■イタズラなKiss 第16話 「追いかけてハッピネス」
 

KOTOKO新たな夢への出発!看護士になることを決意したKOTOKOは、看護科への転科試験を受けるために猛勉強を…って
放送開始から1分持たずに夢破れたKOTOKO(えー
せっかく勉強して迎えた転科試験は無情にも不合格。それでもまだ2度目の試験に向けて勉強を続けるようですが…

「とにかく今年こそ転科試験に合格して、
 看護士への道を歩き出してみせるわぁぁぁぁ!」

「なに一人で盛り上がってんだお前は…ったく、今年も落ちたいのか」

「あ、そ、それは大丈夫。だって今年は合格のごほうびに入江くんとデートできるし…でへへ」

「なんだそれ、誰が言ったんだそんなこと」

「だってこんなことでもないと、入江くんちゃんとしたデートしてくれないじゃない!
 それにそういうのがあった方が、勉強にも身が入ると思うのよ」

「はあ…分かったよ」

「ほんと!?ほんと!?じゃあ私がんばるね!」

「はいはい」

結婚して数ヶ月なのにまだデートもロクにしたことないんですか!相変わらずというかなんというか…
ともかく、入江とのデートを目標にがぜんやる気を出したKOTOKO。
さらなる勉強に勉強を重ね、すぐに再び転科試験の日を迎えることに…




「は〜…終わった…今年こそ大丈夫なはず…」

「だいじょーぶ琴子、きっと受かってはります!」

「そ、そうだよね、ありがとクリス!今年は絶対合格して、入江くんにご褒美でデートしてもらわなくちゃ!」

なんとか試験に全力を出し切り、金ちゃんの店で一息つきに来たKOTOKO。というかクリスもこの店でバイトするようになったのね

「OH!デートですか!金之助、私たちもデートせな!」

「はぁ?何言うとんねん」

「金之助と映画見たり、一緒に食事しとうおまっせ」

「うっさいわ!仕事中やぞ鬱陶しい!」

「ええですやん、デートしてやぁ…一回くらいデートしてくれたかてええですやん」

「じゃかあしい!仕事の邪魔すんなら出てけぇっ!!」

でもあれから何ヶ月もずっとアプローチしているというのに、金ちゃんはまったくクリスに振り向いてくれないようです
今日もまたこっぴどく金ちゃんに怒鳴られてしまったクリス。どんよりと落ち込んでしまい、公園でKOTOKOに慰めてもらいますが…

「はぁ…もうじき私は、イギリスに帰らななりまへん…」

「え…!?」

「それでも…もし金之助に「帰るな」言われたら、ずっと日本にいてるつもりですねん…
 けど、人のハートは思い通りに行きまへんなあ…」

もともと入江との見合いのために日本にやってきたクリス。本当ならすぐにでもイギリスに帰らされるところを、
今までずっと粘っていただけでも相当無理を通していたことでしょう
ですがそれももう限界、このまま金ちゃんと進展がないのであれば、故郷に帰らなければならないようです
そんな話を聞いてしまい、なんとかクリスのために一肌脱ぎたいKOTOKO。
とにかく2人の距離を縮めようと2ヶ月も先の金ちゃんの誕生日を来週に祝うことにします

「ねえ、入江くんも来るでしょ?」

「行くわけないだろそんなもの…それに来週は俺、担当教授に付いて学会に出るから準備が色々あるんだよ」

試しに入江も誘ってみますが、当然のごとく全然行く気のない反応が…って
あんたら普通に毎日添い寝してるんですか!
これならゆうべと言わず毎日がおたのしみですね(えー  さすが新婚さんはこんな生活が当然か

「が、学会!?学生なのに、それって凄くない!?」

「さあどうだかな…とにかく人の気持ちにああだこうだ口出すのはやめとけよ」

「でも、クリスのこと応援してあげたいんだもん…」

「放っておけ。人の気持ちなんて、変わる時は変わるもんなんだから」

余計な小細工はすんなとKOTOKOをたしなめる入江。それにしても「人の気持ちは変わる」というこのセリフ…
これは自分がKOTOKOに気持ちを変えられたってことを踏まえて言ってるんでしょうね。ぐへへ(何
しかし、そう言われてもやっぱりクリス達を応援したいKOTOKOは、理美・じん子と一緒に誕生日パーティを決行することに…

