■イタズラなKiss 第14話 「最強のKiss」
今回はOPがなく雨空にタイトルだけが浮かぶという演出。KOTOKO達の心情に合わせてなんとも静かな立ち上がりです
夜の街で顔を合わせた後、そのまま相合傘で入江家への道を進んでいたKOTOKO達。
普段のKOTOKOなら「入江くんと相合傘ハァハァ(*゚∀゚)=3」と大喜びするところですが、
今の心境ではとてもそんな場合ではありませんでした
「あいつと…金之助と会ってたのか?」
「うん…」
「…プロポーズされたって?」
「そ、そうよ…わ、私だってまんざらじゃないんだから」
「で、なんて答えたんだ」
「な…なんて答えようが入江くんには関係ないじゃない!」
「そうだな…」
もう入江への恋が叶わないと悟っているせいか、やけに入江に冷たく当たるKOTOKO。
こうして入江に嫌われて楽になりたいと考えているんでしょうか
「私、家…出るね。お父さんと決めたんだ…入江くんの結婚の邪魔だもんね…」
「これ以上一緒にいてもお互い辛いだけ」と父親に言われて、入江家を出る決心をしていたKOTOKO。
すると今まで淡々と話していた入江が、少し目を細めてわずかに寂しそうな表情を…
やはりKOTOKOが去っていくことにはかなりの抵抗があるようです、しかしKOTOKOはさらに追い討ちのような言葉を…
「私…金ちゃんと結婚する。そしたら全部うまく行くんだよね…
入江くんはクリスと結婚して、私は金ちゃんとお父さんのお店手伝って…」
全部丸く収まるならそれがいいとKOTOKOは言います。実際、頭ではその通りに考えているんでしょう
でも心の方がどうにもならないことは今実感してきたばかり。かなわない夢の話をしてるようなものです
しかしプロポーズの結果を知らない入江は、だんだん強い調子でKOTOKOを問い詰めるように…
|
|
「好きなのか、あいつのこと」
「そ…っ、そりゃあ好きよ!だって金ちゃん、私のこと高1の時からずっと
好きでいてくれたんだよ!」
「お前は好きって言われたら好きになるのか!」
「……わ…悪い!?私は5年も片思いしてもう疲れちゃったの!
入江くんはクリスのことだけ考えていればいいじゃない、私のことなんて…」
「お前は俺が好きなんだよ、俺以外好きになれないんだよ!」
凄いセリフキター!!なななな、なんてこと言うんだこの人は!
傲慢と言ってしまえばそれまでですが、「KOTOKOを他の男に取られたくない」って思うあまり
こんなこと言ったかと思うとニヤニヤが止まりません(えー
ついに入江にもこの時が!
しかしこっぴどく図星を突かれてしまったKOTOKOは、大粒の涙を溜めながら言葉に詰まってしまいます
「…!?………っ………な…なによ…自信たっぷりに……
…ぅぅ……う……そうよ…そうよ、そうよ…!入江くんの言う通りよ!
けど…けど仕方ないじゃない!入江くんは私のこと好きじゃないんだもん、
私のことなんて…!」
KOTOKOが入江を好きなのは確かにその通り、しかし入江の気持ちはまだ何も聞かされていません
さっきの告白じみたセリフも、KOTOKOには痛烈な指摘でしかなかったようです
涙をぼろぼろ流しながら諦めの言葉を口にするKOTOKO。そんなKOTOKOに対して入江は…
3度目かましたああああああああ!!!
うおおおおおお!ゴチャゴチャ口で説明するより行動で好意を示した3度目のちゅー!
