■イタズラなKiss6話 「チョコと受験と疫病神」
あけましておめでとうございます。年が明けて初詣に出かける入江家+相原家のみなさん。
大学進学の決まっているKOTOKOはのんびりした毎日ですが、
東大受験が待っている入江は、センター追い込みの合間を縫ってのお出かけです。この時期の受験生は忙しいよね
「わぁー!大吉だって!」
「あら良かったじゃない!」
「進学も無事決まったし言うことないなぁ!」
「お前の方は勉強はかどってるか?」
「入江くんは東大受けるんだもんね」
「入ちゃんの母校だしなぁ」
ちょ、ちょっと待て!今さりげにすごいことを!入江パパ東大出身だったのかよ!
単なるのんびりしたおじさんかと思ったら、実は相当なやり手だったのか…
入江と入江弟が頭いいのも、今すごい豪邸に住んでるのも、考えてみれば入江パパのおかげだもんなぁ。すげえや
「ところでお兄ちゃん、おみくじはどうだったの?」
「…別に。大したこと書いてなかったよ」
大吉のKOTOKOと反対に、なんと入江の引いてしまったおみくじは大凶。
こんなもん気にしてられるか、と入江はおみくじを丸めてポイしてしまいます
ああ、ちゃんと木に結び付けてやらないと厄が、厄が…(えー
「忘れ物ない?受験票持った?」
「持ったよ、大丈夫…ゴホゴホッ!」
「あ、咳…!」
「あらやだ…少し熱があるわね…」
そして運命のセンター試験当日。家を出ようとする入江でしたが、ちょっとした風邪をひいて体調を崩していました
試験に影響したりしたら大変です、「それならとっておきの薬があるぜ!」とKOTOKOは強力な風邪薬を入江に飲ませますが…
「まさかと思うけど、この薬眠くなったりしないだろうな?」
「え?あぁ!?服用後は自動車の運転等は避けてください…どうしよう!?は、吐いて!」
激烈に眠くなる薬でした。なんてものを飲ませるんだ!薬からくる眠気って本当しんどいのに!
あれっていくら振り払おうと思ってもなんとか出来るもんじゃないですよね、まさにガード不能(えー
「ど、どうだった!?試験!」
「…答案用紙が二重に見えた。頭もボーッとしてたし、ダメかもな」
やはり試験の最中、凄まじいまでの眠気に襲われ続けてしまった入江。
KOTOKOには仕返しで大げさに報告してるのかと思いましたが、答案が二重に見えたとかいうのはマジに苦しんだ話のようです
そうなると解答欄を間違えるとか、ケアレスミスを連発している可能性も…さすがの入江もこればっかりはどうにもならんか…
「「「かんぱーーい!」」」
「センター試験通過おめでとう!」
「おめでとう入江くん!」
「さすが天才は違うねえ!」
って次の場面でもう結果出ちゃったよ!なんて早い展開だ!!
いけませんね、結果が出る前に悶々と悩み続けたKOTOKOが「体で償います」と夜這いするシーンを入れるべき:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
ともかくセンターで結果が出せて一安心。そしてその日は、ちょうどバレンタインデーの前日でした
お祝いも兼ねて入江へのチョコを作る手にも力が入るってもんです、その日徹夜してまでチョコを作り続けていたKOTOKOは、
ついに会心の出来のチョコを完成させますが…
「あ…あれ…?なんか、お腹痛い…」
「やだ、何か変なものでも食べた?」
つわりキター!!(えー
学校でチョコを渡すタイミングをうかがうKOTOKOに異変が!