「「「「誕生日おめでとーう!!」」」」

「いやぁおおきにおおきに!」

「金之助、バースデープレゼントですねん!どうぞ受け取ってください!」

「うっ…?」

「わあ!手編みのセーター!」

「すっごく上手じゃん!」

「お揃いまで作りましてん、編み物は得意じゃないだけど一生懸命編んでんよ!」

これはいい亀仙流の道着ですね(えー
金ちゃん用の金セーターと自分用の栗セーターを編んできたクリス。
センスとしてはアレですが、一週間でこんなものを編んだとなると相当頑張ったに違いありません
金ちゃんもそれを察してか、無愛想な態度の中にも嬉しさがにじみ出ているような感じです

「ぐぅ…」

「わー金ちゃん照れてる!ヒューヒュー!」

「嬉しいなら嬉しいって言っちゃいなさいよ!」

「…うっさいわァ!なんやねんお前ら!
 しょうもないこと企みやがって!
 何回言わしたら気ィ済むねん!
 俺は琴子オンリーラブなんや!」

「き、金之助…」

「こんなもん誰が着るか!
 お前なんぞエゲレスでもメリケンでもさっさと帰ってまえ!!」

「…!」

しかし、照れ隠しにブチ切れてしまった金ちゃんはひどいセリフを!
せっかくのセーターを思いきり叩きつけながら怒鳴ってしまい、激しくクリスを傷つけてしまいます
目に大粒の涙を溜めてしまうクリス。最後の賭けだったセーターもこんな捨てられるような真似をされてしまい、
とうとう金ちゃんを振り向かせるのは無理だと心が折れてしまいます

「…ぅ……わ、分かりはったです…おおきに琴子、理美、じん子…さいなら…!」

「ク…クリス待って!」

「…ふ、ふん!何いっちょまえにスネとんねん」

「酷すぎるよ…金ちゃん…!」

「お…おおげさに言いなや、どうせまたすぐ邪魔しに来るんやろ?」

「来ないよ…!クリスはね…!イギリスに帰っちゃうんだよ…!?
 クリスはね…金ちゃんと離れるのが辛くて、
 なんとか気に入ってもらいたくて頑張ってたのに…!
 なんであんなこと言うのよ!金ちゃんのバカッッ!!」

「あ…琴子…!」

泣きながら店を飛び出してしまったクリスとKOTOKO。
軽はずみな気持ちで言ったセリフが大変な事態を招いてしまい、金ちゃんも沈んだ表情で
自分が投げ捨てたセーターを見つめるのでした
それにしても店に残された理美とじん子気まずすぎる(えー
まあ元はと言えばこいつらのせいなんだから自業自得か:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「だから言っただろ、お前の作戦が上手く行った試しはないんだから」

「…ん…」

「うん…?どうした」

「なんだか…胃がむかむかする」

「泣きながらヤケ食いでもしたんじゃないのか」

「…んぅ…」

「…大丈夫か?微熱があるみたいだな…ちょっと口開けてみろ」

そして今日もまた2人の夜の営みタイム。(えー 
「だからやめときゃよかったのに」とKOTOKOの話に呆れる入江でしたが
KOTOKOからは反論がなく、なんだか少し具合が悪そうな様子です

「あ〜ん」

「腫れはないな…」

「ふふ、ほんとにお医者さんみたい」

「(べしっ)」

「あいたっ!」



水樹奈々の「あ〜ん」ボイス…こいつは強力すぎる!(えー  これはいいニヤニヤシーンですね
とにかく原因はよく分かりませんが、少し体調を崩してしまったらしいKOTOKO。
翌日になってもあまり良くなってないようで、入江はちょっとだけ心配そうな様子で学会へと出発します

「今日はおとなしくしてろよ」

「はあい」

「琴子ちゃんどうかしたの?」

「あっ、ええまあ大したことはないんですけど、ちょっと微熱と吐き気が…」

「こ…琴子ちゃん今なんて言ったの!?吐き気があるの!?」

「は、はい…」

「微熱もあるのよね!!」

「ええ…」

「月のものは!!!」

「…ちょ、ちょっと遅れてますけど」

完全に妊娠だコレー!!(えー
KOTOKOの症状で妊娠を確信した入江ママ、「この日が来るのをどんなに待ったか!」と言わんばかりに
ドタバタと何かの準備を開始!とりあえずはあれか、すっぱい食べ物でも大量に買いこんで…(えー

プルルルルプルルルル

「もしもし?」

《琴子…今までありがとでした、今日の飛行機でイギリスに帰ります…》

「え…!?ちょ、ちょっとクリス!?」

そんな浮かれムードの入江家とは反対に、非常に深刻な様子で電話してきたクリス。
なんと残り数時間でイギリスに帰ってしまうそうです。確かに「もう帰る」とは言ってましたがまさかこんなに早いとは…
とにかくクリスに会いに行こうと大急ぎで空港へ向かうKOTOKO。金ちゃんにも来るように電話をかけますが、
「あっそう、俺仕事の方が大事だし」と金ちゃんからは血も涙もない返答が…