突然のことにKOTOKOあぜんぼうぜん。まさかいきなりキスされるとは夢にも思っておらず、頭が真っ白になってしまいます
「な…なんで…?入江くんは…」
「俺以外の男、好きなんて言うな」
ぎええええええええ凄いセリフ第二弾。優しくKOTOKOを抱きしめながらこのセリフです、やべー超ニヤニヤするわ
やっと入江の気持ちが自分に向けられていることに気づいたKOTOKO。
幸せをかみ締めるように目を閉じて、体を入江に預けます
「い…入江くん………2回目…キスしたの…」
「3回目だろ」
「え、でも…」
ロマン村でキスしたことは当然知りもしないKOTOKO。「3回目」という言葉に目をぱちくりさせますが、
入江は軽くほっぺたにキスをしてやると…
「もう数えなくていいよ」
がはあああああああああああああ
よくもまあそんな甘いセリフを次々と!予想を遥かに超えた殺し文句三連発で、ニヤニヤしすぎた俺の顔面が筋肉痛になりそうです(えー
(……これって…夢…?もし夢なら、このまま一生眠ってたい…)
普段の入江からはまるで考えられない夢のような展開。
とろけるような感覚で、頭がぽーっとしたまま入江と抱き合うKOTOKO。
しかし入江は、突然「よし帰るぞ」などと言い出して家へスタスタ歩き出してしまいます
な、なんだいきなり?まさか見たいテレビの時間になったってわけでもあるまいし:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ど、どうしたの2人とも、びしょ濡れじゃないの!」
「おじさん!お話があります」
「は、はい!?」
「琴子さんと…お嬢さんと結婚させてください!」
な、なんですとーー!!!い、いきなりそんなもう結婚って!まだ彼女にもしてないのに!
突然入江が言い出した爆弾発言に、家族たちは頭が宇宙の果てまでぶっ飛ぶように大仰天してしまいます
「「「「えええええええええええええ!?」」」」
「あ、あなた本気で言ってるの!?」
「本気だよ。やっと分かった…琴子と結婚したいんだ。
もちろん今じゃなくて卒業してからだと思ってる、
その前にクリスにも納得してもらわなきゃいけない…
でもこれからずっと一緒にいるのは、こいつ以外考えられなくなったんだ」
「い…入江くん…」
あ、ああ、卒業してから結婚する気だったのか…てことはあと2年くらいあるのね、驚かせないでくれよ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
しかし心の準備もなく、「娘さんをください」と言われてしまったKOTOKO父の反応は…?
「な、直樹くん、こいつはねえ…何にもできないやつなんですよ!」
「わかってます」
「頭も悪いし…」
「わかってます」
「料理もできないし…」
「わかってます」
「おっちょこちょいの早合点で失敗ばかりで…」
「わかってます」
なんてコテンパンに言われまくりのKOTOKO
お父ちゃんこんな時になんてことを!そんな分かりきってることを一々確認しなくたって!(えー
「だけど…明るくて根性のある…一途で可愛いやつなんですよ…!」
「…わかってます」
「直樹くん…琴子を…よろしくな…!」
「はい…!」
おお…最後は綺麗にまとめてくれました。めでたく結婚が認められにっこりと微笑む入江。
こんな表情の入江を見たのは初めてかもしれません
そして、入江側の両親は言うまでもなくKOTOKOとの結婚に大賛成。その日はまるで夢のような大騒ぎで時間が過ぎていくのでした
「じゃ、おやすみ」
「あっ…」
「なんだよ」
「だ、だって…入江くんが部屋に帰って朝になったら、元の意地悪な入江くんに戻っちゃいそうで」
「じゃあ一緒のベッドで寝るか」
「そ、そういう意味じゃ!!」
こんなエロスなジョークまでさらりと言うか!デレ入江は言葉のひとつひとつが予想を超えてて最高だぜ(えー
「ねえ、ほ、本当に私でいいの…?」
「ああ、すっかりマゾにされたみたいだ」
「大好きだからね…入江くん!」
「お前には降参したよ…大好きだよ」
にやにやにやにやにやにやにや
ここまで態度が変わるか入江!お前ってやつはー!!
