■とらドラ!第5話 「かわしまあみ」
 

あ…?あ…?なぜだ?なぜとらドラがこんなに面白い?なぜだ!?(えー
釘宮ヒロインなんてゼロ魔三期が糞すぎてもううんざり、とらドラは漫画だけでお腹いっぱいだし全然見る気しねーと
一話で速攻切ったとらドラが…こんなに面白いわけがない!!これは何かの間違いだ!(えー
毎日のように職場の先輩が「手乗りタイガー最高最高」とうるさいので4話と5話を見てみたんですが、
不覚にも「これなかなかいいアニメだわ」と思ってしまったよ…くやしい!
5話はなんと言っても実乃梨のタミフルすぎる行動が面白かったですね
授業中いきなり起立して腕を上げ始めたときは、「え…この人一体なんなの?(゜д゜ )」とポカーンとしてたんですが
最後の豹変っぷりで盛大に吹き出しました、これは予想外すぎてマジツボにはまった
あとはやっぱり大河が可愛いですねえ、主人公にはツンツンで北村にはデレデレという珍しいタイプのツンデレキャラですが
北村が出てくるともう本当にデレデレでデレまくりなところが正直たまんねえ(*´д`*)
北村もいい奴だしこのまま2人がくっつく展開にしましょうよ、ねえ。漫画のアレはなかったことにしましょうよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


■とらドラ!第6話 「ほんとの自分」
 

俺がベタ誉めしたアニメは次の回がつまらなくなる法則(えー
今回の話はなんか微妙だったね…(´・ω・`)うん…
新キャラが話の中心に据えられた回でしたが、その新キャラ・亜美にいまいち引き付けられるものを感じないのが残念でした
大河は出番少なかったけど、相変わらず北村にデレる場面はいいですねぇ。もっと大河と北村に出番をおおおおおお
それとラストシーンの、亜美と竜児がにゃんにゃんしてるところに大河が居合わせてしまう場面、
これはゼロの使い魔で嫌と言うほど見飽きた展開なので「ああ、またか」と思ってしまった:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
だから来週はきっと「この犬ーーー!!」と大河が竜児に切れる展開から始まるお…(えー


■とらドラ!第7話 「プールびらき」
 

やれやれ来週は水着回か、まあ中身のないお色気だけで30分終わるんだろうな
これだから2流の萌えアニメは…
と、思っていた時期が俺にもありました(えー
先週の予告の時点では↑のように思ってたんですが、実際に見てみるとお色気頼りなんかではなく
きちんと話が構成されていたので驚きました。なめたこと考えててすいませんでした:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

今回はカナヅチ胸がまっ平らな大河が、水泳のコンプレックスと悪戦苦闘するというお話。
一番上の写真を見て分かる通り、まるで膨らんでるとは思えない胸をしている大河。あの貧乳女王ジャスミンに勝るとも劣りません(えー
サイズの小さい水着を買ってきても、胸がなさすぎてパット部分がへこんでしまう始末…とても人前に出られるような姿ではありませんでした

「北村くんの前でこんな姿を晒さないといけないなんて…やだよぉ…やだよぉぉぉ…」

北村にこんな姿を見られたくなくて、ボロボロ泣き崩れる大河が可愛すぎて死ぬ
釘宮理恵の泣き演技もいい感じですなぁ、このシーンだけ10回は巻き戻して見たような気もしますがまだ見たくなるぜ!(えー
それほど落ち込む大河を見ていられず、ちくちくと裁縫で夜なべして特製胸パットを完成させる竜児。
そのパットは大河も大満足の出来栄え、実際に装着してみるとジャスミン級からリナ・インバース級くらいには誤魔化すことができました(えー
というかリナって作中ではド貧乳だのエグレ胸だの言われてますけど
ロリキャラの溢れる今の時代じゃ、あれって貧乳のうちに入らないよな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ごぼっ!ごぼごぼ!ごぼっ!」

「お、落ち着け大河!」

「…!?ど、どうじよ…!カップとれじゃっだ!」

「う…!?くそ…こうなったら!」

しかしプールで溺れてしまった大河、必死にもがいているうちにパッドが胸から取れてしまう!
しかも取れたのは片方だけ、こんな片方だけ不自然に出っ張った胸を人前に晒したら大恥をかいてしまいます
溺れた大河を心配してわらわらと寄ってくるクラスメイト。その前に大河の胸を誤魔化そうと竜児の取った行動とは…


(C)ひぐちアサ/講談社

水中で大河の胸に手を突っ込み…って
泉の大好きな
シチュエーションだこれ!!
(えー

竜児がパッドを突っ込んだおかげで誤魔化すことはできましたが、こんな人の多い場所で胸を揉まれた大河の心境はいかに…
いや、揉もうにも揉む胸がないんですけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く


■とらドラ!第8話 「だれのため」
 

ボクのために2人が争うのはやめてください!(えー
ひょんなことから始まってしまった大河VS亜美の竜児争奪戦。2人は竜児とひと夏のアバンチュールする権利を賭けて
50m自由形にて激突することになってしまいます
しかし、前回の話で知っての通り大河は重度のカナヅチ…そんな決戦当日のプールに現れた大河のいでたちは、
まるでフルアーマー電童のようにフロートをフル装備した姿でした。こんなハチャメチャな格好でどこまで戦えるのか…
クラスメイト達が固唾を呑んで見守る中、審判みのりの合図でついにレースが始まります

「それでは50m自由形一本勝負!位置についてぇ!」

「あっ…毛」

「えぇっ!?」

しかしスタートの瞬間大河のささやき戦術発動!ビキニを着てきた亜美の股間を見ながらつぶやいた一言には相当な威力が!
完全に気が動転してスタートを遅らせてしまう亜美。な、なるほど!これでタイム的には大河が有利…って!


(C)細井雄二/講談社

こいつの使い道はまだあるぜ――っ!!(えー

「どおおりゃあああああああ!!」

「きゃああああーーっ!!」

しかしそのまますんなりとはスタートしない大河!なんと装備していた道具をまとめて亜美へ投げつけた!
なんてこと!これは泳ぐために使うんじゃなくて、最初から武器にするつもりだったのか!(えー
ノーガードで攻撃を食らった亜美はまっさかさまにプールにドボン。まともには泳ぎ出せそうにありません
がぜんこれでタイムは大河の方が有利に…って!

