■遊戯王デュエルモンスターズ第221話 「運命のラストデュエル」
 

「古の七つの秘宝を記憶の石版に納め、ファラオの名を掲げよ。
 さすれば冥界の扉は開かれ、ファラオの魂を迎え入れん。
 ただしウジャトの眼は真実を見極めん。ファラオの剣を奪い、魂を鎮める者の存在を…」

イシズの語る古代からの言い伝えに従い、冥界の石版に千年アイテムを捧げた遊戯。
すると神殿のウジャト眼がぺかぺか輝き出し、その光に照らされた遊戯は2つの体に分離してしまいます

「遊戯が…2人に!」

「始まっちまうのか、2人の戦いが…!」

(相棒…よくぞこの戦いを受けてくれた、礼を言うぜ…
 だがオレもデュエリスト…!目の前に立ちはだかる者は全力で倒す!)

(もう一人のボク…ボクが強くならなければ、君はずっとボクの心の中から
 自由になることはできない…!だから…君を倒す!)

闘いの儀は互いに気力100%で臨まなければならない儀式。
どちらかが手を抜けば、その時点で王様はこの世に居残り決定になってしまいます
双方とも最後まで全力で戦うことを誓い合い、いよいよ運命のデュエルが始まる!

・1ターン目の展開
王様(先攻):THE・トリッキー(攻撃力2000、手札を一枚捨てることで特殊召喚できる)を召喚
遊戯(後攻):光の護封剣(3ターン王様の攻撃を封じる)を発動、グリーンガジェット(攻撃力1400)を召喚
しょっぱなから攻撃力2000とかなり強いモンスターを出してきた王様。それに対して遊戯は光の護封剣を使い、
王様の攻撃を封じているうちに対策を立てるつもりのようです
グリーンガジェットの特殊効果でレッドガジェットを手札に加え、何やらガジェット族を使ったコンボを考えているようですが…

「相棒…光の護封剣で全ての攻撃を阻止できるとは限らないぜ!
 手札よりマジックカード発動!”造反劇”!
 対象モンスター1体はそのフィールドのプレイヤーを攻撃する!
 グリーンガジェットで相棒へダイレクトアタック!」

しかし「いいよ別にお前のモンスターで攻撃するから」とグリーンガジェットを操る王様!
いきなりダイレクトアタックの危機に晒される遊戯でしたが、それに合わせて遊戯はトラップカードを発動する!

「読んでたよ…!リバースカードオープン!
 トラップカード”機動砦ストロングホールド”!このカードは発動後に
 モンスターカードとなり、守備表示で特殊召喚される!(守備力2000)」

これは珍しい。トラップモンスターのストロングホールドを召喚!高い守備力でグリーンガジェットの攻撃をすかさず防御!
でも今のバトルは両方遊戯のモンスターによるものです。守備力が攻撃力を上回った分(2000−1400)のダメージは
遊戯が食らうことになってしまいます  ※守備モンスターへの攻撃なのでグリーンガジェットは破壊されない

(もう一人のボク…!ボクの手札には、すでに必殺のコンボが完成しつつあるよ!)

「ボクのターン、ドロー!マジックカード発動、”同胞の絆”!
 ボクはライフを1000ポイント払い、フィールド上のモンスター(グリーンガジェット)と
 同じ種族の、レベル4のモンスターを2体まで特殊召喚する!
 レッドガジェット、イエローガジェットを守備表示で特殊召喚!」

「相棒、ガードを固めるだけじゃオレは倒せないぜ!」

「それは違うよ…!行けガジェット達、砦のギアとなれ!
 起動せよストロングホールド!
 フィールドに3体のガジェットが表側表示で存在する時、
 ストロングホールドは攻撃力3000のモンスターとして起動する!」

そしてストロングホールドには真のパワーを発揮する特殊能力が!
ガジェットたちとがしょんがしょん合体したことで、ブルーアイズと同等の攻撃力にパワーアップしてしまいます
これでTHE・トリッキーを粉砕してしまえば、あとはガジェット達の総攻撃で王様は一巻の終わりに…

「ふ…マジックカード”魔法移し”を発動!光の護封剣はこの時点から、
 お前のモンスターを3ターン封じる!」

「くっ…!」

「惜しかったな、だがまだまだ甘いぜ相棒!」

しかしさすがは王様、そう簡単にやられてくれません。ストロングホールドの攻撃の瞬間、すかさず光の護封剣を遊戯に反射!
これでさっきと立場が逆に…そして次のターン、王様は一気にデュエルの流れを変えるカードを引いてしまったようです

「オレのターン、ドロー!マジックカード”トリッキーズ・マジック4”を発動!
 THE・トリッキーを墓地に送ることにより、
 相手フィールド上にいるモンスターの数だけ
 トリッキートークンを守備表示で特殊召喚する!」

「遊戯の場には…4体のモンスターが!」

トリッキーズ・マジック4の効果で、一気に4体のトークンを場に揃えた王様!
上級モンスターを呼び出す生贄には充分すぎる数です、ということはこの序盤でまさか…

「行くぜ相棒!オレの力を、本当の力を見せてやるぜ!」

「ま、まさか…!」

「来るのか!?」

「トリッキートークン3体を生贄に捧げ!オベリスクの巨神兵を召喚!」

3ターン目でいきなり神キター!!
王様のドローの凄まじさには感服するしかありません、オベリスクはストロングホールドを上回る攻撃力4000!
神の一撃でぼっかーんとストロングホールドは吹っ飛ばされてしまい、遊戯のLPは残りたったの1400に!

