■ゲゲゲの鬼太郎45話
「猫娘騒然!妖怪メイド喫茶」
ついにここまできたか鬼太郎よ
まさか禁断のメイド喫茶にまで手を出そうとは!「猫娘騒然」以前に視聴者が騒然ですよ常識的に考えて:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「お帰りなさいませご主人様〜!」
「え、え…えぇ…」
「みんな今日も可愛いのね〜!おい鬼太郎、とにかくこの店は妖怪がらみの怪しい店なんかじゃないって」
「で、でも妖怪ポストのハガキに、この店に通っていた客が帰ってこなくなったと書いてあったんだ」
「そりゃ放っとけんじゃろう」
ある日、ネズミ男行きつけのメイド喫茶へやってきた鬼太郎たち。
初めて体験する萌え萌え空間に、鬼太郎は恥ずかしさのあまり声も出ません
なんでこんな所へやってきたかと思えば、目的はなんと行方不明者の捜索だそうで…
メイド喫茶で行方不明とはなんとも珍妙な事件ですね
「まずはメニューからじゃ、なになに?
萌え萌えオムライス、お口にあーんドーナツ、ラブラブ注入コーヒー…?」
た、頼めるもんがねえええええ
まあこういう店だから仕方ないんですが、メニューはメイドさんにあーんしてもらったりフーフーしてもらったりする
こっ恥ずかしいものばかりです。勘弁してくださいよ!こんなもの頼んだ日には頭がどうにかなってしまうぜ…
「ご注文はお決まりですか?ご主人様」
「え!?あ、いや…」
「(鬼太郎の声色で)ラブラブ注入コーヒーください。
君のラブラブの入ったコーヒーの中でウットリとろけたいです」
(と、父さん!?僕が頼んだみたいじゃないですか!)
(くっくっく、グズグズしておるからじゃ)
目玉のおやじ順応力ありすぎ
もっと古臭い性格してるのかと思いきや、目玉のおやじは「メイドもなかなかおつなもんじゃのう」と存分に楽しんでいるようです
それにしても注文だけでオロオロとうろたえる鬼太郎はかわいいな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
(はっ…!?妖気…!やっぱりここは妖怪メイド喫茶なのか…?いや…でもかなり弱い妖気だ)
その時鬼太郎の妖怪アンテナに反応あり!やはり何か妖怪の手がかりがあることは間違いないようです
微弱な妖気の出どころが一体なんなのか、神経を張り詰めて気配を探る鬼太郎でしたが…
「お待たせしましたご主人様、ラブラブ注入コーヒーです」
「えっ?あ、ああ、どうも…」
しかしちょうど恥ずかしいコーヒーが届いてしまい、鬼太郎の集中力が…ってこのメイドは!
ゆぐゆぐボイス!ゆぐゆぐボイスじゃないか!
寄らば斬ります王女ユグドラ17歳。王国が崩壊したからってこんな店で働いていたとは:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「(鬼太郎の声色で)僕鬼太郎と言います、君かわゆいねぇ」
(と、父さんっ!!)
(これも調査じゃ)
「あ、ありがとうございます!私つぼみと言います、鬼太郎さんは初めていらしたんですか?」
「え、うん…まぁ」
「だったら私、張り切ってラブラブ注入しちゃいますね
♪萌え萌えつぼみが混ぜ混ぜしちゃうぞ、らぶらぶらぶらぶ美味しくな〜れ♪」
か、帰りてえええええええええええ
死ぬ!恥ずかしすぎて死ぬ!一体なんの罰ゲームですかこれは
わざわざ自分でお金出してこんな拷問を受けに来るなんて、狂気の沙汰としか言いようが:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
しかしその時、つぼみはコーヒー風呂を堪能する目玉のおやじに驚いて、カップをひっくり返してしまいます
慌てて鬼太郎も一緒にカップに手を伸ばしますが、お互いの手と手が触れ合ってしまい、そして2人の視線が絡み合って…
あ…甘酸っぺぇーー 今日の鬼太郎は一体どうしたんだ、恥ずかしさで俺を殺すつもりか(えー
「なんだよぉー!ちゃっかりしっかり楽しんじゃって。まあゆっくりしていきな、俺は先に行くからよ」
「行くって…どこに?」
「へへへ、この店のメイド達は顔見知りになるとデートもしてくれるんだよぉ」
お持ち帰りOKかよこの店!!
まさかデートまで付き合ってくれるサービスがあるなんて…
しかしそんなに一人の客に時間割いちゃって、ちゃんと店の経営は成り立ってるんでしょうか(えー
いや…逆に言うなら、それだけ時間かけても十分元が取れるくらい
客から金を搾り取れるだけ搾り取るってことか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン 恐ろしい店だよ!
