■イナズマイレブン
第19話「よみがえった天才!」
「ほ、本当か!?本当にあの一之瀬なんだな!?」
「うん、電話があって今日日本に到着するって…」
前回ラストで一之瀬からかかってきた電話、それはアメリカから日本に帰国することを伝えるものでした
そんな一之瀬を迎えに土門と空港へ向かった秋。しかし2人とも、死んだはずの一之瀬からの連絡には半信半疑のようです
「でもあいつは、一之瀬はあの事故で亡くなったって…遠くの町の大病院に運ばれて、
一之瀬の親父さんから連絡が来たじゃないか!生きてるならなんで死んだことに…
なんで今まで連絡くれなかったんだ…!?」
「…うん…会えば分かるよ。早く会いたい、元気な姿を見たい…一之瀬君…!」
2人の疑問は尽きることはありませんが、「それでもまた一之瀬君に会えるなら…」と思ったその時
秋がみるみる恋する乙女の表情に!!
うわああああなんてこった、秋がこんな表情見せるのなんて初めてですよ!明らかに一之瀬に惚れてますねこりゃ
これまで地道に積み上げてきたフラグを一発で粉砕された土門が可哀想すぎる:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
(あら…?入部希望者かなぁ)
ってその時雷門中のグラウンドには、秋達が空港で到着を待っているはずの一之瀬が!
空港を通らずにどうやってここへ!?幽霊か!?やはりこいつは幽霊なのか!?(えー
「ドラゴンッ!!クラアアアッシュ!!」
ズッドオオオオオ!!
「熱血パアアアンチッ!!」
バゴオオオオオッ!!
「わぁ〜…!」
染岡さん達が次々に放つ必殺技を、目をキラキラさせながら見つめる一之瀬。むう…一之瀬は天才プレイヤーと聞いていましたが、
染岡さんの必殺技に感心してるってことは実はあんまり大したことないのか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「おぉーい!ボール取ってくれよ!」
その時、円堂達の練習していたボールがラインを割って一之瀬の所へ…雷門イレブンのプレーを見てうずうずしてしまった一之瀬は
そのボールを使って自分もピッチに乱入!華麗なドリブルを始めると、簡単に半田たちを抜き去りゴール前までやってきてしまいます
「す、すっげぇ!」
「ふふっ」
「ようし!来いっ!!」
一之瀬のタダモノじゃない動きを見て「オラわくわくしてきたぞぉ!」と手合わせをしてみたくなった円堂。
一之瀬にシュートを打ってくるよう要求すると、一之瀬もそれに応えて必殺シュートの体勢に入ります
「スピニング!シュートォォッ!!」
ギュゴオオオオオオン!!
「ゴッドハンドオオオッ!!」
スピニングバードキーック!(えー
逆立ちしながら回転ってあんまり強くなさそうなシュートだな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
しかしそんなイロモノっぽい技でも意外なほどの破壊力が!ゴッドハンドでも威力を殺し切れずボールから煙が立ちのぼるほどです
それでもこの勝負、かろうじてボールを押さえ込んだ円堂の勝ちですね
「な、なに!?」
「うぐぐぐぐ…」
「ははっ、君の勝ちだ!」
「ペナルティエリアの中からシュートしてたら、そっちの勝ちだった!」
「素晴らしい技だね、アメリカの仲間にも見せてやりたいなあ」
「アメリカでサッカーやってるのか!?」
「ああ、この間ジュニアチームの代表候補に選ばれたんだ!」
「聞いたことがある…将来アメリカ代表入りが確実だろうと評価されている、天才日本人プレイヤーがいると」
「「「へえええ〜!!」」」
そういえば聞いたことがある!さすが情報通の鬼道さん、すでに雷門のテリーマンポジションを確立しております(えー
まだ中学生なのに代表入り確実とまで言われており、すっかり雷門イレブンの憧れの的となってしまった一之瀬。
みんな目をキラキラさせながら一之瀬に群がってワイワイ騒いでいると…
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「一之瀬君どうしたのかなぁ…予定の飛行機にも乗ってなかったし、携帯電話も繋がらないなんて…」
「とにかく、連絡待とうぜ」
そこにやって来たのは、空港でずっと放ったらかしにされて待ちくたびれた土門と秋でした
一之瀬…昨日秋と電話で「空港で会おう」って話したんだろうに、
それをほっぽってサッカーに夢中ってのはちょっとひどくないか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
わいわいがやがや
「…?何してるのみんな?」
「おお木野!こっち来いよ、凄くサッカーの上手い奴が来ててさぁ!」
がばっ!!