「ぐ…うう!」

「遊戯しっかりしろ!諦めんじゃねえぞ!」

「神が召喚されたうえに、遊戯くんのモンスターは光の護封剣で攻撃もできない…!」

「ボクのターン、ドロー!サイレントソードマン・レベル0(攻撃力1000)を召喚!」

早くもピンチを迎えてしまった遊戯でしたが、すかさずバクラを撃破した主力モンスター・サイレントソードマンを召喚!
ターンの経過ごとに攻撃力を上げていくこのモンスターなら、オベリスク以上の攻撃力を持つ可能性も…
とはいえ、それまでオベリスクとの戦闘を避け続ける手段があるのかどうか…

「攻撃表示でターンエンド!」

「攻撃表示!?次のターンで攻撃されたら勝負が決まっちまうぜ!」

(何かあるのか…!?神への秘策が!)

(神のカードは(召喚コストが)重すぎて、せいぜいデッキに入れられるのは一枚…
 オベリスクを倒せたら、あるいは…!)

「オレのターン、ドロー!この戦い、互いが持てる力を全て出し切る…
 そうでなければ本当の決着は見えない!オレはオレの全力を出し切る!
 ついて来れるか相棒!」

「ボクも全力で君を超える!」

「行くぜ相棒…!オベリスクの巨神兵でサイレントソードマンを攻撃!」

「リバースカードオープン!”大地の侵食”!
 さらに速攻魔法”ターンジャンプ”を発動!
 お互いのプレイヤーは、3ターンずつプレイしないままターンを経過する!」

オベリスクの攻撃を受ければ即敗北というこの状況、そこで遊戯は2枚のリバースカードを連続で発動!
ターンジャンプの効果で3ターン後まで時が飛び、サイレントソードマンの攻撃力が2500にアップする!

「足りないぜ相棒、オベリスクの攻撃力4000には届かない!」

「いや…!リバースした大地の侵食のトラップ効果を発動する!」

「神にトラップは効かないぜ!」

「神にかけるんじゃない、神のいるフィールドにかけるんだ!」

「なに!?」

「大地の侵食は、リバースしてから発動するまでに経過したターンごとに
 侵食したフィールドのモンスターの攻撃力を500下げる!
 つまりターンジャンプで経過した3ターン分、1500ポイントをオベリスクから奪う!」

そしてターンジャンプ前にリバースした大地の侵食の効果により、オベリスクの攻撃力も2500までダウン!
えーとつまり…対象を取らないトラップカードなら神にも効いてしまうっていうことなのか…
でもそうなると、はいはい地砕き地砕きであっさり神も片付けられるってことなのかなぁ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
この辺のルールはややこしくてよく分かんないや…

ともかく攻撃力が互角になってしまったので、攻撃をストップする王様。このまま睨み合いが続くかと思われましたが…

「相棒…!オレも場からトラップを発動していた!永続トラップ”召喚時計”!
 相手の場のマジック、トラップが発動した時に発動する!
 このカードとモンスター1体を生贄に、
 経過したターンの数だけ手札のモンスターを特殊召喚する!」

「こんなこともあろうかとトラップを発動していたんだよ!」(えー
遊戯のターンジャンプを利用した王様のトラップ!それは経過したターンの数だけモンスターが召喚可能になるカード!
ということは3体のモンスターが召喚可能に…王様は手始めにキングスナイト・クィーンズナイトを召喚し、そして最後の一体は…


(C)高橋和希・澤井啓夫/集英社

「オシリスの天空竜を
 召喚するぜ!!」(えー

「バカな!?」

「2体目の神だと!?」

ドジリスの天空竜降臨す!神の厳しい召喚条件を次々とクリアし、圧倒的な戦力を揃えていく王様!
ドジリスの攻撃力は3000…これでは遊戯のサイレントソードマンも歯が立ちません
さらにキングスナイトとクィーンズナイトが場に揃ったことで、その特殊能力によりジャックスナイトまで特殊召喚されてしまい…

「トラップカードオープン!”迎撃の盾”!モンスター1体を生贄にして発動!
 このターンだけ、生贄にしたモンスターの守備力を
 対象モンスターの攻撃力に加える!」(レッドガジェットを生贄にし、サイレントソードマンの攻撃力2500+1500)