何勘違いしているんだ?
まだオレのバトルフェイズは終了してないぜ!!
(えー
なんと次の瞬間、亜美に向かって飛び込むとそのまま水中で肉弾戦を開始する大河!
ま、まさか大河はタイムで勝つことよりもノックアウト勝ちを狙っているのか!?
コレくにおくんのゲームじゃないんだから!誰かオキシガム!早くオキシガム買ってきて!(えー

「がぼぼぼぼぼ!」

「うりゃああああああ!!」

「し…信じらんない信じらんないーっ!!」

しかし大河の狙いとは、亜美を直接攻撃で倒すことではなく胸のビキニをはぎ取ること!
奪い取ったビキニをあさっての方向へブン投げると、自分はビート版を抱えて猛烈にバタ足を開始します
な、なるほどこれなら亜美のタイムロスは絶望的なレベルに…って、ここまで大河が好き放題かましても
いまだにノーホイッスルな審判みのりが鬼畜すぎる。なんてスポーツマンの風上にも置けない審判なんだ!(えー

「うおおおおおおお!!」

「お、おのれチビトラぁぁぁ!!」

圧倒的に優位に立った大河は一気に20mほどのアドバンテージを獲得!50mの競争でこれは完全に勝負あったか…?
しかし25mでのターンを決めたその時、大河に足をつってしまうというアクシデントが発生!
やはり汚い真似で勝とうとする人間には天罰が下る運命なのか…(えー

「おおタイガーにアクシデント発生か!?亜美ちゃんにチャンス到来!」

「形勢逆転!いいぞ亜美ちゃーん!」

「お、おい押すなって…!」

「バ、バカ危ねえだろ!?」

「う、うお!?」

しかしその時、ヒートアップしすぎたクラスメイト達が勢いあまってプールに転落してしまう!
不運なことに、その下敷きにされ頭を強打してしまった竜児!そのまま意識を失いプールの底に沈んでしまいます
下手をすれば竜児の命にも関わりかねないこの状況に、大河は勝負を捨てて真っ先に竜児の下へ駆けつけることに…

「おい高須大丈夫か!?逢坂、早く保健室に!」

「うるさい!お前らバカばっかりだ!なんで気がつかないの…!?
 バカビキニなんかに気取られて…!誰も竜児を…う…うう…
 竜児は私のだぁぁぁぁぁ!誰も触るんじゃねぇぇぇぇぇ!!」

公衆の面前で凄い発言キター!!
カカロットはオレのものだ!勝手に手を出すなー!とばかりに、竜児を危険に晒したクラスメイトに切れる大河!
これって大河と竜児は完全にクラス公認カップルにされてしまうんじゃなかろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
でも視聴者的な立場で言うなら、大河のこれは恋愛的な意味で言ったのとは少し違う気がしますね
例えて言うなら、「俺のものにしてやるよ、お前もな」と言いつつエビルダイバーと契約した
仮面ライダー王蛇的な心境と言いますか…(えー

そういえば、王蛇と言えば思い出すのが「おい変身してバトルしようぜ龍騎さんよ」と龍騎にバトルをもちかけておきながら
一緒に変身すると見せかけて生身のうちに鉄パイプで襲撃なんて
エグい先制攻撃かましたこともありましたっけね。今回の大河そっくりじゃないか!
つまり今回は王蛇様リスペクトの話だったということか、なるほどなー(絶対違う


■とらドラ!第9話 「海にいこうと君は」
 

「んーおいしーよコレ!梅が入ってちょーウメー!」

前回の水泳対決に勝利し、竜児とのひと夏のアバンチュールを過ごす権利を得た亜美。
しかし「2人きりって条件もなかったし、私らもついてってやんよ」と大河、実乃梨、北村も一緒に亜美の別荘へついてきてしまいます

「川島は夏休み中何してたんだ?」

「もうずーっと仕事」

「みのりんは?」

「ん?部活・バイト・部活・バイト・部活・部活・バイト・部活・バイト・部活・バイト……」

せっかくの夏休みだというのに、旅行に来るまでひたすら勤労の毎日を送っていた亜美&実乃梨。なんて色気のない女子高生なんだ!(えー
まあ私も偉そうなことを言える学生生活はまったく送ってませんでしたが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「た…大河は?」

「私はねーえ…(すちゃっ)」

「んっ?えっ、なに大河」

「コレ作ってたの」

「…!!!!ううううわああああ!!い、今『せんぱーい』って
 変な声出してたんだけどこれって!?」

「うん、いわくつきのCDから集めた心霊音声集」

「や、やっぱりいいい!イヤあああああ私呼ばれちゃったあああああ!!
 と、とにかく恐い話は絶対禁止いいいいい!!」

竜児から何やら「大河そろそろ頼む」みたいな目くばせを受けた途端、実乃梨の耳に心霊ボイスを突っ込んでビビらせる大河。
そう、竜児と実乃梨の仲を取り持つ約束をした大河は、この旅行の間に
恐がりの実乃梨を徹底的にビビらせて竜児に救出させます作戦を計画していたのです。第一段階はこれで成功という感じですが…

「「「おお〜〜!!」」」

「ここがあーみんの別荘!?ここに泊まれるの!?」

「そうよ実乃梨ちゃん、でもまずは掃除から始めないと…」

「!!!」

「去年から誰も来てないし…」

「去年からっっ!?」

そして海沿いにあるリッチな亜美の別荘に到着した一同。ここでのバカンスにワクワクする実乃梨達でしたが、
お掃除フェチの竜児だけは、去年から放置されたきったない別荘に胸をときめかせていました(えー

(こりゃあ大変な戦いになりそうだぜええ!!)

「えぇ〜!?こんな綺麗な海が目の前にあるんだよ!掃除なんかあとあと〜!」

「そうだな掃除はその後だ!」

「ま、待ってよ私も!」

「……え……」

「私も行くけど高須君は?」

しかし掃除のことなんて放っぽらかして、目の前の海に駆け出してしまう実乃梨達。
「え…みんな掃除しないの…(´・ω・`)」と言葉に詰まる竜児が実に哀れです(えー
ここは掃除フェチとしては悲しいところですが、ひとまずみんなと一緒に海で遊んでから…

って一人で掃除始めやがったー!!ダメだろそれー!!
空気読めてないよ竜児!掃除なんて自宅でもできることより今しかできないことをやれよ!(えー
というわけで、一人だけ目の色を変えて別荘の汚れと戦う竜児。その頃海でバシャバシャ水を掛け合っていた大河たちは…

「う〜ん気持ちい〜!」

「ねえねえ…あれ、なんか人の頭に見えない?」

「え…?うわあああああ!?水死体だああああ!!
 どどどうしよう私水死体のエキスに浸かっちゃったよおおおお!!」

いや全然頭じゃないだろ…(えー
どう見てもただのワカメだこれ!むしろどうやったら人間の頭に見えるのか聞きたいよ!
しかし怪談嫌いの実乃梨には効果てきめんでした。目玉をぎょろぎょろとひん剥いてビビリまくります
でも竜児がいないので大河に思い切り抱きつく実乃梨。バカあああああ竜児お前はバカだよ!
掃除なんか放っておけば実乃梨の方から勝手に抱きついてくれたというのに!(えー

「高須〜、亜美が買い出し言って来いって。倉庫にバイクがあるらしい」

そしてだんだんと日が暮れ始めてご飯時となり、北村から買い出しに行こうと誘われる竜児。
しかしバイクで2人乗りするとなれば、大河を北村と仲良くさせてやる絶好のチャンス。
気を利かせた竜児は自分の代わりに大河を指名することにします

