐす方法なのかと…」
そして帝国学園に乗り込んだ雷門イレブンでしたが、監督はRPGのダンジョンにでもありそうなトラップを警戒して
めちゃめちゃ慎重に廊下を歩いていました。お嬢と秋は、そんな監督に「なにバカなこと言ってんだこの人」と完全に呆れ顔です
そうかなあ、それぐらいの罠は普通に仕掛けてきそうな気がするんですけど:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ここが俺達のロッカールームか…あ、開けるぞ」
ういいいいん
「うわっ!?き、鬼道!?」
(お兄ちゃん…!?)
「無事に着いたみたいだな」
「なんだとォ…!?まるで事故でもあった方がいいような言い方じゃねえか!
この部屋にも何か仕掛けたんじゃねえのか?何やってたのか白状しろよ!」
円堂が恐る恐るロッカールームに踏み込もうとしたその時、部屋の中からぬっと出てきた鬼道さん。
総帥がロッカールームに罠を仕掛けてやしないかと、雷門イレブンが入る前にわざわざ無事を確認してくれたのです
そんな良い人の鬼道さんをつかまえて、染岡は「怪しいことやってんじゃねーよボケ」と好き放題に罵倒してしまいます
鬼道さん毎回毎回何も悪いことしてないのに、こんなことばっかり言われてかわいそうです(´;ω;`)ぶわっ
「染岡、鬼道はそんな奴じゃない!」
「止めるな円堂!」
「…勝手に入ってすまなかった」
(これは帝国の問題だ、俺が解決しなければ…)
これだけ言われても言い訳せずに謝る鬼道さん。なんて人間のできた人なんだ
雷門イレブンの前から立ち去った鬼道さんは、グラウンドに向かうと芝から何から細かくチェックをします
(おかしな所はない…他の場所か…?)
「何を企んでいるの!?信じないから!キャプテンは騙せても私は信じないから!
あなたは変わってしまった!」
春奈さん空気読んでください!(えー
染岡の次は春奈か…またしても見当違いなことを言われて責められる鬼道さん。勘違いしてるのは円堂じゃなくてあんたですってば
「こちら排水路、何かが仕掛けられているような怪しい箇所はありません」
「スタジアムの外周も問題なしです!」
「基盤関係も正常に作動しています、細工された形跡などは見当たりません」
そして同じ頃、鬼道さん以外にも帝国のあちこちを徹底的に調べる人達が!ヘリだの地下だの基盤だの…これほどの規模は一体!?
「全班!見落としがないかもう一度確認だ!影山は必ずやる、自分の目的のためならどんな悪行もな!」
そう、前回円堂と顔を合わせた鬼瓦刑事が、総帥の悪事から雷門イレブンを守ろうと警察を動かしていたのです
それにしてもバスを警戒した雷門イレブン、通路を警戒した監督、帝国内部を警戒する鬼道さん、あらゆる箇所を警戒する警察…
これだけの人が独自に動くとか総帥の信用のなさすげえ
単なる中学サッカーの試合にヘリまで持ち出すとか、よっぽど普段からロクな噂が立ってないんだな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
ジャバジャバジャバジャバ
「ふぅースッキリ!これで準備完了っと!」
「雷門中キャプテン、円堂守君だったね」
「…?は、はい」
|
|
って噂をすれば総帥キター!!トイレに向かい一人になった円堂に接触!