「今度は遊戯のモンスターがオシリスを上回った!」

「やるな相棒…ならばキングスナイトとクィーンズナイトで、
 グリーンガジェットとイエローガジェットを攻撃!」

「くっ…!」

「オレのバトルフェイズはこれで終了する…
 だがオレはこのターン、まだモンスターを召喚することができる!」

なんとか1ターンだけの攻撃強化で、サイレントソードマンの破壊をまぬがれた遊戯。
サイレントソードマンを後回しにした王様は、ひとまず2体のガジェット達をドカドカ破壊!
これでターンエンドかと思われましたが、このターン王様が行った召喚はすべてカードの効果による特殊召喚…
まだもう一体通常召喚を行う権利が残されていたのです、そしてこの局面で呼び出されるモンスターとは…

「(召喚のための呪文を唱える王様)」

「ヒ…ヒエラティックテキスト!?」

「まさか…!」

「そんな!?」

ゴリラ語キター!!(えー
ラー召喚のために詠唱しなければならない古代神官文字(ヒエラティックテキスト)!
マリク達古代エジプトにゆかりのある人物しか詠唱不可能でしたが、ファラオの記憶を取り戻した今の王様なら造作もないこと!
ジャックスナイト、クィーンズナイト、キングスナイトが生贄となり、金に輝く神がその姿を現す!

「出でよ!ラーの翼神竜!!」

「う…あ…!」

「3体の神を…召喚しただと!?」

「相棒…これがオレの全力だ!!」

史上最高にして空前絶後の究極召喚!こんな超難度の召喚ができるのは、この世もアニメの世界も含めて王様ただ一人でしょう
ちなみにラーの攻撃力は、生贄にした3体の合計(1500+1600+1900)でなんと5000!
召喚時計の効果で直接ラーを召喚しなかったのは、生贄なしの特殊召喚だと攻撃力0になってしまうからか…
まさにこれ以上の布陣はないでしょう、最強すぎる王様のモンスターに対して遊戯はどうしたら…!?次回に続く!


■遊戯王デュエルモンスターズ第222話 「三幻神を倒せ!」
 

「こ、これが…もう一人のボクの本気…!」

「オレはマジックカード”強欲な壷”を発動!デッキからカードを2枚手札に加えて
 ターンを終了するぜ!(ドジリスの攻撃力2000→3000)」

「す、凄いぜ…兄サマ…!」

「なんということじゃ、まさかこんな光景を生きているうちに拝めるとは…!」

「攻撃力が下がったとはいえ、それでもオベリスクの攻撃力は2500!」

「オシリスには、召喚した相手モンスターに
 2000のダメージを与える召雷弾の特殊能力…!」

「ラーだって特殊能力を使って、場のモンスターの攻撃力とライフを
 攻撃力に変換すれば、その攻撃力は14999まで上がる!」

弱体化したとはいえいまだに最上級モンスターの攻撃力を持つオベリスク、
相手の召喚に対して超強力な妨害能力を持つオシリス、
場のモンスター吸収とプレイヤーのライフ吸収でケタ違いの攻撃力を発揮できるラー…
おまけに3体ともマジック・トラップ・特殊効果が効かない神のカード。遊戯はもはや完全に追いつめられてしまいました

「一人のデュエリストの場に3体の神…このスーパーヘビーデッキを回転させ、
 召喚させるアテムのデュエルタクティクス…!
 まさにデュエル史上に残る闘いに間違いはない!」

恐ろしいのはこの激重モンスター3体をあっさり降臨させてしまった王様の超スーパードロー。
神の他にも上級モンスターてんこ盛りで、信じられないほど召喚コスト重すぎのデッキを使っているというのに
よくこれほどスムーズに神の召喚を…

「しかしこのデュエルの勝負はすでに決した(すたすたすたすた)」

って、お、おいこらー!社長帰ろうとすんなー!!
「はいこのデュエル終了」と勝手に決めつけてスタスタ神殿を去ろうとする社長。それはいくらなんでも遊戯が可哀想ですよ!

「待てよ海馬!そんなことまだ分からねえだろ!」

「勝負はまだ終わってないわ!」

「ふぅん、神一体も操れぬ貴様らに何が分かる?ならば聞こう凡骨!
 貴様に場に出揃った3体の神を、打ち負かす方法が分かるか!」

「う、そ、それは…」

「分かるまい!何故ならそんな方法はないからだ!」

「いや、きっと何か打つ手はあるはずだぜ!
 なあマリク、お前ならラーの弱点を知ってるだろ!」

「…ラー1体ならまだしも、3体の神が揃った今となっては…」

「これも運命の導きかもしれません、三千年の間にファラオの剣は
 収めどころがないほどに大きくなっていた…
 それを受け止める者がいない以上、闘いの儀は成立しません」

「アテム、これで貴様の魂も冥界に帰らないことが決定した」

どんだけ言いたい放題なんだよあんたら! 遊戯マジ涙目すぎる
「どうやら冥界へは帰れそうもないな」とかいう言い方ならまだ分かりますけど、
「帰らないことが決定した」なんて勝手に決めないでくださいよ社長!