「バイク…ああ、じゃあ代わりに大河を連れてけよ」

「!!!」

「逢坂が?」

「………い…行かない、バイク恐いし…」

「なにぃ!?」

しかし、北村と2人乗りと聞いた途端ガチガチに硬直してしまう大河。
緊張のしすぎで思考回路はショート寸前になってしまい、思わず言い訳を並べて買い出しを断ってしまいます

「…気をつけてな」

「おう、分かった!」

「じゃーねー!」

結局、北村と買い出しに行くことになったのは実乃梨…ってなんで竜児じゃなくて実乃梨!?
これじゃ北村はバイクに乗ってる間ずっと実乃梨のおっぱいあててんのよ状態じゃないですか!!(えー
帰ってきたらアレルヤとマリーみたいにキャッキャウフフ状態になってたなんてことはないでしょうかね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
竜児達はこの2人がくっつくかもっていう可能性は考えてないんでしょーか
普段からして北村と実乃梨って、同じソフト部のキャプテン同士でムチャクチャ仲がいいしなぁ。恋が芽生えてしまえば一気に燃え上がるかも…

関係ないけどこのバイクの作画ってものすっごい気合入ってますね
アニメでここまで細かくバイクを描き込むなんて、他じゃまずお目にかかれないと思いますよ。よっぽどバイク好きなスタッフが担当したのかなぁ

「あーあ、せっかく2人きりになれるチャンスだったのに…」

「…私には考えがあったの!2人が戻ってくる前に、例の作戦に使えそうな場所探さないといけないでしょ」

「照れてるだけだって素直に…」

「んぎいいいっ!!」

バチイイイン!!

大河をからかう竜児でしたが、「うるせーこれも作戦通りだったんだよ!」ときっついビンタをお見舞いされてしまいます
結局それから「例の作戦」の準備を竜児も手伝うことになり、使えそうな場所を探して別荘の中をうろつきますが…

「使えそうな場所って言っても…ここは?洗面所か…ここも掃除しないとなあ」

「だ、誰!?」

「…!?わ、わりい!気づかなくて!」

キャーのび太さんのエッチ!なんと亜美が入浴していたバスルームに乱入してしまった竜児!
カーテン1枚を隔てた向こうには亜美のあられもない姿が!シャイな竜児は、真っ赤になりながらただちに部屋を出ようとします

「高須くん…?」

「い、今出るからっ!」

「結構大胆だね、女の子のシャワー中に入ってくるなんて…」

「別にわざとじゃ…!」

「いいよ?今ならみんなに内緒で…」

な、なんという痴女!入ってきたのが竜児と知るや否や、「あっはぁ〜ん高須くぅ〜ん」
竜児の腕をむんずと掴みエロイ声で誘惑!まったくとんでもない痴女だな…しかしここはお言葉に甘えて:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ねえ…したくないの…?」

「な…!なにをだよォッ!」

「お風呂そ・う・じ♪」

「…え…?」

「やっだぁ〜〜一体何を期待してたの?あはははは!あははははは!」

貴様のやったこと!どんな理由があろうと犬畜生以下だ!
鬼だ!外道の極みだ!ぐわあああああああ!!
(えー
なんとカーテンの向こうで単に掃除をしてただけの亜美!お前竜児が入ってきた時の驚きようはなんだったんだ!
よくも男の純情をもてあそびやがって…男ってのは女より100倍ピュアな存在なんだよ!!(えー





「ただいまぁー!」

「ずいぶん買ったなぁ、北村は?」

「バイク置いてくるって」

「そ、そうか…」

そうこうしているうちに、買い出しが終わって帰ってきた実乃梨たち。結局「作戦のための場所」は玄関を選んだようで、
竜児と実乃梨が喋っているその頭上では、ワカメを持った大河が待ち構えていました

「あっ、私持つよぉ」

「い、いいよ、櫛枝は買い物入ってくれたし」

「そーお?(ぬるっ)ひいいっ!?い、今なんか私の!私の首に!」

「き、気のせいだろ?」

「そ、そうだよね、そうだよねえ…(ぬるるっ)うひいいいいいっ!!い、今確かに何か触ったよ!
 ぬるっていうかワカメっていうか!(くんくん)や、やっぱりワカメの臭いだよぉ!
 ワカメに巻きつかれた動物霊みたいな!ラッコ!?ワカメ巻きと言えばラッコの死体!?
 皮のポケットにホタテびっしりのラッコか!?ラッコとワカメの呪いだぁぁぁぁ!」



ワカメによるうなじ攻撃で怯えまくりの実乃梨!しかし相変わらず言動がタミフルすぎてついていけません:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
それにしても、今まで実乃梨を恐がらせることには成功してますが
それに対して竜児がまったくフォローしてないってのは正直どうなんだ!
もっと頼れる男をアピールしないと「高須くんって素敵…♪」な展開にならないじゃないか!(えー

「やだぁぁぁ!私辛口じゃやだぁぁぁ!!」

「私は辛口がいいのっ!!」

「甘いのじゃないと食べられないぃっ!ねえ竜児!」

「分かってるよ、後でお前の分だけ甘口作ってやるから…」

そして買い出しで揃った食材で晩飯を作り始めた竜児。どうやらカレーを作るつもりのようですが、
このメンバーは大河以外全員辛口派みたいですね。お前らそれでいいのか?(えー
カレーの王子様くらい甘くないと食いたくない私には信じらがたい話ですな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「まーた逢坂さんだけ特別扱いして、そういうの女の子には嫌われちゃうよ?実乃梨ちゃんにもねぇ」

「な…」

「呼んだー!?私のこと!」

「ひえっ!?」

「むっ、もうすぐ完成?手際いいねえ」

「あ、ああ、後はルーを入れるだけで…」

「おっ、もう夕飯の支度かー!俺も皿出しくらいなら手伝うぞ!」

実乃梨に北村も次々に集まってきて全員集合…って、なぜか半裸で登場する北村
YOUはSHOCK!その格好は一体なに!?ケンシロウごっこでもしてたんでしょうかこの人は(えー
と、思いきや、なんだか北村を見る大河達のリアクションが尋常じゃありません。どこか北村におかしなところが…?

「…!!!!」

「き、北村お前…」

「祐作ッ!あんた正気!?」

「ん…?おおすまん!高須の声が聞こえたから、女子もいるんだったなぁ」



って全裸で来たのかお前ー!!あ、ありえない!この男はありえない!
風呂に入ってたのをそのまま出てきたのか!というか「高須の声が聞こえた」って
竜児は全然大声なんか出してないじゃないですか!お前は一体何の声を聞いたんだー!

