■イタズラなKiss 第18話 「不機嫌なトライアングル」
「唾液の消化酵素はぁ…プチアリン…胃液はペプシンと…イ、イリ…イリパ…」
「ペプシンとイリパーゼ。膵液はトリプシン、アミロプシン、ステアプシン、ヌクレアーゼ」
「ゆ、裕樹くんなんで言えるの?」
「お前が同じページばっかり何度も大声で読んでるからだろ!」
「ファイトよ琴子ちゃん、トリプシンやアミロプシンが何よ!」
「お、お義母さままで…はあ、これじゃまた啓太にバカにされちゃうなあ」
今日も今日とて看護士の勉強のために、自宅で教科書をあーだこーだと読みふけっていたKOTOKO。
しかし家族たちの前でふと啓太の名前を漏らしてしまいます。それを聞いていた入江からすれば、
前回ラストでKOTOKOと啓太のいちゃいちゃシーンを目撃した直後なだけに、苛立ちを感じずにいられません
さらに啓太の話を続けるKOTOKOを見るや、入江は不機嫌そうに席を立ってしまい…
「あっお兄ちゃん?琴子ちゃんの勉強付き合ってあげなさいよ」
「そんな暇ないね」
「…まったく冷たいんだから!」
「い、いつものことですから」
そして部屋を出て行くやいなや、いつぞやの懐中電灯ヅラを髣髴とさせる演出で立ち尽くす入江!イラついてますなー
これ以上啓太と関わると血の雨が降ることになりそうですが(えー
しかし数日後、KOTOKOは学校の採血実習でまた啓太と組むことになってしまいます
「だぁぁああ!いってえっ!」
「ご、ごめん、血管が見つからなくて」
「い、いってえぞおいっ!は、針で探すな!は、あ、う、うううああ…!」
「お、お気の毒に…」
ところが注射のヘタクソすぎるKOTOKOは、血管を見つけてから刺すのではなく
注射をブスブス刺しまくりながら血管を探すという世にも恐ろしい真似で啓太を苦しめます。何本目に死ぬかな〜?(えー
「琴子さん、私代わろうか?」
「だ、大丈夫」
「けど、このままじゃ啓太が穴だらけになっちゃう…」
「い…いいよ、最後まで琴子にやらせなきゃ実習の意味がないだろ」
「だめよ、啓太もこれ以上痛い思いしたくないでしょ?」
(あれ…智子ってひょっとして啓太のこと…)
「もうやめてKOTOKO!とっくに啓太のライフはゼロよ!」と、口を挟んできたのは
いつもは大人しいあの智子。それが今日は妙に強気で啓太の相手を変わろうと…
これはもしや、啓太に対して片思いをしているとかそういうことなのか…?
でも智子って入江のことも好きだって言ってたし、そうなると見かけによらずミーハーなんだな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
結局智子の申し出は啓太に拒まれてしまい、星の数ほど啓太をブスブス刺しまくったKOTOKOは
夕方まで居残りしてようやく啓太の血液を採取完了。早速それを医学部へ届けに行きますが、血液の回収担当はなんと入江…
「こいつらまた今日も2人っきりで…」と、入江の不機嫌度はもはやスーパーエアロブーストモードでアクセル全開です(え−
「入江くーん見て!ちゃんと出来たよ!」
「たかが採血に何手間取ってるんだよ」
「…あ…」
「…!琴子だって頑張ったんだ、旦那だったら一緒に喜んでやれよ!」
「あいにく、仕事と家庭を混同するほどぬるい人間じゃないもんでね」
「い、いいの啓太。私のせいで待たせちゃったんだし…ごめんね入江くん」
「あんな冷たい言い方されてムカつかねえのかよ…!」
「いつものことだもん、入江くんは私のこと甘やかさないんだ」
「…」
血液を持ってきたKOTOKOに振り向きもせず「何やってんだウスノロ看護士が」と冷たく言い放つ入江。
その場は「いつものこと」と気にしないよう努めるKOTOKOでしたが、家に帰ってからも入江の冷たい態度は変わらず…
「ほ、ほうれん草祭りかよ…」
「琴子ちゃんが血を採ったって言うから鉄分補給にね!血を抜く時ってイッタイのよねぇ〜」
「抜く奴の腕によるだろ」
「あ、そういえば智子の注射は全然痛くなかったって!」
「智子さんってクラスメイト?」
「はい、天使みたいに可愛い子なんです!あっそうそう…智子ったらね、
どうやら啓太のことが好きみたいなの!やっぱ応援してやらなきゃだよね、啓太って凄くいい奴だし!」
「どうだっていいよそんな話。ごちそうさま」
啓太で止まってすぐ離席〜狂気の入江直樹〜(えー
もはや啓太の話は入江にとって完全にタブー。啓太の言葉を聞いた途端に会話をすべて一刀両断してしまいます
夜も同じベッドでKOTOKOと寝ているのに、2人の間に見えない壁があるかのように、気まずい空気が漂うばかり…
そんなある日、今度は医学部と合同での解剖実習をやることになったKOTOKO。
解剖と言えばカエルとかマウスなんかを思い浮かべてしまいますが、
そんなのとはワケが違い解剖するのは人間の死体です。いやあああああああああ
「大事なご遺体だからな、しっかり勉強させてもらえよ」
「あっ、い、入江くん!」
「いやあん手術着もステキ!ああ、あの汗を拭いて差し上げたい!」
「ダメだよそれは私が!」
「はっ…!う、う…うぷっ…」
「む、むぐぐ…お、おえっ…」
手術室で入江と一緒になって大喜びのKOTOKO達でしたが、手術台に転がる死体を見るや一発で顔面蒼白に!
