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1月20日

アニメ感想:イナズマイレブン 第16話「破れ!忍者サッカー!」



「みんな、一回戦の対戦相手は戦国伊賀島中だ!」

「戦国伊賀島中の監督は、忍者の末裔と言われています。
 秘伝の忍術を使って、選手を鍛えているという噂です」

「に、忍者ぁ!?」

「忍術で鍛えるって…」

「一体どんなサッカーをするんすかねぇ」

「それがよく分からなくて…」

「いいさ!どんなチームだってサッカーをすることには変わりない、今まで通り真正面からぶつかっていこう!」

「「「おお!!」」」

今日はいよいよ全国大会一回戦の日、雷門イレブンは戦国伊賀島中との試合を前に控え室で気合を入れていました
それにしても今度の相手は忍者サッカーですか…まあ今までの相手も殺人サッカー(帝国)、呪いサッカー(尾刈斗)、
ジャングルサッカー(野生)、電脳サッカー(御影専農)、おたくサッカー(秋葉名戸)
と、イロモノ連中ばかりでしたから
忍者サッカーって言ってもそんなに警戒すべきじゃないのかも:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…」

しかし仲間が盛り上がる中、唯一風丸だけは静かに押し黙っていました。もしかして、まだ陸上とサッカーのことで迷ってるんでしょうか
そんな風丸が気にかかるのか、グラウンドへ向かう途中円堂はこっそり話を聞くことにします

「風丸!あの陸上部の後輩のことなんだけど…」

「宮坂のことか…あいつは多分、言葉じゃ納得しないだろう。だからサッカーで答えを見せてやるつもりなんだ」

「えっ…それじゃあ!」

「ああ、俺が今日ここにいるのはサッカーをするためだ」

「そうか…!そう決めたんだな!」

「なぜサッカーをやるのか…俺自身が答えを探してるのかもしれないな」

「ようし!その答えを見つけようぜ!思いっきりボールを追いかけてさ!」

なんと、すでに陸上のことは試合が始まる前から吹っ切ってたのか風丸!
さっきのは静かに、この試合にかける覚悟を決めていたんですかね。よかったよかった
あとは帝国の時の円堂みたいに、試合が始まった途端悩みが再発したりしなきゃいいんですが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「よし、次こぉい!」

「豪炎寺!」

スパァン!

「な…!?」

そしてピッチでウォーミングアップを始める雷門イレブンでしたが、突然そこへ相手校のFWが乱入してくるハプニングが!
豪炎寺へのパスをいきなり横からかすめ取るマナーの悪さ、こいつは乱闘で身の程を教えてやるべきかもしれませんな(えー

「だ、誰だ!?」

「お前に名乗る名はない!」

「なに!?」

「豪炎寺修也、俺と勝負しろ!噂には聞いてるぞ?天才ストライカーなんだってな!
 俺は戦国伊賀島の霧隠才次だ!」

「思いっきり名乗ってるッス…」

「俺は足には自信があるんだ、どっちが上か決めようじゃないか?
 ここからフィールドをドリブルで往復して速さを競うんだ!」

なんだか妙に豪炎寺への対抗意識を持っている霧隠。いきなりボールをぶん取ったあげく「よしこの勝負方法に決めた!」
一人で勝手に盛り上がってドリブル勝負をすることを決めてしまいました。そんな霧隠に対して豪炎寺は…

「断る。迷惑だ」

言ってやった言ってやった!(えー
「てめー練習の邪魔だよバカ」と言いたげに、まったく霧隠を相手にしない豪炎寺。
格好つけて得意げに話していた霧隠も、まさかの展開にあたふた慌て出してしまいます

「な、なに!?逃げるのか腰抜けめ!」

「腰抜けだと!?」

「お前には言ってない!」

「仲間をバカにされて黙ってられるか!その勝負俺が受ける!」

「冷静になれよ円堂、ここは相手にしない方が…はっ」

なんとか豪炎寺の気を引こうとわめく霧隠、しかしそれに釣られてしまったのは円堂でした
風丸はそんな円堂を「あんなのは放っておくに限るぜ」となだめますが、その時観客席から宮坂が見ていることに気づいてしまい…

「…一番足が速いのは俺だ…俺がやる!」

「か、風丸お前!?今相手にすんなって自分で…」

「誰だお前は?」

「お前に名乗る名はない」

「なっ…面白い、叩きのめしてやるよ!」

「宮坂の前でいいとこ見せるんだもん!」と変に張り切ってしまった風丸!霧隠との勝負に自分から申し出てしまう!
というわけで始まってしまった2人のドリブル勝負。単純に足の速さなら全国最強レベルの風丸ですが…

ドドドドドドド!

「く…!」

「は、速い!風丸さんを抜き去る奴がいるなんて…これがサッカーのスピードなのか!?」

しかしサッカーの経験値の差のせいか、わずかに風丸よりもドリブルの速さで勝る霧隠!
そのスピードには宮坂も目を丸くするばかり、さすが自信満々なだけあります
しかし風丸も負けじとギアを上げ、霧隠に並ぶと同じスピードでついていく!

「言うだけのことはあるなぁ!だけど足が速いだけじゃダメだぜ、サッカーは!」

バコオッ!!

「な!?」

なにィー!?き、霧隠この野郎!風丸のドリブル中だったボールを蹴とばしやがった!
さらにその蹴とばしたボールの方をドリブルしていくというふざけた行為、これに翻弄された風丸は霧隠に遅れを取ってしまいます

「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ…!」

「く…!?」

しかし霧隠のバカな行動が風丸の闘志に火をつけてしまった!弾丸のように加速した風丸は、霧隠との差を猛烈な速さで縮めていく!
もはや完全に霧隠を捕えた風丸、このままゴールに飛び込めば風丸の勝ちは確実!…って

スパパァン!!

「うっ!?」

「な、なんだ!?」

「勝手な行動は慎め霧隠」

「サッカーは個人競技にあらず、チーム同士で競うものだ」

肝心な時に邪魔すんなお前らー!!戦国伊賀島のお邪魔虫どもが!
せっかく風丸の勝利で決まるところに乱入しやがって!
建て前では「うちの霧隠が勝手なことしてすいません」なんてことを言ってはいますが
うちのチームの奴が自分で勝負仕掛けて負けるなんて恥ずかしすぎだから
負ける直前になって妨害したっていうのが本音だろうが!(えー

「ちぇ、分かったよ。名前覚えとくぜ?えーと…藤丸くん」

「…風丸だ!」

仲間に止められてしぶしぶ引き下がった霧隠。というか風丸の名前は「お前に名乗る名前はない」って教えてもらえなかったのに
よく藤丸なんて似たような名前思いついたな霧隠:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  まあ円堂達が風丸ってでかい声で呼んでたからかな…

《雷門中学対戦国伊賀島中学!さあキックオフだ!》

とんだハプニングがありましたが、気を取り直していよいよ戦国伊賀島との試合が始まる!
最初は雷門のキックオフから始まりますが、開始早々いきなり戦国伊賀島の忍法に翻弄されてしまいます



「伊賀島流忍法・残像の術!」

「伊賀島流忍法・四股踏み!」

「伊賀島流忍法・分身フェイント!」

消えるも増えるも思いのまま!掴みどころのない伊賀島の忍法に、手も足も出ず押されっぱなしの雷門イレブン!
というか四股踏みはそれ忍術じゃねええええええ!どう見てもただの相撲だこれ!

「くそっ…上手く噛み合わない!」

「こういう時は…絶対に先取点を取らなければダメだ!」

かろうじて失点だけは防いでいる雷門でしたが、試合の流れは完全に伊賀島のペース…
このままではジリ貧になることは確実。そんな嫌な流れを変えようと、ボールを奪った風丸が一気に前線へ向かう!

「伊賀島流忍法・影縫いの術!」

ヒュボウッ!!

「ぐあああっ!?」



しかし、そこに立ちふさがるのはまたも伊賀島の忍術!自在に動く影で足をすくわれた風丸は、
逆に伊賀島に絶好のシュートチャンスを与えてしまう!

「伊賀島流忍法・つちだるま!」

「熱血パンチィィッ!」

バチイイイン!!