突然のつわりです。視聴者も知らない間に子供を仕込んでいたとはやるな入江:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ううん、今朝はご飯食べる時間なくて…あ!そういえばチョコの味見を…」
「マ、マジ…?それやばくない?」
「琴子、そのチョコ入江に渡すの考えた方がいいかも…」
なんてこと!せっかく徹夜してまでKOTOKOが作ったのは殺人チョコだったのです(えー
二次試験を目前に控えている入江に、こんなものを食わせてダウンさせてしまったら大変なことに…
さすがにセンターのことを気にしているKOTOKOは、入江の体を優先してチョコを渡さずにバレンタインを終えてしまうのでした
うーん…そこらの市販チョコでお茶を濁すという選択肢はなかったのだろうか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「これでよしっと!」
「なんだよそれ…?」
「お守り〜、合格しますようにってお祈りしながら作ったの!」
しかしそれでもめげないKOTOKO。チョコの代わりにプレゼントできるものはないかと
入江の二次試験当日に、丹精込めて作ったお守りをカバンにつけてあげます
がんばったとは思うけど、それってご利益は全然なさそう:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ありがとうな琴子ちゃん。おい、お前もなんとか言え」
「はいはいありがとうございました」
「おい!」
「わ、私は平気です」
「時間は大丈夫なの?のんびりしてたら試験遅れちゃうわよ」
「まだ平気だよ」
「私…ついて行こうかな。決めた!私入江くんが東大の試験会場に入るまで見届けます!」
「お、おい!」
入江くんが迷子になると困るから!KOTOKO…この歳の男にそれはさすがに侮辱ですよ!(えー
まあ私も渋谷駅から青山学院大まで行くのに3時間半かかったことあるから、大きなことは言えないけど:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン(普通なら徒歩10分)
「ね、緊張してる?」
「してねーよ」
「凄いなぁ、私なんか高校入試の時トイレばっかり行って…はぐ!?」
(ま、またお腹が痛い…?今日は変なもの食べてないのに…)
つわり第二弾キター!KOTOKOよすぐにラマーズ法を始めなさい!(えー
電車(中央線)に揺られて東大へ向かう途中、KOTOKOはまた原因不明の腹痛を感じてしまいます
しかし、試験前の入江に余計な心配をかけまいと、KOTOKOは必死で平静を装うことに…
「す、すごい混雑…ねえ、乗りかえって次の駅だよね」
「ああ…ん?カバンが動かない…?」
「えっ?…うぇ!?う、嘘!」
四ッ谷駅でどっさり人が乗ってきて電車はスシ詰め状態。その時ふと気がつくと、
KOTOKOのお守りがドアとのサンドイッチ状態に!
(C)雁屋哲・花咲アキラ/講談社
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なんという混み方だ!
必要もない連中が電車に乗るからだ!
馬鹿どもに切符を与えるな!!(えー |
運悪く、次の御茶ノ水で開くドアは反対側…乗り換えるには、なんとかしてお守りを引き抜かないといけません
入江とKOTOKOは必死でもがいてお守りを引っぱりますが…
なんだかこのシチュエーション、「それでもボクはやってない」を思い出して軽く欝になるな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
《間もなく御茶ノ水、御茶ノ水〜》
「ぐぐぐぐぐ…!」
「あ、ああもう…!あ!?取れた!」
《間もなくドアが閉まりまーす》
「ま、待ってぇ!降ります降りまーす!」
やっとの思いでお守りを引っこ抜いて電車を降りた2人。テストが始まる前から前途多難です
幸運のお守りどころかまるで呪いのアイテムだよ!(えー
「はー、やっぱりついてきてよかった」
「お守りがなければこんなことにはならなかったんだけどな!もういいから帰れよ」
さっさとKOTOKOを追い返そうとする入江。それもそのはず、あの時の大凶のおみくじには女難の相が出ていたのです
これ以上まとわりつかれると余計に大凶の厄が…しかしKOTOKOは、腹の激痛を抱えながら意地でも帰ろうとしません
(い、入江くんが東大の門を潜るまでは…そうよ、ちゃんと見届けなくちゃ…)
東大への道を歩きながらも、あまりにも辛すぎる腹痛で、KOTOKOは意識を繋ぎ止めているのがやっとと言った状態…
これは本当にシャレにならない事態になってそうな…
そんな痛みにも歯を食いしばって耐え抜き、やっとの思いで2人は東大に到着。
校門で入江を送り出すKOTOKOでしたが、ついに痛みは限界を超えてふらりと倒れてしまうことに!
「急性の虫垂炎…いわゆる盲腸ですね。ずっと我慢してたんでしょう、
これまでも痛みは出ていたと思うのですが」
大学入試とKOTOKOの体、入江は迷わずKOTOKOの方を選び、自分の足で病院へと向かっていました
それにしても盲腸か…私はなったことないんで分かりませんけど、
経験者からすると本当にこの世のものとは思えないくらいの激痛らしいですね(´д`;)
「…あ、あれ…」
「琴子大丈夫か!」
「痛みはどう!?琴子ちゃん盲腸だったのよ!あ、でも大丈夫、夜には帰れるって…」
「もうちょう…?」
「ったくヒヤヒヤさせやがって…直樹くんから電話もらった時は、心臓が飛び出すかと思ったぞ」
「あ…!入江くん、入江くんは!?」
「大丈夫大丈夫、今ごろ試験の真っ最中よ」
しばらくしてKOTOKOが目を覚ますと、そこには急いで駆けつけたKOTOKO父と入江母が。
KOTOKOが担ぎ込まれたのは東大の大学病院だったらしく、試験会場はすぐそこなので入江もなんとか戻れたようです。よかったよかった
ところで盲腸っていうと手術してからオナラが出るまで帰れないってイメージがあるんですけど、
意外と早く帰らせてくれるもんなんですね:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ああ、来てたんだ」
「お、お兄ちゃん!?試験に行ったんじゃ!?」
「いや、腹減ったからメシ食いに」
えええええええええええ!?