「行くぞモクバ」

「に、兄サマ…」

(果たしてオレに3体の神を倒すことができるか…)

すでに自分が王様とデュエルすることしか考えてない社長。
もう遊戯のデュエルのことなんて頭から吹っ飛んでますよ!なんてやりたい放題の社長…少しは自重してください!

「待って海馬くん、君には最後まで見ていって欲しいんだ!」

「遊戯!オレのロードに貴様の敗北を眺めている暇などない!」

「ボクはこのデュエルに必ず勝つ!ボクはそのために今この場に立っている!」

海馬くんゆっくりしていってね!(えー
この場の誰一人三幻神の攻略法が思い浮かばない中で、たった一人その策を見い出していた遊戯!
自分にさえ想像のつかない事をこの遊戯が…と、さすがの社長も動揺を隠せません

「バカな…!遊戯、貴様は本気で言っているのか!今この場で3体の神を倒すと!」

「うん…!」

「なっ…ふぅん、いいだろう遊戯、貴様がそこまで言うのなら…
 貴様のデュエル見届けてやる!」

あっさりこの場に残る事を決めてしまいました。社長あんたって人はー!
あんだけ好き放題言っておきながら!なんて調子のいい人なんだろう…
そして中断していたデュエルもいよいよ遊戯のターンから再開です



「行くよ!もう一人のボク!」

(これは君を冥界に帰すという強い意志で作り上げた、ボクの最高のデッキだ…!
 
このデッキには君から学んだことが詰まっている!
 どんな時でも決して闘うことを諦めない!
 どんな時でも自分のデッキとモンスター達を信じる、デュエリストの勇気と誇り!)

「来い相棒!お前のターンだぜ!」

「ボクのターン!ドロー!ボクのターンを迎えたことで、
 サイレントソードマンのレベルがアップ!(攻撃力2500→3000)
 ボクは手札のマグネットウォーリアα・β・γを生贄に!
 磁石の戦士マグネットバルキリオンを攻撃表示で特殊召喚!(攻撃力3500)」

「相棒の場に新たなモンスターが召喚されたことで、
 オシリスの特殊能力を発動するぜ!行けオシリス!召雷弾!」

非常に高い攻撃力を持つユニオンモンスター・マグネットバルキリオンを召喚した遊戯!
しかし、その召喚に対してすかさずドジリスの特殊能力が発動してしまいます
召喚されたモンスターの攻撃力を2000も削るドジリスの特殊能力・召雷弾…
ドジリスが場に陣取っている限り、攻撃力2000以下のモンスターは場に残ることもできず粉砕され、
ブルーアイズのような攻撃力3000の強力モンスターを召喚しても、
たちまち攻撃力1000の雑魚に変えられてしまうという…実に恐るべき特殊能力です

「ボクは速攻魔法を手札から発動する!”ミラージュマジック”!」

「う…!?」

「ミラージュマジックは、味方モンスターが攻撃を受けた時発動できるカード!
 その効果を無効にし、攻撃力分のライフを回復する!(LP1400→3400)」

「遊戯が召雷弾を防いだ!?」

「オシリスの特殊能力を利用し、自分のライフを回復するとは…
 だが神の前では、その程度のライフはないも同然…!」

しかし、すかさず魔法カードを発動して召雷弾を防いだ遊戯!おまけに自分のライフまで回復してしまいます
神に魔法カードは効かないはずですが、今のミラージュマジックはマグネットバルキリオンを対象にしたから効いたのか…
なんだかんだ言って結構神に使えるカード多いな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
ともかくこれでマグネットバルキリオンの攻撃力を下げられずに済みました、さすがに攻撃力5000のラーには届きませんが
3000のドジリスと2500のオベリスクならこれでなんとか…って

「ボクは場に2枚の伏せカードをセット!ターンエンドだ!」

「あれ…?遊戯くんは攻撃しないの?」

「したくても出来ねえんだよ…」

「うかつな神への攻撃は、自滅を招くだけさ」

あ、あれー!?(゜д゜;)せっかく攻撃力を保っておいたのに何もしないんですか!?
攻撃したくてもできないってどういうことなんだろう…ドジリスやオベリスクを狙っても、
ラーにそれを生贄にされたら返り討ちにされるってことでしょうか?

「んなことより気になるのは、遊戯の場のモンスターは
 すべて攻撃表示のままだぜ…!あれじゃ3体の神の攻撃は受けきれねえ!」

(誘っているのか相棒…?)