な、なにいいいいい!?一之瀬お前なにやってんだー!!秋が目に入った瞬間いきなり抱きつくとか!
自由の国アメリカなら許される挨拶かもしれませんが、この美しい国日本じゃそんなセクハラ認めませんよ!(えー
「えっ…え!?」
「「「えええええええええ!?」」」
「お、お前なにをーッ!!」
いきなり秋に抱きついた正体不明の男に土門ブチ切れ!そりゃあ今までほぼ土門が独占していた秋を
こうも簡単に取られちゃたまったもんじゃないでしょう(えー
しかし「どこの馬の骨だ貴様ー!」と詰め寄ったその瞬間、土門はようやく相手が見覚えのある顔をしていることに気づきます
「………あっ!?」
「久し振りだね!」
「…え…!?」
「俺だよ、ただいま秋!」
「い…一之瀬君…!」
ついに念願の再会を果たしたアメリカ3人組!久々に話したいことが山ほどある3人は、
3人だけで落ち着いて話をしようとグラウンド脇のベンチへ腰かけます
「でもどうして?」
「予定より早い飛行機が取れたから、早く行って驚かせようと思ってね。まさか土門も同じ中学だなんて!」
「どーせ俺は秋のついでだよ」
「ふふふっ」
お、おいおい一之瀬あんた土門のことはまったく調べてなかったのかよ!(えー
そういえば秋には電話したのに土門は放置だったしなあ、もし土門が雷門にいなかったら
一之瀬は秋にだけ会ってアメリカに帰ってたってことか。土門涙目すぎるだろ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「あの時、2度とサッカーができないって診断されてさ…目の前が真っ暗になって…辛くて、落ち込んで…
こんな姿秋と土門に見られたくないって…だから父さんに頼んだんだ。いなくなったことにして欲しいって」
「そうだったの…」
犬をかばってトラックに轢かれたあの時、一之瀬は一命をとりとめたもののサッカーが出来ない体になってしまったようです
「3人で一生サッカー続けよう!」と約束した矢先の事故…それだけに、一之瀬は2人に合わせる顔がなかったんでしょう
でもその嘘で「一之瀬君が死んでボールを見るのも苦痛になった」っていう、きついトラウマを秋に植えつけてしまったしなあ
もう少し土門たちのことを考えるべきじゃなかったんだろうか…
「でも、やっぱりサッカーは諦め切れなかった。だから毎日必死にリハビリを続けたんだ、
あの約束があったから辛くて苦しい時も乗り越えられた…!」
(一之瀬君…よかった…)
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目をキラキラさせながお互いを見詰め合う2人…土門マジ入り込む余地ない(えー
こんな2人の世界を作られちゃ土門がお邪魔虫みたいじゃないか!先週まで勝ち組だと思ってた土門がなんという哀れな…(つд`)
「おーい一之瀬!一緒にやろうぜー!」
「ああ!土門!」
「おう!」
そして円堂に声をかけられ、再びグラウンドに駆けていく一之瀬と土門。
雷門イレブンに混ざってサッカーを始めますが、やはり一之瀬のテクニックは並大抵ではありません
雷門イレブン達はまるでその動きについていけず、宍戸、半田、少林寺、マックス、影野と次々にかわされ
一之瀬は円堂のいるゴールに向かって駆けていきますが…
ズザアアアアッ!!