「へいへぇーい!このナルキッソスの申し子めぇ!おヌード頂戴!」

「おいよせよぉ、よせったら」

「そんなカッコで何言ってんだい!このカマトトがー!」

「おいやめろって…あっ」

「!!!」

「…………なんか今、黒くてわさっとしたものが…」

「ワ…ワカメの霊だ、多分」

その時タオルが滑って北村のジャングルが丸見えに!
今からメシを食おうとしてる時になんてものを見せるんだろうこの人は…(えー
さすがの実乃梨もこれには放心してぶっ倒れてしまいます。大河も台所の奥で縮こまってぶるぶると…
でも亜美だけは割と普通な反応です。さ…さすがは痴女、今まで色々な男のを見てきたから平気なのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…気をつけるのだみんな…この館には邪悪な霊が漂っている…」

「く…櫛枝!俺に何か出来ることはあるか!?」

「カレーを…カレーをうんと辛くしておくれ…」

倒れたままでうわ言のように「カレーをもっと辛く」と頼む実乃梨。そこまで激辛にしなくても…
辛いっていうのは「からい」と同時に「つらい」って読むんだよ!つらい食べ物を進んで食べたがるなんてみんな相当のマゾだな(えー

「わ〜!おいしそ〜!」

「ありあわせだが、櫛枝のリクエスト通り出来るだけ辛くしてみた」

「よっしゃー!食うぜー!」

「ん〜、いけるいける!」

「ほんほだ、おいひい!」

「ふむ!思ったほど辛ふないかも!」

そして竜児特製激辛カレーが完成。辛さ的には実乃梨達にはほどよい感じだったようで、味の方もかなり好評のようです。
でもお前ら物を口に入れたまま喋るんじゃありません!!(えー

「え、ほうなの?」

「うん!大河も食べてみる?」

「あむん…ほんとだ、ほんなに…ん?みのりん?」

「…」

「…」

「…」

「「「「ほっげええええええええ!!」」」」

「かっらぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「こ、これ…喉に!!」

「辛いっつーかあ、熱い!痛い!」

「きたきたぁぁぁ!ガツーンいただきましたぁぁぁぁ!!」

「だ…大丈夫か?」

「高須くん!あんた最高だぁぁぁ!超辛いし超うまいよぉぉぉ!」

「た…確かに…!不思議と後を引く…!」

「わ、私なんか変な気分…♪」

「…!!!…!!!」

数秒遅れて真の辛さが大爆発した超激辛カレー!全員の悲鳴で別荘がバラバラに砕けそうな凄い辛さです
しかしそんなとんでもない辛さでも、不思議と口に運んでしまう魔性の美味さを伴っているようで…
ヒーヒー言いながらもバクバクと食べ続ける北村達。そんな中で大河一人だけが死にそうです
この痙攣っぷりはやばいよ大河死んじゃうよ!なんかもうデスソースでも思いっきりほおばったような反応ですが大丈夫なんだろうか…

「じゃあ洗い物しちゃうね」

「あ、俺も…(がしっ)…ん?なんだ?」

「辛いの食べたからかな…胃薬飲みたい」

「腹痛か?つっても薬は…」

そんな嵐のような食事も終わって洗い物タイム。ところが大河はあの一口で胃までやられてしまったようです
とは言ってもこの旅行に胃薬の用意がない竜児は、どうしたものかと困ってしまいますが…

「逢坂、具合悪いのか?胃薬なら持って来たんだ、部屋にあるから一緒に来るか?」

「え!?そ、そんな…」

「じゃあ頼むな」

「なっ、え、ちょ…!」

「(ぼそぼそ)2人っきりになるチャンスだろ」

「うっ…」

「どうした?」

「いや別に、じゃあよろしく頼むな」

「…」



なんと思いがけず北村の方から「その気があるなら俺の部屋に…」と大河へのお誘いが!(えー
また恥ずかしがって腰が引けてしまう大河を、強引に北村と一緒に行かせる竜児。
そして竜児も実乃梨と2人で洗い物です、いい感じにペアが分かれましたね

「んっく、んっく…」

「水足りるか?」

「………うん

「どうだ、効きそうか?」

「………た、ぶん

「そうか、良かった。辛そうな逢坂見てると俺も辛いからな」

「…!」

「そうだ、辛いなら横になるか?」

「えっ!?」

北村と2人きりだと蚊の鳴くような声しか出せない大河(*゚∀゚)=3ハァハァ(えー
北村もなんだか大河に気があるようなことを言うので、大河は気が気じゃありません
そしてすぐ横に大好きな北村がいるまま寝かされた大河は、眠れない夜を過ごすのでした

「すごい星だねぇ〜」

「き、綺麗だな…」

そしてこちらは洗い物を終えた竜児&実乃梨。ベランダで2人一緒に満天の星空を見上げていました
まさに告白するにはもってこいのシチュエーションってやつですな

(2人っきりだ…!チャ、チャンスってやつじゃ…)

「く、櫛枝は…彼氏とかっているのか…!?」

「…」

「……」

「………」

「…………」

「さっきのワカメの霊、まだこの辺にいるかなぁ」

「へ…?」

「高須くんは幽霊見たことある?」

な、なぬ!?(゜д゜;)長い沈黙を破ったかと思いきや、なんですかその不自然な話題逸らしは!?
せっかく竜児が勇気出して切り出したのに!まさか実乃梨まで男の純情とまともに相手しないつもりですか!(えー

「いや、ねーけど…」

「私は幽霊がいるって信じてる。でも本当に見たことはないし、見たことのある人の話も全然信じてない」

「はあ…」

「それとさ、同じように思うことがあるの。私もいつか恋愛して結婚して、幸せになるって信じてる。
 けど実際に誰かとそんな感じになったこと、ないんだよね。世の中の当たり前に恋愛してる人達が、
 私にはとても遠い…だって私には見えないんだもん。やっぱり幽霊はいないんだ、
 一生見れないんだって諦めかけてる…だから質問の答えは『いない』…高須くんは幽霊、見える人?」

な、なげえ、なげえっすよ実乃梨さん…(えー
それだったら先に「彼氏はいないけど幽霊がうんぬん」って結論から言ってもらえないだろうか…勇気出して聞いた竜児としては、
自分の質問シカトされてこれだけ前置き言われるとすごいガックリしてると思う:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「俺は…見たいのかもしれない。だから心霊スポットにも行くし、恐いDVDも見る…
 俺、思うんだけどさ。霊感がある奴も、初めて幽霊を見た時はびっくりしたんじゃねえかな。
 見たけどやっぱありえねえって打ち消した奴や、逆に努力してやっと見ることが出来るようになった奴だって、
 いるかもしれねえ…だからお前も、一生見えねえなんて決めつけなくてもいいんじゃねえか?」

な、なんだかよく分からないけどいい感じの答えっぽいぞ!(えー
がんばった!このワケ分からん話題で竜児がんばった!要するに恋愛なんてみんな山あり谷ありだから、
実乃梨も今諦める必要なんてないってことかな?でも心霊スポットとか恐いDVDとか、幽霊の話が混じってるから
細かいところがやっぱり意味わからんな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あっ!何あれ!UFO!?」