「かすかな妖気は感じるけどちっとも情報は掴めないし…僕らも出直しましょうよ」
「もう少し居たかったのぅ」
「ご主人様!お出かけですか…?」
お、お出かけ…?(゜д゜;)まさか「いらっしゃいませ」を「お帰りなさいご主人様」って言うのと同じで、
客が帰ること=お出かけなんでしょうか?うーむややこしいな
「お、お出かけって言うか…どうも僕にはこの店が合わなくて」
「ごめんなさい、私がコーヒーをこぼしたから不快な思いを…」
「い、いや、そういうことじゃ…」
ずいぶんと鬼太郎にご執心な様子のつぼみ。一連のあまーい出来事で鬼太郎のことが気になっているのか、
それとももっと鬼太郎から金を搾取したいのか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
ともかくここはなんとか断って家路に着いた鬼太郎。
しかしその後、つぼみの方はいかにもチーフといった感じのメイドに呼び出されてしまい…
「また客を逃がしたね!?この落ちこぼれが!!」
「ご、ごめんなさい…!」
怒りのメイドパンチで壁にヒビが!チーフこえええええええええ
しかし「また客を逃がした」って、つぼみは相当な美少女なのに全然お持ち帰りされた経験がないんでしょうか?
あれだな、きっと客に言い寄られると寄らば斬ります!と聖剣グラン・センチュリオをブン回して:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「今日は楽しかったねぇ〜」
「うふふ、そうね…でも本当に楽しいのはこれからよ…」
一方その頃、メガネのメイドとデートを楽しんでいたねずみ男でしたが
メイドはニタリと怪しい笑みを浮かべると妙な洗脳フェロモンを放出!
ねずみ男の意識はあっと言う間に奪われ、怪しい森の中へ連れ込まれてしまうことに…
その森を進むにつれて、なんとみるみる虫の姿へと変わってしまうねずみ男!
森を行き着いた先には、ねずみ男と同じくメイドに虫へと変えられた客たちが…
「我が娘たちよ…!色気に迷ったエサどもを今日も連れて来たか、
バカな男どもはワシの永遠の命の養分となるのだ!」
そこにいたのは巨大な木の妖怪・古椿!そう、あのメイド喫茶の店員たちは
全員がこの古椿の花から生まれた分身だったのです
虫へと変えた男たちを取り込み、その生気を吸い尽くしていく古椿。
しかしねずみ男は臭い屁をこいて古椿に吐き出され、正気を取り戻して鬼太郎に助けを求めに行くのでした
「やはりあそこは妖怪メイド喫茶だったのか…!メイド達はただの使いだから妖気が弱かったんだ」
「でもどうやって古椿を見つけるんだい?」
「異次元の森に隠れてるんでしょ?」
「俺は場所分からねーよ」
使えねーなぁねずみ男(えー
「場所が分からない」って、こいつは異次元の森から一体どうやって逃げてきたんだろう:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
ともかく古椿の居場所が分からない以上、またメイドをお持ち帰りしてわざと罠にはまるしかありません
鬼太郎はもう一度あのメイド喫茶へ向かい、つぼみ相手に囮作戦を開始することに…
「つぼみちゃん、じ、実はその、えーと…」
「お嬢さん、僕もデートに連れてってくれないかのう」
「は…はい!」
逃がした獲物が戻ってきたからか、デートの誘いをすぐに承諾するつぼみ。
「さあ異次元の森へ連れてってもらおうか」と警戒を強める鬼太郎でしたが、
ウインドウショッピング、洋服屋、クレープ屋、ゲームセンター、公園、そして海と
つぼみは本当にデートスポットをあちこち訪ね歩き、なかなか鬼太郎を異次元へ連れ込もうとしません
「見て!カルガモの親子!」
「あ、ああ(まいったなぁ、これじゃ本当にデートしてるみたいだ)」
そんなつぼみが次に選んだのは植物園!おお!さてはこの茂みの中に連れ込もうって魂胆で…
「鬼太郎さん、きれいね…!」
ヽ(・ω・)/ ズコー
\(.\ ノ
単にきれいなお花畑が見たかっただけですか!
しかしここまで何もしないということは、つぼみは本当に鬼太郎を異次元へ連れて行く気がないんでは…?
鬼太郎と目玉のおやじは、純真に花を愛でるつぼみの横顔を見ながら
メイドの中で彼女だけは善人なのではないかと感じ始めるのでした
「鬼太郎さんありがとう、今日は本当に楽しかった。さようなら」
本当に何もないまま一日が終わってしまいました。なんてこった、この子はマジに善人だったのか
「待ってつぼみちゃん!君たちは普通の女の子じゃないんだろう?僕を罠にはめるんじゃ…」
「…ど、どうしてそれを…?分かってたのね、私たちが人間じゃないってこと…
でも安心して、私は落ちこぼれなの。
他の仲間みたいに男の人を犠牲にするなんて、とても出来ない…」
これまでもメイド喫茶にやってきた客を、一人たりとも犠牲にしていなかったつぼみ。
そんなつぼみを騙してしまったことを謝る鬼太郎でしたが、その時古椿からつぼみに向けて強力な思念波が!