「いやー食った食った」と当然のように試験を放ったらかしていた入江!何やってんですか!
東大の受験より腹ごしらえを優先するとは…いや、心の中ではKOTOKOの容態が心配だったってことかもしれませんけど…
とんでもないことをやらかした入江にただただ困惑する入江母たち。当の本人だけはひょうひょうとしたもんです
そしてKOTOKOも、こうなったのは自分のせいだと激しく責任を感じてしまうことに…
「入ちゃんすまねえ…!うちの娘のせいで直樹君の試験がっ…!」
「あ、相ちゃん頭上げてくれよ、試験に行かなかったのは直樹が勝手にしたことだから…」
その日の晩、同じく責任を感じたKOTOKO父は、号泣しながら顔を地面に擦りつけるように入江父に土下座を…
入江父はそれに対して優しい言葉を返しますが、やはりどうしても落ち込まずにはいられない様子です
「そうですよ、これでお兄ちゃんは琴子ちゃんと同じ学校に通えるわけだし…私は嬉しいんですよ、
んもぉ〜〜お兄ちゃんが琴子ちゃんを病院に運ぶ姿ビデオに録りたかったわぁ〜!」
マ、ママさん…それKOTOKO父への気遣いで言ったんじゃなくて普通に全部本音だろ!(えー
ちょっとはダンナに気を使ってやってくださいよ!
(ありがとうおじさま、おばさま…でも私、もうここにはいられません…今までありがとうございました…
これからは入江くんの目の届かないところで、ひっそりと生きていこう…)
そんな親たちのやり取りを聞いていたKOTOKO。入江夫婦の優しさに胸を打たれますが、
入江の人生を狂わせてしまった罪悪感はどうしようもなく、真夜中にKOTOKOは荷物をまとめて入江家を飛び出してしまいます
「重そうだな」
「い、入江くん!?と、止めないで、私はこれ以上…」
「別に止めてないけど」
「うぅ…」
しかしKOTOKOが玄関を出た途端、二階からそれを呼び止める入江の声が…
というか夜中の12時半にこっそり出て行くKOTOKOによく気づいたな入江:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「俺が東大に行けなかったから出て行くわけ?」
「この間の風邪薬といい今回のことといい、私やっぱり祐樹くんが言ってた通り
入江くんの疫病神なんだよ…このままいると、また入江くんに災難を降りかけそうで…
私、好きな人にこれ以上迷惑かけたくない…」
「…言っとくけど、試験受けなかったのはお前のせいじゃないぜ。お前入院させてから行ったって間に合ったんだ」
「入江くん…?」
「前から東大に行って何するんだって思ってた…お前も言ってたろ、大学は何をするか決める所だって。
それよりなんだか、最近お前といる方が刺激があって面白いし、
このままエスカレーターでもいいかもなって思って…」
え…?そ、それはつまり、ヴィレッタで言うところの「私…2流大学になってもいいです」ってやつですか!?(えー
もともと大学に執着のない入江は、わざわざ東大に行かなくてもKOTOKOと一緒にいる方がいいと…
そろそろ入江もデレ期に入ってきた感じです:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「え…?わ、私がいるから同じ大学に!?」
「ぐっ…そこ強調すんなよ…!とにかく俺が言いたいことは言ったから!もう行けよ!じゃあな!」
「え、あ、あの、待って!めめめ、迷惑はかけませんから、やっぱりもう少しいてもいい…?」
「お前が迷惑かけないわけないだろ」
「そ、そうね…きっと刺激のある生活をお約束するわ」
「調子のいいやつ」
あの入江にこうまで言わせては出て行くなんてもったいない!
「東大が受験できなかった」ではなく「東大よりKOTOKOを選んだ」という事実が嬉しくてたまらないKOTOKOは、
入江とのラブラブな大学生活に思いをはせるのでした。次回に続く!
それにしても今回の出来事、
・睡眠作用のある風邪薬飲ませる
・慌てて電車に飛び乗ろうとしたら定期が期限切れ
・徹夜で作ったチョコが無駄になる
・手作りのお守りが邪魔になる
・盲腸で倒れる
・自分のせいで入江の受験失敗
って一体どこが大吉なんだよKOTOKO!(えー
ある意味入江より酷い目に遭ってるよ!それともKOTOKOの大吉がうんのよさプラス50とするなら、
入江の大凶はうんのよさマイナス2000くらいのパワーがあって、それに巻き込まれたんでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
ところで入江家は祖師ヶ谷大蔵、KOTOKO達の高校は吉祥寺にあるんですね
吉祥寺っていうと大学時代に住んでたところのすぐ隣なんで、こういうのを見るとちょっとニヤニヤしてしまうな…
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