「あっ?あ〜…人工衛星か」

「人工衛星…な〜んだ、UFOかと思ったんだけどね」

ってまた話題逸らしですか実乃梨さん!せ、せっかく竜児がいいこと言ったのに!
なんかこう恋愛から意図的に目を逸らしてる気がするなぁこの人は…竜児も厄介な人を好きになってしまったもんだ…(えー

「俺は、いつか櫛枝が幽霊を見れたらいいなって思うよ。お、お前に見て欲しがってる幽霊が、どこかにいるって思うから」

「…だから今日は妙なことばっかり起こってるんだね?アピールしてるんだぁ、ワカメの霊が!」

「ぶっ!?な、なんだよ急に!?」

「(ぼそっ)いつか…見えるのかな?」

それでも話題をUFOから元に戻そうとがんばる竜児。なんて涙ぐましい…(つ∀`)実乃梨にはそろそろまともに答えて欲しいもんですが、
最後もやっぱりのらりくらりとかわされてしまいました。あんたって人はー!!
しかし最後に呟いた一言からすると、諦めかけてた恋愛のことも少しは未来に希望を持つようになったようです
それを竜児に直接言ってくれればなお良かったんだけどな…(´・ω・`)次回に続く


■とらドラ!第10話 「花火」
 

「朝ね…」

「ああ…」

「結局寝られなかったわね…」

「ああ…あんなことがありゃな」

亜美の別荘で迎えた2日目の朝。新しい朝が来た希望の朝だと思いきや、竜児と大河の表情はどんよりと曇り切っていました
それもそのはず、昨晩2人のベッドに起きた異変…そこには何者かの大量の髪の毛と、気色の悪い液体が散乱していたのです
まるで本物のお化けが2人を呪っているかのような…こんな状況では、実乃梨を驚かせようなんて気力もすっかりしぼんでしまいました

「はあ…どうしようかしらね…みのりんが恐がりそうなこと…」

「櫛枝が恐がりそうなことってなんだ?」

「おわっ!?は、早いな北村…!」

ところがその時早起きさんな北村がぬっと姿を現してしまう!こんな時くらい寝坊しててください!(えー
話を聞いてしまった北村は、「やはりそういうことか」とあっさり2人の悪だくみを見破ってしまいます

「もしかして昨日櫛枝が騒いでいたのはお前たちの犯行か?」

「う…」

「やっぱりそうなのか…まったくなんでそんなことを、櫛枝が可哀想じゃないか」

いや北村さん…それを言うならお前のわいせつな全裸を見せたことが一番可哀想ですよ!!(えー
どう考えても一番実乃梨に精神的ショックを与えたのはあんただと思うんですが、少しは反省してください!

「プ、プレゼントなの。みのりんは本当は三度の飯よりホラーが好きなの…
 驚かされて恐がるのが大好きって言ってたから、夏の思い出を…」

「む…?なるほど!どうりで櫛枝も恐がっている割に目が貪欲に光っていたわけだ!」

「お、おい北村…?」

「よし!俺も仲間に入れてくれ!みんなで協力して、
 櫛枝を本格的に驚かせてやろうじゃないか!そうだ亜美も呼んでこよう!」

なんという暴走男北村!「実はみのりんは恐い思いをすると喜ぶドMな性格」という苦しい言い訳を真に受けて、
「やはりそういうことか」と完全にその話を信じ込んでしまったようです
しかし北村がやる気を出せば出すほど不安が溜まっていくから困る:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「おはよー高須君!あれ?何作ってるの?」

「え?ああ…弁当、今日はみんな一日海で遊ぶって言ってたから」

「そのために早起きしてくれたの!?こりゃいかん!シェフ、この櫛枝めもお手伝い致しますぞ!ささっなんなりと!」

「お…おう」

それからみんなの朝食を作りに台所へ向かった竜児。その後さらに昼の弁当の支度にも取りかかると
そこにちょうど起きた実乃梨がやってきます。2人で弁当作りをやることになり、竜児にとっては嬉しい時間を過ごすことに…

「いい手つきしてるなぁ、櫛枝」

「うち共働きだからさ、弟が家にいた頃はお弁当も作ってたし」

「弟いるんだ…」

「バリバリの高校球児だよ明智君!…う、うわぁしみる!?」

「お、おい大丈夫か!?」

「へへへ、どじった」

「…(ぽわーん)」

怪人二十面相参上!とばかりに玉ねぎでモノクルの真似をする実乃梨。
ところが玉ねぎのエキスが目に入って「いてえよ〜!」と苦しみ出してしまいます
でも竜児はそんなアホの子実乃梨が可愛くてたまりません(えー  実乃梨といるうちにどんどん竜児の頬が赤く染まっていき…

「高須君てほんと料理上手なんだねー、昨日のカレーも最高だったし!」

「そ、そんな大したことしてねえけど…」

「高須君のそういうキチンとしたとこ、とっても素敵だと思います!」

「…(にやにや)」

「こんな高須君、クラスの子は知らないんだよねぇ。ちょっと優越感!」

「…(にやにやにやにや)」

「高須君のお嫁さんになる子は幸せだねぇ!」

「…きゅ、きゅしえだぁぁぁぁっ!!」

「なんだい、たきゃすきゅんっ!!」

櫛枝お前が大好きだぁぁぁぁぁ!!と気持ちが爆発して実乃梨の名前を叫んでしまう竜児!
しかし、あまりに気持ちが入りすぎてきゅしえだとセリフを噛んでしまいます。それを実乃梨に真似されてしまい、
はっと我に返って話を逸らしますが…

「あ、き、昨日のことだけど…」

「…そのことだけどさ、あれ、誰にも内緒ね?あんな話誰にもしたことないんだ、
 なんちゅーか…油断した。失言だわ、でも高須君が相手で良かった…聞いてくれてありがと」

お…おお?2人だけの秘密を共有!?なんだか竜児が実乃梨の中で「特別な人」になりつつありますな、
どうやらこの旅行は竜児にとって大正解になりそうな…って、そんな2人の会話を立ち聞きしている人物が!お前か亜美!
今まで亜美はからかい半分で竜児にアプローチしていましたが、純愛路線を突き進む2人を見て何か思うところはあるのか…?