「おい金之助…」

「え、な、なんですか?」

「下ぁ見てみろい」

「…うげ!?」

しかし、やはり本心ではクリスが気になって仕方ない金ちゃん。
厨房に入ったものの、おかしくなった時の言葉様のように延々とかつら剥きをやり続けて、厨房を大根の皮だらけにしてしまいます

「今日はなんだかおかしいぞ?」

「す、すんまへん…今日は…今日は…」

「うん?」

「た、大将…!すんまへん!今日は抜けさしてください!」

「ど、どこ行くんだおい!金之助!」

そしてついにいてもたってもいられなくなり空港へ走る金ちゃん!
クリスの飛行機の出発まで残り2時間半、神奈川から成田空港まで間に合うのか…

「琴子…日本ごっつ楽しかったでっせ、金之助に伝言頼みますわ」

「クリス…」

「ほな琴子!今度はほんまにさよならでっせ!」

「あっ…クリス!」

「…ほんまは…最後にもう一回金之助に会いとうおましたなあ…でも…バイバイですわ…」

しかし時間の流れは情け無用です、とうとう金ちゃんが現れないままクリス出発の時間となってしまいました
最後まで後ろ髪を引かれる思いのクリスでしたが、金ちゃんの本心を知らない以上諦めるしかありません
ついにKOTOKOと別れの挨拶を交わすと、空港のゲートの向こうに姿を消してしまい…

「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…!」

「き、金ちゃん!遅いよ金ちゃん、何してたの!」

「ゼェ…ゼェ…ク、クリスは…?」

「もう行っちゃったよ!」

「な、なんやと!?くっそ…あんアホが!」

クリスの姿が見えなくなって間もなく、あの恥ずかしいセーターを着てようやく金ちゃん到着!
今ならまだ、ゲートを強行突破してしまえばギリギリ間にあうか…
再び駆け出そうとする金ちゃんでしたが、その前にくるっとKOTOKOの方を振り向くと…

「…琴子…すまん!!」

「えっ…」

「クリス!待たんかクリスーーッ!!」

俺の青春よさらば! 今までの恋を振り切りクリスを追う金ちゃん!
しかしゲート周辺に配備されているガードマン達も、そうやすやすと突破させてくれるほど甘くはありません
ここで金ちゃんを通してしまうことはテロリストに屈するのと同じようなもの:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



「こ、困りますよここから先は!」

「クリスどこやぁぁああぁ!!」

「と、止めろ!止めろーっ!!」

「クリスこらぁぁぁ!!戻って来んかあああ!!聞こえんのかボケェッ!
 お前の編んだセーター着てきたんや、頼む見にこいやあああっ!!
 お前のことほんのちょびっと好きになったるさかい、日本にいてろや…!
 クリス…帰って来ぉぉぉい!!」

必死にクリスの名前を叫びまくる金ちゃん。その声が聞こえたクリスが戻ってくる…かと思いきや、
実際はそんなに甘くありませんでした、とうとうクリスに会うことができないまま飛行機はイギリスへ…
何もかもが手遅れになり、ベンチで放心状態になってしまう金ちゃん。
自分があんな酷いことさえしなければ…と、悔やんでも悔やみきれない様子です



「うう…う…う…クリス…」

「はいな金之助!」

え…?(゜д゜;)な、なぜお前がここに!?たった今飛行機ですっ飛んでいったはずのクリスが目の前に!
何が起こっているのかまったくワケが分からない金ちゃん。やはりさっきの騒ぎを聞きつけて引き返してきたとか…?

「な、なんでお前…!」

「私、帰ろう思うてたんですたが…金之助の顔ばかり浮かんで、いてもたってもいられへんで…
 飛行機降りてもうたんですわ」

「あ、あの、クリス…金ちゃんの声が聞こえて帰ってきたんじゃ?」

「…?金之助、何か言ったでっか?」

しかし、あの恥ずかしい叫びは全然クリスに聞こえてませんでした(ノ∀`)運がいいのか悪いのか…
とにかく金ちゃんのことを諦めきれずにまた戻ってきてしまったクリス。
ですが金ちゃんはクリスが戻ってきて嬉しいやら、あんな騒動起こして恥ずかしいやら…とにかく今はそそくさ帰ろうとしてしまいます