しかしここで鬼道さんキター!守備に定評のあるこの人ならば他のメンバーとはわけが違う!
明らかに他と動きが違う鬼道さんを前に、ニコニコしていた一之瀬も真剣勝負の表情に変わります
「ふっ!!」
スパアッ!!
「もらったァ!!」
鬼道さんにヒールリフトを仕掛けて抜きに行く一之瀬!しかし鋭い読みでそれを察した鬼道さんは
即座に大ジャンプしてボールの行く手を遮る!そしてボールは鬼道さんがトラップしたかに思われましたが…
ボヒュウン!!
「なに!?」
ところが次の瞬間、そんな鬼道さんから逃げるように空を滑るボール!そう、一之瀬は鬼道さんが跳んでくることを読んで
ボールにカーブ回転をかけていたのです。というかこの映像、最初はゆっくり回ってたボールが
鬼道さんの目の前でいきなり高速回転を始めてますよ!一之瀬は一体どんな魔法を使ってこんなテクを:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
(ヒールリフトを読んでいたなんて…!凄いや!)
(それを見抜いてカーブを…!しかもヒールでかけていたとはな!)
「鬼道と互角…!?いや、それ以上に渡り合えるとは…!」
「よぉーし!今度は俺とPK対決だ!」
さすがにそれだけで振り切られる鬼道さんではありませんが、一之瀬の技術の高さには豪炎寺ですら驚きを隠せません
そんな一之瀬のプレーを見てるだけじゃ我慢できなくなった円堂。俺とも勝負しろと一之瀬と一対一のPK対決を行うことに…
「15対15だ!もう1本!」
「もう1時間以上もやってますよ」
「2人とも負けず嫌いだから」
「ふふ、でも似てますね〜。外見は全然違うのに」
「うん、初めて円堂君に会った時からずっと感じてた」
そして両者互角のままいつまでも終わらないPK対決。1時間だろうと2時間だろうと、1日中だろうとボールを蹴っていても
全然飽きないサッカーバカな2人…そんな似たもの同士のいつまでも続く勝負を、秋達は微笑ましく思いながら見守るのでした
「2人ともがんばってー!!」
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「ぷう…このチーム、いいね!秋はこんな凄い奴らとサッカーをやってたんだ!」
「ふふ、うらやましいでしょ」
「ははっ、まあね。でも俺のアメリカのチームだって負けてないよ」
そんなPK対決もようやく一区切りついて、いったん秋の横で一息入れにきた一之瀬。
そして元気な一之瀬を改めて実感した秋は、それが嬉しくて仕方ないようです
「一之瀬君、本当に元気になったんだね!」
「ああ、心配かけてごめん」
「ううん…」
そしてお互いを見詰め合う2人…また2人のキラキラ時空発動かよ!お前らイチャイチャしすぎですよ!(えー
まったくこいつらたったの1話で完全にバカップルだな…とその時、一之瀬は雷門イレブンを見つめる秋の視線に何かを感じてしまいます
「好きなんだね、円堂のこと」
「え!?」
「分かるよ、俺も円堂のこと好きになっちゃったから」
「え、あ、あぁ、私円堂君のことそんな風に考えたことなんて!?」
結局円堂のこと好きなんかお前はー!!
これだけ一之瀬とイチャイチャしておきながら!結局好きなのは今まで特にラブい描写もなかった円堂ってわけ分かんないですよ秋!