「うわあああーーっ!!」

あー熱血パンチ負けてもうたー!!霧隠の必殺シュートにパワー負けしてしまう熱血パンチ!
吹き飛ばされた円堂はあえなく先取点を献上してしまいます、この間のクロスドライブもそうでしたが
これからの強敵との戦いでは、もはや熱血パンチでは対抗しきれないのか…(´・ω・`)

(嫌な倒れ方をしたな…ダメージがなければいいが…)

な、なんですって!?そんな円堂を観客席から見ていた鬼道さんが不吉な発言を!
今の熱血パンチで、円堂が手を痛めたのではないかという嫌な予感…その鬼道さんの予感は的中してしまい
円堂は苦悶の表情を浮かべながら、かろうじて前半終了まで伊賀島のシュートを抑えるのでした

「思った以上に厄介な相手だな、何をしてくるか予測がつかない…」

「さすがに全国大会の相手は一筋縄じゃいかないってことかな」

「絶対に突破口はあるさ!一筋縄でダメなら二筋縄、それでもダメなら三筋縄だ!」

前半やりたい放題伊賀島にやられてしまい、少々まいっているハーフタイムのイレブン達。それを励ます円堂でしたが、
二筋縄とか三筋縄とか具体的にどうすりゃいいのか全然分かんないよ!(えー
とはいえ、仲間達をリラックスさせる空気を作り出すには成功したようです、さすが円堂はいいムードメーカーですね
ところが、なにげなく円堂が秋からドリンクを受け取ろうとしたその時、手を痛めていることを風丸に気づかれてしまい…

「円堂…?ちょっと見せてみろ!」

「う…くっ…!」

「ひ、ひどい…音無さん、救急箱お願い!」

「こんな状態でゴールを守ってたのか!?」

「し、心配すんなって…!左手でも絶対にゴールは許さない!」

「円堂…」

ケガを抱えても決して諦めようとはしない円堂、それに雷門には円堂以外にキーパーのできる選手がいないので
こんな状態でもキーパーは円堂に任せる以外にありません

そして始まった試合後半、そんな円堂をカバーするために、風丸はいつにも増して気合の乗った動きでシュートを止めまくります

「俺が絶対にゴールは許さないッ!!」

「す、すごい気迫だ…こんな風丸先輩は見たことがない…!」

そんな風丸に続いて土門や壁山たちDF陣も奮起!決死の守りで伊賀島に決定的なチャンスを与えません
なかなか攻め切れずに痺れを切らした伊賀島は、なんと8人もの選手を使った超大技を発動する!

「伊賀島流蹴球戦術・円月の陣!!」

ギュボオオオオオオ!!

「な、なんだ!?うあああーーっ!!」

「ぐああああああ!!」

もりさきくんふっとばされたー!!(えー
なんつーとんでもない技だコレー!まるでロマサガ3のような陣形で8人が突撃すると、強力な砂嵐が周りを覆って
雷門イレブンをハチャメチャになぎ倒していく!なんとMF勢を全員ふっ飛ばしてさらにDF陣までも!
無敵じゃないかこの技!この壮絶なパワーにはまるで太刀打ちできません、このままゴールまで突撃されてしまったら…

「もらったぁーーっ!!」

とその時、ゴール前までやってくるとなぜか無敵状態を解除して普通のシュートを撃つ霧隠。ア、アホだー!!
なんでわざわざそこで普通のシュートを!?そのまま突っ込めば楽に一点取れたものを…(えー

「絶対に通さないッスぅぅぅぅっ!!おおおおおおおお!!」

壁山の新必殺技キター!!
なんと巨大な壁を発生させてシュートを弾き返した壁山!まさしく壁山の名にふさわしい技じゃないか!
壁山はイナズマおとしや最強技のイナズマ一号おとしにも必要だし、意外と攻守に渡って貢献してますねえ
それに比べると、同じDFでなんの技も持ってない栗松の立場が:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「くそっ…まだだ!食らえェッ!つちだるま!!」

「ゴッドハンドオオオッ!!」

しかし、こぼれ球を拾ったのはまたも霧隠!今度は必殺のつちだるまでゴールを狙い、円堂もそれをゴッドハンドで迎え撃つ!

ドババババババ!!

「…つううっ!!」

バッキイイイイン!!

「う…ぐああああーっ!!」

しかし、右手の負傷によりゴッドハンドのパワー不足は明らか!本来のパワーを出し切れないまま、
つちだるまの威力に耐えかねたゴッドハンドは粉々に!あー2点目取られたー!

「うおおおおおーっ!!」

とその時、シュートがゴールに突き刺さる前に体で止めた風丸!つちだるまの威力もゴッドハンドとぶつかって軽減されていたのか!
それにしても風丸の反応のおかげで助かりました、思わず宮坂も「格好いい」と見惚れてしまうほどのファインプレーです

(ひとつのボールから俺の気持ちがみんなに伝わる…!
 俺にもみんなの気持ちが分かる…痛みも、喜びも…
 だから俺は…サッカーが大好きなんだ!!)

「風丸さんがなぜ試合を見てくれと言ったのか分かる…
 ここが、風丸さんの走る場所なんだ…!」

その時風丸の心中には、「自分がなぜサッカーをやるのか」という試合前に探していた答えがはっきりと!
11人の仲間と一心同体になる瞬間…それこそが風丸にとって何より心地よく、サッカーに惹かれてやまない理由だったのです
今一切の迷いを振り切った風丸は、まったく伊賀島を寄せ付けないスピードで一気に相手フィールドを切り裂いていく!

「行くぞ!豪炎寺!!」

「おうっ!!」

「炎のォッ!!風見鶏ィィッ!!」



炎の風見鶏いったー!キーパーをたやすく弾き飛ばして、念願の同点のゴールに突き刺さる!
1点取るまでなかなか苦労させられましたが、今や確変状態の風丸はもはや誰にも止められません
試合再開後もたやすくボールを奪い取った風丸は、伊賀島イレブンを容赦なく攻め立てる!

「くっそおおおおっ!!このままじゃ終わらせない!」

「ああ…!勝負だ!!」

そんな風丸のドリブルに追いすがるのは霧隠!奇しくも試合前のドリブル対決と似たような図式です
しかしさすがにドリブルをせずに追ってくる霧隠相手では、風丸もあえなく追いつかれてしまいますが…

「お前の速さじゃ俺を振り切れない!」

「足が速いだけじゃダメなんだよ!サッカーは!」

「な、なに!?」

「お前の言葉をそっくりお返しするぜ!」
と言わんばかりに、柔らかなボールタッチで霧隠の頭上からボールを通した風丸!
風丸の速さにしか注意が行っていなかった霧隠は、その動きにまるで反応できずに風丸に抜かれてしまいます
そしてゴール前へと詰めてきていた豪炎寺!それに合わせて風丸はセンタリングを上げる!

「豪炎寺ィッ!!」

「ファイアトルネェェェェドッ!!」

「がああああーーっ!!」



決定的な一発となるファイアトルネード炸裂!キーパーを弾き飛ばして逆転の2点目をゲット!
そしてこれが決勝点となり試合終了!雷門は辛くも戦国伊賀島に勝利を収めるのでした

「ふ…決勝で戦う時が楽しみだ」

そんな雷門の奮闘を見て満足気に去っていく鬼道さん。その帝国の決勝戦はやってこないんだよ…(´;ω;`)ううう
スタッフもこれ以上鬼道さんが苦しむ展開は勘弁してください本当に:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「宮坂…俺、サッカーが大好きなんだ」

「はい…ボールを追う姿から伝わりました。風丸さんが走る場所は、今はこのフィールドなんだって」

「陸上のトラックを走るのは楽しい…でもサッカーには、自分一人では見られない世界がある…
 俺はイレブンの、イレブンは俺の感じるものを感じる…今はそれを追いかけてみたいんだ」

「はい!フィールドを駆ける風丸さんはカッコいいです!僕、応援してますから!」

そして試合後の廊下にて、宮坂と2人きりになった風丸は、陸上よりもサッカーを選んだことを素直に伝えます
宮坂も今回の風丸の勇姿にすっかり感動してしまったようで、風丸のサッカー人生を支持してくれるようになりました。よかったよかった
でも試合前は「風丸さんと陸上やりたい!風丸さんと一緒にいたい!」って言ってたのが、
今では「サッカーやってる風丸さんも格好いいな!」って思うようになって、
どっちにしろホモくさいところは相変わらずなのな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「よう!」

「あっ…」

「お父さん、大丈夫?」

その時円堂と秋は、病院にいるお嬢に勝利の報告をしに来ていました
それとお嬢の様子からして、なんとか理事長の容態も少しは回復に向かっているようです

「心配ないわ…あっ、それは…!?」

「あ、これ?今日の試合でちょっとね、だけど勝ったぜ!一回戦突破だ!」

「本当!?やったわね!ならばそれは名誉の負傷というところかしら」

「大したことないよ、2・3日したら動かせるってさ」

円堂の負傷に気づいて心配そうな視線を向けるお嬢。しかし、円堂が普段通り元気なところを見るとニッコリ微笑みます
おいおいこれはいい雰囲気じゃないか…あの高飛車なお嬢がこんな素直な反応を見せるなんて!
やっぱりマネージャー3人のうち、真のヒロインはお嬢なんでしょうかね

「良かったわ、我がチームのキーパーはあなた一人なんですからね。
 『無事これ名馬』ということわざもあることだし…」

「…め、名馬?誰が馬だよ!?」

「そ、そういう意味じゃありません」

「でも馬って言っただろ!?言っただろ!?」

「馬に喩えてるだけです!!」

「ほらやっぱり馬だと思ってんじゃん!」

「分からない人ね!!」

「分かってるよ!?馬ってあの、走る馬のことだろ!?」

「まったくあなたは下に鹿の字がつく馬だわね!」

「へっ?下に鹿…し、しかうま?それなんて読むんだよ!?」

「分からなくて結構よ!馬鹿!!」

え…円堂アホやーー!!馬鹿の字が読めない中学2年生って!?それに名馬って言われて怒らなくても!
しっかりしてるんだかアホの子なんだかよく分からないな円堂は…
まあしかし、これもお嬢が自分の感情を開けっぴろげにしている貴重な場面としてニヤニヤしておきますか(えー  次回に続く!