「な、なんでもないわ、気にせんとき」

「待ってや金之助!迷惑なんはごっつう分かってます!」

「は、放せや…!」

「せやけど金之助の気持ちが変わるまで、アタックアタックしまっせ!」

「…!?」

ぶっちゅうキター!!
クリスの不意打ちキス炸裂!まさかの展開に、ゆでダコのように真っ赤っ赤になった金ちゃんは卒倒してしまいます
しかしせっかくのキスシーンも、金ちゃんだと絵にならないところが悲しいな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ともかく金ちゃんとクリスの仲はこれで一件落着。よかったよかったと満足げに入江家に戻ったKOTOKOでしたが…



「あ、あの、お義母さまこれは一体…」

「見れば分かるでしょ!ベビーグッズよ!
 もういてもたってもいられなくって、おほほほ!」

なんとそこには山と積まれた大量のベビーグッズが!あんたどれだけ気が早いんだよ!
オムツだのガラガラだのあと何ヶ月後にそんなものが必要なのかと…そもそも本当に妊娠してるかどうかも分からないっていうのに…

「えーっと、あの…」

「琴子ちゃん、あなたおめでたなのよ!」

「ええ!?私が!?」

「そうよ、子供を二人も産んだ私が言うんだもの!間違いないわ!」

「入江くんと…私の赤ちゃん…!」

「おい…なんの騒ぎだ」

と、そんなえらいタイミングで入江が帰宅!こんなとんでもないニュースを聞かされた時には、さすがの入江と言えどもどんなに驚くか…

「い、入江くん!?帰ってくるの明日じゃ…」

「………。まあ今日は」

って…あれ?本当なら入江が学会から戻るのは明日だったようです。
一体なんで早く帰ってきたのかと思えば、入江は珍しく口ごもってしまい…

「ほらほら琴子ちゃん、報告があるでしょ!」

「…あっ、あの…あ、赤ちゃん…できたみたい…」

「なっ…ほ、本当か!?」

「たぶん…」

「たぶん…?医者は!」

「ま、まだ行ってない」

やはり妊娠と聞いてはさすがの入江も大慌て。ですがちゃんとした確認をしていないと知り、だったら今すぐ産婦人科だ!と
KOTOKOを連れて家を飛び出してしまいます。そして産婦人科に駆け込み、KOTOKOの診察の結果は…

「…………入江くん…私…胃が荒れてるって…」

「…違ってたんだな」

「うん…ご、ごめんなさい…勘違いだったみたい…私みんなに何て言えば…」

「ったく…医者も行かずに先走るからだ」

ですが妊娠はまったくの勘違い。キャベ2でも飲んどけば治るような単なる胃炎でした(えー
家では「懐妊御膳も近所に配るぜー!」と大騒ぎしてるのに一体どうしたら…と頭を抱えてしまうKOTOKO。
入江も多少気が抜けたような複雑な心境ですが、他にもKOTOKOに聞きたいことがあるようで…

「それよりお前、結果はどうだったんだ。発表今日だっただろ」

「え…?あ!!」

そう、クリスのことやら妊娠のことやらですっかり忘れていましたが、
今日は2度目の転科試験の結果発表日。そのまま2人は産婦人科から大学に向かい、掲示板に結果を見に行くことに…

「何やってんだよ、結果はもうあそこに出てるんだから」

「わ、分かってるけどまだ心の準備が…」

「ったく…」

「あっ、ああっ、あっあっ」

「あ…!!」

「あ…あったぁ…!!」

ビクビク入江の背中に隠れながら結果を見てみると、合格者の中に紛れもなくKOTOKOの名前が!
あまりに嬉しくてへなへなと座り込んでしまうKOTOKO。やれやれといった様子でそれを助け起こした入江は、
そんなKOTOKOを連れてどこかへ行こうと…?

「あ、安心したら力が…」

「まったくしょうがないな…ほら行くぞ」

「へっ…どこに?」

「…合格したら、デートするんだろ」

「あ…!ありがとう入江くん!ね、ねえもしかして、
 今日はこのために早く帰ってきてくれたの!?」

「まあな」

お…おお!何かと思えば冒頭で言ってたあの約束ですか!
KOTOKOの合格発表とデートのためにわざわざ早く帰ってくるとは、入江め律儀な奴…

そうとは知らず、入江家では浮かれまくったママ達が命名の準備を進めていました
どこまで気が早いんだあんたらは!というか一人一つずつ名前を考えたようですが、それぞれ考えた人の個性が出てて面白いですね
KOTOKO大好きの入江ママは琴音、裕樹は「ボクの字を分けてやろう」と言わんばかりに裕太
入江パパは自分が重樹で息子が直樹・裕樹なので正樹
でも唯一KOTOKO父だけはなんで太郎なのか意味分かりません(えー
自分の名前も重雄だし、どこから出てきたんだそんな名前…