前回までは、秋は円堂よりもっぱら土門といることの方が多かったしなあ…
なんか秋があっちこっちの男にふらふらしてるビッチみたい:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「円堂、仲良くなった記念に一緒にやりたいことがあるんだ!」
「ん?いいぜ、やろう!」
「土門も協力してくれ!」
「え?まさかあれか!」
「そう、トライペガサスだ!」
そして休憩を終えた一之瀬は、なんとあのトライペガサスを行うことを提案します。これからの試合に役立てるための習得ではなく、
あくまで一之瀬と円堂達が出会った記念のための技。なのでトライペガサスの3人目は豪炎寺でも鬼道さんでもなく、
一之瀬が「一緒にやりたい」と言った円堂が務めるようですな
「はあはあ…!はあはあ…!はあ…!」
「ま、また失敗か…!」
「3人の息がまだ合ってないんだ…!トライペガサスは、トップスピードで走る3人が交差することで
1点に力が集中し、ボールに強いパワーが注ぎ込まれる技…3つの直線が1つの点で交わった時が成功なんだ!」
「すまない、原因は俺だ…!1点で交差しなければならないのに、俺だけ微妙にポイントがズレてる」
「もう100回はチャレンジしてるぜ、この辺で諦めるって手も…」
「頼むもう一度!何か掴めそうな気がしたんだ!」
しかしトライペガサスの習得は予想以上に難しいようです、100回もチャレンジしてようやく手ごたえをかすかに感じてきた程度…
さすがに土門と一之瀬はボールの1点へ交差を合わせられるようですが、今日始めてこの技をやる円堂はコツが掴みにくいようで…
何度も何度も失敗を繰り返すうちボロボロになっていく3人。しかし、絶対に諦めまいとそれでもチャレンジを続けます
「全国大会で使う技でもないのに、ここまでしてやる意味って…」
「意味なんて関係ないよ、円堂君達は一緒にこの技を完成させたいだけ。ただそれだけなの」
「男の子って、わけ分からないですよね」
「だから応援してあげたくなるんじゃない」
「はい!」
「「がんばれー!!」」
ただひたすら男のロマンのためだけにやっているこの特訓。春奈は「そんな無意味なことに必死にならなくても…」と言いますが
意味があろうとなかろうと、それでも円堂達は無茶をやらずにいられないのです
「男には4つの習性がある!
1つ、ばかな目標を持っちまうこと!
2つ、目標以外は見えずにまっしぐらに進んじまうこと!
3つ、その結果とことん叩きのめされちまうこと!
4つ目は…それでもやっぱり立ち上がっちまうこと!
立ち上がっちまうしかないことだ!!」(えー
そんな円堂達が特訓を続けているとは露知らず、理事長のお見舞いに病院を訪れていたお嬢。
しかしその表情にはなんだか元気がありません。嫌なことでもあったのかな?そんなお嬢がふと窓の外を見ると、
そこには町を見下ろすようにそびえ立つ大きな鉄塔が…ここは円堂がいつも自主トレに使っている練習場ですね
それを見て円堂の姿を思い浮かべたお嬢は、なぜか病院を飛び出して鉄塔の下へ向かってしまいます
「…」
「あれっ?こんなところでどうしたんだ?」
「あ…ちょっとね」
「…?」
鉄塔の下でしばらく物思いにふけっていたお嬢。するとそこへ、今日の学校での練習を終えた円堂が現れました
ナイスなタイミングですよ円堂、でもやはりお嬢の表情は暗いまま…やはり何か悩みでも?
ここへ来たのは、それを円堂のパワーで吹っ飛ばしてもらいたかったとか…?