KOTOKOのラブパワーすらも上回るグロさだなんて相当だな…あぁ想像したくない(´・ω・`)
「医学の進歩のために、力になってくださったご遺体に感謝して…合掌。
ではご遺体に両手をつけて、よろしくお願いしますと挨拶してから始めます」
「う…ううっ…あ、あ、あたし心臓が飛び出しそう…!」
あのず太い真理奈でさえガクガクして直視もできないようなグロ解剖。
そんな中、たった一人だけご遺体の前にずいっと歩み出た生徒が…
「私やります!こういうの全然平気ですから!」
ぐちゃっぬちゃっべちゃぐちゅぬる
「ああ…これが心臓ね…」
うぎゃあああああああああああ
めちゃくちゃグロい音を立てながら死体の内臓をまさぐる智子!しかも「チョー気持ちいい」と言わんばかりの恍惚とした表情です。おええー!
大人しい顔をしてこんな内臓フェチの一面があったとは…悪趣味としか言いようがないな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
そして智子ほどスムーズには行かずとも、ぶるぶる震えながら内臓に触れ始めたクラスメイト達。
しかしKOTOKOは、あまりのグロさに意識がぶっ飛んで卒倒してしまいます
そんなKOTOKOを慌てて抱え上げたのはやはり啓太。大急ぎで医務室のベッドへKOTOKOを連れていきますが…
「薬、薬…あ、これじゃ苦しいよな…」
「すぅ…すぅ…」
「…」
KOTOKOをベッドに寝かせてマスクを取ってやる啓太でしたが、その唇を見ているうちによからぬ気持ちがムラムラと…
そしてそのまま人は…流れに乗ればいい…とキスの態勢に入ってしまいます(えー
「それからどうすんの」
「…!!」
その時背後から入江の声が!ふと気がつけば医務室の入口からギロリと睨んでおります
さすがの啓太もこんな恥ずかしい場面を見られては、ばつが悪そうに縮こまってしまい…
「またお前か」
「………別に俺は」
「わざわざ悪かったな、あとは俺が見るから実習戻れよ」
「…はあ…」
「人のかみさんにちょっかい出そうなんて思うなよ」
「…偉そうに…!さんざん琴子に冷たくしておいて、こんな時だけ旦那ぶるんじゃねえよ!」
ここぞとばかりに容赦なく啓太を責めまくる入江でしたが、言いたい放題な入江に啓太もついに爆発!
完全に修羅場になってしまいました、2人の視線の間にはバチバチと激しい火花が…
「お前にとやかく言われる筋合いはない」
「あるさ…!俺の方があんたより琴子のことを考えてやれる!
あんたなんかよりずっと大事にしてやれる!」
「ふーん…上等じゃないか」
「ふん…!」
ハッキリと入江に宣戦布告する啓太!こいつは本格的にドロドロになってまいりました
そのままプイッと啓太は医務室を去ってしまい、入江はKOTOKOの意識が戻るまで横で見守ることにします
しかし、そんな入江に空気読めない教授から緊急の呼び出しが…(えー
やむなく入江が一旦医務室を留守にすると、ちょうどそのタイミングでKOTOKOが意識を取り戻してしまい…
「あっ、琴子さん!大丈夫!?」
「どうなの具合は…?」
「ま、まだちょっとクラクラするかも…」
「…あいつはどうしたんだよ」
「あいつ…?」
酔っぱらいみたいなおぼつかない足取りで、フラフラと智子たちのところへ戻ってきたKOTOKO。
ですがKOTOKOは入江が傍にいたことなんて知るよしもありません
啓太にとっては「何あいつ、偉そうなこと言って放置プレイとかふざけてるの?」という気に入らない状況…
結局体調の優れないKOTOKOをまた啓太が家に送っていくことになり、
誰もいない医務室に戻ってきた入江はぼーぜんと立ち尽くすことに…
「ごめんね…啓太には迷惑かけっぱなしだね」
「んなこと気にすんな。お前は頑張ってるよ、もっと自分に自信持てよ」
「あ、ありがとう…」
「琴子ちゃーん!」
「あっ、お義母さま…」
いい雰囲気で入江家までやってきた2人でしたが、ちょうどそこに買い物帰りの入江ママが!