関係ないんですけど、オープニングのタンクトップ姿の入江がフェロモン出しまくりで吹いた:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
なんという今さらな話題…いつも録画だからオープニングあんま見てないんですよ、次回に続く


■イタズラなKiss 第17話 「ねたまれそうなNEWフェイス」
 

「入江さんでしたっけ、確か編入してきた」

「あ、は、はい!入江琴子です!」

「小倉智子です、私も看護士になるのが子供の頃からの夢なの。よろしくお願いします」

「あ…よろしく!」

「アタシ〜ぃ、品川真里奈。夢は医者の妻になって玉の輿に乗ること」

「た、玉の輿って…」

「まだそんなこと考えてんのか、そんないい加減な気持ちで
 この仕事やるんじゃねーよ!この仕事は自分の将来より、
 人の将来を考える献身的で神聖なものだ!俺は命ある限り最善を尽くす!」

「男子もいるんだぁ…」

「私、桔梗基(ききょうもとき)。モトちゃんって呼んでね」

「ひいっ!?」

「なによひいって…」

「だ、だっていきなり地の底から声が這い上がってきたものだから…」

「失礼ね…!」

今日から新たに看護科での生活を開始したKOTOKO。ここでは5人1組のグループで実習を重ねていくようで、
KOTOKOも一緒に看護士を目指す仲間4人と顔を合わせることになりました
とても礼儀正しくて親しみやすい小倉智子、いかにもギャルな感じで軽い性格の品川真里奈、
チャラそうな見た目とは裏腹に熱いくそ真面目な鴨狩啓太、そして声の野太いオカマの桔梗基…
智子以外は白衣の天使とずいぶんイメージが違いますね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

そして基の声を担当するのは才賀みつき。というかいつもの才賀ボイスで喋ってるのに
「地の底を這いずる野太い声」とまで言われるのはどうなんだろう(えー
それと小倉智子って名前、どう考えてもとくダネの小倉智明から取ったと思うんですが…全然共通点ないのになんで?(´・ω・`)

それとKOTOKOの胸が普通に膨らんでることに衝撃を受けました(えー
いやだって原作版KOTOKOの胸は悲しくなるほどほんっとーにまっ平らだから…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「そんなことより、あんた医学部の入江さんとは無関係の入江よね!」

「へっ、い、医学部の入江って…」

「学部4年生!この大学、ううん日本の大学屈指の天才入江直樹よ!
 しかも頭がいいだけじゃなくて超カッコいいんだから!」

「そーそー、私なんて彼のウワサ聞いてこの大学選んだんだもん。
 これほど私の条件にピッタリの男いないもんねー」

「ったくどいつもこいつも…男目当てなんて動機が不純すぎだ!」

ところが基は「入江は俺の嫁」と相当入江に入れ込んでいるようです。オカマのうえにガチホモだったとは:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
さらに真理奈や智子も入江に惚れている様子。KOTOKOは「チクショーあれは私のもんだぞ」と釘を刺そうとしますが…

「でも彼って結婚してるんでしょ?」

「な、何を隠そう私が」

「そこなのよぉ!一体どんなパーフェクトな女が
 あの入江さんを射止めたっていうのかしら!?」

「あ、あのう実は」

「拝んでみたいわよねー、もちろん美人で頭のいい才女に決まってるだろうけど」

「当たり前よ!!でなきゃこの私が許さないわ!」


(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS

うるさいZE!
少し黙ってろ!
(えー

しかしKOTOKOの話をまったく聞いてくれない基たち。「しけた嫁だったらぶっ殺したるー!」と暴走する基の姿を見て、
KOTOKOはすっかり話を切り出すタイミングを逃してしまいます

そんな調子で結婚のことを隠しながら生活するハメになったKOTOKO。
ところが数日後、KOTOKOは「ちょっといいとこ遊びに行こーぜ」と基たちに放課後連れ出されてしまいます

「こ…こ…ここって…」

「ふふふ…あれが入江邸よ!」

「な、なんでまた…」

「決まってんじゃない、奥さん鑑定よ」

「ぐげげ…」

「あれあれ?みなさん見慣れた所に行くんですね^^」って自分の家だコレー!!
なんと入江の嫁見たさにわざわざ入江邸にまでやってきた基たち。もちろんKOTOKOがここに住んでるなんて夢にも思いません