「理事長、具合悪いのか?」
「ううん、日に日に良くなっているわ…」
「…」
お嬢の様子が変なことに気づいて話を聞く円堂。ベンチに座ってひとまず理事長のことを尋ねてみると
「お父ちゃんはどんどん良くなってるから大丈夫」との答えが…しかしその言葉と裏腹に、
お嬢の表情はますます暗く沈んでしまいます。これってまさか、理事長の容態が相当ヤバイことになってるんじゃ…
ぱしっ
「来いよ!」
「え…?」
「へへっ!」
そんなお嬢の暗い心境を察した円堂は、なんとお嬢の手をぎゅっと握ってベンチから立たせます
うおおおお嬢とのスキンシップ!こいつは盛り上がってまいりました
そして円堂がお嬢を連れてきたのは、町中が見渡せるほど眺めのいい鉄塔の上でした
「わぁ…!」
「俺の一番のお気に入りの場所なんだ。これ見てたらなんだか自分がちっぽけに思えてさ、
悩んでることとかどうでもよくなっちゃうんだ」
悩んだ時にはここへ来て開放感を味わうことが円堂なりの解消法。お嬢の悩みもこれで消してあげるつもりのようですね
これにはお嬢もかなり感激しているようで、結構な効果がありそうですが…
「ええ…」
「…」
しかし、確かに表情は明るくなったものの、まだまだ弱々しさが感じられるお嬢の表情。
これで完全に悩みが晴れたわけじゃないようで…お嬢を見つめる円堂もそれに気づいているようです
円堂は本当にこういうことによく気のつく奴だなあ
「一人ぼっちじゃないんだぞ」
「えっ…」
「お前には俺達がついてるだろ、みんなお前の仲間だ」
「円堂…君…」
「へへっ!」
「…うん…!」
ぬはあああお前らもうそのまま結婚していいぞ!(えー
うんですって!お嬢がうんですって!なにこの円堂にしか見せない素直な反応!まったくお嬢×円堂は最高だぜ
頼りがいのある円堂のおかげで、お嬢も今日を乗り切ることができたようでよかったよかった
そういえば秋が円堂を好きとかなんとか言ってた気がしますが、もうヒロインはお嬢確定なのでそこんとこよろしく:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「あいつら、準決勝まで勝ち上がってきたぞ」
「分かっている」
「…頼んだぞ」
「ああ…世宇子は必ず俺が倒す」
一方その頃、病院に来ていた鬼道さんが話していたのは…ってあぁ!?げ、源田生きてたー!!
あんな超兵器みたいなシュート食らって生きてたんですか源田!でも入院生活は余儀なくされてるみたいね
というか雷門も世宇子ももう準決勝まで勝ち上がって来てたのか…
果たしてあと1度の戦いで、雷門はあの世宇子の超次元すぎるレベルにまで到達できるのか…
「こんばんわ〜」
「あら秋ちゃん!いいところに来たわ、お料理手伝って!」
「え?あ、はい」
「一之瀬君の話が聞きたいって、次々と集まってきちゃって大変なのよぉ」
その日の晩、一之瀬は円堂に誘われて円堂宅で晩ご飯を食べることになっていました。
そして秋も「タダメシが食えると聞いてやってきました」と円堂の家を訪れますが、
なんとすでに円堂の家は、鬼道さん以外の雷門イレブン全員で溢れかえっていました。お前らそんなにタダメシが食いたいのか!(えー
(ふふ…みんな同じこと考えてたんだ!いいなあ…今日だけは男の子に生まれ変わって、
私もサッカーの話で盛り上がりたいなあ)
ワイワイ盛り上がる雷門イレブンを羨ましく思いながら、円堂ママと一緒にせっせとおにぎりを作る秋。
というか秋って円堂ママとこんなに親しい間柄だったのか…さっきの鉄塔でヒロインはお嬢確定かと思いましたが、
まさか秋に親公認の仲という奥の手が残されていたなんて!(えー
ますますヒロイン争奪戦は熾烈なことになりそうですな
でも可愛さで言うなら風丸最強だから困る(えー
この笑顔の可愛さときたらどうか…もはやヒロインは風丸で決まりなのかもしれん、腐女子的な意味で:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「午後の飛行機でアメリカに帰る、それまでに必ずトライペガサスを完成させるんだ!」
そして次の日、一之瀬は早くも今日の午後アメリカに帰ってしまうそうです
昨日の特訓では結局完成させることが出来なかったトライペガサス…それをなんとしても今日のうちに完成させようと、
円堂達は再びトライペガサスの特訓を開始します
「うわあっ!?」
「くうっ…!もう少しなのに…!」
「もう一度だ!」
すでにかなりのレベルまで完成してきているトライペガサス、3人の交差もほぼ1点で交わっているように見えますが
それでもわずかな誤差のせいか完成まで一歩及びません
そしてその最後の一歩がまた遠い道のり…何度チャレンジを繰り返しても、どうしても惜しいところで技が失敗してしまいます
そうしているうちに時間はどんどんと過ぎていき、ついに午後3時をまわってしまうことに…
「「「はあ、はあ、はあ、はあ…!」」」
(私もみんなの力になりたい…力に…!)