大興奮でビデオを回しまくる入江ママの気持ちも分かるってもんです(えー
かつてここまでハッキリ好意を返してくれたツンデレキャラがいただろうか。でも煮え切らないツンデレよりこっちの方が100倍いいなぁ
しかしこれでいやーよかったよかった一件落着バンザーイとはいきません
一連の騒動に巻き込んでしまった人たちへきっちりと謝罪しなければ…
翌日、入江はすぐにクリスへ会いに行き、頭を下げて婚約破棄を申し出ます
「結婚…できない…」
「…許してもらえるとは思っていません、でも…自分の気持ちをもう誤魔化すことができなくなりました」
「琴子…ですね?」
「…自分でも身勝手だと思います、非難されて当然だと思っています」
「直樹、正直ですね…うらやましいです…分かりますた、父には私から話しましょう」
「クリス…」
「直樹に会えて良かったです、バイバイ…」
終始沈んだ様子で入江の婚約破棄を受け入れたクリス。この物分かりの良さが逆に胸にチクチク来るな…(´・ω・`)
入江もどうせなら、怒り狂ってぶっ叩いてくれた方がよっぽど楽だったことでしょう
しかし、自分たちはそれだけのことをしたと受け止めなければいけません。そして入江は、クリスと話がついた後金ちゃんの下へ…
「あ〜忙しい忙しい!いっそがしいの〜ホンマ!」
「き、金ちゃん、私話が…」
「悪いなぁ!今ごっつ忙しいて手ぇ放されへんねん。琴子、悪いけど帰ってんか」
ところがKOTOKOの話を全然聞いてくれない金ちゃん。まあ昨日あれだけこっぴどく振られたばかりなんで無理ないでしょう
今はKOTOKOと顔を合わせるのも辛いはず…しかし、モタモタ先延ばしにはしてられないと入江が話を切り出します
「金之助、話があるんだけど」
「…お前と話すことなんてないわ!仕事の邪魔やはよ帰れ!」
「琴子、もらうぞ。あんたには悪いけど、俺が琴子と結婚する」
「…アホなこと言うなァッ!!さんざん琴子に冷とうしとって
今さら何言うてんねんッ!!そんなもん俺が許さへん!
俺は…5年間ずっと琴子のこと…!」
「金ちゃん…!金ちゃんごめん!私、私やっぱり入江くんが…」
「……………分かっとるわい…!ほんまは…俺が許すも許さへんもないんや…
お前かて、ずっと入江に惚れとったんやからな…
ほんまに…お前は男を見る目がないのう…!後で後悔しても知らんで…?
…入江ぇぇッ!!琴子を幸せにせな絶対許さへんからなァッ!
ちびっとでも泣かしてみい、
いつでも俺が待機しとるさかいな!!」
「ああ…分かった」
「金ちゃん…ありがとう…」
金ちゃんのカッコよさに全俺が泣いた・゚・(つД`)・゚・
金ちゃんの声優さんも凄い熱演を見せた名シーンです。金ちゃんあんたは男の中の男だ!
そんな金ちゃんの潔い姿に、店の従業員たちもKOTOKO達が帰った後次々に賛辞の言葉を送ります
「金之助よく言った…!男らしかったぞ!」
「見直したぞ金之助!」
「………い…嫌や〜〜琴子〜〜〜!!」
でもやっぱKOTOKOに未練たらたらだった金ちゃん(´・ω・`)
さすがに5年越しの恋は一日で諦められなかったか…がんばれ金ちゃん、いつかはきっといい人見つかるさ…
さあそして次もまた難しい相手です。今までは個人相手の謝罪でしたが、今度は企業ぐるみの関係があるクリス父…
経営戦略としても入江とクリスの結婚は重要な話だったので、一筋縄ではいきそうにありません
「クリスから話は聞きました…ミスター入江、君は我が社の融資が
欲しいのではないのですか?クリスの何が気に入らないのです!
何が足りないというのですか!」
「…足りないところなどありません、クリスは完璧な女性です」
「ではなぜ結婚しないのです!」
「欠点だらけだけど…クリス以上に好きになってしまった女性がいるからです。
この縁談を断ることの重みは理解しています…ですが気持ちを偽って結婚すれば、
クリスの心も自分の心も裏切ることになります…
そんなことをしても、誰も幸せにはなれない」
「…」
「ごめんなさい…!ワガママなのは分かってます、色んな人のことを傷つけて
最低だって…!でも、どうしても諦められなくて…ずっと好きだったんです…
入江くんのこと、ずっと…だから…本当にごめんなさい!」
「…」
やはりそう簡単には納得してくれないクリス父。「謝ってくれてもねー、収益出さないとウチの会社やってらんないのよ!」と
KOTOKO達の謝罪を聞いても難しい顔をしたまんまです(えー
「謝ることなんてないでしょう、本当は私も結婚なんて嫌だったのです…
だから直樹が断ってくれてホッとしますた」
と、そこへ助け舟を出しにクリス登場!ここは実の娘の説得を期待するしか…
「Oh Chris!! Go
back to your room!! I'ts a…」
「パパ。私他に好きな人がいるですた」
「What!?」
「やっと見つけた運命の人です」
「What
you're talking about!?」
「I
choose my partner by myself dad!!