「家事もしないグータラだったら、きっちり離婚に追い込んでその後アタックよ!」

「何よグータラなんて!見もしないで失礼じゃない!」

「なにカッカしてんのよ…?」

「だ、だって…入江くんの奥さんは!」

「帰ってきたわ、奥さんも一緒よ!」

「よく聞けこのバカヤロウども!」とKOTOKOが嫁の正体を明かそうとしたその時、ちょうど道の向こうには帰ってきた入江の姿が!
その横にはなんと、たまたま駅で一緒になった熟女松本が並んでいました
それを見た基たちは、すっかり松本が入江の嫁だと勘違いしてしまいます
さては「あんな熟女がなによ!私たちの若さの前に砕け散るがいいわ」とライバル心を燃やす展開が:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「奇麗な人…!」

「すっ、凄くお似合いじゃない…」

「ちょー美人かも…これはもう諦めるしかないわね…」

お前らどういう美的感覚してんだよ!(えー  この熟女がそこまで美人に見えますか!
正直私の中の美人度でいうと、KOTOKO>真理奈>智子>>>松本≒基とかそんくらいなんですが…(えー
ともかくとんだ勘違いをしてしまった基たちは、この件ですっかり入江を狙う気をなくしてしまったようです

しゅこしゅこしゅこしゅこ

「それにしてもいい女だったなぁ、入江さんの奥さん…」

「もう完敗って感じ、顔もスタイルも…」

そして翌日の授業にて、KOTOKO達は血圧を測定する実習をやらされていました。バンドに空気を送って腕を締め上げるアレですね
というか「顔もスタイルも完敗」って基、お前はそれ以前に性別の時点で完敗だろと突っ込まざるをえない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

しゅこしゅこしゅこしゅこしゅこ

「やっぱいい男にはいい女がついちゃうのよねえ、そう思わない琴子?」

「そ、そうね〜、おほほほほほ」

しゅこしゅこしゅこしゅこしゅこしゅこ

「おいっ!くだらねえこと言ってねえで集中しろ!」

「そ、そうみんな集中集中!」

「お前に言ってんだぁっ!いつまで空気入れてんだ!?
 腕の色変わってきてるじゃねーか!」

「あわわわ、ご、ごめん!ごめぇん!」

しかしあんな釈然としない形で嫁問題が解決してしまったKOTOKOは、心ここにあらずといった感じで
ぼけーっと啓太のバンドに大量の空気を送ってしまいます
その結果、締められ続けた啓太の腕が腐ったサツマイモみたいな色に!キモイヨー!
慌ててバンドを緩めたKOTOKOは、気を取り直して啓太の脈を測ろうとしますが…

「あ、あれ…?脈が!?」

「な、なんだよ…?」

「しないの脈の音が!啓太くん死んでるよ!!」

「ん、んなわけねえだろバカ!」

「お医者さんに診てもらったほうがぁぁ!」

「…おい琴子…聴診器が裏返しに入ってるのは、何か特別な理由でも…?」

「あれ?うそぉ!あははは、そりゃ聞こえないよねえ」

「ざけんなぁぁっ!!男追いかけてる暇があったら少しは自覚持って勉強しろ!」

しかし聴診器のつけ方を間違えて「お前はもう死んでいる」と大騒ぎしてしまうKOTOKO。
次から次へとドジをかますKOTOKOに基たちはすっかり呆れてしまいます。ところがその時、ガラッと教室のドアが開いたかと思うと…

「おい琴子、おふくろが買い物頼みたいから電話くれって。お前携帯の電源切ってるだろ」

入江キター!!いきなり教室にやってくるなりKOTOKOに名指しで伝言を!
それだけ伝えてさっさと自分の教室へ戻ってしまう入江。
ですが、全員入江のファンと言っても過言ではない看護科女子はみんな硬直してしまいます
今のセリフから女子達の到達した結論とは…つまりKOTOKOは入江さんの妹だったんだよ!!(えー

「「「こ…琴子ーーっ!!」」」

「ご、ごめんなさい!つい言い出せなくて…
 嘘つくつもりじゃなかったの!ホントごめんなさい!」

「いいのよ謝んなくて」

「私たち全然怒ってないわ」

「み、みんな…!」

「琴子が入江さんの奥さんなら、何も私たち諦める必要ないものねー!」

「まだまだ望みがあるってこと!」

「そ…それはどういう意味かしら…」

KOTOKOが入江さんの嫁だったなんて…だったら余裕で寝取れるじゃないか!
と、逆に大喜びしてしまう女子一同。結局誤解は解けても全然KOTOKOの気苦労は減ることがないのでした