円堂に一体何をする気なのか…?まさか試合前に拉致るとかそんなことを:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「私は帝国学園サッカー部監督、影山…君に話がある。鬼道のことだ」
「え…鬼道の…?」
「君のサッカー部のマネージャー、音無春奈が鬼道の実の妹ということは知っているかね?」
「え…!?お、音無が鬼道の…」
「幼くして両親を亡くした2人は施設で育ち、鬼道が6歳、音無春奈が5歳の時に
別々の家に引き取られた…鬼道は妹と暮らすため、養父との条件を交わした。
中学三年間、フットボールフロンティアで優勝し続けると…
鬼道は勝ち続けなければ妹を引き取ることは出来ないのだ。
地区大会レベルで負けたとなれば、鬼道自身も家から追い出されるかもな」
何かと思ったら心理作戦ですか!鬼道さんと父親の約束っていうのはこういうことだったのか…
しかし失敗した時のリスクもかなり大きいようです。確かに97点取っただけで切れる親父ですから、
「3年間サッカーで全勝する」と約束したのが中学2年の時点で、しかも地区大会で負けたりしたら
家から追い出すくらいはやりかねないかも…
「…そんな…」
「忘れるな、雷門が勝てば鬼道たち兄妹は破滅する」
「…影山!?大丈夫か円堂!影山と何を話していた?」
「…それは…し、試合を…お互いに頑張ろうって…」
影山の思惑通り、こんな話を聞かされて完全に戦意を削がれてしまった円堂。
両チームがグラウンドでアップを始める時間になっても、まるでプレーに集中できずに精彩を欠いてしまいます
ザバザバザバザバ
「…」
「円堂君」
「あ、木野…」
「何があったの…?」
「いやぁ、何も…」
練習に身が入らず、洗面所へ顔を洗いに行った円堂。すると、秋が円堂の様子がおかしいことに気づいて話を聞きに来ました
どうでもいいけどこの洗面所って男子トイレじゃないよね?:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「顔を見れば分かるわ、私にも話せない…?サッカーなら一人で守れない時は二人で、でしょ?」
「……木野にはかなわないや」
誤魔化そうとしても円堂の嘘を簡単に見破ってしまう秋。とうとう観念した円堂は、全てを秋に話すことにします
それにしても「私にも話せない?」ってなにげに凄いこと言ってるなぁ、この2人ってそんなに親密な仲なのか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「…そうだったの…」
「雷門が勝てば、二人は一緒に暮らせないんだ…」
「待ちなさいよ!アップもせずこんな所で、何をしていたのって聞いてるのよ!」
「…?」
噂をすればなんとやら、円堂達のすぐ近くで鬼道さんと言い争いをしていた春奈!鬼道さん、アップをする時間も惜しんで調査を続けるとはなんて健気な…
それに比べて春奈ときたら…ってな、泣いてるーー!?(゜д゜;)
そ、そこまで思いつめていたのか春奈よ…ここまでくるとさすがに鬼道さんも「いやお前勘違いしてるから!俺いい人だから!」と
真実を教えてあげた方が…絶対信じてくれないだろうけど:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「あなたは鬼道家に行ってから変わった…!私たちが別々の家に引き取られてから、
一切私と連絡を取ろうとしなかった!どうして…?悪い事を企んでいるから?
それとも私が邪魔だから…?」
「な…」
「私が邪魔なんでしょ…!?だから連絡もくれなくて…
あなたはもう優しかったあのお兄ちゃんじゃない!他人よッ!!」
ぐわああああああ春奈お前はなんてことをおおおおおお
春奈との絆のためにサッカーをしているというのに…鬼道さんには最もきついセリフを残して春奈は駆け出してしまいました
さすがの鬼道さんも相当こたえてしまったようで、辛い気持ちを押し殺すようにぶるぶると固く拳を握り締めます
しかし、それでも私情より無事に試合を行うことを優先して、今はとにかく会場の調査を続ける鬼道さん。いい人すぎて泣けてくるぜ…(つдT)
ただ鬼道さんもさすがにそろそろ弁解しないとまずいですよね、でも「今まで一切連絡取ってなかった」だなんて、
鬼道さんには何か春奈と接触してはいけない理由が…?
そういえば土門に兄妹だとバレた時も「俺とお前は会っちゃいけないんだ」とか春奈に言ってましたし…
どうやらそういう理由があるのは間違いなさそうですね
「木野さんと音無さんはどこ〜?私雑用はイヤよぉ!」
そんな中一人だけのんきなお嬢マジ自重
なにすっとぼけたこと言ってんですかあんたはー!選手のために色々雑用をするのがマネージャーじゃないんですか!
雑用を全部秋と春奈にやらせてるとしたら、一体この人普段何やってるんだろうなぁ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「辛いね…鬼道君、音無さんを引き取ろうと思って頑張ってるのに、音無さんにはそれが伝わってないなんて…」
「うん…」
「何かいい方法があればいいんだけど…あっ、ち、違うから、試合に負けて欲しいって意味じゃないからね」
「分かってる、俺だって勝ちたいしさ…」
結局円堂の悩みは大した解決もできないままピッチへ戻ることに…円堂も「勝ちたい」と言ってはいるものの、
その表情にはまるで覇気が感じられません、これではとても全力が出せそうにありませんが…
「あれ?円堂君、あそこ…」
「ん…?監督と刑事さん?」
「やはり…影山は何か仕掛けていると?俺も手伝おう」
「いや、今は部下が調べている。面倒事は俺が引き受けよう、いい試合をしろよ」
「あっ…!?鬼道が探していたのは、刑事さんと同じ…スタジアムに仕掛けられた罠だったんだ!」
しかしその時、偶然監督と鬼瓦刑事の会話を聞いてしまった円堂。鬼道さんがさっきからウロウロしている理由に気がつくと、
「俺も練習なんてしてる場合じゃねーぜ!」と円堂も手当たり次第に会場を駆け回ります
|
|
「どう…?」
「怪しいものは何も…」
「でもどうして?音無さんを引き取るためなら、放っておけばいいはずなのに…」
「あいつのプレー…凄いだろ?卑怯な真似をして音無を引き取りたくないんだよ。
正々堂々自分の力で勝ち取りたいんだ、そのために死ぬ気で頑張ってる…!だからあいつのプレーは凄いんだ」
総帥の罠を探し回っているその途中、円堂は改めて鬼道さんが本当に望んでいることに気づきます
染岡や春奈に罵られようと、総帥に脅されようと、必死になって会場を動き回っている理由…
それは何よりも雷門と正々堂々、全力を尽くして戦うことを望んでいるからです
お互いに100%の力を出し切る、それこそが鬼道さんにとって何より大事なことなのです
「でも…戦える?正々堂々戦って雷門中が勝ったら、鬼道君と音無さんは…」
「それでも…気持ちには気持ちで応えなきゃ…!