It's none of your
business!!」
英語ペラペラ合戦キター!!(えー
コーフンしてつい英語でクリスに怒鳴ってしまったクリス父。しかしクリスも「ガタガタ言うなクソ親父」と応戦!
こうなるとぽんこつ声優後藤邑子の本領発揮です、本当に英語ペラペラなのなこの人
それとノンユアビジネスは「お前の知ったことじゃない」ってどっかの漫画で読んだからボク知ってます!(えー
今まで一度も反抗したことのないクリスにこんなことを言われてしまい、大ショックのクリス父。
もう入江たちに文句を言う気力もなくなってしまい、KOTOKOとの結婚を許すことにするのでした
しかし気になるのはクリスの言う「運命の人」とやら…数日後、クリスはその男に会うためにKOTOKO達の大学へやってきます
この大学に通う人物なんでしょうかね?興味しんしんのKOTOKOは、それが誰なのか教えてもらおうとしますが…
「ねえクリス、クリスの好きな人ってどんな人?」
「うふふ…とってもセクシーでハンサムな人です!男はハンサムでなくちゃです!」
「へえ〜、クリスってメンクイなんだ!」
「なので直樹のような人、本当は苦手なのです」
「…へっ?」
「琴子の選んだ人だから、悪くて言いにくいんだけど…琴子って男の趣味悪いよ」
な、なんだそりゃああああ!!
ちょっと待て!今まで入江のことブ男だと思って付き合ってたのかよクリス!なんてやつだ!
とんでもない美的センスの持ち主です。逆に言えばブ男がクリスにとってはセクシーなのか…ということはまさか…
「えっほ、えっほ…」
「あぁ!?今日は一段とセクシーね!金之助世界一のハンサムねー!」
運命の人って金ちゃんかよぉぉぉ!!
金ちゃんに思いも寄らぬ春が来た!まさかこんな世界的な超大金持ちの美女に見初められるとは…
大量の野菜に埋もれる金ちゃんを見て「あれがハンサムっすか…」と絶句するKOTOKOでしたが、
クリスは「なんて哀れなハンサム音痴の琴子」とKOTOKOに同情までする始末です、なんてやつだ
「金之助ぇ〜♪」
「あん?なんやまた来たんか…で、ご注文は?」
「はい!金之助をくださーい!」
「はぁ?なんやエゲレス人のジョークはおもんないのぉ」
「ジョークとちゃいますねん!金之助、私と結婚いたしましょう!」
「け…!?」
あんたもいきなりプロポーズかよ!どん底だった金ちゃんが一気に人生勝ち組に:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
というかクリスの「ちゃいますねん!」は金ちゃんの関西弁を覚えようとしたんだろうなぁ。可愛らしいとこあるじゃないか
「退院おめでとうございまーす!」
「良かったなぁ入ちゃん!でもあんまり無理すんなよ」
「それがそうもいかなくてなぁ。明日から早速仕事だ、入院中に溜まった仕事がどっさりあるからなあ」
そして狭心症でぶっ倒れていた入江パパもようやく退院の日を迎えることに。
これで一安心といったところですが、社長たる者これ以上のんびり休んでいるわけにもいかないようです
「…俺が手伝うよ。医学部はやめる、親父の会社に入るよ」
「え…!?」
「琴子との結婚を許してもらったんだ、これ以上俺だけワガママを通すわけにはいかない」
しかしそこで入江が自己犠牲の精神を!確かに入江パパが倒れるきっかけを作ってしまったのも医学部編入が原因。
このままパパの会社に入るのが一番妥当な気がしますが…
「直樹…ワシを見くびるなよ。お前の力なんぞ借りんでも
会社は立て直せる。お前はやりたいことをやりなさい」
こ、これは!?入江パパムチャクチャかっけー
さすがは今の会社を、名もない中小企業からたった一代で大企業にまで押し上げた男。
過去の実績があるだけに説得力が違います。入江パパ見直したよ
「けど…!」
「パパの会社は僕が継ぐ!」
「か、会社継ぐって…裕樹くんまだ小学生よ」
「バーカ、将来の話だよ。それまではパパに頑張ってもらってさ」
「裕樹…!」
「だからお兄ちゃんはお医者さんになって、
のんちゃん達みたいに苦しんでる人たちを治してやってよ」
「ワガママなんかじゃないよ、入江くんに病気を治してもらいたい人たちは
きっといっぱいいるはずだもん」
「…本当にいいのか?」
「ああ…!男なら初志貫徹しろ!」
ウホッ!いい男たち!(えー
入江の夢のためにそれぞれが出来ることをやろうとする入江家の面々。ええ話や
ここまで言ってくれた入江パパや裕樹の好意を、入江もありがたく受け取ることにします
とりあえずこれでゴタゴタしていた問題はすべて解決…フルーチェさん的に言うなら条件はすべてクリアされたというやつです(えー
あとは卒業までの2年間、KOTOKOと甘いキャンパスライフを満喫して…
「あ!そうそう、みんな再来週の土曜日空けておいといてちょうだいね!」
「は…?再来週の土曜日って何かあったっけ」
「お兄ちゃんと琴子ちゃんの結婚式よ!!」
おいいいいいいいいいいいい!!