「そしたらねえ、啓太のやつ『お前みたいなトロい奴、
 看護士になるなんて100年早い』ってゆーのよ!
 100年も生きてらんないっつーの!」

「俺に話ってそれか?」

「あっあっ、いや実はお願いがあって…」

そんなある日、金ちゃんの店に入江を誘ってヤケ酒をかっくらっていたKOTOKO。
わざわざ愚痴言いにきたんすかと入江に突っ込まれると、KOTOKOはぼそぼそと本当の用件を切り出します
実は結婚がばれて以来、KOTOKOをダシにして入江に近づこうとあれこれ考えていた基たち。
てはじめに「さて私たちを騙してた償いをしてもらおうか」とKOTOKOの弱みを突きまくり、
入江たち医学部と合コンさせろと迫っていたのです

「嫌だね」

「ええ!?そ、そんなあっさり…ほら、女子の少ない医学部と
 男子の少ない看護科!新しい出会いが必要でしょ?」

「新しく出会っていいのか?俺」

「うっ…そ、それは…」

しかし当然ながら合コンなんて全然出る気なしの入江。KOTOKOとしても、入江を他の女に差し出すなんてまっぴらごめんです
結局失敗に終わってしまったKOTOKOの説得。それでも大学へ行ってみれば「合コンまだー?合コンまだー?」
基たちのやかましい催促が…どうしたらいいかKOTOKOが頭を抱えていると、
その時入江から「今日飲み会行くことになった」との電話が。すかさずKOTOKOにどこの飲み屋か白状させた基たちは、
「いやあ偶然って恐いわあー!」と、偶然を装って医学部の飲み会に突撃してしまいます

わいわいがやがや

(ふーんだ!なんだか楽しそうじゃない…!女の子に囲まれちゃってさ!)

嫌々合コンに巻き込まれる形になってしまった入江。ただでさえ無愛想なのにそんな不機嫌にさせたら!
…と思いきや、いつもと違って入江はやけにフレンドリーに会話しているようです
言い寄ってくる女は冷たく一蹴するあの入江が…もしやKOTOKOと長いつき合いになる級友相手だから、
人間関係をこじらせないでやろうという入江の気遣いでしょうか?
しかし理由がなんだろうが、入江が女と仲良く喋る姿に嫉妬しまくりなKOTOKO。今日もガブガブヤケ酒です
なんだかハネムーンの時から毎晩がヤケ酒な気がするな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「お前さー、酒弱い?」

「んぇ?啓太こそウーロン茶ばっか飲んで、軟弱者ー!」

「そりゃどーも…しかしいい気なもんだなお前のダンナ、女にちやほやされて」

すると盛り上がってる中からハブられた者同士、啓太がKOTOKOの話し相手になってきました

「入江くんはねえ、そんな軽いナンパ男とはちぃがぁうの。あれはお付き合い」

「その割にはさっきからずいぶん気にしてるじゃん」

「そ、それはそのう…」

「毎日ダンナのことばっか考えて、うわの空だから実習もミスるんだよ」

「ぐくっ!うわの空なんかじゃないわよ!大体アンタねぇー生意気なのよ!
 あたしゃ年上なのよ!少しは敬ったらどーなの!」

「ダンナが医者になるから私も看護士に、なんて軽い気持ちの奴を敬えるかってえの」

「ぬ、ぬあんですってえええええ!!」

しかし容赦なくKOTOKOの痛いところをガスガス突きまくる啓太!ただでさえ絡み酒のKOTOKOが大変なことに!
そして啓太を取って食おうとばかりに、がたーんと立ち上がったKOTOKOでしたが…

「んんんんんー!!鴨狩啓太!けつぁーつだって抑制法だって!
 すぐに上手くなってれへぇ〜…はがっんっ…んっぷっ…んんう〜」

こ、これはまさか…ゲロキター!!(えー
怒鳴り出した瞬間いきなり顔を真っ青にしてばたーんと倒れるKOTOKO!こ、これはKOTOKOの顔の下がきっとゲロの海に!って…

琴子かわええええええええええええ
盛大にゲロをぶち撒けるかと思いきや、すやすやと安らかに寝息を立て始めてしまうKOTOKO。
この寝顔の悩殺具合ときたらどうか!恐らく啓太もズギューンとときめきまくっているに違いありません(えー