「うおー!今日も日差しがきっついぜー!ほっほー!」

「みのりん、元気…ぐ〜…」

「じゃ、あとは計画通りに」

「あれ、川島は?手伝ってくれるんだよな」

「ああ、亜美の案内で近くの洞窟に仕掛けをすることになった」

「じゃああいつがいなきゃ何も進まねーじゃん、ちょっと呼んでくる。大河、これ頼んだ」

「へ…?ふうううおおっ!!ちょ、ちょっと!」

「ほら、俺が持つよ。女子には重いだろ」

「い…いい!大丈夫だから…」

「ふふ」

そして今日のお遊びタイム午前の部。一足お先に海へ飛び出していく実乃梨でしたが、
亜美はいまだに自分の部屋から出てきてません。「んなろーいつまで待たせんだよ」と仕方なく竜児は亜美の部屋へ向かいます
というかぺたんこ座りの大河が可愛すぎて困る(*´д`)ハァハァ

とんとん

「川島ぁー、いるのか?」

「いるよー」

「みんな先行ったぞ、ったく何して…うお!?」

「見とれてたの。高須君も見る?」

   

激エロス!!なんと部屋の中で超きわどいビキニ姿となっていた亜美!
まさかこれは竜児が自分を迎えに来ると読んで、悩殺しようと待ち伏せていたのか?亜美…恐ろしい子!

「ねえねえこれやばくな〜い?どうよこの谷間、ここ外れるんだよ?ほら」

「!!!!!」

胸のリボンをいじくってぶるんぶるんおっぱい揺らしまくり!これには竜児の理性も崩壊寸前です
これだけあからさまに誘惑してくるのはどういうわけなんだ、まさか既成事実を作って竜児をモノにしようと:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あああああ!つけとけつけとけ!」

「え〜。じゃあつけて?」

「断る!」

「冷たいな〜、そんな態度取るなら協力してあげないからね」

「え?そ、そんなこと言うなよ」

「…ねえ、どうして高須君は実乃梨ちゃんを喜ばせてあげたいの?」

「ど、どうしてって…」

なんだか聞かなくても分かるようなことを改めて竜児に尋ねる亜美。
これは竜児が誰を好きなのか白黒ハッキリさせて、自分に勝ち目がないならとっとと身を引こうと考えてのことでしょうか?
ここはぜひ竜児には「愚問だな。愛以外に人を動かすものなどあるか」
オリバさん的にビシッと決めてもらいたいところ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「教えてくれないなら協力してあげない、あと5秒ね」

「…」
「ごーお……よーん……さーん……いいの?」

「…」

「に〜〜い……い〜〜〜ち……ゼロ。協力やめ」

「あ…」

えええええええだんまりしたまま終わっちゃうのかよ!
そりゃないよ竜児!亜美も答えを待ってめちゃめちゃゆっくりカウントしてくれたのに!
まさか「この亜美のおっぱいも捨てがたいしな」とかそんなこと考えてたんじゃないでしょうね!(えー
好意的に見るなら「実乃梨を好きな気持ちは軽々しくホイホイ口にしたくない」という硬派な態度とも取れますが…
ともかくこのせいで、亜美は竜児に協力する気をまるっきりなくしてしまいます

「おいおい、なんでだよ?お前がいないと洞窟の中のことは分からないだろ」

「だってダルイんだもん。地図書いたでしょ?悪いけど祐作一人でがんばって」

「すまん高須、亜美のやつ急に…」

「…いいさ、俺が一緒に行くよ。一人じゃ大変だろ?」

「しかし…俺たち2人が抜けると怪しまれるかもしれない。大丈夫、一人でなんとかするさ!
 アイデア賞ものの仕掛けを3つも思いついたんだ!櫛枝は恐怖で半狂乱間違いなし!」

「そ、そうか」

亜美が抜けてしまったことは正直かなりの痛手でしたが、その分はなんとか北村のファイトで穴を埋めてくれそうです
こういう時にこいつのやる気は素直に頼りになりますね、やはり持つべきものは友達か…

「おおーい!櫛枝ー!逢坂ー!」

「なーにー!?」

「俺ー!トイレー!!」

「…???」

って、わざわざ数十メートル先の実乃梨達に「うおおお俺は便所に行くぞオオオオオ!」と謎のアピールをして去っていく北村!
お前はアホかー!!なんでわざわそんなことをする必要があるんだ!「いや私にトイレ宣言されても…」とさすがの実乃梨も目が点です
しかし水が恐くてぷるぷる震える大河のなんと可愛いことよ(*´д`)やっぱヒロイン3人の中じゃ大河がダントツに好きだわ

「おっ、俺がいない間に昼飯かー?」

「もー北村君!君はなんなのさ!?女の子相手におトイレ宣言してぇ!」

サンドイッチをほおばりながら北村の帰りを待っていた竜児達。しかし実乃梨は「お前デリカシーないよ!」と北村に少々ご立腹です
うーむ…食事時に全裸で登場した北村には大喜びしてたのに
食事時にトイレ宣言した北村にはプンプンする実乃梨って一体…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「(ぼそぼそ)準備万端だ」

「(ぼそぼそ)お…おう」

「なになに?なんの相談?」

「おお櫛枝、実はだな」

「ねえみのりちゃん、入江の方にとっても綺麗な洞窟があるんだけど、私のとっておきの場所なんだ。
 後でお散歩しに行かない?」

「洞窟とな!?いいねえ行こう行こう!楽しみー!」

「…?」「…?」

あとは実乃梨を洞窟へ誘い出せば…というその時、なぜか協力する気ゼロだった亜美が自らその役を買って出ます
一体どういう風の吹き回しで…?意味が分からず顔を見合わせる竜児&北村。私も亜美が何を考えてるのかサッパリです

「へ〜えここかぁ!あーみんのとっておきの…お…おさん…ぽ…?」

洞窟探検やったるぜー!と張り切ってその場所へやってきた一同でしたが、その洞窟とはモロに死臭漂うヤバげな場所。
「どう見てもこれ心霊スポットじゃねーか」と速攻で実乃梨の足が止まってしまいます

「よしでは入ってみよう!」

「で、でも…なんか出そうじゃない…?」

「お〜未確認生物との遭遇か!」

「いや…生きてるものならいいんだけど…」

「そうだな出来れば生け捕りにしよう!ん〜俄然盛り上がってきたじゃないか!
 行くぞ北村探検隊、黄金のフタクビコブラを見つけるのだ!」

「…あいつを味方にしたのは正解だったな」

「あの口車カッコいい…」

こんなとこ入りたくないオーラをビンビンに出しまくる実乃梨でしたが、そんなもの北村にはまったく通用しませんでした
有無を言わさず一方的に押し切って全員洞窟へ突入!中は一切明かりがないせいで真っ暗、
こんな時のために用意しておいた懐中電灯を片手に奥へと進んでいきます

「う〜…暗いよ狭いよ恐いよぉ〜…」

「この先一段低くなるから、気をつけろよ」

ニマアッ

(まずは第一の関門…!)