「オレのターン、ドロー!この瞬間オレの手札は4枚!
 よってオシリスの攻撃力が4000にアップ!
 行くぜ相棒!オシリスの天空竜、サイレントソードマンに攻撃!」

「トラップカード発動!」

「相棒!神にトラップは通用しない!」

「ぐうっ…!(LP3400→2400)」

「ラーの翼神竜、マグネットバルキリオンに攻撃!」

「マグネットバルキリオン…!(LP2400→900)」

「相棒…これがオレの最後の攻撃だ!
 オベリスクの巨神兵の攻撃!ゴッドハンドクラッシャー!」

そして次のターン、王様怒涛の攻撃で遊戯は一気にズタボロに!ドジリスの攻撃に合わせて何かのトラップを発動していましたが、
「無駄無駄無駄ァー!!」と効果を無視されボカスカやられる一方!そしてトドメのオベリスクの攻撃が放たれますが…

パシュウウウウン

「なに!?なぜマグネットバルキリオンとサイレントソードマンが…!
 まさかさっきのトラップは!」

「そう、ボクはこのカードを発動したんだ!」

「”ミラージュルーラー”…?」

「ミラージュルーラーは、相手バトルフェイズ中に
 自分のモンスターが全て破壊された時に効果が発動するカード!
 このターンのバトルフェイズで破壊された自分のモンスターとライフを、
 バトルフェイズ前の状態に戻し、その後ライフを1000払う!」

「やるな…相棒!」

「ふぅん…なるほど、今度はトラップを自分の場にかけたか」

しかしオベリスクの攻撃の瞬間、遊戯のモンスター達が復活しダメージを受けたライフまで元通りに!
このミラージュルーラーというカード、自分のモンスターが全滅した時にそれをリセットする効果のようです。(ライフは1000払うけど)
オベリスクの攻撃力を上回るサイレントソードマン達が復活してしまい、王様も急遽オベリスクの攻撃をストップさせることに…

ってちょっと待ってください、「モンスターが全滅したら発動」ってことは、片方のモンスターだけ倒した時は当然発動しないわけで…
つまり、ラーの攻撃力を14999まで上げて片方のモンスターだけ攻撃すれば遊戯はもう負けてた:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
王様が「トラップは効かないぜー!」なんて調子乗らないでちゃんとトラップの効果じっくり読んでたら
こんなことにはならなかったのに!(えー

(なんとか神の攻撃をかわすことはできた…
 でも次に神の攻撃を受けたらボクに勝ち目はない…!)

(どうする遊戯、オレにも見つけられぬ神の弱点…
 神を倒すと言うのならそれを見つけてみろ!
 オレの想像を超えたデュエルをしてみろ遊戯!)

(…あれはターンジャンプ前から伏せられているカード…
 けどもう一人のボクは、一度も発動する気配を見せてはいない…
 考えられる可能性はただ一つ、ボクがターンジャンプ以降
 一度も攻撃を仕掛けていないからだ…!ボクの読みが間違っていなければ、
 あのカードは”聖なるバリアミラーフォース”…!
 万に一つの可能性かもしれないけど、
 ボクのデッキには神を倒すコンボが一つだけある!
 ボクの手札はゼロ…次のドローに全てが懸かっている!)

なんとか王様の攻撃をしのいだものの、さっきと状況は何も良くなっていないまま…
あの手この手で神とのバトルを避け続けるのもそろそろ限界です。そんな中、逆転に向けて遊戯が最も重要と考えていた要素…
それは王様の場に伏せられたままのリバースカード。おそらくミラーフォースが伏せられていると読んだ遊戯は、
それこそが神を倒すカギとなると考えているようですが…

「ボクのターン!ドロー!行くよ…!もう一人のボク!
 マグネットバルキリオンの特殊効果発動!
 マグネットバルキリオンを生贄に捧げることで、
 墓地のマグネットウォーリアα・β・γを特殊召喚する!」

「…血迷ったか遊戯!?強力モンスターを分解し、
 弱小モンスターを新たに召喚するなど…!神の前では自殺行為!」

そして次のターン、なんと遊戯はせっかく合体させたマグネットバルキリオンを分離してしまう!
3体となったマグネットウォーリア達はすべて攻撃力2000以下のモンスター、
これではドジリスの召雷弾で全員吹き飛ばされてしまいます

「何やってんだよ遊戯!攻撃力2000以下のモンスターは全部破壊されちまうぜ!」

「行けオシリス!召雷弾!」

「この時を待っていた…!トラップカード”マグネットフォース”!マグネットフォースは、
 岩石族および機械族モンスターが攻撃を受けた時に発動できるカード!
 そのターンに受けた効果を、相手モンスターに移すことができる!」

「今度は自分のモンスターにかけるトラップだと…!?」

その途端、遊戯は特殊能力を反射するトラップカードを発動!
今度はマグネットウォーリア達が対象のトラップなので、やはり神にも有効なようです
そしてマグネットウォーリア3体への召雷弾が、そっくりそのまま神3体に弾き返される!
その結果、神の攻撃力が全員2000ポイントダウンすることに!ドジリスお前ってやつはー!!