「琴子さーん?」

「寝ちゃったか?連れて帰るわ」

「…おい、女にちやほやされる暇があったら、
 少しはこいつのフォローしてやったらどうなんだよ」

「…誰だお前?」

「お前じゃない、鴨狩啓太だ」

「俺が琴子をフォローしようとしまいと、お前には関係ない。
 それから…琴子のことをこいつ呼ばわりするな」

「…!」

うおおおお早速啓太フラグキター!!今のでKOTOKOに情が湧いてしまったのか、
すかさず入江に食ってかかる啓太。しかし入江は「うるせー馬鹿」と全然話を聞こうとしません
それどころかこいつ呼ばわりをやめろときついセリフを…
それはつまり「琴子をこいつと呼んでいいのは俺だけだ」ってことなんでしょうか(え−
そうまで言われて明らかに入江に怒りを感じる啓太。こりゃ完全に三角関係勃発って感じですぞ

   

ていうかなにげに入江の運び方すげええええ!!
普通にお姫さま抱っこして店を出ていきやがった!こんな公衆の面前でなんてやつだ!
そういえば前にKOTOKOが盲腸でぶっ倒れた時も、同じようにして病院に運んで行ったっけな…
涼しい顔してこんな恥ずかしいことも平然とこなすとは…入江め恐ろしいやつよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「んにゅ…見てろけーた…私は立派な看護士に…ぐ〜…」

「…」

しかしそんな帰り道、ぐーすか夢の中のKOTOKOは入江の耳元で啓太の名前をつぶやいてしまいます
内容はそう大したもんじゃありませんが、それでも今あんな言い合いをしてきた男の名前を出されてしまうと
入江的にはかなり面白くないんじゃないでしょうか。この三角関係は結構こじれてきそうな気が…

「あいったたた、頭いたぁ〜…」

「琴子ちゃん大丈夫…?具合悪そうじゃないの、今日ぐらいはゆっくり出かけてもいいんじゃない?
 ここのところ毎朝早く出かけてるみたいだけど…」

「え、ええ、ちょっと…」

そして次の日。二日酔いで頭がガンガン痛いKOTOKOは、なぜか入江たちがまだ寝てるくらいの早朝に家を出発しようとします
入江ママの話によれば、KOTOKOはこのところ毎日そんな朝早くに家を出ているようで…

「まさか、お兄ちゃんと上手くいってなくて家に居づらいなんてわけじゃ…」

「ち、違います違います!ちょっと自主トレを…じゃあ行ってきます!」

「あっ、琴子ちゃん!はぁ…ちゃんと上手くいってるのかしら、夜とか…」

ちゃんと毎晩エッチしてるのかしらと心配する入江ママ…それはいい着眼点ですね!(えー
一緒に寝てるKOTOKOと入江が、毎晩どんなことになってるのか気になる視聴者も多いことでしょう
ここらでいっちょその辺をあまさず描写してもらって:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「はい、ちゃんと並びましょうね…よいしょ…よし、あと一個だ…!
 えっ、わっわっ、あっええあぁぁ〜〜!!」

そしてKOTOKOが家を早く出ていた理由とは、上手くできなかった実習の内容を何度も何度もやり直しているからでした
人知れずこうして努力しているのにちっとも上手くならないKOTOKO。
何度もめげそうになりますが、それでももう一度頑張ろうと練習をやめようとはしませんでした

「で、できた…!よし、次は血圧を…えっ」

「…今度は聴診器、裏返しにすんなよ」

「け、啓太…!?ありがと!」

そんなKOTOKOの秘密特訓に居合わせてしまった啓太。ぶっきらぼうな話し方でKOTOKOに付き合いますが、
KOTOKOにニコッと笑顔を向けられると、真っ赤になって顔をそむけてしまいます
もはや完全にKOTOKOの虜ですよ!まあこんな天使の微笑みを向けられちゃ無理ないよな…KOTOKOかわいいよKOTOKO

「ん?なあに?」

「べっ…別に…」

「よっしゃ、これでバッチリ!」

「ばーか、まだバンド巻けただけじゃねえか。ったく頼むよ」

「えへへへ、ごめんね」

傍から見ると、仲のいい2人がじゃれ合ってるように練習を進めていくKOTOKOたち。
そんな時、偶然にも廊下からそんな2人を目撃した人物が…って
よりによって入江だー!!うわあああああああ
こうなるとさすがに心中穏やかじゃないことでしょう、嫉妬を抱えた入江はどうなってしまうのか…次回に続く!

しかし今日のKOTOKOは可愛いなんてもんじゃねーぞ常識的に考えて…
いやあ素晴らしい回をありがとう。作画の崩れさえなければイタキスは本当文句なしに面白いわー






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