もうこれ以上特訓を続ける時間はありません、このまま未完成で終わるのかと悲壮感が漂い始めた円堂達。
どうにかして3人の力になりたいと秋が苦悩していると、その脳裏に初めてトライペガサスを習得した時の記憶が…
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|
「あっ…!」
「マ、マネージャー?」
「思い出したの、ペガサスが飛び立つには乙女の祈りが必要だって!」
へっ…?ぺ、ペガサスに乙女の祈り?(゜д゜;)秋さんそれってペガサスじゃなくて
ユニコーンの間違いじゃないんですか!(えー
テイルズオブファンタジアをやった俺が言うんだから間違いない:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「はあ…はあ…んっ、木野…?」
「私が目印になる。3人が1点で交差出来るようにポイントに立つわ」
「マ、マネージャー!?そんな事したら危ないッスよ!」
「大丈夫…私、みんなを信じてる!」
そんな秋が思いついたこととは、自分が交差ポイントの目印になることで3人の誤差を修正するということでした
しかしトライペガサスは、3人が全速力で突っ込んでくるうえにボールを竜巻で吹き飛ばす技…
その交差ポイントに立っていたりしたら、技が失敗した時にどんな大ケガをするか分かったもんじゃありません
「…頼むぞ、木野」
「キャ、キャプテン!?ポイントの前に立つってことは、失敗したらマネージャーは…!」
「だから成功させるんだ、木野は俺達の成功を信じてくれてる!信じる心には…」
「行動で応える、だね」
「へっ?」
「はは…ったく、あの時と同じだな」
「初めてトライペガサスを成功させた時も、今と同じように秋が
ポイントの前に立って…円堂、俺も君と同じ事を秋に言ったんだ!信じる心には…」
「行動で応える!!」
なんと以前トライペガサスを完成させた時にもこんな無茶をやっていた秋。失敗したらえらいことになってしまいますが、
「だからこそ絶対に失敗できない」という緊張感がこの技を成功させる鍵のようです
そして秋を交差ポイントに立たせ、ついに3人は最後のチャレンジを開始することに…
「チャンスはこの一度のみ…!」
「「「絶対に成功させるんだ!!行けえーーっ!!」」」
アテナのために今こそ!飛び立てペガサスよ!!(えー
ついにその完壁な姿を現したトライペガサス!苦労しただけあって派手な技ですなー
しかしこれだけ凄い竜巻が巻き起こるんじゃ、あんな近くにいた秋は結局ぶっ飛ばされてしまったんでは:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「やったああああっ!!できた!できたよ一之瀬!!」
「ああ!やったな円堂!ありがとう土門!」
「おお!どうよぉ!」
「うん!みんな素敵よ!」
「素敵でヤンスー!」
「へっ?」
ついにトライペガサスを完成させた歓喜に震えながら、思い切り抱き合って喜びを分かち合う円堂たち。
しかしその中には、なぜか何もしてない栗松達の姿まで…
「お前ら何どさくさに紛れて混ざってるわけ?」と気の抜けたような顔をする円堂でしたが…
「へへっ、俺達だってマネージャーを守ろうって…なっ」
「うん!」
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な、なんと!トライペガサスが発動したあの瞬間、我が身を盾にして秋を竜巻から守っていた栗松達!