「これならどの神も、遊戯のモンスターで倒すことが可能だぜ!」

「サイレントソードマンレベル5!オベリスクの巨神兵に攻撃!」

「甘いぜ相棒!トラップカード発動!”聖なるバリアミラーフォース”!」

攻撃力たった500となったオベリスクに攻撃を仕掛ける遊戯!しかし、それに合わせて王様もリバースカードを発動する!
やはり遊戯の読み通り、王様が伏せていたのはミラーフォース…その効果は”相手の攻撃表示モンスターを全て破壊”ですが、
遊戯はこれをどう利用するつもりなのか…って

ばきんばきんばきんばきーん

何もせず効果食らいやがったー!なんだそれー!!全部攻撃表示だった遊戯のモンスターは一気に全滅!
何かカウンターでカードを使うもんだと思ってたのに!一体これがなんで神を倒すコンボになるというのか…
関係ないけど「ほわああ〜」とか変な声出してやられたサイレントソードマンが実に間抜けです:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

 

「残念だったな相棒、オレの伏せカードを見破れなかったのは」

「ううん…君の伏せカードは読んでいた!
 君のミラーフォースが発動したことで、ボクの神を倒すコンボは完成した!」

「なに!?」

しかしなんと、やはりミラーフォースでモンスターを全滅させられることが狙いだった遊戯!
フィールドがら空き+手札一枚の状態でありながら、神の撃破を確信するとは一体どんな策が…?
そして手札に残っているのは、さっき「このドローに全てが懸かっている」と言った時に引いてきたカード…
今の大ピンチな状況こそが、そのカードを使うのに最適な状態ということなのか…?次回に続く!


■遊戯王デュエルモンスターズ第223話 「強き心、優しき心」
 

「神を破るコンボが完成しただと…!」

「神の攻撃力は下がってるけど、遊戯の場にモンスターはいないんだぞ…!?」

遊戯の場にモンスターはおらず、手札も残りたったの1枚…この絶体絶命な状況から、三幻神の撃破を可能にするカードとは…

「ボクは手札から速攻魔法!”マグネットリバース”を発動!
 このターン、自分の墓地に置かれた岩石族・機械族モンスターを、
 守備表示で特殊召喚する!」

それはモンスターを守備表示で蘇生するカード!”蘇りし魂”とよく似た効果のカードですね
遊戯が蘇らせたのはマグネットバルキリオン…しかし、それに合わせてまたドジリスの召雷弾が発射されてしまいます

「召雷弾は、ボクの場のトラップ・マグネットフォースの効果で
 君の場のモンスターに向かう!」

な、なにぃ!?(゜д゜;)まだ場に残ってたんかいマグネットフォース!
そういえば前回このカードを発動した時から、まだずっと同じ遊戯のターンなんでしたっけ…
あの時もボカボカ撃たれまくった召雷弾を全部跳ね返してたし、同じターンの間なら何度でも効果を使えるんですね
そして跳ね返された召雷弾はオベリスクに直撃!攻撃力が残り500しかなかったオベリスクは爆死してしまいます

「うっ…!オベリスクが!」

「さらにマグネットバルキリオンの特殊効果発動!マグネットウォーリアに分離しろ!」

続けて遊戯はマグネットバルキリオンを3体に分離!前回と同じく召雷弾を3発反射する気ですか!
ということは、ドジリスとラーの攻撃力は残り2000と3000だから…



ド、ドジリスー!!(泣)
なんというドジ!絶対無敵なはずの布陣があんた一人のおかげで全滅ですか!お前さえいなければこんなことには!(えー 
自分だけやられるならまだしも、ラーとオベリスクまで道連れにするとは…信じがたいほどのドジ…

「ぐううっ…!」

「す、すげえ…!」

「3体の神が…敗れただと!?」

「信じられねえ…あいつ本当に奇跡を起こしやがった!」

「もう一人のボク…ボクは君と一緒に戦い抜いてきたことで分かったんだ、
 強力な力を持つ者の最大の弱点…それは力そのものだって!」

強力な力を持つ者の最大の弱点…いいえそれはドジです(えー  しつこいですがドジリスの効果さえ(ry

「ボクは君が神を使う姿を心の中で見つめながら、
 無意識のうちに考えていた…神を倒す方法を」

「当然だぜ相棒、より強き者に立ち向かおうとする本能…
 それこそ真のデュエリストである証!
 だがまだオレは力を出し尽くしちゃいないぜ!
 オレのターン、ドロー!手札からマジックカード”融合”を発動!
 同じく手札から、幻獣王ガゼルとバフォメットを生贄にし!
 有翼幻獣キマイラを召喚する!(攻撃力2100)」

しかし神3体がやられても、まだまだ遊戯にペースを握らせない王様!
ガゼル、バフォメットを融合させたキマイラを召喚し、マグネットウォーリアαを撃破!
残りのマグネットウォーリアも太刀打ちできないキマイラの攻撃力…遊戯にとっては苦しい展開が続きます
何しろ今の遊戯は手札も伏せカードも0枚。マグネットウォーリア達が全滅する前に、何か有力なカードを引いて来なければ
もう勝負がついてしまいます

「ボクのターン!ドロー!ボクはマグネットウォーリアβとγを生贄に、
 バスターブレイダーを召喚!(攻撃力2600)」

いきなり凄いの引いてきやがったー!遊戯がドローしたのは最上級モンスターのバスターブレイダー!
ドローのタイミングがあと1ターンでも遅かったら、マグネットウォーリアがやられて召喚できなかったろうに…
さすが遊戯のドローは絶妙です、そしてバスターブレイダーの攻撃でキマイラを撃破し
ずっと無傷のLP4000だった王様に、このデュエルでついに初のダメージが!(王様LP4000→3500)