先頭の北村の後を恐る恐るついて来る実乃梨。しかしその時「おたのしみはこれからだぜ」と北村の眼鏡がギラリと光る!
すかさず用意しておいた『第一のトラップ』を作動させる北村。すると、天井からぶら下がった油揚げが実乃梨めがけて飛んでいき…

べちょっ

「ぶべっ」

「わっ、何?」

「…油揚げ?はあ…そうだった、北村って頭はいいけど…」

「アホなのよね…」

「き…北村君を悪く言うな」

「この先道が一段低くなるぞー」と言っておきながら罠を作る時は全然それを考えてなかった北村
油揚げは段を降りた実乃梨の頭上をスカッて後ろの大河を直撃!
実乃梨はトラップのことを何も気づかず先へ行ってしまいました。北村…いざという時本当に役に立たないな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ん…?ケチャップの臭いがする」

「ちょっと何してんの?」

気を取り直して洞窟の奥へと進んでいく一同。すると、大河はその途中で辺りがケチャップ臭いことに気づきます
なんなんだろうと周辺を懐中電灯で照らしてみると、壁にはケチャップで書いた血文字がべったりと!
しかし発見したのは先頭から3番目の大河なので、2番目を歩く実乃梨は何も気づかず先へ行ってしまいました。
というかこれって先頭の北村が「あ、あれはなんだー!?」とか言って実乃梨に見せるべきじゃないんですか!?
それをしなかったってことは北村自身この罠忘れてたのかよ!何やってんだ北村ー!!

「もしかしてこれが二つめの…」

「やっぱアホだわ…」

「き、北村君を悪く言うな!」

「はあ…(ぬちょっ)ん…?なんだ?こ、これって…!?」

アホの子すぎる北村に思わず溜め息をつく竜児。なんの気なしに洞窟の壁に手をつきますが、
その竜児の手に得体の知れない感触が!目を凝らして見てみると、
それは昨夜ベッドをグチャグチャにしていた髪の毛とドロドロの液体!ま、まさか本当にここは亡霊の…

「おーい、どうしたの…うぉわぁ!?たたたた高須君!?そ、それは!?」

「いや、あの…」

「うわああああ!!女の髪の毛だあああ!傷心旅行でこの洞窟に迷い込んで
 非業の死を遂げた失恋女性の呪いだああああ!!」

「み、みのりん落ち着いて!」

「(ぼそぼそ)ナイスアシスト高須、お前も仕込んでいたんだな?」

「い、いや、あの…」

「ほーら櫛枝!気をしっかり持て!」

「…」

「やっぱり北村君は有能ね、みのりんすっごく恐がってたよ」

「…北村じゃない。やらせじゃない」

「え…?じゃ、じゃあ…」

「昨夜と同じ…マジだ…!」

本物の亡霊の仕業と聞いて、ガクガクブルブルしながら実乃梨に飛びつく大河。
もはや実乃梨を脅かすどころじゃありません、むしろ亡霊に怯える同じ立場の仲間です

「よーし先に進むぞ!北村探検隊レッツゴー!」

「は〜あくっだらない…私、近道で先帰るね」

「お、おい川島!?北村!?」

しかし、亡霊のことに気づいているのは大河と竜児のみ。北村のしょうもない罠に呆れた亜美は先に帰ってしまいます
亜美に気づかず先にずんずん進んでしまう北村たち。一人取り残された竜児が取った行動とは…

「っ……川島ぁっ!!」

置いてっちゃヤダー!と亜美の後を追走!えええええ実乃梨達の方に行かないのか!
亜美なんて別に放っておいていいじゃない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  それとも一人にするのは危ないと無意識に判断してのことなのか…

「待てってば川島!お前ほんとに道分かってんのか!?」

「当たり前でしょ。恐い?私と離れ離れになると不安?寂しい?」

「お、おい…」

「私と離れたくないって思ってる?私が必要?」

「そ、そういう場合じゃないだろ!?」

「早く実乃梨ちゃんのところに帰りたい?」

「だから!」

「高須君にあの子は合わないと思うよ。だって高須君は月だもん」

「…なんだそりゃ?」

「実乃梨ちゃんは太陽、そばにいたら焼き尽くされて消えるだけだと思うな」

「…」

すいません今正直色恋沙汰がどうこう言ってる場合じゃないんですけど!
(えー
急に「さあ私が必要だって言いなさい」的なことをバンバン言い出す亜美。どうやら竜児のことをマジで好きになりつつあるみたいですな…
実乃梨と竜児は相性悪いから諦めろとまで言い出します。付き合う前からそんなの気にしてもしょうがないと思うけどなぁ
竜児と実乃梨は月と太陽だそうですが、それどころか月とスッポンなのに結ばれた入江とKOTOKOなんて人達もいる:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「高須君は実乃梨ちゃんのことぶったりできないでしょ?
 憧れだけじゃ対等になれない、対等になれるのは…私みたいな」

「きゃああああああああ!!」

「櫛枝の声だ!!」

「私なら高須君と相性最高よ」と言おうとしたその時、洞窟の奥から実乃梨の尋常でない悲鳴が!
実乃梨の危機を察してすぐにその場を駆け出す竜児!亜美の告白は哀れにもスルーされてしまいました
だから今は色恋沙汰やってる場合じゃないって言ったのに:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「北村!櫛枝は!?」

「何があったの!?」

「それが…櫛枝が何かに…!」

「な、何かってなんだよ…?」

「分からん…だが何かがいる…!」

ふしゅるる…ふしゅるる…

「な…なにこの音…!?声…!?」

「櫛枝!今行くぞ!」

「お、おい北村!?」

「ぐああああああーーっ!!」

まるで神隠しに遭ったかのように忽然と消えてしまった実乃梨、そして後に追った北村までも同じように消えてしまう!
さらに辺りに響くふしゅるふしゅるという不気味な声、竜児達はもはや完全にパニックに陥ってしまいます

「おいっ!?北村ぁぁぁぁぁっ!!」

「北村君!?北村君!北村君ーーーっ!!」

ふしゅる…ふしゅるる…

「な、なによ…!?なんなのよこれぇぇっ!!」

ブッチィィ!!

「…なんでもいいわよ…こうなったら…!やったるううううううっ!!」

「た、大河!?」

「ううううおおおおおおおお!!」

北村はいいヤツだった…本当にいいヤツだった…一番の仲間…
こ…こなごなにしやがって…!!
(えー
今まで恐怖と不安に震えていた大河も、北村を消された怒りが全てを凌駕して暴走開始!
脇目も振らず北村達が消えた通路に突撃してしまう!これでは大河も同じ結果に…って

バッシャーン!!