(花よ…ワシの娘よ…早く男を連れて来い…!)
「あ…ああ…!?」
古椿の分身であるつぼみにはどうすることもできず、そのまま意識を乗っ取られてしまいます
そしてねずみ男の時と同じく、鬼太郎に洗脳フェロモンを使い異次元の森へと連れ込むことに…
って鬼太郎もフェロモン耐性まるでなしですか!
なんでテンプテーションの見切りを覚えておかなかったんだ!(えー
霧隠れだ、霧隠れを使うんだよー!(ロマサガ2的な意味で)
「フハハハハ!よしよし、色気に迷ったエサどもを今日も連れてきたか、我が娘たちよ」
「う…くっ…」
しかし古椿へ鬼太郎を差し出そうとしたその瞬間、正気を取り戻したつぼみは
鬼太郎を元の姿に戻して古椿から逃がそうとします
「何をしている!お前男を虫に変えてないじゃないか…!
花が100咲くと1つはあるものだ、未熟な花が!」
「きゃあああっ!」
「つぼみちゃん!?それは違う!彼女は心の優しい美しい花だ!
お前はもう十分生きただろう…今日でそれも終わりだ!」
貴様は長く生きすぎた!つぼみを殴り飛ばした古椿に激昂する鬼太郎!
しょせん木の妖怪と鬼太郎では力の差は圧倒的、古椿の根っこ攻撃もリモコン下駄で一掃し、
髪の毛針でトドメを刺そうとする鬼太郎でしたが…
「ま、待て!ワシを枯れさせたら、そこのつぼみも死んでしまうぞ!」
「う…!?」
「つぼみはワシの花じゃなからなぁ…ははははは!」
しかしつぼみの命を盾に鬼太郎を牽制する古椿!
確かにつぼみが古椿の分身である以上、古椿を殺せば一緒に消えてしまうのも道理です
鬼太郎が古椿を攻撃できずにいると、その隙を狙って古椿は鬼太郎の背後から奇襲を!志村うしろー!
「はっ!?」
ドズウウウウッ!!
「つ…つぼみちゃん!?つぼみちゃん!!」
そんな鬼太郎をとっさにかばいに入るつぼみ!鬼太郎の身代わりに、古椿の鋭い根はつぼみの胸を深々と…
力なくその場にどさりと横たわるつぼみ。すぐに鬼太郎は駆け寄りますが、もはや手の施しようがないことは明らかでした
「つぼみちゃん…つぼみちゃん!」
「いいの…どうせ私は短い命の花…ほんの少しでいいから、楽しい思いを味わって消えたかっただけ…
今日はその夢が叶ったわ…本当に…楽しかった…」
「つぼみ…ちゃん…」
「フフハハハハ!次はお前だ!」
「…古椿…!お前は絶対に許さないッ!!」
善良な少女の死をあざ笑う外道!もはや1秒たりとも生かしておく価値なし!
怒りの臨界点を超えた鬼太郎は、フルパワーの体内電気で一瞬にして古椿を滅殺!
そして、死の淵をさまよっていたつぼみにもいよいよ最期の時が…
「ありがとう…鬼太郎さん…」
「つぼみちゃん…!くっ…う…うう…」
「鬼太郎…鬼太郎が楽しい時間をたくさんあげたじゃない、少し妬けたけど…
つぼみちゃん、本当に幸せそうだったよ」
「そうじゃよ、どうしようもなかったんじゃ…」
鬼太郎への感謝の言葉を遺し、その腕の中で古椿の花へと戻っていくつぼみ。
猫娘や目玉のおやじが鬼太郎へ優しい言葉をかけますが、鬼太郎は涙を止めることができませんでした
しかし、鬼太郎の涙がつぼみの花にぽとりと落ちたその瞬間…
「た…種…?」
「どうやら…お前の妖力が新しい命を吹き込んだようじゃのう」
受粉キター!!(えー
鬼太郎のおしべとつぼみのめしべで新しい種が生まれたと:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン なんだか妖逆門のラストを思い出すな…
ともかく新しく生まれ変わったこの命。きっとこれから鬼太郎の傍で大事に育てられてすくすくと…
「ここで奇麗な花をいっぱい咲かせるんだよ、つぼみちゃん」
って異次元に埋めてくなよそれー!!
こんな何もないとこに埋めて置いてけぼりですか!?そんなひどい…家の庭にでも埋めてやってくださいよ!
いい話だったのに最後はなんだか納得いかないなー:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン 次回に続く!
|