「やるな相棒…!だがキマイラが破壊されたこの瞬間、
 キマイラの特殊能力が発動!墓地に眠るバフォメットか、
 ガゼルのどちらかを特殊召喚することができる!甦れバフォメット!」

しかしキマイラがやられてもまだ場に居座る王様のモンスター!すでに攻撃を終えた遊戯はターンエンドして王様のターン…
すかさずバフォメットを生贄にした王様は、上級モンスターのギルファーデーモンを召喚する!(守備力2200)

「ギルファーデーモン…!攻撃力はバスターブレイダーには及ばないけど、
 あいつには破壊された後に、相手モンスターの攻撃力を
 500ポイント下げる能力があるんだ!」

(もちろんもう一人のボクがそれを狙っていることは分かってる…
 だけど初めて訪れた攻撃のチャンス…!ここで立ち止まるわけにはいかない!)

遊戯がこのままギルファーデーモンを攻撃すれば、バスターブレイダーの攻撃力は2100にダウン…
しかし今は、ずっと無傷だった王様を攻撃できるまたとないチャンス。
ここは攻めるべきだと判断した遊戯は、バスターブレイダーでギルファーデーモンを破壊!
攻撃力を下げられながらも遊戯のターンが終了し、また守備モンスターのいなくなった王様は…

「オレのターン、ドロー!オレは手札からマジックカード”死の床からの目覚め”を発動する!
 このカードは、相手がデッキから2枚カードを引く代わりに、
 オレは自分の墓地からモンスターカードを1枚手札に加えることができる!
 さあ相棒、カードを2枚ドローしろ!オレも墓地からモンスターカードを手札に加える!」

(あのカード…?神を除けば、今までもう一人のボクが捨てたモンスターの中で
 通常召喚できるのはTHE・トリッキーが最高の攻撃力だけど…トリッキーは5つ星モンスター…
 特殊能力で呼び出すには、手札を1枚捨てなければならない…
 だが現在、もう一人のボクの手札は一枚だけ…
 コストにするカードがない以上、もう一人のボクが復活させるのは
 バスターブレイダーよりはるかに攻撃力の低いモンスターのはず…!)

マジックカードの効果で、何やら墓地のモンスターカードを回収してきた王様。
しかし、すでに王様の手札はその回収したモンスター1枚だけ…
生贄もいないこの状況で上級モンスターは召喚できませんし、となれば王様の手札はまず間違いなくレベル4以下のモンスター。
それならバスターブレイダーの敵ではありません、このまま優勢に闘えると予想する遊戯でしたが…

「相棒…オレには読めるぜ、お前の目算が。
 だがオレのデュエルは、お前の一歩も二歩も先を進んでいるぜ!」

「…!?」

「オレが墓地から復活させたモンスターはこれだ!
 出でよ!疾風の暗黒騎士ガイア!(攻撃力2300)」

「なに!?ガイアだと!?」

「疾風の暗黒騎士ガイアは、手札が一枚だけの場合生贄なしで召喚することができる!」

「バカな!?いつの間にガイアが君の墓地に!」

しかしそんな遊戯の予想を裏切り、王様が出してきたのは上級モンスター・暗黒騎士ガイア!
ですが墓地から拾ってきたはずなのに、このデュエルでまったく見かけていないガイアがなぜ…?

「あっ…!あの時だ…!あの時最初に捨てたカードが、疾風の暗黒騎士ガイア…!」

そう、このデュエルの最初のターン、王様はTHE・トリッキーを召喚するために手札を一枚墓地へ捨てたはず…
その捨てたカードこそが暗黒騎士ガイアだったのです
ガイアの攻撃力は2300、攻撃力の落ちているバスターブレイダーが破壊されてしまい、
またしても遊戯の場はがら空きに…(遊戯LP2400→2200)

「う…くっ!トラップカード”魂の綱”発動!
 自分のフィールド上のモンスターが破壊された時、
 1000ライフポイントを払うことで、デッキからレベル4のモンスターを特殊召喚する!
 ボクはデッキより、黒き森のウィッチを守備表示で特殊召喚!(守備力1200)」

すると遊戯は、バスターブレイダーが破壊されると同時に新たなモンスターを召喚!(遊戯LP2200→1200)
黒き森のウィッチ…戦闘力は大したことありませんが、非常に優秀なサーチ能力を持つことで有名なモンスターですね
ちなみに現実では禁止カードなんですけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ボクのターン、ドロー!ボクは黒き森のウィッチを生贄に…
 来い!デーモンの召喚!(攻撃力2500)
 さらにボクは黒き森のウィッチの効果で、
 デッキから守備力1500以下のモンスター・マシュマロンを手札に加える!」