(C)LEVEL-5/FCイナズマイレブン・テレビ東京





アニメ感想:宇宙をかける少女 第3話「黄金のソウルシャウツ」

さて今週のレオパルドさんがどうだったかと言うと
力の源であるゴールデンオーブを装着して、反物質砲をぶっ放しました
堅苦しい書き方をするとこうなりますが、もっとありのまま起こったことを伝えると
金のタマタマを装着して、男の精をぶっ放して
「ふぅ…」とつやつや賢者タイムに突入しました
(えー
お下品!なんたるお下品!レオパルドが真の力を発揮するためのアイテムを手に入れたかと思ったら、金のタマタマかよ!
第1話でレオパルドが反物質砲を発射しそこなって「男として役立たずなんだぁ…」とか言ってたのはそういうことだったのね…
要するにあの時はタマタマがなかったから発射以前の問題だったと:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
ま、まぁこれも保健体育の勉強とでも考えればセーフってことに…なんないだろうなぁ(えー

「僕は今とても清らかな気分なのだ。なんと言うかこう、
 男として真っ白に燃え尽きたような充・足・感…」

「あんた…ああなるのを知ってて…」

「ああ、なんと爽やかな…よし、お茶でもスキャンするか。
 これ、そこに吊ってあるティーバッグを取るがよい」

「ぬぐぐぐぐ…!」

そんなすっきり爽やか賢者タイムの余韻を味わっていたレオパルド、またいつものように紅茶マイスターの気分になってしまい
イモちゃんにティーバッグを取らせようとします。というかレオパルドが使ってるのって、単なるティーバッグじゃなくて
今まで使ったティーバッグを捨てるのもったいないから乾かして何度も使ってるやつなのね、ひどい紅茶マイスターだよ!

「聞いておるのか?お前じゃイモ!そこな煮っころがし!」

「に…煮っころがしですってエエエエエエエ!!」

「なな…なんだ!?」

「煮っころがしたあなんですかアアアア!!人のことをジャガイモみたいに言って、
 じゃああんたは何なんですかアアア!!あんたなんかただのフンころがしでしょ!
 いーえ!フンころがしにフンころがされてるフンみたいなもんでしょ!
 フーン!フーン!フーーン!てなもんでしょおおお!!
 大体紅茶マイスターってなんですかァ!?
 こんなカビくさい部屋の臭い消しに吊るしてあるようなティーバッグで
 なーにがマイスターですかアアアアア!紅茶なめんなー!!」

史上最恐の煮っころがしキター!!(えー
なんてこったイモちゃん!ひとたびマジギレするとこんな凶暴な性格になってしまうのか!
しかも切れた理由が「ジャガイモみたいに言われたから」って、普段イモちゃんって言われてるのは構わないのに
ジャガイモって言われるとブチ切れまくるのか…なんて難しい乙女心なんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「う、うう、う、う、う、わああああああああ!!」

「中身カラッポのくせに見栄ばっかり張って、くっだらない独り言を
 一生言ってりゃいいんですよ!こーのくされチン…!」

「うう…ううう…うっうう…」

「はっ、私今なんてことを!?いやーんお嬢様ー!」

とうとう乙女が言ってはいけないことまで口にしようとして、ようやく我に返ったイモちゃん。
完全に打ちのめされたレオパルドはいとも簡単にポンコツにされてしまいました、もはやこのアニメ最強キャラだなイモちゃん

そして今回もパンツ丸見えでイモちゃんはサービス精神旺盛ですね!(えー
パンツっていうかなんだこりゃ、オ、オムツ?なんにしろこれほど嬉しくないパンチラっていうのも珍しいよな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

相変わらずイモちゃんとレオパルドが面白さの核を担ってる感じですが、今回は他のキャラも色々と楽しい部分を見せてくれましたね
この新登場したツインテール娘とか結構ツボにはまりました。登場して早々大爆発に巻き込まれて、宇宙に生身で放り出されて
「いやー死ぬかと思った」とか言いながら普通に生還する
とかお前らどういう生命力なんだよ!

あと今まで「つまんないお色気キャラ」だと思ってた、いつきの変貌ぶりも意外でしたなー
いつきの行動の流れを簡単に説明すると
正体不明のコロニー・レオパルドの調査に乗り出す
→レオパルドの中で何度も秋葉と遭遇する
→秋葉から情報を聞き出すために、変装して同じクラスに潜入する
「初めまして秋葉さん!交換日記あげます!!今すぐ書いてください!え?ムリ?
  じゃあ脱ぎます!!だから仲良くなってください!!」

初対面で挨拶と同時に交換日記とかどういう思考してるんですか!
しかも「いや交換日記はちょっと」って断った瞬間いきなり脱ぎ出して「さあ仲良くしろ」とかわけ分かんねー!!
それに胸にサラシを巻いているというのに、この胸のボインボインっぷり。サラシって胸を平らにするために巻くもんじゃないんですか!
もはや行動すべてにツッコミどころ多すぎる。まったく笑わせてくれるよこの人は
ヅラとメガネをつけた途端に急激に可愛くなったしなぁ、色々な意味で注目したいキャラクターですねいつきは

それにしてもこの学校の理事長若々しすぎだろ…理事長どころか先生にすら見えないくらいですよ、もう女子大生かと
まあ理事長の歳なんて言い出したら、14歳のお嬢が理事長代理なイナズマイレブンはどうなるんだって話ですけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(C)サンライズ・バンダイビジュアル


1月19日

拍手返信いきまーす

・新作のスパロボ、種しか出ないってクソゲー臭しかしない気が

ちょっと考えてみなさいな、今回のガンダム系は種を最優先に出さなきゃならない理由があるんですよ
そう、バクゥやラゴゥやガイアガンダムを見てルージ達がゾイドと勘違いするイベントのためにな!
多分バクゥ達が初登場の暁には
ルージ「わっ、こんな所にケーニッヒウルフが!」
ミィ「バカねルージ、あれはコマンドウルフって言うのよ」
ガラガ「お前ら何言ってんだ?ありゃどう見てもシャドーフォックスじゃねえか」
コトナ「適当なこと言わないのガラガ、私はハウンドソルジャーだと思うわ」
ラ・カン「むう、どれとも違うようだが…ゾイドであることには変わりあるまい」
とかこんな感じの会話があるに違いない(えー

それに今回は、キングゲイナーのカシマルと戦う時に誰が告白するのかも見ものですね
ゲイナー「愛しているんだサラあああああ!!」
ザイリン「ルージ君が好きだあああああ!!」
ヴァン「俺は童貞だあああああ!!」
とか叫びそうな奴らはこの辺かな(えー
ただダイヤに「ルルが好きだー!」って言わせるのは勘弁してほしいな…ルルはディックに寝取られるのが確定だし:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


・声がない携帯機なのが残念すぎる>LOD&ゾイジェネ 伊藤静さんなんてスパロボ大好きで何回も出たい出たいって
 言ってるのに…嫌がらせか(つД`)

伊藤静がスパロボに出たがってるっていうのは有名な話ですよね、もう声なしなのは確定なのかな?
無限のフロンティアやテイルズオブハーツを見るに、DSでも相当な量のボイスを入れることはできるみたいですが…


・イナズマイレブン。大志さんの予想通りの展開になってきましたね。大志さん、シックスセンスに目覚めてませんか?