おお、さっきの私の突っ込みは栗松達がすでにフォローしていてくれていたのか…こいつ等なんて気の利く奴らなんでしょう
「お、お前達…!嬉しいことしてくれるぜ、この〜!」
「へへへっ、万が一に備えてたのは俺たちだけじゃないでヤンス」
「えっ?」
影の立役者な栗松達に改めて飛びつきながら喜ぶ円堂。しかし栗松は、備えのために動いてたのは自分達だけじゃないと言います
そんな栗松の指差した先には、栗松達がカバーし切れなかった時のために、医療器具を持ってきていたイレブン達が…
「み、みんな…!」
「秋…!このチームは最高だよ!円堂、君達に会えて本当によかったよ!」
仲間を大事にする雷門イレブン達に心から感動した様子の一之瀬。
そして最後にまたあの爽やかスマイルを残すと、ついに一之瀬はアメリカへと旅立っていくのでした
「あの飛行機かな…」
「うん、多分ね…」
「一之瀬ぇーーっ!また一緒にサッカーやろうぜー!!」
太陽も沈もうとしていた頃、雷門中の頭上を飛んで行ったアメリカ行きの飛行機。あの中に一之瀬も乗っていることでしょう
円堂はまた再会する日を夢見て飛行機へと叫びます、サッカーを続けていればまたいつか…
「うん!やろう!」
!?お、お前…帰ってなかったのかよ一之瀬!!ちょっと待ってくださいよ!
それって一体なんのために今日中に必死こいてトライペガサス成功させたのかと:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「い、一之瀬!?どうして!?」
「あんなに胸がワクワクしたのは初めてだ!だから帰るに帰れない、
もう少しここにいる!俺、一つのことに熱く燃えるみんなとサッカーがしたい!
円堂達と一緒にサッカーがしたいんだ!」
「雷門に来てくれるのか!?」
「うん!よろしく!」
転校してきやがったーー!!マジかよこれー!!
一之瀬さんあんた!「アメリカの仲間達も雷門に負けないくらい良いチーム」って言ってたのに、それ簡単に捨てちゃっていいんですか!(えー
それに一之瀬のポジションはMFだから、前回の宍戸ショックに続いてまたMFがリストラされてしまうよ(´・ω・`)
まあこの先世宇子と戦うのに、初期のメンバーじゃ到底かなわないからしょうがないんですが…
世宇子を相手に半田やマックスが戦うなんて、人造人間相手にチャオズが戦うようなもんだし…(えー
半田はおいてきた、修行はしたがとてもついてこれそうにない…
「みなさぁぁーーん!!」
「あっ、音無さん?」
「はあ、はあ、つ、次の対戦相手が決まりました…!」
一之瀬の加入に雷門イレブンが喜んでいたその時、準決勝での対戦相手を知った春奈が大慌てでやってきました
なんだかずいぶん動揺しているようですが、世宇子の他にまだやばい相手が残ってるってことでしょうか?
「つ、次の対戦相手は…木戸川清修です!」
「…!!」
「き…木戸川清修…!?」
な、なんと!木戸川清修と言えば豪炎寺の古巣の学校!これは豪炎寺にとって辛い戦いになるかもしれません
豪炎寺は木戸川にいた去年、帝国との全国大会決勝へ応援に来た妹が事故に遭い
自分も病院に向かって決勝戦を欠場し、サッカーを辞めてしまった身…木戸川のチームメイトからしたら
「一番大事な試合を台無しにして逃げた奴が、のうのうと別の学校でサッカーやってやがる」と見えてもおかしくないはず…
豪炎寺がそんな木戸川に引け目を感じて、不調に陥ったらえらいことですよ
何しろ豪炎寺はトライペガサス以外の合体技を全て担当する雷門の絶対的ストライカー…
豪炎寺の不調はすなわち合体技が全く使えなくなるということです、これじゃまた染岡さんの奇跡にすがるしかないのか…(えー
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