王様のターンが終わり遊戯のターン、黒き森のウィッチを生贄にした遊戯はデーモンの召喚を召喚!(ややこしい
さらに黒き森のウィッチのサーチ効果、”墓地に送られた時に守備力1500以下のモンスターを手札に加える”を使って
壁モンスターとして優秀なマシュマロンを手札に!ピンチかと思えば一気に大逆転です
デーモンの召喚でガイアを粉砕し、今度は王様がフィールドがら空き+手札ゼロの状況を味わうことに…(王様LP3500→3300)

「オレのターン!お前が奇跡を起こすなら…オレもまた奇跡を起こす!
 オレはビッグシールドガードナーを召喚する!ドロー!」

「ど、どういうことだ…!?アテムの奴、ドローする前にモンスターを言い当てたぞ!」

って、その時突如として王様の予言ドロー炸裂!カードを引く前からビッグシールドガードナー召喚と言い切り、
ドローした結果まさしく王様の宣言通りのモンスターが!
おいおい王様…これはもうデッキの積み込みをやっていたことが決定的ですな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ドローするカードが分かるんじゃない…
 ファラオは自分のイメージしたカードをドローしたんだ!」

「ん、んなことできるかよ!?デッキの順番は、セットした時に決まってるんだぞ!」

「いいえ…私もドローとは、運命に導かれ決定するものだと思っていました…
 しかし、今のファラオは運命さえ自らの信念と意志で導いている…!」

な、なんだそりゃー!!つまり王様は絶対運命改変ドローを発動したというのか!
「次に引くカードが王様のイメージ通りに化ける」という恐るべき運命改変!
今まで遊戯たちは「このドローに全てを賭ける!」とかいう時だけ、逆転のカードを引く能力が発動してましたが
その能力も王様の絶対運命改変ドローの片鱗に過ぎなかったのか…
というか作中でその能力認められちゃっていいのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ともかく王様が召喚したのは守備力2600のビッグシールドガードナー、デーモンの召喚の攻撃力を上回るモンスターです
それに対して遊戯の取った行動は…

「ボクのターン、ドロー!ボクは”強欲な壷”を発動!
 デッキから新たに2枚のカードをドローする!そしてワタポンを特殊召喚!
 さらにワタポンを生贄に、カースオブドラゴンを召喚!(攻撃力2000)」

強欲な壷を使用しワタポンを引き入れた遊戯。ワタポンは、カード効果のドローで手札に加わった時特殊召喚が可能なモンスターです
そのワタポンを生贄にした遊戯は、カースオブドラゴンを通常召喚!
デーモンの召喚と同じく、ビッグシールドガードナーの守備力には及ばないモンスターですが…

「行けデーモンの召喚!魔降雷!」

「な、なんで守備力が上のビッグシールドガードナーを!?」

「いや…これでいい!ビッグシールドガードナーは、
 攻撃を受けると攻撃表示に変わる!だがその攻撃力はわずかに100!」

そう、ビッグシールドガードナーは、高い守備力の代わりにこのようなこのデメリットを持つモンスター。
遊戯は100のダメージを負いながらもデーモンの召喚で攻撃し、
へっぽこ攻撃モンスターとなったビッグシールドガードナーをカースオブドラゴンで撃破!
これで遊戯のLPは1100、王様は残り1400…ようやくデュエルの流れが遊戯に傾いてきた感じが…
って遊戯のLP2100に増えとるー!?(゜д゜;)
どうやらこの場面だけLP表示が間違っているようです、人騒がせなんだからもう:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「感じる…!感じるぜ!オレのデッキに眠る魂の鼓動!待たせたなマハード!
 オレのターン、ドロー!オレは手札からマジックカード”黒魔術のカーテン”を発動!
 このカードはライフポイントを半分払うことで、
 自分のデッキからブラックマジシャンを特殊召喚することができる!」(王様LP1400→700)

「ブ…ブラックマジシャン…!」

「このタイミングで出るのか…!」

しかし、運命改変ドローを駆使する王様にはピンチという言葉など無意味!
今度はブラックマジシャンの専用サポートカードを引き入れ、最も信頼するしもべ・ブラックマジシャンを召喚してしまう!

「さらにオレは、場のマジックカード”秘術の書”を発動!
 ブラックマジシャンの攻撃力と守備力を300ポイントアップ!」

「ファラオよ…三千年の時を超え、再び我が魂をあなたに捧げる!」

「マハード…!」

元の攻撃力ではデーモンの召喚と互角な2500のブラックマジシャン。
しかし、すかさず王様は魔法カードでブラックマジシャンを強化!
それにしても300ポイントだけアップとは、またずいぶん控えめな効果のカードですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「やはり出てきたね…ブラックマジシャン!」

「相棒!これがオレの最後の切り札にして、我が最強のしもべブラックマジシャン!
 このブラックマジシャンを倒さない限り、お前に勝利はない!」

ブラックマジシャンにデーモンの召喚が破壊され、遊戯のLPは残り800!
残り700の王様も同様に後がない状態。最も信頼するモンスターにすべてを託し、最後の激突の時を迎える!
次回いよいよ遊戯王最終回!





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