シックスセンス?いいえセブンセンシズです(えー
乙女座の私にとってそれくらいは造作もないことです、むしろエイトセンシズに最も近い存在です
これが蟹座だったはこうは行きませんよ、奴らはあじゃぱーですから:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

なんていうのは冗談で、ただ単に王道展開だったらこうなるっていうのを書いただけなんで
そんなに凄いことではないですよ


・連休初日に、コタツで爆睡。見事に風邪をひきました。が、大志さんが毎日のようにレビューをアップしてくれていたので、
 楽しく過ごせました。とりあえず、喉以外は快復しました。大志さんも、くれぐれも体調には気を付けてください。
 あと、コタツでは絶対寝ちゃダメです!

私の体調を心配してくれてありがとうございます、でもすでに私も似たような大風邪をひいた後なんだ!(えー
最初の2日くらい高熱でぶっ倒れて、2週間くらいずーっと咳が続いてます。コンタックの奴もう少し効いてくれよ…


・うちの高校は学園祭最終日、暗くなる頃に展示や劇に使った大道具やらを燃やすのを兼ねてキャンプファイアー
 (と、フォークダンス)やってましたよ。県で一番と言われるほど学園祭に力を入れている学校だったからですかね。

ううっこの人生勝ち組め!中学と高校と文化祭なんて何やったのかまったく覚えてないよ…ちくしょォォォ


・若草物語のエイミーは四女(末っ子)でおしゃまな女の子です。次女のボーイフレンドを寝取ったり
 鼻を高くするために洗濯バサミを挟んで寝たりしています。あ、幼女ではないですよ。

お〜若草物語は何も知らないので助かりま…って最後の余計な一言がなければ感謝していたのに!
人をロリコンの変態みたいに言うんじゃありません!俺はロリだって少女だって大人の女だって好きだ!(えー


・何十とレビュー、感想ブログみたけど、このサイトが間違いなくNo,1でした。。。お気に入りに入れましたwww by ラーラ


(C)井上雄彦/集英社

もっとホメてくれ!(えー



・昔から百合とゆで卵だけはダメなんじゃなかったのかぁぁぁぁぁマリみてなんてどう見ても百合ん百合んです本当にあr
 大人は嘘つきばかりだぜ( ゚д゚)、ペッ
・マリみて感想……だと? 
>・男女の釣り合いが取れてる あんた昔こんなこといってたじゃねーかあああ!! 聖様ハァハァ

貴様ら…その節穴な目をかっぽじって7月12日の拍手返信を見てきなさい!
俺は常に正しい!俺が間違うことはない!!


・結城十代じゃなくて「遊」城十代ですよ!主人公の名前を徹頭徹尾間違え続けるとは……おい、デュエルしろよ
・十代の苗字は結城じゃなくて遊城ですよ
・結城十代ではなくて遊城十代では?
・結城じゃなくて遊城だHAGAぁ!遊戯の遊と城ノ内の城なんだぜ
・十代の苗字全部間違ってまっせ。結城じゃなくて遊城です

う…ぎゃああーっ!!お、俺が…俺が間違うわけが…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


>なるほどこの時に「万丈目さんだ!」と言ったのがきっかけで、万丈目サンダーを名乗ることになるのか
 残念ながら違います

バ、バカ野郎!十代は間違えてもこっちは譲らねえよ!
ウィキペディア見たら「サンダー」の由来は、ノース校編入時に万丈目が「万丈目“さん”だ」と訂正を入れていたものが
若干訛りを帯びて定着した
ってちゃんと書いてあるじゃないか!そう何度も間違えてたまるかー!(えー


1月18日

アニメ感想:遊戯王デュエルモンスターズGX 第24話「復活!万丈目サンダー」

再放送の遊戯王GXですが、今日はファンの間でも語り草となっている万丈目サンダー神回の日!これは感想を書かざるを得ませんね



「クロノスめ…三沢大地め…遊城十代め…!」

デュエルアカデミアのエリートクラス・オベリスクブルーの万丈目準。万丈目はそのクラスでもトップエリートとして知られた男でしたが
落ちこぼれのオシリスレッドに属する遊城十代や、アニメ史上最も空気キャラの名にふさわしい男・三沢大地に
度重なる敗北を喫する屈辱を味わっていました。特に三沢とのデュエルでは、三沢の本気のデッキではなく
試しに組んでみたデッキ
に完敗し、もはやプライドはズタズタ…そんな万丈目は、船でデュエルアカデミアから飛び出していました

「水もこれで最後か…ここは一体どこなんだ?あの建物は…?開けろ!おい誰かいないのか、開けろ!」

「無駄だ…ここはデュエルアカデミア・ノース校、その門は40枚のカードがなければ開かない」

漂流するうち水や食料もなくなり、船も難破してどこかの島に流れ着いてしまった万丈目。
ひとまず目に入った建物の方に向かっていきますが、そこは偶然にもデュエルアカデミアの姉妹校・ノース校でした

「オレはここに来るまでにデッキを失くしたんだ」

「この学園の周りの洞窟やクレバスにカードが隠されている、それを見つければいい。
 でなければ、私と同じ運命だ…」

「お前、そのカードは?」

「このデッキには39枚しかない…これだけ集めるのに、ワシは体力と気力を全て使い切ってしまった…」

そんなノース校の前に座り込んでいたのは負け組のおじさん。ノース校に入るためのカードを集め切れず、
心身ともに疲れ切ってここに座り続けているようです。というかノース校に入るってことは、ここの生徒になるってことだと思うんですけど
おじさんは年齢的にもうアウトなんじゃないかなこれは:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ふん、要はただの脱落者か。ならばじじい、これでそのカードを売れ」

「い、嫌だ!これは私の生きた証なんだ、お前はそれを奪うというのか!?」

「ふん…まあいい、自分のことは自分でやる」

「き、気をつけろ、強いカードはより険しい場所にある!」

そんなおじさんからカードを奪うのは忍びないので、自力で40枚のカードを集め始める万丈目…って
こんな場所にカード置いてった奴は一体何者だよ!!
断崖絶壁の頂上だの、クソ寒い海を漂う氷の上だの!こんな場所にカードを置くこと自体がすでに命懸けじゃないか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(見ていろ十代…!必ずカードを集めてデッキを作ってやる!オレは絶対ドロップアウトなんてしない!)

しかしこんな激ヤバな場所を次々に踏破し、カードをかき集めていく万丈目!十代に負けた悔しさを上手くバネにしているようですね
エリートと言うと一度挫折すると立ち直れないイメージがありますが、万丈目はドン底を味わっても諦めないガッツを持っているようです
そして、ついに40枚のカードをコンプリートした万丈目は…

「お、おお!帰ってきよった!カードを40枚集めたのか!?」

「ああ、北海のシャチと戦い、果てしない断崖を登り、白熊と戦い、吸血コウモリと戦い…ついに揃えたぜ!」

「よ、よかった…ワシは君が去った後ずっと後悔しておった、ワシはあの時君にカードを譲るべきだったのだ…
 若い君はワシのようにはなってはならん、だが君は無事に戻ってきてくれた」

「…」

「さあ行きたまえ、扉も君を迎え入れるだろう」

「じじい、お前も一緒に行くんだ」

「え…?」

「オレがカードを一枚めぐんでやる、それでお前も40枚カードが揃うんだろう」

「な、なんと…ワシにカードを!?」

「41枚揃えたのさ、勘違いするな。ほら」

「あ、ありがたや…!あなたのお名前は!?」

「オレの名は万丈目準だ、じじい先に行け。オレは疲れた」

「万丈目さん、あんたは優しい人だ…!先に行って待っておりますぞ!」

(…ちきしょう、一枚足りなくなっちまったぜ…)

な、なんと!?40枚しか集めてこなかったカードを、惜しげもなく脱落者のおじさんに渡した万丈目!
あんな死ぬ思いをして集めてきたカードだというのに…それをなんの見返りもなく渡すとは、
まったく大した男です万丈目準。器のでかい男だよお前は

気を取り直して、もう一度40枚目のカードを集め直してきた万丈目。これでようやくノース校の中に入れましたが
そんな万丈目の視界に飛び込んできたのは、ボロボロにされて倒れているおじさんの姿でした

「…!?おいじじい!何があった!」

「あぁ…ま、万丈目さん…」

「くくくく、ちょっと新入生を歓迎してやったのさ。ようこそデュエルアカデミア・ノース校へ」

「お前は…?」

「オレはここの生徒会長!!
 人はキングと呼ぶ!!」

な、なにいいいいいいい!?まさかのキングGXに乱入!!(えー
5D’sより遥かに前のGXにすでに登場していたとは、なんて常識外れなやつだキング
まあ十六夜アキもデュエルアカデミアに通っていたそうですし、キングがアカデミアにいてもおかしくはないね(えー

「新入生はここのしきたりに従い、歓迎を受けなくちゃならねえ。
 名づけて死の50人抜きデュエル!」

「この学園は力こそが全て、厳格なランク付けが存在する。
 新入生は序列が格下の者から戦い、負けたところでランクが決まる!」

「50人抜けたらこのオレが相手をしてやる。そいつは最初のデュエルで負けた、
 だから一番ランクが下だ。存分にこき使ってやるぜ!」

「へっ…オレもしばらく振りのデュエルだ、腕が鳴るぜ」

「てめえの最初の相手はオレだ!」

「てめえじゃないッ!一!十!百!千!万丈目さんだ!!