「ぷおっ!?お、溺れる!溺れぶぶぶ!」

「北村君、事故発生!大河を救出せよ!」

「了解!大丈夫か逢坂!」

「き…北村君…?」

ところがそこには、まったくもって平然としている北村達の姿が!あれー!?
そして大河が溺れそうになっていたのは、単にすっ転んで水溜まりに顔を突っ込んでいただけでした
数センチくらいしかない水溜まりですら溺れるとは…大河は常にビート板と一緒じゃないと生活できないな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「遅かったねえ明智君」

「く、櫛枝!?」

「そう…我こそは櫛枝実乃梨、通称みのりん。
 犯人は私だぁぁぁぁぁ!!で、共犯はこいつだー!!」

「高須の部屋の髪の毛と…」

「大河の部屋の散らかった服…その他もろもろは私達の仕業だったのだぁぁぁぁぁぁ!!」

「すんませんでしたぁぁぁぁ!!」

なんだそりゃー!!亡霊の話は全部こいつらの嘘っぱちですか!しかも北村が最初から実乃梨の手下として動いていたとは…
ひたすら( ゜д゜)ポカーンとしか言いようがありません。今までのことが全部演技とかこいつら何者なんだ…(えー

「いやぁ君たち2人の驚かせ方が甘々だったからさ、教えてあげたくなったのよ」

「てことは…バレてたのか…?」

「あんだけ2人でこそこそしてればね。だから北村君を仲間に引き入れて、
 逆にこっちから仕掛けたってわけ。でも楽しかったよ、ありがとね」

「お、怒らないのか?」

「怒んないよん。だって私ホラー大好きだもん」

「ええ!?」

「いわゆる饅頭恐いメソッドですわ、お化けが恐いオカルトが恐いとか言ってると
 必ず誰かが驚かせてくれるのね。私はそれを美味しくいただくってわけ」

「…はあ…」

ええええええええ今回の冒頭どころか、実乃梨のホラー嫌いについては何もかもが演技だったのか…
てっきり前回の実乃梨は素で恐がってて、「よくもやってくれたなコノヤロー」という仕返しに今回だけ演技してたのかと思いましたが、
最初から全てが計算づくで恐がりの振りをしていたとか…正直これじゃ普段の実乃梨まで信じられなくなりそう:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ともかく亡霊騒ぎはこれにて一件落着。そしてこの旅行を締めくくる花火タイムで、竜児たちは別荘の最後の夜を過ごします
花火に興味がないのか亜美はとっとと部屋に引っ込んでしまい、自然と竜児&実乃梨、北村&大河ペアに分かれて話をすることに…

「あのさ…あ、ありがとな。完全に騙されたし、マジで恐かったけど…」

「…?」

「お前といると楽しい、どんな時も…」

ぐっは!!なんだか聞いてるこっちが恥ずかしいセリフ来たー!!(えー
ここまで言ったらもう告白しちゃった方がいいような気もしますが、実乃梨本人から「今は恋愛には興味ない」って言われてるからなぁ
もどかしいもんですね

「あはは…それってこっちのセリフ。私も本当に楽しかった…カレーも美味しかったし、
 私の変な話も笑わないで聞いてくれた、高須君はちゃんと分かってくれた…恐がらせて本当にごめんね、
 高須君に幽霊見せてあげたくて悪ノリしちゃった」

「俺に…?」

「うん、幽霊見たいって言ってたから」

「えっ、ああ…」

いやそういう意味で言ったんじゃないだろ!!
あれって恋愛についての例え話だろ!「高須君は私の話をちゃんと分かってくれた」と言ってますが
実乃梨は竜児の話をちゃんと分かってないんかい!あんな幽霊がどうのこうのとか回りくどい話するから…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「高須君はさ、なんで私を恐がらせようと思ったの?」

「えっ、そ、それは…お前がホラーが苦手だって、大河が教えてくれたから…」

「からかってやろうって?違うね、高須君は人が嫌がることは絶対にしない。
 人を喜ばせることをいつも考えてる人だもんね」

「…」

「その高須君がどうしてこんなことをしたんだろう。私はそれが知りたいと思ってる、本当に不思議に思ってるの」

さあ実乃梨からまた答えにくい質問が飛んできてしまいました。慌てて言った言い訳もあっさり実乃梨に嘘だと見抜かれてしまいます
ここはやっぱりだってお前のこと好きなんだもん!と本当のことを言うしかないのか…

「…見せたかったんだ、幽霊を。幽霊はいるって信じさせたかったんだ、
 見えないからって諦めるのはまだ早い…そう思ったから」

え…ええ!?いや何を言ってるんですか竜児!「幽霊が見えない」って実乃梨の話を聞いたのは昨日の夜で、
それ聞く前から実乃梨のことはおどかしまくってたじゃないですか!
むしろ幽霊の話を聞いてから実乃梨にやったトラップって、全部北村の仕掛けた奴だけだよな…
あれは全部気づいてもらえなかったから幽霊の話聞く前にしかおどかしてないよ!
もう言ってることメチャメチャだよ竜児!幽霊の例え話はほんとややこしくなるだけだったなぁ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「そっか…高須君、次はUFOを探そっか。人工衛星じゃない本物!」

「え?」

「UFOの次は…そうだなぁ、ツチノコがいい!そうやって見たいものを見つけて行ったら、
 私の世界を変えて行ったら、そしたら…」

そしてまた突拍子もない話を始める実乃梨。要するに恋愛を知らない自分の世界を変えて行きたいということかな?
そのためには、今まで自分が「実在しないと思ってたもの」を色々この目で見て行きたいと…
でも本物のUFOとかツチノコとか、とてもじゃないけど見つけられそうにないんですけど
これじゃ実乃梨が恋愛できる日なんて一生やって来そうにない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…櫛枝!」

その時、何かに気づいて海の向こうに目をやる竜児。すると、どこか遠くで打ち上げられた花火がドンドンと夜空に輝いていました
おお、UFOだとか現実離れしたものじゃないけど、これはこれでいい夏の思い出に…

「…爆発した?UFOが…夢みたい!ほんとに見ちゃった!見ちゃったよぉぉ!
 銀河戦争勃発だぁぁ!!あははっ、地球は私達が守るんだー!」

は…はいいいいいいいい!?(゜д゜;)
い…一体なんでそうなるんだ!?花火がUFOって…たった今ただの人工衛星じゃ嫌、本物のUFOがいいって言ってたばかりなのに
ただの花火を見て「わーいやった本物のUFOだ」と大騒ぎするとは…一体どういう理屈なんですかそれは!


(C)大場つぐみ・小畑健/集英社

…何が何だか わからない…(えー

前回もそうでしたが実乃梨の話はあまりにも意味不明すぎる…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
正直言ってついていけないなぁ、やっぱとらドラのヒロインは大河が最強だわ




そしてラストシーン。その大河が少々意外なことになってきました
旅行から自分達の町へ戻ってきて、竜児と2人で自宅に戻ろうとした大河。しかし竜児の背中を見るその表情は…



何この恋する乙女の顔
なぜ竜児に向けてこんな表情を!?まさか実乃梨と竜児が仲良くなるのを見ているうちに、
竜児を好きな気持ちが目覚めてせつなさ炸裂してしまったとか…(えー
この間なんか「竜児は私のだ」って言ってたくらいだしなあ。でもそうなると大河、実乃梨、亜美みんな竜児を好きってことになって
ただのハーレムアニメになりそうで嫌だな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン






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