まさか「琴子ちゃんをたぶらかすゲス男め!」と、入江ママとも険悪な仲になってしまうのか…
「こちら鴨狩啓太くん。この前話した…」
「あぁ、熱血の!」
「…?」
「私、今日解剖の実習で倒れちゃって送ってくれたんです」
「あらやだ…大丈夫!?わざわざすいませんでした」
「いえ、じゃあ俺はここで。無理すんなよ」
あ、あら?(゜д゜;)実にあっさりとした対応で何も問題なく去っていく啓太。
もっとKOTOKOに粘着しようとすれば入江ママが黙っていなかったでしょうが、
立場をわきまえた紳士的な対応で、入江ママの目にも優しい好青年と映ったみたいです
「じゃあ反対方向だったの?鴨狩くん…親切なのねえ…」
「…」
「それに引きかえお兄ちゃんったら!琴子ちゃんが倒れたっていうのに、放ったらかしで今ごろ帰ってきて!」
「あの程度で倒れてるようじゃ看護士なんて務まらない。
本気で看護士目指すんなら、もう少し気を引き締めるんだな」
「そ、そうだよね…」
「んっまあ何なのアレ!?」
それどころか、むしろ入江に対してブチ切れまくるママ。入江の帰りが遅かったのは、医務室から消えたKOTOKOを
探していたせいかもしれませんが…だとしても、何もかもが裏目になってすれ違うばかりですね
しかしママは、啓太に対して好感を持ってはいるものの、あの少ないやり取りで啓太がKOTOKOに惚れていると見抜いていました
いくら好青年だろうが大事な大事なうちの嫁を奪われてしまってはたまりません、
そんな啓太を徹底的に調べ上げることにしたママは、黒装束に身を包み看護学科へ乗り込んでしまいます
「ちょっとあなた方!看護学科の鴨狩啓太ってご存知!?彼ってどんな人なのかしら!」
「え、ど、どうって…男気があっていい奴ですよ。真面目だし、面倒見いいし…」
「…あぁ、そ、そう…」
手当たり次第に生徒をとっ捕まえて情報を吐かせるママでしたが、誰に聞いても帰ってくる答えは
「鴨狩はナイスガイ」というものばかり…ママ自身も啓太の人柄の良さを知っているだけに、悪いところが見つからず肩を落としてしまいます
「はぁ…誰に聞いても答えは一緒、こんなんじゃお兄ちゃんの立場が…
…あ、あら?あらら…らぁ…?め、めまい…がぁ…」
「あ、危ない!」
とその時、突然目まいを起こしフラフラと倒れてしまう入江ママ!この真夏にクソ暑い革ジャンを着ていたせいで、
熱中症にかかってしまったのです。するとそんなママを颯爽と助けてくれた人影が…振り向いてみれば、それはなんと啓太でした
「あ…?はぁ…はぁ…す、すいませ…って、か、かもが…!」
「こんな暑い中そんな格好してるから…今日はどうしたの、入江のおばさん」
「な、なぜ分かったのっ!?」
「そりゃ分かるでしょう、医務室行く?すぐそこだから案内するけど」
「い、いえ!大丈夫よ!少し休めば…」
「とりあえず水分取った方がいいよ。これ買ったばっかりだから、良かったら」
「あ、す、すいません…」
「じゃあ、気分が悪かったら、そこの校舎一階に医務室があるから」
さすがは看護士の使命に燃える男。口をつけてないポカリを惜しげもなく入江ママに渡し、
ママの体調を気遣いながら去っていきました。入江にはない爽やかオーラを持つ啓太に、さすがのママもすっかり撃沈されてしまいます
「な…なんていい子なの!?あんないい子が相手じゃ
冷血のお兄ちゃんなんて全ッッ然ダメよ!!私だってあっちだわ!