それが本気の相手への礼儀、俺も正々堂々…本気で戦う!!」
ここで円堂が手を抜くということ、それは「全力の戦い」をしようと必死になっている鬼道さんの努力を、全て無駄にするということです
迷いを持って試合に臨むことは鬼道さんを裏切るだけ…それに気づいた円堂に、再び激しい闘志が舞い戻ってくるのでした
普通なら円堂が迷ったまま試合が始まって、なんだか煮え切らない試合展開になるところですが
しっかり試合前に立ち直らせてくれましたね。これは予想を超えたグッドな展開ですよ、やってくれますイナズマイレブン
でもいいシーンなのに後ろの金髪がめっちゃ気になるという罠
なんなんだお前はー!これだけ観客がいる中でどうしてこいつにばかり目が行ってしまうんだ
くっそー気になってしょうがない
「あ…!?ぎゃああああーーっ!!」
「…!?」
「な、なに…!?」
「何があった!?」
しかし円堂がピッチに戻ってきた途端、練習中の宍戸に異変が!雷門も帝国も騒然となるほどの物凄い悲鳴です
ま、まさか総帥の罠にかかって試合ができないような大ケガを…!?
「も、もうイタズラしませぇぇぇん!!」
「ボルトが落ちてきたのか…?ったく危ねえなぁ、宍戸に当たってたらどうすんだ。
帝国はちゃんと整備してんのかぁ?」
「ボルト…?どうしてこんなものが…」
「………」
しかし練習中にふざけてたらいきなりボルトが落ちてきてびっくらこいただけで、別に宍戸がケガをしたわけではないようです
驚かせやがって…なんだかやけにバカでかいボルトではありますが、落ちてきただけで断末魔みたいな悲鳴出すなよ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
そんな宍戸の様子は鬼道さんの目にも留まっていました、頭上からいきなり落ちてきたボルト…
それが気になって頭上を見回してみても、いつも通り特に異常は見受けられませんが…
(…いつもと同じ…いや…これは総帥と俺の試合、総帥ならどうゲームメイクするか考えるんだ…)
《天に唾しても自分にかかるだけだ》
「…!?まさか…!」
考えを巡らすうちに一つの結論に達した鬼道さん!先ほど総帥が漏らした言葉がヒントになったようです
天に唾しても自分にかかる…つまり何かが落ちてくるということか。まさかそれって…
スタジアムの天井を叩き落として全員を生き埋めに!?(えー
しかし鬼道さんが総帥の罠を突き止めたのは、すでにホイッスルが鳴る直前の整列中のこと。
もはや円堂達に長々と説明できる機会はありません、整列した両チームが握手を交わした時が、唯一円堂と接触できるチャンス…
その瞬間に望みを賭けて円堂に耳打ちをする鬼道さん。とても全てを説明することはできなかったようですが、
円堂は鬼道さんを信じて力強くうなずきます。頼むぞ円堂お前だけが頼りだ!
「さあフットボールフロンティア地区大会決勝!雷門中対帝国学園の開始ですっ!!」
ピイイイイイイーッ!!
「(ニヤ…)」
ズドドドドドバッゴオオオオン!!
な…なんじゃこりゃあああああああ!!!
ホイッスルが鳴ったその瞬間、突如として雷門イレブンに降り注いだ鉄骨の雨!こ、こんな…こんな罠を仕掛けてやがったのか!
どう考えても直撃したら絶対に助かりません。完全に殺す気満々でこんな罠を…
雷門ベンチも帝国イレブンも、世にも恐ろしいこの惨事に誰もが言葉を失ってしまいます
というか総帥は、こんな罠があったにも関わらず円堂に心理トラップでダメ押ししたってことかよ!どこまでも腐り切ってやがる!
「…み…みんな…!?」
「…まさか…ここまでやるとは…!」
「ひ…ひどい…グラウンドには鉄骨が突き刺さり…これでは雷門中イレブンも…
え…?な、なんと…!?雷門中イレブンは無事です!?