万丈目サンダー初名乗りキター!!
なるほどこの時に「万丈目さんだ!」と言ったのがきっかけで、万丈目サンダーを名乗ることになるのか
そして50人の生徒達を相手にデュエルを始めるサンダー!烏合の衆どもめサンダーの実力を知るがいい!

「「「ぐわああああああああ!!」」」

サンダーの圧倒的な力の前にバッタバッタとなぎ倒されていく雑魚デュエリストども!
破竹の勢いで勝ち進んでいったサンダーは、あっと言う間に46人ものデュエリストを片付けてしまいました
さすがはオベリスクブルーの超エリート、そんじょそこらのデュエリストとはまるでレベルが違います

「野郎…!」

「オレたちがこの学園の四天王だ!」

「キングには指一本触れさせねえぜ!」

「目にもの見せてくれる!」

「1人2人は面倒だ…4人まとめてかかってきな!」

次にデュエルを挑んできたのは、他の奴らより骨のありそうなノース校四天王!
しかしサンダーは、なんと四天王を相手に前代未聞の4対1デュエルを始めてしまいます

「行くぜ!オレのターン!オレは切り込み隊長を召喚!
 こいつが場に通常召喚された時、レベル4以下のモンスターを特殊召喚できる!
 出でよ切り込み隊長!ククク…切り込み隊長が場に2体以上出ている時、
 相手は切り込み隊長を攻撃することはできない!」

さすがは四天王、現実でも有名な切り込み隊長のロック戦法で、いきなりサンダーの攻撃を封じてしまう!
さらにここから他の3人のターンまで続きます、本当に大丈夫かサンダー…

「オレのターン!切り込み隊長を召喚!」

「オレのターン!切り込み隊長を(ry」

「オレのターン!切り込み(ry」

ゲェーッ!!他の3人もまったく同じ戦法で、場にはいきなり8体もの切り込み隊長が!
こ、こいつら…ガラの悪いゴロツキのくせにみんな仲良く同じデッキ使ってるのかよ!(えー

「見たか、これがオレ達の切り込み隊長ロックだ!」

「文字通り八つ裂きにしてやるぜ!」

「フン。そんなに同じ奴がいたんじゃ、どいつが隊長なんだか分かりゃしないな」

しかし、これほど不利な状況でも表情ひとつ変えないサンダー!格の違いを見せてやると言わんばかりの余裕ぶりですが、
すでに何か逆転の策があるんでしょうか…

「オレのターン、ドロー!カードを2枚伏せ、巨大ネズミを守備表示で召喚!ターンエンドだ」

「そんなザコカードで守り切れると思うのか!オレのターン、ドロー!
 マジックカード発動!”連合軍”!こいつは場にいる戦士族モンスター1体につき
 200ポイント戦士族モンスターの攻撃力を上げる!」

しかしいきなり切り込み隊長の攻撃力を猛烈にアップさせてしまう四天王!
普通なら大したことのない連合軍の効果も、8体の切り込み隊長というムチャクチャな状況では
全員の攻撃力を1600アップさせるという鬼のような効果に!こ、攻撃力2800が8体…(゜д゜;)
あえなくサンダーの巨大ネズミは瞬殺されてしまい、残り7体の容赦ないダイレクトアタックが迫る!
まともに食らったらダメージ19600の超オーバーキルですよ!

「一斉にやっちまえーーッ!!」

「巨大ネズミの効果発動!デッキより地属性、攻撃力1500以下のモンスターを
 特殊召喚する!オレが呼ぶのは…逆ギレパンダ!!」

「攻撃力800なんざ問題じゃねえ!」

「逆ギレパンダの効果発動!こいつは相手フィールドのモンスター1体につき、
 攻撃力を500アップさせる!よってこいつの攻撃力は…4800!!」

なにぃー!?相手の数を逆手に取った逆ギレパンダの能力で、すさまじい攻撃力を実現させてしまったサンダー!
攻撃力4800だなんて…2800の切り込み隊長がゴミのようだ!このまま7体の切り込み隊長を迎え撃てば、
四天王の3人に4000のダメージ、1人に2000のダメージを与えられますが…

「さらにトラップ発動!”破壊輪”!このトラップはモンスター1体を破壊し、
 互いのプレイヤーにその攻撃力分のダメージを与える!」

「こ、こいつ!?オレ達と一緒に自滅する気か!?」

「いいや?速攻魔法”防御輪”!こいつがいかなるダメージからもオレを守ってくれる!」

社長お馴染みの破壊輪+防御輪コンボキター!!
なんと逆ギレパンダを破壊輪で吹っ飛ばすことで、一気に四天王全員に4800のダメージを与えたサンダー!
全員文句なく即死のダメージを食らってサンダーの勝利!サンダーは前にもXYZドラゴンキャノンを使ってましたし、
結構社長リスペクトのデッキ構成になってるんですね、まあ今日のは拾ったカードなんですけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「さあ、残るはお前一人だけだ」

「クク…ここまで登り詰めた気力と体力は誉めてやろう、
 だが手の内を晒しすぎたな。身の程を教えてやろう!」

「観客がいないのは
 寂しいがなぁ!
 瞠目せよッ!!
 キングのデュエルを!!」(えー

ついにキングを引きずり出したサンダー!しかしキングのデュエルは常に相手の1歩先を行き、
さらにこいつのようなキングは2歩先を行き、キングオブキングは3歩先を行く
というもっぱらの評判です(えー
そんな何歩先を行くのかよく分からないキングのデュエルにサンダーはどう立ち向かうのか…

「オレのターン!オレはマジックカード”デビルズサンクチュアリ”を2枚発動!
 2体のメタルデビルトークンを召喚!この2体を生贄に…
 出でよ!デビルゾア!(攻撃力2600)さらにカードを2枚伏せ、ターンを終了する。
 さあ…オレの前に屈するがいい万丈目!」

「万丈目さんだ!オレのターン!ちっ…オレはこのザコを守備表示で召喚!
 (おジャマイエロー・守備力1000)さらにカードを2枚伏せてターンエンドだ!」

「オレのターンだ…さらなる地獄を見るがいい!トラップ発動!
 ”メタル化・魔法反射装甲”!デビルゾアを生贄に…
 メタルデビルゾアを召喚!(攻撃力3000)
 まだだ!トラップカード”リビングデッドの呼び声”を発動!
 このカードは墓地より1体のモンスターを呼び覚ます!甦るのはデビルゾアだ!」

デビルゾアにメタルデビルゾア!?旧シリーズでバンデット・キースが切り札に使っていたモンスターじゃないか!
たったの2ターンでその強力な2体を揃えてしまったキング。攻撃力3000と2600が相手とは、いきなりサンダー瞬殺のピンチですな…

「一瞬だ!!最初からキングが
 全力でかかったら一瞬だ!!」(えー

「見たか!貴様のデッキにはこの攻撃力を凌ぐモンスターはいない。
 このデュエル、貴様のデッキを把握したオレ様が圧倒的に有利というわけだ!」

「フン、面白れえ…」

サンダーのデッキのモンスターは寄せ集めのザコばかり、攻撃力3000を超えられそうなのはさっきの逆ギレパンダのみです。
しかし、相手モンスターがたった2体では到底さっきの再現は不可能…
壁モンスターに出したおジャマイエローはデビルゾアに蹴散らされ、サンダーはメタルデビルゾアのダイレクトアタックを食らってしまいます

「ぐああああああーっ!!」

「貴様のライフはすでに風前の灯!勝負はついたな!」

「…それはどうかな…!オレはこの攻撃を待ってたぜ!トラップカード発動!
 ”ヘル・テンペスト”!このカードは3000以上のダメージを受けた時、
 互いの墓地と手札のモンスターを全てゲームから除外する!」

「なに!?」

「オレの手の内が読まれてるってんなら…!このデッキのモンスターカードを
 全部ゲームから取り除いてやるぜ!」

なんとお互いにデッキのモンスターを全て除外するカードを発動したサンダー!これが起死回生の策となるのか!?
しかし、除外するのはデッキ・手札のモンスターだけで、すでに召喚されているモンスターは残ったまま…
肝心のデビルゾア、メタルデビルゾアが残った状態で、サンダーは全てのモンスターを失ってしまいました
サンダーは一体何を狙ってこんな行動を…?