何言ってんすか入江ママ!結婚式は2年後だって言っておいたのに!人の話聞いてないよこの人!
でも入江ママ的には「そんなに待ってお兄ちゃんの気が変わったらヤダ」だとか…確かに一理あるかもしれん(えー
というわけでマジに行われましちゃいましたよ結婚式が!おいおい本当かよぉぉぉぉ!
式場の予約取るのって、ヘタすると一年くらい待たされるとか聞いたんですが…さすが大会社の社長一家となると違うぜ
「入江くん…怒ってるでしょ…?」
「…こうも勝手に進められちゃあな。けど…お前が綺麗だからもういいよ」
「あは…!」
「入江直樹。汝は相原琴子を妻とし、その健やかな時も病む時も、
これを愛し、これを敬い、これを助けることを誓いますか」
「はい、誓います」
おおお、なんかもう入江がこう躊躇なくKOTOKOへの好意を口にしてくれると、そのたびに何か熱いものがこみ上げてくるんですが…
ここまでやってくれるツンデレキャラは入江以外にいないだろうな…そこらのツンデレでは煮え切らない答えしか返せないでしょう
さすが入江!他のツンデレにできないことを平然とやってのける!
そこにシビれるあこがれるゥ!(えー
(私…入江くんのお嫁さんになれるんだ…!
あんなにあんなに憧れてた入江くんの、奥さんになれるんだ…!)
「……を誓いますか」
「おい…」
「えっ、あ、は、はい!誓います!」
「では指輪の交換を」
「(入江の右手につけようとするKOTOKO)」
「それは右手…ったくボーッとすんな」
相変わらず晴れ舞台にかぎってドジを連発するKOTOKO。卒業式の時から何も成長してないよ!
しかし「ああやっちまった」と慌て出すかと思いきや、KOTOKOは何やらニヤニヤ余裕の笑みを浮かべます。これは一体…?
「ねえ入江くん。私のこと前から好きだったんでしょ」
「な、なに調子づいてんだ!」
「裕樹くんから聞いちゃったぁ。2回目のキスってロマン村だったんだってね」
「ぐっ…あいつ…」
「入江くんだって、私に夢中だったのね!」
「ざまーみろゥ」
「…まいった、お前には」
そして誓いのちゅーをぶちかますと共にこのセリフ!これは初めて入江とキスした時に言われたあの!
なるほどこれが言いたくてニヤニヤとあんなことを…これには入江も完全に一本取られたという表情です
(思えば長い道のりだったなぁ…泣いた日もあったけど、
入江くんと過ごした時間はいじめられても楽しかった…
これからもずーっと一緒にいようね…!)
そして最後は結婚式のクライマックス、ブーケトス。
KOTOKOは今までの苦難の日々を思い出しながら、それ以上に幸せな気持ちを込めてブーケを投げるのでした
それとエンディングまでスペシャル版キター!!
今までの2人の思い出が次々と流されて、最後はめでたく結ばれた写真で締め…どう見ても最終回の演出だよ!
でも実際は話数的にまだ半分といったところです、普通のマンガなら終わるところなのにまだまだ先がある…
20年前の発想で今のマンガの先を行くんだから、多田かおるセンセは凄いと言う他ありません
しかし今回は神回だったなぁ…入江の殺し文句とか字だけで見ると「うわキザすぎだろ…」と思うかもしれませんが
実際見てみると声優の演技、入江の表情、BGMとかの雰囲気作りのおかげで物凄くいい感じに見れました
もうこの回は100点中500点くらいあげたいわ。イタキス最高。次回に続く!
|