誰一人ケガさえしていない様子です!これは奇跡だぁぁぁ!!」
「き、鬼道の言ったことは…こういうことだったのか…!」
しかし砂けむりが晴れたグラウンドには、陣形を大きく下げて鉄骨から逃れた雷門イレブンの姿が!
助かったとはいえ、目の前で起きたことが信じられずに驚きを隠せない雷門イレブン。
円堂ですらそうなっているところを見ると、やはり鬼道さんからは「試合開始と同時にすぐ全員を下がらせろ」とか
そんなような指示しか受けられなかったようです。それを信じて疑わなかった円堂も影の立役者ですね
もし染岡がキャプテンだったら今頃どうなっていたことか…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「総帥ッ!!これがあなたのやり方ですか!!」
しかし「やあみんな無事でよかった、さあ試合開始だ」とはいかず、怒り心頭の鬼道さんは総帥の部屋へ怒鳴り込む!
円堂や監督、帝国の仲間達も一緒です。みんな総帥に言いたいことは山ほどあるでしょう
「天に唾すれば自分にかかる、あれがヒントになったのです。あなたにしては軽率でしたね」
「言っている意味が分からんな。私が細工したという証拠があるのかね?」
「あるねぇ!!」
「け…刑事さん!?」
「こいつが影山からの依頼で請け負ったと、全て白状しました!」
この期に及んで「何言ってんのお前?証拠でもあんの?」と見苦しくシラを切る総帥。
しかし、そうはさせまいと証人を連れた鬼瓦刑事が部屋に突入する!
そう、先ほど落ちてきたボルトの話を伝えられた鬼瓦刑事は、即座に工事関係者を洗い出して決定的な証言を掴んでいたのです
|
|
「俺はもうあなたの指示では戦いません!」
「俺たちも鬼道と同じ意見です!」
「影山零治!一緒に来てもらおうか!」
鬼道さん達からも完全に見捨てられ、鬼瓦刑事に警察へ連行されていく総帥。もはや殺人未遂の罪に問われることは確実でしょう
いよいよ総帥も年貢の納め時ですな
「(ニヤ…)」
(…!?あの笑みは…?総帥は俺が罠に気づくかを試して…?だが何故…)
しかし部屋から連れ出されたその時、最後に不可解な笑みを浮かべて去っていった総帥。
その笑みから、鬼道さんは総帥が全て計算済みのうえで捕まったことを感じ取りますが…そんなことをして一体なんになるというんでしょうか…?
「…あんな人に従っていたなんて…!」
「響木監督、円堂…本当にすみませんでした…!総帥がこんな事をしたんです、
試合をする資格はありません。俺達の負けです」
「え…!?な、なに言い出すんだよ!?」
「責任は取らなければいけない」
総帥がいなくなって鬼道さんが最初に取った行動、それは深々と謝罪して総帥の愚かな責任を取るということでした
自分達もある意味被害者のようなものなのに、総帥の罪は帝国の罪として真摯に受け止めるだなんて…
鬼道さんはどこまで見上げた男なんだ(つдT)ほんとこの人は最高や
「円堂、判断はお前に任せる。提案を受け入れるのも、試合をするのもお前次第だ」
「…監督…へっ…やるに決まってるだろ…!俺達はサッカーをしに来たんだ!お前達帝国学園とな!」
「…感謝する…!」
おそらく円堂が試合を承諾したのは同情心からではないでしょう、
お前達帝国学園と試合がしたい、この素晴らしい男達と全力で戦いたい、そう思ったからだと私は思います
そんなお互いに敵ながらあっぱれな男を見据えながら、ピッチへと降り立った円堂たち。
運命のホイッスルが鳴るその時、溢れる闘志を檄へと変えて仲間達の士気を一斉に高める!
「見せるぞッ!!生まれ変わった帝国のサッカー!!」
「「「「「おうっ!!」」」」」
「俺達の熱い雷門魂!!全力でぶつけるんだッ!!」
「「「「「おうっ!!」」」」」
帝国も雷門も思うところは誰もが同じ!正々堂々と試合開始!最高に熱い展開で次回に続く!
ちくしょうイナズマイレブンは本当面白すぎて死にそうだぜ…これはマジで神アニメとしか言いようがないわ
ちなみに「監督が不在のチームは失格となる」というルールがありましたが、総帥(監督)が不在になってしまった帝国イレブンは
「安西先生サッカーがしたいです…!」と、通りがかりの安西先生に代行を頼み込んだので大丈夫です(えー
それと鉄骨でブスブスになったグラウンドは新品のやつに交換してもらいました(えー
こんな風にグラウンドを取り替えられるとか帝国学園のテクノロジー超ハンパねーな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
|