「バカめ、勝負を捨てたか!オレの場には攻撃力3000と2600のモンスターがいる!
 これを倒さん限り、貴様の負けだ万丈目!」

「万丈目さんだ!オレのターン、ドロー!貴様…このオレ万丈目準に
 戦いを挑んだことを後悔するがいい!マジックカード”カオスエンド”発動!
 このカードはオレのカードが7枚以上ゲームから除外されている時、
 相手フィールドのモンスターを全て破壊する!」

「なにィ!?」

「さらにトラップ発動!”異次元からの帰還”!ライフポイントの半分をコストに、
 ゲームから除外したモンスターを可能な限りフィールドに特殊召喚する!」 

おお、サンダーはこれを狙っていたのか!カオスエンドでキングのモンスターを全滅させ、
異次元からの帰還で除外モンスターを一気に場に揃えたサンダー!
攻撃力の低いザコモンスターばかりといえど、この数でのダイレクトアタックならキングを倒すなど造作もないこと!

ドドドドドドド!!

「ぐああああああーっ!!」

「バ、バカな…キングであるオレが
 敗れるなど…」(えー

見事に寄せ集めのカードだけでキングを撃破したサンダー!これこそデュエリストの腕の違いというやつでしょうか
とその時、そんなサンダーの勝利を称えて、このノース校の校長先生が姿を現します

「どうやら新しいキングの誕生じゃな。ワシが校長の一之瀬じゃ」

「あぁ!?じ、じじい!これはどういうことだ!」

って、そんな校長の正体はさっきの負け組おじさん!世捨て人みたいな振る舞いは演技だったのか!
ということはさっきのゴロツキどもは、校長先生を相手にあんな暴行を働いたってことか…(えー
こいつら全員退学はまぬがれないな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「お前が新しいキングとなったからには、お前がこの学校の代表ということになるな。
 デュエルアカデミア対抗試合の」

「デュエルアカデミア対抗試合…?オレが戦う相手の名は?」

「確か遊城一桁…いや、遊城二十代…?」

「遊城…!?遊城十代か!」

「おお、そうそうそいつじゃ!」

「遊城十代…このオレにもう一度奴と戦うチャンスが来ただと…フフフフフ、ハハハハハハハハ!!」

近いうちに行われるデュエルアカデミア本校との対抗試合、その試合に出ることになってしまったサンダー!
本校の代表者は因縁の遊城十代…屈辱の借りを返す絶好のチャンスを得て、サンダーは喜びに打ち震えるのでした
というか校長先生、いくらなんでも遊城一桁なんて名前はねーだろ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン 
まあ十代っていうのも十分変わった名前だけどさ…次回に続く!

そうそう、遊戯王といえば今週の5D’sのアキはめちゃめちゃ可愛かったですね。さすが原監督が作監だと(以下略
今まで「十六夜」と呼んでた遊星も、今週から「アキ」って呼ぶようになったし、
先週なんかはアキは遊星の未来の嫁扱いされてるし、こいつは2人の仲が急接近することに期待ですな
40話もかけてようやくヒロインらしい立ち位置になるとは、まったく待たせやがるぜ!(えー

(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS





アニメ感想:ライブオンCARDLIVER翔 第15話「怒涛の開幕!中部大会!」

「それではこれより、中部大会の組み合わせを発表します」

「えーっと俺たちは…」

「あ!あった!」

「最初の相手は…」

「チーム大量旗?聞いたことないチームねえ」

以前翔たちが参加した、ライブオングランドチャンピオンシップ・地区大会からしばらく経ったある日、
今日はそれよりも規模の大きい中部大会が開催となる日です。地区大会を1位で通過した翔達は、
もちろんその中部大会にもエントリーされていましたが…

「はん、お前らと戦えるのは準決勝か!」

「あっ、お前は!」

「大空カモメ!?」

「へーえ、ちゃんと覚えててくれたんだ。それでこそリベンジのし甲斐があるってもんだ」

「リベンジになればいいけどねえ」

しかしそこには、地区大会を2位通過した大空3兄弟の姿も!こいつらって大会の時しか出てこないんですかね
スズメ可愛いからもっと出番欲しいんですけど…

しかし順当に勝ち進めば準決勝で激突かぁ、それなら大空三兄弟の負けフラグってほどでもないかな?
これが「決勝で会おう」だったら100%間違いなく途中で負けるでしょうけど(えー
帝国学園は…帝国学園はなぜあんなことに…(´;ω;`)ぶわっ


それにしてもライブオンはジト目の多いアニメですね、それだけ男キャラが女キャラに比べて
アホばっかりやってるってことでしょうか。がんばれ男の子
…と、思いきやこういうジト目を向けられるのは8割くらいの割合で徹一人だけという罠
なんというか同じ物知らずでも翔=純粋徹=アホでイメージが固定されつつあるな…(えー


それにしても翔は、今回も数少ないワザカードをモンスターカードとトレードしちゃって
ますますなぁにこれぇなデッキに特化していってるなぁ
モンスター特化デッキはミルにも負けて「お兄ちゃんもっとワザカード使いなよ」って言われるくらいなのに、
このデッキで大会勝ち抜いていけるんだろうか…

(C)ポプラ社/カードライバー翔製作委員会・テレビ東京


1月16日

アニメ感想:マリア様がみてる 4th season 第2話「特別でないただの一日」

「蓉子ー!ハーイ、お待たせー!」

「遅いわよ聖、いつまで待たせたら気が済むの」

「しーましぇーん」

いよいよ今日はリリアン学園祭の日。学校中が活気に溢れる中、前薔薇さまの聖と蓉子もリリアンに遊びに来ていました
というか蓉子さんそれは本当に18歳女子大生の私服な格好ですか!(えー
どう見ても会社に行く途中のOLだこれ!まだ10代なんだからもう少し若さを前面に出した格好をですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あれ、江利子はまだ?」

「電話してみたけど来ないって。あんまり頻繁に出没したら、由乃ちゃんが可哀想だからって」

しかし先代ロサ・フェティダの江利子だけは、なんやかやと理由をつけて今日はやってこなかったようです
そういえば江利子はリリアンにいた頃も、聖や蓉子と比べて激しく存在感がなかったなぁ(´;ω;`)卒業してからもそれは同じか…
いっそ黄薔薇はいらない子ってハッキリ言えばいいじゃない!(えー

「うんしょ、うんしょ…」

「…?」

とその時、2人はリリアンの塀をよじ登ろうとしてる変な女を発見します。歳は2人と同じかそれ以下って感じでしょうか?
事情はなんだか分かりませんが、とにかくこんな不審人物を放っておいちゃいけませんよね

「やめなさい、何してるの?」

「は、放してください!私どうしても中に入りたいんです!」

「別に私達はあなたをどうこうするつもりはないわ、ただ塀を登るのは無理ってアドバイスをしに来ただけよ。聖」

「うん」

「ごきげんよう(すたすたすた)」

え…えーー!?(゜д゜;)ちょ、ちょっと!そんだけ言ってハイさよならですか蓉子さん!
「私どうしても中に入りたいんです!」って言われて「へーそいつは初耳だ、でも関係ねえなそんな事は」
まったくこの人に興味を示さずに立ち去ってしまうとは…いくらなんでもちょいと冷血すぎやしませんか(´・ω・`)

(うーん、健在ねぇ)

「ま、待ってください!」

「くふっ」

しかしその時、女の人に呼び止められると「そらきた」と言わんばかりに振り向く2人。
おお、あんな風に冷たく突き放したのは、こうやってこの人に力を貸すためだったんですね
初対面の人ですら掌の上で転がすとはさすがです蓉子さま(えー

「あの、私ここの生徒の身内なんです!」

「身内…じゃあチケットは?リリアンの学園祭には、チケットがないと入れないことは知っているでしょう」

「あ…」

「忘れたのなら、生徒の名前とクラス名を受付に言えば…」

「それが…クラス名が分からないんです」

「あなた、名前は?」

「夕子…細川夕子と言います」

ほ、細川!?細川というと可南子と同じ苗字じゃないですか!この人は可南子の姉妹か何か?それとも従姉妹とか…
そういえば、前回ラストで可南子が複雑そうな顔でチケットを眺めてましたね。あれはこの人にチケットを渡すかどうか悩んでたわけか…

(えーっと、お姉さまは今クラスの当番だから交代時間まで展示を見て…
 それから一緒に瞳子ちゃんのお芝居を見に行けるかな)

ドタドタドタドカッ!