琴子ちゃんがあの子のところへ行っちゃうわぁぁぁぁぁぁ!!」
「今日はみんなでパーッと飲みに行こ!いいよね啓太」
「ん、ああ」
「琴子さんも行くよね?」
「あ、あたしは一応人妻だし、あんまり夜に出歩くのは…」
「旦那さまの許可があれば問題ないわよね、入江さんに聞いてみたら?」
その日のお昼時、今夜いつものメンバーで飲み会に行こうと真理奈達に誘われるKOTOKO。
入江に黙って夜遊びしていいものかKOTOKOが悩んでいると、ちょうどそこへ昼飯を食いにやって来た入江が…
「い、入江くん!あのね、今夜みんなで飲みに行ってもいいかな」
「みんな?」
「真理奈も智子も、啓太も行くって言うから」
また禁止ワード言ってもうたー!今の入江の前で啓太の名前を出すことは、ブロリーの前でカカロットの名前を出すようなもんです(えー
表情は今まで通り変えない入江でしたが、心の中ではどれだけ怒りの炎が燃え盛っていることか…
「勝手にすれば」
「えっ…」
「いちいち俺に聞くなよ。お前は自分のことも一人で決められないのか」
「…そ、そんな、私はただ…」
「(すたすたすたすた)」
「っ…わ、分かったわよ!勝手にするわよぉぉっ!」
やはりまた冷淡な態度でKOTOKOを突き放してしまった入江。今までは「いつものことだから」と気にしないようにしていたKOTOKOも、
とうとう我慢の限界を超えて泣き出してしまいます
そしてその日の夜、真理奈たちと飲み屋にやってきたKOTOKOでしたが、
無表情のまま心ここに在らずといった感じでまったく酒が進みません
今までKOTOKOは嫌なことがあったらいつもヤケ酒しまくってましたが、今日はその気力すらもないということか…
「見てらんねえな」
「えっ…」
「なんであんな奴と結婚したんだよ…悪いけど、あいつがお前を好きだとはどうしても思えない。
本当に好きならもっと大事するはずだ」
「あ…」
「…ごめん、俺…」
そんなKOTOKOに声をかけてきたのはやはり啓太。「あいつお前のこと好きじゃないのと違う?」と
痛いところを突かれたKOTOKOは余計に押し黙ってしまいます
何しろ啓太の指摘はKOTOKO自身がいつも普段から疑問に思っていること…
その疑問に一番考えたくない答えをはっきりと出されてしまい、KOTOKOは精神的にかなり参ってしまったことでしょう
「あ、あたしそろそろ帰らなきゃ、お義母さまも心配してるし」
いたたまれなくなったKOTOKOは、そそくさと席を立つと飲み屋を後にしてしまいます
そのままトボトボと家路を歩いていると、啓太もまた飲み屋を飛び出してKOTOKOを追ってきて…
「琴子、待てよ!」
「…そうだよね、なんで入江くん私と結婚したんだろ…」
「…琴子…」
すっかり入江が自分を好きなのかどうか信じられなくなったKOTOKO…ってこのスポットライトみたいな演出は一体なんなんだ
いくらなんでもこの街灯ピンポイントすぎだろ!不自然すぎてさすがに吹いたよ!
まあでもギアスも同じようなことやってたし、こういう演出も割と普通なんだろうか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「…帰るなよ、あんな奴のとこ…やめちまえよ、あんな奴…」
って不倫のお誘いキタキター!!
消え入りそうなKOTOKOの背中を見るや、背後から抱きつき甘い言葉をささやく啓太!
心の支えをなくしたKOTOKOにはかなり効果的なはず…
このまま心の隙間を埋めるために啓太とのめくるめく肉欲の毎日が:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン 次回に続く!
そういえば以前、「OPのタンクトップ入江フェロモンすごいお(
^ω^)」という話をした時に
「旧OPから成長した裕樹にも注目してください」というコメントをもらったので
旧OPと新OPで変更になった点をgifにして並べてみました
こうして見るとすっごい成長してたんですね〜裕樹…新OPだけ見た時は「ん?ちょっと大きくなった?」程度にしか思ってませんでしたが
並べて見るとどれだけ大きくなったか一目瞭然です。今の私の気分を一言で表すなら
精神と時の部屋から出てきた悟飯を見た時のピッコロさんの気分です(えー
あ、あれが悟飯か…!みちがえた…!
それにしても新OPの方、ほんの一瞬だけ智子がすっごい可愛い顔するのに
その顔がモロにテロップで隠れてて全俺が泣いた
ちくしょう誰がこんなことを…智子の女神スマイルを拝むためにはDVD買ってノンテロップOPを見るしかないというのか!
Σ(゜д゜ )ハッそうか…これはDVD販促のためのスタッフの巧妙な罠だったんだよ!!(えー
ま、別にいいんだけどね…元から俺イタキスDVDは普通に買い集めてるから…
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