「うわっ!?」

「ご、ごめんなさい!お怪我はないですか!?」

って次の場面、その夕子と祐巳が学園の中で激突!夕子は蓉子達がなんとか中に入れてくれたんでしょうか?
それにしてもこの急ぎよう、早く可南子に会いたくて慌ててるんでしょうかね

「ごめんなさい、私ったら急いでたものだから…!」

「いいんですよ、それよりあなたの方が…」

「あっ、お気遣いなく…あ、あの、おでんはありますか!?」

「へっ?おでん?おでんは…そこを曲がった先に」

「あ、ありがとうございます!」

お、おでんだああああ!?(゜д゜;)なぜおでん!?探してたのは可南子じゃないんですか!?
聞かれた祐巳も「なんでこの人おでんに必死になってんだろう」と意味が分からない様子です
ですがおでん屋といえば、ちょうど祐巳が今売り子を手伝ってきたばかり…その場所を教えると、夕子は再びバタバタ駆け出してしまうのでした

ってその時通行人に志摩子のお父ちゃんが!!なんつー格好してるんですかお父ちゃん!
どっからどう見てもヤクザすぎて吹いた。実は3期の時も運動会でリリアンに来ていた志摩子父、しかし職業がお坊さんなので
あの時は僧衣で来たら「カトリックの学校にそんな格好で来んな」と志摩子に怒られたんでしたっけね
その反省を活かした格好がこれなわけです。全然反省になってないよお父ちゃん!!
それと志摩子父の後ろにいるのは、乃梨子のメル友・志村タクヤ君ですな
乃梨子は仏像が趣味なので、特別仲の良い人はこんな感じのおじいちゃんになってしまうのです。なんて色気のない生活:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「祐巳ちゃーん」

「あっ!蓉子さま、聖さま!ご無沙汰しております」

夕子がおでん屋へ向けて駆け出していったその時、今度は蓉子と聖が祐巳の所にやってきました。やっぱりこの2人が夕子をリリアンに入れたのね
久々に蓉子たちと会えて喜ぶ祐巳。さっそく2人と一緒に行動することにしますが…

「祐巳ちゃん、祥子のクラスへ行く?」

「はい!ご案内します、こちらへ…あ!?…お、おでんは…ってもしかして」

「ん、何?」

「い、いえ!なんでもありません!」

歩き出したその時、目の前にあったものを見て硬直してしまう祐巳。そう、それは公衆電話でした
さっきのはおでんじゃなくてお電話を探してたのかよ!!
とんだ大ボケをかましてしまった祐巳でしたが、慌てても後の祭り。すでに夕子の姿は影も形もありませんでした
というか夕子は、この携帯電話全盛の時代に携帯持ってないのかよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「えっ、いないんですか?」

「じゃあ戻って来るまで待ってましょうか」

そして祥子のクラスにやってきた祐巳たちでしたが、あいにく祥子はちょうど席を外していました。
仕方ないので、祥子が戻ってくるまで時間を潰すことにした祐巳たち。
ちょうどここには、祥子のクラスの出しもの「おいしく体力測定」があるので暇潰しにはもってこいですね

「へーえ、跳んで飴を取る垂直跳びに、チョコがもらえる反復横跳びねぇ、祐巳ちゃん競争しようよ!」

「いいですよ!」

聖が祐巳に勝負を持ちかけたのは反復横跳び。意外とノリのいい祐巳は「やってやるぜ」と勝負を受けることにします
そして祐巳、聖、蓉子の3人が並んでスタートの合図が…って、蓉子さまも一緒に参加するんかよ!!
な、なんという…蓉子さまが反復横跳びなんてハマーン・カーンが反復横跳びするくらい物凄い光景ですよ(えー
そういえばこの人、一見するとクソ真面目で優等生な割に、妙にこういうお遊びが好きな一面があったなあ
いちご牛乳オレごっつぁん飲みだとか(えー

「はあ、はあ、はあ、はあ…!」

「あれ、可南子ちゃん?」

「あっ、祐巳さま!ま、混ぜてください!」

「ど、どうしたの?」

「追われているんです!」

って、いざ反復横跳びスタートというその時、いきなり教室に飛び込んできた可南子!
「人に追われている」と相当焦っているようで、追っ手をまくために3人に混ざって反復横跳びを始めます
でも追っ手の目をごまかすのに反復横跳びって、それ全然カムフラージュになってないんじゃないかな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あっ、夕子ちゃん…?」

「あっ、おでん…?」

「お願い、知らんぷりしてください…!」

その時、可南子の言う追っ手が廊下をバタバタ通り過ぎて行きました。やはりというなんというか、追っ手の正体は夕子です
こんな形で再び会うことになって思わず驚きの声を漏らす蓉子たち。というか祐巳、「あの人はさっきの…」とか言うならともかく
おでん呼ばわりは酷くないか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「何があったの?」

「ちょっと、会いたくない人とばったり…それで逃げ出したら追いかけてきたので…」

なんで夕子から逃げているのか尋ねる祐巳でしたが、可南子の返答は「だって会いたくないんだもん」というハッキリしないものでした
いくら会いたくないとはいえ、ここまで必死に逃げるだなんて…何かよっぽどの理由でもあるんでしょうか?

じぃーーっ
って、気がつけば教室に戻ってきていた祥子がじろじろこっちを見ていました
ま、待ってください、ここには久しぶりに会う蓉子お姉さまがいるというのに、このまったく嬉しくなさそうな視線は一体…(えー
むしろ「なんでお前らがここにいんの?」とウザがっているようにさえ見えます、まさかこれが祥子の本心なのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ちょっといらっしゃい」

「えっ、どちらへ…」

「保健室よ。祐巳もいらっしゃい」

な、なんと祥子!蓉子さまを無視して可南子と祐巳を連れ出した!!
シカト!?尊敬するお姉さまがすぐ横にいるのにシカト!?いくらなんでも冷たすぎます、蓉子さまが一体なにをしたー!

「お取り込み中みたいね」

「お姉さま…すみません、せっかく来ていただいたのに…」

「気にしないで、私達も用事が出来たからまた後で会いましょう」

そ、そんな今さら「あれ、お姉さまいたの?」みたいに謝ってもらっても!(えー
謝るなら最初だろ祥子…蓉子は蓉子でさっきの夕子が気になるらしく、聖と2人で教室を出て行ってしまいます
久しぶりに会って最初に言うことが「私今あんたに構ってる暇ないから」「私もそうだから」とはなんたる姉妹だ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

そして祐巳と可南子を連れた祥子は、保健室へ向かって歩き出します。どうやら保健室で誰かが祥子たちを待っているようで…

「保健室のその方、学園祭に入れずに困っていらしたんですって、娘さんに会いに新潟から来られたそうよ」

「…!?」

「…?可南子ちゃん?ま、まさか…」

「そうよ、保健室にいるのは可南子ちゃんのお父様なの。会う気があるのなら、自分の意思で中にお入りなさい」

保健室の待ち人とはなんと可南子パパ!保健室のドアの前に来ると、祥子は中に入るかどうかを可南子に選ばせます
しかし可南子は、どんよりとした顔で下を向いたまま立ち尽くしてしまい…どうやら相当父親のことを毛嫌いしているようですね

「…」

「無理にとは言わないわ、でも…一生会えないことだってあるのよ」

「え…!?」

「その時、言っておきたいことがあったのにって後悔しても遅いの」

「父は…父はどこか悪いんですか!?」

「真っ青な顔をして保健室に来たそうよ、ベッドを貸してもらえないかって」

「お…!お父さん!!」

「お父さん死んじゃヤダー!!」と血相を変えて保健室へ飛び込む可南子!
そんな可南子の目に飛び込んできたのは、保険の先生とお茶をすすってくつろいでいる父親の姿でした。えー!?
そう、今の話は祥子が大げさに話しただけだったのです、それにしても意外と釣られやすいんですね可南子:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「しめしめ引っかかったな」と言いたげにニヤニヤしながら保健室に入ってくる祥子。
祥子の細川親子仲直り大作戦は第一段階終了といった感じでしょうか(えー
可南子が父親を大事に思っていることは今の叫びをご覧の通り、あとは2人が素直な気持ちで話し合えば…

「お父さんなんて最低!!」

「!?」

あぁ!?そ、そんな!祥子の仲直り大作戦がいきなり終わってしまった!!(えー
父親への親愛の情を口にするかと思いきや、なんと反対に「くたばれこのクソ親父」と罵倒を始めてしまった可南子。
計算が狂った祥子はポカーンと2人を見守ることしかできません

「みんなお父さんが悪いのよ!お母さんと離婚したのも、
 劇のセリフが上手く言えないのも、それに夕子先輩のことだって!
 お父さんが夕子先輩の人生をメチャクチャにしたのよ!!」

げ、劇のセリフが言えない?一瞬なんのことだかよく分かりませんでしたが、
自分が男嫌いなせいで男役のセリフが上手く言えない → そもそも男嫌いになったのは父親のせい
ってことなんでしょうな
どうやら可南子は父親について相当幻滅してしまっているようです、その原因は「夕子の人生をメチャクチャにしたこと」が関係しているようですが…
しかし夕子と可南子は同じ細川って苗字なのに、先輩と呼んでいるのは一体…ま、まさか…

「違うわ、可南子のお父さんのせいじゃないの」

「夕子先輩…!?」

とその時、タイミングよく保健室に現れた夕子!どうやら蓉子たちがここまで連れてきてくれたようです
というか蓉子はさっき祥子たちが保健室に向かったことを知らずに別れたんですが
夕子を見つけてすぐここにやってくるとはさすがです蓉子さま(えー

「ずっと可南子と話がしたかったの、でも避けられてたから…私、高校に入ってから交通事故でケガをしてね
 医者からバスケはやめた方がいいって言われたの」

「…」

「どうしたらいいか分からなくて、細川コーチのことを思い出したの…昔、体を壊して現役を引退したコーチなら
 私の気持ちを分かってくれるって…それから2人で会うようになって…
 バカな私は、可南子のお父さんを好きになった…」

「す、好きに、なった…?」

「うん。逃げないでちゃんと言えばよかった、可南子のお父さんが素敵だったから私は好きになったの。
 可南子には私のせいで苦しい思いをさせちゃった…ごめんね…」

ぎょええええええええ夕子と可南子パパは夫婦だったのかよ!!
ケガの相談をしてるうちに仲良くなっちゃったと!?仲良くなりすぎて細川夕子になっちゃったと!?
と、とんでもない話だなおい…夕子って少なくとも蓉子より年下だろ…そりゃあ可南子も「最低の父親」って切れたりしますわな

「わ…私だって分かってた!お父さんが、お母さんの”仕事を続けたい”って
 希望を叶えたってこと!お父さんが家を出て行ったのも
 お母さんの仕事のストレスのせいで、お互い話し合った結果だってこと!」

「お父さんは悪い人なんかじゃない」と心のどこかで思いながらも、今まで確信が持てなかった可南子。
可南子の両親が別れたのも、可南子ママが旦那と生きるより仕事と生きることを選んだことが原因のようです
父親の気持ちを今ハッキリと理解した可南子は、感極まってボロボロと泣き崩れてしまい…
こんな時になんですが、この可南子のセリフ物凄い説明的だな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(可南子ちゃん、もう大丈夫だよね)

「おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ…」

「あ…」

「さっき、ここでオムツを替えさせてもらってたんだ」

「じゃあ保健室に来たのは…」

「可南子の妹よ、次子(ちかこ)って言うの…抱いてみて?」

すでに子供まで産んでやがったあああああああああ!!
これはないだろおおおおおおおこれはないだろお父ちゃん!!百歩ゆずって現役女子高生と40過ぎのおっちゃんが
恋仲になってしまったとしましょう、でも高校も卒業しないうちから孕ますなんて私は許しませんよーっ!!
ゴムだけはしろよ!どんなことがあろうともゴムだけはしろよ!!(えー
なんでも夕子は年齢的に祥子とタメだそうですから、逆算すると15だか16歳の頃に一発やってしまったってことか…

いやもうなんていうか…仮にうちの親父がある日突然
「ちょっと15歳の女の子妊娠させてきちゃった。うちの母さんとは離婚してその子と再婚するわ」
なんて言い出したら
俺は本気で怒り狂って親父に殴りかかると思います(えー
いくらなんでも親父それ人の道を外れちゃってるよ…せめてゴムしてればまだ人でいられたのに:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「一件落着〜!さて、我々もどこかへ回りますか」

「そうね、まだ1時前だから」

あとは家族水いらずでゆっくり話をさせることにして、保健室を出た祐巳たち。
私としては言いたいことは山ほどあるんですが、まあ一件落着ということにしておきましょう(えー
しかし、1時という言葉を聞いてあたふた慌て出してしまう祐巳。そう、ドリルが若草物語の劇をやるのがちょうどこの時間だったのです

「1時…?い、いけない!若草物語が!」

「先にお行きなさい!!」

「はいっ!!」

 

全速前進DA!!と言わんばかりにビシッと指を指す祥子!なんだこの演出はー!
まるで逆転裁判のワンシーンのようです、事情を知らない蓉子たちの前でよくこんな恥ずかしいポーズを:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「な、なんであんなに焦っているの?」

「演劇部の舞台に、山百合会の手伝いをしてくれている一年生が出るんですの」

「あぁ〜!あの電動ドリルか!」

公式でドリル発言キター!!ついにやりやがったー!
祐巳が頭の中でこっそりドリル呼ばわりすることは知ってましたが、まさかこんなハッキリとドリル認定するとは…
これで名実ともに瞳子は完全なるドリルですね、おめでとうドリル(えー

そして、なんとかドリルの出番が来る前に劇場へすっ飛んでいった祐巳。
祐巳曰くエイミーは「生意気で意地っぱり」なキャラだそうで、まさにドリルのための役と言っても過言ではないでしょう
ドリルは文句のつけどころがない演技でエイミーを演じ切り、劇の後祐巳はドリルを誉めに楽屋を訪れるのでした

「瞳子ちゃん、良かったよ!」

「遅刻してきたくせに」

「あれ、気がついた?でも瞳子ちゃんが最初のセリフを喋る前だってばぁ」

「着替えるのでそこどいてください」

えーとエイミーの演技してるんじゃないよね?ドリル本人だよね?(えー
生意気で意地っぱり…本当そのまんまな性格してるな…本当は嬉しいくせに素直じゃない奴です
しかし、ドリルの物言いに腹を立てるかと思いきや、逆に祐巳は妙に嬉しそうな表情を…

「(にやにや)」

「…?な、なんですか?」

「瞳子ちゃんさ、それ脱いだらそのままとりかえばやの衣装着るの?」

「もちろんですけど」

「じゃあ、いっそこのまま出かけない?」

「は…はぁ!?」

なんと、「もたもたしてたら瞳子と学園祭を回れなくなる」という理由でそのままドリルを連れ出してしまう祐巳!
有無を言わさずドリルの手を掴んでドタバタと…ってまたしてもなんだこの演出はー!!
まるで祐巳とドリル愛の逃避行のようです、一緒に学園祭回るってだけでこの演出はなんなんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


そして大急ぎで学園祭を回った後は、いよいよ本日のメインイベント・とりかえばや物語の時間です
祥子の考えた男女の役入れ替えは、意外にもお笑い要素として大ブレイク。
なんと言っても日光月光の女装姿が破壊力抜群だったようで、蓉子や聖も腹を抱えて大笑いしていました
そりゃこの顔と野太い声で「まあ」とか「うふふ」とか言われたら、誰もが吹き出すでしょうなあ

そして劇が無事に終了した後は、キャンプファイヤーを囲んでフォークダンスが行われていました
というかアニメの学園祭って、必ず最後はこれで締められますよね。スクールデイズもとらドラもキミキスもコードギアスも…
でも実際にはこんな暗くなる前にみんな帰ると思うんですがどうなんでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「祐巳、ちょっと歩かない?」

「あっ…はい」

とその時、祐巳をキャンプファイヤーから連れ出して2人きりの時間を作る祥子。
そういえば学園祭の日は、この2人がスールになった記念日でしたっけね。何か思うところがあるのかもしれません

「私たちがスールになってちょうど1年ね…」

「はい…」

「私はね祐巳、今夜特別に何かするつもりはなかったわ。どうしてだか分かる?」

「…?」

「私にとっては、何も今日だけが特別な日ではないからよ。だって明日も明後日も…
 変わりなく祐巳は私の妹…今までもそしてこれからも。
 私にとっては今日は特別でもなんでもない、昨日と変わらないただの一日よ」

「…!」

「私の言ってる意味…分かるかしら」

「あはは…目からウロコじゃなくて、涙が出ちゃいました…」

「ふふ、バカね…」

百合シーンキター!!
祥子の「これからもずっと一緒」発言に感極まって、泣きながら抱きついてしまう祐巳。
おそらく「お姉さまさえいれば他に何もいらない!」的な心境じゃないでしょうか

「祐巳…」

「…」

「あなた、妹を作りなさい」

「え…!?」

ギャガーン!!お、お姉さまさえいれば他に何もって言ってるそばからー!!
まさかの発言に激しくショックを受けてしまう祐巳。祥子は一体どういう意図があってこんな発言を…?
というか2人の修羅場を見つめるマリア様がとても気まずそうです(えー
「あぁもう見てらんない、早く帰りたいわ」というマリア様の悲鳴が聞こえてくるようだぜ…次回に続く!

(C)今野緒雪/集英社・山百合会3




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